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図面 (13)

課題

ほぼ同時に複数の駅務機器から要求がくる処理を実用的な時間内において処理して処理結果を返す。

解決手段

複数の駅務機器と通信可能なサーバ装置であって、前記駅務機器からICカード識別するICカード識別情報を含む要求を受信する受信手段と、前記受信手段で受信された前記要求に応じて、一連のICカード処理を構成する処理を実行する処理実行手段と、前記受信手段で受信された前記要求に含まれる前記ICカード識別情報と、前記処理実行手段で実行された前記処理を識別する処理識別情報とを関連付けて関連情報として記憶装置に記憶する記憶手段と、前記受信手段で前記要求を受信した前記駅務機器との通信を切断する切断手段と、を有することによって課題を解決する。

概要

背景

従来、複数の駅務機器におけるICカード判定処理サーバ装置一元管理するシンクライアント型駅務システムが知られている。
特許文献1に開示されている駅務システムでは、サーバ装置が、旅客乗車媒体(ICカード等)の識別情報と、例えば自動改札機における入出場処理等に関する乗車情報とを対応付けて管理している。

概要

ほぼ同時に複数の駅務機器から要求がくる処理を実用的な時間内において処理して処理結果を返す。複数の駅務機器と通信可能なサーバ装置であって、前記駅務機器からICカードを識別するICカード識別情報を含む要求を受信する受信手段と、前記受信手段で受信された前記要求に応じて、一連のICカード処理を構成する処理を実行する処理実行手段と、前記受信手段で受信された前記要求に含まれる前記ICカード識別情報と、前記処理実行手段で実行された前記処理を識別する処理識別情報とを関連付けて関連情報として記憶装置に記憶する記憶手段と、前記受信手段で前記要求を受信した前記駅務機器との通信を切断する切断手段と、を有することによって課題を解決する。

目的

本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ほぼ同時に複数の駅務機器から要求がくる処理を実用的な時間内において処理して処理結果を返すことを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の駅務機器通信可能なサーバ装置であって、前記駅務機器からICカード識別するICカード識別情報を含む要求を受信する受信手段と、前記受信手段で受信された前記要求に応じて、一連のICカード処理を構成する処理を実行する処理実行手段と、前記受信手段で受信された前記要求に含まれる前記ICカード識別情報と、前記処理実行手段で実行された前記処理を識別する処理識別情報とを関連付けて関連情報として記憶装置に記憶する記憶手段と、前記受信手段で前記要求を受信した前記駅務機器との通信を切断する切断手段と、を有するサーバ装置。

請求項2

前記処理実行手段は、前記受信手段で受信された前記要求に含まれる前記ICカード識別情報に基づいて、前記記憶装置に記憶されている前記関連情報を検索し、前記ICカード識別情報を含む前記関連情報が存在する場合は、前記関連情報に含まれる前記処理識別情報に基づいて、前記処理を特定し、前記一連のICカード処理の次の処理を実行する請求項1記載のサーバ装置。

請求項3

前記処理実行手段により実行された処理に関する実行情報を前記受信手段で前記要求を受信した前記駅務機器に送信する実行情報送信手段を更に有し、前記切断手段は、前記実行情報送信手段により前記実行情報が送信されると、前記駅務機器との通信を切断する請求項1又は2記載のサーバ装置。

請求項4

複数の駅務機器と、前記駅務機器と通信可能なサーバ装置とを含むシステムであって、前記駅務機器は、ICカードからICカードを識別するICカード識別情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取られた前記ICカード識別情報を含む要求を前記サーバ装置に送信する送信手段と、を有し、前記サーバ装置は、前記送信手段により送信された前記要求を前記駅務機器から受信する受信手段と、前記受信手段で受信された前記要求に応じて、一連のICカード処理を構成する処理を実行する処理実行手段と、前記受信手段で受信された前記要求に含まれる前記ICカード識別情報と、前記処理実行手段で実行された前記処理を識別する処理識別情報とを関連付けて関連情報として記憶装置に記憶する記憶手段と、前記受信手段で前記要求を受信した前記駅務機器との通信を切断する切断手段と、を有するシステム。

請求項5

前記処理実行手段は、前記受信手段で受信された前記要求に含まれる前記ICカード識別情報に基づいて、前記記憶装置に記憶されている前記関連情報を検索し、前記ICカード識別情報を含む前記関連情報が存在する場合は、前記関連情報に含まれる前記処理識別情報に基づいて、前記処理を特定し、前記一連のICカード処理の次の処理を実行する請求項4記載のシステム。

請求項6

前記駅務機器は、前記処理実行手段により実行された処理に関する実行情報を前記サーバ装置から受信する実行情報受信手段と、前記実行情報受信手段により前記実行情報が受信されると、前記実行情報に基づいてユーザに対する接客処理を実行する接客手段と、を更に有する請求項4又は5記載のシステム。

請求項7

前記駅務機器は、券売機であって、前記接客手段は、前記実行情報受信手段により前記ICカードが正当である旨の実行情報が受信されると、料金受付画面表示装置に表示する表示手段と、前記表示手段により表示された料金受付画面の表示に応じて投入された料金を集計する料金集計手段と、を有し、前記送信手段は、前記ICカード識別情報と、前記ICカードの記録情報と、前記料金集計手段により集計された料金の集計結果とを含む要求を前記サーバ装置に送信し、前記処理実行手段は、前記要求に応じて、前記要求に含まれる前記記録情報と、前記集計結果とに基づいて前記ICカードに書き込む料金を計算する請求項6記載のシステム。

請求項8

前記送信手段は、前記実行情報受信手段により前記ICカードが正当である旨の実行情報が受信された場合であっても、入力装置を介してユーザによる取り消しの指示を受け付けた場合、前記要求を前記サーバ装置に送信しない請求項7記載のシステム。

請求項9

前記駅務機器は、券売機であって、前記接客手段は、前記実行情報受信手段により前記ICカードが正当でない旨の実行情報が受信されると、エラー画面を表示装置に表示する表示手段を有し、前記送信手段は、前記表示手段によりエラー画面が表示装置に表示される場合、前記要求を前記サーバ装置に送信しない請求項6記載のシステム。

請求項10

複数の駅務機器と通信可能なサーバ装置が実行する情報処理方法であって、前記駅務機器からICカードを識別するICカード識別情報を含む要求を受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信された前記要求に応じて、一連のICカード処理を構成する処理を実行する処理実行ステップと、前記受信ステップで受信された前記要求に含まれる前記ICカード識別情報と、前記処理実行ステップで実行された前記処理を識別する処理識別情報とを関連付けて関連情報として記憶装置に記憶する記憶ステップと、前記受信ステップで前記要求を受信した前記駅務機器との通信を切断する切断ステップと、を含む情報処理方法。

請求項11

複数の駅務機器と、前記駅務機器と通信可能なサーバ装置とを含むシステムにおける情報処理方法であって、前記駅務機器が、ICカードからICカードを識別するICカード識別情報を読み取る読み取りステップと、前記駅務機器が、前記読み取りステップにより読み取られた前記ICカード識別情報を含む要求を前記サーバ装置に送信する送信ステップと、前記サーバ装置が、前記送信ステップにより送信された前記要求を前記駅務機器から受信する受信ステップと、前記サーバ装置が、前記受信ステップで受信された前記要求に応じて、一連のICカード処理を構成する処理を実行する処理実行ステップと、前記サーバ装置が、前記受信ステップで受信された前記要求に含まれる前記ICカード識別情報と、前記処理実行ステップで実行された前記処理を識別する処理識別情報とを関連付けて関連情報として記憶装置に記憶する記憶ステップと、前記サーバ装置が、前記受信ステップで前記要求を受信した前記駅務機器との通信を切断する切断ステップと、を含む情報処理方法。

請求項12

複数の駅務機器と通信可能なコンピュータに、前記駅務機器からICカードを識別するICカード識別情報を含む要求を受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信された前記要求に応じて、一連のICカード処理を構成する処理を実行する処理実行ステップと、前記受信ステップで受信された前記要求に含まれる前記ICカード識別情報と、前記処理実行ステップで実行された前記処理を識別する処理識別情報とを関連付けて関連情報として記憶装置に記憶する記憶ステップと、前記受信ステップで前記要求を受信した前記駅務機器との通信を切断する切断ステップと、を実行させるためのプログラム

技術分野

0001

本発明は、サーバ装置、システム情報処理方法及びプログラムに関する。

背景技術

0002

従来、複数の駅務機器におけるICカード判定処理をサーバ装置で一元管理するシンクライアント型駅務システムが知られている。
特許文献1に開示されている駅務システムでは、サーバ装置が、旅客乗車媒体(ICカード等)の識別情報と、例えば自動改札機における入出場処理等に関する乗車情報とを対応付けて管理している。

先行技術

0003

特開2011−8588号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1に開示されている駅務システムは、前記識別情報毎一連駅務処理を管理しているため、一人の旅客に対する駅務処理が完結するまで他の旅客に対する駅務処理を実行することができない問題があった。つまり、特許文献1に開示されている駅務システムのサーバ装置では、ほぼ同時に複数の駅務機器から要求がくる処理を実用的な時間内において処理して処理結果を返すことができない問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ほぼ同時に複数の駅務機器から要求がくる処理を実用的な時間内において処理して処理結果を返すことを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

そこで、本発明は、複数の駅務機器と通信可能なサーバ装置であって、前記駅務機器からICカードを識別するICカード識別情報を含む要求を受信する受信手段と、前記受信手段で受信された前記要求に応じて、一連のICカード処理を構成する処理を実行する処理実行手段と、前記受信手段で受信された前記要求に含まれる前記ICカード識別情報と、前記処理実行手段で実行された前記処理を識別する処理識別情報とを関連付けて関連情報として記憶装置に記憶する記憶手段と、前記受信手段で前記要求を受信した前記駅務機器との通信を切断する切断手段と、を有する。

0006

また、本発明は、複数の駅務機器と、前記駅務機器と通信可能なサーバ装置とを含むシステムであって、前記駅務機器は、ICカードからICカードを識別するICカード識別情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取られた前記ICカード識別情報を含む要求を前記サーバ装置に送信する送信手段と、を有し、前記サーバ装置は、前記送信手段により送信された前記要求を前記駅務機器から受信する受信手段と、前記受信手段で受信された前記要求に応じて、一連のICカード処理を構成する処理を実行する処理実行手段と、前記受信手段で受信された前記要求に含まれる前記ICカード識別情報と、前記処理実行手段で実行された前記処理を識別する処理識別情報とを関連付けて関連情報として記憶装置に記憶する記憶手段と、前記受信手段で前記要求を受信した前記駅務機器との通信を切断する切断手段と、を有する。

発明の効果

0007

本発明によれば、ほぼ同時に複数の駅務機器から要求がくる処理を実用的な時間内において処理して処理結果を返すことができる。

図面の簡単な説明

0008

システム構成の一例を示す図である。
サーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
駅務機器のハードウェア構成の一例を示す図である。
サーバ装置のソフトウェア構成の一例を示す図である。
関連情報の一例を示す図である。
駅務機器のソフトウェア構成の一例を示す図(その1)である。
サーバ装置と、駅務機器との処理の一例を示すシーケンス図(その1)である。
駅務機器の表示画面の一例を示す図である。
順次更新される関連情報の一例を示す図である。
サーバ装置の処理の一例を示すフローチャートである。
駅務機器のソフトウェア構成の一例を示す図(その2)である。
サーバ装置と、駅務機器との処理の一例を示すシーケンス図(その2)である。

実施例

0009

以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。

0010

<実施形態1>
図1は、本実施形態のシステムにおけるシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態のシステムは、サーバ装置11、ネットワーク12及び駅務機器13a、13b、13c、13d(以後、駅務機器13a、13b、13c、13dを総称するときは、駅務機器13という)を有する。なお、説明の便宜上、本実施形態のシステムは、4台の駅務機器を有しているものとして説明するが、駅務機器の台数はこれに限る必要はない。また、サーバ装置11は、全てのの駅務機器を一元管理するサーバ装置であってもよいし、駅毎に設置され、前記駅毎の駅務機器を管理するサーバ装置であってもよい。

0011

サーバ装置11は、ネットワーク12を介して接続している複数の駅務機器13におけるICカード処理を管理する。より具体的には、サーバ装置11は、複数の駅務機器13から受信したICカードを識別するICカード識別情報(以後、単にICカード識別情報という)を含むICカード処理要求(以後、単に要求という)に応じて、一連のICカード処理を構成する処理を実行する。その際、サーバ装置11は、前記ICカード識別情報と、前記実行した処理を識別する処理識別情報(以後、単に処理識別情報という)とを関連付けた関連情報を記憶する。なお、駅務機器13とネットワーク12を介して通信可能なサーバ装置11が実行する処理は、情報処理の一例である。

0012

駅務機器13は、券売機精算機窓口処理機又は自動改札機等の駅務機器である。
駅務機器13は、ユーザ(旅客等)が所有するICカードのICカード識別情報を読み取り、読み取ったICカード識別情報を含む要求をサーバ装置11に送信する。そして、駅務機器13は、送信した要求に対してサーバ装置11が実行した処理に関する実行情報を受信し、受信した前記実行情報に基づいてICカードに対して情報の読み取りや書き込みを行う。また、駅務機器13は、ユーザに対して接客処理を行う。なお、ここでいう接客処理とは、例えば、駅務機器13が券売機の場合、貨幣の受付、貨幣の搬送、料金集計又は案内画面の表示等である。また、例えば、駅務機器13が自動改札機の場合、自動改札機に進入する人を検知してドア開閉をしたり、音声案内をしたり、画面表示案内をしたり、ランプ点灯又は消灯をしたりする等の接客処理が挙げられる。駅務機器13の処理の詳細については、図6及び図7等を用いて後述する。

0013

図2は、サーバ装置11のハードウェア構成の一例を示す図である。
サーバ装置11は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)201と、インターフェース装置202と、HD(Hard Disk)203と、入力装置204と、表示装置205と、記録媒体ドライブ装置206と、ROM(Read Only Memory)208と、RAM(Random Access Memory)209とを有する。

0014

CPU201は、サーバ装置11を制御する。CPU201は、HD203に記憶されているプログラムを読み出して、RAM209に記憶し、プログラムを実行することで、後述するサーバ装置11の機能(ソフトウェア構成)、シーケンス図のサーバ装置11に係る処理及びフローチャートに係る処理を実現する。
インターフェース装置202は、サーバ装置11をネットワーク12等に接続するインターフェースである。
入力装置204は、サーバ装置11の管理者が操作するキーボード及びマウス等で構成され、サーバ装置11に各種操作情報等を入力するのに用いられる。
表示装置205は、サーバ装置11の管理者が利用するディスプレイ等で構成され、各種情報又は画面等を表示するのに用いられる。

0015

サーバ装置11のプログラムは、例えば、CD−ROM等の記録媒体207によってサーバ装置11に提供されるか、ネットワーク等を通じてダウンロードされる。記録媒体207は、記録媒体ドライブ装置206にセットされ、プログラムが記録媒体207から記録媒体ドライブ装置206を介してHD203にインストールされる。
ROM208は、サーバ装置11の電源投入時に最初に読み込まれるプログラム等を記憶する。
RAM209は、サーバ装置11のメインメモリである。
HD203は、CPU201が実行するプログラム以外にも、例えば、上述したICカード識別情報、処理識別情報及び関連情報等を記憶する。なお、ICカード識別情報、処理識別情報及び関連情報等の全て又はその内のいくつかの情報は、サーバ装置11とネットワークを介して接続された他の装置のHD等に記憶されていてもよい。

0016

図3は、駅務機器13のハードウェア構成の一例を示す図である。
まず、駅務機器13を券売機とした場合のハードウェア構成について説明する。なお、券売機は、乗車券磁気券と、非接触券との両方を含む)を発券したり、ICカードへ料金を積み増しチャージ)したり、乗り越し精算のためにICカードから料金を引き去ったりすることができる駅務機器13の一例である。
図3(a)は、駅務機器13を券売機とした場合のハードウェア構成の一例を示す図である。
駅務機器13は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)301と、インターフェース装置302と、HD(Hard Disk)303と、ROM(Read Only Memory)304と、RAM(Random Access Memory)305とを有する。更に、駅務機器13は、入力装置306と、表示装置307と、現金処理装置308と、乗車券処理装置309と、発券装置310とを有する。

0017

CPU301は、駅務機器13を制御する。CPU301は、HD303に記憶されているプログラムを読み出して、RAM305に記憶し、プログラムを実行することで、後述する駅務機器13の機能(ソフトウェア構成)及びシーケンス図の駅務機器13に係る処理を実現する。
インターフェース装置302は、駅務機器13をネットワーク12等に接続するインターフェースである。
入力装置306は、駅務機器13が接客処理を行うのに要する各種設定をユーザが入力するのに用いられる。例えば、ユーザは、入力装置306を用いて乗車駅降車駅、料金等の乗車情報を入力する。
表示装置307は、ユーザが入力装置306を用いて各種設定を入力する際の案内画面、ユーザが投入した投入金額又はユーザに返却する釣銭額等を表示する。
現金処理装置308は、ユーザが駅務機器13に投入した貨幣の受付、貨幣の搬送、料金集計及びユーザへの釣銭返却等の処理を行う。

0018

乗車券処理装置309は、乗車媒体に対して読み取りや、書き込み等の処理を行う。なお、乗車券処理装置309は、ICカード等の記録媒体に対して読み取りや、書き込み等の処理を行うことができるICタッチ部を有するICリーダライタ等を有していてもよい。なお、ICリーダライタによるICカードに対しての読み取り処理及び書き込み処理は、公知の技術であるため説明を省略する。
発券装置310は、乗車券を発券する。
ROM304は、駅務機器13の電源投入時に最初に読み込まれるプログラム等を記憶する。
RAM305は、駅務機器13のメインメモリである。
HD303は、CPU301が実行するプログラム以外にも、例えば、乗車券処理装置309がICカードから読み取ったICカード識別情報、乗車情報、チャージ金額プリペイド金額)情報及び定期区間情報等の記録情報を記憶する。

0019

次に、駅務機器13を自動改札機とした場合のハードウェア構成について説明する。なお、自動改札機は、ユーザの進入を検知してドアを開閉したり、ドアの開閉に関する音声案内をしたり、ユーザのICカードの情報の一部を表示したりする駅務機器13の一例である。
図3(b)は、駅務機器13を自動改札機とした場合のハードウェア構成の一例を示す図である。
駅務機器13は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)311と、インターフェース装置312と、HD(Hard Disk)313と、ROM(Read Only Memory)314と、RAM(Random Access Memory)315とを有する。更に、駅務機器13は、案内装置316と、乗車券処理装置317と、人間検知装置318と、ドア開閉装置319とを有する。

0020

ここで、CPU311、インターフェース装置312、HD313、ROM314及びRAM315の主な機能は、図3(a)の券売機を例とした場合と同様であるため、説明を省略する。なお、CPU311は、HD313に記憶されているプログラムを読み出して、RAM315に記憶し、プログラムを実行することで、後述する駅務機器13の機能(ソフトウェア構成)及びシーケンス図の駅務機器13に係る処理を実現する。
案内装置316は、自動改札機を利用するユーザに対して、利用金額残額入場処理結果、出場処理結果及び自動改札機の動作状況等に関する情報を案内する。なお、案内装置316は、前記案内を画面表示にて行う表示装置、音声案内にて行う音声装置及びランプの点灯にて行う点灯装置等を有している。
乗車券処理装置317は、乗車媒体に対して読み取りや、書き込み等の処理を行う。なお、乗車券処理装置317は、ICカード等の記録媒体に対して読み取りや、書き込み等の処理を行うことができるICタッチ部を有するICリーダライタ等を有していてもよい。ここで、CPU311は、サーバ装置11から受信した指示に基づいて、ICカードタッチ受付可能を示すように乗車券処理装置317のICカードタッチ部を点灯させたり、ICカードタッチ受付不可能を示すように消灯させたりすることができる。例えば、駅係員が自動改札機をリセットしたとする。その場合、CPU311は、乗車券処理装置317を制御することにより切符投入口を閉じると共に、リセット操作を検知した旨をサーバ装置11に送信する。そして、サーバ装置11は、自動改札機にICカードタッチ部を消灯させる旨の指示を送信する。また、CPU311は、リセット処理の終了を検知すると、乗車券処理装置317を制御することにより切符投入口を開くと共に、リセット処理が終了した旨をサーバ装置11に送信する。そして、サーバ装置11は、自動改札機にICカードタッチ部を点灯させる旨の指示を送信する。ここでは、駅係員が自動改札機をリセットする場合を例に説明したが、これに限る必要はない。例えば、保守員が自動改札機のパラメータ変更操作をする際にパラメータの変更が反映されるまでICカードタッチが無効となる場合や、ユーザが切符投入口に切符を投入したためICカードタッチが無効となる場合等があげられる。
人間検知装置318は、自動改札機に進入するユーザを検知する。
ドア開閉装置319は、自動改札機のドアの開閉を行う。

0021

図4は、サーバ装置11のソフトウェア構成の一例を示す図である。
要求受信部41は、駅務機器13からICカード識別情報を含む要求を受信する。
処理実行部42は、要求受信部41が駅務機器13から受信した前記要求に応じて、一連のICカード処理を構成する処理を実行する。説明の便宜上、本実施形態における一連のICカード処理は、処理1、処理2、処理3及び処理4の4つの処理から構成されており、更に、処理1から処理4まで順番に実行される処理であるものとする。なお、HD203は、前記一連のICカード処理を構成する各処理の実行に対応したプログラムを記憶している。例えば、CPU201が「処理2」に対応するプログラムを実行することにより、処理実行部42による「処理2」の実行が実現される。

0022

以下、より具体的な例について説明する。
まず、記憶部43が図5に示されるようなテーブルデータをHD203に記憶しているとする。
図5は、ICカード識別情報と、処理識別情報とを関連付けた関連情報の一例を示す図である。
処理実行部42は、要求受信部41が駅務機器13から受信した要求に含まれるICカード識別情報に基づいて、記憶部43がHD203等に記憶している関連情報に含まれるICカード識別情報を検索する。そして、処理実行部42は、検索したICカード識別情報に一致するICカード識別情報を含む関連情報に基づいて前記ICカード識別情報に関連付けられた処理識別情報を特定することで実行済みの処理を特定し、次の処理を特定して実行する。

0023

例えば、処理実行部42は、ICカード識別情報"100a"を含む要求を駅務機器13から受信した場合、ICカード識別情報"100a"に基づいて、図5に示されるような関連情報を検索する。そして、処理実行部42は、検索したICカード識別情報"100a"に一致するICカード識別情報と関連付けられた処理識別情報"1"に基づいて、次に実行する処理が「処理2」であることを特定する。
なお、処理実行部42は、前記関連情報内に前記ICカード識別情報が存在しなかった場合、最初の処理(処理1)を実行する。

0024

記憶部43は、上述した関連情報をHD203に記憶する。また、記憶部43は、処理実行部42により新たに処理が実行された場合、前記実行された処理の処理識別情報を用いて前記関連情報を更新する。
実行情報送信部44は、処理実行部42により処理が実行され、記憶部43により前記実行された処理に関する処理識別情報がHD203に記憶されると、要求受信部41が要求を受信した駅務機器13に対して前記処理の実行結果(判定結果等)に関する実行情報を送信する。

0025

切断部45は、実行情報送信部44により実行情報が駅務機器13に送信されると、サーバ装置11と、実行情報送信部44が前記実行情報を送信した駅務機器13との通信を切断する。そして、処理実行部42は、関連情報に関するテーブルデータを参照し、次の処理を実行するために他の駅務機器13と接続し、前記処理を実行する。
即ち、本実施形態のサーバ装置11は、駅務機器13から受信したICカードの処理要求に対して、全ての処理(処理1から処理4までの処理)を完結させなくても、他の駅務機器13から受信した要求に対して応答することができる。

0026

図6は、駅務機器13のソフトウェア構成の一例を示す図である。
まず、駅務機器13を券売機とした場合のソフトウェア構成について説明する。
図6(a)は、駅務機器13を券売機とした場合のソフトウェア構成の一例を示す図である。
読み書き部51は、乗車券処理装置309を制御することによりユーザが所有するICカード等の記録媒体に対して情報の読み取り及び書き込みを行う。例えば、読み書き部51は、乗車券処理装置309を制御することによりICカードからICカード識別情報、乗車情報、チャージ金額情報又は定期区間情報等の記録情報を読み取ったり、チャージ金額から乗車料金を引き去った後のチャージ金額情報をICカードに書き込んだりする。
要求送信部52は、読み書き部51で読み取られたICカード識別情報を含む要求をサーバ装置11に送信する。また、要求送信部52は、サーバ装置11への要求に応じて、ICカード識別情報だけなく、上述した他の記録情報もサーバ装置11に送信する。

0027

実行情報受信部53は、サーバ装置11により実行された処理に関する実行情報をサーバ装置11から受信する。例えば、実行情報受信部53は、サーバ装置11からユーザのICカード認証処理の判定結果に関する情報や、料金判定の判定結果に関する情報等を受信する。なお、読み書き部51は、乗車券処理装置309を制御することにより、実行情報受信部53が受信した前記判定結果に関する情報等に基づいて、上述したICカードに対する情報の読み取りや書き込みを行う。
現金処理部54は、現金処理装置308を制御することにより貨幣の受付、貨幣の搬送及び料金集計等を行う。
表示部55は、表示装置307に案内画面の表示等を表示する。
なお、本実施形態では説明の便宜上省略したが、駅務機器13を券売機とした場合、発券装置310を制御する発券部等もソフトウェア構成に含まれる。

0028

次に、駅務機器13を自動改札機とした場合のソフトウェア構成について説明する。
図6(b)は、駅務機器13を自動改札機とした場合のソフトウェア構成の一例を示す図である。
読み書き部61、要求送信部62及び実行情報受信部63の機能については、上述した読み書き部51、要求送信部52及び実行情報受信部53と同様であるため、説明を省略する。
乗車券処理部64は、乗車券処理装置317を制御することにより切符投入口の開閉、乗車券の取り込み、乗車券の搬送及び乗車券の繰り出し等を行う。

0029

人間検知部65は、人間検知装置318を制御することによりユーザの自動改札機への進入や通過を検知する。
ドア開閉部66は、ドア開閉装置319を制御することにより自動改札機のドアの開閉を行う。
案内部67は、案内装置316に含まれる表示装置を制御することにより画面表示案内をしたり、案内装置316に含まれる音声装置を制御することにより音声案内をしたりする。また、案内部67は、案内装置316に含まれる点灯装置を制御することによりランプを点灯又は消灯させ、自動改札機の通過許可等に関する案内を行う。

0030

図7は、サーバ装置11、駅務機器13a及び駅務機器13bの処理の一例を示すシーケンス図である。
本実施形態では、駅務機器13aを券売機、駅務機器13bを自動改札機とする。また、駅務機器13aの表示装置307に、図8(a)に示される画面が表示されており、ユーザが入力装置306を介して「乗り越し精算処理」を選択した場合について説明する。なお、図8は、駅務機器13の表示装置307に表示される表示画面の一例である。
SQ1において、駅務機器13aの読み書き部51は、乗車券処理装置309を制御することによりユーザのICカードのICカード識別情報(100aとする)を読み込む。
SQ2において、駅務機器13aの要求送信部52は、ICカード識別情報"100a"を含む要求をサーバ装置11に送信する。

0031

SQ3において、処理実行部42は、前記要求に含まれるICカード識別情報"100a"に基づいて、HD203に記憶されている関連情報を検索する。ここでは、図9(a)に示されるように、HD203は、まだ関連情報を記憶していない状態であるものとする。なお、図9は、サーバ装置11により順次更新されていく関連情報の一例を示す図である。
SQ4において、処理実行部42は、一連のICカード処理の最初の処理(処理1とする)としてICカードの認証処理を行う。ここでは、処理実行部42は、ICカードの正当性(ICカード認証)を確認したものとする。
SQ5において、記憶部43は、ICカード識別情報"100a"と、処理1に関する処理識別情報"1"とを関連付けた図9(b)に示されるような関連情報をHD203に記憶する。
SQ6において、実行情報送信部44は、ICカードの認証処理においてICカードの正当性を確認した旨の実行情報を駅務機器13aに送信する。
SQ7において、切断部45は、サーバ装置11と、駅務機器13aとの通信を切断する。

0032

SQ8において、駅務機器13aの読み書き部51は、乗車券処理装置309を制御することにより正当性が確認されたICカードの記録情報を読み込む。より具体的には、駅務機器13aの読み書き部51は、乗車券処理装置309を制御することによりICカードから、チャージ金額情報、乗車区間情報及び定期区間情報等の記録情報を読み取る。
なお、以降の説明では、SQ8における駅務機器13aの読み書き部51による処理の実行中に、SQ9における駅務機器13bの読み書き部61による処理が実行されたものとして説明する。
SQ9において、駅務機器13bの読み書き部61は、乗車券処理装置317を制御することによりユーザのICカードのICカード識別情報(100bとする)を読み込む。
SQ10において、駅務機器13bの要求送信部62は、ICカード識別情報"100b"を含む要求をサーバ装置11に送信する。ここで、自動改札機である駅務機器13bの人間検知部65が人間検知装置318を制御することによりユーザの逆進入を検知した場合、駅務機器13bのドア開閉部66は、ドア開閉装置319を制御することによりドアを閉扉する。その際、駅務機器13bの案内部67は、案内装置316を制御して音声案内をすることによりユーザに退避を促す。また、駅務機器13bは、逆進入を検知した旨をサーバ装置11に送信する。これにより、サーバ装置11は、駅務機器13bに乗車券処理装置317のICタッチ部を消灯させる旨の指示を送信する。その後、サーバ装置11は、駅務機器13bから逆進入したユーザの退場を検知した旨の通知を受信すると、駅務機器13bに乗車券処理装置317のICタッチ部を点灯させる旨の指示を送信する。なお、ここでは、ユーザが逆進入した場合を例に説明したが、ユーザがICカードをICタッチ部にタッチせずに進入した場合又は切符を投入せずに進入した場合(以下、無進入という)等に関しても同様の処理が実行される。
SQ11において、駅務機器13bの乗車券処理部64は、乗車券処理装置317を制御することにより自動改札機の切符投入口を閉じる。

0033

SQ12において、処理実行部42は、前記要求に含まれるICカード識別情報"100b"に基づいて、HD203に記憶されている関連情報を検索する。ここで、HD203は、SQ5で上述したように図9(b)に示されるような関連情報を記憶している。ここで、処理実行部42は、前記関連情報にICカード識別情報"100b"を含む関連情報が存在しないので、実行する処理を一連のICカード処理の最初の処理と特定する。
SQ13において、処理実行部42は、一連のICカード処理の最初の処理(処理1とする)としてICカードの認証処理を行う。SQ4と同様に、ここでは、処理実行部42は、ICカードの正当性(ICカード認証)を確認したものとする。

0034

SQ14において、記憶部43は、ICカード識別情報"100b"と、処理1に関する処理識別情報"1"とを関連付けた図9(c)に示されるような関連情報をHD203に記憶する。
SQ15において、実行情報送信部44は、ICカードの認証処理においてICカードの正当性を確認した旨の実行情報を駅務機器13bに送信する。なお、本実施形態では、SQ13で処理実行部42がICカードの正当性を確認できた場合を例に説明するが、正当性を確認できなかった場合、SQ15で実行情報送信部44は、駅務機器13bにドアを閉扉する旨の実行情報を送信する。例えば、SQ9で駅務機器13bの読み書き部61がICカード識別情報を読み込む際に、乗車券処理装置317のICタッチ部に対するICカードのタッチ不良等があった場合、処理実行部42は、SQ13でICカードの正当性を確認することができない。その他、SQ9で駅務機器13bの読み書き部61がICカード識別情報を読み込む際にユーザがネガカード(無効なICカード等)を乗車券処理装置317のICタッチ部にタッチした場合等においても、処理実行部42は、SQ13でICカードの正当性を確認することができない。そのため、SQ15で実行情報送信部44は、駅務機器13bにドアを閉扉する旨の実行情報を送信する。
SQ16において、切断部45は、サーバ装置11と、駅務機器13bとの通信を切断する。
SQ17において、駅務機器13bの読み書き部61は、乗車券処理装置317を制御することにより正当性が確認されたICカードの記録情報を読み込む。

0035

駅務機器13aでは、SQ8における読み書き部51による前記記録情報の読み取りが終了すると、SQ18において、要求送信部52は、ICカード識別情報"100a"と、前記記録情報とを含む要求をサーバ装置11に送信する。
SQ19において、駅務機器13aの現金処理部54は、現金処理装置308を制御することによりユーザから貨幣の投入を受け付ける。
SQ20において、駅務機器13aの現金処理部54は、現金処理装置308を制御することによりSQ19で受け付けた貨幣を搬送し、投入金額を集計する。
SQ21において、処理実行部42は、前記要求に含まれるICカード識別情報"100a"に基づいて、HD203に記憶されている関連情報を検索する。ここで、HD203は、SQ14で上述したように図9(c)に示されるような関連情報を記憶している。ここで、処理実行部42は、図9(c)に示されるような関連情報から検索したICカード識別情報"100a"に対応する処理識別情報"1"に基づいて、次に実行する処理(処理2)を特定する。

0036

SQ22において、処理実行部42は、前記要求に含まれる前記記録情報に基づいて、乗り越し精算に関する料金計算を行う。
SQ23において、記憶部43は、ICカード識別情報"100a"と、処理2に関する処理識別情報"2"とを関連付けた図9(d)に示されるような関連情報をHD203に記憶する。
SQ24において、実行情報送信部44は、乗り越し精算の料金計算に関する実行情報を駅務機器13aに送信する。なお、実行情報には、ICカードが正当である旨の情報が含まれていてもよい。
SQ25において、切断部45は、サーバ装置11と、駅務機器13aとの通信を切断する。

0037

SQ26において、駅務機器13aの読み書き部51は、乗車券処理装置309を制御することにより、SQ24において送信された実行情報に基づく料金情報をICカードに書き込む。
SQ27において、駅務機器13aの現金処理部54は、SQ26でICカードに書き込まれた料金情報と、SQ19で投入された貨幣の投入金額情報とに基づいて料金を集計する。
SQ28において、駅務機器13aの表示部55は、SQ27で集計した料金情報に基づく図8(b)に示されるような画面を表示装置307に表示する。ここでは、駅務機器13aは、ユーザによる入力装置306の操作を介して、同意する旨の入力を受け付けたとする。そして、駅務機器13aの表示部55は、図8(c)に示されるような画面を表示装置307に表示する。

0038

一方、駅務機器13bでは、SQ17における読み書き部61による前記記録情報の読み取りが終了すると、SQ29において、要求送信部62は、ICカード識別情報"100b"と、前記記録情報とを含む要求をサーバ装置11に送信する。
SQ30において、処理実行部42は、前記要求に含まれるICカード識別情報"100b"に基づいて、HD203に記憶されている関連情報を検索する。ここで、HD203は、SQ23で上述したように図9(d)に示されるような関連情報を記憶している。ここで、処理実行部42は、図9(d)に示されるような関連情報から検索したICカード識別情報"100b"に対応する処理識別情報"1"に基づいて、次に実行する処理(処理2)を特定する。

0039

SQ31において、処理実行部42は、前記要求に含まれる前記記録情報に基づいて、ユーザが自動改札機を通過してもよいか否かを判定する。より具体的には、処理実行部42は、乗車区間情報、ICカードのチャージ金額情報、ICカードの定期区間情報等に基づいて、ユーザが自動改札機を通過してもよいか否かを判定する。ここでは、処理実行部42は、ユーザが自動改札機を通過してもよいと判定したものとする。
SQ32において、記憶部43は、ICカード識別情報"100b"と、処理2に関する処理識別情報"2"とを関連付けた図9(e)に示されるような関連情報をHD203に記憶する。
SQ33において、実行情報送信部44は、ユーザの通過判定に関する料金情報や判定情報等を含む実行情報を駅務機器13bに送信する。なお、実行情報には、ICカードが正当である旨の情報が含まれていてもよい。
SQ34において、切断部45は、サーバ装置11と、駅務機器13bとの通信を切断する。

0040

SQ35において、駅務機器13bの読み書き部61は、乗車券処理装置317を制御することにより、SQ33において送信された実行情報に基づく料金情報や判定情報等をICカードに書き込む。
SQ36において、駅務機器13bのドア開閉部66は、ドア開閉装置319を制御することにより自動改札機のドアを開ける。更に、駅務機器13bの案内部67は、案内装置316を制御することによりランプを点灯させる。なお、本実施形態では、SQ31で処理実行部42が通過許可判定をした場合を例に説明するが、通過許可判定をしなかった場合、駅務機器13bのドア開閉部66は、ドア開閉装置319を制御することにより自動改札機のドアを閉める。
SQ37において、駅務機器13bの人間検知部65が人間検知装置318を制御することによりユーザの通過を検知すると、駅務機器13bの案内部67は、案内装置316を制御することによりランプを消灯する。

0041

以上のように、本実施形態のシステムは、従来、駅務機器13で行われてきた一連のICカード判定処理をサーバ装置11にて実行する。そして、駅務機器13は、サーバ装置11から受信したICカード判定処理に関する実行情報に基づいてICカードに対して情報の読み取りや書き込みを行うと共に、上述の接客処理を実行する。これにより、本実施形態のシステムは、サーバ装置11に接続された複数の駅務機器13による駅務処理を実行することができる。
また、本実施形態のシステムによれば、従来、駅務機器13が有していた上述のICカード認証機能、料金判定機能及び通過判定機能等の一連のICカード判定処理に関する判定機能を、サーバ装置11に移行させることができる。即ち、本実施形態のシステムでは、駅務機器13が前記判定機能を有する必要がなくなるため、駅務機器13の低コスト化を実現することができる。

0042

図10は、本実施形態のサーバ装置11による処理の一例を示すフローチャートである。
S101において、要求受信部41は、駅務機器13からICカード識別情報を含む要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合、処理をS102に進める。一方、S101で、要求受信部41は、前記要求を受信していないと判定した場合、前記要求を受信するまで待機する。ここでは、要求受信部41は、駅務機器13からICカード識別情報"100a"を含む要求を受信したものとする。
S102において、処理実行部42は、S101で受信した前記要求に含まれるICカード識別情報に基づいて、HD203に記憶されている関連情報を検索し、処理をS103に進める。ここでは、処理実行部42は、ICカード識別情報"100a"に基づいて、図9(c)に示されるような関連情報を検索した場合を例として以下に説明する。

0043

S103において、処理実行部42は、関連情報にS101で受信した要求に含まれるICカード識別情報が含まれているか否かを判定し、含まれていると判定した場合、処理をS104に進める。一方、S103で、処理実行部42は、前記ICカード識別情報が含まれていないと判定した場合、処理をS108に進める。上述した例の場合、S103で、処理実行部42は、関連情報にICカード識別情報が含まれていると判定する。
なお、S103において、処理実行部42は、関連情報にICカード識別情報と、駅務機器13を識別する駅務機器識別情報(以後、単に駅務機器識別情報という)とが含まれているか否かを判定するようにしてもよい。より具体的な例について、以下に説明する。

0044

例えば、HD203は、ICカード識別情報と、駅務機器識別情報と、処理識別情報とが関連付けられた関連情報を記憶しているとする。そして、S101において、要求受信部41は、駅務機器13からICカード識別情報と、駅務機器識別情報とを含む要求を受信したとする。この場合、処理実行部42は、前記関連情報に前記要求に含まれるICカード識別情報と、駅務機器識別情報とが含まれていると判定した場合、処理をS104に進める。一方、処理実行部42は、含まれていないと判定した場合、例えばエラーメッセージ等を表示装置205に表示する。これにより、処理実行部42は、例えば図7に示されるSQ13でICカード識別情報と、駅務機器識別情報とを含む要求に応じてICカード認証をした後に、前記駅務機器識別情報と異なる駅務機器識別情報を含む要求を受信した場合、SQ22で料金判定せずに、例えばエラーメッセージを表示することができる。

0045

S104において、処理実行部42は、一連のICカード処理を構成する処理のうち、現在何番目の処理まで実行済みであるかを特定し、処理をS105に進める。より具体的には、処理実行部42は、前記ICカード識別情報に基づいて、前記関連情報を検索し、検索した前記ICカード識別情報に一致する関連情報に基づいて、現在何番目の処理まで実行済みであるかを特定する。例えば上述した例の場合、処理実行部42は、現在「処理1」まで実行済みであると特定する。
S105において、処理実行部42は、S104で特定した現在実行済みの処理の次の処理を実行し、処理をS106に進める。例えば上述した例の場合、処理実行部42は、「処理2」を実行する。

0046

S106において、記憶部43は、前記ICカード識別情報と、S105で実行された処理を識別する処理識別情報とを関連付けた関連情報をHD203に記憶し、処理をS107に進める。なお、その際、記憶部43は、既にHD203に記憶されている関連情報を更新して記憶する。例えば上述した例の場合、処理実行部42は、ICカード識別情報"100a"と、「処理2」の処理識別情報"2"とを関連付けた関連情報をHD203に記憶する。
S107において、切断部45は、サーバ装置11と、前記要求を受信した駅務機器13との通信を切断し、処理をS101に戻す。
一方、S108において、処理実行部42は、一連のICカード判定処理を構成する処理のうち、最初の処理を実行し、処理をS106に進める。

0047

以上、本実施形態によれば、サーバ装置11は、駅務機器13から受信したICカード識別情報を含む要求に応じて、一連のICカード処理を構成する処理を実行することができる。これにより、サーバ装置11は、ほぼ同時に複数の駅務機器13から要求がくる処理を実用的な時間内において処理して処理結果を返すことができる。

0048

<実施形態2>
以下、実施形態2について説明する。
実施形態1では、駅務機器13aを券売機とした場合に、駅務機器13aが「乗り越し精算処理」を実行する場合の実施形態について説明した。本実施形態では、駅務機器13aを券売機とした場合に、駅務機器13aがICカードへ料金を積み増し(チャージ)する場合の実施形態について説明する。即ち、本実施形態では、図8(a)に示される画面において、ユーザが入力装置306を介して「料金チャージ」を選択した場合について説明する。
本実施形態のシステムにおけるシステム構成及び各装置のハードウェア構成は、実施形態1と同様である。また、サーバ装置11のソフトウェア構成及び駅務機器13を自動改札機とした場合のソフトウェア構成も実施形態1と同様である。
図11は、駅務機器13を券売機とした場合の本実施形態のソフトウェア構成の一例を示す図である。
記録媒体搬送部50は、乗車券処理装置309を制御することによりICカード等の記録媒体を搬送する。
読み書き部51、要求送信部52、実行情報受信部53、現金処理部54及び表示部55の機能は、実施形態1で図6(a)を用いて説明した機能と同様であるため説明を省略する。

0049

図12は、サーバ装置11、駅務機器13a及び駅務機器13bの処理の一例を示すシーケンス図である。以下、実施形態1で上述した図7と異なる点について説明する。
本実施形態では、駅務機器13aを券売機、駅務機器13bを自動改札機とする。また、駅務機器13aの表示装置307に、図8(a)に示される画面が表示されており、ユーザが入力装置306を介して「料金チャージ」を選択した場合について説明する。
まず、ユーザが、ICカードを駅務機器13aの乗車券処理装置309に挿入する。駅務機器13aの記録媒体搬送部50は、乗車券処理装置309を制御することによりICカードを搬送する。そして、SQ1において、駅務機器13aの読み書き部51は、乗車券処理装置309を制御することによりユーザのICカードのICカード識別情報(100aとする)を読み込む。
SQ2からSQ7までの処理は、図7のSQ2からSQ7までの処理と同様である。

0050

SQ8からQ10までの処理は、図7のSQ9からSQ11までの処理と同様である。
SQ11において、駅務機器13aの現金処理部54は、現金処理装置308を制御することによりユーザから貨幣の投入を受け付ける。その際、駅務機器13aの表示部55は、表示装置307に表示する画面を料金受付画面遷移させる。なお、本実施形態では、SQ4で処理実行部42がICカードの正当性を確認できた場合を例に説明するが、正当性を確認できなかった場合、駅務機器13aは、SQ11、SQ12、SQ13及びSQ26の処理を行わずに、SQ27の処理を実行する。例えば、ユーザがネガカード(無効なICカード等)を駅務機器13aの乗車券処理装置309に挿入した場合、SQ4で処理実行部42は、ICカードの正当性を確認することができない。その場合、駅務機器13aの記録媒体搬送部50は、乗車券処理装置309を制御することによりICカードを搬送(搬出)する。その際、駅務機器13aの表示部55は、表示装置307に表示する画面をICカードへの書き込みが行われずに終了した旨を表示する画面(エラー画面等)に遷移させる。また、SQ4で処理実行部42がICカードの正当性を確認できた場合であっても、その後、ユーザが入力装置306を介して取り消しボタンを押下した場合、駅務機器13aは、同様にSQ27の処理を実行する。

0051

SQ12において、駅務機器13aの現金処理部54は、現金処理装置308を制御することによりSQ11で受け付けた貨幣を搬送する。
SQ13において、駅務機器13aの現金処理部54は、現金処理装置308を制御することによりSQ12で搬送した貨幣を集計する。
SQ14からSQ18までの処理は、図7のSQ12からSQ16までの処理と同様である。
SQ19の処理は、図7のSQ17の処理と同様である。
SQ20において、駅務機器13aの要求送信部52は、ICカード識別情報"100a"と、SQ13で集計した料金の集計結果と、ICカードの記録情報(チャージされている料金情報を含む)とを含む要求をサーバ装置11に送信する。
SQ21の処理は、図7のSQ21の処理と同様である。
SQ22において、処理実行部42は、前記要求に含まれる集計結果と、前記記録情報とに基づいて、ICカードに書き込む料金を計算する。
SQ23の処理は、図7のSQ23の処理と同様である。

0052

SQ24で、実行情報送信部44は、ICカードに料金情報を書き込む旨の実行情報を駅務機器13aに送信する。なお、実行情報には、ICカードが正当である旨の情報が含まれていてもよい。
SQ25の処理は、図7のSQ25と同様である。
SQ26において、駅務機器13aの読み書き部51は、乗車券処理装置309を制御することにより、SQ24において送信された実行情報に基づく料金情報をICカードに書き込む。
SQ27において、駅務機器13aの記録媒体搬送部50は、乗車券処理装置309を制御することによりICカードを搬送する。そして、ユーザは、搬送されたICカードを受け取る。その際、駅務機器13aの表示部55は、表示装置307に表示する画面をICカードへの書き込みが終了した旨を表示する画面に遷移させる。
SQ28からSQ36までの処理は、図7のSQ29からSQ37までの処理と同様である。

0053

以上、本実施形態によれば、サーバ装置11は、駅務機器13から受信したICカード識別情報を含む要求に応じて、一連のICカード処理を構成する処理を実行することができる。これにより、サーバ装置11は、ほぼ同時に複数の駅務機器13から要求がくる処理を実用的な時間内において処理して処理結果を返すことができる。
<その他の実施形態>
また、本実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

0054

以上、上述した各実施形態によれば、サーバ装置11は、ほぼ同時に複数の駅務機器13から要求がくる処理を実用的な時間内において処理して処理結果を返すことができる。

0055

以上、本発明の好ましい形態について詳述したが、本実施形態は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

0056

11サーバ装置、12ネットワーク、13a、13b、13c、13d 駅務機器

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