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技術 巡回作業管理装置、巡回作業管理システム及び巡回作業管理方法

出願人 株式会社東芝
発明者 杉野寿治宮本景和堤正彦
出願日 2013年7月10日 (7年5ヶ月経過) 出願番号 2013-145010
公開日 2015年1月29日 (5年10ヶ月経過) 公開番号 2015-018402
状態 特許登録済
技術分野 特定用途計算機
主要キーワード 作業スケジュール情報 設備周辺 作業人数 作業者単位 上下水道設備 上下水道施設 巡回者 パラメータ設定ボタン
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年1月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

巡回経路における巡回地点巡回する巡回作業進捗状況として、特に許容範囲を超えた遅延を的確に把握することのできる巡回作業管理装置、巡回作業管理システム及び巡回作業管理方法を提供することである。

解決手段

実施形態の巡回作業管理装置において、到着時刻取得部は、巡回地点に作業者到着したことを通知する到着通知の受信に応じて到着時刻を取得する。遅延判定部は、巡回地点ごとに対応して予め定められた巡回関連予定時間と、これまでの巡回作業において最後に受信された到着通知に応じて取得された到着時刻から現時刻までの到着待ち時間とに基づいて、現時刻における巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延しているか否かについて判定する。遅延通知部は、巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延していると判定された場合に遅延通知を行う。

概要

背景

上下水道施設を管理するにあたり、作業者が複数の上下水道施設を巡回しながら点検していくという巡回作業が行われている。
上下水道施設の巡回作業の経路巡回経路)は、例えば配水池などを含み山中である場合が多く、施設間を自動車などで移動する時間も比較的長い。このために、作業者はほぼ1日中外出しているような状況もあり、詰所事務所などには作業中は戻れないことが多い。
このような環境において、作業者による点検作業進捗状況を管理者が把握するには、作業者と電話やメールで連絡を取り合って確認するといったことなどが行われている(例えば、特許文献1参照)。

概要

巡回経路における巡回地点を巡回する巡回作業の進捗状況として、特に許容範囲を超えた遅延を的確に把握することのできる巡回作業管理装置、巡回作業管理システム及び巡回作業管理方法を提供することである。実施形態の巡回作業管理装置において、到着時刻取得部は、巡回地点に作業者が到着したことを通知する到着通知の受信に応じて到着時刻を取得する。遅延判定部は、巡回地点ごとに対応して予め定められた巡回関連予定時間と、これまでの巡回作業において最後に受信された到着通知に応じて取得された到着時刻から現時刻までの到着待ち時間とに基づいて、現時刻における巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延しているか否かについて判定する。遅延通知部は、巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延していると判定された場合に遅延通知を行う。

目的

本発明が解決しようとする課題は、巡回経路における巡回地点を巡回する巡回作業の進捗状況として、特に許容範囲を越えた遅延を的確に把握することのできる巡回作業管理装置、巡回作業管理システム及び巡回作業管理方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

巡回地点作業者到着したことを通知する到着通知が受信されるのに応じて到着時刻を取得する到着時刻取得部と、前記巡回地点ごとに対応して予め定められた所定の巡回関連予定時間と、これまでの巡回作業において最後に受信された到着通知に応じて前記到着時刻取得部が取得した到着時刻から現時刻までの到着待ち時間とに基づいて、現時刻における巡回の進捗状況許容範囲を越えて遅延しているか否かについて判定する遅延判定部と、前記遅延判定部によって巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延していると判定された場合に遅延通知を行う遅延通知部とを備える巡回作業管理装置

請求項2

所定の変更情報に基づいて巡回関連予定時間を変更する予定時間変更部をさらに備える請求項1に記載の巡回作業管理装置。

請求項3

前記予定時間変更部は、前記到着時刻取得部が巡回地点ごとに対応して取得した到着時刻としての前記変更情報に基づいて前記巡回地点ごとの到着予定時刻を変更する請求項2に記載の巡回作業管理装置。

請求項4

前記到着時刻取得部が取得した到着時刻に基づく巡回作業ごとの進捗状況の実績を示す進捗状況実績情報を利用して、巡回経路単位における巡回作業の進捗状況又は作業者単位における巡回作業の進捗状況について解析を行う解析部をさらに備える請求項1から3のいずれか一項に記載の巡回作業管理装置。

請求項5

到着通知装置と巡回作業管理装置とを備え、前記到着通知装置は、巡回地点に作業者が到着したことを示す到着通知を前記巡回作業管理装置に送信する到着通知部を備え、前記巡回作業管理装置は、巡回地点に作業者が到着したことを通知する到着通知が受信されるのに応じて到着時刻を取得する到着時刻取得部と、巡回地点ごとに対応して予め定められた所定の巡回関連予定時間と、これまでの巡回作業において最後に受信された到着通知に応じて前記到着時刻取得部が取得した到着時刻から現時刻までの到着待ち時間とに基づいて、現時刻における巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延しているか否かについて判定する遅延判定部と、前記遅延判定部によって巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延していると判定された場合に遅延通知を行う遅延通知部とを備える巡回作業管理システム

請求項6

巡回地点に作業者が到着したことを通知する到着通知が受信されるのに応じて到着時刻を取得する到着時刻取得ステップと、巡回地点ごとに対応して予め定められた所定の巡回関連予定時間と、これまでの巡回作業において最後に受信された到着通知に応じて前記到着時刻取得ステップが取得した到着時刻から現時刻までの到着待ち時間とに基づいて、現時刻における巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延しているか否かについて判定する遅延判定ステップと、前記遅延判定ステップによって巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延していると判定された場合に遅延通知を行う遅延通知ステップとを備える巡回作業管理方法

請求項7

到着通知装置と巡回作業管理装置とを備える巡回作業管理システムにおける巡回作業管理方法であって、前記到着通知装置は、巡回地点に作業者が到着したことを示す到着通知を前記巡回作業管理装置に送信する到着通知ステップを備え、前記巡回作業管理装置は、巡回地点に作業者が到着したことを通知する到着通知が受信されるのに応じて到着時刻を取得する到着時刻取得ステップと、巡回地点ごとに対応して予め定められた所定の巡回関連予定時間と、これまでの巡回作業において最後に受信された到着通知に応じて前記到着時刻取得ステップが取得した到着時刻から現時刻までの到着待ち時間とに基づいて、現時刻における巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延しているか否かについて判定する遅延判定ステップと、前記遅延判定ステップによって巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延していると判定された場合に遅延通知を行う遅延通知ステップとを備える巡回作業管理方法。

技術分野

0001

本発明の実施形態は、巡回作業管理装置巡回作業管理システム及び巡回作業管理方法に関する。

背景技術

0002

上下水道施設を管理するにあたり、作業者が複数の上下水道施設を巡回しながら点検していくという巡回作業が行われている。
上下水道施設の巡回作業の経路巡回経路)は、例えば配水池などを含み山中である場合が多く、施設間を自動車などで移動する時間も比較的長い。このために、作業者はほぼ1日中外出しているような状況もあり、詰所事務所などには作業中は戻れないことが多い。
このような環境において、作業者による点検作業進捗状況を管理者が把握するには、作業者と電話やメールで連絡を取り合って確認するといったことなどが行われている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2005−284350号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、電話やメールのやりとりによる連絡などでは、管理者側が進捗状況を的確に把握することは難しい。特に、上下水道施設の巡回作業は山中の危険な場所を移動することもしばしばあり、進捗遅れている場合には例えば怪我などで動けなくなっているような可能性も否定できない。このため、許容範囲を越えた進捗の遅れに関しては、管理者が迅速に対応できるようにすることなどが求められる。

0005

本発明が解決しようとする課題は、巡回経路における巡回地点を巡回する巡回作業の進捗状況として、特に許容範囲を越えた遅延を的確に把握することのできる巡回作業管理装置、巡回作業管理システム及び巡回作業管理方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

実施形態の巡回作業管理装置は、到着時刻取得部、遅延判定部及び遅延通知部を備える。前記到着時刻取得部は、巡回地点に作業者が到着したことを通知する到着通知が受信されるのに応じて到着時刻を取得する。前記遅延判定部は、巡回地点ごとに対応して予め定められた所定の巡回関連予定時間と、これまでの巡回作業において最後に受信された到着通知に応じて前記到着時刻取得部が取得した到着時刻から現時刻までの到着待ち時間とに基づいて、現時刻における巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延しているか否かについて判定する。前記遅延通知部は、前記遅延判定部によって巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延していると判定された場合に遅延通知を行う。

図面の簡単な説明

0007

第1実施形態の巡回作業管理システムの一例を示す図。
第1実施形態の進捗状況画像の一態様例を示す図。
第1実施形態の到着通知装置と巡回作業管理装置の機能構成例を示す図。
第1実施形態の巡回経路情報テーブルの一例を示す図。
第1実施形態において、巡回経路情報テーブルにおける1つの巡回経路に対応する巡回経路情報の内容例を示す図。
第1実施形態の進捗状況実績情報テーブルの一例を示す図。
第1実施形態の巡回作業管理装置が実行する処理手順例を示すフローチャート
第2実施形態の巡回作業管理装置の機能構成例を示す図。
第2実施形態の巡回作業管理装置が実行する処理手順例を示すフローチャート。

実施例

0008

<第1実施形態>
[巡回作業管理システム]
図1は、本実施形態の巡回作業管理システムの一例を示している。本実施形態の巡回作業管理システムは、到着通知装置100と巡回作業管理装置200とを備える。
到着通知装置100は、巡回作業(巡回経路における巡回地点を巡回する作業)を行う作業者Wが巡回作業に際して携帯する。巡回作業管理装置200は、作業者詰所10に設置され、例えば巡回作業を管理する管理者Kが使用する。

0009

作業者Wは、例えば作業者詰所10を出発地点として予め定められた巡回経路により複数の施設を巡回する。図1においては、作業者Wが施設20−1、20−2、20−3、20−4の順で移動しながら施設20−1、20−2、20−3、20−4のそれぞれを点検していき、戻り地点でもある作業者詰所10に再び戻るという巡回経路の例が示されている。同図においては、施設20−1、20−2、20−3、20−4の設置された各地点が巡回経路における巡回地点である。
なお、これらの施設20−1、20−2、20−3、20−4は、例えば上下水道設備における配水池、ポンプなどの施設である。
また、以降の説明にあたり、施設20−1、20−2、20−3、20−4について特に区別する必要の無い場合には施設20と記載する。

0010

同図に示す到着通知装置100は、巡回地点に作業者Wが到着したことを巡回作業管理装置200に通知する装置である。
具体的に、到着通知装置100は、携帯電話スマートフォンあるいはタブレット端末などである。
到着通知装置100は、例えばGPS(Global Positioning System)などを利用した測位機能を備えることで自己の位置を測定することができる。作業者Wは、巡回地点である施設20に到着するごとに、到着の通知を指示する到着通知指示操作を行う。
到着通知指示操作が行われるのに応じて、到着通知装置100は、そのときに測定した位置を示す位置情報を含む到着通知を巡回作業管理装置200に対して送信する。また、到着通知装置100に作業者が登録されている場合には、到着通知装置100は到着通知に登録された作業者の情報も含めてよい。

0011

巡回作業管理装置200は、受信した到着通知と巡回経路のデータベース(巡回経路情報)とを利用して、作業者Wが今回到着した施設20に対応する巡回地点(到着巡回地点)を以下のように取得する。
巡回作業管理装置200が記憶する巡回経路情報には、巡回経路に含まれる巡回地点ごとの位置を示す位置情報が含まれている。巡回作業管理装置200は、巡回経路情報における巡回地点のうちから、受信した到着通知に含まれる位置情報と同じとみてよい位置を示す位置情報が対応付けられた巡回地点を、到着巡回地点として取得する。

0012

また、巡回作業管理装置200は、受信した到着通知に基づいて、作業者Wが今回の施設20に到着した到着時刻を取得する。
巡回作業管理装置200は、上記のように到着通知の受信に応じて取得した到着巡回地点と到着時刻とを対応付けて進捗状況実績情報として記憶する。

0013

巡回作業管理装置200は、上記のように到着通知の受信に応じて取得した到着時刻を利用して、現時刻における巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延しているか否かについて判定する。そして、巡回作業管理装置200は、巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延している場合には遅延通知を行う。遅延通知は、管理者Kを通知対象者として、巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延していることを通知するものである。

0014

遅延通知の態様としては、特に限定されるものではなく、例えば、巡回作業管理装置200の近傍にいる状態の管理者Kが遅延通知に即座に気付くことができればよい。一例として、巡回作業管理装置200は、アラーム音や「遅延が発生しました」などのメッセージ音声を出力することにより遅延通知を行うことができる。あるいは、巡回作業管理装置200は、パトランプなどの警告灯のようなものを点灯又は点滅させるようにしてもよい。あるいは、音と警告灯の点灯、点滅を組み合わせてもよい。

0015

上記のように行われた遅延通知に気付いた管理者Kは、電話、メールなどで作業者Wと連絡を取るようにする。これで作業者Wと連絡が取れれば、巡回作業の進捗が許容範囲を越えて遅延していることの理由を確認することができる。

0016

具体的に、不正無く業務を行っているのにかかわらず巡回作業の進捗が許容範囲を越えて遅延する理由としては以下のようなものを挙げることができる。
1つには、到着した施設20において、建造物備品などの損壊オイル漏れなどの通常では想定していないトラブルが発生し、これに対処している場合を挙げることができる。
遅延通知を受けて管理者Kが作業者Wと連絡を取ったところ、上記のようなトラブルが発生していたことが分かった場合、管理者Kは、作業者Wに適切な指示を与えたり、あるいは、補充の作業者をすぐさま現場に向かわせたりするなどの対応をとることができる。

0017

また、巡回作業の進捗が許容範囲を越えて遅延するもう1つの理由は、移動中や作業中に怪我などや事故に見舞われ、意識を失っているなどして動けなくなくなっているような状況を挙げることができる。前述のように、上下水道施設は山中などに設置されることが多いために、設備周辺の地域では安全性を十分に確保できないような環境の可能性もある。このために、作業者Wが作業中に事故に見舞われる可能性は十分に考慮しておく必要がある。
例えば、管理者Kが作業者Wと連絡を取ったところ、事故に見舞われてそこから動くことができないでいることが分かった場合には、即座に救助のために動くことができる。また、管理者Kが作業者Wに電話をしても連絡が取れない場合には、例えば意識を失っているなどの重大な事故が起きている可能性が高い。そこで、この場合にも、現場に確認のための人員を即座に向かわせるなどの対策を取ることができる。

0018

[進捗状況画像]
また、巡回作業管理装置200は、管理者Kの操作に応じて、現時刻における巡回作業の進捗状況を示す進捗状況画像を表示させることができる。
図2は、巡回作業管理装置200により表示される進捗状況画像の一態様例を示している。同図に示す進捗状況画像においては、作業リスト領域AR11、現在時刻領域AR12、遅延発生者リスト領域AR13、巡回作業選択領域AR14及び進捗状況領域AR15が配置される。

0019

作業リスト領域AR11は、現在において行われている巡回作業のリストを示す。作業リスト領域AR11における巡回作業ごとの項目には、作業者名と巡回経路名と到着した施設(巡回地点)名が示されている。

0020

現在時刻領域AR12は、現在時刻(現時刻)を示す。
遅延発生者リスト領域AR13は、現時刻における巡回作業の進捗が許容範囲を越えて遅延している作業者のリストを示す。

0021

巡回作業選択領域AR14は、進捗状況領域AR15に表示させるべき巡回作業を選択する操作が行われる領域である。同図の場合、巡回作業選択領域AR14はプルダウンメニューとなっている。管理者Kは、巡回作業選択領域AR14のプルダウンメニューにて示される巡回作業のうちから所望の巡回作業を選択するように操作を行うことができる。

0022

進捗状況領域AR15は、巡回作業選択領域AR14に対する操作によって選択された巡回作業についての現時刻までにおける進捗状況を示す。
同図の進捗状況領域AR15は、施設A、施設B、施設C、施設Dの順で巡回する巡回作業についての進捗状況を示している。

0023

進捗状況領域AR15においては、行方向の「出発」、「施設A到着」、「施設B到着」、「施設C到着」、「施設D到着」、「戻り」の各項目と、列方向における「到着予定時刻」、「到着時刻」、「予定移動所要時間」、「実績移動所要時間」、「移動所要時間差」、「進捗状況」の各項目のマトリクスにより進捗状況が表される。

0024

「到着予定時刻」は、表示対象の巡回作業について、作業者詰所10を出発した出発時刻を起点とする各施設の到着時刻と作業者詰所10に戻る時刻について予め定めた時刻を示す。
「到着時刻」は、表示対象の巡回作業において既に作業者Wが到着した施設ごとの到着時刻を示す。

0025

「予定移動所要時間」は、表示対象の巡回作業について予め定めた、出発から戻りまでにおける施設間の移動に要する時間を示す。
「実績移動所要時間」は、表示対象の巡回作業の出発から戻りまでにおいて、作業者が次ぎの施設に移動するのに要した時間を示す。「実績移動所要時間」は、到着時刻が実績として確定している場合には、前の到着時刻(最初は出発時刻)から次の到着時刻までの差分として求められる。また、次の到着地点にまで到着していないために到着時刻が確定していない場合には、最後の到着時刻から現時刻までの時間が「実績移動所要時間」になる。

0026

「移動所要時間差」は、巡回地点ごとにおける「予定移動所要時間」に対する「実績移動所要時間」の差分値を示す。本実施形態における巡回作業管理装置200は、「移動所要時間差」に基づいて、現時刻における巡回作業が許容範囲を越えて遅延しているか否かを判定することができる。

0027

「進捗状況」は、表示対象の巡回作業の進捗状況として、出発地点から戻り地点までにおける移動区間ごとについての進捗状況についての評価結果を示す。同図の例では、出発地点から施設Aの移動区間と、施設Aから施設Bの移動区間と、施設Bから施設Cの移動区間とについては、「遅延無し」と表示されおり、進捗状況として遅延が無いことを示している。これに対して、施設Cから施設Dの移動区間においては、施設Cを出発した作業者Wがまだ施設Dに到着しないまま、現時刻において移動所要時間差が25分にまで到達した状態を示している。この状態は、施設Cから施設Dへの移動の進捗が許容範囲を越えて遅延している状態であり、これに応じて、「進捗状況」の欄には「遅延有り」と表示され、進捗状況として許容範囲を越えて遅延した状態であることを示している。

0028

また、同図に示す進捗状況画像には、リアルタイム表示タンBT1、履歴表示ボタンBT2、統計分析ボタンBT3、パラメータ設定ボタンBT4及び終了ボタンBT5が配置されている。
リアルタイム表示ボタンBT1は、同図に示すように、現時刻における進捗状況を示す進捗状況画像を表示させるための操作が行われるボタンである。
履歴表示ボタンBT2は、過去の巡回作業についての進捗状況の履歴を表示させるための操作が行われるボタンである。
統計分析ボタンBT3は、過去の巡回作業についての実績情報に基づいた解析結果を表示させるための操作が行われるボタンである。

0029

パラメータ設定ボタンBT4は、巡回作業管理装置200が管理に使用する各種のパラメータを設定するための操作が行われるパラメータ設定画面を表示させるための操作が行われるボタンである。パラメータ設定画面により設定可能なパラメータは、巡回ルート巡回者、巡回地点の位置、巡回地点間の予定移動所要時間などである。
ここで、本実施形態における移動の進捗の遅延についての許容範囲は、上記のように設定されるパラメータのうちの1つである予定移動所要時間に基づいて決定することができる。また、予定移動所要時間のパラメータは、後述するように、所定の変更情報に基づいて直近の進捗状況の傾向に適合するように変更することもできる。
終了ボタンBT5は、同図に示すように進捗状況画像が表示されている状態では、進捗状況画像の表示を終了させるための操作が行われるボタンである。

0030

管理者Kは、操作によって図2に示す進捗状況画像をいつでも表示させることができる。一例として、例えば、或る巡回作業についての進捗が許容範囲を越えてしまったことで遅延通知が行われると、管理者Kは、詳細を確認するために進捗状況画像を表示させる。進捗状況画像を見ることにより、管理者Kは、遅延が発生した巡回作業を行っている作業者と、遅延が発生した巡回作業についてのこれまでの進捗状況を的確に知ることができる。

0031

[到着通知装置の機能構成例]
図3は、到着通知装置100と巡回作業管理装置200の機能構成例を示している。同図を参照して、先ず、到着通知装置100の機能構成例について説明する。
到着通知装置100は、操作受付部101、到着通知部102及び通信部103を備える。
操作受付部101は、到着通知を指示する操作を受け付ける。
到着通知部102は、巡回作業において巡回地点(施設20)に作業者が到着したことを示す到着通知を送信する。
前述したように、到着通知部102は、例えばGPSなどによる測位機能を備える。そのうえで、到着通知部102は、操作受付部101が到着通知を指示する操作を受け付けるのに応じて、測定した位置を示す位置情報を含めた到着通知を、通信部103から巡回作業管理装置200に送信させる。

0032

通信部103は、巡回作業管理装置200と通信を実行する。前述のように、到着通知装置100は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などである。この場合、通信部103は、携帯電話通信網からネットワークを経由して巡回作業管理装置200と通信を実行することができる。あるいは、施設20ごとにLAN環境を設け、到着通知装置100を施設20のLAN環境に接続することで、通信部103はLAN環境を経由して巡回作業管理装置200と通信を行うことができる。

0033

なお、到着通知装置100に巡回地点の位置情報を登録しておき、測位機能により測定された位置と巡回地点の位置情報が示す位置とが同じとみなせる状態となるのに応じて、到着通知部102が到着通知を自動で送信するようにしてもよい。この場合には、到着通知部102は、到着通知に巡回地点を示す情報を含めることができる。

0034

[巡回作業管理装置の機能構成例]
次に、同じ図3を参照して巡回作業管理装置200の機能構成例について説明する。同図に示す巡回作業管理装置200は、通信部201、制御部202、記憶部203、操作受付部204及び表示部205を備える。
通信部201は、到着通知装置100と通信を実行する。

0035

制御部202は、巡回作業管理装置200における各種の制御を実行する。本実施形態における巡回作業管理装置200は、到着時刻取得部221、到着巡回地点取得部222、遅延判定部223、遅延通知部224、進捗状況出力部225、進捗状況実績管理部226及び解析部227を備える。
なお、制御部202における各機能部は、例えばCPU(Central Processing Unit)が巡回作業管理のためのプログラムを実行することにより実現することができる。

0036

到着時刻取得部221は、到着通知が受信されるのに応じて到着時刻を通信部201から取得する。
例えば到着時刻取得部221は、到着通知装置100から送信された到着通知が通信部201にて受信された時刻を到着時刻として取得すればよい。
あるいは、到着通知装置100は、到着通知を送信するにあたり到着通知に送信時刻を含めるようにする。そのうえで、巡回作業管理装置200は、受信した到着通知に含まれる送信時刻に基づいて到着時刻を取得してもよい。

0037

到着巡回地点取得部222は、到着通知が受信されるのに応じて到着巡回地点を通信部201から取得する。到着巡回地点は、受信された到着通知に対応して作業者が到着した巡回地点である。
到着巡回地点取得部222は、巡回経路情報記憶部231が記憶する巡回経路情報に含まれる巡回地点ごとの位置情報のうちから、受信した到着通知に含まれる位置情報と同じとみてよい位置情報が対応付けられた巡回地点を到着巡回地点として取得すればよい。
また、到着通知に巡回地点を示す情報が含まれている場合、到着巡回地点取得部222は、受信した到着通知に含まれる巡回地点の情報を参照することで到着巡回地点を取得すればよい。

0038

遅延判定部223は、現時刻における巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延しているか否かについて判定する。この際、遅延判定部223は、各巡回地点の巡回について予め定められた所定の巡回関連予定時間と、これまでの巡回作業において最後に受信された到着通知に応じて到着時刻取得部221が取得した到着時刻から現時刻までの到着待ち時間とに基づいて判定を行う。
本実施形態における巡回関連予定時間は、図2の進捗状況画像においても示されている予定移動所要時間である。遅延判定部223は、記憶部203における巡回経路情報記憶部231が記憶する巡回経路情報から予定移動所要時間を取得する。

0039

本実施形態の遅延判定部223は、時間経過に応じて積算される到着待ち時間と、これまでの巡回作業において最後に到着した巡回地点から次の巡回地点までの予定移動所要時間に基づく閾値とを比較する。
一例として、閾値は、予定移動所要時間に対して所定数加算した値を設定することができる。あるいは、閾値は、例えば予定移動所要時間の1.2倍などのように、予定移動所要時間の所定倍(1より大きい)の値として設定することができる。
そして、到着待ち時間が閾値を越える状態となるのに応じて、遅延判定部223は、現時刻における巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延していると判定する。

0040

遅延通知部224は、遅延判定部223によって巡回の進捗状況が許容範囲を越えて遅延していると判定された場合に遅延通知を行う。前述のように、遅延通知部224は、音声の出力や警告灯などによる点灯、点滅などにより遅延通知を行えばよい。

0041

進捗状況出力部225は、現時刻における巡回作業の進捗状況を出力する。進捗状況出力部225は、例えば図2に例示した進捗状況画像を表示させることにより進捗状況を出力することができる。

0042

進捗状況実績管理部226は、過去における巡回作業ごとに受信した到着通知に応じて到着時刻取得部221が取得した到着時刻と到着巡回地点取得部222が取得した到着巡回地点とに基づいて、過去における巡回作業ごとの進捗状況の実績を管理する。
進捗状況実績管理部226は、過去における巡回作業ごとの進捗状況の実績を管理するにあたり、記憶部203における進捗状況実績情報記憶部232が記憶する進捗状況実績情報を管理する。例えば、進捗状況実績管理部226は、到着通知の受信ごとに応じて到着時刻取得部221が取得した到着時刻と到着巡回地点取得部222が取得した到着巡回地点とにより、巡回地点ごとの到着時刻の情報を取得する。進捗状況実績管理部226は、取得した巡回地点ごとの到着時刻の情報を利用して、巡回地点間の移動に関する進捗状況を示す情報を生成する。進捗状況実績管理部226は、このように生成した情報を進捗状況実績情報記憶部232が記憶する進捗状況実績情報に格納する。

0043

解析部227は、進捗状況実績情報記憶部232が記憶する進捗状況実績情報(進捗状況実績管理部226が管理する進捗状況の実績を示す情報)を利用して、巡回経路単位における巡回作業の進捗状況又は作業者単位における巡回作業の進捗状況について解析を行う。
解析部227は、解析結果を例えば表示部205に表示させるように出力することができる。

0044

一例として、解析部227は、作業者単位における巡回作業の進捗状況として、同じ巡回経路に対する異なる複数の作業者Wの進捗状況の傾向を提示した画像を表示部205に表示させることができる。この画像を見ることで、管理者Kは、例えば作業者ごとの進捗状況の違いを明確に把握できる。
また、解析部227は、同じ作業者について、異なる複数の巡回経路ごとの進捗状況の傾向を提示した画像を表示部205に表示させることができる。この画像を見ることで、管理者Kは、例えば1人の作業者についての巡回経路ごとの進捗状況の違いを明確に把握できる。このように、表示部205に表示された解析部227の解析結果を見ることにより、管理者Kは、例えば単なる過去の巡回作業の履歴を見る場合よりも有用な情報を得ることができる。

0045

記憶部203は、巡回作業管理装置200における制御部202が利用する各種の情報を記憶する。記憶部203としてのハードウェアは、例えば、ハードディスクドライブフラッシュメモリなどにより構成できる。

0046

記憶部203は、同図に示すように、巡回経路情報記憶部231と進捗状況実績情報記憶部232を含む。

0047

巡回経路情報記憶部231は、巡回経路情報を記憶する。巡回経路情報は、巡回作業の対象である巡回経路ごとについての情報である。巡回経路情報記憶部231は、複数の巡回経路情報を、例えば巡回経路情報テーブルの構造により記憶する。

0048

進捗状況実績情報記憶部232は、進捗状況実績情報を記憶する。進捗状況実績情報は、巡回作業ごとの進捗状況の実績を示す情報である。進捗状況実績情報記憶部232は、複数の巡回作業ごとの進捗状況実績情報を、例えば進捗状況実績情報テーブルの構造により記憶する。

0049

図4は、巡回経路情報記憶部231が記憶する巡回経路情報テーブルの一例を示す。同図に示すように、巡回経路情報テーブルは、巡回経路ごとに、「××ルート」などのように表される巡回経路名と巡回経路情報とを対応付けた構造を有する。

0050

図5は、図4に示した巡回経路情報テーブルにおける1つの巡回経路に対応する巡回経路情報の内容例を示している。巡回経路情報は、対応の巡回経路における巡回地点と戻り地点までの経路順ごとに、巡回地点名、位置及び予定移動所要時間を対応付けた構造を有する。
巡回地点名は、経路順が対応する巡回地点の名称を示す。
位置は、対応の巡回地点の位置を示す。同図では、巡回地点の位置を緯度経度により表している例が示されている。

0051

予定移動所要時間は、1つ前の巡回地点(又は出発地点)から対応の巡回地点に移動するのに要するとして予め定められた予定時間を示す。具体的に、図1との対応では、経路順1に対応する巡回地点に対応付けられた予定移動所要時間は、出発地点である作業者詰所10から施設Aまでの移動に要するものとして定められた予定時間を示す。また、経路順2に対応する巡回地点に対応付けられた予定移動所要時間は、施設Aから施設Bまでの移動に要するものとして定められた予定時間を示す。

0052

次に、図6を参照して、進捗状況実績情報記憶部232が記憶する進捗状況実績情報テーブルの一例について説明する。同図に示す進捗状況実績情報テーブルにおける1つのレコードが、過去に巡回作業が行われた1つの巡回経路に対応する進捗状況実績情報である。1つの進捗状況実績情報は、巡回経路名、作業者、巡回作業日、巡回開始時刻、巡回終了時刻及び巡回地点到着時刻を含む。

0053

巡回経路名は、対応の巡回作業の対象となった巡回経路の名称を示す。なお、巡回経路名に代えて、巡回経路ごとに付された番号などを示すようにしてもよい。
作業者は、対応の巡回作業を行った作業者を示す。同図では、作業者の氏名が示されている例であるが、例えば、作業者に付された番号などであってもよい。
巡回作業日は、対応の巡回作業が行われた日付(例えば年月日による)を示す。
巡回開始時刻は、対応の巡回作業が開始された時刻を示す。巡回開始時刻は、例えば作業者が出発地点を出発した時刻である。
巡回終了時刻は、対応の巡回作業が終了した時刻を示す。巡回終了時刻は、例えば作業者が戻り地点に戻った時刻である。
巡回地点到着時刻は、対応の巡回作業における巡回地点ごとの到着時刻を示す。

0054

図6に示す進捗状況実績情報の属性のうち、巡回地点到着時刻に含まれる巡回地点と到着時刻とを対応付けた情報は、到着通知の受信に応じて到着巡回地点取得部222が取得した到着巡回地点と、到着時刻取得部221が取得した到着時刻とを組み合わせて得られる。
進捗状況実績管理部226は、到着通知が受信されるのに応じて到着巡回地点取得部222と到着時刻取得部221のそれぞれから到着巡回地点と到着時刻を取得し、取得した到着巡回地点と到着時刻の組合せによる情報を、対応の巡回作業における巡回地点到着時刻に格納する。

0055

また、図6に示す進捗状況実績情報の属性のうち、巡回地点到着時刻以外の、巡回経路名、作業者、巡回作業日などについては、管理者Kが操作によって入力してもよいし、例えば作業スケジュールのデータなどを引用して自動入力させてもよい。
また、巡回開始時刻、巡回終了時刻などの属性についても、管理者Kや作業者が出発時、戻り時に操作によって入力してもよい。あるいは、到着通知装置100について例えば操作に応じて出発を通知する出発通知と、作業から戻ってきたことを通知する戻り通知を送信できるようにする。そのうえで、進捗状況実績管理部226が、出発通知と戻り通知の受信に応じて巡回開始時刻、巡回終了時刻をそれぞれ入力できるようにしてもよい。

0056

説明を図3に戻す。
操作受付部204は巡回作業管理装置200に対して行われる各種の操作を受け付ける。
表示部205は、制御部202の制御に応じて画像を表示する。例えば、表示部205には、進捗状況出力部225の制御によって、図2に例示したような進捗状況画像が表示される。また、表示部205には、進捗状況実績管理部226の制御によって、過去における巡回作業の履歴を示す画像が表示される。また、表示部205には、解析部227の制御によって、解析部227による解析結果を示す画像が表示される。

0057

[処理手順例]
図7のフローチャートを参照して、本実施形態における巡回作業管理装置200が遅延通知に関連して実行する処理手順例について説明する。
到着時刻取得部221は、到着通知が受信されたか否かについて判定する(ステップS101)。
到着時刻取得部221は、到着通知が受信されたことを判定した場合(ステップS101−YES)、受信された到着通知に対応する到着巡回地点についての到着時刻を取得する(ステップS102)。

0058

また、到着通知が受信されないことが判定された場合(ステップS101−NO)、あるは、ステップS102の処理を終了するのに応じて、遅延判定部223は、到着待ち時間を計測する(ステップS103)。遅延判定部223は、最後のステップS102にて取得された到着時刻から現時刻までの経過時間を到着待ち時間として計測する。
遅延判定部223は、ステップS103により計測した到着待ち時間が閾値を越えたか否かについて判定する(ステップS104)。

0059

到着待ち時間が閾値以下である場合(ステップS104−NO)、処理がステップS101に戻される。
これに対して、ステップS103にて計測された到着待ち時間が閾値を越えた場合(ステップS104−YES)、遅延通知部224は遅延通知を行う(ステップS105)。

0060

<第2実施形態>
第1実施形態において、遅延判定部223が遅延判定に用いる閾値の基となる予定移動所要時間は、例えば、管理者Kなどがこれまでの実績や経験などを基に予測して入力していた。
ここで、或る1つの巡回経路についての進捗状況の傾向については、ある程度の長い期間において変化する場合がある。一例として、或る巡回経路が新たに作業対象となった場合、最初のうちは作業者Wも慣れていないために巡回に時間がかかっているが、慣れてくるに従って巡回に要する時間が短くなっていくというような状況を挙げることができる。
このように巡回に要する時間が短くなっているのにかかわらず、予定移動所要時間について当初の設定のままであると、遅延通知のタイミングが相対的に遅れることになる。このような場合には、例えば遅延通知のタイミングが早まるように予定移動所要時間について修正することが好ましい。

0061

しかし、このような予定移動所要時間の修正を管理者Kなどが手動で入力することは面倒である。そこで、第2実施形態では、巡回関連予定時間である予定移動所要時間について、上記のような進捗状況の変化に対応して、自動的に変更が行われるようにする。

0062

[巡回作業管理装置の機能構成例]
図8を参照して、第2実施形態における巡回作業管理装置200の機能構成例について説明する。なお、同図において、図3と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
同図に示す巡回作業管理装置200の制御部202においては、図3の構成に対して巡回関連予定時間変更部228がさらに備えられる。

0063

巡回関連予定時間変更部228は、所定の変更情報に基づいて巡回関連予定時間としての巡回地点ごとの予定移動所要時間を変更する。
具体的に、巡回関連予定時間変更部228は、巡回関連予定時間としての予定移動所要時間を変更するにあたり、変更情報として、到着時刻取得部が巡回地点ごとに対応して取得した到着時刻を利用する。より具体的には、巡回関連予定時間変更部228は、変更情報として、対象の巡回経路についての直近における所定数の巡回地点到着時刻を利用する。
このために、巡回関連予定時間変更部228は、対象の巡回経路についての直近における所定数(n個)の巡回作業ごとの時刻実績情報(巡回地点到着時刻、巡回開始時刻、巡回終了時刻)を、進捗状況実績情報記憶部232から取得する。

0064

図6に示したように、巡回関連予定時間変更部228が取得した時刻実績情報における巡回地点到着時刻には、巡回経路における巡回地点ごとの到着時刻の実績が示されている。
そこで、巡回関連予定時間変更部228は、取得した時刻実績情報を利用して、出発地点から戻り地点までにおける巡回地点ごとの移動時間を求める。これにより、同じ巡回地点ごとに対応して、n個の移動所要時間が求められる。

0065

そこで、巡回関連予定時間変更部228は、同じ巡回地点ごとに対応して、それぞれ、n個の移動所要時間の平均値を求める。つまり、巡回関連予定時間変更部228は、巡回地点ごとに対応して移動所要時間の移動平均を求める。巡回関連予定時間変更部228は、このように求めた巡回地点ごとの移動所要時間の平均値を、新たな巡回地点ごとの予定移動所要時間として設定する。
このために、巡回関連予定時間変更部228は、巡回経路情報記憶部231が対象の巡回経路に対応して記憶する巡回経路情報における巡回地点ごとの予定移動所要時間を、上記のように求めた巡回地点ごとの移動所要時間の平均値で書き換える。これにより、例えば、予定移動所要時間が、直近の進捗状況の傾向に適合するように変更される。

0066

このように予定移動所要時間が直近の進捗状況の傾向に適合するように変更されることで、遅延判定部223が遅延判定に利用する予定移動所要時間が直近の進捗状況の傾向に適合したものとなる。これにより、遅延判定部223による遅延判定の精度が向上し、例えば事故が発生して遅延しているような場合には迅速に対応できることになる。

0067

[処理手順例]
図9のフローチャートは、巡回関連予定時間変更部228が、1つの巡回経路に対応して予定移動所要時間を変更するために実行する処理手順例を示している。
巡回関連予定時間変更部228は、進捗状況実績情報記憶部232が予定移動所要時間の変更対象の巡回経路に対応して記憶する進捗状況実績情報から、直近におけるn個の時刻実績情報を取得する(ステップS201)。
前述のように、時刻実績情報は、巡回地点到着時刻、巡回開始時刻及び巡回終了時刻である。

0068

次に、巡回関連予定時間変更部228は、ステップS201により取得した時刻実績情報を利用して、上記のように巡回地点ごとに対応する移動所要時間の平均値を算出する(ステップS202)。
巡回関連予定時間変更部228は、ステップS202により算出した移動所要時間の平均値により、巡回経路情報記憶部231が変更対象の巡回経路に対応して記憶する巡回経路情報における巡回地点ごとの予定移動所要時間を書き換える(ステップS203)。

0069

[各種変形例]
以下に、本実施形態の各種変形例について説明する。
例えば、第2の実施形態において、巡回関連予定時間変更部228は、対象の巡回経路についての直近における所定数の巡回地点到着時刻を変更情報として利用していたが、変更情報としては、巡回地点到着時刻に限定されない。
一変形例として、変更情報は、巡回作業が行われる時間帯に対応した天気予報であってもよい。巡回作業は屋外を移動したり、屋外での点検作業などを伴うことから、雨のときには効率が低下して進捗が遅延する傾向になる。
そこで、巡回関連予定時間変更部228は、例えば天気予報が示す雨、などの天候に応じて、巡回地点ごとの予定移動所要時間を増加させるように変更する。

0070

また、変更情報は、当日の巡回作業についての作業内容などを示した作業スケジュール情報であってもよい。例えば巡回作業においては、草取り清掃オイルの補充などのように、毎回行うのではなく、間隔をおいて行われる非定常的作業もある。このような非定常的作業が作業スケジュールに組み込まれた場合には、通常よりも作業に時間を要するために進捗が遅延する。
そこで、巡回関連予定時間変更部228は、例えば当日作業が行われる巡回経路についての作業スケジュールのデータを参照し、非定常的作業の有無や数に基づいて巡回地点ごとの予定移動所要時間を変更する。

0071

また、変更情報は、当日の巡回作業の作業人数であってもよい。例えば施設の点検などの作業は例えば1人で行うよりも複数で行ったほうが速く済ませることができるために、巡回作業における巡回地点ごとの移動所要時間も短縮される。
そこで、巡回関連予定時間変更部228は、例えば作業人数が多くなるのに応じて巡回地点ごとの予定移動所要時間を短縮するように変更する。

0072

また、巡回関連予定時間を変更するのに代えて、遅延判定部223が遅延判定に利用する閾値が変更されるようにしてもよい。

0073

また、上記の実施形態において、遅延判定部223は、巡回地点ごとに対応した移動所要時間に基づいて遅延判定を行っていた。遅延判定の手法は、これに限定されるものではない。例えば、遅延判定部223は、次に到着すべき巡回地点の予定到着時刻を巡回関連予定時間として、予定到着時刻と現時刻との差分値を閾値と比較することにより遅延判定を行うようにしてもよい。
また、巡回関連予定時間変更部228は、巡回地点ごとの予定移動所要時間に代えて、巡回地点ごとの予定到着時刻を変更してもよい。

0074

また、到着通知装置100は、例えば、施設20ごとに備えられる到着通知のための通信装置などであってもよい。この場合、作業者Wは、巡回地点に到着すると施設20において備えられている通信装置のボタンなどを操作する。この操作に応じて、通信装置は、巡回作業管理装置200に到着通知を送信する。この場合、到着通知に対応する巡回地点は、到着通知の信号を巡回地点ごとに異ならせておくようにする。これにより、巡回作業管理装置200は、到着通知の受信に応じて巡回地点を認識できる。

0075

以上述べた少なくともひとつの実施形態の巡回作業管理装置200では、巡回地点ごとに対応して予め定められた巡回関連予定時間と、最後の到着通知に基づいて取得した到着時刻から現時刻までの到着待ち時間とに基づいて作業の進捗が遅延しているか否かを判定することができる。これにより、巡回作業の進捗状況として、特に許容範囲を越えた遅延を的確に把握するが可能になる。

0076

なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。

0077

10…作業者詰所
20…施設
100…到着通知装置
101…操作受付部
102…到着通知部
103…通信部
200…巡回作業管理装置
201…通信部
202…制御部
203…記憶部
204…操作受付部
205…表示部
221…到着時刻取得部
222…到着巡回地点取得部
223…遅延判定部
224…遅延通知部
225…進捗状況出力部
226…進捗状況実績管理部
227…解析部
228…巡回関連予定時間変更部
231…巡回経路情報記憶部
232…進捗状況実績情報記憶部

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