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技術 シート処理装置及び画像形成装置

出願人 キヤノン株式会社
発明者 関川明人
出願日 2013年6月28日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2013-137016
公開日 2015年1月19日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2015-009955
状態 特許登録済
技術分野 堆積物収容具
主要キーワード ラストシート 押え軸 押さえ軸 カム回転軸 両側端位置 受入れ位置 押さえ位置 押さえ動作

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図面 (11)

課題

専用のモータを用いることなく、押さえ部材押さえ位置及び退避位置に移動させることのできるシート処理装置及び画像形成装置を提供する。

解決手段

シート積載手段にシート積載されると、一方向駆動手段115Aにより駆動を伝達して束押さえ115を回転させ、押さえ部115aを弾性変形させた状態でシートを押さえ付ける押さえ位置に移動させる。一方向駆動手段115Aによる駆動の伝達が停止されると、逆回転規制手段115Bにより、弾性変形した状態の押さえ部115aの復元力による束押さえ115の押さえ解除方向の回転を規制する。次のシートが排出された後、一方向駆動手段115Aにより駆動を伝達して束押さえ115を回転させて束押さえ115をシートから離間する退避位置に移動させる。

背景

従来、複写機レーザービームプリンタファクシミリ及びこれらの複合機等の画像形成装置においては、画像を形成したシートに対し綴じ処理等を行うシート処理装置備えたものがある。このシート処理装置は、装置内に中間処理トレイを設け、この中間処理トレイに複数のシートを積載してシート束を形成し、このシート束に対して綴じ処理等の処理を施した後、シート積載手段に排出するようにしている。

そして、シート処理装置は、画像形成装置から排出されたシートを受け入れた後、処理トレイに積載し、処理トレイ上でシートの整合、綴じ処理を行い、このような処理を行った後、処理されたシート束をシート積載手段に排出する。

ところで、このようなシート処理装置において、シート又はシート束を順次シート積載手段に排出する際、先行してシート積載手段に排出積載されているシート又はシート束が、後続して排出されるシート又はシート束により押されて移動する場合がある。この場合、シート積載手段に排出されるシート及びシート束(以下、シート等という)の積載性が低下する。そこで、従来は、排出するシート等により、既にシート積載手段に排出されたシート等が押し出されることがないよう、排出されたシート等の後端押さえ部材により押さえるものがある(特許文献1参照)。

概要

専用のモータを用いることなく、押さえ部材を押さえ位置及び退避位置に移動させることのできるシート処理装置及び画像形成装置を提供する。シート積載手段にシートが積載されると、一方向駆動手段115Aにより駆動を伝達して束押さえ115を回転させ、押さえ部115aを弾性変形させた状態でシートを押さえ付ける押さえ位置に移動させる。一方向駆動手段115Aによる駆動の伝達が停止されると、逆回転規制手段115Bにより、弾性変形した状態の押さえ部115aの復元力による束押さえ115の押さえ解除方向の回転を規制する。次のシートが排出された後、一方向駆動手段115Aにより駆動を伝達して束押さえ115を回転させて束押さえ115をシートから離間する退避位置に移動させる。

目的

本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、専用のモータを用いることなく、押さえ部材を押さえ位置及び退避位置に移動させることのできるシート処理装置及び画像形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

シートを処理する処理部と、前記処理部によって処理されたシートを積載するシート積載手段と、弾性を有する押さえ部を有し、前記シート積載手段に積載されたシートのシート排出方向の一端部を、前記押さえ部を弾性変形させながら押さえ付けて保持する回転可能な押さえ手段と、前記押さえ手段を、シートを押さえ付ける押さえ方向に回転するよう駆動し、前記押さえ方向と逆方向に回転する方向には駆動しない一方向駆動手段と、前記押さえ手段の前記押さえ方向の回転を許容し、前記押さえ方向と逆方向の押さえ解除方向の回転を規制する逆回転規制手段と、を備え、前記シート積載手段にシートが積載されると、前記一方向駆動手段により前記押さえ手段を回転させ、前記押さえ部を弾性変形させた状態でシートを押さえ付ける押さえ位置に移動させ、前記一方向駆動手段の駆動が停止すると、前記逆回転規制手段により、弾性変形した状態の前記押さえ部の復元力による前記押さえ手段の前記押さえ解除方向の回転を規制し、次のシートが排出された後、前記一方向駆動手段により前記押さえ手段を回転させて前記押さえ手段を前記押さえ位置からシートと離間する退避位置に移動させることを特徴とするシート処理装置

請求項2

前記シート積載手段に積載されたシートのシート排出方向の一端が当接し、シートのシート排出方向の位置を整合する整合手段を備え、前記押さえ部材を、シートが前記整合手段により整合された後、前記退避位置からシートを押さえる押さえ位置に移動させることを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。

請求項3

前記整合手段に、前記押さえ部が通過する開口部を形成し、前記押さえ部が前記押さえ位置から前記退避位置へ移動する際、前記押さえ部は前記押さえ部を弾性変形させながら前記開口部を通過することを特徴とする請求項2記載のシート処理装置。

請求項4

前記一方向駆動手段は、正逆転可能な駆動手段及び前記駆動手段の一方向の回転を前記押さえ手段に伝達するワンウェイクラッチ手段を有し、前記ワンウェイクラッチ手段によって伝達される前記駆動手段の一方向の回転により前記押さえ手段を回転させて前記押さえ位置及び前記退避位置に移動させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のシート処理装置。

請求項5

前記押さえ部材の位置を検知するための検知手段を備え、前記検知手段からの検知信号に基づいて前記駆動手段を駆動し、前記押さえ手段を前記押さえ位置及び前記退避位置に移動させることを特徴とする請求項4記載のシート処理装置。

請求項6

前記駆動手段として他の手段を駆動する駆動手段を用いることを特徴とする請求項4又は5記載のシート処理装置。

請求項7

前記逆回転規制手段は、前記押さえ手段の前記押さえ方向の回転を許容し、前記押さえ方向と逆方向の押さえ解除方向の回転を規制するワンウェイクラッチ手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート処理装置。

請求項8

シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって画像を形成されたシートを処理する請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置

請求項9

シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって画像を形成された後、排出されてくるシートを積載するシート積載手段と、弾性を有する押さえ部を有し、前記シート積載手段に積載されたシートのシート排出方向の一端部を、前記押さえ部を弾性変形させながら押さえ付けて保持する回転可能な押さえ手段と、前記押さえ手段に対し、前記押さえ手段がシートを押さえ付ける押さえ方向に回転するよう駆動を伝達し、前記押さえ手段が前記押さえ方向と逆方向に回転する方向には駆動を伝達しない一方向駆動手段と、前記押さえ手段の前記押さえ方向の回転を許容し、前記押さえ方向と逆方向の押さえ解除方向の回転を規制する逆回転規制手段と、前記シート積載手段にシートが積載されると、前記押さえ手段を前記押さえ部を弾性変形させた状態でシートを押さえ付ける押さえ位置まで回転させ、次のシートが排出された後、前記押さえ手段を前記押さえ位置からシートと離間する退避位置まで回転させるよう前記一方向駆動手段の駆動を制御する制御手段と、を備え、前記一方向駆動手段による駆動が停止すると、前記逆回転規制手段により、弾性変形した状態の前記押さえ部の復元力による前記押さえ手段の前記押さえ解除方向の回転を規制することを特徴とする画像形成装置。

請求項10

前記シート積載手段に積載されたシートのシート排出方向の一端が当接し、シートのシート排出方向の位置を整合する整合手段を備え、前記制御手段は、前記押さえ部材を、シートが前記整合手段により整合された後、前記退避位置からシートを押さえる押さえ位置に移動させるよう前記一方向駆動手段の駆動を制御することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。

請求項11

前記整合手段に、前記押さえ部が通過する開口部を形成し、前記押さえ部が前記押さえ位置から前記退避位置へ移動する際、前記押さえ部は前記押さえ部を弾性変形させながら前記開口部を通過することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。

請求項12

前記一方向駆動手段は、正逆転可能な駆動手段及び前記駆動手段の一方向の回転を前記押さえ手段に伝達するワンウェイクラッチ手段を有し、前記ワンウェイクラッチ手段によって伝達される前記駆動手段の一方向の回転により前記押さえ手段を回転させて前記押さえ位置及び前記退避位置に移動させることを特徴とする請求項9乃至11の何れか1項に記載の画像形成装置。

請求項13

前記押さえ部材の位置を検知するための検知手段を備え、前記制御手段は、前記検知手段からの検知信号に基づいて前記駆動手段を駆動し、前記押さえ手段を前記押さえ位置及び前記退避位置に移動させるよう前記駆動手段の駆動を制御することを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。

請求項14

前記駆動手段として他の手段を駆動する駆動手段を用いることを特徴とする請求項12又は13記載の画像形成装置。

請求項15

前記逆回転規制手段は、前記押さえ手段の前記押さえ方向の回転を許容し、前記押さえ方向と逆方向の押さえ解除方向の回転を規制するワンウェイクラッチ手段を備えていることを特徴とする請求項9乃至14の何れか1項に記載の画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、シート処理装置及び画像形成装置に関し、特に処理が施された後、シート積載手段に排出されたシート押さえる押さえ手段の構成に関する。

背景技術

0002

従来、複写機レーザービームプリンタファクシミリ及びこれらの複合機等の画像形成装置においては、画像を形成したシートに対し綴じ処理等を行うシート処理装置を備えたものがある。このシート処理装置は、装置内に中間処理トレイを設け、この中間処理トレイに複数のシートを積載してシート束を形成し、このシート束に対して綴じ処理等の処理を施した後、シート積載手段に排出するようにしている。

0003

そして、シート処理装置は、画像形成装置から排出されたシートを受け入れた後、処理トレイに積載し、処理トレイ上でシートの整合、綴じ処理を行い、このような処理を行った後、処理されたシート束をシート積載手段に排出する。

0004

ところで、このようなシート処理装置において、シート又はシート束を順次シート積載手段に排出する際、先行してシート積載手段に排出積載されているシート又はシート束が、後続して排出されるシート又はシート束により押されて移動する場合がある。この場合、シート積載手段に排出されるシート及びシート束(以下、シート等という)の積載性が低下する。そこで、従来は、排出するシート等により、既にシート積載手段に排出されたシート等が押し出されることがないよう、排出されたシート等の後端押さえ部材により押さえるものがある(特許文献1参照)。

先行技術

0005

特開2009−173401号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ところで、押さえ部材を備えた従来のシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置において、シート等がシート積載手段に排出された後、押さえ部材を、シート等がシート積載手段の所定の積載位置への移動の妨げにならない退避位置に移動させる。つまり、従来は、排出されたシート等の後端を押さえる際には押さえ部材を押さえ位置に移動させ、シート等が積載トレイに排出されると、押さえ部材を退避位置に移動させるようにしている。

0007

ここで、この押さえ部材の押さえ位置及び退避位置の移動は、専用のモータ正逆回転駆動により行っているが、このように専用モータを用いた場合には高コストになる。

0008

そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、専用のモータを用いることなく、押さえ部材を押さえ位置及び退避位置に移動させることのできるシート処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0009

本発明は、シート処理装置において、シートを処理する処理部と、前記処理部によって処理されたシートを積載するシート積載手段と、弾性を有する押さえ部を有し、前記シート積載手段に積載されたシートのシート排出方向の一端部を、前記押さえ部を弾性変形させながら押さえ付けて保持する回転可能な押さえ手段と、前記押さえ手段を、シートを押さえ付ける押さえ方向に回転するよう駆動し、前記押さえ方向と逆方向に回転する方向には駆動しない一方向駆動手段と、前記押さえ手段の前記押さえ方向の回転を許容し、前記押さえ方向と逆方向の押さえ解除方向の回転を規制する逆回転規制手段と、を備え、前記シート積載手段にシートが積載されると、前記一方向駆動手段により前記押さえ手段を回転させ、前記押さえ部を弾性変形させた状態でシートを押さえ付ける押さえ位置に移動させ、前記一方向駆動手段の駆動が停止すると、前記逆回転規制手段により、弾性変形した状態の前記押さえ部の復元力による前記押さえ手段の前記押さえ解除方向の回転を規制し、次のシートが排出された後、前記一方向駆動手段により前記押さえ手段を回転させて前記押さえ手段を前記押さえ位置からシートと離間する退避位置に移動させることを特徴とするものである。

発明の効果

0010

本発明のように、一方向駆動手段により押さえ手段を押さえ位置及び退避位置に移動させ、逆回転規制手段により押さえ手段を押さえ位置に保持することにより、専用のモータを用いることなく、押さえ部材を押さえ位置及び退避位置に移動させることができる。

図面の簡単な説明

0011

本発明の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の構成を示す図。
上記シート処理装置であるフィニッシャを説明する図。
上記画像形成装置の制御ブロック図。
上記フィニッシャの制御ブロック図。
上記フィニッシャのシート綴じ処理動作を説明するフローチャート
上記フィニッシャのシート綴じ処理動作を説明する図。
上記フィニッシャの引き込みパドルを駆動する駆動機構を説明する図。
上記フィニッシャの引き込みパドルを昇降させると共に束押さえを駆動する駆動機構を説明する図。
上記引き込みパドルを昇降させると共に束押さえを駆動する駆動機構の要部拡大図。
上記フィニッシャの引き込みパドルを昇降させると共に束押さえを駆動する駆動機構の動作を示す図。

実施例

0012

以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。図1において、900は画像形成装置、900Aは画像形成装置本体(以下、装置本体という)、900Bはシートに画像を形成する画像形成部である。950は、装置本体900Aの上部に設けられ、原稿搬送装置950Aを備えた画像読取装置であり、100は装置本体900Aの上面と画像読取装置950の間に配置されたシート処理装置であるフィニッシャである。

0013

ここで、画像形成部900Bは、イエローマゼンタシアン及びブラックの4色のトナー画像を形成する感光体ドラムa〜dと、画像情報に基づいてレーザビーム照射して感光体ドラム上に静電潜像を形成する露光装置906を備えている。なお、この感光体ドラムa〜dは不図示のモータにより駆動されると共に、周囲には、それぞれ不図示の一次帯電器現像器転写帯電器が配置されており、これらはプロセスカートリッジ901a〜901dとしてユニット化されている。

0014

また、画像形成部900Bは、矢印方向に回転駆動される中間転写ベルト902、順次中間転写ベルト902に形成されたフルカラー画像をシートPに転写する2次転写部903等を備えている。そして、この中間転写ベルト902に転写帯電器902a〜902dによって転写バイアス印加することにより、感光体ドラム上の各色トナー像が順次中間転写ベルト902に多重転写される。これにより、中間転写ベルト上にはフルカラー画像が形成される。

0015

2次転写部903は、中間転写ベルト902を支持する2次転写対向ローラ903b及び中間転写ベルト902を介して2次転写対向ローラ903bと当接する2次転写ローラ903aとから構成される。なお、図1において、909はレジストレーションローラ、904は給紙カセット、908は給紙カセット904に収容されたシートPを給送するピックアップローラである。

0016

次に、このように構成された画像形成装置900の画像形成動作について説明する。画像形成動作が開始されると、まず不図示のパソコン等からの画像情報に基づき露光装置906はレーザ光を照射し、表面が所定の極性電位に一様に帯電されている感光体ドラムa〜dの表面を順次露光して感光体ドラムa〜dに静電潜像を形成する。この後、この静電潜像をトナーにより現像し、可視化する。

0017

例えば、まず感光体ドラムaに、原稿イエロー成分色の画像信号によるレーザ光を露光装置906のポリゴンミラー等を介して照射し、感光体ドラムa上にイエローの静電潜像を形成する。そして、このイエローの静電潜像を、現像器からのイエロートナーにより現像し、イエロートナー像として可視化する。この後、このトナー像が感光体ドラムaの回転に伴って感光体ドラムaと中間転写ベルト902とが当接する1次転写部に到来する。ここで、このようにトナー像が1次転写部に到来すると、転写帯電器902aに印加した1次転写バイアスにより、感光体ドラムa上のイエロートナー像が中間転写ベルト902に転写される(1次転写)。

0018

次に、中間転写ベルト902のイエロートナー像を担持した部位が移動すると、このときまでに上記と同様な方法で感光体ドラムb上に形成されたマゼンタトナー像がイエロートナー像上から中間転写ベルト902に転写される。同様に、中間転写ベルト902が移動するにつれて、それぞれ1次転写部においてシアントナー像、ブラックトナー像が、イエロートナー像、マゼンタトナー像上に重ね合わせて転写される。これにより、中間転写ベルト902上にフルカラートナー画像が形成される。

0019

また、このトナー画像形成動作並行して給紙カセット904に収容されたシートPは、ピックアップローラ908により1枚ずつ送り出される。そして、シートPは、レジストレーションローラ909に達し、レジストレーションローラ909によりタイミングを合わされた後、2次転写部903に搬送される。この後、この2次転写部903において、転写手段である2次転写ローラ903aに印加される2次転写バイアスによって中間転写ベルト902上の4色のトナー像がシートP上に一括して転写される(2次転写)。

0020

次に、トナー像が転写されたシートPは、2次転写部903から搬送ガイド920に案内されて定着部905に搬送され、定着部905を通過する際、熱及び圧力を受けて定着される。この後、このように画像が定着されたシートPは、定着部905の下流に設けられた排出通路921を通過した後、排出ローラ対918によって排出され、フィニッシャ100に搬送される。

0021

ここで、フィニッシャ100は、装置本体900Aから排出されたシートを順に取り込み、取り込んだ複数のシートを整合して1つの束に束ねる処理、束ねたシート束のシート排出方向上流端(以下、後端という)を綴じる綴じ処理を行う。そして、フィニッシャ100は、図2に示すように、必要に応じて綴じ処理を施し、積載トレイ114にシートを排出、積載する処理部139を備えている。なお、この処理部139は、綴じ処理を施すシートを積載するシート積載手段である中間処理トレイ107、中間処理トレイ107に積載されたシートPを綴じるステイプラ110を備えた綴じ部100Aを備えている。

0022

また、中間処理トレイ107には、中間処理トレイ107に、装置本体900Aの奥行き方向と直交する方向から搬送されたシートの幅方向(奥行き方向)の両側端位置を規制(整合)する前及び奥整合板109a,109bが設けられている。なお、この中間処理トレイ107に積載されたシートの幅方向の側端位置を整合する側端整合手段である前及び奥整合板109a,109bは、後述する図4に示す整合モータM253により駆動されて幅方向に移動する。

0023

また、この前及び奥整合板109a,109bは、通常、不図示の整合HPセンサ検知信号に基づいて駆動される整合モータM253によりシートを受け入れる受け入れ位置に移動する。そして、中間処理トレイ107に積載されたシートの両側端位置を規制する際には、整合モータM253を駆動し、前及び奥整合板109a,109bを幅方向に沿って移動させて中間処理トレイ上に積載されたシートの両側端に当接させる。

0024

また、中間処理トレイ107の搬送方向下流側の上方には引き込みパドル106が昇降可能に配置されている。この引き込みパドル106は、シートが処理部139に搬入される前に、後述する図4に示すパドルHPセンサS243の検知情報に基づいてパドル昇降・束押さえモータM252を駆動することにより、排出シートの邪魔にならない上方で待機した状態になる。

0025

また、引き込みパドル106は、中間処理トレイ107にシートが排出されると、下方に移動してシートの上面に接すると共に、後述する図4に示す搬送モータM250により、適切なタイミングで反時計方向に弾性変形しながら回転する。この回転により、シートを引き込んでシートの排出方向の一端であるシート後端後端ストッパ108に突き当てる。ここで、本実施の形態において、この引き込みパドル106と、後端ストッパ108と、前及び奥整合板109a,109bとにより、中間処理トレイ107に積載されたシートを整合する整合手段130が構成される。

0026

なお、図2において、112はシート排出方向に沿って移動可能な移動手段である後端アシストである。この後端アシスト112は、後述する図4に示すアシストHPセンサS244の検知信号に基づいて駆動されるアシストモータM254により、ステイプラ110の移動を妨げない位置からシートを受け入れる受け入れ位置に移動する。そして、この後端アシスト112は、後述するようにシート束に対して綴じ処理が施された後、アシストモータM254により駆動されてシート束を積載トレイ114に排出する。

0027

また、フィニッシャ100は、シートを装置内部に取り込むための入口ローラ101及び排出ローラ103を備えており、装置本体900Aから排出されたシートPは、入口ローラ101に受け渡される。なお、この時、入口センサS240によりシートの受渡しタイミングも同時に検知される。そして、入口ローラ101に受け渡されたシートPは、シート排出手段である排出ローラ103により順次中間処理トレイ107に排出され、この後、引き込みパドル106やローレットベルト117等の戻し手段により後端ストッパ108に突き当てられる。これにより、シートのシート搬送方向の整合が行われ、整合処理されたシート束を形成する。

0028

なお、図2において、105は後端落しであり、この後端落し105は、図2の(a)に示すように排出ローラ103を通過するシートPにより押し上げられる。そして、この後端落し105は、シートPが排出ローラ103を通過すると、図2の(b)に示すように自重により落下してシートPの後端を上側から押し下げる。

0029

また、104は除電針、115は束押さえであり、この束押さえ115は後述する図4に示すパドル昇降・束押さえモータM252によって回転することにより、積載トレイ114に積載されたシート束を押さえる。S242はトレイ下限センサ、S245は束押さえHPセンサである。S241はトレイHPセンサであり、シート束がトレイHPセンサS241を遮光している場合には、後述する図4に示すトレイ昇降モータM251により積載トレイ114をトレイHPセンサS241が透過状態になるまで下降させて紙面位置確定させる。

0030

図3は、画像形成装置900の制御ブロック図であり、図3において、200は図1に示すように装置本体900Aの所定の位置に配置され、装置本体900A及びフィニッシャ100の制御を司る制御部であるCPU回路部である。このCPU回路部200は、CPU201、制御プログラム等を格納したROM202、制御データを一時的に保持するための領域や、制御に伴う演算作業領域として用いられるRAM203を有している。

0031

また、図3において、209は画像形成装置900と外部PC(コンピュータ)208との外部インターフェイスである。この外部インターフェイス209は外部PC208からのプリントデータ受信すると、このデータをビットマップ画像展開し、画像データとして画像信号制御部206へ出力する。

0032

そして、この画像信号制御部206は、このデータをプリンタ制御部207へ出力し、プリンタ制御部207は、画像信号制御部206からのデータを不図示の露光制御部へ出力する。なお、イメージリーダ制御部205から画像信号制御部206へは、画像読取装置950に設けられた不図示のイメージセンサで読み取った原稿の画像が出力され、画像信号制御部206は、この画像出力をプリンタ制御部207へ出力する。

0033

また、操作部210は、画像形成に関する各種機能を設定するための複数のキー及び設定状態を表示するための表示部等を有している。そして、ユーザによる各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部200に出力すると共に、CPU回路部200からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。

0034

CPU回路部200は、ROM202に格納された制御プログラム及び操作部210の設定に従い、画像信号制御部206を制御すると共に、DF(原稿搬送装置)制御部204を介して原稿搬送装置950A(図1参照)を制御する。また、イメージリーダ制御部205を介して画像読取装置950(図1参照)を、プリンタ制御部207を介して画像形成部900B(図1参照)を、フィニッシャ制御部220を介してフィニッシャ100をそれぞれ制御する。

0035

なお、本実施の形態において、制御手段であるフィニッシャ制御部220はフィニッシャ100に搭載され、CPU回路部200と情報のやり取りを行うことによってフィニッシャ100の駆動制御を行う。また、フィニッシャ制御部220をCPU回路部200と一体的に装置本体側に配設し、装置本体側から直接、フィニッシャ100を制御するようにしてもよい。

0036

図4は本実施の形態に係るフィニッシャ100の制御ブロック図である。フィニッシャ制御部220は、CPU(マイコン)221、ROM222、RAM223で構成されている。そして、このフィニッシャ制御部220は、通信IC224を介してCPU回路部200と通信してデータ交換を行い、CPU回路部200からの指示に基づきROM222に格納されている各種プログラムを実行してフィニッシャ100の駆動制御を行う。

0037

また、フィニッシャ制御部220は、ドライバ225を介して搬送モータM250、トレイ昇降モータM251、パドル昇降・束押さえモータM252、整合モータM253、アシストモータM254、STPモータM256等を駆動している。また、フィニッシャ制御部220には、入口センサS240、排紙センサS246、トレイHPセンサS241、トレイ下限センサS242、パドルHPセンサS243、アシストHPセンサS244、束押さえHPセンサS245が接続されている。そして、フィニッシャ制御部220は、これら各センサからの検知信号に基づき搬送モータM250、パドル昇降・束押さえモータM252、整合モータM253、STPモータM256等を駆動する。

0038

次に、本実施の形態に係るフィニッシャ100のシート綴じ処理動作について図5に示すフローチャートを用いて説明する。画像形成装置900から排紙されたシートPは、既述した図2の(a)に示すように、搬送モータM250により駆動されている入口ローラ101に受け渡される。この時、シートPの先端が入口センサS240によりシートの受渡しタイミングが同時に検知されている。

0039

ここで、フィニッシャ制御部220は、ジョブが開始されると、束押さえ115を積載トレイ114上のシート束を押さえる束押さえ位置へ移動させる(S801)。なお、ジョブ開始時には、積載トレイ114上にはシート束は存在していない。そして、入口ローラ101に受け渡されたシートPを排出ローラ103に受け渡した後、既述した図2の(a)に示すように、先端部により後端落し105を持ち上げながら、かつ除電針104により除電しながら中間処理トレイ107へ排出する(S802)。なお、排出ローラ103により中間処理トレイ107に排出されたシートPは、後端落し105の自重により上側から押さえられることで、シートPの後端部が中間処理トレイ107に落下する時間が短縮される。

0040

次に、排紙センサS246により検知されたシート後端信号に基づき、フィニッシャ制御部220は中間処理トレイ内の制御を行う。即ち、既述した図2の(b)に示すように、パドル昇降・束押さえモータM252により引き込みパドル106を中間処理トレイ107側に下降させ、シートPに接触させる。このとき、引き込みパドル106は、搬送モータM250により反時計周り方向に回転しているため、引き込みパドル106によりシートPは図中右方向の後端ストッパ108側に搬送され、この後、シートPの後端がローレットベルト117に受け渡される。なお、シートPの後端がローレットベルト117に受け渡されると、パドル昇降・束押さえモータM252が回転して引き込みパドル106が上昇する。そして、上昇した引き込みパドル106がHPに到達したことをパドルHPセンサS243が検知すると、フィニッシャ制御部220はパドル昇降・束押さえモータM252の駆動を停止する。

0041

引き込みパドル106により搬送されてきたシートPは、ローレットベルト117により後端ストッパ108まで搬送される。なお、ローレットベルト117は、シートPを後端ストッパ108まで搬送した後、シートPに対しスリップしながら搬送することで、シートPを常時後端ストッパ108に付勢させる。このスリップ搬送により、シートPを後端ストッパ108に突き当てることでシートPの斜行補正することができる。次に、このようにシートPを後端ストッパ108に搬送した後(S803)、フィニッシャ制御部220は整合モータM253を駆動して整合板109をシート排出方向と直交する幅方向に移動させ、シートPの幅方向の位置を整合する。

0042

そして、整合板109による整合処理の後(S804)、整合されたシートが束内ラストシートかを判断し(S805)、ラストシートでない場合は(S805のN)、S802からS804の処理を繰り返す。これにより、図6の(a)に示すように、中間処理トレイ107上で整合されたシート束PAが形成される。整合されたシートがラストシートの場合は(S805のY)、フィニッシャ制御部220は綴じ処理の設定の有/無を判断する(S806)。そして、綴じ処理の設定が有る場合には(S806のY)、STPモータM256を駆動し、ステイプラ110による綴じ処理を行う(S807)。

0043

この後、フィニッシャ制御部220は、後端アシスト112と排出爪113を移動させるアシストモータM254を駆動する。これにより、図6の(b)に示すように、後端アシスト112と排出爪113がシート束PAの後端と当接しながら移動し、中間処理トレイ107上のシート束PAをシート排出方向下流側が高くなるように傾斜した積載トレイ114上に排出する(S808)。また、綴じ処理の設定が無い場合には(S806のN)、綴じ処理を行うことなく、中間処理トレイ107上のシート束PAを積載トレイ114上に排出する(S808)。

0044

そして、排出されたシート束PAは、積載トレイ114の傾斜と自重により、シート束PAのシート排出方向の一端部である後端がシート束PAのシート排出方向の位置を整合する整合手段を構成する整合壁面100aに当接する。なお、この整合壁面100aには、束押さえ115が束押さえ位置及び積載トレイ上のシートから離間する退避位置への移動可能となるよう開口部100bが形成されている。

0045

ここで、フィニッシャ制御部220は、積載トレイ114上に排出されたシート束後端の積載トレイへの着地前に、束押さえ位置に移動していた束押さえ115を、図6の(a)に示す積載トレイから退避した位置へと移動させる(S809)。そして、シート束後端が積載トレイに着地して整合壁面100aに当接した後、束押さえ115を反時計周りに回転させ、開口部100bを通過させて図6の(c)に示すように、シート束PAの後端部を押さえる束押さえ位置に移動させる(S810)。

0046

これにより、積載トレイ114上に積載され、整合壁面100aに当接しているシート束PAが、次に排出されるシート束により排出方向に押し出されるのを防止することができる。なお、フィニッシャ制御部220は、束押さえHPセンサS245からの束押さえ115のHP検知信号に基づき、後述するようにパドル昇降・束押さえモータM252の駆動を制御して束押さえ115を束押さえ位置及び退避位置へ移動させて後、停止させる。

0047

そして、束押さえ115による束押さえ動作完了後、シート束PAがトレイHPセンサS241を遮光している場合には、積載トレイ114をトレイ昇降モータM251により、トレイHPセンサS241が透過状態になるまで下降して紙面位置を確定させる。これまでの一連の動作を繰り返し行うことで、必要な部数のシート束PAを積載トレイ114上に排出することができる。

0048

なお、動作中、積載トレイ114が下降してトレイ下限センサS242を遮光した場合には、積載トレイ114の満載がフィニッシャ制御部220から画像形成装置900のCPU回路部200に通知され、画像形成が中止される。この後、積載トレイ114上のシート束が取り除かれると、積載トレイ114がトレイHPセンサS241を遮光するまで上昇した後、下降してトレイHPセンサS241が透過することで再び積載トレイ114の紙面が確定される。

0049

これにより、画像形成装置900の画像形成が再開される。このような動作を最終シート束が排出されるまで繰り返し、最終シート束が排出されると(S811のY)、ユーザが積載トレイ114のシート束を取りやすくするため、束押さえ115を退避位置へと移動し(S812)、ジョブが終了する。

0050

次に、引き込みパドル106及び束押さえ115の駆動機構と、引き込みパドル106を昇降させるパドル昇降機構について説明する。図7は、引き込みパドル106を駆動する駆動機構を説明する図であり、図8は引き込みパドル106を昇降させると共に束押さえ115を駆動する駆動機構を説明する図である。

0051

図7において、501は中間処理トレイ107の上方に昇降可能に設けられた支持手段である揺動ガイドであり、この揺動ガイド501の底面は、シートが搬送される際のガイドを構成する。この揺動ガイド501は、不図示のフィニッシャ本体に回転自在に支持されたパドル駆動軸502を中心に揺動すると共に、一方の揺動端部には摩擦係数の大きいゴムからなる引き込みパドル106がパドル回転軸504を中心に回転可能に支持されている。パドル回転軸504は、パドル駆動ベルト505を介してパドル駆動軸502と連結されており、これによりパドル駆動軸502が回転すると引き込みパドル106が回転する。

0052

パドル駆動軸502は、排出ローラ103のローラ軸103aと駆動伝達ベルト506を介して接続されており、排出ローラ103のローラ軸103aと入口ローラ101のローラ軸101aは搬送伝達ベルト509を介して接続されている。また、入口ローラ101のローラ軸101aは、搬送駆動ベルト510を介して搬送モータM250の駆動軸250aと接続されている。そして、この駆動構成より、搬送モータM250の回転に伴い、入口ローラ101と、排出ローラ103と、引き込みパドル106が同期して同じ方向に回転する。なお、図7において、511は揺動ガイド501の側面突設されたカム摺動軸である。

0053

また、図8において、514はカム回転軸513を中心に回転するガイド昇降カムであり、このガイド昇降カム514には揺動ガイド501の側面に突設されたカム摺動軸511が係合している。そして、ガイド昇降カム514が回転すると、揺動ガイド501が中間処理トレイ107へシートを受入れる中間処理トレイ上方のシート受入れ位置(待機位置)と、シート戻し位置(搬送位置)との間を昇降する。このシート受入れ位置は、引き込みパドル106がシートの受入れを妨げない中間処理トレイ107から離間した位置であり、シート戻し位置は、引き込みパドル106がシートに当接してシートを後端ストッパ108に向けて搬送する位置である。

0054

なお、本実施の形態において、カム摺動軸511は、後述する図10に示すガイド昇降カム514に形成されたカム溝514bに入り込むようになっている。そして、ガイド昇降カム514が回転すると、カム摺動軸511がカム溝内摺動することにより、揺動ガイド501が昇降動作する。

0055

ここで、カム回転軸513には、一方向の回転駆動のみを伝達する不図示のワンウェイクラッチ具備したワンウェイクラッチ手段であるワンウェイギア512が配置されている。そして、このワンウェイギア512にはパドル昇降・束押さえモータM252のモータギア523が接続される。なお、ガイド昇降カム514の側面には、図9に示すように、カムHPセンサフラグ514aが設けられており、このカムHPセンサフラグ514aをパドルHPセンサS243が検知することによりガイド昇降カム514のHP(ホームポジション検出を行う。

0056

押さえ手段としての束押さえ115は、図8に示すように束押さえ軸518上に複数個配置されたゴム等の弾性部材で構成された押さえ部115aを備えている。そして、束押さえ軸518には、束押さえHPセンサフラグ520が設けられており、この束押さえHPセンサフラグ520を検知手段である束押さえHPセンサS245が検知することにより、束押さえ115のHPを検出する。

0057

束押さえ軸518の一端には、一方向の駆動入力のみを伝達する不図示のワンウェイクラッチを具備したワンウェイプーリ517が配置されている。このワンウェイプーリ517には、束押さえ駆動ベルト516、束押さえアイドラプーリギア515、モータギア523を介してパドル昇降・束押さえモータM252が連結されている。そして、パドル昇降・束押さえモータM252が回転すると、束押さえ軸518が回転し、束押さえ115は既述した図6の(c)に示すシート束後端を押さえ付ける束押さえ位置と、図6の(a)に示す中間処理トレイ107から退避する退避位置へと移動する。

0058

ここで、本実施の形態において、パドル昇降・束押さえモータM252は、正逆転可能なパルスモータであり、パドル昇降・束押さえモータM252が第1回転方向に回転すると、すなわち正転すると、揺動ガイド501を昇降動作させることができる。また、パドル昇降・束押さえモータM252が第2回転方向に回転すると、すなわち逆転すると、束押さえ115を回転させ、シート束後端を押さえ付ける束押さえ位置に移動させることができる。

0059

なお、図8において、115Aは、束押さえ115に対し、束押さえ115がシート束を押さえ付ける押さえ方向に回転するよう駆動を伝達し、束押さえ115が押さえ方向と逆方向に回転する方向には駆動を伝達しない一方向駆動手段である。この一方向駆動手段115Aは、ワンウェイプーリ517、束押さえ駆動ベルト516、束押さえアイドラプーリ・ギア515、モータギア523、正逆転可能な駆動手段であるパドル昇降・束押さえモータM252により構成される。そして、この一方向駆動手段115Aによりパドル昇降・束押さえモータM252が逆転すると束押さえ115を回転させることができるが、パドル昇降・束押さえモータM252が正転しても束押さえ115は押さえ方向と逆方向には回転しない。

0060

図8において、115Bは束押さえ115の押さえ方向の回転を許容し、押さえ方向と逆方向の押さえ解除方向の回転を規制する逆回転規制手段である。この逆回転規制手段115Bは、束押さえ軸518の他端に配置された束押さえギア521を備えている。また、この逆回転規制手段115Bは、不図示のフレームに固定された軸522aに不図示のワンウェイクラッチを介して配置され、束押さえギア521と駆動連結されている逆転防止ワンウェイギア522を備えている。

0061

ここで、逆転防止ワンウェイギア522のワンウェイクラッチの向きは、束押さえ軸518がワンウェイプーリ517により回転する方向とは逆向きの回転を規制するように設定されている。これにより、束押さえ軸518への駆動入力が途切れた状態となった際、束押さえ軸518が逆回転するのを防ぐことができる。この結果、積載トレイ114上のシート束の後端を押さえた状態において、入力駆動が途切れても、束押さえ115の、シートを押さえるために弾性変形した状態の押さえ部115aの復元力による逆回転を規制することができる。

0062

図10は、このようなパドル昇降・束押さえモータM252の回転方向に応じた揺動ガイド501及び束押さえ115の動作を示した図である。図10の(a)は、引き込みパドル106が上昇位置、束押さえ115が束押さえ位置にある状態である。図10の(b)は、パドル昇降・束押さえモータM252を正転駆動させたときの動作を示したものである。

0063

パドル昇降・束押さえモータM252を正転駆動させると、モータギア523が矢印X方向に回転駆動される。このモータギア523の回転は、ワンウェイギア512がカム回転軸513へ駆動を伝達する向きの回転となるため、ガイド昇降カム514が時計回りに回転する。そして、このようにガイド昇降カム514が回転すると、カム摺動軸511がカム溝514bに沿って移動し、これに伴い揺動ガイド501が昇降する。なお、このときモータギア523の回転がワンウェイプーリ517に伝達され、ワンウェイプーリ517が時計回りに回転する。しかし、このようにワンウェイプーリ517が回転しても、ワンウェイプーリ517に組み込まれているワンウェイクラッチにより、束押さえ軸518に駆動が伝わらず束押さえ115は回転しない。

0064

図10の(c)は、パドル昇降・束押さえモータM252を逆回転させたときの動作を示したものである。このとき、モータギア523が矢印Y方向に駆動回転される。この場合、ワンウェイプーリ517が束押さえ軸518に駆動を伝達する向きの回転となるため、束押さえ軸518が反時計回りに駆動回転する。

0065

そして、この束押さえ軸518の回転により、束押さえ115が、押さえ部115aを撓ませながら既述した図6に示す整合壁面100aに形成された開口部100bを通過して図10の(c)に示す退避位置から図10の(a)に示す束押さえ位置に移動する。なお、このときのモータギア523の回転方向は、ワンウェイギア512のワンウェイクラッチが空転する方向であるため、カム回転軸513には駆動が伝達されず、揺動ガイド501は停止したままである。

0066

次に、束押さえ115を束押さえ位置に移動させると、パドル昇降・束押さえモータM252を停止させて一方向駆動手段115Aによる束押さえ115に対する駆動伝達を停止する。これにより、束押さえ115は、排出されたシート束の後端部を押さえた状態で次のシート束の排出に備える。ここで、束押さえ位置に移動した際、束押さえ115は、シート束Pを撓みながら押さえているため、束押さえ115の点線矢印T方向の弾性力により束押さえ軸518が時計回りに回転しようとする。

0067

しかし、この方向に束押さえ軸518が回転しようとしても、既述したように束押え軸518の他端に配置されている束押さえギア521が逆転防止ワンウェイギア522と連結されているので、束押さえ軸518の逆方向の回転が規制される。この結果、束押さえ軸518は逆回転することなく、束押さえ115は、そのまま束押さえ位置を維持する。なお、この後、次のシート束を処理するため、パドル昇降・束押さえモータM252を正転駆動させるが、このようにパドル昇降・束押さえモータM252が正転駆動された場合でも、逆回転規制手段115Bにより束押さえ軸518の逆方向の回転が規制される。これにより、束押さえ115は、そのまま束押さえ位置を維持する。

0068

以上説明したように、本実施の形態においては、ワンウェイプーリ517によりパドル昇降・束押さえモータM252の一方向の駆動を束押さえ軸518に伝達して束押さえ115を退避位置及び束押さえ位置に移動させるようにしている。また、逆転防止ワンウェイギア522により、束押さえ115を束押さえ位置に移動させた後の束押さえ軸518の逆方向の回転を規制している。

0069

これにより、引き込みパドル106の昇降を可能とするパドル昇降・束押さえモータM252を束押さえ115を駆動する共用のモータとして使用することができ、コストダウン及び省スペース化を図ることができる。また、束押さえ115が束押さえ位置にあるとき、一方向駆動手段115Aからの駆動が途切れても、シートを押さえるために生じる押さえ部115aの撓みの弾性力(復元力)による逆回転を規制することができ、束押さえ状態を保持することができる。

0070

このように、本実施の形態においては、一方向駆動手段115Aにより束押さえ115を束押さえ位置及び退避位置に移動させ、逆回転規制手段115Bにより束押さえ115を押さえ位置に保持するようにしている。これにより、専用のモータを用いることなく、束押さえ115を束押さえ位置及び退避位置に移動させと共に、束押さえ115を束押さえ位置に保持することができ、この結果、コストダウン及び省スペース化を図ることができる。

0071

また、本実施の形態のように、逆回転規制手段115Bにワンウェイクラッチを用いることで、束押さえ115が押さえ方向へ回転する際の抵抗を小さくすることができ、駆動側負荷を大きくすることなく逆回転を防止することができる。なお、ワンウェイギアの代わりに、摩擦抵抗、もしくは、粘性抵抗を有するダンパーを用いても良い。

0072

100…フィニッシャ、100a…整合壁面、100b…開口部、107…中間処理トレイ、108…後端ストッパ、110…ステイプラ、114…積載トレイ、115…束押さえ、115A…一方向駆動手段、115B…逆回転規制手段、115a…押さえ部、200…CPU回路部、220…フィニッシャ制御部、517…ワンウェイプーリ、518…束押さえ軸、521…押さえギア、522…逆転防止ワンウェイギア、900…画像形成装置、900A…画像形成装置本体、900B…画像形成部、M252…パドル昇降・束押さえモータ、S245…HPセンサ、P…シート束

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