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技術 印刷装置

出願人 ブラザー工業株式会社
発明者 端山幸義
出願日 2013年6月27日 (7年5ヶ月経過) 出願番号 2013-134617
公開日 2015年1月19日 (5年10ヶ月経過) 公開番号 2015-009381
状態 特許登録済
技術分野 付属装置、全体制御 プリンティングのための記録情報の処理 ファクシミリ一般
主要キーワード 電力低減処理 補正実施 消費電力抑制 不揮発性RAM 動作禁止状態 供給モード 電力供給モード シート無し
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

印刷動作禁止する動作禁止状態中に印刷用に使用するメモリ領域を節約しつつ,動作禁止状態が解除された後に速やかに印刷を実行できる印刷装置を提供すること。

解決手段

MFP100は,ネットワークインターフェース37にて印刷データを受信し,受信した印刷データをラスタライズしてドットデータを生成する。そして,生成したドットデータを,RAM33に記憶する。また,MFP100は,印刷動作を禁止する事象が発生したら,印刷部を動作禁止状態にする。動作禁止状態中に,ドットデータが特定量を超えたら,印刷データのラスタライズ処理と印刷データの受信とを禁止する。動作禁止状態が解除されたら,ラスタライズ処理の禁止と印刷データの受信の禁止とを解除し,RAM33に記憶されているドットデータを使用して印刷を実行する。

概要

背景

従来から,印刷装置では,ジャムの発生,着色剤不足クリーニング補正処理の実行等,印刷の実行が不可能になる事象が発生する。これらの事象が起こった場合,印刷装置では印刷動作禁止する動作禁止状態となり,その事象が解消または終了したことを条件に,動作禁止状態が解除されて印刷できるようになる。

印刷の実行が不可能になる事象の一例としては,例えば特許文献1に開示される技術がある。特許文献1では,定着装置の過昇温を抑制するため,定着ローラの端部の温度があらかじめ設定された温度を超えた場合に,その端部の温度がその設定温度以下になるまで印刷を中断する画像形成装置が開示されている。

概要

印刷動作を禁止する動作禁止状態中に印刷用に使用するメモリ領域を節約しつつ,動作禁止状態が解除された後に速やかに印刷を実行できる印刷装置を提供すること。MFP100は,ネットワークインターフェース37にて印刷データを受信し,受信した印刷データをラスタライズしてドットデータを生成する。そして,生成したドットデータを,RAM33に記憶する。また,MFP100は,印刷動作を禁止する事象が発生したら,印刷部を動作禁止状態にする。動作禁止状態中に,ドットデータが特定量を超えたら,印刷データのラスタライズ処理と印刷データの受信とを禁止する。動作禁止状態が解除されたら,ラスタライズ処理の禁止と印刷データの受信の禁止とを解除し,RAM33に記憶されているドットデータを使用して印刷を実行する。

目的

すなわちその課題とするところは,印刷動作を禁止する動作禁止状態中に印刷用に使用するメモリ領域を節約しつつ,動作禁止状態が解除された後に速やかに印刷を実行できる印刷装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

シートに画像を印刷する印刷部と,印刷データを受信する受信部と,記憶部と,制御部と,を備え,前記制御部は,前記受信部にて受信した印刷データを展開する展開処理と,前記展開処理にて展開された印刷データである展開データを前記記憶部に記憶する記憶処理と,前記印刷部の動作を禁止する事象が発生したことを条件として,印刷部を動作禁止状態にする印刷禁止処理と,前記印刷禁止処理によって印刷部が動作禁止状態となった後,その動作禁止状態が解除されるまでの間に,前記記憶部に記憶される展開データが特定量を超えたことを条件として,前記展開処理による印刷データの展開および前記受信部による印刷データの受信を禁止する禁止処理と,前記印刷禁止処理による動作禁止状態が解除された場合に,印刷データの展開および印刷データの受信の禁止を解除し,前記記憶部に記憶されている展開データに基づいて印刷を実行する再開印刷処理と,を実行することを特徴とする印刷装置

請求項2

請求項1に記載する印刷装置において,前記制御部は,前記印刷データに基づく画像を印刷するための印刷条件に基づいて前記特定量を決定する決定処理を実行することを特徴とする印刷装置。

請求項3

請求項1または請求項2に記載する印刷装置において,前記制御部は,前記禁止処理において,前記記憶部に記憶される展開データが前記特定量を超える前であっても,前記記憶部の空き容量が閾値よりも小さいことを条件として,前記受信部による印刷データの受信を禁止することを特徴とする印刷装置。

請求項4

請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する印刷装置において,前記制御部は,前記印刷禁止処理によって印刷部が動作禁止状態となった場合に,印刷を実行するための電力を低減する第1電力低減処理を実行することを特徴とする印刷装置。

請求項5

請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する印刷装置において,前記制御部は,前記禁止処理によって印刷データの展開および印刷データの受信が禁止された場合に,印刷データの展開および印刷データの受信を行うための電力を低減する第2電力低減処理を実行することを特徴とする印刷装置。

請求項6

請求項5に記載する印刷装置において,前記制御部は,前記第2電力低減処理による電力低減状態の間に,印刷以外の処理である非印刷処理の実行指示受け付けた場合に,印刷データの展開および印刷データの受信の禁止を維持しつつ,前記第2電力低減処理による電力低減状態を解除する解除処理を実行することを特徴とする印刷装置。

請求項7

請求項6に記載する印刷装置において,前記制御部は,前記解除処理によって前記第2電力低減処理による電力低減状態を解除した後,電力低減状態を解除した原因となった非印刷処理の実行が完了した後は,前記第2電力低減処理による電力低減状態に移行させる移行処理を実行することを特徴とする印刷装置。

技術分野

0001

本発明は,シートに画像を印刷する印刷装置に関する。さらに詳細には,印刷動作禁止する事象が発生した場合の,印刷装置の制御に関するものである。

背景技術

0002

従来から,印刷装置では,ジャムの発生,着色剤不足クリーニング補正処理の実行等,印刷の実行が不可能になる事象が発生する。これらの事象が起こった場合,印刷装置では印刷動作を禁止する動作禁止状態となり,その事象が解消または終了したことを条件に,動作禁止状態が解除されて印刷できるようになる。

0003

印刷の実行が不可能になる事象の一例としては,例えば特許文献1に開示される技術がある。特許文献1では,定着装置の過昇温を抑制するため,定着ローラの端部の温度があらかじめ設定された温度を超えた場合に,その端部の温度がその設定温度以下になるまで印刷を中断する画像形成装置が開示されている。

先行技術

0004

特開2009−104006号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら,従来の印刷装置には,次のような問題があった。すなわち,印刷装置は,動作禁止状態となっている間は印刷を実行できない。そのため,印刷に使用されるメモリ領域をなるべく節約し,印刷以外の処理のためにより多くのメモリ領域を確保する方が望ましい。一方で,動作禁止状態が解除された後に速やかに印刷を実行するためには,印刷される印刷データを記憶しておくことが望ましい。従来の技術では,このような課題について考慮されていないため,改善の余地がある。

0006

本発明は,前記した従来の装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,印刷動作を禁止する動作禁止状態中に印刷用に使用するメモリ領域を節約しつつ,動作禁止状態が解除された後に速やかに印刷を実行できる印刷装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

この課題の解決を目的としてなされた印刷装置は,シートに画像を印刷する印刷部と,印刷データを受信する受信部と,記憶部と,制御部とを備え,前記制御部は,前記受信部にて受信した印刷データを展開する展開処理と,前記展開処理にて展開された印刷データである展開データを前記記憶部に記憶する記憶処理と,前記印刷部の動作を禁止する事象が発生したことを条件として,印刷部を動作禁止状態にする印刷禁止処理と,前記印刷禁止処理によって印刷部が動作禁止状態となった後,その動作禁止状態が解除されるまでの間に,前記記憶部に記憶される展開データが特定量を超えたことを条件として,前記展開処理による印刷データの展開および前記受信部による印刷データの受信を禁止する禁止処理と,前記印刷禁止処理による動作禁止状態が解除された場合に,印刷データの展開および印刷データの受信の禁止を解除し,前記記憶部に記憶されている展開データに基づいて印刷を実行する再開印刷処理とを実行することを特徴としている。

0008

本明細書に開示される印刷装置は,印刷データを受信し,受信した印刷データを展開して記憶部に記憶し,記憶部に記憶されている展開データに基づいて印刷する。そして,印刷部の動作を禁止する事象が発生したら,印刷部を動作禁止状態にする。さらに,印刷部が動作禁止状態である間に,展開データが特定量を超えたら,印刷データの受信と展開とを禁止する。なお,印刷部の動作を禁止する事象としては,例えば,ジャム,用紙無し,着色剤無し,構成要素の過昇温,補正動作クリーニング動作が該当する。また,特定量は,予め決められた固定値であってもよいし,可変値であってもよい。可変値の場合は,ジョブ印刷設定に応じて変更してもよいし,ユーザ設定によって変更してもよい。また,特定量は,少なくとも印刷部の動作禁止状態からの復帰後に即座に印刷を開始できるデータ量であることが好ましく,例えば,シート1枚分の印刷に相当するデータ量が該当する。

0009

本明細書に開示される印刷装置によれば,印刷部を動作禁止状態にした後も,展開データが特定量となるまでは,印刷データの受信と受信した印刷データの展開を行い,展開した展開データを記憶する。従って,その展開データを利用して,動作禁止状態からの復帰後に速やかに印刷を開始できる。また,記憶する展開データを特定量までとし,それ以上の印刷データの受信と展開とを禁止する。従って,印刷部の動作禁止状態中に,印刷についての必要以上のメモリ領域の使用を抑制できる。

0010

さらに,前記制御部は,前記印刷データに基づく画像を印刷するための印刷条件に基づいて前記特定量を決定する決定処理を実行するとよい。印刷を開始するために必要な最小の展開データの量は印刷条件によって異なる。そのため,印刷条件に応じて特定量を決定することで,特定量を過不足無く必要最小限に抑えることができる。例えば,印刷装置がページプリンタである場合には,印刷を開始するために,少なくとも1枚のシートに印刷する展開データが全て用意されていることが必要である。例えば,印刷条件が片面印刷の場合には,1ページ分の展開データを特定量とするとよい。また,印刷条件が両面印刷の場合には,2ページ分とするとよい。

0011

さらに,前記制御部は,前記禁止処理において,前記記憶部に記憶される展開データが前記特定量を超える前であっても,前記記憶部の空き容量が閾値よりも小さいことを条件として,前記受信部による印刷データの受信を禁止するとよい。印刷データを受信しつつ展開すると,展開中にメモリフルまで受信してしまうことも考えられる。このようになると展開後のデータを記憶できない可能性がある。そのため,空き容量が少なくなった場合には,展開データを特定量まで記憶するまでもなく,印刷データの受信を禁止する方が望ましい。

0012

さらに,前記制御部は,前記印刷禁止処理によって印刷部が動作禁止状態となった場合に,印刷を実行するための電力を低減する第1電力低減処理を実行するとよい。印刷部が動作禁止状態となっている状態では,印刷を実行できない。そのため,印刷を実行するための電力を低減させて消費電力を抑える方が望ましい。なお,電力の低減には,電力供給の停止も含まれる。

0013

さらに,前記制御部は,前記禁止処理によって印刷データの展開および印刷データの受信が禁止された場合に,印刷データの展開および印刷データの受信を行うための電力を低減する第2電力低減処理を実行するとよい。印刷データの展開および印刷データの受信が禁止されている間は,それらの処理を実行できない。そのため,それらの処理を実行するための電力を低減させて消費電力を抑える方が望ましい。なお,印刷データの展開および印刷データの受信を行うための電力を低減する方法としては,例えば,CPUのクロックダウンや,RAMのセルフリフレッシュモードが該当する。

0014

さらに,前記制御部は,前記第2電力低減処理による電力低減状態の間に,印刷以外の処理である非印刷処理の実行指示受け付けた場合に,印刷データの展開および印刷データの受信の禁止を維持しつつ,前記第2電力低減処理による電力低減状態を解除する解除処理を実行するとよい。印刷部の動作禁止状態による電力低減状態であっても,印刷以外の処理の実行指示を受け付けた場合には,電力低減状態を解除して,受け付けた処理を実行する方が好ましい。ただし,印刷を実行できる状態ではないので,電力低減状態を解除した場合であっても,印刷データの展開の禁止および印刷データの受信の禁止は維持し,印刷用の必要以上のメモリ領域の使用を抑制するとよい。なお,非印刷処理としては,例えば,スキャンFAX送信が該当する。

0015

さらに,前記制御部は,前記解除処理によって前記第2電力低減処理による電力低減状態を解除した後,電力低減状態を解除した原因となった非印刷処理の実行が完了した後は,前記第2電力低減処理による電力低減状態に移行させる移行処理を実行するとよい。非印刷処理の実行が完了した後は,再び電力低減状態に戻して消費電力を抑える方が望ましい。

発明の効果

0016

本発明によれば,印刷動作を禁止する動作禁止状態中に印刷用に使用するメモリ領域を節約しつつ,動作禁止状態が解除された後に速やかに印刷を実行できる印刷装置が実現される。

図面の簡単な説明

0017

実施の形態にかかるMFPの電気的構成を示すブロック図である。
MFPの電力供給モードの例を示す説明図である。
印刷中断処理の手順を示すフローチャートである。
特定量ラスタライズ処理の手順を示すフローチャートである。
非印刷処理の手順を示すフローチャートである。

実施例

0018

以下,本発明にかかる印刷装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,画像読取機能および画像形成機能を備えた複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に本発明を適用したものである。

0019

[MFPの電気的構成]
MFP100の電気的構成について説明する。MFP100は,図1に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM不揮発性RAM)34と,ASIC35と,電源管理部36とを備えたコントローラ30を有している。コントローラ30は,画像形成部10と,画像読取部20と,ネットワークインターフェース37と,USBインターフェース38と,操作パネル40とに,電気的に接続している。

0020

画像形成部10は,シートに画像を形成するための構成である。本形態のMFP100の画像形成部10は,両面印刷が可能な電子写真方式の装置である。画像形成部10は,印刷部の一例である。画像読取部20は,原稿の画像を読み取って,画像データを生成する装置である。操作パネル40は,LCDパネルと各種ボタンとを有し,ユーザの入力を受け付ける装置である。

0021

コントローラ30は,画像形成部10と画像読取部20とを含むMFP100の全体を制御する。ROM32には,MFP100を制御するための各種制御プログラムや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは,画像データ等のデータを一時的に記憶する記憶領域として利用される。RAM33は,記憶部の一例である。CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムに従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,MFP100の各構成要素を制御する。CPU31は,制御部の一例である。

0022

なお,図1中のコントローラ30は,CPU31等,MFP100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にMFP100に存在する単一のハードウェアと表すとは限らない。コントローラ30が制御部であってもよいし,ASIC35が制御部であってもよい。

0023

USBインターフェース38はUSBケーブル等を介して接続された装置と通信を行うためのハードウェアである。ネットワークインターフェース37は,LANケーブルを介して,あるいは無線ネットワークに接続され,PC200やサーバ300等の外部装置と通信を行うためのハードウェアである。ネットワークインターフェース37とUSBインターフェース38とは受信部の一例である。

0024

電源管理部36は,後述する電力供給モードの切り換えと,操作パネル40のボタンの押下を検出するセンサ監視と,後述するフラグの管理とを実行する。そして,電源管理部36は,CPU31やRAM33等とは独立して,常時電力の供給を受け,MFP100の各装置への電力の供給を制御する。なお,電源管理部36が制御部の一例であってもよい。

0025

[電力供給モード]
続いて,MFP100の電力供給モードについて説明する。MFP100は,図2に示すように,MFP100の全ての構成要素へ電力を供給可能なモードである全供給モードと,一部の構成要素に電力を供給しない複数段階省電力モードとを有している。具体的には,画像形成部10に含まれる定着装置のヒータへの電力の供給を停止する第1省電力モード,ヒータへの電力の供給停止に加えて,メインモータ等の搬送手段や画像形成部10に含まれる印刷エンジンへの電力の供給をも停止する第2省電力モード,さらに,電源管理部36と,ボタンやセンサへの入力の受け付けおよび計時に必要な箇所のみに給電する第3省電力モードである。

0026

全供給モードでは,シートへの印刷を含む全ての動作が実行可能である。第1省電力モードでは,シートへの印刷処理以外のほとんどの動作が実行可能である。例えば,画像形成部10の色ずれ補正処理や画像読取部20による原稿の読み取り処理も実行できる。第2省電力モードでは,シートへの印刷処理のほかにモータ駆動を伴う各種の処理も実行できない。つまり,原稿の読み取り処理や色ずれ補正処理は実行できない。データの送受信や後述するラスタライズ処理は実行できる。

0027

そして,第3省電力モードでは,CPU31の機能が制限され,各種のデータ処理も実行できない。なお,MFP100は,他のモードから第3省電力モードへの移行時には,CPU31のクロックを遅くする,CPU31のクロックを停止させる,CPU31への電力供給を停止する,の少なくともいずれか1つを行う。

0028

電源管理部36は,全てのモードで機能する。そして,例えば,CPU31から入力されるモード切替信号に基づいて電力供給モードを切り替える。また,電源管理部36は,電力供給モードが第3省電力モードとなっている状態で,操作パネル40のボタンの押下を検出すると,CPU31への電力の供給を回復させる。そして,指示入力の内容に応じて,電力供給モードを第2省電力モード以上のモードへ移行させる。なお,MFP100では,RAM33をセルフリフレッシュモードとすることにより,第3省電力モードでもその記憶内容を維持させることができる。

0029

[印刷データの展開]
続いて,MFP100において,受信した印刷データに基づいて,シートに画像を印刷する場合の印刷データの展開処理について説明する。外部機器から受信する印刷データは,例えば,PDL言語で記載されている。そのため,MFP100は,受信した印刷データを展開してから,画像形成部10に印刷処理を開始させる。

0030

つまり,MFP100は,PC200やサーバ300からネットワークインターフェース37を介して,またはUSB機器からUSBインターフェース38を介して印刷データを受信し,一旦RAM33に記憶させる。その後,受信した印刷データを展開して,画像形成部10での印刷に用いるドットデータを生成し,生成したドットデータをRAM33に記憶させる。

0031

データを展開する処理とは,具体的には,PDL言語の印刷データをラスタライズして,ドットデータを生成するラスタライズ処理である。ラスタライズ処理が展開処理の一例であり,ラスタライズ処理の結果得られるドットデータが展開データの一例である。なお,画像読取部20にて読み取った原稿の画像データに基づいて画像形成部10にて印刷するコピー処理では,読み取り後の画像データがドットデータに相当するため,ラスタライズ処理は実行しない。

0032

MFP100の画像形成部10では,RAM33に記憶されているドットデータの量が所定の印刷開始量に達すると,そのドットデータを用いた印刷処理を開始する。ドットデータが印刷開始量まで生成し終わらないうちは,画像形成部10による印刷動作を開始しない。つまり,印刷開始量は,印刷処理の開始までにRAM33に記憶されていることが必要なドットデータの量であり,画像形成部10の装置構成や印刷条件などに応じて決定される。

0033

MFP100の画像形成部10はページプリンタであるので,印刷設定が片面印刷である場合には,印刷開始量は印刷するシートの1面分,つまり,1ページ分の画像のドットデータである。片面印刷のNイン1印刷が設定されている場合には,印刷開始量は,シートの1面分であって,Nページ分の画像のドットデータである。また,両面印刷が設定されていれば,印刷開始量は,シートの裏表の2面分のドットデータである。なお,ドットデータのデータサイズは,シートの大きさや画像の内容によって異なり,印刷開始量のみによって決定されるものではない。

0034

MFP100は,画像形成部10にて印刷を実行中に並行して,印刷データの受信やラスタライズ処理を実行する。つまり,印刷開始量のドットデータを生成してそのページの印刷を開始した後も,未受信の印刷データがあれば受信し,受信した印刷データのラスタライズ処理も実行する。なお,MFP100は,印刷処理の完了したドットデータを,RAM33から削除する。

0035

[印刷の動作禁止と再開]
続いて,MFP100において,画像形成部10の印刷動作を禁止する場合の処理について説明する。本明細書では,印刷動作を禁止するとは,例えば,画像形成部10を動作させない動作禁止状態にすることに相当し,印刷データの受信や印刷データの展開は含まれない。なお,以下では,印刷動作を禁止する場合の一例として,画像形成部10にて印刷中に印刷を中断する事象が発生した場合について説明する。MFP100は,印刷を中断する事象が発生すると,RAM33にドットデータや印刷データが残っていても,印刷動作を中断して中断状態となる。印刷を中断する事象が印刷部の動作を禁止する事象の一例であり,中断状態が動作禁止状態の一例である。なお,印刷中とは,シートの搬送開始から排出までの印刷動作の途中に限らず,1つの印刷ジョブの受付から終了までの期間も含む。

0036

そして,MFP100は,データ待ち以外の原因により印刷動作を実行できない状態となった場合に,印刷中であっても印刷動作が禁止されて印刷を中断する。印刷を中断する事象としては,例えば,ジャム,シート無しトナー無し,定着装置の過昇温,補正動作,クリーニング動作が該当する。ジャム,シート無し,トナー無しは,それぞれの発生を検知したことが中断する事象の発生であり,スタートボタンの押下を受け付けて発生した事象が解消されていることを確認したら,中断を解除する。

0037

また,定着装置の過昇温が検出された場合には,機内温度のそれ以上の上昇を抑制するために,印刷動作を間欠的にする。この場合には,過昇温の検出が中断する事象の発生であり,間欠時間の経過により中断が解除される。また,補正動作は,例えば色ずれ補正であり,累積印刷枚数が予め決めた補正実施枚数に到達した場合等の予め決めたタイミングで実施される。クリーニング動作は,転写部材等に付着するトナーを取り除く動作である。補正動作やクリーニング動作の動作条件を満たしたことが,印刷を中断する事象の発生であり,各動作の終了により中断が解除される。

0038

前述した印刷を中断する事象のうちの少なくとも1つが発生すると,MFP100は,印刷を中断する。MFP100では,印刷の中断中には,中断によって動作を停止させる箇所への電力の供給を低減させるように,電力供給モードを切り替える。少なくとも,シートへの印刷を実行しないので,ヒータへの給電を停止し,第1〜第3省電力モードのいずれかが選択される。これによって,電力消費量を抑制できる。

0039

また,印刷の中断中でも,印刷データの受信と印刷データの展開は,必ずしも停止させない。印刷動作を再開できるようになったら直ちに印刷を開始できるためには,再開後に印刷する最初のページについて,少なくとも前述の印刷開始量のドットデータを予め生成して,RAM33に記憶しておくことが求められる。印刷開始量のドットデータが記憶されていないと,中断する事象が解除されてもすぐには印刷を開始できないからである。

0040

一方,印刷の中断状態では,印刷処理が完了しないので,生成済みのドットデータは削除されない。そのため,際限なく印刷データの受信と印刷データの展開とを継続すると,他の処理に使用できるメモリ領域を圧迫する可能性がある。そこで,MFP100は,印刷の中断状態では,次の印刷開始に必要な印刷開始量のドットデータを生成して記憶する。つまり,中断が解除されたら印刷を速やかに再開できる量のドットデータだけを生成し,それ以降は印刷データの受信及び展開処理を禁止する。

0041

そして,MFP100は,印刷を中断させる原因となった事象が解除されると,印刷を再開する。つまり,電力供給モードを全供給モードに戻し,RAM33に記憶されているドットデータを用いて,印刷の実行を開始する。MFP100では,印刷の中断中に少なくともすぐに印刷を再開できる量のドットデータを生成済みなので,再開時には,速やかに印刷を実行できる。

0042

なお,印刷開始量より多くのドットデータを生成しておくことが好ましい場合もある。例えば,片面印刷において,1ページ分のドットデータの生成が,1枚の印刷処理よりも遅い場合には,2ページ目のドットデータをも生成しておくことが好ましい。そうすることで,1枚目の印刷後に,2ページ目のドットデータ生成完了までの待ち時間を低減できる。

0043

また,本形態のMFP100は,高速両面印刷機能を有している。高速両面印刷機能は,連続して2枚以上の両面印刷の指示を受け付けた場合に,2枚分の印刷を高速で完了するために実施される。高速両面印刷機能にて印刷を開始すると,MFP100は,まず1枚目のシートを給紙し,その第1面に印刷する。第1面への印刷が終了したシートは,表裏反転されつつ迂回路を経て再び画像形成部10の入り口側へと搬送される。1枚目のシートが迂回路を搬送されている間に,2枚目のシートを給紙し,その第1面に印刷する。次に,1枚目のシートの第2面に印刷し,最後に,2枚目のシートの第2面に印刷する。すなわち,MFP100は,機内に同時に2枚のシートを搬送し,その2枚に交互に印刷することによって,両シート搬送間隔が短くなるため,2枚分の両面印刷を短時間で実行できる。この高速両面印刷機能による印刷を開始するには,2枚の両面分である4面分のドットデータが必要である。

0044

[印刷中断処理]
続いて,MFP100にて実行される印刷中断処理について,図3のフローチャートを参照して説明する。この印刷中断処理は,印刷中に印刷を中断させる事象が発生したことを契機に,CPU31にて実行される。

0045

印刷中断処理の実行を開始すると,MFP100は,まず,電力供給モードを全供給モードから第2省電力モードへと移行させる(S101)。すなわち,CPU31からのモード切替信号によって,電源管理部36が,画像形成部10のヒータおよびメインモータへの電力の供給を停止する。ただし,中断を発生させた事象が例えば補正動作やクリーニング動作であって,メインモータの駆動を必要とする場合には,第2省電力モードへ移行する代わりに,第1省電力モードへ移行するとよい。このS101の処理は,第1電力低減処理の一例に該当する。

0046

次に,印刷データを受信中またはラスタライズ中であるか否かを判断する(S102)。受信中またはラスタライズ中であると判断した場合には(S102:YES),中断された印刷の印刷条件に基づいて特定量を決定する(S103)。印刷条件には,片面印刷,両面印刷,高速両面印刷,Nイン1印刷など印刷動作を規定する条件が含まれている。また,特定量は,印刷処理の開始に必要なドットデータの量であり,少なくとも前述した印刷開始量以上である。そして,印刷条件が両面印刷や高速両面印刷である場合には,より高速に印刷できるために,前述したように,例えば,2面分または4面分に決定される。そして,特定量ラスタライズ処理を実行する(S104)。

0047

次に,特定量ラスタライズ処理の手順について,図4のフローチャートを参照して説明する。なお,印刷中断時に印刷データを受信中であれば,ラスタライズ処理も実行中である。つまり,この処理を開始するとき,MFP100は,少なくともラスタライズ処理を実行している。

0048

特定量ラスタライズ処理を開始すると,先ず,ラスタライズによって生成され,既にRAM33に記憶されているドットデータの量が,S103にて決定された特定量を超えているか否かを判断する(S201)。

0049

ドットデータの量が特定量を超えていると判断した場合は(S201:YES),印刷データの受信禁止とラスタライズ禁止をセットする(S203)。そして,特定量ラスタライズ処理を終了する。印刷データの受信禁止またはラスタライズ禁止のセットは,例えば,電源管理部36に設けられたフラグをセットすることによって実行される。このようにすれば,MFP100は,このフラグの状態を,第3省電力モードでも確認可能である。なお,MFP100は,印刷データの受信禁止がセットされている間は,印刷データの受信を実行しない。また,ラスタライズ禁止がセットされている間は,ラスタライズ処理を実行しない。

0050

一方,ドットデータの量が特定量を超えていないと判断した場合は(S201:NO),RAM33の空き容量が閾値より少ないか否かを判断する(S205)。空き容量が少ないと判断した場合には(S205:YES),印刷データの受信禁止だけをセットする(S206).この場合には,ラスタライズ禁止はセットしない。RAM33の空き容量が少ない状態で印刷データの受信を継続すると,特定量のドットデータを記憶することができなくなるおそれがある。そこで,ラスタライズ処理を優先して,印刷データの受信を禁止する。

0051

S206の後,または,RAM33の空き容量が閾値以上であると判断した場合は(S205:NO),未ラスタライズデータがあるか否かを判断する(S208)。受信した印刷データのうちで,ラスタライズが終了していないデータが未ラスタライズデータである。未ラスタライズデータがあると判断した場合は(S208:YES),S201に戻り,ラスタライズ処理を継続する。一方,未ラスタライズデータがないと判断した場合には(S208:NO),ラスタライズ処理が終わっているので,特定量ラスタライズ処理を終了する。

0052

図3の印刷中断処理に戻り,S104の特定量ラスタライズ処理の終了後,第3省電力モードに移行する(S105)。第3省電力モードでは,MFP100は,操作パネル40からの入力は受け付ける。また,外部機器から送信されたデータは受信する。ただし,第3省電力モードでは受信したデータを解析することができないため,後述するように,データを受け付けると第2省電力モードに移行する。一方,印刷中断状態となったときに,印刷データの受信中でなければ(S102:NO),特定量ラスタライズ処理を実行せず,そのまま第3省電力モードに移行する(S105)。このS105の処理は,第2電力低減処理の一例に該当する。

0053

次に,印刷を中断する事象が解除され,印刷再開の条件を満たしたか否かを判断する(S106)。例えば,中断事象がジャムであれば,ユーザがジャム紙を取り除いてスタートボタンを押下する。MFP100は,スタートボタンの押下を受け付けた時に,ジャムが解消されているか否かを確認し,解消されている場合に印刷再開の条件を満たしたと判断する。印刷再開の条件を満たした場合は(S106:YES),印刷データの受信禁止とラスタライズ禁止の両方を解除する(S107)。つまり,印刷データの受信禁止フラグとラスタライズ禁止フラグとをリセットし,印刷中断処理を終了する。これにより,印刷が再開されるとともに,印刷データの受信と受信した印刷データのラスタライズも再開される。

0054

一方,印刷再開の条件を満たしていないと判断した場合は(S106:NO),外部装置からデータを受信したか否かを判断する(S108)。ここでは,データの種類は問わず,何らかのデータを受信したらYESと判断する。データを受信していないと判断した場合には(S108:NO),S106に戻って,印刷再開の条件(S106)とデータの受信(S108)との監視を続ける。

0055

外部装置からデータを受信したと判断した場合には(S108:YES),受信したデータの内容を解析するために,第2省電力モードへ移行する(S109)。そして,受信したデータの内容が,非印刷処理の指示であるか否かを判断する(S110)。非印刷処理とは,印刷を伴わない処理のことであり,例えば,スキャン,FAX送信が該当する。非印刷処理の実行では,画像形成部10を使用しないので,印刷動作を禁止する事象の影響を受けない。つまり,MFP100は,印刷中断中であっても,非印刷処理を実行することができる。非印刷処理の指示を受け付けた場合は(S110:YES),非印刷処理を実行する(S111)。

0056

次に,非印刷処理の手順について,図5のフローチャートを参照して説明する。非印刷処理を開始すると,先ず,MFP100の電力供給モードを,そのときのモードから第1省電力モードに移行する(S301)。つまり,ヒータ以外の全ての箇所に給電し,印刷以外の処理を実行できる状態となる。なお,指示された非印刷処理が,モータの駆動を必要としない処理である場合には,S301にて第2省電力モードとしてもよい。モータの駆動を必要としない処理としては,USBインターフェース38又はネットワークインターフェース37を介して,外部の装置からプリンタの設定を読み込んだり書き込んだりする処理が挙げられる。このS301の処理は,解除処理の一例に該当する。

0057

そして,要求された非印刷処理の実行を開始する(S302)。さらに,指示された非印刷処理を完了したか否かを判断する(S303)。完了していない場合には(S303:NO),完了するまで継続して実行する。完了したと判断したら(S303:YES),電力供給モードを第3省電力モードに戻し(S304),非印刷処理を終了する。このS304の処理は,移行処理の一例に該当する。

0058

図3の印刷中断処理に戻り,S111の非印刷処理の終了後,S106に戻って,印刷再開の条件(S106)とデータの受信(S108)との監視を続ける。一方,受け付けたデータの内容が,非印刷処理の指示ではないと判断した場合には(S110:NO),印刷データの受信禁止がセットされているか否かを判断する(S114)。図4の特定量ラスタライズ処理のS203またはS206にて印刷データの受信禁止がセットされていれば,S114にてYESと判断する。そして,印刷データの受信禁止がセットされている場合(S114:YES)には,S105に戻って,第3省電力モードへ移行する。つまり,印刷データの受信禁止がセットされていれば,印刷データを受け付けない。

0059

一方,印刷データの受信禁止がセットされていないと判断した場合には(S114:NO),印刷データを受信する。印刷データの受信禁止となっていない場合とは,中断時に印刷データの受信やラスタライズ処理を実行していなかった(図3のS102でNO)場合か,または,生成されたドットデータの量が特定量に達しておらず,RAM33の空き容量が閾値以上でラスタライズするデータがなくなった(図4のS201でNO,かつ,S205でNO,かつ,S208でNO)場合である。これらの場合には,RAM33にまだ余裕があるので,新たに印刷データを受信して,ラスタライズしておくことが好ましい。

0060

そこで,S114でNOの場合には,印刷データの受信と受信した印刷データのラスタライズ処理とを開始する(S117)。つまり,印刷データの受信禁止がセットされていなければ,印刷データを受け付ける。S117の後,S103に戻って特定量を決定する。S102でYESであり,既に特定量が決定されている場合は,S103をスキップする。さらに,特定量ラスタライズ処理を実行する(S104)。このようにすれば,印刷中断時に受信中であった印刷データに限らず,中断後に受信を開始した印刷データであっても,特定量まではラスタライズできる。

0061

以後,印刷再開の条件が満たされ,S106にてYESとなるまで,S106,S108,S110,S114の判断を繰り返す。

0062

以上,詳細に説明したように,本形態のMFP100は,印刷データを受信し,受信した印刷データをラスタライズしてドットデータを生成してRAM33に記憶し,記憶したドットデータを用いて画像形成部10に印刷させる。MFP100は,印刷中にジャム等が発生して印刷を中断した場合,特定量のドットデータを記憶したら,それ以上のラスタライズ処理と印刷データの受信とを禁止する。そして,中断が解除された時には,RAM33にドットデータが記憶されているので,そのドットデータを用いて印刷を速やかに再開できる。また,印刷の中断中にRAM33に記憶されるドットデータの量は特定量に制限されているので,印刷用に必要以上のメモリ領域を使用することは抑制される。

0063

なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,MFPに限らず,複写機FAX等,データ受信機能印刷機能を備えるものであれば適用可能である。

0064

また,例えば,図3に示したS103において,印刷条件に基づいて特定量を決定するとしたが,特定量を予め決めた固定値としてもよい。あるいは,特定量をユーザが予め設定しておくとしてもよい。ただし,印刷条件に基づく方が,印刷再開に必要な量を確保できるので,速やかな印刷再開を確実に可能とするためには好ましい。なお,特定量は印刷動作を開始できる最小の量に限らず,RAM33の容量に応じて,例えば,最小の量より多くてもよい。例えば,最小の量の1.5倍または2倍のドットデータとしてもよい。

0065

また,例えば,図3のS108のデータとして,非印刷処理と印刷データの受信とを両方とも受け付けることもできる。さらに,S114にて印刷データの受信禁止となっていない場合には,S111の非印刷処理とS117で開始する受信及びラスタライズ処理とを並行して実行してもよい。

0066

また,例えば,図4に示した特定量ラスタライズ処理のS205及びS206の処理はしなくてもよい。つまり,RAM33の空き容量によって印刷データの受信を禁止することはしなくてもよい。ただし,S205及びS206の処理をすれば,より確実にメモリの圧迫を抑制できるので好ましい。

0067

また,電力供給モードの種類は,上述の4段階に限らず,より多くてもよいし,より少なくてもよい。例えば,省電力モードは無くてもよい。また,印刷の中断による省電力モードへ移行は,しなくてもよい。ただし,少なくとも,全供給モードと省電力モードとを有し,中断中に省電力モードへ移行することとすれば,消費電力抑制のためには好ましい。

0068

また,上記の形態では,画像形成部10として電子写真方式のものを説明したが,例えば,インクジェット方式のものでもよい。インクジェット方式の画像形成部において,シートのジャム,シート無し,インク無しは,いずれも印刷を中断する事象である。また,インクジェット方式での画像形成部では,ヘッドパージ処理も印刷を中断する事象である。また,画像形成部がインクジェット方式の場合には,印刷開始に必要なドットデータの量は,1ページ単位に限らず,1ページの一部であるブロック単位としてもよい。その場合には,特定量もブロック単位で決定すればよい。

0069

また,上記の形態では,印刷中にデータ待ち以外の原因により印刷動作を実行できない状態となった場合,すなわち,印刷を中断する場合を例に説明したが,これに限るものではない。印刷の実行中に限らず,印刷を実行していないときに印刷動作を実行できない事象が発生した場合にも,本発明は適用可能である。例えば,印刷していない状態で補正動作を開始した場合,MFP100は,補正動作を実行中には印刷動作を実行できない。つまり,補正動作中は印刷部の動作禁止状態となる。このような印刷中以外の動作禁止状態でも,特定量のドットデータを記憶したら,それ以上のラスタライズ処理と印刷データの受信とを禁止するようにしてもよい。

0070

また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。

0071

10画像形成部
31 CPU
33 RAM
36電源管理部
37ネットワークインターフェース
38USBインターフェース
100MFP

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