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技術 ホモジナイズ袋

出願人 大日本印刷株式会社
発明者 山崎衛
出願日 2013年7月2日 (7年5ヶ月経過) 出願番号 2013-139108
公開日 2015年1月19日 (5年11ヶ月経過) 公開番号 2015-008718
状態 未査定
技術分野 サンプリング、試料調製 微生物・酵素関連装置 酵素、微生物を含む測定、試験
主要キーワード 多孔状体 丸形形状 底部縁 外面図 内面全域 側方縁 用薄板 採取作業
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年1月19日)のものです。
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図面 (11)

課題

ホモジナイズ処理中に食品試料を効果的に破砕することができ、かつ検液採取を容易に行なう。

解決手段

ホモジナイズ袋10は、開口17を有する袋本体11を有し、袋本体11の内側の面に凹凸形状20が形成されている。

概要

背景

食品微生物検査等の目的に供するため、食品試料希釈液と共にホモジナイズ袋に収容してホモジナイザ投入し、ホモジナイザに内蔵されるローラパドルにより繰り返し押圧力を与えることにより食品試料を機械的に破砕して懸濁化することより検液を得ることが、従来より行われている。

ホモジナイズ袋としては、たとえば特開2002−315599号公報に示されるような構成のものが公知である。このホモジナイズ袋は、プラスチックフィルム製の袋本体からなり、袋本体の内部に食品試料を破砕するための網状の破砕用薄板が挿入されている。このようなホモジナイズ袋を用いる場合、ホモジナイズ袋内に希釈液と共に食品試料を収容した状態で、ホモジナイザ等によりホモジナイズ処理している。この場合、袋本体内に挿入された破砕用薄板により食品試料が破砕される。

概要

ホモジナイズ処理中に食品試料を効果的に破砕することができ、かつ検液の採取を容易に行なう。ホモジナイズ袋10は、開口17を有する袋本体11を有し、袋本体11の内側の面に凹凸形状20が形成されている。

目的

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、ホモジナイズ処理中に食品試料を効果的に破砕することができ、かつ検液の採取を容易に行なうことができるホモジナイズ袋を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

食品試料収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体を有し、前記袋本体の内側の面に凹凸形状が形成されていることを特徴とするホモジナイズ袋。

請求項2

前記凹凸形状は、袋本体の内側の面から突出する多数の突部を含むことを特徴とする請求項1記載のホモジナイズ袋。

請求項3

前記凹凸形状は、袋本体の内側の面から引込む多数の溝部を含むことを特徴とする請求項1記載のホモジナイズ袋。

請求項4

前記袋本体は一対のフィルムを重ね合わせてなり、前記凹凸形状は一方のフィルムのうち袋本体の内側の面となる面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のホモジナイズ袋。

請求項5

食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体を有し、前記袋本体は折り畳まれた複数の蛇腹部を有することを特徴とするホモジナイズ袋。

請求項6

前記袋本体は一対のフィルムを重ね合わせてなり、前記蛇腹部は一方のフィルムに形成されていることを特徴とする請求項5記載のホモジナイズ袋。

請求項7

食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体と、前記袋本体内に設けられた筒状体とを有し、前記筒状体のうち袋本体とは対面しない内側の面に凹凸形状が形成されていることを特徴とするホモジナイズ袋。

請求項8

食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体と、前記袋本体内に設けられた筒状体とを有し、前記筒状体は多孔状体を含むことを特徴とするホモジナイズ袋。

請求項9

食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体と、前記袋本体内に設けられた筒状体とを有し、前記筒状体は網状体を含むことを特徴とするホモジナイズ袋。

技術分野

0001

本発明は、食品試料ホモジナイズ処理するに際して食品試料を希釈液と共に収容するために用いられるホモジナイズ袋に関する。

背景技術

0002

食品微生物検査等の目的に供するため、食品試料を希釈液と共にホモジナイズ袋に収容してホモジナイザ投入し、ホモジナイザに内蔵されるローラパドルにより繰り返し押圧力を与えることにより食品試料を機械的に破砕して懸濁化することより検液を得ることが、従来より行われている。

0003

ホモジナイズ袋としては、たとえば特開2002−315599号公報に示されるような構成のものが公知である。このホモジナイズ袋は、プラスチックフィルム製の袋本体からなり、袋本体の内部に食品試料を破砕するための網状の破砕用薄板が挿入されている。このようなホモジナイズ袋を用いる場合、ホモジナイズ袋内に希釈液と共に食品試料を収容した状態で、ホモジナイザ等によりホモジナイズ処理している。この場合、袋本体内に挿入された破砕用薄板により食品試料が破砕される。

先行技術

0004

特開2002−315599号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上述のようにホモジナイズ袋は袋本体と、袋本体内に挿入された破砕用薄板とを有しているが、ホモジナイズ処理後に破砕用薄板が袋本体内部で不安定となり、袋本体から検液をピペット採取する際、ピペットが破砕用薄板に接触して採取作業に支障が生じる。また、ホモジナイズ処理中食品試料が破砕用薄板に引掛って効果的に破砕できないこともある。

0006

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、ホモジナイズ処理中に食品試料を効果的に破砕することができ、かつ検液の採取を容易に行なうことができるホモジナイズ袋を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体を有し、前記袋本体の内側の面に凹凸形状が形成されていてもよい。

0008

本発明は、前記凹凸形状は、袋本体の内側の面から突出する多数の突部を含んでいてもよい。

0009

本発明は、前記凹凸形状は、袋本体の内側の面から引込む多数の溝部を含んでいてもよい。

0010

本発明は、前記袋本体は一対のフィルムを重ね合わせてなり、前記凹凸形状は一方のフィルムのうち袋本体の内側の面となる面に形成されていてもよい。

0011

本発明は、食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体を有し、前記袋本体は折り畳まれた複数の部分を含む蛇腹部を有していてもよい。

0012

本発明は、前記袋本体は一対のフィルムを重ね合わせてなり、前記蛇腹部は一方のフィルムに形成されていてもよい。

0013

本発明は、食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体と、前記袋本体内に設けられた筒状体とを有し、前記筒状体のうち袋本体とは対面しない内側の面に凹凸形状が形成されていてもよい。

0014

本発明は、食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体と、前記袋本体内に設けられた筒状体とを有し、前記筒状体は多孔状体を含んでいてもよい。

0015

本発明は、食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体と、前記袋本体内に設けられた筒状体とを有し、前記筒状体は網状体を含んでいてもよい。

発明の効果

0016

以上のように本発明によれば、ホモジナイズ処理中に、食品試料を効果的に破砕することができ、かつホモジナイズ袋から検液を容易に採取することができる。

図面の簡単な説明

0017

図1(a)(b)は本発明によるホモジナイズ袋の第1の実施の形態を示す説明図。
図2(a)は本発明によるホモジナイズ袋の第1の実施の形態を示す袋本体の一方のフィルムの内側の面を示す図であり、図2(b)はその断面図。
図3(a)は本発明によるホモジナイズ袋の第2の実施の形態を示す袋本体の一方のフィルムの内側の面を示す図であり、図3(b)はその断面図。
図4(a)は本発明によるホモジナイズ袋の第3の実施の形態を示す袋本体の一対のフィルムの内側の面を示す図であり、図4(b)はその断面図。
図5(a)は本発明によるホモジナイズ袋の第4の実施の形態を示す袋本体の外面図であり、図5(b)はその部分拡大図
図6は本発明によるホモジナイズ袋の第5の実施の形態を示す図。
図7(a)は本発明によるホモジナイズ袋の筒状フィルムの内側の面を示す図であり、図7(b)はその断面図。
図8(a)は筒状フィルムの変形例を示す内側の面を示す図であり、図8(b)はその断面図。
図9(a)は筒状フィルムの変形例を示す内側の面を示す図であり、図9(b)はその断面図。
図10は筒状フィルムの変形例を示す図。

発明の実施の形態

0018

第1の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1(a)(b)および図2(a)(b)は本発明によるホモジナイズ袋の第1の実施の形態を示す図である。

0019

ここで図1(a)(b)はホモジナイズ袋を示す説明図、図2(a)はホモジナイズ袋10の袋本体11の一方のフィルム11aの内側の面を示す図であり、図2(b)はその断面図である。

0020

図1(a)(b)および図2(a)(b)に示すように、本発明によるホモジナイズ袋10は希釈液とともに食品試料を収納し、図示しないホモジナイザによりホモジナイズ処理が施されて食品試料が食品残渣と検液とに分離される。ホモジナイズ袋10内の検液は、その後ピペットにより外方へ排出されて検液容器内に収納される。

0021

このようなホモジナイズ袋10は、図1(a)(b)および図2(a)(b)に示すように、一側に開口17を有する強化ポリエチレン製の袋本体11を備えている。

0022

袋本体11は強化ポリエチレン製の一対のフィルム11a、11bを重ね合わせ、開口17を残して3方の側縁12a、12b、12cをヒートシールすることにより得られる。この場合、一対のフィルム11a、11bを重ね合せ、開口17を残して3方の縁部12a、12b、12cをヒートシールする。このことにより、一対のフィルム11a、11bを固着することができる。この場合、縁部12a、12b、12cは一対の側方縁部12a、12bと、底部縁部12cとからなる。

0023

また袋本体11の一方のフィルム11aのうち袋本体11の内側の面となる面(以下、フィルム11aの内側の面ともいう)に凹凸形状20が形成されている。一方のフィルム11aの内面に形成された凹凸形状20は、一方のフィルム11aに設けられ、一方のフィルム11a外方へ突出する多数の突部20aを含む。一方のフィルム11aのうち多数の突部20aが設けられた面は、一対のフィルム11a、11bから袋本体11を形成した場合、袋本体11の内側の面となる。一方のフィルム11aと平行な面で切断した各突部20aの断面は丸形状、三角形状あるいは四角形状を有している。

0024

突部20aは、一方のフィルム11aの内側の面全域に配置されており、突部20a間の間隔は狭いことが好ましい。このように突部20aの間隔を狭くすることにより、食品試料を効果的に破砕することができる。

0025

あるいは袋本体11の一対のフィルム11a、11bの双方の内面に、多数の突部20aからなる凹凸形状20を設けてもよい。この場合、一方のフィルム11aに形成された突部20aの配置位置と、他方のフィルム11bに形成された突部20aの配置位置は互いにずれていることが好ましい。このように一方のフィルム11aに形成された突部20aの配置位置と、他方のフィルム11bに形成された突部20aの配置位置が互いにずれているため、食品試料の破砕および混合を容易に行なうことができる。

0026

また袋本体11の厚みは0.04mm〜3.04mm、各突部20aの高さは0.04mm〜3.0mmとなっている。また突部20aの断面積は0.5mm2〜78.5mm2となっており、単位面積当りの突部20aの個数は0.3個/mm2〜0.7個/mm2となっている。

0027

袋本体11の厚みが上述した範囲より小さいと、ホモジナイズ処理中に袋本体11が破砕することも考えられ、また上述した範囲より大きいと、ホモジナイズ袋の取扱いがむずかしくなる。

0028

また突部20aの高さが上述した範囲より小さいと、食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より大きいと突部20aを精度良く成形することができない。

0029

また突部20aの断面積が上述した範囲より小さいと、食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より大きいと突部20aを精度良く成形することができない。

0030

また単位面積当りの突部20aの個数が上述した範囲より少ないと食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より多いと突部20aを精度良く成形することはできずかつ食品試料の混合がむずかしくなる。

0031

次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。

0032

まず、ホモジナイズ袋10の袋本体11内に開口17から食品試料が充てんされる。

0033

ホモジナイズ袋10の袋本体11内に食品試料を充てんした後、このホモジナイズ袋10をホモジナイザ(図示せず)に投入し、所定の位置にセットする。このとき、ホモジナイズ袋10の袋本体11の開口17はクランプ機構により液密封止される。

0034

この状態でホモジナイザを運転すると、ホモジナイザ内のローラやペダル往動してホモジナイズ袋10の外側から食品試料を押し潰したり、あるいはローラや手揉みによって同様にホモジナイズ処理が行われる。ホモジナイズ処理の間、食品試料は、ペダルやローラの往動あるいは手揉みによってホモジナイズ袋10内をランダムに移動しながら懸濁化されて食品残渣と検液とに分離される。

0035

この間、袋本体11の一方のフィルム11aのうち袋本体11の内側の面となる面に、あるいは一対のフィルム11a、11bのうち袋本体11の内側の面となる面に多数の突部20aからなる凹凸形状20が形成されているため、この凹凸形状20により食品試料を効果的に破砕することができる。

0036

このため、袋本体11内において、食品試料を効果的に懸濁化することができる。

0037

その後、ホモジナイズ袋10がホモジナイザから取外され、ホモジナイズ袋10の開口部分17からピペットによりホモジナイズ袋10内の検液が採取される。

0038

以上のように本実施の形態によれば、袋本体11の内面に設けられた凹凸形状20により食品試料を効果的に破砕することができ、ホモジナイズ処理を適切に実行することができる。また袋本体11内に破砕用薄板を挿入する必要がないので、ピペットにより支障なく袋本体11内の検液を採取することができる。またホモジナイズ処理中に破砕用薄板が食品試料に引掛ってしまうことはなく、食品試料を効果的に破砕することができる。

0039

第2の実施の形態
以下、図3(a)(b)により本発明の第2の実施の形態について説明する。

0040

図3(a)(b)に示す第2の実施の形態は、袋本体11の内面に多数の突部20aからなる凹凸形状20を設ける代わりに、多数の溝部20bからなる凹凸形状20を設けたものであり、他の構成は図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。

0041

図3(a)(b)に示す第2の実施の形態において、図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。

0042

ここで図3(a)はホモジナイズ袋10の袋本体11の一方のフィルム11aの内側の面であり、図3(b)はその断面図である。

0043

図3(a)(b)に示すように、袋本体11の一方のフィルム11aのうち袋本体11の内側の面となる面(以下、フィルム11aの内側の面ともいう)に凹凸形状20が形成されている。一方のフィルム11aの内側の面に形成された凹凸形状20は、一方のフィルム11aの内側の面から一方のフィルム11a内方へ引込む多数の溝部20bからなり、一方のフィルム11aと平行な面で切断した各溝部20bの断面は丸形状、三角形状あるいは四角形状を有している。

0044

溝部20bは、一方のフィルム11aの内側の面全域に配置されており、溝部20b間の間隔は狭いことが好ましい。このように溝部20b間の間隔を狭くすることにより、食品試料を効果的に破砕することができる。

0045

あるいは袋本体11の一対のフィルム11a、11bの双方のうち袋本体11の内側の面となる面に、多数の溝部20bからなる凹凸形状20を設けてもよい。この場合、一方のフィルム11aに形成された溝部20bの配置位置と、他方のフィルム11bに形成された溝部20bの配置位置は互いにずれていることが好ましい。

0046

このように一方のフィルム11aに形成された溝部20bの配置位置と、他方のフィルム11bに形成された溝部20bの配置位置が互いにずれているため、食品試料の破砕および混合を容易に行なうことができる。

0047

また袋本体11の厚みは0.08mm〜3.04mm、各溝部20bの深さは0.04mm〜3.0mmとなっている。また溝部20bの断面積は0.5mm2〜78.5mm2となっており、単位面積当りの溝部20bの個数は0.3個/mm2〜0.7個/mm2となっている。

0048

袋本体11の厚みが上述した範囲より小さいと、ホモジナイズ処理中に袋本体11が破砕することも考えられ、また上述した範囲より大きいと、ホモジナイズ袋の取扱いがむずかしくなる。

0049

また溝部20bの深さが上述した範囲より小さいと、食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より大きいと溝部20bを精度良く成形することができない。

0050

また溝部20bの断面積が上述した範囲より小さいと、食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より大きいと溝部20bを精度良く成形することができない。

0051

また単位面積当りの溝部20bの個数が上述した範囲より少ないと食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より多いと溝部20bを精度良く成形することはできずかつ食品試料の混合がむずかしくなる。

0052

第3の実施の形態
以下、図4(a)(b)により本発明の第3の実施の形態について説明する。

0053

図4(a)(b)に示す第3の実施の形態は、袋本体11の内面に多数の突部20aからなる凹凸形状20を設ける代わりに、多数のクラッシュ粒状体20cからなる凹凸形状20を設けたものであり、他の構成は図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。

0054

図4(a)(b)に示す第3の実施の形態において、図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。

0055

ここで図4(a)はホモジナイズ袋10の袋本体11の一対のフィルム11a、11bの内側の面を示す図であり、図4(b)はその断面図である。

0056

図4(a)(b)に示すように、袋本体11の一対のフィルム11a、11bのうち袋本体11の内側の面となる面(以下、一対のフィルム11a、11bの内側の面ともいう)に凹凸形状20が形成されている。一対のフィルム11a、11bの内側の面に形成された凹凸形状20は、一対のフィルム11a、11bの内側の面から突出する多数のクラッシュ粒状体20cからなっている。

0057

クラッシュ粒状体20cは、一対のフィルム11a、11bの内側の面全域に配置されており、クラッシュ粒状体20c間の距離は狭いことが好ましい。このようにクラッシュ粒状体20c間の距離を狭くすることにより、食品試料を効果的に破砕することができる。

0058

また、一方のフィルム11aに形成されたクラッシュ粒状体20cの配置位置と、他方のフィルム11bに形成されたクラッシュ粒状体20cの配置位置は互いにずれていることが好ましい。このように一方のフィルム11aに形成されたクラッシュ粒状体20cの配置位置と、他方のフィルム11bに形成されたクラッシュ粒状体20cの配置位置が互いにずれているため、食品試料の破砕および混合を容易に行なうことができる。

0059

ここでクラッシュ粒状体20cとは、フィルム11aの表面にランダムに形成された突起のことをいい、各クラッシュ粒状体20cはその大きさが互いに相違している。

0060

また袋本体11の厚みは0.16mm〜3.04mm、各クラッシュ粒状体20cの平均高さは0.16mm〜3.0mmとなっている。

0061

袋本体11の厚みが上述した範囲より小さいと、ホモジナイズ処理中に袋本体11が破砕することも考えられ、また上述した範囲より大きいと、ホモジナイズ袋の取扱いがむずかしくなる。

0062

またクラッシュ粒状体20cの平均高さが上述した範囲より小さいと、食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より大きいとクラッシュ粒状体20cを精度良く成形することができない。

0063

なお、袋本体11の一対のフィルム11a、11bの双方の内側の面に多数のクラッシュ粒状体20cを含む凹凸形状20を設けることなく、一方のフィルム11aの内側の面に多数のクラッシュ粒状体20cを含む凹凸形状20を設けてもよい。

0064

第4の実施の形態
以下、図5(a)(b)により本発明の第4の実施の形態について説明する。

0065

図5(a)(b)に示す第4の実施の形態は、袋本体11の内側の面に多数の突部20aを含む凹凸形状20を設ける代わりに、袋本体11に折り畳まれた複数の蛇腹部25を設けたものであり、他の構成は図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。

0066

図5(a)(b)に示す第4の実施の形態において、図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。

0067

ここで図5(a)はホモジナイズ袋10の袋本体11の外面図であり、図5(b)はその部分拡大図である。

0068

図5(a)(b)に示すように、袋本体11の一方のフィルム11aに折畳まれた複数の蛇腹部25が形成されている。一方のフィルム11aに形成された複数の蛇腹部25は、一方のフィルム11aのうち、底部縁部12cと平行に延びている。なお、複数の蛇腹部25は、一方のフィルム11aの底部縁部12cに対して直交して設けられていてもよく、底部縁部12cに対して傾斜して設けられていてもよい。

0069

複数の蛇腹部25は、一方のフィルム11aの全域に配置されていることが好ましい。

0070

あるいは袋本体11の一対のフィルム11a、11bの双方に、フィルム11a、11bを折り畳んで形成された複数の蛇腹部25を設けてもよい。この場合、一方のフィルム11aに形成された蛇腹部25の配置位置と、他方のフィルム11bに形成された蛇腹部25の配置位置は互いにずれていることが好ましい。このように一方のフィルム11aに形成された蛇腹部25と、他方のフィルム11bに形成された蛇腹部25の配置位置が互いにずれているため、食品試料の破砕および混合を容易に行なうことができる。

0071

このように袋本体11の一方のフィルム11aに、あるいは一対のフィルム11a、11bの双方に蛇腹部25を設けることにより、この蛇腹部25により袋本体11の内側に凹凸形状を形成することができる。

0072

袋本体11の厚みは0.04mm〜3.04mmとなっており、蛇腹部25の幅は5mm〜20mm、各フィルム11a、11bに設けられた蛇腹部25の数は18〜25となっている。

0073

袋本体11の厚みが上述した範囲より小さいと、ホモジナイズ処理中に袋本体11が破砕することも考えられ、また上述した範囲より大きいと、ホモジナイズ袋の取扱いがむずかしくなる。

0074

また蛇腹部25の幅が上述した範囲より小さいと、蛇腹部25を精度良く成形することがむずかしく、また上述した範囲より大きいと蛇腹部25の成形は容易となるが、食品試料を効果的に破砕することはむずかしい。

0075

また蛇腹部25の数が上述した範囲より小さいと、食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より大きいと蛇腹部25を精度良く成形することができない。

0076

なお、本実施の形態によれば、凹凸形状を設ける代わりに複数の蛇腹部25を設けたことにより、食品試料に対して凹凸形状より大きな力を加えて破砕することができ、破砕した食品試料の混合も容易となる。

0077

第5の実施の形態
以下、図6図7により本発明の第5の実施の形態について説明する。

0078

図6図7に示す第5の実施の形態は、袋本体11の内側の面を平坦化し、袋本体11内部に筒状フィルム(筒状体)30を挿入したものであり、他の構成は図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。

0079

図6図7に示す第5の実施の形態において、図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。

0080

ここで図6はホモジナイズ袋を示す全体図であり、図7(a)は筒状フィルム30の内側の面、すなわち筒状フィルム30のうち袋本体11とは対面しない内側の面を示す図であり、図7(b)はその断面図である。

0081

図6および図7(a)(b)に示すように、袋本体11の内部に強化ポリエチレン製の円筒状の筒状フィルム30が挿入されている。筒状フィルム30は袋本体11の内側の面に略密着して配置されており、袋本体11と筒状フィルム30との間の隙間は小さくなっている。

0082

ここで筒状フィルム30は、その内側の面、すなわち筒状フィルム30のうち袋本体11とは対面しない内側の面が内側となるようフィルムを巻いて筒状にして形成される。

0083

筒状フィルム30は袋本体11の内側の面に略密着して配置されているが、ここで略密着とは筒状フィルム30の全域が袋本体11の内側の面に密着する必要はなく、筒状フィルム30の一部は袋本体11の内側の面から離間してしてもよい。

0084

袋本体11の内面は平坦化されており、筒状フィルム30内側の面に凹凸形状35が形成されている。

0085

この凹凸形状35は筒状フィルム30の内側の面から外方へ突出する多数の突部35aを含む筒状フィルム30を平坦に延ばした場合における筒状フィルム30と平行な面で切断した各突部35aの断面は丸形状、三角形状、あるいは四角形状を有している。

0086

突部35aは筒状フィルム30の内側の面全域に配置されており、突部35a間の間隔は狭いことが好ましい。

0087

このように突部35a間の間隔を狭くすることにより、食品試料を効果的に破砕することができる。

0088

筒状フィルム30の厚みは0.04mm〜3.04mm、各突部35aの高さは0.04mm〜3.0mmとなっている。また各突部35aの断面積は0.5mm2〜78.5mm2となっており、単位面積当りの突部35aの個数は0.3個/mm2〜0.7個/mm2となっている。

0089

筒状フィルム30の厚みが上述した範囲より小さいと、ホモジナイズ処理中に筒状フィルム30が破砕することも考えられ、また上述した範囲より大きいと、筒状フィルム30の取扱いがむずかしくなる。

0090

また突部35aの高さが上述した範囲より小さいと、食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より大きいと突部35aを精度良く成形することができない。

0091

また突部35aの断面積が上述した範囲より小さいと、食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より大きいと突部35aを精度良く成形することができない。

0092

また単位面積当りの突部35aの個数が上述した範囲より少ないと食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より多いと突部35aを精度良く成形することはできずかつ食品試料の混合がむずかしくなる。

0093

図6および図7(a)(b)において、袋本体11内に開口17から食品試料が充てんされる。ホモジナイズ処理中、筒状フィルム30内に多数の突部35aからなる凹凸形状35が形成されているため、この凹凸形状35により食品試料を効果的に破砕することができる。

0094

このため袋本体11内において、食品試料を効果的に懸濁化することができる。

0095

次に図8(a)(b)乃至図10により筒状フィルム30の変形例について説明する。

0096

図8(a)(b)に示すように、筒状フィルム30の内側の面に凹凸形状35が形成されている。筒状フィルム30の内側の面に形成された凹凸形状35は、筒状フィルム30の内側の面から内方へ引込む多数の溝部35bを含む。筒状フィルム30を平坦に延ばした場合における筒状フィルム30と平行な面で切断した溝部35bの断面は丸形状、三角形状あるいは四角形状を有している。なお、図8(a)(b)に示す凹凸形状35が形成された面が内側となるようにしてフィルムを巻いて筒状にして出来上がるものが筒状フィルム30となる。

0097

溝部35bは、筒状フィルム30の内側の面全域に配置されており、溝部35b間の間隔は狭いことが好ましい。

0098

このように、溝部35b間の間隔を狭くすることにより、食品試料を効果的に破砕することができる。

0099

ここで図8(a)は筒状フィルム30の内側の面を示す図であり、図8(b)はその断面図である。

0100

筒状フィルム30の厚みは0.08mm〜3.04mm、各溝部35bの深さは0.04mm〜3.0mmとなっている。また各溝部35bの断面積は0.5mm2〜78.5mm2となっており、単位面積当りの溝部35bの数は0.3個/mm2〜0.7個/mm2となっている。

0101

筒状フィルム30の厚みが上述した範囲より小さいと、ホモジナイズ処理中に筒状フィルム30が破砕することも考えられ、また上述した範囲より大きいと、筒状フィルム30の取扱いがむずかしくなる。

0102

また溝部35bの深さが上述した範囲より小さいと、食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より大きいと溝部35bを精度良く成形することができない。

0103

また溝部35bの断面積が上述した範囲より小さいと、食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より大きいと溝部35bを精度良く成型することができない。

0104

また単位面積当りの溝部35bの個数が上述した範囲より少ないと食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より大きいと溝部35bを精度良く成形することはできずかつ食品試料の混合がむずかしくなる。

0105

あるいは図9(a)(b)に示すように、筒状フィルム30の内側の面に凹凸形状35を形成してもよい。筒状フィルム30の内側の面に形成された凹凸形状35は、筒状フィルム30の内面から突出する多数のクラッシュ粒状体35cからなっている。ここで図9のクラッシュ粒状体35cが形成された面が内側となるようにしてフィルムを巻いて筒状にして出来上がるものが筒状フィルム30となる。

0106

クラッシュ粒状体35cは、筒状フィルム30の内面全域に配置されており、クラッシュ粒状体35c間の間隔は狭いことが好ましい。

0107

このように、クラッシュ粒状体35c間の間隔を狭くすることにより、食品試料を効果的に破砕することができる。

0108

ここで図9(a)は筒状フィルム30の内面を示す図であり、図9(b)はその断面図である。

0109

なお、クラッシュ粒状体35cとは、フィルム11aの表面にランダムに形成された突起のことをいい、各クラッシュ粒状体35cはその大きさが互いに相違している。

0110

また筒状フィルム30の厚みは0.16mm〜3.04mm、各クラッシュ粒状体35cの平均高さは0.16mm〜3.0mmとなっている。

0111

筒状フィルム30の厚みが上述した範囲より小さいと、ホモジナイズ処理中に筒状フィルム30が破砕することも考えられ、また上述した範囲より大きいと、筒状フィルム30の取扱いがむずかしくなる。

0112

またクラッシュ粒状体35cの平均高さが上述した範囲より小さいと、食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より大きいとクラッシュ粒状体35cを精度良く成形することができない。

0113

あるいは、図10に示すように、筒状フィルム30は多数の丸形の貫通孔37を有する多孔状体からなっていてもよい。

0114

筒状フィルム30の貫通孔37は筒状フィルム30の全域に配置されており、ホモジナイズ処理中、食品試料は筒状フィルム30の貫通孔37を通過しながら効果的に破砕される。

0115

ここで筒状フィルム30の厚みは0.04mm〜3.04mm、貫通孔37の断面積は0.5mm〜78.5mmとなっており、単位面積当りの貫通孔37の個数は0.3個/mm2〜0.7個/mm2となっている。

0116

筒状フィルム30の厚みが上述した範囲より小さいと、ホモジナイズ処理中に筒状フィルム30が破砕することも考えられ、また上述した範囲より大きいと、筒状フィルム30の取扱いがむずかしくなる。

0117

また貫通孔37の断面積が上述した範囲より小さいと、食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より大きいと多孔状体からなる筒状フィルム30の強度が低下する。

0118

また単位面積当りの貫通孔37の個数が上述した範囲より少ないと食品試料を効果的に破砕することはむずかしく、また上述した範囲より多いと、貫通孔37を精度良く成形することはできず、かつ食品試料の混合がむずかしくなる。

0119

なお、貫通孔37の形状は丸形形状に限らず、三角形、四角形等の角形であってもよい。

0120

また筒状フィルム30が多数の貫通孔37をもつため、ホモジナイズ処理中食品試料をこの貫通孔37を通過させながら破砕することができる。このため食品試料に対する破砕作用を効果的に実行することができる。

0121

なお、筒状フィルム30を多孔状体から構成する代わりに、筒状フィルム30を網状体から構成してもよい。

0122

10ホモジナイズ袋
11 袋本体
17 開口
20凹凸形状
20a 突部
20b 溝部
20cクラッシュ粒状体
25蛇腹部
30筒状フィルム
35 凹凸形状
37 貫通孔

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