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技術 作業車両の原動部冷却装置

出願人 井関農機株式会社
発明者 五島一実奥村和哉岩本浩
出願日 2013年6月26日 (6年10ヶ月経過) 出願番号 2013-133839
公開日 2015年1月19日 (5年3ヶ月経過) 公開番号 2015-008633
状態 未査定
技術分野 収穫機本体(4)(コンバイン) 収穫機本体(6)(機枠、駆動) 機械または機関の冷却一般
主要キーワード 相対移動不可 ファン駆動装置 ファン駆動軸 正転状態 逆転状態 暖気運転 シフトアーム エンジン冷却装置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年1月19日)のものです。
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図面 (7)

課題

ファンの回転方向切り替えを素早く行うことのできる作業車両原動冷却装置を提供すること。

解決手段

作業車両の原動部冷却装置に、それぞれエンジン20からの動力が入力され、該動力によって回転する第1入力部61及び第2入力部62と、エンジン20の動力によって回転すると共に、該動力を冷却ファン32側に出力する第1軸81と、第1入力部61と第1軸81との間での伝動の接続と遮断とを切り替える第1クラッチ76と、第2入力部62から伝達される動力によって回転する第2軸82と、第2入力部62と第2軸82との間での伝動の接続と遮断とを切り替える第2クラッチ77と、第1クラッチ76での伝動の接続と遮断、及び第2クラッチ77での伝動の接続と遮断を切り替える切替機構95と、第1軸81の回転方向が反対方向になる向きで、動力を第2軸82から第1軸81に伝達する動力伝達機構90と、を備える。

概要

背景

作業車両であるコンバイン動力源としては、一般的に内燃機関であるエンジンが用いられており、このためコンバインには、エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、冷却水との間で熱交換を行う空気を吸引することによりラジエータに対して空気を流す冷却ファンとが備えられている。一方、稲刈り等の作業車両であるコンバインは、塵埃が多い環境で使用されるため、従来のコンバインの中には、防塵網等の除塵部に付着した塵埃の容易な除去を可能にしているものがある。

例えば、特許文献1に記載の作業車エンジン冷却装置では、ラジエータ用のファンは、クランクプーリの回転と共に回転するベルトからの動力を、ベルト伝動装置によってファン側に伝達することにより、ファンを駆動することが可能になっている。さらに、このベルト伝動装置は、ベルトの内周面側から動力を受けてファン側に伝達することと、ベルトの外周面側から動力を受けてファン側に伝達することとを切り替えることにより、ファンの回転状態を、防塵網を通して外気吸入される正転状態と、逆向きに空気が流れる逆転状態とに切り替えることができるようになっている。

概要

ファンの回転方向の切り替えを素早く行うことのできる作業車両の原動冷却装置を提供すること。作業車両の原動部冷却装置に、それぞれエンジン20からの動力が入力され、該動力によって回転する第1入力部61及び第2入力部62と、エンジン20の動力によって回転すると共に、該動力を冷却ファン32側に出力する第1軸81と、第1入力部61と第1軸81との間での伝動の接続と遮断とを切り替える第1クラッチ76と、第2入力部62から伝達される動力によって回転する第2軸82と、第2入力部62と第2軸82との間での伝動の接続と遮断とを切り替える第2クラッチ77と、第1クラッチ76での伝動の接続と遮断、及び第2クラッチ77での伝動の接続と遮断を切り替える切替機構95と、第1軸81の回転方向が反対方向になる向きで、動力を第2軸82から第1軸81に伝達する動力伝達機構90と、を備える。

目的

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ファンの回転方向の切り替えを素早く行うことのできる作業車両の原動部冷却装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

エンジン冷却水を冷却するラジエータと、前記ラジエータに対向して設置され、前記ラジエータを介して冷却用外気吸引する冷却ファンと、それぞれ前記エンジンからの動力が入力され、該動力によって回転する第1入力部及び第2入力部と、前記第1入力部、または前記第2入力部を経由して伝達される前記エンジンの動力によって回転すると共に、該動力を前記冷却ファン側に出力する第1軸と、前記第1入力部と前記第1軸との間での伝動の接続と遮断とを切り替える第1クラッチと、前記第2入力部から伝達される動力によって回転する第2軸と、前記第2入力部と前記第2軸との間での伝動の接続と遮断とを切り替える第2クラッチと、前記第1クラッチでの伝動を接続すると共に前記第2クラッチで伝動を遮断する状態と、前記第1クラッチでの伝動を遮断すると共に前記第2クラッチでの伝動を接続する状態とに切り替え可能な切替機構と、前記第2入力部から前記第2軸に伝達された動力を前記第1軸に伝達する動力伝達機構と、を備え、前記動力伝達機構は、前記第1軸の回転方向が、前記第1入力部から前記第1軸に動力が伝達された際における回転方向と反対方向になる向きで、前記動力を前記第2軸から前記第1軸に伝達することを特徴とする作業車両原動冷却装置

請求項2

前記第1クラッチに対して伝動を接続させる方向への付勢力を付与する第1付勢手段を備える請求項1に記載の作業車両の原動部冷却装置。

請求項3

前記第1クラッチは、前記第1入力部が有する第1収容部に内設されており、前記第2クラッチは、前記第2入力部が有する第2収容部に内設されている請求項1または2に記載の作業車両の原動部冷却装置。

請求項4

前記動力伝達機構は、前記第1軸と一体で回転する第1ギヤと、前記第2軸と一体で回転すると共に前記第1ギヤと噛み合う第2ギヤと、を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業車両の原動部冷却装置。

請求項5

前記第1ギヤは、前記第1軸に対して軸方向に移動可能に配設されていると共に、移動に伴って前記第1クラッチへの押力入力状態が変化することにより前記第1クラッチでの伝動の接続と遮断を切り替えることができ、前記第2ギヤは、前記第2軸に対して軸方向に移動可能に配設されていると共に、移動に伴って前記第2クラッチへの押力の入力状態が変化することにより前記第2クラッチでの伝動の接続と遮断を切り替えることができ、前記切替機構は、前記第1ギヤと前記第2ギヤとをそれぞれ前記第1軸と前記第2軸との軸方向に移動させることにより、前記第1クラッチでの伝動の接続と遮断、及び前記第2クラッチでの伝動の接続と遮断を切り替える請求項4に記載の作業車両の原動部冷却装置。

技術分野

0001

本発明は、コンバイン等の作業車両原動冷却装置に関する。

背景技術

0002

作業車両であるコンバインの動力源としては、一般的に内燃機関であるエンジンが用いられており、このためコンバインには、エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、冷却水との間で熱交換を行う空気を吸引することによりラジエータに対して空気を流す冷却ファンとが備えられている。一方、稲刈り等の作業車両であるコンバインは、塵埃が多い環境で使用されるため、従来のコンバインの中には、防塵網等の除塵部に付着した塵埃の容易な除去を可能にしているものがある。

0003

例えば、特許文献1に記載の作業車エンジン冷却装置では、ラジエータ用のファンは、クランクプーリの回転と共に回転するベルトからの動力を、ベルト伝動装置によってファン側に伝達することにより、ファンを駆動することが可能になっている。さらに、このベルト伝動装置は、ベルトの内周面側から動力を受けてファン側に伝達することと、ベルトの外周面側から動力を受けてファン側に伝達することとを切り替えることにより、ファンの回転状態を、防塵網を通して外気吸入される正転状態と、逆向きに空気が流れる逆転状態とに切り替えることができるようになっている。

先行技術

0004

特開2001−263063号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、ファン側に伝達する動力を、ベルトの内周面側から受ける状態と外周面側から受ける状態との間で切り替える場合、回転方向が反対方向に切り替わる際には、切り替え前におけるベルトの面の反対側の面にプーリが接触し、ベルトが張り始めてから回転方向が切り替わる。このため、切り替えの途中で、ベルトからファンへの動力の伝達が遮断される時間が長くなり、回転方向が切り替わるまでの時間が長くなる傾向にあった。

0006

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ファンの回転方向の切り替えを素早く行うことのできる作業車両の原動部冷却装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るコンバイン(1)の原動部冷却装置は、エンジン(20)冷却水を冷却するラジエータ(30)と、前記ラジエータ(30)に対向して設置され、前記ラジエータ(30)を介して冷却用の外気を吸引する冷却ファン(32)と、それぞれ前記エンジン(20)からの動力が入力され、該動力によって回転する第1入力部(61)及び第2入力部(62)と、前記第1入力部(61)、または前記第2入力部(62)を経由して伝達される前記エンジン(20)の動力によって回転すると共に、該動力を前記冷却ファン(32)側に出力する第1軸(81)と、前記第1入力部(61)と前記第1軸(81)との間での伝動の接続と遮断とを切り替える第1クラッチ(76)と、前記第2入力部(62)から伝達される動力によって回転する第2軸(82)と、前記第2入力部(62)と前記第2軸(82)との間での伝動の接続と遮断とを切り替える第2クラッチ(77)と、前記第1クラッチ(76)での伝動を接続すると共に前記第2クラッチ(77)で伝動を遮断する状態と、前記第1クラッチ(76)での伝動を遮断すると共に前記第2クラッチ(77)での伝動を接続する状態とに切り替え可能な切替機構(95)と、前記第2入力部(62)から前記第2軸(82)に伝達された動力を前記第1軸(81)に伝達する動力伝達機構(90)と、を備え、動力伝達機構(90)は、前記第1軸(81)の回転方向が、前記第1入力部(61)から前記第1軸(81)に動力が伝達された際における回転方向と反対方向になる向きで、前記動力を前記第2軸(82)から前記第1軸(81)に伝達することを特徴とする。

0008

また、上記コンバイン(1)の原動部冷却装置は、前記第1クラッチ(76)に対して伝動を接続させる方向への付勢力を付与する第1付勢手段(86)を備えることが好ましい。

0009

また、上記コンバイン(1)の原動部冷却装置は、前記第1クラッチ(76)は、前記第1入力部(61)が有する第1収容部(71)に内設されており、前記第2クラッチ(77)は、前記第2入力部(62)が有する第2収容部(72)に内設されていることが好ましい。

0010

また、上記コンバイン(1)の原動部冷却装置は、前記動力伝達機構(90)は、前記第1軸(81)と一体で回転する第1ギヤ(91)と、前記第2軸(82)と一体で回転すると共に前記第1ギヤ(91)と噛み合う第2ギヤ(92)と、を備えることが好ましい。

0011

また、上記コンバイン(1)の原動部冷却装置は、前記第1ギヤ(91)は、前記第1軸(81)に対して軸方向に移動可能に配設されていると共に、移動に伴って前記第1クラッチ(76)への押力入力状態が変化することにより前記第1クラッチ(76)での伝動の接続と遮断を切り替えることができ、前記第2ギヤ(92)は、前記第2軸(82)に対して軸方向に移動可能に配設されていると共に、移動に伴って前記第2クラッチ(77)への押力の入力状態が変化することにより前記第2クラッチ(77)での伝動の接続と遮断を切り替えることができ、前記切替機構(95)は、前記第1ギヤ(91)と前記第2ギヤ(92)とをそれぞれ前記第1軸(81)と前記第2軸(82)との軸方向に移動させることにより、前記第1クラッチ(76)での伝動の接続と遮断、及び前記第2クラッチ(77)での伝動の接続と遮断を切り替えることが好ましい。

発明の効果

0012

本発明に係る作業車両の原動部冷却装置によれば、ファンの回転方向の切り替えを素早く行うことができる。

図面の簡単な説明

0013

図1は、実施形態に係る原動部冷却装置を備えるコンバインの側面図である。
図2は、図1のA−A矢視図である。
図3は、図1のB−B断面図である。
図4は、図3のC−C矢視図である。
図5は、図4のD−D矢視図である。
図6は、図5のE−E矢視図である。

実施例

0014

以下に、本発明に係る作業車両の原動部冷却装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者置換可能、且つ、容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。

0015

〔実施形態〕
図1は、実施形態に係る原動部冷却装置を備えるコンバインの側面図である。図2は、図1のA−A矢視図である。なお、以下の説明では、本実施形態に係るコンバイン1の通常の使用態様時における前後方向、左右方向、上下方向を、各部位においてもそれぞれ前後方向、左右方向、上下方向として説明する。具体的には、前後方向は、コンバイン1の長さ方向であり、左右方向は幅方向、上下方向は高さ方向である。このうち、前方は、刈取り作業時におけるコンバイン1の進行方向であり、左方は、前方に向かって左手方向であり、下方は、重力が作用する方向である。なお、これらの方向は、説明をわかりやすくするために便宜上定義したものであり、これらの方向によって本発明が限定されるものではない。

0016

作業車両の一例であるコンバイン1は、機体フレーム3の下部に配置された走行装置4と、機体フレーム3の前端部に取り付けられた刈取り装置6と、機体フレーム3の上部左側に搭載された脱穀装置10とを有する。機体フレーム3上の右前部には運転室100が搭載され、運転室100の後方にグレンタンク12が搭載されている。また、運転室100の後部下方には、エンジン20が搭載されている。エンジン20は、原動部カバー28の内側に形成されたエンジン室25に配置され(図3参照)、エンジン20の後方にはDPF(Diesel Particulate Filter)ユニット23が配置されている。

0017

DPFユニット23は、排気ガスに含まれる炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、一酸化窒素(NO)等を酸化するディーゼル用酸化触媒(以下、DOC:Diesel Oxidation Catalyst)と、排気ガス中の粒子状物質であるパティキュレート(以下、PM:Particulate Matter)を捕集するディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、DPF:Diesel Particulate Filter)とを内部に有している。以下の説明では、機体フレーム3とその上方に配置された各部を、まとめて機体2と呼ぶ。

0018

走行装置4は、エンジン20からの動力を左右一対履帯5に伝え、コンバイン1を走行させる。刈取り装置6は、穀稈を分草する分草具7と、分草された穀稈を引き起こす引き起こし装置8と、引き起こされた穀稈の根元を切断する刈刃とを有し、圃場植生する穀稈を所定の高さで刈り取る。刈取り装置6により刈り取られた穀稈は、機体2の左端部に設けられた搬送チェーン17とその上方の挟扼杆との間に挟まれ、搬送チェーン17の駆動により脱穀装置10に搬送される。

0019

脱穀装置10は、搬送チェーン17により穀稈が後方に搬送される過程で、穀稈から穀粒を切り離し(脱粒)、藁等の夾雑物と穀粒とを分離する。脱穀装置10を通過して、穀粒が扱ぎ取られた穀稈(排藁)は、機体2の後端部の排藁切断装置18へ搬送される。排藁切断装置18へ搬送された排藁は、排藁切断装置18で切断された後、例えば、圃場に放出される。

0020

詳細な図示は省略するが、脱穀装置10は、脱穀部と、脱穀部の下方に配置された選別部とを有する。脱穀部は、機体2の前部左側に配置された扱室と、扱室の右方に配置された第二処理室と、第二処理室の後方に配置された排塵処理室とを含んで構成される。扱室は、運転室100の左方に位置し、扱室には、前後方向に延在する回転軸を中心に回転可能な円柱形状の扱胴11が配置されている。扱胴11は、回転動作により、扱室内に搬送されてきた穀稈の穂先部から穀粒を脱粒する。なお、第二処理室には二番処理胴が、排塵処理室には排塵処理胴が、それぞれ前後方向に延在する回転軸を中心に回転可能に配置されている。

0021

選別部は、扱室の下方に揺動可能に配置された選別棚と、選別棚の下方空間にそれぞれ配置された唐箕、一番回収部及び二番回収部と、選別棚の後方に配置された排塵ファンとを含んで構成される。選別部は、脱穀部で脱粒された穀粒を含む被処理物(扱胴11が脱穀したもの)から夾雑物を除去して、穀粒を回収する。即ち、選別棚の揺動運動と、唐箕による選別風及び排塵ファンによる吸引の作用とにより、脱穀部から送られてきた被処理物から穀粒を選別し、一番回収部及び二番回収部で回収する。回収した穀粒は、グレンタンク12に搬送され、貯蔵される。

0022

グレンタンク12内の穀粒は、グレンタンク12の後方に立設した縦排出部15及びその縦排出部15の上端部から延在する横排出部16を有する排出装置14により、外部へ排出される。縦排出部15及び横排出部16は、それぞれ筒体の内部に螺旋軸を回転可能に有する構成であり、螺旋軸の回転により穀粒を搬送する。グレンタンク12は、右後端部のヒンジ部13を支点にして車両外側、即ち車両の右後方図2の矢印G方向)に回動可能である。グレンタンク12を車両外側に回動させることで、グレンタンク12の左方に配置された機体2内部のメンテナンス等を行うことができる。

0023

図3は、図1のB−B断面図である。図4は、図3のC−C矢視図である。エンジン室25には、当該エンジン室25におけるエンジン20の側方に、エンジン20の冷却水の冷却を行うラジエータ30が配設されている。このラジエータ30は、冷却水が流れる流路(図示省略)と、流路の外部に接続されると共に、流路内を流れる冷却水の熱との間、及びラジエータ30の周囲の空気との間で熱交換を行うことができるフィン(図示省略)と、を有している。このため、ラジエータ30は、流路を流れる冷却水とラジエータ30の周囲の空気との間で熱交換を行うことができ、これにより、冷却水の熱を周囲に放熱し、冷却水の温度を低下させることが可能になっている。

0024

また、ラジエータ30は、全体の形状が、所定の厚さを有する矩形の板状の形状で形成されていると共に、厚さ方向に空気が通り抜けることができるように構成されており、この空気と冷却水との間で、熱交換を行うことが可能になっている。このように構成されるラジエータ30は、左右方向に面する向きで、エンジン室25におけるエンジン20の右側方に配設されており、即ち、ラジエータ30を左右方向に通過する空気に対して、冷却水の熱を放熱することが可能になっている。詳しくは、ラジエータ30は、エンジン室25内におけるエンジン20よりも外側に位置しており、エンジン20よりも原動部カバー28寄りに配設されている。

0025

また、原動部カバー28は、機体2の側面を構成するように設けられており、エンジン室25を開閉可能に機体2に取り付けられている。また、原動部カバー28には、無数連通穴が開けられており、これにより、ラジエータ30に流れる空気を、原動部カバー28を閉じた状態でもエンジン室25の外部からエンジン室25内に取り込むことが可能になっている。

0026

ラジエータ30とエンジン20との間には、ラジエータ30での冷却水の冷却に用いる空気を吸引する冷却ファン32が、ラジエータ30に対向して設置されている。冷却ファン32は、回転軸の方向が左右方向になる向きでラジエータ30に対して並設されており、冷却水の冷却用の外気を、ラジエータ30を介して吸引可能になっている。これにより、冷却水の冷却に用いる空気を、ラジエータ30に対して通過させることができる。

0027

また、冷却ファン32の周囲には、冷却ファン32で空気を吸引する際における空気の流路を形成し、効率よく空気をラジエータ30に導く導風板であるファンシュラウド38が配設されている。冷却ファン32は、このファンシュラウド38によって、回転自在に支持されている。また、冷却ファン32には、冷却ファン32の回転時における駆動力が入力されるファン側プーリ34が、当該冷却ファン32の回転軸に取り付けられている。

0028

また、エンジン室25には、冷却ファン32を駆動させる駆動力を冷却ファン32に伝達するファン駆動装置50が配設されている。このファン駆動装置50は、エンジン20における冷却ファン32が位置している側の端部の反対側の端部付近に配設されている。ファン駆動装置50は、エンジン20で発生する動力を冷却ファン32に伝達することにより、冷却ファン32を駆動させることが可能になっている。

0029

詳しくは、エンジン20には、クランクシャフト(図示省略)に連結されてクランクシャフトと一体となって回転するクランクプーリ21が設けられており、エンジン20の運転時に発生する動力の一部をクランクプーリ21から出力可能になっている。

0030

また、ファン駆動装置50には、ファン駆動装置50を駆動させる駆動力の入力用のプーリであるファン駆動装置プーリ65が取り付けられており、クランクプーリ21とファン駆動装置プーリ65とには、ベルト46が掛け回されている。これにより、エンジン20で発生した動力の一部は、ファン駆動装置50に伝達可能になっている。

0031

また、ファン駆動装置50には、冷却ファン32を駆動させる駆動力の出力軸であるファン駆動軸51が連結されている。このファン駆動軸51は、機体2の左右方向の延在し、一端がファン駆動装置50に連結されており、他端には駆動軸側プーリ52が取り付けられている。即ち、ファン駆動軸51は、エンジン20における冷却ファン32が位置している側の端部の反対側の端部付近に配設されているファン駆動装置50から、冷却ファン32が位置している側の端部側に向かって延在している。

0032

このファン駆動軸51に取り付けられる駆動軸側プーリ52と、冷却ファン32の回転軸に取り付けられているファン側プーリ34とには、ベルト45が掛け回されている。ファン駆動装置50から出力されて冷却ファン32を駆動させる駆動力は、駆動軸側プーリ52とファン側プーリ34とに掛け回されるベルト45によって、冷却ファン32に伝達可能になっている。即ち、ファン側プーリ34と駆動軸側プーリ52、及びこれらに巻き掛けられるベルト45は、冷却ファン32を駆動する駆動力の伝達経路を構成している。

0033

図5は、図4のD−D矢視図である。ファン駆動装置50は、それぞれエンジン20からの動力が入力され、該動力によって回転する第1入力部61及び第2入力部62を備えている。詳しくは、ファン駆動装置50は、エンジン20から伝達される動力によって駆動し、冷却ファン32側に動力を伝達する第1動力伝達部56と第2動力伝達部57とを備えており、第1入力部61は第1動力伝達部56に備えられ、第2入力部62は第2動力伝達部57に備えられている。これらの第1動力伝達部56と第2動力伝達部57とは、エンジン20から伝達される動力によって回転自在に駆動装置ケース53に大部分が内設されており、第1動力伝達部56と第2動力伝達部57とは、それぞれの回転軸が平行になる向きで並設されている。

0034

また、第1動力伝達部56は、第1入力部61の他に、当該第1動力伝達部56の回転軸の方向に沿って延在する軸である第1軸81と、第1入力部61と第1軸81との間での伝動の接続と遮断とを切り替える第1クラッチ76とを有している。同様に、第2動力伝達部57は、第2動力伝達部57の回転軸の方向に沿って延在する軸である第2軸82と、第2入力部62と第2軸82との間での伝動の接続と遮断とを切り替える第2クラッチ77とを有している。

0035

このうち、第1動力伝達部56の第1入力部61は、エンジン20からの動力の入力部分である第1プーリ66を有しており、第1プーリ66は、回転軸が第1動力伝達部56の回転軸の向きと一致する向きで設けられ、駆動装置ケース53の外側に配設されている。同様に、第2動力伝達部57の第2入力部62は、エンジン20からの動力の入力部分である第2プーリ67を有しており、第2プーリ67は、回転軸が第2動力伝達部57の回転軸の向きと一致する向きで設けられ、駆動装置ケース53の外側に配設されている。

0036

これらの第1プーリ66と第2プーリ67とは、共にファン駆動装置プーリ65として設けられており、換言すると、ファン駆動装置プーリ65は、第1プーリ66と第2プーリ67とを有している。このため、第1プーリ66と第2プーリ67とは、クランクプーリ21との間で掛け回されるベルト46を介して伝達されるエンジン20からの動力により、同一方向に回転する。

0037

また、第1入力部61は、第1プーリ66と一体で回転する第1収容部71を有しており、第2入力部62は、第2プーリ67と一体で回転する第2収容部72を有している。これらの第1収容部71と第2収容部72とは、共に駆動装置ケース53に内設されている。つまり、第1入力部61と第2入力部62とは、第1プーリ66や第2プーリ67が駆動装置ケース53の外側に位置し、第1収容部71や第2収容部72が駆動装置ケース53の内側に位置するように配設されている。

0038

第1入力部61の第1収容部71は、第1プーリ66の回転軸を中心とする回転対称になり、この回転軸の方向において第1プーリ66が位置する方向の反対方向に向かって開口した収容部分を有する形状になっている。同様に、第2入力部62の第2収容部72は、第2プーリ67の回転軸を中心とする回転対称になり、この回転軸の方向において第2プーリ67が位置する方向の反対方向に向かって開口した収容部分を有する形状になっている。換言すると、第1収容部71や第2収容部72は、それぞれの収容部分を構成する壁部が、回転軸方向において第1プーリ66や第2プーリ67が位置する側から、第1プーリ66や第2プーリ67から離れる方向に向かって設けられている。

0039

第1軸81は、第1動力伝達部56の回転軸の方向において、第1入力部61における第1プーリ66が位置する側の反対側、即ち、第1収容部71の開口部側に配設されており、第1収容部71の開口部から、第1収容部71内に入り込んでいる。また、第1軸81は、第1入力部61側の端部の反対側の端部側が、駆動装置ケース53の外側に突出している。ファン駆動軸51は、第1軸81における、この第1入力部61側の端部の反対側の端部側で駆動装置ケース53の外側に突出している部分に連結されており、第1軸81と一体に回転可能になっている。即ち、冷却ファン32を駆動させる駆動力としてファン駆動装置50から出力される動力は、第1軸81からファン駆動軸51に対して出力される。

0040

第1クラッチ76は、摩擦クラッチになっており、第1入力部61が有する第1収容部71に内設されている。詳しくは、第1クラッチ76は、第1入力部61と一体に回転する複数の板状の部材と、第1軸81と一体に回転すると共に、回転軸の方向において第1入力部61側の板状の部材と交互に配設される複数の板状の部材とにより構成されている。第1クラッチ76を構成する双方の板状の部材は、回転軸に沿った方向の押力が付与されることにより、回転軸に沿った方向における相対的な位置を変化させることができ、双方が回転軸の方向において接触したり離間したりすることが可能になっている。つまり、第1クラッチ76は、第1入力部61側の部材と第1軸81側の部材との双方の部材が、回転軸に沿った方向の押力に応じて接触したり離間したりすることにより、双方の部材間での伝動の接続や遮断を切り替えることができる。これにより、第1クラッチ76は、第1入力部61と第1軸81との間での伝動の接続や遮断を切り替えることが可能になっている。

0041

第2軸82は、第2動力伝達部57の回転軸の方向において、第2入力部62における第2プーリ67が位置する側の反対側、即ち、第2収容部72の開口部側に配設されており、第2収容部72の開口部から、第2収容部72内に入り込んでいる。この第2軸82は、全ての部分が、駆動装置ケース53に内設されている。第2クラッチ77は、第2入力部62が有する第2収容部72に内設されている。第2クラッチ77は、第1クラッチ76と同様な構成の摩擦クラッチになっており、これにより第2クラッチ77は、回転軸に沿った方向の押力に応じて、第2入力部62と第2軸82との間での伝動の接続や遮断を切り替えることが可能になっている。

0042

また、ファン駆動装置50は、第1軸81と第2軸82との間で動力の伝達を行う動力伝達機構90を有している。この動力伝達機構90は、第1軸81と一体で回転する第1ギヤ91と、第2軸82と一体で回転すると共に第1ギヤ91と噛み合う第2ギヤ92と、により構成されている。第1軸81と第2軸82とは、この第1ギヤ91と第2ギヤ92との間で動力が伝達されることにより、互いに反対方向に回転するように設けられている。つまり、動力伝達機構90は、第2入力部62から第2軸82に伝達された動力を第1軸81に伝達すると共に、第1軸81の回転方向が、第1入力部61から第1軸81に動力が伝達された際における第1軸81の回転方向の反対方向になる向きで、該動力を第2軸82から第1軸81に伝達することが可能になっている。

0043

また、これらの第1ギヤ91と第2ギヤ92とは、第1軸81や第2軸82に対して軸方向に移動可能に取り付けられている。即ち、第1ギヤ91は、スプライン嵌め合い等により、回転方向に対しては第1軸81と一体に回転しつつ、第1軸81の軸方向に対しては、第1軸81に対して移動可能に配設されている。同様に、第2ギヤ92は、スプライン嵌め合い等により、回転方向に対しては第2軸82と一体に回転しつつ、第2軸82の軸方向に対しては、第2軸82に対して移動可能に配設されている。これらの第1ギヤ91と第2ギヤ92とは、軸方向の移動状態に関わらず、常に噛み合うように設けられている。また、第1ギヤ91と第2ギヤ92とは、同じ歯数で構成されている。

0044

第1ギヤ91には、第1付勢手段である第1スプリング86により、第1軸81に対する移動方向への付勢力が付与されている。詳しくは、第1スプリング86は、圧縮バネからなり、第1ギヤ91における第1クラッチ76が位置している側の面の反対側の面と、駆動装置ケース53における、この面に対向する部分との間に配設されており、双方に対して付勢力を付与している。

0045

また、第1ギヤ91は、第1クラッチ76側の端部に位置する面が、第1クラッチ76に接触可能に配設されており、第1スプリング86は、第1ギヤ91に対して第1クラッチ76の方向への付勢力を付与している。このため、第1スプリング86は、第1入力部61と第1軸81との間で伝動を接続させる方向の付勢力を、第1クラッチ76に対して付与している。

0046

さらに、第1ギヤ91は、第1軸81の軸方向に移動することにより、第1クラッチ76に対して付与する付勢力を変化させることが可能になっている。つまり、第1ギヤ91は、第1軸81の軸方向への移動に伴って第1クラッチ76への押力の入力状態が変化することにより、第1クラッチ76での伝動の接続と遮断を切り替えることが可能になっている。

0047

また、第2ギヤ92には、第2付勢手段である第2スプリング87により、第2軸82に対する移動方向への付勢力が付与されている。詳しくは、第2スプリング87は、圧縮バネからなり、第2ギヤ92における第2クラッチ77が位置している側の面と、第2クラッチ77との間に配設されており、双方に対して付勢力を付与することが可能になっている。

0048

また、第2スプリング87は、自由長が、両端が第2ギヤ92と第2クラッチ77とに接触した状態において、第2ギヤ92における第2クラッチ77が位置している側の面の反対側の面が、駆動装置ケース53における、この面に対向する部分に対して離間する長さになっている。このように設けられる第2スプリング87は、第2ギヤ92が第2クラッチ77に近付く方向に移動した際には、第2ギヤ92と第2クラッチ77とによって圧縮されることにより、第2クラッチ77に対して、第2入力部62と第2軸82との間で伝動を接続させる方向の付勢力を付与することが可能になっている。

0049

さらに、第2ギヤ92は、第2軸82の軸方向に移動することにより、第2スプリング87を介して第2クラッチ77に対して付与する付勢力を変化させることが可能になっている。つまり、第2ギヤ92は、第2軸82の軸方向への移動に伴って第2クラッチ77への押力の入力状態が変化することにより、第2クラッチ77での伝動の接続と遮断を切り替えることが可能になっている。

0050

またさらに、ファン駆動装置50は、第1ギヤ91と第2ギヤ92とを、それぞれ第1軸81と第2軸82との軸方向に移動させることにより、第1クラッチ76での伝動の接続と遮断、及び第2クラッチ77での伝動の接続と遮断を切り替える切替機構95を備えている。この切替機構95は、第1クラッチ76での伝動を接続すると共に第2クラッチ77で伝動を遮断する状態と、第1クラッチ76での伝動を遮断すると共に第2クラッチ77での伝動を接続する状態とに切り替え可能になっている。詳しくは、切替機構95は、第1ギヤ91と第2ギヤ92との双方に連結されるシフトアーム96を有しており、シフトアーム96で第1ギヤ91と第2ギヤ92とを移動させることにより、第1クラッチ76と第2クラッチ77との伝動状態を切り替えることが可能になっている。

0051

シフトアーム96は、第1ギヤ91におけるギヤの歯以外の部分、及び第2ギヤ92におけるギヤの歯以外の部分に連結されている。シフトアーム96は、第1ギヤ91に対しては、例えば、第1ギヤ91におけるギヤの歯よりも第1クラッチ76寄りの部分に連結されており、第2ギヤ92に対しては、第2ギヤ92におけるギヤの歯よりも第2クラッチ77側の反対側の部分に連結されている。

0052

図6は、図5のE−E矢視図である。第1ギヤ91や第2ギヤ92に連結されるシフトアーム96は、第1ギヤ91側の端部と第2ギヤ92側の端部とのそれぞれに配設される連結部材98によって連結されている。この連結部材98は、第1軸81や第2軸82と一体に回転をする第1ギヤ91や第2ギヤ92に対して相対回転可能で、軸方向には相対移動不可となって、第1ギヤ91や第2ギヤ92に連結される。

0053

さらに、シフトアーム96は、シフトアーム96における第1ギヤ91と第2ギヤ92とに連結されている端部同士の中央部分に、軸方向が第1動力伝達部56と第2動力伝達部57との双方に対して直交する回動支点97が設けられている。即ち、シフトアーム96は、第1動力伝達部56と第2動力伝達部57との双方に直交し、且つ、第1動力伝達部56と第2動力伝達部57との間の部分を通る軸心を有する回動支点97を有しており、この回動支点97を中心として回動自在に配設されている。このため、シフトアーム96の両端に配設される連結部材98は、シフトアーム96が回動支点97を中心として回動した際には、第1動力伝達部56や第2動力伝達部57の軸方向に移動する。

0054

また、シフトアーム96は、例えば電動モータ(図示省略)等のアクチュエータで発生する動力により、回動支点97を中心として任意の回動角度で回動自在に配設されている。これにより、切替機構95は、アクチュエータによるシフトアーム96の回動時に、連結部材98によってシフトアーム96の両端に連結される第1ギヤ91と第2ギヤ92とを、連結部材98と共に、第1動力伝達部56や第2動力伝達部57の軸方向に移動させることが可能になっている。従って、切替機構95は、第1ギヤ91と第2ギヤ92とを、それぞれ第1軸81と第2軸82との軸方向に移動させることにより、第1クラッチ76での伝動の接続と遮断、及び第2クラッチ77での伝動の接続と遮断を切り替えることが可能になっている。

0055

切替機構95のアクチュエータは、コンバイン1が備える他の装置の制御も行うコントローラ(図示省略)に接続されており、このコントローラによって制御可能になっている。これにより、シフトアーム96の回動はコントローラによって制御され、第1クラッチ76や第2クラッチ77での伝動の接続や遮断は、コントローラによって切り替えられる。

0056

本実施形態に係るコンバイン1の原動部冷却装置は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。コンバイン1の運転時は、作業者が運転室100の各操作手段を操作することにより、コンバイン1を走行させたり、穀稈の刈り取りを行ったりする。このように、コンバイン1が運転する際には、動力源であるエンジン20が駆動し、エンジン20で発生した動力が各動作部に伝達されることにより、コンバイン1は所望の動作を行う。即ち、エンジン20で発生した動力は、走行時における駆動力以外にも用いられる。

0057

例えば、エンジン20で発生した動力の一部は、クランクプーリ21からベルト46を介してファン駆動装置プーリ65に伝達され、ファン駆動装置50の動作時における駆動力として用いられる。ファン駆動装置50が動作をすることにより発生する動力は、ファン駆動軸51から出力される。これによりファン駆動軸51は回転し、この回転に伴って駆動軸側プーリ52も回転する。駆動軸側プーリ52の回転は、ベルト45を介してファン側プーリ34に伝達され、ファン側プーリ34が回転することにより、冷却ファン32は回転する。即ち、冷却ファン32は、ファン駆動装置50から伝達される駆動力により回転する。

0058

冷却ファン32は、このように回転することにより、通常運転時には並設しているラジエータ30側から空気を吸引し、エンジン20側に放出する。これにより、ラジエータ30には、冷却ファン32で吸引した空気が、矩形の板状に形成されるラジエータ30の厚さ方向、即ち、機体2の左右方向に通過する。その際に、冷却ファン32で吸引する空気は、ファンシュラウド38により、ラジエータ30側から吸引され、効果的にラジエータ30を通過する。

0059

エンジン20の運転時は、ラジエータ30にはエンジン20を冷却する冷却水が流れるため、ラジエータ30では、ラジエータ30内を流れる冷却水と、厚さ方向に通過する空気との間で熱交換を行い、冷却水の熱を、ラジエータ30を通過する空気に対して放熱する。これにより、冷却水の温度を低下させる。

0060

また、冷却ファン32におけるラジエータ30側の反対側には、エンジン20が位置しており、冷却ファン32の駆動時における空気の流れを妨げる物は位置していないため、冷却ファン32は、効率よく空気を吸引し、ラジエータ30を通過させる。これにより、冷却水の温度を、効果的に低下させる。さらに、冷却ファン32とエンジン20との間には、遮蔽物が存在しないため、冷却ファン32の駆動時には、冷却ファン32から空気が流れる。エンジン20は、この空気に対して放熱することができるため、エンジン20の温度は低下し易くなる。

0061

エンジン20の運転時には、このように冷却ファン32でラジエータ30の周囲の空気を吸引することにより、エンジン20の冷却水の温度を低下させるが、コンバイン1は穀稈の刈り取りや脱穀等の作業を行うため、塵埃が多い環境で使用される。ラジエータ30は、原動部カバー28の内側に配設されているため、冷却ファン32での吸引時に、大きなゴミ等は原動部カバー28により濾過されるが、塵等の小さなゴミ等は、ラジエータ30に到達する。

0062

ラジエータ30に到達したゴミの一部は、フィンに付着するため、エンジン20を長時間運転した場合、ラジエータ30のフィンには、このゴミ等が堆積することになり、通過する空気の量が低下するため、冷却水の冷却効率が低下することになる。このため、コンバイン1を運転させた場合には、運転時間や運転時における環境に応じて、ラジエータ30の清掃を行う。

0063

例えば、エンジン20の運転時間が所定時間を超えたらラジエータ30の清掃を行ったり、または、塵埃の発生量はコンバイン1の作業状態によって変化するので、コンバイン1の作業状態ごとの運転時間も考慮し、作業状態を考慮した運転時間が所定時間を超えたらラジエータ30の清掃を行ったりしてもよい。これらの運転時間に基づくラジエータ30の清掃は、コンバイン1の各部を制御するコントローラで運転時間をカウントし、カウントした運転時間に基づいて、ラジエータ30の清掃時の制御に切り替える。

0064

ラジエータ30の清掃は、ファン駆動装置50から出力される駆動力の回転方向を通常運転時から反転させ、冷却ファン32を逆転させることにより行う。即ち、ラジエータ30の清掃は、通常運転時の冷却ファン32の回転方向である正転から反転させることにより行う。詳しくは、通常運転時にラジエータ30に詰まるゴミは、ラジエータ30側から冷却ファン32側に流れる空気と共にラジエータ30を通過しようとするゴミになっている。このため、ラジエータ30の清掃は、冷却ファン32を逆転させて、冷却ファン32で流す空気を、冷却ファン32側からラジエータ30側に空気を流し、このゴミを吹き飛ばすことにより行う。

0065

冷却ファン32は、このように、通常運転時と、ラジエータ30の清掃時とで、回転方向を異ならせて回転させるが、この回転方向の切り替えは、ファン駆動装置50の切替機構95を作動させて、ファン駆動装置50から冷却ファン32側に伝達する駆動力の回転方向を切り替える。つまり、第1入力部61、または第2入力部62を経由して伝達されるエンジン20の動力によって回転すると共に、該動力を冷却ファン32側に出力する第1軸81に対する動力の伝達経路を切り替える。

0066

まず、通常運転時におけるファン駆動装置50の動作について説明すると、通常運転時は、切替機構95は、第1ギヤ91が第1クラッチ76に近付き、第2ギヤ92が第2クラッチ77から離れる方向に、シフトアーム96を回動させる。これにより、第1クラッチ76は、第1ギヤ91から付与される押力により、第1クラッチ76を構成する第1入力部61側の部材と第1軸81側の部材とが接触し、第1クラッチ76は係合する。一方、第2クラッチ77は、第2ギヤ92から押力が付与されない状態になるため、第2クラッチ77を構成する第2入力部62側の部材と第2軸82側の部材とが離間し、第2クラッチ77は解放する。

0067

この状態で、エンジン20からの動力が、ベルト46を介してファン駆動装置プーリ65に伝達されると、第1入力部61と第2入力部62とは、ファン駆動装置プーリ65である第1プーリ66と第2プーリ67の回転に伴って、共に同じ方向に回転をする。

0068

このうち、第1入力部61の回転は、第1クラッチ76が係合して伝動を接続する状態になっていることにより、第1クラッチ76を介して第1軸81に伝達される。これにより、第1軸81は、第1入力部61の回転に伴って、第1入力部61の回転方向と同じ方向に回転する。一方、第2入力部62の回転は、第2クラッチ77が解放していることにより、第2軸82には伝達されないが、第2軸82には、第1ギヤ91と第2ギヤ92とを介して、第1軸81の回転が伝達される。

0069

このように、第2軸82には、第1軸81から第1ギヤ91と第2ギヤ92との一対のギヤを介して回転が伝達されるため、第1軸81から第2軸82に対しては、回転方向が反転して伝達される。このため、第2軸82は、第1軸81の回転方向とは反対方向の回転方向で回転をする。即ち、第2クラッチ77は解放状態になっており、第2入力部62と第2軸82との間の伝動を遮断する状態になっているため、第2軸82は、第2ギヤ92から入力される動力により、回転方向が第2入力部62の回転方向の反対方向になって回転をする。

0070

これらのように、第1軸81には、第2プーリ67に伝達された動力は伝達されず、第1軸81は、第1プーリ66に伝達された動力によって第1プーリ66の回転方向と同じ方向に回転をする。これにより、第1軸81に連結されて第1軸81から駆動力が伝達されるファン駆動軸51は、第1プーリ66の回転方向と同じ方向に回転をする。このファン駆動軸51の回転は、駆動軸側プーリ52、ベルト45及びファン側プーリ34を介して冷却ファン32に伝達され、通常運転時における冷却ファン32は、ファン駆動装置プーリ65の回転方向と同じ方向に回転をする第1軸81から出力される駆動力により、回転をする。これにより、冷却ファン32は正転する。

0071

これに対し、ラジエータ30の清掃を行うために冷却ファン32を逆転させる際には、ファン駆動装置50の切替機構95を作動させることにより、ファン駆動装置プーリ65からファン駆動軸51までの動力の伝達経路を切り替える。詳しくは、切替機構95のアクチュエータを作動させ、第1ギヤ91が第1クラッチ76から離れ、第2ギヤ92が第2クラッチ77に近付く方向に、回動支点97を中心としてシフトアーム96を回動させる。

0072

これにより、第1クラッチ76は、第1ギヤ91から押力が付与されない状態になるため、第1クラッチ76を構成する第1入力部61側の部材と第1軸81側の部材とが離間し、第1クラッチ76は解放する。一方、第2クラッチ77は、第2ギヤ92から付与される押力により、第2クラッチ77を構成する第2入力部62側の部材と第2軸82側の部材とが接触し、第2クラッチ77は係合する。

0073

冷却ファン32を逆転させる場合でも、エンジン20の回転方向は通常運転時と変わらないため、第1入力部61と第2入力部62とは、第1プーリ66と第2プーリ67の回転に伴って、共に通常運転時と同じ方向に回転をする。

0074

このうち、第1入力部61の回転は、第1クラッチ76が解放していることにより、第1軸81には伝達されないのに対し、第2入力部62の回転は、第2クラッチ77が係合して伝動を接続する状態になっていることにより、第2クラッチ77を介して第2軸82に伝達される。これにより、第2軸82は、第2入力部62の回転に伴って、第2入力部62の回転方向と同じ方向に回転する。また、冷却ファン32を逆転させる場合でも、第1ギヤ91と第2ギヤ92とは噛み合っているため、第1軸81には、第1ギヤ91と第2ギヤ92とを介して、第2軸82の回転が伝達される。

0075

このように、第1軸81には、第2軸82から第1ギヤ91と第2ギヤ92との一対のギヤを介して回転が伝達されるため、第2軸82から第1軸81に対しては、回転方向が反転して伝達される。このため、第1軸81は、第2軸82の回転方向とは反対方向の回転方向で回転をする。即ち、第1クラッチ76は解放状態になっており、第1入力部61と第1軸81との間の伝動を遮断する状態になっているため、第1軸81は、第1ギヤ91から入力される動力により、回転方向が第1入力部61の回転方向の反対方向になって回転をする。

0076

これらのように、第1軸81には、第1プーリ66に伝達された動力は伝達されず、第1軸81は、第2プーリ67に伝達された動力によって、第1プーリ66の回転方向の反対方向に回転をする。これにより、第1軸81に連結されて第1軸81から駆動力が伝達されるファン駆動軸51は、第1プーリ66の回転方向の反対方向に回転をし、通常運転時とは反対方向に回転をする。このため、ファン駆動軸51の回転が伝達される冷却ファン32は、通常運転時とは異なり、ファン駆動装置プーリ65の回転方向の反対方向に回転をする第1軸81から出力される駆動力により、回転をする。従って、ラジエータ30の清掃時における冷却ファン32は、通常運転時の回転方向の反対方向に回転をし、通常運転時に対して反転をし、ラジエータ30は、この反転した冷却ファン32からラジエータ30側に流れる空気により、ゴミを吹き飛ばす。

0077

なお、ファン駆動装置50は、これらの切替機構95による冷却ファン32の正転と逆転との切り替え時には、切り替えの途中で、摩擦クラッチである第1クラッチ76と第2クラッチ77との双方が、軽く係合する状態になるように構成されている。このため、正転と逆転との切り替え時には、第1クラッチ76と第2クラッチ77との双方が軽く係合することにより、一旦冷却ファン32の回転が停止した後、回転方向が切り替わる。

0078

また、エンジン20の冷間始動時には、必要に応じて暖気運転を行うが、この場合は、ファン駆動装置50の切替機構95を作動させて、冷却ファン32を停止させる。例えば、エンジン20の冷却水の温度が所定以下の場合には、切替機構95のアクチュエータを作動させ、第1ギヤ91が第1クラッチ76から離れ、さらに、第2ギヤ92も第2クラッチ77から離れる方向に、回動支点97を中心としてシフトアーム96を回動させる。

0079

これにより、第1クラッチ76と第2クラッチ77とは、共に解放する。エンジン20の運転中は、エンジン20で発生した動力は、切替機構95の状態に関わらずファン駆動装置プーリ65に伝達されるため、第1入力部61と第2入力部62とは、切替機構95の状態に関わらず、ファン駆動装置プーリ65に伝達された動力によって回転する。一方、第1クラッチ76と第2クラッチ77とが共に解放している状態では、第1入力部61や第2入力部62に伝達された動力は、第1軸81や第2軸82には伝達されないため、第1軸81と第2軸82とは、共に回転をしない。

0080

このため、第1軸81に連結され、ファン駆動装置50から出力される駆動力によって回転するファン駆動軸51も回転をしないため、駆動力は冷却ファン32には伝達されず、冷却ファン32は回転をしない。従って、ラジエータ30には、冷却ファン32の回転に伴う空気が流れないため、ラジエータ30は冷却水の温度を低下させ難くなり、エンジン20の暖気が行い易くなる。

0081

なお、第1ギヤ91や第2ギヤ92の移動は、シフトアーム96を回動させることにより行うが、切替機構95のアクチュエータが故障したり、アクチュエータの制御系統が故障したりした場合、シフトアーム96は回動しなくなってしまう。この場合でも、第1ギヤ91は、第1スプリング86により、第1クラッチ76を係合する方向の付勢力、即ち、第1クラッチ76に対して伝動を接続させる方向の付勢力が付与されているため、第1クラッチ76は、この第1スプリング86の付勢力により、係合状態が維持される。このため、第1軸81は、第1プーリ66に入力され、第1クラッチ76を介して伝達された駆動力によって回転するため、冷却ファン32は、通常運転時の回転方向への回転が維持される。これにより、ラジエータ30は、冷却ファン32で吸引をする空気による効果的な冷却を行い続け、エンジン20の温度を効果的に低下させる。

0082

以上の実施形態に係るコンバイン1の原動部冷却装置は、冷却ファン32の駆動力を出力するファン駆動装置50からの出力軸である第1軸81と、第1軸81に並設される第2軸82とは、エンジン20から伝達される動力によって回転する第1入力部61や第2入力部62からの伝動の接続と遮断とを切り替える第1クラッチ76及び第2クラッチ77での伝動状態に応じて、回転可能に設けられている。また、第1軸81と第2軸82との間では、動力伝達機構90によって回転方向が互いに反対方向になる向きで伝達され、第1クラッチ76及び第2クラッチ77での伝動の接続と遮断とは、切替機構95によって切り替え可能になっている。これにより、ラジエータ30の清掃を行うために冷却ファン32の回転方向を切り替える際には、切替機構95によって第1クラッチ76及び第2クラッチ77での伝動状態を切り替えることにより、第1軸81の回転方向を切り替えることができ、冷却ファン32の回転方向を切り替えることができる。この結果、冷却ファン32の回転方向の切り替えを素早く行うことができる。

0083

また、エンジン20の暖気運転を行う際には、ファン駆動装置50は、切替機構95で第1クラッチ76と第2クラッチ77とを解放させ、冷却ファン32を停止させるので、エンジン20の暖気を短時間で行うことができる。この結果、暖気運転に用いる燃料消費量を低減することができるため、燃費の向上を図ることができ、また、暖気運転が短時間で済むので、使い勝手を向上させることができる。

0084

また、冷却ファン32の回転状態の切り替えは、摩擦クラッチである第1クラッチ76と第2クラッチ77との係合状態を切り替えることによって行うので、冷却ファン32の回転状態を切り替える際に、大きな衝撃を発生させることなく切り替えることができる。この結果、コンバイン1の運転時における快適性を向上させることができる。

0085

また、動力伝達機構90は、第1軸81と一体で回転する第1ギヤ91と、第2軸82と一体で回転すると共に第1ギヤ91と噛み合う第2ギヤ92とで構成されているため、第1軸81の回転方向を反転させる際には、第2ギヤ92から伝達される動力によって第1軸81を回転させることにより、容易に、且つ、確実に逆転させることができる。この結果、冷却ファン32の回転方向の切り替えを、容易に、且つ、確実に行うことができる。

0086

また、第1クラッチ76は第1収容部71に内設され、第2クラッチ77は第2収容部72に内設されているため、第1プーリ66と第1クラッチ76とを第1入力部61に一体にして設けることができ、第2プーリ67と第2クラッチ77とを第2入力部62に一体にして設けることができる。この結果、ファン駆動装置50のコンパクト化を図ることができる。

0087

また、第1クラッチ76や第2クラッチ77の係合は、第1ギヤ91や第2ギヤ92を軸方向に移動させて、第1ギヤ91や第2ギヤ92を第1クラッチ76や第2クラッチ77に押し付けることにより行うので、第1クラッチ76等を係合させるための専用の部材を設けることなく、係合させることができる。この結果、部品点数を削減することができ、ファン駆動装置50のコンパクト化を図ることができる。

0088

また、第1ギヤ91や第2ギヤ92の軸方向の移動は、1つのシフトアーム96を回動させることにより行うので、第1クラッチ76や第2クラッチ77を係合させる際における部品点数を、さらに削減することができる。この結果、ファン駆動装置50のさらなるコンパクト化を図ることができる。

0089

また、1つのシフトアーム96の回動によって、第1ギヤ91や第2ギヤ92を移動させることができるので、冷却ファン32の正転側の駆動力と逆転側の駆動力とを、1つのベルト46で伝達することができる。この結果、部品点数をさらに削減することができ、ファン駆動装置50のコンパクト化を図ることができる。

0090

また、シフトアーム96は、第1ギヤ91と第2ギヤ92との間に位置する回動支点97を中心として回動することにより、第1クラッチ76や第2クラッチ77に押力を付与するため、2つのクラッチの一方に押力を付与した際には、他方への押力を除去することができる。この結果、2つのクラッチの一方を係合させた際に、他方を解放させることができるため、両方のクラッチが係合することを抑制することができ、より確実に、第1プーリ66と第2プーリ67との一方の回転のみを第1軸81に伝達して、冷却ファン32を回転させることができる。

0091

また、第1入力部61と第1軸81との間で動力を伝達させる方向の付勢力を、第1スプリング86によって第1クラッチ76に対して付与しているので、切替機構95の故障時でも、冷却ファン32の正転状態を維持することができる。この結果、エンジン20の冷却性能を確保することができる。

0092

また、切替機構95及び第1クラッチ76と第2クラッチ77とは、冷却ファン32の正転と逆転との切り替え時に、第1クラッチ76と第2クラッチ77との双方が軽く係合して、一旦冷却ファン32の回転が停止するように構成されているため、回転方向を切り替える際に、急激に切り替えることを抑制できる。この結果、回転している冷却ファン32の回転方向を急激に反転させることに伴うショックを抑えることができる。

0093

また、第1ギヤ91と第2ギヤ92とは、同じ歯数で構成されているため、第1ギヤ91と第2ギヤ92との共用化を図ることができる。この結果、製造コストの低減を図ることができる。

0094

〔変形例〕
なお、上述したファン駆動装置50は、第1プーリ66と第2プーリ67とには、1つのベルト46が掛け回されているが、クランクプーリ21から第1プーリ66と第2プーリ67に掛け回されるベルト46は、それぞれ別々のベルト46が用いられていてもよい。第1プーリ66と第2プーリ67とを、別々のベルト46で駆動することにより、第1ギヤ91や第2ギヤ92を変更することなく、冷却ファン32の正転時と逆転時とで、回転の調整を行うことができる。

0095

また、上述したファン駆動装置50では、冷却ファン32の正転と逆転との切り替え時に、第1クラッチ76と第2クラッチ77との双方が軽く係合するように構成されているが、冷却ファン32の正転と逆転との切り替え時に、第1クラッチ76と第2クラッチ77とが、共に解放状態になるように構成してもよい。冷却ファン32の正転と逆転との切り替え時に、双方のクラッチが解放するように構成することにより、クラッチの摩耗を低減することができ、耐久性の向上を図ることができる。

0096

また、上述したファン駆動装置50では、第1ギヤ91と第2ギヤ92とは、同じ歯数になっているが、第1ギヤ91と第2ギヤ92とは、歯数を異ならせてもよい。例えば、冷却ファン32の回転速度が、正転時より逆転時の方が遅くなるようにすることにより、逆転時におけるエンジン20の負荷を低減することができる。これにより、冷却ファン32の逆転時における水温の上昇を抑えることができる。また、冷却ファン32の回転速度が、正転時より逆転時の方が遅くなるようにすることにより、逆転時における風量を増加させることができ、ラジエータ30の清掃を、より確実に行うことができる。

0097

また、上述したファン駆動装置50では、第1軸81を反転させるための動力伝達機構90は、一対のギヤである第1ギヤ91と第2ギヤ92とで構成しているが、動力伝達機構90は、これ以外で構成してもよい。例えば、第1ギヤ91と第2ギヤ92との間に、さらに別のギヤを設けてもよい。このように、駆動力を伝達するギヤの数を多くすることにより、各ギヤの小型化を図ることができるため、ギヤの慣性力を弱くすることができる。これにより、第1クラッチ76や第2クラッチ77の係合時におけるショックを低減することができ、耐久性の向上を図ることができる。

0098

また、コンバイン1は、上述した実施形態、及び変形例で用いられている構成や制御等を適宜組み合わせてもよく、または、上述した構成や制御以外を用いてもよい。コンバイン1の構成や制御方法に関わらず、第1クラッチ76と第2クラッチ77とを備える共に、第1軸81の回転方向を反転させて第1軸81に動力を伝達することができる動力伝達機構90を備え、切替機構95で第1クラッチ76や第2クラッチ77での伝動状態を切り替えることにより、冷却ファン32の回転方向の切り替えを素早く行うことができる。

0099

1コンバイン
2機体
4走行装置
6刈取り装置
10脱穀装置
12グレンタンク
14排出装置
17搬送チェーン
20エンジン
21クランクプーリ
30ラジエータ
32冷却ファン
34ファン側プーリ
38ファンシュラウド
45、46ベルト
50ファン駆動装置
51ファン駆動軸
52駆動軸側プーリ
56 第1動力伝達部
57 第2動力伝達部
61 第1入力部
62 第2入力部
65 ファン駆動装置プーリ
66 第1プーリ
67 第2プーリ
71 第1収容部
72 第2収容部
76 第1クラッチ
77 第2クラッチ
81 第1軸
82 第2軸
86 第1スプリング
87 第2スプリング
90動力伝達機構
91 第1ギヤ
92 第2ギヤ
95切替機構
96 シフトアーム

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