図面 (/)

技術 制御装置、および、制御システム

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 神通川啓
出願日 2014年3月6日 (6年8ヶ月経過) 出願番号 2014-044069
公開日 2015年1月8日 (5年10ヶ月経過) 公開番号 2015-005269
状態 特許登録済
技術分野 プリンティングのための記録情報の処理 タイプライター等へのデジタル出力
主要キーワード 制御用デバイス 制御コマ デザイン変更 可変画像 印刷バッファー 連続印刷処理 番号文字列 ブラックマーク
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年1月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

記録媒体の無駄を抑制した上で、制御装置インストールされるプログラムの複雑化を抑制する。

解決手段

ホストコンピューターは、アプリケーションAPからの固定画像に関する情報の入力に応じて、インクジェットプリンターでの固定画像の登録を指示する制御コマンドC1を生成し出力する機能を有する登録用デバイスドライバーDD1、および、アプリケーションAPからの可変画像に関する情報の入力に応じて、インクジェットプリンター5に登録された固定画像と前記可変画像とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドC2を生成し出力する制御用デバイスドライバーDD2がインストールされ、アプリケーションAPは、処理に応じていずれかのデバイスドライバーを呼び出す

概要

背景

従来、記録媒体ラベル用紙)を搬送しつつ、記録媒体に画像を連続的に印刷する印刷装置ラベルプリンター)が知られている(例えば、特許文献1参照)。

概要

記録媒体の無駄を抑制した上で、制御装置インストールされるプログラムの複雑化を抑制する。ホストコンピューターは、アプリケーションAPからの固定画像に関する情報の入力に応じて、インクジェットプリンターでの固定画像の登録を指示する制御コマンドC1を生成し出力する機能を有する登録用デバイスドライバーDD1、および、アプリケーションAPからの可変画像に関する情報の入力に応じて、インクジェットプリンター5に登録された固定画像と前記可変画像とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドC2を生成し出力する制御用デバイスドライバーDD2がインストールされ、アプリケーションAPは、処理に応じていずれかのデバイスドライバーを呼び出す

目的

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、記録媒体の交換および無駄を抑制した上で、制御装置にインストールされるプログラムの複雑化を抑制することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

記録媒体に画像を連続して印刷可能な印刷装置に接続された制御装置であって、前記画像は、連続して印刷される前記画像ごとに態様を異ならせることが可能な可変画像と、連続して印刷される前記画像ごとに態様が同じ固定画像とを含んで構成され、前記印刷装置での前記固定画像の登録を指示する機能を有する登録用デバイスドライバーを実行する登録用デバイスドライバー実行部、および、前記可変画像と前記印刷装置に登録された前記固定画像とを重畳させて印刷することを指示する機能を有する制御用デバイスドライバーを実行する制御用デバイスドライバー実行部を備え、前記登録用デバイスドライバー実行部は、前記固定画像に関する情報の入力に応じて、前記固定画像の登録を指示する制御コマンドを生成し、前記印刷装置に出力し、前記制御用デバイスドライバー実行部は、前記可変画像に関する情報の入力に応じて、前記可変画像と前記印刷装置に登録された前記固定画像とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドを生成し、前記印刷装置に出力することを特徴とする制御装置。

請求項2

前記登録用デバイスドライバー実行部は、所定のプログラムからの前記固定画像に関する情報の入力に応じて、前記印刷装置での前記固定画像の登録を指示する制御コマンドを生成し出力し、前記制御用デバイスドライバー実行部は、前記所定のプログラムからの前記可変画像に関する情報の入力に応じて、前記可変画像と前記印刷装置に登録された前記固定画像とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドを生成し出力することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。

請求項3

前記所定のプログラムは、前記記録媒体に印刷する画像に関する情報を出力する機能を有するアプリケーションであることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。

請求項4

前記所定のプログラムは、アプリケーションに呼び出されて、前記アプリケーションとデバイスドライバーとデータの入出力を実行するAPIであることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。

請求項5

前記記録媒体に前記画像を連続して印刷させる場合、前記登録用デバイスドライバー実行部は、前記所定のプログラムに呼び出されて、前記所定のプログラムからの前記固定画像に関する情報の入力に応じて、前記印刷装置での前記固定画像の登録を指示する制御コマンドを生成し出力し、前記制御用デバイスドライバー実行部は、前記所定のプログラムに呼び出されて、前記所定のプログラムからの前記可変画像に関する情報の入力に応じて、前記可変画像と前記印刷装置に登録された前記固定画像とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドを生成し出力する処理を連続して実行することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。

請求項6

前記記録媒体に前記画像を連続して印刷させる場合、前記登録用デバイスドライバー、および、前記制御用デバイスドライバーを選択するためのユーザーインターフェースを提供することを特徴とする請求項5に記載の制御装置。

請求項7

記録媒体に画像を連続して印刷可能な印刷装置と、前記印刷装置に接続された制御装置とを備える制御システムであって、前記画像は、連続して印刷される前記画像ごとに態様を異ならせることが可能な可変画像と、連続して印刷される前記ラベル画像ごとに態様が同じ固定画像とを含んで構成され、前記制御装置は、前記印刷装置での前記固定画像の登録を指示する機能を有する登録用デバイスドライバーを実行し、前記固定画像に関する情報の入力に応じて、前記固定画像の登録を指示する制御コマンドを生成し、前記印刷装置に出力する登録用デバイスドライバー実行部、および、前記可変画像と前記印刷装置に登録された前記固定画像とを重畳させて印刷することを指示する機能を有する制御用デバイスドライバーを実行し、前記可変画像に関する情報の入力に応じて、前記可変画像と前記印刷装置に登録された前記固定画像とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドを生成し、前記印刷装置に出力する制御用デバイスドライバー実行部を備え、前記印刷装置は、前記固定画像の登録を指示する制御コマンドに基づいて、前記固定画像の登録を実行し、前記固定画像と前記可変画像とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドを受信した場合、登録した前記固定画像と前記可変画像と重畳して前記記録媒体に印刷する制御部を備えることを特徴とする制御システム。

請求項8

前記記録媒体に前記画像を連続して印刷する場合、前記制御装置の前記登録用デバイスドライバー実行部は、所定のプログラムに呼び出されて、前記所定のプログラムからの前記固定画像に関する情報の入力に応じて、前記印刷装置での前記固定画像の登録を指示する制御コマンドを生成し出力し、前記制御用デバイスドライバー実行部は、前記所定のプログラムに呼び出されて、前記所定のプログラムからの前記可変画像に関する情報の入力に応じて、前記可変画像と前記印刷装置に登録された前記固定画像とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドを生成し出力する処理を連続して実行することを特徴とする請求項7に記載の制御システム。

技術分野

0001

本発明は、画像を連続して印刷可能な印刷装置に接続された制御装置、および、当該制御装置および当該印刷装置を備える制御システムに関する。

背景技術

0002

従来、記録媒体ラベル用紙)を搬送しつつ、記録媒体に画像を連続的に印刷する印刷装置(ラベルプリンター)が知られている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2007−136913号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上述した印刷装置では、以下のような記録媒体がセットされるものがある。すなわち、複数の所定サイズのラベル部が一定の間隔をあけて剥離紙に貼付されたラベル用紙である。印刷装置は、各ラベル部に、連続的に画像を印刷していく。このようなラベル用紙では、各ラベル部に共通する画像である固定画像(例えば、ラベルの枠を構成する画像)が、各ラベル部に事前に印刷されているものがある。
ここで、ラベル部に固定画像が事前に印刷されたラベル用紙を使用する場合、デザインの変更等により固定画像に変更が生じた場合、既に作成したラベル用紙が無駄となってしまう可能性があった。あるいは、作成目的に応じてラベル用紙の交換頻度が増大する可能性があった。
また、通常、印刷装置は、制御装置に接続されており、制御装置の制御の下、記録媒体への画像の連続的な印刷を実行する。制御装置には、印刷装置のコマンド体系準拠した制御コマンドを生成するプログラムインストールされており、当該プログラムの機能で、印刷装置を制御する。
ここで、制御装置にインストールされるプログラムに関し、できるだけプログラムの複雑化を抑制したいとするニーズがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、記録媒体の交換および無駄を抑制した上で、制御装置にインストールされるプログラムの複雑化を抑制することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成するために、本発明は、記録媒体に画像を連続して印刷可能な印刷装置に接続された制御装置であって、前記画像は、連続して印刷される前記画像ごとに態様を異ならせることが可能な可変画像と、連続して印刷される前記画像ごとに態様が同じ固定画像とを含んで構成され、前記印刷装置での前記固定画像の登録を指示する機能を有する登録用デバイスドライバーを実行する登録用デバイスドライバー実行部、および、前記可変画像と前記印刷装置に登録された前記固定画像とを重畳させて印刷することを指示する機能を有する制御用デバイスドライバーを実行する制御用デバイスドライバー実行部を備え、前記登録用デバイスドライバー実行部は、前記固定画像に関する情報の入力に応じて、前記固定画像の登録を指示する制御コマンドを生成し、前記印刷装置に出力し、前記制御用デバイスドライバー実行部は、前記可変画像に関する情報の入力に応じて、前記可変画像と前記印刷装置に登録された前記固定画像とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドを生成し、前記印刷装置に出力することを特徴とする。
この構成によれば、制御装置は、印刷装置に固定画像を登録した上で、可変画像に関する情報を印刷装置に連続して送信して、登録した固定画像と、各可変画像とを重畳させて、ラベル画像を連続して印刷させることができる。このため、ラベル用紙等の記録媒体に事前に固定画像を印刷する必要が無く、固定画像にデザイン変更等が発生した場合であっても、記録媒体の破棄が発生し得ず、記録媒体の無駄を抑制できる。また、記録媒体の交換の回数を抑制できる。
また、上記構成では、制御装置は、登録用デバイスドライバーの機能により、固定画像の登録に係る処理を実行する登録用デバイスドライバー実行部と、制御用デバイスドライバーの機能により画像の印刷の制御に係る処理を実行する制御用デバイスドライバー実行部とを有する。
ここで、1つのデバイスドライバーに固定画像を登録する機能、および、印刷を制御する機能の双方を実装する場合を考える。この場合、デバイスドライバーについて、モード変更により、いずれかの機能を選択的に実行できるようにする構成とする必要があると共に、アプリケーション等のデバイスドライバーを呼び出すプログラムについて、デバイスドライバーに対して適切な指示を行って、デバイスドライバーのモードを変更できる構成とする必要がある。このため、デバイスドライバーを呼び出すプログラムを、デバイスドライバーの仕様特化してプログラミングする必要が生じ、また、デバイスドライバーをプログラムに対応した特別なプログラムを組み込む必要が生じる可能性がある。すなわち、プログラムの複雑化を招く可能性があった。
一方、上記構成によれば、制御装置において、固定画像の登録の際には、登録用デバイスドライバーを呼び出し、一方、印刷の際には、制御用デバイスドライバーを呼び出せばよい。すなわち、呼び出すデバイスドライバーを切り替えることにより、固定画像の登録、および、画像の印刷を行うことができ、プログラムの複雑化を抑制できる。

0006

また、本発明は、前記登録用デバイスドライバー実行部は、所定のプログラムからの前記固定画像に関する情報の入力に応じて、前記印刷装置での前記固定画像の登録を指示する制御コマンドを生成し出力し、前記制御用デバイスドライバー実行部は、前記所定のプログラムからの前記可変画像に関する情報の入力に応じて、前記可変画像と前記印刷装置に登録された前記固定画像とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドを生成し出力することを特徴とする。
この構成によれば、所定のプログラムの複雑化を防止できる。

0007

また、本発明は、前記所定のプログラムは、前記記録媒体に印刷する画像に関する情報を出力する機能を有するアプリケーションであることを特徴とする。
この構成によれば、アプリケーションの複雑化を防止できる。

0008

また、本発明は、前記所定のプログラムは、アプリケーションに呼び出されて、前記アプリケーションとデバイスドライバーとデータの入出力を実行するAPIであることを特徴とする。
この構成によれば、APIの複雑化を防止できる。

0009

また、本発明は、前記記録媒体に前記画像を連続して印刷させる場合、前記登録用デバイスドライバー実行部は、前記所定のプログラムに呼び出されて、前記所定のプログラムからの前記固定画像に関する情報の入力に応じて、前記印刷装置での前記固定画像の登録を指示する制御コマンドを生成し出力し、前記制御用デバイスドライバー実行部は、前記所定のプログラムに呼び出されて、前記所定のプログラムからの前記可変画像に関する情報の入力に応じて、前記可変画像と前記印刷装置に登録された前記固定画像とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドを生成し出力する処理を連続して実行することを特徴とする。
この構成によれば、人為的手段を介することなく、登録用デバイスドライバー、および、制御用デバイスドライバーが協働して、自動で、固定画像の登録、及び、登録した固定画像を用いたラベル画像の連続印刷を実行することができ、ユーザーの利便性が高い。

0010

また、本発明は、前記記録媒体に前記画像を連続して印刷させる場合、前記登録用デバイスドライバー、および、前記制御用デバイスドライバーを選択するためのユーザーインターフェースを提供することを特徴とする。
この構成によれば、アプリケーションに対して、登録用デバイスドライバー、および、制御用デバイスドライバーを的確に指定できる。

0011

また、上記目的を達成するために、本発明は、記録媒体に画像を連続して印刷可能な印刷装置と、前記印刷装置に接続された制御装置とを備える制御システムであって、前記画像は、連続して印刷される前記画像ごとに態様を異ならせることが可能な可変画像と、連続して印刷される前記ラベル画像ごとに態様が同じ固定画像とを含んで構成され、前記制御装置は、前記印刷装置での前記固定画像の登録を指示する機能を有する登録用デバイスドライバーを実行し、前記固定画像に関する情報の入力に応じて、前記固定画像の登録を指示する制御コマンドを生成し、前記印刷装置に出力する登録用デバイスドライバー実行部、および、前記可変画像と前記印刷装置に登録された前記固定画像とを重畳させて印刷することを指示する機能を有する制御用デバイスドライバーを実行し、前記可変画像に関する情報の入力に応じて、前記可変画像と前記印刷装置に登録された前記固定画像とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドを生成し、前記印刷装置に出力する制御用デバイスドライバー実行部を備え、前記印刷装置は、前記固定画像の登録を指示する制御コマンドに基づいて、前記固定画像の登録を実行し、前記固定画像と前記可変画像とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドを受信した場合、登録した前記固定画像と前記可変画像と重畳して前記記録媒体に印刷する制御部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、記録媒体の無駄を抑制できる。また、記録媒体の交換の回数を抑制できる。また、プログラムの複雑化を抑制できる。

0012

また、本発明は、前記記録媒体に前記画像を連続して印刷する場合、前記制御装置の前記登録用デバイスドライバー実行部は、所定のプログラムに呼び出されて、前記所定のプログラムからの前記固定画像に関する情報の入力に応じて、前記印刷装置での前記固定画像の登録を指示する制御コマンドを生成し出力し、前記制御用デバイスドライバー実行部は、前記所定のプログラムに呼び出されて、前記所定のプログラムからの前記可変画像に関する情報の入力に応じて、前記可変画像と前記印刷装置に登録された前記固定画像とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドを生成し出力する処理を連続して実行することを特徴とする。
この構成によれば、人為的手段を介することなく、登録用デバイスドライバー、および、制御用デバイスドライバーが協働して、自動で、固定画像の登録、及び、登録した固定画像を用いたラベル画像の連続印刷を実行することができ、ユーザーの利便性が高い。

発明の効果

0013

本発明によれば、記録媒体の無駄を抑制すると共に、制御装置にインストールされるプログラムの複雑化を抑制できる、という効果を奏する。

図面の簡単な説明

0014

本実施形態に係るインクジェットプリンターの構成を示す図である。
ラベル用紙を示す図である。
ホストコンピューター、および、インクジェットプリンターの機能的構成を示すブロック図である。
(A)はラベル用紙のラベル部にラベル画像が印刷された様子を示す図であり、(B)は従来のラベル用紙を示す図である。
印刷制御部のソフトウェア的な構成を示す図である。
ラベル画像の印刷時におけるホストコンピューター、および、インクジェットプリンターの動作を示すフローチャートである。
ユーザーインターフェースを示す図である。
連続したラベル画像の印刷時におけるアプリケーション、および、プリンタードライバーの動作を示すフローチャートである。
変形例に係るホストコンピューターの動作を示すフローチャートである。

実施例

0015

以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るホストコンピューター1(制御装置。図3参照。)に接続されたインクジェットプリンター5(印刷装置)の印刷機構の構成を模式的に示す図である。
インクジェットプリンター5は、搬送ローラー10によってラベル用紙14(記録媒体)を搬送正方向YJ1(搬送方向)に搬送しつつ、インクジェットヘッド12からラベル用紙14に対してインク吐出して、ラベル用紙14に画像を印刷するインクジェットプリンターである。
このインクジェットプリンター5は、少なくとも、記録媒体たるラベル用紙14に画像を印刷可能である。

0016

図2は、ラベル用紙14を模式的に示す図である。
図2に示すように、ラベル用紙14は、帯状シートであり、印刷面15において、剥離紙に、所定間隔をあけて複数のラベル部Sが貼付された構成となっている。このラベル部Sに対応する部位は、シールとなっており、枠に沿って剥離紙から取り剥がすことができる。ラベル部Sの長手方向の長さは、一定であり、各ラベル部Sの間隔も一定である。後述するように、インクジェットプリンター5は、ラベル用紙14に形成されたラベル部Sのそれぞれに画像を印刷することができる。
インクジェットプリンター5によってラベル用紙14への印刷が行われる場合は、ラベル用紙14の長手方向と、搬送正方向YJ1とが対応するように、ラベル用紙14がインクジェットプリンター5にセットされ、搬送正方向YJ1へ搬送されつつ、適宜、ラベル部Sに所定の画像が印刷される。
図2に示すように、ラベル用紙14の裏面には、ラベル部Sのそれぞれに対応して、ブラックマークBMが形成されている。図1における図示は省略したが、インクジェットプリンター5において、ラベル用紙14の搬送路上の所定の位置には、搬送されるラベル用紙14に形成されたブラックマークBMを光学的に検出するブラックマークセンサー42(図3)が設けられている。インクジェットプリンター5は、ブラックマークセンサー42の検出値に基づいて、当該センサーに対応する位置にブラックマークBMが至ったことを検出する。インクジェットプリンター5は、検出結果に基づいて、ラベル用紙14の位置の調整や、搬送に係る処理の調整を実行する。

0017

図1に示すインクジェットプリンター5は、上流ヘッドユニット17と、下流ヘッドユニット18とを備えたライン型のインクジェットプリンターである。
上流ヘッドユニット17には、上流側トップ印刷ヘッド17T、上流側左印刷ヘッド17L、及び、上流側右印刷ヘッド17Rの3つの印刷ヘッドが千鳥状に配置されている。同様に、下流ヘッドユニット18には、下流側トップ印刷ヘッド18T、下流側左印刷ヘッド18L、及び、下流側右印刷ヘッド18Rの3つの印刷ヘッドが千鳥状に配置されている。

0018

上流側トップ印刷ヘッド17Tには、ブラックノズル列20と、このブラックノズル列20の下流に配置されたシアンノズル列21が設けられている。
ブラックノズル列20は、インクを微細インク粒として吐出するノズル孔(不図示)が、搬送正方向YJ1と直交する方向であるノズル列方向YJ2に延在して形成されたノズル列である。ブラックノズル列20には、ブラック(K)のインクカートリッジ(不図示)から、インクが供給される構成となっている。上流側トップ印刷ヘッド17Tは、例えばピエゾ素子を用いて構成されるアクチュエーターによって、ブラック(K)のインクカートリッジから供給されるインクをラベル用紙14へ向かって押し出して、所定のノズル孔から微細なインク粒を吐出する。
シアンノズル列21は、ブラックノズル列20と同様、ノズル孔がノズル列方向に延在して形成されたノズル列であり、シアン(C)のインクカートリッジ(不図示)からインクが供給される構成となっている。
上流側右印刷ヘッド17R、及び、上流側左印刷ヘッド17Lは、上流側トップ印刷ヘッド17Tと同様の構成であり、それぞれ、ブラックノズル列20、及び、このブラックノズル列20の下流に配置されたシアンノズル列21を備えている。

0019

下流側トップ印刷ヘッド18Tには、マゼンタノズル列22と、このマゼンタノズル列22の下流に配置されたイエローノズル列23が設けられている。
マゼンタノズル列22は、ブラックノズル列20と同様、ノズル孔がノズル列方向に延在して形成されたノズル列であり、マゼンタ(M)のインクカートリッジ(不図示)からインクが供給される構成となっている。
イエローノズル列23は、ブラックノズル列20と同様、ノズル孔がノズル列方向に延在して形成されたノズル列であり、イエロー(Y)のインクカートリッジ(不図示)からインクが供給される構成となっている。
下流側右印刷ヘッド18R、及び、下流側左印刷ヘッド18Lは、下流側トップ印刷ヘッド18Tと同様の構成であり、それぞれ、マゼンタノズル列22、及び、このマゼンタノズル列22の下流に配置されたイエローノズル列23を備えている。
なお、図1では、説明の便宜のため、各印刷ヘッド、及び、印刷ヘッドが備えるノズル列を明示しているが、実際は、ノズル列を構成するノズル孔から鉛直下方へ向かってインクが吐出される構成となっており、当該構成を実現するように各部材が配置されている。

0020

インクジェットプリンター5は、ラベル用紙14にインクを吐出してドットを形成し、このドットの組み合わせにより、画像を印刷する。以下、ラベル用紙14に、ある1つのドットを形成する場合の基本的な動作について図1を用いて説明する。
ラベル用紙14が図1に示す位置に存在しており、このラベル用紙14上の位置P1に所定の色のドットを形成する場合を例にして説明する。所定の色は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及び、イエロー(Y)のインクがそれぞれ所定量ずつ吐出されることによって表現される色であるものとする。図1中、位置P2は、上流側トップ印刷ヘッド17Tに形成されたブラックノズル列20において、搬送される記録媒体の位置P1が通過する位置である。位置P3、位置P4、及び、位置P5についてもそれぞれ同様である。
インクジェットプリンター5は、ラベル用紙14にドットを形成している間、ラベル用紙14を、略一定の速さで搬送正方向YJ1へ向かって搬送する。そして、図1に示す状態からラベル用紙14の搬送正方向YJ1への搬送が進行し、ラベル用紙14上の位置P1が位置P2に対応する位置に至ったタイミングで、位置P2に対応するノズルから所定量のブラック(K)のインクを吐出する。同様にして、ラベル用紙14上の位置P1が位置P3に至ったタイミングで、位置P3に対応するノズルから所定量のシアン(C)のインクを吐出し、ラベル用紙14上の位置P1が位置P4に至ったタイミングで、位置P4に対応するノズルから所定量のマゼンタ(M)のインクを吐出し、ラベル用紙14上の位置P1が位置P5に至ったタイミングで、位置P5に対応するノズルから所定量のイエロー(Y)のインクを吐出する。
このようにして、ラベル用紙14上の位置P1に、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及び、イエロー(Y)のインクがそれぞれ所定量ずつ吐出され、位置P1に所定の色のドットが形成される。
つまり、本実施形態に係るインクジェットプリンター5では、画像の印刷に係る処理中は、ラインインクジェットヘッド12はその位置が固定された状態であり、この固定されたラインインクジェットヘッド12に対してラベル用紙14が相対的に一定速度で移動しつつ、ラインインクジェットヘッド12から適宜インクが吐出されてドットが形成され、画像が印刷される。

0021

図3は、本実施形態に係る印刷システム8(制御システム)の機能的構成を模式的に示す図である。
図3に示すように、印刷システム8は、インクジェットプリンター5と、このインクジェットプリンター5に接続可能であり、インクジェットプリンター5を制御するホストコンピューター1(制御装置)と、を備えている。

0022

インクジェットプリンター5のプリンター制御部27(制御部)は、インクジェットプリンター5の各部を制御するものであり、演算実行部としてのCPUや、このCPUによって実行可能なファームウェアや、このファームウェアに係るデータ等を不揮発的に記憶するROM、CPUに実行されるファームウェアやこのファームウェアに係るデータ等を一時的に記憶するRAM、その他の周辺回路等を備えている。
プリンター制御部27は、インクジェットヘッド12の各インクジェットヘッドが備えるアクチュエーターを駆動し、各ノズル孔から必要量のインクを吐出することにより、ラベル用紙14に画像を印刷する。また、プリンター制御部27は、搬送ローラー10を駆動するための紙送りモーター36を駆動して、ラベル用紙14を所定量だけ移動させる。紙送りモーター36の駆動に応じて、搬送ローラー10が回転し、記録媒体が搬送正方向YJ1に所定量だけ搬送される。紙送りモーター36は、ステッピングモーターによって構成されており、プリンター制御部27は、ステップ数により精密に搬送量を管理できる。ブラックマークセンサー42は、搬送路上を搬送されるラベル用紙14に形成されたブラックマークBMを光学的に読み取り読み取り結果をプリンター制御部27に出力する。プリンター表示部39は、複数のLEDを備え、プリンター制御部27の制御の下、これらLEDを所定の態様で点灯消滅させ、インクジェットプリンター5の状態を報知したり、エラーの発生の有無を報知したりする。プリンター入力部40はインクジェットプリンター5に設けられた各種操作スイッチに接続され、各種操作スイッチに対する操作を検出し、プリンター制御部27に出力する。プリンター記憶部50は、EEPROMや、ハードディスク等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に不揮発的に記憶する。通信インターフェース41(I/F)は、プリンター制御部27の制御の下、ホストコンピューター1との間で所定のプロトコルに準拠した通信を行う。

0023

ホストコンピューター1は、図3に示すように、ホストコンピューター1の各部を制御するホスト制御部45を備えている。ホスト制御部45は、機能ブロックとして、印刷制御部45aを備え、印刷制御部45aは、登録用デバイスドライバー実行部45bと、制御用デバイスドライバー実行部45cと、を備えているが、これについては後述する。
また、ホストコンピューター1は、各種情報を表示するホスト表示部46と、接続された入力デバイスに対する操作を検出するホスト入力部47と、各種データを記憶するホスト記憶部48と、インクジェットプリンター5との間での通信を仲介する通信インターフェース49(I/F)とを備えている。

0024

さて、本実施形態に係る印刷システム8では、ラベル用紙14のラベル部Sに連続して画像を印刷することが可能である。以下、ラベル用紙14のラベル部Sへの画像の印刷について、具体例を挙げて説明する。
図4(A)は、本実施形態に係る印刷システム8によってラベル用紙14のラベル部Sに印刷される画像(ラベル画像)の一例を示す図である。以下の例では、印刷システム8は、製品としてのテレビを製造する現場でラベルを発行するのに利用されるものである。ラベル部Sは、剥離紙から取り剥がされた後、製品としてのテレビ(または、テレビの包装)に貼付されることが想定されているものとする。
図4(A)に示すように、ラベル部Sのそれぞれには、ラベル画像G1が印刷される。 各ラベル画像G1は、ラベル画像G1ごとに態様を異ならせることが可能な可変画像G2と、ラベル画像G1ごとに態様が同じ固定画像G3とを含んで構成されている。
図4(A)の例では、固定画像G3は、ラベル部Sの外縁に沿って形成された赤色の枠状の画像である。固定画像G3において、ラベル部Sの外縁の上辺に対応する部位には、「AAACompany」というテレビのメーカー名称が記されている。図4(A)に例示するように、各ラベル部Sに印刷される固定画像G3の態様は、同一である。
可変画像G2は、枠状の固定画像G3に囲まれた領域に印刷される画像である。可変画像G2は、テレビの機種名を示す文字列(図4の例では、「XX−YYYY」。)と、テレビごとに一意割り振られたコードを表わすバーコードと、テレビごとに一意に付与された識別番号を示す文字列(図4の例では5桁の数字。)と、を含んで構成されている。可変画像G2のそれぞれについて、印刷されるバーコード、および、識別番号は、互いに異なっている。つまり、可変画像G2は、その態様がラベル画像G1ごとに異なっている。

0025

ここで、従来は、可変画像G2、および、固定画像G3を含んで構成されたラベル画像G1をラベル部Sに発行する場合、図4(B)に示すラベル用紙Q1が用いられていた。
図4(B)に示すように、ラベル用紙Q1では、ラベル部Sのそれぞれに、固定画像G3が事前に印刷されている。そして、従来のプリンターは、ラベル部Sに可変画像G2を連続することによって、各ラベル部Sに固定画像G3と可変画像G2とからなるラベル画像G1を発行していた。
この場合、以下のような課題があった。すなわち、ラベル用紙Q1には、事前に固定画像G3が印刷される。従って、固定画像G3のデザイン変更があった場合に、デザイン変更前の固定画像G3が印刷されたラベル用紙Q1が無駄になってしまう可能性があるという課題である。あるいは、作成目的に応じてラベル用紙の交換頻度が増大する可能性があるという課題である。
そして、本実施形態に係る印刷システム8は、以下で説明する構成の下、以下の処理を実行することにより、従来の課題を解決している。特に、本実施形態に係る印刷システム8は、アプリケーションAP(後述)、および、デバイスドライバー(後述)について、そのプログラムの複雑化を抑制しつつ、従来の課題を解決している。以下、詳述する。

0026

図5は、ホストコンピューター1のホスト制御部45が備える印刷制御部45aのソフトウェアに関する構成を示す図である。すなわち、印刷制御部45aの機能は、図5においてブロックで示した各プログラム(付随するプログラムも含む)がCPUにより読み出されて実行されることにより実現される。
アプリケーションAPは、インクジェットプリンター5によって記録媒体(本例では、ラベル用紙14)に印刷する画像に関する情報を出力する機能を有するプログラムである。
図5に示すように、ホストコンピューター1には、登録用デバイスドライバーDD1と、制御用デバイスドライバーDD2との2つのデバイスドライバーがインストールされている。これらデバイスドライバーは、別個のそれぞれ独立したデバイスドライバーである。すなわち、それぞれのデバイスドライバーには、OS(Operating System)が参照し、デバイスドライバーを認識する際に用いられる識別情報として、別個の識別情報が割り振られている。そして、アプリケーションAPは、OSが提供するAPI(Application Programming Interface)を利用して、デバイスドライバーを呼び出すことが可能であるが、呼び出しに際し、登録用デバイスドライバーDD1、および、制御用デバイスドライバーDD2のいずれか一方を選択的に呼び出すことが可能である。なお、APIは、OSが提供するものであってもよいが、本機能の専用のAPIであってもよい。
各デバイスドライバーの機能、および、デバイスドライバーを2つ設けることの効果については、後述する。
登録用デバイスドライバー実行部45bは、登録用デバイスドライバーDD1を読み出して実行することにより、処理を実行する機能ブロックである。制御用デバイスドライバー実行部45cは、制御用デバイスドライバーDD2を読み出して実行することにより、処理を実行する機能ブロックである。
また、アプリケーション実行部45dは、アプリケーションAPを読み出して実行することにより、処理を実行する機能ブロックである。

0027

図6は、ラベル用紙14にラベル画像G1を連続して印刷していく際の、ホストコンピューター1、および、インクジェットプリンター5の動作を示すフローチャートである。(A)はホストコンピューター1の動作を、(B)はインクジェットプリンター5の動作をそれぞれ示している。
印刷システム8によってラベル用紙14の各ラベル部Sにラベル画像G1を印刷する場合、まず、ユーザーは、専用のユーザーインターフェースUIの表示を指示する。当該指示に応じて、ホストコンピューター1のホスト制御部45のアプリケーション実行部45dは、ユーザーインターフェースUIを表示パネルに表示する(ステップSA1)。
図7は、ユーザーインターフェースUIの一例を示す図である。このユーザーインターフェースUIは、印刷システム8に、固定画像G3の画像データのインクジェットプリンター5への登録、および、ラベル画像G1の印刷を実行させるために、ユーザーが必要な情報を入力するためのユーザーインターフェースである。
図7に示すように、ユーザーインターフェースUIには、固定画像G3の画像データが格納されているフォルダー階層化された記憶領域の場所)を指定すると共に、指定したフォルダーにおける固定画像G3の画像データを指定する入力欄R1が設けられている。ユーザーは、例えばアプリケーションAPが提供するツールによって、固定画像G3の画像データを事前に作成し、適当なフォルダーに格納する。そして、ユーザーは、ユーザーインターフェースUIに設けられた入力欄R1を利用して、固定画像G3の画像データの格納場所、および、当該画像データを指定する。

0028

また、ユーザーインターフェースUIには、固定画像G3の画像データのインクジェットプリンター5への登録を実行させるデバイスドライバーを選択するための欄R2が設けられている。欄R2は、プルダウンメニューとなっており、複数のデバイスドライバーの中から1つのデバイスドライバーを選択可能である。本例では、ユーザーは、欄R2において、登録用デバイスドライバーDD1(図7における名称は、「登録用デバイスドライバー」。)を選択する。
また、ユーザーインターフェースUIには、ラベル画像G1の印刷を実行させるデバイスドライバーを選択するための欄R3が設けられている。欄R3は、プルダウンメニューとなっており、複数のデバイスドライバーの中から1つのデバイスドライバーを選択可能である。本例では、ユーザーは、欄R3において、制御用デバイスドライバーDD2(図7における名称は、「制御用デバイスドライバー」。)を選択する。

0029

ユーザーインターフェースUIに設けられた各欄への入力を行い、入力を確定させた後、ユーザーは、所定の手段により、ラベル画像G1の印刷の開始を指示する。
後に明らかとなるとおり、ユーザーにより、ユーザーインターフェースUIの各欄への入力、および、印刷の開始の指示が行われると、それ以降は、人為的手段が介されることなく、システマティックに固定画像G3の画像データの登録と、ラベル画像G1の連続的な印刷が実行される。
当該指示をトリガーとして、アプリケーション実行部45dは、ユーザーインターフェースUIの欄R1で指定されたフォルダーにアクセスし、固定画像G3の画像データを取得する(ステップSA2)。次いで、アプリケーション実行部45dは、ユーザーインターフェースUIの欄R2で選択されたデバイスドライバー(本例では、登録用デバイスドライバーDD1)を、APIを利用して呼び出す(ステップSA3)。
次いで、アプリケーション実行部45dは、所定のAPIを介して、取得した固定画像G3の画像データ(固定画像に関する情報)を登録用デバイスドライバーDD1に出力すると共に、固定画像G3の印刷を指示する(ステップSA4)。このように、本実施形態では、固定画像G3の画像データのインクジェットプリンター5への登録に際し、アプリケーションAPから登録用デバイスドライバーDD1に対して、既存のAPIを利用した印刷の指示が行われる。すなわち、登録を指示する専用の新たなAPIを用意することなく、既存のAPIを利用して、アプリケーションAPと登録用デバイスドライバーDD1との間でのデータの受け渡しが行われる。
固定画像G3の画像データが入力されると、登録用デバイスドライバー実行部45bは、固定画像G3の画像データを含み、当該画像データの登録を指示する制御コマンドC1を生成し(ステップSA5)、インクジェットプリンター5に送信する(ステップSA6)。
すなわち、登録用デバイスドライバーDD1は、アプリケーションAPから、APIを介して、固定画像G3の印刷の指示があった場合に、固定画像G3の画像データの登録を指示する制御コマンドC1を生成して出力する機能が実装されたデバイスドライバーである。

0030

インクジェットプリンター5のプリンター制御部27は、制御コマンドC1を受信すると(ステップSB1)、制御コマンドC1に基づいて、固定画像G3の登録を実行する(ステップSB2)。
詳述すると、ステップSB2において、プリンター制御部27は、制御コマンドC1を受信すると、当該コマンドの中から固定画像G3の画像データを抽出する。そして、プリンター制御部27は、抽出した固定画像G3の画像データをRAMに形成されたワークエリアの所定の記憶領域に記憶する。本実施形態では、固定画像G3の画像データのワークエリアへの記憶が、「固定画像G3の画像データの登録」に該当する。

0031

さて、固定画像G3の画像データの登録を指示する制御コマンドC1を送信した後、アプリケーション実行部45dは、APIを利用して、制御用デバイスドライバーDD2の呼び出しを実行する(ステップSA7)。このように、本実施形態では、制御用デバイスドライバーDD2の呼び出しは、制御コマンドC1の送信後、人為的な手段を介することなく実行される。
次いで、ホストコンピューター1と、インクジェットプリンター5とは、それぞれ、連続印刷処理を実行する(ステップSA8、ステップSB3)。

0032

図8は、ステップSA8の連続印刷処理の実行時におけるアプリケーション実行部45d、および、制御用デバイスドライバー実行部45cの動作を示すフローチャートであり、(A)はアプリケーション実行部45dの動作を、(B)は制御用デバイスドライバー実行部45cの動作をそれぞれ示している。
連続印刷処理において、アプリケーション実行部45dは、1つのラベル部Sに印刷すべき可変画像G2に関連する情報である可変画像関連データを生成する(ステップSC1)。以下、可変画像関連データについて説明する。上述したように、本実施形態では、可変画像G2は、テレビの機種名を示す文字列に係る画像(以下、「機種名文字列画像」という。)と、テレビの1台ごとに一意に割り振られたコードを表わすバーコードに係る画像(以下、「バーコード画像」という。)と、テレビの1台ごとに一意に付与された識別番号を示す文字列に係る画像(以下、「識別番号文字列画像」という。)と、を含んで構成されている。そして、可変画像関連データは、少なくとも、画像のそれぞれについて、画像を印刷すべき位置を示す情報、画像の種類を示す情報(文字列/バーコード)、および、画像の内容を示す情報が含まれている。画像の内容を示す情報とは、機種名文字列画像に関しては機種名を示す文字列であり、バーコード画像に関してはコードを示す情報であり、識別番号文字列画像に関しては、識別番号を示す文字列である。

0033

ここで、本例では、ラベル部Sに印刷される機種名は、「XX−YYYY」で共通である。一方、バーコードのコードは、通し番号とされ、ラベル部Sごとに、順次、「1」ずつ加算される。同様に、識別番号も通し番号とされ、ラベル部Sごとに、順次、「1」ずつ加算される。例えば、1のラベル部Sにコード「00001」のバーコードと、文字列「00001」の識別番号が印刷された場合、次のラベル部Sには、コード「00002」のバーコードと、文字列「00002」の識別番号が印刷され、その次のラベル部Sには、コード「00003」のバーコードと、文字列「00003」の識別番号が印刷される。ユーザーは、事前に、所定のユーザーインターフェースを介して、バーコードのコード、および、識別番号の変化の規則について登録する。上述したユーザーインターフェースUIが、当該規則を入力可能に構成され、ユーザーが、ユーザーインターフェースUIを用いて、当該規則をできるようにしてもよい。
そして、ステップSC1において、アプリケーション実行部45dは、ユーザーによって登録された識別番号の変化の規則に準じて、バーコードのコード、および、識別番号を算出した上で、1つのラベル部Sに印刷すべき可変画像G2に関連する情報である可変画像関連データを生成する。
次いで、アプリケーション実行部45dは、生成した可変画像関連データを、制御用デバイスドライバー実行部45cに出力する(ステップSC2)。
次いで、アプリケーション実行部45dは、ラベル画像G1を印刷すべき全てのラベル部Sについて、可変画像関連データの生成、出力が完了したか否かを判別する(ステップSC3)。完了していない場合は(ステップSC3:NO)、アプリケーション実行部45dは、処理手順をステップSC1へ戻して、次のラベル部Sに印刷すべき可変画像G2に係る可変画像関連データを生成する。

0034

さて、アプリケーション実行部45dから可変画像関連データが入力されると、制御用デバイスドライバー実行部45cは、当該データに基づいて、固定画像G3と、可変画像G2とを重畳させて印刷させる制御コマンドC2を生成する(ステップSD1)。次いで、制御用デバイスドライバー実行部45cは、生成した制御コマンドC2を、インクジェットプリンター5に送信する(ステップSD2)。
ここで、制御コマンドC2を受信した際のインクジェットプリンター5の動作(ステップSB3の連続印刷処理時の動作)について説明する。
制御コマンドC2を受信すると、インクジェットプリンター5のプリンター制御部27は、ワークエリアに記憶した固定画像G3の画像データを、ラベル画像G1の印刷に供する印刷バッファー(不図示)に展開する。次いで、プリンター制御部27は、制御コマンドC2に基づいて、可変画像G2の画像データを生成し、生成した画像データを、印刷バッファーに展開する。その際、プリンター制御部27は、既に展開されている固定画像G3の画像データに重畳させて、可変画像G2の画像データを印刷バッファーに展開する。これにより、固定画像G3および可変画像G2を含んで構成されたラベル画像G1の画像データが、印刷バッファーに展開された状態となる。次いで、プリンター制御部27は、印刷バッファーに展開した画像データ(=ラベル画像G1の画像データ)に基づいて、印刷に関する各種機構を制御して、ラベル画像G1をラベル部Sに印刷する。これにより、ラベル部Sに、固定画像G3と可変画像G2とが重畳されたラベル画像G1が印刷される。

0035

このように、本実施形態に係る印刷システム8では、ラベル画像G1の印刷に際し、各ラベル部Sに固定画像G3が事前に印刷されたラベル用紙14を使用するのではなく、固定画像G3と可変画像G2とを重畳させて各ラベル部Sにラベル画像G1を印刷する。このような構成のため、固定画像G3についてデザインが変更等された場合であっても、ラベル用紙14を破棄することがなく、ラベル用紙14が無駄となってしまうことを防止できる。また、ラベル用紙14の交換頻度を抑制できる。
ここで、本実施形態では、ラベル部Sへのラベル画像G1の印刷に際し、ホストコンピューター1からインクジェットプリンター5に対して、固定画像G3と可変画像G2とを含むラベル画像G1の印刷を指示する制御コマンドが送信されるのではなく、以下の処理が行われる。すなわち、本実施形態では、インクジェットプリンター5に、まず、固定画像G3の画像データが登録される。そして、インクジェットプリンター5は、事前に記憶(登録)した固定画像G3の画像データに基づいて固定画像G3を印刷すると共に、受信した制御コマンドC2に基づいて、この固定画像G3と重畳させて可変画像G2を印刷する。このような構成のため、ラベル部Sごとに、毎回、固定画像G3の画像データを送信する必要が無く、制御コマンドC2のデータ量の減少を実現している。そして、制御コマンドC2のデータ量が少ないため、ホストコンピューター1と、インクジェットプリンター5との間で効率のよい通信を実現でき、また、インクジェットプリンター5の受信バッファーのフローの発生等を効果的に抑制可能である。

0036

また、本実施形態では、登録用デバイスドライバーDD1と、制御用デバイスドライバーDD2とがそれぞれ別のデバイスドライバーである。
ここで、1つのデバイスドライバーに固定画像G3を登録する機能(登録用デバイスドライバーDD1に対応する機能)、および、印刷を制御する機能(制御用デバイスドライバーDD2に対応する機能)の双方を実装する場合を考える。この場合、デバイスドライバーについて、モード変更により、いずれかの機能を選択的に実行できるようにする構成とする必要があると共に、アプリケーションAPについて、デバイスドライバーに対して適切な指示を行って、デバイスドライバーのモードを変更できる構成とする必要がある。このため、アプリケーションAPを、デバイスドライバーの仕様に特化してプログラミングする必要が生じ、また、デバイスドライバーをアプリケーションに対応した特別なプログラムを組み込む必要が生じる可能性がある。また、特別なAPIを準備する必要が生じる可能性もある。すなわち、アプリケーションと、デバイスドライバーの複雑化を招く可能性があった。
一方、本実施形態では、登録用デバイスドライバーDD1と、制御用デバイスドライバーDD2とがそれぞれ別のデバイスドライバーである。このため、アプリケーションAPは、例えば、OSが提供するAPIを利用して、固定画像の登録の際には、登録用デバイスドライバーDD1を呼び出し、一方、印刷の際には、制御用デバイスドライバーDD2を呼び出せばよい。すなわち、アプリケーションAPは、既存のAPIを利用して、呼び出すデバイスドライバーを切り替えることにより、固定画像G3の登録、および、ラベル画像G1の印刷を行うことができ、アプリケーションAP、および、デバイスドライバーの複雑化を抑制できる。

0037

以上説明したように、本実施形態に係る印刷システム8(制御システム)において、ホストコンピューター1には、アプリケーションAPからの固定画像G3の画像データの入力に応じて、固定画像G3の登録を指示する制御コマンドC1を生成し出力する機能を有する登録用デバイスドライバーDD1、および、アプリケーションAPからの可変画像G2に関する情報の入力に応じて、可変画像G2と登録された固定画像G3とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドC2を生成し出力する制御用デバイスドライバーDD2がインストールされている。そして、ラベル用紙14にラベル画像G1を連続して印刷させる場合、アプリケーション実行部45dは、登録用デバイスドライバーDD1を呼び出し、当該ドライバーの機能により、制御コマンドC1を生成して、インクジェットプリンター5に送信する。その後、アプリケーションAPは、制御用デバイスドライバーDD2を呼び出し、当該ドライバーの機能により、制御コマンドC2を生成して、インクジェットプリンター5に送信する、という処理を連続して実行する。
一方、インクジェットプリンター5は、制御コマンドC1に基づいて、固定画像G3の登録(記憶)を実行し、その後、制御コマンドC2を受信した場合、当該制御コマンドC2に基づいて、登録した固定画像G3と可変画像G2と重畳してラベル用紙14のラベル部Sに印刷する。
この構成によれば、上述したように、固定画像G3にデザイン変更等が発生した場合であっても、ラベル用紙14の破棄が発生し得ず、ラベル用紙14の無駄を抑制できる。また、ラベル用紙14の交換の回数を抑制できる。
また、上記の構成によれば、上述したように、アプリケーションAPは、既存のAPIを利用して、デバイスドライバーを切り替えることにより、固定画像G3の登録、および、画像の印刷を行うことができ、アプリケーションAP、および、デバイスドライバーの複雑化を抑制できる。

0038

また、本実施形態では、ラベル用紙14にラベル画像G1を連続して印刷させる場合、アプリケーション実行部45dは、まず、登録用デバイスドライバーDD1を呼び出し、当該デバイスドライバーの機能により、固定画像G3のインクジェットプリンター5への登録を行う。その後、アプリケーションAPは、制御用デバイスドライバーDD2を呼び出し、当該デバイスドライバーの機能により、インクジェットプリンター5に登録された固定画像G3と、可変画像G2とを重畳させて印刷することを指示する制御コマンドC2を生成し出力する、という処理を連続して実行する。
この構成によれば、人為的手段を介することなく、アプリケーションAP、登録用デバイスドライバーDD1、および、制御用デバイスドライバーDD2が協働して、自動で、ラベル画像G1を連続的に印刷することができ、ユーザーの利便性が高い。

0039

また、本実施形態では、ラベル用紙14にラベル画像G1を連続して印刷させる場合、登録用デバイスドライバーDD1、および、制御用デバイスドライバーDD2を選択するためのユーザーインターフェースUIが提供される。
この構成によれば、アプリケーションAPに対して、登録用デバイスドライバーDD、および、制御用デバイスドライバーDD2を的確に指定できる。

0040

<変形例>
次いで、変形例について説明する。
上述した実施形態では、アプリケーションAPが、登録用デバイスドライバーDD1、及び、制御用デバイスドライバーDD2を呼び出していた。一方、以下で説明する変形例では、APIが、これらデバイスドライバーを呼び出し、一連の処理を実行する。
図示は省略するが、変形例に係るホスト制御部45は、機能ブロックとして、APIを読み出して実行することにより、処理を実行するAPI実行部45eを有する。
図9は、ラベル用紙14にラベル画像G1を連続して印刷していく際の、ホストコンピューター1、および、インクジェットプリンター5の動作を示すフローチャートである。
図9(A)は、ホストコンピューター1のアプリケーション実行部45dの動作を示すフローチャートであり、(B)は、API実行部45eの動作を示すフローチャートであり、(C)は、登録用デバイスドライバー実行部45bの動作を示すフローチャートであり、(D)は、制御用デバイスドライバー実行部45cの動作を示すフローチャートであり、(E)は、インクジェットプリンター5の動作を示すフローチャートである。

0041

図9(A)に示すように、ラベル画像G1の連続印刷に際し、ユーザーは、ユーザーインターフェースUIの表示を指示する。アプリケーション実行部45dは、ユーザーインターフェースUIを表示パネルに表示する(ステップSE1)。
上述したように、ユーザーインターフェースUIは、固定画像G3の画像データの保存場所、登録に係るデバイスドライバー、印刷の制御に係るデバイスドライバーを選択可能に構成されている。なお、ユーザーインターフェースUIは、可変画像G2に係る規則を入力可能に構成されていてもよい。
ユーザーは、ユーザーインターフェースUIに必要な情報を入力し、印刷の開始を指示する。
本例では、ユーザーは、登録に係るデバイスドライバーとして、登録用デバイスドライバーDD1を選択し、印刷の制御に係るデバイスドライバーとして制御用デバイスドライバーDD2を選択する。
アプリケーション実行部45dは、所定のAPI(以下、「対応API」という。)を呼び出し(ステップSE2)、ユーザーインターフェースUIに入力された情報を、対応APIに出力する(ステップSE3)。
API実行部45eは、対応APIを読み出して実行する機能ブロックである。

0042

図9(B)に示すように、API実行部45eは、登録用デバイスドライバーDD1を呼び出す(ステップSF1)。
次いで、API実行部45eは、登録用デバイスドライバーDD1に、固定画像G3の画像データの保存場所を示す情報を含む情報を出力する(ステップSF2)。
図9(C)に示すように、登録用デバイスドライバー実行部45bは、固定画像G3の画像データの登録を指示する制御コマンドC1を生成し、インクジェットプリンター5に送信する(ステップSG1)。
図9(E)に示すように、インクジェットプリンター5のプリンター制御部27は、制御コマンドを受信すると、制御コマンドC1に基づいて、固定画像G3の登録を実行する(ステップSI1)。

0043

図9(B)に示すように、API実行部45eは、制御用デバイスドライバーDD2を呼び出す(ステップSF3)。
次いで、API実行部45eは、制御用デバイスドライバーDD2に、可変画像G2に係る規則等、連続印刷処理に必要な情報を出力する(ステップSF4)。
図9(D)、及び、図9(E)に示すように、制御用デバイスドライバー実行部45cは、インクジェットプリンター5と共に、連続印刷処理を実行する(ステップSH1、ステップSI2)。
以上のように、APIが、登録に係るデバイスドライバー、及び、印刷の制御に係るデバイスドライバーを呼び出し、一連の処理を実行する場合であっても、上述した実施形態と同様の効果を奏する。なお、上記において、制御用デバイスドライバーDD1を呼び出すAPIは、OSが提供するAPIとすることも可能である。

0044

なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、図4に示したラベル画像G1の構成はあくまで一例である。すなわち、ラベル画像G1は、固定画像G3と、可変画像G2とを含んで構成される画像を広く含む概念である。また、上述した実施形態において、可変画像G2は、ある一定の変化のルールに従って、その内容が変化する画像であったが、変化のルールは例示したものに限らない。また、可変画像G2は、ラベル部Sごとに、その画像データが事前に用意される構成であってもよい。
また例えば、図3に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成示唆するものではない。また、ホストコンピューター1、インクジェットプリンター5の各機能を、これら装置に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。また、ホストコンピューター1、インクジェットプリンター5は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、各種動作を実行してもよい。

0045

1…ホストコンピューター(制御装置)、5…インクジェットプリンター(印刷装置)、8…印刷システム(制御システム)、DD1…登録用デバイスドライバー、DD2…制御用デバイスドライバー、14…ラベル用紙(記録媒体)、27…プリンター制御部(制御部)、45…ホスト制御部、45a…印刷制御部、45b…登録用デバイスドライバー実行部、45c…制御用デバイスドライバー実行部、45d…アプリケーション実行部、UI…ユーザーインターフェース、AP…アプリケーション。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ