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技術 2線プロセス制御ループ電流の診断装置及び方法

出願人 ローズマウントインコーポレイテッド
発明者 アーンストン,ダグラス,ダブリュ.ラド,ジェイソン,エイチ.
出願日 2012年8月2日 (9年2ヶ月経過) 出願番号 2014-526054
公開日 2014年11月13日 (6年11ヶ月経過) 公開番号 2014-529790
状態 特許登録済
技術分野 測定値信号、等のための伝送方式 制御系の試験・監視
主要キーワード デジタルセンサ信号 調節電圧 調整ロジック センサ入力信号 付加抵抗 差動演算増幅器 ループ電圧 線プロセス制御ループ
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図面 (9)

課題・解決手段

プロセス変数送信機(10)は、通信ループ(28)上の信号を制御する。該送信機内の診断部(22)は、オンスケールエラーを検出するために、前記通信ループ上の期待信号レベルを実際の値と比較する。

概要

背景

プロセス変数送信機は、プロセス制御又は監視ステム中のプロセスパラメータ(又は、プロセス変数)を測定するのに用いられる。マイクロプロセッサに基づく送信機は、一般的に、センサと、該センサからの出力をデジタル形式に変換するためのアナログデジタル変換器と、デジタル化された出力を補償するためのマイクロプロセッサと補償された出力を送信するための出力回路とを含んでいる。現在では、この送信は、通常、4−20ミリアンペアのようなプロセス制御ループ無線を介して行われる。

4−20ミリアンペアプロセス装置では、制御ループループ電流レギュレータによって制御される。ループ電流レギュレータは、装置中のセンサによって感知されたプロセス変数を反映するようにループ電流を制御する。

なお、本発明の先行技術文献としては、例えば下記に示すものがある。

概要

プロセス変数送信機(10)は、通信ループ(28)上の信号を制御する。該送信機内の診断部(22)は、オンスケールエラーを検出するために、前記通信ループ上の期待信号レベルを実際の値と比較する。

目的

本発明の目的は、正確で比較的安価なプロセス制御ループ電流診断装置及び方法を提供する

効果

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請求項1

感知されたプロセス変数を示す入力信号を受信し、該入力信号を示すデジタル信号を出力するプロセッサと、前記デジタル信号を受信し、これをアナログ信号に変換するデジタルアナログ(A/D)変換器と、前記アナログ信号を受信し、2線プロセス制御ループを制御するループ制御部であって、第1の信号レベルと第2の信号レベルとの間をオンスケールで変化する、前記アナログ信号を示す送信機出力信号を提供する前記ループ制御部と、前記送信機出力信号がオンスケールエラーを含むかどうかを判定するために、前記アナログ信号を表わす第1の信号値と、前記送信機出力信号を表わす第2の信号値とを比較し、エラーインディケータを前記プロセッサに応答的に出力するループ診断部とを含むプロセス変数送信機

請求項2

前記ループ制御部は抵抗要素を含み、該抵抗要素の両端間電圧に基づいて、前記送信機出力信号として、2線プロセス制御ループ上の電流を調節する請求項1に記載のプロセス変数送信機。

請求項3

前記D/A変換器より出力されたアナログ信号がアナログ電圧からなり、前記ループ診断部が、前記第1の信号値としてのアナログ電圧を、前記第2の信号値としての前記抵抗要素の両端間の電圧と比較する比較器を含む請求項2に記載のプロセス変数送信機。

請求項4

前記ループ制御部が少なくとも一つの付加抵抗要素を含み、2線プロセス制御上の電流が前記D/A変換器より出力されたアナログ信号を示す時に、前記抵抗要素の両端間の電圧が前記D/A変換器より出力されたアナログ電圧の大きさに実質的に等しい大きさを持つように、前記抵抗要素と前記少なくとも一つの付加抵抗要素が、前記D/A変換器より出力された前記抵抗要素の両端間の電圧又は前記D/A変換器より出力された前記アナログ電圧のいずれか一方の大きさをスケール(増大又は低減)する値を有する請求項3に記載のプロセス変数送信機。

請求項5

前記D/A変換器より出力されたアナログ電圧がスケール最大値からスケール最小値まで変化し、前記抵抗要素の両端間の電圧が前記D/A変換器より出力されたアナログ電圧を正確に反映している時に、該抵抗要素の両端間の電圧が前記D/A変換器より出力されたアナログ電圧と同じ値を持つべく変化するように、前記ループ診断部が、前記抵抗要素の両端間の電圧および前記D/A変換器により出力されたアナログのうちの一つを反転するインバータを含む請求項4に記載のプロセス変数送信機。

請求項6

前記ループ診断部が、前記第1の信号値と第2の信号値とを比較し、それらの差が閾値以内にあるかどうかを判定し、もし閾値以内でない場合には、エラーインディケータを出力する請求項1に記載のプロセス変数送信機。

請求項7

前記プロセッサが、前記エラーインディケータを受信したことに応答して追加診断を行う請求項1に記載のプロセス変数送信機。

請求項8

前記プロセッサは、前記エラーインディケータを受信したことに応答して、エラーが起きたことを検証するための追加動作を実行する請求項1に記載のプロセス変数送信機。

請求項9

前記プロセッサが、前記エラーインディケータを受信したことに応答して、アラーム行使する請求項1に記載のプロセス変数送信機。

請求項10

前記2線プロセス制御ループは、前記第1の信号レベルとしての4ミリアンペアと前記第2の信号レベルとしての20ミリアンペアとの間を、オンスケールで変化する請求項1に記載のプロセス変数送信機。

請求項11

プロセス変数送信機により出力されるエラーを確認する方法において、アナログ入力信号を示すアナログ出力信号であって、スケール最大値とスケール最小値との間をオンスケールで変化する前記アナログ出力信号を伝送するように2線プロセス制御ループを制御することと、前記アナログ出力信号中のオンスケールエラーを検出するために、前記アナログ出力信号を示す第1の信号値と、前記アナログ入力信号を示す第2の信号レベルとを、前記プロセス変数送信機内で、比較することとを含むエラー確認方法

請求項12

さらに、感知されたプロセス変数を示すセンサ信号を、前記プロセス変数送信機で受信することと、前記センサ信号を示すために、前記アナログ入力信号を発生することとを含む請求項11に記載のエラー確認方法。

請求項13

さらに、前記アナログ出力信号が前記アナログ入力信号を正確に反映する時に、前記第1及び第2の信号が実質的に同じになるように、前記アナログ入力信号と前記アナログ出力信号のうちの少なくとも一つを処理することとを含む請求項12に記載のエラー確認方法。

請求項14

前記処理が、前記アナログ入力信号と前記アナログ出力信号のうちの少なくとも一つを、前記プロセス変数送信機内で反転することを含む請求項12に記載のエラー確認方法。

請求項15

前記2線プロセス制御ループは、4〜20ミリアンペアの間をオンスケールで変動する電流を伝送する4−20ミリアンペア制御ループを含み、通信ループを制御することは、前記センサ信号を示すデジタル・アナログ(D/A)変換器より出力されたアナログ電圧を、前記アナログ入力信号として受信することと、前記D/A変換器により出力された前記アナログ信号および前記制御ループ中の抵抗要素の両端間の電圧に基づいて、前記電流を制御することとを含む請求項14に記載のエラー確認方法。

請求項16

前記D/A変換器により出力された前記アナログ電圧と前記制御ループ内の前記抵抗要素の両端間の前記アナログ電圧とは、正確に動作している時に、それらは実質的に同じ大きさを持つ請求項15に記載のエラー確認方法。

請求項17

前記D/A変換器により出力された前記アナログ電圧と前記制御ループ内の前記抵抗要素の両端間の前記アナログ電圧のうちの一つは、前記プロセス送信機内で反転され、正確に動作している時に、それらは同じ値を持ち閾値差内である請求項16に記載のエラー確認方法。

請求項18

センサ入力信号の値を示すデジタルセンサ信号を出力するプロセッサと、前記デジタルセンサ信号を受信し、該デジタルセンサ信号を示すアナログセンサ電圧を提供するデジタル・アナログ(D/A)変換器と、前記アナログセンサ電圧に基づいて、スケール最大電流とスケール最小電流との間を、オンスケールで変動するように、2線プロセス制御ループ上の電流を制御し、前記2線プロセス制御ループ内の抵抗要素の両端間の調節電圧に基づいて前記2線プロセス制御ループ上の前記電流を調節するループ制御部と、前記調節電圧と前記アナログセンサ電圧の少なくとも一つをスケールし、前記調節電圧と前記アナログセンサ電圧とを比較し、正確に動作している時にはそれらは実質的に同じ大きさを持ち、それらが閾値の大きさ以上に相違する場合にはエラーインディケータを出力する回路とを含むプロセス変数送信機。

請求項19

前記回路は、前記調節電圧と前記アナログセンサ電圧のうちの一つを反転し、正確に動作している時に、それらは同じ極性を持つ請求項18に記載のプロセス変数送信機。

請求項20

前記2線プロセス制御ループは、4−20ミリアンペア制御ループを含む請求項19に記載のプロセス変数送信機。

技術分野

0001

本発明は、プロセス制御及び監視ステムに使用されるプロセス変数送信機に関する。特に、本発明は、送信機ループ電流におけるオンスケールエラー(on-scale errors)を確認するためのループ電流診断に関する。

背景技術

0002

プロセス変数送信機は、プロセス制御又は監視システム中のプロセスパラメータ(又は、プロセス変数)を測定するのに用いられる。マイクロプロセッサに基づく送信機は、一般的に、センサと、該センサからの出力をデジタル形式に変換するためのアナログデジタル変換器と、デジタル化された出力を補償するためのマイクロプロセッサと補償された出力を送信するための出力回路とを含んでいる。現在では、この送信は、通常、4−20ミリアンペアのようなプロセス制御ループ無線を介して行われる。

0003

4−20ミリアンペアプロセス装置では、制御ループはループ電流レギュレータによって制御される。ループ電流レギュレータは、装置中のセンサによって感知されたプロセス変数を反映するようにループ電流を制御する。

0004

なお、本発明の先行技術文献としては、例えば下記に示すものがある。

先行技術

0005

US2005168343 A1

発明が解決しようとする課題

0006

本発明の目的は、正確で比較的安価なプロセス制御ループ電流診断装置及び方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0007

プロセス変数送信機は、通信ループ上の信号を制御する。送信機内の診断部は、通信ループ上の期待信号レベルと実際の値とを、オンスケールエラーを検知するために比較する。

発明の効果

0008

本発明によれば、オンスケールエラーが発生した時にこれを示す信号を自動的に通知することができ、正確でかつ比較的安価な診断装置及び方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

0009

図1は、ホストシステムとプロセス中のセンサとに結合されたプロセス変数送信機の簡単化されたブロック図である。
図2は、図1に示されているループ電流診断部の動作の一実施形態を示す流れ図である。
図3は、ループ電流制御部の一実施形態を示す回路図である。
図4は、デジタル・アナログ(D/A)変換器電圧に対してプロットされたループ電流の一実施形態を示すグラフである。
図5は、ループ感知電圧に対してプロットされたループ電流を示す一実施形態のグラフである。
図6は、デジタル・アナログ電圧及び計測されたループ感知電圧の両方に対してプロットされたループ電流の一実施形態を示すグラフである。
図7は、ループ制御部の他の実施形態の部分ブロック部分回路図である。
図8は、図1図7に示されるシステムの動作の一実施形態を示す流れ図である。

実施例

0010

図1は、本発明の一実施形態による送信機10の簡単化されたブロック図である。図1に示される実施形態中の送信機10は、アナログ・デジタル(A/D)変換器12、プロセッサ14、クロック及びメモリ回路16、デジタル・アナログ(D/A)変換器18、ループ制御部20及びループ電流診断部22を含む。図示では、送信機10は、複数の異なるプロセス変数(PV)センサ24と26に接続されている。送信機10は、制御ループ28を介してホストシステム又は制御室(図示されていない)に接続されている。送信機10は、制御ループ28に加えて、無線通信でも接続されることができる。一実施形態では、プロセス制御ループ28は、さらに送信機10に電力を提供する。

0011

センサ24と26は、感知されるプロセス30からの入力を受け取るプロセス変数センサである。例えば、センサ24は温度を感知する熱電対であり、センサ26は同じタイプの、または流量センサのような異なるタイプのセンサであることができる。他のPVセンサは、圧力センサ、pHセンサ等の様々なセンサを含むことができる。センサ24と26は、感知されたプロセス変数を示す出力をA/D変換器12に提供する。

0012

調整ロジック(conditioning logic)は、また、センサ24と26により提供された信号を、増幅したり、線形化したり、他の調整をしたりするために含まれることができる(図示されていない)。とにかく、A/D変換器12は、センサ24と26により感知されたプロセス変数を示す信号を受信する。A/D変換器12は、アナログ信号デジタル信号に変換し、それらをプロセッサ14に提供する。

0013

一実施形態では、プロセッサ14は、メモリクロック回路16に結合されたマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラであり、感知されたプロセス変数を示すデジタル情報をD/A変換器18に提供する。D/A変換器18は、ループ28上の電流(I)を制御するために、プロセス変数を示す信号をループ制御部20に提供されるアナログ信号に変換する。ループ制御部20は、ループ28を介して電流(I)を制御することにより、デジタル形式(例えば、HARTプロトコルを使用できる)又はアナログ形式のいずれか一方(又は、その両方)の情報を制御ループ28を介して提供することができる。感知されたプロセス変数に関する情報は、送信機10により、プロセス制御ループ28を介して提供される。

0014

一実施形態では、D/A変換器18はまたループ電流診断部22に入力を提供する。D/A変換器18による信号出力は所望のループ電流(I)を示す。すなわち、D/A変換器18による信号出力は、感知されたプロセス変数値を反映するであろうループ電流(I)を示す。ループ制御部20は、ループ電流(I)がD/A変換器18から出力される信号を示すように、該D/A変換器18から提供される信号に基づいて、ループ28を制御する。

0015

ループ制御部20がループ28上のループ電流(I)を正確に制御しているかどうかを調べることは、特にループ電流中のエラーがオンスケールエラーである場合に有益である。換言すれば、4−20ミリアンペアプロセス制御ループにおいて、ループ電流は、オンスケールで、4から20ミリアンペアの間で変動する(すなわち、それは、オンスケールでの最小値である4ミリアンペアとオンスケールでの最大値である20ミリアンペアとの間で変動する)。しかしながら、いくつかの条件の下では(例えば、装置または機器作動電流有効電流を超える時のような)、オンスケールエラー(4から20ミリアンペア間の不正確測定値(incorrect readings))が起こり得る。例えば、ループ28上の電流が10.0ミリアンペアに設定されているが、実際には12.2ミリアンペアに調整していると仮定した場合、このタイプのオンスケールエラーを検知することは有益である。ほんの一例として、過度の電流がプロセス変数送信機10の回路基板上の集積回路により引き込まれる時とか、回路基板の電流漏れ(電流のリーク)等のためとかで、このタイプのエラーが発生する。勿論、これらは単なる例示であり、オンスケールエラーは他の理由によっても起こり得る。

0016

そのため、図1は送信機10がまたループ電流診断部22を含むことを示している。図1に示されている実施形態では、D/A変換器18の出力と、ループ28上を流れる実際のループ電流のレベルを示すループ制御部20からの値は、診断部22に提供される。図2は、ループ電流診断部22が、制御ループ28中のオンスケールエラーを確認(または、識別)するために、本発明の一実施形態に従って、どのように動作するかを示す流れ図である。

0017

診断部22は、最初に、D/A変換器18からの出力を受け取る。これは図2のブロック40で示されている。診断部22は、またループ制御部20からの出力も受け取る。これは、図2のブロック42で示されている。D/A変換器18からの信号出力とループ制御部20からの出力は、それぞれ、所望の及び実際のループ電流値を示している。このため、ループ電流診断部22は図2のブロック44で示されているように、期待値(又は、所望値)と実際のループ電流値とを比較する。これらの二つの電流値が十分に近い場合には、ループ電流制御部20はD/A変換器18の出力に基づいてループ28上の電流を正確に制御している。これは、図2のブロック46と48で示されている。

0018

しかしながら、ブロック46で、二つの信号が十分に近くない(オンスケールエラー)と判断された場合には、ループ電流診断部22は、エラーインディケータ50を生成して、これをプロセッサ14及び/又はD/A変換器18に送りアラーム状態を主張または発動する。これは、図2のブロック52に示されている。

0019

実際のループ電流と期待ループ電流とが十分に近いかどうかを判断するために、電流診断部22は、二つの信号を比較し、それが予め定められた閾値内にあるかどうかを判断する。もしそうであれば、それらは十分に近い。一方、それらが十分に近くないのであれば、エラーインディケータ50が生成される。特定の閾値が、実験的に、または他の方法で設定されることができる。そして、該閾値は、適用(又は応用)、用いられる特定の制御ループ、または他のファクタに基づいて変えることができる。一実施形態では、それは、100マイクロアンペアに設定されることができる。

0020

ループ電流診断部22をもっと詳細に説明するために、従来のループ制御部を理解することは有益であろう。図3は、従来のループ制御部20を示す部分的ブロック図及び部分的回路図を示す。図示されているように、ループ制御部20は、抵抗62,64,66,68及び70と、演算増幅器72と、トランジスタ74とを含む。

0021

一実施形態によると、D/A変換器18は、ループ28上の所望のループ電流に比例して線形的に変化するアナログ出力電圧を提供する。一例として、D/A変換器18は、ループ28上のループ電流が4ミリアンペアになることが望まれる時に、その出力に、0.25ボルトを提供する。また、ループ28上のループ電流が20ミリアンペアになることが望まれる時には、1.25ボルトを提供する。図4は、このことをグラフ的に示している。図4から、期待ループ電流は4ミリアンペアと20ミリアンペアとの間を変動するので、D/A変換器18からの出力電圧は、0.25ボルトと1.25ボルトとの間を、線形的に変動することが分かる。

0022

ループ電流をD/A変換器18からの出力電圧により設定される値に調節又は調整するために、ループ制御部20は、49.9オームに正確に作られた抵抗(高精度抵抗)70の両端間の電圧を測定することによりループ電流を制御する。抵抗70の両端間の電圧は接地回路に関して負であることが図3から理解できよう。また、抵抗62,66,68及び70の値に基づいて、高精度抵抗70の両端間の電圧は、−0.20ボルトと−1.00ボルトとの間を線形的に変化することもまた理解することができよう。図5は、このことをグラフ的に示している。高精度抵抗70の両端間のループ電圧は−0.20ボルトと−1.00ボルトとの間を変化する時、ループ28上を流れる実際のループ電流は4ミリアンペアと20ミリアンペアとの間を変化することが、図5から理解できよう。

0023

グラフ4と5から、D/A変換器18によって出力される電圧(図4に示されている)又は抵抗70の両端間のループ電圧(図5に示されている)のいずれか一方を反転し、スケーリング(増大又は減小)することにより、これらの二つは大変類似したものになることが理解できよう。例えば、図6は、図5に示されるループ電圧が反転され、1.25のスケールファクタ掛けられた時の、D/A変換器18によって出力される電圧と抵抗70の両端間のループ電圧の両方のグラフを示す。D/A変換器18によって出力される電圧(図6に符号90で示されている)が所望のループ電流、すなわち期待ループ電流を表わすし、また、抵抗70の両端間のループ電圧(図6に92で示されている)は実際のループ電流を表わしているので、オンスケールエラーは図6に示される二つの値を単に比較することにより確認されることができる。これは、事実上、実際のループ電流を、所望すなわち期待ループ電流と比較することである。

0024

図7は、ループ制御部20とこのタイプの比較を行うためのループ電流診断部22の一実施形態を示す。勿論、図7に示される実施形態は単なる一つの実施形態に過ぎず、他の様々に変形された回路が前記二つの値を比較するのに用いられることができる。しかしながら、図7に示されている回路は、前記二つの値を比較し、エラーが発生した時にこれを示す信号をプロセッサ14及び/又はD/A変換器18に提供するための、一つの比較的安価で正確な方法である。

0025

図7では、ループ制御部20は図3に示されているものと同じ又は類似するいくつかの要素を含み、該同じ又は類似する要素には同じ符号が付されている。なお、抵抗62と70は、それぞれ抵抗94と96によって置き換えられている。抵抗94と96の値は、ループ28上を流れるループ電流により抵抗96の両端間に発生する電圧を、1.25のファクタで(または、それを、D/A変換器18によって出力される電圧に実質的に等しい大きさにする他のファクタで)増大(scale)する、すなわちオンスケールで変化するように選ばれている。

0026

ループ電流診断部22は、図示されているように、演算増幅器98,100および102を含む。演算増幅器98は、抵抗96の両端間に発生された電圧がD/A変換器18により出力された電圧と同じ極性をもつように接地回路に対して反転されるようなインバータとして構成されている。図7に示される実施形態では、抵抗96の両端間の(今、スケールされた)オンスケール電圧は、−0.25ボルトから−1.25ボルトまで変化するであろう。そのため、演算増幅器98の出力は、0.25ボルトから1.25ボルトまで変化する。

0027

演算増幅器100は、差動演算増幅器として接続されている。それゆえ、それは、D/A変換器18によって出力された電圧(これも、また、0.25ボルトから1.25ボルトまでをオンスケールで変化する)を、差動増幅器98の出力と比較する。この二つの値は、実質的に同じにならなければならない。もしも、それらが同じでないなら、その時には、ループ制御部20は、D/A変換器18の出力を反映するように、ループ28上のループ電流を正確に制御していないことになる。しかしながら、差動増幅器100によって受信された二つの信号は全く同じではないが、互いに十分に近いかもしれないので、比較器102が用いられる。比較器102は、演算増幅器100の出力(その二つの入力信号間の差を反映している)を、基準値又は閾値と比較する。このため、比較器102の出力は、演算増幅器100の入力に提供される二つの信号間の差が演算増幅器102に入力される基準値より大きく異なる場合にのみ、エラーインディケータ50をプロセッサ14及び/又はD/A変換器18に提供するであろう。

0028

図8は、本発明の一実施形態による図1及び図7に示されるシステムの動作を説明する流れ図である。図8は、プロセッサ14がプロセス変数(PV)を示す信号をD/A変換器18に出力することで始まる。これは、図8中のブロック120によって示されている。それから、D/A変換器18は、デジタル・アナログ変換を行い、アナログのD/A変換器電圧をループ制御部20と診断部22に出力する。これは、図8中のブロック122により示されている。

0029

それから、ループ制御部20は、抵抗96の両端間に発生された電圧に基づいてループ28上のループ電流を制御する。これは、図8のブロック124に示されている。ループ電流部20はまた、抵抗器94,66,68,96の値に基づいて、抵抗96の両端間のループ電圧をスケール(増大)し、それをループ電流診断部22に提供する。ループ電流診断部22は、スケールされた電圧を反転し、それをD/A変換器18より出力された電圧と比較する。これは、図8のブロック126と128により示されている。それから、ループ電流診断部22は、比較された電圧が十分に近いかどうか(演算増幅器100と比較器102を用いて)を判断する。これは、図8のブロック130によって示されている。前記二つが十分に近い場合には、システムは、単純に、D/A変換器18の出力とループ28上のループ電流とを監視し続ける。これは、ブロック132で示されている。

0030

しかしながら、ブロック130で、前記二つの比較された電圧が、互いに十分に近くない(オンスケールエラー)と判断された場合には、ループ電流診断部22は、エラーインディケータ50をプロセッサ14及び/又はD/A変換器18に送る。これは、図8のブロック134で示されている。それから、プロセッサ14は、ブロック136で示されているように、いくつかのエラー動作を実行する。例えば、プロセッサ14は、多くの仕事、例えばエラーが実際に起きていることを検証するために、D/A変換器18をリセットするような仕事を行うことができる。プロセッサ14は、また、アラームを発生したり、追加診断したりすることができる。プロセッサ14は、また、エラーインディケータ50をループ電流診断部22から受け取ると、これに応答していかなる他の所望の動作を行うようにすることができる。

0031

上記の説明は図示されている実施形態によりなされたが、種々の変形を行えることは理解されるべきである。例えば、ループ電流診断部22とループ制御部20とによって行われる機能は、全て、一個の構成要素によりなされることができる。あるいは、その機能は、違う方法で、複数の構成要素の間で(又は、送信機10中の他の構成要素の間で)分担することができる。同様に、値(回路定数)は、特定の抵抗、電圧及び電流に対して提示されたが、他の値が用いられてもよい。与えられたそれらの値は、単なる例示に過ぎない。さらに、ある構成要素(演算増幅器、抵抗素子抵抗体等)は、図7に具体的に示されているが、それらは単に例示的に示されているに過ぎない。ループ電圧又はD/A変換器電圧の一方をスケーリング(増大又は減少)及び反転する機能、及び前記二つを比較するという、前記したのと同じ機能は、前記したのとは異なる回路を用いて、図7に示されているものとは異なる多くの方法で実行されることができる。

0032

さらに、上記の説明では、感知されるプロセス変数として複数の例が示されたが、プロセス変数はもっと多くの異なる変数を検知されることができ、実質的に同じ方法で処理されることができることは理解されよう。そのような他のプロセス変数の例としては、圧力、レベル、流量又は流速等がある。さらに、ここで説明された実施形態は、2線送信機を用いた場合の例であったが、本発明は、4線送信機や他のタイプの送信機にも同様に、たやすく適用されることができる。

0033

本発明の開示は、図示された実施形態を参照して説明されたが、当業者は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなしに、形態および細部において変形できることを認識するであろう。

0034

10・・・処理変数送信機、12・・・A/D変換器、14・・・プロセッサ、18・・・D/A変換器、20・・・ループ制御部、22・・・ループ電流診断部、50・・・エラーインディケータ、96・・・ループ感知抵抗(高精度抵抗)。

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