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技術 流体で満たされた管内の狭窄部の特徴を描写する装置および方法

出願人 メドソルブ・リミテッド
発明者 デイヴィーズ,ヘレン・キャサリン・スチュワートデイヴィーズ,ジャスティン
出願日 2012年1月6日 (8年10ヶ月経過) 出願番号 2013-547908
公開日 2014年5月8日 (6年6ヶ月経過) 公開番号 2014-511114
状態 特許登録済
技術分野 脈拍・心拍・血圧・血流の測定
主要キーワード 半自動型 瞬時圧力 圧力測定センサ 総流動 高サンプリング周波数 圧力測定信号 手動機構 流動制限
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図面 (10)

課題・解決手段

流体で満たされた管内の狭窄部の特徴を描写するシステムおよび方法であって、該システムは、管に沿った様々な位置で即時測定を行う第1の測定センサを有する消息子と、管を通して消息子を牽引する機構と、第1の測定センサにより各即時測定が行われる位置に対する位置データを供給する位置測定器と、即時測定から、管に沿った様々な位置における管の特徴を計算するプロセッサとを含む。

概要

背景

収縮部または狭窄部を有して形成されている流体で満たされた管または脈管の例が、狭窄を有する血管である。収縮部の評価または測定が、収縮の範囲および位置を精査するのに有用である。

状狭窄などの、流体で満たされた管内の収縮部の評価のための方法論が、血流予備量比FFR:fractional flow reserve)である。この技術は、脈管に沿った2点において圧力低下を測定する。添付図面の図1を参照されたい。そこでは、冠状環境における最大達成可能充血の条件下で、例示的点P1およびP4が、圧力および流量の測定をどこで行うことができるかを特定する。Pd測定値配線上の圧力センサによりもたらされ、Pa測定値はカテーテルによりもたらされる。次いで、平均遠位圧力(Pd:mean distal pressure)を平均近位圧力(Pa:mean proximal pressure)の割合として表すことにより比較が行われ、値は、少なくとも1つの完全な心周期に亘って測定される、心周期全体の平均Paおよび平均Pdである(しかし、通常は3拍以上の平均である)。

概要

流体で満たされた管内の狭窄部の特徴を描写するシステムおよび方法であって、該システムは、管に沿った様々な位置で即時測定を行う第1の測定センサを有する消息子と、管を通して消息子を牽引する機構と、第1の測定センサにより各即時測定が行われる位置に対する位置データを供給する位置測定器と、即時測定から、管に沿った様々な位置における管の特徴を計算するプロセッサとを含む。

目的

本発明の目的は、流体で満たされた管内の狭窄部の外形を描写するかまたは特徴を描写する装置および方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

流体で満たされた管内の狭窄部の特徴を描写するシステムであって、前記管に沿った様々な位置で即時測定を行う第1の測定センサを有する消息子と、前記管を通して前記消息子を牽引する機構と、前記第1の測定センサにより各即時測定が行われる前記位置に対する位置データを供給する位置測定器と、前記即時測定から、前記管に沿った様々な位置における前記管の特徴を計算するプロセッサとを含む、システム。

請求項2

前記機構は電動機構である、請求項1に記載のシステム。

請求項3

前記機構は、前記管を通して前記消息子を牽引する手動機構である、請求項1に記載のシステム。

請求項4

前記位置測定器は、前記消息子上の標識を読み取る読取機である、前記請求項のいずれかに記載のシステム。

請求項5

前記消息子上の前記標識はRFタグである、請求項4に記載のシステム。

請求項6

前記標識はRF読取機により読み取られる、請求項4または5に記載のシステム。

請求項7

前記位置測定器は、既知データ対して前記第1の測定センサの相対位置を提供する、前記請求項のいずれかに記載のシステム。

請求項8

前記位置測定器は、前記第1の測定センサの絶対位置を提供する、前記請求項のいずれかに記載のシステム。

請求項9

前記即時測定は圧力測定である、前記請求項のいずれかに記載のシステム。

請求項10

前記管の前記特徴は、前記管に沿った様々な位置で行われる即時測定の比であり、前記管の前記特徴は前記管に沿って可変である、前記請求項のいずれかに記載のシステム。

請求項11

さらなるセンサが設けられているので、一方は前記さらなるセンサにより前記管に沿った実質的に一定の位置で、もう一方は前記第1のセンサにより前記管に沿った様々な位置で、2つの即時測定が行われる、前記請求項のいずれかに記載のシステム。

請求項12

前記計算された特徴は、前記実質的に一定の位置に対して正規化される、請求項11に記載のシステム。

請求項13

前記消息子は、前記消息子の前記管を通して所定の牽引速度で牽引される、前記請求項のいずれかに記載のシステム。

請求項14

前記所定の速度は一定の速度である、請求項13に記載のシステム。

請求項15

前記所定の速度は、即時測定が前記管に沿った1つの位置で行われている状態で、前記管を通した段階的牽引であり、次いで、前記消息子は、次の位置等で行われる次の組の即時測定のために所定の距離だけ前記管を通して牽引される、請求項13または14に記載のシステム。

請求項16

前記所定の距離は一定の距離である、請求項15に記載のシステム。

請求項17

各即時測定は各位置においてまたは牽引距離に対して記録される、前記請求項のいずれかに記載のシステム。

請求項18

前記特徴は、圧力低下の観点から、前記管に沿った流動制限を意味する、前記請求項のいずれかに記載のシステム。

請求項19

前記牽引は既知の速度の牽引である、前記請求項のいずれかに記載のシステム。

請求項20

圧力変化率または圧力比変化率がさらに計算されて、狭窄強度の尺度をもたらす、前記請求項のいずれかに記載のシステム。

請求項21

前記管の前記特徴または前記管の前記特徴に由来するさらなる特徴は、評価し、閾値化することができる、前記請求項のいずれかに記載のシステム。

請求項22

所定の閾値を超えた、前記管の狭窄部の長さおよび位置が特定される、前記請求項のいずれかに記載のシステム。

請求項23

前記管の由来の特徴が、前記管内の狭窄部に起因する前記管への蓄積的負担である、前記請求項のいずれかに記載のシステム。

請求項24

即時圧力測定が記録され、前記管に沿った前記消息子の各位置について圧力比が計算される、前記請求項のいずれかに記載のシステム。

請求項25

流体で満たされた管の特徴を評価する消息子であって、既知の距離で離間されている2つの測定センサと、前記2つのセンサ間の配線とを含み、前記配線は前記管を通して牽引することができ、前記第1のセンサと前記第2のセンサとの間の前記既知の距離を修正する、消息子。

請求項26

前記第1のセンサは固定されており、前記第2のセンサは前記第1のセンサに対して移動させられる、請求項25に記載の消息子。

請求項27

前記第1のセンサは前記管内の実質的に一定の位置にあり、前記第2のセンサは前記管に沿って前記第1のセンサから様々な距離で移動する、請求項26に記載の消息子。

請求項28

センサを有する消息子を使用して流体で満たされた管内の狭窄部の特徴を描写する方法であって、前記管に沿って前記管の内部で前記消息子を牽引するステップと、前記管に沿った様々な位置での消息子センサの示度を記録するステップと、前記即時測定から、前記管に沿った様々な位置での前記管の特徴を計算するステップとを含む、方法。

請求項29

前記即時測定は圧力測定である、請求項28に記載の方法。

請求項30

前記管の前記特徴は、前記管に沿った様々な位置で行われる即時測定の比であり、前記管の前記特徴は前記管に沿って可変である、請求項28または29に記載の方法。

請求項31

さらなるセンサが設けられており、前記方法は、一方はさらなるセンサにより前記管に沿った実質的に一定の位置で、もう一方は第1のセンサにより、2つの即時測定を行うステップをさらに含む、請求項28から30のいずれか一項に記載の方法。

請求項32

前記計算された特徴を前記実質的に一定の位置に対して正規化するステップを含む、請求項31に記載の方法。

請求項33

前記消息子を前記消息子の前記管を通して一定の速度で牽引するステップを含む、請求項28から32のいずれか一項に記載の方法。

請求項34

即時測定が前記管に沿った1つの位置で行われる状態で、前記消息子を前記管を通した段階的牽引で牽引するステップと、前記消息子を、次の位置等で行われる次の組の即時測定のために、所定の距離だけ次の位置まで牽引するステップとを含む、請求項28から33のいずれか一項に記載の方法。

請求項35

前記所定の距離は一定の距離である、請求項34に記載の方法。

請求項36

測定間の前記牽引距離を記録するステップと、前記消息子の前記牽引距離または位置を、その位置で行われる各即時測定に関連付けるステップとを含む、請求項28から35のいずれか一項に記載の方法。

請求項37

前記消息子を牽引するステップと、前記消息子が前記管に沿って牽引されると即時圧力測定を行うステップと、それらの測定を圧力測定として記録するステップと、前記管に沿った前記消息子の各位置について圧力比を計算するステップとを含む、請求項28から36のいずれか一項に記載の方法。

請求項38

圧力変化率または圧力比変化率を計算して狭窄強度の尺度をもたらすステップを含む、請求項28から37のいずれか一項に記載の方法。

請求項39

前記管の前記特徴または前記管の前記特徴に由来するさらなる特徴を閾値化して、狭窄強度の尺度をもたらすステップを含む、請求項28から38のいずれか一項に記載の方法。

請求項40

請求項28から39のいずれか一項に記載の前記方法を実施するための、請求項1から27のいずれか一項に記載の装置の使用。

請求項41

流体で満たされた管の特徴を評価する消息子であって、2つの測定センサと、前記2つのセンサ間の配線とを含み、前記配線は、前記第1のセンサと前記第2のセンサとの間の距離を修正するために、前記管を通して牽引することができる、消息子。

請求項42

前記第1のセンサは固定されており、前記第2のセンサは前記第1のセンサに対して移動させられる、請求項41に記載の消息子。

請求項43

請求項28から39のいずれか一項に記載の前記方法のステッップを実施するように動作可能なデータ記憶媒体

請求項44

請求項28から39のいずれか一項に記載の前記処理ステップを実施するように動作可能なプロセッサ。

請求項45

実質的に本明細書に記載されている通りでありかつ/または図2から図6までおよび図9に示されている通りである装置、方法、プロセッサ、またはデータ記憶媒体。

請求項38

本明細書に開示されている任意の新規の特徴または特徴の組合せ。

技術分野

0001

本発明は、流体で満たされた管内の狭窄部の特徴を描写する装置および方法に関する。

背景技術

0002

収縮部または狭窄部を有して形成されている流体で満たされた管または脈管の例が、狭窄を有する血管である。収縮部の評価または測定が、収縮の範囲および位置を精査するのに有用である。

0003

状狭窄などの、流体で満たされた管内の収縮部の評価のための方法論が、血流予備量比FFR:fractional flow reserve)である。この技術は、脈管に沿った2点において圧力低下を測定する。添付図面の図1を参照されたい。そこでは、冠状環境における最大達成可能充血の条件下で、例示的点P1およびP4が、圧力および流量の測定をどこで行うことができるかを特定する。Pd測定値配線上の圧力センサによりもたらされ、Pa測定値はカテーテルによりもたらされる。次いで、平均遠位圧力(Pd:mean distal pressure)を平均近位圧力(Pa:mean proximal pressure)の割合として表すことにより比較が行われ、値は、少なくとも1つの完全な心周期に亘って測定される、心周期全体の平均Paおよび平均Pdである(しかし、通常は3拍以上の平均である)。

0004

発明が解決しようとする課題

0005

本発明の目的は、流体で満たされた管内の狭窄部の外形を描写するかまたは特徴を描写する装置および方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

本発明の一態様が、流体で満たされた管内の狭窄部の特徴を描写するシステムを提供し、該システムは、管に沿った様々な位置で即時測定を行う第1の測定センサを有する消息子と、管を通して消息子を牽引する機構と、第1の測定センサにより各即時測定が行われる位置に関する位置データを供給する位置測定器と、即時測定から、管に沿った様々な位置における管の特徴を計算するプロセッサとを含む。

0007

本発明の別の態様が、既知の距離で離間されている2つの測定センサと2つのセンサ間の配線とを含む、流体で満たされた管の特徴を評価する消息子を提供し、該配線は、第1のセンサと第2のセンサとの間の既知の距離を修正するために管を通して牽引することができる。

0008

本発明のさらなる態様が、センサを有する消息子を使用して流体で満たされた管内の狭窄部の特徴を描写する方法を提供し、該方法は、管に沿って管の内部で消息子を牽引するステップと、管に沿った様々な位置での消息子センサの示度を記録するステップと、即時測定から、管に沿った様々な位置における管の特徴を計算するステップとを含む。

0009

本発明のさらに別の態様が、2つの測定センサと2つのセンサ間の配線とを含む、流体で満たされた管の特徴を評価する消息子を提供し、該配線は、第1のセンサと第2のセンサとの間の距離を修正するために管を通して牽引することができる。

0010

本発明がより容易に理解され得るように、ここで、本発明の実施形態が添付図面を参照して記載される。

図面の簡単な説明

0011

流体で満たされた管内の一連の収縮部の概略図であり、ここで、Pは圧力、Rは圧力の比、Dは測定間の距離である。
本発明を具体化するシステムの概略図である。
流体で満たされた管内に配置されている図2のシステムの部分の概略図である。
動脈長に対するIPRを示す、本発明を具体化する方法を用いて作り出された図表である。
本発明の一実施形態に従ってかつ図4のデータに基づいて作り出された逐点収縮強度の図であり、本例では、逐点評価は動脈の狭窄に関し、ここで、D0は記録の開始であり、D1は高狭窄強度の開始点であり、D2は高狭窄強度の終了点であり、D3は記録の終了である。
動脈長に対するIPRおよび管に沿った位置D1と位置D2との間のステントに適した部位を示す、本発明を具体化する方法を用いて作り出された図表である。
本発明を具体化する方法を用いて得られたIPRの測定値の図表と共に、管に沿って位置D1と位置D2との間にステントを配置する仮定血管形成処置後の動脈上の同じ特徴IPRへの可能性のある影響を示す、図表である。
フィードバック手続きを組み込んでいる、本発明を具体化するシステムの動作を示す、流れ図である。
本発明を具体化する別のシステムの概略図である。

実施例

0012

本発明は、流体で満たされた管内の狭窄部の外形を描写するかまたは特徴を描写する装置および方法を提供する。外形を描写するかまたは特徴を描写する該装置および方法はまた、流体で満たされた管内の一連の狭窄部の特徴を描写するかまたは外形を描写するのに有用である。

0013

図2を参照すると、流体で満たされた管内の狭窄部の特徴を描写する本発明を具体化しているシステム1が、プロセッサ3を含む血流力学的機器2と、カテーテル4と、モータ駆動部5と、圧力測定変換器またはセンサ7すなわち圧力を測定するデバイス(P)を備えた動脈内圧ワイヤ(WaveWireまたはCombowire(Volcano Corp.)もしくはRadi圧力ワイヤ(St Jude Medical)などの動脈内消息子6とを含む。消息子6は、ワイヤとワイヤに一体化されているセンサ7とを含むことが好ましい。センサ7は図3に元位置で示されている。

0014

プロセッサ3は、センサ7により行われる測定において分析し、動作する。信号線8が、圧力測定信号を、センサ7からプロセッサ3まで中継する。信号線8は、有線接続8として、かつモータ駆動部5、カテーテル4からまたは変換器7から直接のいずれかの無線接続8’としての両方で示されており、任意の構成が利用可能である。

0015

プロセッサ3は、以下に詳細に検討される多数のアルゴリズムに従って、変換器7から受信された測定値に基づいて動作する。
センサ7は圧力測定センサであるが、他の種類のセンサ、例えば流量センサ、が予想される。さらに、動脈壁の厚さを測定するかまたは計算する容量センサが、本発明の範囲内である。

0016

システム1は、以下の構成および構成の組合せで設けられるが、これらは構成の完全に網羅されているリストではない:
iプロセッサと有線接続されている、圧力測定能力を備えた消息子を組み込んでおり、オンデバイス分析(on−device analysis)を実現する、独立型デバイス;
ii プロセッサと無線接続されている、圧力測定能力を備えた消息子を組み込んでおり、プロセッサにおける分析を実現する、デバイス;
iii 圧力測定能力を備えた消息子を組み込んでいる独立型デバイス、およびリアルタイムの測定データまたはプロセッサへの事後通信を記録するように動作可能であり、プロセッサにおける分析(リアルタイムかつ/またはオフライン)を実現する、データ記憶デバイス;ならびに
iv リアルタイムの測定データまたはプロセッサへの事後通信を記録するように動作可能なデータ記憶デバイスと無線接続されている、圧力測定能力を備えた消息子を組み込んでおり、プロセッサにおける分析(リアルタイムかつ/またはオフライン)を実現する、デバイス。

0017

システム1が血流力学的機器の部分として構成されている心臓環境では、システムは、McKesson equipmentのHorizon Cardiology(商標)、心血管情報システム(CVIS:cardiovascular information system)などの血流力学的機器内のプロセッサ3を使用して構成されている。プロセッサは、血流力学的機器の補足として構成することができる。そのような構成は、機器のプロセッサが圧力データのオフライン分析を実施するのに特に効果的である。

0018

システム1は、他の血流力学的機器、医療撮像装置、および/または入院患者標識ロケーション機器(in−patient marker location equipment)と組み合わせて使用することができる。

0019

システムは、流体で満たされた管内の狭窄部の外形を描写するかまたは特徴を描写するために使用される。管が動脈でありかつ管内の狭窄部/制限部/収縮部が狭窄症である場合に、そのようなシステムの使用の例が心臓環境にある。

0020

基本的なシステム構成要素は、管に沿った様々な位置で即時測定を行う測定センサ7を有する消息子6と、管を通して所定の速度で消息子6を牽引するモータ駆動部5と、即時測定から、管に沿った様々な位置における管の特徴を計算するプロセッサ3とを含む。この例では、流体が制限部を通過すると圧力低下が生じるので、感知するのに特に有用な測定が圧力測定である。

0021

流動制限の外形描写または評価が、管の内部の遠位圧力対近位圧力の比を表すことにより成される。これは、最大充血条件の有無に関わらず、各圧力測定が行われかつ比(P4/P1)で表される位置D1からD3まで管の長さに沿って全狭窄を越える総流動制限を測定する。

0022

脈管に沿った総流動制限の計算に加えて、Dの距離離れている部分の圧力比から、個々の狭窄を越える瞬時圧力の低下を計算することができる。例えば、距離D3の圧力低下の比は、

0023

0024

であり、正規化瞬時圧力比(nIPR:normalised instantaneous pressure ratio)

0025

0026

とおおよそ同一である。
一例では、互いに変位されている2つの測定センサがある。図3参照。このシステム1は、一方はさらなるセンサ9により管に沿った実質的に一定の位置で、もう一方は第1のセンサ7により管に沿った様々な位置で、2つの即時測定が行われるように、さらなるセンサ9を有する。2つのセンサ間の配線またはワイヤは、第1のセンサと第2のセンサとの間の距離を修正するために管を通して牽引することができる。一方のセンサ(この例では9)は、実質的に一定の位置に固定されている。他方のセンサ(この例では7)は、一方のセンサ9に対して移動する。「固定」センサ9は、他方のセンサ7を担持するワイヤ6が発するカテーテル4の端部に配置されている。したがって、消息子センサ7は、固定センサ9に対して移動する。測定は、実質的に一定の位置または固定位置において行われる測定に対して正規化される。

0027

各遠位値が近位大動脈圧に対して正規化されるので、正規化瞬時圧力比はより頑健であり、したがって、絶対圧力混乱(pertubation)が最小化されるので脈管の長さに沿った比較がより信頼性のあるものになる。

0028

速度Uで脈管に沿って系統的に後退することおよび消息子の牽引距離と平行して即時測定を記録することにより、図5に示されている通り、各位置(D1、D2およびD3等)の圧力比(R1、R2およびR3等)が作り出される。狭窄の外形描写および評価は、正規化瞬時圧力比または瞬時圧力比のどちらかを用いて実施することができる。

0029

一例では、消息子の管を通した所定の牽引速度は既知でありかつ一定の速度であることが好ましい。それらの測定が圧力測定として記録されるために、かつ管に沿った消息子の各位置について圧力比が計算されるために、牽引は既知の速度の牽引であり、消息子が管に沿って牽引されると瞬時圧力測定が行われることを可能にする。

0030

モータ駆動部5は制御され、好ましくはプロセッサ3により、制御されて消息子6をカテーテル4の方へ引き戻す。該制御は、フィードバックループの使用を含んでいてもよい。

0031

脈管に沿った系統的圧力評価は、速度Uで圧力センサを回収することにより実施される。圧力は各位置において記録される。フィードバックループを使用することにより、エラーを最少化し、取得段階を迅速化することができる。このフィードバックループでは、センサが管内に配置され、次に、変速モータ駆動部またはステッピングモータに取り付けられる。x秒間サンプリングして、行われている測定の基準を定めかつ特徴、この場合はNIPRまたはIPRの平均標準偏差移動平均、を計算した後、モータ駆動部は、速度Uで消息子の引戻しを開始する。また、サンプリングは、拍動のほんの僅かなまたは特定の時点とすることができる。

0032

高サンプリング周波数および適切な周波数応答を備えた適切なセンサを用いて、既知の距離に亘って一回の拍動の部分心周期を調べることにより、引戻し速度Uをより迅速にすることができる。

0033

圧力測定値が、制御卓内のプロセッサに供給され、IFRまたはnIFRが計算される。この生の圧力は、心臓環境において、継続するn回の拍動の移動平均および標準偏差に対して比較される。生の圧力データが公差閾値の範囲内に入る場合、モータは引戻しを継続する。しかし、生の圧力データが公差閾値の範囲外である場合、モータは休止し、さらなる圧力測定が行われる。圧力測定が公差閾値の範囲内に入ると、モータは引戻しを継続する。一連の評価または外形描写がこの方法により作り出される。フィードバックループの例は図6に示されている。

0034

別の例では、少なくとも1つの即時測定が管に沿った各位置で行われる状態で、牽引は管を通して段階的である。次いで、消息子は、所定の距離で管を通して牽引され、停止され、次いで次の位置等で別の少なくとも1つの即時測定が行われる。所定の距離は一定の距離であることが好ましいが、必ずしもそうではない。

0035

各即時測定が、各位置においてまたは牽引距離に対して存在するように記録される。
本発明を具体化する代替的システムが、管を通して引き戻されている間に圧力センサワイヤの位置を監視する、取り付けられている位置センサを有する。このようにして、各距離の点/位置/場所は、特定の圧力測定に関連付けられているかまたは相互参照されていると考えられる。具体的には、位置センサは、圧力センサを保持しているガイドワイヤを監視する。

0036

ここで図9を参照すると、モータ駆動部5の有無に関わらず動作し得る、システムの別の実施形態が記載されている。図2に示されている実施形態では、システムはモータに依存しており、既知の方法で動作して、センサ7までの配線6に沿った距離xを決定する。通常はカテーテル上の、既知の点からセンサまでの距離xを決定する他の機構が使用されて、様々な既知の位置xにおいて測定を行ってもよい。システムの純粋な手動型では、配線6はカテーテル4を通して手動で引き戻されてもよく、物理しるしの形の、配線6上のマーキングが、距離xをユーザに伝達することができる。システムは、消息子上のマーキングまたは標識を読み取ることにより、位置測定を行う。標識は、レーザ位置指示器により読み取られる可視の指示であってもよい。

0037

システムの半自動型が、カテーテル4を通して手動牽引型配線6、およびi)配線6がカテーテル4から外へ距離xだけ突出するカテーテル4の先頭部に配置されていることが好ましいRF読取機10と、ii)配線6に沿って配置されている複数のRFタグ11との組合せを使用することができる。配線6には、読取機10に(密接している場合ばかりでなく)極めて接近している場合に読み取られる、各々が個々の識別子を有する一連の等置された受動的RFタグ11が設けられている。一実施形態では、RFタグ読取機10は、カテーテル4の先頭部に取り付けられている第2のセンサ9と同位置にある。これら2つの要素の一致は絶対不可欠ではない。2つ以上のRFタグ読取機10をカテーテル上で使用することができる。

0038

局所にまたはプロセッサ3に格納されているルックアップテーブルが、読取機10から読取り情報を取得し、読取機10に隣接したタグを例えばタグ110として識別し、読取機10の所に配置されているそのタグ110が配線6に沿ってセンサ7から距離xだけ離れているので、センサ7は既知の位置P12にあることを、ルックアップテーブルから確認する。配線は、次いで、先程のタグが識別された読取機10により別のRFタグ11が読み取られるまで、通して牽引され、その位置は読取機10の所にあることが既知であり、そのタグからセンサ7までの距離もまた既知であるので、センサ7の位置は既知である。この過程は繰り返され、タグ11は識別され、センサ7の位置は既知であると確認され、その既知の位置で少なくとも1つの測定が行われる。

0039

RFタグ11は配線6に沿って等置されていることが好ましいが、センサ7に対する配線6に沿ったそれらの位置が各タグに関連する唯一必要不可欠なデータであるので、それらは等置されている必要はない。この必要不可欠なデータは、測定が行われる時に存在する必要がない。各RFタグ識別子に対して各測定を行い記録することができ、次いで、その後、配線を測定して、各タグの相対位置情報を供給することができ、次に、その位置情報は、各タグで行われた測定に関連付けられる。

0040

RFタグ11は受動的RFタグであることが好ましい。RFタグ11は、配線6の導体で作動する能動的RFタグとすることができるであろう。
本発明の例が、脈管に沿った圧力比の一連の評価を可能にする。圧力変化率または圧力比変化率がさらに計算されて、狭窄強度の尺度をもたらす。任意の位置における圧力変化率または狭窄強度は、図4に示されているように逐点狭窄強度図として示すことができるように計算される。

0041

0042

系統的評価が時間tに亘って速度U(既知の速度例)で行われるので、回収距離およびしたがって生理学狭窄長を計算することが可能である。この例では、これは、最大生理学的影響を有する部分の長さ(D2−D1)である。管の特徴または管の特徴に由来するさらなる特徴を評価し、閾値化することができる。この過程は、IPRまたはnIPRが所与の閾値(この例ではD1およびD2)を超過する点を探す検索アルゴリズムを用いて自動化することができる。

0043

0044

特徴および由来の特徴が使用されて、管を評価するかまたはその外形を描写して、管長に沿って管の狭窄の長さおよび/または位置を確認する。種々の特徴および/または由来の特徴のための閾値化技術の使用により、閾値が超過される管の領域が確認され、狭窄およびそれらの長さの確認および特定が可能になる。

0045

管の由来の特徴の例が、管内の狭窄部に起因する管への累積的負担である。(狭窄開始時点D1、および狭窄終了時点D2で)個々の狭窄負担または狭窄閉塞値:

0046

0047

または

0048

0049

および脈管全体の(時点D0からD3までに亘る)総狭窄負担

0050

0051

または

0052

0053

を計算することができる。
仮定的血管形成の評価が本発明の例により可能になる。図6を参照すると、系統的評価技法が適用され、測定された外形が表示される。(高狭窄グレード(D2−D1)を有する)ステントまたは他の血管形成が適用される管の部分は、個々の部分に基づいて適用され次いで取り去られるステントを用いて推定されるその外形特徴を有し、図7に示されている通り補償された外形を示す。したがって、治療の前にnIPRのIPRへの血管形成の影響を評価することが可能である。

0054

0055

または

0056

0057

ここで、D0は距離=0、D1は高狭窄グレードの開始時の距離、D2は高狭窄グレードの終了時の距離である。
IPRまたはnIPRのどちらかを用いる、管または管内の狭窄のそのような仮定的評価または外形描写は、処置自体を実施する前に、狭窄除去の効果が評価されることを可能にする。

0058

心臓環境において、可能な限り最小の設置面積を有する(または必要な侵入部位が可能な限り最小の、侵襲性が最小の)簡単な機器に対する特定のニーズがあるので、管の長さに沿って狭窄を評価するかまたは外形を描写するための既知の位置消息子の実現は、その分野における顕著な技術の進歩を示す。

0059

本明細書および特許請求の範囲において用いられる場合、用語「comprises」および「comprising」およびその変形は、特定の特徴、ステップ、または整数が含まれることを意味する。該用語は、他の特徴、ステップ、または構成要素の存在を除外すると解釈されるべきではない。

0060

それらの特定の形態でもしくは開示されている機能を実施するための手段の観点から示されている、上述の記載、または以下の特許請求の範囲、または添付図面において開示されている特徴は、あるいは開示されている結果を達成するための方法または過程が、必要に応じて、別々に、もしくはそのような特徴の組合せで、本発明をその多様な形で実現するために活用されてもよい。

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