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技術 電力供給制御装置および電力供給制御方法

出願人 三菱電機エンジニアリング株式会社
発明者 長江良紀
出願日 2013年6月4日 (7年6ヶ月経過) 出願番号 2013-117698
公開日 2014年12月15日 (6年0ヶ月経過) 公開番号 2014-236622
状態 拒絶査定
技術分野 高架鉄道・ロープ鉄道 交流の給配電 整流装置 交流電動機の制御一般
主要キーワード 電力供給パターン リフト設備 制御用電源回路 閑散期 スケジュール表示装置 電力供給状況 電力供給遮断 削減電力量
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (5)

課題

電動モータ(15)の状態に応じた電力供給の実行を可能とするとともに、無駄な電力消費を発生させないことで電機設備全体省電力化を可能とする電力供給制御装置(40)および電力供給制御方法を得る。

解決手段

電機設備に対して電力を供給する際に電力供給遮断条件判定を実行し、電力供給遮断条件が成立した場合に、駆動部(10)および冷却部(20)に対する電力供給を遮断するとともに、制御部(30)に対して、各種機器待機状態にするために必要な最小限の待機電力を供給するように制御する。

概要

背景

従来、駆動源である電動モータ運転状態または停止状態になるように交互に状態を切り替えながら稼働運行)する電機設備(例えば、ロープウェイ設備)がある。このような電機設備においては、電動モータが停止状態の場合であっても、運転状態の場合と同様に、設備内の駆動部、冷却部および制御部に対して電源から電力が供給されていた(例えば、特許文献1〜5参照)。

概要

電動モータ(15)の状態に応じた電力供給の実行を可能とするとともに、無駄な電力消費を発生させないことで電機設備全体省電力化を可能とする電力供給制御装置(40)および電力供給制御方法を得る。電機設備に対して電力を供給する際に電力供給遮断条件判定を実行し、電力供給遮断条件が成立した場合に、駆動部(10)および冷却部(20)に対する電力供給を遮断するとともに、制御部(30)に対して、各種機器待機状態にするために必要な最小限の待機電力を供給するように制御する。

目的

本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、電動モータの状態に応じた電力供給の実行を可能とするとともに、無駄な電力消費を発生させないことで電機設備全体の省電力化を可能とする電力供給制御装置および電力供給制御方法を得ることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

交流電源電気的に接続されている場合に前記交流電源からAC−AC電圧コンバータを介して電動モータ電力が供給され、前記電動モータの駆動によって電機設備運行させる駆動部と、前記交流電源と電気的に接続されている場合に前記交流電源から冷却ファンに電力が供給され、前記冷却ファンの駆動によって前記電動モータおよび前記AC−AC電圧コンバータを冷却する冷却部と、前記交流電源と電気的に接続されている場合に前記電機設備を統括制御するための通常運転時制御電源回路と、前記交流電源と電気的に常時接続されており、前記交流電源と、前記通常運転時制御電源回路とが電気的に接続されていない場合に前記電機設備を最小限の待機電力待機状態に制御するための待機制御電源回路とを有する制御部と、に対する電力供給を制御する電力供給制御装置であって、前記駆動部および前記冷却部に対する電力供給を遮断するとともに、前記制御部内の前記待機制御電源回路によって前記電機設備を前記待機状態に制御する、電力供給遮断条件が成立しているか否かを判定し、前記電力供給遮断条件が成立の場合には、前記交流電源と、前記駆動部および前記冷却部とを電気的に切り離すとともに、前記交流電源と、前記通常運転時制御電源回路とを電気的に切り離し、前記電力供給遮断条件が不成立の場合には、前記交流電源と、前記駆動部および前記冷却部とを電気的に接続するとともに、前記交流電源と、前記通常運転時制御電源回路とを電気的に接続する電力供給制御装置。

請求項2

請求項1に記載の電力供給制御装置において、前記電機設備の運行が停止し、前記電動モータの駆動が停止状態となってからあらかじめ規定した第1時間が経過した場合に、前記電力供給遮断条件が成立と判定し、前記電力供給遮断条件が成立してから前記電機設備の運行が開始されるまでの間の第2時間を設定し、設定した前記第2時間が経過した場合に、前記電力供給遮断条件が不成立と判定する電力供給制御装置。

請求項3

請求項1に記載の電力供給制御装置において、あらかじめ規定した、前記電機設備の運行時期毎に、運行曜日と、電力供給スケジュールとが関連付けられた電力供給テーブルを記憶部に記憶するとともに、前記電機設備を実際に運行させた場合における運行時期と、運行曜日と、電力供給状況とを電力供給実績として、前記記憶部に記憶し、前記電力供給実績に反映させた電力供給テーブルを生成する電力供給最適化学習部と、前記電力供給最適化学習部が生成した前記電力供給テーブルから、現在の時期および曜日に対応した前記電力供給スケジュールを選択し、選択した前記電力供給スケジュールにおいて、前記電動モータが停止状態となる時間帯の場合には、前記電力供給遮断条件が成立と判定し、前記電動モータが運転状態となる時間帯の場合には、前記電力供給遮断条件が不成立と判定する電力供給制御部と、を備えた電力供給制御装置。

請求項4

請求項3に記載の電力供給制御装置において、前記電力供給制御部は、前記電機設備の搬器内の荷重を測定する荷重検出装置から荷重が入力され、前記電動モータが前記停止状態となる時間帯であっても、入力された前記荷重があらかじめ規定した荷重よりも大きい場合には、前記電力供給遮断条件が不成立と判定する電力供給制御装置。

請求項5

請求項3に記載の電力供給制御装置において、前記電力供給制御部は、前記電機設備の搬器内の乗客動きを認識する画像認識装置から人認識データが入力され、前記電動モータが前記停止状態となる時間帯であっても、前記人認識データから検出できる前記乗客の人数があらかじめ規定した人数を超えている場合には、前記電力供給遮断条件が不成立と判定する電力供給制御装置。

請求項6

交流電源と電気的に接続されている場合に前記交流電源からAC−AC電圧コンバータを介して電動モータに電力が供給され、前記電動モータの駆動によって電機設備を運行させる駆動部と、前記交流電源と電気的に接続されている場合に前記交流電源から冷却ファンに電力が供給され、前記冷却ファンの駆動によって前記電動モータおよび前記AC−AC電圧コンバータを冷却する冷却部と、前記交流電源と電気的に接続されている場合に前記電機設備を統括制御するための通常運転時制御電源回路と、前記交流電源と電気的に常時接続されており、前記交流電源と、前記通常運転時制御電源回路とが電気的に接続されていない場合に前記電機設備を最小限の待機電力で待機状態に制御するための待機制御電源回路とを有する制御部と、に対する電力供給を制御するための電力供給制御方法であって、前記駆動部および前記冷却部に対する電力供給を遮断するとともに、前記制御部内の前記待機制御電源回路によって前記電機設備を前記待機状態に制御する、電力供給遮断条件が成立しているか否かを判定する判定ステップを備え、前記判定ステップは、前記電力供給遮断条件が成立の場合には、前記交流電源と、前記駆動部および前記冷却部とを電気的に切り離すとともに、前記交流電源と、前記通常運転時制御電源回路とを電気的に切り離す第1ステップと、前記電力供給遮断条件が不成立の場合には、前記交流電源と、前記駆動部および前記冷却部とを電気的に接続するとともに、前記交流電源と、前記通常運転時制御電源回路とを電気的に接続する第2ステップとを有する電力供給制御方法。

技術分野

0001

本発明は、電力供給可否を適切に判定し、ロープウェイ設備といった電機設備の稼働に必要な電力省電力化を実現する電力供給制御装置および電力供給制御方法に関するものである。

背景技術

0002

従来、駆動源である電動モータ運転状態または停止状態になるように交互に状態を切り替えながら稼働(運行)する電機設備(例えば、ロープウェイ設備)がある。このような電機設備においては、電動モータが停止状態の場合であっても、運転状態の場合と同様に、設備内の駆動部、冷却部および制御部に対して電源から電力が供給されていた(例えば、特許文献1〜5参照)。

先行技術

0003

実開昭62−108168号公報
特開2007−069861号公報
特開平5−290296号公報
特開平7−277180号公報
特開2010−274833号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、従来技術には以下のような課題がある。
従来における電機設備においては、電動モータの状態に応じた電力供給が考慮されておらず、停止状態の場合であっても、運転状態の場合と同様に電源から電力が供給されていた。すなわち、電動モータが停止状態の場合であっても、設備内の各機器(例えば、コンバータインバータ、電動モータ、冷却ファン等)が電源と電気的に接続されたままであるので、不要な電力(例えば、待機電力)が供給されていた。

0005

このように、電動モータが停止状態の場合においては、不要な電力が供給されることとなるので、結果として、無駄な電力消費が発生してしまうという問題があった。

0006

本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、電動モータの状態に応じた電力供給の実行を可能とするとともに、無駄な電力消費を発生させないことで電機設備全体の省電力化を可能とする電力供給制御装置および電力供給制御方法を得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明における電力供給制御装置は、交流電源と電気的に接続されている場合に交流電源からAC−AC電圧コンバータを介して電動モータに電力が供給され、電動モータの駆動によって電機設備を運行させる駆動部と、交流電源と電気的に接続されている場合に交流電源から冷却ファンに電力が供給され、冷却ファンの駆動によって電動モータおよびAC−AC電圧コンバータを冷却する冷却部と、交流電源と電気的に接続されている場合に電機設備を統括制御するための通常運転時制御電源回路と、交流電源と電気的に常時接続されており、交流電源と、通常運転時制御電源回路とが電気的に接続されていない場合に電機設備を最小限の待機電力で待機状態に制御するための待機制御電源回路とを有する制御部と、に対する電力供給を制御する電力供給制御装置であって、駆動部および冷却部に対する電力供給を遮断するとともに、制御部内の待機制御電源回路によって電機設備を待機状態に制御する、電力供給遮断条件が成立しているか否かを判定し、電力供給遮断条件が成立の場合には、交流電源と、駆動部および冷却部とを電気的に切り離すとともに、交流電源と、通常運転時制御電源回路とを電気的に切り離し、電力供給遮断条件が不成立の場合には、交流電源と、駆動部および冷却部とを電気的に接続するとともに、交流電源と、通常運転時制御電源回路とを電気的に接続するものである。

0008

また、本発明における電力供給制御方法は、交流電源と電気的に接続されている場合に交流電源からAC−AC電圧コンバータを介して電動モータに電力が供給され、電動モータの駆動によって電機設備を運行させる駆動部と、交流電源と電気的に接続されている場合に交流電源から冷却ファンに電力が供給され、冷却ファンの駆動によって電動モータおよびAC−AC電圧コンバータを冷却する冷却部と、交流電源と電気的に接続されている場合に電機設備を統括制御するための通常運転時制御電源回路と、交流電源と電気的に常時に接続されており、交流電源と、通常運転時制御電源回路とが電気的に接続されていない場合に電機設備を最小限の待機電力で待機状態に制御するための待機制御電源回路とを有する制御部と、に対する電力供給を制御するための電力供給制御方法であって、駆動部および冷却部に対する電力供給を遮断するとともに、制御部内の待機制御電源回路によって電機設備を待機状態に制御する、電力供給遮断条件が成立しているか否かを判定する判定ステップを備え、判定ステップは、電力供給遮断条件が成立の場合には、交流電源と、駆動部および冷却部とを電気的に切り離すとともに、交流電源と、通常運転時制御電源回路とを電気的に切り離す第1ステップと、電力供給遮断条件が不成立の場合には、交流電源と、駆動部および冷却部とを電気的に接続するとともに、交流電源と、通常運転時制御電源回路とを電気的に接続する第2ステップとを有するものである。

発明の効果

0009

本発明によれば、電機設備に対して電力を供給する際に電力供給遮断条件判定を実行し、電力供給遮断条件が成立した場合に、駆動部および冷却部に対する電力供給を遮断するとともに、制御部に対して、各種機器を待機状態にするために必要な最小限の待機電力を供給するように制御する。これにより、電動モータの状態に応じた電力供給の実行を可能とするとともに、無駄な電力消費を発生させないことで電機設備全体の省電力化を可能とする電力供給制御装置および電力供給制御方法を得ることができる。

図面の簡単な説明

0010

本発明の実施の形態1におけるロープウェイ設備内の電力供給システムを示す説明図である。
本発明の実施の形態2における電力供給制御装置を示す説明図である。
本発明の実施の形態2における電力供給制御装置に対して、荷重検出装置から荷重データが入力されるように構成した場合を示す説明図である。
本発明の実施の形態2における電力供給制御装置に対して、画像認識装置から人認識データが入力されるように構成した場合を示す説明図である。

実施例

0011

以下、本発明による電力供給制御装置および電力供給制御方法を、好適な実施の形態にしたがって図面を用いて説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。

0012

また、本願発明は、駆動源である電動モータが運転状態または停止状態になるように交互に状態を切り替えながら稼働(運行)する、例えば、ロープウェイ設備、リフト設備といった電動モータの駆動によって人または物を乗せて停留所間を移動する搬器を備えた電機設備に適用できる。以降では、本願発明を、ロープウェイ設備に適用した場合を例示しながら、具体的に説明する。

0013

実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるロープウェイ設備内の電力供給システムを示す説明図である。この図1におけるロープウェイ設備内の電力供給システムは、駆動電源1、制御電源2、駆動部10、冷却部20、制御部30および電力供給制御装置40を備える。なお、ここでは、ロープウェイ設備のうち、本願発明の説明に必要な部分だけを記載し、他の部分については、記載を省略している。

0014

駆動電源1は、交流電源であり、ロープウェイ設備内の駆動部10および冷却部20に対して電力を供給する。また、制御電源2は、交流電源であり、ロープウェイ設備内の冷却部20および制御部30に対して電力を供給する。

0015

駆動部10は、第1開閉器11、第2開閉器12、コンバータ13、インバータ14および電動モータ15を有する。なお、第1開閉器11および第2開閉器12として、例えば、電磁開閉器を用いることができる。また、後述する第3開閉器21、第4開閉器22および第5開閉器31についても同様である。

0016

コンバータ13およびインバータ14(AC−AC電圧コンバータ)には、第2開閉器12が閉状態である場合、駆動電源1から駆動するための駆動電力が供給される。なお、第2開閉器12は、駆動電源1と、コンバータ13およびインバータ14との間に設けられる。また、第2開閉器12が開状態である場合、駆動電源1と、コンバータ13およびインバータ14とが切り離されるので、これらに対して駆動電力が供給されない。

0017

第2開閉器12が閉状態であってコンバータ13およびインバータ14が駆動し、かつ、第1開閉器11が閉状態である場合、コンバータ13は、駆動電源1から供給された交流電力直流化し、インバータ14に対して供給する。また、インバータ14は、電動モータ15を運転状態にする(駆動させる)ために、電動モータ15に対して電力を供給する。なお、第1開閉器11は、駆動電源1と、コンバータ13との間に設けられる。また、第1開閉器11が開状態である場合、駆動電源1と、コンバータ13とが切り離されるので、電動モータ15に対して駆動電力が供給されない。

0018

このように、第1開閉器11および第2開閉器12が閉状態である場合、電動モータ15には、駆動電源1から、コンバータ13およびインバータ14を介して、駆動電力が供給されることとなる。

0019

冷却部20は、第3開閉器21、第4開閉器22、第1冷却ファン23および第2冷却ファン24を有する。

0020

電動モータ15を冷却する第1冷却ファン23には、第3開閉器21が閉状態である場合、駆動電源1から駆動するための駆動電力が供給される。なお、第3開閉器21は、駆動電源1と、第1冷却ファン23との間に設けられる。また、第3開閉器21が開状態である場合、駆動電源1と、第1冷却ファン23とが切り離されるので、これに対して駆動電力が供給されない。

0021

コンバータ13およびインバータ14(コンバータ13およびインバータ14が収納される盤)を冷却する第2冷却ファン24には、第4開閉器22が閉状態である場合、制御電源2から駆動するための駆動電力が供給される。なお、第4開閉器22は、制御電源2と、第2冷却ファン24との間に設けられる。また、第4開閉器22が開状態である場合、制御電源2と、第2冷却ファン24とが切り離されるので、これに対して駆動電力が供給されない。

0022

制御部30は、第5開閉器31、通常運転時制御電源回路32および待機制御電源回路33を有する。

0023

通常運転時制御電源回路32は、電動モータ15が運転状態の場合(すなわち、ロープウェイが運行している場合)のロープウェイ設備内の各種機器を統括制御するための制御用電源回路である。また、通常運転時制御電源回路32には、第5開閉器31が閉状態である場合、制御電源2から駆動するための駆動電力が供給される。なお、第5開閉器31は、制御電源2と、通常運転時制御電源回路32との間に設けられる。また、第5開閉器31が開状態である場合、制御電源2と、通常運転時制御電源回路32とが切り離されるので、これに対して駆動電力が供給されない。

0024

待機制御電源回路33は、電動モータ15が停止状態の場合(すなわち、ロープウェイが運行停止している場合)のロープウェイ設備内の各種機器を統括制御するための制御用電源回路である。また、待機制御電源回路33には、制御電源2から駆動するための駆動電力が供給される。さらに、待機制御電源回路33は、電動モータ15が停止状態の場合において、ロープウェイ設備内の各種機器を待機状態にするために必要な最小限の待機電力が供給できるように設計されている。

0025

ここで、電動モータ15が停止状態の場合において、後述する電力供給制御装置40は、第5開閉器31が閉状態から開状態になるように動作制御し、制御電源2から通常運転時制御電源回路32を切り離す。したがって、このような場合、待機制御電源回路33は、最小限の待機電力でロープウェイ設備内の各種機器を統括制御するので、電力消費を抑制することができる。

0026

このように、制御部30内の制御用電源回路を、電動モータ15の状態に基づいて制御電源2と電気的に接続したり、切り離したりすることのできる通常運転時制御電源回路32と、制御電源2と電気的に常時接続する待機制御電源回路33とに分けている。これにより、電動モータ15が停止状態の場合においては、制御電源2と、通常運転時制御電源回路32とが切り離され、制御電源2から最小限の待機電力が供給されることとなるので、無駄な電力消費が発生しない。

0027

電力供給制御装置40は、電力供給遮断条件判定を実行し、判定結果に基づいて、各開閉器(第1開閉器11〜第5開閉器31)の動作を制御する。具体的には、電力供給制御装置40は、電動モータ15が運転状態から停止状態に切り替わってあらかじめ規定した第1時間t1が経過すれば、電力供給遮断条件が成立と判定し、各開閉器を閉状態から開状態に切り替える。なお、電動モータ15が運転状態の間(すなわち、ロープウェイが運行している間)においては、各開閉器は、閉状態であり、電力供給制御装置40は、電力供給遮断条件が不成立と判定する。

0028

これにより、電動モータ15が停止状態の場合において、ロープウェイ設備内の駆動部10および冷却部20を、駆動電源1および制御電源2から切り離すとともに、ロープウェイ設備内の各種機器を待機状態にするために必要な最小限の待機電力を、制御電源2から供給することができる。

0029

また、電力供給制御装置40は、各開閉器を閉状態から開状態に切り替えた時刻(電力供給遮断条件が成立した時刻)から電動モータ15が運転状態になる予定の時刻までの第2時間を設定し、設定した第2時間が経過すれば電力供給遮断条件が不成立と判定し、各開閉器を開状態から閉状態に切り替える。

0030

これにより、ロープウェイ設備内の駆動部10および冷却部20と、駆動電源1および制御電源2とが電気的に接続され、電力供給が再開されるとともに、制御電源2と、通常運転時制御電源回路32とが電気的に接続される。したがって、電動モータ15を運転状態にすることができ、ロープウェイの運行を再開することができる。

0031

なお、ロープウェイ設備内において、駆動部10、冷却部20および制御部30の健全性監視するための監視装置が設けられている場合、電力供給制御装置40によって、各電源からの電力供給が遮断されれば、監視装置が動作異常として誤検出してしまう。そこで、このような場合、電力供給制御装置40は、健全性監視を停止するように監視装置を制御し、各電源からの電力供給を再開するとともに、健全性監視も同様に再開するように監視装置を制御すればよい。

0032

ここで、本実施の形態1におけるロープウェイ設備は、例えば、運行時刻が決まった定時運行型のロープウェイ設備である場合、ロープウェイの運行停止時刻(電動モータ15が停止状態となった時刻)から第1時間t1が経過すれば、電力供給遮断条件が成立するように設定すればよい。また、電力供給遮断条件が成立した時刻からロープウェイの運行時刻までの間の第2時間を設定し、設定した第2時間が経過すれば、電力供給遮断条件が不成立となるようにすればよい。

0033

これにより、ロープウェイが運行停止している場合においては、待機電力等の無駄な電力消費を可能な限り低減させることができるとともに、ロープウェイの運行時刻となるまでに、各電源からの電力供給を自動的に再開させることができる。したがって、設備監視員に手間をかけず、ロープウェイ設備の省電力化を実現することができる。

0034

以上、本実施の形態1によれば、電機設備内の機器を統括制御する制御用電源回路を、通常運転時制御電源回路と、待機制御電源回路とに分け、電機設備内の電動モータが運転状態から停止状態に切り替わってからあらかじめ規定した時間が経過した場合に、駆動部および冷却部に対する電力供給を遮断するとともに、通常運転時制御電源回路を電源から切り離す。これにより、電動モータの状態に応じた電力供給を実行でき、無駄な電力消費を発生させないので、電機設備全体の省電力化が可能となる。

0035

実施の形態2.
先の実施の形態1では、電動モータが運転状態から停止状態に切り替わってから第1時間が経過すれば電力供給遮断条件が成立と判定され、成立と判定されてから第2時間が経過すれば不成立と判定される場合について説明した。これに対して、本発明の実施の形態2では、電力供給最適化学習部41によって学習された電力供給テーブルから選択された電力供給スケジュールに基づいて、電力供給遮断条件判定が実行される場合について説明する。

0036

図2は、本発明の実施の形態2における電力供給制御装置40を示す説明図である。この図2における電力供給制御装置40は、電力供給最適化学習部41および電力供給制御部42を備える。また、図2に示すように、この電力供給制御装置40には、スケジュール表示装置50が接続されている。

0037

電力供給最適化学習部41には、ユーザによってあらかじめ規定されたロープウェイの運行時期毎の電力供給テーブルが入力される。この電力供給テーブルは、運行時期毎に、運行曜日と、電力供給スケジュールとが関連付けられたテーブルである。また、電力供給最適化学習部41は、入力された電力供給テーブルを記憶部(図示せず)に記憶する。

0038

具体的には、例えば、1年のうちの閑散期に対応した電力供給テーブルと、繁忙期に対応した電力供給テーブルとが記憶部に記憶される。また、電力供給テーブルにおける運行曜日は、月曜日〜日曜日までの各曜日を意味する。さらに、電力供給スケジュールは、各曜日における1日(24時間)のうちの電力供給遮断のタイミングが時間帯毎スケジューリングされたものを意味する。すなわち、電力供給スケジュールは、電力供給遮断条件が成立と判定される時間帯と、不成立と判定される時間帯とが示されたものである。

0039

また、電力供給最適化学習部41は、後述する電力供給制御部42から入力される運転実績を記憶部に新たに記憶し、現状の電力供給テーブルに反映させることによって新たな電力供給テーブルを生成する。具体的には、例えば、ロープウェイを実際に運行させた場合の運行時期と、運行曜日と、その時の電力供給状況電力供給パターン)とが運転実績として、電力供給制御部42から入力される。また、ロープウェイをはじめて運行させてから期間が経過するにしたがって、記憶部に蓄積される運転実績のデータ数が増加していくので、設備に適した電力供給テーブルが生成される。

0040

電力供給制御部42には、ユーザから現在(現時点)の運行時期および運行曜日が入力される。また、電力供給制御部42は、電力供給最適化学習部41が生成した電力供給テーブルのうち、現時点の運行時期に対応した電力供給テーブルを選択する。さらに、電力供給制御部42が選択した電力供給テーブルから、現時点の運行曜日に対応した電力供給スケジュールを選択する。

0041

また、スケジュール表示装置50には、電力供給制御部42が選択した、運行当日の電力供給スケジュールが表示されるので、ユーザは、この運行当日の電力供給スケジュールを運行前に確認することができる。

0042

なお、スケジュール表示装置50は、運行当日の電力供給スケジュールを画面上に表示するとともに、過去の電力供給遮断実績投入実績および削減電力量も併せて表示する。また、必要に応じて、ユーザが任意にこの運行当日の電力供給スケジュールを変更することができる。

0043

続いて、電力供給制御部42は、運行当日の電力供給スケジュールに基づき、電力供給遮断条件判定を実行する。具体的には、電力供給制御部42は、電力供給スケジュールのうち、電力供給の遮断(すなわち、ロープウェイの運行停止)が計画された時間帯においては、電力供給遮断条件が成立と判定する。これに対して、電力供給制御部42は、電力供給スケジュールのうち、電力供給(すなわち、ロープウェイの運行)が計画された時間帯においては、電力供給遮断条件が不成立と判定する。

0044

これにより、電力供給最適化学習部41によって学習された電力供給テーブルから選択された電力供給スケジュールに基づいて、待機電力等の無駄な電力消費を可能な限り低減させることができるとともに、ロープウェイの運行時刻となるまでに、各電源からの電力供給を自動的に再開させることができる。

0045

なお、図3に示すように、ロープウェイ設備の搬器内の重量(荷重)を測定する荷重検出装置60から荷重データが電力供給制御部42に入力されるように構成してもよい。図3は、本発明の実施の形態2における電力供給制御装置40に対して、荷重検出装置60から荷重データが入力されるように構成した場合を示す説明図である。

0046

ここで、電力供給スケジュールにおいて、電力供給が遮断される時間帯であり、電力供給遮断条件が成立している場合を想定する。このような場合、電力供給制御部42は、例えば、荷重検出装置60から入力される搬器内の荷重があらかじめ規定した荷重よりも大きければ、電力供給遮断条件が不成立と判定する。すなわち、搬器内の乗客が増えるほど、荷重が大きくなるので、電力供給制御装置40は、電力供給遮断条件が不成立と判定することで、ロープウェイの運行を速やかに再開できるようにする。

0047

これにより、ロープウェイ設備内の駆動部10および冷却部20と、駆動電源1および制御電源2とが電気的に接続され、電力供給が再開されるとともに、制御電源2と、通常運転時制御電源回路32とが電気的に接続される。したがって、速やかに電動モータ15を運転状態にして、ロープウェイの運行を再開することができるとともに、実際の設備運用に対応した電力供給制御装置40を実現することができる。

0048

また、この荷重データを時間帯および運行曜日と関連付け、電力供給最適化学習部41に入力することで、電力供給スケジュールの最適化のパラメータの1つとして使用することでき、より精度の高い学習結果を得ることができる。

0049

なお、図4に示すように、ロープウェイ設備の搬器内の乗客の動きを認識する画像認識装置70から人認識データが電力供給制御部42に入力されるように構成してもよい。図4は、本発明の実施の形態2における電力供給制御装置40に対して、画像認識装置70から人認識データが入力されるように構成した場合を示す説明図である。

0050

ここで、先と同様に、電力供給スケジュールにおいて、電力供給が遮断される時間帯であり、電力供給遮断条件が成立している場合を想定する。このような場合、電力供給制御部42は、例えば、画像認識装置70から入力される人認識データから検出できる定点の人数があらかじめ規定した人数を超えれば、電力供給遮断条件が不成立と判定する。すなわち、搬器内の乗客が増えるほど、電力供給制御装置40は、電力供給遮断条件が不成立と判定することで、ロープウェイの運行を速やかに再開できるようにする。これにより、先の図3における電力供給制御装置40と同様の効果を有する電力供給制御装置40を実現することができる。

0051

また、この人認識データを時間帯および運行曜日と関連付け、電力供給最適化学習部41に入力することで、電力供給スケジュールの最適化のパラメータの1つとして使用することでき、より精度の高い学習結果を得ることができる。

0052

以上、本実施の形態2によれば、電力供給最適化学習部によって学習された電力供給テーブルから選択された電力供給スケジュールに基づいて、電力供給遮断条件判定を実行する。これにより、電動モータの状態に応じた電力供給を実行でき、無駄な電力消費を発生させないので、電機設備全体の省電力化が可能となる。

0053

1駆動電源、2制御電源、10 駆動部、11 第1開閉器、12 第2開閉器、13コンバータ、14インバータ、15電動モータ、20 冷却部、21 第3開閉器、22 第4開閉器、23 第1冷却ファン、24 第2冷却ファン、30 制御部、31 第5開閉器、32通常運転時制御電源回路、33待機制御電源回路、40電力供給制御装置、41電力供給最適化学習部、42電力供給制御部、50スケジュール表示装置、60荷重検出装置、70画像認識装置。

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