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図面 (7)

課題

複数のディスプレイを備える車載システムにおいて、複数のカメラ用アプリケーションからの表示出力を適切に制御する。

解決手段

映像音声制御装置10は、後退時専用のカメラ映像を表示するカメラ用アプリケーションが起動するとき、その時点でカメラ映像の表示出力を行っている別のカメラ用アプリケーションが存在する場合、通常的な表示切替えの優先順位に関わらず、先発のカメラ用アプリケーションの画面を表示しているディスプレイに、後退時専用のカメラ映像を表示するカメラ用アプリケーションの画面を書替えて表示する。

概要

背景

従来、ユーザに対して表示出力を行う車載機器においては、オーディオビジュアルナビゲーションバックモニタといった各種のアプリケーションを複数動作させることができるようになっている。そして、複数のアプリケーションからの表示出力を制御する技術として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。

特許文献1に記載の技術では、複数のアプリケーションの出力要求が発生した場合に出力内容を調整するとの課題を解決する手段として、次のようにしている。すなわち、全てのアプリケーションにおける表示出力の内容について、「どこに」、「何を」、「どのように」出力するかを予め定めたテーブルを用意しておき、複数のアプリケーションの出力要求が発生したときに、そのテーブルに基づいて表示の出力リソース分配して出力内容を調整する。

概要

複数のディスプレイを備える車載システムにおいて、複数のカメラ用アプリケーションからの表示出力を適切に制御する。映像音声制御装置10は、後退時専用のカメラ映像を表示するカメラ用アプリケーションが起動するとき、その時点でカメラ映像の表示出力を行っている別のカメラ用アプリケーションが存在する場合、通常的な表示切替えの優先順位に関わらず、先発のカメラ用アプリケーションの画面を表示しているディスプレイに、後退時専用のカメラ映像を表示するカメラ用アプリケーションの画面を書替えて表示する。

目的

効果

実績

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牽制数
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請求項1

複数同時に動作する各アプリケーションによる複数種類表示出力を、車両に備えられた複数の映像表示手段(20a,20b)に分配して表示させる表示制御手段(11)を備え、前記表示制御手段は、前記車両に備えられたカメラにより撮影された映像を出力する特定のカメラ用アプリケーションが複数同時に動作するとき、当該複数のカメラ用アプリケーションの間で、表示出力を排他的に表示させること、を特徴とする車両用映像制御装置

請求項2

請求項1に記載の車両用の映像制御装置において、前記表示制御手段は(11,S104,S106)、所定の後方表示条件が成立したときに、第1のカメラ用アプリケーションによる表示出力を前記映像表示手段に表示させている場合、前記第1のカメラ用アプリケーションによる表示出力を非表示にして、前記後方表示条件が成立した条件下において前記車両に備えられた後方撮影用のカメラにより撮影された映像を出力するものと予め規定されている第2のカメラ用アプリケーションによる表示出力を前記映像表示手段に表示させること、を特徴とする車両用の映像制御装置。

請求項3

請求項2に記載の車両用の映像制御装置において、前記車両のシフトポジションを示す信号を取得する取得手段(15)を更に備え、前記表示制御手段は、前記取得手段によりシフトポジションがリバースポジションになったことを示す信号が取得されたときに、前記後方表示条件が成立したと判断すること、を特徴とする車両用の映像制御装置。

請求項4

請求項2又は請求項3に記載の車両用の映像制御装置において、前記表示制御手段(11,S202)は、前記後方表示条件が成立したときに前記映像表示手段への表示出力を行った前記第2のカメラ用アプリケーションが動作を終了した場合、表示出力を非表示にした前記第1のカメラ用アプリケーションによる表示出力を前記映像表示手段に再び表示させること、を特徴とする車両用の映像制御装置。

技術分野

0001

本発明は、車載機器で動作するアプリケーションによる表示出力を制御する車両用映像制御装置に関する。

背景技術

0002

従来、ユーザに対して表示出力を行う車載機器においては、オーディオビジュアルナビゲーションバックモニタといった各種のアプリケーションを複数動作させることができるようになっている。そして、複数のアプリケーションからの表示出力を制御する技術として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。

0003

特許文献1に記載の技術では、複数のアプリケーションの出力要求が発生した場合に出力内容を調整するとの課題を解決する手段として、次のようにしている。すなわち、全てのアプリケーションにおける表示出力の内容について、「どこに」、「何を」、「どのように」出力するかを予め定めたテーブルを用意しておき、複数のアプリケーションの出力要求が発生したときに、そのテーブルに基づいて表示の出力リソース分配して出力内容を調整する。

先行技術

0004

特開2007−145137号公報

発明が解決しようとする課題

0005

特許文献1には、1つの画面上に2つのアプリケーションによる表示を組合せる方法について開示されているものの、車両に2つ以上のディスプレイが備えられている場合に、複数画面においてアプリケーションの表示をどのように行うかについては開示されていない。

0006

ところで、複数のディスプレイを備える車載システムで複数のアプリケーションを同時に動作させる方法として、例えば、2つのディスプレイで、異なるアプリケーションの表示出力をそれぞれ独立して行うようにするものがある。しかしながら、前記のように複数画面のそれぞれに割当てるアプリケーションを独立させた場合、次のような問題がある。

0007

例えば、車両に搭載されている後方撮影用のカメラ映像をディスプレイに表示する、いわゆるバックモニタのアプリケーションがある。これにより、車両を後退させるときに、車両後方障害物通行者の存在をディスプレイの映像で確認することができるようになっている。ところが、車両に搭載されたカメラにより撮影された映像(カメラ映像)を表示するカメラ用アプリケーションが車載システムに複数実装されているケースが考えられる。そして、複数のディスプレイが近接して設置されている場合、それぞれのディスプレイに異なるカメラ用アプリケーションによるが同時に表示されると、カメラ映像を確認しようとするユーザの視点が複数のディスプレイに分散し、注意散漫になるおそれがある。また、それぞれのカメラ用アプリケーションが、以下に例示するように仕様や性能が異なる場合、ユーザはどのカメラ映像を確認すればよいのか困惑するおそれがある。
・映像の更新周期がアプリケーションごとに異なり、同じカメラの映像であっても表示内容が異なる時期が生じる可能性がある。
・カメラで撮影された映像の上に重ねて表示される意匠描画線等がアプリケーションごとに異なる場合がある。そのため、同じカメラの映像なのに見た目が異なったり、あるアプリケーションでは死角が生じたり、誤認識しやすい表示となる場合がある。
バックカメラに加え、車両の側方や前方を撮影するカメラが車両に搭載されており、これらのカメラ映像を表示するアプリケーションが併存する場合がある。そして、異なる複数のカメラによる映像が複数のディスプレイに同時に表示されると、ユーザが見たい方向のカメラ映像を誤認識するおそれがある。

0008

本発明は、上記問題を鑑みなされたものであり、複数のディスプレイを備える車載システムにおいて、複数のカメラ用アプリケーションからの表示出力を適切に制御することで上記問題を解決するものである。

課題を解決するための手段

0009

本発明の映像制御装置は、複数同時に動作する各アプリケーションによる複数種類の表示出力を、車両に備えられた複数の映像表示手段に分配して表示させる表示制御手段を備える。この表示制御手段は、車両に備えられたカメラにより撮影された映像を出力する特定のカメラ用アプリケーションが複数同時に動作するとき、当該複数のカメラ用アプリケーションの間で、表示出力を排他的に表示させる。

0010

本発明によれば、複数の映像表示手段によって複数種類の表示出力をそれぞれ独立して表示可能なシステム構築されていても、複数種類のカメラ用アプリケーションによる表示出力が同時に表示されることがない。このため、ユーザが複数種類のカメラ映像を同時に見て困惑することを防止できる。なお、本発明では、複数のカメラ用アプリケーションの間で表示出力が排他的に行われる一方、カメラ用アプリケーションと他のアプリケーションとの間では、このような排他的な出力制御は行われない。

0011

複数のカメラ用アプリケーションの間で表示出力を排他的に行う具体例として、請求項2に記載の方法が挙げられる。すなわち、表示制御手段は、所定の後方表示条件が成立したときに、第1のカメラ用アプリケーションによる表示出力を映像表示手段に表示させている場合、第1のカメラ用アプリケーションによる表示出力を非表示にする。そして、後方表示条件が成立した条件下において車両に備えられた後方撮影用のカメラにより撮影された映像を出力するものと予め規定されている第2のカメラ用アプリケーションによる表示出力を映像表示出力手段に表示させる。

0012

このような構成によれば、特定の後方表示条件が成立したときには、必ず専用のカメラ用アプリケーションの表示出力に切替えることができる。このようにすることで、例えば、車両が後退するときに、最も効果的に運転支援できるカメラ用アプリケーションによるカメラ映像だけをディスプレイに表示させるといった運用を実現できる。

図面の簡単な説明

0013

映像音声制御装置10の概略構成を示すブロック図。
リバース信号入力時の出力切替処理の手順を示すフローチャート
後退時専用バックモニタ終了時における出力切替処理の手順を示すフローチャート。
2画面表示における画面切替えの通常例を示す説明図。
2画面表示における画面切替えの不正例を示す説明図。
2画面表示における画面切替えの改善例を示す説明図。

実施例

0014

以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は下記の実施形態に限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
[映像音声制御装置10の構成の説明]
実施形態の映像音声制御装置10は、車両1に搭載される音響映像システム中核をなす制御装置であり、例えば、AV(Audio Visual)一体型ナビゲーション装置等で具現化される。図1に示すように、映像音声制御装置10は、CPU11、記憶部12、表示制御部13、音声制御部14、車両情報入力部15、及び、映像入力部16を備える。表示制御部13には、車両1に設置された2つのディスプレイ20a,20bが接続されている。以下、これらの2つのディスプレイを個別に表記する場合には、ディスプレイ1(20a),ディスプレイ2(20b)と記載する。音声制御部14には、車両1に設置されたスピーカ30が接続されている。

0015

CPU11は、プログラムに従って映像音声制御装置10の各部構成を統括制御する演算処理装置である。CPU11は、記憶部12から読込んだアプリケーションのプログラムやデータに基づいて種々のアプリケーション処理を実行する。CPU11が実行するアプリケーションとしては、ナビゲーション機能や、オーディオ機能カメラモニタ機能、メニュー機能等が例示される。これらのアプリケーションによる表示出力及び音声出力は、ディスプレイ1,2(20a,20b)及びスピーカ30を利用して行われる。

0016

ナビゲーション機能は、車両向けの経路案内を行うアプリケーションであり、地図表示経路探索、経路案内等が実行される。ナビゲーション機能による画像は、表示制御部13を通じてディスプレイ1,2(20a,20b)の何れかに表示される。また、走行案内には、ガイド音声の出力も併用する。ガイド音声は、音声制御部14を通じてスピーカ30から出力される。

0017

オーディオ機能は、例えば、CDドライブや、ハードディスクドライブデジタルオーディオプレーヤラジオチューナ等の音声ソースに基づいて音声コンテンツの出力を行うアプリケーションである。このオーディオ機能では、選択可能な複数の音声ソースのうち、ユーザによって指定された音声ソースからの音声信号に基づく音声が、音声制御部14を通じてスピーカ30から出力される。また、出力する音声ソースを選択する等の各種操作をユーザが行うための操作メニュー画面が、表示制御部13を通じてディスプレイ1,2(20a,20b)の何れかに表示される。

0018

カメラモニタ機能は、車両の前方を撮影するフロントカメラ50aや、車両の後方を撮影するバックカメラ50b等の車載ビデオカメラにより撮影されたカメラ映像を表示するアプリケーションである。本実施形態では、カメラの種類や用途別、あるいはカメラ映像による運転支援の機能別に複数種類のカメラモニタ機能のプログラムが記憶部12に記憶されているものとする。これら複数のカメラモニタ機能は、それぞれの仕様や性能に応じて、カメラ映像を表示する際の起動条件表示画面の意匠等がそれぞれ異なる。

0019

本実施形態では、特に、車両が後退するときに専用されるカメラモニタ機能として、バックカメラ50bにより撮影される車両後方の映像に基づいて後退時専用のカメラ映像を表示するアプリケーションが1つ規定されている。以下、このアプリケーションを後退用モニタ機能と称する。車両が後退するときに専用される後退用モニタ機能は、後退時にユーザが車両後方の障害物や通行者の存在を確認するための支援を行うことを目的としており、車両の変速機リバースポジションに入ったことを示すリバース信号が入力されたことを条件に自動的に起動する。

0020

メニュー機能は、各種操作項目メニュー画面を表示するアプリケーションである。このメニュー機能では、各種車載機器を操作するための操作項目の一覧が、メニュー画面としてディスプレイ1,2(20a,20b)の何れかに表示される。

0021

なお、上記各アプリケーションによる表示出力が、ディスプレイ1,2(20a,20b)のうちのどちらに表示されるかは、複数同時に稼働中のアプリケーションによる表示出力の状況に応じてCPU11が適宜決定する。その手順の詳細については後述する。

0022

記憶部12は、ハードディスクドライブや書換え可能な不揮発性半導体メモリ等で具現化される記憶装置である。この記憶部12には、映像音声制御装置10が動作するためにCPU11が実行するシステムプログラムや、アプリケーションプログラム、映像や音声のコンテンツデータ等の各種データが記憶されている。上述のナビゲーション機能や、オーディオ機能、カメラモニタ機能、メニュー機能等のアプリケーションプログラムもここに記憶されている。

0023

表示制御部13は、CPU11で実行される複数のアプリケーションからの表示出力信号を、2つのディスプレイ1,2(20a,20b)に分配して出力して、映像を表示させる表示出力用のインタフェースユニットである。音声制御部14は、CPU11で実行される複数のアプリケーションによる音声出力信号をスピーカ30に出力して、音声を出力させる音声出力用のインタフェースユニットである。

0024

ディスプレイ1,2(20a,20b)は、液晶表示パネル等の表示面を有するカラー表示装置であり、何れも運転者視界内において運転席から手の届く範囲に設置されているものとする。これらのディスプレイ1,2(20a,20b)には、CPU11で実行される各種アプリケーションによる表示出力である画像が表示される。スピーカ30は、CPU11で実行される各種アプリケーションからの音声出力によって、車室内に音声を出力するための出力装置である。

0025

車両情報入力部15は、車両に搭載された電子制御装置である車載ECU40から各種情報を取得する入力装置である。本実施形態では、車両情報入力部15が、車載ECU40の一例であるパワートレイン系のECUから、車両の変速機がリバースポジションに入ったことを示すリバース信号を取得することを想定している。映像入力部16は、車両に搭載されたフロントカメラ50a及びバックカメラ50bにより撮影された映像信号を取得し、CPU11に入力するための入力装置である。映像入力部16により入力されたカメラ映像は、CPU11で動作するカメラモニタ機能によって表示出力される。

0026

[映像音声制御装置10の動作の概要
映像音声制御装置10においてアプリケーションが起動された場合、そのアプリケーションによる表示出力は、ディスプレイ1(20a)又はディスプレイ2(20b)のどちらか、あるいはその両方に表示されるものとする。本実施形態では、通常的には、複数のアプリケーションが次々と起動された場合、ディスプレイ1(20a)→ディスプレイ2(20b)→ディスプレイ1(20a)…という順番で、2つの画面のうち古い方の画面が、新しく起動されたアプリケーションの画像に更新されるものとする。また、画面の更新に合わせて、音声出力も古いアプリケーションから新しく起動されたアプリケーションに切替えられる。あるいは、予めアプリケーションごとに個別に優先度を設定しておき、複数のアプリケーションが次々と起動された場合、2つの画面のうち優先度の低い方のアプリケーションの画像を、新たに起動されたアプリケーションの画像に更新するようにしてもよい。

0027

このような通常的なルールの下で、例えば、フロントカメラ50a又はバックカメラ50bのカメラ映像を表示する第1のカメラモニタ機能による表示出力がディスプレイ1(20a)に表示されている状況を想定してみる。この状況で、同じくフロントカメラ50a又はバックカメラ50bのカメラ映像を表示する第2のカメラモニタ機能が起動した場合、通常であれば、第2のカメラモニタ機能による表示出力はディスプレイ2(20b)に表示されることになる。しかしながら、このようにすると、カメラ映像を確認しようとするユーザの視点が複数のディスプレイに分散して注意散漫になったり、ユーザがどのカメラ映像を確認すればよいのか困惑するおそれがある。そこで、映像音声制御装置10は、次のようにして複数のカメラ用アプリケーションの間で表示出力を排他的に行うことで、上記のような不都合が生じないようする。

0028

映像音声制御装置10は、アプリケーションの稼働中において、次に起動するアプリケーションがカメラモニタ機能に該当する場合、その時点で表示出力を行っている稼働中のアプリケーションがカメラモニタ機能であるか否かを判定する。もし、先に表示出力中のアプリケーションの中にカメラモニタ機能が存在する場合、上述した通常的な表示切替えの順序や優先度に関わらず、先発のカメラモニタ機能の画面を後発のカメラモニタ機能の画面に書替えて表示させるものとする。

0029

[リバース信号入力時における出力切替処理の説明]
映像音声制御装置10のCPU11が実行する処理の一例として、リバース信号入力時における出力切替処理の手順について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、車両情報入力部15を介してリバース信号が入力されたときに実行される処理である。

0030

S100では、CPU11は、現時点で既に動作中のカメラモニタ機能によるカメラ映像をディスプレイに表示中である否かを判定する。カメラ映像を表示中である場合(S100:YES)、CPU11はS102に進む。一方、カメラ映像を表示していない場合(S100:NO)、CPU11はS106に進む。

0031

カメラ映像を表示中である場合に進むS102では、CPU11は、現在表示中のカメラ映像が、後退時専用のカメラ映像を表示する後退用モニタ機能による表示出力であるか否かを判定する。現在表示中のカメラ映像が後退用モニタ機能によるカメラ映像ではない場合(S102:NO)、CPU11はS104に進む。一方、現在表示中のカメラ映像が後退用モニタ機能によるカメラ映像である場合(S102:YES)、CPU11は出力切替処理を終了する。

0032

現在表示中のカメラ映像が後退時専用のカメラ映像ではない場合に進むS104では、CPU11は、現在表示中のカメラ映像を出力するカメラモニタ機能による表示出力を非表示にする。そして、S106では、CPU11は、後退用モニタ機能による表示出力を所定のディスプレイに出力させて、出力切替処理を終了する。

0033

なお、S100で否定判定をした場合、S106では、後退時専用のカメラ映像の表示出力先となるディスプレイを、上述の通常的なルールに則って選ぶ。すなわち、複数のアプリケーションが同時に動作する場合には、ディスプレイ1(20a)又はディスプレイ2(20b)の2つの画面のうち起動した時期が古い方の画面が、後退時専用のカメラ映像に切替えられる。

0034

また、何の表示も行われていないディスプレイがある場合は、新たに表示する後退時専用のカメラ映像をそこに表示するようにしてもよい。あるいは、後退時専用のカメラ映像を優先的に表示するディスプレイが予め決められている場合には、後退時専用のカメラ映像をそのディスプレイに割込みで表示してもよい。このとき、それ以前にそのディスプレイに表示されていた画像は、もう一方のディスプレイに移し替えて表示してもよい。

0035

一方、S104で先発のカメラモニタ機能による表示出力を非表示にした場合、S106では、先発のカメラモニタ機能の表示出力が行われていた方のディスプレイの画面を、後退用モニタ機能によるカメラ映像に切替える。なお、このときの切替えにより排他された先発のカメラモニタ機能は、終了させずに待機状態移行させる。待機状態のカメラモニタ機能では、ディスプレイによる表示出力は行われない。あるいは、このときの切替えにより排他された先発のカメラモニタ機能は、動作を終了するようにしてもよい。

0036

[後退用モニタ機能の終了時における出力切替処理の説明]
映像音声制御装置10のCPU11が実行する処理の一例として、後退用モニタ機能の終了時における出力切替処理の手順について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、後退時専用のカメラ映像の表示出力を行っていた後退用モニタ機能が動作を終了するときに実行される処理である。

0037

S200では、CPU11は、動作を終了する後退用モニタ機能の他に、待機状態の別のカメラモニタ機能があるか否かを判定する。待機状態のカメラモニタ機能がある場合(S200:YES)、CPU11はS202に進む。S202では、CPU11は、終了する後退用モニタ機能による表示出力が行われていた方のディスプレイの画面を、待機していた別のカメラモニタ機能による表示出力に切替える。

0038

一方、待機状態のカメラモニタ機能がない場合(S200:NO)、CPU11はS204に進む。S204では、CPU11は、終了する後退用モニタ機能による表示出力が行われていた方のディスプレイの画面を、メニュー機能又は他の所定のアプリケーションによる表示出力に切替える。このときにディスプレイに表示される画面は、デフォルトの表示画面として予め定められたアプリケーションの画面が選択されるものとする。

0039

[2画面表示における画面切替えの具体例]
つぎに、本実施形態の映像音声制御装置10で行われる、2画面表示における画面切替えの具体例について図4〜6を参照しながら説明する。

0040

(1)通常例
図4(a)は、ディスプレイ1(20a)に、ナビゲーション機能の画像が表示されており、ディスプレイ2(20b)にメニュー機能の画像が表示されている状況を示している。この状況において、オーディオ機能が新たに起動したケースを想定する。

0041

このケースは、複数のカメラモニタ機能が同時に動作する状況に該当しないため、通常的なルールに従って表示する画面の切替えが行われる。図4(b)は、図4(a)の状況から画面の切替えが行われた後の状況を示している。ここでは、ディスプレイ2(20b)の画面のみが、新たに起動したオーディオ機能の画像に切替えられている。

0042

(2)不正例
図5(a)は、ディスプレイ1(20a)に、カメラモニタ機能によるカメラ映像が表示されており、ディスプレイ2(20b)にメニュー機能の画像が表示されている状況を示している。この状況において、もう一つの別のカメラモニタ機能として、後退用モニタ機能が新たに起動したケースを想定する。

0043

図5(b)に示す事例は、不正な表示例である。ここでは、図5(a)の状況から、ディスプレイ2(20b)の画面が、新たに起動した後退用モニタ機能によるカメラ映像に切替えられた状況を仮想している。この状況においては、ディスプレイ1,2(20a,20b)の両方に、カメラ映像が同時に表示されてしまうことになる。本来、このケースでは、複数のカメラモニタ機能による表示出力を排他的に行う制御により、ディスプレイ1,2(20a,20b)の両方にカメラモニタ機能による表示出力が行われないように制限される。このため、本実施形態の映像音声制御装置10では、図5(b)に示すような状況は実現しないようになっている。

0044

(3)改善例
図6(a)は、ディスプレイ1(20a)に、カメラモニタ機能によるカメラ映像が表示されており、ディスプレイ2(20b)にメニュー機能の画像が表示されている状況を示している。この状況において、もう一つの別のカメラモニタ機能として、後退用モニタ機能が新たに起動したケースを想定する。

0045

このケースでは、複数のカメラモニタ機能による表示出力を排他的に行う制御により、従前に表示されていたアプリケーションの起動順や優先度に関わらず、先発のカメラモニタ機能によるカメラ映像が、後退用モニタ機能によるカメラ映像に切替えられる。このようにしてカメラモニタ機能による表示出力の排他性が保たれる。図6(b)に示す事例は、図5(b)の不正例を改善した表示例である。図6(b)は、図6(a)の状況から画面の切替えが行われた後の状況を示している。ここでは、先発のカメラモニタ機能によるカメラ映像を表示していたディスプレイ1(20a)の画面が、後退用モニタ機能によるカメラ映像に切替えられている。

0046

[効果]
実施形態の映像音声制御装置10によれば、以下の効果を奏する。
複数のディスプレイに複数種類のアプリケーションによる表示出力をそれぞれ独立して表示可能なシステムにおいて、複数のカメラモニタ機能の間で表示出力を排他的に行うことができる。具体的には、第1のカメラモニタ機能によるカメラ映像を表示しているときに、後退時専用のカメラ映像を表示する条件(実施例では、リバース信号の入力)が成立した場合、第1のカメラモニタ機能によるカメラ映像を非表示にして、後退時専用のカメラ映像を表示する第2のカメラモニタ機能(後退用モニタ機能)によるカメラ映像を表示させる。このようにすることで、複数のカメラモニタ機能によるカメラ映像が同時に表示される状況を回避できる。このため、ユーザがカメラ映像を誤認したり複数のカメラ映像に困惑したりすることを抑制できる。

0047

後退時専用のカメラ映像を表示する際、それ以前に表示されていた他のカメラモニタ機能によるカメラ映像を非表示にしたときに、非表示にしたカメラ映像を出力するカメラモニタ機能を稼動状態のまま待機させることができる。このようにすることで、後退用モニタ機能の動作が終了したときに、待機状態であったカメラモニタ機能によるカメラ映像の表示を速やかに復帰させることができる。

0048

[変形例]
上述の実施形態では、リバース信号が入力されたことを条件に、後退用モニタ機能が起動し、図2に例示される出力切替処理が実行される事例について説明した。これとは別に、車両後方の障害物を検知する後方センサによって障害物が検知されたことを条件に、バックカメラ50bによるカメラ映像を表示するカメラモニタ機能を起動させることが考えられる。このような事例についても、本発明を適用できる。具体的には、後方センサから障害物の検知信号が入力されたことを条件に、後方撮影専用のカメラ映像を表示する規定のカメラモニタ機能を起動させる。このとき、従前から表示中のカメラ映像を非表示にして、起動した規定のカメラモニタ機能によるカメラ映像に切替える。

0049

なお、上記実施形態においては、2つのディスプレイが実装された事例について説明したが、本発明は、2つよりも多くのディスプレイが実装されたシステムにおいても適用可能である。また、本発明に適用できるディスプレイとして、ヘッドアップディスプレイ(HUD)やプロジェクタ等の表示装置が挙げられる。

0050

1…車両、10…映像音声制御装置、11…CPU、12…記憶部、13…表示制御部、14…音声制御部、15…車両情報入力部、16…映像入力部、20a…ディスプレイ1、ディスプレイ2…20b、30…スピーカ、40…車載ECU、50a…フロントカメラ、50b…バックカメラ。

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