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技術 園芸施設清掃用のはたき片及び園芸施設用の清掃具

出願人 積水マテリアルソリューションズ株式会社
発明者 三原利昭
出願日 2014年1月21日 (6年5ヶ月経過) 出願番号 2014-008295
公開日 2014年12月4日 (5年6ヶ月経過) 公開番号 2014-223055
状態 特許登録済
技術分野 温室 床,カーペット,家具,壁等の清掃用具
主要キーワード 取付補助具 各折り返し片 筒状ホルダー 取り付け対象物 植物栽培ハウス ラミネートコーティング プラスチックハウス ハウスバンド
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年12月4日)のものです。
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図面 (19)

課題

農家への労力やコストなどの負担を軽減できるとともに、効率的に汚れを落とすことができる園芸施設用の清掃具を提供する。

解決手段

プラスチックハウス10の外表面を清掃するための清掃具1であって、細長形状のプラスチックフィルムからなる1つ又は複数のはたき片20と、1つ又は複数のはたき片20を、プラスチックハウス10の外表面に着脱自在に取り付けるための取付補助具3と、を備え、1つ又は複数のはたき片20は、風力によりプラスチックハウス10の外表面を摺動する。

概要

背景

従来から、野菜果物などの植物をプラスチックハウスガラス温室などの園芸施設栽培することが広く行われている。この種の園芸施設で野菜や果実などを栽培する際には、施設内の保温及び施設内への太陽光採光が必要となるが、時間の経過に伴い、塵や埃、花粉などが施設表面に付着したり、や藻などが施設表面に発生したりして汚れとなる。園芸施設の外表面が汚れると、施設内への太陽光の採光が汚れにより遮られることで、日射不足が原因で収穫予定時期が遅れたり、収穫量が低下したりするなどの損害を受ける。そのため、汚れを落とすために施設表面をブラシで擦ったり、洗浄機を用いて水を噴射したりするなど、定期的に園芸施設の外表面を人手清掃することが行われている。

概要

農家への労力やコストなどの負担を軽減できるとともに、効率的に汚れを落とすことができる園芸施設用の清掃具を提供する。プラスチックハウス10の外表面を清掃するための清掃具1であって、細長形状のプラスチックフィルムからなる1つ又は複数のはたき片20と、1つ又は複数のはたき片20を、プラスチックハウス10の外表面に着脱自在に取り付けるための取付補助具3と、を備え、1つ又は複数のはたき片20は、風力によりプラスチックハウス10の外表面を摺動する。

目的

本発明は、上記した問題に着目してなされたもので、極力、農家への労力やコストなどの負担を軽減できるとともに、効率的に汚れを落とすことができる園芸施設清掃用のはたき片及び園芸施設用の清掃具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

園芸施設外表面に取り付けられ、園芸施設の外表面を清掃するためのはたき片であって、細長形状のプラスチック材からなり、風力により園芸施設の外表面を摺動することを特徴とするはたき片。

請求項2

園芸施設の外表面を清掃するための清掃具であって、細長形状のプラスチック材からなる1つ又は複数のはたき片と、前記1つ又は複数のはたき片を、園芸施設の外表面に着脱自在に取り付けるための取付補助具と、を備え、前記1つ又は複数のはたき片は、風力により園芸施設の外表面を摺動することを特徴とする清掃具。

請求項3

前記はたき片は帯材からなり、複数の前記帯材の一端部側が纏められていることを特徴とする請求項2に記載の清掃具。

請求項4

前記帯材の少なくとも一方の側縁部には、切り込みが間隔をあけて複数形成されていることを特徴とする請求項3に記載の清掃具。

請求項5

前記はたき片は紐材よりなり、複数の前記紐材の一端部側が束ねられていることを特徴とする請求項2に記載の清掃具。

請求項6

園芸施設の天井面に沿って設置される取付具をさらに備え、前記取付具は、前記取付補助具を取り付けることが可能な取付孔と、前記園芸施設の外表面に沿って張設されるハウスバンドを通すことが可能な挿通孔と、を備えることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の清掃具。

請求項7

園芸施設の外表面に固定される取付具をさらに備え、前記取付具は、金属線曲げ加工して形成され、園芸施設の被覆フィルム展張するために園芸施設に設けられる蟻溝フレーム蟻溝係止可能な本体部と、前記本体部と一体に設けられ、先端に前記取付補助具を取り付けることが可能なわっか状部を有する取付部と、を備えることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の清掃具。

請求項8

前記はたき片の表面が害虫忌避する色に着色されていることを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の清掃具。

技術分野

0001

本発明は、園芸施設外表面を清掃するためのはたき片、及び、このはたき片を備える園芸施設用の清掃具に関する。

背景技術

0002

従来から、野菜果物などの植物をプラスチックハウスガラス温室などの園芸施設で栽培することが広く行われている。この種の園芸施設で野菜や果実などを栽培する際には、施設内の保温及び施設内への太陽光採光が必要となるが、時間の経過に伴い、塵や埃、花粉などが施設表面に付着したり、や藻などが施設表面に発生したりして汚れとなる。園芸施設の外表面が汚れると、施設内への太陽光の採光が汚れにより遮られることで、日射不足が原因で収穫予定時期が遅れたり、収穫量が低下したりするなどの損害を受ける。そのため、汚れを落とすために施設表面をブラシで擦ったり、洗浄機を用いて水を噴射したりするなど、定期的に園芸施設の外表面を人手で清掃することが行われている。

発明が解決しようとする課題

0003

しかし、園芸施設の清掃作業は重労働であり、農家自らが行うと、多大な労力や時間がかかって農家に大変な負担となるだけでなく、水や電気等の動力を使用するのでランニングコストも必要となる。また、園芸施設の天井部を清掃する作業などは、足を滑らせて落下するおそれがあり、清掃作業に危険が伴うという問題がある。一方で、外部の業者に清掃作業を委託すると、清掃コストが嵩むという問題がある。また、特にプラスチックハウスの表面をブラシ等で強く擦ると、フィルムに傷が付き、曇りガラスのようになって、採光性が低下するという問題がある。

0004

本発明は、上記した問題に着目してなされたもので、極力、農家への労力やコストなどの負担を軽減できるとともに、効率的に汚れを落とすことができる園芸施設清掃用のはたき片及び園芸施設用の清掃具を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明の上記目的は、園芸施設の外表面に取り付けられ、園芸施設の外表面を清掃するためのはたき片であって、細長形状のプラスチック材からなり、風力により園芸施設の外表面を摺動することを特徴とするはたき片によって達成される。

0006

また、本発明の上記目的は、園芸施設の外表面を清掃するための清掃具であって、細長形状のプラスチック材からなる1つ又は複数のはたき片と、前記1つ又は複数のはたき片を、園芸施設の外表面に着脱自在に取り付けるための取付補助具と、を備え、前記1つ又は複数のはたき片は、風力により園芸施設の外表面を摺動することを特徴とする清掃具によって達成される。

0007

上記構成のはたき片及び清掃具の好ましい実施態様は、前記はたき片は帯材からなり、複数の前記帯材の一端部側が纏められていることを特徴としている。

0008

さらに好ましい実施態様は、前記帯材の少なくとも一方の側縁部には、切れ込みが間隔をあけて複数形成されていることを特徴としている。

0009

また、上記構成のはたき片及び清掃具の他の好ましい実施態様は、前記はたき片は紐材よりなり、複数の前記紐材の一端部側が束ねられていることを特徴としている。紐材は、1本の細長い紐状のもの、コード状のもの、単一ロープ状のものなどで構成することもできるが、複数で構成することもできる。

0010

また、上記構成の清掃具のさらに好ましい実施態様は、園芸施設の天井面に沿って設置される取付具をさらに備え、前記取付具は、前記取付補助具を取り付けることが可能な取付孔と、前記園芸施設の外表面に沿って張設されるハウスバンドを通すことが可能な挿通孔と、を備えることを特徴としている。

0011

また、上記構成の清掃具のさらに好ましい実施態様は、園芸施設の外表面に固定される取付具をさらに備え、前記取付具は、金属線曲げ加工して形成され、園芸施設の被覆フィルム展張するために園芸施設に設けられる蟻溝フレーム蟻溝係止可能な本体部と、前記本体部と一体に設けられ、先端に前記取付補助具を取り付けることが可能なわっか状部を有する取付部と、を備えることを特徴としている。

0012

また、上記構成のはたき片及び清掃具のさらに好ましい実施態様は、前記はたき片の表面が害虫忌避する色、例えば銀色などに着色されていることを特徴としている。

発明の効果

0013

本発明によれば、風力によりはたき片が揺り動かされて園芸施設の外表面(施設表面)を摺動することで、はたき片により施設表面に付着した塵や埃等がはたかれて施設表面から払い落とされる。よって、施設表面の汚れを効率的に除去することができる。このように、本発明の清掃具を施設表面に取り付けるだけで、人手を要することなく、また、ランニングコストもかかることなく自然の力だけで施設表面を清掃することができるので、清掃作業に要する労力やコストなどの負担を軽減できる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の一実施形態に係る清掃具の側面図である。
図1の清掃具の平面図である。
他の実施形態に係る清掃具の側面図である。
取付具の平面図である。
図4の取付具の側面図である。
図4の取付具の正面図である。
清掃具を園芸施設に取り付けた状態を示す説明図である。
清掃具を園芸施設に取り付けた状態を示す説明図である。
他の実施形態に係る取付具の平面図である。
他の実施形態に係る取付具の平面図である。
他の実施形態に係る取付具の平面図である。
図11の取付具の斜視図である。
蟻溝フレームの斜視図である。
他の実施形態に係る取付具の斜視図である。
他の実施形態に係る取付具の平面図である。
図15の要部を拡大する斜視図である。
他の実施形態に係る清掃具の側面図である。
他の実施形態に係る清掃具の側面図である。

実施例

0015

以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。なお、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではない。

0016

図1及び図2は、本発明の一実施形態に係る清掃具1の外観構成を示している。本発明の清掃具1は、プラスチックハウスやガラス温室などの野菜や果物などの植物を栽培するための園芸施設のひとつプラスチックハウス10(図7に示す)の外表面を清掃するためのものであり、1つ又は複数のはたき片20と、はたき片20をプラスチックハウス10の外表面(ハウス表面)に着脱自在に取り付けるための取付具3とを備えている。

0017

プラスチックハウス10は、本実施形態では、アルミニウム鉄鋼製パイプ材などからなる骨組材を組み上げ、骨組材に沿って主原料合成樹脂からなる被覆フィルム15を展張して構成されるプラスチックハウス(パイプハウス)を例にして説明している。また、本実施形態のプラスチックハウス10は、図7に示すように、その外表面に沿って縦方向(上下方向)に延びるハウスバンド13が張設され、展張された被覆フィルム15がハウスバンド13を用いて風で飛ばされたり、ばたついたりしないように押さえられているタイプのプラスチックハウス(ハウスバンド使用ハウス)である。また、プラスチックハウス10には、必要に応じて外表面に沿って横方向(奥行き方向)に延びるハウスバンド(図示せず)が張設されていてもよい。この種のプラスチックハウス10は、時間の経過に伴い、ハウス外表面に塵や埃、花粉などが付着したり、苔や藻が発生したりするなどして汚れとなるが、本発明の清掃具1をハウス表面に取り付けることで、効率的にハウス表面の汚れを落とすことが可能となる。

0018

はたき片20は、図1及び図2に示すように、細長形状であり、本実施形態では、所定の幅を有する帯状の帯材により形成されている。はたき片20は、透明なプラスチックフィルムからなり、塩化ビニルフィルムポリオレフィンフィルムなどを好ましく例示することができるが、この中でも、適度な強度と、耐久性を高めるために、ポリオレフィンフィルムを好適に用いることができる。また、プラスチックフィルムには、必要な物性、機能に応じて種々の添加剤を加えることができるが、プラスチックフィルムに耐久性を高めるために、耐候剤を添加することが好ましい。

0019

本実施形態では、複数の帯状のはたき片20の一端部側が纏められている。例えば、本実施形態では、帯状のはたき片20の一端部側の幅方向中央位置貫通孔21が形成されている。複数のはたき片20が重ねられ、貫通孔21にリング22が通されることで、複数のはたき片20が纏められている。はたき片20の貫通孔21の孔周縁は、例えば鳩目加工などにより補強されている。

0020

なお、複数のはたき片20の纏め方としては、リング22を用いた方法に限られるものではなく、リング22以外にも、やわっか状にできるプラスチック製の留具の他、図3に示すような、略C字状リング部材26とリング部材26の一端部26Aに回転可能かつスライド可能に設けられた筒状の金具27とからなる公知のネジ式キーホルダー25を用いることもできる。このネジ式キーホルダー25は、金具27の内周面に形成された雌ネジ(図示せず)をリング部材26の他端部26Bに形成された雄ネジ(図示せず)に螺合させて、リング部材26の一端部26A及び他端部26Bの間の開口(図示せず)を閉じることで、複数のはたき片20を纏めることができる。また、クリップなどを用いて複数のはたき片20の一端部側を挟むようにして纏めてもよい。ただし、リング22やネジ式キーホルダー25などを用いて纏めると、図8に示すように、リング22などにより纏められた各はたき片20がリング22などを軸にばらばらに面内を回転するので、ハウス表面に取り付けた際に、各はたき片20が風力により重ならずに個別に揺り動かされてハウス表面を摺動する。よって、各はたき片20が自在に摺動して有効にはたきとしての機能を発揮する結果、ハウス表面の汚れを効果的に除去することができる。

0021

はたき片20の厚みは、特に限定されるものではないが、雨や風さらにはハウス表面の摺動に対する強度や、風に舞ってハウス表面を揺れ動くための重さなどを考慮して50μm〜200μm程度が好ましく、150μm程度がより好ましい。また、はたき片20の幅は、特に限定されるものではないが、はたきとしての使用形態上、3cm〜15cm程度が好ましく、5cm〜10cm程度がより好ましい。また、はたき片20の長さは、植物栽培ハウス10の規模設置場所高低により適宜設定されるが、植物栽培ハウス10の天井部11から肩部12まで延びる程度(1m〜5m程度)であることが好ましい。また、纏められるはたき片20の枚数としては、特に限定されるものではないが、重くならずかつ互いに絡まずに風に舞ってハウス表面を揺れ動くためには、1〜10枚程度が好ましく、3枚〜5枚程度がより好ましく、2枚がさらに好ましい。なお、清掃具1を1枚のはたき片20だけを用いて構成しても構わない。

0022

はたき片20の両側縁部には、複数の切り込み23が所定間隔をあけて形成されている。これにより、はたき片20の両側縁部は、複数のひだ24が連続して並べられた形状となっている。はたき片20がハウス表面を風力により揺れ動いて摺動する際に、複数のひだ24も風力によりぱたぱたと揺れ動くことで、ひだ24によってもハウス表面に付着した塵や埃などがはたかれるようになっている。よって、はたき片20のはたきとしての機能を向上させることができる結果、ハウス表面の汚れの除去効果を向上させることができる。

0023

取付補助具3は、本実施形態では、はたき片20をハウス表面に取り付けるためのフック部30と、はたき片20とフック部30とをフリーな状態(フック部30に対してはたき片20が前後左右に回転可能な状態)で連結するためのチェーンリンク部31とを備えている。このような取付補助具3としては、本実施形態のものに限られるものではなく、従来からキーホルダーなどに用いられているような公知のものを用いることができるが、はたき片20とフック部30とがフリーな状態で連結可能であれば、はたき片20をハウス表面に取り付けた際に、はたき片20がフック部30を軸に面内を回転するので、風力によりはたき片20が広域に揺り動かされてはたき片20をハウス表面の広範囲にわたって摺動させることができる。その結果、ハウス表面に付着した塵や埃などがはたき片20により広範囲にわたってはたかれるようになっている。

0024

フック部30を、例えばハウス表面を横方向に延びるハウスバンド(図示せず)やパイプ材などの骨組材に引っ掛けることで、はたき片20をハウス表面に取り付けることもできるが、本実施形態では、取付補助具3をハウス表面に簡易に取り付けるための取付具4がさらに備えられている。取付具4は、図4図6に示すように、プラスチックハウス10の天井部11に沿って設置され、平板状の基部40と、基部40の長さ方向中央位置に一体に立設された立壁部41とで構成されている。取付具4は、透明であり、かつ、可撓性を有する材料により形成されており、例えば合成樹脂フィルム及び複合素材により形成される。基部40の長さ方向両端部には、ハウス表面を縦方向に延びるハウスバンド13を通すことが可能な挿通孔42が間隔をあけて複数(図示例では3つ)形成されている。また、立壁部41には、取付具3のフック部30を引っ掛けることが可能な取付孔43が間隔をあけて複数(図示例では2つ)形成されている。各挿通孔42及び各取付孔43の孔周縁は、例えば鳩目加工などにより補強されている。

0025

図7及び図8に示すように、ハウス表面を縦方向に延びるハウスバンド13を取付具4の両サイドの挿通孔42に通して折り返し、両端の取付具4の外側の挿通孔42に通されたハウスバンド13は、そのまま、例えば地中に固定されたバンド係止具14に結着する。一方で、その他のハウスバンド13は、隣接する取付具4の挿通孔42に通されたハウスバンド13と結ばれた後、地中に固定されたバンド係止具14に結着する。これにより、ハウスバンド13が張設されるとともに、取付具4がプラスチックハウス10の天井部11に固定される。そして、天井部11に固定された取付具4の取付孔43に取付具3のフック部30を引っ掛けることで、はたき片20をハウス表面に着脱自在に装着できる。本実施形態では、取付具4の一方の取付孔43に取り付けられたはたき片20は、天井部11を境にハウス10の一方側の表面(図7では左側の面、図8では手前側の面(実線で示されている))に、取付具4の他方の取付孔43に取り付けられたはたき片20は、ハウス10の上記とは反対側の表面(図7では右側の面、図8では奥側の面(点線で示されている))に、それぞれ配置されている。なお、ハウスバンド13の張設する方法は、本実施形態で示す例に限られるものではなく、種々の方法を用いることができる。また、ハウスバンド13は、本実施形態では、地中に固定されたバンド係止具14に結着して固定するようにしているが、例えば、骨組材としてプラスチックハウス10の下方の縁に設けられる裾パイプに結着して固定するようにしてもよいし、プラスチックハウス10の肩部12に設けられるパイプに結着して固定するようにしてもよい。

0026

なお、取付具4は、図4図6に示された構成のものに限られるものではなく、例えば、図9に示すように、平板状の基部44のみで構成してもよい。図9に示す構成の取付具4は、基部44の長さ方向両端部に、縦方向に延びるハウスバンド13を通すことが可能な挿通孔42と、取付具3のフック部30を引っ掛けることが可能な取付孔43とが形成されており、ハウス表面を縦方向に延びるハウスバンド13を挿通孔42に通し、取付孔43に取付具3のフック部30を引っ掛けることで、取付具4をプラスチックハウス10の天井部11に固定して、はたき片20をハウス表面に装着することもできる。

0027

また、取付具4は、図4図6図9のような構成のものに限られるものではなく、例えば、図10に示すように、細長丸棒形状支柱45と、支柱45の両端部に一体形成された支柱台46とで構成することもできる。支柱台46の裏面を粘着テープ47などを介してハウス表面(被覆フィルム15)に貼り付けることで、ハウス表面に支柱45を横方向に延びるように取り付ける。そして、この支柱45に取付補助具3のフック部30を引っ掛けることで、はたき片20をハウス表面に装着することもできる。この場合には、はたき片20をハウス表面の横方向に自由にスライドさせることが可能となる。

0028

また、取付具4は、図11及び図12に示すように、硬質の合成樹脂製の筒状ホルダー48(通称パッカー)にわっか状の留具49を新たに付帯させた構成とすることもできる。筒状ホルダー48は、円形の一部に開口48Aを設けた断面視C字状に形成されており、開口48Aを介してプラスチックハウス(パイプハウス)のパイプ材などの骨組材に着脱自在である。そして、筒状ホルダー48の留具49に取付補助具3のフック部30を引っ掛けることで、はたき片20をハウス表面に装着することもできる。なお、留具49は、筒状ホルダー48に対して回転式としてもよいが固定式としてもよい。また、留具49は、わっか状のものの他、詳細は後述するが、円柱状の土台部58と、土台部58に取り付けられた略U字状の部59とを備えた留具57(図15に示す)であってもよく、土台部58を筒状ホルダー48に取り付けて、鈎部59に取付補助具3のフック部30を引っ掛けることで、はたき片20をハウス表面に装着することもできる。

0029

また、ハウスバンドではなく、図13に示すようなビニペット登録商標)と称する蟻溝フレーム6を骨組材に横方向又は縦方向に架設し、この蟻溝フレーム6に弾性係止線条を介して被覆フィルム15を展張している構成のプラスチックハウス(ビニペット(登録商標)使用ハウス)では、蟻溝フレーム6に取付補助具3のフック部30を引っ掛けることで、はたき部材2をハウス表面に装着することもできる。なお、蟻溝フレーム6は、一般的に、平板状の底部61と、底部61の両側縁から長手方向に沿って延びる左右一対の側部62とからなり、一対の側部61が内側に向けて斜めに起立していることで、その間に上方に向けての蟻溝60が形成されたものである。この蟻溝フレーム6に取付補助具3のフック部30を取り付ける際には、図14に示すような取付具4を用いて蟻溝フレーム6に取付補助具3のフック部30を取り付けることもできる。図14に示す取付具4は、金属線を曲げ加工して形成されており、一般にスプリングと呼ばれるプラスチックハウス10の被覆フィルム12を蟻溝フレーム6に挟み付け固定するための係止線条を加工したものであり、金属線を曲げ加工して形成されている。この取付具4は、本体部50と取付部51とを備えている。本体部50は、交互に連続する上辺部52及び下辺部53と、上辺部52及び下辺部53を接続する傾斜辺部54とを有している。本体部50の上辺部52から下辺部53までの高さは、本体部50がこの蟻溝フレーム6の蟻溝60に嵌合する大きさに設定されている。取付部51は、一端側の上辺部50から前方に突き出た後、上方に延びて螺旋を巻くように屈曲した形状に形成されており、この螺旋を隙間なく接合することで先端にわっか状部55が形成されている。取付具4は、本体部50が蟻溝フレーム6の蟻溝60に嵌合した際、取付部51は蟻溝フレーム6の側部62を乗り越えて上端のわっか状部55が蟻溝フレーム6の上方部乃至下方部に位置する。このわっか状部55に取付補助具3のフック部30を引っ掛けることで、はたき片20をハウス表面に装着することもできる。なお、本実施形態では、本体部50は、3つの上辺部52及び2つの下辺部53が傾斜辺部54を介して連なっており、5つの辺部52,53が蟻溝フレーム6の蟻溝60に係止していることで、取付具4が蟻溝フレーム6の蟻溝60から抜け落ちるのを効果的に防止している。よって、辺部52,53の数は多い方が取付具4が蟻溝フレーム6の蟻溝60から抜け落ちるのを防止可能であるため好ましいが、取付具4が蟻溝フレーム6の蟻溝60から抜け落ちるのを防止可能であれば、辺部52,53の数が3つ(2つの上辺部52及び1つの下辺部53)であっても構わない。また、本実施形態では、わっか状部55は、螺旋を隙間なく接合することで形成しているが、取り付けられた取付補助具3が抜け落ちることのない完全なリング状のものであれば、種々の形状に形成することができる。

0030

また、図15に示すような取付具4を用いて蟻溝フレーム6に取付具3のフック部30を取り付けることもできる。図15の取付具4は、蟻溝フレーム6の蟻溝60に嵌合する大きさに形成された板状のレール56と、レール56に取り付けられた留具57とで構成することもできる。留具57は、円柱状の土台部58と、土台部58に一体に取り付けられた略U字状の鈎部59とを備えており、レール56を貫通する軸63に土台部58が回転可能に軸支されている。軸63の一方の端部には、軸63から土台部58が抜け出るのを防止する抜け止め64が設けられているとともに、軸63の他方の端部には、軸63がレール56から抜け出るのを防止する抜け止め(図示せず)が設けられている。また、土台部58とレール56との間にはワッシャ65が介在されている。この取付具4は、レール56を蟻溝フレーム6の蟻溝60に嵌め込み、レール56のワッシャ65を中心に、ワッシャ65の左右の中央位置からレール56を貫通してボルトナットネジなどで軸63に固定装着がされる。鈎部59に取付補助具3のフック部30を引っ掛けることで、はたき部材2をハウス表面に装着することができる。なお、留具57(土台部58及び鈎部59)は、必ずしも回転可能である必要はなく、レール56に対して固定式であってもよい。また、留具57は、土台部58をレール56に対して固定式に取り付け、鈎部59を土台部58に回転可能に取り付けるようにしてもよい。

0031

また、一般にパッカーと呼ばれるプラスチック製又は金属製の止め具を用いたり、ハウスバンドで被覆フィルム15を展張している構成のプラスチックハウスでは、上記したわっか49が付帯する特殊パッカーに取付補助具3のフック部30を引っ掛けることで、はたき部材2をハウス表面に装着することもできる。なお、フック部30の形状は、支柱45や上記したビニペット(登録商標)、パッカーなどの取り付け対象物の形状に応じて、取り付けることが可能な形状に適宜変更できる。

0032

上述したとおり、本実施形態の清掃具1によれば、図7及び図8に示すように、風力により、ハウス表面に取り付けられたはたき片20がハウス表面を自在に揺れ動き、ハウス表面に当接しながら摺動する。これにより、はたき片20によりハウス表面に付着した塵や埃などがはたかれてハウス表面から払い落とされるので、ハウス表面の汚れを効率的に除去することができる。よって、ハウス内への太陽光の採光がハウス表面の汚れにより邪魔されることを防止できる。このように、本実施形態の清掃具1によると、清掃具1をハウス表面に取り付けるだけで、人手を要することなく、またランニングコストもかかることなく自然の力だけでハウス表面を清掃することができるので、清掃作業に要する労力やコストなどの負担を大幅に軽減できる。

0033

また、はたき片20によりハウス表面の塵や埃などをはたき続けると、はたき片20の表面に塵や埃などが付着するが、はたき片20が合成樹脂フィルムにより形成されていて、合成樹脂フィルム自体に吸塵性がないため、風やはたき片20自体の動きにより、はたき片20に付着した塵や埃などを容易に払い落とすことができるうえ、雨が降れば、雨によりはたき片20に付着した塵や埃などを簡単に洗い流すことができる。よって、特別なメンテナンスをしなくても、はたき片20を比較的クリーンな透明状態に維持できるので、はたき片20の汚れに伴ってハウス内への太陽光の採光が遮られることも防止できる。例えば、はたき片20を不織布などで構成すると、同様に、はたき片20のはたき作用によりハウス表面に付着した塵や埃などをハウス表面から払い落とすことはできるが、不織布自体の汚れは、合成樹脂フィルムのように風や雨などで自然に落ちることはなく、汚れを落とすためには、定期的にはたき部材2をハウス表面から取り外して特別な洗浄が必要となる。このように、不織布自体のメンテナンスをしなければ、ハウス内への太陽光の採光が遮られるので、この点で、はたき片20として合成樹脂フィルムを用いた本実施形態の清掃具1は、はたき片20に不織布を用いた場合と比べて、定期的なメンテナンスが不要であり、労力やコストの面で顕著な効果を奏する。

0034

以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の具体的な態様は上記実施形態に限定されない。例えば、上記した実施形態においては、帯状のはたき片20の両側縁部に複数の切り込み23が形成されているが、切り込み23は必ずしも形成されている必要はない。

0035

また、上記した実施形態では、複数の帯状のはたき片20を重ねて纏めているが、図17に示すように、1枚の長尺の帯材を複数回折り返すことで、各折り返し片をはたき片20として複数のはたき片20を纏めるようにしてもよい。この場合においても、各はたき片20(折り返し片)の一端部側の幅方向中央位置に貫通孔を形成し、各貫通孔21にリング22やネジ式キーホルダー25などを通すことで、複数のはたき片20が纏められる。

0036

また、上記した実施形態においては、はたき片20は帯状の帯材により形成されているが、これに限られるものではなく、例えば、図18に示すように、プラスチック製の紐状の紐材により形成し、複数の紐材の一端部側を束ねるようにしてもよい。なお、紐材は、1本又は複数の平版丸形のコードや軟質系の棒状のロープで構成することもできる。

0037

また、はたき片20の表面を銀色に塗工したり、もしくは、はたき片20の表面に銀色のフィルムをラミネートコーティング加工を施すことで、はたき片20の表面を銀色に着色してもよい。これにより、はたき片20に虫除けや鳥忌避などの機能を付与することもできる。

0038

また、上記した実施形態においては、園芸施設のひとつであるプラスチックハウス10に清掃具1を取り付けた例を説明したが、ガラス温室などにも本発明の清掃具1を取り付けることは可能である。

0039

また、上記した実施形態においては、取付補助具3によりはたき片20をハウス表面に取り付けているが、はたき片20を纏めるためのネジ式キーホルダー25、リング22、上記した紐や留具などを、例えば、取付具4の取付孔43(図6)や支柱45(図10)、筒状ホルダー48の留具49(図11)、また、わっか状部55(図14)や留具57(図16)に取り付けることができる場合には、上記したネジ式キーホルダー25などが取付補助具3を兼ねることができ、別途、取付補助具3は不要である(図3)。

0040

1清掃具
2はたき部材
3取付具
4取付補助具
42挿通孔
43取付孔
10プラスチックハウス
13ハウスバンド
23 切り込み

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