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技術 ホームドア装置

出願人 日本信号株式会社
発明者 山田友宏山田英司宮澤孝信
出願日 2013年5月14日 (6年10ヶ月経過) 出願番号 2013-102211
公開日 2014年11月27日 (5年3ヶ月経過) 公開番号 2014-221613
状態 特許登録済
技術分野 高架鉄道・ロープ鉄道
主要キーワード スリット状隙間 渦巻き形態 天気条件 回転量センサ 開閉式ドア 開動作状態 動作量情報 進入阻止部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年11月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

開閉ドア閉動作時乗降通路等に存在する旅客等を確実に検出し旅客等の残留を防止でき、太陽光等の天気等の影響を受けることなく確実に検知でき、屋外にも設置することができ、簡素な構成で安価なコストで設置できるホームドア装置を提供する。

解決手段

このホームドア装置10は、駅ホーム11に停車した列車16の各車両ドア17に対応して配置された開閉ドア13A,13Bを備え、当該開閉ドアは、開動作時に乗降通路区画18を形成しかつ閉動作時に乗降通路区画18に残留する物体20を接触で検知可能にする通路形成部(L字型部14A,14B等)を有することによって構成される。

概要

背景

従来のホームドア装置は、通常、左右に開閉する可動式の一対のドアホームドア)を有している。この一対のドアの各々は、駅ホーム床面に固定された筐体戸袋構造部に出し入れ自在に設けられている。ホームドア装置は、駅ホームに入線し停止する列車各車両ドアの位置に対応して駅ホームのホーム側縁に沿って設置されている。駅ホームに停車した列車において旅客乗降させるためにすべての車両ドアを開閉するとき、ホームドア装置のドアは、列車運行の制御システムに基づき、車両ドアの開閉動作に同期して開閉するように制御される。ホームドア装置のドアは、列車の車両ドアが開くときに同期して開き、旅客の乗降が終わり当該車両ドアを閉じるときに同期して閉じる。ホームドア装置のドアが開く(開放する)と乗降通路乗降口)が形成され、当該ドアが閉じる(閉鎖する)と乗降通路(乗降口)がなくなる。車両ドアとホームドア装置のドアが閉じた時には、車両ドアとホームドア装置のドアの間のスペースに旅客が残留しないようにすることが、安全な列車運行上、重要である。当該スペースに旅客がいる場合には、列車は発車することはできない。そのため、従来では、図8に示すように、停車した列車100の車両ドア101とホームドア装置102のドア103との間のスペース104に残留物が存在しないことを確認するための光電センサ105等が配置される。光電センサ105等において、発光器105aと受光器105bとから構成される。発光器105aから出射された光線106は受光器105bに受光される。スペース104に旅客がいる場合には、光線106が遮られるので、これにより旅客の残留の有無を検知することができる。光線106の例としては赤外線である。

また本願発明に関連する従来の文献として、ホームドア装置を開示する特許文献1が存在する。特許文献1に開示されるホームドア装置は、視覚障害者等が誤ってホームドア装置の戸袋筐体部分)と車両との間に入り込んで取り残されるを防止するため、戸袋の車両側の壁面の部分にガイドを設けるように構成している。当該ガイドは、板状部材であり、垂直方向に備えられると共に、乗降口(乗降通路)の開放時には戸袋に直角でその先端が車両側に向かい、乗降口(乗降通路)の閉鎖時には戸袋に対して平行になるように、回転する機構部を介して設けられている。ガイドの回転動作は、ホームドア装置の開閉ドアの開閉動作に連動する連動機構によって行われる。こうして、ホームドア装置の乗降口が開放される時には、ガイドが戸袋と車両との間のスペースが塞がれる。

概要

開閉ドアの閉動作時に乗降通路等に存在する旅客等を確実に検出し旅客等の残留を防止でき、太陽光等の天気等の影響を受けることなく確実に検知でき、屋外にも設置することができ、簡素な構成で安価なコストで設置できるホームドア装置を提供する。このホームドア装置10は、駅ホーム11に停車した列車16の各車両ドア17に対応して配置された開閉ドア13A,13Bを備え、当該開閉ドアは、開動作時に乗降通路区画18を形成しかつ閉動作時に乗降通路区画18に残留する物体20を接触で検知可能にする通路形成部(L字型部14A,14B等)を有することによって構成される。

目的

本発明の目的は、上記の課題に鑑み、停車した列車の各車両ドアに対応して乗降通路を形成するよう配置された開閉ドアを備えるホームドア装置で、開閉ドアの閉動作時に乗降通路等に存在する旅客等を確実に検出し旅客等の残留を防止することができ、太陽光等の天気等の影響を受けることなく確実に検知でき、屋外にも設置することができ、かつ簡素な構成で安価なコストで設置することができるようにしたホームドア装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

駅ホーム停車した列車各車両ドアに対応して配置された開閉ドアを備えるホームドア装置において、前記開閉ドアは、開動作時乗降通路区画を形成しかつ閉動作時に前記乗降通路区画に残留する物体を接触で検知可能にする通路形成部を有することを特徴とするホームドア装置。

請求項2

前記通路形成部は別部材として作られ、前記開閉ドアに取り付けられることを特徴とする請求項1記載のホームドア装置。

請求項3

前記通路形成部は、前記開閉ドアの先端部を前記列車側に延設して作られた部分であり、前記開閉ドアと一体化構造として形成されることを特徴とする請求項1記載のホームドア装置。

請求項4

前記開閉ドアが閉動作したとき、前記通路形成部が前記乗降通路区画で前記物体に接触したか否かの検知は、前記開閉ドアを閉動作させるモータの動作量の判定に基づいて行われることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のホームドア装置。

請求項5

前記通路形成部の表面に触覚センサを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のホームドア装置。

技術分野

0001

本発明はホームドア装置に関し、特に、列車各車両ドアに対応して乗降用の通路区画を形成し当該乗降用通路区画に存在する旅客等の残留を検知するのに好適なホームドア装置に関するものである。

背景技術

0002

従来のホームドア装置は、通常、左右に開閉する可動式の一対のドアホームドア)を有している。この一対のドアの各々は、駅ホーム床面に固定された筐体戸袋構造部に出し入れ自在に設けられている。ホームドア装置は、駅ホームに入線し停止する列車の各車両ドアの位置に対応して駅ホームのホーム側縁に沿って設置されている。駅ホームに停車した列車において旅客を乗降させるためにすべての車両ドアを開閉するとき、ホームドア装置のドアは、列車運行の制御システムに基づき、車両ドアの開閉動作に同期して開閉するように制御される。ホームドア装置のドアは、列車の車両ドアが開くときに同期して開き、旅客の乗降が終わり当該車両ドアを閉じるときに同期して閉じる。ホームドア装置のドアが開く(開放する)と乗降通路乗降口)が形成され、当該ドアが閉じる(閉鎖する)と乗降通路(乗降口)がなくなる。車両ドアとホームドア装置のドアが閉じた時には、車両ドアとホームドア装置のドアの間のスペースに旅客が残留しないようにすることが、安全な列車運行上、重要である。当該スペースに旅客がいる場合には、列車は発車することはできない。そのため、従来では、図8に示すように、停車した列車100の車両ドア101とホームドア装置102のドア103との間のスペース104に残留物が存在しないことを確認するための光電センサ105等が配置される。光電センサ105等において、発光器105aと受光器105bとから構成される。発光器105aから出射された光線106は受光器105bに受光される。スペース104に旅客がいる場合には、光線106が遮られるので、これにより旅客の残留の有無を検知することができる。光線106の例としては赤外線である。

0003

また本願発明に関連する従来の文献として、ホームドア装置を開示する特許文献1が存在する。特許文献1に開示されるホームドア装置は、視覚障害者等が誤ってホームドア装置の戸袋筐体部分)と車両との間に入り込んで取り残されるを防止するため、戸袋の車両側の壁面の部分にガイドを設けるように構成している。当該ガイドは、板状部材であり、垂直方向に備えられると共に、乗降口(乗降通路)の開放時には戸袋に直角でその先端が車両側に向かい、乗降口(乗降通路)の閉鎖時には戸袋に対して平行になるように、回転する機構部を介して設けられている。ガイドの回転動作は、ホームドア装置の開閉ドアの開閉動作に連動する連動機構によって行われる。こうして、ホームドア装置の乗降口が開放される時には、ガイドが戸袋と車両との間のスペースが塞がれる。

先行技術

0004

特開2002−264800号公報(図1等)

発明が解決しようとする課題

0005

スペース104に残留した旅客等を検知するための光電センサ105等を利用した検知装置の構成は、赤外線106等を利用するために、太陽光、雨、等の影響を受け、屋外に設置されたホームドア装置に適用することは困難であるという問題が提起される。また電気的な検知装置の構成や、検知装置の検知信号を処理する手段を設けることが必要となり、構成が複雑になり、コストがかかるという問題も提起する。
他方、引用文献1に開示されたホームドア装置によれば、ドアを格納する戸袋構造を有した筐体の車両側壁面を利用してガイドを設け、乗降口が開放されるときガイドを回転させることにより進入阻止部材として機能させ、視覚障害者等が筐体と車両との間のスペースに入り込むのを防止するようにしている。しかしながら、車両ドアとホームドア装置のドアが閉じたときには車両ドアと当該ドアとの間のスペースに旅客が残留するのを検知することはできない。

0006

本発明の目的は、上記の課題に鑑み、停車した列車の各車両ドアに対応して乗降通路を形成するよう配置された開閉ドアを備えるホームドア装置で、開閉ドアの閉動作時に乗降通路等に存在する旅客等を確実に検出し旅客等の残留を防止することができ、太陽光等の天気等の影響を受けることなく確実に検知でき、屋外にも設置することができ、かつ簡素な構成で安価なコストで設置することができるようにしたホームドア装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明に係るホームドア装置は、上記の目的を達成するため、次のように構成される。

0008

第1のホームドア装置(請求項1に対応)は、駅ホームに停車した列車の各車両ドアに対応して配置された開閉ドアを備えるホームドア装置において、開閉ドアは、開動作時に乗降通路区画を形成しかつ閉動作時に乗降通路区画に残留する物体を接触で検知可能にする通路形成部を有することによって構成される。

0009

上記のホームドア装置では、開閉するドアそのもの形状または構造として旅客乗降用の通路区画を形成する通路形成部を設けるようにし、開閉ドアの閉動作時における当該通路形成部と通路区画の残留物との間の接触作用を利用して残留物の存在の有無を検知する。このため、ホームドア装置のドアが閉じるとき、通路区画に残留物が存する場合には接触作用に基づき確実に残留物を検知することができる。さらに物理的な接触作用に基づき残留物を検知するように構成したため、天気条件自然条件の影響を受けることがない。

0010

第2のホームドア装置(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、通路形成部は別部材として作られ、開閉ドアに取り付けられることを特徴とする。

0011

第3のホームドア装置(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは、通路形成部は、開閉ドアの先端部を列車側に延設して作られた部分であり、開閉ドアと一体化構造として形成されることを特徴とする。

0012

第4のホームドア装置(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは、開閉ドアが閉動作したとき、通路形成部が乗降通路区画で物体に接触したか否かの検知は、開閉ドアを閉動作させるモータの動作量の判定に基づいて行われることを特徴とする。

0013

第5のホームドア装置(請求項5に対応)は、上記の構成において、好ましくは、通路形成部の表面に触覚センサを設けたことを特徴とする。

発明の効果

0014

本発明によれば、駅ホームに入線し停止した列車の各車両ドアに対応して乗降通路を形成するよう配置された開閉ドアを備えるホームドア装置において、開閉ドアの形状または構造そのものに乗降用の通路区画を形成する通路形成部を設けるようにしたため、通路区画における旅客等の残留物を通路形成との接触作用を利用して検知することができ、開閉ドアの閉動作時に乗降通路等に存在する旅客等を確実に検出し旅客等の残留を防止することができ、太陽光等の天気等の影響を受けることなく確実に検知でき、屋外にも設置することができ、かつ簡素な構成で安価なコストで設置することができるという効果が発揮される。

図面の簡単な説明

0015

本発明の実施形態に係るホームドア装置の一例を示す正面図である。
本実施形態に係るホームドア装置の閉動作時の平面図である。
本実施形態に係るホームドア装置の開動作時の平面図である。
ホームドア装置が閉動作を行った場合において通路区画に残留物があるときの平面図である。
ドアのL字型部の挟み込み作用に基づき残留物を検知する検知回路の構成図である。
通路形成部の他の例を示す平面図である。
開閉式ドアの他の例を示す図である。
従来のホームドア装置での残留物検知の構成を示す平面図である。

実施例

0016

以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。

0017

図1図2を参照して本実施形態に係るホームドア装置の基本的な構成を説明する。ホームドア装置10では、駅ホーム11の縁に沿って所要の間隔をあけて2つのドア筐体12A,12Bが設置されている。2つのドア筐体12A,12Bは、ホーム床面に固定され、それぞれ内部にドア(ホームドア)13A,13Bを収納する戸袋構造を有し、かつドア13A,13Bを移動支持するガイド機構部と、ドア13A,13Bを移動させるドア駆動部(モータおよび駆動回路)と、ドア駆動部の動作を制御する制御部とを内蔵している。ドア13A,13Bはそれぞれドア筐体12A,12Bに形成された開口部を通して出し入れ自在となるように設けられている。図1では、左右一対のドア13A,13Bはそれぞれのドア筐体12A,12Bから出た状態であり、先端部を突き合わせることにより閉じた状態になっている。上記の構造を有するホームドア装置10について、ドア筐体12A,12Bは固定柵として機能し、ドア13A,13Bは可動柵として機能する。

0018

ホームドア装置10では、列車(電車)が駅ホームに進入して停止し、対応する車両ドアが開いたときに、当該車両ドアの開動作に同期的に連動して2つのドア13A,13Bがそれぞれのドア筐体12A,12Bの中に入り、開くように動作する。これにより、ホームドア装置10において乗降通路(乗降口)が形成され、旅客は、停止した列車の車両に対して乗降を行うことができる。それ以外の場合には、原則的に、ホームドア装置10の左右一対のドア13A,13Bは図1に示すごとく閉じた状態にある。これにより、駅ホーム11にいる旅客が列車に接触したり、線路に落下するのを防止することができる。

0019

図2に示すように、本実施形態に係るホームドア装置10では、ドア13A,13Bにおける例えば突き合わせ先端部において、好ましくはL字型部14A,14Bが形成されている。このL字型部14A,14Bは、全体として矩形平板状のドア13A,13Bの先部をなす辺部の全体または一部を、車両側(または線路側)に例えば好ましくは90°の角度で折り曲げた形状に形成され、かつ車両側に所要の任意の長さとなるように形成されている。

0020

ドア13A,13BのL字型部14A,14Bは、ドア13A,13Bの一部として一体化した構造により形成することもできるし、既存の平板状のドア部材に対して別部材として製作した後にドア先端部に上記の取付け関係に基づいて取り付けるように構成することもできる。

0021

図3は、ホームドア装置10の開動作時の状態を示している。駅ホーム11において、線路15上において列車16が入線し停止すると、次に旅客の乗降のために列車16の各車両の車両ドア17が開く。車両ドア17が開くとき、その開動作に連動して同期的にホームドア装置10のドア13A,13Bも開く。ドア13A,13Bがそれぞれドア筐体12A,12B内に収容されるように動くと、その結果、旅客が移動できる乗降のための通路区画18が形成される。図3において、通路区画18は平面形状として示されているが、実際には、前述の通りドア13A,13Bの先端の箇所にはL字型部14A,14Bが設けられているので、両側に位置する当該L字型部14A,14Bをガイド板として、当該L字型部14A,14Bによって3次元的な空間として乗降用の旅客の通路区画18が形成されている。L字型部14A,14Bは、ドア13A,13Bのホーム側面から列車側に延びた形状で配置されているので、旅客にとって乗降用の通路を形成し、その他の隙間空間19に旅客が進入するのを規制する通路壁部材としての機能も有している。従って、列車16の車両ドア17が開きかつホームドア装置10のドア13A,13Bが開いた状態では、乗降を行う旅客は通路区画18を通って移動する。通路区画18を通過する旅客は、L字型部14A,14Bのために隙間空間19に入り込むことを阻止される。

0022

上記の通り、ホームドア装置10のドア13A,13Bの各々のL字型部14A,14Bは、開動作時に乗降用の通路区画18を形成し、乗降用通路を形成する通路形成部としての機能を有している。

0023

図3に示した開動作状態で旅客の乗降が終了すると、列車16では、車両ドア17が閉じ、同時に、連動して同期的にホームドア装置10のドア13A,13Bが閉じられる。その結果、通路区画18に特に旅客等がいない場合には、ホームドア装置10の動作状態は、図2に示された閉動作状態に戻る。

0024

ホームドア装置10のドア13A,13Bが閉じる場合において、通路区画18に旅客等が残留していると、図4に示された状態になる。すなわち、通路区画18に旅客等20が残留していると、当該旅客等の残留物20は、左右から閉じるドア13A,13Bの先部に存するL字型部14A,14Bに挟まれる状態になる。その結果、ドア13A,13Bでは所定の閉動作完了位置まで移動していないにも拘わらず、L字型部14A,14Bは、挟み込まれた残留物20から力(あるいは接触作用)を受けることになる。そこで、例えば、この力を外的負荷として検知することにより、通路区画18での残留物20の存在(有無)を検知することができる。従って、ホームドア装置10のドア13A,13Bが有する形状または構造それ自体の接触等によって残留物の有無を検知することができ、別途の検知手段として特別に光電センサ等を設ける必要はない。またドア13A,13BのL字型部14A,14Bを利用すれば、当該L字型部14A,14Bで形成された通路区画18という2次元空間、さらにL字型部14A,14Bの高さ方向の形状等も考慮に入れると通路区画18を底面部とする3次元空間(「通路区画」の概念に含まれる)に存する残留物を検知することができるという利点を有している。すなわち、残留物の検知領域を立体的なものとして設定することができるという利点を有する。また構造物あるいは形状を利用して接触や力等の物理的媒介を利用して残留物を検知するために、太陽光、雨、雪等の影響を受けることがないという利点も有している。

0025

図5は、閉動作するドア13A,13BのL字型部14A,14Bの挟み込み作用で残留物20を検知するための検知回路を示す。検知回路21による残留物検知の回路構成には、いくつかの異なる原理を利用することができる。図5に示された検知回路21の構成は、もっとも好ましい構成として、ドア13A,13Bの各々を個別に開閉駆動するモータ22に動作量センサストロークセンサ回転量センサ等)23と負荷センサ24を付設し、動作量センサ23から出力される動作量情報と負荷センサ2から出力される負荷情報を入力し、動作量情報が閉動作完了位置を示しておらずかつ設定値以上の負荷情報が発生した場合に、残留物が存在すると判断する残留物判定手段25を備えている。なお、動作量情報のみまたは負荷情報のみで残留物の存在(有無)を判断するように構成することもできる。
検知回路21の構成としては、上記の構成に限定されるものではない。例えば、その他に、L字型部14A,14Bの各々の対向表面等に圧力センサ接触センサ、触覚センサ等を設け、これらの圧力センサ等から出力される圧力情報接触情報等で、残留物の有無を検知するように構成することもできる。またL字型部14A,14Bに変形性が高い材質を用いて形成し、その変形量を計測することにより残留物の有無を検知するように構成することもできる。

0026

次に、図6図7を参照して通路形成部としての上記のL字型部14A,14Bの変形例、およびドア13A,13Bの変形例を説明する。

0027

図6の(1)は、ドア13A,13Bの先部に設けられる通路形成部として、L字型部の代わりにU字型部31にすることもできる。湾曲させる方向および湾曲の程度は任意である。U字型部31によってデザイン性を高め、旅客等に対する接触・当接の関係を緩和することができる。
図6の(2)は、ドア13A,13Bにおいて車両側に延設される延設部32の角度を任意に変更した例を示す。L字型部は厳密に直角になるように形成する必要はない。この図に示した延設部32によれば、ドア13A,13Bが閉じられるとき、通路区画18に旅客がいる場合に駅ホーム11の中央側に押し出すことができるという作用を発揮する利点を有している。
図6の(3)は、ドア13A,13Bの先部に設けられる通通路形成部として、T字型部33の例を示している。このT字型部33によれば、車両側への延設部と駅ホーム中央側への延設部とを備えている。

0028

上記の各通路形成部において、ドア13A,13Bの先部に設けられたL字型部等についての高さ方向については、隙間を作ることなく面状に作ることもできるし、さらに複数のスリット状隙間を形成して櫛形の形状に作ることができる。櫛形にするのは、変形性能を高めるためである。また少なくとも1つの孔や開口を形成して作ることもできる。軽量化のためである。

0029

図7では、ホームドア装置10に装備される開閉式のドア13A,13Bの変形例を示す。
図7の(1)は、折りたたみ式の構造および形状を有するドア41の例を示す。
図7の(2)は、突き合わせの先端部に折りたたみ傘42aのような機能を有するドア42の例を示す。
図7の(3)は、通常は平面または断面の形状にて渦巻き形態を有し、内部に空気収容部を有し、圧縮空気を供給されると伸長する構造を有したドア43の例を示す。

0030

以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成の組成(材質)等については例示にすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。

0031

本発明に係るホームドア装置は、駅ホーム上の旅客の安全を確保すると共に、開閉式ドアの形状または構造を改変することにより、閉動作時に乗降通路区画に残留する物体を接触作用により検知可能にする通行形成部を備える用にしたため、確実な残留物検知に利用される。

0032

10ホームドア装置
11駅ホーム
12A,12Bドア筐体
13A,13Bドア
14A,14B L字型部
15線路
16列車
17車両ドア
18通路区画
19隙間空間
20残留物
21検知回路
22モータ
23動作量センサ
24負荷センサ
25 残留物判定手段
31 U字型部
32 延設部
33 T字型部
41〜43 ドア
100 列車
101 車両ドア
102 ホームドア装置
103 ドア
104スペース
105光電センサ
106 光線

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