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技術 カーナビゲーションシステム、カーナビゲーション装置及び経路情報送信装置に関する。

出願人 住友電気工業株式会社
発明者 山田浩之山本剛史湯田秀逸山本裕嗣岳麗梅原茂樹
出願日 2013年5月10日 (7年9ヶ月経過) 出願番号 2013-100642
公開日 2014年11月20日 (6年2ヶ月経過) 公開番号 2014-219366
状態 特許登録済
技術分野 航行(Navigation) 交通制御システム
主要キーワード 代替操作 運転適性 人位置情報 推奨行動 経済損失 行事情報 GPS携帯 貢献ポイント
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年11月20日)のものです。
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図面 (17)

課題

最短走行経路に比べて渋滞又は危険を回避することができる代替走行経路を提案し、運転者が該代替走行経路を走行した事実を確認することが可能なカーナビゲーションシステムを提供する。

解決手段

カーナビゲーション装置3と、車両を目的地へ案内する走行経路に係る経路情報をカーナビゲーション装置3へ送信する経路情報送信装置1とを備えるカーナビゲーションシステムにおいて、経路情報送信装置1は、一般的な走行経路に代替する代替走行経路を検索し、代替走行経路情報をカーナビゲーション装置3へ送信する。カーナビゲーション装置3は、代替走行経路情報を受信し、代替走行経路を表示する。そして、カーナビゲーション装置3は、表示された走行経路を代替走行経路に代替させる操作が行われた場合、車両が該代替走行経路上にあるか否かを判定し、車両が前記代替走行経路上にあると判定した場合、所定の情報を経路情報送信装置1へ送信する。

概要

背景

現代交通事情においては渋滞による影響が未だに大きい。渋滞による影響としては、社会経済損失、渋滞による各人の時間損失、空気中の二酸化炭素の増加、ストレスによる事故の増加等が挙げられる。渋滞の緩和によって社会全体が得る利益は非常に大きい。

安全運転支援に関する従来技術として、特許文献1には、運転者挙動を記録し、運転者に対する推奨行動提示することによる安全運転と保険料還元を実現するシステムが開示されている。

渋滞の緩和に関する従来技術として、特許文献2には、道路全体として統制のとれた走行を実現する適切な走行ルートの提案を行う情報システムが提案されている。具体的には、該情報システムは、所定の道路区間内を走行する全ての車の運転適性点数データ化することにより交通流の最適化を行う。

特許文献3には、運転者の車両に位置情報取得機能及び通信機能を備えた端末を備え、車両の実際の走行履歴情報収集することにより、詳細な走行履歴情報又は運転危険度等に基づいて、適正な損害保険料見積もりを行うシステムが開示されている。

特許文献4には、実際の事故発生率を反映した走行履歴による保険料査定を可能にするシステムが開示されている。

特許文献5には、走行条件を予め複数設定することにより、予測コスト及び実際の走行により必要となった保険料等の確定コストを算出し、車載端末に予測コスト及び確定コストを表示することが可能な走行コスト算出システムが開示されている。

概要

最短走行経路に比べて渋滞又は危険を回避することができる代替走行経路を提案し、運転者が該代替走行経路を走行した事実を確認することが可能なカーナビゲーションシステムを提供する。カーナビゲーション装置3と、車両を目的地へ案内する走行経路に係る経路情報をカーナビゲーション装置3へ送信する経路情報送信装置1とを備えるカーナビゲーションシステムにおいて、経路情報送信装置1は、一般的な走行経路に代替する代替走行経路を検索し、代替走行経路情報をカーナビゲーション装置3へ送信する。カーナビゲーション装置3は、代替走行経路情報を受信し、代替走行経路を表示する。そして、カーナビゲーション装置3は、表示された走行経路を代替走行経路に代替させる操作が行われた場合、車両が該代替走行経路上にあるか否かを判定し、車両が前記代替走行経路上にあると判定した場合、所定の情報を経路情報送信装置1へ送信する。

目的

本願発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、最短走行経路に比べて渋滞又は危険を回避することができる代替走行経路を提案し、運転者が該代替走行経路を走行した事実を確認することが可能なカーナビゲーションシステム、カーナビゲーション装置及び経路情報送信装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

車両の位置及び目的地を示す情報を送信するカーナビゲーション装置と、該カーナビゲーション装置から送信された情報を受信し、受信した情報に基づいて車両を目的地へ案内する走行経路検索し、検索して得た経路情報を前記カーナビゲーション装置へ送信する経路情報送信装置とを備え、前記カーナビゲーション装置は、前記経路情報送信装置から送信された経路情報を受信し、受信した経路情報に基づいて走行経路を表示し、車両の走行経路を案内するカーナビゲーションシステムにおいて、前記経路情報送信装置は、前記走行経路の情報を送信した後、該走行経路に代替する代替走行経路を検索する経路検索部と、該経路検索部が検索して得た代替走行経路情報を前記カーナビゲーション装置へ送信する送信部とを備え、前記カーナビゲーション装置は、前記経路情報送信装置から送信された代替走行経路情報を受信する受信部と、該受信部にて受信した代替走行経路情報に基づいて、代替走行経路を表示する表示部と、該表示部に表示された前記走行経路を前記代替走行経路に代替させるための操作部と、該操作部にて前記代替走行経路の代替が行われた場合、車両が該代替走行経路上にあるか否かを判定する判定部と、該判定部が、車両が前記代替走行経路上にあると判定した場合、所定の情報を前記経路情報送信装置へ送信する走行結果送信部とを備えるカーナビゲーションシステム。

請求項2

前記経路情報送信装置は、前記カーナビゲーション装置から送信された所定の情報を受信する走行結果情報受信部と、該走行結果情報受信部が所定の情報を受信した場合、受信した情報に応じた受信確認情報を前記カーナビゲーション装置へ送信する受信確認情報送信部とを備え、前記カーナビゲーション装置は、前記経路情報送信装置から送信された受信確認情報を受信する受信確認情報受信部と、該受信確認情報受信部にて受信した受信確認情報を表示する受信確認情報表示部とを備える請求項1に記載のカーナビゲーションシステム。

請求項3

前記経路情報送信装置は、車両の走行経路を構成する複数の道路リンクそれぞれの平均旅行時間を複数の時間帯毎に記憶する記憶部と、時計と、該時計が示す時刻及び前記記憶部が記憶する平均旅行時間に基づいて、該時刻における前記走行経路の平均旅行時間、及び他の時間帯における平均旅行時間を比較することにより、前記走行経路の渋滞予測する渋滞予測部とを備え、前記経路検索部は、前記走行経路における渋滞を予測した場合、代替走行経路を検索する請求項1又は請求項2に記載のカーナビゲーションシステム。

請求項4

車両に搭載されており、該車両の位置情報及びブレーキ操作状況を送信する車載機を備え、前記経路情報送信装置は、前記車載機から送信される位置情報及びブレーキの操作状況を受信するブレーキ操作状況受信部と、該ブレーキ操作状況受信部にて受信した位置情報及びブレーキ操作状況に基づいて、前記走行経路を走行している車両のブレーキ操作回数特定回数以上であるか否かを判定するブレーキ操作回数判定部とを備え、前記経路検索部は、前記ブレーキ操作回数判定部が前記特定回数以上であると判定した場合、代替走行経路を検索する請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載のカーナビゲーションシステム。

請求項5

前記経路情報送信装置は、GPS携帯通信装置から送信された位置情報を受信する端末位置情報受信部と、該端末位置情報受信部にて受信した位置情報に基づいて、前記走行経路を含む所定範囲内に存在するGPS携帯通信装置の数が特定数以上であるか否かを判定する端末数判定部とを備え、前記経路検索部は、前記端末数判定部が前記特定数以上であると判定した場合、代替走行経路を検索する請求項1から請求項4までのいずれか一つに記載のカーナビゲーションシステム。

請求項6

前記経路情報送信装置は、事故が発生した位置を示す位置情報を取得する事故位置情報取得部と、該事故位置情報取得部にて取得した位置情報に基づいて、前記走行経路で発生した事故の有無を判定する事故有無判定部とを備え、前記経路検索部は、前記事故有無判定部が事故有りと判定した場合、代替走行経路を検索する請求項1から請求項5までのいずれか一つに記載のカーナビゲーションシステム。

請求項7

前記経路情報送信装置は、行事が行われる位置を示す位置情報を取得する行事位置情報取得部と、該行事位置情報取得部にて取得した位置情報に基づいて、前記走行経路を含む所定範囲内で行われる行事の有無を判定する行事有無判定部とを備え、前記経路検索部は、前記行事有無判定部が行事有りと判定した場合、代替走行経路を検索する請求項1から請求項6までのいずれか一つに記載のカーナビゲーションシステム。

請求項8

車両の位置及び目的地を示す情報を送信するカーナビゲーション装置と、該カーナビゲーション装置から送信された情報を受信し、受信した情報に基づいて車両を目的地へ案内する走行経路を検索し、検索して得た経路情報を前記カーナビゲーション装置へ送信する経路情報送信装置とを備え、前記カーナビゲーション装置は、前記経路情報送信装置から送信された経路情報を受信し、受信した経路情報に基づいて走行経路を表示し、車両の走行経路を案内するカーナビゲーションシステムにおいて、前記経路情報送信装置は、前記走行経路の情報を送信した後、前記走行経路に代替する代替走行経路を検索する経路検索部と、該経路検索部が検索して得た代替走行経路情報を前記カーナビゲーション装置へ送信する送信部とを備え、前記カーナビゲーション装置は、前記経路情報送信装置から送信された代替走行経路情報を受信する受信部と、該受信部にて受信した代替走行経路情報に基づいて、代替走行経路を表示する表示部と、該表示部に表示された前記走行経路を前記代替走行経路に代替させるための操作部と、該操作部にて前記代替走行経路の代替が行われた場合、車両が該代替走行経路上にあるか否かを判定する判定部とを備え、更に、前記経路情報送信装置は、前記カーナビゲーション装置から送信された位置情報を受信する位置情報受信部と、該位置情報受信部が受信した位置情報に基づいて、車両が前記代替走行経路上にあるか否かを判定する判定部とを備えるカーナビゲーションシステム。

請求項9

車両を目的地へ案内する経路情報を受信し、受信した経路情報に基づいて走行経路を表示し、車両の走行経路を案内するカーナビゲーション装置において、走行経路に代替する代替走行経路に係る代替走行経路情報を受信する受信部と、該受信部にて受信した代替走行経路情報に基づいて、代替走行経路を表示する表示部と、該表示部に表示された前記代替走行経路を選択するための操作部と、該操作部にて前記代替走行経路が選択された場合、車両が該代替走行経路上にあるか否かを判定する判定部と、該判定部が、車両が前記代替走行経路上にあると判定した場合、所定の情報を送信する走行結果送信部とを備えるカーナビゲーション装置。

請求項10

車両の位置及び目的地を示す情報を受信し、受信した情報に基づいて車両を目的地へ案内する走行経路を検索し、検索して得た経路情報を送信する経路情報送信装置において、前記走行経路の情報を送信した後、前記走行経路に代替する代替走行経路を検索する経路検索部と、該経路検索部が検索した代替走行経路に係る情報を前記カーナビゲーション装置へ送信する送信部と、車両の位置情報を受信する位置情報受信部と、該位置情報受信部が受信した位置情報に基づいて、車両が前記代替走行経路上にあるか否かを判定する判定部とを備える経路情報送信装置。

技術分野

背景技術

0002

現代交通事情においては渋滞による影響が未だに大きい。渋滞による影響としては、社会経済損失、渋滞による各人の時間損失、空気中の二酸化炭素の増加、ストレスによる事故の増加等が挙げられる。渋滞の緩和によって社会全体が得る利益は非常に大きい。

0003

安全運転支援に関する従来技術として、特許文献1には、運転者挙動を記録し、運転者に対する推奨行動提示することによる安全運転と保険料還元を実現するシステムが開示されている。

0004

渋滞の緩和に関する従来技術として、特許文献2には、道路全体として統制のとれた走行を実現する適切な走行ルートの提案を行う情報システムが提案されている。具体的には、該情報システムは、所定の道路区間内を走行する全ての車の運転適性点数データ化することにより交通流の最適化を行う。

0005

特許文献3には、運転者の車両に位置情報取得機能及び通信機能を備えた端末を備え、車両の実際の走行履歴情報収集することにより、詳細な走行履歴情報又は運転危険度等に基づいて、適正な損害保険料見積もりを行うシステムが開示されている。

0006

特許文献4には、実際の事故発生率を反映した走行履歴による保険料査定を可能にするシステムが開示されている。

0007

特許文献5には、走行条件を予め複数設定することにより、予測コスト及び実際の走行により必要となった保険料等の確定コストを算出し、車載端末に予測コスト及び確定コストを表示することが可能な走行コスト算出システムが開示されている。

先行技術

0008

特許第4416374号公報
特開2010−151594号公報
特開2006−99525号公報
特開2010−157054号公報
特開2010−257486号公報

発明が解決しようとする課題

0009

しかしながら、従来技術においては、一般的に最短とされる走行経路を避けて交通流全体の最適化に貢献を促す仕組みと、運転者に対するインセンティブを与える仕組みは無い。つまり、一般的な最短走行経路に比べて渋滞又は危険を回避することができる代替走行経路があったとしても、該代替走行経路を運転者に提案し運転者が該代替走行経路を走行した事実を確認するような処理は行われていなかった。運転者の挙動に着眼した安全運転支援、交通流の最適化、走行履歴に基づく保険料の査定による渋滞緩和には限界がある。

0010

本願発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、最短走行経路に比べて渋滞又は危険を回避することができる代替走行経路を提案し、運転者が該代替走行経路を走行した事実を確認することが可能なカーナビゲーションシステム、カーナビゲーション装置及び経路情報送信装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0011

本発明に係るカーナビゲーションシステムは、車両の位置及び目的地を示す情報を送信するカーナビゲーション装置と、該カーナビゲーション装置から送信された情報を受信し、受信した情報に基づいて車両を目的地へ案内する走行経路を検索し、検索して得た経路情報を前記カーナビゲーション装置へ送信する経路情報送信装置とを備え、前記カーナビゲーション装置は、前記経路情報送信装置から送信された経路情報を受信し、受信した経路情報に基づいて走行経路を表示し、車両の走行経路を案内するカーナビゲーションシステムにおいて、前記経路情報送信装置は、前記走行経路の情報を送信した後、該走行経路に代替する代替走行経路を検索する経路検索部と、該経路検索部が検索して得た代替走行経路情報を前記カーナビゲーション装置へ送信する送信部とを備え、前記カーナビゲーション装置は、前記経路情報送信装置から送信された代替走行経路情報を受信する受信部と、該受信部にて受信した代替走行経路情報に基づいて、代替走行経路を表示する表示部と、該表示部に表示された前記走行経路を前記代替走行経路に代替させるための操作部と、該操作部にて前記代替走行経路の代替が行われた場合、車両が該代替走行経路上にあるか否かを判定する判定部と、該判定部が、車両が前記代替走行経路上にあると判定した場合、所定の情報を前記経路情報送信装置へ送信する走行結果送信部とを備える。

0012

本発明に係るカーナビゲーションシステムは、前記経路情報送信装置は、前記カーナビゲーション装置から送信された所定の情報を受信する走行結果情報受信部と、該走行結果情報受信部が所定の情報を受信した場合、受信した情報に応じた受信確認情報を前記カーナビゲーション装置へ送信する受信確認情報送信部とを備え、前記カーナビゲーション装置は、前記経路情報送信装置から送信された受信確認情報を受信する受信確認情報受信部と、該受信確認情報受信部にて受信した受信確認情報を表示する受信確認情報表示部とを備える。

0013

本発明に係るカーナビゲーションシステムは、前記経路情報送信装置は、車両の走行経路を構成する複数の道路リンクそれぞれの平均旅行時間を複数の時間帯毎に記憶する記憶部と、時計と、該時計が示す時刻及び前記記憶部が記憶する平均旅行時間に基づいて、該時刻における前記走行経路の平均旅行時間、及び他の時間帯における平均旅行時間を比較することにより、前記走行経路の渋滞を予測する渋滞予測部とを備え、前記経路検索部は、前記走行経路における渋滞を予測した場合、代替走行経路を検索する。

0014

本発明に係るカーナビゲーションシステムは、車両に搭載されており、該車両の位置情報及びブレーキ操作状況を送信する車載機を備え、前記経路情報送信装置は、前記車載機から送信される位置情報及びブレーキの操作状況を受信するブレーキ操作状況受信部と、該ブレーキ操作状況受信部にて受信した位置情報及びブレーキ操作状況に基づいて、前記走行経路を走行している車両のブレーキ操作回数特定回数以上であるか否かを判定するブレーキ操作回数判定部とを備え、前記経路検索部は、前記ブレーキ操作回数判定部が前記特定回数以上であると判定した場合、代替走行経路を検索する。

0015

本発明に係るカーナビゲーションシステムは、前記経路情報送信装置は、GPS携帯通信装置から送信された位置情報を受信する端末位置情報受信部と、該端末位置情報受信部にて受信した位置情報に基づいて、前記走行経路を含む所定範囲内に存在するGPS携帯通信装置の数が特定数以上であるか否かを判定する端末数判定部とを備え、前記経路検索部は、前記端末数判定部が前記特定数以上であると判定した場合、代替走行経路を検索する。

0016

本発明に係るカーナビゲーションシステムは、前記経路情報送信装置は、事故が発生した位置を示す位置情報を取得する事故位置情報取得部と、該事故位置情報取得部にて取得した位置情報に基づいて、前記走行経路で発生した事故の有無を判定する事故有無判定部とを備え、前記経路検索部は、前記事故有無判定部が事故有りと判定した場合、代替走行経路を検索する。

0017

本発明に係るカーナビゲーションシステムは、前記経路情報送信装置は、行事が行われる位置を示す位置情報を取得する行事位置情報取得部と、該行事位置情報取得部にて取得した位置情報に基づいて、前記走行経路を含む所定範囲内で行われる行事の有無を判定する行事有無判定部とを備え、前記経路検索部は、前記行事有無判定部が行事有りと判定した場合、代替走行経路を検索する。

0018

本発明に係るカーナビゲーションシステムは、車両の位置及び目的地を示す情報を送信するカーナビゲーション装置と、該カーナビゲーション装置から送信された情報を受信し、受信した情報に基づいて車両を目的地へ案内する走行経路を検索し、検索して得た経路情報を前記カーナビゲーション装置へ送信する経路情報送信装置とを備え、前記カーナビゲーション装置は、前記経路情報送信装置から送信された経路情報を受信し、受信した経路情報に基づいて走行経路を表示し、車両の走行経路を案内するカーナビゲーションシステムにおいて、前記経路情報送信装置は、前記走行経路の情報を送信した後、前記走行経路に代替する代替走行経路を検索する経路検索部と、該経路検索部が検索して得た代替走行経路情報を前記カーナビゲーション装置へ送信する送信部とを備え、前記カーナビゲーション装置は、前記経路情報送信装置から送信された代替走行経路情報を受信する受信部と、該受信部にて受信した代替走行経路情報に基づいて、代替走行経路を表示する表示部と、該表示部に表示された前記走行経路を前記代替走行経路に代替させるための操作部と、該操作部にて前記代替走行経路の代替が行われた場合、車両が該代替走行経路上にあるか否かを判定する判定部とを備え、更に、前記経路情報送信装置は、前記カーナビゲーション装置から送信された位置情報を受信する位置情報受信部と、該位置情報受信部が受信した位置情報に基づいて、車両が前記代替走行経路上にあるか否かを判定する判定部とを備える。

0019

本発明に係るカーナビゲーション装置は、車両を目的地へ案内する経路情報を受信し、受信した経路情報に基づいて走行経路を表示し、車両の走行経路を案内するカーナビゲーション装置において、走行経路に代替する代替走行経路に係る代替走行経路情報を受信する受信部と、該受信部にて受信した代替走行経路情報に基づいて、代替走行経路を表示する表示部と、該表示部に表示された前記代替走行経路を選択するための操作部と、該操作部にて前記代替走行経路が選択された場合、車両が該代替走行経路上にあるか否かを判定する判定部と、該判定部が、車両が前記代替走行経路上にあると判定した場合、所定の情報を送信する走行結果送信部とを備える。

0020

本発明に係る経路情報送信装置は、車両の位置及び目的地を示す情報を受信し、受信した情報に基づいて車両を目的地へ案内する走行経路を検索し、検索して得た経路情報を送信する経路情報送信装置において、前記走行経路の情報を送信した後、前記走行経路に代替する代替走行経路を検索する経路検索部と、該経路検索部が検索した代替走行経路に係る情報を前記カーナビゲーション装置へ送信する送信部と、車両の位置情報を受信する位置情報受信部と、該位置情報受信部が受信した位置情報に基づいて、車両が前記代替走行経路上にあるか否かを判定する判定部とを備える。

0021

本発明にあっては、カーナビゲーション装置が一の走行経路に代替する代替走行経路を表示することによって、運転者に代替走行経路の存在を通知する。そして、カーナビゲーション装置は、代替走行経路の代替を受け付け、車両が実際に代替走行経路を走行したか否かを判定する。車両が代替走行経路を走行していると判定された場合、カーナビゲーション装置は、所定の情報を経路情報送信装置へ送信する。従って、経路情報送信装置は、車両が代替走行経路を走行したか否かを判定するための情報、即ち所定の情報を得ることができる。
車両が代替走行経路を走行したか否かを判定することができれば、例えば該車両の運転者に対して、何らかの有価物又は有価情報を付与することが可能になる。有価情報は、運転者に対して代替走行経路を走行するインセンティブを与える。

0022

本発明にあっては、経路情報送信装置が走行結果情報を受信した場合、カーナビゲーション装置には受信確認情報が表示される。従って、運転者は、車両が代替走行経路を走行していることを経路情報送信装置が確認しているという事実を知ることができる。
例えば、上述のように代替走行経路を走行することによって有価物を付与するような場合、運転者は有価物の取得を確認することが可能になり、より効果的に運転者に対して代替走行経路を走行するインセンティブを与えることができる。

0023

本発明にあっては、走行経路の渋滞が予測される場合、カーナビゲーション装置は、代替走行経路を表示する。

0024

本発明にあっては、走行経路を走行する車両のブレーキ操作回数が特定回数以上である場合、つまり走行経路の渋滞又は危険性が予測される場合、カーナビゲーション装置は、代替走行経路を表示する。

0025

本発明にあっては、走行経路を含む所定範囲内に存在するGPS携帯端末の数が特定数以上である場合、つまり走行経路付近に前記GPS携帯端末を所持した多数の人が存在することによる危険性が予測される場合、カーナビゲーション装置は、代替走行経路を表示する。

0026

本発明にあっては、カーナビゲーション装置は、走行経路で事故が発生したことがあると判定した場合、つまり走行経路の危険性を予測した場合、カーナビゲーション装置は、代替走行経路を表示する。

0027

本発明にあっては、走行経路を含む所定範囲内で行われる行事が有る場合、つまり走行経路付近に行事に参加する多数の人が存在することによる危険性が予測される場合、カーナビゲーション装置は、代替走行経路を表示する。

0028

本発明にあっては、カーナビゲーション装置が一の走行経路に代替する代替走行経路を表示することによって、運転者に代替走行経路の存在を通知する。そして、カーナビゲーション装置は、代替走行経路の選択を受け付け、自身の位置情報を経路情報送信装置へ送信する。経路情報送信装置は、カーナビゲーション装置から送信される位置情報に基づいて、車両が実際に代替走行経路を走行したか否かを判定する。

発明の効果

0029

本発明によれば、最短走行経路に比べて渋滞又は危険を回避することができる代替走行経路を提案し、運転者が該代替走行経路を走行した事実を確認することができる。

図面の簡単な説明

0030

カーナビゲーションシステムの一構成例を示す概念図である。
経路情報送信装置の一構成例を示す概念図である。
カーナビゲーション装置の一構成例を示す概念図である。
情報の蓄積に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。
平均旅行時間のレコードレイアウト例を示す概念図である。
走行経路の案内に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。
走行経路の案内に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。
走行経路を表示した地図画像の一例を示す模式図である。
代替走行経路の検索に係るサブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
代替走行経路の検索に係るサブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
代替走行経路の検索方法を概念的に示す説明図である。
代替走行経路を表示した地図画像の一例を示す模式図である。
貢献ポイントテーブルの概念図である。
クーポン画像が表示された地図画像を示す模式図である。
保険料テーブルの概念図である。
変形例に係る走行経路の案内に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。

実施例

0031

以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1はカーナビゲーションシステムの一構成例を示す概念図である。カーナビゲーションシステムは、最短走行経路に比べて安全であり、渋滞を緩和することができる社会的に有益な代替走行経路を運転者、即ちユーザに提案し、代替走行経路を実際に利用したユーザに対して各種貢献ポイント、損害保険料還元等の利益を与えるシステムである。カーナビゲーションシステムは、通信網Nに接続された経路情報送信装置1と、車両Bに搭載されたカーナビゲーション装置2とを備える。カーナビゲーション装置2は、車両Bの位置及び目的地を示す情報を経路情報送信装置1へ送信する。経路情報送信装置1は、該カーナビゲーション装置2から送信された情報を受信し、受信した情報に基づいて車両Bを目的地へ案内する走行経路を検索し、検索して得た経路情報をカーナビゲーション装置2へ送信する。カーナビゲーション装置2は、経路情報送信装置1から送信された経路情報を受信し、受信した経路情報に基づいて走行経路を表示し、車両Bの走行経路を案内する。また、カーナビゲーション装置2は、車両Bの位置情報及び走行速度等を含むプローブ情報を、通信網Nを介して経路情報送信装置1へ送信する機能を有する。

0032

更に、本実施の形態に係るカーナビゲーションシステムは、車両Bに搭載されており、該車両Bのブレーキの操作状況等を位置情報と共に、通信網Nを介して経路情報送信装置1へ送信する車載機3を備える。
更に、カーナビゲーションシステムは、人Aが保有しているGPS携帯通信装置5を備える。GPS携帯通信装置5は、例えばスマートフォンタブレット携帯端末等であり、GPS受信機を備える。GPS受信機は、人工衛星GPS衛星)と共にGPSシステムを構成しており、人工衛星からの電波を受信し、自身の位置情報を取得する。そして、GPS携帯通信装置5は、自身の位置情報を、通信網Nを介して経路情報送信装置1へ送信している。
更にまた、カーナビゲーションシステムは、道路Rの交差点等に設置されており、道路を走行する車両Bを感知する感知器4を備える。感知器4は感知結果情報を経路情報送信装置1へ送信する。
更にまた、過去の事故情報、将来開催される行事情報等を含むウェブ情報を記憶し、要求に応じて該ウェブ情報を送信するウェブサーバ6が通信網Nに接続されている。

0033

なお、上述の説明では、カーナビゲーション装置2、車載機3、GPS携帯通信装置5、感知器4から経路情報送信装置1へ直接的に情報を送信する場合を説明したが、言うまでもなく、各情報を管理するサーバを備え、経路情報送信装置1は該サーバから各種情報を取得するように構成しても良い。

0034

図2は経路情報送信装置1の一構成例を示す概念図である。経路情報送信装置1は、例えば、該経路情報送信装置1の各構成部の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御部11を備えたコンピュータである。制御部11には、バスを介して、ROM12、RAM13、通信部14、記憶部15及び時計16が接続されている。

0035

ROM12は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等の不揮発性メモリであり、コンピュータの初期動作に必要な制御プログラムを記憶している。

0036

RAM13は、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)等のメモリであり、
制御部11の演算処理を実行する際にROM12及び記憶部15から読み出された制御プログラム及び後述のコンピュータプログラム、又は制御部11の演算処理によって生ずる各種データを一時記憶する。

0037

通信部14は、外部のカーナビゲーション装置2、車載機3、感知器4、GPS携帯通信装置5、ウェブサーバ6との間で各種情報を送受信するためのインタフェースであり、通信部14による各種情報の送受信は制御部11によって制御される。例えば、通信部14は、走行経路の渋滞又は危険性を予測するための情報として、プローブ情報、感知器4の感知結果情報、車両Bのブレーキ操作状況情報、人Aの位置情報、事故情報、行事情報を受信する。

0038

時計16は年月日及び時刻を計時している。また時計16はカレンダー情報を有しており、制御部11は該時計16から現在の年月日、時刻及び曜日などの時間情報を取得することができる。

0039

記憶部15は、ハードディスクドライブソリッドステートドライブ等の読み出しが可能なディスクドライブ、及び可搬式記録媒体からデータの読み出しが可能なCD−ROMドライブ等の装置である。記憶部15は、域内で消費される電力分析するためのコンピュータプログラムを記憶している。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能に記録された可搬式メディアであるCD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、BD(Blu-ray Disc)(登録商標)等の記録媒体を介すなどしてハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等に記録されている。なお、光ディスクは、記録媒体の一例であり、フレキシブルディスク磁気光ディスク、外付けハードディスク半導体メモリ等にコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録しても良い。また、通信網Nに接続されている図示しない外部コンピュータから本実施形態に係るコンピュータプログラムをダウンロードするようにしても良い。
また、記憶部15は、地図情報15a、平均旅行時間DB(Data Base)15b、ブレーキ操作状況DB15c,人位置情報DB15d、事故情報DB15e、行事情報DB15fを記憶している。
制御部11は、コンピュータプログラムが記録された記録媒体又は記憶部15から、コンピュータプログラムをRAM13に読み出し、実行することにより、コンピュータを経路情報送信装置1として機能させる。

0040

地図情報15aは、車両Bが走行する道路R及び建物等を表す画像データである。
平均旅行時間DB15bは、複数の道路リンクR1,…,R7,…と、平日及び休日の複数の時間帯における各道路リンクR1,…,R7,…それぞれの平均旅行時間と、各時間帯の平均旅行時間の全旅行時間平均とを対応付けて記憶している。
ブレーキ操作状況DB15cは、例えば、複数の道路リンクR1,…,R7,…と、平日及び休日の複数の時間帯における各道路リンクR1,…,R7,…それぞれを走行している車両Bの総ブレーキ数とを対応付けて記憶している。ブレーキ操作状況DB15cが記憶する上述の情報は一例であり、ブレーキ操作が行われた時の車両Bの位置情報と、時刻と、平日及び休日の別とを対応付けて記憶しても良い。
人位置情報DB15dは、複数のGPS携帯通信装置5の位置情報を、該GPS携帯端末の識別情報に対応付けて記憶している。
事故情報DB15eは、事故の発生した日時、位置、事故の種類等の情報を対応付けて記憶している。
行事情報DB15fは、行事が開催される日時、行事の名称、位置等の情報を対応付けて記憶している。

0041

図3はカーナビゲーション装置2の一構成例を示す概念図である。カーナビゲーション装置2は、例えば、該カーナビゲーション装置2の各構成部の動作を制御するCPU等の制御部21を備えたコンピュータである。制御部21には、バスを介して、ROM22、RAM23、通信部24、記憶部25、表示部26、操作部27、時計28及び位置検出部29が接続されている。制御部21、ROM22、RAM23及び記憶部25のハードウェア構成は経路情報送信装置1と同様である。

0042

通信部24は、外部の経路情報送信装置1との間で各種情報を送受信するためのインタフェースであり、通信部14による各種情報の送受信は制御部11によって制御される。

0044

操作部27は、表示部26に対する指の接触による静電容量又は電気容量の変化によって、指の接触位置を検出するタッチセンサである。なお、タッチセンサは操作部27の一例であり、マウスタッチペン等のポインティングデバイス、各種キーであっても良い。

0045

位置検出部29は、GPS受信機を備える。GPS受信機は、人工衛星(GPS衛星)と共にGPSシステムを構成しており、人工衛星からの電波を受信し、自身の位置情報を取得する。

0046

なお、カーナビゲーション装置2は、専用機であっても良いし、アプリケーションソフトを実行することによってカーナビゲーション機能を実現するスマートフォン等の通信端末であっても良い。また、カーナビゲーション装置2は携帯型であっても良いし、車両Bに固定的に搭載されるものであっても良い。

0047

図4は情報の蓄積に係る制御部11の処理手順を示すフローチャートである。制御部11は、感知器4の感知結果情報及びプローブ情報を取得する(ステップS11)。そして、制御部11は取得した感知結果情報及びプローブ情報に基づいて、各道路リンクR1,…,R7,…の平均旅行時間を算出し(ステップS12)、算出した平均旅行時間を記憶部15に記憶させる(ステップS13)。

0048

図5は平均旅行時間DB15bのレコードレイアウト例を示す概念図である。平均旅行時間DB15bは、複数の列、例えば道路リンクR1,…,R7,…のIDを格納する「道路リンク」列と、平日及び休日における複数の時間帯それぞれ示す列とを有する。平日における時間帯は、例えば24時間を30分刻みで「10:00〜10:30」、「10:30〜11:00」…分割したものである。休日における時間帯も同様にして24時間を30分刻みで分割したものである。平均旅行時間DB15bの各行には、平日及び休日の各時間帯における平均旅行時間を各列に対応するように格納する。

0049

次いで、制御部11は、ブレーキ操作状況情報を受信し(ステップS14)、受信したブレーキ操作状況情報を記憶部15に記憶させる(ステップS15)。具体的には、制御部11は、車載機3から送信される位置情報及びブレーキの操作状況を通信部14にて受信する。そして、制御部11は、時計16を参照し、ブレーキ操作が行われた時間帯、平日及び休日の別を特定する。また、制御部11は、受信した位置情報に基づいて前記車載機3が存在する道路リンクR1,…,R7,…を特定する。次いで、制御部11は、平日及び休日の複数の時間帯における各道路リンクR1,…,R7,…それぞれを走行している車両Bの総ブレーキ数を更新する。

0050

そして、制御部11は、GPS携帯通信装置5の人位置情報を取得し(ステップS16)、取得した位置情報を記憶部15の人位置情報DB15dに記憶させる(ステップS17)。

0051

次いで、制御部11は、事故情報を取得し(ステップS18)、取得した事故情報を記憶部15の事故情報DB15eに記憶させる(ステップS19)。事故情報は例えばウェブサーバ6が記憶するウェブページから事故に関する文字情報等を抽出することによって、事故情報を取得することができる。

0052

次いで、制御部11は、行事情報を取得し(ステップS20)、取得した行事情報を記憶部15の行事情報DB15fに記憶させ(ステップS21)、情報蓄積に係る処理を終える。行事情報は例えばウェブサーバ6が記憶するウェブページから行事に関する文字情報等を抽出することによって、行事情報を取得することができる。

0053

図6及び図7は走行経路の案内に係る制御部11,21の処理手順を示すフローチャートである。カーナビゲーション装置2の制御部21は、地図情報15aを表示し(ステップS51)、目的地を操作部27にて受け付ける(ステップS52)。なお、地図情報15aは、カーナビゲーション装置2の記憶部25に予め記憶しておいても良いし、都度、経路情報送信装置1に要求し、該経路情報送信装置1から送信された地図情報15aを受信するように構成しても良い。

0054

次いで、ステップS52で目的地を受け付けた場合、制御部21は、ステップS52で受け付けた目的地の情報を含む目的地情報及び自身の位置情報を通信部24にて経路情報送信装置1へ送信する(ステップS53)。

0055

経路情報送信装置1の制御部11は、カーナビゲーション装置2から送信された目的地情報及び位置情報を通信部14にて受信する(ステップS54)。次いで、制御部11は、受信した位置情報が示す現在地から、目的地情報が示す目的地への走行経路を検索する(ステップS55)。ここでは、現在地から目的地への最短経路を検索すれば良い。そして、制御部11は、検索した走行経路を示す走行経路情報を通信部14にてカーナビゲーション装置2へ送信する(ステップS56)。

0056

カーナビゲーション装置2の制御部21は、経路情報送信装置1から送信された走行経路情報を通信部24にて受信する(ステップS57)。そして、制御部21は、受信した走行経路情報に基づいて、地図上に走行経路を表示させ(ステップS58)、走行経路の案内処理を実行する(ステップS59)。

0057

図8は走行経路を表示した地図画像の一例を示す模式図である。地図画像には、目的地へ向かう車両Bが走行する道路Rの画像及び該道路Rの周辺建物の画像が含まれている。また該地図画像には走行経路を線図で示した走行経路画像7が重畳されている。走行経路画像7の一端部は車両Bの走行位置に相当しており、該一端部には車両Bの画像が重畳されている。走行経路画像7の他端部は目的地に相当し、目的地を示す画像、例えば矢印画像が重畳されている。

0058

走行経路情報を送信した経路情報送信装置1の制御部11は、代替走行経路の検索に係るサブルーチンを呼び出し、代替走行経路を検索する(ステップS60)。

0059

図9及び図10は代替走行経路の検索に係るサブルーチンの処理手順を示すフローチャート、図11は代替走行経路の検索方法を概念的に示す説明図である。制御部11は、案内中の走行経路における渋滞予測を行い(ステップS91)、走行経路における渋滞の可能性の有無を判定する(ステップS92)。例えば、制御部11は、ある道路リンクR1,…,R7,…を車両Bが走行する時刻及び平均旅行時間DB15bが記憶する平均旅行時間に基づいて、該時刻における走行経路の平均旅行時間、及び他の時間帯における平均旅行時間を比較することにより、走行経路の渋滞を予測する。例えば、前記時刻における走行経路の平均旅行時間が、全旅行平均時間のα倍である場合、渋滞の可能性があると判定する。αは任意の値であり、ユーザが任意に設定することができる。

0060

渋滞の可能性が有ると判定した場合(ステップS92:YES)、制御部11は一又は複数の代替走行経路の検索を行い(ステップS103)、サブルーチンの処理を終える。代替走行経路は最短経路である必要は無い。例えば、平均旅行時間DB15bを参照し、走行予定の時間帯の平均旅行時間が全平均旅行時間のβ倍以下である道路リンクR1,…,R7,…からなる走行経路を代替走行経路とすれば良い。但し、βはαより小さな値である。βの値もユーザが任意に設定することができるように構成しても良い。渋滞の虞がない代替走行経路が複数ある場合、更に、制御部11は、該代替走行経路の所定範囲内に人が少なく、行事が開催されておらず、また事故の発生も少ないような走行経路を選択する。このように、制御部11は、渋滞が発生せず、安全な走行経路を代替走行経路として検索する。また、代替走行経路として、出発時間までに余裕がある場合には、混雑しない別の時間帯を推奨してもよく、あるいは、車ではなく公共の交通機関を推奨することもできる。

0061

ステップS92で渋滞の可能性が無いと判定した場合(ステップS92:NO)、制御部11は、案内中の走行経路を走行している車両Bの総ブレーキ数を特定し(ステップS93)、総ブレーキ数が特定回数以上であるか否かを判定する(ステップS94)。特定回数は、例えば、案内中の走行経路又は該走行経路の一部の道路リンクR1,…,R7,…における平均的なブレーキ回数の所定倍に設定すれば良い。平均的なブレーキ回数は、ブレーキ状況DBが記憶している前記走行経路又は一部の道路リンクR1,…,R7,…における各時間帯のブレーキ回数の平均値である。

0062

総ブレーキ数が特定回数以上であると判定した場合(ステップS94:YES)、制御部11は一又は複数の代替走行経路の検索を行い(ステップS103)、サブルーチンの処理を終える。総ブレーキ数が特定回数未満であると判定した場合(ステップS94:NO)、制御部11は、人位置情報DB15dを参照して、図11中、楕円で示すように、案内中の走行経路又は該走行経路の一部を含む所定範囲内に存在する人Aの数を特定する(ステップS95)。そして、制御部11は、前記所定範囲内に存在する人Aの数が特定数以上であるか否かを判定する(ステップS96)。つまり、制御部11は前記所定内に存在するGPS携帯通信装置5の数が特定数以上であるか否かを判定する。

0063

前記所定範囲内に存在する人Aの数が特定数以上であると判定した場合(ステップS96:YES)、制御部11は一又は複数の代替走行経路の検索を行い(ステップS103)、サブルーチンの処理を終える。人Aの数が特定数未満であると判定した場合(ステップS96:NO)、制御部11は事故情報DB15eを参照して案内中の走行経路で発生した過去の事故を特定し(ステップS97)、該走行経路で過去の一定期間内に所定回数以上の事故があったか否かを判定する(ステップS98)。

0064

過去の一定期間内に所定回数以上の事故があったと判定した場合(ステップS98:YES)、制御部11は一又は複数の代替走行経路の検索を行い(ステップS103)、サブルーチンの処理を終える。過去の一定期間内にあった事故の回数が所定回数未満であると判定した場合(ステップS98:NO)、制御部11は、行事情報DB15fを参照して、案内中の走行経路又は該走行経路の一部を含む所定範囲内で行われる行事の数を特定する(ステップS99)。

0065

そして、制御部11は、前記所定範囲内で行われる行事の有無を判定する(ステップS100)。前記所定範囲内で行われる行事が有ると判定した場合(ステップS100:YES)、制御部11は一又は複数の代替走行経路の検索を行い(ステップS103)、サブルーチンの処理を終える。

0066

前記所定範囲内で行われる行事が無いと判定した場合(ステップS100:NO)、制御部11は、案内中の走行経路を走行する予定の他の車両Bの数を特定する(ステップS101)。そして、制御部11は、案内中の走行経路を走行する他の走行予定車両数が特定数以上であるか否かを判定する(ステップS102)。他の走行予定車両数が特定数未満であると判定した場合(ステップS102:NO)、制御部11は、代替走行経路検索は不要であると判断し、代替走行経路検索を行わず、サブルーチンの処理を終える。他の走行予定車両数が特定数以上であると判定した場合(ステップS102:YES)、制御部11は一又は複数の代替走行経路の検索を行い(ステップS103)、サブルーチンの処理を終える。

0067

図6戻り、ステップS61以下の処理を説明する。ステップS60の処理を終えた制御部11は、ステップS60の処理結果に基づいて、代替走行経路の有無を判定する(ステップS61)。代替走行経路が有ると判定した場合(ステップS61:YES)、制御部11は、代替走行経路を示す代替走行経路情報を通信部14にてカーナビゲーション装置2へ送信する(ステップS62)。

0068

次いで、カーナビゲーション装置2の制御部21は、代替走行経路情報を通信部24にて受信する(ステップS63)。そして、制御部21は、受信した代替走行経路情報に基づいて、地図上に代替走行経路を表示し(ステップS64)、走行経路の代替操作を受け付ける(ステップS65)。

0069

図12は、代替走行経路を表示した地図画像の一例を示す模式図である。ステップS64の処理によって、地図上に、現在の走行経路画像7に加え、一又は複数の代替走行経路を線図で示した代替走行経路画像81,82が重畳される。ステップS65の処理では、例えば、制御部21は、代替走行経路画像81,82のポインティング操作を操作部27にて受け付けることにより、走行経路の代替を受け付ける。

0070

次いで、制御部21は、走行経路の代替操作が行われたか否かを判定する(ステップS66)。代替操作が行われたと判定した場合(ステップS66:YES)、制御部11は、自身の位置を検出し、車両Bが代替走行経路を走行しているか否かを判定する(ステップS67)。代替走行経路を走行していると判定した場合(ステップS67:YES)、制御部11は、車両Bが代替走行経路を走行していることを示す走行結果情報及びカーナビゲーション装置2の識別情報を、通信部14にて経路情報送信装置1へ送信する(ステップS68)。

0071

経路情報送信装置1の制御部11は、カーナビゲーション装置2から送信された走行結果情報及び識別情報を通信部14にて受信し(ステップS69)、受信した走行結果情報に応じた貢献ポイントを車両Bのユーザに付与する処理を行う(ステップS70)。ユーザは、前記識別情報によって特定することができる。

0072

貢献ポイントは、例えば、混雑又は危険が予想された1つあるいは複数の道路リンクR1,…,R7,…における各種DBの数値が改善された度合いによって付与される。平均旅行時間を例に取ると、今までの統計上では50秒ほどかかると推定されていた値が、代替走行経路の提案を行った時間帯については35秒ほどに改善されていたとする。この改善度合いを例えば50/35≒1.43ポイント等として算出する。急ブレーキ操作数で危険だと判断されていた道路リンクR1,…,R7,…については、ブレーキ操作状況DB15cが記憶する総ブレーキ数の改善度合いに応じて貢献度合いを算出する。その他の渋滞及び危険性に関する情報を記憶する人位置情報DB15d、事故情報DB15e、行事情報DB15fの数値の改善度合いに応じて、貢献度合いを同様にして算出する。そして制御部11は全ての貢献度合いを合算し、合算した値を貢献ポイントとする。

0073

図13は、貢献ポイントテーブルの概念図である。記憶部15は貢献ポイントテーブルを記憶している。貢献ポイントテーブルは、複数の列、例えば「ユーザID」列、「装置ID」列、「貢献ポイント」列、及び「代替経路特典使用回数」列等を有する。「代替経路特典使用回数」列は更に、特典の種類によって「飲食店」列、「ファッション」列及び「雑貨」列に分類されている。「ユーザID」列はユーザを識別するユーザIDを格納し、「装置ID」列は、該ユーザが使用するカーナビゲーション装置2の識別情報を格納する。また、「代替経路特典使用回数」にはユーザが過去に使用した特典の種類毎に、特典の使用回数が格納されている。制御部11は、ステップS70で算出した貢献ポイントを、ステップS69で受信した識別情報に対応付けて貢献ポイントテーブルに記憶させる。

0074

図14はクーポン画像が表示された地図画像を示す模式図である。
更に、使用者に代替走行経路を選択させるより強いインセンティブを与えるクーポン画像9を、代替走行経路画像81の近傍に表示しても良い。クーポン画像9としては、ユーザによる利用回数が多い特典の種類に対応するクーポン画像9を選択的に表示すると良い。ユーザによる利用回数が多い特典の種類は貢献ポイントテーブルを参照することによって特定することができる。
なお、貢献ポイントテーブルに情報が蓄積されている場合、貢献ポイントテーブルの情報を用いて代替走行経路を検索するようにしても良い。つまり、ユーザによる利用回数が多い特典と同種のサービス又は商品を提供している店舗が周辺に存在する代替走行経路を優先的に選択するように構成しても良い。ユーザの所望する商品及びサービス、又は特典を提供する店舗が存在する代替走行経路を提案することにより、代替走行経路を選択するより強いインセンティブをユーザに与えることができる。

0075

また、貢献ポイントに応じて損害保険料還元等を行っても良い。
図15は保険料テーブルの概念図である。保険料テーブルは貢献ポイントと、車種毎の保険料とを対応付けたテーブルである。ユーザは、貢献ポイントに応じた保険料の適用を受けることができ、代替走行経路を選択するインセンティブをユーザに与えることができる。該インセンティブにより、より効果的に渋滞を緩和し、走行経路の危険性を低下させることができる。

0076

次いで、制御部11は、ステップS70で付与される貢献ポイントの情報を含む受信確認情報を通信部14にてカーナビゲーション装置2へ送信する(ステップS71)。

0077

カーナビゲーション装置2の制御部21は、経路情報送信装置1から送信された受信確認情報を受信する(ステップS72)。そして、制御部21は、受信した受信確認情報に基づいて、受信結果を表示部26に表示する(ステップS73)。例えば、制御部21は付与された貢献ポイントを地図上に表示する。

0078

次いで制御部21は、上述の処理で、代替走行経路がないと判定した場合(ステップS61:NO)、走行経路の代替操作が行われなかった場合(ステップS66:NO)、車両Bが代替走行経路を走行していないと判定した場合(ステップS67:NO)、又はステップS73の処理を終えた場合、制御部21は、自身の位置情報を検出し、車両Bが目的地に到着したか否かを判定する(ステップS74)。車両Bが目的地に到着していないと判定した場合(ステップS74:NO)、制御部11は、処理をステップS59に戻す。車両Bが目的地に到着したと判定した場合(ステップS74:YES)、制御部11は処理を終える。

0079

このように構成されたカーナビゲーションシステム、カーナビゲーション装置2及び経路情報送信装置1によれば、最短走行経路に比べて渋滞又は危険を回避することができる代替走行経路を提案し、ユーザが該代替走行経路を走行した事実を確認することができる。

0080

また、ユーザ代替走行経路を走行した場合に貢献ポイントを付与するように構成することにより、代替走行経路を選択するインセンティブをユーザに与え、より効果的に渋滞を緩和し、走行経路の危険性を低下させることができる。
例えば、貢献ポイントに応じて、ユーザは期間ごとに対応する保険料の適用を受けることができ、また代替走行経路の特典使用回数に応じて例えばユーザの使用回数が多い種類のクーポン画像9を表示することによって、代替走行経路を選択するインセンティブをユーザに与えることができる。従って、より効果的に渋滞を緩和し、走行経路の危険性を低下させることができる。

0081

更に、車両Bの走行が比較的少ない代替走行経路をユーザに使用してもらうことにより、該代替走行経路近傍にビジネス機会を与えることができる。

0082

(変形例)
上述の実施の形態では、代替走行経路を車両Bが走行したか否かをカーナビゲーション装置2が判定する例を説明したが、経路情報送信装置1が該判定を行っても良い。
図16は変形例に係る走行経路の案内に係る制御部11,21の処理手順を示すフローチャートである。変形例に係るカーナビゲーション装置2の制御部21は、実施の形態の図7と同様にステップS51〜ステップS66の処理を実行する。ステップS66で代替操作が行われたと判定した場合(ステップS66:YES)、制御部11は、自身の位置を検出し、検出して得た位置情報を経路情報送信装置1へ送信する(ステップS111)。

0083

経路情報送信装置1の制御部11は、カーナビゲーション装置2から送信された位置情報を受信する(ステップS112)。そして、受信した位置情報に基づいて、車両Bが代替走行経路を走行しているか否かを判定する(ステップS113)。車両Bが代替走行経路を走行していると判定した場合(ステップS113:YES)、制御部11は、代替走行経路を示す代替走行経路情報を通信部14にてカーナビゲーション装置2へ送信する(ステップS114)。以下、実施の形態と同様、ステップS63〜ステップS74の処理を実行する。車両Bが代替走行経路を走行していないと判定した場合(ステップS113:NO)、制御部11は、実施の形態と同様、ステップS74の処理を実行する。

0084

変形例にあっても実施の形態と同様の作用効果を奏する。作用効果の内容は実施の形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。

0085

上述の実施の形態において、走行経路の混雑又は危険を予想する場合に、目的地及び車両の速度に基づいて、ある地点への到達時刻又は時間帯を算出し、算出した時刻又は時間帯での混雑状況又は不安全情報等に基づいて、当該地点の混雑又は危険を予想するようにすることもできる。

0086

今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

0087

1経路情報送信装置
2カーナビゲーション装置
3車載機
4感知器
5GPS携帯通信装置
6ウェブサーバ
7走行経路画像
81,82代替走行経路画像
9クーポン画像
11 制御部
12 ROM
13 RAM
14通信部
15 記憶部
15a地図情報
15b 平均旅行時間DB
15cブレーキ操作状況DB
15d人位置情報DB
15e事故情報DB
15f行事情報DB
16時計
21 制御部
22 ROM
23 RAM
24 通信部
25 記憶部
26 表示部
27 操作部
28 時計
29位置検出部
A 人
N 通信網

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