図面 (/)

技術 ブッシュ分力検出装置

出願人 株式会社SUBARU
発明者 下山浩
出願日 2013年5月8日 (7年7ヶ月経過) 出願番号 2013-098597
公開日 2014年11月20日 (6年1ヶ月経過) 公開番号 2014-219270
状態 特許登録済
技術分野 特定の目的に適した力の測定 車体懸架装置
主要キーワード ボルト挿入口 荷重測定センサ 感受体 可動連結 添付位置 懸架部材 フロントブッシュ 揺動中心軸
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年11月20日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

車両のサスペンション機構における各軸の分力変化の検出を高精度で行うことができるブッシュ分力検出装置を提供する。

解決手段

サスペンション装置10のロワアーム6とクロスメンバ5とは、ロワアーム6のフロントブッシュ取付部61に圧入されたフロントブッシュ100を介して連結している。フロントブッシュ100の外筒130の外周面には内輪160が取り付けられ、フロントブッシュ取付部61の内周面には外輪170が取り付けられている。そして、内輪160の上端部から径方向外側に突出した内輪フランジ161のボルト挿入口162と、外輪170の下端部から径方向内側に突出した外輪フランジ171のボルト挿入口172とに挿入されたボルトによって、フロントブッシュ分力検出装置140の感受体150が支持されている。

概要

背景

車両のサスペンションは、車両の乗り心地操縦の安定性などに影響を与える。そのため、サスペンションの分力を測定し、この測定結果に基づいて、車両の乗り心地や操縦の安定性などを評価し、また、サスペンションの弾性の調節などを行う。したがって、サスペンションの各部における動的な分力変化を正確に測定することにより、車両の乗り心地や操縦の安定性などを向上させることができる。

そこで、特にサスペンション機構の各部において作用するヨー、ピッチロール等の分力の変化を検出するための様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1には、複数の歪みゲージを備え、車両のサスペンション機構におけるダンパなどの棒状体密着固定させる荷重測定センサが開示されている。

概要

車両のサスペンション機構における各軸の分力変化の検出を高精度で行うことができるブッシュ分力検出装置を提供する。サスペンション装置10のロワアーム6とクロスメンバ5とは、ロワアーム6のフロントブッシュ取付部61に圧入されたフロントブッシュ100を介して連結している。フロントブッシュ100の外筒130の外周面には内輪160が取り付けられ、フロントブッシュ取付部61の内周面には外輪170が取り付けられている。そして、内輪160の上端部から径方向外側に突出した内輪フランジ161のボルト挿入口162と、外輪170の下端部から径方向内側に突出した外輪フランジ171のボルト挿入口172とに挿入されたボルトによって、フロントブッシュ分力検出装置140の感受体150が支持されている。

目的

そこで、本願発明は、車両のサスペンション機構における各軸の分力変化の検出を高精度で行うことができるブッシュ分力検出装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

車両のフレームに設けられた孔部に挿入されて内側に棒状部材軸支する筒状のブッシュに作用する分力を検出するブッシュ分力検出装置であって、ブッシュと孔部との間に設けられ、ブッシュの外周面に取り付けられる筒状の内輪と、内輪の外側方向に所定の隙間を有して配置され、孔部の内周面に取り付けられる筒状の外輪と、内輪と外輪との隙間に棒状部材の軸と略同心になるように配置された円筒部材であって、一端部が内輪に接続され他端部が外輪に接続され、外周面に複数の歪みゲージが配置された感受体と、を備えたことを特徴とするブッシュ分力検出装置。

請求項2

感受体の外周面には、第1の径方向に作用する分力と、第1の径方向と直行する第2の径方向に作用する分力と、軸方向に作用する分力と、第1の径方向に沿った軸回り方向に作用する分力と、第2の径方向に沿った軸回り方向に作用する分力と、軸回り方向に作用する分力と、をそれぞれ検出するための歪みゲージが配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載のブッシュ分力検出装置。

技術分野

0001

本発明は、車両の構造部材の連結部に設けられたブッシュに作用する分力を検出するためのブッシュ分力検出装置に関するものである。

背景技術

0002

車両のサスペンションは、車両の乗り心地操縦の安定性などに影響を与える。そのため、サスペンションの分力を測定し、この測定結果に基づいて、車両の乗り心地や操縦の安定性などを評価し、また、サスペンションの弾性の調節などを行う。したがって、サスペンションの各部における動的な分力変化を正確に測定することにより、車両の乗り心地や操縦の安定性などを向上させることができる。

0003

そこで、特にサスペンション機構の各部において作用するヨー、ピッチロール等の分力の変化を検出するための様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1には、複数の歪みゲージを備え、車両のサスペンション機構におけるダンパなどの棒状体密着固定させる荷重測定センサが開示されている。

先行技術

0004

特開2011−85514号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ここで、車両のフレームアーム部材との連結部となる各軸は、アーム部材の可動基点となるため、サスペンション機構の設計や調整には、フレームとアーム部材との連結部における分力の検出を高精度で行うことが必要となる。

0006

しかしながら、サスペンションの各部の挙動を測定する際に、上記のように、ダンパやアーム部材等にセンサを取り付けたとしても、サスペンションの各軸(各部材の可動連結部分)の挙動を正確に測定することはできない。すなわち、サスペンションの各軸の挙動を測定するには、測定する軸に連結するアームやダンパなどに取り付けられたセンサによる測定結果を基に算出することになるので予測値にすぎない。特に、サスペンションの軸受けのブッシュにゴムなどの弾性体を用いた場合、バネ特性やすぐりを考慮する必要があるため、このような予測値は、実際の分力と大きく異なってしまう虞がある。

0007

そこで、本願発明は、車両のサスペンション機構における各軸の分力変化の検出を高精度で行うことができるブッシュ分力検出装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

第1の発明に係るブッシュ分力検出装置は、車両のフレームに設けられた孔部に挿入されて内側に棒状部材軸支する筒状のブッシュに作用する分力を検出するブッシュ分力検出装置であって、ブッシュと孔部との間に設けられ、ブッシュの外周面に取り付けられる筒状の内輪と、内輪の外側方向に所定の隙間を有して配置され、孔部の内周面に取り付けられる筒状の外輪と、内輪と外輪との隙間に棒状部材の軸と略同心になるように配置された円筒部材であって、一端部が内輪に接続され他端部が外輪に接続され、外周面に複数の歪みゲージが配置された感受体と、を備えたことを特徴とする。

0009

第2の発明に係るブッシュ分力検出装置は、第1の発明に係るブッシュ分力検出装置であって、感受体の外周面には、第1の径方向に作用する分力と、第1の径方向と直行する第2の径方向に作用する分力と、軸方向に作用する分力と、第1の径方向に沿った軸回り方向に作用する分力と、第2の径方向に沿った軸回り方向に作用する分力と、軸回り方向に作用する分力と、をそれぞれ検出するための歪みゲージが配置されている、ことを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明によれば、車両のフレームと棒状部材とはブッシュを介して連結され、ブッシュの外側面に設けられた内輪と外輪との間に感受体が配置されているので、ブッシュに作用する分力を直接的に検出することが可能になる。そのため、車両のサスペンション機構における各軸の分力変化の検出を高精度で行うことができる。

図面の簡単な説明

0011

本発明の車両のサスペンション装置車両前方から見た模式的正面図である。
図1のサスペンション装置を上方から見た模式的平面図である。
本発明のフロントブッシュの斜視図である。
図3のA−A´断面図である。
図3のB−B´断面図である。
図5の一部を拡大した模式的断面図である。
本発明の感受体の模式的斜視図である。
6分力検出装置における力検出系のブリッジ回路の構成を示す図である。
6分力検出装置におけるモーメント検出系のブリッジ回路の構成を示す図である。

実施例

0012

図1乃至図9は、本発明の一実施形態を示すものである。

0013

図1図2に示すように、本発明のブッシュ分力検出装置を備えた車両の車体1は、サイドメンバ2と、アッパメンバ3と、ストラットタワー4と、クロスメンバ5と、サスペンション装置10とを備えている。

0014

サイドメンバ2は、車室前部隔壁である図示しないトーボードから、車両前方向に延びる構造部材であり、車両のエンジンルームを挟んで左右に一対に設けられている。左右のサイドメンバ2の後端部同士は、連結部材21によって連結されている。

0015

アッパメンバ3は、左右のサイドメンバ2の上方の車外側方向にそれぞれ設けられ、車室前部隔壁から車両前方向に向かって、エンジンフード左右両端部に沿うように延びる構造部材である。

0016

ストラットタワー4は、サイドメンバ2の車幅方向外側の端部から、アッパメンバ3の車幅方向内側の端部にかけて設けられており、後述するショックアブソーバ41の上端部が固定されている。

0017

クロスメンバ5は、車両幅方向に延びる構造部材であり、両端部がそれぞれ左右のサイドメンバ2の下面にボルト等によって締結されている。また、クロスメンバ5の下部には、後述するロワアーム6が接続されるブラケット51が、下方に向かって突出形成されている。

0018

サスペンション装置10は、ショックアブソーバ41と、ロワアーム6と、サポートプレート7とを備えている。

0019

ショックアブソーバ41は、外周面にコイルスプリング42を有する油圧式緩衝装置であり、上端部がストラットタワー4に回転可能に取り付けられ、下端部は前輪11を回転可能に軸支する図示しない前輪懸架部材の上端部に締結して固定されている。

0020

ロワアーム6は、前輪懸架部材の下端部を支持するサスペンションアームであり、車幅方向に左右一対に設けられている。左右のロワアーム6の車内側端部の車両前後方向前側にはフロントブッシュ取付部61が設けられ、車内側端部の車両前後方向後側にはリアブッシュ取付部62が設けられ、車外側端部にはボールジョイント63が設けられている。

0021

フロントブッシュ取付部61は、フロントブッシュ100が圧入され固定される部分であり、中心軸がロワアーム6の上下方向の揺動中心軸に沿って延びる円筒型に形成された孔部である。

0022

フロントブッシュ100は、防振用のゴムブッシュであり、内筒110、ゴム部120、外筒130とから構成される。内筒110と外筒130とは略同心の円筒部材であり、内筒110が外筒130の内側に挿入され、ゴム部120が内筒110と外筒130との間に設けられる。ゴム部120には、内筒110の軸方向に貫通した開口部であるスグリ部121が左右一対に形成されている。スグリ部121は平面視において内筒110を中心とする円弧形状に形成され、径方向(x軸方向)とx軸と直交する径方向(y軸方向)とで、異なる弾性としている。また、内筒110と外筒130の軸方向長さは、フロントブッシュ取付部61の内周面の軸方向長さと略同一に形成されている。

0023

ロワアーム6は、フロントブッシュ取付部61に圧入されたフロントブッシュ100の内筒110に挿入された図示しないボルトを介して、クロスメンバ5のブラケット51に連結される。また、フロントブッシュ100には、フロントブッシュ100に作用する分力を検出するためのフロントブッシュ分力検出装置140が設けられている。フロントブッシュ分力検出装置140の詳細については後述する。

0024

リアブッシュ取付部62は、リアブッシュが圧入され固定される部分であり、中心軸がロワアーム6の車体前後方向の揺動中心軸に沿って延びる円筒型に形成された孔部である。リアブッシュは、フロントブッシュ100とほぼ同様に構成される防振用のゴムブッシュであり、内筒、ゴム部、外筒とから構成される。内筒と外筒とは略同心の円筒部材であり、内筒が外筒の内側に挿入され、ゴム部が内筒と外筒との間に設けられる。そして、ロワアーム6は、リアブッシュ取付部62に圧入されたリアブッシュの内筒に挿入されたボルトを介して、サポートプレート7に連結される。

0025

サポートプレート7は、ロワアーム6の下部を支持する板状部材であり、左右のロワアーム6のリアブッシュ取付部62に圧入されたリアブッシュ200とボルトを介して連結されるとともに、サイドメンバ2の後端部付近にボルト等によって締結されている。

0026

次に、サスペンション装置10に設けられたフロントブッシュ100に作用する分力を検出するためのフロントブッシュ分力検出装置140について、図3乃至図9を用いて説明する。

0027

フロントブッシュ分力検出装置140は、ロワアーム6とクロスメンバ5とを連結するフロントブッシュ100に作用する6分力を検出するものである。フロントブッシュ分力検出装置140は、円筒状に形成された感受体150、フロントブッシュ100の外筒130の外周面に取り付けられる内輪160と、フロントブッシュ取付部61の内周面に取り付けられる外輪170と、感受体150に設けられた複数の歪みゲージおよびこのゲージを含むブリッジ回路を有して構成される。フロントブッシュ分力検出装置140は、フロントブッシュ100の外側面に取り付けられており、フロントブッシュ100とともにフロントブッシュ取付部61に圧入される。

0028

感受体150は、フロントブッシュ100よりも径が大きく形成された円筒部材であり、フロントブッシュ100と略同心に配置されている。感受体150の上端部および下端部には、ボルトの挿入部が形成され、中間部分よりもや肉厚に形成されている。中間部分は、一定の肉厚に形成されている。

0029

内輪160と外輪170とは略同心の円筒部材であり、内輪160の外周面と外輪170の内周面との間には一定の間隔が設けられ、内輪160の外周面と外輪170の内周面との間に感受体150が配置されている。すなわち、フロントブッシュ100の外筒130と感受体150と内輪160と外輪170とは互いに略同心の円筒部材であり、外筒130の外側に内輪160が配置され、内輪160の外側に感受体150が配置され、感受体150の外側に外輪170が配置され、さらに外輪170の外側にフロントブッシュ取付部61の内周面が位置する。外筒130と内輪160との間、および外輪170とフロントブッシュ取付部61の内周面との間には隙間がないように配置されているが、内輪160と感受体150との間、および感受体150と外輪170との間には一定の隙間が形成されるように配置されている。なお、外筒130と感受体150と内輪160と外輪170とは互いにほぼ同心であるが、厳密に同心でなくてもよい。

0030

内輪160は、フロントブッシュ100の外筒130の外周面に取り付けられた円筒部材であり、軸方向の長さは外筒130と略同一に形成されている。内輪160の内周面と外筒130の外周面とは隙間がないように接続している。なお、本実施形態では内輪160と外筒130とは別個の部材となっているが、これに限らず、内輪160と外筒130とを一体として形成してもよい。

0031

内輪160の下端部には、径方向外側に向かって突出した内輪フランジ161が形成されており、内輪フランジ161には、軸方向に貫通するボルト挿入口162が形成されている。そして、内輪フランジ161の下方から挿入されたボルトによって、内輪フランジ161の上面に感受体150の下面を固定している。

0032

外輪170は、内輪160の径方向外側に内輪160の外周面と所定間隔を有して設けられた円筒部材であり、フロントブッシュ100がフロントブッシュ取付部61に圧入された状態では、外輪170の外周面がフロントブッシュ取付部61の内周面に接触している。

0033

外輪170の上端部には、径方向内側に向かって突出した外輪フランジ171が形成されており、外輪フランジ171には、軸方向に貫通するボルト挿入口172が形成されている。そして、外輪フランジ171の上方から挿入されたボルトを介して、外輪フランジ171の下面側に感受体150の上面を固定している。したがって、感受体150は、上端部を外輪フランジ171に固定され、下端部を内輪フランジ161に固定されることにより、外輪170と内輪160との間に形成された隙間に配置されている。

0034

フロントブッシュ分力検出装置140は、感受体150に設けられる歪みゲージを含むブリッジ回路をそれぞれ有するFx検出系、Fy検出系、Fz検出系、Mx検出系、My検出系、Mz検出系を備えている。

0035

Fx検出系は、感受体150に作用する径方向(以下、x軸方向)の力Fxを検出するものである。
Fy検出系は、感受体150に作用するx軸方向と直交する方向の径方向(以下、y軸方向)の力Fyを検出するものである。
Fz検出系は、感受体150に作用する軸方向(以下、z軸方向)の力Fzを検出するものである。
Mx検出系は、感受体150に作用するx軸回りのモーメントMxを検出するものである。
My検出系は、感受体150に作用するy軸回りのモーメントMyを検出するものである。
Mz検出系は、感受体150に作用するz軸回りのモーメントMzを検出するものである。

0036

Fx検出系、Fy検出系、Fz検出系、Mx検出系、My検出系、およびMz検出系は、それぞれ4つの歪みゲージを含むブリッジ回路を有して構成されている。

0037

図7に示すように、Fx検出系は、歪みゲージ151a、151b、151c、151dを有して構成されている。歪みゲージ151a〜151dは、単軸の歪みゲージであって、その検出方向が感受体150の中心軸方向と平行となるように、感受体150の外周面に貼付されている。

0038

また、図8(a)に示すように、Fx検出系のブリッジ回路は、歪みゲージ151a〜151dをループ状に順次接続し、歪みゲージ151bと151cとの間、および歪みゲージ151aと151dとの間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、歪みゲージ151aと151bとの間、および歪みゲージ151cと151dとの間の電位差を計測するものである。

0039

図7に示すように、Fy検出系は、歪みゲージ152a、152b、152c、152dを有して構成されている。歪みゲージ152a〜152dは、単軸の歪みゲージであって、その検出方向が感受体150の中心軸方向と平行となり、かつ、それぞれ歪みゲージ151a〜151dの添付位置に対して感受体150の中心軸回り位相が90度ずれた位置となるように、感受体150の外周面に貼付されている。

0040

また、図8(b)に示すように、Fy検出系のブリッジ回路は、歪みゲージ152a〜152dをループ状に順次接続し、歪みゲージ152bと152cとの間、および歪みゲージ152aと152dとの間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、歪みゲージ152aと152bとの間、および歪みゲージ152cと152dとの間の電位差を計測するものである。

0041

図7に示すように、Fz検出系は、歪みゲージ153a、153b、153c、153dを有して構成されている。歪みゲージ153a〜153dは、単軸の歪みゲージであって、その検出方向が感受体150の中心軸方向と平行となるように、感受体150の外周面に貼付されている。歪みゲージ153aは、歪みゲージ151aと151bとの中間に配置され、歪みゲージ153b〜153dは、それぞれ歪みゲージ153aに対して、感受体150の中心軸回りの位相が90度、180度、270度ずれた位置に配置されている。

0042

また、図8(c)に示すように、Fz検出系のブリッジ回路は、歪みゲージ153a〜153dをループ状に順次接続し、歪みゲージ153aと153cとの間、および歪みゲージ153bと153dとの間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、歪みゲージ153aと153bとの間、および歪みゲージ153cと153dとの間の電位差を計測するものである。

0043

図7に示すように、Mx検出系は、歪みゲージ154a、154b、154c、154dを有して構成されている。歪みゲージ154a〜154dは、単軸の歪みゲージであって、その検出方向が感受体150の中心軸方向と平行となるように、感受体150の外周面に貼付されている。歪みゲージ154a〜154dは、それぞれ歪みゲージ152a〜152dに対して、感受体150の中心軸方向に隣接して配置されている。

0044

また、図9(a)に示すように、Mx検出系のブリッジ回路は、歪みゲージ154a〜154dをループ状に順次接続し、歪みゲージ154aと154cとの間、および歪みゲージ154bと154dとの間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、歪みゲージ154aと154bとの間、および歪みゲージ154cと154dとの間の電位差を計測するものである。

0045

図7に示すように、My検出系は、歪みゲージ155a、155b、155c、155dを有して構成されている。歪みゲージ155a〜155dは、単軸の歪みゲージであって、その検出方向が感受体150の中心軸方向と平行となるように、感受体150の外周面に貼付されている。歪みゲージ155a〜155dは、それぞれ歪みゲージ151a〜151dに対して、感受体150の中心軸方向に隣接して配置されている。

0046

また、図9(b)に示すように、My検出系のブリッジ回路は、歪みゲージ155a〜155dをループ状に順次接続し、歪みゲージ155aと155cとの間、および歪みゲージ155bと155dとの間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、歪みゲージ155aと155bとの間、および歪みゲージ155cと155dとの間の電位差を計測するものである。

0047

図7に示すように、Mz検出系は、歪みゲージ156a、156b、156c、156dを有して構成されている。歪みゲージ156a〜156dは、せん断形の歪みゲージであって、その検出方向が感受体150の周方向と平行となるように、感受体150の外周面に貼付されている。歪みゲージ156aと156bは、それぞれ歪みゲージ153aと153bとの間、歪みゲージ153bと153dとの間に配置され。歪みゲージ156cと156dとは、それぞれ歪みゲージ156aと156bに対して、感受体150の中心軸対称となるように配置されている。

0048

また、図9(c)に示すように、Mz検出系のブリッジ回路は、歪みゲージ156a〜156dをループ状に順次接続し、歪みゲージ156aと156cとの間、および歪みゲージ156bと156dとの間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、歪みゲージ156aと156bとの間、および歪みゲージ156cと156dとの間の電位差を計測するものである。

0049

なお、リアブッシュ200にも、リアブッシュ200に作用する分力を検出するためのリアブッシュ検出装置が設けられており、リアブッシュ検出装置は、フロントブッシュ分力検出装置140と同様に、内輪、外輪、および感受体から構成されている。そして、リアブッシュ検出装置により、リアブッシュ200に作用する径方向(x軸方向およびy軸方向)に作用する分力、軸方向(z軸方向)に作用する分力、x軸回り方向に作用する分力、y軸回り方向に作用する分力、z軸回り方向に作用する分力をそれぞれ検出可能となっている。

0050

以上のように、フロントブッシュ分力検出装置140の感受体150は、フロントブッシュ100の外筒130の外側に、フロントブッシュ100と同心に設けられている。そのため、フロントブッシュ100に作用する分力を直接的に検出することができるため、ロワアーム6とクロスメンバ5との連結部において作用する6分力を正確に検出することができる。すなわち、フロントブッシュ100と離間した位置で検出された分力を基に算出するのではなく、フロントブッシュ100自体にフロントブッシュ分力検出装置140を設けてフロントブッシュ100に作用する分力を直接検出することができるので、算出方法の煩雑さを解消するとともに、正確な分力の検出が可能となる。

0051

また、感受体150は、上端部を外輪フランジ171に固定され、下端部を内輪フランジ161に固定されることにより、フロントブッシュ100の外周に沿って配置されている。そのため、感受体150と内輪160との間、および感受体150と外輪170との間には、一定の間隔が保たれる。これにより、フロントブッシュ100が変形したとしても感受体150に内輪160や外輪170が接触しないので、常に正確な分力を検出することができる。

0052

また、フロントブッシュ分力検出装置140はフロントブッシュ100に取付られているため、フロントブッシュ100とともにフロントブッシュ取付部61から離脱させることができる。したがって、フロントブッシュ分力検出装置140を用いない場合は、フロントブッシュ100ごとフロントブッシュ取付部61から取り外し、フロントブッシュ分力検出装置140が設けられていないフロントブッシュ100をフロントブッシュ取付部61に圧入させればよいので、作業を簡易化することができる。

0053

なお、本実施形態では、車両のサスペンション装置10において、ロワアーム6とクロスメンバ5とがフロントブッシュ100を介して連結し、ロワアーム6とサポートプレート7とがリアブッシュ200を介して連結し、フロントブッシュ100とリアブッシュ200とにそれぞれブッシュに作用する分力を検出するための分力検出装置を設けている。しかし、これに限らず、その他の構造部材の連結部分軸受け部材にブッシュを用いてもよいし、当該ブッシュに、フロントブッシュ100におけるフロントブッシュ分力検出装置140と同様の分力検出装置を設けてもよい。

0054

また、本実施形態では、フロントブッシュ100やリアブッシュ200はゴムブッシュを用いているが、これに限らず、例えばウレタン等を用いたブッシュとしてもよい。

0055

また、本実施形態では、複数の歪みゲージが感受体150の外周面に貼付されているが、これに限らず、感受体150の内周面に貼付するようにしてもよい。

0056

1 車体
2サイドメンバ
3アッパメンバ
4ストラットタワー
5クロスメンバ
6ロワアーム
7サポートプレート
10サスペンション装置
11前輪
21連結部材
41ショックアブソーバ
42コイルスプリング
51ブラケット
61フロントブッシュ取付部
62リアブッシュ取付部
63ボールジョイント
100 フロントブッシュ
110内筒
120ゴム部
121スグリ部
130外筒
140 フロントブッシュ分力検出装置
150感受体
151a〜151d Fx検出系の単軸歪みゲージ
152a〜152d Fy検出系の単軸歪みゲージ
153a〜153d Fz検出系の単軸歪みゲージ
154a〜154d Mx検出系の単軸歪みゲージ
155a〜155d My検出系の単軸歪みゲージ
156a〜156d Mz検出系のせん断形歪みゲージ
160内輪
161内輪フランジ
162ボルト挿入口
170外輪
171外輪フランジ
172 ボルト挿入口

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ