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技術 診療支援プログラム、診療支援方法、及び診療支援装置

出願人 富士通株式会社
発明者 川越雅文
出願日 2013年3月29日 (6年11ヶ月経過) 出願番号 2013-075028
公開日 2014年10月23日 (5年5ヶ月経過) 公開番号 2014-199597
状態 特許登録済
技術分野 医療・福祉事務
主要キーワード 判断期間 所定年数 専門科 判断項目 診察データ 関連検査 重み付けテーブル 診療実績
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年10月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

診療に対する適切な支援を行う。

解決手段

診療支援プログラムにおいて、診断された病気に対する患者治療期間と、前記診断された病気に対する基準治癒期間とを比較し、前記患者の治療期間が前記基準治癒期間を越えている場合に、類似する症状を発症させるそれぞれの病気を関連付けて記憶する記憶手段から前記診断された病気の症状に類似する症状を発症させる他の病気を検索し、検索した前記他の病気の病名情報を出力する、処理をコンピュータに実行させる。

概要

背景

医師患者に対して行う診療では、医師が誤診する場合がある。現在の医療システムは、医師が行った診療の記録を保存しているが、誤診を防止するための機能としては不十分である。

例えば、診療支援において、再診時に悪化や変化なしの場合に、電子カルテ診断名に基づき、前回の処方を除く処方を表示する手法がある(例えば、特許文献1参照)。

概要

診療に対する適切な支援を行う。診療支援プログラムにおいて、診断された病気に対する患者の治療期間と、前記診断された病気に対する基準治癒期間とを比較し、前記患者の治療期間が前記基準治癒期間を越えている場合に、類似する症状を発症させるそれぞれの病気を関連付けて記憶する記憶手段から前記診断された病気の症状に類似する症状を発症させる他の病気を検索し、検索した前記他の病気の病名情報を出力する、処理をコンピュータに実行させる。

目的

本発明は、診療に対する適切な支援を行うことを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

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請求項1

診断された病気に対する患者治療期間と、前記診断された病気に対する基準治癒期間とを比較し、前記患者の治療期間が前記基準治癒期間を越えている場合に、類似する症状を発症させるそれぞれの病気を関連付けて記憶する記憶手段から前記診断された病気の症状に類似する症状を発症させる他の病気を検索し、検索した前記他の病気の病名情報を出力する、処理をコンピュータに実行させるための診療支援プログラム

請求項2

前記他の病気の病名情報の出力は、前記患者の診察時に実行され、検索した前記他の病気を診察する際に使用する問診情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の診療支援プログラム。

請求項3

前記患者の個人情報に対応する重み付け値を取得し、取得した前記重み付け値を用いて前記患者の治療期間と前記基準治癒期間との比較を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の診療支援プログラム。

請求項4

診療支援装置が、診断された病気に対する患者の治療期間と、前記診断された病気に対する基準治癒期間とを比較し、前記患者の治療期間が前記基準治癒期間を越えている場合に、類似する症状を発症させるそれぞれの病気を関連付けて記憶する記憶手段から前記診断された病気の症状に類似する症状を発症させる他の病気を検索し、検索した前記他の病気の病名情報を出力することを特徴とする診療支援方法

請求項5

類似する症状を発症させるそれぞれの病気を関連付けて記憶する記憶手段と、診断された病気に対する患者の治療期間と、前記診断された病気に対する基準治癒期間とを比較し、前記患者の治療期間が前記基準治癒期間を越えている場合に、前記記憶手段から前記診断された病気の症状に類似する症状を発症させる他の病気を検索する検索手段と、前記検索手段により検索された前記他の病気の病名情報を提示する提示手段とを有することを特徴とする診療支援装置。

技術分野

0001

本発明は、診療支援プログラム診療支援方法、及び診療支援装置に関する。

背景技術

0002

医師患者に対して行う診療では、医師が誤診する場合がある。現在の医療システムは、医師が行った診療の記録を保存しているが、誤診を防止するための機能としては不十分である。

0003

例えば、診療支援において、再診時に悪化や変化なしの場合に、電子カルテ診断名に基づき、前回の処方を除く処方を表示する手法がある(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0004

特開2003−108665号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、従来手法のような電子カルテの診断名から別の処方を表示するだけでは、適切な診療を行っているとは言えず、医師等の診療に対する適切な支援ができていない。

0006

1つの側面では、本発明は、診療に対する適切な支援を行うことを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

一態様における診療支援プログラムは、診断された病気に対する患者の治療期間と、前記診断された病気に対する基準治癒期間とを比較し、前記患者の治療期間が前記基準治癒期間を越えている場合に、類似する症状を発症させるそれぞれの病気を関連付けて記憶する記憶手段から前記診断された病気の症状に類似する症状を発症させる他の病気を検索し、検索した前記他の病気の病名情報を出力する、処理をコンピュータに実行させる。

発明の効果

0008

診療に対する適切な支援を行うことができる。

図面の簡単な説明

0009

診療支援システムの構成例を示す図である。
診療支援装置のハードウェア構成例を示す図である。
診療支援装置の処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態における各種データ例を示す図(その1)である。
本実施形態における各種データ例を示す図(その2)である。
上述した各種データの対応関係を示す図である。
誤診閾値を用いた誤診可能性判断例を説明するための図である。
提示される画面の第1実施例を示す図である。
提示される画面の第2実施例を示す図である。

実施例

0010

以下、添付図面を参照しながら実施例について詳細に説明する。

0011

<診療支援システムの構成例>
図1は、診療支援システムの構成例を示す図である。図1に示す診療支援システム10は、情報処理装置の一例である診療支援装置11と、1又は複数の端末12−1〜12−n(以下、必要に応じて「端末12」と総称する)とを有する。診療支援装置11と、端末12とは、インターネットやLocal Area Network(LAN)等の通信ネットワーク13によりデータの送受信が可能な状態で接続されている。

0012

診療支援装置11は、患者を診察する際に医師等が使用する端末12からの問い合わせに対して予め記憶された問診情報等を提示し、その問診結果受け付けて患者の病名や病名に対する処方等を判断する。

0013

また、診療支援装置11は、患者に治療を施したにもかかわらず、患者の病気が改善していない場合、誤診の疑いがあると判断して別の病気の可能性を示すため、別の病気に関連する情報を端末12に提示する。

0014

例えば、診療支援装置11は、患者の電子カルテに登録された病気の症状が改善していない場合で、かつ患者の治療期間がその病気の基準治癒期間を越えている場合に、その病気の症状に類似する症状を発症させる他の病気を検索する。なお、治療期間や基準治癒期間等の期間とは、数時間単位でもよく、また数日、数週間、数ヶ月単位でもよい。また、診療支援装置11は、検索した他の病気の病名情報を端末12に出力する。

0015

また、診療支援装置11は、例えば医師等による診察時に実行され、上述した検索で得られた他の病気を診察する際に使用する問診情報を取得し、取得した問診情報を端末12に表示する。医師は、端末12で表示された問診情報に基づいて患者を改めて診察することによって、本当の病気を見つけ誤診を防止する。

0016

ここで、図1に示す診療支援装置11は、1又は複数の端末12からのアクセスが可能であり、各端末12から得られる電子カルテの情報や診療実績情報等を登録したり、記憶手段等に記憶された各種情報を提供することができる。

0017

診療支援装置11は、例えば汎用のPersonal Computer(PC)やサーバ等を用いることができるが、これに限定されるものではない。

0018

端末12は、医師等が使用する端末12である。端末12は、医師等が患者の診断を行うために診療支援装置11に対して患者の登録を行ったり、診療支援装置11から問診情報を取得したり患者の病名や治療方法、処方等を取得する。

0019

端末12は、例えばPCやタブレット端末スマートフォン等の通信端末等を用いることができるが、これに限定されるものではない。また、診療支援装置11及び端末12は一体に構成されていてもよい。

0020

<診療支援装置11の機能構成例
ここで、図1に示す診療支援装置11の機能構成例について説明する。図1に示す診療支援装置11は、患者登録手段21と、期間取得手段22と、誤診可能性判断手段23と、病名検索手段(検索手段)24と、提示手段25と、制御手段26と、記憶手段27とを有する。

0021

患者登録手段21は、医師等の患者を診察したときの電子カルテ等の登録を受け付ける。電子カルテとは、例えば患者の個人情報、病名、症状、治療内容処方内容検査結果病歴等の電子情報であるが、これに限定されるものではない。患者登録手段21が受け付けた患者情報は、記憶手段27の患者データベース(以下、「データベース」を単に「DB」という)や診察DB等に記憶される。

0022

また、患者登録手段21は、患者に対する診察結果を医師が変更した場合に、その変更に伴い記憶手段27に記憶された診察DBや病名DB等の更新を行うことができる。

0023

期間取得手段22は、予め記憶手段27に記憶されている病名DB等を用いて、患者が診断された病名に対する基準治癒期間を取得する。基準治癒期間としては、例えば同一の病気を過去に治療した患者の治癒期間を平均した平均治癒期間等があるが、これに限定されたものではなく、例えば医師等が設定した治癒期間でもよい。以下の説明では、基準治癒期間の一例として、平均治癒期間を用いて説明する。

0024

誤診可能性判断手段23は、所定の条件に基づいて誤診の可能性を判断する。なお、所定の条件とは、例えば患者の治療期間が、該当病名の平均治癒期間より長い場合や、所見として「痛みが変わらない」等の症状がある場合、検査結果が悪化してるか、変化がない場合等である。なお、所定の条件は、これに限定されるものではなく、1又は複数の条件を組み合わせもよい。

0025

また、誤診可能性判断手段23は、病名に対する平均治癒期間と患者の治療期間との期間比較を行う場合、患者の年齢体質等に基づいて重み付け値を付加してから期間の比較を行ってもよい。例えば、若い患者では治癒期間が短く、老人の患者では治癒期間が長い。そのため、誤診可能性判断手段23は、例えば年齢に対応する重み付け値を設定し、その設定した値を患者の治療期間に乗算した結果と、平均治癒期間とを比較してもよい。

0026

また、誤診可能性判断手段23は、予め設定された誤診閾値を用いて、誤診可能性判断をすることができる。誤診閾値としては、例えば診療情報として、問診結果が「痛み変わらず」である場合や、検査結果が「悪化」である場合に、誤診の可能性があると判断することができるが、これに限定されるものではない。

0027

病名検索手段24は、端末12から得られた問診結果に基づいて病名の検索を行う。また、病名検索手段24は、誤診可能性判断手段23により誤診の可能性があると判断された場合に、本当の病名(真病名)の可能性があるものを、記憶手段27に記憶された病名DBから取得する。

0028

例えば、病名検索手段24は、患者の治療期間が平均治癒期間を越えている場合に、現時点で患者が診断された病気の症状に類似する症状を発症させる他の病気を検索する。この場合、病名検索手段24は、例えば電子カルテ等に含まれる現時点で患者が医師から診断された病名に基づいて、病名DBを参照し、その病名と関連性の高い病気として予め設定されている1又は複数の病名を取得する。なお、関連性の高い病気とは、例えば患者の症状が類似しており誤診する可能性が高い病気や、過去に実際に誤診したことがある病気等であるが、これに限定されるものではない。

0029

本当の病名の可能性のあるものを検索する方法としては、例えば今まで診察してきた患者の情報をDB化しておき、例えば、病名XXXの疑いから病名YYYへと病名を変更した患者を対象とし、患者の病名、検査内容処方情報等を診察DBや病名DB等に登録する。また、病名XXXは、本当の病名YYYの可能性があるという関連付けをすることで、病名検索手段24は、病名XXXの疑いとなっている患者に対して、病名YYYを検索することができる。

0030

提示手段25は、病名検索手段24により検索された本当の病名である可能性を有する病名を、通信ネットワーク13を介して医師の端末12に提示する。また、提示手段25は、該当病名に関する新たな問診情報を記憶手段27に予め記憶された問診DB等から取得し、取得した問診情報を、通信ネットワーク13を介して端末12に表示する。また、提示手段25は、問診、検査、処方情報も提示してもよい。

0031

また、提示手段25は、端末12から得られる問診結果や電子カルテ等に基づいて、医師が診断した病気に対する治療方法等を提示する。問診結果とは、例えば問診情報に対する回答や、治療方法の変更、病名の変更、検査実施、処方変更等があるが、これに限定されるものではない。

0032

なお、提示手段25は、過去に同一の病気と診断された患者に対して行った検査や処方の情報を1又は複数提示し、医師がその中から選択できるようにしてもよい。

0033

制御手段26は、診療支援装置11内の各機能全体を制御する。例えば、制御手段26は、患者登録手段21に患者登録させる、期間取得手段22に基準治癒期間を取得させる、誤診可能性判断手段23に誤診可能性を判断させる、病名検索手段24に病名を検索させる、提示手段25に提示させる等の制御を行う。なお、制御手段26による制御内容については、これに限定されるものではない。

0034

記憶手段27は、診療支援システム10における診療支援処理を実行するのに必要な各種データを記憶し、必要に応じてデータを読み出したり、書き込んだりすることができる。記憶手段27に記憶されるデータの例としては、例えば病名DBや診察DB、患者DB、医者DB、診療重み付けマスタ等がある。更に、記憶手段27に記憶されるデータの例としては、例えば関連問診マスタ、問診詳細マスタ、関連処方マスタ、処方詳細マスタ、関連検索マスタ、検査詳細マスタ、期間重み付けマスタ等がある。なお、記憶手段27に記憶される情報は、これに限定されるものではない。上述した各データのデータ例については、後述する。

0035

上述した構成により、診療支援装置11は、医師等が患者の病気の特定を適切に行うための支援をすることができる。例えば、診療支援装置11は、医師が診察を行う際に、患者の病気が改善していない場合に、可能性がある他の病気を検索し、検索された他の病名又は他の病名に対する問診情報を端末12に提示する。医師は、端末12から提示された問診情報に基づいて患者を改めて診察することによって、本当の病気を早期に見つけることができ、誤診を防止することができる。

0036

<診療支援装置11のハードウェア構成例>
図2は、診療支援装置のハードウェア構成例を示す図である。図2における診療支援装置11は、入力装置31と、出力装置32と、ドライブ装置33と、補助記憶装置34と、主記憶装置35と、各種制御を行うCentral Processing Unit(CPU)36と、ネットワーク接続装置37とを有し、これらはシステムバスBで相互に接続されている。

0037

入力装置31は、ユーザ等が操作するキーボード及びマウス等のポインティングデバイスや、マイクロフォン等の音声入力デバイスを有しており、ユーザ等からのプログラム実行指示、各種操作情報ソフトウェア等を起動するための情報等の入力を受け付ける。

0038

出力装置32は、本実施形態における処理を行うためのコンピュータ(診療支援装置11)を操作するのに必要な各種ウィンドウやデータ等を表示するディスプレイを有し、CPU36が有する制御プログラムによりプログラムの実行経過や結果等を表示する。

0039

ここで、本実施形態においてコンピュータにインストールされる実行プログラムは、例えば、Universal Serial Bus(USB)メモリCD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体38等により提供される。プログラムを記録した記録媒体38は、ドライブ装置33にセット可能であり、CPU36からの制御信号に基づき、記録媒体38に含まれる実行プログラムが、記録媒体38からドライブ装置33を介して補助記憶装置34にインストールされる。

0040

補助記憶装置34は、例えばハードディスクドライブやSolid State Drive(SSD)等のストレージ手段等である。補助記憶装置34は、CPU36からの制御信号に基づき、本実施形態における実行プログラムや、コンピュータに設けられた制御プログラム等を記憶し、必要に応じて入出力を行う。補助記憶装置34は、CPU36からの制御信号等に基づいて、記憶された各情報から必要な情報を読み出したり、書き込むことができる。

0041

主記憶装置35は、CPU36により補助記憶装置34から読み出された実行プログラム等を格納する。主記憶装置35は、Read Only Memory(ROM)やRandom Access Memory(RAM)等である。補助記憶装置34及び主記憶装置35は、例えば上述した記憶手段27に対応している。

0042

CPU36は、オペレーティングシステム等の制御プログラム、及び主記憶装置35に格納されている実行プログラムに基づいて、各種演算や各ハードウェア構成部とのデータの入出力等、コンピュータ全体の処理を制御して各処理を実現することができる。プログラムの実行中に必要な各種情報等は、補助記憶装置34から取得することができ、また実行結果等を格納することもできる。

0043

具体的には、CPU36は、例えば入力装置31から得られるプログラムの実行指示等に基づき、補助記憶装置34にインストールされたプログラムを実行させることにより、主記憶装置35上でプログラムに対応する処理を行う。

0044

例えば、CPU36は、診療支援プログラムを実行させることで、上述した患者登録手段21による患者の登録、期間取得手段22による基準治癒期間の取得、誤診可能性判断手段23による誤診可能性の判断、病名検索手段24による病名の検索等の処理を行う。更に、CPU36は、診療支援プログラムを実行させることで、上述した提示手段25による各種データの端末12への提示等の処理を行うが、CPU36における処理内容は、これに限定されるものではない。CPU36により実行された内容は、必要に応じて補助記憶装置34に記憶される。

0045

ネットワーク接続装置37は、CPU36からの制御信号に基づき、通信ネットワーク13等と接続することにより、実行プログラムやソフトウェア、設定情報等を、通信ネットワーク13に接続されている外部装置等から取得する。また、ネットワーク接続装置37は、プログラムを実行することで得られた実行結果又は本実施形態における実行プログラム自体を外部装置等に提供することができる。

0046

上述したようなハードウェア構成により、本実施形態における診療支援処理を実行することができる。また、上述した各機能を実行させることができる実行プログラム(診療支援プログラム)をコンピュータにインストールすることにより、汎用のPCや通信端末等のコンピュータで本実施形態における診療支援処理を容易に実現することができる。

0047

また、端末12が汎用PC等である場合には、上述した診療支援装置11と同様のハードウェア構成を適用することができる。

0048

<診療支援装置11の処理の例>
次に、診療支援装置11の処理の一例についてフローチャートを用いて説明する。図3は、診療支援装置の処理の一例を示すフローチャートである。図3の例では、すでに診療支援装置11において、患者登録手段21により患者の登録が行われ、最初の診察と診察結果に対する治療等が行われているものとする。

0049

図3の例において、診療支援装置11の期間取得手段22は、患者の病名に対する平均治癒期間を取得する(S01)、次に、誤診可能性判断手段23は、所定の条件に基づいて誤診の可能性があるか否かを判断する(S02)。なお、S02の処理における誤診の可能性の判断は、例えばS01により得られる平均治癒期間と、患者の治療期間や、治療に対する現時点での患者の症状等により把握することができるが、これに限定されるものではない。

0050

次に、S02の処理の結果から誤診の可能性があるか否かを判断し(S03)、誤診の可能性がある場合(S03において、YES)、病名検索手段24は、本当の病名の可能性があるものを記憶手段27に記憶された病名DB等から検索して取得する(S04)。

0051

次に、提示手段25は、S04の処理により取得した病名等を、通信ネットワーク13を介して医師等が使用する端末12の画面に表示させる(S05)。S05の処理では、1又は複数の病名等を表示させることができる。

0052

次に、提示手段25は、端末12に表示された病名等を見た医師等から問診表示の指示があったか否かを判断する(S06)。なお、S06の処理では、複数の病名が表示されている場合に、医師等から選択された病名に対する問診表示の指示があったか否かを判断する。問診表示の指示があった場合(S06において、YES)、提示手段25は、指示された病名に対する問診情報を記憶手段27等から取得し(S07)、取得した問診情報等を、通信ネットワーク13を介して医師等が使用する端末12の画面に表示する(S08)。提示された問診情報に基づいて医師が患者を改めて診断し、問診結果に対する診断の変更が入力されると、患者登録手段21は、その変更の登録を行う(S09)。

0053

ここで、診療支援装置11は、S03の処理において、誤診の可能性がない場合(S03において、NO)、S06の処理において、問診表示をしない場合(S06において、NO)、又は、S09の処理後、診療支援処理を終了するか否かを判断する(S10)。診療支援装置11は、処理を終了しない場合(S10において、NO)。S01に戻り、他の患者や他の病名に対して同様の処理を行う。また、診療支援装置11は、S10の処理において、医師等の指示により処理を終了する場合(S10において、NO)、診療支援処理を終了する。

0054

<記憶手段27における各種データ例>
次に、上述した記憶手段27における各種データ例について、図を用いて説明する。図4図5は、本実施形態における各種データ例を示す図(その1、その2)である。ここで、図4において、(A)は病名DBを示し、(B)は診察DBを示し、(C)は患者DBを示し、(D)は医者DBを示し、(E)は診療重み付けマスタを示している。また、図5において、(F)は関連問診マスタを示し、(G)は問診詳細マスタを示し、(H)は関連処方マスタを示し、(I)は処方詳細マスタを示し、(J)は関連検査マスタを示し、(K)は検査詳細マスタを示し、(L)は期間重み付けマスタを示している。

0055

(A)に示す病名DBの項目としては、例えば「病名コード」、「病名」、「平均治癒期間」、「関連病名コード」、「好発時期」、「好発年齢」等があるが、これに限定されるものではない。病名DBは、類似する症状を発症させるそれぞれの病気を関連付けて記憶する。

0056

「病名コード」は、病気を識別するための識別情報である。「病名」は、病名コードに対応する病気の名称である。

0057

「平均治癒期間」は、病名毎の過去の診察データ履歴情報から平均して求められた治癒期間である。なお、(A)の例では、病名毎に設定されているが、これに限定されるものではなく、例えば同一の病名でも初回時と再発時とで分けて管理されていてもよい。

0058

「関連病名コード」は、病名DBの関連病名コードに、誤診の可能性が高い病名が登録される。なお、病名が登録される条件としては、例えば「病名「XXXの疑い」と診断されている病名が、「YYY」へと変更された」、「病名が変更された患者の受診科と、病名を変更した医者の専門医が同じ」、及び「病名を変更した医者の勤続年数が、「ZZ」年以上の場合」のとき、病名DBの関連病名コードに「YYY」の病名コードが登録される。例えば、「関連病名コード」は、病名に対応する病気の症状に類似する症状を発症させる他の病気の病名情報等を記憶する。

0059

例えば、病名DBの1レコードに関連病名コードが複数登録されている場合、病名を提示する画面で、可能性の高い病名から順番に表示する。例えば、表示順判断材料となる項目は、例えば受診した時期(病気の好発時期)(例えば、喘息が9月,水痘が12〜1月等)、患者の年齢(例えばリウマチ熱が5〜15等)、患者の状態(例えば、妊娠中喫煙中等)であるが、これに限定されるものではない。

0060

「好発時期」は、その病名の病気が流行する時期を示す。「好発年齢」は、その病名の病気が流行する年齢を示すものである。病名毎に「好発時期」及び「好発年齢」の何れかが記憶されていてもよく、両方が記憶されていてもよい。

0061

(B)に示す診察DBは、患者への診察を記憶したDBである。診察DBの項目としては、例えば「診察コード」、「診察日」、「患者ID」、「問診」、「処方」、「検査」、「病名コード」、「転記」、「受診科」、「医者コード」等があるが、これに限定されるものではない。

0062

「診察コード」は、患者の診察内容を識別するための識別情報である。「診察日」は、医師が診察した日時等である。「患者ID」は患者を識別するための識別情報である。「問診」は、医師が診察時に問診した結果である。「処方」は、問診結果に対する処方内容である。「検査」は、診察時に行った検査内容である。「転記」は、例えば患者の病気や怪我の治療の経過及び結果のことであるが、これに限定されるものではない。「受診科」は、患者を受診した担当科を示す情報である。「医者コード」は、診察した医師を識別するための識別情報である。

0063

(C)に示す患者DBは、患者登録手段21により登録された患者情報を記憶する。患者DBの項目としては、例えば「患者ID」、「氏名」、「性別」、「年齢」、「妊娠」、「喫煙」等があるが、これに限定されるものではない。

0064

「氏名」、「性別」、「年齢」は、患者IDに対応する氏名、性別、年齢である。「妊娠」は、その患者が妊娠しているか否かを示す情報であり、例えば「〇」、「×」等の情報が記憶される。「喫煙」は、その患者が喫煙しているか否かを示す情報であり、例えば「〇」、「×」等の情報が記憶される。

0065

(D)に示す医者DBは、医師を識別するための情報を記憶する。医師DBの項目としては、例えば「医者コード」、「氏名」、「性別」、「専門科」、「勤続年数」等であるが、これに限定されるものではない。「氏名」、「性別」、「専門科」、「勤続年数」には、医者コードに対応するそれぞれの情報が記憶される。

0066

(E)に示す診療重み付けマスタは、所定の条件としての誤診判断項目を記憶する。診療重み付けマスタの項目としては、例えば「項目名」、「種別」、「ポイント」等があるが、これに限定されるものではない。(E)の例では、治療後に痛みが増した場合や治療しても変化がない場合等に、その項目に対する種別(例えば、所見、検査等)及びポイント(例えば、+2、+1等)が設定される。

0067

(F)に示す関連問診マスタは、例えば病名選択画面等で病名を選択後に表示する問診を関連付けるためのデータを記憶する。関連問診マスタの項目としては、例えば「病名コード」、「問診コード」等があるが、これに限定されるものではない。「問診コード」は、問診情報を識別するための識別情報である。

0068

(G)に示す問診詳細マスタは、問診コードに対する問診内容を記憶する。問診詳細マスタの項目としては、例えば「問診コード」、「問診内容」等があるが、これに限定されるものではない。「問診内容」には、問診コードに対する1又は複数の問診情報が記憶される。

0069

(H)に示す関連処方マスタは、病名選択画面等から、医師が、病名を選択後に表示する処方を関連付けるためのデータを記憶する。関連処方マスタの項目としては、例えば「病名コード」、「処方コード」等があるが、これに限定されるものではない。「処方コード」は、処方内容を識別するための識別情報である。

0070

(I)に示す処方詳細マスタは、処方コードの具体的な内容を記憶する。処方コードの項目としては、例えば「処方コード」、「処方内容」等であるが、これに限定されるものではない。「処方内容」には、処方コードに対する1又は複数の処方情報が記憶される。

0071

(J)に示す関連検査マスタは、病名選択画面等で病名を選択後に表示する検査を関連付けるためのデータを記憶する。関連検査マスタの項目としては、例えば「病名コード」、「検査コード」等であるが、これに限定されるものではない。「検査コード」は、検査内容を識別するための識別情報である。

0072

(K)に示す検査詳細マスタは、検査コードと検査内容とを関連付けるためのデータを記憶する。検査詳細マスタの項目としては、例えば「検査コード」、「検査内容」等であるが、これに限定されるものではない。「検査内容」には、検査コードに対応する1又は複数の検査情報が記憶される。

0073

(L)に示す期間重み付けマスタは、例えば平均治癒期間や患者の治療期間に対して付与する重み付け値を記憶する。期間重み付けマスタの項目としては、例えば「病名コード」、「係数」、「対象年齢」、「対象性別」、「既往症病名コード」等があるが、これに限定されるものではない。

0074

「係数」は、病名コードの病名(病気)に対応する重み付け値である。「対象年齢」は、係数を期間に付加する患者の対象年齢である。「対象性別」は、係数を期間に付加する患者の性別である。「既往症病名コード」は、以前、患者が対象病名コードの病名に病気にかかっていた場合に対応する重み付けを行うために用いられるコードである。

0075

例えば、誤診可能性判断手段23は、以前に病名コード0110の病気の治療をしたことがある患者に対し、(L)に示す期間重み付けマスタを参照して、病名コード0001に対する係数1.5を取得する。また、誤診可能性判断手段23は、取得した係数を平均治癒期間又は患者の治療期間に付加(例えば、乗算)して、現時点で診断されている病名コード0001に対する誤診可能性を判断することができる。

0076

図6は、上述した各種データの対応関係を示す図である。図6には、上述した(A)〜(L)の各DB及びマスタと、その各DB及びマスタの主キー(+)及び項目名(−)が示されている。また、図6の例では、例えば「1」側のDBの1つの主キーに対して、「*」側のDBには、複数のレコードが存在することを示している。

0077

本実施形態では、上述した各DB及びマスタを図6に示すような対応関係を有するデータベースとして構成することで、本実施形態に対応する診療支援処理を行う。なお、各DB及びマスタの対応関係については、これに限定されるものではない。

0078

<平均治癒期間の変動(許容範囲)について>
ここで、上述した期間取得手段22により取得される平均治癒期間は、例えば各患者の個人情報に基づいて、平均治癒期間の判断期間を変動させることができる。個人情報とは、例えば上述した患者DBから取得される情報(例えば、性別、年齢、妊娠の有無、喫煙の有無)等であるが、これに限定されるものではない。

0079

例えば、期間取得手段22は、帯状疱疹の平均治癒期間が20日〜30日の場合に、患者DBを参照し、その患者が高齢者(70歳以上)であった場合に、平均治癒期間を40日〜60日として設定することができる。

0080

また、期間取得手段22は、マイコプラズマ肺炎の平均治癒期間が10日〜14日の場合に、患者DBを参照して、その患者が喫煙者であった場合に、平均治癒期間を20日〜30日として設定することができる。これにより、より患者にあった適切な誤診可能性判断及び本当の病名の提示等を行うことができる。

0081

<誤診閾値を用いた誤診可能性判断例>
次に、上述した誤診可能性判断手段23における誤診閾値を用いた誤診可能性判断例について、具体的に説明する。図7は、誤診閾値を用いた誤診可能性判断例を説明するための図である。

0082

誤診可能性判断手段23は、例えば患者の治療期間が平均治癒期間を過ぎているにもかかわらず、患者が治癒していない場合に誤診の可能性があると判断する。更に、本実施形態では、誤診可能性判断において、図7に示すような閾値を設け、その閾値に用いて適切な誤診可能性の判断を行う。

0083

図7(A)は、診療重み付けテーブルの一例を示している。図7(A)の例では、所見及び検査に対して、それぞれに重み付けの数値(例えば、−1,+1,+2,+3)が設定されているが、所見や検査の内容及び数値については、これに限定されるものではない。

0084

誤診可能性判断手段23は、図7(A)に示す診療重み付けテーブルを用いて、例えば所見及び検査による症状に対して得られたポイントを加算し、加算したポイントが誤診閾値以上の場合に誤診と判断する。

0085

図7(B)では、その具体的な例を示している。図7(B)の例では、風邪と診断され治療を行った後の診察において、所見及び検査に対し、図7(B)に示す結果が得られた場合、誤診可能性判断手段23は、図7(A)等に示す診療重み付けテーブルを参照してそれぞれの重み付け値を取得する。また、誤診可能性判断手段23は、その合計を計算し、計算した結果(+3)と、予め設定された誤診閾値(+3)とを比較し、計算した結果が誤診閾値以上となるため、誤診の可能性が高いと判断することができる。なお、上述した判断は、患者の治療期間及び平均治癒期間による誤診可能性判断結果を含めて判断してもよく、それぞれの結果のみを用いて、誤診可能性を判断してもよい。

0086

<画面例>
次に、提示手段25により端末12に提示される画面例について、図を用いて説明する。

0087

<第1実施例>
図8は、提示される画面の第1実施例を示す図である。図8に示す第1実施例は、病名を提示する画面において、病名を選択後に問診を表示するだけではなく、処方情報、検査情報等も表示する画面例を示している。

0088

図8(A)は、病名選択画面40を示し、図8(B)は問診選択画面50を示し、図8(C)は、処方選択画面60を示し、図8(D)は検査選択画面70を示している。

0089

第1実施例では、例えば医師が患者の診療情報を電子カルテに登録すると、診療支援装置11は、同患者の診察中に、上述した所定の条件に適合した場合、誤診と判断し、例えば図8(A)に示す病名選択画面40を表示する。

0090

図8(A)に示す病名選択画面40には、他の病態の可能性がある旨のメッセージと、本当の病名候補図8(A)の例では、「BBB」、「CCC」、「DDD」)が提示され、更に問診提示ボタン41、処方提示ボタン42、検査提示ボタン43が提示される。

0091

医師等が端末12に表示された病名選択画面40から病名を選択後、問診、処方、検査の行いたい診療のボタンを押下することで、対応する診察の選択画面が表示される。

0092

図8(B)は、問診提示ボタン41を選択した際に表示される問診選択画面50である。図8(B)に示す問診選択画面50は、病名BBBに関して予め設定された問診内容が表示され、これに対して該当する項目にチェックすることで、問診結果を得ることができる。

0093

図8(C)は、処方提示ボタン42を選択した際に表示される処方選択画面60である。図8(C)に示す問診選択画面50は、病名BBBに関する処方が設定され、これに対する項目にチェックすることで、処方内容を得ることができる。

0094

図8(D)は、検査提示ボタン43を選択した際に表示される検査選択画面70である。図8(D)に示す検査選択画面70は、病名BBBに関する検査内容が提示され、所定の検査項目をチェックすることで、検査内容を得ることができる。各画面により得られる情報は、記憶手段27に記憶される。

0095

なお、図8(A)〜(D)の画面は、各画面から、他の診療画面に遷移することが可能。また、図8(B)〜(D)の画面には、決定ボタン44及び戻るボタン45を有しており、設定完了時に決定ボタンを押下することで、その設定内容が決定し、戻るボタン45を押下すると、図8(A)に示す病名選択画面40に戻り、別病名を選択可能にする。

0096

<第2実施例>
図9は、提示される画面の第2実施例を示す図である。図9に示す第2実施例は、病名選択を行う前に、提示手段25が病名に関連する問診を提示し、その問診結果に基づいて可能性の高い順に病名を提示する。

0097

なお、第2実施例では、例えば図9(A)に示すように、誤診の可能性があり「AAA」、「BBB」「CCC」の病名が候補として挙がった場合、それぞれの問診内容が予め記憶手段27等に記憶されている。図9(A)の例は、例えば上述した関連問診マスタや問診詳細マスタに対応するものであるが、これに限定されるものではない。

0098

第2実施例では、例えば医師が患者の診療情報を電子カルテに登録し、同患者で診察中に、上述した所定の条件に適合した場合、誤診と判断し、図9(B)に示す関連する病名の問診選択画面50を表示する。

0099

第2実施例において、提示手段25は、最初に図9(B)に示すような問診選択画面50を表示し、候補病名に関連する問診を端末12の画面に表示する。また、第2実施例では、医師が問診選択画面50で患者に該当する問診を実施し、病名提示ボタン51を押下することで、病名検索手段24は、選択された問診結果に基づく病名の検索を行う。

0100

提示手段25は、検索結果により可能性が高い病名をから順に図9(C)に示すような病名選択画面40に病名等を表示する。図9(C)の例では、提示手段25は、問診に関連する病名の選択数が多い順に可能性が高い病名として表示しているが、これに限定されるものではない。

0101

また、図9(C)に示す病名選択画面では、問診選択画面50による問診結果で、選択されなかった病名は表示しない。そのため、医師は、迅速且つ適切に病名(病態)を絞り込むことができる。また、第2実施例では、問診選択画面50で患者に該当する問診を実施し、選択された問診の中から、関連性の高い病名を病名選択画面40に表示する。

0102

病名選択画面40で選択した病名に関して処方提示ボタン42や検査提示ボタン43を押下することで、上述した処方や検査に対する画面を表示する。

0103

本実施形態では、上述した画面例により、例えば医師が診断した病名を疑い、別の病名の可能性を医師に判断させるべく、病名AAAと誤診される確率の高い、病名BBBの病気に関する問診を提示する。病名BBBは、病名AAAと誤診される可能性が高く、その情報は病名DBに記憶されている。また、病名BBBに関する問診は、問診DBに記憶されており、病名DBの1病名と1問診(1又は複数の質問事項)が関連付けられている。これにより、より適切な病名の提示を行うことができる。また、医師は、提示された内容を用いて患者に対する真の病名を判断することができる。

0104

ここで、例えば医師等が、上述した第1実施例及び第2実施例に示す画面例から病名を選択し、関連する問診、処方、検査等が選択されると、患者登録手段21は、病名DBの関連病名コードに、変更後の病名コードを登録する。なお、新人の医師と経験豊富熟練医師との間には、医療技術の格差がある。そのため、患者登録手段21は、医者DB等を参照し、病名を変更した医師が、勤続年数が所定年数(例えば、10年以上)の場合や、病名の変更先診療科がその医師の担当科である場合等の所定条件を満たす場合に、関連病名コードの登録を行ってもよい。これにより、若い医師による誤診等を履歴に残さず、再度誤診になる可能性を低減することができる。

0105

上述したように本実施形態では、診療に対する適切な支援を行うことができる。例えば、従来の医療システムにはない診察している患者に最も必要な問診を自動的に提示することで医師の誤診を防止することができる。また、今まで診察してきた患者のデータ群を、患者の個人情報を用いることなく他の患者の診察に役立てることができる。また、本実施形態では、新人の医師でも、熟練した医師と同程度の問診及び病名の特定を行うことができる。これにより、医師が患者の病気の特定を正確に行うための支援をすることができる。

0106

なお、本実施形態は、例えば医療機関におけるオーダリングシステム全般、カルテ情報、その他の患者情報を管理するシステム全般に適用することができるが、これに限定されるものではない。

0107

以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、上記変形例以外にも種々の変形及び変更が可能である。

0108

なお、以上の実施例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
診断された病気に対する患者の治療期間と、前記診断された病気に対する基準治癒期間とを比較し、前記患者の治療期間が前記基準治癒期間を越えている場合に、類似する症状を発症させるそれぞれの病気を関連付けて記憶する記憶手段から前記診断された病気の症状に類似する症状を発症させる他の病気を検索し、
検索した前記他の病気の病名情報を出力する、処理をコンピュータに実行させるための診療支援プログラム。
(付記2)
前記他の病気の病名情報の出力は、前記患者の診察時に実行され、検索した前記他の病気を診察する際に使用する問診情報を出力することを特徴とする付記1に記載の診療支援プログラム。
(付記3)
前記患者の個人情報に対応する重み付け値を取得し、取得した前記重み付け値を用いて前記患者の治療期間と前記基準治癒期間との比較を行うことを特徴とする付記1又は2に記載の診療支援プログラム。
(付記4)
前記患者の症状に対するポイントを取得し、取得した前記ポイントと予め設定された閾値とを比較し、前記ポイントが前記閾値異常の場合に、前記他の病気を検索することを特徴とする付記1乃至3の何れか1項に記載の診療支援プログラム。
(付記5)
診療支援装置が、
診断された病気に対する患者の治療期間と、前記診断された病気に対する基準治癒期間とを比較し、前記患者の治療期間が前記基準治癒期間を越えている場合に、類似する症状を発症させるそれぞれの病気を関連付けて記憶する記憶手段から前記診断された病気の症状に類似する症状を発症させる他の病気を検索し、
検索した前記他の病気の病名情報を出力することを特徴とする診療支援方法。
(付記6)
類似する症状を発症させるそれぞれの病気を関連付けて記憶する記憶手段と、
診断された病気に対する患者の治療期間と、前記診断された病気に対する基準治癒期間とを比較し、前記患者の治療期間が前記基準治癒期間を越えている場合に、前記記憶手段から前記診断された病気の症状に類似する症状を発症させる他の病気を検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された前記他の病気の病名情報を提示する提示手段とを有することを特徴とする診療支援装置。

0109

10診療支援システム
11診療支援装置(情報処理装置)
12端末
13通信ネットワーク
21患者登録手段
22 期間取得手段
23誤診可能性判断手段
24 病名検索手段(検索手段)
25提示手段
26 制御手段
27 記憶手段
31入力装置
32出力装置
33ドライブ装置
34補助記憶装置
35主記憶装置
36 CPU
37ネットワーク接続装置
38記録媒体
40,50,60,70画面
41問診提示ボタン
42 処方提示ボタン
43検査提示ボタン
44 決定ボタン
45 戻るボタン
51 病名提示ボタン

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