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技術 矯正歯科用リテーナー

出願人 平久忠輝
発明者 平久忠輝
出願日 2013年3月29日 (8年7ヶ月経過) 出願番号 2013-072247
公開日 2014年10月16日 (7年1ヶ月経過) 公開番号 2014-195531
状態 特許登録済
技術分野 歯科用機器・補助機器
主要キーワード 密着幅 維持力 矯正位置 ポリアルキレン樹脂 装着率 常時装着 口蓋側 矯正歯科
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年10月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

審美的な面を気にすることなく、また、会話時に円滑な発音が行なえ、良好な装着性を確保し、長期間の装着を可能にすることのできる矯正歯科用リテーナーを提供することを課題とする。

解決手段

上顎A若しくは下顎の全歯列Tを取り囲んで装着され、かつ、内面が、前記全歯列Tの表面および裏面において、これらの歯頸部T1・T2を挟んだ上下に所定幅Hをもって密着させられることにより、各歯の歯冠T3の一部に表裏面から維持力負荷するようになされている。

概要

背景

従来、歯列矯正治療にあっては、矯正装置によって歯を適正な位置に移動させて不正な歯列矯正し、治療後は前記矯正装置を取り外さなければならない。装置を外す事でそれまで装置によって固定されていた歯列、幅径咬合が、治療前の位置に近づこうとするため(矯正された歯が元の位置に戻る傾向があるため)、不安定になる。

このために、治療後の歯列に矯正歯科用リテーナーを装着して、この矯正歯科用リテーナーにより、前記矯正装置に代わって、歯列矯正された歯を歯列矯正治療後の位置に保持することが行なわれている(特許文献1参照)。

そして、前述した矯正歯科用リテーナーは、前記歯列矯正された歯の位置が安定するまでの期間、継続して装着しなければならない。

概要

審美的な面を気にすることなく、また、会話時に円滑な発音が行なえ、良好な装着性を確保し、長期間の装着を可能にすることのできる矯正歯科用リテーナーを提供することを課題とする。上顎A若しくは下顎の全歯列Tを取り囲んで装着され、かつ、内面が、前記全歯列Tの表面および裏面において、これらの歯頸部T1・T2を挟んだ上下に所定幅Hをもって密着させられることにより、各歯の歯冠T3の一部に表裏面から維持力負荷するようになされている。

目的

本発明は、このような従来の技術において残されている問題点に鑑み、審美的な面を気にすることなく、また、会話時に円滑な発音が行なえ、良好な装着性を確保することで長時間の装着ができる矯正歯科用リテーナーを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

歯列矯正治療後の歯列に装着されて、歯列の矯正位置を保持するために用いられる矯正歯科用リテーナーであって、上顎若しくは下顎の全歯列を取り囲んで装着され、かつ、内面が、前記全歯列の表面および裏面において、これらの歯頸部を挟んだ上下に所定幅をもって密着させられることにより、前記各歯の歯冠の一部に表裏面から拘束力負荷するようになされていることを特徴とする矯正歯科用リテーナー。

請求項2

前記歯冠との密着幅が、前記歯から、前記歯冠の高さの1/2以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の矯正歯科用リテーナー。

請求項3

前記矯正歯科用リテーナーが、樹脂成形品であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の矯正歯科用リテーナー。

技術分野

0001

本発明は、歯列矯正治療後の歯列に装着されて、歯列、幅径の維持、咬合の安定を保持、後戻りの防止をするために用いられる矯正歯科用リテーナーに関するものである。

背景技術

0002

従来、歯列矯正治療にあっては、矯正装置によって歯を適正な位置に移動させて不正な歯列を矯正し、治療後は前記矯正装置を取り外さなければならない。装置を外す事でそれまで装置によって固定されていた歯列、幅径、咬合が、治療前の位置に近づこうとするため(矯正された歯が元の位置に戻る傾向があるため)、不安定になる。

0003

このために、治療後の歯列に矯正歯科用リテーナーを装着して、この矯正歯科用リテーナーにより、前記矯正装置に代わって、歯列矯正された歯を歯列矯正治療後の位置に保持することが行なわれている(特許文献1参照)。

0004

そして、前述した矯正歯科用リテーナーは、前記歯列矯正された歯の位置が安定するまでの期間、継続して装着しなければならない。

先行技術

0005

特開2003−38520号公報

発明が解決しようとする課題

0006

前述した従来の矯正歯科リテーナーは、歯列の表側をワイヤーによって抑え、歯列の内側をレジンで形成されたプレートによって抑える構成となっている。

0007

ところで、矯正歯科リテーナーは、矯正治療後の歯列の安定、後戻り防止を目的としており、そのために、常時装着しておくことが必要であるが、前述した従来の構成の矯正歯科リテーナーであると、その装着率が低い傾向が見られる。

0008

その理由として挙げられるのは、歯列の表面にワイヤーが位置しており、また、このワイヤーが、前記歯列の歯冠の約中央に位置していることから、たとえば会話の際に前記ワイヤーが露出してしまい、審美的に良い印象を与えない点である。

0009

また、歯列ととの間にワイヤーが介在するために、発音しづらいといった点や、装着感が悪いといった点も指摘されている。また、口蓋側のレジンは、発音時ににあたり発音しづらくするだけでなく、嘔吐反射を引き起こす原因にもなる。

0010

本発明は、このような従来の技術において残されている問題点に鑑み、審美的な面を気にすることなく、また、会話時に円滑な発音が行なえ、良好な装着性を確保することで長時間の装着ができる矯正歯科用リテーナーを提供することを解決課題とする。

課題を解決するための手段

0011

本発明の請求項1に記載の矯正歯科用リテーナーは、前述した課題を解決するために、歯列矯正治療後の歯列に装着されて、歯列矯正治療後の歯の位置を保持するために用いられる矯正歯科用リテーナーであって、上顎若しくは下顎の全歯列を取り囲んで装着され、かつ、内面が、前記全歯列の表面および裏面において、これらの歯頸部を挟んだ上下に所定幅をもって密着させられることにより、前記各歯の歯冠の一部に表裏面から拘束力負荷するようになされていることを特徴とする。

0012

請求項1に記載の矯正歯科用リテーナーによれば、この矯正歯科用リテーナーを歯列の各歯の歯頸部近傍に位置させることにより、装着位置をより歯茎に近づけて、発音時等における露出を最小限度に止めることができ、審美的な面が損なわれることを抑制することができる。

0013

また、歯近傍を拘束するものであり、この歯頸近傍が唇内側の根元に近い位置であることから、この唇の動き阻害することが少なく、これによって発音が円滑に行なえる。

0014

同時に、歯肉との一体感が得られ、これによって装着時の違和感が緩和されることと相まって、長期間の装着を可能にする。

0015

本発明の請求項2に記載の矯正歯科用リテーナーは、請求項1に記載の前記歯冠との密着幅が、前記歯頸から、前記歯冠の高さの1/2以下に設定されていることを特徴とする。

0016

このような構成とすることにより、発音時等における露出を効果的に抑制し、かつ、装着時の違和感の抑制効果をより一層高めることができる。

0017

本発明の請求項3に記載の矯正歯科用リテーナーは、請求項1または請求項2に記載の前記矯正歯科用リテーナーが、樹脂成形品であることを特徴とする。

0018

このような構成とすることにより、矯正歯科用リテーナーに適度の弾性を持たせることが可能となり、これによって、脱着を容易にするとともに、その脱着に伴う変形、たとえば、緩みの発生等を抑制することができる。

0019

また、前記レジンを、たとえば、透明、着色透明、あるいは歯肉に近い色とすることにより、矯正歯科用リテーナーを目立たなくしてより審美性を高めることができる。

発明の効果

0020

本発明によれば、審美的な面を気にすることなく、また、会話時に円滑な発音が行なえ、良好な装着性を確保することのできる矯正歯科用リテーナーを提供することができる。

図面の簡単な説明

0021

本発明の一実施形態の平面図である。
本発明の一実施形態を示すもので、上顎の歯列に装着した状態の要部の縦断面図である。
本発明の一実施形態を示すもので、上顎の歯列に装着した状態を下方から見た図である。
本発明の一実施形態を示すもので、上顎の歯列に装着した状態を正面から見た図である。
本発明の一実施形態を示すもので、上顎の歯列に装着した状態を側方から見た図である。
本発明の一実施形態を示すもので、上顎の歯列に装着した口回りの状態を正面から見た図である。

実施例

0022

以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
これらの図において符号1で示す本実施形態に係わる矯正歯科用リテーナー(以下、リテーナーと略称する)は、上顎A(図3ないし図5参照)に適用したものである。このリテーナー1は、上顎Aの全歯列Tを取り囲んで装着され、かつ、内面1aが、前記全歯列Tの表面および裏面において、これらの歯頸部T1・T2を挟んだ上下に所定幅Hをもって密着させられることにより、図2に示すように、前記各歯の歯冠T3の一部に表裏面から拘束力を負荷するようになされている。

0023

本実施形態においては、前記リテーナー1と前記各歯冠T3との密着幅が、前記歯頸T1から、前記歯冠T3の高さの約3分の1に設定されている。
このリテーナー1と各歯冠T3との密着幅は、歯冠T3の高さの1/10から1/2の範囲とすることができ、好ましくは1/5から1/2とすることができ、より好ましくは1/4から1/3とすることができる。
また、このリテーナー1と各歯冠T3との密着幅は、審美性に配慮した場合、歯冠T3の高さの1/2以下とすることが望ましい。また、この密着幅は、歯冠T3の拘束力に配慮した場合、歯冠T3の高さの1/10以上とすることが望ましい。

0024

また、本実施形態においては、前記リテーナー1が、ポリエステル樹脂成形することによって形成されている。本実施形態において、ポリエステル樹脂は、審美的義歯床用材料として用いられているものを用いている。このポリエステル樹脂は、リテーナー1として成形した状態において適度な弾力性を有しているからである。
なお、樹脂としては、ポリエステル系樹脂以外にも、ポリアミド系、ポリカーボネート系、アクリル系、ポリアルキレン樹脂など、義歯床の材料として用いられているものを適宜選択して用いることが可能である。

0025

本実施形態に係わるリテーナー1は、歯列矯正治療後の歯列Tを型取りして作業用模型制作し、この作業用模型を内型としてその回りに外型を被せ、これらの内型と外型の隙間にポリエステル樹脂を注入することによって形成される。

0026

あるいは、硬化前のポリエステル樹脂を前記義歯の回りに押し付け外観を整えた後、硬化させることによって射出形成される。

0027

このようにして形成されたリテーナー1の内面1aは、前記歯列Tの表裏面で、前記歯頸部T1・T2を挟んだ上下に所定幅の範囲で、前記歯列Tの表裏面の形状と同一の形状となされる。

0028

そして、前記成形されたリテーナー1は、治療後の歯列に、その適度な弾性を利用して、前記歯列Tおよび歯肉の側面を取り囲むようにして装着され、装着後においては、その内面が前記歯列Tの全歯の表裏の歯頸部T1・T2を挟んだ所定幅Hの範囲で、前記歯冠T3および歯肉に密着させられる。

0029

この状態において、前記歯列Tにリテーナーの維持力が作用して、この歯列Tが歯列矯正治療後の位置に保定される。

0030

また、前記リテーナー1と前記歯列Tとが、その内外面において密着されていることにより、前記歯列Tのアンダーカット部との係合状態が生成され、さらに、腔内粘膜との粘着力が生じることにより、前記リテーナー1が、その装着位置に定着させられる。

0031

そして、装着後においては、その装着位置が歯茎の近くであることから、発音時等における露出を、図6に示すように、最小限度に止めることができ、審美的な面が損なわれることを抑制することができる。

0032

また、歯頸T1・T2近傍を拘束するものであり、この歯頸T1・T2近傍が唇内側の根元に近い位置であることから、この唇や舌の動きを阻害することが少なく、これによって発音が円滑に行なえる。

0033

同時に、歯肉との一体感が得られ、これによって装着時の違和感が緩和されることと相まって、長期間の装着を可能にする。

0034

そして、前記リテーナー1の形成材料のレジンを透明や着色透明とするか、あるいは、歯肉に近い色とすることにより、より一層目立たなくすることができる。

0035

1 (矯正歯科)リテーナー
1a内面
A上顎
歯槽骨
H (密着)幅
T歯列
T1 歯頸部
T2 歯頸部
T3歯冠
T4 歯根

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