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図面 (16)

課題

温度検知部材取付位置や数等の自由度が高い配線モジュールを提供する。

解決手段

取り付けられる配線モジュール20は、隣り合う電極端子12A,12Bを接続する接続部材21を保持する絶縁プロテクタ23と、接続部材21の温度を検知する温度検知部材51と、を備える。温度検知部材51は、温度検出素子52と、温度検出素子52に接続された電線W2と、温度検出素子52が収容されるとともに電線W2が導出される素子収容部53と、素子収容部53に連なり接続部材21に接触するように配される検知部54と、を有する。素子収容部53は、接続部材21により接続される2つの電極端子12A,12Bの軸心Pを結ぶ線Xに対して平行または垂直に配される。

概要

背景

電気自動車ハイブリッド車用蓄電モジュールにおいては、出力を大きくするために多数の蓄電素子横並びに接続されている。複数の蓄電素子は、隣り合う電極端子間バスバーなどの接続部材で接続することにより直列並列に接続されるようになっている。

このような蓄電モジュールを高温状態で使用すると寿命が低下することがあり、リチウムイオン電池などを複数個接続してなる蓄電モジュールでは、充電の際に高温になることにより発火することがある。そこで、このような事態を避けるべく、蓄電モジュールには蓄電素子の温度を検知するための温度センサが取り付けられる(例えば特許文献1を参照)。

概要

温度検知部材取付位置や数等の自由度が高い配線モジュールを提供する。取り付けられる配線モジュール20は、隣り合う電極端子12A,12Bを接続する接続部材21を保持する絶縁プロテクタ23と、接続部材21の温度を検知する温度検知部材51と、を備える。温度検知部材51は、温度検出素子52と、温度検出素子52に接続された電線W2と、温度検出素子52が収容されるとともに電線W2が導出される素子収容部53と、素子収容部53に連なり接続部材21に接触するように配される検知部54と、を有する。素子収容部53は、接続部材21により接続される2つの電極端子12A,12Bの軸心Pを結ぶ線Xに対して平行または垂直に配される。

目的

本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、温度センサ等の温度検知部材の取付位置や数等の自由度が高い配線モジュールを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

この技術が所属する分野

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請求項1

正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子複数個並べてなる蓄電素子群に取り付けられる配線モジュールであって、隣り合う前記電極端子を電気的に接続する接続部材を保持する絶縁プロテクタと、前記接続部材の温度を検知する温度検知部材と、を備え、前記温度検知部材は、温度検出素子と、前記温度検出素子に接続された電線と、前記温度検出素子が収容されるとともに前記電線が導出される素子収容部と、前記素子収容部に連なり前記接続部材に接触するように配される検知部と、を有し、前記素子収容部は、前記接続部材により接続される2つの前記電極端子の軸心を結ぶ線に対して平行または垂直に配される配線モジュール。

請求項2

前記検知部は板状をなし、当該検知部の一方の面を前記接続部材側に配したときに前記検知部と前記接続部材とが接触可能であり、かつ、当該検知部の一方の面とは反対側の面を前記接続部材側に配したときに前記検知部と前記接続部材とが接触可能であるような構成の前記温度検知部材を備える請求項1に記載の配線モジュール。

請求項3

前記絶縁プロテクタには、前記素子収容部を受け入れることにより、前記検知部を前記接続部材に面接触するように配置する受入溝が設けられている請求項1または請求項2に記載の配線モジュール。

技術分野

0001

本発明は、配線モジュールに関する。

背景技術

0002

電気自動車ハイブリッド車用蓄電モジュールにおいては、出力を大きくするために多数の蓄電素子横並びに接続されている。複数の蓄電素子は、隣り合う電極端子間バスバーなどの接続部材で接続することにより直列並列に接続されるようになっている。

0003

このような蓄電モジュールを高温状態で使用すると寿命が低下することがあり、リチウムイオン電池などを複数個接続してなる蓄電モジュールでは、充電の際に高温になることにより発火することがある。そこで、このような事態を避けるべく、蓄電モジュールには蓄電素子の温度を検知するための温度センサが取り付けられる(例えば特許文献1を参照)。

先行技術

0004

特開2012−154901号公報

発明が解決しようとする課題

0005

特許文献1に記載の温度センサは、弾性部がインサート成形により、複数の蓄電素子からなる蓄電素子群に組みつけられる樹脂モジュールと一体的に成形されており、樹脂モジュールを蓄電素子に組み付けることにより、蓄電素子本体に接触するように取り付けられる。

0006

しかしながら特許文献1に記載されているような構成では、温度センサの取付位置や数に応じて樹脂モジュールを作製する必要があった。

0007

本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、温度センサ等の温度検知部材の取付位置や数等の自由度が高い配線モジュールを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決するものとして本発明は、正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子を複数個並べてなる蓄電素子群に取り付けられる配線モジュールであって、隣り合う前記電極端子を接続する接続部材を保持する絶縁プロテクタと、前記接続部材の温度を検知する温度検知部材と、を備え、前記温度検知部材は、温度検出素子と、前記温度検出素子に接続された電線と、前記温度検出素子が収容されるとともに前記電線が導出される素子収容部と、前記素子収容部に連なり前記接続部材に接触するように配される検知部と、を有し、前記素子収容部は、前記接続部材により接続される2つの前記電極端子の軸心を結ぶ線に対して平行または垂直に配される配線モジュールである。

0009

本発明においては、温度検知部材は、温度検出素子と、温度検出素子に接続された電線と、温度検出素子が収容されるとともに電線が導出される素子収容部と、素子収容部に連なり接続部材に接触するように配される検知部とを有している。

0010

本発明において、温度検知部材を取り付けるには、温度検知部材の検知部を検知対象となる接続部材に接触するように配し、素子収容部を接続部材により接続される電極端子の軸心を結ぶ線に対して平行または垂直に配する。

0011

つまり、本発明によれば、絶縁プロテクタに接続部材を保持させてから、所望の位置に温度検知部材を取り付けることが可能であるから、温度検知部材の取り付け位置や数などの自由度が高い。

0012

ところで、温度検出素子に接続される電線を隣り合う2つの電極端子の軸心を結ぶ線に対して斜め方向に導出させる構成では、温度検出素子に接続される電線の取り出しに要するスペース等を考慮する必要があるため、絶縁プロテクタの接続部材を保持する保持部が大型化するおそれがあった。

0013

しかしながら、本発明では、素子収容部が電極端子の軸心を結ぶ線に対して平行または垂直に配される構成としたので、素子収容部を接続部材保持部の外側に配したり、素子収容部を接続部材に重なり合うように配することも可能となり、保持部の大型化を防止することもできる。

0014

本発明は、以下の構成としてもよい。
前記検知部は板状をなし、当該検知部の一方の面を前記接続部材側に配したときに前記検知部と前記接続部材とが接触可能であり、かつ、当該検知部の一方の面とは反対側の面を前記接続部材側に配したときに前記検知部と前記接続部材とが接触可能であるような構成の前記温度検知部材を備えていてもよい。
このような構成とすると、温度検知部材を検知部の一方の面を接続部材側に配して用いることも、検知部の反対側の面を接続部材側に配して用いることもできるので、配置位置や電線の配索の方向を考慮して多種類の温度検知部材を用意しなくても済む。

0015

前記絶縁プロテクタには、前記素子収容部を受け入れることにより、前記検知部を前記接続部材に面接触するように配置する受入溝が設けられていてもよい。
例えば検知部よりも素子収容部の厚み寸法が大きい場合、素子収容部が接続部材以上の高さのところに配置されると、検知部が接続部材から浮き上がって接触面積が小さくなり温度検知精度が低下することが懸念される。そこで上記のような構成とすると、素子収容部が絶縁プロテクタの受入溝に受け入れられ、検知部が接続部材と面接触するように配置されるので、温度検知精度の低下を防止することができる。

発明の効果

0016

本発明によれば、温度検知部材の取付位置や数等の自由度が高い配線モジュールを提供することができる。

図面の簡単な説明

0017

実施形態1の配線モジュールを取り付けた電池モジュールの一部平面図
図1のA−A線における一部断面図
電池モジュールの一部斜視図
蓋をあけた状態の配線モジュールを備える電池モジュールの一部平面図
図4のB−B線における一部断面図
温度検知部材の一部平面図
図6のC−C線における断面図
配線モジュールを単電池群の上に配置した状態を示す一部平面図
図8のD−D線における一部断面図
図6に示した温度検知部材を裏返して使用した場合の一部平面図
図10のE−E線における断面図
実施形態2の配線モジュールを取り付けた電池モジュールの一部平面図
蓋をあけた状態の配線モジュールを備える電池モジュールの一部平面図
温度検知部材の一部平面図
図14に示した温度検知部材を裏返して使用した場合の一部平面図

実施例

0018

<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図11によって説明する。本実施形態に係る電池モジュールM1(蓄電モジュールの一例)は、電気自動車又はハイブリッド自動車等の車両(図示せず)に搭載されて、車両を駆動するための電源として使用される。

0019

電池モジュールM1は、電池パック11(蓄電素子の一例)を複数並べてなる単電池群10(蓄電素子群の一例)と、単電池群10に取り付けられた配線モジュール20と、を備える。以下の説明において、複数の同一部材については、一の部材に符号を付し、他の部材については符号を省略することがある。

0020

(単電池群10)
本実施形態の電池モジュールM1は、図1に示すように、4個の単電池(図示せず)を直列接続してなる電池パック11を複数並べてなる単電池群10を有する。本実施形態において、単電池は厚みの薄いラミネート型の単電池であり、その内部には発電要素が収容されている。

0021

各電池パック11は扁平な略直方体形状をなし、図1に示すように、その上面からは正極および負極の電極端子12A,12Bが突出形成されている。正極電極端子12Aおよび負極の電極端子12Bは同形同大である。各電極端子12A,12Bは、孔状をなしており、後述する接続部材21と接続するためのボルト16のねじ山螺合可能なねじ部(図示せず)が形成されている。複数の電池パック11は、隣り合う電極端子12A,12Bが異なる極性となるように配置されている。

0022

正極および負極の電極端子12A,12Bの間には、図2に示すように、上方が開口した筒状のコネクタ部13が設けられている。コネクタ部13の外壁には、図2に示すように、(嵌合相手)となるコネクタ40を係止する係止突部14が形成されている。

0023

コネクタ部13内には各単電池と接続されている雄型端子15が突出して配されている。つまり1つのコネクタ部13内には4つの端子15が突出して配されていることになる。コネクタ部13内に配置されている4つの端子15は、相手方のコネクタ40の端子47と電気的に接続されるようになっている。

0024

(配線モジュール20)
配線モジュール20は、隣り合う電池パック11の正極の電極端子12Aおよび負極の電極端子12Bに接続される金属製の複数の接続部材21と、接続部材21を保持する接続部材保持部24を有する絶縁樹脂製の絶縁プロテクタ23と、接続部材21の温度を検知する温度検知部材51と、を備える。

0025

(接続部材21)
接続部材21は、銅、銅合金ステンレス鋼(SUS)、アルミニウム等からなる金属製の板材を所定の形状にプレス加工することにより形成され、図4および図6に示すように、全体として略長方形状をなしている。接続部材21の表面には、スズ、ニッケル等の金属がメッキされていてもよい。接続部材21には、電極端子12A,12Bと接続するためのボルト16が挿通される略円形状をなす一対の端子貫通孔22,22が、接続部材21を貫通して形成されている。

0026

この端子貫通孔22,22は、電極端子12A,12Bの孔径よりも若干大きく設定されている。ボルト16が端子貫通孔22内に挿通されるとともにそのねじ山が電極端子12A,12Bの孔内に螺合されて、ボルト16の頭部と端子台との間に接続部材21が挟まれることにより、隣り合う電極端子12A,12Bと接続部材21とが電気的に接続される。

0027

なお、温度検知対象となる接続部材21に関してはボルト16の頭部と端子台との間に温度検知部材51の検知部54と接続部材21とが挟まれるようになっている。

0028

(絶縁プロテクタ23)
絶縁プロテクタ23は、複数の連結ユニット23Aを連結してなり、図1に示すように、電池パック11の並び方向(図1における左右方向)に細長い形状をなしている。絶縁プロテクタ23には、上方に開口すると共に外部と仕切って接続部材21を保持可能な仕切壁を有する複数の接続部材保持部24が、長手方向に沿って2列に並んで設けられている。各接続部材保持部24には、接続部材21が上方に抜けるのを防止する押さえ片29が複数形成されている。

0029

2列の接続部材保持部24のうち、図4における奥側に並んでいる接続部材保持部24の外側壁24Aは、電極端子12A,12Bの配される位置と対応して一部が切り欠かれている。接続部材保持部24の外側壁24Aの切り欠かれた部分は、温度検知部材51の素子収容部53と検知部54との間の、検知部54よりも幅狭に形成された被保持部56を保持する検知部材保持部24Bである。

0030

また、図4における奥側に並んでいる接続部材保持部24においては、隣り合う接続部材保持部24の間に、受入溝31の蓋部33を係止する蓋係止孔30が設けられている。

0031

さらに、図4における奥側に並んでいる接続部材保持部24の外側には、図4に示すように温度検知部材51の素子収容部53を受け入れる受入溝31が形成されている。

0032

受入溝31は電池パック11の並び方向(図示左右方向)に伸びて形成されている。受入溝31には図4に示すように、素子収容部53および素子収容部53から導出された電線W2が配されている。受入溝31の上方は開口しており、この開口部分を覆う蓋部33がヒンジ32を介して設けられている。

0033

蓋部33は受入溝31に沿って設けられており、蓋部33のうち検知部材保持部24Bに対応する部分には検知部材保持部24Bに嵌り込んで、上方から温度検知部材51を押さえて温度検知部材51の移動を規制する規制壁34が突出形成されている。蓋部33には、隣り合う接続部材保持部24の間に設けられた蓋係止孔30に係止されるロック突部35が設けられている。

0034

2列の接続部材保持部24の間には、コネクタ保持部26が設けられており、コネクタ保持部26と各接続部材保持部24の間にはそれぞれ電線収容溝27が設けられている。

0035

電線収容溝27はコネクタ保持部26に保持されるコネクタ40の端子収容部45に収容される端子47の一端部に接続される電線W1を収容するためのものである。

0036

2つの電線収容溝27は、図4に示すように、一対の溝壁部27A,27Bおよびこれらをつなぐ底部27Cを有しており、その内部に複数の電線W1を収容可能としている。

0037

また、電線収容溝27の上端縁には、電線収容溝27から電線W1のはみ出しを規制する電線固定部28が、一方の溝壁部27Aから他方の溝壁部27Bに至って設けられている。電線固定部28は、隣り合う接続部材保持部24の間に位置して設けられている。

0038

本実施形態においては、2つの電線収容溝27の間にコネクタ保持部26が設けられている。コネクタ保持部26は、コネクタ40の外周に沿った形状をなしている。

0039

(コネクタ40)
コネクタ保持部26に保持されるコネクタ40には、図1に示すように4つの端子47が収容されるようになっている。コネクタ40は略直方体状ハウジング41と、ハウジング41に収容される4個の端子47と、を備える。

0040

ハウジング41にはコネクタ部13の係止突部14を受け入れて単電池に対し係止される係止片42が形成されている。係止片42には係止突部14が嵌り込む係止孔42Aが形成されている。

0041

ハウジング41には、コネクタ部13を受け入れる溝部44が形成されている。ハウジング41には4つの端子収容部45が並列して形成されている。端子収容部45の内周面には、端子収容部45内へ撓み可能に突出することにより、端子収容部45内に収容された端子47と係合するランス46が形成されている。

0042

ハウジング41に収容されている端子47はいわゆる雌型の端子47であり、一端部(図2における上端部)には電線W1が接続されるバレル部48,49が形成され、他端部(図2における下端部)には箱状をなし、単電池と接続可能な接続部50が形成されている。

0043

バレル部48,49は、詳細は図示しないが、電線W1の端末において露出する露出芯線(図示せず)に圧着されるワイヤバレル部48と、電線W1の絶縁被覆により被覆されている部分に圧着されるインシュレーションバレル部49とを有する。

0044

接続部50には、図示しない弾性接触片が形成されており、弾性接触片とコネクタ部13の端子15とが接触することにより単電池とコネクタ40の端子47とが電気的に接続されるようになっている。また、端子47の接続部50とバレル部48,49との間にはランス46と係合する係合部(図示せず)が形成されている。

0045

コネクタ40に収容されている端子47は単電池の電圧を検出する端子47である。端子47に接続されている電線W1は、端子収容部45の奥壁45A(図2における上側に配されている壁部)からハウジング41の外側に導出され、例えばECUなどのようなコントロールユニット(図示せず)に接続されている。電線W1はハウジング41の係止片42とは反対側の電線収容溝27に配されている。

0046

(温度検知部材51)
さて、本実施形態においては図4に示すように温度検知部材51が配置されている。温度検知部材51は、温度検出素子52を収容し電線W2が導出される素子収容部53と、検知部54と、を有する。

0047

素子収容部53は、検知部54から連続する金属板材曲げ加工して筒状をなすように形成されており、その内部に電線W2が接続された温度検出素子52が収容されている。温度検出素子52は、例えば、サーミスタにより構成される。サーミスタとしては、PTCサーミスタ、又はNTCサーミスタを適宜に選択できる。また、温度検出素子52としては、サーミスタに限られず、温度を検出可能であれば任意の素子を適宜に選択できる。

0048

温度検出素子52には一対の電線W2が接続されており素子収容部53から外側に導出されている。電線W2は、図示しない外部回路に接続されており、温度検出素子52からの信号はこの電線W2を介して外部回路に送信されるようになっている。外部回路は、例えば図示しない電池ECUに配されて、温度検出素子52からの信号によって接続部材21の温度を検知するようになっている。

0049

検知部54は平板状をなしており、素子収容部53と検知部54との間の、検知部54よりも幅狭に形成された被保持部56は、絶縁プロテクタ23に形成された検知部材保持部24Bに保持される部分である。検知部54と素子収容部53とは被保持部56を介して連なっている。

0050

検知部54には電極端子12A,12Bを挿通可能な端子挿通孔55が形成されている。検知部54の端子挿通孔55と接続部材21の端子貫通孔22とが重なり合って形成される孔には電極端子12A,12Bが挿通されるようになっている。

0051

素子収容部53は、図7に示すように、検知部54と比べると厚み寸法が大きくなっている。本実施形態では、素子収容部53が接続部材21により接続される隣り合う2つの電極端子12A,12Bの軸心Pを結ぶ線X(図4参照)に対して平行に配されている。

0052

本実施形態の温度検知部材51は、銅、銅合金、ステンレス鋼(SUS)、アルミニウム等からなる金属製の板材に加工を施すことにより作製される。温度検知部材51は、例えば、金属板材を所定形状にプレスしたものに曲げ加工等を施すことにより筒状の素子収容部53を形成し、電線W2を接続した温度検出素子52を素子収容部53内に入れた後、素子収容部53内に絶縁性樹脂(例えばエポキシ樹脂)を流し込んで固める方法などにより作製される。

0053

(配線モジュール20の組立方法
本実施形態の配線モジュール20を組み立てる際には、まず、接続部材21を絶縁プロテクタ23の接続部材保持部24内に収容する。

0054

次に、一端部に電線W1を接続した端子47をコネクタ40の端子収容部45に収容し、このコネクタ40をコネクタ保持部26に嵌めこんでコネクタ保持部26に取り付ける。

0055

次に、コネクタ40に接続された電線W1を電線収容溝27に収容する(図8および図9を参照)。電線W1を収容する際には、その電線W1が接続されているコネクタ40のハウジング41に設けられている係止片42とは反対側の電線収容溝27に収容する。

0056

次に、温度検知部材51を取り付ける。温度検知部材51の素子収容部53を受入溝31に対応させるとともに、検知部の端子挿通孔55を接続部材21の端子貫通孔22と重なるように配して、被保持部56を絶縁プロテクタ23の検知部材保持部24Bに嵌めこむ。

0057

すると、被保持部56が絶縁プロテクタ23の検知部材保持部24Bに嵌り込むとともに、素子収容部53が受入溝31内に受け入れられて、検知部54と接続部材21とが面接触する。なお、温度検出素子52に接続された電線W2は受入溝31内に配索される。

0058

次に、蓋部33をヒンジ32のところで折り曲げて受入溝31の蓋を閉めると、蓋部33の規制壁34が検知部材保持部24Bに嵌り込んで上方から温度検知部材51を押さえて、温度検知部材51の(上方への)移動が規制される(図2および図3を参照)。そして、蓋部33のロック突部35は、隣り合う接続部材保持部24の間に設けられた蓋係止孔30により係止される。

0059

(単電池群10への組み付け方法
複数の電池パック11を、隣り合う電極端子12A,12Bが異なる極性となるようにならべておき、温度検知部材51、接続部材21およびコネクタ40を配置した配線モジュール20を、接続部材21の端子貫通孔22を電極端子12A,12Bの位置に合わせて、電池パック11の電極端子12A,12Bが形成されている面に被せ付ける。すると、コネクタ保持部26内に電池パック11のコネクタ部13が配される。

0060

次に、各接続部材21および検知部54に挿通された電極端子12A,12Bの孔状の部分に電池接続用のボルト16を接続する。全てのボルト16を接続した後、各コネクタ40を下方におしこんでコネクタ40と単電池とを電気的に接続可能な状態とする(図5を参照)。ボルト16の接続作業およびコネクタ40接続作業が終了すると、電池モジュールM1が完成する。

0061

(本実施形態の作用、効果)
本実施形態において、温度検知部材51を取り付けるには、温度検知部材51の検知部54を検知対象となる接続部材21に接触するように配し、素子収容部53を接続部材21により接続される電極端子12A,12Bの軸心Pを結ぶ線Xに対して平行に配する。

0062

つまり、本実施形態によれば、絶縁プロテクタ23に接続部材21を保持させてから、所望の位置に温度検知部材51を取り付けることが可能であるから、温度検知部材51の取り付け位置や数などの自由度が高い。

0063

また、本実施形態によれば、素子収容部53が電極端子12A,12Bの軸心Pを結ぶ線Xに対して平行に配されるので、電線W2が導出される素子収容部53を接続部材保持部24の外側に配することが可能となり接続部材保持部24の大型化を防止することもできる。

0064

また、本実施形態によれば、温度検知部材51の検知部54が接続部材21とともに電極端子12A,12Bに接続されるので、接続作業の作業効率に優れる。

0065

さらに、本実施形態では、絶縁プロテクタ23には、素子収容部53を受け入れることにより、検知部54を接続部材21に面接触するように配置する受入溝31が設けられているから、温度検知精度の低下を防止することができる。

0066

ここで、本実施形態で用いた温度検知部材51を図10に示すように裏返して使用したとしても、図11に示すように、検知部54を接続部材21に面接触させることができる。従って、本実施形態で用いた温度検知部材51を用いると、配置位置や電線Wの配索方法を考慮して多種類の温度検知部材51を用意しなくても済む。

0067

<実施形態2>
本発明の実施形態2を図12ないし図14によって説明する。本実施形態に係る電池モジュールM2は、絶縁プロテクタ63の形状、ならびに温度検知部材51の配置方向が実施形態1と相違する。実施形態1と同様の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。

0068

絶縁プロテクタ63に形成されている2列の接続部材保持部64には、接続部材61を包囲する長方形状の外側壁64Aが形成されているが、外側壁64Aの短辺方向の壁部の一部が切り欠かれている。接続部材保持部64の外側壁64Aの切り欠かれた部分は、温度検知部材51の素子収容部53と検知部54との間の、検知部54よりも幅狭に形成された被保持部56を保持する検知部材保持部64Bである。

0069

図12における奥側に並んでいる接続部材保持部64において、外側壁64Aの長辺方向の一対の壁部のうち外側に配される壁部には蓋部73を係止する蓋係止孔70が設けられている。

0070

また、図12における奥側に並んでいる接続部材保持部64においては、隣り合う接続部材保持部64の間に、温度検知部材51の素子収容部53を受け入れる受入溝71が形成されている。受入溝71は電池パック11の並び方向(図示左右方向)と垂直な方向に形成されている。

0071

本実施形態において受入溝71は、温度検知部材51に接続された電線W2が配索される検知電線収容部77と連なっている。なお、受入溝71と検知電線収容部77との間には電線導出孔78が設けられている。受入溝71の電線導出孔78とは反対側の端部には蓋部73の素子押さえ部74を係止する蓋係止凹部79が設けられている。

0072

検知電線収容部77は、受入溝71に対して垂直な方向(電池パックの並び方向)に延び図13に示すように、素子収容部53から導出された電線W2が配されている。検知電線収容部77の上方は開口しており、この開口部分を覆う蓋部73がヒンジ72を介して設けられている。

0073

蓋部73は検知電線収容部77に沿って設けられており、接続部材保持部64の外側壁64Aに形成された蓋係止孔70に係止されるロック突部76が設けられている。蓋部73には受入溝71の上を覆って素子収容部53の上下方向の移動を規制する素子押さえ部74が設けられている。素子押さえ部74の端部には、受入溝71の端部に設けた蓋係止凹部79に係止される押さえ突部75が形成されている。

0074

温度検知部材51の形状は実施形態1と同様であるが、配置されている方向が相違している。本実施形態では、素子収容部53が接続部材61により接続される隣り合う2つの電極端子12A,12Bの軸心Pを結ぶ線X(図12参照)に対して垂直に配されている。本実施形態では、図13における右側に配置されている温度検知部材51は、図示左側に配置されている温度検知部材51と同じ形状の温度検知部材51を裏返して配置したものである。

0075

なお、図14には図13における右側に配置されている温度検知部材51を配置した接続部材61を示し、図15には図13における左側に配置されている温度検知部材51を配置した接続部材61を示している。

0076

本実施形態の配線モジュール60を組み立てる際には、実施形態1と同様の方法により、接続部材61、コネクタ40を絶縁プロテクタ63に取り付けて、電線W1を電線収容溝27に収容する。

0077

次に、温度検知部材51を取り付ける。温度検知部材51の素子収容部53を受入溝71に対応させるとともに、検知部の端子挿通孔55を接続部材61の端子貫通孔62と重なるように配して、被保持部56を絶縁プロテクタ63の検知部材保持部64Bに嵌めこむ。そして、温度検出素子52に接続された電線W2を、受入溝71の電線導出孔78から導出させて、検知電線収容部77内に配置する。

0078

すると、被保持部56が絶縁プロテクタ63の検知部材保持部64Bに嵌り込むとともに、素子収容部53が受入溝71内に受け入れられて、検知部54と接続部材61とが面接触する。

0079

次に、蓋部73をヒンジ72のところで折り曲げて検知電線収容部77および受入溝71を覆う。受入溝71の上を覆う素子押さえ部74の押さえ突部75を蓋係止凹部79に係止させることにより温度検知部材51の素子収容部53の(上方への)移動が規制される(図12を参照)。そして、蓋部73のロック突部76を蓋係止孔70により係止すると。図12に示すように温度検知部材51が抜け止めされる。
このようにして組み立てた配線モジュール60を実施形態1と同様の方法で単電池群10に組み付けると、電池モジュールM2が完成する。

0080

次に本実施形態の作用および効果について説明する。本実施形態において、温度検知部材51を取り付けるには、温度検知部材51の検知部54を検知対象となる接続部材61に接触するように配し、素子収容部53を接続部材61により接続される電極端子12A,12Bの軸心Pを結ぶ線Xに対して垂直に配する。

0081

つまり、本実施形態によっても、絶縁プロテクタ63に接続部材61を保持させてから、所望の位置に温度検知部材51を取り付けることが可能であるから、温度検知部材51の取り付け位置や数などの自由度が高い。

0082

また、本実施形態によれば、素子収容部53が電極端子12A,12Bの軸心Pを結ぶ線Xに対して垂直に配されるので、電線W2を接続部材保持部64の外側に配することが可能となり接続部材保持部64の大型化を防止することもできる。

0083

また、本実施形態によっても、温度検知部材51の検知部54が接続部材61とともに電極端子12A,12Bに接続されるので、接続作業の作業効率に優れる。

0084

さらに、本実施形態によっても、絶縁プロテクタ63には、素子収容部53を受け入れることにより、検知部54を接続部材61に面接触するように配置する受入溝71が設けられているから、温度検知精度の低下を防止することができる。

0085

また、本実施形態によれば、検知部54は板状をなし、検知部54の一方の面54Aを接続部材61側に配したときに検知部54と接続部材61とが接触可能であり、かつ、検知部54の一方の面54Aとは反対側の面54Bを接続部材61側に配したときに検知部54と接続部材61とが接触可能であるような構成の温度検知部材51を備えているから、温度検知部材51を検知部54の一方の面54Aを接続部材61側に配して用いることも、検知部54の反対側の面54Bを接続部材61側に配して用いることもでき、配置位置や電線W2の配索の方向を考慮して多種類の温度検知部材51を用意しなくても済む。

0086

<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、素子収容部53が、接続部材21により接続される2つの電極端子12A,12Bの軸心Pを結ぶ線に対して平行に配される配線モジュール20を示したが、素子収容部が接続部材により接続される2つの電極端子の軸心を結ぶ線に対して垂直に配される構成であってもよい。
(2)上記実施形態では、金属板材からなる温度検知部材51を示したが、素子収容部および検知部が樹脂材料により形成されている温度検知部材であってもよい。
(3)上記実施形態では、受入溝31を設けた絶縁プロテクタ23を示したが、受入溝のない絶縁プロテクタであってもよい。
(4)上記実施形態では、図6に示す向きで温度検知部材51を取り付けた例を示したが、図10に示す向きで温度検知部材51を取り付けてもよいし、図6に示す向きの温度検知部材および図10に示す向きの温度検知部材をともに取り付けてもよい。

0087

M1,M2…電池モジュール(蓄電モジュール)
10…単電池群(蓄電素子群)
11…電池パック(蓄電素子)
12A,12B…電極端子
20,60…配線モジュール
21,61…接続部材
23,63…絶縁プロテクタ
24,64…接続部材保持部
24A,64A…外側壁
24B,64B…検知部材保持部
31,71…受入溝
51…温度検知部材
52…温度検出素子
53…素子収容部
54…検知部
54A…検知部の一方の面
54B…検知部の反対側の面
55…端子挿通孔
56…被保持部
P…(電極端子の)軸心
W2…電線
X…隣り合う電極端子の軸心を結ぶ線

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