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技術 スクリーン印刷方法およびロータリースクリーン印刷機

出願人 ニューロング精密工業株式会社
発明者 板垣昌幸
出願日 2013年3月13日 (6年11ヶ月経過) 出願番号 2013-050807
公開日 2014年9月25日 (5年5ヶ月経過) 公開番号 2014-176979
状態 拒絶査定
技術分野 スクリーン印刷機 印刷方法
主要キーワード 揮発消失 長時間使用後 ロータリースクリーン印刷機 ロータリースクリーン印刷 回転接触 クリーニングテープ 摺動回転 回転摺動
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

従来適正な転写が難しかったペースト類印刷媒体の組み合わせにおいても、印刷媒体に対して印刷パターンを適正に転写することが可能なスクリーン印刷方法を提供する。

解決手段

ロータリースクリーン版を用いて印刷媒体にペースト類を転写するスクリーン印刷方法であって、印刷パターンを備えるロータリースクリーン版を回転させ、該ロータリースクリーン版に設置されたペースト類を、前記印刷パターンに従って、転写ローラに転写するステップと、前記転写ローラを回転させ、該転写ローラに転写された前記ペースト類のパターンを印刷媒体に転写するステップと、を有することを特徴とするスクリーン印刷方法。

概要

背景

従来より、スクリーン印刷機の一形態として、ロータリースクリーン印刷機が知られている。ロータリースクリーン印刷機は、円筒状のスクリーン版を回転させながら、該スクリーン版を印刷媒体に接触させることにより、印刷を行うタイプの印刷機である(特許文献1)。ロータリースクリーン印刷機は、高速印刷が可能であり、例えば、大量の印刷物を比較的短時間で制作する際等にしばしば用いられている。

概要

従来適正な転写が難しかったペースト類と印刷媒体の組み合わせにおいても、印刷媒体に対して印刷パターンを適正に転写することが可能なスクリーン印刷方法を提供する。ロータリースクリーン版を用いて印刷媒体にペースト類を転写するスクリーン印刷方法であって、印刷パターンを備えるロータリースクリーン版を回転させ、該ロータリースクリーン版に設置されたペースト類を、前記印刷パターンに従って、転写ローラに転写するステップと、前記転写ローラを回転させ、該転写ローラに転写された前記ペースト類のパターンを印刷媒体に転写するステップと、を有することを特徴とするスクリーン印刷方法。

目的

本発明は、このような背景に鑑みなされたものであり、本発明では、従来適正な転写が難しかったペースト類と印刷媒体の組み合わせにおいても、印刷媒体に対して印刷パターンを適正に転写することが可能なロータリースクリーン印刷機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ロータリースクリーン版を用いて印刷媒体ペースト類転写するスクリーン印刷方法であって、印刷パターンを備えるロータリースクリーン版を回転させ、該ロータリースクリーン版に設置されたペースト類を、前記印刷パターンに従って、転写ローラに転写するステップと、前記転写ローラを回転させ、該転写ローラに転写された前記ペースト類のパターンを印刷媒体に転写するステップと、を有することを特徴とするスクリーン印刷方法。

請求項2

さらに、前記転写ローラが前記印刷媒体に接触した後、前記転写ローラの前記印刷媒体と接触した部分をクリーニングするステップを有することを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷方法。

請求項3

前記印刷媒体は、略平坦な表面を有することを特徴とする請求項1または2に記載のスクリーン印刷方法。

請求項4

ロータリースクリーン版を用いて印刷媒体にペースト類を転写するスクリーン印刷機であって、印刷パターンを備えるロータリースクリーン版と、転写ローラと、を有し、前記転写ローラは、前記ロータリースクリーン版に設置されたペースト類が、前記ロータリースクリーン版の回転により、前記印刷パターンに従って、前記転写ローラに転写されるように配置され、前記転写ローラの回転により、該転写ローラに転写された前記ペースト類のパターンが印刷媒体に転写されることを特徴とするロータリースクリーン印刷機

請求項5

前記転写ローラは、導電性を有することを特徴とする請求項4に記載のロータリースクリーン印刷機。

請求項6

さらに、前記転写ローラの表面を清浄化するクリーニング機構を備えることを特徴とする請求項4または5に記載のロータリースクリーン印刷機。

請求項7

前記印刷媒体は、略平坦な表面を有することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一つに記載のロータリースクリーン印刷機。

技術分野

0001

本発明は、スクリーン印刷方法およびロータリースクリーン印刷機に関する。

背景技術

0002

従来より、スクリーン印刷機の一形態として、ロータリースクリーン印刷機が知られている。ロータリースクリーン印刷機は、円筒状のスクリーン版を回転させながら、該スクリーン版を印刷媒体に接触させることにより、印刷を行うタイプの印刷機である(特許文献1)。ロータリースクリーン印刷機は、高速印刷が可能であり、例えば、大量の印刷物を比較的短時間で制作する際等にしばしば用いられている。

先行技術

0003

特開2011−51316号公報

発明が解決しようとする課題

0004

従来のロータリースクリーン印刷機を用いて印刷媒体に印刷を行う場合、まず、パターンを有するロータリースクリーン版と、印刷媒体とが対向接触するように配置される。次に、ロータリースクリーン版の内側(印刷媒体とは反対の表面)に、溶剤およびインク等を含むペースト類が設置される、次に、ロータリースクリーン版を回転させた状態で、ペースト類がスキージによって印刷媒体の側に押し付けられる。これにより、ロータリースクリーン版の内側からペースト類がパターン状に押し出され、パターンに従って、ペースト類が印刷媒体の側に転写される。

0005

ここで、このようなロータリースクリーン印刷方法において、ペースト類と印刷媒体との組み合わせ如何では、ロータリースクリーン版から押し出されるペースト類が印刷媒体になじまず、印刷品質が低下するという問題が生じる場合がある。例えば、従来のロータリースクリーン印刷技術では、疎水性の溶剤を含むペースト類を、表面が親水性の印刷媒体に転写させた場合、ペースト類が印刷媒体の表面ではじかれるという現象が認められる。また、ペースト類と印刷媒体の組み合わせによっては、ペースト類がにじむ現象が生じる場合もある。このような現象が生じると、印刷媒体上に、高品質にパターンを転写することが難しくなる。

0006

本発明は、このような背景に鑑みなされたものであり、本発明では、従来適正な転写が難しかったペースト類と印刷媒体の組み合わせにおいても、印刷媒体に対して印刷パターンを適正に転写することが可能なロータリースクリーン印刷機を提供することを目的とする。また、本発明では、従来適正な転写が難しかったペースト類と印刷媒体の組み合わせにおいても、印刷媒体に対して印刷パターンを適正に転写することが可能なスクリーン印刷方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明では、ロータリースクリーン版を用いて印刷媒体にペースト類を転写するスクリーン印刷方法であって、
印刷パターンを備えるロータリースクリーン版を回転させ、該ロータリースクリーン版に設置されたペースト類を、前記印刷パターンに従って、転写ローラに転写するステップと、
前記転写ローラを回転させ、該転写ローラに転写された前記ペースト類のパターンを印刷媒体に転写するステップと、
を有することを特徴とするスクリーン印刷方法が提供される。

0008

ここで、本発明によるスクリーン印刷方法は、さらに、
前記転写ローラが前記印刷媒体に接触した後、前記転写ローラの前記印刷媒体と接触した部分をクリーニングするステップ
を有しても良い。

0009

また、本発明によるスクリーン印刷方法において、前記印刷媒体は、略平坦な表面を有しても良い。

0010

さらに、本発明では、ロータリースクリーン版を用いて印刷媒体にペースト類を転写するスクリーン印刷機であって、
印刷パターンを備えるロータリースクリーン版と、
転写ローラと、
を有し、
前記転写ローラは、前記ロータリースクリーン版に設置されたペースト類が、前記ロータリースクリーン版の回転により、前記印刷パターンに従って、前記転写ローラに転写されるように配置され、
前記転写ローラの回転により、該転写ローラに転写された前記ペースト類のパターンが印刷媒体に転写されることを特徴とするロータリースクリーン印刷機が提供される。

0011

ここで、本発明によるロータリースクリーン印刷機において、前記転写ローラは、導電性を有しても良い。

0012

また、本発明によるロータリースクリーン印刷機は、さらに、前記転写ローラの表面を清浄化するクリーニング機構を備えても良い。

0013

また、本発明によるロータリースクリーン印刷機において、前記印刷媒体は、略平坦な表面を有しても良い。

発明の効果

0014

本発明では、従来適正な転写が難しかったペースト類と印刷媒体の組み合わせにおいても、印刷媒体に対して印刷パターンを適正に転写することが可能なロータリースクリーン印刷機を提供することができる。また、本発明では、従来適正な転写が難しかったペースト類と印刷媒体の組み合わせにおいても、印刷媒体に対して印刷パターンを適正に転写することが可能なスクリーン印刷方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

0015

本発明による第1のロータリースクリーン印刷機の構成を概略的に示した図である。
本発明による第1のロータリースクリーン印刷機によって、印刷媒体に印刷パターンが転写される際の様子を模式的に示した図である。
本発明による第2のロータリースクリーン印刷機の構成を概略的に示した図である。
本発明による第3のロータリースクリーン印刷機の構成を概略的に示した図である。
本発明による第4のロータリースクリーン印刷機の構成を概略的に示した図である。
本発明の一実施例によるスクリーン印刷方法のフローを概略的に示した図である。

実施例

0016

以下、図面を参照して、本発明について詳しく説明する。

0017

(第1のロータリースクリーン印刷機について)
図1には、本発明の一実施例によるロータリースクリーン印刷機(第1のロータリースクリーン印刷機)の構成を概略的に示す。図1に示すように、この第1のロータリースクリーン印刷機100は、ロータリースクリーン版120と、転写ローラ140と、テーブル150とを備える。

0018

ロータリースクリーン版120は、内表面121および外表面122を有する略円筒状の形状を有し、図1の矢印F1の方向に回転可能に構成される。ロータリースクリーン版120には、印刷パターンが形成されている。

0019

テーブル150は、図の水平方向(X方向)に移動可能である。テーブル150上には、印刷媒体160が置載される。

0020

転写ローラ140は、ロータリースクリーン版120とテーブル150の間に、矢印F2の方向に回転可能に配置される。転写ローラ140は、ロータリースクリーン印刷機100の作動時に、ロータリースクリーン版120の外表面122と回転接触するように配置される。

0021

なお、ロータリースクリーン版120の内表面121側には、機体110に取り付けられたスキージホルダ130が配置されている。このスキージホルダ130には、スキージ132が取り付けられる。スキージ132は、ロータリースクリーン版120の内表面121に押し圧を加えることにより、ロータリースクリーン版120の内表面121側に設置されたペースト類135を、ロータリースクリーン版120の外表面122側から吐出させる役割を有する。

0022

次に、図2も参照して、このような構成のロータリースクリーン印刷機100の動作について、説明する。図2は、ロータリースクリーン印刷機100によって、印刷媒体に印刷パターンが転写される際の様子を模式的に示した図である。

0023

ロータリースクリーン印刷機100を用いて、印刷媒体160にパターンを転写する際には、まず、図1のように、ロータリースクリーン版120および転写ローラ140に対して、テーブル150が右側に来るように配置される。また、テーブル150上に印刷媒体160が配置される。

0024

次に、転写ローラ140が印刷媒体160と接するように位置決めされる。さらに、ロータリースクリーン版120の内表面121に、ペースト類135が設置される。

0025

次に、ロータリースクリーン版120を矢印F1の方向に回転させるとともに、転写ローラを矢印F2の方向に回転させる。また、転写ローラ140の回転に合わせて、テーブル150を矢印F3の方向に移動させる。

0026

ロータリースクリーン版120が回転すると、図2に示すように、ペースト類135は、スキージ132によって、ロータリースクリーン版120の内表面121に均一に押し広げられる。これにより、ペースト類135は、ロータリースクリーン版120の内表面121からロータリースクリーン版120の内部に進入し、外表面122から吐出される。前述のように、ロータリースクリーン版120には、印刷パターンが形成されている。そのため、ペースト類135は、印刷パターンに対応したパターンで吐出される。

0027

なお、ロータリースクリーン版120の外表面122は、回転する転写ローラ140に接触している。このため、吐出されたペースト類135は、転写ローラ140の表面に転写され、ペーストパターン145を構成する。

0028

この転写ローラ140上のペーストパターン145は、転写ローラ140の回転により、その後、テーブル150上の印刷媒体160に押し付けられる。これにより、印刷媒体160上に所望の転写パターン165が形成される。

0029

ここで、従来のような方法で、すなわちロータリースクリーン版から印刷媒体に、直接印刷パターンを転写した場合、前述のように、ペースト類と印刷媒体との組み合わせ如何では、ロータリースクリーン版から押し出されるペースト類が印刷媒体になじまず、高品質に印刷パターンを転写することが難しい場合がある。

0030

例えば、疎水性の溶剤(例えば油性溶剤)を含むペースト類を、表面が親水性の印刷媒体に転写させた場合、ペースト類が印刷媒体の表面ではじかれるという現象が生じる場合がある。逆に、親水性の溶剤(例えば水および/またはアルコール)を含むペースト類を、表面が疎水性の印刷媒体に転写させた場合も同様である。さらに、ペースト類と印刷媒体の組み合わせによっては、ペースト類がにじむ現象が生じる場合もある。このような現象が生じると、印刷媒体上に、高品質に印刷パターンを転写することが難しくなってしまう。

0031

これに対して、本発明による第1のロータリースクリーン印刷機100は、転写ローラ140を備えるという特徴を有する。このため、本発明による第1のロータリースクリーン印刷機100を用いて、印刷媒体160上に転写パターン165を形成した場合、従来高品質な転写が難しかったペースト類と印刷媒体との組み合わせにおいても、高品質な転写を行うことが可能になる。

0032

以下、このような本発明による第1のロータリースクリーン印刷機100の特徴およびその効果について、詳しく説明する。

0033

通常、ペースト類は、溶剤にインクを分散させて調製される。溶剤としては、例えば、油性溶媒または水性溶媒が使用される。また、インクとしては、例えば、金属微粒子および/または顔料と、バインダとの混合物が使用される。

0034

ここで、例えば、ペースト類が溶剤として油性溶剤を含む場合、ロータリースクリーン版から親水性の印刷媒体に、直接ペースト類を転写すると、印刷媒体は、油性溶剤の存在により、ペースト類をはじいてしまう。

0035

また、ペースト類と印刷媒体の組み合わせによっては、ペースト類が所望の範囲を超えて印刷媒体上に広がってしまい、にじみが生じてしまう。

0036

しかしながら、ロータリースクリーン版120と印刷媒体160の間に、転写ローラ140を介在させた場合、ロータリースクリーン版120から印刷媒体160に印刷パターンを転写するまでの時間内に、ペースト類135は、2度、転写工程に晒されることになる。この「タイムラグ」のため、ペースト類135が印刷媒体160に転写されるまでに、ペースト類135に含まれる油性溶剤の一部が揮発等により消失する。その結果、ペースト類135と印刷媒体160との間の親和性が相対的に高まり、印刷媒体160上でペースト類がはじかれる現象が有意に抑制される。

0037

また、ペースト類が溶剤として水性(またはアルコール系)溶剤を含み、印刷媒体が疎水性の表面を有する場合も、転写ローラ140の存在により、ペースト類が印刷媒体に転写されるまでに、水性(またはアルコール系)溶剤の一部が揮発等により消失する。その結果、ペースト類135と印刷媒体160との間の親和性が相対的に高まり、印刷媒体160上でペースト類がはじかれる現象が有意に抑制される。

0038

さらに、本発明の一実施例によるロータリースクリーン印刷機100では、転写ローラ140の存在による転写の「タイムラグ」のため、印刷媒体上でのペースト類のにじみの問題に対しても効果が得られる。すなわち、本発明の一実施例によるロータリースクリーン印刷機100では、印刷媒体にペースト類が転写されるまでに、ペースト類に含まれる溶剤の一部が揮発消失する。このため、にじみが生じやすいペースト類、すなわち溶剤の量が相対的に多いペースト類が、印刷媒体にそのまま転写されることが有意に抑制され、その結果、にじみが有意に抑制される。

0039

このように、本発明による第1のロータリースクリーン印刷機100では、従来に比べて、ペースト類と印刷媒体の組み合わせの制約を受け難くなり、従来高品質な転写が難しかったような組み合わせにおいても、印刷媒体に対して比較的良好な品質で、印刷パターンの転写を行うことが可能となる。

0040

(第2のロータリースクリーン印刷機について)
次に、図3を参照して、本発明による第2のロータリースクリーン印刷機について説明する。

0041

図3には、本発明による第2のロータリースクリーン印刷機200の構成を概略的に示す。図3に示すように、第2のロータリースクリーン印刷機200は、実質的に、図1に示した第1のロータリースクリーン印刷機100と同様の構成を有する。従って、図3に示す第2のロータリースクリーン印刷機200において、図1に示した第1のロータリースクリーン印刷機100と同様の部材には、図1に示した参照符号に100を加えた参照符号が付されている。

0042

ただし、この第2のロータリースクリーン印刷機200は、テーブル150の代わりに、搬送ベルト270および圧胴275を有する点で、第1のロータリースクリーン印刷機100とは異なっている。圧胴275は、搬送ベルト270の移動を安定化させるとともに、転写ローラ240と印刷媒体260の間に生じる圧力を安定に保持する役割を有する。

0043

第2のロータリースクリーン印刷機200では、作動の際に、ロータリースクリーン版220が矢印F1の方向に回転し、転写ローラ240が矢印F2の方向に回転する。また、この転写ローラ240の回転に合わせて、搬送ベルト270が矢印F3の方向に移動するとともに、圧胴275が矢印F4の方向に回転する。これにより、搬送ベルト270上に置載された複数の印刷媒体260(260a、260b、260c)に対して、同じ印刷パターンを連続的に転写することができる。

0044

このような構成の第2のロータリースクリーン印刷機200においても、前述の第1のロータリースクリーン印刷機100と同様の効果、すなわちペースト類と印刷媒体の組み合わせの制約を受け難くなり、従来高品質な転写が難しかったような組み合わせにおいても、印刷媒体に対して比較的良好な品質で、印刷パターンの転写を行うことが可能となるという効果が得られることは、当業者には明らかであろう。

0045

第2のロータリースクリーン印刷機200では、いわゆる「枚葉」方式として、複数の印刷媒体260(260a、260b、260c)に対して、高速で印刷パターンを転写することができる。

0046

(第3のロータリースクリーン印刷機について)
次に、図4を参照して、本発明による第3のロータリースクリーン印刷機について説明する。

0047

図4には、本発明による第3のロータリースクリーン印刷機300の構成を概略的に示す。

0048

図4に示すように、第3のロータリースクリーン印刷機300は、ロータリースクリーン版320、転写ローラ340、および圧胴375を有する搬送機構351を備える。なお、図4では、ペースト類およびスキージ等は、省略されている。

0049

ロータリースクリーン版320、転写ローラ340、および圧胴375の役割は、前述の第1および第2のロータリースクリーン印刷機100、200の場合と同様である。そのため、ここでは、これ以上説明しない。

0050

搬送機構351は、第1ローラ353および第2ローラ357を備え、印刷媒体360を搬送する役割を有する。すなわち、印刷媒体360は、第1ローラ353および第2ローラ357の回転により、転写ローラ340および圧胴375と接触する位置まで搬送され、ここで印刷パターンが転写される。その後、印刷媒体360は、印刷パターンが乾燥または硬化された後に、図視しない巻き取り部に巻き取られる。

0051

第3のロータリースクリーン印刷機300では、作動の際に、ロータリースクリーン版320が矢印F1の方向に回転し、転写ローラ340が矢印F2の方向に回転する。また、この転写ローラ340の回転に合わせて、搬送機構351により、印刷媒体360が矢印F3の方向に移動する。これにより、印刷媒体360の所定の部分が転写ローラ340および圧胴375と接触する位置まで搬送され、ここで印刷媒体360に印刷パターンが転写される。

0052

このような構成の第3のロータリースクリーン印刷機300においても、前述の第1のロータリースクリーン印刷機100と同様の効果、すなわちペースト類と印刷媒体の組み合わせの制約を受け難くなり、従来高品質な転写が難しかったような組み合わせにおいても、比較的良好な品質で、印刷媒体に印刷パターンの転写を行うことが可能となるという効果が得られることは、当業者には明らかであろう。

0053

第3のロータリースクリーン印刷機300では、いわゆる「ロールツーロール」方式として、切れ目のない連続印刷媒体360に対して、複数の印刷パターンを転写することができる。

0054

(第4のロータリースクリーン印刷機について)
次に、図5を参照して、本発明による第4のロータリースクリーン印刷機について説明する。

0055

図5には、本発明による第4のロータリースクリーン印刷機400の構成を概略的に示す。

0056

図5に示すように、第4のロータリースクリーン印刷機400は、実質的に、図3に示した第2のロータリースクリーン印刷機200と同様の構成を有する。従って、図5に示す第4のロータリースクリーン印刷機400において、図3に示した第2のロータリースクリーン印刷機200と同様の部材には、図3に示した参照符号に200を加えた参照符号が付されている。

0057

ただし、この第4のロータリースクリーン印刷機400は、さらに、クリーニング機構480を有する点で、第2のロータリースクリーン印刷機200とは異なっている。

0058

クリーニング機構480は、転写ローラ440の印刷媒体(図示されていない)への転写が完了した表面部分を清浄化する役割を有する。クリーニング機構480は、第1のローラ482、第2のローラ484、第3のローラ486、およびクリーニングテープ488で構成される。3つのローラ482、484、486は、協働して、クリーニングテープ488を図の矢印F5の方向(第1の方向)、または矢印F5とは反対の方向(第2の方向)に搬送する役割を有する。クリーニングテープ288は、転写ローラ440の表面と接するように配置される。

0059

第4のロータリースクリーン印刷機400では、作動の際に、ロータリースクリーン版420が矢印F1の方向に回転し、転写ローラ440が矢印F2の方向に回転する。また、この転写ローラ440の回転に合わせて、搬送ベルト470が矢印F3の方向に移動するとともに、圧胴475が矢印F4の方向に回転する。これにより、搬送ベルト470上に置載された複数の印刷媒体(図示されていない)に対して、同じ印刷パターンを連続的に転写することができる。

0060

このような構成の第4のロータリースクリーン印刷機400においても、前述の第1のロータリースクリーン印刷機100と同様の効果、すなわちペースト類と印刷媒体の組み合わせの制約を受け難くなり、従来高品質な転写が難しかったような組み合わせにおいても、比較的良好な品質で、印刷媒体に印刷パターンの転写を行うことが可能となるという効果が得られることは、当業者には明らかであろう。

0061

なお、第4のロータリースクリーン印刷機400は、クリーニング機構480を有する。クリーニング機構480のクリーニングテープ488は、第4のロータリースクリーン印刷機400の作動の際に、転写ローラ440と当接する。従って、このクリーニングテープ488により、転写ローラ440の印刷媒体への転写が完了した表面部分を清浄化することができる。例えば、クリーニングテープ488により、転写ローラ440上のペースト類の残留物を除去したり、表面に付着した汚染物を除去したりすることができる。

0062

この第4のロータリースクリーン印刷機400では、ロータリースクリーン版420から転写ローラ440にペースト類が転写される際には、常に清浄化された転写ローラ440の表面が使用される。このため、長時間使用後に、転写ローラ440の表面の汚れ凹凸等によって、印刷パターンの品質が低下するという問題を、有意に解消または抑制することができる。また、長時間連続的稼働しても、適正な印刷品質を維持することができる。

0063

なお、図5の例では、クリーニング機構480は、クリーニングテープ488を備える。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。例えば、クリーニング機構は、クリーニングテープ488の代わりに、転写ローラ440に対して回転摺動するローラを有しても良い。

0064

以上、本発明のロータリースクリーン印刷機の一例について説明した。しかしながら、本発明によるロータリースクリーン印刷機は、以上説明した態様を組み合わせて構成しても良い。例えば、図5に示した第4のロータリースクリーン印刷機400では、印刷媒体は、「枚葉」方式で供給される。しかしながら、第4のロータリースクリーン印刷機400において、印刷媒体は、「ロールツーロール」方式で供給されても良い。また、図5に示した第4のロータリースクリーン印刷機400において、搬送ベルト470および圧胴475の代わりに、図1に示したようなテーブルを設置しても良い。

0065

本発明によるロータリースクリーン印刷機の構成として、この他にも各種態様が想定され得ることは、当業者には明らかである。

0066

(ロータリースクリーン印刷機の各部材について)
次に、本発明によるロータリースクリーン印刷機を構成する各部材の仕様について、簡単に説明する。なお、以下の説明では、一例として、図3に示した第2のロータリースクリーン印刷機200を例に、その構成部材について説明する。ただし、以下の説明が、そのままあるいは軽微な変更の上で、他のロータリースクリーン印刷機にも適用し得ることは明らかである。

0067

(ロータリースクリーン版220)
ロータリースクリーン版220としては、従来から使用されているロータリースクリーン版を、同様に使用することができる。

0068

ロータリースクリーン版220は、印刷パターンを備える。印刷パターンの形成方法としては、従来から使用されている方法を、同様に使用することができる。

0069

(転写ローラ240)
転写ローラ240を構成する材質は、特に限られない。転写ローラ240は、例えば、シリコン系樹脂ウレタンゴム、またはフッ素系ゴム等で構成されても良い。

0070

また、転写ローラ240は、導電性を有することが好ましい。転写ローラ240を導電性にすることにより、ロータリースクリーン版220に設置されたペースト類を印刷媒体260に転写するまでの一連の工程において、静電気の発生による帯電を防止することが可能となる。

0071

(ペースト類235)
ペースト類235は、通常、主成分として、溶剤およびインク等を含む。溶剤には、通常、油性溶媒または水性溶媒が使用される。インクは、例えば、金属微粒子および/または顔料と、バインダとを混合して調製される。

0072

前述のように、本発明による一実施例では、従来、印刷媒体260との組み合わせ上、適正な転写が難しかったペースト類235を使用することも可能であることに留意する必要がある。

0073

例えば、親水性の表面を有する印刷媒体260に対して、油性溶剤を含むペースト類を使用することができる。また逆に、疎水性の表面を有する印刷媒体260に対して、水性溶剤を含むペースト類を使用することができる。

0074

また、本発明の一実施例では、印刷媒体260に転写するまでの過程で、溶剤が揮発するため、ペースト類235として、粘度の比較的低いものを使用することができる。

0075

一般に従来のロータリースクリーン印刷機において、粘度の低いペースト類を使用した場合、ロータリースクリーン版から吐出されるペースト類を印刷媒体に転写した際に、ペースト類が所定の範囲を逸脱して広がり、にじみが発生するという問題がある。一方で、この問題を防ぐため、粘度の高いペースト類を使用した場合、今度は、ロータリースクリーン版からペースト類を吐出させ、これを印刷媒体に転写するためには、ロータリースクリーン版に対するスキージの押し付け圧を高める必要が生じる。その結果、ロータリースクリーン版の寿命が短くなるという問題が生じ得る。

0076

これに対して、本発明の一実施例では、前述のような「タイムラグ」効果により、粘度の比較的低いペースト類を有意に使用することができる。従って、本発明の一実施例では、にじみの問題を抑制するため、比較的粘度の高いペースト類を使用する必要が回避または軽減される。また、このため、本発明の一実施例では、粘度の高いペースト類を使用した際に生じ得る、ロータリースクリーン版220の損傷が生じ難くなり、寿命が改善される。

0077

(印刷媒体260)
印刷媒体260の材質および形態は、特に限られない。例えば、印刷媒体260の材質は、ガラス、紙、布、プラスチック有機高分子樹脂を含む)、半導体、および金属等であっても良い。また、印刷媒体260の形態は、基板ディスク、箔、シート、およびフィルム等であっても良い。

0078

特に、ロールツーロール方式で印刷を行う場合、印刷媒体260の材質は、例えば、ガラス、紙、布、金属(例えばアルミニウムおよび銅)、ウレタン、ポリエステル、およびポリカーボネート等であっても良い。

0079

なお、印刷媒体260の被印刷面は、凹凸パターン等を有さない、実質的に平坦な表面であっても良い。

0080

ここで、前述のように、本発明による一実施例では、従来適正な転写が難しかったペースト類235と印刷媒体260の組み合わせにおいても、良好な印刷パターンが得られ得ることに留意する必要がある。

0081

このようなロータリースクリーン印刷機200は、例えば、紙類および衣類への図柄の印刷の他、ディスプレイ用基板半導体素子太陽電池、およびバイオチップの製造等に利用することができる。

0082

(本発明の一実施例によるスクリーン印刷方法について)
次に、図6を参照して、本発明の一実施例によるスクリーン印刷方法のフローについて簡単に説明する。

0083

図6には、本発明の一実施例によるスクリーン印刷方法のフローを概略的に示す。

0084

図6に示すように、このスクリーン印刷方法は、
(a)印刷パターンを備えるロータリースクリーン版を回転させ、該ロータリースクリーン版に設置されたペースト類を、前記印刷パターンに従って、転写ローラに転写するステップ(ステップS110)と、
(b)前記転写ローラを回転させ、該転写ローラに転写された前記ペースト類のパターンを印刷媒体に転写するステップ(ステップS120)と、
(c)前記転写ローラが前記印刷媒体に接触した後、前記転写ローラの前記印刷媒体と接触した部分をクリーニングするステップ(ステップS130)と、
を有する。

0085

なお、ステップS130は、任意に実施される工程であり、本発明において、必ずしも必要ではない。

0086

以下、各工程について詳しく説明する。

0087

(ステップS110)
まず、印刷パターンを備えるロータリースクリーン版の内表面に、ペースト類が設置される。また、ロータリースクリーン版が、第1の回転方向(例えば反時計回り)に回転する。この際、ペースト類は、例えばスキージ等によって、ロータリースクリーン版の内表面に押し付けられる。このため、ペースト類は、ロータリースクリーン版の内表面からロータリースクリーン版の内部に進入し、ロータリースクリーン版に形成された印刷パターンに従って、外表面から吐出される。

0088

(ステップS120)
ロータリースクリーン版の回転とともに、転写ローラが、第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に回転する。このため、ロータリースクリーン版から吐出されたペースト類は、転写ローラの表面に転写され、ペーストパターンを構成する。

0089

この転写ローラ上のペーストパターンは、転写ローラの回転により、印刷媒体上に押し付けられる。これにより、印刷媒体上に、ペーストパターンが転写される。

0090

ここで、この工程では、ペーストパターンは、ロータリースクリーン版から印刷媒体上に、直接転写されるのではなく、一旦転写ローラを介してから、印刷媒体上に転写される。この「タイムラグ」により、ペースト類が印刷媒体に転写されるまでに、ペースト類に含まれる溶剤の一部が揮発等により消失する。その結果、ペースト類と印刷媒体との間の親和性が相対的に高まり、印刷媒体に対して、ペースト類を適正な品質で転写することが可能となる。

0091

(ステップS130)
ステップS110〜ステップS120の工程により、印刷媒体に対して所望の印刷パターンを転写することができる。

0092

ただし、必要な場合、さらに、転写ローラに対してクリーニング処理が実施されても良い。

0093

転写ローラのクリーニング処理を実施することにより、転写ローラ上のペースト類の残留物を除去したり、表面に付着した汚染物を除去したりすることができる。

0094

なお、クリーニング処理の方法は、特に限られない。クリーニング処理は、例えば、前述の図5に示したようなクリーニング機構480、すなわち、クリーニングテープ488を用いて実施しても良い。あるいは、クリーニング処理は、例えば、転写ローラと接触するローラを設け、該ローラを摺動回転させることにより実施しても良い。

0095

クリーニング処理を実施することにより、転写ローラの表面が清浄化される。このため、転写ローラを連続使用しても、印刷媒体に対して適正に印刷パターンを転写することが可能となる。

0096

本発明は、ロータリースクリーンを用いたスクリーン印刷方法、およびロータリースクリーンを有するロータリースクリーン印刷機等に利用することができる。

0097

100 第1のロータリースクリーン印刷機
110機体
120ロータリースクリーン版
121 内表面
122外表面
130スキージホルダ
132スキージ
135ペースト類
140転写ローラ
145ペーストパターン
150 テーブル
160印刷媒体
165転写パターン
200 第2のロータリースクリーン印刷機
220 ロータリースクリーン版
230 スキージホルダ
232 スキージ
235 ペースト類
240 転写ローラ
260(260a、260b、260c) 印刷媒体
270搬送ベルト
275圧胴
300 第3のロータリースクリーン印刷機
320 ロータリースクリーン版
340 転写ローラ
351搬送機構
353 第1ローラ
357 第2ローラ
360 印刷媒体
375 圧胴
400 第4のロータリースクリーン印刷機
420 ロータリースクリーン版
440 転写ローラ
470 搬送ベルト
475 圧胴
480クリーニング機構
482、484、486 ローラ
488 クリーニングテープ

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