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技術 画像処理装置、画像処理システムおよびプログラム

出願人 株式会社リコー
発明者 斎藤裕太進藤秀規
出願日 2013年3月13日 (8年4ヶ月経過) 出願番号 2013-050124
公開日 2014年9月22日 (6年9ヶ月経過) 公開番号 2014-174959
状態 特許登録済
技術分野 イメージ処理・作成 イメージ分析 FAX原画の編集
主要キーワード トレース操作 事前表示 出力ミス ラックマウント 所定回転角 編集依頼 コピー内容 ビデオサブシステム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年9月22日)のものです。
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図面 (9)

課題

画像データに対し編集処理を適用する画像処理装置画像処理システムおよびプログラムを提供すること。

解決手段

本画像処理装置160は、画像出力装置100から画像出力の対象となる画像データを受信する受信手段190と、画像データから、判断対象領域を認識する領域認識手段192と、所定基準に対する判断対象領域の関係に基づいて、画像データの画像の所定基準に対する差異編集可能な編集パラメータを計算する計算手段194と、計算された編集パラメータに基づき、画像データに対し編集操作を施す編集手段196と、編集操作が施された画像データを画像出力装置に送信する送信手段190とを含む。

概要

背景

従来から、複合機では、コピー時、スキャナ送信時、蓄積文書プリント時に仕上がりプレビューを表示させるプレビュー機能が提供されている(例えば、特開2008−153890号公報:特許文献1)。この機能により、ユーザは、画像自体誤りや、原稿斜行など不備発見し易くなり、出力ミスが防止される。

しかしながら、プレビュー表示は、コピー内容送信内容印刷内容事前表示を行うだけの機能しかない。このため、プレビュー表示中に原稿の傾きなどの不備に気付いた場合は、ユーザは、原稿を原稿台上に置きなおし、再度スキャンしなければならず、煩雑であった。また、モバイル端末またはクラウド上の画像データを取り込んでの画像出力の場合は、その場に原稿がなく、再スキャンできず、傾きがあるまま画像出力することを余儀なくされてしまった。

従来から、上述した原稿の斜行などの不備に対処する技術として、種々の技術が知られている。例えば、特開2004−282439号公報(特許文献2)は、タッチパネルまたはマウスを使用して、プレビュー画像に反映しながらプレビュー画像上で画像の簡易編集と後処理の設定を行う技術を開示する。特開2009−147491号公報(特許文献3)は、プレビュー画面上で、拡大率に応じて画像データが補正で動く1単位を変えながら、画像データの位置ずれ座標変換によって補正する構成を開示する。特開2010−226466号公報(特許文献4)は、画像プレビュー表示において、ユーザによるタッチ及びそれに続くトレース操作応答して、タッチ及びトレース軌跡に対応する編集操作を認識する構成を開示する。

しかしながら、上記特許文献2〜特許文献4の従来技術は、何れも、ユーザが、プレビュー表示画面でタッチパネルなどの入力装置を用いて回転角などの編集パラメータの設定を行うことを要する。したがって、ユーザは、再スキャンする手間を省くことができるものの、プレビュー画像上で、適切であろう編集パラメータを自ら判断し、設定する作業およびその試行を行わなければならず、煩雑であり、必ずしも適切な結果が得られるものでもなかった。また、複合機などの画像形成装置は、汎用コンピュータに比較してリソースに対する制限が大きく、適切な編集パラメータの決定や編集処理が困難であるか、あるいは大きなリソースを必要とし高コストとなってしまうという問題があった。

概要

画像データに対し編集処理を適用する画像処理装置画像処理システムおよびプログラムを提供すること。本画像処理装置160は、画像出力装置100から画像出力の対象となる画像データを受信する受信手段190と、画像データから、判断対象領域を認識する領域認識手段192と、所定基準に対する判断対象領域の関係に基づいて、画像データの画像の所定基準に対する差異を編集可能な編集パラメータを計算する計算手段194と、計算された編集パラメータに基づき、画像データに対し編集操作を施す編集手段196と、編集操作が施された画像データを画像出力装置に送信する送信手段190とを含む。

目的

本発明は、上記従来技術における不充分な点に鑑みてなされたものであり、本発明は、画像出力装置での画像出力の対象となる画像データに対し、画像出力前に、適切な編集パラメータを計算し、画像データの画像の差異を編集可能な編集処理を施すことができる画像処理装置、画像処理システムおよびプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

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請求項1

画像出力装置通信する画像処理装置であって、前記画像出力装置から画像出力の対象となる画像データを受信する受信手段と、前記画像データから、判断対象領域を認識する領域認識手段と、所定基準に対する前記判断対象領域の関係に基づいて、前記画像データの画像の前記所定基準に対する差異編集可能な編集パラメータを計算する計算手段と、計算された前記編集パラメータに基づき、前記画像データに対し編集操作を施す編集手段と、前記編集操作が施された画像データを前記画像出力装置に送信する送信手段とを含む、画像処理装置。

請求項2

前記領域認識手段は、前記画像データの画像内の特定オブジェクトの領域を前記判断対象領域として認識し、前記計算手段は、前記画像データの基準座標系に対する前記特定オブジェクトの傾きを判定して、該傾きを相殺す回転角を前記編集パラメータとして計算し、前記編集手段は、前記編集操作として前記回転角での回転変換を実行する、請求項1に記載の画像処理装置。

請求項3

前記画像データとともに、前記判断対象領域として領域を認識させる特定オブジェクトの指定を受信する受信手段をさらに含む、請求項2に記載の画像処理装置。

請求項4

前記特定オブジェクトは、画像データの画像中の余白を除いた画像領域文字領域、文字列領域図形領域および画像領域、またはこれらのうちの少なくとも1つである、請求項3に記載の画像処理装置。

請求項5

前記領域認識手段は、複数の特定オブジェクトの領域をそれぞれ前記判断対象領域として認識し、前記計算手段は、前記判断対象領域各々について求められた前記回転角の分布に基づき、使用する編集パラメータを決定する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。

請求項6

画像出力の対象となる画像データの入力を受ける画像入力手段と、前記画像データから、判断対象領域を認識する領域認識手段と、所定基準に対する前記判断対象領域の関係に基づいて、前記画像データの画像の前記所定基準に対する差異を編集可能な編集パラメータを計算する計算手段と、計算された前記編集パラメータに基づき、前記画像データに対し編集操作を施す編集手段と、前記編集操作が施された画像データを画像出力する画像出力手段とを含む、画像処理システム

請求項7

前記画像出力の対象となる画像データの画像が含まれるプレビュー画面を表示する表示手段と、前記プレビュー画面上で、前記判断対象領域とする特定オブジェクトの指定を受け付け操作手段とをさらに含み、前記表示手段は、前記編集パラメータで編集操作が実行された後、該編集操作が施された画像データの画像でプレビュー画面を更新する、請求項6に記載の画像処理システム。

請求項8

画像出力装置と通信する画像処理装置を実現するためのプログラムであって、コンピュータを、前記画像出力装置から画像出力の対象となる画像データを受信する受信手段、前記画像データから、判断対象領域を認識する領域認識手段、所定基準に対する前記判断対象領域の関係に基づいて、前記画像データの画像の前記所定基準に対する差異を編集可能な編集パラメータを計算する計算手段、計算された前記編集パラメータに基づき、前記画像データに対し編集操作を施す編集手段、前記編集操作が施された画像データを前記画像出力装置に送信する送信手段として機能させるためのプログラム。

技術分野

0001

本発明は、画像処理技術に関し、より詳細には、画像データに対し編集処理を適用する画像処理装置画像処理システムおよびプログラムに関する。

背景技術

0002

従来から、複合機では、コピー時、スキャナ送信時、蓄積文書プリント時に仕上がりプレビューを表示させるプレビュー機能が提供されている(例えば、特開2008−153890号公報:特許文献1)。この機能により、ユーザは、画像自体誤りや、原稿斜行など不備発見し易くなり、出力ミスが防止される。

0003

しかしながら、プレビュー表示は、コピー内容送信内容印刷内容事前表示を行うだけの機能しかない。このため、プレビュー表示中に原稿の傾きなどの不備に気付いた場合は、ユーザは、原稿を原稿台上に置きなおし、再度スキャンしなければならず、煩雑であった。また、モバイル端末またはクラウド上の画像データを取り込んでの画像出力の場合は、その場に原稿がなく、再スキャンできず、傾きがあるまま画像出力することを余儀なくされてしまった。

0004

従来から、上述した原稿の斜行などの不備に対処する技術として、種々の技術が知られている。例えば、特開2004−282439号公報(特許文献2)は、タッチパネルまたはマウスを使用して、プレビュー画像に反映しながらプレビュー画像上で画像の簡易編集と後処理の設定を行う技術を開示する。特開2009−147491号公報(特許文献3)は、プレビュー画面上で、拡大率に応じて画像データが補正で動く1単位を変えながら、画像データの位置ずれ座標変換によって補正する構成を開示する。特開2010−226466号公報(特許文献4)は、画像プレビュー表示において、ユーザによるタッチ及びそれに続くトレース操作応答して、タッチ及びトレース軌跡に対応する編集操作を認識する構成を開示する。

0005

しかしながら、上記特許文献2〜特許文献4の従来技術は、何れも、ユーザが、プレビュー表示画面でタッチパネルなどの入力装置を用いて回転角などの編集パラメータの設定を行うことを要する。したがって、ユーザは、再スキャンする手間を省くことができるものの、プレビュー画像上で、適切であろう編集パラメータを自ら判断し、設定する作業およびその試行を行わなければならず、煩雑であり、必ずしも適切な結果が得られるものでもなかった。また、複合機などの画像形成装置は、汎用コンピュータに比較してリソースに対する制限が大きく、適切な編集パラメータの決定や編集処理が困難であるか、あるいは大きなリソースを必要とし高コストとなってしまうという問題があった。

発明が解決しようとする課題

0006

本発明は、上記従来技術における不充分な点に鑑みてなされたものであり、本発明は、画像出力装置での画像出力の対象となる画像データに対し、画像出力前に、適切な編集パラメータを計算し、画像データの画像の差異を編集可能な編集処理を施すことができる画像処理装置、画像処理システムおよびプログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、上記課題を解決するために、下記特徴を有する画像処理装置を提供する。本画像処理装置は、画像出力装置から画像出力の対象となる画像データを受信する受信手段と、上記画像データから、判断対象領域を認識する領域認識手段と、所定基準に対する判断対象領域の関係に基づいて、画像データの画像の所定基準に対する差異を編集可能な編集パラメータを計算する計算手段と、計算された前記編集パラメータに基づき、上記画像データに対し編集操作を施す編集手段と、上記編集操作が施された画像データを画像出力装置に送信する送信手段とを含む。

発明の効果

0008

上記構成により、画像出力の対象となる画像データに対し、画像出力前に、適切な編集パラメータを計算し、画像データの画像の差異を編集可能な編集処理を施すことができる。

図面の簡単な説明

0009

本実施形態による複合機のハードウェア構成図。
本実施形態によるサーバ装置のハードウェア構成図。
本実施形態における編集処理に関連する機能ブロック図。
本実施形態において、ネットワークを介して複合機およびサーバ装置間で実行される編集処理を示すフローチャート
判断対象領域として、余白を除いた画像領域を用いる場合の編集パラメータの計算を説明する図。
判断対象領域として(A)原稿中に含まれる特定の文字の領域を用いる場合、および(B)原稿中に含まれる特定の文字列の領域を用いる場合の編集パラメータの計算を説明する図。
求められた回転角で回転変換を施す編集処理を説明する図。
複数の判断対象領域に基づいて原稿の傾きを検知する他の実施形態について説明する図。

実施例

0010

以下、本実施形態について説明するが、本実施形態は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。なお、以下に説明する実施形態では、画像処理装置および画像処理システムの一例として、サーバ装置160、および複合機100と該サーバ装置160とを含む画像形成システムを用いて説明する。

0011

まず、図1および図2を参照し、本実施形態における画像形成システムを構成する複合機100およびサーバ装置160それぞれのハードウェア構成を説明する。図1は、本実施形態による複合機100のハードウェア構成図である。図1に示す複合機100は、コントローラ102と、FCU(Facsimile Control Unit)122と、画像変換器124と、オペレーションパネル126と、スキャナエンジンおよびプロッタ・エンジンが含まれるエンジン部130とを含み構成される。

0012

コントローラ102は、CPU(Central Processing Unit)110と、システムメモリMEM−P)やローカルメモリ(MEM−C)からなるメモリ112と、ASIC(Application Specific IntegratedCircuit)120とを含む。コントローラ102は、さらに、ハードディスク装置(Hard Disk Drive:HDD)114と、ROM(Read Only Memory)116と、NIC(Network Interface Card)118とを含む。上記ASIC120は、メモリ112およびHDD114に接続されるとともに、CPUチップセットのノースブリッジを介してCPU110に接続される。

0013

オペレーションパネル126は、コントローラ102のASIC120に接続されている。FCU122、画像変換器124、エンジン部130、その他図示しないUSB(Universal Serial Bus)デバイスIEEE1394デバイスは、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスを介してコントローラ102のASIC120に接続されている。

0014

CPU110は、複合機100の全体制御を行う。ROM116は、各種制御プログラムを格納する。メモリ112は、複合機100の作業メモリ描画用メモリコピー用画像バッファ符号バッファとして用いられる。HDD114は、複合機100のオペレーティング・システムサービスコントロールおよびアプリケーションなどの各種プログラム、本複合機100の各種システム設定情報を格納する。NIC118は、複合機100を外部のネットワークと接続する。CPU110は、ROM116やHDD114などから各種プログラムを読み出し、メモリ112に展開することにより、後述する各機能手段および各処理を実現する。

0015

エンジン部130は、ASIC132と、画像読み取りを行うためのCCD134と、画像形成を行うための作像制御部136とを含む。コントローラ102が備えるメモリ112には、ASIC120を経由して、エンジン部130のCCD134で読み取られて生成された画像データ、HDD114やメモリ112から取得された画像データ、NIC118を介して接続される外部端末から受信した画像データが入力される。そして、入力された画像データは、作像制御部136から印刷出力、NIC118からネットワーク送信出力、FCU122からファクシミリ送信出力、HDD114へファイル出力される。以下、これら画像出力の対象となる画像データを総称して出力画像データといい、上述した画像データの出力を画像出力と総称する。

0016

以下、図2を参照しながら、本実施形態において画像形成システムを構成する、サーバ装置160のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態によるサーバ装置160のハードウェア構成図である。本実施形態によるサーバ装置160は、ブレードサーバラックマウント・サーバ、ワークステーションなどの汎用コンピュータなどとして構成されている。

0017

図2に示すサーバ装置160は、シングルコアまたはマルチコアのCPU162と、ノースブリッジ164と、サウスブリッジ168とを含む。ノースブリッジ164は、CPU162とメモリとの接続を担う。サウスブリッジ168は、上記ノースブリッジ164と専用バスまたはPCIバスを介して接続され、PCIバスやUSBなどのI/Oとの接続を担う。

0018

ノースブリッジ164には、CPU162の作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)166が接続される。サウスブリッジ168には、HDDやSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置170、ビデオサブシステム172、シリアルポート174、PCIe(PCI Express)176、LANポート178、USBポート180が接続される。補助記憶装置170は、コンピュータ装置を制御するためのOS、後述する機能手段を実現するためのプログラムや各種システム情報や各種設定情報を格納する。

0019

LANポート178は、サーバ装置160をネットワークに接続させるインタフェース機器である。USBポート180には、適宜、キーボード184およびマウス186などの入力装置が接続されてもよく、当該サーバ装置160の操作者からの各種指示の入力を受け付けるためのユーザ・インタフェースを提供することができる。

0020

本実施形態によるサーバ装置160は、図示しないROMおよび補助記憶装置170からプログラムを読み出し、RAM166が提供する作業空間に展開することにより、CPU162の制御の下、後述する各機能手段および各処理を実現する。なお、サーバ装置160は、物理的なサーバとして構成されてもよいが、サーバ装置160の構成は、特に限定されるものではなく、例えば、コンピュータ・システム上に構築される仮想サーバとして構成されてもよい。

0021

上記複合機100と、サーバ装置160とは、上記NIC118およびLANポート178により、LAN(ローカルエリア・ネットワーク)、インターネットなどのネットワークを介して相互に接続される。好適な実施形態では、上記複合機100は、ユーザのロケーションに配置され、上記サーバ装置160は、ユーザのプライベート・クラウド、あるいはパブリック・クラウド上に配置される。好適な実施形態では、サーバ装置160は、複合機100に対しネットワークを介して後述する機能を提供するSaaS(Software as a Service)型のサービスを提供することができる。

0022

以下、図3図8を参照しながら、本実施形態において、ネットワークを介して複合機100およびサーバ装置160間で実行される、画像データに対する編集処理について詳細を説明する。図3は、本実施形態における編集処理に関連する機能ブロック図である。図3には、複合機100上の機能ブロックと、サーバ装置160上の機能ブロックとが示されている。

0023

図3に示すように複合機100は、画像入力部140と、プレビュー画像生成部142と、表示部144と、操作受付部146と、画像出力部148と、通信部150とを含み構成される。

0024

画像入力部140は、画像出力の対象となる画像データの入力を受ける手段である。画像出力の対象の画像データとしては、コピー時の画像読み取りされた画像データ、外部の文書管理システムから取得された画像データ、または送信(ファクシミリ送信、電子メール送信および共有フォルダ送信を含む。)時の画像読み取りされた画像データを挙げることができる。

0025

プレビュー画像生成部142は、図1に示した画像変換器124などを用いて、上記入力された画像データの画像出力前のプレビュー画像を生成する手段である。表示部144は、生成されたプレビュー画像を含むプレビュー画面をオペレーションパネル126の表示装置に表示させる手段である。操作受付部146は、オペレーションパネル126のタッチパネルやハードキーなど入力装置に対するユーザ操作監視し、プレビュー画面上でのユーザ操作を受け付ける手段である。ここで、操作受付部146が受け付けるユーザ操作としては、後述する画像データに対する編集処理の実行を指示する操作、該編集操作の設定操作、画像データの画像出力の開始を指示する操作などを挙げることができる。

0026

画像出力部148は、オペレーションパネル126のスタートキーの押下などによる指示に応答して、準備された画像データの画像出力を実行する。画像出力としては、コピー時の読み取り画像の印刷出力、文書管理システムから取得した画像の印刷出力、読み取り画像の送信出力(ファクシミリ送信出力、電子メール送信出力および共有フォルダ送信出力を含む。)、およびファイル出力を挙げることができる。

0027

通信部150は、NIC118を用いて、サーバ装置160とのデータの送受信を行う手段である。上記プレビュー画面上で、ユーザからの編集指示、より具体的には傾き補正の指示が行われた場合は、通信部150は、出力画像データをサーバ装置160に送信するとともに回転の編集処理を依頼する。通信部150は、また、上記編集処理の依頼に応答して返信される編集処理結果をサーバ装置160から受信することができる。

0028

プレビュー画像生成部142は、編集処理結果を受信した場合は、好適には、編集操作が施された画像データのプレビュー画像を新たに生成することができる。そして、表示部144は、新たに生成されたプレビュー画像でプレビュー画面を更新することができる。また、画像出力部148は、スタートキーの押下などによる指示に応答して、編集処理結果として得られた画像データの画像出力を実行することができる。

0029

これに対して、サーバ装置160は、図3に示すように、通信部190と、画像領域認識部192と、編集パラメータ計算部194と、画像編集部196とを含み構成される。

0030

通信部190は、LANポート178を用いて、複合機100とのデータの送受信を行う手段である。通信部190は、複合機100から編集処理の依頼とともに出力画像データを受信し、画像領域認識部192に渡す。通信部190は、さらに、上記編集依頼に応答して、後述する編集操作が施された結果の画像データを複合機100に返信する。

0031

画像領域認識部192は、渡された出力画像データから、後述する編集パラメータを計算する際に用いる判断対象領域を認識する。画像領域認識部192は、より具体的には、出力画像データの画像内の特定オブジェクトの領域を上記判断対象領域として認識する。ここで、特定オブジェクトは、画像データの画像中の余白を除いた描画領域、該描画領域内の文字、文字列、図形または画像とすることができる。判断対象領域の認識処理については、詳細を後述する。

0032

編集パラメータ計算部194は、認識された判断対象領域と所定基準との幾何学的な関係を検出し、これに基づいて、出力画像データの画像の所定基準に対する幾何学的な差異を編集可能な編集パラメータを計算する。編集パラメータ計算部194は、より具体的には、幾何学的な関係として出力画像データの基準座標系に対する特定オブジェクトの領域の傾きを判断し、編集パラメータとしてこの傾きを相殺する回転角を計算することができる。

0033

画像編集部196は、計算された編集パラメータに基づき、出力画像データに対し編集操作を実行する。画像編集部196は、より具体的には、出力画像データに対し、上記編集パラメータとして求められた回転角で、編集操作として回転変換を施す。この判断対象領域の傾きに基づいた回転変換により、画像データの画像の基準座標系に対する傾きが相殺されるように補正がかけられる。なお、出力画像データに対する編集操作としては、所定回転角での回転変換に伴い位置補正が行われてもよい。

0034

図4は、本実施形態において、ネットワークを介して複合機100およびサーバ装置160間で実行される、編集処理を示すフローチャートである。図4に示す処理は、画像データが入力されたことに応答して、ステップS100から開始される。ステップS101では、複合機100は、画像入力部140により、画像出力の対象となる出力画像データを取得し、メモリ112に格納する。ステップS102では、複合機100は、通信部150により、事前サービス提供元としてアドレス設定登録されたサーバ装置160に対し、取得された出力画像データを送信する。

0035

出力画像データを受信したサーバ装置160は、ステップS103で、画像領域認識部192により、出力画像データから、判断対象として用いる画像領域を認識する。ステップS104では、サーバ装置160は、編集パラメータ計算部194により、上記認識された判断対象領域が基準座標系に対して傾く角度を計算する。

0036

図5および図6は、種々の判断対象領域を用いた編集パラメータの計算処理を説明する図である。図5は、判断対象領域として、余白を除いた描画領域を用いる場合の編集パラメータの計算を説明する図である。図5(A)は、描画領域202に傾きの無い画像データ200を示しており、図5(B)は、描画領域212に傾きが有る画像データ210を示している。

0037

画像データ210における原稿の傾きは、原稿内容として抽出される余白を除いた描画領域212を包含する矩形の基準座標系に対する傾き(回転角θ)で判断ことができる。図5に示すように描画領域を判断対象領域として用いる場合は、画像領域認識部192は、出力画像データの画像中の文字、線、画像を包含する、余白として認識される領域を除外した矩形ブロックを上記判断対象領域として認識する。編集パラメータ計算部194は、図5(B)に示すように、この矩形ブロックの領域212の基準座標系に対する傾き(回転角度θ)を相殺する回転角を、編集パラメータとして計算する。図5に示す例では、原稿は、画像データの垂直軸(または水平軸)を基準に、反時計回りにθだけ傾いており、この場合は、回転角は、時計回りにθ度となる。

0038

図6(A)は、判断対象領域として、描画領域中に含まれる特定の文字の領域を用いる場合の編集パラメータの計算を説明する図である。なお、図6(A)は、文字「A」を認識させる代表文字として指定された場合の例を示す。なお、代表文字は、予め角度が判定し易い1以上文字を含むセットを事前設定しておくようにしてもよいし、あるいはプレビュー画面等においてユーザ入力を求めて取得し、上記出力画像データおよび編集依頼とともに受信するようにしてもよい。

0039

画像データ230における原稿の傾きは、原稿内容として文字認識される代表文字の領域232の基準座標系に対する傾き(回転角θ)で判断ことができる。文字領域を判断対象領域とする場合は、画像領域認識部192は、代表文字を認識対象として、出力画像データの画像中の代表文字の文字認識を行い、代表文字の領域232を画定する。編集パラメータ計算部194は、上記文字認識処理の過程で代表文字について得られた傾き(θ)を相殺するような回転角を、編集パラメータとして計算する。図6(A)に示す例では、代表文字は、画像データの垂直軸(または水平軸)を基準に、反時計回りにθだけ傾いており、この場合は、回転角は、時計回りにθ度となる。

0040

図6(B)は、判断対象領域として、描画領域中に含まれる特定の文字列の領域を用いる場合の編集パラメータの計算を説明する図である。なお、図6(B)は、文字列「ABCDE」を代表文字列として指定された場合の例を示す。なお、代表文字列も、予め角度が判定し易い文字列またはそのセットを事前設定しておくようにしてもよいし、あるいはプレビュー画面等においてユーザ入力を求めて取得し、上記出力画像データとともに受信するようにしてもよい。

0041

画像データ240における原稿の傾きは、原稿内容として文字認識される代表文字列の領域242の基準座標系に対する傾き(回転角θ)で判断することができる。代表文字列の領域を判断対象領域とする場合は、画像領域認識部192は、代表文字列を認識対象として、出力画像データの画像中の代表文字列の文字認識を行い、代表文字列の領域242を画定する。編集パラメータ計算部194は、上記文字認識処理の過程で代表文字列の領域242の傾き(θ)を取得し、この代表文字列の傾きを相殺するような回転角を計算する。図6(B)に示す例では、代表文字列は、画像データの垂直軸(または水平軸)を基準に、反時計回りにθだけ傾いており、この場合は、回転角は、時計回りにθ度となる。

0042

再び図4を参照すると、ステップS105では、サーバ装置160は、出力画像データに対し、原稿の傾きが相殺されるように、上記求められた回転角で回転変換を施す。図7は、求められた回転角で回転変換を施す編集処理を説明する図である。図7に示すように、上記ステップS104で求められた原稿の傾きを相殺する回転角θで画像データに対し回転変換を施すことにより、原稿の傾きが補正された画像データ220が得られる。図5(B)に示す例では、原稿が反時計回りにθだけ傾いているため、ステップS105の回転変換により、画像が時計回りにθだけ回転されて、補正された画像は、垂直軸(または水平軸)を基準に略直交となる。

0043

再び図4を参照すると、ステップS106では、サーバ装置160は、通信部190により、編集処理が施された出力画像データを複合機100に返信する。ステップS107では、複合機100は、編集処理が施された出力画像データを受信する。ステップS108では、複合機100は、プレビュー画像生成部142により編集処理が施された出力画像データに基づいて新たにプレビュー画像を生成し、表示部144によりプレビュー表示の更新を行い、ステップS109で本処理を終了する。なお、ステップS109以降は、例えば、ユーザにより、編集処理が施された画像データの画像出力が行われることになる。

0044

なお、上述では、判断対象領域として、余白を除く描画領域、文字領域および文字列領域を例に説明したが、描画領域内で抽出できるオブジェクトは、文字または文字列に限らず、画像解析により抽出される図形(線、ボックスなど)、画像(写真イラスト)、グラフなど他のオブジェクトの領域を判断対象領域として認識することもできる。そして、判断対象領域として、描画領域、該描画領域内の文字領域、文字列領域、図形やグラフなどの図領域、画像領域のうちの何れを用いるかは、予め角度が判定し易いものを事前設定しておくようにしてもよい。あるいはプレビュー画面において何れを指定するかのユーザ入力を求めて取得し、上記出力画像データとともに受信するようにしてもよい。

0045

以上説明した実施形態の構成により、ユーザは、再スキャンする手間を省くことができるとともに、適切であろう編集パラメータを自ら判断し設定することなく、原稿の傾きが好適に補正された画像出力の結果を得ることができる。したがって、ユーザ作業生産性を向上することができる。また、画像データの傾きを検出し傾き補正を行う処理が、外部のサーバ装置160上にオフロードされるため、複合機100が負担する負荷が軽減され、計装コストを低減することが可能となる。また、外部のサーバ装置上の充分なリソースを活用できるため、従来では複合機100のリソースで制限されていた補正可能な角度の範囲も広げられる。

0046

なお、上述した実施形態では、単一の判断対象領域に基づいて原稿の傾きを検知するものとして説明した。以下、図8を参照して、複数の判断対象領域に基づいて原稿の傾きを検知することができる他の実施形態について説明する。

0047

図8は、他の実施形態による、複数の判断対象領域を用いた編集パラメータの計算処理を説明する図である。また、図8は、複数の文字領域を判断対象領域として用いる場合を説明する。

0048

図8に示すように画像データの画像250中には、複数の文字「A」,「B」,「C」,「D」,「E」,「M」,「F」,「P」が画像として含まれている。一方、文字「A」,「B」,「C」,「D」,「E」のグループと、文字「M」,「F」,「P」のグループとは、異なる傾きを有している。図8に示す例では、文字「A」,「B」,「C」,「D」,「E」のグループは角度θで反時計回りに傾いており、文字「M」,「F」,「P」のグループは、角度φで反時計回りに傾いている。以下、説明する実施形態において、これらの文字は、代表文字として設定されているものとする。

0049

複数の判断対象領域が含まれる場合、画像データ250における原稿の傾きは、原稿内容として文字認識される各代表文字の領域252a〜252hの基準座標系に対する傾きの分布に基づき、この傾きの統計値で判断することができる。統計値としては、平均値中央値または最頻値を用いることができるが、好ましくは、最頻値を用いることができる。

0050

そこで、他の実施形態においては、画像領域認識部192は、複数の代表文字を認識対象として、出力画像データの画像中の代表文字の文字認識を行い、認識された各代表文字の領域252a〜252hを画定する。編集パラメータ計算部194は、上記文字認識処理の過程で各代表文字の領域252a〜252hの傾きを検出し、この代表文字の傾きの分布に基づいて、その統計的な傾き(例えば最頻値)を相殺するような回転角を計算する。図8に示す例では、角度θの判断対象領域が5個検出され、角度φの判断対象領域が3個検出されている。このため、最頻値を用いる実施形態では、最も頻度の高い角度θ(反時計回り)に基づいて、回転角は、時計回りにθ度となる。

0051

上述した複数の判断対象領域を用いた実施形態の構成により、統計的に最も確からしい傾きが検出され、その傾きが相殺されるように画像データが補正されることになる。なお、上述した実施形態では、複数の文字領域を用いる場合について説明したが、文字領域に限定されるものではなく、文字列領域、図形領域、画像領域などの種々のオブジェクトの領域を判断対象としてもよい。また、上述した単一の判断対象領域(例えば最初に見つかったもの)に基づく処理とするか、複数の判断対象領域に基づく処理とするかは、予め事前設定しておくようにしてもよいし、あるいはプレビュー画面において何れを用いるかのユーザ入力を求めて取得し、上記出力画像データとともに受信するようにしてもよい。

0052

以上説明したように、上述までの実施形態によれば、画像出力装置で画像出力の対象となる画像データに対し、画像出力前に、適切な編集パラメータを計算し、画像データの画像の差異を編集可能な編集処理を施すことができる画像処理装置、画像処理システムおよびプログラムを提供することができる。

0053

なお、上記機能部は、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)などのレガシープログラミング言語オブジェクト指向プログラミング言語などで記述されたコンピュータ実行可能なプログラムにより実現でき、ROM、EEPROM、EPROM、フラッシュメモリフレキシブルディスクCD−ROM、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、ブルーレイディスクSDカード、MOなど装置可読な記録媒体に格納して、あるいは電気通信回線を通じて頒布することができる。

0054

これまで本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。

0055

100…複合機、102…コントローラ、110…CPU、112…メモリ、114…HDD、116…ROM、118…NIC、120…ASIC、122…FCU、124…画像変換器、126…オペレーションパネル、130…エンジン部、132…ASIC、134…CCD、136…作像制御部、140…画像入力部、142…プレビュー画像生成部、144…表示部、146…操作受付部、148…画像出力部、150…通信部、160…サーバ装置、162…CPU、164…ノースブリッジ、168…サウスブリッジ、170…補助記憶装置、172…ビデオサブシステム、174…シリアルポート、176…PCIe、178…LANポート、180…USBポート、190…通信部、192…画像領域認識部、194…編集パラメータ計算部、196…画像編集部、200,210,230,240,250…原稿、212,232,242,252…領域、220,260…編集後の画像データ

先行技術

0056

特開2008−153890号公報
特開2004−282439号公報
特開2009−147491号公報
特開2010−226466号公報

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