図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2014年9月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (14)

課題

ホモジナイズ袋中の検液を外方へ排出する際、食品残渣検液中混入することを防止する。

解決手段

ホモジナイズ袋10は、開口17を有する袋本体11と、袋本体11内に設けられ袋本体11内を第1空間15aと第2空間15bとに区画するフィルタ13とを備えている。第1空間15a内に食品試料5が収納され、食品試料5からの検液6がフィルタ13を通って第2空間15bに入り、食品残渣7は第1空間15aに残る。第1空間15aの第1開口部分17aに第1ファスナ21が設けられている。

概要

背景

食品微生物検査等の目的に供するため、食品試料希釈液と共にホモジナイズ袋に収容してホモジナイザ投入し、ホモジナイザに内蔵されるローラパドルにより繰り返し押圧力を与えることにより食品試料を機械的に破砕して懸濁化することより検液を得ることが、従来より行われている。

ホモジナイズ袋としては、たとえば実公平6−23280号公報に示されるような構成のものが公知である。このホモジナイズ袋は、プラスチックフィルム製の袋本体からなり、袋本体の内部がフィルタによって二分割されている。そして、二分割された一方の空間に希釈液と共に食品試料を収容した状態で、ホモジナイザ等によりホモジナイズ処理する。ホモジナイズ処理によって、懸濁化された食品試料はフィルタを通って他方の空間に入り込み、フィルタを通過できない残渣は試料収容部内に残る。

このようにして他方の空間に入った懸濁液は検液として外方へ排出され、微生物検査に用いられる。

概要

ホモジナイズ袋中の検液を外方へ排出する際、食品残渣検液中混入することを防止する。ホモジナイズ袋10は、開口17を有する袋本体11と、袋本体11内に設けられ袋本体11内を第1空間15aと第2空間15bとに区画するフィルタ13とを備えている。第1空間15a内に食品試料5が収納され、食品試料5からの検液6がフィルタ13を通って第2空間15bに入り、食品残渣7は第1空間15aに残る。第1空間15aの第1開口部分17aに第1ファスナ21が設けられている。

目的

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、検液を外方へ排出する際、食品残渣が誤って検液中に混入することを防止することができるホモジナイズ袋を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

食品試料収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体と、前記袋本体内を第1空間と、第2空間とに区画するフィルタとを備え、前記第1空間に食品試料が収納され、前記食品試料からの食品残渣が前記第1空間に残るとともに、前記食品試料からの検液が前記フィルタを通って前記第1空間から前記第2空間に導かれ、前記開口のうち少なくとも前記第1空間に対応する第1開口部分に、第1ファスナが設けられ、前記第1ファスナにより前記第1開口部分が開閉されることを特徴とするホモジナイズ袋。

請求項2

前記開口のうち前記第2空間に対応する前記第2開口部分に、第2ファスナが設けられ、前記第2ファスナにより前記第2開口部分が開閉されることを特徴とする請求項1記載のホモジナイズ袋。

請求項3

食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体と、前記袋本体内を第1空間と、第2空間とに区画するフィルタとを備え、前記第1空間に食品試料が収納され、前記食品試料からの食品残渣が前記第1空間に残るとともに、前記食品試料からの検液が前記フィルタを通って前記第1空間から前記第2空間に導かれ、前記開口のうち少なくとも前記第1空間に対応する第1開口部分は、前記第1開口部分近傍の袋本体を折り曲げてなる折曲部により密閉され、前記袋本体の前記折曲部は固定手段により前記袋本体の外面に固定されることを特徴とするホモジナイズ袋。

請求項4

食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体と、前記袋本体内を第1空間と、第2空間とに区画するフィルタとを備え、前記第1空間に食品試料が収納され、前記食品試料からの食品残渣が前記第1空間に残るとともに、前記食品試料からの検液が前記フィルタを通って前記第1空間から前記第2空間に導かれ、前記開口は前記開口近傍の前記袋本体を折り曲げてなる折曲部により密閉され、前記袋本体の前記折曲部は固定手段により前記袋本体の外面に固定され、前記袋本体の外面のうち、前記第2空間に対応する部分に容易に破断可能な開封予定部を設けたことを特徴とするホモジナイズ袋。

請求項5

前記開封予定部はミシン目状ハーフカットからなることを特徴とする請求項4記載のホモジナイズ袋。

請求項6

前記開封予定部の始端に切込みが設けられていることを特徴とする請求項4記載のホモジナイズ袋。

請求項7

前記開封予定部の始端にマジックカットが設けられていることを特徴とする請求項4記載のホモジナイズ袋。

請求項8

前記開封予定部は、帯状剥離片からなっていることを特徴とする請求項4記載のホモジナイズ袋。

請求項9

食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体と、前記袋本体内を第1空間と、第2空間とに区画するフィルタとを備え、前記第1空間に食品試料が収納され、前記食品試料からの食品残渣が前記第1空間に残るとともに、前記食品試料からの検液が前記フィルタを通って前記第1空間から前記第2空間に導かれ、前記開口は前記開口近傍の前記袋本体を折り曲げてなる折曲部により密閉され、前記袋本体の前記折曲部は固定手段により前記袋本体の外面に固定され、前記袋本体の外面のうち、前記第2空間に対応する部分に排出口が設けられ、前記排出口は取外自在の蓋板により覆われていることを特徴とするホモジナイズ袋。

請求項10

前記袋本体は一対のフィルムを重ね合せ、各々の縁部をシールすることにより得られ、前記フィルタは前記一対のフィルムに平行に配置されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか記載のホモジナイズ袋。

請求項11

前記袋本体は一対のフィルムを重ね合せ、各々の縁部をシールすることにより得られ、前記フィルタは前記一対のフィルムに直交して配置されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか記載のホモジナイズ袋。

技術分野

0001

本発明は、食品試料ホモジナイズ処理するに際して食品試料を希釈液と共に収容するために用いられるホモジナイズ袋に関する。

背景技術

0002

食品微生物検査等の目的に供するため、食品試料を希釈液と共にホモジナイズ袋に収容してホモジナイザ投入し、ホモジナイザに内蔵されるローラパドルにより繰り返し押圧力を与えることにより食品試料を機械的に破砕して懸濁化することより検液を得ることが、従来より行われている。

0003

ホモジナイズ袋としては、たとえば実公平6−23280号公報に示されるような構成のものが公知である。このホモジナイズ袋は、プラスチックフィルム製の袋本体からなり、袋本体の内部がフィルタによって二分割されている。そして、二分割された一方の空間に希釈液と共に食品試料を収容した状態で、ホモジナイザ等によりホモジナイズ処理する。ホモジナイズ処理によって、懸濁化された食品試料はフィルタを通って他方の空間に入り込み、フィルタを通過できない残渣は試料収容部内に残る。

0004

このようにして他方の空間に入った懸濁液は検液として外方へ排出され、微生物検査に用いられる。

先行技術

0005

実公平6−23280号公報
特開2002−82108号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上述のようにホモジナイズ袋内において、ホモジナイズ処理によって懸濁化された食品試料は一方の空間からフィルタを通って他方の空間に入った後、他方の空間から検液として外方へ排出される。この場合、一方の空間には食品残渣残留するが、他方の空間から検液を外方へ排出する際、同時に一方の空間内の食品残渣も排出されて検液中に食品残渣が混入し、微生物検査に支障が生じてしまうことが考えられる。

0007

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、検液を外方へ排出する際、食品残渣が誤って検液中に混入することを防止することができるホモジナイズ袋を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体と、袋本体内を第1空間と、第2空間とに区画するフィルタとを備え、第1空間に食品試料が収納され、食品試料からの食品残渣が第1空間に残るとともに、食品試料からの検液がフィルタを通って第1空間から第2空間に導かれ、開口のうち少なくとも第1空間に対応する第1開口部分に、第1ファスナが設けられ、この第1ファスナにより第1開口部分が開閉されることを特徴とするホモジナイズ袋である。

0009

本発明は、開口のうち第2空間に対応する第2開口部分に、第2ファスナが設けられ、この第2ファスナにより第2開口部分が開閉されることが好ましい。

0010

本発明は、食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体と、袋本体内を第1空間と、第2空間とに区画するフィルタとを備え、第1空間に食品試料が収納され、食品試料からの食品残渣が第1空間に残るとともに、食品試料からの検液がフィルタを通って第1空間から第2空間に導かれ、開口のうち少なくとも第1空間に対応する第1開口部分は、第1開口部分近傍の袋本体を折り曲げてなる折曲部により密閉され、袋本体の折曲部は固定手段により袋本体の外面に固定されることを特徴とするホモジナイズ袋である。

0011

本発明は、食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体と、袋本体内を第1空間と、第2空間とに区画するフィルタとを備え、第1空間に食品試料が収納され、食品試料からの食品残渣が第1空間に残るとともに、食品試料からの検液がフィルタを通って第1空間から第2空間に導かれ、開口は開口近傍の袋本体を折り曲げてなる折曲部により密閉され、袋本体の折曲部は固定手段により袋本体の外面に固定され、袋本体の外面のうち、第2空間に対応する部分に容易に破断可能な開封予定部を設けたことが好ましい。

0012

本発明は、開封予定部はミシン目状ハーフカットからなることが好ましい。

0013

本発明は、開封予定部の始端に切込みが設けられていることが好ましい。

0014

本発明は、開封予定部の始端にマジックカットが設けられていることが好ましい。

0015

本発明は、開封予定部は、帯状剥離片からなっていることが好ましい。

0016

本発明は、食品試料が収納され、ホモジナイズ処理により食品試料が食品残渣と検液とに分離されるホモジナイズ袋において、一側に開口を有する袋本体と、袋本体内を第1空間と、第2空間とに区画するフィルタとを備え、第1空間に食品試料が収納され、食品試料からの食品残渣が第1空間に残るとともに、食品試料からの検液がフィルタを通って第1空間から第2空間に導かれ、開口は開口近傍の袋本体を折り曲げてなる折曲部により密閉され、袋本体の折曲部は固定手段により袋本体の外面に固定され、袋本体の外面のうち、第2空間に対応する部分に排出口が設けられ、この排出口は取外自在の蓋板により覆われていることを特徴とするホモジナイズ袋である。

0017

本発明は、袋本体は一対のフィルムを重ね合せ、各々の縁部をシールすることにより得られ、フィルタは一対のフィルムに平行に配置されていることが好ましい。

0018

本発明は、袋本体は一対のフィルムを重ね合せ、各々の縁部をシールすることにより得られ、フィルタは一対のフィルムに直交して配置されていることが好ましい。

発明の効果

0019

以上のように本発明によれば、ホモジナイズ袋を傾けて第2空間内にある検液を外方へ排出する際、第1空間内の食品残渣が同時に外方へ排出することはなく、検液中に食品残渣が誤って混入することを防止することができる。

図面の簡単な説明

0020

図1(a)(b)は本発明によるホモジナイズ袋の第1の実施の形態を示す説明図。
図2は本発明によるホモジナイズ袋の第1の実施の形態を示す側面図。
図3は本発明によるホモジナイズ袋の第2の実施の形態を示す側面図。
図4は本発明によるホモジナイズ袋の第3の実施の形態を示す側面図。
図5は本発明によるホモジナイズ袋の第4の実施の形態を示す側面図。
図6は本発明によるホモジナイズ袋の第5の実施の形態を示す側面図。
図7は本発明によるホモジナイズ袋の第6の実施の形態を示す側面図。
図8は本発明によるホモジナイズ袋から検液を外方へ排出する状態を示す図。
図9(a)(b)は本発明によるホモジナイズ袋の第7の実施の形態を示す説明図。
図10は本発明によるホモジナイズ袋の第7の実施の形態を示す側面図。
図11は本発明によるホモジナイズ袋の第8の実施の形態を示す側面図。
図12は本発明によるホモジナイズ袋の第9の実施の形態を示す側面図。
図13は本発明によるホモジナイズ袋の第10の実施の形態を示す側面図。

発明の実施の形態

0021

第1の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1(a)(b)、図2および図8は本発明によるホモジナイズ袋の第1の実施の形態を示す図である。

0022

ここで図1(a)(b)はホモジナイズ袋を示す説明図、図2はホモジナイズ袋の側面図、図8はホモジナイズ袋から検液を外方へ排出する状態を示す図である。

0023

図8に示すように、本発明によるホモジナイズ袋10は希釈液とともに食品試料5が収納され、図示しないホモジナイザによりホモジナイズ処理が施されて食品試料5が食品残渣7と検液6とに分離されるものである。ホモジナイズ袋10内の検液6は、その後外方へ排出されて検液容器1内に収納され、検液容器1はその後蓋体2により密閉される。

0024

このようなホモジナイズ袋10は、図1(a)(b)および図2に示すように、一側に開口17を有する強化ポリエチレン製の袋本体11と、袋本体11内に設けられ袋本体11内を第1空間15aと、第2空間15bとに区画する不織布製のフィルタ13とを備えている。

0025

このうち袋本体11は強化ポリエチレン製の一対のフィルム11a、11bを重ね合わせ、開口17を残して3方の側縁12a、12b、12cをヒートシールすることにより得られる。この場合、一対のフィルム11a、11bを重ね合せる際、一対のフィルム11a、11b間にフィルタ13を一対のフィルム11a、11bと平行に介在させておき、開口17を残して3方の縁部12a、12b、12cをヒートシールする。このことにより、一対のフィルム11a、11bに対して同時にフィルタ13を固着することができる。この場合、縁部12a、12b、12cは一対の側方縁部12a、12bと、底部縁部12cとからなる。

0026

また袋本体11内はフィルム13により第1空間15aと第2空間15bとに区画され、袋本体11の一側に設けられた開口17のうち第1空間15aに対応する部分が第1開口部分17aとなり、第2空間15bに対応する部分が第2開口部分17bとなる。

0027

また、開口17のうち第1空間15aに対応する第1開口部分17aには、第1ファスナ21が設けられ、この第1ファスナ21により第1開口部分17aを開閉することができる。

0028

第1ファスナ21は、例えば一方のフィルム11a内面に設けられた雄ファスナ21aと、フィルタ13のフィルム11a側の面に設けられた雌ファスナ21bとを有し、第1ファスナ21は第1開口部分17aの全長に渡って延びている。

0029

また第1ファスナ21は、一対のフィルム11a、11bおよびフィルタ13に平行して配置されている。

0030

次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。

0031

まず、ホモジナイズ袋10の第1空間15a内に第1開口部分17aから希釈液と共に食品試料5が充てんされる。この場合、第1開口部分17aの第1ファスナ21は予め開となっている。

0032

ホモジナイズ袋10の第1空間15a内に食品試料5を充てんした後、このホモジナイズ袋10をホモジナイザ(図示せず)に投入し、所定の位置にセットする。このとき、ホモジナイズ袋10の袋本体11の開口17はクランプ機構により液密封止される。

0033

この状態でホモジナイザを運転すると、ホモジナイザ内のローラやペダル往動してホモジナイズ袋10の外側から食品試料5を押し潰したり、あるいはローラや手揉みによって同様にホモジナイズ処理が行われる。ホモジナイズ処理の間、食品試料5は、ペダルやローラの往動あるいは手揉みによってホモジナイズ袋10内をランダムに移動しながら懸濁化されて検液6が生成される。その後、第1空間15a内の検液6がフィルタ13を通過して第2空間15b内に入る。ホモジナイズ処理によっても懸濁化されなかった第1空間15a内の食品残渣7は第1空間15a内に残る。

0034

その後、ホモジナイズ袋10がホモジナイザから取外され、ホモジナイズ袋10の第1空間15aに対応する第1開口部分17aが第1ファスナ21により閉じられる。

0035

次にホモジナイズ袋10が傾けられ、第2空間15b内にある検液6が第2開口部分17bから外方へ排出され、検液容器1内に注入される。

0036

この場合、ホモジナイズ袋10の第1空間15a内には、懸濁化されない食品残渣7が残留しているが、第1空間15aに対応する第1開口部分17aが第1ファスナ21により閉じられているため、第1空間15a内の食品残渣7が、検液6とともに外方へ排出されることはなく、検液容器1内に注入された検液6中に食品残渣7が混入することはない。

0037

その後、検液6が収納された検液容器1は、蓋体2により密閉される。

0038

検液容器1内の検液6に対しては、その後微生物検査が行なわれる。

0039

以上のように本実施の形態によれば、ホモジナイズ袋10の第1空間15aに対応する第1開口部分17aを第1ファスナ21により閉じることができるので、ホモジナイズ袋10を傾けて第2空間15b内にある検液6を外方へ排出する際、第1空間15a内に残る食品残渣7が検液6とともに排出されることはなく、このため外方へ排出された検液6中に食品残渣7が混入することを未然に防止することができる。

0040

第2の実施の形態
次に図3により本発明の第2の実施の形態について説明する。

0041

図3に示す第2の実施の形態は、第1空間15aに対応する第1開口部分17aに第1ファスナ21を設けるとともに、第2空間15aに対応する第2開口部分17bにも第2ファスナ22を設けたものであり、他の構成は図1(a)(b)、図2および図8に示す第1の実施の形態と略同一である。

0042

図3において、図1(a)(b)、図2および図8に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。

0043

なお、第2ファスナ22は第1ファスナ21と同一の構造をもつ。

0044

図3において、ホモジナイズ袋10に対してホモジナイズ処理が施された後、ホモジナイズ袋10の第1空間15aに対応する第1開口部分17aが第1ファスナ21により閉じられる。この間、第2空間15bに対応する第2開口部分17bに設けられた第2ファスナ22は開のままとなっている。

0045

次にホモジナイズ袋10が傾けられ、第2空間15b内にある検液6が第2開口部分17bから外方へ排出され、検液容器1内に注入される。

0046

この場合、ホモジナイズ袋10の第1空間15a内には、懸濁化されない食品残渣7が残留しているが、第1空間15aに対応する第1開口部分17aが第1ファスナ21により閉じられているため、第1空間15a内の食品残渣7が、検液6とともに外方へ排出されることはなく、検液容器1内に注入された検液6中に食品残渣7が混入することはない。

0047

その後、検液6が収納された検液容器1は、蓋体2により密閉される。

0048

以上のように本実施の形態によれば、ホモジナイズ袋10の第1空間15aに対応する第1開口部分17aを第1ファスナ21により閉じることができるので、ホモジナイズ袋10を傾けて第2空間15b内にある検液6を第2開口部分17bから外方へ排出する際、第1空間15a内に残る食品残渣7が検液6とともに排出されることはなく、このため外方へ排出された検液6中に食品残渣7が混入することを未然に防止することができる。

0049

また、図3において、第1開口部分17aおよび第2開口部分17bに、第1ファスナ21および第2ファスナ22が設けられているので、ホモジナイズ袋10に対してホモジナイズ処理を施すまで、第1ファスナ21および第2ファスナ22を閉じておくことにより、ホモジナイズ袋10を密封して内部に細菌が入ることを防止することができる。また第1空間15aと第2空間15bの各々に第1ファスナ21および第2ファスナ22が設けられているので、第1空間15aを検液6収納用の空間として用い、第2空間15bを食品残渣7収納用の空間として用いることもできる。

0050

第3の実施の形態
次に図4により本発明の第3の実施の形態について説明する。

0051

図4に示す第3の実施の形態は、第1ファスナ21を設ける代わりに第1開口部分17aと第2開口部分17bとからなる開口17が、開口17近傍の袋本体11を折曲げることにより密閉されるものであり、他の構成は図1(a)(b)、図2および図8に示す第1の実施の形態と略同一である。

0052

図4において、図1(a)(b)、図2および図8に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。

0053

図4に示すように、開口17近傍の袋本体11を折曲げることにより開口17が密閉され、袋本体11の折曲部11Aは袋本体11の外面のうち第1空間15aに対応する部分に設けられたマジックテープ登録商標)24a、24bからなる固定手段24により固定される。

0054

また図4に示すように袋本体11の外面のうち、第2空間15bに対応する部分に帯状剥離片27からなる容易に破断可能な開封予定部が設けられている。

0055

次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。

0056

まず、ホモジナイズ袋10の第1空間15a内に第1開口部分17aから希釈液と共に食品試料5が充てんされる。この場合、第1開口部分17aおよび第2開口部分17bからなる開口17は全体として開となっている。

0057

ホモジナイズ袋10の第1空間15a内に食品試料5を充てんした後、このホモジナイズ袋10をホモジナイザ(図示せず)に投入し、所定の位置にセットする。このとき、ホモジナイズ袋10の袋本体11の開口17はクランプ機構により液密に封止される。

0058

この状態でホモジナイザを運転すると、ホモジナイザ内のローラやペダルが往動してホモジナイズ袋10の外側から食品試料5を押し潰したり、あるいはローラや手揉みによって同様にホモジナイズ処理が行われる。ホモジナイズ処理の間、食品試料5は、ペダルやローラの往動あるいは手揉みによってホモジナイズ袋10内をランダムに移動しながら懸濁化されて検液6が生成される。その後、第1空間15a内の検液6がフィルタ13を通過して第2空間15b内に入る。ホモジナイズ処理によっても懸濁化されなかった第1空間15a内の食品残渣7は第1空間15a内に残る。

0059

その後ホモジナイズ袋10がホモジナイザから取外され、ホモジナイズ袋10の開口17近傍の袋本体11が折り曲げられて、第1開口部分17aおよび第2開口部分17bを含む開口17全体が閉じられる。この場合、開口17近傍の袋本体11は一対の側方縁部12a、12bに対して直交して折曲げられて折曲部11Aを形成する。その後マジックテープ24aとマジックテープ24bとが係合して、折曲部11Aが袋本体11の外面に固定される。

0060

その後、帯状剥離片27が袋本体11の外面から剥離されて、袋本体11の外面のうち、第2空間15bに対応する部分に排出口が形成される。

0061

次にホモジナイズ袋10が傾けられ、第2空間15b内にある検液6が排出口27から外方へ排出され、検液容器1内に注入される。

0062

この場合、ホモジナイズ袋10の第1空間15a内には、懸濁化されない食品残渣7が残留しているが、第1空間15aに対応する第1開口部分17aが第2開口部分17bとともに袋本体11の折曲部11Aにより閉じられているため、第1空間15a内の食品残渣7が、検液6とともに外方へ排出されることはなく、検液容器1内に注入された検液6中に食品残渣7が混入することはない。

0063

その後、検液6が収納された検液容器1は、蓋体2により密閉される。

0064

検液容器1内の検液6に対しては、その後微生物検査が行なわれる。

0065

以上のように本実施の形態によれば、ホモジナイズ袋10の第1空間15aに対応する第1開口部分17aを第1開口部分17bとともに折曲部11Aにより閉じることができるので、ホモジナイズ袋10を傾けて第2空間15b内にある検液6を排出口27から外方へ排出する際、第1空間15a内に残る食品残渣7が検液6とともに排出されることはなく、このため外方へ排出された検液6中に食品残渣7が混入することを未然に防止することができる。

0066

さらにまた、第1開口部分17aおよび第2開口部分17bからなる開口17を折曲部11Aにより常時密閉することができるので、ホモジナイズ袋10内へ細菌が入ることを防止することができる。

0067

なお、開封予定部が帯状剥離片27からなる例を示したが、これに限らず、容易に破断可能な開封予定部をミシン目状のハーフカットから構成してもよく、開封予定部の始端に切込みを入れて容易に開封予定部を破断させてもよい。また開封予定部の始端に、予めフィルム内部に切目を入れて破断しやすい構造をもつマジックカットを形成して、容易に開封予定部を破断させてもよい。

0068

第4の実施の形態
次に図5により本発明の第4の実施の形態について説明する。

0069

図5に示す第4の実施の形態は、袋本体11の外面のうち、第1空間15aに対応する部分および第2空間15bに対応する部分の双方にマジックテープ24a、24bからなる固定手段24を設けるとともに、袋本体11の外面のうち、第1空間15aに対応する部分および第2空間15bに対応する部分の双方に帯状剥離片27を設けたものである。

0070

また帯状剥離片27は、マジックテープ24a、24bの下方に位置している。

0071

他の構成は図4に示す第3の実施の形態と略同一である。図5に示す第4の実施の形態において、図4に示す第3の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。

0072

図5において、袋本体11の外面のうち、第1空間15aに対応する部分および第2空間15bに対応する部分の双方に、マジックテープ24a、24bからなる固定手段24および帯状剥離片27を設けたので、第1空間15aを検液6収納用の空間として用い、第2空間15bを食品残渣7収納用の空間として用いることができる。

0073

第5の実施の形態
次に図6により本発明の第5の実施の形態について説明する。

0074

図6に示す第5の実施の形態は、第1ファスナ21を設ける代わりに第1開口部分17aと第2開口部分17bとからなる開口17が、開口17近傍の袋本体11を折曲げることにより密閉されるものであり、他の構成は図1(a)(b)、図2および図8に示す第1の実施の形態と略同一である。

0075

図6において、図1(a)(b)、図2および図8に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。

0076

図6に示すように、開口17近傍の袋本体11を折曲げることにより開口17が密閉され、袋本体11の折曲部11Aは袋本体11の外面のうち第1空間15aに対応する部分に設けられたマジックテープ24a、24bからなる固定手段24により固定される。

0077

また図6に示すように袋本体11の外面のうち、第2空間15bに対応する部分に排出口28が設けられ、この排出口28は袋本体11の外面に取外自在に設けられた蓋板29により密閉されている。

0078

次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。

0079

まず、ホモジナイズ袋10の第1空間15a内に第1開口部分17aから希釈液と共に食品試料5が充てんされる。この場合、第1開口部分17aおよび第2開口部分17bからなる開口17は全体として開となっている。

0080

ホモジナイズ袋10の第1空間15a内に食品試料5を充てんした後、このホモジナイズ袋10をホモジナイザ(図示せず)に投入し、所定の位置にセットする。このとき、ホモジナイズ袋10の袋本体11の開口17はクランプ機構により液密に封止される。

0081

この状態でホモジナイザを運転すると、ホモジナイザ内のローラやペダルが往動してホモジナイズ袋10の外側から食品試料5を押し潰したり、あるいはローラや手揉みによって同様にホモジナイズ処理が行われる。ホモジナイズ処理の間、食品試料5は、ペダルやローラの往動あるいは手揉みによってホモジナイズ袋10内をランダムに移動しながら懸濁化されて検液6が生成される。その後、第1空間15a内の検液6がフィルタ13を通過して第2空間15b内に入る。ホモジナイズ処理によっても懸濁化されなかった第1空間15a内の食品残渣7は第1空間15a内に残る。

0082

その後ホモジナイズ袋10がホモジナイザから取外され、ホモジナイズ袋10の開口17近傍の袋本体11が折り曲げられて、第1開口部分17aおよび第2開口部分17bを含む開口17全体が閉じられる。この場合、開口17近傍の袋本体11は一対の側方縁部12a、12bに対して直交して折曲げられて折曲部11Aを形成する。その後、マジックテープ24aとマジックテープ24bとが係合して、折曲部11Aが袋本体11の外面に固定される。

0083

その後、蓋板29が袋本体11の外面から剥離されて、袋本体11の外面のうち、第2空間15bに対応する部分に排出口28が開となる。

0084

次にホモジナイズ袋10が傾けられ、第2空間15b内にある検液6が排出口28から外方へ排出され、検液容器1内に注入される。

0085

この場合、ホモジナイズ袋10の第1空間15a内には、懸濁化されない食品残渣7が残留しているが、第1空間15aに対応する第1開口部分17aが第2開口部分17bとともに袋本体11の折曲部11Aにより閉じられているため、第1空間15a内の食品残渣7が、検液6とともに外方へ排出されることはなく、検液容器1内に注入された検液6中に食品残渣7が混入することはない。

0086

その後、検液6が収納された検液容器1は、蓋体2により密閉される。

0087

検液容器1内の検液6に対しては、その後微生物検査が行なわれる。

0088

以上のように本実施の形態によれば、ホモジナイズ袋10の第1空間15aに対応する第1開口部分17aを第1開口部分17bとともに折曲部11Aにより閉じることができるので、ホモジナイズ袋10を傾けて第2空間15b内にある検液6を排出口27から外方へ排出する際、第1空間15a内に残る食品残渣7が検液6とともに排出されることはなく、このため外方へ排出された検液6中に食品残渣7が混入することを未然に防止することができる。

0089

さらにまた、第1開口部分17aおよび第2開口部分17bからなる開口17を折曲部11Aにより常時密閉することができるので、ホモジナイズ袋10内へ細菌が入ることを防止することができる。

0090

第6の実施の形態
次に図7により本発明の第6の実施の形態について説明する。

0091

図7に示す第6の実施の形態は、袋本体11の外面のうち、第1空間15aに対応する部分および第2空間15bに対応する部分の双方にマジックテープ24a、24bからなる固定手段24を設けるとともに、袋本体11の外面のうち、第1空間15aに対応する部分および第2空間15bに対応する部分の双方に排出口28を設け、この排出口28を蓋板29により覆ったものである。

0092

また排出口28は、マジックテープ24a、24bの下方に位置している。

0093

他の構成は図6に示す第5の実施の形態と略同一である。図7に示す第6の実施の形態において、図6に示す第5の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。

0094

図7において、袋本体11の外面のうち、第1空間15aに対応する部分および第2空間15bに対応する部分の双方に、マジックテープ24a、24bからなる固定手段24および排出口28を設け、この排出口28を蓋板29により覆ったので、第1空間15aを検液6収納用の空間として用い、第2空間15bを食品残渣7収納用の空間として用いることができる。

0095

第7の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図9(a)(b)および図10は本発明によるホモジナイズ袋の第7の実施の形態を示す図である。

0096

ここで図9(a)(b)はホモジナイズ袋を示す説明図、図10はホモジナイズ袋の側面図である。

0097

図8に示すように、本発明によるホモジナイズ袋10は希釈液とともに食品試料5が収納され、図示しないホモジナイザによりホモジナイズ処理が施されて食品試料5が食品残渣7と検液6とに分離されるものである。ホモジナイズ袋10内の検液6は、その後外方へ排出されて検液容器1内に収納され、検液容器1はその後蓋体2により密閉される。

0098

このようなホモジナイズ袋10は、図9(a)(b)および図10に示すように、一側に開口17を有する強化ポリエチレン製の袋本体11と、袋本体11内に設けられ袋本体11内を第1空間15aと、第2空間15bとに区画する不織布製のフィルタ13とを備えている。

0099

このうち袋本体11は強化ポリエチレン製の一対のフィルム11a、11bを重ね合わせ、開口17を残して3方の側縁12a、12b、12cをヒートシールすることにより得られる。この場合、一対のフィルム11a、11bを重ね合せる際、またフィルタ13は各フィルム11a、11bにヒートシール部13a、13bを介して貼り付けられている。この場合フィルタ13は各フィルム11a、11bに対して直交している。

0100

なお、袋本体11の縁部12a、12b、12cは一対の側方縁部12a、12bと、底部縁部12cとからなる。

0101

また袋本体11内はフィルム13により第1空間15aと第2空間15bとに区画され、袋本体11の一側に設けられた開口17のうち第1空間15aに対応する部分が第1開口部分17aとなり、第2空間15bに対応する部分が第2開口部分17bとなる。

0102

また、開口17のうち第1空間15aに対応する第1開口部分17aには、第1ファスナ21が設けられ、この第1ファスナ21により第1開口部分17aを開閉することができる。

0103

第1ファスナ21は、例えば一方のフィルム11a内面に設けられた雄ファスナ21aと、他方のフィルム11b内面に設けられた雌ファスナ21bとを有し、第1ファスナ21は第1開口部分17aの全長に渡って延びている。

0104

また第1ファスナ21は、一対のフィルム11a、11bに対して平行して配置され、フィルタ13に対して直交している。

0105

次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。

0106

まず、ホモジナイズ袋10の第1空間15a内に第1開口部分17aから希釈液と共に食品試料5が充てんされる。この場合、第1開口部分17aの第1ファスナ21は予め開となっている。

0107

ホモジナイズ袋10の第1空間15a内に食品試料5を充てんした後、このホモジナイズ袋10をホモジナイザ(図示せず)に投入し、所定の位置にセットする。このとき、ホモジナイズ袋10の袋本体11の開口17はクランプ機構により液密に封止される。

0108

この状態でホモジナイザを運転すると、ホモジナイザ内のローラやペダルが往動してホモジナイズ袋10の外側から食品試料5を押し潰したり、あるいはローラや手揉みによって同様にホモジナイズ処理が行われる。ホモジナイズ処理の間、食品試料5は、ペダルやローラの往動あるいは手揉みによってホモジナイズ袋10内をランダムに移動しながら懸濁化されて検液6が生成される。その後、第1空間15a内の検液6がフィルタ13を通過して第2空間15b内に入る。ホモジナイズ処理によっても懸濁化されなかった第1空間15a内の食品残渣7は第1空間15a内に残る。

0109

その後、ホモジナイズ袋10がホモジナイザから取外され、ホモジナイズ袋10の第1空間15aに対応する第1開口部分17aが第1ファスナ21により閉じられる。

0110

次にホモジナイズ袋10が傾けられ、第2空間15b内にある検液6が第2開口部分17bから外方へ排出され、検液容器1内に注入される。

0111

この場合、ホモジナイズ袋10の第1空間15a内には、懸濁化されない食品残渣7が残留しているが、第1空間15aに対応する第1開口部分17aが第1ファスナ21により閉じられているため、第1空間15a内の食品残渣7が、検液6とともに外方へ排出されることはなく、検液容器1内に注入された検液6中に食品残渣7が混入することはない。

0112

その後、検液6が収納された検液容器1は、蓋体2により密閉される。

0113

検液容器1内の検液6に対しては、その後微生物検査が行なわれる。

0114

以上のように本実施の形態によれば、ホモジナイズ袋10の第1空間15aに対応する第1開口部分17aが第1ファスナ21により閉じることができるので、ホモジナイズ袋10を傾けて第2空間15b内にある検液6を外方へ排出する際、第1空間15a内に残る食品残渣7が検液6とともに排出されることはなく、このため外方へ排出された検液6中に食品残渣7が混入することを未然に防止することができる。さらにまた、フィルタ13は一対のフィルム11a、11bに直交して配置されているため、第1空間15a内の食品残渣7が大きく拡がることはなく、フィルタ13の面積を可能な限り小さくすることができる。

0115

第8の実施の形態
次に図11により本発明の第8の実施の形態について説明する。

0116

図11に示す第8の実施の形態は、第1空間15aに対応する第1開口部分17aに第1ファスナ21を設けるとともに、第2空間15aに対応する第2開口部分17bにも第2ファスナ22を設けたものであり、他の構成は図9(a)(b)および図10に示す第7の実施の形態と略同一である。

0117

図11において、図9(a)(b)および図10に示す第7の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。

0118

なお、第2ファスナ22は第1ファスナ21と同一の構造をもつ。

0119

図11において、ホモジナイズ袋10に対してホモジナイズ処理が施された後、ホモジナイズ袋10の第1空間15aに対応する第1開口部分17aが第1ファスナ21により閉じられる。この間、第2空間15bに対応する第2開口部分17bに設けられた第2ファスナ22は開のままとなっている。

0120

次にホモジナイズ袋10が傾けられ、第2空間15b内にある検液6が第2開口部分17bから外方へ排出され、検液容器1内に注入される。

0121

この場合、ホモジナイズ袋10の第1空間15a内には、懸濁化されない食品残渣7が残留しているが、第1空間15aに対応する第1開口部分17aが第1ファスナ21により閉じられているため、第1空間15a内の食品残渣7が、検液6とともに外方へ排出されることはなく、検液容器1内に注入された検液6中に食品残渣7が混入することはない。

0122

その後、検液6が収納された検液容器1は、蓋体2により密閉される。

0123

以上のように本実施の形態によれば、ホモジナイズ袋10の第1空間15aに対応する第1開口部分17aを第1ファスナ21により閉じることができるので、ホモジナイズ袋10を傾けて第2空間15b内にある検液6を第2開口部分17bから外方へ排出する際、第1空間15a内に残る食品残渣7が検液6とともに排出されることはなく、このため外方へ排出された検液6中に食品残渣7が混入することを未然に防止することができる。

0124

また、図11において、第1開口部分17aおよび第2開口部分17bに、第1ファスナ21および第2ファスナ22が設けられているので、ホモジナイズ袋10に対してホモジナイズ処理を施すまで、第1ファスナ21および第2ファスナ22を閉じておくことにより、ホモジナイズ袋10を密封して内部に細菌が入ることを防止することができる。また第1空間15aと第2空間15bの各々に第1ファスナ21および第2ファスナ22が設けられているので、第1空間15aを検液6収納用の空間として用い、第2空間15bを食品残渣7収納用の空間として用いることもできる。

0125

第9の実施の形態
次に図12により本発明の第9の実施の形態について説明する。

0126

図12に示す第9の実施の形態は、第1ファスナ21を設ける代わりに第1開口部分17a近傍の袋本体11を折曲げることにより密閉されるものであり、他の構成は図9(a)(b)および図10に示す第7の実施の形態と略同一である。

0127

図12において、図9(a)(b)および図10に示す第7の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。

0128

図12に示すように、第1開口部分17a近傍の袋本体11を対角状に折曲げることにより第1開口部分17aが密閉され、袋本体11の折曲部11Aは袋本体11の外面のうち第1空間15aに対応する部分に設けられたマジックテープ24a、24bからなる固定手段24により固定される。この場合、マジックテープ24a、24bは、袋本体11の外面に対角状に設けられている。

0129

次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。

0130

まず、ホモジナイズ袋10の第1空間15a内に第1開口部分17aから希釈液と共に食品試料5が充てんされる。この場合、第1開口部分17aおよび第2開口部分17bからなる開口17は全体として開となっている。

0131

ホモジナイズ袋10の第1空間15a内に食品試料5を充てんした後、このホモジナイズ袋10をホモジナイザ(図示せず)に投入し、所定の位置にセットする。このとき、ホモジナイズ袋10の袋本体11の開口17はクランプ機構により液密に封止される。

0132

この状態でホモジナイザを運転すると、ホモジナイザ内のローラやペダルが往動してホモジナイズ袋10の外側から食品試料5を押し潰したり、あるいはローラや手揉みによって同様にホモジナイズ処理が行われる。ホモジナイズ処理の間、食品試料5は、ペダルやローラの往動あるいは手揉みによってホモジナイズ袋10内をランダムに移動しながら懸濁化されて検液6が生成される。その後、第1空間15a内の検液6がフィルタ13を通過して第2空間15b内に入る。ホモジナイズ処理によっても懸濁化されなかった第1空間15a内の食品残渣7は第1空間15a内に残る。

0133

その後ホモジナイズ袋10がホモジナイザから取外され、ホモジナイズ袋10の第1開口部分17a近傍の袋本体11が対角状に折り曲げられて、第1開口部分17aが閉じられる。この場合、第1開口部分17a近傍の袋本体11は一対の側方縁部12a、12bに対して傾斜して対角状に折曲げられて折曲部11Aを形成する。その後、マジックテープ24aとマジックテープ24bとが係合して、折曲部11Aが袋本体11の外面に固定される。

0134

次にホモジナイズ袋10が傾けられ、第2空間15b内にある検液6が第2開口部分17bから外方へ排出され、検液容器1内に注入される。

0135

この場合、ホモジナイズ袋10の第1空間15a内には、懸濁化されない食品残渣7が残留しているが、第1空間15aに対応する第1開口部分17aが袋本体11の折曲部11Aにより閉じられているため、第1空間15a内の食品残渣7が、検液6とともに外方へ排出されることはなく、検液容器1内に注入された検液6中に食品残渣7が混入することはない。

0136

その後、検液6が収納された検液容器1は、蓋体2により密閉される。

0137

検液容器1内の検液6に対しては、その後微生物検査が行なわれる。

0138

以上の本実施の形態によれば、ホモジナイズ袋10の第1空間15aに対応する第1開口部分17aを折曲部11Aにより閉じることができるので、ホモジナイズ袋10を傾けて第2空間15b内にある検液6を第2開口部分17bから外方へ排出する際、第1空間15a内に残る食品残渣7が検液6とともに排出されることはなく、このため外方へ排出された検液6中に食品残渣7が混入することを未然に防止することができる。

0139

さらにまた、対角状に折曲げられた袋本体11の折曲部11Aを、対角状に配置されたマジックテープ24a、24bにより固定することができる。この場合、マジックテープ24a、24bは単に重ねるだけで係合するので、マジックテープ24a、24bの係合を容易に行なうことができる。

0140

第10の実施の形態
次に図13により本発明の第10の実施の形態について説明する。

0141

図13に示す第10の実施の形態は、袋本体11の外面のうち、第1空間15aに対応する部分および第2空間15bに対応する部分の双方に対角状に配置されたマジックテープ24a、24bからなる固定手段24を設けたものである。

0142

他の構成は図12に示す第9の実施の形態と略同一である。図13に示す第10の実施の形態において、図12に示す第9の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。

0143

図13において、袋本体11の外面のうち、第1空間15aに対応する部分および第2空間15bに対応する部分の双方に、マジックテープ24a、24bからなる固定手段24を設けたので、第1空間15aを検液6収納用の空間として用い、第2空間15bを食品残渣7収納用の空間として用いることができる。

0144

10ホモジナイズ袋
11 袋本体
13フィルタ
15a 第1空間
15b 第2空間
17 開口
17a 第1開口部分
17b 第2開口部分
21 第1ファスナ
22 第2ファスナ
27帯状剥離片
28 排出口
29 蓋板

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ