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技術 複層ガラス用グレージングチャンネル及びグレージングチャンネル付き複層ガラス並びにグレージングチャンネル付き複層ガラスの組立方法

出願人 AGC株式会社
発明者 宮明雄司
出願日 2013年3月7日 (5年10ヶ月経過) 出願番号 2013-045513
公開日 2014年9月22日 (4年3ヶ月経過) 公開番号 2014-173295
状態 未査定
技術分野 ガラス板等の固定及び戸板
主要キーワード 金属製スペーサ 凸状物 脱落防止片 介装材 樹脂製スペーサ 粒状ゼオライト 内側主面 窓用開口
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年9月22日)のものです。
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図面 (7)

課題

複層ガラスに対するグレージングチャンネル保持力を高めることができる複層ガラス用グレージングチャンネル及びグレージングチャンネル付き複層ガラス並びにグレージングチャンネル付き複層ガラスの組立方法を提供する。

解決手段

グレージングチャンネル付き複層ガラス10は、アンカー部の傾斜面にプライマー48を塗布する第1の工程と、グレージングチャンネル12を複層ガラス14の周縁部に取り付けることによりプライマー48が塗布されたアンカー部の傾斜面を複層ガラス14の二次シール材26に埋設する第2の工程とを経て組み立てられ、グレージングチャンネル12の隆起部38を複層ガラス14の固化前の二次シール材26に押し込んで埋設する。

概要

背景

断熱性防音性に優れる複層ガラスは、特許文献1等に開示されたグレージングチャンネルを介して、等の建具の溝に嵌め込まれる。これによって、複層ガラスが建築物窓用開口部に取り付けられる。また、前記グレージングチャンネルによって、建具の溝に対する複層ガラスの水密性が保持されるとともに、複層ガラスが建具に確実に固定される。

前記グレージングチャンネルは、底壁部と、底壁部の長さ方向の両側縁に立設された側壁部とを備えた断面略コ字形状に構成されており、前記底壁部の内底面が複層ガラスの周縁部の端面に対向するように複層ガラスに取り付けられる。

ここで、複層ガラスの周縁部とは、複層ガラスの表裏の2枚の主面を連結する前記端面と、この端面に近接する前記2枚の主面の側縁部とを指す。

一方、図5に示す特許文献2のグレージングチャンネル1は、底壁部2の内底面2a(図6参照)に隆条部3が一体に備えられている。この隆条部3は、底壁部2の幅B方向の中央部に、底壁部2の長さL方向に沿って備えられた1本の凸条部である。

隆条部3の先端には、略碇形状(矢印形状ともいう)のアンカー部4が備えられており、このアンカー部4が、複層ガラスの端面の溝に塗布された固化前のシール材(いわゆる二次シール材)に押し込まれてシール材に接着される。したがって、特許文献2のグレージングチャンネル付き複層ガラスは、隆条部3を備えていないものと比較して、複層ガラスに対するグレージングチャンネル1の保持力が向上されている。

最近の建具の框は、ガラス窓採光性を高めるために、見付けの幅を小さくする傾向にある。この傾向によって、グレージングチャンネル付き複層ガラスの周縁部が嵌め込まれる框の溝の深さが浅くなり、この浅い溝のなかにグレージングチャンネルを収めなければならず、この結果、複層ガラスに対するグレージングチャンネルの保持力が低下するという問題があった。特許文献2のグレージングチャンネルは、上記問題を解消すべくなされたものである。

概要

複層ガラスに対するグレージングチャンネルの保持力を高めることができる複層ガラス用グレージングチャンネル及びグレージングチャンネル付き複層ガラス並びにグレージングチャンネル付き複層ガラスの組立方法を提供する。グレージングチャンネル付き複層ガラス10は、アンカー部の傾斜面にプライマー48を塗布する第1の工程と、グレージングチャンネル12を複層ガラス14の周縁部に取り付けることによりプライマー48が塗布されたアンカー部の傾斜面を複層ガラス14の二次シール材26に埋設する第2の工程とを経て組み立てられ、グレージングチャンネル12の隆起部38を複層ガラス14の固化前の二次シール材26に押し込んで埋設する。

目的

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、複層ガラスに対するグレージングチャンネルの保持力を高めることができる複層ガラス用グレージングチャンネル及びグレージングチャンネル付き複層ガラス並びにグレージングチャンネル付き複層ガラスの組立方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

底壁部と、該底壁部の長さ方向に沿った両側縁に立設された側壁部とからなり、複層ガラス周縁部に取り付けられる断面略コ字形状複層ガラス用グレージングチャンネルであって、前記複層ガラスの端面の溝に塗布されるシール材埋設される隆起部が前記底壁面に備えられる複層ガラス用グレージングチャンネルにおいて、前記隆起部にプライマーが塗布されていることを特徴とする複層ガラス用グレージングチャンネル。

請求項2

前記隆起部の先端には、断面略碇形状のアンカー部が備えられ、該アンカー部の先端面の傾斜面に前記プライマーが塗布されている請求項1に記載の複層ガラス用グレージングチャンネル。

請求項3

前記底壁部には、孔部が備えられている請求項1又は2に記載の複層ガラス用グレージングチャンネル。

請求項4

請求項1から3のいずれか1項に記載の複層ガラス用グレージングチャンネルが取り付けられることを特徴とするグレージングチャンネル付き複層ガラス

請求項5

前記グレージングチャンネル付き複層ガラスの複層ガラスの端面の溝に塗布されるシール材と前記複層ガラス用グレージングチャンネルの底壁面との間に空間が備えられている請求項4に記載のグレージングチャンネル付き複層ガラス。

請求項6

請求項1から3のいずれか1項に記載の複層ガラス用グレージングチャンネルを有し、前記複層ガラス用グレージングチャンネルの底壁面に備えられた隆起部にプライマーを塗布する第1の工程と、前記複層ガラス用グレージングチャンネルを複層ガラスの周縁部に取り付けることにより、前記プライマーが塗布された前記隆起部を、前記複層ガラスの端面の溝に塗布されたシール材に埋設する第2の工程と、を備えたことを特徴とするグレージングチャンネル付き複層ガラスの組立方法

技術分野

0001

本発明は、複層ガラス用グレージングチャンネル及びグレージングチャンネル付き複層ガラス並びにグレージングチャンネル付き複層ガラスの組立方法に関する。

背景技術

0002

断熱性防音性に優れる複層ガラスは、特許文献1等に開示されたグレージングチャンネルを介して、等の建具の溝に嵌め込まれる。これによって、複層ガラスが建築物窓用開口部に取り付けられる。また、前記グレージングチャンネルによって、建具の溝に対する複層ガラスの水密性が保持されるとともに、複層ガラスが建具に確実に固定される。

0003

前記グレージングチャンネルは、底壁部と、底壁部の長さ方向の両側縁に立設された側壁部とを備えた断面略コ字形状に構成されており、前記底壁部の内底面が複層ガラスの周縁部の端面に対向するように複層ガラスに取り付けられる。

0004

ここで、複層ガラスの周縁部とは、複層ガラスの表裏の2枚の主面を連結する前記端面と、この端面に近接する前記2枚の主面の側縁部とを指す。

0005

一方、図5に示す特許文献2のグレージングチャンネル1は、底壁部2の内底面2a(図6参照)に隆条部3が一体に備えられている。この隆条部3は、底壁部2の幅B方向の中央部に、底壁部2の長さL方向に沿って備えられた1本の凸条部である。

0006

隆条部3の先端には、略碇形状(矢印形状ともいう)のアンカー部4が備えられており、このアンカー部4が、複層ガラスの端面の溝に塗布された固化前のシール材(いわゆる二次シール材)に押し込まれてシール材に接着される。したがって、特許文献2のグレージングチャンネル付き複層ガラスは、隆条部3を備えていないものと比較して、複層ガラスに対するグレージングチャンネル1の保持力が向上されている。

0007

最近の建具の框は、ガラス窓採光性を高めるために、見付けの幅を小さくする傾向にある。この傾向によって、グレージングチャンネル付き複層ガラスの周縁部が嵌め込まれる框の溝の深さが浅くなり、この浅い溝のなかにグレージングチャンネルを収めなければならず、この結果、複層ガラスに対するグレージングチャンネルの保持力が低下するという問題があった。特許文献2のグレージングチャンネルは、上記問題を解消すべくなされたものである。

先行技術

0008

特開平11−173016号公報
特開平8−199920号公報

発明が解決しようとする課題

0009

図6は、特許文献2のグレージングチャンネル1が複層ガラス5に取り付けられたグレージングチャンネル付き複層ガラス6の断面図である。

0010

同図の如く、特許文献2のグレージングチャンネル1は、隆条部3を固化前のシール材7に押し込むと、シール材7はアンカー部4の先端表面によって、矢印Aで示す複層ガラス5の中間層側に押し込まれる。すなわち、シール材7とアンカー部4との接着面はアンカー部4の先端表面8だけなので、シール材7とアンカー部4との接着力が弱く、よって、複層ガラス5に対するグレージングチャンネル1の保持力を、期待する保持力まで上げることができないという問題があった。

0011

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、複層ガラスに対するグレージングチャンネルの保持力を高めることができる複層ガラス用グレージングチャンネル及びグレージングチャンネル付き複層ガラス並びにグレージングチャンネル付き複層ガラスの組立方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0012

前記目的を達成するために本発明は、底壁部と、該底壁部の長さ方向に沿った両側縁に立設された側壁部とからなり、複層ガラスの周縁部に取り付けられる断面略コ字形状の複層ガラス用グレージングチャンネルであって、前記複層ガラスの端面の溝に塗布されるシール材に埋設される隆起部が前記底壁面に備えられる複層ガラス用グレージングチャンネルにおいて、前記隆起部にプライマーが塗布されていることを特徴とする複層ガラス用グレージングチャンネルを提供する。

0013

前記目的を達成するために本発明は、本発明の複層ガラス用グレージングチャンネルが取り付けられることを特徴とするグレージングチャンネル付き複層ガラスを提供する。

0014

前記目的を達成するために本発明は、本発明の複層ガラス用グレージングチャンネルを有し、前記複層ガラス用グレージングチャンネルの底壁面に備えられた隆起部にプライマーを塗布する第1の工程と、前記複層ガラス用グレージングチャンネルを複層ガラスの周縁部に取り付けることにより、前記プライマーが塗布された前記隆起部を、前記複層ガラスの端面の溝に塗布されたシール材に埋設する第2の工程と、を備えたことを特徴とするグレージングチャンネル付き複層ガラスの組立方法を提供する。

0015

本発明によれば、グレージングチャンネルの隆起部を、複層ガラスの固化前のシール材に押し込んで埋設すると、隆起部の表面には、接着性を改善させるプライマーが塗布されているので、隆起部とシール材との接着力が、隆起部にプライマーを塗布しないものと比較して高まる。よって、本発明によれば、複層ガラスに対するグレージングチャンネルの保持力を高めることができる。

0016

本発明のグレージングチャンネルの前記隆起部の先端には、断面略碇形状のアンカー部が備えられ、該アンカー部の先端面の傾斜面に前記プライマーが塗布されていることが好ましい。

0017

本発明によれば、アンカー部の先端面の面積の広い両側の傾斜面にプライマーを塗布することにより、隆起部とシール材との接触面積を広く確保できるので、隆起部とシール材との接着力がより一層高まる。

0018

本発明のグレージングチャンネルの前記底壁部には、孔部が備えられていることが好ましい。

0019

本発明によれば、グレージングチャンネルの底壁面と複層ガラスの端面との間の水分が、前記孔部を介してグレージングチャンネルの外部に排出されるので、複層ガラスのシール材の耐久力が向上し、複層ガラスの使用寿命が延びる。

0020

本発明のグレージングチャンネル付き複層ガラスは、前記グレージングチャンネル付き複層ガラスの複層ガラスの端面の溝に塗布されるシール材と前記複層ガラス用グレージングチャンネルの底壁面との間に空間が備えられていることが好ましい。

0021

本発明によれば、前記空間を備えることにより、複層ガラスのシール材とグレージングチャンネルの底壁面との間に浸入した水分はシール材に接触せず、また、グレージングチャンネルに孔部がある場合には、この孔部を介して前記水分をグレージングチャンネルの外部に排出できる。

発明の効果

0022

以上説明したように本発明の複層ガラス用グレージングチャンネル及びグレージングチャンネル付き複層ガラス並びにグレージングチャンネル付き複層ガラスの組立方法によれば、複層ガラスに対するグレージングチャンネルの保持力を高めることができる。

図面の簡単な説明

0023

実施の形態に係るグレージングチャンネル付き複層ガラスの要部断面図
第1の形態の隆起部を備えたグレージングチャンネルの要部拡大斜視図
第2の形態の隆起部を備えたグレージングチャンネル付き複層ガラスの要部断面図
第3の形態の隆起部を備えたグレージングチャンネル付き複層ガラスの要部断面図
特許文献2のグレージングチャンネルの要部拡大斜視図
特許文献2に開示されたグレージングチャンネルが複層ガラスに取り付けられたグレージングチャンネル付き複層ガラスの断面図

実施例

0024

以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る複層ガラス用グレージングチャンネル及びグレージングチャンネル付き複層ガラス並びにグレージングチャンネル付き複層ガラスの組立方法について説明する。

0025

図1は、実施の形態に係るグレージングチャンネル付き複層ガラス10の要部断面図であり、グレージングチャンネル12が複層ガラス14の周縁部に取り付けられた縦断面図である。すなわち、グレージングチャンネル付き複層ガラス10は、グレージングチャンネル12と複層ガラス14とから構成される。

0026

また、図2は、グレージングチャンネル12の要部を拡大して示した斜視図であり、図1のグレージングチャンネル12よりも簡略して示した図である。

0027

〔複層ガラス14について〕
図1に示すように、複層ガラス14を構成する少なくとも2枚のガラス板16、18は、ガラス板16とガラス板18との間に中間層20が画成されるように、スペーサ22を介して隔置される。スペーサ22は、ガラス板16とガラス板18との間隔が一定に保持されるように、ガラス板16とガラス板18の対向する内側主面16a、18aの側縁部に沿って配置される。

0028

スペーサ22は、ガラス板16の内側主面16aと対向する面が、一次シール材24によってガラス板16の内側主面16aに接着される。また、スペーサ22は、ガラス板18の内側主面18aと対向する面が、一次シール材24によってガラス板18の内側主面18aに接着される。更に、スペーサ22の外側(中間層20の反対側)には、ガラス板16とガラス板18との間に形成される凹状の溝に二次シール材(シール材)26が塗布される。二次シール材26は、一次シール材24に接するように塗布される。一次シール材24と二次シール材26とによって、中間層20が外気から遮断される。

0029

スペーサ22は、中空状に構成されており、スペーサ22の内側(中間層20側)の面には、スペーサ22の長手方向(紙面に垂直な方向)に沿って通気孔28が所定の間隔で備えられている。通気孔28は、スペーサ22の中空部に貫通されており、これによって、前記中空部と中間層20とが連通されている。また、前記中空部には、粒状ゼオライト等の乾燥剤30が充填されているので、中間層20の空気が前記通気孔28を介して乾燥剤30によって乾燥される。

0030

スペーサ22としては、アルミニウム主材質とする金属製スペーサが使用されるが、硬質樹脂製スペーサを使用してもよい。

0031

また、一次シール材24としては、通常架橋処理されないブチルゴム、又はポリイソブチレンベースとし、着色と補強を目的としたカーボンブラック等のフィラーを含有せしめたものが好適である。

0032

更に、二次シール材26としては、ポリサルファイドシリコーンウレタン等の硬化性エラストマをベースとし、ガラスとの接着性を発現するために適当な変性を加えられたもの等が好適である。

0033

〔グレージングチャンネル12について〕
グレージングチャンネル12は、複層ガラス14の周縁部に取り付けられて、框等の建具(不図示)の溝との間の介装材として機能する。

0034

グレージングチャンネル12は、図1図2の如く底壁部32と、底壁部32の長さL方向での両側縁に立設された一対の側壁部34、34とからなる硬質保持部材を備える。また、グレージングチャンネル12は図1の如く、側壁部34、34の対向面34a、34aに軟質樹脂からなるリップ部材36、36を備え、断面形状が略コ字形を呈している。

0035

前記硬質保持部材としては、アルミニウム、スチール、及びステンレス等の金属材、又は適宜の合成樹脂材を用いて構成される。リップ部材36は、グレージングチャンネル12が複層ガラス14の周縁部に取り付けられた際に、複層ガラス14の側縁部に弾性をもって密着される。

0036

また、グレージングチャンネル12は、底壁部32の内底面32aに、第1の形態の隆起部38が備えられている。隆起部38は、内底面32aに対して垂直方向突設されるとともに、内底面32aの幅B方向の中央部に、内底面32aの長さL方向に沿って備えられている。

0037

隆起部38は、内底面32aに突設された断面矩形状の凸条部40と、凸条部40の先端に備えられた略碇形状のアンカー部42とから構成される。アンカー部42は、図1のグレージングチャンネル12を複層ガラス14の周縁部に取り付けた際に、複層ガラス14の固化前の二次シール材26に押し込まれて埋設されるものであり、二次シール材26が固化した際に脱落防止片として機能する。なお、図1の符号44は、グレージングチャンネル12の底壁部32に備えられた水抜き用の孔部である。孔部44は、隆起部38を挟んで対象位置に備えられている。また、複層ガラス14の二次シール材26は図1の如く、グレージングチャンネル12の底壁部32の内底面32aとの間に、孔部44と連通する空間46が形成されるように塗布される。

0038

ところで、アンカー部42の先端面の面積の広い両側の傾斜面42a、42aには、プライマー48が予め塗布されており、アンカー部42の傾斜面42a、42aがプライマー48を介して二次シール材26に埋設されることによってグレージングチャンネル付き複層ガラス10が構成されている。

0039

すなわち、実施の形態のグレージングチャンネル付き複層ガラス10は、アンカー部42の傾斜面42a、42aにプライマー48を塗布する第1の工程と、グレージングチャンネル12を複層ガラス14の周縁部に取り付けることにより、プライマー48が塗布されたアンカー部42の傾斜面42a、42aを、複層ガラス14の二次シール材26に埋設する第2の工程とを経て組み立てられる。

0040

このように組み立てられたグレージングチャンネル付き複層ガラス10によれば、グレージングチャンネル12の隆起部38を、複層ガラス14の固化前の二次シール材26に押し込んで埋設すると、アンカー部42の傾斜面42a、42aには、接着性を改善させるプライマー48が予め塗布されているので、アンカー部42の傾斜面42a、42aと二次シール材26との接着力が、隆起部38にプライマーを塗布しないものと比較して高まる。

0041

よって、実施の形態のグレージングチャンネル付き複層ガラス10によれば、複層ガラス14に対するグレージングチャンネル12の保持力を高めることができる。また、アンカー部42の先端面の面積の広い両側の傾斜面42a、42aにプライマー48を塗布することによって、隆起部38と二次シール材26との接触面積を広く確保できるので、隆起部38と二次シール材26との接着力がより一層高まる。

0042

アンカー部42の傾斜面42a、42aにプライマー48を塗布する方法は、製造後のグレージングチャンネル12のアンカー部42の傾斜面42a、42aにプライマー48を塗布する方法と、グレージングチャンネル12が樹脂製であって押出成形によってグレージングチャンネル12を製造する場合には、グレージングチャンネル12を押出成形しながらアンカー部42の傾斜面42a、42aにプライマー48を塗布する、製造とプライマー塗布とを同一工程で行う方法とがある。プライマーは、乾燥の有無に関係無く接着性を改善させる機能を発揮する。なお、二次シール材26にプライマー48を予め混合させておけば、アンカー部42の傾斜面42a、42aにプライマー48を塗布することなく、アンカー部42の傾斜面42a、42aと二次シール材26との接着力を高めることもできる。

0043

なお、プライマー48は、不揮発分の少ない低粘度の液体であり、例えばアクリル等の合成樹脂顔料、及び有機溶剤からなる。グレージングチャンネル12が合成樹脂製であって二次シール材26がポリサルファイドの場合、グレージングチャンネル12が合成樹脂製であって二次シール材26がシリコーンの場合、グレージングチャンネル12が合成樹脂製であって二次シール材26がウレタンの場合のいずれにも適用可能である。

0044

一方、グレージングチャンネル12の底壁部32には、孔部44が備えられているので、グレージングチャンネル12の内底面32aと複層ガラス14の端面との間の水分が、孔部44を介してグレージングチャンネル12の外部に排出される。よって、複層ガラス14の二次シール材26の耐久力が向上し、複層ガラス14の使用寿命が延びる。

0045

また、複層ガラス14の二次シール材26とグレージングチャンネル12の内底面32aとの間に空間46が備えられているので、複層ガラス14の二次シール材26とグレージングチャンネル12の内底面32aとの間に浸入した水分は二次シール材26に接触せず孔部44を介してグレージングチャンネル12の外部に円滑に排出される。

0046

図3は、第2の形態の隆起部50を備えたグレージングチャンネル52が複層ガラス14の周縁部に取り付けられたグレージングチャンネル付き複層ガラス54の要部断面図である。なお、図1に示したグレージングチャンネル付き複層ガラス10と同一又は類似の部材については同一の符号を付し、その説明は省略する。

0047

図3に示す隆起部50は、グレージングチャンネル52の底壁部32の内底面32aに垂直に立設された板状体であり、隆起部50の表面にはプライマー48が塗布されて隆起部50が二次シール材26に埋設されている。隆起部50は、グレージングチャンネル12の長手方向に沿って立設された凸条物であってもよく、グレージングチャンネル12の長手方向に沿って所定の間隔で立設された凸状物であってもよい。

0048

このような板状体の隆起部50であっても、図2に示した隆起部38と同様の作用効果を得ることができる。

0049

また、底壁部32の内底面32aは、隆起部50の基端から孔部44に向けて下方に傾斜して形成されている。これにより、内底面32aに付着した水滴が内底面32aに沿って流動し、孔部44からグレージングチャンネル52の外部に円滑に排出される。

0050

更に、空間46の容積を大きくするために、二次シール材26の外側面26aが隆起部50の基端から上方に傾斜するように二次シール材26が塗布されている。空間46の容積を大きくすることによって、空間46内の水分の滞留が減少するので、二次シール材26の耐久性が高まる。

0051

図4は、第3の形態の隆起部56を備えたグレージングチャンネル58が複層ガラス14の周縁部に取り付けられたグレージングチャンネル付き複層ガラス60の要部断面図である。なお、図1に示したグレージングチャンネル付き複層ガラス10と同一又は類似の部材については同一の符号を付し、その説明は省略する。

0052

図4に示す隆起部56は、底壁部32の内底面32aに垂直に立設された凸条部62と、凸条部62の先端に備えられた平板状のアンカー部64とから構成される。アンカー部64は、内底面32aに対して平行に備えられ、その表面64aにはプライマー48が塗布されている。このアンカー部64は、グレージングチャンネル58が複層ガラス14の周縁部に取り付けられた際に、二次シール材26に埋設される。

0053

したがって、第3の形態の隆起部56も図2に示した隆起部38と同様の作用効果を得ることができる。

0054

なお、図1図4に隆起部38、50、56の3形態を示したが、本発明は前記3形態に限定されるものではなく、グレージングチャンネル12の底壁部32に備えられて複層ガラス14の二次シール材26に埋設される隆起部であれば、如何なる形態の隆起部でも適用できる。

0055

10…グレージングチャンネル付き複層ガラス、12…グレージングチャンネル、14…複層ガラス、16…ガラス板、18…ガラス板、20…中間層、22…スペーサ、24…一次シール材、26…二次シール材、28…通気孔、30…乾燥剤、32…底壁部、34…側壁部、36…リップ部材、38…隆起部、40…凸条部、42…アンカー部、42a…傾斜面、44…孔部、46…空間、48…プライマー、50…隆起部、52…グレージングチャンネル、54…グレージングチャンネル付き複層ガラス、56…隆起部、58…グレージングチャンネル、60…グレージングチャンネル付き複層ガラス、62…凸条部、64…アンカー部

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