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技術 液圧分配器

出願人 ブルエスエーエス
発明者 ドゥマンジュ,ファビアンボナン,ジャン-クリストフ
出願日 2014年2月26日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2014-035102
公開日 2014年9月18日 (5年6ヶ月経過) 公開番号 2014-170537
状態 特許登録済
技術分野 計算機・ガイダンスオペレータ 電気装置の冷却等
主要キーワード 切り離し箇所 冷却液流出口 消費出力 保守問題 冷却液流入口 LIFO 雄型部分 雌型部分
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (5)

課題

液圧分配器を提供する。

解決手段

冷却液を複数の冷却装置分配できる液圧分配器1であって、分配器は、液圧分配器1への冷却液流入口導管11と、冷却液による前記冷却装置用の複数の供給導管121、…、12n)を有し、各々が、供給ダクトによって流入口導管液圧式に接続されている供給導管であり、分配器からの冷却液流出口導管14と、分配器の複数の冷却液戻し導管151、…、15nを有し、各々が、戻しダクトによって流出口導管に液圧式に接続されている戻し導管を含み、冷却液供給導管または戻し導管の少なくとも一方に、フローティングコネクタ3を装着でき、複数の冷却装置の中の冷却装置の少なくとも1つと液圧接続できる。

概要

背景

コンピュータサーバは、コンピュータブレードに配置されるプロセッサメモリ、および他の構成要素で構成されており、コンピュータブレード自体が、コンピュータキャビネット内のラックに組み込まれる。標準的なコンピュータキャビネットは、通常、いくつかのラック(または)を含み、その内側に、1つまたは複数のコンピュータブレードが組み込まれる。

組み込まれたコンピュータブレードは、空冷装置によって冷却できることが公知である。それゆえ、コンピュータブレードを含むラックの前側にはファンがあり、ファンからの空気が、熱くなるコンピュータブレードの構成要素に配置されたヒートシンク強制的に向けられる。サーバ後ろ側から出る温風は、サーバキャビネットが置かれている室内にある空調システムによって管理される。高さ2mのコンピュータキャビネットに設置されるようなタイプの装置は、20kWに等しい最大消費出力でキャビネットを使用することを可能にするが、その結果として、サーバの計算能力限界がある。

別の公知のサーバ冷却装置は、空/水冷原理を使用する。空気/水交換器がキャビネットの後ろ側に配置される。空気がサーバを通過し、空気が、冷水が内部を循環する空気/水交換器を通過するときに、前記サーバから放散された熱を回収する。交換器内を循環する冷水の流入口での温度は、40kWでかつ室温26℃において、約7℃である。その結果、キャビネットからの流出口での水温は、キャビネットに入る空気の温度に等しい。それゆえ、顧客の空調に関しては、キャビネットは、部屋の空調の観点から中立的である。そのようなシステムは、キャビネット内で生成できる出力を、最大40kWまで増大でき、それを、空/水冷装置によって消費できる。しかしながら、そのような装置は冷水用流入口を必要とし、これは、室内に圧縮機を備える冷却ユニットが存在することを必要としかつこれらの冷却ユニットは特にエネルギー集約的な要素であるため、エネルギー効率の点からは最適ではない。さらに、そのような装置はまた、そのようなコンピュータキャビネットの利用可能な電力を、約40kWに制限し、その結果、潜在的に利用できるコンピュータの処理能力に限界を生じる。

液圧式冷却システムは、より最近、開発された。このタイプの冷却システムは、コンピュータブレードの構成要素の上方に配置された冷却板を含み、この冷却板は、冷却液が内部を循環する冷却回路を有している。そのような装置は、キャビネットに配置されたコンピュータブレードが放射した熱を拾い集める少なくとも1つの冷却板を含む。冷却液は、コンピュータブレードの冷却板の各々の内部を循環してから、コンピュータブレードに共通の水/水交換器に移される。コンピュータブレードの構成要素から放射された熱が大量であるため、それら構成要素を冷却するためには、コンピュータサーバキャビネットが置かれている部屋の温度と同じ温度の「気温」の水で十分である。それゆえ、冷水または温風を排出させて冷却する必要がもはやなく、これにより、そのような設備コストを大幅に削減する。しかしながら、このタイプの全液圧式冷却システムは、保守問題を生じる。コンピュータブレードの1組の冷却板、冷却装置、および水/水交換器の接続は、コンピュータキャビネットの底部で行われており、およびコンピュータブレードを取り出す/交換する必要があった場合、冷却板と水/水交換器との間の液圧接続手段の接続を切るために、コンピュータキャビネットの裏側への手動アクセスが必要である。この制約は、他の制約をもたらす、すなわち、コンピュータキャビネットを収容する部屋に、コンピュータキャビネットの裏側にアクセスできるようにする空間が必要であり、およびこの行為に関連して時間をロスする。

概要

液圧分配器を提供する。冷却液を複数の冷却装置に分配できる液圧分配器1であって、分配器は、液圧分配器1への冷却液流入口導管11と、冷却液による前記冷却装置用の複数の供給導管121、…、12n)を有し、各々が、供給ダクトによって流入口導管に液圧式に接続されている供給導管であり、分配器からの冷却液流出口導管14と、分配器の複数の冷却液戻し導管151、…、15nを有し、各々が、戻しダクトによって流出口導管に液圧式に接続されている戻し導管を含み、冷却液供給導管または戻し導管の少なくとも一方に、フローティングコネクタ3を装着でき、複数の冷却装置の中の冷却装置の少なくとも1つと液圧接続できる。

目的

本発明は、上記で特定した従来技術の欠点を克服することを目的とし、特に、ラックへのコンピュータブレードの正確な挿入を保証するために、コンピュータキャビネットラックのコンピュータブレードで冷却液流を分配するコンパクトな手段を提案することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

冷却液を複数の冷却装置(R1、R2、…、Rn)に分配できる液圧分配器(1)において、前記分配器が:−前記分配器(1)への冷却液流入口導管(11);−前記冷却液による前記冷却装置用の複数の供給導管(121、…、12n)であって、各々が、供給ダクト(13)によって前記流入口導管液圧式に接続されている供給導管;−前記分配器からの冷却液流出口導管(14);−前記分配器の複数の冷却液戻し導管(151、…、15n)であって、各々が、戻しダクト(16)によって前記流出口導管に液圧式に接続されている戻し導管;を含み、前記冷却液供給導管または戻し導管の少なくとも一方にフローティングコネクタ(3)を装着でき、前記複数の冷却装置の中の前記冷却装置の少なくとも1つに液圧接続できるようにすることを特徴とする、液圧分配器(1)。

請求項2

少なくとも前記冷却液供給導管または戻し導管の第1の軸(X1)と、前記フローティングコネクタの第2の軸(X2)との間には機械的な間隙があることを特徴とする、請求項1に記載の液圧分配器(1)。

請求項3

前記フローティングコネクタと少なくとも前記冷却液供給導管または戻し導管との間の圧力に依存した保持手段(17)を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の液圧分配器(1)。

請求項4

機械的な接触を保持する手段のための取付手段(18)を含むことを特徴とする、請求項2に記載の液圧分配器(1)。

請求項5

前記冷却液供給ダクトおよび前記冷却液戻しダクトが、装置への冷却液の供給が後入れ/先出し(LIFO)タイプのシステムに従うように、相対的に配置されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の液圧分配器(1)。

請求項6

前記供給ダクトおよび前記戻しダクトが前記分配器を水平に通ること、前記流入口導管および前記戻し導管が前記分配器の同じ端部に配置されていること、および前記供給ダクトがバッフル(131)を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の液圧分配器(1)。

請求項7

前記供給ダクトおよび前記戻しダクトが前記分配器を水平に通ること、前記分配器が第1の端部および第2の端部を含み、前記流入口導管が前記分配器の第1の端部に配置され、および前記流出口導管が前記分配器の第2の端部に配置されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の液圧分配器(1)。

請求項8

前記複数の冷却液供給導管および前記複数の冷却液戻し導管が、前記液圧分配器の第1の面に配置されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の液圧分配器(1)。

請求項9

前記複数の冷却液供給導管および前記複数の冷却液戻し導管の第1の部分が、前記液圧分配器(1)の第2の面に配置されており、および前記複数の冷却液供給導管および前記複数の冷却液戻し導管の第2の部分が、前記液圧分配器(1)の第3の面に配置されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の液圧分配器(1)。

請求項10

前記分配器の同じ面にある前記供給導管および前記戻し導管の直径が異なることを特徴とする、請求項9に記載の液圧分配器(1)。

請求項11

2つの本体、前記冷却液流入口導管、前記装置の前記複数の冷却液供給導管、および前記供給ダクトを含む第1の本体と、前記分配器からの前記冷却液流出口導管、前記複数の冷却液戻し導管、および前記戻しダクトを含む第2の本体とで構成されていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の液圧分配器(1)。

請求項12

請求項1〜11のいずれか一項に記載の液圧分配器(1)を含むコンピュータキャビネットラック

技術分野

0001

本発明は、冷却液を複数の冷却装置、特に、コンピュータキャビネット、またはキャビネットに含まれる要素に収容されたコンピュータブレード用の冷却装置に分配できる液圧分配器に関する。

0002

本出願において、分配器の冷却液流入口導管とは、冷却液を分配器の外側から分配器の内側まで運ぶ導管を指す。これは、流入口導管冷却液分配器の外側の貯蔵手段に接続する供給管によって行われ得る。

0003

本出願において、冷却液を使用する前記冷却装置用供給導管とは、分配器から前記冷却装置のうちの1つまで冷却液を運ぶ導管を指す。

0004

本出願において、この適用のための供給ダクトとは、冷却液が内部を循環できる分配器内部のダクトを指し、前記ダクトは、冷却液を流入口導管と複数の供給導管との間で循環させて運ぶ。

0005

本出願において、分配器からの冷却液流出口導管とは、冷却装置を通過したら分配器の外側へ冷却液を運ぶ導管を指す。この流出口は、流出口導管を冷却液分配器の外側の貯蔵手段に接続する管によって作製されてもよく、例えばそこで、この冷却液は、冷却できるかまたは排出され得る。

0006

本出願において、分配器への冷却液戻し導管とは、前記冷却装置のうちの1つから分配器へ冷却液を運ぶ導管を指す。

0007

本出願において、戻しダクトとは、冷却液が内部を循環できる分配器の内部のダクトを指し、前記ダクトは、冷却液を複数の戻し導管と流出口導管との間で循環させて運ぶ。

背景技術

0008

コンピュータサーバは、コンピュータブレードに配置されるプロセッサメモリ、および他の構成要素で構成されており、コンピュータブレード自体が、コンピュータキャビネット内のラックに組み込まれる。標準的なコンピュータキャビネットは、通常、いくつかのラック(または)を含み、その内側に、1つまたは複数のコンピュータブレードが組み込まれる。

0009

組み込まれたコンピュータブレードは、空冷装置によって冷却できることが公知である。それゆえ、コンピュータブレードを含むラックの前側にはファンがあり、ファンからの空気が、熱くなるコンピュータブレードの構成要素に配置されたヒートシンク強制的に向けられる。サーバ後ろ側から出る温風は、サーバキャビネットが置かれている室内にある空調システムによって管理される。高さ2mのコンピュータキャビネットに設置されるようなタイプの装置は、20kWに等しい最大消費出力でキャビネットを使用することを可能にするが、その結果として、サーバの計算能力限界がある。

0010

別の公知のサーバ冷却装置は、空/水冷原理を使用する。空気/水交換器がキャビネットの後ろ側に配置される。空気がサーバを通過し、空気が、冷水が内部を循環する空気/水交換器を通過するときに、前記サーバから放散された熱を回収する。交換器内を循環する冷水の流入口での温度は、40kWでかつ室温26℃において、約7℃である。その結果、キャビネットからの流出口での水温は、キャビネットに入る空気の温度に等しい。それゆえ、顧客の空調に関しては、キャビネットは、部屋の空調の観点から中立的である。そのようなシステムは、キャビネット内で生成できる出力を、最大40kWまで増大でき、それを、空/水冷装置によって消費できる。しかしながら、そのような装置は冷水用流入口を必要とし、これは、室内に圧縮機を備える冷却ユニットが存在することを必要としかつこれらの冷却ユニットは特にエネルギー集約的な要素であるため、エネルギー効率の点からは最適ではない。さらに、そのような装置はまた、そのようなコンピュータキャビネットの利用可能な電力を、約40kWに制限し、その結果、潜在的に利用できるコンピュータの処理能力に限界を生じる。

0011

液圧式冷却システムは、より最近、開発された。このタイプの冷却システムは、コンピュータブレードの構成要素の上方に配置された冷却板を含み、この冷却板は、冷却液が内部を循環する冷却回路を有している。そのような装置は、キャビネットに配置されたコンピュータブレードが放射した熱を拾い集める少なくとも1つの冷却板を含む。冷却液は、コンピュータブレードの冷却板の各々の内部を循環してから、コンピュータブレードに共通の水/水交換器に移される。コンピュータブレードの構成要素から放射された熱が大量であるため、それら構成要素を冷却するためには、コンピュータサーバキャビネットが置かれている部屋の温度と同じ温度の「気温」の水で十分である。それゆえ、冷水または温風を排出させて冷却する必要がもはやなく、これにより、そのような設備コストを大幅に削減する。しかしながら、このタイプの全液圧式冷却システムは、保守問題を生じる。コンピュータブレードの1組の冷却板、冷却装置、および水/水交換器の接続は、コンピュータキャビネットの底部で行われており、およびコンピュータブレードを取り出す/交換する必要があった場合、冷却板と水/水交換器との間の液圧接続手段の接続を切るために、コンピュータキャビネットの裏側への手動アクセスが必要である。この制約は、他の制約をもたらす、すなわち、コンピュータキャビネットを収容する部屋に、コンピュータキャビネットの裏側にアクセスできるようにする空間が必要であり、およびこの行為に関連して時間をロスする。

0012

発明の開示
本発明は、上記で特定した従来技術の欠点を克服することを目的とし、特に、ラックへのコンピュータブレードの正確な挿入を保証するために、コンピュータキャビネットラックのコンピュータブレードで冷却液流を分配するコンパクトな手段を提案することを目的とする。

0013

これを達成するために、本発明の一態様は、冷却液を複数の冷却装置に分配できる液圧分配器であって、前記分配器は:
− 分配器への冷却液流入口導管;
− 冷却液による前記冷却装置用の複数の供給導管であって、各々が、供給ダクトによって流入口導管に液圧式に接続されている供給導管;
− 分配器からの冷却液流出口導管;
− 分配器の複数の冷却液戻し導管であって、各々が、戻しダクトによって流出口導管に液圧式に接続されている戻し導管;
を含み、
前記冷却液供給導管または戻し導管の少なくとも一方にフローティングコネクタを装着でき、複数の冷却装置の中の前記冷却装置の少なくとも1つに液圧接続できるようにする液圧分配器に関する。

0014

フローティングコネクタは、供給導管または戻し導管と、前記冷却装置のうちの1つとの間の液圧接続を設定できる。

0015

それゆえ、本発明による液圧分配器は、バックパネルボードにおいてラックに簡単に配置されてもよく、およびバックパネルボードに配置された液圧コネクタと、コンピュータブレード冷却装置、例えば冷却板との間に接続を生じて、分配器への流入口において、冷却液を異なる冷却装置に分配し得る。電源コネクタおよびアナログデジタル電気コネクタは、バックパネルボードに極めて正確に取り付けられ、および分配器はこのバックパネルボードに対して極めて正確に位置決めされる必要があるため、コンピュータブレードは、液圧分配器に、およびバックパネルボードの電気および電源コネクタにも、正確に挿入できる。フローティングコネクタを使用することによって、ラックに組み込まれた液圧分配器へのコンピュータブレードのブラインド接続に必要な自由度を与える一方、バックパネルボードの電子および電源コネクタへのコンピュータサーバブレードの好適な接続を提供する。フローティングコネクタを保持するように適合された供給導管または戻し導管の寸法は、フローティングコネクタの寸法よりも大きい。コンピュータブレードはラックに挿入され、および電源および電気コネクタの双方に、および液圧分配器の液圧コネクタに接続される。例えばラックの内側への液圧分配器の正確な位置決めは、ユーザの側で追加的な行為を全く行うことなく、コンピュータブレードをブラインドで接続および切断することを可能にする。

0016

流入口導管への流入口における冷却液流は、複数の供給導管によって異なるコンピュータブレードで分配される。

0017

冷却装置は、分配器の供給導管および分配器からの少なくとも1つ戻し導管の双方に接続されるため、冷却装置に冷却液を供給できる。

0018

上記の段落で説明した主な特徴は別として、本発明による装置は、以下の特徴の中から、個別にまたは任意の技術的に可能な組み合わせで考えて、いくつかの相補的な特徴のうちの1つを有し得る:
− 前記冷却液供給導管または戻し導管の少なくとも一方の第1の軸と、フローティングコネクタの第2の軸との間に機械的な間隙がある。供給/戻し導管に挿入されるフローティングコネクタは、利用可能な機械的な間隙ゆえに、ある程度の運動の自由度を有し、供給/戻し導管は、フローティングコネクタに予期されるサイズよりも大きいので、このフローティングコネクタの運動に浮遊の自由度を与えることを可能にする。供給/戻し導管およびフローティングコネクタはシリンダー状の要素であるため、前記要素の軸は、それらの回転軸を指す。それゆえ、供給/戻し導管の第1の回転軸とフローティングコネクタの第2の回転軸との間にはある程度の間隙がある。コネクタの浮遊は、圧力を維持することによって確実にされ、それは、コネクタのシーリング手段、例えばOリングに対する押圧を制御することにより完璧な気密を確実にする;
− 前記冷却液供給導管および戻し導管においてフローティングコネクタを圧力下に保つ手段を含む。例えば、圧力は、液圧分配器の一方の面に配置されたプレートによって維持されてもよく、その面に、複数の供給導管および戻し導管がある。プレートは、供給および戻し導管それぞれに1つの開口部を含むため、各フローティングコネクタに1つの開口部がある。フローティングコネクタは、前記開口部を通過して分配器供給導管および戻し導管に嵌り、液圧分配器への冷却装置の液圧接続を行う;
− 機械的な接触保持段用取付手段を含む。機械的な接触保持手段用の取付手段は、保持手段に形成された貫通開口部を通るねじとしてもよく、ねじを締め付けて、保持手段を、フローティングコネクタが嵌ることができる少なくとも1つの導管がある液圧分配器の面と機械的に接触させて、例えばプレートを接触させて保持する;
− 冷却液供給ダクトおよび冷却液戻しダクトが、装置への冷却液の供給が後入れ/先出し(LIFO)タイプのシステムに従うように、相対的に配置されている。冷却液を備えるこのタイプの供給システムは、分配器を使用して、前記冷却液が供給される異なる冷却装置間で冷却液流をバランスよく分配できるようにする;
− 供給ダクトおよび戻しダクトが分配器を水平に通過し、流入口導管および戻し導管が分配器の同じ端部に配置され、および供給ダクトがバッフルを含む。流入口および戻し導管が液圧分配器の同じ端部に配置されているとき、供給導管のバッフルが、装置の後入れ/先出しタイプのシステムを使用して供給できるようにする;
− 供給ダクトおよび戻しダクトが分配器を水平に通過し、分配器が第1の端部および第2の端部を含み、流入口導管が分配器の第1の端部に配置されており、および流出口導管が分配器の第2の端部に配置されている;
− 冷却液の複数の供給導管および複数の戻し導管が液圧分配器の第1の面に配置されている;
− 冷却液の複数の供給導管および複数の戻し導管の第1の部分が、液圧分配器の第2の面に配置され、および冷却液の複数の供給導管および複数の戻し導管の第2の部分が、液圧分配器の第3の面に配置される;
− 分配器の同じ面にある供給導管および戻し導管の直径が異なる。これにより、これらの冷却装置が液圧分配器に対面して配置されているとき、装置間で冷却液をバランスよく分配できるようにする;および
− 2つの本体、冷却液流入口導管、前記装置の複数の冷却液供給導管、および供給ダクトを含む第1の本体と、分配器からの冷却液流出口導管、複数の冷却液戻し導管、および戻しダクトを含む第2の本体とで構成される。

0019

本発明はまた、上述の実施形態のうちの1つによる液圧分配器を含むコンピュータキャビネットラックに関する。

図面の簡単な説明

0020

本発明の他の特徴および利点は、添付の図面を参照して、以下の説明を読むことから明らかとなる。
本発明の一実施形態によるコンピュータキャビネットのラックの内部の図である。
本発明の一実施形態による液圧分配器である。
本発明の一実施形態による液圧分配器、およびフローティングコネクタの断面図である。
液圧回路モデルであり、そこを通って、図2の実施形態に従って冷却液が液圧分配器を通過する。

0021

同一および同様の要素には、明瞭にするために、全ての図面において同じ参照符号を付す。

実施例

0022

図1は、ラック、またはラックに取り付けることができるラックマウント型サーバ4の内部を示す。このラックは、コンピュータキャビネット(図1には示さず)を形成するフレームから取り出すことができる。ラックは、コンピュータブレード42に垂直なバックパネルボード41を含む。ラックは、いくつかのコンピュータブレードを含んでもよいが、明瞭にするために、図1では単一のコンピュータブレードを示す。コンピュータブレード42はアルミニウム冷却板422を含む。冷却板422は液圧ネットワーク421を含み、その内部において冷却液が循環して、コンピュータブレードに配置された構成要素を直接冷却する。この液圧ネットワーク421は、供給導管121および戻し導管151によって液圧分配器1に接続された冷却装置R1を形成する。冷却液は、流入口導管11を通って液圧分配器1に入り、かつ流出口導管14を通ってそこから出る。液圧分配器1はバックパネルボードに固定される。

0023

バックパネルボード41は、電源コネクタ411、および電気コネクタ412を含み、コンピュータブレードを互いに相互接続し、かつそれらを、ラックを収容するコンピュータキャビネットに接続されたネットワークに接続する。液圧分配器1はまた、バックパネルボード41に固定され、それゆえ、直接ラックのコアに組み込まれる。これにより、液圧分配器1に対処する必要なく、ラックに対するコンピュータブレードの取り付けおよび取り出しを容易にする。分配器の寸法を最小にして、コンピュータブレードと比較して空間を占有しすぎることなく、それゆえ、サーバの潜在的な計算能力を低下させることなく、ラックのコアに直接組み込むことができるようにすることが不可欠であった。また、切り離し箇所液体漏出することなく、かつ接続箇所空気流入口が全くない状態で、およびその逆の状態で、液圧コネクタを含み、漏れのない状態でコンピュータブレードを液圧分配器に対し接続および切断できるようにすることが必須であった。

0024

コンピュータブレードではなくサーバブレードを接続することが望ましく、およびコンピュータキャビネットのラックにある液圧分配器の動作の観点から、分配器は予め満水にされており、かつ圧力下にあることが望ましい。

0025

以下、図2〜4を参照して液圧分配器1をより詳細に説明する。

0026

この例示的な実施形態では、図2から分かるように、液圧分配器は、22個の液圧コネクタを含む:
− 液圧分配器1の第2の面114に、9個のコンピュータブレードを液圧分配器に接続するための18個の液圧コネクタであって、コンピュータブレードは、分配器1に垂直に接続可能である、18個の液圧コネクタ;および
− 液圧分配器1の第3の面115に、2つのいわゆるスイッチモジュールを、液圧分配器と同一平面になるように分配器に接続するための4個の液圧コネクタ。

0027

分配器1の第2の面114の18個の液圧コネクタは、9個の供給導管(121、…、129)および9個の戻し導管(151、…、159)に分配され、9個の差込型のコンピュータブレードに冷却液を供給する。分配器1の第3の面115の4個の液圧コネクタは、2個の戻し導管(1510、1511)および2個の供給導管(1210、1211)に分配され、2つのスイッチモジュールに冷却液を供給する。

0028

液圧分配器1は、流入口導管11および流出口導管14を含み、分配器1に冷却液を供給し、流入口導管11は冷却液供給管51に接続されており、および流出口導管14は冷却液流出口管52に接続されている。分配器における液体の流れ方向は、分配器1に接続され得る装置の冷却には特定の影響を与えない。

0029

供給導管121および戻し導管151には、各々、フローティングコネクタ3が装着され、例えば液圧分配器1が冷却液を分配して動作中のコンピュータブレードの構成要素を冷却するコンピュータブレード冷却装置への前記供給導管121および戻し導管151のブラインド接続を行う。液圧分配器1は3個の保持手段17を含み、これら保持手段は、供給導管(121、…、1211)および戻し導管(151、…、1511)の各々に挿入されたフローティングコネクタ3に加わる圧力を維持するプレートからなる。これらの機械的圧力保持手段は、フローティングコネクタにおいて冷却液が漏れる危険性を制限する。これらのプレート17は、圧力によって接触して保持される液圧分配器の供給導管および戻し導管の各フローティングコネクタに1つの開口部を含む。プレート17が適所になったら、それらプレートは、ねじタイプの取付手段18によって液圧分配器1に固定され、液圧分配器1と機械的に接触させてプレート17を固定し得る。

0030

液圧分配器の供給導管および/または戻し導管は、フローティングコネクタ3を挿入できるように前記導管の第1の軸とフローティングコネクタの第2の軸との間に確実に機械的な間隙があるように配置し、それゆえ、コンピュータブレードとそれらの冷却装置との間のブラインド接続を、コンピュータキャビネットのラックにおいて行うことができるようにする。機械的な間隙を特に図3に示す。液圧分配器1は供給導管121を含み、その端部には孔があり、その内部にフローティングコネクタ3が収容される。用語フローティングコネクタ3を本明細書では使用するが、特に接続手段雄型部分に当てはまり、雌型部分はコンピュータブレードに固定されている。液圧分配器1を収容するコンピュータキャビネットのラックに挿入時、コンピュータブレードは、コンピュータキャビネットの冷却システムに液圧式に接続される必要がある。これを達成するために、図3に断面で示す少なくとも1つのコンピュータブレードコネクタ423を有する。このコンピュータブレードコネクタ423はフローティングコネクタ3に接続でき、このフローティングコネクタ自体は分配器の供給導管121に接続されている。供給導管およびその供給孔の寸法は、フローティングコネクタ3の寸法よりも大きいため、供給導管の第1の軸X1とフローティングコネクタの第2の軸X2との間には機械的な間隙6があり、フローティングコネクタ3の一方の端部でのコンピュータブレードコネクタ423の接続によって、コンピュータブレードの接続中に自由度を得られる。この間隙は、フローティングコネクタ3の外側縁部と供給導管121の内側縁部との間の浮遊度(degree of flotation)6を生じる。この機械的な間隙または浮遊度は、コンピュータブレードとその冷却装置との接続に対して液圧式フローティングコネクタを再び中心に置くために十分な自由度を与えることができる。それゆえ、フローティングコネクタが、それが接続される必要のある供給導管または戻し導管に完全に対面していない場合、利用可能な機械的な間隙があるために、自動的に再び中心に置かれ得る。圧力によってフローティングコネクタ3を保持する手段17は、フローティングコネクタ3と、フローティングコネクタ3の肩部32の各側に配置されたフローティングコネクタのシーリング手段31とに加えられる圧力によって、フローティングコネクタ3と供給導管121との間の接続箇所における漏れの危険性を制限でき、それゆえ、フローティングコネクタの浮遊を保証する一方、シーリング手段31、例えばOリングへの圧迫を制御することにより、完璧に封止された状態を維持する。ねじ18は、保持手段17を液圧分配器1に取り付ける手段18である。肩部32が、プレート17と分配器1の面との間でシーリング手段31によって圧力下に保たれる。

0031

図4は、液圧回路のモデルを示し、この液圧回路を通って、冷却液2は、図2を参照して先に説明したように、分配器1に垂直に接続された9個のコンピュータブレード用の供給冷却装置(R1、…、R9)、および分配器に平行または同一平面に接続された2個のスイッチモジュール用の冷却装置(R10、R11)に移動する。液圧分配器1は、この例示的な実施形態では分配器の下部に配置された、冷却液が入る流入口導管11と、異なる冷却装置(R1、…、R11)に分配された後で冷却液が分配器から出るようにする流出口導管14とを含む。

0032

冷却液2が流入口導管11を通って液圧分配器1に入ったら、冷却液は、分配器1を水平に通る供給ダクト13を通過する。この供給ダクト13は、流入口導管11と11個の供給導管(121、…、1211)との間の液圧接続を行って、分配器1に接続され得る冷却装置(R1、…、R11)に冷却液を供給する。

0033

冷却液2が冷却装置(R1、…、R11)を通過したら、冷却液は、11個の戻し導管(151、…、1511)を通って分配器1に戻り、分配器1に水平に通る戻しダクト16を通過して、流出口導管14を通って分配器から出る。

0034

図4では、冷却装置R1は、流入口導管11から供給ダクト13を通る冷却液供給経路上の第1の装置であるが、流出口導管14から戻しダクト16を通る冷却液戻し経路の最後の装置であることがはっきりと分かる:供給システムは、LIFO後入れ/先出しタイプのものである。この供給システムは、液圧分配器の同じ側にある異なる冷却装置間に一定の圧力損失を与えることができ、および冷却液が通過する経路は、異なる冷却装置に関して等価である;それゆえ、異なる冷却装置を通過する冷却液流は一定である。この供給システムは、液圧分配器に接続された異なる冷却装置間の冷却液流のバランスをとる。供給ダクトのバッフル131によって、流入口導管11および戻し導管14が分配器の同じ端部に配置されているにも関わらず、この供給システムを生成する。

0035

液圧分配器1の第3の面115に配置された、水平な2つの冷却装置R10、R11の接続は、回路を配置することを必要とする。液圧分配器の第2の面114に配置された9個のコンピュータブレードを冷却する9個の冷却装置(R1、…、R9)は液圧分配器1に垂直であるため、これらの冷却装置R1、…、R9への冷却液流入口は供給ダクト13に対面し、およびこれらの冷却装置R1、…、R9からの冷却液流出口は戻しダクト16に対面する。しかしながら、分配器の第3の面の2つの水平の冷却装置に対し、これらの冷却装置を供給するために、液圧導管に追加的な内部ドリル穴を形成することによって交差させる必要があった。第1の液圧部分71を使用して、上部冷却装置R10を、液圧分配器の下部を水平に通る供給ダクト13と液圧接続させ、および第2の液圧部分72が、下部冷却装置R11を、液圧分配器の上部を水平に通る戻しダクト16と液圧接続させる。

0036

異なる供給導管および戻し導管の直径は異なってもよい。それゆえ、分配器の第3の面115の冷却装置に共通の戻し導管は、第2の冷却装置R2の戻し導管152と第3の冷却装置R3の戻し導管153との間に配置される。これにより、冷却液に圧力変動を生じることができ、これは、第3の冷却装置R3の戻し導管の直径を大きくすることによって補償する必要がある。

0037

図4の例示的な実施形態では、流入口導管11および流出口導管14は、分配器の同じ端部に配置されるが、それら導管はまた、分配器の異なる端部に:分配器の第1の端部に流入口導管11、および分配器の第2の端部に流出口導管14を配置できた。この場合、後入れ/先出しシステム(LIFO)に従って、冷却液を冷却装置に供給するために、供給ダクト13がバッフル131を有する必要はない。全ては、コンピュータキャビネットラックで利用可能な空間に依存する。

0038

分配器は、第1の本体および第2の本体で構成されることができ、第1の本体は、冷却装置の冷却液供給部分、すなわち冷却液流入口導管、前記装置への複数の冷却液供給導管、および供給ダクトを含み、および第2の本体は、冷却装置からの冷却液戻し部分、すなわち分配器からの冷却液流出口導管、複数の冷却液戻し導管、および戻しダクトを含む。

0039

本発明は、図面を参照して上記で説明した実施形態に限定されず、および本発明の範囲から逸脱せずに、変形例を考慮できる。

0040

1液圧分配器
2冷却液
3フローティングコネクタ
4ラックマウント型サーバ
6機械的な間隙
11 流入口導管
121〜1211供給導管
13供給ダクト
14流出口導管
151〜1511 戻し導管
16 戻しダクト
17保持手段
18取付手段
31シーリング手段
32肩部
41バックパネルボード
42コンピュータブレード
51冷却液供給管
52冷却液流出口管
71 第1の液圧部分
72 第2の液圧部分
114 液圧分配器の第2の面
115 液圧分配器の第3の面
131バッフル
411電源コネクタ
412電気コネクタ
421 液圧ネットワーク
422アルミニウム冷却板
423 コンピュータブレードコネクタ
R1〜R11 冷却装置

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