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技術 加熱ベルトの破れ又は偏り検知方法及び画像形成装置

出願人 京セラドキュメントソリューションズ株式会社
発明者 山下洋
出願日 2013年2月25日 (7年0ヶ月経過) 出願番号 2013-034952
公開日 2014年9月8日 (5年5ヶ月経過) 公開番号 2014-164114
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における定着 電子写真における制御・管理・保安
主要キーワード 溶融ローラー 鉄基材 温度検知用 押しつけ力 肉厚寸法 切り換えボタン 芯金ローラ 認証入力
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年9月8日)のものです。
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図面 (7)

課題

簡単な構造で、加熱ベルト破れ又は偏りの短時間での検知を行うことができる方法及び画像形成装置を提供する。

解決手段

加熱ローラー81と、溶融ローラー82と、加熱ローラー81と溶融ローラー82との間に掛けられた加熱ベルト83と、加熱ベルト83の外周面押し付けられて加熱ベルト83の外周面の温度を検知するサーミスタ86a,86b,86cとを定着装置8に備えている。溶融ローラー82の外周面のサーミスタ86a,86b,86cに対向する位置を通る箇所に、サーミスタ86a,86b,86cとの間に隙間が生じる大きさの凹み87a,87b,87cが設けられている。サーミスタ86a,86b,86cで検知される温度が凹み87a,87b,87cに対応した周期で周期的に低下すると加熱ベルト83に破れ又は偏りが生じたと判別する判別部を備える。

概要

背景

従来から、複写機複合機(Multifunctional Peripheral,MFP)等の画像形成装置定着装置では、下記の特許文献1に示すように、加熱ベルトが架け渡される溶融ローラーの温度をサーミスタで検知し、ローラー表面を加熱する発熱体のON/OFFを制御している。
このように、溶融ローラー側のサーミスタにより温度を検知して温度制御することで、トナー溶融するものの用紙が加熱しすぎない程度の所定温度まで正確に加熱することが可能となる。

概要

簡単な構造で、加熱ベルトの破れ又は偏りの短時間での検知を行うことができる方法及び画像形成装置を提供する。加熱ローラー81と、溶融ローラー82と、加熱ローラー81と溶融ローラー82との間に掛けられた加熱ベルト83と、加熱ベルト83の外周面押し付けられて加熱ベルト83の外周面の温度を検知するサーミスタ86a,86b,86cとを定着装置8に備えている。溶融ローラー82の外周面のサーミスタ86a,86b,86cに対向する位置を通る箇所に、サーミスタ86a,86b,86cとの間に隙間が生じる大きさの凹み87a,87b,87cが設けられている。サーミスタ86a,86b,86cで検知される温度が凹み87a,87b,87cに対応した周期で周期的に低下すると加熱ベルト83に破れ又は偏りが生じたと判別する判別部を備える。

目的

本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述の課題を解消することを課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

加熱ローラー溶融ローラーとの間に掛けられた加熱ベルトと、前記加熱ベルトの外周面押し付けられて前記加熱ベルトの外周面の温度を検知するサーミスタとを備えた画像形成装置の加熱ベルトの破れ又は偏り検知方法であって、前記画像形成装置には、前記溶融ローラーの外周面の前記サーミスタに対向する位置を通る箇所に、前記サーミスタとの間に隙間が生じる大きさの凹みが設けられており、前記サーミスタで検知される温度が前記凹みに対応した周期で周期的に低下したことを検知すると前記加熱ベルトに破れ又は偏りが生じたと判別することを特徴とする加熱ベルトの破れ又は偏りの検知方法。

請求項2

前記画像形成装置には、前記サーミスタが前記加熱ベルトの幅方向に沿って複数備えられていることを特徴とする請求項1に加熱ベルトの破れ又は偏りの検知方法。

請求項3

加熱ローラーと、溶融ローラーと、前記加熱ローラーと前記溶融ローラーとの間に掛けられた加熱ベルトと、前記加熱ベルトの外周面に押し付けられて前記加熱ベルトの外周面の温度を検知するサーミスタとを定着装置に備え、前記溶融ローラーの外周面の前記サーミスタに対向する位置を通る箇所に、前記サーミスタとの間に隙間が生じる大きさの凹みが設けられ、前記サーミスタで検知される温度が前記凹みに対応した周期で周期的に低下すると前記加熱ベルトに破れ又は偏りが生じたと判別する判別部を備えることを特徴とする画像形成装置。

請求項4

前記サーミスタは、前記加熱ベルトの幅方向に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、特に画像形成装置における加熱ベルト破れ又は偏り検知方法、及び画像形成装置に関する。

背景技術

0002

従来から、複写機複合機(Multifunctional Peripheral,MFP)等の画像形成装置の定着装置では、下記の特許文献1に示すように、加熱ベルトが架け渡される溶融ローラーの温度をサーミスタで検知し、ローラー表面を加熱する発熱体のON/OFFを制御している。
このように、溶融ローラー側のサーミスタにより温度を検知して温度制御することで、トナー溶融するものの用紙が加熱しすぎない程度の所定温度まで正確に加熱することが可能となる。

先行技術

0003

特開平8−305191号公報

発明が解決しようとする課題

0004

一方、特許文献1のような従来の構成の装置では、加熱ベルトの偏りや破れなどが発生すると、加熱ベルトが当たっていない箇所では加熱ローラーの熱が溶融ローラー側に移動しなくなり、加熱ローラーの温度が異常に上昇する。
この際、逆に溶融ローラー側には熱が移動しなくなり、温度が低下する。このような状態になった場合、溶融ローラーの温度を検出するサーミスタでも検出することが可能なものの、検出まで時間がかかっていた。

0005

加熱ローラーの温度異常を短時間で検知するため、加熱ローラー側にもサーミスタを取り付けることが考えられるが、サーミスタの追加でコストアップとなり、かつサーミスタ取り付けのための構造を配慮する必要があった。

0006

本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述の課題を解消することを課題とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の加熱ベルトの破れ又は偏りの検知方法は、加熱ローラーと溶融ローラーとの間に掛けられた加熱ベルトと、前記加熱ベルトの外周面押し付けられて前記加熱ベルトの外周面の温度を検知するサーミスタとを備えた画像形成装置の加熱ベルトの破れ又は偏りの検知方法であって、前記画像形成装置には、前記溶融ローラーの外周面の前記サーミスタに対向する位置を通る箇所に、前記サーミスタとの間に隙間が生じる大きさの凹みが設けられており、前記サーミスタで検知される温度が前記凹みに対応した周期で周期的に低下したことを検知すると前記加熱ベルトに破れ又は偏りが生じたと判別することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、加熱ローラーと、溶融ローラーと、前記加熱ローラーと前記溶融ローラーとの間に掛けられた加熱ベルトと、前記加熱ベルトの外周面に押し付けられて前記加熱ベルトの外周面の温度を検知するサーミスタとを定着装置に備え、前記溶融ローラーの外周面の前記サーミスタに対向する位置を通る箇所に、前記サーミスタとの間に隙間が生じる大きさの凹みが設けられ、前記サーミスタで検知される温度が前記凹みに対応した周期で周期的に低下すると前記加熱ベルトに破れ又は偏りが生じたと判別する判別部を備えることを特徴とする。

発明の効果

0008

本発明によれば、溶融ローラーのサーミスタとの接触位置に凹みを設けるという簡単な構造で、加熱ローラー側にサーミスタを追加することなく、加熱ベルトの破れ又は偏りの短時間での検知を行うことができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。
図1の定着装置の構成を示す図である。
図1の定着装置が備えるサーミスタ及び凹みの配置位置を示す図である。
図1の定着装置が備える加熱ベルトに破れが生じた状態を示す図である。
図4の溶融ローラー及び加熱ベルトの断面図である。
サーミスタでの検出温度時間変化を示す図である。

実施例

0010

<実施の形態>
〔画像形成装置1の構成〕
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の構成について詳しく説明する。
図1によると、本実施の形態の画像形成装置1は、原稿読取部2と、原稿給送部3と、本体部4と、スタックトレイ5と、操作パネル部6(入力手段)とを備えている。
原稿読取部2は、本体部4の上方に配設され、原稿給送部3は、原稿読取部2の上方に配設されている。スタックトレイ5は、本体部4に設けられた記録紙の排出口41側に配設され、また、操作パネル部6は、本体部4のフロント側に配設されている。

0011

原稿読取部2は、スキャナー21と、プラテンガラス22と、原稿読取スリット23とを備える。スキャナー21は、露光ランプ、及びCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)撮像センサ等から構成され、原稿給送部3による原稿の搬送方向に移動可能に構成されている。プラテンガラス22は、ガラス等の透明部材により構成された原稿台である。原稿読取スリット23は、原稿給送部3による原稿の搬送方向と直交方向に形成されたスリットを有する。

0012

プラテンガラス22に載置された原稿を読み取る場合には、スキャナー21は、プラテンガラス22に対向する位置に移動され、プラテンガラス22に載置された原稿を走査しながら原稿を読み取って画像データを取得して、取得した画像データを本体部4に出力する。
また、原稿給送部3により搬送された原稿を読み取る場合には、スキャナー21は、原稿読取スリット23と対向する位置に移動され、原稿読取スリット23を介し、原稿給送部3による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。

0013

原稿給送部3は、原稿載置部31と、原稿排出部32と、原稿搬送機構33とを備えている。原稿載置部31に載置された原稿は、原稿搬送機構33によって、1枚ずつ順に繰り出されて原稿読取スリット23に対向する位置へ搬送され、その後、原稿排出部32に排出される。なお、原稿給送部3は、可倒式に構成され、原稿給送部3を上方に持ち上げることで、プラテンガラス22の上面を開放させることができる。

0014

本体部4は、画像形成部7(画像形成手段)を備えると共に、給紙部42と、用紙搬送路43と、搬送ローラー対44と、排出ローラー対45とを備えている。給紙部42は、それぞれサイズ又は向きが異なる記録紙を収納する複数の給紙カセット421と、給紙カセット421から記録紙を1枚ずつ用紙搬送路43に繰り出す給紙ローラー422とを備えている。
給紙ローラー422、搬送ローラー対44、及び排出ローラー対45は、搬送部として機能する。記録紙は、この搬送部により搬送される。給紙ローラー422によって用紙搬送路43に繰り出された記録紙は、搬送ローラー対44によって画像形成部7に搬送される。
そして、画像形成部7によって記録が施された記録紙は、排出ローラー対45によってスタックトレイ5に排出される。

0015

操作パネル部6は、LCD等の表示部と、スタートキーテンキー複写FAX送信/スキャナー等の動作モードの切り換えボタンと、印刷、送信、受信、保存、又は記録に関する指示を行うためのボタンタッチパネル等とを含む入力部を備えている。つまり、操作パネル部6は、ユーザーによる画像形成装置1のこれらの各種ジョブ指示入力受け付ける。
また、操作パネル部6は、ユーザーによるパスワード等の認証入力を受け付ける。

0016

画像形成部7は、感光体ドラム71と、露光部72と、現像部73と、転写部74と、定着装置8とを備えている。露光部72は、レーザー装置ミラーレンズ等を備えた光学ユニットであり、画像データに基づいた光を出力して感光体ドラム71を露光し、感光体ドラム71の表面に静電潜像を形成する。現像部73は、トナーを用いて感光体ドラム71に形成された静電潜像を現像する現像ユニットであり、静電潜像に基づいたトナー像を感光体ドラム71上に形成させる。
転写部74は、現像部73によって感光体ドラム71上に形成されたトナー像を記録紙に転写させる。定着装置8は、転写部74によってトナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる。

0017

判別部9は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピュータ等の情報処理手段である。ROMには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。
判別部9は、各部の制御を行い、又、定着装置8の加熱ベルト83(図2)の異常等を判別する。具体的には、判別部9は、サーミスタ86a,86b,86c(図3)で検知される温度が凹み87a,87b,87cに対応した周期で周期的に低下すると加熱ベルト83に破れ又は偏りが生じたと判別する。

0018

図2には、画像形成装置1の定着装置8の概略構成図が示されている。
定着装置8は、加熱ローラー81と、溶融ローラー82と、加熱ベルト83と、加圧ローラー84と、加熱源85とを備えている。加熱ベルト83は、用紙にトナーを定着させるためのものであり、加熱ローラー81と溶融ローラー82との間に掛けられている。加圧ローラー84は、加熱ベルト83に用紙を押し付けるためのものであり、加熱ベルト83と外周面を接触させて配置されている。加熱源85は、加熱ベルト83を加熱するための熱源であり、加熱ローラー81との間に間隔をあけて加熱ローラー81の周囲に配置されている。

0019

加熱ローラー81は、例えば、円筒形状の鉄基材と、鉄基材外周面に形成される肉厚寸法0.2mm以上1.0mm以下の離型層(例えば、PFA層)を含み、外径30mmの円筒状に形成される。
溶融ローラー82は、例えば、ステンレス鋼からなる外径45mmの芯金ローラーと、芯金ローラーの外周面を被覆する厚さ5mm以上10mm以下のシリコンゴムからなるスポンジ層を含む円筒状に形成される。
加熱ベルト83は、例えば、厚さ寸法約30μm以上約50μm以下のニッケル電基材と、ニッケル電鋳基材上に積層されるシリコンゴム層と、シリコンゴム層上に形成される離型層(例えば、PFA層)を含んでいる。加熱ベルト83は、例えば、用紙を加熱する。このように、加熱ベルト83は、加熱に適したように熱伝導率が高い素材で形成されている。
加圧ローラー84は、例えば、ステンレス鋼からなる芯金ローラー、芯金ローラー外周面を被覆する厚さ2mm以上5mm以下のシリコンゴムからなるスポンジ層及び離型層(例えば、PFA層)を含む外径50mmの円柱状に形成される。加圧ローラー84の金属製の芯材は、例えば、FeやAlを用いて形成されてもよい。この芯材上にSiゴム層が形成されてもよい。さらにSiゴム層の表層フッ素樹脂層が形成されてもよい。
加熱源85は、電磁誘導による誘導加熱装置であり、加熱ローラー81及び加熱ベルト83を誘導加熱する励磁コイル等を備えている。

0020

加熱ベルト83の幅方向の両端部となるR端部83a、F端部83b、及び中央部83cの近傍には、図3に示すように、温度検知用のR(Rear、背面)側端部サーミスタ86a、F(Front、前面)側端部サーミスタ86b、及びC(Center、中央)部サーミスタ86cが配置されている。サーミスタ86a,86b,86cは、バネ86d,86e,86fにより数mm程度の可動範囲で支持されて、加熱ベルト83の外周面に押し付けられている。バネ86d,86e,86fは、加熱ベルト83に破れや偏りが生じて加熱ベルト83が溶融ローラー82に掛けられていない状態ではサーミスタ86a,86b,86cが溶融ローラー82の外周面に接触するよう、所定の押しつけ力でサーミスタ86a,86b,86cを溶融ローラー82側に押し付けている。
R側端部サーミスタ86a、F側端部サーミスタ86b、及びC部サーミスタ86cによる検出結果は、加熱源85の発熱温度の制御と、判別部9(図1)による加熱ベルト83の破れ又は偏りの検知に用いられる。
なお、R端部83a、F端部83bは、加熱ベルト83の幅方向の両端から中央までのうち、サーミスタ86a,86b,86cの検出温度に基づき加熱ベルト83の破れ又は偏りの発生を検知できる位置であればよい。また、C部サーミスタ86cは、かならずしも中央になくてもよい。

0021

溶融ローラー82の外周面の加熱ベルト83を挟んでサーミスタ86a,86b,86cに対向する位置を通る箇所には、サーミスタ86a,86b,86cとの間に隙間が生じる大きさの凹み87a,87b,87cが設けられている。
図3に示す加熱ベルト83が破れや偏りのない正常な状態では、加熱ベルト83で凹み87a,87b,87cが覆い隠された状態になっている。つまり、サーミスタ86a,86b,86cは、加熱ベルト83に押し付けられて常時接触しており、凹み87a,87b,87cの形成された溶融ローラー82とは直接接触しない。この状態のサーミスタ86b、加熱ベルト83、及び凹み87bの関係を、図5(a)の側面図に示す。

0022

図4に示すように、加熱ベルト83に破れ83dや偏りが生じて溶融ローラー82に加熱ベルト83が一部掛かっていない状態になると、凹み87a,87b,87cのいずれか(図4の場合は凹み87b)は、露出する。
これにより、図5(b)に示すように、溶融ローラー82の加熱ベルト83で覆われていない箇所において、溶融ローラー82とサーミスタ86a,86b,86cとの間に間隙が形成されると、サーミスタ86a,86b,86cの検出温度が低下するようになっている。

0023

なお、凹み87a,87b,87cは、溶融ローラー82の加熱ムラがなく定着性に影響がなく、サーミスタ86a,86b,86cの検出温度に影響を与えない範囲で、加熱ベルト83の異常が検知できる大きさに形成される。
また、図4では凹み87は、溶融ローラー82の幅方向に沿って一列になるよう配置しているが、これに限られない。
また、定着性に影響がないようにした上で、サーミスタ86a,86b,86cに対応する複数の孔を開けても良い。また、溶融ローラー82の外周上のサーミスタ86a,86b,86cに対応する位置に、それぞれ複数の凹みを設けてもよい。
また、凹み87は、溶融ローラー82を貫通する孔であってもよい。また、凹み87の形状は、四角や丸や楕円等の任意であり、溝状であっても、よい。また、溶融ローラー82の表面に、穴あきの蓄熱層を形成して、これを凹み87として構成してもよい。

0024

〔画像形成装置1による加熱ベルトの破れや偏りの検出処理
次に、図2図6を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1による加熱ベルト83の破れや偏りの検出処理の説明を行う。
本実施形態の定着装置8による定着処理では、加熱ローラー81と溶融ローラー82との間に掛けられた加熱ベルト83が加熱源85で加熱されて、加熱ベルト83と加圧ローラー84との間に用紙が供給される際には、図6の期間1,2に示すように、サーミスタ86a,86b,及び86c(図6ではサーミスタ86b)で検知される温度が温度Th_1になっている。R側端部サーミスタ86a,F側端部サーミスタ86b,及びC部サーミスタ86cは、加熱ベルト83の外周面に常時押し付けられているので、定着処理が行われている間、R側端部サーミスタ86a,F側端部サーミスタ86b,及びC部サーミスタ86cで検知される温度は通常Th_1に保たれる。

0025

加熱ベルト83に図4に示すように破れが生じたり加熱ベルト83に偏りが生じると、バネ86d,86e,86fの押し付け力でサーミスタ86a,86b,又は86cが溶融ローラー82と接触する。すると、サーミスタ86a,86b,又は86cの接触位置を凹み87a,87b,又は87cが通過する際には、サーミスタ86a,86b,又は86cで検知される温度がTh_1からTh_2まで急激に低下する。このため、図6に示すように、サーミスタ86a,86b,又は86cで検知される温度がTh_1からTh_2まで急激に低下する時期が溶融ローラー82の回転周期毎に訪れることとなる。なお、溶融ローラー82の外周面において、サーミスタ86a,86b,又は86cに対応する位置に複数の凹み87a,87b,87cが設けられていた場合、この設けられた角度に対応する時期に温度が急激に低下することになる。

0026

このため、画像形成装置1の判別部9は、サーミスタ86で検知される温度がTh_1からTh_2まで急激に低下する時期が溶融ローラー82の回転周期毎に生じるのを確認することで、加熱ベルト83に破れや偏りが生じたと判断し、定着処理の中止や操作パネル部6等での報知の処理等を行う。判別部9は、この回転周期毎の温度の低下を自己相関等の手法で検出可能である。
図4図6に示す例では、加熱ベルト83のR端部83bに破れ83dが生じているのでサーミスタ86bで検知される温度が時刻T1,T2,T3にTh_1からTh_2に低下しており、画像形成装置1では、この温度変化の期間1,2が溶融ローラー82の回転周期と一致すると、加熱ベルト83に破れや偏りが生じたと判断する。一方、判別部9は、温度Th_1からの温度低下が溶融ローラー82の回転周期と一致しない場合には、ノイズと判断し、定着処理を継続する。
画像形成装置1は、サーミスタ86a,86b,又は86cに対応する回転周期毎の温度の低下を検出することで、加熱ベルト83に破れや偏りが生じた位置を検出することが可能になる。

0027

以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態によれば、加熱ベルト83に破れ又は偏りが生じてサーミスタ86a,86b,又は86cが溶融ローラー82に接触すると、サーミスタ86a,86b,又は86cの接触位置を凹み87a,87b,又は87cが通過する際に、サーミスタ86a,86b,又は86cでの検出温度がTh_1から急激に低下する。このため、溶融ローラー82の外周面にサーミスタを単に取り付ける場合に比べて加熱ベルト83の破れ又は偏りによる温度変化を短時間で検知することができる。従って、加熱源85による加熱を制御するために用いられていたサーミスタ86a,86b,及び86cとの接触位置に凹み87を設けという簡単な構造で、加熱ローラー81側にサーミスタを別途設ける必要がなく、加熱ベルト83の破れ又は偏りの短時間での検知を行うことができる。

0028

本実施形態の加熱ベルト83の破れ又は偏りの検知方法は、加熱ローラー81と溶融ローラー82との間に掛けられた加熱ベルト83と、加熱ベルト83の外周面に押し付けられて加熱ベルト83の外周面の温度を検知するサーミスタ86a,86b,86cとを備えた画像形成装置1の加熱ベルト83の破れ又は偏りの検知方法であって、画像形成装置1には、溶融ローラー82の外周面のサーミスタ86a,86b,86cに対向する位置を通る箇所に、サーミスタ86a,86b,86cとの間に隙間が生じる大きさの凹み87a,87b,87cが設けられており、サーミスタ86a,86b,86cで検知される温度が凹み87a,87b,87cに対応した周期で周期的に低下したことを検知すると加熱ベルト83に破れ又は偏りが生じたと判別することを特徴とする。
本実施形態の加熱ベルト83の破れ又は偏りの検知方法は、サーミスタ86a,86b,86cを加熱ベルト83の幅方向に沿って複数設けていることを特徴とする。
本実施形態の画像形成装置1は、加熱ローラー81と、溶融ローラー82と、加熱ローラー81と溶融ローラー82との間に掛けられた加熱ベルト83と、加熱ベルト83の外周面に押し付けられて加熱ベルト83の外周面の温度を検知するサーミスタ86a,86b,86cとを定着装置8に備え、溶融ローラー82の外周面のサーミスタ86a,86b,86cに対向する位置を通る箇所に、サーミスタ86a,86b,86cとの間に隙間が生じる大きさの凹み87a,87b,87cが設けられ、サーミスタ86a,86b,86cで検知される温度が凹み87a,87b,87cに対応した周期で周期的に低下すると加熱ベルト83に破れ又は偏りが生じたと判別する判別部9を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置1は、サーミスタ86a,86b,86cは、加熱ベルト83の幅方向に沿って複数設けられていることを特徴とする。

0029

なお、上記実施形態では、R側端部サーミスタ86a、F側端部サーミスタ86b、及びC部サーミスタ86cで加熱ベルト83の温度を検出した場合について説明したが、少なくとも加熱ベルト83のR側及びF側の温度を検出するサーミスタを有するのであれば、サーミスタの数量は任意であり、例えば、R側端部サーミスタ86a及びF側端部サーミスタ86bのみを備える構成としてもよい。また、C部サーミスタ86cのみ備える構成としてもよい。

0030

また、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。

0031

1画像形成装置
2原稿読取部
3原稿給送部
4 本体部
5スタックトレイ
6操作パネル部
7画像形成部
8定着装置
9判別部
21スキャナー
22プラテンガラス
23 原稿読取スリット
31原稿載置部
32 原稿排出部
33原稿搬送機構
41 排出口
42 給紙部
43 用紙搬送路
44搬送ローラー対
45排出ローラー対
71感光体ドラム
72露光部
73現像部
74転写部
81加熱ローラー
82溶融ローラー
83加熱ベルト
83a R端部
83b F端部
83c 中央部
84加圧ローラー
85加熱源
86サーミスタ
86a R側端部サーミスタ(サーミスタ)
86b F側端部サーミスタ(サーミスタ)
86c C部サーミスタ(サーミスタ)
86d,86e,86fバネ
87 凹み
87a,87b,87c 凹み
421給紙カセット
422 給紙ローラー

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