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技術 容器に充填された粘稠物の表面処理方法とその装置

出願人 東洋製罐株式会社
発明者 山本慎治森田佳之和田賢一
出願日 2013年2月21日 (7年1ヶ月経過) 出願番号 2013-032379
公開日 2014年9月8日 (5年6ヶ月経過) 公開番号 2014-162493
状態 特許登録済
技術分野 制御・その他II(補助装置、細部)
主要キーワード 液体被膜 中央領 補助ローラー 上昇変位 下降変位 スピンドル先端 MCナイロン 容器詰め食品
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (5)

課題

本発明の課題は、粘稠物を容器充填した際に、粘稠物の表面を平坦化する表面処理手法であって、複雑な付属物を準備することなく滑らかに平坦な表面形状に整える表面処理方法とその装置を提供することにある。

解決手段

本発明の充填された粘稠物の表面処理方法は、粘稠物の表面に押圧体下端面押し付け、粘稠物の表面形状を平坦に整形する表面処理方法において、粘稠物の表面に押圧体を押圧する前に、前記押圧体の粘稠物と接触する領域に、前記押圧体に非接触形態で液体被膜を形成させることを特徴とする。

概要

背景

クリームバターベビーフード味噌畜肉加工品等の粘稠粘性物や粒状或いは薄片状の固形物を含む内容物(以下、これらを含めて粘稠物と称す)を、充填ノズルを介して容器充填すると、充填ノズルに対応する容器中央部分の粘稠物が盛り上がり周辺部が低くなる。粘稠物は流動性が低いため自然に水平になることもなく、容器中央部分の盛り上がり形態がそのまま残ったり、ツノ凹凸が出来たりする。そして、その状態のまま蓋で密封すると、容器中央部分の粘稠物が蓋裏面に押しつぶされて容器フランジ部に付着し、蓋で密封する際に噛み込みが起こり、密封不良の原因となる。また、開封時には、容器の粘稠物の表面に渦巻き状の波形状が出来たり、開封時にツノや凹凸が残ったりして見栄えを損なう。そこで、従来から充填後の工程で容器に振動を与え、粘稠物を均一化する方法がなされてきた。しかし、この方法は、特に、高粘度の粘稠物には期待する効果を奏しない。一方、食品の表面に、平面形状の整形盤を下降接触させて平坦化する手法が提案されている。(特許文献1参照。)

特許文献1の食品の表面平坦化技術は、図4に示されるように充填機aの充填ノズルから押し出され、容器5内で中央部分が盛り上がり形態となった食品9の表面に整形盤bを下降させ、整形盤bの下端面を、盛り上がり形態となっている食品9の表面に押しつけ表面形状を平坦に整形するというものである。しかしながら、この工程においては、食品9を押圧整形した後、整形盤が上昇し食品9と整形盤bの下端面とを切り離す際に、整形盤bへの付着現象を伴う。特に、食品9が粘稠物の場合には整形盤への付着現象が起こり易く、この結果、粘稠物の表面が粗い状態となったり、或いは、整形盤の下端面に充填された粘稠物が密着状態で容器ごと持ち上げられたりしてしまうことが懸念される。この考案では、整形盤の素材に粘稠物が付着しにくいテフロン登録商標)を採用しているが、前記した問題の基本的な解決手段とはなり得ていない。

また、餅等の粘弾性のある食品類を所定形状に成形された包装容器内に密封した包装食品を作る際に、充填物を包装容器内に充填した後、封緘に先立ち容器内に充填物を均一にならすプレス装置が提案されている。(特許文献2参照。)

特許文献2の容器内の充填物を均一にならすプレス装置は、図1に示されるように、押圧板1の側方離型剤塗布ローラー6を水平方向に進退自在に配置し、押圧板1を上昇させて該ローラー6を押圧板1の下方に導入させ、該押圧板1の表面に接触させて離型剤を塗布し、押圧板1の下降開始に先立って前記ローラー6を退去させた後、押圧板1により餅13の表面をならすというものである。しかしながら、この装置においては、離型剤タンク9内の離型剤が補助ローラー7によって回転する離型剤塗布ローラー6に塗布されるため飛散する恐れがあり、飛散を防止して十分な量の離型剤を塗布するためには低速回転としなければならず、その場合、装置は低稼働状態となってしまう。また、押圧体1の表面への離型剤の塗布は、前記ローラー6の表面に塗布された離型剤の転移によるものであり、このため押圧板1の表面への十分な量の均一な離型剤の塗布が行われず、さらに、押圧体1の表面と進退動する前記ローラー6が接触して前記塗布が行われるため衛生的ではなく、装置が複雑で破損も生じ易く、メンテナンスも容易ではないことが懸念される。

概要

本発明の課題は、粘稠物を容器に充填した際に、粘稠物の表面を平坦化する表面処理手法であって、複雑な付属物を準備することなく滑らかに平坦な表面形状に整える表面処理方法とその装置を提供することにある。本発明の充填された粘稠物の表面処理方法は、粘稠物の表面に押圧体の下端面を押し付け、粘稠物の表面形状を平坦に整形する表面処理方法において、粘稠物の表面に押圧体を押圧する前に、前記押圧体の粘稠物と接触する領域に、前記押圧体に非接触形態で液体被膜を形成させることを特徴とする。

目的

本発明の課題は、上記の問題を解決すること、すなわち、粘稠物を容器に充填した後に、粘稠物の表面を平坦化する表面処理手法に関するものであって、複雑な手段を準備することなく、容器に充填された粘稠物の表面を滑らかに平坦な表面形状に整える表面処理方法、並びにその表面処理方法を実現する装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

容器内の粘稠物の表面に押圧体下端面押し付け、粘稠物の表面形状を平坦に整形す表面処理方法において、粘稠物の表面に押圧体を押圧する前に、前記押圧体の粘稠物と接触する領域に、前記押圧体に非接触形態で液体被膜を形成することを特徴とする容器に充填された粘稠物の表面処理方法。

請求項2

容器内の粘稠物の表面に押圧体の下端面を押し付け、粘稠物の表面形状を平坦に整形する表面処理装置において、前記粘稠物の表面に押圧体を押圧する押圧機構を有し、前記押圧体の粘稠物と接触する領域に液体被膜を形成する液体被膜形成手段を備え、且つ、前記押圧体と液体被膜形成手段を接触させずに対峙させる対峙機構を備えることを特徴とする容器に充填された粘稠物の表面処理装置。

請求項3

前記液体被膜形成手段が噴霧機構であることを特徴とする請求項2に記載の容器に充填された粘稠物の表面処理装置。

請求項4

前記対峙機構が、液体被膜形成手段に対して押圧体を揺動させる揺動機構であることを特徴とする請求項2または3に記載の容器に充填された粘稠物の表面処理装置。

請求項5

前記対峙機構が、液体被膜形成手段を押圧体の下方に摺動させる摺動機構であることを特徴とする請求項2または3に記載の容器に充填された粘稠物の表面処理装置。

請求項6

前記対峙機構が、押圧体の下方に固定配置した液体被膜形成手段であることを特徴とする請求項2または3に記載の容器に充填された粘稠物の表面処理装置。

技術分野

0001

本発明は粘稠性のある内容物を容器充填した際に、内容物の表面を平滑に整える処理手法に関する。

背景技術

0002

クリームバターベビーフード味噌畜肉加工品等の粘稠粘性物や粒状或いは薄片状の固形物を含む内容物(以下、これらを含めて粘稠物と称す)を、充填ノズルを介して容器に充填すると、充填ノズルに対応する容器中央部分の粘稠物が盛り上がり周辺部が低くなる。粘稠物は流動性が低いため自然に水平になることもなく、容器中央部分の盛り上がり形態がそのまま残ったり、ツノ凹凸が出来たりする。そして、その状態のまま蓋で密封すると、容器中央部分の粘稠物が蓋裏面に押しつぶされて容器フランジ部に付着し、蓋で密封する際に噛み込みが起こり、密封不良の原因となる。また、開封時には、容器の粘稠物の表面に渦巻き状の波形状が出来たり、開封時にツノや凹凸が残ったりして見栄えを損なう。そこで、従来から充填後の工程で容器に振動を与え、粘稠物を均一化する方法がなされてきた。しかし、この方法は、特に、高粘度の粘稠物には期待する効果を奏しない。一方、食品の表面に、平面形状の整形盤を下降接触させて平坦化する手法が提案されている。(特許文献1参照。)

0003

特許文献1の食品の表面平坦化技術は、図4に示されるように充填機aの充填ノズルから押し出され、容器5内で中央部分が盛り上がり形態となった食品9の表面に整形盤bを下降させ、整形盤bの下端面を、盛り上がり形態となっている食品9の表面に押しつけ表面形状を平坦に整形するというものである。しかしながら、この工程においては、食品9を押圧整形した後、整形盤が上昇し食品9と整形盤bの下端面とを切り離す際に、整形盤bへの付着現象を伴う。特に、食品9が粘稠物の場合には整形盤への付着現象が起こり易く、この結果、粘稠物の表面が粗い状態となったり、或いは、整形盤の下端面に充填された粘稠物が密着状態で容器ごと持ち上げられたりしてしまうことが懸念される。この考案では、整形盤の素材に粘稠物が付着しにくいテフロン登録商標)を採用しているが、前記した問題の基本的な解決手段とはなり得ていない。

0004

また、餅等の粘弾性のある食品類を所定形状に成形された包装容器内に密封した包装食品を作る際に、充填物を包装容器内に充填した後、封緘に先立ち容器内に充填物を均一にならすプレス装置が提案されている。(特許文献2参照。)

0005

特許文献2の容器内の充填物を均一にならすプレス装置は、図1に示されるように、押圧板1の側方離型剤塗布ローラー6を水平方向に進退自在に配置し、押圧板1を上昇させて該ローラー6を押圧板1の下方に導入させ、該押圧板1の表面に接触させて離型剤を塗布し、押圧板1の下降開始に先立って前記ローラー6を退去させた後、押圧板1により餅13の表面をならすというものである。しかしながら、この装置においては、離型剤タンク9内の離型剤が補助ローラー7によって回転する離型剤塗布ローラー6に塗布されるため飛散する恐れがあり、飛散を防止して十分な量の離型剤を塗布するためには低速回転としなければならず、その場合、装置は低稼働状態となってしまう。また、押圧体1の表面への離型剤の塗布は、前記ローラー6の表面に塗布された離型剤の転移によるものであり、このため押圧板1の表面への十分な量の均一な離型剤の塗布が行われず、さらに、押圧体1の表面と進退動する前記ローラー6が接触して前記塗布が行われるため衛生的ではなく、装置が複雑で破損も生じ易く、メンテナンスも容易ではないことが懸念される。

先行技術

0006

実開昭62−25672号公報 「容器詰め食品の製造方法」 昭和62年2月17日公開
実開昭53−60459号公報 「包装餅等のプレス装置」 昭和53年5月23日公開

発明が解決しようとする課題

0007

本発明の課題は、上記の問題を解決すること、すなわち、粘稠物を容器に充填した後に、粘稠物の表面を平坦化する表面処理手法に関するものであって、複雑な手段を準備することなく、容器に充填された粘稠物の表面を滑らかに平坦な表面形状に整える表面処理方法、並びにその表面処理方法を実現する装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

本発明の容器に充填された粘稠物の表面処理方法は、容器内の粘稠物の表面に押圧体の下端面を押し付け、粘稠物の表面形状を平坦に整形する表面処理方法において、粘稠物の表面に押圧体を押圧する前に、前記押圧体の粘稠物と接触する領域に、前記押圧体に非接触形態で液体被膜を形成することを特徴とする。

0009

本発明の容器に充填された粘稠物の表面処理装置は、容器内の粘稠物の表面に押圧体の下端面を押し付け、粘稠物の表面形状を平坦に整形する表面処理装置において、粘稠物の表面に押圧体を押圧する押圧機構を有し、前記押圧体の粘稠物と接触する領域に液体被膜を形成する液体被膜形成手段を備え、且つ、前記押圧体と液体被膜形成手段を接触させずに対峙させる対峙機構を備えることを特徴とする。
また、本発明の表面処理装置の他の形態としては、前記液体被膜形成手段が噴霧機構であることを特徴とする。
また、本発明の表面処理装置の他の形態としては、前記対峙機構が、押圧体を液体被膜形成手段に対して揺動させる揺動機構を備えることを特徴とする。
さらに、本発明の表面処理装置の他の形態としては、前記対峙機構が、液体被膜形成手段を押圧体の下方に摺動させる摺動機構であることを特徴とする。
本発明の表面処理装置の更なる形態としては、前記対峙機構が、押圧体の下方に固定配置した液体被膜形成手段であることを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明の容器に充填された粘稠物の表面処理方法は、押圧体の下端面を粘稠物の表面に押圧する前に、前記押圧体の粘稠物と接触する領域に、前記押圧体に非接触形態で液体被膜を形成させるため、十分な量の液体被膜が均一に形成されて稼働状態が良好となり、また、押圧体の下端面と液体被膜形成手段が接触しないため、衛生的に液体被膜の形成が行われる。そして、粘稠物に押圧体の下端面が接触する際に、両者間に液体被膜が均一に介在する状態で粘稠物の表面が平滑化され、粘稠物であっても押圧体表面への付着が防止され、押圧体と容器に充填された粘稠物がスムーズに切り離される。この結果、粘稠物の表面形状を容易に、平坦、且つ、滑らかに整えることができる。

0011

本発明の容器に充填された粘稠物の表面処理装置は、容器の粘稠物の表面に押圧体の下端面を押し付け、粘稠物の表面形状を平坦に整形する表面処理装置において、前記粘稠物の表面に押圧体を押圧する押圧機構を有し、前記押圧体の粘稠物と接触する領域に液体被膜を形成する液体被膜形成手段を備え、且つ、前記押圧体と液体被膜形成手段を接触させずに対峙させる対峙機構を備えるものであるから、十分な量の液体被膜が形成されて稼働状態が良好となり、また、押圧体の下端面と液体被膜形成手段が接触しないため、衛生的に液体被膜の形成が行われると共に装置の破損も防止され、メンテナンスも容易となる。そして、このように液体被膜を形成させることにより、内容物に押圧体の下端面が接触する際に、両者間に液体被膜が介在する状態で粘稠物の表面が平滑化され粘稠物であっても押圧体表面への付着が防止され、押圧体と容器に充填された粘稠物がスムーズに切り離される。この結果、内容物の表面形状を容易に、平坦、且つ、滑らかに整えることができる。

0012

本発明の容器に充填された粘稠物の表面処理装置は、前記液体被膜形成手段が噴霧機構であることにより、極めて容易に十分な量の均一な液体被膜を押圧体の下端面に衛生的に形成することが出来る。

0013

本発明の容器に充填された粘稠物の表面処理装置は、前記対峙機構を、押圧体を液体被膜形成手段に対して揺動させる揺動機構とすることにより、ライン上に液体被膜を形成する液体の飛散を防止し、ラインのスピードを落とすことなく、極めて容易に、押圧体の下端面に液体被膜を形成して表面処理を行うことが出来る。

0014

本発明の容器に充填された粘稠物の表面処理装置は、前記対峙機構が、液体被膜形成手段を押圧体の下方に摺動させる摺動機構とすることにより、同様に、ラインのスピードを落とすことなく、極めて容易に、押圧体の下端面に液体被膜を形成して表面処理を行うことが出来る。

0015

本発明の容器に充填された粘稠物の表面処理装置は、前記対峙機構を押圧体の下方に固定配置した液体被膜形成手段とすることにより、押圧体が押圧動作をする際に障害と成らず、常に押圧体の下端面に固定配置の形態と出来るので、揺動、摺動を行う駆動機構を必要としない簡単な構成とし、同様に、ラインのスピードを落とすことなく、極めて容易に、押圧体の下端面に液体被膜を形成して表面処理を行うことが出来る。

図面の簡単な説明

0016

本発明の1実施形態での表面処理動作を説明する図である。
本発明の他の実施形態での表面処理動作を説明する図である。
本発明の更なる他の実施形態での表面処理動作を説明する図である。
充填完了後に容器内の粘稠物表面を平滑にする従来技術の説明図である。

実施例

0017

本発明の容器に充填された粘稠物の表面処理方法を説明する。図1を参照して本発明の1実施形態での表面処理動作を説明する。1は押圧体、2は押圧体を粘稠物表面に変位させて押圧する往復動押圧機構のエアシリンダ、3は押圧体を揺動させて後述する液体被膜形成手段に接触させずに対峙させる対峙機構の揺動のためのエアシリンダ、4は押圧体の下端面に液体を噴霧して液体被膜を形成する固定配置された液体被膜形成手段、5は容器、6は容器の上昇を停止するフランジ止め部材、10は容器の嵌合孔を有する搬送コンベア、そして、11は容器に充填された粘稠物である。粘稠物11が充填機の充填ノズルから容器5に充填され、押圧体1の下端面1aを粘稠物11の表面に押し付けて平滑化の表面処理を行う。この押圧体1は、エアシリンダ2の動作によって上部位置に位置し、揺動のためのエアシリンダ3の動作によって容器搬送ラインを外れた位置に揺動される。そして、前記エアシリンダ3は、エアシリンダ2の上部位置で枢着支持されており、押圧体1は振り子のように揺動される。この押圧体1の揺動位置に、該押圧体1の下端面と接触しないように液体被膜形成手段4が固定配置されており、その噴霧口が押圧体1の下端面1aと対峙する時点で液体を噴霧し、霧状に散布された液体は押圧体1の表面に液体被膜を均一に形成する。続いて押圧体1は、エアシリンダ3の動作によって容器搬送ラインの上方位置に戻される。この時、押圧体1の下方位置では、押圧後の押圧体1が上昇を開始した時点から押圧が完了した容器5がコンベア10によって搬送され、粘稠物11が充填された次の容器5がコンベア10によって搬送されて表面処理を行うべく待機している。

0018

次いで、容器5内の粘稠物11の表面に向けて、押圧体1がエアシリンダ2によって下降変位させられ、粘稠物11の表面を押圧する。押圧体の下端面1aは平面または中央が若干膨らんだ緩やかなR形状となっており、粘稠物11の表面を平坦に整形する。そして、この押圧体の下端面1aの部分には、前記したように均一な液体被膜が形成されており、押圧体1の下端面1aの表面に粘稠物11が付着しにくい状態で粘稠物11の平坦化の表面処理が行われる。次いで、押圧体1の押圧による粘稠物11の表面処理を終えた後、前記押圧体1は、エアシリンダ2によって上昇変位させられ、初期位置に戻る。この際、押圧体1の下端面1aの表面が粘稠物11の表面と切り離されるが、両者間に均一な液体被膜が介在しているため、その切り離しはスムーズに行われ、容器に充填された粘稠物11の表面の粗い状態、或いは押圧体1の下端面1aと容器に充填された粘稠物11との密着状態が防止される。
前記した表面処理動作は、順次搬送される粘稠物11が充填された容器に対して実行される。また、この表面処理において、液体被膜の形成に用いる液体は、水、温水エタノール炭酸水、粘稠物に含有される液体、及びこれらの混合液といった、粘稠物に影響を与えない液体が選択される。
尚、前記押圧体1は、ステンレスMCナイロンセラミックPTFE、PPといった、粘稠物と接触しても付着しにくい素材が用いるのが好ましい。
また、液体被膜形成手段4は、微粒化された液体を噴霧できる機構であれば良く、スプレーガン等公知の手段を用いることができる。

0019

図2を参照して本発明の他の実施形態での表面処理動作を説明する。先の実施形態と異なるところは、押圧体1は揺動せず、液体被膜を形成する液体被膜形成手段4を摺動機構によって、押圧体1、容器搬送ラインに対して摺動(進退)自在とする対峙機構を採用した点である。図においては7がその摺動機構となるエアシリンダであり、容器搬送ラインの側方に配置され、液体被膜形成手段4は、そのスピンドル先端取付けられている。該エアシリンダ7の駆動により、押圧体1による粘稠物11の平坦化の表面処理の前に、液体被膜形成手段4は押圧体1の下端面1aの下方位置に、前記押圧体1の下端面と液体被膜形成手段4を接触させずに対峙させるように摺動され、液体噴霧を行って押圧体1の下端面1aに液体被膜を均一に形成し、元の待機位置に摺動される。次に、本実施形態における表面処理を以下に時系列的に説明する。押圧体1が、容器搬送ラインの上方位置(図に示された位置)に引き上げられ、一方、液体被膜形成手段4は、容器搬送ラインの側方(図では破線表示した位置)に待機している。そして、粘稠物11が充填された容器5が搬送されてくる間にエアシリンダ7が駆動し、液体被膜形成手段4が、容器搬送ラインの上方位置に待機する押圧体1の下端面1aの下方位置(図中実線表示の位置)に摺動される。この摺動後、液体被膜形成手段4が押圧体1の下端面1aに向けて液体噴霧を行い、霧状に散布された液体によって、押圧体1の下端面1aの表面に液体被膜が均一に形成される。次いで、液体被膜形成手段4は、液体噴霧を行った後、押圧体1による内容物の表面の平滑化処理の前に、元の破線表示位置に摺動される。

0020

そして、下端面1aに均一に液体被膜が形成された押圧体1は、エアシリンダ2によって粘稠物11の表面に向けて下降変位させられ、粘稠物11の表面を押圧する。押圧体1の下端面1aは平面または中央が若干膨らんだ緩やかなR形状となっており、粘稠物の表面を平坦に整形する。この押圧体1の下端面1aには、前記したように液体被膜が形成されており、押圧体1の下端面1aの表面に内容物が付着しにくい状態で粘稠物11の平坦化を行う表面処理が行われる。次いで、押圧体1の押圧による粘稠物11の表面処理を終えた後、前記押圧体1は、エアシリンダ2によって上昇変位させられ、初期位置に戻る。この押圧体1の下端面1aの表面が粘稠物11の表面と切り離される際には、両者間に液体被膜が介在しているため、その切り離しはスムーズに行われる。前記した表面処理動作は、順次搬送される粘稠物11が充填された容器5に対して実行される。

0021

図3を参照して本発明の更なる他の実施形態での表面処理動作を説明する。先の実施形態と異なるところは、押圧体1の下端面1aの表面に液体被膜を形成する際に、前記した押圧体の揺動機構或いは液体被膜形成手段の摺動機構から成る押圧体と液体被膜形成手段の対峙機構に変えて、前記対峙機構を固定配置したことである。図に示すように、液体被膜形成手段4は容器搬送ライン上に固定配置され、この液体被膜形成手段4には、複数の噴霧口4bを備えたリング細管4aが連結されている。そして、前期液体被膜形成手段4を構成するリング状細管4aの噴霧口4bから噴霧される液体を押圧体1に散布して、押圧体1の下端面1aに液体被膜を均一に形成するため、前記液体皮膜形成手段4の駆動機構を必要としない。また、液体被膜形成手段4に連結したリング状細管4aは、常に押圧体1の下端面1aと容器搬送ラインの間の固定位置に前記押圧体1と接触させずに対峙させて配置され、押圧体1は、その中央領域を通過し、その下降上昇動作の妨げとなることがない。本実施形態による平坦化の表面処理を以下に時系列的に説明する。
前回の表面処理を終えた時点で、押圧体1は容器搬送ラインの上方位置(図に示された位置)に引き上げられている。一方、液体被膜形成手段4のリング状細管4aは、容器搬送ライン上に固定設置されている。そして、粘稠物11が充填された容器が搬送されてくる間に、液体被膜形成手段4に連結されたリング状細管4aの複数の噴霧口4bから、押圧体1の下端面1aに向けて液体噴霧を内側斜め方向に行い、押圧体1の下端面1aの表面に液体被膜が均一に形成される。

0022

そして、下端面1aに均一に液体被膜が形成された押圧体1は、エアシリンダ2によって粘稠物11の表面に向けて下降変位させられ、容器5の粘稠物11の表面を押圧する。この時、押圧体の下端面1aは平面または中央が若干膨らんだ緩やかなR形状となっており、粘稠物11の表面を平坦に整形する。この押圧体1の下端面1aに、前記したように均一な液体被膜が形成されていることにより、押圧体1の下端面1aの表面に粘稠物が付着しにくい状態で粘稠物11の平坦化を行う表面処理が行われる。次いで、押圧体1の押圧による粘稠物11の表面処理を終えた後、前記押圧体1は、エアシリンダ2によって上昇変位させられ、初期位置に戻る。この押圧体1の下端面1aの表面が粘稠物11の表面と切り離される際、両者間には均一な液体被膜が介在しているため、その切り離しはスムーズに行われる。従って、本実施形態では、押圧体1の下端面の表面に液体被膜を形成する際に、押圧体1の揺動、或いは液体被膜形成手段の摺動を行わずに前記液体被膜が均一に形成され、前記した表面処理動作が、順次搬送される粘稠物11が充填された容器5に対して実行される。

0023

1押圧体1a 押圧体の下端面
2,3,7エアシリンダ4液体被膜形成手段
4aリング状細管4b噴霧口
5容器6フランジ止め部材
10コンベア11粘稠物

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