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技術 移動装置および通信方法

出願人 ホアウェイ技術有限公司
発明者 シューシュゴン
出願日 2014年6月12日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2014-121248
公開日 2014年9月4日 (5年0ヶ月経過) 公開番号 2014-161130
状態 特許登録済
技術分野 移動無線通信システム
主要キーワード スペクトル条件 遅延時間値 移動手順 中央ゲートウェイ 初期集合 n領域 音声バースト バッテリー電力
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

ACKNACK信号再送されるVoIPパケット、VoIPパケット、およびSID受信の移動局における電力消費を最小化する。

解決手段

移動局装置における間欠受信動作周期を移動局装置に通知し、基地局装置における下りリンクデータまたは再送下りリンクデータの送信の作動と、上りリンクデータに対するACKまたはNACKの送信の作動が同一の時間区間で行われるように、下りリンク上りリンクスケジューリングを行うことを特徴とする通信ステム

概要

背景

セルラーネットワークは、各々が、セルサイトまたは基地局として知られる、固定された送信器によってサービス提供される多数のセルからなる無線通信システムである。ネットワーク内の各セルサイトは、典型的に、他のセルサイトと重複している。セルラーネットワークの最も一般的な形態は、携帯電話セルフォン)システムである。基地局はセルラー電話交換局または“交換機”に接続され、そして、公衆電話網または他のセルラー会社の交換機に接続される。

第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、広範囲に適用可能な第3世代(3G)携帯電話システムのための仕様を作成する世界的なコンソーシアムである。3GPPの計画は、現在、LTE(Long Term Evolution)という名称のもとに進行中である。3GPP LTEプロジェクトは、将来の要求条件に対応するために、ユニバーサル移動電話システム(UMTS地上波無線アクセス移動電話標準を改善しようとしている。3GPP LTEの目標は、効率を向上させること、コストを低下させること、サービスを向上させること、新たなスペクトル条件活用すること、および、他のオープンスタンダードとのより良い統合を含む。3GPP LTE技術仕様は、非特許文献1および非特許文献2を含む一連の参考文献に記載されている。3GPP LTE(E−UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)およびE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network))の用語において、基地局は“eNode B”(eNB)と呼ばれ、移動端末または移動局は“ユーザ装置”(UE)と呼ばれている。

移動局(UE)は、バッテリー電力を操作することを要求する。E−UTRAおよびE−UTRANの目標の1つは、UEのために電力節約実現性を提供することである。間欠受信(DRX)は移動局のバッテリーを保護するために移動通信において使用される方法である。移動局およびネットワークは、データ伝送が発生する時期をネゴシエーションする。他の時間の間、移動局は受信器ターンオフして省電力状態に入る。

概要

ACKNACK信号再送されるVoIPパケット、VoIPパケット、およびSID受信の移動局における電力消費を最小化する。移動局装置における間欠受信動作周期を移動局装置に通知し、基地局装置における下りリンクデータまたは再送下りリンクデータの送信の作動と、上りリンクデータに対するACKまたはNACKの送信の作動が同一の時間区間で行われるように、下りリンク上りリンクスケジューリングを行うことを特徴とする通信システム。

目的

E−UTRAおよびE−UTRANの目標の1つは、UEのために電力節約の実現性を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

基地局から送信される下りリンクデータを受信して、この下りリンクデータに応答して、基地局に応答メッセージを送信するための手段を備えていて、前記応答メッセージは、下りリンクデータがうまく受信されたかどうかを示していて、更に、前記下りリンクデータがうまく受信されなかった場合に、下りリンクデータが受信された時間の区間から第1の数の時間の区間が過ぎた後に、基地局からの第1の再送によって、下りリンクデータを受信するための手段と、前記第1の再送によって、うまく下りリンクデータを受信した場合に、下りリンクデータの受信を停止するための手段とを備えていることを特徴とする移動装置

請求項2

前記第1の数の時間の区間は、基地局によって送信される情報に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の移動装置。

請求項3

前記第1の数の時間の区間の期間は、ラウンドトリップ時間RTT)に等しいことを特徴とする請求項1に記載の移動装置。

請求項4

前記第1の再送によって、うまく下りリンクデータを受信しなかった場合に、第1の再送からRTT後の基地局からの第2の再送によって、下りリンクデータを受信するための手段を更に備えていることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の移動装置。

請求項5

前記応答メッセージが送信される時間の区間内に、基地局に上りリンクデータを送信するための手段を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の移動装置。

請求項6

各固定の時間の区間の間に送信および/または受信を実行する通信ステムに適用される通信方法において、移動装置が、基地局から送信される下りリンクデータを受信して、この下りリンクデータに応答して、基地局に応答メッセージを送信するステップを有していて、前記応答メッセージは、下りリンクデータがうまく受信されたかどうかを示していて、更に、前記移動装置が、下りリンクデータがうまく受信されなかった場合に、下りリンクデータが受信された時間の区間から第1の数の時間の区間が過ぎた後に、基地局からの第1の再送によって下りリンクデータを受信するステップと、前記移動装置が、第1の再送によって、うまく下りリンクデータを受信した場合に、下りリンクデータの受信を停止するステップとを有していることを特徴とする方法。

請求項7

前記第1の数の時間の区間の期間は、ラウンドトリップ時間(RTT)に等しいことを特徴とする請求項6に記載の方法。

請求項8

前記第1の数の時間の区間の期間は、ラウンドトリップ時間(RTT)に等しいことを特徴とする請求項6に記載の方法。

請求項9

前記第1の再送によって、うまく下りリンクデータを受信しなかった場合に、第1の再送からRTT後の基地局からの第2の再送によって、下りリンクデータを受信するステップを更に有していることを特徴とする請求項6から8のうちのいずれか一項に記載の方法。

請求項10

前記応答メッセージが送信される時間の区間内に、基地局に上りリンクデータを送信するステップを更に有していることを特徴とする請求項6に記載の方法。

技術分野

0001

本発明は、移動局装置基地局装置及び無線通信システムに関する。

背景技術

0002

セルラーネットワークは、各々が、セルサイトまたは基地局として知られる、固定された送信器によってサービス提供される多数のセルからなる無線通信システムである。ネットワーク内の各セルサイトは、典型的に、他のセルサイトと重複している。セルラーネットワークの最も一般的な形態は、携帯電話セルフォン)システムである。基地局はセルラー電話交換局または“交換機”に接続され、そして、公衆電話網または他のセルラー会社の交換機に接続される。

0003

第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、広範囲に適用可能な第3世代(3G)携帯電話システムのための仕様を作成する世界的なコンソーシアムである。3GPPの計画は、現在、LTE(Long Term Evolution)という名称のもとに進行中である。3GPP LTEプロジェクトは、将来の要求条件に対応するために、ユニバーサル移動電話システム(UMTS地上波無線アクセス移動電話標準を改善しようとしている。3GPP LTEの目標は、効率を向上させること、コストを低下させること、サービスを向上させること、新たなスペクトル条件活用すること、および、他のオープンスタンダードとのより良い統合を含む。3GPP LTE技術仕様は、非特許文献1および非特許文献2を含む一連の参考文献に記載されている。3GPP LTE(E−UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)およびE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network))の用語において、基地局は“eNode B”(eNB)と呼ばれ、移動端末または移動局は“ユーザ装置”(UE)と呼ばれている。

0004

移動局(UE)は、バッテリー電力を操作することを要求する。E−UTRAおよびE−UTRANの目標の1つは、UEのために電力節約実現性を提供することである。間欠受信(DRX)は移動局のバッテリーを保護するために移動通信において使用される方法である。移動局およびネットワークは、データ伝送が発生する時期をネゴシエーションする。他の時間の間、移動局は受信器ターンオフして省電力状態に入る。

先行技術

0005

3rd Generation Partnership Project, “Technical Specification Group Radio Access Network; Physical Channels and Modulation (Release 8), 3GPP TS 36.211, V0.4.0”, 2007年2月
3rd Generation Partnership Project, “Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Overall description; Stage 2 (Release 8), 3GPP TS 36.300 V8.1.0”, 2007年6月

発明が解決しようとする課題

0006

3GPPLTEにおいて、移動局は、VoIPデータパケットを送信および受信できなければならない。VoIPのトラフィックパターンは、固定の長さの区間における周期的な小さなデータパケット、および、周期的な無音表示(silence indication(SID))パケットを有する。また、3GPP LTEは、VoIPパケットを送信するために、よく知られた自動再送要求ARQ方式の変形である複合自動再送要求(HARQ)方式を使用する。HARQは、VoIPパケットが受信された、または、受信されなかったことを示すために、肯定応答信号ACK)または否定応答信号(NACK)が、受信器によって送信器に返送されることを要求する。送信器がNACKを受信すると、VoIPパケットが再送される。

0007

特有なVoIPトラフィックパターン、および、ACK/NACK送信およびVoIPパケット再送のための要求条件は、移動局における電力消費を最小化するために、DRXの使用への特別な課題を与える。移動局の受信器は、ACK/NACK信号および再送されるVoIPパケットとともに、周期的なVoIPパケットおよびSIDを受信するためにターンオンされなければならない。必要とされるのは、これらの要求条件を伴う動作を可能とするが電力消費を最小化する、移動局においてDRXを制御するためのシステムおよび方法である。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、VoIPをサポートし、HARQ方式のようなARQ方式を使用する無線通信ネットワークにおいて、移動局において間欠受信(DRX)を制御するための方法およびシステムに関する。移動局は、最初のVoIPトラフィック設定の後に自律的なDRX制御を有し、これは、DRXを制御するために基地局からのシグナリングを必要としないことを意味する。

0009

移動局は、周期的なVoIPパケットおよび周期的なSIDパケットを受信するために受信を作動させ(ターンオンし)、周期的なVoIPパケットおよびSIDパケットの受信の後に受信を停止させる(ターンオフする)。移動局がVoIPパケットの受信に成功しなかったことを示す否定応答信号(NACK)を送信すると、移動局は、基地局からのVoIPパケットの1番目の再送を受信できるように、予め定められた遅延時間の後に自律的にターンオンする。ここで、予め定められた遅延時間は、基地局がNACKを処理し、再送のためのVoIPパケットを準備する時間に関係する。移動局が1番目の再送の受信に成功しなかったことを示す2番目のNACKを送信すると、移動局は、基地局からVoIPパケットの2番目の再送を受信できるように、最近の受信の後の予め定められたラウンドトリップ時間RTT)で自律的にターンオンする。ここで、RTTは、VoIPパケットが送信され、NACKが受信され、VoIPパケットが再送される最小の可能な時間である。予め定められた遅延時間およびRTTを表わす値は移動局内に記憶される。移動局がVoIPパケットを基地局に送信または再送するとき、受信が停止されるが、基地局からのACKまたはNACKを受信できるように予め定められた遅延時間の後に、受信は自律的に作動される。

0010

予め定められた遅延時間は、例えばUL送信がDL送信の前に予め定められた遅延時間を生じさせて、移動局からの上りリンク(UL)送信および基地局からの下りリンク(DL)送信を調整するために使用することが可能である。この調整の結果は、VoIPパケットが基地局による送信のためにスケジュールされるとき、基地局によってACK/NACKが送信されることが要求されるならば、VoIPパケットおよびACK/NACKが同じ送信時間区間(TTI)において基地局によって送信される、ということである。これは、移動局がVoIPパケットを受信するために別個に受信を作動(ターンオン)させなければならないことを回避し、結果として移動局における電力節約となる。

0011

本発明の特徴および効果のより十分な理解のために、添付図面とともに続く詳細な説明を参照すべきである。

図面の簡単な説明

0012

3GPPLTEE−UTRANによって提案されているような無線通信システムの図であり、3つのeNB(基地局)および5つのUE(移動局)を表わす。
典型的なeNBおよび典型的なUEの制御プレーンのためのプロトコルスタックの一部の図である。
無線通信ネットワークにおける双方向VoIP通信についての典型的なトラフィックパターンの図である。
本発明による双方向VoIP通信の図であり、下りリンク(DL)送信に先立つ上りリンク(UL)送信が予め定められた遅延時間を生じさせる、ULおよびDL送信の調整を表わす。
本発明による双方向VoIP通信の図であり、上りリンク(UL)送信に先立つ下りリンク(DL)送信が予め定められた遅延時間を生じさせる、ULおよびDL送信の調整を表わす。

実施例

0013

本発明は、無線通信ネットワーク、特にE−UTRAおよびE−UTRANに基づくネットワークにおける移動局による間欠受信(DRX)に関する。DRXは、ネットワーク内で伝送されるデータの特性を利用し、UEの限られたバッテリー寿命を保護するために使用される。E−UTRAおよびE−UTRANに関して説明するが、本発明は、他のネットワークおよび他の仕様または標準に適用可能である。

0014

一般に、UEによって適用される、DRX周期またはサイクルのようなDRXパラメータは、インバンドシグナリングを介して送信することが可能であり、インバンドシグナリングはレイヤ2(L2)データユニットまたはプロトコルデータユニットを介する。どのDRXパラメータが適用されるかの表示は、ヘッダフォーマットの一部として含まれ、ペイロードの一部とし、かつ/または、両方とすることが可能である。ここで説明するDRXの処理および特徴は、例えばE−UTRAおよびE−UTRANを含む3GPPLTEによって定義されているような既存のDRX処理を置換するのでなく拡張するように設計される。

0015

図1は、3GPPLTEE−UTRANによって提案されているような無線通信システム100の図である。このシステムは複数のeNB(基地局)152、156、158、および、携帯電話または端末のような複数のUE(携帯電話または端末)104、108、112、118、122を含む。eNB・152、156、158は、リンク142、146、148を介して互いに接続され、公衆電話網へのシステムの接続を提供する(図示しない)中央ゲートウェイに接続される。

0016

eNB・152、156、158は、UEに対してE−UTRAのユーザプレーンおよび制御プレーンのプロトコル終端を提供する。eNBは、セルにデータを送信し、セルからデータを受信するように構成された装置である。一般に、eNBは、セルとも呼ばれる、特定の地理的な領域を覆う、無線インタフェースを通した実際の通信を処理する。セクタリングに応じて、1つのeNBによって1つまたは複数のセルがサービス提供され、従って、1つのeNBは、UEがどこに位置するかに応じて、1つまたは複数の移動局(UE)をサポートすることが可能である。

0017

eNB・152、156、158はいくつかの機能を実行することが可能であり、これは、限定しないが、無線リソース管理無線ベアラ制御、無線受付制御、接続移動制御、動的リソース割当またはスケジューリング、および/または、ページングメッセージおよびブロードキャスト情報のスケジューリングおよび送信を含みうる。また、各々のeNB・152、156、158は、そのeNBによって管理される各々のUEについての、初期集合を含むDRXパラメータの集合を決定および/または定義するとともに、そのようなDRXパラメータを送信するように構成される。

0018

図1の例において、3つのeNB・152、156、158が存在する。1番目のeNB・152は、サービスおよび接続を提供することを含め、3つのUE・104、108、112を管理する。もう1つのeNB・158は、2つのUE・118、122を管理する。UEの例は、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、コンピュータ、および、移動通信システム100と通信するように構成された他の機器を含む。

0019

eNB・152、156、158は、3GPPLTEで定義されているX2インタフェースを介し、リンク142、146、148を介して互いに通信することが可能である。また、各eNBは、図示しないMME(Mobile Management Entity)および/またはSAE(System Architecture Evolution)ゲートウェイと通信することが可能である。MME/SAEゲートウェイとeNBの間の通信は、3GPP LTEのうちのEvolved Packet Core仕様で定義されているS1インタフェースを介する。

0020

図2は、典型的なeNB・210および典型的なUE・240の制御プレーンのためのプロトコルスタックの一部の図である。eNB・210およびUE・240は、それぞれ、典型的に、(図示しない)専用プロセッサおよび/またはマイクロプロセッサ、および、(図示しない)結合されたメモリを含む。プロトコルスタックは、eNB・210とUE・240の間の無線インタフェースアーキテクチャを与える。制御プレーンは、一般に、物理(PHY)レイヤ220、230を有するレイヤ1(L1)スタック媒体アクセス制御(MAC)レイヤ218、228および無線リンク制御(RLC)レイヤ216、226を有するレイヤ2(L2)スタック、および、無線リソース制御(RRC)レイヤ214、224を有するレイヤ3(L3)スタックを含む。E−UTRAおよびE−UTRANにおいてパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)レイヤと呼ばれる図示しないもう1つのレイヤが存在する。制御プレーンにPDCPレイヤを含めることは、3GPPによってまだ決定されていない。PDCPレイヤは、L2プロトコルスタックと考えられる傾向がある。

0021

RRCレイヤ214、224は、UEとE−UTRANの間のL3の制御プレーンシグナリングを処理し、接続の確立および開放システム情報ブロードキャスト、無線ベアラの確立/再設定および開放、RRC接続移動手順ページング通知および開放、および、外部ループ電力制御のための機能を実行するL3無線インタフェースである。また、RRCレイヤは、RRC接続管理を提供するとともに、eNB・210からUE・240にDRXパラメータを伝送する。UEによって適用されるDRX周期(またはサイクル)は、典型的に、適切な時間区間において、データがeNBによって送信され、UEによって受信されることを確実にする、eNB側における間欠送信(DTX)周期と関係する。

0022

RLC・216、226は、透過的な、肯定応答されない、および、肯定応答されるデータ伝送サービスを提供するように構成されたL2無線インタフェースである。MACレイヤ218、228は、論理チャネル上の肯定応答されないデータ伝送サービス、および、伝送チャネルへのアクセスを提供する無線インタフェースレイヤである。また、MACレイヤ218、228は、典型的に、論理チャネルと伝送チャネルの間のマッピングを提供するように構成される。

0023

PHYレイヤ220、230は、MAC・218、228、および、より上位の他のレイヤ216、214、226、224に情報伝送サービスを提供する。典型的に、PHYレイヤの伝送サービスは、その伝送方法によって表現される。さらに、PHYレイヤ220、230は、典型的に、複数の制御チャネルを提供するように構成される。UE・240は、この制御チャネルの集合を監視するように構成される。さらに、図示されているように、各レイヤは、互換性のあるレイヤ244、248、252、256と通信する。各レイヤの仕様および機能は、3GPPLTE仕様書に詳細に記載されている。

0024

3GPPLTEにおいて、VoIPは音声データを伝達するために使用され、これは移動局のために最も重要なアプリケーションである。AMR(adaptive multi-rate)のような先進的音声符号化復号化コーデック)方式によって生成される(20ミリ秒ごとの1つの固定の長さの区間での)周期的な小さなデータパケット、および、周期的な無音表示(SID)パケットの使用を含む、VoIPトラフィックパターンのある特有な特徴が存在する。AMRは、音声符号化のために最適化されたオーディオデータ圧縮方式であり、3GPPによって標準音声コーデックとして採用された。AMRは、160ミリ秒ごとにSIDパケットを生成する。

0025

また、3GPPLTEは、VoIPパケットを送信するために複合自動再送要求(HARQ)方式を使用する。HARQは、よく知られた自動再送要求(ARQ)方式の変形であり、受信器がデータパケットを正しく受信したことを示すために、受信器によって送信器に肯定応答信号が送信される。HARQは、データパケットおよび(巡回冗長検査CRCのような)誤り検出情報を、送信前に(リードソロモン符号のような)誤り訂正符号とともに符号化することによって、前方誤り訂正とARQを組み合わせる。符号化されたデータパケットが受信されると、受信器は、まず、誤り訂正符号を復号化する。チャネル品質が十分良好ならば、全ての伝送誤り訂正可能であり、受信器は正しいパケットを取得することができるので、受信器は送信器に肯定応答信号(ACK)を送信する。チャネル品質が悪く、全ての伝送誤りを訂正することができないならば、受信器は誤り検出符号を用いてこの状況を検出し、受信した符号化データパケット廃棄される。そして、受信器から送信器に否定応答信号(NACK)が送信され、結果として送信器によるデータパケットの再送となる。3GPP LTEの提案において、上りリンク(UL)HARQ再送は同期式であるが、下りリンク(DL)HARQ再送は非同期式である。

0026

移動局(UE)における電力節約のために、VoIPの間にDRXを使用可能であることが重要である。1つの提案は、VoIPパケットの20ミリ秒の固定の長さの区間に対応する20ミリ秒の固定の長さのDRXサイクルを使用することである。しかし、このアプローチは、特有なVoIPトラフィックパターンを十分に活用していない。本発明において、双方向のVoIPトラフィックの特性、および、ULおよびDLパケットと、HARQによって要求されるULおよびDLACK/NACK送信との間の交信を考慮することによってDRXが最適化される。

0027

図3は、双方向VoIP通信についての典型的なトラフィックパターンを表わす。双方向音声通信のために、一方が話しているとき、他方は聞いていることが一般的である。従って、例えば、UL無音区間と同時に、時々有音部(talkspurts)”と呼ばれる、DL音声バーストが発生する。これは、DL有音部の間にDLVoIPパケットを受信するために、かつ、UL VoIPパケットに応答して送信されるDLACK/NACK信号がDL無音区間の間に送信されても受信するために、UEが受信のために作動させられ、すなわち、“ウェイクアップ”する必要があることを意味する。

0028

図3に表わされているように、各々の方向(DLおよびUL)において、有音部および無音区間が存在する。音声コーデックは、有音部の間、20ミリ秒ごとに1回、VoIPパケットを送信し、無音区間の間、160ミリ秒ごとに1回、SIDパケットを送信する。典型的なDL VoIPパケット301によって表わされているように、1つの送信時間区間(TTI)内に各々のVoIPパケットが発生する。図3の例において、TTIは1ミリ秒なので、VoIPパケット間の固定の長さの区間は20TTIである。各々のDL VoIPパケットに、UL肯定応答信号(ACK)または否定応答信号(NACK)が続き、これらは、それぞれ、DL VoIPパケットの受信が成功したか否かを示す。例えば、VoIPパケット301のDL送信にUL ACK・302が続く。同様に、VoIPパケット401のUL送信にDL ACK・402が続く。

0029

また、図3は、ULおよびDL無音区間、および、それらに対応するULおよびDL SIDを表わす。UL SID・450は、UL SID・450の後に160ミリ秒より短くて発生するULVoIPパケット401が続くので、前のUL無音区間から一番後のSIDである。UL SID・452は、UL有音部に続く最初のSIDであり、UL無音区間の開始を示す。同様に、DL SID・350はDL無音区間の開始を示し、160ミリ秒後にDL SID・352が続く。DL SID・354は、DL SID・354の後に160ミリ秒より短くて発生するDL VoIPパケット311が続くので、このDL無音区間から一番後のSIDである。

0030

図4および図5は、図3に表わされたスケールから拡大された時間スケールで本発明の態様を表わす。HARQラウンドトリップ時間(RTT)は、VoIPパケットが送信され、NACKが受信され、パケットが再送されるために最小の可能な時間である。これは、図4において、ULパケット431、DL NACK・432、再送されるULパケット433として表わされている。この例において、HARQ RTTは6ミリ秒と仮定される。また、基地局(eNB)の処理時間は、eNBが、NACKが受信された後にそれを処理し、再送のためのVoIPパケットを準備するために必要な時間である。この例において、それは2ミリ秒と仮定される。これは、図4において、UL NACK・336およびDLパケット337について表わされている。DLパケット337の再送まで、UL NACK・336を含むTTIの終わりに続く2ミリ秒(2TTI)の処理時間が存在する。従って、UL NACK送信の開始からDLパケット337の再送までの時間は3ミリ秒であり、これはeNBの遅延に対応する第1の遅延時間と呼ぶ。同様に、DL NACK・432、および、ULパケット433の再送によって表わされているように、UEの処理時間は2ミリ秒と仮定され、合計のUE遅延時間は3ミリ秒であり、これは第2の遅延時間と呼ぶ。この例において、第1(eNB遅延)および第2(UE遅延)の予め定められた遅延時間は同じであり、すなわち、3ミリ秒である。

0031

VoIP送信の開始に先立って、eNBはVoIPが到来することをUEに通知し、図4に表わされているように、固定の長さの20ミリ秒の区間におけるDLパケット321、335、および、同じ固定の長さの20ミリ秒の区間における対応する“RX On”領域521、535によって、DRXサイクルがVoIPパケット区間として設定される。VoIPパケット区間およびDRXサイクルのための20ミリ秒の値は3GPPLTEによって確定された値であるが、本発明は、他の区間、例えば、10ミリ秒のVoIP区間およびDRXサイクルに十分に適用可能である。しかし、本発明において、DLパケット再送およびDLACK/NACKのために、eNBとUEの間でシグナリングが必要とされず、DRX遷移(RX On/RX Off)の制御はUEによって自律的に実行される。UEは局所的に有する情報に基づいて受信を作動させる(図4および図5におけるRX On)。この情報は、eNB遅延時間およびHARQRTTであり、これらはDRXの自律的な制御を可能とするためにUE内に記憶される。UEのメモリ内の記憶のために、典型的に、eNBのRRCレイヤ214からUEのRRCレイヤ224へのRRCシグナリングによって(図2)、eNBがUEに遅延時間値を送信することが可能である。その代わりに、遅延時間値は、固定の標準値とし、従ってUEのメモリ内に事前に記憶されることが可能である。

0032

DLパケットが送信された後、UEによる受信が停止される(図4および図5のRX Off)。これは、図4において、すぐ後にRX Offが続くRX On領域521においてUE受信が作動される間のDLパケット321によって表わされている。UEがDLパケットに対してNACKを送信するならば、図4にNACK336によって表わされているように、UE受信は既に停止されている(RX Off)。しかし、NACKの送信の後、eNB遅延時間に等しい時間区間においてDLパケットの1番目の再送を受信するためにUE受信が作動される。これは、図4において、NACK336からRX On領域537までの3ミリ秒の時間として表わされている。再送されるDLパケット337の受信のために領域537においてUEは受信を作動させる。しかし、DLパケット337の再送の後に2番目のNACK338が存在するならば、DLHARQは非同期式なので、2番目のDL再送339はHARQRTTの後、いつでも発生しうる。従って、UEは、1番目のDL再送337の後にRTTに等しい時間区間で、領域539において受信を作動させ(RX On)、受信は2番目の再送の受信まで作動し続ける。図4のこの例において、2番目のDL再送339は、1番目のDL再送337の後、7ミリ秒で発生する。従って、本発明は、非同期式HARQDL送信についての3GPPLTEの提案のために自律的なDRX制御を可能とするが、HARQ DL送信が同期式ならば十分に適用可能である。3GPP LTEにおいてVoIPのただ2つのHARQ再送が存在し、2番目の再送が失敗すると、パケットのさらなる再送は存在しない。

0033

本発明の一態様は、VoIPパケットが送信のためにスケジュールされるときACK/NACKが送信されることが要求されるならば、VoIPパケットおよびACK/NACKは同じTTIにおいて送信される。この一例は、図5において、DLパケット351に応答するACK・352と同じTTIにおいて送信されるUL VoIP・455によって表わされている。VoIPパケットと同じTTIにおけるACK/NACKの送信は、eNB遅延時間(図4)およびUE遅延時間(図5)についての既知の値を使用して、図4および図5に表わされているようなやり方でのULおよびDL送信の特別な調整の結果である。

0034

まず図4を参照すると、DLパケット321に先立つ2ミリ秒で発生するUL SID・481によって表わされているように、UL送信はDL送信の前の2ミリ秒で発生する。(この例において2TTIである)この2ミリ秒は、eNB遅延時間に対応し、上述したように、UEによって局所的に知られている。DLACK・482を受信するために、UL SID・481の後の2ミリ秒で、UEは受信を作動させる(RX On)。UEは受信を作動させたので、そして、UL送信とのこの2ミリ秒のシフトによってDL送信が調整されているので、DLパケット321は、ACK・482と同じTTIで受信される。ULHARQは同期式であるので、これらの2つのDL送信(DLパケットおよびDL ACK/NACK)は常に同じTTIで発生する。これは、UEが、DLパケットを受信するために別個に受信を作動させなければならないことを回避し、結果としてUEにおける電力節約となる。eNB遅延時間に対応するこのシフトによるDLおよびUL送信の調整は、VoIPトラフィック設定の時にこの調整に従って送信をスケジュールすることによって、eNBによって実行することができる。

0035

次に図5を参照すると、UL SID・471に先立つ2ミリ秒で発生するDLパケット381によって表わされているように、DL送信はUL送信の前の2ミリ秒で発生する。(この例において2TTIである)この2ミリ秒は、UE遅延時間に対応し、UEによって局所的に知られている。これは、ULパケット463、および、DLパケット361に応答するUL NACK・362によって表わされているように、ULパケットがUL ACK/NACKと同じTTIで送信されることを可能とする。また、DL再送がHARQRTT内で送信されるならば、この2ミリ秒の調整は、DL ACK/NACKと同じTTIでDLパケット再送が送信されることを可能とする。これは、DL再送パケット363、および、ULパケット463に応答するDL ACK・462によって表わされている。

0036

大きな非VoIPデータパケット、例えば制御情報のために使用されるシグナリングパケットがeNBによって送信される、多くはない場合が存在しうる。そのような場合、これらのデータパケットは1つのTTI内で送信できないので、制御情報を受信するために、上述したUEの自律的なDRX制御を一時的に停止する必要がある。

0037

上述したように、基地局(eNB)および移動局(UE)は、専用プロセッサおよび/またはマイクロプロセッサ、および、結合されたメモリを有する。従って、上述した方法は、基地局または移動局のメモリ内に記憶されたソフトウェアモジュールまたは実行可能なコードの構成部分実装することが可能である。専用プロセッサおよび/またはマイクロプロセッサは、本発明の方法を実行するためにメモリ内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算および算術演算を実行する。

0038

本発明は、周期的なパケットによって特徴付けられるトラフィックパターンを有するVoIPについて上述したが、トラフィックパターンが小さな周期的なパケットによって特徴付けられる、VoIP以外の応用に十分に適用可能である。また、本発明は、IEEE802.16m標準に基づくような他の無線通信ネットワークに適用可能である。

0039

本発明は好ましい実施形態を参照して表わされ、説明されたが、この技術分野の当業者は、本発明の思想および範囲を逸脱することなく形態および細部に様々な変更を行うことが可能であることを理解する。従って、開示された発明は単に例として解釈され、添付の特許請求の範囲に規定された範囲のみにおいて限定される。

0040

100 ・・・無線通信システム
104、108、112、118、122、240 ・・・移動局
142、146、148 ・・・リンク
152、156、158、210 ・・・基地局
214、224 ・・・無線リソース制御レイヤ
216、226 ・・・無線リンク制御レイヤ
218、228 ・・・媒体アクセス制御レイヤ
220、230 ・・・物理レイヤ
301、401 ・・・ VoIPパケット

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