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技術 建具

出願人 YKKAP株式会社
発明者 松村心互小石恵
出願日 2013年2月7日 (7年5ヶ月経過) 出願番号 2013-022499
公開日 2014年8月25日 (5年10ヶ月経過) 公開番号 2014-152509
状態 特許登録済
技術分野 伸縮扉、および回転扉 ウイング用の支持装置 戸・窓の密封・換気・特殊装置
主要キーワード 移動扉 円弧状外周面 シール固定 押出成形部材 浴室内外 連結部側 固定部側 召合框
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年8月25日)のものです。
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図面 (7)

課題

より優れたシール性を備えた建具を提供する。

解決手段

2つの空間を連通する開口を形成する枠体と、前記枠体に回動自在に支持されて前記開口を開閉可能な少なくとも1枚のパネル体と、前記枠体と前記パネル体の間をシール弾性を有するシール部材と、を備え、前記パネル体が、前記2つの空間のうちの一方の空間側に突出するように回動して前記開口が開かれ、前記枠体と前記パネル体のうちのいずれか一方が、前記パネル体の回動中心に対して前記2つの空間のうちの他方の空間側にて前記シール部材と係合する突起を有し、前記シール部材は、前記枠体と前記パネル体のうちの他方に、前記突起に対して前記他方の空間側に固定され、前記開口を閉じたときに前記突起に対して前記一方の空間側にて前記突起と当接する。

概要

背景

枠体が形成する開口を開閉可能なパネル体を備えた建具としては、例えば、ドア枠の開口部を開閉するドアヒンジによって回動自在に支持された建具が知られている。このような建具の中には、ドア枠の縦枠に、ドアの縦框をなす円弧状外周面弾性接触するシール部材が設けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。

概要

より優れたシール性を備えた建具を提供する。2つの空間を連通する開口を形成する枠体と、前記枠体に回動自在に支持されて前記開口を開閉可能な少なくとも1枚のパネル体と、前記枠体と前記パネル体の間をシール弾性を有するシール部材と、を備え、前記パネル体が、前記2つの空間のうちの一方の空間側に突出するように回動して前記開口が開かれ、前記枠体と前記パネル体のうちのいずれか一方が、前記パネル体の回動中心に対して前記2つの空間のうちの他方の空間側にて前記シール部材と係合する突起を有し、前記シール部材は、前記枠体と前記パネル体のうちの他方に、前記突起に対して前記他方の空間側に固定され、前記開口を閉じたときに前記突起に対して前記一方の空間側にて前記突起と当接する。

目的

本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

2つの空間を連通する開口を形成する枠体と、前記枠体に回動自在に支持されて前記開口を開閉可能な少なくとも1枚のパネル体と、前記枠体と前記パネル体の間をシール弾性を有するシール部材と、を備え、前記パネル体が、前記2つの空間のうちの一方の空間側に突出するように回動して前記開口が開かれ、前記枠体と前記パネル体のうちのいずれか一方が、前記パネル体の回動中心に対して前記2つの空間のうちの他方の空間側にて前記シール部材と係合する突起を有し、前記シール部材は、前記枠体と前記パネル体のうちの他方に、前記突起に対して前記他方の空間側に固定され、前記開口を閉じたときに前記突起に対して前記一方の空間側にて前記突起と当接することを特徴とする建具

請求項2

請求項1に記載の建具であって、前記開口を閉じたときに、前記シール部材は当該シール部材の固定部から離れる方向に前記突起により付勢されつつ係合することを特徴とする建具。

請求項3

請求項1または請求項2に記載の建具であって、前記枠体は、前記開口を閉じたときの前記枠体と前記パネル体との間隙見付け方向の幅より広い幅を有して前記開口の中央側に突出する突出片を、前記パネル体の前記他方の空間側に備え、前記シール部材は、前記突出片の先端側に固定されて見込み方向に延出された延出部を有し、見付け方向において前記延出部より、前記突出片が設けられている前記枠体側にて前記突起と係合することを特徴とする建具。

請求項4

請求項3に記載の建具であって、前記シール部材は、前記突起と係合する係合部と、前記係合部と前記延出部との間に、前記突起を有する部材の表面に当接される表面当接部と、を有していることを特徴とする建具。

請求項5

請求項4に記載の建具であって、前記表面当接部は、前記延出部の側部に設けられており、前記延出部の先端は、前記表面当接部より前記開口の中央側にて前記突起を有する部材の表面に当接されていることを特徴とする建具。

請求項6

請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の建具であって、前記シール部材の、前記突出片に固定されている部位は、当該シール部材の他の部位より、硬質であることを特徴とする建具。

技術分野

0001

本発明は、枠体が形成する開口を開閉可能なパネル体を備えた建具に関する。

背景技術

0002

枠体が形成する開口を開閉可能なパネル体を備えた建具としては、例えば、ドア枠の開口部を開閉するドアヒンジによって回動自在に支持された建具が知られている。このような建具の中には、ドア枠の縦枠に、ドアの縦框をなす円弧状外周面弾性接触するシール部材が設けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2003−269055号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記のような建具のシール部材は、当該シール部材が備える弾性によりドアの円弧状外周面に常に押圧されるような状態にて接触されている。このため、経時変化により、シール部材にへたり塑性変形が生じる場合があり、シール部材がドアの円弧状外周面から離れてしまうことによりシール性が低下するおそれがある。また、建具が浴室出入口に用いられる場合には、浴室内外の温度差によりドアに反りが生じることにより、シール部材とドアの円弧状外周面とがさらに離れて隙間が生じ、シール性が更に低下してしまうおそれがあるという課題がある。

0005

本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、より優れたシール性を備えた建具を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

かかる目的を達成するために本発明の建具は、2つの空間を連通する開口を形成する枠体と、前記枠体に回動自在に支持されて前記開口を開閉可能な少なくとも1枚のパネル体と、前記枠体と前記パネル体の間をシールし弾性を有するシール部材と、を備え、前記パネル体が、前記2つの空間のうちの一方の空間側に突出するように回動して前記開口が開かれ、前記枠体と前記パネル体のうちのいずれか一方が、前記パネル体の回動中心に対して前記2つの空間のうちの他方の空間側にて前記シール部材と係合する突起を有し、前記シール部材は、前記枠体と前記パネル体のうちの他方に、前記突起に対して前記他方の空間側に固定され、前記開口を閉じたときに前記突起に対して前記一方の空間側にて前記突起と当接することを特徴とする建具である。
このような建具によれば、枠体とパネル体のうちのいずれか一方に設けられた突起と他方に設けられたシール部材とが、開口を開く際にパネル体が回動して突出する一方の空間側と、回動中心に対して反対の他方の空間側にて係合するので、シール部材または突起はパネル体が回動される際に枠体とパネル体との間から離れる方向に移動する。すなわち、シール部材または突起は枠体とパネル体との間には入り込まないので、枠体とパネル体の間をより狭く配置することが可能である。

0007

また、シール部材は、突起に対して、2つの空間のうちの他方の空間側に固定され、開口を閉じたときに、突起に対して2つの空間のうちの一方の空間側にて突起と当接するので、単に枠体またはパネル体に接触しているだけでなく、突起に対して一方の空間側に固定されて他方の空間側にて突起に当接される。すなわち、シール部材は、突起に対して他方の空間側から一方の空間側に回り込むように配置されて当接されるので、たとえ経時変化等によりシール部材にへたりや変形が生じても枠体またはパネル体から離れにくい。よって、より優れたシール性を備えた建具を提供することが可能である。

0008

かかる建具であって、前記開口を閉じたときに、前記シール部材は当該シール部材の固定部から離れる方向に前記突起により付勢されつつ係合することが望ましい。
このような建具によれば、開口を閉じたときには、シール部材の固定部から離れる方向にシール部材は突起により付勢されつつ係合されているので、開口が閉じられた状態では、突起によりシール部材が引っ張られるように付勢されて係合されている。このため、より確実に係合されるのでより高いシール性を備えることが可能である。また、開口を閉じた状態では、シール部材が突起と係合して引っ張られた状態が維持されているので、シール部材に突起が設けられている部材から離れる方向に変形が生じることを抑えることが可能である。

0009

かかる建具であって、前記枠体は、前記開口を閉じたときの前記枠体と前記パネル体との間隙見付け方向の幅より広い幅を有して前記開口の中央側に突出する突出片を、前記パネル体の前記他方の空間側に備え、前記シール部材は、前記突出片の先端側に固定されて見込み方向に延出された延出部を有し、見付け方向において前記延出部より、前記突出片が設けられている前記枠体側にて前記突起と係合することが望ましい。
枠体に回動自在に支持されたパネル体と枠体との間には、パネル体が回動する際に摩耗しないように間隙が設けられている場合があるが、上記の建具によれば、枠体に設けられた、枠体とパネル体との間隙の幅より広い幅に突出する突出片の先端側にシール部材が固定されているので、枠体とパネル体との間をより確実にシールすることが可能である。また、シール部材の見込み方向に延出された延出部より枠体側にてシール部材が突起と係合するので、シール部材はより確実に引っ張られた状態にて係合される。このため、開口を閉じたときに、より高いシール性を備える建具を提供することが可能である。

0010

かかる建具であって、前記シール部材は、前記突起と係合する係合部と、前記係合部と前記延出部との間に、前記突起を有する部材の表面に当接される表面当接部と、を有していることが望ましい。
このような建具によれば、シール部材が固定部側の延出部と、突起と係合される係合部との間に突起を有する部材の表面に当接される表面当接部を有しているので、シール部材は単に突起と係合しているだけでなく、表面当接部にてもシールする。このため、より高いシール性を備えることが可能である。

0011

かかる建具であって、前記表面当接部は、前記延出部の側部に設けられており、前記延出部の先端は、前記表面当接部より前記開口の中央側にて前記突起を有する部材の表面に当接されていることが望ましい。
このような建具によれば、シール部材は、係合部および表面当接部とは別に、延出部の先端が、表面当接部より開口の中央側にて突起を有する部材の表面に当接されるので、更に高いシール性を備えることが可能である。

0012

かかる建具であって、前記シール部材の、前記突出片に固定されている部位は、当該シール部材の他の部位より、硬質であることが望ましい。
このような建具によれば、突出片に固定されている部位は他の部位より硬質なので、より確実に固定することが可能であり、他の部位は固定されている部位より軟質なので、突起と係合する係合部、外周面に当接する表面当接部など、係合及び当接される部位に沿わせてより確実に当接させてシール性を向上させることが可能である。

発明の効果

0013

本発明によれば、より優れたシール性を備えた建具を提供することが可能である。

図面の簡単な説明

0014

本実施形態に係る建具の外観図である。
本実施形態に係る建具の横断面図である。
折戸の開閉時におけるシール部材の状態を示す横断面図である。
シール部材の第1変形例を示す横断面図である。
シール部材の第2変形例を示す横断面図である。
シール部材の第3変形例を示す横断面図である。

実施例

0015

以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。

0016

本実施形態の建具1は、図1に示すように、2つの空間としての浴室と脱衣室との境界に設けられ、浴室と脱衣室とを仕切るパネル体としての折戸22を備えた浴室用の建具1を例に挙げて説明する。

0017

以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の浴室用の建具1を脱衣室側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。また、浴室用の建具1が備える各部材は、単体として説明する場合であっても、建物等に取り付けられた状態で上下方向、見付け方向、見込み方向等となる方向にて方向を特定して説明する。

0018

本実施形態の建具1は、枠体13と、枠体13内に装着され、蝶番等で折り畳み自在に連結されたパネル体としての2枚の扉14、15を有する折戸22と、を有している。本実施形態では、図1において左側に位置する扉が吊元扉14をなし、右側に位置する扉が移動扉15をなしている。

0019

吊元扉14及び移動扉15はそれぞれ、透光性を有する樹脂製やガラス製の面材23を有している。吊元扉14は、面材23を囲むように上框17及び下框18の両端部側に吊元21と縦中框20とが配置されて矩形状に框組みされている。また、移動扉15は面材23を囲むように上框17及び下框18の両端部側に戸先框19と縦中框20とが配置されて矩形状に框組みされている。

0020

吊元扉14は、吊元框21が枠体13に回動中心Oにて回動自在に支持され、吊元側と反対側の連結部側浴室側に移動することにより折戸22が畳まれて開口が開かれるように構成されている。このため、浴室と脱衣室の2つの空間のうちの、開口を開く際にパネル体が回動して突出する、一方の空間側は、浴室側に相当し、他方の空間側は、脱衣室側に相当する。

0021

戸先框19と吊元框21とには、図2、に示すように、外周面に上下方向における全域にわたって、戸先框19と吊元框21が各々対向する枠体13側に突出する突起19a、21aが設けられている。突起19a、21aは、戸先框19及び吊元框21の外周面19b、21bに、回動中心Oに対して脱衣室側に、外周面19b、21bから縦中框20側であって僅かに脱衣室側に向かって凹部19c、21cが形成されることにより、凹部19c、21cの脱衣室側の縁が突起19a、21aをなしている。このため、突起19a、21aは、外周面19b、21bに沿って設けられている。

0022

枠体13は、浴室と脱衣室とを連通する開口13aを形成し、開口13aの上方に位置する上枠10と、開口13aの下側に位置する下枠11と、開口13aの見付け方向における両側に配置され、前述した戸先框19と吊元框21が各々対向する左右の縦枠12とが矩形状に枠組みされている。上枠10、下枠11、左右の縦枠12は、いずれも押出成形部材であり、矩形状に形成された際に開口13aの内周側にシール部材30が開口13aを囲むように設けられている。本実施形態においては、吊元扉14と左の縦枠12との間、及び、移動扉15と右の縦枠との間にそれぞれ設けられたシール部材30を示しているが、上下のシール部材は図示していない。

0023

左右の縦枠12には、見込み方向に沿う面を形成する枠壁部12aから見付け方向において開口13aの中央側に突出し、折戸22を展張した状態で、戸先框19及び吊元框21と、回動中心Oに対して脱衣室側にて対向する突出片12bを有している。突出片12bは、左右の縦枠12が有する枠壁部12aと戸先框19及び吊元框21の先端との間隙の見付け方向における幅wより、幅が広くなるように突出されている。左右の突出片12bの先端側には、浴室側に向かって開放され、シール部材30が嵌合されるシール固定部12cがそれぞれ設けられている。シール固定部12cは、閉じた状態の折戸22の戸先框19及び吊元框21に設けられた突起19a、21aの先端より、見付け方向において開口13aの中央側に設けられている。

0024

シール部材30は、シール固定部12cに嵌合される嵌合部30aと、嵌合部30aと繋がってほぼ見込み方向に延出された延出部30bと、延出部30bの浴室側の端より僅かに脱衣室側の側部30cから嵌合されている縦枠12側、すなわち見付け方向における開口13aの外側に向かい、脱衣室側に膨らむように湾曲する表面当接部としての湾曲部30dと、湾曲部30dの先端にて湾曲部30dとともにV字状をなすように延出された係合部30eと、を有している。このとき、湾曲部30dは、戸先框19及び吊元框21の外周面19b、21bに沿うように湾曲し、係合部30eは、湾曲部30dとV字状をなすように形成されているので、シール部材30がシール固定部12cに嵌合されると、係合部30eは先端が、見付け方向より僅かに脱衣室側に向かうように形成されている。

0025

シール部材30は、シール固定部12cに嵌合された状態を維持する嵌合部30aが他の部位、すなわち、延出部30b、湾曲部30d、及び、係合部30eよりも硬質な樹脂にて形成されている。図2においては。硬質樹脂の部位をグレーに着色して示している。

0026

シール部材30は、折戸22が展張された状態にて、係合部30eが戸先框19及び吊元框21の凹部19c、21cに挿入されて係合部30eが突起19a、21aと係合する。このとき、少なくとも係合部30eの脱衣室側の面30fと、突起19a、21aの浴室側の面19d、21dとが当接している。また、係合部30eと延出部30bとの間に位置する湾曲部30dが戸先框19及び吊元框21の外周面19b、21bに当接され、延出部30bの先端30gが、湾曲部30dより見付け方向において開口13aの中央側にて戸先框19及び吊元框21の外周面19b、21bに当接されている。このため、吊元扉14及び移動扉15が、浴室と脱衣室との温度差により、上下方向における中央側が浴室側に撓むような反りが生じたとしても、係合部30eと突起19a、21aとが係合することによりシール部材30が引っ張られるので、シール部材30と戸先框19及び吊元框21との間に空隙が生じない。

0027

また、折戸22が展張して開口13aが閉じられているときには、シール部材30が突起19a、21aにより係合状態が維持されるように規制されているので、シール部材30は変形しにくい。特に、本実施形態の建具1に設けられた突起19a、21aと繋がった凹部19c、21cが、見付け方向よりも僅かに脱衣室側に向かって設けられており、シール部材30の係合部30eも、見付け方向よりも僅かに脱衣室側に向かって形成されているので、単に見付け方向に形成されている場合より強固に係合される。また、吊元扉14及び移動扉15に反りが生じた場合には、シール部材30が引っ張られる状態となるので、高いシール性が確保されるとともに、シール部材30のへたり等の変形の発生を抑えることが可能である。

0028

そして、折戸22が畳まれて開口13aが開かれる際には、図3に示すように、吊元扉14及び移動扉15の回動に伴って係合部30eが凹部19c、21cの内面から戸先框19及び吊元框21の外周面19b、21bに沿って摺動しつつ接触位置が移動する。また、畳まれている折戸22が展張されて開口13aが閉じられる際には、吊元扉14及び移動扉15の回動に伴って係合部30eが戸先框19及び吊元框21の外周面19b、21bに沿って摺動しつつ接触位置が移動して凹部19c、21cに挿入され、係合部30eが突起19a、21aに係合して折戸22が展張して開口13aが閉じられた状態となる。

0029

本実施形態では、突起19a、21aが回動中心Oより脱衣室側であって、見付け方向において戸先框19及び吊元框21の先端よりも開口13aの中央側に設けられることにより、シール部材30の係合部30eが突起19a、21aと係合したときに、シール部材30が、見付け方向において、戸先框19及び吊元框21より縦枠12側に突出しない。このため、係合部30eと突起19a、21aとが係合している部位に、浴室側からの水が、縦枠12と戸先框19及び吊元框21との間を通って直接進入しないように構成されている。

0030

本実施形態の建具1によれば、枠体13が縦枠12と吊元扉14及び移動扉15の間をシールし弾性を有するシール部材30を有し、吊元扉14及び移動扉15が、シール部材30と係合する突起19a、21aを有しており、シール部材30は、枠体13に設けられ、開口を開く際に吊元扉14及び移動扉15が回動して突出する浴室側と、回動中心に対して反対の脱衣室側にて係合するので、突起19a、21aは吊元扉14及び移動扉15が回動される際に枠体13と吊元扉14及び移動扉15との間から離れる方向に移動する。すなわち、シール部材30及び突起19a、21aはいずれも枠体13と吊元扉14及び移動扉15の間に入り込まないので、吊元扉14及び移動扉15の間をより狭く配置することが可能である。

0031

また、シール部材30は、枠体13の、突起19a、21aに対して脱衣室側に固定され、開口13aを閉じたときに、突起19a、21aに対して浴室側にて突起19a、21aと当接する。このため、シール部材30は、単に吊元扉14及び移動扉15に接触しているだけでなく、突起19a、21aに対して脱衣室側にて固定され、浴室側にて突起19a、21aに当接される。すなわち、シール部材30は、突起19a、21aに対して脱衣室側から浴室側へ回り込むように配置されて当接されるので、たとえ経時変化等によりシール部材30にへたりや変形が生じても戸先框19及び吊元框21の外周面19b、21bから離れにくい。よって、より優れたシール性を備えた建具1を提供することが可能である。

0032

また、開口13aを閉じたときには、シール部材30は、シール固定部12cから離れる方向に突起19a、21aにより付勢されつつ係合されているので、開口13aが閉じられた状態では、突起19a、21aによりシール部材30が引っ張られるように付勢されて係合されている。このため、より確実に係合されるのでより高いシール性を備えることが可能である。

0033

また、枠体13に回動自在に支持された吊元扉14及び移動扉15と枠体13との間に設けられた間隙の幅wより広い幅に突出する突出片12bの先端側に固定されたシール部材30の見込み方向に延出された延出部30bより縦枠12側にてシール部材30が突起19a、21aと係合するので、シール部材30は、より確実に引っ張られた状態にて係合される。このため、開口13aを閉じたときに、より高いシール性を備える建具1を提供することが可能である。

0034

また、シール部材30が嵌合部30a側の延出部30bと、突起19a、21aと係合される係合部30eとの間に、突起19a、21aを有する戸先框19及び吊元框21の外周面19b、21bに当接される湾曲部30dを有しているので、シール部材30は単に突起19a、21aと係合しているだけでなく、湾曲部30dにてもシールする。このため、より高いシール性を備えることが可能である。

0035

また、シール部材30は、係合部30eおよび湾曲部30dとは別に、延出部30bの先端30gが、開口13aの中央側にて突起19a、21aを有する戸先框19及び吊元框21の外周面19b、21bに当接されるので、更に高いシール性を備えることが可能である。

0036

また、シール部材30の、突出片12bに固定されている嵌合部30aは、延出部30b、湾曲部30d、及び、係合部30eよりもより硬質なので、より確実に固定することが可能であり、延出部30b、湾曲部30d、及び、係合部30eは嵌合部30aより軟質なので、突起19a、21aと係合する係合部30e、外周面19b、21bに当接する湾曲部30dなど、係合及び当接される突起19a、21a及び外周面19b、21bに沿わせてより確実に当接させてシール性を向上させることが可能である。

0037

上記実施形態にてシール部材30の一実施例となる形状について説明したが、これに限らず、図4図6に示す変形例のようなで形状であっても構わない。上記のように戸先框19及び吊元框21とシール部材30とのシール構造は、左右対称形状なので、変形例では、吊元框21側についてのみ説明する。

0038

シール部材の第1変形例は、例えば、図4に示すように、吊元框21の形状が上記の吊元框21と相違し、突起21aが吊元框21の外周面21bから突出するように設けられており、凹部21cは設けられていない。縦枠12は、上記実施形態と同じである。そして、シール部材30は、嵌合部30aから見込み方向に沿って設けられた延出部30bは、吊元框21の外周面21bに近接することなく、その先端に、折戸22が展張された状態の吊元框21が有する突起21aに向かって延びるように傾斜部30hが形成されている。傾斜部30hの先端には、突起21aと係合する係合部30eが設けられており、係合部30eの先端に、吊元框21の外周面21bに当接される当接面30iを有する当接部30jが設けられ、当接部30jの先端は、縦枠12側に丸められている。

0039

シール部材の第2変形例は、例えば、図5に示すように、吊元框21の形状は、上記実施形態と同じであるが、縦枠12には、枠壁部12aにシール固定部12cが設けられている。そして、シール部材30は、嵌合部30aから見込み方向に沿って延出部30bが設けられ、延出部30bの先端に、吊元框21の凹部21cに入り込んで突起21aと係合する係合部30eが設けられている。

0040

シール部材の第3変形例は、例えば、図6に示すように、吊元框21の形状は、第1変形例と同じであり、縦枠12は、第2変形例と同じである。そして、シール部材30は、第2変形例と同様に、嵌合部30aから見込み方向に沿って延出部30bが設けられ、延出部30bの先端には、第1変形例と同様に、突起21aと係合する係合部30eが設けられており、係合部30eの先端に、吊元框21の外周面21bに当接される当接面30iを有する当接部30jが設けられ、当接部30jの先端は、縦枠12側に丸められている。

0041

上記実施形態においては、いずれも吊元扉14及び移動扉15または戸先框5a側に突起19a、21a、5bが設けられ、縦枠12側にシール部材30、31が設けられている例について説明したが、吊元扉及び移動扉または戸先框側にシール部材が、縦枠側に突起が設けられていても構わない。

0042

上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。

0043

1建具、3 建具、5障子、5a戸先框、5b突起、5c召合框
5d 突起、12縦枠、12b突出片、12cシール固定部、13枠体、
13a 開口、14 吊元扉、15移動扉、19 戸先框、19a 突起、
19b外周面、21 吊元框、21a 突起、21b 外周面、22折戸、
30シール部材、30a 嵌合部、30b延出部、30c 側部、30d湾曲部、
30e係合部、30g 延出部の先端、31 シール部材、31a 係合部、
O 回動中心

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