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技術 記録装置及び記録方法

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 石塚博孝
出願日 2013年1月25日 (7年10ヶ月経過) 出願番号 2013-011789
公開日 2014年8月7日 (6年3ヶ月経過) 公開番号 2014-141037
状態 特許登録済
技術分野 インクジェット(インク供給、その他) 用紙の取扱い 付属装置、全体制御 ウェブの巻戻、送給、巻取、異常等の制御
主要キーワード 洗浄ローラー 移動モーター 高分子多孔質体 粘着固定 巻き取り用 光学センサー 記録開始命令 相対移動方向
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

記録を実行する際に障害となる被記録媒体における障害物を検出するとともに、該被記録媒体の無駄を抑制しつつ該障害物が記録機構干渉することを抑制する。

解決手段

被記録媒体Pを支持する支持部10と、記録データに基づいて前記支持部10に支持された前記被記録媒体Pに記録する記録機構4と、前記支持部10と前記記録機構4とを相対移動可能な移動機構8と、記録を実行する際に前記被記録媒体Pにおける障害物を前記相対移動方向Aにおいて前記記録機構4に対して検出位置を移動させることなく検出可能であって、前記検出位置を前記記録機構4に対して前記相対移動方向Aに移動可能な検出部19と、を備える。

概要

背景

従来から、様々な記録装置が使用されている。このような記録装置では、被記録媒体に皺や浮きなどが発生したり、被記録媒体の被記録面上にゴミなどの異物が付着したりすることで、被記録媒体に記録を実行する際に障害となる障害物が発生する場合がある。被記録媒体にこのような障害物が発生すると、該障害物が記録機構干渉する場合や記録画像画質が低下する場合等がある。このため、このような場合を抑制するため、被記録媒体における障害物を検出可能な検出部を備える記録装置が使用されている。

また、従来から、被記録媒体をグルーベルトに載置して搬送する搬送機構を備える記録装置が使用されている。例えば、特許文献1には、被記録媒体を粘着固定して搬送する無端ベルトと該無端ベルトの周面が高分子多孔質体からなる拭き取りローラー具備する洗浄部とを備える記録装置が開示されている。

概要

記録を実行する際に障害となる被記録媒体における障害物を検出するとともに、該被記録媒体の無駄を抑制しつつ該障害物が記録機構と干渉することを抑制する。被記録媒体Pを支持する支持部10と、記録データに基づいて前記支持部10に支持された前記被記録媒体Pに記録する記録機構4と、前記支持部10と前記記録機構4とを相対移動可能な移動機構8と、記録を実行する際に前記被記録媒体Pにおける障害物を前記相対移動方向Aにおいて前記記録機構4に対して検出位置を移動させることなく検出可能であって、前記検出位置を前記記録機構4に対して前記相対移動方向Aに移動可能な検出部19と、を備える。

目的

本発明の目的は、記録を実行する際に障害となる被記録媒体における障害物を検出するとともに、該被記録媒体の無駄を抑制しつつ該障害物が記録機構と干渉することを抑制することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

被記録媒体を支持する支持部と、記録データに基づいて前記支持部に支持された前記被記録媒体に記録する記録機構と、前記支持部と前記記録機構とを相対移動可能な移動機構と、記録を実行する際に前記被記録媒体における障害物を前記相対移動方向において前記記録機構に対して検出位置を移動させることなく検出可能であって、前記検出位置を前記記録機構に対して前記相対移動方向に移動可能な検出部と、を備えることを特徴とする記録装置

請求項2

請求項1に記載の記録装置において、前記記録データに基づく記録を行った場合の、前記被記録媒体に記録される画像の前記相対移動方向の長さを演算する演算部と、前記記録データに基づいて前記検出位置を設定可能であって、前記長さよりも前記記録機構から前記検出位置までの前記相対移動方向の距離が長くなる範囲に前記検出位置を設定可能な場合、該範囲に前記検出位置を設定する設定部と、を備えることを特徴とする記録装置。

請求項3

請求項2に記載の記録装置において、前記検出部は、前記相対移動方向に移動可能な光学センサーであり、前記設定部は、前記記録データに基づいて前記光学センサーの位置を設定することで前記検出位置を設定することを特徴とする記録装置。

請求項4

請求項2に記載の記録装置において、前記検出部は、前記相対移動方向に複数並べられる光学センサーを有し、前記設定部は、前記記録データに基づいて使用する光学センサーを選択することで前記検出位置を設定することを特徴とする記録装置。

請求項5

請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置において、前記支持部は、被記録媒体を載置して搬送可能なグルーベルトであり、前記移動機構は、前記グルーベルトを駆動する駆動機構であり、前記障害物は、前記グルーベルトに対する前記被記録媒体の貼り付き不良部分であることを特徴とする記録装置。

請求項6

被記録媒体を支持する支持部と、記録データに基づいて前記支持部に支持された前記被記録媒体に記録する記録機構と、前記支持部と前記記録機構とを相対移動可能な移動機構と、記録を実行する際に前記被記録媒体における障害物を前記相対移動方向において前記記録機構に対して検出位置を移動させることなく検出可能な検出部と、を備える記録装置を用いて行う記録方法であって、前記検出位置を前記記録機構に対して前記相対移動方向に移動する移動工程を有することを特徴とする記録方法。

請求項7

請求項6に記載の記録方法において、前記記録データに基づく記録を行った場合の、前記被記録媒体に記録される画像の前記相対移動方向の長さを演算する演算工程と、前記長さよりも前記記録機構から前記検出位置までの前記相対移動方向の距離が長くなる範囲に前記検出位置を設定することができる場合、該範囲に前記検出位置を設定する設定工程と、を有し、前記移動工程は、前記設定工程での設定に従って前記検出位置を移動することを特徴とする記録方法。

技術分野

0001

本発明は、記録を実行する際に障害となる被記録媒体における障害物を検出可能な記録装置及び記録方法に関する。

背景技術

0002

従来から、様々な記録装置が使用されている。このような記録装置では、被記録媒体に皺や浮きなどが発生したり、被記録媒体の被記録面上にゴミなどの異物が付着したりすることで、被記録媒体に記録を実行する際に障害となる障害物が発生する場合がある。被記録媒体にこのような障害物が発生すると、該障害物が記録機構干渉する場合や記録画像画質が低下する場合等がある。このため、このような場合を抑制するため、被記録媒体における障害物を検出可能な検出部を備える記録装置が使用されている。

0003

また、従来から、被記録媒体をグルーベルトに載置して搬送する搬送機構を備える記録装置が使用されている。例えば、特許文献1には、被記録媒体を粘着固定して搬送する無端ベルトと該無端ベルトの周面が高分子多孔質体からなる拭き取りローラー具備する洗浄部とを備える記録装置が開示されている。

先行技術

0004

特開平11−192694号公報

発明が解決しようとする課題

0005

記録媒体をグルーベルトに載置して搬送する搬送機構を備える記録装置においては、その構成によっては、被記録媒体をグルーベルトに貼り付ける際、貼り付き不良部分が発生する場合がある。このような貼り付き不良部分は、被記録媒体に記録を実行する際に障害となる障害物となる。すなわち、このような記録装置においては、障害物が発生し易い場合がある。
このような障害物に起因する問題を抑制するために、障害物を検出する検出部を記録装置に備えることが考えられる。しかし、その検出部の位置等によっては、例えば、障害物を検出しても被記録媒体の搬送停止が間に合わず、該障害物が記録機構と干渉する場合があった。また、本来なら障害物の影響を受けずに記録を完了可能な場合でも被記録媒体の搬送を停止させてしまい、被記録媒体を無駄にする場合があった。

0006

そこで、本発明の目的は、記録を実行する際に障害となる被記録媒体における障害物を検出するとともに、該被記録媒体の無駄を抑制しつつ該障害物が記録機構と干渉することを抑制することである。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するための本発明の第1の態様の記録装置は、被記録媒体を支持する支持部と、記録データに基づいて前記支持部に支持された前記被記録媒体に記録する記録機構と、前記支持部と前記記録機構とを相対移動可能な移動機構と、記録を実行する際に前記被記録媒体における障害物を前記相対移動方向において前記記録機構に対して検出位置を移動させることなく検出可能であって、前記検出位置を前記記録機構に対して前記相対移動方向に移動可能な検出部と、を備えることを特徴とする。

0008

ここで、「前記支持部と前記記録機構とを相対移動可能な移動機構」とは、前記記録機構に対して前記支持部を移動させる構成の移動機構のほか、前記支持部に対して前記記録機構を移動させる構成の移動機構や、両者を移動させる移動機構を含む意味である。ただし、記録を実行する際に前記検出位置が前記相対移動方向において前記記録機構に対して移動しない構成(例えば、前記記録機構と前記相対移動方向において一体に移動できる構成等)である必要がある。
また、「被記録媒体における障害物」とは、被記録媒体に発生する皺、浮き及び捲れ、並びに、被記録媒体の被記録面上にゴミなどの異物等、記録を実行する際に障害となる前記被記録媒体に生じるすべての事物を意味する。

0009

本態様によれば、前記被記録媒体における障害物の検出位置を移動することができる。このため、前記検出位置を前記記録機構から離す方向に移動させることで、障害物を検出しても前記相対移動の停止が間に合わず該障害物が記録機構と干渉するということを抑制可能である。また、必要以上に早く前記相対移動を停止してしまい、本来なら障害物の影響を受けずに記録を完了可能な場合に前記相対移動を停止して被記録媒体を無駄にするということも抑制可能である。すなわち、記録を実行する際に障害となる被記録媒体における障害物を検出するとともに、該被記録媒体の無駄を抑制しつつ該障害物が記録機構と干渉することを抑制可能である。
なお、一旦前記相対移動を停止させた後に続きの部分から記録を再開すると、記録画像にムラが生じやすい。このため、一旦前記相対移動を停止させた後に続きの部分から記録を再開するということは困難であり、被記録媒体を無駄にし易い。本態様によれば、このような被記録媒体の無駄を抑制可能である。

0010

本発明の第2の態様の記録装置は、前記第1の態様において、前記記録データに基づく記録を行った場合の、前記被記録媒体に記録される画像の前記相対移動方向の長さを演算する演算部と、前記記録データに基づいて前記検出位置を設定可能であって、前記長さよりも前記記録機構から前記検出位置までの前記相対移動方向の距離が長くなる範囲に前記検出位置を設定可能な場合、該範囲に前記検出位置を設定する設定部と、を備えることを特徴とする。

0011

本態様によれば、前記被記録媒体における障害物の検出位置を、可能であれば、前記画像の前記相対移動方向の長さよりも前記記録機構から前記検出位置までの前記相対移動方向の距離が長くなる範囲に設定する。すなわち、本来なら障害物の影響を受けずに記録を完了可能であった場合に前記相対移動を停止して被記録媒体を無駄にするということを効果的に抑制できる。
なお、「前記記録機構から前記検出位置までの前記相対移動方向の距離」とは、記録機構のいずれか1つの構成部材から前記検出位置までの最短距離のほか、記録機構の構成部材としての記録ヘッドから前記検出位置までの距離のいずれをも含む意味である。

0012

本発明の第3の態様の記録装置は、前記第2の態様において、前記検出部は、前記相対移動方向に移動可能な光学センサーであり、前記設定部は、前記記録データに基づいて前記光学センサーの位置を設定することで前記検出位置を設定することを特徴とする。

0013

本態様によれば、前記検出部を複数セット用意する必要が無いので、簡単な構成で、前記検出位置を前記記録機構に対して前記相対移動方向に移動可能である。

0014

本発明の第4の態様の記録装置は、前記第2の態様において、前記検出部は、前記相対移動方向に複数並べられる光学センサーを有し、前記設定部は、前記記録データに基づいて使用する光学センサーを選択することで前記検出位置を設定することを特徴とする。

0015

本態様によれば、複数並べられる光学センサーから選択するという簡単な方法で使用する光学センサーを設定可能なため、簡単な制御で、前記検出位置を前記記録機構に対して前記相対移動方向に移動可能である。

0016

本発明の第5の態様の記録装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記支持部は、被記録媒体を載置して搬送可能なグルーベルトであり、前記移動機構は、前記グルーベルトを駆動する駆動機構であり、前記障害物は、前記グルーベルトに対する前記被記録媒体の貼り付き不良部分であることを特徴とする。

0017

記録媒体をグルーベルトに載置して搬送する記録装置においては、被記録媒体をグルーベルトに貼り付ける際、貼り付き不良部分が発生する場合があり、前記障害物が発生し易い場合がある。なお、「貼り付き不良部分」とは、前記グルーベルトに対して前記被記録媒体を貼り付ける際に生ずる該被記録媒体の捲れ、浮き、皺等の該グルーベルトに対して正常に貼り付いていない部分全般を意味する。
本態様によれば、前記障害物が発生した場合においても、該障害物を検出するとともに、被記録媒体の無駄を抑制しつつ該障害物が記録機構と干渉することを抑制することが可能になる。

0018

本発明の第6の態様の記録方法は、被記録媒体を支持する支持部と、記録データに基づいて前記支持部に支持された前記被記録媒体に記録する記録機構と、前記支持部と前記記録機構とを相対移動可能な移動機構と、記録を実行する際に前記被記録媒体における障害物を前記相対移動方向において前記記録機構に対して検出位置を移動させることなく検出可能な検出部と、を備える記録装置を用いて行う記録方法であって、前記検出位置を前記記録機構に対して前記相対移動方向に移動する移動工程を有することを特徴とする。

0019

本態様によれば、前記被記録媒体における障害物の検出位置を移動することができる。このため、前記検出位置を前記記録機構から離す方向に移動させることで、障害物を検出しても前記相対移動の停止が間に合わず該障害物が記録機構と干渉するということを抑制可能である。また、必要以上に早く前記相対移動を停止してしまい、本来なら障害物の影響を受けずに記録を完了可能な場合に前記相対移動を停止して被記録媒体を無駄にするということも抑制可能である。すなわち、記録を実行する際に障害となる被記録媒体における障害物を検出するとともに、該被記録媒体の無駄を抑制しつつ該障害物が記録機構と干渉することを抑制可能である。

0020

本発明の第7の態様の記録方法は、前記第6の態様において、前記記録データに基づく記録を行った場合の、前記被記録媒体に記録される画像の前記相対移動方向の長さを演算する演算工程と、前記長さよりも前記記録機構から前記検出位置までの前記相対移動方向の距離が長くなる範囲に前記検出位置を設定することができる場合、該範囲に前記検出位置を設定する設定工程と、を有し、前記移動工程は、前記設定工程での設定に従って前記検出位置を移動することを特徴とする。

0021

本態様によれば、前記被記録媒体における障害物の検出位置を、可能であれば、前記画像の前記相対移動方向の長さよりも前記記録機構から前記検出位置までの前記相対移動方向の距離が長くなる範囲に設定する。すなわち、本来なら障害物の影響を受けずに記録を完了可能な場合に前記相対移動を停止して被記録媒体を無駄にするということを効果的に抑制できる。

図面の簡単な説明

0022

本発明の実施例1に係る記録装置を表す概略側面図。
本発明の実施例1に係る記録装置を表す概略平面図。
本発明の実施例1に係る記録装置のブロック図。
本発明の実施例2に係る記録装置を表す概略平面図。
本発明の記録方法の実施例を表すフローチャート

実施例

0023

[実施例1](図1図3
以下に、本発明の実施例に係る記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本発明の実施例1に係る記録装置について説明する。なお、本実施例の記録装置は、記録機構に対して被記録媒体の支持部であるグルーベルトによって移動させることにより被記録媒体を搬送する構成の記録装置である。ただし、このような構成に限定されず、被記録媒体の支持部に対して記録機構を移動させる構成でもよく、両者を共に移動させる構成でもよい。
図1は本発明の実施例1に係る記録装置1の概略側面図であり、図2は本発明の実施例1に係る記録装置1の概略平面図である。

0024

本実施例の記録装置1は、記録を行うための被記録媒体PのロールR1を送り出すことが可能なセット部2を備えている。また、グルーベルト10により被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する搬送機構3を備えている。また、被記録媒体Pの搬送方向Aと交差する走査方向Bに記録ヘッド7を往復走査させて記録する記録機構4を備えている。なお、搬送方向Aは、グルーベルト10と記録機構4との相対移動方向に該当する。また、グルーベルト10の洗浄機構15を備えている。さらに、被記録媒体Pを巻き取る巻取軸17と巻き取られている被記録媒体Pを切断するカッター16とを有する巻取機構18を備えている。

0025

セット部2は、記録を行うための被記録媒体PのロールR1のセット位置を兼ねる回転軸5を備え、回転軸5にセットされたロールR1から従動ローラー6を介して被記録媒体Pを搬送機構3に送り出すことが可能な構成となっている。なお、被記録媒体Pを搬送機構3に送り出す際、回転軸5は回転方向Cに回転する。

0026

搬送機構3は、セット部2から送り出された被記録媒体Pを載置して搬送するグルーベルト10と、グルーベルト10を移動させる移動機構としての搬送ローラー8と従動ローラー9を備えている。被記録媒体Pは加圧ローラー12によりグルーベルト10に加圧されて貼り付けられて載置される。なお、被記録媒体Pを搬送する際、搬送ローラー8は回転方向Cに回転する。

0027

また、搬送方向Aにおいて加圧ローラー12より下流側であって記録ヘッド7より上流側には、グルーベルト10に対する被記録媒体Pの貼り付き不良部分等の被記録媒体Pにおける障害物を検出可能な検出部としての光学センサー19を備えている。光学センサー19は、発光部19aと受光部19bとで構成され、該障害物を検出する。

0028

本実施例の記録装置1では、発光部19a及び受光部19bは搬送方向Aに沿って移動可能な構成となっている。別の表現をすると、光学センサー19は、障害物の検出位置を、記録機構4とグルーベルト10との相対移動方向に、記録機構4に対して移動可能な構成となっている。なお、制御部20(図3参照)の制御により、記録装置1に入力される記録データに基づいて光学センサー19の位置が設定されることにより、該検出位置は設定される。
そして、該検出位置に光学センサー19が固定された状態で、障害物の検出は行われる。別の表現をすると、記録を実行する際における光学センサー19による障害物の検出は、光学センサー19による障害物の検出位置を搬送方向Aにおいて記録機構4に対して移動させることなく行われる。

0029

ここで、制御部20は、前記記録データに基づく記録を行う場合、被記録媒体Pに記録される画像Iの前記相対移動方向(搬送方向A)の長さL1を演算する演算部としての役割も有している。そして、前記記録データに基づいて演算された前記長さL1に基づいて前記検出位置を設定する。具体的には、前記長さL1よりも記録機構4から前記検出位置までの搬送方向Aの距離L2が長くなる範囲に前記検出位置を設定可能な場合、該範囲に前記検出位置を設定する。すなわち、該検出位置に光学センサー19を移動するように制御する。なお、光学センサー19の移動の際は、発光部19aと受光部19bとが常に対向する位置となるように同時に移動する。
一方、制御部20は、画像Iが搬送方向Aに長く、前記長さL1よりも前記距離L2が長くなる範囲に前記検出位置を設定可能でない場合、予め定められた所定の位置に前記検出位置を設定する。

0030

本実施例の記録装置1は、このような構成により、本来なら障害物の影響を受けずに記録を完了可能な場合に被記録媒体Pの搬送を停止(記録を中断)して被記録媒体Pを無駄にするということを効果的に抑制できる。
なお、本実施例の記録装置1は、前記距離L2として、記録機構4から前記検出位置までの最短距離を用いているが、記録ヘッド7から前記検出位置までの距離を用いる構成でもよい。

0031

記録機構4は、記録ヘッド7と該記録ヘッド7を搭載する不図示のキャリッジと、該キャリッジを走査方向Bに往復移動させるキャリッジモーター26(図3参照)を有している。なお、図1において走査方向Bは紙面に対して垂直方向である。
記録の際、記録ヘッド7を往復走査させて記録するが、記録走査中(記録ヘッドの移動中)は、搬送機構3は被記録媒体Pの搬送を停止させる。別の表現をすると、記録の際、記録ヘッド7の往復走査と被記録媒体Pの搬送は交互に行われる。すなわち、記録の際、記録ヘッド7の往復走査に対応して、搬送機構3は被記録媒体Pを間欠搬送させている。
なお、本実施例の記録装置1はこのような構成の記録機構4を備えているが、このような構成に限定されず、例えば、ラインヘッドを有する記録機構を備える構成でもよい。

0032

グルーベルト10の洗浄機構15は、複数の洗浄ローラーが回転軸方向に連結されて構成された洗浄ユニット13と、洗浄ユニット13の洗浄機構としての洗浄剤が入ったトレイ14と、を有する。

0033

巻取機構18は、記録がなされ、従動ローラー11を介して搬送機構3から搬送された被記録媒体Pを巻き取る機構であり、巻取軸17に巻き取り用紙管等をセットしてこれに該被記録媒体Pを巻き付けていくことにより、被記録媒体PのロールR2として巻き取ることができる。

0034

次に、本実施例の記録装置1における電気的な構成について説明する。
図3は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部20には、記録装置1の全体の制御を司るCPU21が設けられている。CPU21は、システムバス22を介して、CPU21が実行する各種制御プログラム等を格納したROM23と、データを一時的に格納可能なRAM24と接続されている。また、CPU21は、システムバス22を介して、記録ヘッド7を駆動するためのヘッド駆動部25と接続されている。

0035

また、CPU21は、システムバス22を介して、キャリッジモーター26、搬送モーター27、送り出しモーター28、巻取モーター29及び光学センサー移動モーター36を駆動させるためのモーター駆動部32と接続されている。
ここで、キャリッジモーター26は、記録ヘッド7を搭載したキャリッジを移動させるためのモーターである。また、搬送モーター27は、搬送ローラー8を駆動するためのモーターである。また、送り出しモーター28は、回転軸5の回転機構であり、被記録媒体Pを搬送機構3に送り出すために回転軸5を駆動するモーターである。また、巻取モーター29は、巻取軸17を回転させるための駆動モーターである。そして、光学センサー移動モーター36は、光学センサー19を搬送方向Aに沿って移動させるために使用されるモーターである。

0036

また、CPU21は、システムバス22を介して、被記録媒体Pを切断するようカッター16を駆動させるカッター駆動部33と接続されている。
さらに、CPU21は、被記録媒体Pにおける障害物を検出可能な光学センサー19と、記録装置1に設けられたモニター34及びコントロールパネル35と、並びに、記録データ等をPC等の外部装置から入力する等のためのインターフェース31と、データ及び信号の送受信を行うための入出力部30と接続されている。

0037

[実施例2](図4
次に、本発明の実施例2に係る記録装置について説明する。
図4は、本発明の実施例2に係る記録装置を表す概略平面図である。なお、上記実施例と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。

0038

本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pにおける障害物を検出可能な検出部がグルーベルト10と記録機構4との相対移動方向(搬送方向A)に複数並べられる光学センサー(発光部37a、受光部37b)で構成されている点で実施例1の記録装置1と相違する。複数並べられる発光部37a、受光部37bは記録装置1に固定されており、このため、これらの移動機構は本実施例の記録装置1には設けられていない。

0039

図4で表されるように、本実施例の記録装置1は、搬送方向Aに沿って複数の発光部37aと受光部37bとが対向して設けられている。
制御部20は、記録装置1に入力された記録データに基づく記録を行う場合、画像Iの搬送方向Aの長さL1よりも記録機構4から前記検出位置までの搬送方向Aの距離L2が長くなる範囲に前記検出位置を設定可能な場合、該範囲に前記検出位置を設定する。具体的には、前記長さL1よりも前記距離L2が長くなる範囲にある光学センサー(発光部U1、受光部U2)を使用する光学センサーとして選択する。
一方、制御部20は、画像Iが搬送方向Aに長く、前記長さL1よりも前記距離L2が長くなる範囲の光学センサーを選択可能でない場合、予め定められた所定の光学センサーを使用する光学センサーとして選択する。

0040

上記実施例1及び2の記録装置1では、何れも、制御部20は前記検出位置を前記長さL1よりも前記距離L2が少し長くなる位置に設定している。すなわち、前記検出位置を記録機構4から離しすぎないようにしている。これは、前記検出位置を記録機構4から離しすぎると障害物の検出を行った後に、新たに障害物が発生する可能性が高くなるためである。このため、前記検出位置は前記長さL1よりも前記距離L2が長くなるべく両者の差が小さい位置であるのが好ましい。ただし、このような構成に限定されない。

0041

[記録方法の実施例](図5
次に、本発明の一実施例に係る記録方法について説明する。
図5は、本発明の一実施例に係る記録方法を表すフローチャートである。
なお、本実施例の記録方法は、上記実施例1の記録装置1を用いて行った実施例である。

0042

記録開始命令として記録データが記録装置1に入力されると、ステップS110において、制御部20は、記録データに基づく記録を行った場合の、被記録媒体Pに記録される画像の搬送方向Aの長さL1を演算する。
次に、ステップS120において、制御部20は、ステップS110での演算結果に基づいて、前記長さL1よりも記録機構4から検出位置までの搬送方向Aの距離L2が長くなる範囲に検出位置を設定可能かどうかについて判断する。設定可能と判断した場合はステップS130に進み、設定可能でないと判断した場合はステップS140に進む。

0043

ステップS130においては、前記長さL1よりも前記距離L2が長くなる範囲に検出位置を設定し、ステップS150に進む。
ステップS140においては、予め定められた所定の位置に検出位置を設定し、ステップS150に進む。
そして、ステップS150において、ステップS130又はステップS140で設定された検出位置に搬送方向Aに沿って光学センサー19を移動する。

0044

次に、ステップS160において、記録データに基づく記録を開始すると共に光学センサー19による障害物の検出を開始する。なお、光学センサー19による障害物の検出は、光学センサー19の搬送方向Aにおける記録機構4に対する距離が一定に保たれた状態で行われる。すなわち、光学センサー19による障害物の検出位置が固定された状態で、障害物の検出は行われる。
次に、ステップS170において、制御部20は障害物の検出有無を判断する。本ステップにおいて、障害物を検出していないと判断した場合はステップS180に進み、障害物を検出したと判断した場合は本実施例の記録方法を終了する。
ステップS180においては、制御部20は、記録装置1に入力された記録データの記録が終了したかどうかを判断する。本ステップにおいて、記録が終了していないと判断した場合は記録が終了したと判断するまでステップS170とステップS180とを繰り返し、記録が終了したと判断した場合は本実施例に係る記録方法を終了する。
なお、本実施例の記録方法において、ステップS170及びステップS180は、記録ヘッド7の1回の記録走査毎に対応して行われる。

0045

1記録装置、2 セット部、3搬送機構、4記録機構、
5 セット部2の回転軸、6従動ローラー、7記録ヘッド、
8搬送ローラー(移動機構)、9 従動ローラー、10グルーベルト(支持部)、
11 従動ローラー、12加圧ローラー、13洗浄ユニット、14トレイ、
15洗浄機構、16カッター、17巻取軸、18巻取機構、
19光学センサー、19a発光部、19b受光部、20 制御部、
21 CPU、22システムバス、23 ROM、24 RAM、
25ヘッド駆動部、26キャリッジモーター、27搬送モーター、
28送り出しモーター、29巻取モーター、30入出力部、
31インターフェース、32モーター駆動部、33 カッター駆動部、
34モニター、35コントロールパネル、36 光学センサー移動モーター、
37a 発光部、37b 受光部、P 被記録媒体

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