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技術 移動機、受信方法、基地局及び移動機動作制御方法

出願人 株式会社NTTドコモ
発明者 寒河江佑太永田聡
出願日 2012年12月28日 (7年2ヶ月経過) 出願番号 2012-288897
公開日 2014年7月10日 (5年8ヶ月経過) 公開番号 2014-131239
状態 特許登録済
技術分野 移動無線通信システム
主要キーワード 受信機タイプ 動作可否 接続解放 動作不可 シングルストリーム 干渉状況 次干渉 性能要件
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年7月10日)のものです。
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図面 (6)

課題

基地局が他セルからの干渉状況等を判定し、受信機タイプに関する受信機動作可否を設定することにより、移動機における所望信号品質を向上させることを目的とする。

解決手段

本発明の一形態による移動機は、少なくとも1つの受信機タイプに関する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号を受信する受信機タイプ制御信号受信部と、受信した受信機タイプ制御信号に基づいて、受信機の動作を設定する受信機設定部とを有する。

概要

背景

移動機受信信号から所望信号を取得するための様々な受信機タイプ(receiver type)が検討されている。3GPP(The 3rd Generation Partnership Project)では、最小平均二乗誤差MMSE:Minimum Mean Square Error)又は最大比合成MRC:Maximum Ratio Combining)の受信機タイプを前提として、受信機規格が策定されている。MMSEによれば、受信機は、干渉信号雑音とみなしてその影響を最小化することにより、所望信号を取得する。また、MRCによれば、移動機は、合成出力信号対干渉雑音比が最大になるように制御することにより、所望信号を取得する。

一方、他セルからの干渉に対する性能向上を目的とした高機能受信機タイプ(advanced receiver type)の検討も進められている(非特許文献1参照)。例えば、最小平均二乗誤差・干渉除去合成(MMSE-IRC:Maximum Ratio Combining-Interference Rejection Combining)及び共通参照信号キャンセラ(CRS canceller:Common Reference Signal canceller)のような受信機タイプが検討されている。このような受信機タイプによれば、受信機は干渉信号を抑圧又は除去することができるため、所望信号の品質を向上させることができる。

更に、受信信号から干渉信号のレプリカを逐次的に減算することにより、所望信号の品質を向上させる逐次干渉キャンセル(SIC:Successive Interference Canceller)のような高機能受信機タイプも存在する。また、SICにおいて干渉信号の送信信号推定の際に誤り訂正復号処理を行うものは、ターボSIC(Turbo-SIC)と呼ばれる。

概要

基地局が他セルからの干渉状況等を判定し、受信機タイプに関する受信機の動作可否を設定することにより、移動機における所望信号の品質を向上させることを目的とする。本発明の一形態による移動機は、少なくとも1つの受信機タイプに関する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号を受信する受信機タイプ制御信号受信部と、受信した受信機タイプ制御信号に基づいて、受信機の動作を設定する受信機設定部とを有する。

目的

本発明は、基地局が他セルからの干渉状況等を判定し、受信機タイプに関する受信機の動作可否を設定することにより、移動機における所望信号の品質を向上させることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

少なくとも1つの受信機タイプに関する受信機動作可否を示す受信機タイプ制御信号を受信する受信機タイプ制御信号受信部と、受信した受信機タイプ制御信号に基づいて、受信機の動作を設定する受信機設定部と、を有する移動機

請求項2

前記受信機タイプ制御信号受信部は、報知情報又は無線リソース制御シグナリングにて受信機タイプ制御信号を受信する、請求項1に記載の移動機。

請求項3

前記受信機設定部は、受信機タイプ制御信号が報知情報にて受信され、更に、受信機タイプ制御信号が無線リソース制御シグナリングにて受信された場合、無線リソース制御シグナリングにて受信した受信機タイプ制御信号に基づいて、受信機の動作を設定する、請求項2に記載の移動機。

請求項4

前記受信機設定部は、対応している受信機タイプに関する受信機の動作が受信機タイプ制御信号において動作不可として示された場合、所定の受信機タイプに関する受信機の動作を設定する、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の移動機。

請求項5

前記受信機設定部は、基地局から通知された優先順位又は所定の優先順位に基づいて、受信機の動作を設定する、請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の移動機。

請求項6

前記受信機タイプ制御信号は、移動機の接続状態に応じて設定された受信機の動作可否を示す、請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の移動機。

請求項7

前記受信機タイプ制御信号は、セルの構成に応じて設定された受信機の動作可否を示す、請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の移動機。

請求項8

前記受信機タイプ制御信号は、干渉抑圧処理のための情報の中に所定の値を設定することにより生成された信号である、請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の移動機。

請求項9

対応している受信機タイプを基地局に通知する対応受信機タイプ通知部を更に有する、請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の移動機。

請求項10

移動機における受信方法であって、少なくとも1つの受信機タイプに関する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号を受信するステップと、受信した受信機タイプ制御信号に基づいて、受信機の動作を設定するステップと、を有する受信方法。

請求項11

少なくとも1つの受信機タイプに関する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号を生成する受信機タイプ制御信号生成部と、生成された受信機タイプ制御信号を送信する受信機タイプ制御信号送信部と、を有する基地局。

請求項12

周辺セルからの干渉状況を判定する干渉状況判定部を更に有し、前記受信機タイプ制御信号生成部は、判定された干渉状況に基づいて、受信機タイプ制御信号を生成する、請求項11に記載の基地局。

請求項13

移動機が対応している受信機タイプを示す対応受信機タイプ通知信号を受信する対応受信機タイプ通知信号受信部を更に有し、前記受信機タイプ制御信号生成部は、対応受信機タイプ通知信号に基づいて、受信機タイプ制御信号を生成する、請求項11又は12に記載の基地局。

請求項14

基地局における受信機動作制御方法であって、少なくとも1つの受信機タイプに関する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号を生成するステップと、生成された受信機タイプ制御信号を送信するステップと、を有する受信機動作制御方法。

技術分野

0001

本発明は、移動機受信方法基地局及び移動機動作制御方法に関する。

背景技術

0002

移動機が受信信号から所望信号を取得するための様々な受信機タイプ(receiver type)が検討されている。3GPP(The 3rd Generation Partnership Project)では、最小平均二乗誤差MMSE:Minimum Mean Square Error)又は最大比合成MRC:Maximum Ratio Combining)の受信機タイプを前提として、受信機規格が策定されている。MMSEによれば、受信機は、干渉信号雑音とみなしてその影響を最小化することにより、所望信号を取得する。また、MRCによれば、移動機は、合成出力信号対干渉雑音比が最大になるように制御することにより、所望信号を取得する。

0003

一方、他セルからの干渉に対する性能向上を目的とした高機能受信機タイプ(advanced receiver type)の検討も進められている(非特許文献1参照)。例えば、最小平均二乗誤差・干渉除去合成(MMSE-IRC:Maximum Ratio Combining-Interference Rejection Combining)及び共通参照信号キャンセラ(CRS canceller:Common Reference Signal canceller)のような受信機タイプが検討されている。このような受信機タイプによれば、受信機は干渉信号を抑圧又は除去することができるため、所望信号の品質を向上させることができる。

0004

更に、受信信号から干渉信号のレプリカを逐次的に減算することにより、所望信号の品質を向上させる逐次干渉キャンセル(SIC:Successive Interference Canceller)のような高機能受信機タイプも存在する。また、SICにおいて干渉信号の送信信号推定の際に誤り訂正復号処理を行うものは、ターボSIC(Turbo-SIC)と呼ばれる。

先行技術

0005

3GPP TR 36.829 V11.0.0 (2012-03)

発明が解決しようとする課題

0006

高機能受信機タイプでは、干渉信号が抑圧又は除去されるため、他セルからの干渉状況によって、高機能受信機タイプの特性が変化する。特に、干渉信号の検出が困難な状況では、干渉信号のキャンセル誤りが発生し、干渉レベルが増加して所望信号の品質を劣化させる。

0007

図1に、干渉信号の誤検出・誤キャンセルが発生する例を示している。図1に示すように、移動機UE1は基地局eNB1のセルに在圏しており、移動機UE2は基地局eNB2のセルに在圏している。移動機UE1にとって基地局eNB2のセルは干渉セルとなり、基地局eNB2から送信される信号は、移動機UE1にとって干渉信号となる。

0008

移動機UE2が基地局eNB2の近くに位置しており、移動機UE2と基地局eNB2との間の信号対干渉雑音比(SINR:Signal to Interference pulse Noise Ratio)のような品質が良好な場合、基地局eNB2は、移動機UE2に対して64QAM(64 Quadrature Amplitude Modulation)のような多値変調MIMO(Multiple Input Multiple Output)による送信を行うことができる。一方、移動機UE1は、基地局eNB2からの信号が届く範囲内に位置しているものの、基地局eNB2から離れているため、基地局eNB2からの信号の品質は悪くなる。このような場合、移動機UE1は、干渉信号の検出が困難になり、MMSE-IRC、CRS canceller又はSICのような高機能受信機タイプを使用した場合、干渉信号の誤検出・誤キャンセルが発生する。その結果、干渉信号のキャンセル誤りが発生し、干渉レベルが増加して、基地局eNB1からの所望信号の品質を劣化させる。

0009

本発明は、基地局が他セルからの干渉状況等を判定し、受信機タイプに関する受信機の動作可否を設定することにより、移動機における所望信号の品質を向上させることを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明の一形態による移動機は、
少なくとも1つの受信機タイプに関する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号を受信する受信機タイプ制御信号受信部と、
受信した受信機タイプ制御信号に基づいて、受信機の動作を設定する受信機設定部と、
を有することを特徴とする。

0011

本発明の一形態による受信方法は、
移動機における受信方法であって、
少なくとも1つの受信機タイプに関する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号を受信するステップと、
受信した受信機タイプ制御信号に基づいて、受信機の動作を設定するステップと、
を有することを特徴とする。

0012

本発明の一形態による基地局は、
少なくとも1つの受信機タイプに関する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号を生成する受信機タイプ制御信号生成部と、
生成された受信機タイプ制御信号を送信する受信機タイプ制御信号送信部と、
を有することを特徴とする。

0013

本発明の一形態による受信機動作制御方法は、
基地局における受信機動作制御方法であって、
少なくとも1つの受信機タイプに関する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号を生成するステップと、
生成された受信機タイプ制御信号を送信するステップと、
を有することを特徴とする。

発明の効果

0014

本発明によれば、移動機における所望信号の品質を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0015

干渉信号の誤検出・誤キャンセルが発生する例
本発明の実施例に係る移動機の構成を示すブロック図
本発明の実施例に係る移動機における受信方法を示すフローチャート
本発明の実施例に係る基地局の構成を示すブロック図
本発明の実施例に係る基地局における受信機動作制御方法を示すフローチャート

実施例

0016

以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。

0017

本発明の実施例では、複数の基地局を含む移動通信システムにおいて、受信信号から所望信号を取得する移動機について説明する。移動機が受信信号から所望信号を取得するために、少なくとも1つの受信機タイプ(receiver type)が用いられる。受信機タイプとは、受信信号を復号化して所望信号を取得するためのアルゴリズムであり、例えば、MMSE、MRC、MMSE-IRC、CRS canceller、SIC等の受信機タイプが存在する。MMSE及びMRCは、干渉抑圧処理を行わない受信機タイプであり、ベースライン受信機タイプ(baseline receiver type)と呼ばれる。MMSE-IRC、CRS canceller、SIC等は、干渉抑圧処理を行う受信機タイプであり、高機能受信機タイプ(advanced receiver type)と呼ばれる。高機能受信機タイプを動作させるためには、所定の性能要件(enhanced performance requirements)を満たす必要がある。なお、これらの受信機タイプは単なる例示であり、本発明の実施例において他の受信機タイプが用いられてもよい。

0018

例えば、図1に示すような干渉信号の検出が困難な状況では、干渉抑圧処理を行う受信機タイプに関する受信機の動作を行わせないようにすることが望まれる。このため、本発明の実施例に係る基地局は、少なくとも1つの受信機タイプに関する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号を生成して送信する。本発明の実施例に係る移動機は、受信機タイプ制御信号を受信し、受信した受信機タイプ制御信号に基づいて、受信機の動作を設定する。

0019

本発明の実施例に係る移動機及び基地局について、更に詳細に以下に説明する。

0020

<移動機の構成及び動作>
図2に、本発明の実施例に係る移動機10の構成を示す。移動機10は、携帯電話スマートフォンなどの無線通信機能を備えた何れか適切な装置であってもよい。

0021

移動機10は、受信機タイプ制御信号受信部101と、受信機設定部103とを有する。移動機10は、対応受信機タイプ通知部105を更に有してもよい。

0022

受信機タイプ制御信号受信部101は、基地局から、少なくとも1つの受信機タイプに関する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号を受信する。

0023

受信機タイプ制御信号は、受信機タイプ毎に動作を許可するビット(例えば、1)又は許可しないビット(例えば、0)で構成されてもよい。例えば、8個の受信機タイプが存在する場合、受信機タイプ制御信号は8ビットで構成されてもよい。また、受信機タイプ制御信号は、高機能受信機タイプ毎に動作を許可するビット(例えば、1)又は許可しないビット(例えば、0)で構成されてもよい。例えば、8個の受信機タイプのうち2個がベースライン受信機タイプであり、6個が高機能受信機タイプである場合、受信機タイプ制御信号は6ビットで構成されてもよい。また、受信機タイプ制御信号は、受信機の性能要件毎にグループ化されて設定されてもよい。例えば、8個の受信機タイプが性能要件に応じて4個にグループ化される場合、受信機タイプ制御信号は4ビットで構成されてもよい。

0024

或いは、受信機タイプ制御信号は、干渉抑圧処理のための情報の中に所定の値を設定することにより生成された信号でもよい。例えば、基地局は、移動機での干渉抑圧処理のために、干渉セルにおける送信電力情報、参照信号に関する情報、送信ランク数、変調方式等の情報を移動機に通知する必要がある。このような干渉抑圧処理のための情報の中に、移動機が認識できない情報が設定されている場合、受信機タイプ制御信号は、受信機タイプの動作を許可しないことを示してもよい。なお、図1には、1つの干渉セルが示されているが、複数の干渉セルが存在してもよい。複数の干渉セルのそれぞれについて干渉抑圧処理のための情報が通知される場合、その情報の少なくとも1つの中に所定の値が設定されている場合、受信機タイプ制御信号は、受信機タイプの動作を許可しないことを示してもよい。例えば、干渉セル毎に通知される干渉抑圧処理のための情報のいずれか又は全ての中に所定の値が設定されている場合、受信機タイプ制御信号は、受信機タイプの動作を許可しないことを示してもよい。

0025

上記のように、基地局は、移動機での干渉抑圧処理のために、干渉セルにおける送信電力情報、参照信号に関する情報、送信ランク数、変調方式等の情報を移動機に通知する必要がある。例えばLTE(Long Term Evolution)システムでは、基地局は、参照信号とデータ信号との電力比を送信電力情報として移動機に通知する。また、参照信号に関する情報には、参照信号の種別(例えば、CRS(Common Reference Signal)又はDM-RS(Demodulation Reference Signal)等)、参照信号系列、時間又は周波数領域上の位置、アンテナポート数等が含まれる。送信ランク数は、送信ストリームの数(多ストリーム又はシングルストリーム)を示す。変調方式は、QPSK(Qadrature Phase-Shift Keying)、16QAM等のうちいずれかを示す。MMSE-IRCに従って動作する移動機では、これらの干渉抑圧処理のための情報のうち、干渉信号に対するチャネル推定に必要な情報(送信電力情報、参照信号に関する情報、送信ランク数)が用いられる。SICに従って動作する移動機では、これらの干渉抑圧処理のための情報のうち、干渉信号に対するチャネル推定に必要な情報(送信電力情報、参照信号に関する情報、送信ランク数)と、干渉信号に対する送信信号復調に必要な情報(チャネル推定値、変調方式)とが用いられる。例えば、送信電力情報が無限大である場合、送信電力情報を用いるMMSE-IRC、SIC等の高機能受信機タイプに関する受信機の動作は許可されない。また、参照信号に関する情報が未定義の種別、未定義の参照信号系列、未定義の位置又は未定義のアンテナポート数を示す場合、参照信号に関する情報を用いるMMSE-IRC、SIC等の高機能受信機タイプに関する受信機の動作は許可されない。また、送信ランク数が0である場合、送信ランク数を用いるMMSE-IRC、SIC等の高機能受信機タイプに関する受信機の動作は許可されない。また、変調方式が対象外の変調方式を示す場合、変調方式を用いるSIC等の高機能受信機タイプに関する受信機の動作は許可されない。一方、変調方式が対象外の変調方式を示すが、送信電力情報、参照信号に関する情報及び送信ランク数に認識できる値が設定されている場合、MMSE-IRC等の高機能受信機タイプに関する受信機の動作は許可されてもよい。

0026

また、受信機タイプ制御信号は、報知情報又は無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)シグナリングにて受信されてもよい。受信機タイプ制御信号は、報知情報にて受信され、更に、RRCシグナリングにて受信されてもよい。なお、報知情報は、セル内の移動機に共通して通知され、RRCシグナリングは、移動機毎に個別に通知される。

0027

また、受信機タイプ制御信号は、移動機の接続状態に応じて設定された受信機の動作可否を示してもよい。例えばLTEシステムでは、移動機が基地局と接続されて通信可能な接続状態(Connected state)と、移動機が基地局と接続されていないアイドル状態(Idle state)とが定義されている。受信機タイプ制御信号は、これらの状態のそれぞれについて、受信機の動作可否を示してもよい。例えば、受信機タイプ制御信号が報知情報にて受信される場合、報知情報の中に、接続状態のときの受信機の動作可否と、アイドル状態のときの受信機の動作可否とが含まれてもよい。例えば、受信機タイプ制御信号がRRCシグナリングにて受信される場合、接続の際のRRCシグナリングの中に、接続状態のときの受信機の動作可否が含まれてもよく、接続解放の際のRRCシグナリングの中に、アイドル状態のときの受信機の動作可否が含まれてもよい。このようにして、例えば、アイドル状態のときは高機能受信機タイプに関する受信機の動作を許可せず、接続状態のときは高機能受信機タイプに関する受信機の動作を許可してもよい。

0028

また、受信機タイプ制御信号は、セルの構成に応じて設定された受信機の動作可否を示してもよい。例えばLTE-A(LTE-Advanced)システムでは、キャリアアグリゲーション利用可能であり、プライマリセル(PCell:Primary Cell)に加えてセカンダリセル(SCell:Secondary Cell)が利用可能である。キャリアアグリゲーションが利用される場合、プライマリセル及びセカンダリセル毎に干渉状況が異なる可能性があるため、受信機タイプ制御信号は、プライマリセル及びセカンダリセルのそれぞれに対して受信機の動作可否を示してもよい。また、LTE-Aシステムでは、複数のセルからデータ送信協調して行うことでセル端の移動機の受信品質を向上させるセル間協調(CoMP:Coordinated Multi-Point transmission/reception)と呼ばれる技術が利用可能である。CoMPの設定によって干渉状況が異なる可能性があるため、受信機タイプ制御信号は、CoMPの設定状態に対して受信機の動作可否を示してもよい。更に、LTE-Aシステムでは、時間領域又は周波数領域でリソースを制御して干渉を低減するセル間干渉制御(eICIC:enhanced Inter-Cell Interference Coordination)と呼ばれる技術が利用可能である。eICICの設定によって干渉状況が異なる可能性があるため、受信機タイプ制御信号は、eICICの設定状態に対して受信機の動作可否を示してもよい。

0029

受信機設定部103は、受信機タイプ制御信号受信部101で受信した受信機タイプ制御信号に基づいて、受信機の動作を設定する。受信機設定部103は、受信機タイプ制御信号によって動作が許可された受信機タイプのうち、いずれかの受信機タイプに従って受信機を動作させる。複数の受信機の動作が許可された場合、受信機設定部103は、基地局から通知された優先順位又は移動機10内に設定された所定の優先順位に基づいて、受信機の動作を設定してもよい。なお、基地局からの優先順位は、受信機タイプ制御信号にて通知されてもよく、他の信号で通知されてもよい。

0030

また、受信機タイプ制御信号が報知情報にて受信され、更に、受信機タイプ制御信号がRRCシグナリングにて受信された場合、受信機設定部103は、RRCシグナリングにて受信した受信機タイプ制御信号に基づいて、受信機の動作を設定してもよい。

0031

また、受信機設定部103は、対応している受信機タイプに関する受信機の動作が受信機タイプ制御信号において動作不可として示された場合、すなわち、対応している受信機タイプに関する受信機の動作が許可されない場合、所定の受信機タイプに関する受信機の動作を設定してもよい。所定の受信機タイプは、MMSE又はMRCのようなベースライン受信機タイプでもよい。

0032

また、受信機タイプ制御信号において移動機の接続状態に応じて移動機の動作可否が設定されている場合、受信機設定部103は、移動機の接続状態が変化したときに受信機の動作を設定してもよい。また、受信機タイプ制御信号においてセルの構成に応じて移動機の動作可否が設定されている場合、受信機設定部103は、セルの構成が変化したときに受信機の動作を設定してもよい。

0033

対応受信機タイプ通知部105は、対応している受信機タイプを基地局に通知する。対応している受信機タイプは、移動機能力(UE Capability)として、基地局への接続の際に通知されてもよい。

0034

図3に、本発明の実施例に係る移動機における受信方法を示す。

0035

ステップS101において、受信機タイプ制御信号受信部101は、下りリンクの報知情報又はRRCシグナリングにて、受信機タイプ制御信号を受信する。

0036

ステップS103において、受信機設定部103は、受信機タイプ制御信号に基づいて、受信機の動作を設定する。受信機設定部103は、受信機タイプ制御信号によって動作が許可された受信機タイプのうち、いずれかの受信機タイプに従って受信機を動作させる。このときに、優先順位が考慮されてもよい。また、受信機タイプ制御信号が報知情報及びRRCシグナリングの双方で受信された場合、RRCシグナリングを優先してもよい。

0037

ステップS105において、移動機10の受信機は、設定された受信機の動作に従って受信信号を処理する。

0038

<基地局の構成及び動作>
図4に、本発明の一実施例による基地局20の構成を示す。基地局20は、移動機10と無線接続することによって、交換局等から受信した下りリンクデータを移動機10に送信すると共に、移動機10から受信した上りリンクデータを交換局等に送信する。

0039

基地局20は、受信機タイプ制御信号生成部205と、受信機タイプ制御信号送信部207とを有する。基地局20は、対応受信機タイプ通知信号受信部201と、干渉状況判定部203とを有してもよい。

0040

対応受信機タイプ通知信号受信部201は、移動機が対応している受信機タイプを示す対応受信機タイプ通知信号を受信する。対応受信機タイプ通知信号は、移動機能力として、移動機が基地局に接続する際に通知されてもよい。

0041

干渉状況判定部203は、周辺セルからの干渉状況を判定する。例えば、干渉状況判定部203は、周辺セルとの位置関係から周辺セルからの干渉状況を判定してもよく、移動機の受信品質に基づいて周辺セルからの干渉状況を判定してもよい。

0042

受信機タイプ制御信号生成部205は、少なくとも1つの受信機タイプに関する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号を生成する。受信機タイプ制御信号生成部205は、干渉状況判定部203で判定された干渉状況に基づいて、受信機タイプ制御信号を生成してもよい。例えば、干渉信号の検出が困難であると想定される場合、受信機タイプ制御信号生成部205は、干渉抑圧処理を行う受信機タイプに関する受信機の動作を許可しないように設定した受信機タイプ制御信号を生成してもよい。

0043

受信機タイプ制御信号生成部205は、セル内の移動機に共通して通知する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号と、移動機毎に個別に通知する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号とを生成してもよい。

0044

対応受信機タイプ通知信号受信部201が対応受信機タイプ通知信号を受信している場合、受信機タイプ制御信号生成部205は、移動機が対応している受信機タイプに対して、受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号を生成してもよい。

0045

上記のように、受信機タイプ制御信号は、受信機タイプ毎に動作を許可するビット(例えば、1)又は許可しないビット(例えば、0)で構成されてもよい。或いは、受信機タイプ制御信号は、干渉抑圧処理のための情報の中に所定の値を設定することにより生成された信号でもよい。

0046

また、上記のように、受信機タイプ制御信号生成部205は、移動機の接続状態に応じて移動機の動作可否を設定し、受信機タイプ制御信号を生成してもよい。また、受信機タイプ制御信号生成部205は、セルの構成に応じて移動機の動作可否を設定し、受信機タイプ制御信号を生成してもよい。

0047

更に、受信機タイプ制御信号生成部205は、受信機タイプ制御信号の中に受信機タイプの優先順位を設定してもよい。

0048

受信機タイプ制御信号送信部207は、受信機タイプ制御信号生成部205で生成された受信機タイプ制御信号を送信する。受信機タイプ制御信号送信部207は、報知情報又はRRCシグナリングにて、受信機タイプ制御信号を送信してもよい。受信機タイプ制御信号送信部207は、セル内の移動機に共通して通知する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号を報知情報にて送信し、移動機毎に個別に通知する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号をRRCシグナリングにて送信してもよい。

0049

図5に、本発明の実施例に係る基地局における受信機動作制御方法を示す。

0050

ステップS201において、干渉状況判定部203は、周辺セルからの干渉状況を判定する。

0051

ステップS203において、受信機タイプ制御信号生成部205は、受信機タイプに関する受信機の動作可否を設定し、受信機タイプ制御信号を生成する。このときに、受信機タイプ制御信号生成部205は、優先順位を指定してもよい。また、受信機タイプ制御信号生成部205は、セル内の移動機に共通して通知する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号と、移動機毎に個別に通知する受信機の動作可否を示す受信機タイプ制御信号とを生成してもよい。

0052

ステップS205において、受信機タイプ制御信号送信部207は、下りリンクの報知情報又はRRCシグナリングにて、受信機タイプ制御信号を送信する。

0053

<実施例の効果>
本発明の実施例によれば、基地局が他セルからの干渉状況等を判定し、受信機タイプに関する受信機の動作可否を設定することにより、移動機における所望信号の品質を向上させることが可能になる。

0054

また、報知情報及びRRCシグナリングを使用することにより、セル全体の移動機内の受信機の動作を制御すると共に、移動機個別の受信機の動作を制御することが可能になる。例えば、干渉信号の検出が困難であると想定される場合、報知情報により高機能受信機タイプに関する受信機の動作を許可せず、特定の位置に存在する移動機に対してのみ、高機能受信機タイプに関する移動機の動作を許可することができる。

0055

仮に全ての受信機タイプに関する受信機の動作が許可されない場合であっても、ベースライン受信機タイプに従って受信機を動作させることにより、移動機が信号を受信できないという状況を回避できる。

0056

また、移動機の接続状態、セル構成等を考慮して受信機の動作可否を判定することにより、干渉状況により適した受信機の動作が可能になる。

0057

説明の便宜上、本発明の実施例に係る移動機及び基地局は機能的なブロック図を用いて説明しているが、本発明の実施例に係る移動機及び基地局は、ハードウェアソフトウェア又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。また、各機能部が必要に応じて組み合わせて使用されてもよい。また、本発明の実施例に係る方法は処理の流れを示すフローチャートを用いて説明しているが、本発明の実施例に係る方法は、実施例に示す順序と異なる順序で実施されてもよい。

0058

以上、基地局が他セルからの干渉状況等を判定し、受信機タイプに関する受信機の動作可否を設定することにより、移動機における所望信号の品質を向上させる手法について説明したが、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々の変更・応用が可能である。

0059

10移動機
101受信機タイプ制御信号受信部
103受信機設定部
105 対応受信機タイプ通知部
20基地局
201 対応受信機タイプ通知信号受信部
203干渉状況判定部
205 受信機タイプ制御信号生成部
207 受信機タイプ制御信号送信部

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