図面 (/)

技術 高層・超高層建物の解体工法

出願人 戸田建設株式会社
発明者 中村敬野坂浩司
出願日 2012年12月28日 (8年0ヶ月経過) 出願番号 2012-287377
公開日 2014年7月10日 (6年5ヶ月経過) 公開番号 2014-129668
状態 特許登録済
技術分野 既存建築物への作業
主要キーワード 工事騒音 解体施工 破砕音 解体対象 安全作業 切断工事 解体材 建物周囲
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年7月10日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

本発明は、高層超高層建物解体工法に関し、従来の解体工法では柱の切断に時間が掛かり、解体工事工期が長期化することが課題であって、それを解決することである。

解決手段

建物上層階から下層階に順に解体する建物の解体工事において、解体施工階の解体工事を施工する解体工程と、前記解体工程と平行して解体施工階の下層階における柱の内、当該柱の耐力により許容される範囲内の柱を切断する先行切断工程と、該切断した柱の周囲に仮設サポートを設置する仮設サポート設置工程とからなり、解体工事の進捗により前記解体施工階での解体工程と、前記先行切断工程と仮設サポート設置工程とを建物の下層階に向け繰り返して建物を解体する高層・超高層建物の解体工法とする。

概要

背景

我が国において霞が関ビル等の超高層高層建築物が建てられてから40数年が経ち、これらの老朽化した建築物解体工事が、今後益々増えることになる。そこで、従来、超高層・高層建築物の解体工法としては、例えば、特許文献1に記載されているように、建物の屋上にハットトラス構築し、該ハットトラスを建物に支持されたマストで支持し、建物の最上階から解体重機により解体して、解体した解体材排出路から排出し、前記マストを下層の階に下降させて当該下層の階で支持させ、解体が済んだ階の下の階を解体して行き、漸次上層の階から下層の階へ解体を進める解体工法が知られている。

概要

本発明は、高層超高層建物の解体工法に関し、従来の解体工法では柱の切断に時間が掛かり、解体工事の工期が長期化することが課題であって、それを解決することである。建物を上層階から下層階に順に解体する建物の解体工事において、解体施工階の解体工事を施工する解体工程と、前記解体工程と平行して解体施工階の下層階における柱の内、当該柱の耐力により許容される範囲内の柱を切断する先行切断工程と、該切断した柱の周囲に仮設サポートを設置する仮設サポート設置工程とからなり、解体工事の進捗により前記解体施工階での解体工程と、前記先行切断工程と仮設サポート設置工程とを建物の下層階に向け繰り返して建物を解体する高層・超高層建物の解体工法とする。

目的

本発明に係る高層・超高層建物の解体工法の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、建物を上層階から下層階に順に解体する建物の解体工事において、解体施工階の解体工事を施工する解体工程と、前記解体工程と平行して解体施工階の下層階における柱の内、当該柱の耐力により許容される範囲内の柱を切断する先行切断工程と、該切断した柱の周囲に仮設サポートを設置する仮設サポート設置工程とからなり、解体工事の進捗により前記解体施工階での解体工程と、前記先行切断工程と仮設サポート設置工程とを建物の下層階に向け繰り返して建物を解体することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

建物上層階から下層階に順に解体する建物の解体工事において、解体施工階の解体工事を施工する解体工程と、前記解体工程と平行して解体施工階の下層階における柱の内、当該柱の耐力により許容される範囲内の柱を切断する先行切断工程と、該切断した柱の周囲に仮設サポートを設置する仮設サポート設置工程とからなり、解体工事の進捗により前記解体施工階での解体工程と、前記先行切断工程と仮設サポート設置工程とを建物の下層階に向け繰り返して建物を解体すること、を特徴とする高層超高層建物解体工法

請求項2

解体工程では、解体施工階で設置されている仮設サポートおよび切断されている柱を撤去して、その後に施工階全体を解体すること、を特徴とする請求項1に記載の高層・超高層建物の解体工法。

請求項3

柱の切断は、建物周囲への騒音を低減させるワイヤソー工法にて切断すること、を特徴とする請求項1または2に記載の高層・超高層建物の解体工法。

技術分野

0001

本発明は、高層超高層建物解体工法に関するものである。

背景技術

0002

我が国において霞が関ビル等の超高層高層建築物が建てられてから40数年が経ち、これらの老朽化した建築物解体工事が、今後益々増えることになる。そこで、従来、超高層・高層建築物の解体工法としては、例えば、特許文献1に記載されているように、建物の屋上にハットトラス構築し、該ハットトラスを建物に支持されたマストで支持し、建物の最上階から解体重機により解体して、解体した解体材排出路から排出し、前記マストを下層の階に下降させて当該下層の階で支持させ、解体が済んだ階の下の階を解体して行き、漸次上層の階から下層の階へ解体を進める解体工法が知られている。

先行技術

0003

特開平06−272403号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、従来の高層・超高層建物の解体工法では、解体工事を施工する階の作業安全性を確保するため、その下階解体作業先行しない方法とされている。そのため、解体の作業効率は、解体施工階における構造体圧砕切断作業所要時間に左右されることになる。特に、高層・超高層建物では、建物の自重および積載荷重支えるために、柱の断面積が大きく、また、高強度の材料が使用されるため、解体重機による破砕カッターによる切断に多くの時間が掛かるものである。それにより解体工事において工期が長期化するという課題がある。また、柱切断時に騒音が発生することで建物周辺に対する騒音対策も課題となる。本発明に係る高層・超高層建物の解体工法は、このような課題を解決するために提案されたものである。

課題を解決するための手段

0005

本発明に係る高層・超高層建物の解体工法の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、建物を上層階から下層階に順に解体する建物の解体工事において、解体施工階の解体工事を施工する解体工程と、前記解体工程と平行して解体施工階の下層階における柱の内、当該柱の耐力により許容される範囲内の柱を切断する先行切断工程と、該切断した柱の周囲に仮設サポートを設置する仮設サポート設置工程とからなり、解体工事の進捗により前記解体施工階での解体工程と、前記先行切断工程と仮設サポート設置工程とを建物の下層階に向け繰り返して建物を解体することである。

0006

前記解体工程では、解体施工階で設置されている仮設サポートおよび切断されている柱を撤去して、その後に施工階全体を解体することである。
更に、前記柱の切断は、建物周囲への騒音を低減させるワイヤソー工法にて切断することを含むものである。

発明の効果

0007

本発明の高層・超高層建物の解体工法によれば、解体工事において時間が掛かる柱の切断作業を先行して施工するので、飛躍的に解体工事の期間が短縮される。また、騒音の激しい柱の切断工事を、建物の内部で先行して行うので、建物の周辺地域に対する工事騒音が低減され環境に優しい解体工法になると言う優れた効果を奏するものである。

図面の簡単な説明

0008

本発明に係る高層・超高層建物の解体工法の先行切断工程を示す建物の平面図である。
同本発明の高層・超高層建物の解体工法による解体工事中の建物の断面図である。

0009

本発明に係る高層・超高層建物の解体工法は、図1乃至図2に示すように、解体施工階の下層階において、柱を先行して切断する工法である。

0010

本発明に係る高層・超高層建物の解体工法は、建物を上層階から下層階に順に解体する建物の解体工事において、解体施工階の解体工事を施工する解体工程と、前記解体工程と平行して解体施工階の下層階における柱の内、当該柱の耐力により許容される範囲内の柱を切断する先行切断工程と、該切断した柱の周囲に仮設サポートを設置する仮設サポート設置工程とからなる。

0011

そして、前記解体工事の進捗により前記解体施工階での解体工程と、前記先行切断工程と仮設サポート設置工程とを、建物の下層階に向け繰り返して、建物を解体する解体工法である。

0012

前記先行切断工程では、図1に示すように、最初に解体工事の進捗状況に応じた各階の柱の必要保有水平耐力を算出する。それにより、切断可能な柱1bの本数を決定する。

0013

そして、柱切断階の上部の重量である建物自重および施工荷重を算出して、必要な仮設サポート3の本数を決定する。上記柱1bの切断と仮設サポート3の設置とは、建物1の内側の柱と、その柱の周囲において施工されるものである。建物1の外周部の柱1cは、安全作業上により、先行して切断することはない。

0014

解体重機2により解体施工階で解体作業を開始する。この解体工程と平行して、解体施工階の下層階で、ワイヤソー(図示せず)を用意して、前記切断することとなった柱1bの脚部を切断する。

0015

前記柱1bの切断工事では、騒音の発生が問題となるが、この解体工法では、建物の内部で切断するので、工事騒音が低減され、且つ、前記ワイヤソーにより切断するので、コンクリート打撃音破砕音などが抑制されて、更に騒音が低減される。

0016

また、前記切断した柱1bの周囲で、図1乃至図2に示すように、仮設サポート3を設置する。

0017

その後、解体工事の進捗により、前記解体工程では、解体施工階で設置されている仮設サポート3および切断されている柱1bを撤去して、その後に施工階全体を解体することになる。前記先行切断した柱1bは、解体重機2により引き倒して破砕するか、若しくは、揚重機によりそのまま地上へ吊り降ろすものである。

実施例

0018

このような解体工法により、柱の切断工事が、解体工事の施工階の下層階で先行して施工されるので、解体工期が、例えば、1フロアについて従来よりも3日短縮される程になるなど、工期短縮に大きく貢献するものである。

0019

本発明に係る高層・超高層建物の解体工法は、鉄筋コンクリート造RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)、鉄骨造(S造)を解体対象として適用できるものであり、特に、柱の切断に時間が掛かるSRC造で最も効果が顕著である。なお、本発明に係る解体工法は、建物の上から下へと解体する工法に適用されるものである。

0020

1建物、 1a解体した部分、
1b先行切断する柱、 1c 先行切断しない柱、
2解体重機、
3仮設サポート。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • FSテクニカル株式会社の「 注入装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】本発明は、注入物がセメントスラリーであっても、ポンピングの円滑さが損なわれることのない注入装置を提供する。【解決手段】セメントスラリーSを対象物に注入する注入装置10であって、シリンダー部21... 詳細

  • 東鉄工業株式会社の「 コンクリート掘削用の切削機及びコンクリート掘削方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】コンクリート構造物の掘削作業において発生する騒音や振動を抑え、掘削作業を迅速化及び効率化できるコンクリート掘削用の切削機及びコンクリート掘削方法を提供する。【解決手段】 掘削用の切削溝を形成... 詳細

  • 多摩防水技研株式会社の「 PCカーテンウォールのコンクリート剥落防止工法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】ウレタンまたはウレアシートを接着材により貼り付けるだけですむので、補強用の繊維等も不要で、かつ、手作業で下地コンクリートに塗布するものに比べて、狭隘部でも簡易かつ迅速に施工でき、また、高所作業... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ