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技術 通信ノード、制御装置、通信システム、エントリ集約方法及びプログラム

出願人 日本電気株式会社
発明者 鳥越啓輔鈴木洋司
出願日 2012年12月25日 (7年10ヶ月経過) 出願番号 2012-281500
公開日 2014年7月7日 (6年4ヶ月経過) 公開番号 2014-127768
状態 特許登録済
技術分野 広域データ交換
主要キーワード 集約動作 システム参照 エントリ生成 トランジエント オープンフロー 書き換え指示 指定ポート 受信ポート情報
関連する未来課題
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図面 (9)

課題

通信ノードが保持するフローエントリ数の削減。

解決手段

通信ノードは、複数のマッチ条件と、前記複数のマッチ条件のいずれかに適合するパケットに適用する共通の処理内容とを対応付けエントリを記憶可能なエントリ記憶部と、前記エントリ記憶部から受信パケットに適合するマッチ条件を持つエントリを検索し、受信パケットを処理するパケット処理部と、を備える。

概要

背景

非特許文献1、2に、オープンフローという技術が提案されている。オープンフローは、通信エンドツーエンドフローとして捉え、フロー単位経路制御障害回復負荷分散、最適化を行うものである。非特許文献2に仕様化されているオープンフロースイッチは、オープンフローコントローラとの通信用セキュアチャネルを備え、オープンフローコントローラから適宜追加または書き換え指示されるフローテーブルに従って動作する。フローテーブルには、フロー毎に、パケットヘッダと照合するマッチ条件(Match Fields)と、フロー統計情報(Counters)と、処理内容を定義したインストラクション(Instructions)と、の組が定義される(非特許文献2の「4.1 Flow Table」の項参照)。

例えば、オープンフロースイッチは、パケットを受信すると、フローテーブルから、受信パケットヘッダ情報適合するマッチ条件(非特許文献2の「4.3 Match Fields」参照)を持つエントリ検索する。検索の結果、受信パケットに適合するエントリが見つかった場合、オープンフロースイッチは、フロー統計情報(カウンタ)を更新するとともに、受信パケットに対して、当該エントリのインストラクションフィールド記述された処理内容(指定ポートからのパケット送信フラッディング廃棄等)を実施する。一方、検索の結果、受信パケットに適合するエントリが見つからなかった場合、オープンフロースイッチは、セキュアチャネルを介して、オープンフローコントローラに対してエントリ設定の要求、即ち、受信パケットを処理するための制御情報送信要求(Packet−Inメッセージ)を送信する。オープンフロースイッチは、処理内容が定められたフローエントリを受け取ってフローテーブルを更新する。このように、オープンフロースイッチは、フローテーブルに格納されたエントリを制御情報として用いてパケット転送を行う。

特許文献1には、上記オープンフロースイッチ相当のネットワーク機器インタフェース制御において、リンクアグリゲーショングループと、それに所属する物理ポートの双方を検索対象にできる実装を実現するというインタフェース制御方式が開示されている。より具体的には、このネットワーク機器は、論理グループインタフェースである論理インタフェースと、前記論理グループに所属する物理ポートと、前記論理インタフェース及び前記物理ポートのそれぞれに対して所定の機能の有効化が行われている場合、前記論理インタフェースと前記物理ポートとを共に管理インタフェースに組み込んで管理対象とするインタフェース制御部とを具備する、と記載されている。

概要

通信ノードが保持するフローエントリ数の削減。通信ノードは、複数のマッチ条件と、前記複数のマッチ条件のいずれかに適合するパケットに適用する共通の処理内容とを対応付けたエントリを記憶可能なエントリ記憶部と、前記エントリ記憶部から受信パケットに適合するマッチ条件を持つエントリを検索し、受信パケットを処理するパケット処理部と、を備える。

目的

本発明は、上記通信ノードが保持するフローエントリ数の削減に貢献できる通信ノード、制御装置、通信システム、エントリ集約方法及びプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数のマッチ条件と、前記複数のマッチ条件のいずれかに適合するパケットに適用する共通の処理内容とを対応付けエントリを記憶可能なエントリ記憶部と、前記エントリ記憶部から受信パケットに適合するマッチ条件を持つエントリを検索し、受信パケットを処理するパケット処理部と、を備えた通信ノード

請求項2

所定のタイミングで、前記エントリ記憶部に保持されているエントリのうち、処理内容として同一の内容が設定されているエントリを抽出し、前記抽出した各エントリのマッチ条件を持つ1つのエントリに集約するエントリ集約部を備える請求項1の通信ノード。

請求項3

所定の制御装置に対し、前記集約した結果を通知する請求項2の通信ノード。

請求項4

複数のマッチ条件と、前記複数のマッチ条件のいずれかに適合するパケットに適用する共通の処理内容とを対応付けたエントリを記憶可能なエントリ記憶部と、前記エントリ記憶部から受信パケットに適合するマッチ条件を持つエントリを検索し、受信パケットを処理するパケット処理部と、を備えた通信ノードを制御する制御装置であって、前記通信ノードからの要求に応じて、前記エントリ記憶部に設定するエントリを生成するエントリ生成部と、前記通信ノードのエントリ記憶部に、前記生成したエントリの処理内容と同一の内容が設定されているエントリが記憶されている場合、前記生成したエントリの送信に代えて、前記生成したエントリの処理内容と同一の内容が設定されているエントリのマッチ条件に、前記生成したエントリのマッチ条件を追加する処理を実行するエントリ更新部とを備えた制御装置。

請求項5

前記エントリ更新部に代えて、所定のタイミングで、前記エントリ記憶部に保持されているエントリのうち、処理内容として同一の内容が設定されているエントリを抽出し、前記抽出した各エントリのマッチ条件を持つ1つのエントリに集約するエントリ集約部を備える請求項4の制御装置。

請求項6

複数のマッチ条件と、前記複数のマッチ条件のいずれかに適合するパケットに適用する共通の処理内容とを対応付けたエントリを記憶可能なエントリ記憶部と、前記エントリ記憶部から受信パケットに適合するマッチ条件を持つエントリを検索し、受信パケットを処理するパケット処理部と、を備えた通信ノードと、前記通信ノードに対し、前記エントリ記憶部に記憶すべきエントリを送信する制御装置とを含む通信ステム

請求項7

複数のマッチ条件と、前記複数のマッチ条件のいずれかに適合するパケットに適用する共通の処理内容とを対応付けたエントリを記憶可能なエントリ記憶部を備えた通信ノード又は前記通信ノードに接続された制御装置のいずれかに搭載されたコンピュータが、所定のタイミングで、前記エントリ記憶部に保持されているエントリのうち、処理内容として同一の内容が設定されているエントリを抽出するステップと、前記抽出した各エントリのマッチ条件を持つ1つのエントリに集約するステップとを含むエントリ集約方法

請求項8

複数のマッチ条件と、前記複数のマッチ条件のいずれかに適合するパケットに適用する共通の処理内容とを対応付けたエントリを記憶可能なエントリ記憶部を備えた通信ノードに接続されたコンピュータが、前記通信ノードからの要求に応じて、前記エントリ記憶部に設定するエントリを生成するステップと、前記通信ノードのエントリ記憶部に、前記生成したエントリの処理内容と同一の内容が設定されているエントリが記憶されている場合、前記生成したエントリの送信に代えて、前記通信ノードに、前記生成したエントリの処理内容と同一の内容が設定されているエントリのマッチ条件に、前記生成したエントリのマッチ条件の追加を指示するステップと、を含むエントリ集約方法。

請求項9

複数のマッチ条件と、前記複数のマッチ条件のいずれかに適合するパケットに適用する共通の処理内容とを対応付けたエントリを記憶可能なエントリ記憶部を備えた通信ノード又は前記通信ノードに接続された制御装置のいずれかに搭載されたコンピュータに、所定のタイミングで、前記エントリ記憶部に保持されているエントリのうち、処理内容として同一の内容が設定されているエントリを抽出する処理と、前記抽出した各エントリのマッチ条件を持つ1つのエントリに集約する処理とを実行させるプログラム

請求項10

複数のマッチ条件と、前記複数のマッチ条件のいずれかに適合するパケットに適用する共通の処理内容とを対応付けたエントリを記憶可能なエントリ記憶部を備えた通信ノードに接続されたコンピュータに、前記通信ノードからの要求に応じて、前記エントリ記憶部に設定するエントリを生成する処理と、前記通信ノードのエントリ記憶部に、前記生成したエントリの処理内容と同一の内容が設定されているエントリが記憶されている場合、前記生成したエントリの送信に代えて、前記通信ノードに、前記生成したエントリの処理内容と同一の内容が設定されているエントリのマッチ条件に、前記生成したエントリのマッチ条件の追加を指示する処理とを実行させるプログラム。

技術分野

0001

本発明は、通信ノード制御装置通信ステムエントリ集約方法及びプログラムに関し、特に、制御装置から設定されたエントリを参照して受信パケットを処理する通信ノード、制御装置、通信システム、エントリ集約方法及びプログラムに関する。

背景技術

0002

非特許文献1、2に、オープンフローという技術が提案されている。オープンフローは、通信をエンドツーエンドフローとして捉え、フロー単位経路制御障害回復負荷分散、最適化を行うものである。非特許文献2に仕様化されているオープンフロースイッチは、オープンフローコントローラとの通信用セキュアチャネルを備え、オープンフローコントローラから適宜追加または書き換え指示されるフローテーブルに従って動作する。フローテーブルには、フロー毎に、パケットヘッダと照合するマッチ条件(Match Fields)と、フロー統計情報(Counters)と、処理内容を定義したインストラクション(Instructions)と、の組が定義される(非特許文献2の「4.1 Flow Table」の項参照)。

0003

例えば、オープンフロースイッチは、パケットを受信すると、フローテーブルから、受信パケットのヘッダ情報適合するマッチ条件(非特許文献2の「4.3 Match Fields」参照)を持つエントリを検索する。検索の結果、受信パケットに適合するエントリが見つかった場合、オープンフロースイッチは、フロー統計情報(カウンタ)を更新するとともに、受信パケットに対して、当該エントリのインストラクションフィールド記述された処理内容(指定ポートからのパケット送信フラッディング廃棄等)を実施する。一方、検索の結果、受信パケットに適合するエントリが見つからなかった場合、オープンフロースイッチは、セキュアチャネルを介して、オープンフローコントローラに対してエントリ設定の要求、即ち、受信パケットを処理するための制御情報送信要求(Packet−Inメッセージ)を送信する。オープンフロースイッチは、処理内容が定められたフローエントリを受け取ってフローテーブルを更新する。このように、オープンフロースイッチは、フローテーブルに格納されたエントリを制御情報として用いてパケット転送を行う。

0004

特許文献1には、上記オープンフロースイッチ相当のネットワーク機器インタフェース制御において、リンクアグリゲーショングループと、それに所属する物理ポートの双方を検索対象にできる実装を実現するというインタフェース制御方式が開示されている。より具体的には、このネットワーク機器は、論理グループインタフェースである論理インタフェースと、前記論理グループに所属する物理ポートと、前記論理インタフェース及び前記物理ポートのそれぞれに対して所定の機能の有効化が行われている場合、前記論理インタフェースと前記物理ポートとを共に管理インタフェースに組み込んで管理対象とするインタフェース制御部とを具備する、と記載されている。

0005

特開2011−160171号公報

先行技術

0006

Nick McKeownほか7名、“OpenFlow: Enabling Innovation in Campus Networks”、[online]、[平成24(2012)年10月24日検索]、インターネット〈URL:http://www.openflow.org/documents/openflow-wp-latest.pdf〉
“OpenFlow Switch Specification” Version 1.1.0 Implemented (Wire Protocol 0x02)、[online]、[平成24(2012)年10月24日検索]、インターネット〈URL:http://www.openflow.org/documents/openflow-spec-v1.1.0.pdf〉

発明が解決しようとする課題

0007

以下の分析は、本発明によって与えられたものである。非特許文献1、2のオープンフローでは、マッチ条件にワイルドカードを使用することにより、1つのフローエントリで複数のフローを処理するようにし、各スイッチが保持するフローエントリの数を削減することが可能となっている。しかしながら、ワイルドカードの利用では集約できないケースがあり、フローエントリの数を増大させる要因となっている。

0008

例えば、図7に示すように、ポートa、ポートb、ポートc、ポートdを有するオープンフロースイッチ(OFS)X20があり、これら各ポートに、端末10A〜10Dが接続されているものとする。この構成において、端末10A、端末B及び端末10Cから送信されたパケットをそれぞれポートd経由で端末10Dに転送する場合、図8に示すように、マッチ条件として各端末の接続ポートを設定し、アクションとしてポートdから出力することを設定した3つのエントリが必要となる。これらエントリは、ワイルドカードを用いても集約することができない。また、端末から直接受信するパケットを対象としているため、途中のスイッチ等でヘッダ書き換えることなども不可能である。マッチ条件にIPアドレスMACアドレス等が設定されている場合も、ワイルドカードを用いても集約できないことがあり、同様の状況が発生しうる。

0009

本発明は、上記通信ノードが保持するフローエントリ数の削減に貢献できる通信ノード、制御装置、通信システム、エントリ集約方法及びプログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

第1の視点によれば、複数のマッチ条件と、前記複数のマッチ条件のいずれかに適合するパケットに適用する共通の処理内容とを対応付けたエントリを記憶可能なエントリ記憶部と、前記エントリ記憶部から受信パケットに適合するマッチ条件を持つエントリを検索し、受信パケットを処理するパケット処理部と、を備えた通信ノードが提供される。

0011

第2の視点によれば、上記した通信ノードを制御する制御装置であって、前記通信ノードからの要求に応じて、前記エントリ記憶部に設定するエントリを生成するエントリ生成部と、前記通信ノードのエントリ記憶部に、前記生成したエントリの処理内容と同一の内容が設定されているエントリが記憶されている場合、前記生成したエントリの送信に代えて、前記生成したエントリの処理内容と同一の内容が設定されているエントリのマッチ条件に、前記生成したエントリのマッチ条件を追加する処理を実行するエントリ更新部とを備えた制御装置が提供される。

0012

第3の視点によれば、複数のマッチ条件と、前記複数のマッチ条件のいずれかに適合するパケットに適用する共通の処理内容とを対応付けたエントリを記憶可能なエントリ記憶部と、前記エントリ記憶部から受信パケットに適合するマッチ条件を持つエントリを検索し、受信パケットを処理するパケット処理部と、を備えた通信ノードと、前記通信ノードに対し、前記エントリ記憶部に記憶すべきエントリを送信する制御装置とを含む通信システムが提供される。

0013

第4の視点によれば、複数のマッチ条件と、前記複数のマッチ条件のいずれかに適合するパケットに適用する共通の処理内容とを対応付けたエントリを記憶可能なエントリ記憶部を備えた通信ノード又は前記通信ノードに接続された制御装置のいずれかに搭載されたコンピュータが、所定のタイミングで、前記エントリ記憶部に保持されているエントリのうち、処理内容として同一の内容が設定されているエントリを抽出するステップと、前記抽出した各エントリのマッチ条件を持つ1つのエントリに集約するステップとを含むエントリ集約方法が提供される。本方法は、通信ノードに制御用のエントリを設定するコンピュータという、特定の機械に結びつけられている。

0014

第5の視点によれば、複数のマッチ条件と、前記複数のマッチ条件のいずれかに適合するパケットに適用する共通の処理内容とを対応付けたエントリを記憶可能なエントリ記憶部を備えた通信ノードに接続されたコンピュータが、前記通信ノードからの要求に応じて、前記エントリ記憶部に設定するエントリを生成するステップと、前記通信ノードのエントリ記憶部に、前記生成したエントリの処理内容と同一の内容が設定されているエントリが記憶されている場合、前記生成したエントリの送信に代えて、前記通信ノードに、前記生成したエントリの処理内容と同一の内容が設定されているエントリのマッチ条件に、前記生成したエントリのマッチ条件の追加を指示するステップと、を含むエントリ集約方法が提供される。本方法は、通信ノードに制御用のエントリを設定するコンピュータという、特定の機械に結びつけられている。

0015

第6の視点によれば、コンピュータを、上記した通信ノードまたは制御装置のエントリ集約部として機能させるプログラムが提供される。なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な(非トランジエントな)記憶媒体に記録することができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。

発明の効果

0016

本発明によれば、通信ノードが保持するフローエントリ数の削減に貢献することが可能となる。

図面の簡単な説明

0017

本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
本発明の第1の実施形態の通信ノードに設定可能なエントリ(フローエントリ)の一例を示す図である。
本発明の第1の実施形態の通信ノードに設定可能なエントリ(フローエントリ)の別の一例を示す図である。
本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。
本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。
本発明の第4の実施形態の構成を示すブロック図である。
本発明の背景技術を説明するための図である。
非特許文献1、2のオープンフロースイッチが保持するエントリ(フローエントリ)の構成を示す図である。

実施例

0018

[第1の実施形態]
続いて、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、通信ノード20と、制御装置30とが接続された構成が示されている。

0019

通信ノード20は、エントリ記憶部21と、エントリ記憶部21から受信パケットに適合するマッチ条件を持つエントリを検索し、受信パケットを処理するパケット処理部22と、を備えている。通信ノード20は、端末や他の通信ノードと接続され、これらの機器とパケットの授受を実行する。

0020

エントリ記憶部21は、図2に示すように、複数のマッチ条件と、前記複数のマッチ条件のいずれかに適合するパケットに適用する共通の処理内容(インストラクション)とを対応付けたエントリを記憶可能となっている。図2の例では、パケットを受信したポート(In port)がポートa、b、cのいずれかであるパケットを、ポートdから出力するエントリが設定されている(マッチ条件:In Port=a or b or c)。なお、図2の例では、マッチ条件が複数設定されているエントリを格納した例を示しているが、マッチ条件が複数設定されているエントリに限定する必要はなく、マッチ条件が1つであるエントリも格納してもよい。

0021

パケット処理部22は、エントリ記憶部21から、受信パケットの受信ポート情報やヘッダ情報等にマッチ条件を持つエントリを検索する。前記検索の結果、受信パケットに適合するマッチ条件を持つエントリが見つかった場合、パケット処理部22は、受信パケットに対し、そのエントリのインストラクションフィールドに格納された処理内容を実行する。また、パケット処理部22は、エントリ記憶部21の検索の結果、受信パケットに適合するエントリが見つからなかった場合、制御装置30に対して、受信パケットまたは受信パケットから抽出した情報を送信して、エントリの作成を要求する。なお、制御装置30と通信ノード20間の種々の制御メッセージのやり取りには非特許文献2のオープンフロープロトコルを用いることができる。この場合、このエントリの作成を要求するメッセージとしてはPacket−Inメッセージを用いることができる。

0022

なお、このような通信ノード20は、非特許文献1、2のオープンフロースイッチに、上記した複数のマッチ条件を設定できるエントリの保持機能と、前記1つのエントリに設定された複数のマッチ条件の照合機能を追加することでも実現できる。

0023

また、通信ノード20は、ネットワークスイッチのほか、搭載されたアプリケーションプログラム等と外部機器との間で授受されるパケットを中継するスイッチ機能を内蔵したパーソナルコンピュータや、スマートフォン等の携帯端末としても実現できる。

0024

制御装置30は、前記通信ノード20からのエントリの作成要求あるいは予め定められたネットワーク管理ポリシに基づいて、通信ノード20のエントリ記憶部21に保持させるエントリを生成し、通信ノード20に送信する。このような制御装置30は、非特許文献1、2のオープンフローコントローラに相当する機器を用いることができる。また、図2図3に示したエントリは、制御装置30が設定することとしてもよいし、ネットワーク管理者コマンドラインインタフェース等を用いて手動で設定してもよい。

0025

以上のように、本実施形態によれば、図8において3つのエントリを必要としていた処理を、1つのエントリで処理することが可能となる。なお、図2の例では、マッチ条件として、パケットを受信したポート(In port)を指定しているが、図3に示すように、MACアドレス等その他のマッチ条件を複数設定することも可能である。もちろん、マッチ条件:In Port=a&Src MAC=AA:AA:AA:AA:AA:AA or In Port=b&Src MAC=BB:BB:BB:BB:BB:BBというように、複数のフィールドを組み合わせたマッチ条件を複数設定できるようにしてもよい。

0026

なお、図1に示した通信ノード20の各部(処理手段)は、通信ノード20に搭載されたコンピュータに、そのハードウェアを用いて、上記した各処理を実行させるコンピュータプログラムにより実現することもできる。

0027

[第2の実施形態]
続いて、通信ノード20側に、2以上のエントリを集約して、複数のマッチ条件が設定されたエントリを生成するエントリ集約機能を追加した第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。

0028

図4は、本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。図1に示した第1の実施形態との相違は、通信ノード20Aにエントリ集約部23が追加されている点である。以下、第1の実施形態との相違点を中心に本発明の第2の実施形態を説明する。

0029

本実施形態の通信ノード20Aが備えるエントリ集約部23は、所定のタイミングで、エントリ記憶部21に格納されているエントリを読み出し、マッチ条件が異なるが同一の処理内容が設定されたエントリを、複数のマッチ条件が設定されたエントリに書き換える(集約する)動作を行う。なお、所定のタイミングとしては、一定の時間の経過や、エントリ記憶部21に新規登録されたエントリの数が所定の値に達したタイミング、エントリ記憶部21の空き容量が所定値より少なくなったタイミング等が挙げられる。

0030

例えば、図8に示すように、エントリ記憶部21に、それぞれマッチ条件が異なる3つのエントリが保持されているものとする。エントリ集約部23は、インストラクションフィールドの内容(ポートdから出力;Output port d)が同一の処理内容であるエントリを抽出し、これらのマッチ条件を統合して、図2に示すようなエントリに集約する。

0031

なお、本動作により、制御装置30側で把握している通信ノード20が保持しているエントリの内容と、実際に通信ノード20が保持しているエントリとに差異が生じてしまうため、エントリ集約部23が、制御装置30に、エントリを集約した結果を送信することが望ましい。

0032

以上のように、本実施形態によれば、通信ノード20単体で、エントリの集約処理を実行することができる。また、本実施形態では、制御装置30としては、1つのマッチ条件が設定されたエントリの生成、設定機能を備えていればよいので、非特許文献1、2に記載されているオープンフローコントローラに特別な機能を追加しなくともよい、という利点もある。

0033

[第3の実施形態]
続いて、第2の実施形態において通信ノード20側に配置されていたエントリ集約機能を制御装置側に配置した第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図5は、本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。図4に示した第2の実施形態との相違は、エントリ集約部33が制御装置側に設置されている点である。

0034

図5を参照すると、制御装置30Aは、エントリ生成部31と、エントリ集約部33とを備えている。

0035

エントリ生成部31は、通信ノード20からのエントリの作成要求を受けると、通信ノード20のエントリ記憶部21に保持させるエントリを生成し、通信ノード20のエントリ記憶部21に登録する。エントリ生成部31は、非特許文献1、2に記載されているオープンフローコントローラが備えているフローエントリ生成機能と同じものを用いることができる。

0036

エントリ集約部33は、所定のタイミングで、通信ノード20のエントリ記憶部21に格納されているエントリまたは制御装置30A側で管理している各通信ノード設定済みのエントリを読み出し、マッチ条件が異なるが同一の処理内容が設定されたエントリを、複数のマッチ条件が設定された1つのエントリに書き換える(集約する)動作を行う。なお、本実施形態においても、所定のタイミングとしては、一定の時間の経過や、エントリ記憶部21に新規に登録されたエントリの数が所定の値に達したタイミング、エントリ記憶部21の空き容量が所定値より少なくなったタイミング等が挙げられる。

0037

なお、本実施形態においては、制御装置30A側で把握している通信ノード20が保持しているエントリの内容と、実際に通信ノード20が保持しているエントリとに差異が生じないため、通信ノード20から制御装置30Aに、特段、エントリを集約した結果を送信する必要はない。

0038

以上のように、本実施形態によっても、第2の実施形態と同様に、エントリの集約処理を実行することができる。また、本実施形態では、通信ノード20側にエントリ集約部23を省略できるので、第2の実施形態に比べ、通信ノード20をより簡素な構成とすることができるという利点もある。

0039

[第4の実施形態]
続いて、制御装置による新規エントリの生成時に集約動作を実行するようにした第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図6は、本発明の第4の実施形態の構成を示すブロック図である。図5に示した第3の実施形態との相違は、制御装置30Bがエントリ更新部34を備え、エントリ生成部31Aと、エントリ更新部34とが、新規エントリ生成時に連携動作する点である。

0040

図6を参照すると、制御装置30Bは、エントリ生成部31Aと、エントリ更新部34とを備えている。

0041

エントリ生成部31Aは、通信ノード20からのエントリの作成要求を受けると、通信ノード20のエントリ記憶部21に保持させるエントリを生成し、エントリ更新部34に送信する。

0042

エントリ更新部34は、エントリ生成部31Aから新規に生成したエントリを受け取ると、通信ノード20のエントリ記憶部21に格納されているエントリまたは制御装置30B側で管理している各通信ノードの設定済みのエントリを読み出し、マッチ条件が異なるが同一の処理内容が設定されたエントリが存在するか否かを確認する。前記確認の結果、マッチ条件が異なるが同一の処理内容が設定されたエントリが存在する場合、エントリ更新部34は、当該エントリのマッチ条件にエントリ生成部31Aで生成されたエントリのマッチ条件を追加し、複数のマッチ条件が設定された1つのエントリに書き換える(更新する)動作を行う。一方、マッチ条件が異なるが同一の処理内容が設定されたエントリが存在しない場合、エントリ更新部34は、エントリ生成部31Aにて生成されたエントリをエントリ記憶部21に登録する動作を行う。

0043

以上のように、本実施形態によれば、エントリの登録時に、エントリの集約処理を実行することができるため、通信ノード20が保持するエントリの数を最小化できる。

0044

以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、各図面に示したネットワーク構成や要素の構成は、本発明の理解を助けるための一例であり、これらの図面に示した構成に限定されるものではない。

0045

また例えば、上記した各実施形態を組み合わせることも可能である。例えば、第2の実施形態と第3の実施形態とを組み合わせて、通信ノード20Aと制御装置30Aの双方がエントリ集約部23、33を備える構成も採用可能である。この構成によれば、それぞれエントリ集約部23及びエントリ集約部33がエントリ集約するタイミングを変えるなどして、通信ノード20Aと、制御装置30Aの負荷を分散することができる。

0046

最後に、本発明の好ましい形態を要約する。
[第1の形態]
(上記第1の視点による通信ノード参照)
[第2の形態]
第1の形態の通信ノードにおいて、
所定のタイミングで、前記エントリ記憶部に保持されているエントリのうち、処理内容として同一の内容が設定されているエントリを抽出し、前記抽出した各エントリのマッチ条件を持つ1つのエントリに集約するエントリ集約部を備える通信ノード。
[第3の形態]
第2の形態の通信ノードにおいて、
所定の制御装置に対し、前記集約した結果を通知する通信ノード。
[第4の形態]
(上記第2の視点による制御装置参照)
[第5の形態]
第4の形態の制御装置において、
前記エントリ更新部に代えて、所定のタイミングで、前記エントリ記憶部に保持されているエントリのうち、処理内容として同一の内容が設定されているエントリを抽出し、前記抽出した各エントリのマッチ条件を持つ1つのエントリに集約するエントリ集約部を備える制御装置。
[第6の形態]
(上記第3の視点による通信システム参照
[第7の形態]
(上記第4の視点によるエントリ集約方法参照)
[第8の形態]
(上記第5の視点によるエントリ集約方法参照)
[第9の形態]
(上記第6の視点によるプログラム参照)
なお、上記第6〜第9の形態は、第1、第4の形態と同様に、第2、3、5の形態に展開することが可能である。

0047

なお、上記の特許文献および非特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。

0048

10A〜10D端末
20、20A通信ノード
21エントリ記憶部
22パケット処理部
23、33 エントリ集約部
30、30A、30B制御装置
31、31Aエントリ生成部
34 エントリ更新部
X20オープンフロースイッチ(OFS)
X30オープンフローコントローラ(OFS)

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