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技術 端子台

出願人 中国電力株式会社
発明者 中野賢一谷花庸生布上健一郎
出願日 2012年12月27日 (7年2ヶ月経過) 出願番号 2012-285834
公開日 2014年7月7日 (5年8ヶ月経過) 公開番号 2014-127448
状態 未査定
技術分野 多導体接続(端子取付、端子台、気密端子)
主要キーワード 仮固定位置 丸型圧着端子 導電金具 正立姿勢 締結ネジ 仮固定状態 突出方向先端 圧着部材
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図面 (12)

課題

圧着端子接触不良を防止しつつ、圧着端子をより容易に仮固定できる端子台を提供する。

解決手段

帯板状の導電部に、係合溝が形成された圧着端子を圧着部材を用いて固定する端子台であって、導電部にスライド自在に連結され、導電部との間に挟入された圧着端子を仮固定する仮固定部を備え、仮固定部は、導電部の一方の面に向けて突出し、導電部との間に挟入された圧着端子の係合溝に係合することで、圧着端子の移動を規制して圧着端子を仮固定する突出部と、導電部の他方の面との間に設けられ、突出部を付勢可能な突出付勢部とを有する。

概要

背景

従来、端子台は、複数の導体間の相互接続を容易にするために、絶縁性ハウジング又は基台端子を組み付けている。端子台は、複数の導体を接続、中継、又は分岐できる。一般に、端子台は、導電金具を基台に設けて構成されている。そして、電線端末結線された圧着端子端子ネジで導電金具にネジ止めされ、圧着端子及び導電金具を電気的に接続している。

このような端子台としては、圧着端子と導電金具との接続作業を容易にするために、導電金具に設けた雌ネジ部から端子ネジを離間した状態で支持するように構成した、いわゆるネジアップ式の端子台が知られている(例えば、特許文献1参照)。

特許文献1による端子台は、圧縮コイルばねなどの付勢手段が雌ネジ部から端子ネジを離間するように、常時、力を付勢しているので、端子ネジの先端部が雌ネジ部から容易に離間できるというメリットがある。

しかし、特許文献1による端子台は、端子ネジの先端部が雌ネジ部に極めて近接した状態、いわゆる仮止め(仮固定)状態を維持するのが困難であるという不具合がある。したがって、端子ネジのネジ部が丸型圧着端子の開口(スタッドホール)に貫通することなく、丸型圧着端子の端部を端子ネジで導電金具と挟持するなど、接続不良を発生しかねないという不具合がある。また、接続不良が発生せずとも、径年により圧着端子が外れてしまい、不具合を発生することがある。

このような不具合を解消するため、端子ネジの仮固定状態を維持できるとともに、端子ネジと雌ネジ部との螺合解除すると、端子ネジが雌ネジ部から十分に離間した状態、いわゆるトップ位置に端子ネジを復帰できる端子台が知られている(例えば、特許文献2参照)。

特許文献2による端子台は、端子ネジを保持する保持金具を備え、コイルバネによって上方向に付勢された保持金具の突起係止凸部と係合することで、端子ネジの仮固定を可能とするものである。

そして、端子ネジを導電金具の雌ネジ部と螺合させるために、仮固定位置から雌ネジ部上に移動させる際には、上下方向に沿って形成された案内溝に保持金具の突起が嵌ることになる。逆に、雌ネジ部に対する端子ネジの螺合を解除して取り外す場合には、コイルバネの付勢により上下方向に沿って端子ネジがトップ位置に復帰できる。

しかしながら、特許文献2による端子台は、トップ位置から端子ネジを押し下げる押し下げ動作に伴って、保持金具が正立姿勢から傾斜姿勢移行する第1の姿勢変化と、端子ネジの仮固定位置から端子ネジの先端を雌ネジ部の入口に移動させる動作に伴って、保持金具が傾斜姿勢から正立姿勢に復帰する第2の姿勢変化とを、端子ネジの頭部に係合する工具ドライバ)の操作に多くを依存するという問題がある。

このような工具を利用せず、端子ネジを導電部材に近接させた状態に維持することで、端子ネジの先端と導電部材とで、圧着端子を仮固定する端子台が知られている(例えば、特許文献3参照)。このように、容易に圧着端子を仮固定し得ることは、圧着端子の接触不良を防止する観点から非常に有用である。そして、圧着端子をより容易に仮固定することができれば、さらに有用である。特に、二段端子構成等で端子ネジが隠れてしまうような端子台においては、作業領域が非常に限られるため、圧着端子をより容易に仮固定することができ、圧着端子の接触不良を防止することは非常に有用である。

概要

圧着端子の接触不良を防止しつつ、圧着端子をより容易に仮固定できる端子台を提供する。帯板状の導電部に、係合溝が形成された圧着端子を圧着部材を用いて固定する端子台であって、導電部にスライド自在に連結され、導電部との間に挟入された圧着端子を仮固定する仮固定部を備え、仮固定部は、導電部の一方の面に向けて突出し、導電部との間に挟入された圧着端子の係合溝に係合することで、圧着端子の移動を規制して圧着端子を仮固定する突出部と、導電部の他方の面との間に設けられ、突出部を付勢可能な突出付勢部とを有する。

目的

本発明は、斯かる事情に鑑み、圧着端子の接触不良を防止しつつ、圧着端子をより容易に仮固定できる端子台を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

帯板状の導電部に、係合溝が形成された圧着端子圧着部材を用いて固定する端子台であって、導電部にスライド自在に連結され、導電部との間に挟入された圧着端子を仮固定する仮固定部を備え、仮固定部は、導電部の一方の面に向けて突出し、導電部との間に挟入された圧着端子の係合溝に係合することで、圧着端子の移動を規制して圧着端子を仮固定する突出部と、導電部の他方の面との間に設けられ、突出部を付勢可能な突出付勢部とを有することを特徴とする端子台。

請求項2

仮固定部は、挟入された圧着端子を導電部との間で挟持する板状の挟持部と、挟持部に接続されて、導電部にスライド自在に連結される板状の脚部と、脚部に接続されて、突出付勢部の付勢を受ける板状の腕部とを有し、突出部は、導電部の一方の面に対向する挟持部の面に設けられることを特徴とする請求項1に記載の端子台。

請求項3

導電部が突出部の突出位置に対向する位置に貫通孔を有しており、仮固定部は、腕部から導電部の他方の面に向けて付勢され貫通孔を介して突出部に当接する長尺状の当接部をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の端子台。

請求項4

導電部、圧着部材、及び仮固定部を収容する基部をさらに備え、仮固定部は、基部及び腕部の間に設けられ、腕部を導電部の他方の面に向けて付勢する腕部付勢部をさらに有し、腕部付勢部は、突出付勢部が当接部を付勢する力よりも弱い力で腕部を付勢することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の端子台。

技術分野

0001

本発明は、端子台に関し、特に、帯板状の導電部に、先端に係合溝が形成された圧着端子圧着部材を用いて固定する端子台に関する。

背景技術

0002

従来、端子台は、複数の導体間の相互接続を容易にするために、絶縁性ハウジング又は基台端子を組み付けている。端子台は、複数の導体を接続、中継、又は分岐できる。一般に、端子台は、導電金具を基台に設けて構成されている。そして、電線端末結線された圧着端子が端子ネジで導電金具にネジ止めされ、圧着端子及び導電金具を電気的に接続している。

0003

このような端子台としては、圧着端子と導電金具との接続作業を容易にするために、導電金具に設けた雌ネジ部から端子ネジを離間した状態で支持するように構成した、いわゆるネジアップ式の端子台が知られている(例えば、特許文献1参照)。

0004

特許文献1による端子台は、圧縮コイルばねなどの付勢手段が雌ネジ部から端子ネジを離間するように、常時、力を付勢しているので、端子ネジの先端部が雌ネジ部から容易に離間できるというメリットがある。

0005

しかし、特許文献1による端子台は、端子ネジの先端部が雌ネジ部に極めて近接した状態、いわゆる仮止め(仮固定)状態を維持するのが困難であるという不具合がある。したがって、端子ネジのネジ部が丸型圧着端子の開口(スタッドホール)に貫通することなく、丸型圧着端子の端部を端子ネジで導電金具と挟持するなど、接続不良を発生しかねないという不具合がある。また、接続不良が発生せずとも、径年により圧着端子が外れてしまい、不具合を発生することがある。

0006

このような不具合を解消するため、端子ネジの仮固定状態を維持できるとともに、端子ネジと雌ネジ部との螺合解除すると、端子ネジが雌ネジ部から十分に離間した状態、いわゆるトップ位置に端子ネジを復帰できる端子台が知られている(例えば、特許文献2参照)。

0007

特許文献2による端子台は、端子ネジを保持する保持金具を備え、コイルバネによって上方向に付勢された保持金具の突起係止凸部と係合することで、端子ネジの仮固定を可能とするものである。

0008

そして、端子ネジを導電金具の雌ネジ部と螺合させるために、仮固定位置から雌ネジ部上に移動させる際には、上下方向に沿って形成された案内溝に保持金具の突起が嵌ることになる。逆に、雌ネジ部に対する端子ネジの螺合を解除して取り外す場合には、コイルバネの付勢により上下方向に沿って端子ネジがトップ位置に復帰できる。

0009

しかしながら、特許文献2による端子台は、トップ位置から端子ネジを押し下げる押し下げ動作に伴って、保持金具が正立姿勢から傾斜姿勢移行する第1の姿勢変化と、端子ネジの仮固定位置から端子ネジの先端を雌ネジ部の入口に移動させる動作に伴って、保持金具が傾斜姿勢から正立姿勢に復帰する第2の姿勢変化とを、端子ネジの頭部に係合する工具ドライバ)の操作に多くを依存するという問題がある。

0010

このような工具を利用せず、端子ネジを導電部材に近接させた状態に維持することで、端子ネジの先端と導電部材とで、圧着端子を仮固定する端子台が知られている(例えば、特許文献3参照)。このように、容易に圧着端子を仮固定し得ることは、圧着端子の接触不良を防止する観点から非常に有用である。そして、圧着端子をより容易に仮固定することができれば、さらに有用である。特に、二段端子構成等で端子ネジが隠れてしまうような端子台においては、作業領域が非常に限られるため、圧着端子をより容易に仮固定することができ、圧着端子の接触不良を防止することは非常に有用である。

先行技術

0011

特開2000−67946号公報
特開2008−103230号公報
特開2011−3295号公報

発明が解決しようとする課題

0012

本発明は、斯かる事情に鑑み、圧着端子の接触不良を防止しつつ、圧着端子をより容易に仮固定できる端子台を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0013

本発明に係る端子台は、帯板状の導電部に、係合溝が形成された圧着端子を圧着部材を用いて固定する端子台であって、導電部にスライド自在に連結され、導電部との間に挟入された圧着端子を仮固定する仮固定部を備え、仮固定部は、導電部の一方の面に向けて突出し、導電部との間に挟入された圧着端子の係合溝に係合することで、圧着端子の移動を規制して圧着端子を仮固定する突出部と、導電部の他方の面との間に設けられ、突出部を付勢可能な突出付勢部とを有することを特徴とする。

0014

本発明に係る端子台によれば、圧着端子が端子台に固定されるとき、圧着端子は、導電部及び位置決定部の間に挟入される。そして、圧着端子が、導電部に対して固定するのに適正な位置に挟入されると、突出部は、圧着端子の係合溝に係合する。また、突出部が突出付勢部により導電部を付勢可能であるので、仮固定部は、導電部とで圧着端子を挟持可能となっている。これにより、突出部は、圧着端子の挟入方向への移動を規制して、圧着端子を仮固定できる。その後、圧着部材を用いて圧着端子が固定されることで、圧着端子は端子台に固定される。圧着端子が圧着部材で固定される前に突出部により仮固定されるとともに、突出部が導電部の一方の面に向けて付勢可能であるので、圧着端子が仮固定されているか否かを確実に確認できる。よって、圧着端子は、端子台に確実に固定され得る。

0015

本発明に係る端子台において、仮固定部は、挟入された圧着端子を導電部との間で挟持する帯板状の挟持部と、挟持部に接続されて、導電部にスライド自在に連結される板状の脚部と、脚部に接続されて、突出付勢部の付勢を受ける板状の腕部とを有し、突出部は、導電部の一方の面に対向する挟持部の面に設けられてもよい。

0016

かかる構成によれば、脚部は、導電部にスライド自在に連結されているので、挟持部の導電部から離間又は接近する方向への移動を許す。圧着端子が仮固定部と導電部との間に挟入されると、突出部は、圧着端子の端子部分の先端に当接する。圧着端子が導電部と挟持部との間にさらに挟入されると、挟持部は、突出部の長さと、端子部分の厚さとに応じて、導電部から離間する方向に移動する。そして、圧着端子が導電部と挟持部との間に挟入されると、突出部は、導電部の面方向に直交する方向で、係合溝と重なる。腕部が突出付勢部の付勢を受けることから、突出部は、係合溝に係合する方向に付勢される。これにより、突出部は、係合溝に係合することで、圧着端子を仮固定する。挟持部は、突出部と同様に付勢されるので、導電部とで圧着端子を挟持する。このように、圧着端子は、導電部及び挟持部の間への挟入のみにより端子台に仮固定され得る。したがって、圧着端子の仮固定が、簡単な作業のみで実現され得る。

0017

また、本発明に係る端子台において、導電部が突出部の突出位置に対向する位置に貫通孔を有しており、仮固定部は、脚部から導電部の他方の面に向けて付勢され貫通孔を介して突出部に当接する長尺状の当接部をさらに有してもよい。

0018

かかる構成によれば、圧着端子が導電部と挟持部との間に挿入される前には、当接部は、突出付勢部により脚部から導電部の他方の面に付勢され、貫通孔を介して突出部に当接する。圧着端子が導電部及び挟持部の間で突出部の位置まで挟入されると、突出部は、突出部の長さと、圧着端子の端子部分の厚さとに応じて導電部の一方の面から離間する方向に移動する。また、当接部の先端部分は、圧着端子の端子部分に押される形で、導電部の貫通孔内に押し込まれる。そして、圧着端子の係合溝が突出部の位置まで挟入されると、突出部及び当接部は、突出付勢部の付勢により、圧着端子の係合溝を介して再び当接する。これにより、突出部及び当接部は、協働して圧着端子を端子台に仮固定する。したがって、圧着端子の仮固定が、簡単な作業のみで実現され得るとともに、仮固定を強固なものとして、仮固定が確実にされたか否かが容易に判断され得る。

0019

また、本発明に係る端子台は、導電部、圧着部材、及び仮固定部を収容する基部をさらに備え、仮固定部は、基部及び腕部の間に設けられ、脚部を導電部の他方の面に向けて付勢する腕部付勢部をさらに有し、腕部付勢部は、突出付勢部が当接部を付勢する力よりも弱い力で脚部を付勢してもよい。

0020

かかる構成によれば、腕部付勢部が突出付勢部よりも弱い力で脚部を付勢することにより、圧着端子が導電部及び挟持部の間に挟入されていない状態では、突出付勢部の付勢により、突出部と当接部とが当接した状態に維持される。一方、圧着端子が導電部及び挟持部の間に挟入され、圧着端子の端子部分が突出部の位置まで挟入されると、突出部は、腕部付勢部の付勢により、導電部から離間する方向に容易に移動する。そして、圧着端子の係合溝が当接部の位置まで挟入されると、突出部及び当接部は、係合溝を介して当接した状態に維持される。これにより、圧着端子の挟入が容易に実現され得るとともに、仮固定を強固なものとして、仮固定が確実にされたか否かが容易に判断され得る。

発明の効果

0021

以上の如く、本発明に係る端子台によれば、圧着端子の接触不良を防止しつつ、圧着端子をより容易に仮固定できるというすぐれた効果を奏する。

図面の簡単な説明

0022

本発明の第1実施形態に係る端子台を連設した多極型端子台の概略斜視図を示す。
同実施形態に係る端子台の概略正面図を示す。
同実施形態に係る圧着端子を挟入する際の端子台の概略正面図を示す。
同実施形態に係る圧着端子を導電部及び挟持部の間に挟入した端子台の概略正面図を示す。
同実施形態に係る圧着端子の係合溝に突出部が係合した端子台の概略正面図を示す。
同実施形態に係る端子ネジで圧着端子を固定した端子台の概略正面図を示す。
第2実施形態に係る端子台の概略正面図を示す。
同実施形態に係る圧着端子を挟入する際の端子台の概略正面図を示す。
同実施形態に係る圧着端子を導電部及び挟持部の間に挟入した端子台の概略正面図を示す。
同実施形態に係る圧着端子の係合溝に突出部が係合した端子台の概略正面図を示す。
同実施形態に係る端子ネジで圧着端子を固定した端子台の概略正面図を示す。

実施例

0023

まず、本実施形態に係る端子台の各構成を説明するのに先立って、図3を参照して、圧着端子について説明する。

0024

図3に示すように、圧着端子52は、電線51の先端に取り付けられて、端子台1に固定される部分である。圧着端子52は、板状に形成され、実際に端子台1に圧着される端子部分521と、突起等の突出部201に係合される係合溝522とを備える。端子部分521は、導電性の材料で形成され、端子台1に固定されることで、端子台1に電気的に接続される。係合溝522は、圧着端子52を端子台1に確実に固定するために設けられ、例えば、圧着端子52の板厚方向に貫通する貫通孔や、板厚方向に交差する方向に切り欠けられた切り欠け溝(U字溝)として設けられる。圧着端子52が変電所等で用いられる場合には、圧着端子52が確実に端子台に固定されるように、係合溝522は、貫通孔として設けられる。以下の実施形態では、圧着端子52は、係合溝522として貫通孔を有するものとして説明されるが、切り欠け溝である係合溝522を有する圧着端子52であってもよい。

0025

次に、本発明に係る端子台における第1の実施形態について、図1図6を参照して説明する。

0026

端子台1は、複数連設され、例えば、図1に示すように多極型端子台100として利用される。多極型端子台100では、それぞれの端子台1に圧着端子52が接続されることで、複数の電線51の中継等を可能にするものである。

0027

図2に示すように、端子台1は、帯板状の導電部10と、導電部10にスライド自在に連結され、導電部10との間に挟入された圧着端子52を仮固定する仮固定部20を備える。また、端子台1は、圧着端子52を圧着して固定可能な圧着部材を有する圧着部30を有する。また、端子台1は、導電部10、仮固定部20、及び保持部301を収容する基部40を備える。なお、本実施形態において、端子台1は、圧着端子52を固定していない状態で、導電部10の長手方向中間点を通り、両面に直交する線分線対称となるように、導電部10、仮固定部20、保持部301、及び基部40を備えている。以下、本実施形態においては、線対称となる一方の構成について詳細に説明する。

0028

導電部10は、例えば金属等の導電性の材料で形成され、基部40に固定されて設けられる。導電部10は、圧着端子52の係合溝522を固定すべき位置に、板厚方向に貫通する貫通孔101を有する。また、導電部10は、幅方向一端から他端に向けて図示しない切り込みを有する。図示しない切り込みは、導電部10の長手方向における貫通孔101の位置に対して、より中央側に位置するように設けられる。図示しない切り込みは、仮固定部20を連結することで、導電部10のそれぞれの面に対して直交する方向にスライド自在に仮固定部20を保持する。

0029

仮固定部20は、導電部10の一方の面に向けて突出し、導電部10との間に挟入された圧着端子52の係合溝522に係合することで、圧着端子52の移動を規制して圧着端子52を仮固定する突出部201と、導電部10の他方の面との間に設けられ、突出部201を付勢可能な突出付勢部205とを有する。また、仮固定部20は、挟入された圧着端子52を導電部10との間で挟持する板状の挟持部202と、挟持部202に接続されて、導電部10にスライド自在に連結される板状の脚部203と、脚部203に接続されて、突出付勢部205の付勢を受ける板状の腕部204とを有する。

0030

突出部201は、剛性のある材料で形成される。突出部201は、導電部10の一方の面に対向する挟持部202の一面に設けられる。突出部201は、導電部10に対する圧着端子52の固定位置に合わせて設けられる。具体的に、突出部201は、導電部10の貫通孔101の位置に合わせて設けられる。そして、突出部201は、圧着端子52の係合溝522と同径又はそれ以下の径で突出して構成される。突出部201が貫通孔101以下の径である場合、突出部201は、圧着端子52の端子部分521を位置決めできる程度の径を有する。

0031

また、突出部201は、突出方向先端面取りされた形状で構成される。具体的に、突出部201は、突出方向先端を半球形状で構成される。また、仮固定部20が導電部10と連結された状態で、突出部201は、導電部10及び挟持部202の間に挟入される圧着端子52の先端に、突出方向先端の半球形状の表面を当接可能に位置される。すなわち、仮固定部20が導電部10と連結された状態で、突出部201は、貫通孔101の導電部10の一方の面側の端縁から、突出方向先端の半球形状の基端部を圧着端子52の厚さ以上且つ突出方向先端端縁を圧着端子52の厚さ未満で離間して配置される。これにより、圧着端子52が導電部10及び挟持部202の間に挟入されたときに、突出部201が、容易に端子部分521を越えて、貫通孔101の位置に係合され得る。したがって、圧着端子52の仮固定部20への仮固定の作業を容易にすることができる。また、圧着端子52が端子台1から取り外される場合においても、突出部201は、容易に端子部分52を越えて、貫通孔101への係合から解除され得る。

0032

突出付勢部205は、例えば、弾性体であり、ゴムバネ等で構成され得る。本実施形態においては、突出付勢部205は、コイルバネとして説明される。突出付勢部205は、長手方向一端で導電部10の他方の面に当接し又は取り付けられ、長手方向他端で腕部204に当接し又は取り付けられる。本実施形態において、圧着端子52が導電部10及び挟持部202の間に挟入され、圧着端子52の端子部分521が突出部201の位置に重なると、突出付勢部205は、突出部201及び挟持部202を導電部10の一方の面に向けて付勢する。つまり、突出付勢部205は、突出部201を導電部10の貫通孔101に嵌入する方向に付勢する。

0033

挟持部202は、剛性を有し、導電性材料で形成される。挟持部202は、その一端で脚部203に接続される。すなわち、挟持部202は、脚部203に対して片持ち梁状に接続される。挟持部202は、圧着端子52の挟入側他端(すなわち、脚部203に接続される一端に対向する他端)において、導電部10の一方の面から離間する方向に傾斜している。これにより、挟持部202は、導電部10及び挟持部202の間への圧着端子52の挟入に際し、導電部10及び挟持部202の間への位置合わせを容易にする。

0034

脚部203は、挟持部202と同様に剛性を有し、導電性材料で板状に形成される。脚部203は、その一端で挟持部202に接続され、他端で腕部204に接続される。脚部203は、導電部10の図示しない切り込みに、導電部10のそれぞれの面に直交する方向にスライド自在に連結される。これにより、脚部203は、挟持部202及び脚部203を導電部10のそれぞれの面に対して直交する方向にスライド自在にしている。脚部203は、それぞれの面のスライド方向に直交する方向の長さ(幅)を、図示しない切り込みの長さに合わせた長さ(幅)で形成されてもよい。本実施形態において、脚部203は、挟持部202の面に直交する方向にスライド方向(面方向)を合わせて接続される。

0035

腕部204は、挟持部202及び脚部203と同様に剛性を有し、導電性材料で形成される。脚部203は、その一端で脚部203に接続される。すなわち、腕部204は、脚部203に対して片持ち梁状に接続される。本実施形態において、腕部204は、脚部203のスライド方向に対して、直交する方向に面方向を合わせて接続される。

0036

圧着部30は、導電部10との間で圧着端子52を挟持する挟持部202を圧着可能に構成される。本実施形態において、圧着部30は、挟持部202を導電部10の一方の面に向けて押圧可能に設けられる。すなわち、圧着部30は、導電部10の一方の面に対向する挟持部202の面(以下、挟持部202の他方の面とする)に対して、対向する面(以下、挟持部202の一方の面とする)を押圧可能に設けられる。具体的に、圧着部30は、挟持部202の一方の面側に設けられ、該面を押圧可能に設けられる。特に、本実施形態において、圧着部30は、端子ネジ302と、端子ネジ302を螺合可能な雌ネジを有する板状の保持部301を有する。なお、端子ネジ302及び雌ネジは、導電部10の貫通孔101の軸と突出部201の軸との延長線上に軸が位置するように配置される。

0037

基部40は、絶縁性材料で形成され、導電部10、仮固定部20、及び圧着部30を位置決めして収容する。基部40は、連設された端子台1において、隣接する端子台1同士を隔絶する隔壁として機能する。

0038

本実施形態に係る端子台1の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係る端子台1の作用について説明する。

0039

図2に示すように、圧着端子52を挟持(圧着)しない状態の端子台1では、突出付勢部205の付勢により、突出部201は、導電部10の貫通孔101に嵌入されない状態、すなわち、突出部201は、導電部10の一方の面から離間した状態に維持される。また、端子ネジ302は、挟持部202から離間した状態に維持される。

0040

図3に示すように、圧着端子52が端子台1に固定される際、圧着端子52は、導電部10の一方の面と、挟持部202との間に位置される。そして、圧着端子52は、導電部10及び挟持部202の間に挟入される。

0041

図4に示すように、圧着端子52の端子部分521の先端が突出部201の位置まで挟入されると、突出部201は、圧着端子52の端子部分521の先端の厚さに応じて、導電部10の一方の面から離間する方向に移動する。このとき、突出部201の先端が面取りされている(半球状に形成されている)ことから、圧着端子52の端子部分521の先端は、突出部201を導電部10の一方の面から離間する方向に容易に移動し得る。これにより、圧着端子52は、導電部10及び挟持部202の間に容易に挟入される。また、このとき、圧着端子52が導電部10の面方向に対して傾いて挟入されたとしても、突出付勢部205が突出部201を導電部10の一方の面に向かう方向に付勢するとともに、突出部201の先端が面取りされていることから、突出部201は、圧着端子52を導電部10の一方の面に押し付ける。これにより、突出部201は、圧着端子52を導電部10の一方の面に押し付けた状態にできる。

0042

図5に示すように、圧着端子52の係合溝522が導電部10の貫通孔101及び突出部201に重なる位置まで挟入されると、突出付勢部205の付勢により、腕部204は、導電部10の他方の面に対して離間する方向に移動する。これに伴い、脚部203は、導電部10の一方の面から他方の面に向けてスライドする。また、挟持部202は、導電部10の一方の面に接近する方向に移動する。突出部201は、導電部10の一方の面に接近する方向に移動する。これにより、突出部201は、圧着端子52の係合溝522に嵌入する。したがって、突出部201は、圧着端子52の係合溝522に係合する。

0043

この状態で、突出付勢部205の付勢作用により、突出部201は、圧着端子52の係合溝522に係合した状態に維持される。したがって、圧着端子52は、導電部10及び挟持部202の間に挟持された状態に維持され、仮固定される。

0044

図6に示すように、端子ネジ302が雌ネジに対して螺合されると、端子ネジ302の先端は、挟持部202の一方の面を押圧する。これにより、圧着端子52は、端子台1に固定される。

0045

上より、本実施形態に係る端子台1は、帯板状の導電部10に、係合溝522が形成された圧着端子52を圧着部材を用いて固定する端子台1であって、導電部10にスライド自在に連結され、導電部10との間に挟入された圧着端子52を仮固定する仮固定部20を備え、仮固定部20は、導電部10の一方の面に向けて突出し、導電部10との間に挟入された圧着端子52の係合溝522に係合することで、圧着端子52の移動を規制して圧着端子52を仮固定する突出部201と、導電部10の他方の面との間に設けられ、突出部201を付勢可能な突出付勢部205とを有する。

0046

かかる構成によれば、圧着端子52が端子台1に固定されるとき、圧着端子52は、導電部10及び位置決定部の間に挟入される。そして、圧着端子52が、導電部10に対して固定するのに適正な位置に挟入されると、突出部201は、圧着端子52の係合溝522に係合する。また、突出部201が突出付勢部205により導電部10の一方の面に向けて付勢可能であるので、仮固定部20は、導電部10とで圧着端子52を挟持可能となっている。これにより、突出部201は、圧着端子52の挟入方向への移動を規制して、圧着端子52を仮固定できる。その後、締結ネジを用いて圧着端子52が固定されることで、圧着端子52は端子台1に固定される。圧着端子52が圧着部材で固定される前に突出部201により仮固定されるとともに、突出部201が導電部10の一方の面に向けて付勢されるので、圧着端子52が仮固定されているか否かを確実に確認できる。よって、圧着端子52は、端子台1に確実に固定され得る。

0047

本実施形態に係る端子台1において、仮固定部20は、挟入された圧着端子52を導電部10との間で挟持する帯板状の挟持部202と、挟持部202に接続されて、導電部10にスライド自在に連結される板状の脚部203と、脚部203に接続されて、突出付勢部205の付勢を受ける板状の腕部204とを有し、突出部201は、導電部10の一方の面に対向する挟持部202の面に設けられる。

0048

かかる構成によれば、脚部203は、導電部10にスライド自在に連結されているので、挟持部202の導電部10から離間又は接近する方向への移動を許す。圧着端子52が仮固定部20と導電部10との間に挟入されると、突出部201は、圧着端子52の端子部分521の先端に当接する。圧着端子52が導電部10と挟持部202との間にさらに挟入されると、挟持部202は、突出部201の長さと、端子部分521の厚さとに応じて、導電部10から離間する方向に移動する。そして、圧着端子52が導電部10と挟持部202との間に挟入されると、突出部201は、導電部10の面方向に直交する方向で、係合溝522と重なる。腕部204が突出付勢部205の付勢を受けることから、突出部201は、係合溝522に係合する方向に付勢される。これにより、突出部201は、係合溝522に係合することで、圧着端子52を仮固定する。挟持部202は、突出部201と同様に導電部10の一方の面に向けて付勢されるので、導電部10とで圧着端子52を挟持する。このように、圧着端子52は、導電部10及び挟持部202の間への挟入のみにより端子台1に仮固定され得る。したがって、圧着端子52の仮固定が、簡単な作業のみで実現され得る。

0049

次に、本発明に係る端子台1における第2の実施形態について、図7図11を参照して説明する。なお、図7図11において、図1図6の符号と同一の符号を付した部分は、第1実施形態と同一の構成又は要素を表す。

0050

本実施形態に係る端子台1は、図7に示すように、第1の実施形態に係る端子台1の仮固定部20がさらに、腕部204から導電部10の他方の面に向けて付勢され、貫通孔101を介して突出部201に当接する長尺状の当接部206と、基部40及び腕部204の間に設けられ、腕部204を導電部10の他方の面に向けて付勢する腕部付勢部208とをさらに有する点で異なる。また、本実施形態に係る突出付勢部205は、当接部206及び腕部204の間に設けられる点で第1の実施形態に係る突出付勢部205と異なる。さらに、本実施形態に係る腕部204は、導電部10の貫通孔101の軸方向に重なる位置に、当接部206を挿通可能な図示しない挿通孔を有する。その他の点は、第1の実施形態における端子台1と同様であるので、本実施形態では説明しない。

0051

当接部206は、剛性を有し、導電部10の貫通孔101と同径又はそれ以下の径で円柱状に構成される。当接部206は、突出部201に当接する一端を面取りして構成され、又は半球状となるように構成される。当接部206は、圧着端子52を導電部10及び挟持部202に挟入しない状態で、その先端で、突出部201の先端に当接する。より好ましくは、当接部206は、貫通孔101を介して導電部10の一方の面から突出して、突出部201の先端に当接する。そして、当接部206は、長手方向中途部に、径外方向に突出する部207を有する。

0052

庇部207は、導電部10の他方の面に当接した状態で、貫通孔101を介して導電部10の一方の面から当接部206の先端を突出させて、突出部201の先端に当接可能な位置に設けられる。庇部207は、導電部10の他方の面に当接することで、導電部10の他方の面から一方の面に向かう方向への抜けを抑止する。また、庇部207は、突出付勢部205の一端側に当接し又は接続される。

0053

腕部付勢部208は、弾性体であり、例えば、ゴムやバネ等である。腕部付勢部208は、基部40から腕部204を導電部10の他方の面に向けて付勢する。腕部付勢部208は、突出付勢部205が突出部201を付勢する力よりも弱い力で腕部204を付勢する。

0054

突出付勢部205は、その一端を、庇部207に当接し又は接続され、他端を腕部204に当接し又は接続される。突出付勢部205は、当接部206を導電部10の他方の面から一方の面に向かう方向に付勢する。

0055

挿通孔209は、腕部204の板厚方向に貫通する貫通孔又は腕部204の一端から切り欠けられた切り欠けとして設けられる。挿通孔209は、導電部10及び挟持部202の間への圧着端子52の挟入により、圧着端子52の接続端子の先端により押し下げられた当接部206を挿通可能に構成される。本実施形態においては、挿通孔209は、貫通孔として設けられる。

0056

本実施形態に係る端子台1の構成は以上の通りであり、次に、本実施形態に係る端子台1の作用について説明する。

0057

図7に示すように、圧着端子52を挟持しない状態の端子台1では、突出付勢部205の付勢により、突出部201は、導電部10の貫通孔101に嵌入されない状態、すなわち、突出部201は、導電部10の一方の面から離間した状態に維持される。当接部206は、突出付勢部205により付勢されて、庇部207を導電部10の他方の面に当接した状態で、その先端で突出部201の先端に当接する。端子ネジ302は、挟持部202から離間した状態に維持される。

0058

図8に示すように、圧着端子52が端子台1に固定される際、圧着端子52は、導電部10の一方の面と、挟持部202との間に位置される。そして、圧着端子52は、導電部10及び挟持部202の間に挟入される。

0059

図9に示すように、圧着端子52の端子部分521の先端が突出部201の位置まで挟入されると、突出部201は、圧着端子52の端子部分521の先端の厚さに応じて、導電部10の一方の面から離間する方向に移動する。このとき、突出部201がその先端を面取りされている(半球状に形成されている)ことから、圧着端子52の端子部分521の先端は、突出部201を導電部10の一方の面から離間する方向に容易に移動され得る。

0060

また、当接部206は、圧着端子52の端子部分521を導電部10の一方の面に当接することで、導電部10の一方の面から他方の面に向けて押し込まれる。具体的に、当接部206は、その先端を圧着端子52の端子部分521に当接することで、導電部10の一方の面にその先端を一致させる位置まで押し込まれる。このとき、当接部206がその先端を面取りされている(半球状に形成されている)ことから、圧着端子52の端子部分521の先端は、突出部201を導電部10の一方の面と一致する位置まで容易に押し込まれ得る。また、突出部201の先端は、当接部206の先端の位置に応じて貫通孔101の位置から離れた位置に置かれているので、圧着端子52の端子部分521の先端は、挟入方向に容易に挟入され得る。

0061

図10に示すように、圧着端子52の係合溝522が導電部10の貫通孔101及び突出部201に重なる位置まで挟入されると、突出付勢部205の付勢により、腕部204は、導電部10の他方の面に対して離間する方向に移動する。これに伴い、脚部203は、導電部10の一方の面から他方の面に向けてスライドする。また、挟持部202は、導電部10の一方の面に接近する方向に移動する。突出部201は、導電部10の一方の面に接近する方向に移動する。これにより、突出部201は、圧着端子52の係合溝522に嵌入する。したがって、突出部201は、圧着端子52の係合溝522に係合する。

0062

また、当接部206は、突出付勢部205の庇部207への付勢により、導電部10の他方の面から一方の面に向けて移動する。これにより、当接部206の先端は、圧着端子52の係合溝522に嵌入する。したがって、当接部206の先端も、圧着端子52の係合溝522に係合する。

0063

この状態で、突出部201及び当接部206は、突出付勢部205による付勢により、圧着端子52の係合溝522に係合した状態に維持される。したがって、圧着端子52は、導電部10及び挟持部202の間に挟持された状態に維持され、仮固定される。

0064

図11に示すように、端子ネジ302が雌ネジに対して螺合されると、端子ネジ302の先端は、挟持部202の一方の面を押圧する。これにより、圧着端子52は、端子台1に固定される。

0065

以上より、本実施形態に係る端子台1において、導電部10が突出部201の突出位置に対向する位置に貫通孔101を有しており、仮固定部20は、脚部203から導電部10の他方の面に向けて付勢され、貫通孔101を介して突出部201に当接する長尺状の当接部206をさらに有する。

0066

かかる構成によれば、圧着端子52が導電部10と挟持部202との間に挿入される前には、当接部206は、突出付勢部205により脚部203から導電部10の他方の面に付勢され、貫通孔101を介して突出部201に当接する。圧着端子52が導電部10と挟持部202との間で突出部201の位置まで挟入されると、突出部201は、圧着端子52の端子部分521の厚さに応じて導電部10の一方の面から離間する方向に移動する。また、当接部206の先端部分は、圧着端子52の端子部分521に押される形で、導電部10の貫通孔101内に押し込まれる。そして、圧着端子52の係合溝522が突出部201の位置まで挟入されると、突出部201及び当接部206は、圧着端子52の係合溝522を介して再び当接する。これにより、突出部201及び当接部206は、協働して圧着端子52を端子台1に仮固定する。したがって、圧着端子52の仮固定が、簡単な作業のみで実現され得るとともに、仮固定を強固なものとして、仮固定が確実にされたか否かが容易に判断され得る。

0067

また、本実施形態に係る端子台1は、導電部10、圧着部材、及び仮固定部20を収容する基部40をさらに備え、仮固定部20は、基部40及び脚部203の間に設けられ、脚部203を導電部10の他方の面に向けて付勢する腕部付勢部208をさらに有し、腕部付勢部208は、突出付勢部205が当接部206を付勢する力よりも弱い力で脚部203を付勢してもよい。

0068

かかる構成によれば、腕部付勢部208が突出付勢部205よりも弱い力で脚部203を付勢することにより、圧着端子52が導電部10及び挟持部202の間に挟入されていない状態では、突出付勢部205の付勢により、突出部201と当接部206とが当接した状態に維持される。一方、圧着端子52が導電部10及び挟持部202の間に挟入され、圧着端子52の端子部分521が突出部201の位置まで挟入されると、突出部201は、腕部付勢部208の付勢により、導電部10から離間する方向に容易に移動する。そして、圧着端子52の係合溝522が当接部206の位置まで挟入されると、突出部201及び当接部206は、係合溝522を介して当接した状態に維持される。これにより、圧着端子52の挟入が容易に実現され得るとともに、仮固定を強固なものとして、仮固定が確実にされたか否かが容易に判断され得る。

0069

なお、本発明に係る端子台1は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。また、上記した複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。

0070

例えば、上記実施形態に係る端子台1おいては、圧着部30が端子ネジ302を有する構成として説明したが、バネ等の弾性体を利用して挟持部202を圧着する構成など、挟持部202を圧着する構成であれば、種々の構成を採用してよい。すなわち、挟持部202を確実に圧着する構成であれば、圧着部30はどのような構成であってもよい。

0071

また、上記実施形態に係る突出付勢部205及び腕部付勢部208においては、コイルネジを例として説明したが、コイルネジの巻き数、材料、巻き径を種々変更して弾性力を変更することができる。これにより、圧着端子52の挟入のしやすさを調整してもよい。

0072

また、上記実施形態に係る仮固定部20においては、導電性材料で形成される例で説明したが、これに限定されず、非導電材料で形成されてもよい。

0073

また、上記実施形態に係る挟持部202においては、板状である例として説明したが、突出部201の脚部203端縁から脚部203にかけて徐々に厚くする構成としてもよい。このとき、圧着端子52の端子部分521の先端から係合溝522にかけての長さ分、突出部201の端縁から脚部203に寄った位置から徐々に厚くする構成としてもよい。これにより、圧着端子52が突出部201に係合していない場合、圧着端子52は、端子ネジ302が挟持部202の一方の面を押圧したときに、導電部10及び挟持部202の間から押し出される。したがって、圧着端子52が仮固定されていないことを容易に報知することができる。また、端子ネジ302が、挟持部202の一方の面のうち、脚部203により近い位置を押圧するようにすることで、圧着端子52の押し出しを確実にすることができる。

0074

また、上記実施形態に係る脚部203においては、単に板状として説明したが、脚部203は、圧着端子52の係合溝522の先端側端縁から、端子部分521の先端側端縁までの長さに応じた厚さを有してもよい。すなわち、圧着端子52が突出部201に係合したときに、端子部分521の先端が、腕部203の面に当接するように、脚部203は、その厚さを決定されてもよい。これにより、圧着端子52は、導電部10及び挟持部202の間に十分に挟入され、腕部203に当接した状態で仮固定されるので、圧着端子52の仮固定をより容易にすることができるとともに、圧着端子52の接触不良をより容易に防止することができる。

0075

また、上記実施形態に係る端子台1は、圧着端子52を固定していない状態で、導電部10の長手方向中間点を通り、両面に直交する線分で線対称となるように、導電部10、仮固定部20、保持部301、及び基部40を備えているとしたが、一方の構成を第1の実施形態に係る端子台1とし、他方の構成を第2の実施形態に係る端子台1としてもよい。また、上記実施形態に係る構成を有し、作用を奏するのであれば、双方が線対称とならない構成であっても構わない。

0076

また、上記実施形態に係る端子台1は、挟持部202の板厚方向に図示しない1又は複数の貫通孔を有してもよい。これにより、圧着端子52が導電部10及び挟持部202に挟入されたときに、係合溝522の位置を視認しながら、突出部201及び係合溝522を係合することができる。

0077

また、上記実施形態に係る仮固定部20は、挟持部202、脚部203、及び腕部204を接続するとしたが、一枚板屈曲させることで構成される態様も含む。

0078

また、第1の実施形態に係る導電部10の貫通孔101においては、貫通孔101に限らず、突出部201の先端を嵌入可能な凹部として構成されてもよい。凹部は、突出部201の形状に合わせて形成されても良く、さらには、貫通孔101を設けずともよい。このようにすることでも、圧着端子52を容易に仮固定することができる。

0079

また、第2の実施形態に係る当接部206及び腕部付勢部208は、何れか一方のみを用いて構成されてもよい。このようにすることでも、圧着端子52を容易に仮固定することができる。

0080

また、第2の実施形態に係る突出部201及び当接部206は、接触により音の鳴りやすいように構成されてもよい。例えば、突出部201及び当接部206は、より剛性の高い金属や、プラスチック等の有機素材を利用して作成され得る。また、突出付勢部205及び腕部付勢部208の弾性力を調整することで、係合溝522に係合する突出部201及び当接部206の衝突音を大きくすることができる。これにより、圧着端子52の係合溝522に、突出部201及び当接部206が係合したことを音を利用して報知することができる。

0081

1…端子台、10…導電部、20…仮固定部、30…圧着部、40…基部、51…電線、52…圧着端子、100…多極型端子台、101…貫通孔、201…突出部、202…挟持部、203…脚部、204…腕部、205…突出付勢部、206…当接部、207…庇部、208…腕部付勢部、301…保持部、302…端子ネジ、521…端子部分、522…係合溝

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