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技術 雨水桝蓋

出願人 日之出水道機器株式会社
発明者 河田貴志三浦義隆村岡広樹津野大
出願日 2012年12月25日 (8年8ヶ月経過) 出願番号 2012-281356
公開日 2014年7月7日 (7年1ヶ月経過) 公開番号 2014-125742
状態 特許登録済
技術分野 下水
主要キーワード 一流入口 金属製格子 傾斜突条 平面視台形状 グリッド部材 導水溝 流入状態 段差付き
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年7月7日)のものです。
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図面 (12)

課題

優れた雨水流入性を備えるとともに、落ち葉等が雨水とともに流れてきた場合であっても雨水の流入を効率的に行うことができる雨水桝蓋を提供すること。

解決手段

車道部Aと歩道部Bとの境界に沿って設置される雨水桝蓋10において、当該雨水桝蓋10の外周縁区画される領域を、設置時に歩道部側に位置する第一領域11と車道部側に位置する第二領域12とに区画し、第一領域11の歩道部側端部に位置する外周縁に、道路の進行方向に沿って開口する第一流入口13を設けるとともに、第一領域11において第一流入口13よりも車道部側に、道路の進行方向と直交する幅方向の略全長にわたって第二流入口14を設けており、第二流入口14は、第一領域11の中央域および/または下流域に限定して設けられている。

概要

背景

車道部歩道部とからなる一般的な道路においては、雨天時の雨水等が速やかに車道部から排出されるように、その中央部分から歩道部に向けて緩やかな下り勾配が付けられている。図10に示すように、車道部80と歩道部81との境界には縁石を含む段差付き境界ブロック82が設置されており、この境界ブロック82の下部には路面上の雨水を排水するために側溝が設けられており、この側溝には、路面から流れ込んだ土砂小石等を堆積させる地中に雨水を浸透させる浸透桝等の雨水桝所定間隔をおいて配置されている。

これらの雨水桝の上方には、路面上の雨水を流入させるための雨水桝蓋83が設置されているが、このような雨水桝蓋83としては、図11に示すように長方形をした外周縁83aの内側を複数の格子部材83bで縦横区画することによって複数の貫通孔84を全面的に配列した構造の金属製格子状蓋(グレーチング)が知られている。

図11は、雨水桝蓋83を矢印85の方向に下り勾配の道路に設置した場合における雨水の流入状態を示す平面視説明図である。図11に示すように、歩道部81寄りの場所を流れる雨水は車道部80の下り勾配の影響によって境界ブロック82に沿って高位側から低位側へ向かう矢印86方向に流れ、また、歩道部81から離れた車道部80寄りの場所を流れる雨水は、車道部80の矢印85方向の下り勾配と、車道部80の中央から歩道部81に向けての下り勾配との合成勾配の影響により、車道部80の進行方向と斜めに交差する矢印87方向に流れて雨水桝蓋83の貫通孔84に流入する。

しかし、図10および図11で示した雨水桝蓋83は、直交する格子部材83bを縦横均等に全面的に配置しただけのものであり、雨水の流れ方向や雨水の流入容易性等を考慮したものではないため、実際の道路に配置した場合、雨水桝内に流入しようとする雨水が格子部材83bに衝突することにより、雨水が流入し難く、雨水の集水能力が低いという問題があった。

上述の問題を解決すべく、特許文献1において、優れた雨水流入性を備えた雨水桝蓋が開示されている。

この雨水桝蓋は、当該雨水桝蓋の外周縁で区画される領域を、歩道部側に位置する第一領域と車道部側に位置する第二領域とに区画し、第一領域には道路と平行に複数の第一グリッド部材を間隔をおいて配列して複数の第一流入口を設け、第二領域には道路と斜めに交差する方向に複数の第二グリッド部材を間隔をおいて配列して複数の第二流入口を設けたものである。

しかしながら、この特許文献1の雨水桝蓋においても、雨水と一緒落ち葉等が大量に流れてきた場合、雨水が雨水桝蓋の外周縁近傍にある流入口から集中的に流入することから、勢いを失った落ち葉等がその外周縁近傍に堆積し、さらにはそれがとなって雨水桝蓋への雨水の流入が阻害され、結果として、雨水が溜まり、越流または冠水するおそれがあるという問題があった。

概要

優れた雨水流入性を備えるとともに、落ち葉等が雨水とともに流れてきた場合であっても雨水の流入を効率的に行うことができる雨水桝蓋を提供すること。車道部Aと歩道部Bとの境界に沿って設置される雨水桝蓋10において、当該雨水桝蓋10の外周縁で区画される領域を、設置時に歩道部側に位置する第一領域11と車道部側に位置する第二領域12とに区画し、第一領域11の歩道部側端部に位置する外周縁に、道路の進行方向に沿って開口する第一流入口13を設けるとともに、第一領域11において第一流入口13よりも車道部側に、道路の進行方向と直交する幅方向の略全長にわたって第二流入口14を設けており、第二流入口14は、第一領域11の中央域および/または下流域に限定して設けられている。

目的

本発明が解決しようとする課題は、優れた雨水流入性を備えるとともに、落ち葉等が雨水とともに流れてきた場合であっても雨水の流入を効率的に行うことができる雨水桝蓋を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

車道部歩道部との境界に沿って設置される雨水桝蓋であって、当該雨水桝蓋の外周縁区画される領域を、設置時に歩道部側に位置する第一領域と車道部側に位置する第二領域とに区画し、前記第一領域の歩道部側端部に位置する外周縁に、道路の進行方向に沿って開口する第一流入口を設けるとともに、前記第一領域において前記第一流入口よりも車道部側に、道路の進行方向と直交する幅方向の略全長にわたって第二流入口を設けており、前記第二流入口は、前記第一領域の中央域および/または下流域に限定して設けられていることを特徴とする雨水桝蓋。

請求項2

車道部と歩道部との境界に配置され車道部側の側面に雨水流入口を有する境界ブロックの車道部側に設置される雨水桝蓋であって、当該雨水桝蓋の外周縁で区画される領域を、設置時に歩道部側に位置する第一領域と車道部側に位置する第二領域とに区画し、前記第一領域に、道路の進行方向と直交する幅方向の略全長にわたって第二流入口を設けており、前記第二流入口は、前記第一領域の中央域および/または下流域に限定して設けられていることを特徴とする雨水桝蓋。

請求項3

前記第一領域の歩道部側端部に位置する外周縁に、道路の進行方向に沿って開口する第一流入口を設けた請求項2に記載の雨水桝蓋。

請求項4

前記第二領域に複数の第三流入口を設けた請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の雨水桝蓋。

請求項5

車道部と歩道部との境界に沿って設置される雨水桝蓋であって、当該雨水桝蓋の歩道部側端部に位置する外周縁に、道路の進行方向に沿って開口する第一流入口を設けるとともに、前記第一流入口よりも車道部側に、道路の進行方向と直交する幅方向の略全長にわたって第二流入口を設けており、前記第二流入口は、前記雨水桝蓋の中央域および/または下流域に限定して設けられていることを特徴とする雨水桝蓋。

請求項6

車道部と歩道部との境界に配置され車道部側の側面に雨水流入口を有する境界ブロックの車道部側に設置される雨水桝蓋であって、当該雨水桝蓋に、道路の進行方向と直交する幅方向の略全長にわたって第二流入口を設けており、前記第二流入口は、前記雨水桝蓋の中央域および/または下流域に限定して設けられていることを特徴とする雨水桝蓋。

請求項7

前記雨水桝蓋の歩道部側端部に位置する外周縁に、道路の進行方向に沿って開口する第一流入口を設けた請求項6に記載の雨水桝蓋。

請求項8

前記第一領域または前記雨水桝蓋の歩道部側端部に、前記第一流入口および/または前記境界ブロックの雨水流入口まで雨水を導く導水部を設けた請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の雨水桝蓋。

請求項9

前記第二流入口の上流域に、前記第二流入口まで雨水を導く有底の導水溝を設けた請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の雨水桝蓋。

技術分野

0001

本発明は、路面上の雨水を雨水桝に導くために道路の側部に設置される雨水桝蓋に関する。

背景技術

0002

車道部歩道部とからなる一般的な道路においては、雨天時の雨水等が速やかに車道部から排出されるように、その中央部分から歩道部に向けて緩やかな下り勾配が付けられている。図10に示すように、車道部80と歩道部81との境界には縁石を含む段差付き境界ブロック82が設置されており、この境界ブロック82の下部には路面上の雨水を排水するために側溝が設けられており、この側溝には、路面から流れ込んだ土砂小石等を堆積させる地中に雨水を浸透させる浸透桝等の雨水桝が所定間隔をおいて配置されている。

0003

これらの雨水桝の上方には、路面上の雨水を流入させるための雨水桝蓋83が設置されているが、このような雨水桝蓋83としては、図11に示すように長方形をした外周縁83aの内側を複数の格子部材83bで縦横区画することによって複数の貫通孔84を全面的に配列した構造の金属製格子状蓋(グレーチング)が知られている。

0004

図11は、雨水桝蓋83を矢印85の方向に下り勾配の道路に設置した場合における雨水の流入状態を示す平面視説明図である。図11に示すように、歩道部81寄りの場所を流れる雨水は車道部80の下り勾配の影響によって境界ブロック82に沿って高位側から低位側へ向かう矢印86方向に流れ、また、歩道部81から離れた車道部80寄りの場所を流れる雨水は、車道部80の矢印85方向の下り勾配と、車道部80の中央から歩道部81に向けての下り勾配との合成勾配の影響により、車道部80の進行方向と斜めに交差する矢印87方向に流れて雨水桝蓋83の貫通孔84に流入する。

0005

しかし、図10および図11で示した雨水桝蓋83は、直交する格子部材83bを縦横均等に全面的に配置しただけのものであり、雨水の流れ方向や雨水の流入容易性等を考慮したものではないため、実際の道路に配置した場合、雨水桝内に流入しようとする雨水が格子部材83bに衝突することにより、雨水が流入し難く、雨水の集水能力が低いという問題があった。

0006

上述の問題を解決すべく、特許文献1において、優れた雨水流入性を備えた雨水桝蓋が開示されている。

0007

この雨水桝蓋は、当該雨水桝蓋の外周縁で区画される領域を、歩道部側に位置する第一領域と車道部側に位置する第二領域とに区画し、第一領域には道路と平行に複数の第一グリッド部材を間隔をおいて配列して複数の第一流入口を設け、第二領域には道路と斜めに交差する方向に複数の第二グリッド部材を間隔をおいて配列して複数の第二流入口を設けたものである。

0008

しかしながら、この特許文献1の雨水桝蓋においても、雨水と一緒落ち葉等が大量に流れてきた場合、雨水が雨水桝蓋の外周縁近傍にある流入口から集中的に流入することから、勢いを失った落ち葉等がその外周縁近傍に堆積し、さらにはそれがとなって雨水桝蓋への雨水の流入が阻害され、結果として、雨水が溜まり、越流または冠水するおそれがあるという問題があった。

先行技術

0009

特開2003−301508号公報

発明が解決しようとする課題

0010

本発明が解決しようとする課題は、優れた雨水流入性を備えるとともに、落ち葉等が雨水とともに流れてきた場合であっても雨水の流入を効率的に行うことができる雨水桝蓋を提供することにある。

課題を解決するための手段

0011

本発明の第一の態様は、車道部と歩道部との境界に沿って設置される雨水桝蓋であって、当該雨水桝蓋の外周縁で区画される領域を、設置時に歩道部側に位置する第一領域と車道部側に位置する第二領域とに区画し、前記第一領域の歩道部側端部に位置する外周縁に、道路の進行方向に沿って開口する第一流入口を設けるとともに、前記第一領域において前記第一流入口よりも車道部側に、道路の進行方向と直交する幅方向の略全長にわたって第二流入口を設けており、前記第二流入口は、前記第一領域の中央域および/または下流域に限定して設けられていることを特徴とするものである。

0012

本発明の第二の態様は、車道部と歩道部との境界に配置され車道部側の側面に雨水流入口を有する境界ブロックの車道部側に設置される雨水桝蓋であって、当該雨水桝蓋の外周縁で区画される領域を、設置時に歩道部側に位置する第一領域と車道部側に位置する第二領域とに区画し、前記第一領域に、道路の進行方向と直交する幅方向の略全長にわたって第二流入口を設けており、前記第二流入口は、前記第一領域の中央域および/または下流域に限定して設けられていることを特徴とする。

0013

本発明の第三の態様は、車道部と歩道部との境界に沿って設置される雨水桝蓋であって、当該雨水桝蓋の歩道部側端部に位置する外周縁に、道路の進行方向に沿って開口する第一流入口を設けるとともに、前記第一流入口よりも車道部側に、道路の進行方向と直交する幅方向の略全長にわたって第二流入口を設けており、前記第二流入口は、前記雨水桝蓋の中央域および/または下流域に限定して設けられていることを特徴とするものである。

0014

本発明の第四の態様は、車道部と歩道部との境界に配置され車道部側の側面に雨水流入口を有する境界ブロックの車道部側に設置される雨水桝蓋であって、当該雨水桝蓋に、道路の進行方向と直交する幅方向の略全長にわたって第二流入口を設けており、前記第二流入口は、前記雨水桝蓋の中央域および/または下流域に限定して設けられていることを特徴とするものである。

0015

本発明の雨水桝蓋において、歩道部寄りの場所を道路に沿って流れる雨水は、第一流入口(境界ブロックの雨水流入口)および第二流入口へ整然と流れ込む。さらに本発明の雨水桝蓋では、第二流入口を中央域および/または下流域に限定して設け、しかもその第二流入口を道路の進行方向と直交する幅方向に長く形成することで、雨水とともに流れてくる落ち葉等は一次的には第二流入口へ流れ込む。落ち葉等が極めて多量に流れてきた場合は、落ち葉等は第二流入口上に堆積するが、第二流入口は中央域および/または下流域に限定して設けられているので、落ち葉等はその中央域および/または下流域に限定して堆積する。すなわち、大雨等で大量の落ち葉等が一緒に流れてきても、上流側には流入口がないため、落ち葉等が中央域および/または下流域にスムーズに流れていき、上流側に落ち葉等は堆積しない。

0016

また、中央域および/または下流域の第二流入口に落ち葉等が堆積したとしても、歩道寄りの場所を道路に沿って流れる雨水が車道部と歩道部との境界部分にある第一流入口または境界ブロックの雨水流入口に流れ込む流入路は確保される。すなわち、雨水とともに流れてきた落ち葉等が第二流入口上に堆積した場合、この堆積した落ち葉等により第一流入口(境界ブロックの雨水流入口)への雨水の流入路が形成される。これにより、雨水桝蓋の上流側外周縁近傍には落ち葉等が堆積せず、雨水桝蓋の詰まりによる雨水の越流が防止されるため、路面の雨水を効率的に排水することができる。

0017

前記本発明の第二および第四の態様においては、前記第一領域または前記雨水桝蓋の歩道部側端部に位置する外周縁に、道路の進行方向に沿って開口する第一流入口を設けることもできる。これにより、第一流入口からも雨水を流入させることができるので、効率的に排水することができる。

0018

また、本発明の雨水桝蓋においては、前記第一領域または前記雨水桝蓋の歩道部側端部に、前記第一流入口および/または前記境界ブロックの雨水流入口まで雨水を導く導水部を設けることができる。これにより、前記第一流入口および/または境界ブロックの雨水流入口まで雨水を導きやすくなり、効率的に排水することができる。

0019

さらに第二流入口の上流域に、第二流入口まで雨水を導く有底の導水溝を設けることができる。このように有底の導水溝を設けることで、第二流入口まで雨水を導きやすくなり、効率的に排水することができる。

0020

また、前記本発明の第一および第二の態様においては、第二領域に複数の第三流入口を設けることもできる。

発明の効果

0021

本発明の雨水桝蓋によれば、落ち葉等が雨水とともに流れてきた場合であっても、優れた雨水流入性を継続的に発揮することができる。これにより、雨水桝蓋の詰まりによる雨水の越流が防止され、路面の雨水を効率的に排水することができる。

図面の簡単な説明

0022

本発明の一実施例である雨水桝蓋の設置状態を示す上面斜視図である。
図1のX−X端面図である。
導水部の構成例を示す説明図である。
本発明の他の実施例である雨水桝蓋の設置状態を示す上面斜視図である。
本発明のさらに他の実施例である雨水桝蓋の設置状態を示す上面斜視図である。
本発明のさらに他の実施例である雨水桝蓋の設置状態を示す上面斜視図である。
本発明のさらに他の実施例である雨水桝蓋の設置状態を示す上面斜視図である。
本発明のさらに他の実施例である雨水桝蓋の設置状態を示す上面斜視図である。
本発明のさらに他の実施例である雨水桝蓋の設置状態を示す上面斜視図である。
従来の雨水桝蓋を道路に設置した状態を示す斜視図である。
図10に示す雨水桝蓋への雨水流入状態を示す平面図である。

実施例

0023

以下、図面に示す実施例に基づき本発明の実施の形態を説明する。

0024

(実施例1)
図1は、本発明の一実施例である雨水桝蓋の設置状態を示す上面斜視図である。

0025

本実施例の雨水桝蓋10は、車道部Aと歩道部Bとの境界に配置された境界ブロック20に沿って所定間隔ごとに設置されている。本実施例において、境界ブロック20は、車道部A側の側面に雨水流入口21を有する。雨水桝蓋10の設置方法は公知であり、例えば、地盤アンカーボルトによって固定される平面形状が長方形の受枠着脱可能に設置する。雨水桝蓋10の下方には、土砂や小石等を堆積させる桝や浸透桝等の雨水桝が位置する。

0026

図1に示すように雨水桝蓋10は、その外周縁で区画される領域を、設置時に歩道部B側に位置する第一領域11と車道部A側に位置する第二領域12とに区画し、第一領域11には、その歩道部B側端部に位置する外周縁に、道路の進行方向(矢印C方向)に沿って開口する長尺の第一流入口13を設けるとともに、第一流入口13よりも車道部A側に第二流入口14を設けている。この第二流入口14は、第一領域11において道路の進行方向(矢印C方向)と直交する幅方向の略全長にわたるようにして、第一領域11の中央域に限定して設けられており、本実施例では、道路の進行方向(矢印C方向)と直交する方向の中心線Lを中心にして線対称をなすように2個設けられている。ここで、「略全長」の「略」とは、雨水桝蓋10の構造や機能上、第二流入口を設けることが困難な部分があるので、完全に全長にわたって第二流入口が設けられない場合、あるいは後述する第二流入口の作用上、完全に全長にわたって設けられたのと同一視しうる場合などを包含させるための意味を有し、その範囲は技術常識などから自ずと決定される。

0027

また、第二流入口14の上流域には、第二流入口14まで雨水を導く導水溝16を設けている。本実施例において歩道部B寄りを流れる雨水の雨水桝蓋10への流入方向図1の矢印D方向であり、第一領域11の両端部分が上流域になる。導水溝16は、図1のX−X端面を表す図2に示すように、雨水桝蓋10の上面を基準として深さdを有する有底の溝であり、その深さdは一定としている。

0028

第二領域12には、道路の進行方向と斜めに交差する方向に複数の第三流入口15を設けている。この第三流入口15は、第二領域12の中央域付近台形をなす領域に設けている。なお、図1において、第二流入口14および第三流入口15は、これら流入口以外の部分との区別を容易にするためハッチングをして示している。図1からわかるように、第二流入口14および第三流入口15は、道路の進行方向(矢印C方向)と直交する方向の中心線Lを中心にして線対称をなすように設けている。

0029

第三流入口15の上流域には、第三流入口15まで雨水を導く導水溝17を設けている。本実施例において第二領域12には、道路の進行方向と斜めに交差する矢印E方向に雨水が流入する。したがって、第二領域12の車道部A側の両隅部分が上流域になる。導水溝17も、導水溝16と同様に一定の深さdを有する有底の溝である。

0030

雨水桝蓋10の各流入口および導水溝を設けた領域以外の上面には、図示を省略しているが、スリップ防止用の複数の突起をほぼ均一に設けている。

0031

以上の構成において、歩道部B寄りの場所を道路に沿って矢印D方向に流れる雨水は、第一領域11の第一流入口13および第二流入口14、さらには境界ブロック20の雨水流入口21へ整然と流れ込む。また、車道部A側から矢印E方向に流入する雨水は、第二領域12の第三流入口15へ整然と流れ込む。

0032

そして、歩道部B寄りの場所において雨水とともに落ち葉等が流入してきたときは、その落ち葉等は一次的には雨水の流れによって第一領域11の中央域に設けた第二流入口14へ流れ込む。落ち葉等が極めて多量に流れてきた場合は、落ち葉等は第二流入口14上に堆積するが、その場合、堆積した落ち葉等により第一流入口13(境界ブロック20の雨水流入口21)への雨水の流入路が形成される。一方、車道部A側から雨水とともに落ち葉等が流入してきたときは、その落ち葉等は雨水の流れによって第二領域12の第三流入口15上に堆積する。本実施例において第三流入口15は、第二領域12の中央域付近で台形をなす領域に設けているため、堆積した落ち葉等により第二領域12から第一流入口13および境界ブロック20の雨水流入口21へ向けた流路が形成される。

0033

以上のように、本実施例の雨水桝蓋10では、その上流側の外周縁近傍には落ち葉等が堆積せず、第一流入口13および境界ブロック20の雨水流入口21への雨水の流入路が確保されるので、路面の雨水を効率的に排水することができる。

0034

本実施例において雨水桝蓋10は、雨水流入口21を有する境界ブロック20の車道部A側に設置している。このように雨水流入口21を有する境界ブロック20の車道部A側に設置する場合、第一流入口13は必ずしも設ける必要はない。境界ブロック20の雨水流入口21が第一流入口13の機能も果たし得るからである。ただし、雨水を効率的に排水するには、第一流入口13と境界ブロック20の雨水流入口21の両方を備えた方が好ましい。

0035

また、雨水流入口21を有する境界ブロック20の車道部A側に設置する場合において、第一流入口13を省略するときには、第一領域11の歩道部B側端部に、境界ブロック20の雨水流入口21まで雨水を導く導水部を設けることが好ましい。

0036

その導水部の構成例を図3に示す。図3(a)は導水部を傾斜面18aとした例、図3(b)は導水部を傾斜溝18bとした例、図3(c)は導水部を傾斜突条18cとした例、図3(d)は導水部を切欠き段部18dとした例である。要するに導水部は、雨水を第一領域11から境界ブロック20の雨水流入口21まで導くものであればよく、図3(a)〜(d)の例以外にも様々な構成を採用できる。また、図3では、第一流入口13を省略した場合において、第一領域11の歩道部B側端部に境界ブロック20の雨水流入口21まで雨水を導く導水部を設けた例を示したが、第一流入口13を設けた場合にも同様に導水部を設けることができる。この場合の導水部は第一流入口13まで雨水を導く機能を有する。

0037

以下、本実施例とは第二流入口14および第三流入口15の配置パターンを変更した他の実施例を示す。以下の実施例において、図1の実施例と同じ構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。

0038

(実施例2)
図4は、本発明の他の実施例である雨水桝蓋の設置状態を示す上面斜視図である。図4の実施例は、第三流入口15を設ける平面視台形状の領域を、図1の実施例と逆向きにしたものである。図4の実施例においても図1の実施例と同様の作用効果を奏する。

0039

(実施例3)
図5は、本発明のさらに他の実施例である雨水桝蓋の設置状態を示す上面斜視図である。図5の実施例は、第三流入口15を設ける領域を、第二流入口14を設ける領域と同様に長方形状にしたものである。図5の実施例においても図1の実施例と同様の作用効果を奏する。

0040

(実施例4)
図6は、本発明のさらに他の実施例である雨水桝蓋の設置状態を示す上面斜視図である。図6の実施例は、図1の実施例において、第二流入口14を車道部A側に向かって拡大させ、直角三角形状に設けたものである。図6の実施例においても図1の実施例と同様の作用効果を奏する。また、図6の実施例では、図1の実施例に比べ第二流入口14が大きいので、第二流入口14へより多量の落ち葉等を流し込むことができる。第二流入口14の大きさは設置環境に応じて適宜設定すればよい。

0041

(実施例5)
図7は、本発明のさらに他の実施例である雨水桝蓋の設置状態を示す上面斜視図である。図7の実施例は、図1の実施例において、第三流入口15を第二領域12のほぼ全域に設けたものである。第二領域12のほぼ全域に第三流入口15を設けると、車道部A側から雨水とともに流れてくる落ち葉等は第二領域12の周縁部分に堆積し、落ち葉等が堆積した後は、第二領域12の第三流入口15への雨水の流入が阻害される。ただし、第一領域11においては、図1の実施例と同様に、落ち葉等が堆積した後も第一流入口13への流路が確保されるので、路面の雨水を継続的に排出することは可能である。ただし、第二領域12の第三流入口15へも雨水を流入させるためには、第二流入口15は、第二領域12の中央域および/または下流域に限定して設けることが好ましい。

0042

(実施例6)
図8は、本発明のさらに他の実施例である雨水桝蓋の設置状態を示す上面斜視図である。図8の雨水桝蓋10は、矢印F方向の下り勾配を有する坂道に設置されるもので、第二流入口14を、第一領域11において道路の進行方向と直交する幅方向の略全長にわたるようにして、第一領域11の下流域に限定して設けたものである。

0043

このような坂道においては、歩道部B寄りの雨水は矢印D方向の一方向に流れ、その雨水とともに流れてきた落ち葉等は、一次的には第一領域11の下流域に設けた第二流入口14に流れ込む。また、第二流入口14上に落ち葉等が堆積したとしても、堆積した落ち葉等により第一流入口13(境界ブロック20の雨水流入口21)への雨水の流入路が形成される。これにより、雨水を効率的に排出できる。

0044

一方、坂道において車道からの雨水は矢印E方向の一方向に流れるが、図8の実施例では、第二領域12の第三流入口15を車道部Aからの雨水の流れに沿って設けているので、その雨水を効率的に排出できる。なお、第二領域12の周縁部分に落ち葉等が堆積したとしても、上述のとおり第一領域11において第一流入口13への流路は確保されるので、路面の雨水を継続的に排出することは可能である。

0045

なお、この図8の実施例において、第二領域12の第三流入口15を第二領域12の下流域に限定して設けることもできる。

0046

(実施例7)
図9は、本発明のさらに他の実施例である雨水桝蓋の設置状態を示す上面斜視図である。この実施例は、雨水桝蓋10を第一領域と第二領域とに区画せずに雨水桝蓋10を一つの領域と捉え、当該雨水桝10に、道路の進行方向と直交する幅方向の略全長にわたって第二流入口14を設け、当該第二流入口14を雨水桝蓋10の中央域に限定して設けたものである。この実施例においても、図5の実施例と略同等の効果を奏する。なお、図8の実施例に倣って、第二流入口14を雨水桝蓋10の下流域に設けることもできる。

0047

10雨水桝蓋
11 第一領域
12 第二領域
13 第一流入口
14 第二流入口
15 第三流入口
16,17導水溝
18a 傾斜面(導水部)
18b傾斜溝(導水部)
18c傾斜突条(導水部)
18d切欠き段部(導水部)
20境界ブロック
21雨水流入口
A車道部
B歩道部

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