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技術 診療記録管理システム、診療記録受信装置、診療記録送信装置、及び診療記録管理プログラム

出願人 株式会社HeSeL
発明者 崔迥植
出願日 2013年2月8日 (7年9ヶ月経過) 出願番号 2013-023724
公開日 2014年6月26日 (6年5ヶ月経過) 公開番号 2014-115969
状態 特許登録済
技術分野 医療・福祉事務
主要キーワード 種別特定情報 診療サービス 送信用プログラム CD再生機 レントゲン画像 セカンドオピニオン マンモグラフィ画像 検診者
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年6月26日)のものです。
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図面 (10)

課題

診療記録個人管理を可能にする。

解決手段

診療記録情報を格納したサーバ通信する診療記録送信装置10と、受診者の診療記録情報を診療記録送信装置10から受信する診療記録受信装置20とを備える診療記録管理システム1であって、診療記録送信装置10は、受診者情報と診療記録情報を要求する要求情報とを診療記録受信装置20から受信する受信装置側受信部と、受診者情報を保存して管理する受診者情報管理部14と、サーバに対して、受診者情報に対応する診療記録情報を要求する診療記録要求情報を送信するサーバ側送信部と、診療記録要求情報に応じてサーバから送信される受診者情報に対応する診療記録情報を受信するサーバ側受信部と、サーバから受信した診療記録情報を診療記録受信装置20に送信する受信装置側送信部と、診療記録受信装置20に送信した診療記録情報を管理する診療記録管理部16とを備える。

概要

背景

従来、医療機関診療記録(例えば診療記録画像)は、コンパクトディスク(以下、CD)のようなメディアに保存され、患者受診者通院者検診者(以下、これらを「受診者」という)に提供されていた。そして、受診者は、医療機関ごとに受けた診療の記録が収められた複数のメディアを管理していた。
また、従来、インターネットを介して病院や受診者がアクセスできるサーバに受診者の診療記録情報を保存し、医師や受診者が当該サーバにアクセスして診療記録情報をダウンロードする方法も提案されている(例えば、特許文献1、2、3及び4を参照)。

概要

診療記録の個人管理を可能にする。診療記録情報を格納したサーバと通信する診療記録送信装置10と、受診者の診療記録情報を診療記録送信装置10から受信する診療記録受信装置20とを備える診療記録管理システム1であって、診療記録送信装置10は、受診者情報と診療記録情報を要求する要求情報とを診療記録受信装置20から受信する受信装置側受信部と、受診者情報を保存して管理する受診者情報管理部14と、サーバに対して、受診者情報に対応する診療記録情報を要求する診療記録要求情報を送信するサーバ側送信部と、診療記録要求情報に応じてサーバから送信される受診者情報に対応する診療記録情報を受信するサーバ側受信部と、サーバから受信した診療記録情報を診療記録受信装置20に送信する受信装置側送信部と、診療記録受信装置20に送信した診療記録情報を管理する診療記録管理部16とを備える。D

目的

本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、受診者の診療記録受信装置(例えばモバイル機器)において、受診者が自身の診療記録情報を手軽に参照できるようにすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

診療記録情報を格納したサーバ通信する診療記録送信装置と、受診者の前記診療記録情報を前記診療記録送信装置から受信する診療記録受信装置とを備える診療記録管理システムであって、前記診療記録送信装置は、前記受診者を特定する受診者情報と、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する要求情報とを前記診療記録受信装置から受信する受信装置側受信部と、前記受診者情報を保存して管理する受診者情報管理部と、前記要求情報に応じて、前記サーバに対して、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する診療記録要求情報を送信するサーバ側送信部と、前記診療記録要求情報に応じて前記サーバから送信される前記診療記録情報を受信するサーバ側受信部と、前記サーバから受信した前記診療記録情報を前記診療記録受信装置に送信する受信装置側送信部と、前記診療記録受信装置に送信した前記診療記録情報を管理する診療記録管理部と、を備え、前記診療記録受信装置は、前記診療記録送信装置に、前記受診者情報及び前記要求情報を送信する送信部と、前記診療記録送信装置から前記受診者に対応する前記診療記録情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記診療記録情報をデータベースで管理する受信診療記録管理部と、前記受信診療記録管理部で管理されている前記診療記録情報を表示する表示部と、を備える、診療記録管理システム。

請求項2

前記診療記録送信装置は、前記診療記録受信装置からの要求に応じて、前記受信診療記録管理部が前記診療記録情報を管理するためのソフトウェアを前記診療記録受信装置に送信する、請求項1に記載の診療記録管理システム。

請求項3

前記サーバ側受信部は、前記受診者の身体の画像を含む画像情報と、前記受診者の電子カルテの少なくとも一部を含むテキスト情報とを、前記診療記録情報として前記サーバから受信し、前記受信装置側送信部は、前記画像情報と、前記テキスト情報のうちの前記画像情報に対応する部分のテキスト情報とを関連付けて、前記診療記録情報として前記診療記録受信装置に送信する、請求項1又は2に記載の診療記録管理システム。

請求項4

前記診療記録送信装置は、前記サーバ側受信部が前記サーバから受信した前記診療記録情報の種別識別する識別部をさらに備え、前記受信装置側送信部は、前記診療記録情報に関連付けて、前記識別部が識別した前記診療記録情報の種別を示す種別情報を前記診療記録受信装置に送信し、前記診療記録受信装置においては、前記表示部が、前記診療記録送信装置から受信した前記種別情報ごとに分類して前記診療記録情報を表示する、請求項1から3のいずれか1項に記載の診療記録管理システム。

請求項5

前記受信装置側受信部は、前記診療記録受信装置が記憶している前記診療記録情報の少なくとも一つである第1診療記録情報を受信し、前記サーバ側受信部は、前記第1診療記録情報と同一の種別で、当該第1診療記録情報と異なる日時に前記サーバに格納された第2診療記録情報を前記サーバから受信し、前記診療記録送信装置は、前記第2診療記録情報に含まれる画像情報を前記第1診療記録情報に含まれる画像情報に基づいて補正する補正部をさらに備え、前記受信装置側送信部は、前記補正部により補正された前記第2診療記録情報を前記診療記録受信装置に送信する、請求項4に記載の診療記録管理システム。

請求項6

前記サーバ側受信部は、距離情報を含む第1の画像情報と、前記第1の画像情報と同一の画像を含み、かつ、距離情報を含まない第2の画像情報とを、前記診療記録情報として前記サーバから受信し、前記受信装置側送信部は、前記第1の画像情報及び前記第2の画像情報を関連付けて、前記診療記録情報として前記診療記録受信装置に送信する、請求項1から5のいずれか1項に記載の診療記録管理システム。

請求項7

受診者の診療記録情報を表示する診療記録受信装置に、サーバから受信した診療記録情報を送信する診療記録送信装置であって、前記受診者を特定する受診者情報と、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する要求情報とを前記診療記録受信装置から受信する受信装置側受信部と、前記受診者情報を保存して管理する受診者情報管理部と、前記要求情報に応じて、前記サーバに対して、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する診療記録要求情報を送信するサーバ側送信部と、前記診療記録要求情報に応じて前記サーバから送信される前記診療記録情報を受信するサーバ側受信部と、前記サーバから受信した前記診療記録情報を前記診療記録受信装置に送信する受信装置側送信部と、前記診療記録受信装置に送信した前記診療記録情報を管理する診療記録管理部と、を備える診療記録送信装置。

請求項8

受診者の診療記録情報を送信する診療記録送信装置から前記診療記録情報を受信する診療記録受信装置であって、前記診療記録送信装置に、前記受診者を特定する受診者情報と、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する要求情報とを送信する送信部と、前記診療記録送信装置から前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記診療記録情報をデータベースで管理する受信診療記録管理部と、前記受信診療記録管理部で管理されている前記診療記録情報を表示する表示部と、を備える診療記録受信装置。

請求項9

コンピュータに、受診者の診療記録情報を表示する診療記録受信装置に対して、サーバから受信した診療記録情報を送信させる診療記録送信用プログラムであって、前記コンピュータに、前記受診者を特定する受診者情報と、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する要求情報とを前記診療記録受信装置から受信する段階と、前記受診者情報を保存して管理する段階と、前記要求情報に応じて、前記サーバに対して、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する診療記録要求情報を送信する段階と、前記診療記録要求情報に応じて前記サーバから送信される前記診療記録情報を受信する段階と、前記サーバから受信した前記診療記録情報を前記診療記録受信装置に送信する段階と、前記診療記録受信装置に送信した前記診療記録情報を管理する段階と、を実行させる診療記録送信用プログラム。

請求項10

コンピュータに、受診者の診療記録情報を送信する診療記録送信装置から前記診療記録情報を受信させる診療記録受信用プログラムであって、前記コンピュータに、前記診療記録送信装置に対して、前記受診者を特定する受診者情報と、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する要求情報とを送信する段階と、前記診療記録送信装置から前記受診者に対応する前記診療記録情報を受信する段階と、前記受信する段階において受信した前記診療記録情報をデータベースで管理する段階と、前記データベースで管理されている前記診療記録情報を表示する段階と、を実行させる診療記録受信用プログラム。

技術分野

0001

本発明は、診療記録管理システム係り、さらに詳細には、医療機関の診療記録、特に、医療画像受診者個人の診療記録受信装置に保存して照会することを可能にする診療記録管理システムに関する。

背景技術

0002

従来、医療機関の診療記録(例えば診療記録画像)は、コンパクトディスク(以下、CD)のようなメディアに保存され、患者、受診者、通院者検診者(以下、これらを「受診者」という)に提供されていた。そして、受診者は、医療機関ごとに受けた診療の記録が収められた複数のメディアを管理していた。
また、従来、インターネットを介して病院や受診者がアクセスできるサーバに受診者の診療記録情報を保存し、医師や受診者が当該サーバにアクセスして診療記録情報をダウンロードする方法も提案されている(例えば、特許文献1、2、3及び4を参照)。

先行技術

0003

韓国特許10−1135222号公報
韓国特許公開10−2012−0084643号公報
韓国特許公開10−2011−0084429号公報
特開2012−133482号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、診療記録情報がメディアに保存されている場合、受診者は、診療を受けるたびにメディアを受領して、それぞれを管理しなければならないという不都合が生じていた。メディアが例えばCD(Compact Disk)の場合は、病院ごとフォーマットが異なるCDが制作されるので、それぞれの病院に対応したビューア又はリーダが必要であった。したがって、CDに収められている診療記録情報を開くためには、CD再生機能を具備したコンピュータ(PC)にCDを入れて再生しなければならないという不都合があった。また、診療記録情報が保存されたメディアを持ち歩くことが不便なだけでなく、複数のメディアに分散されて保存された複数の診療記録情報を同時に見ることができないという問題もあった。

0005

診療記録情報が、インターネットを介して病院や受診者がアクセスできるサーバに保存されている場合、セキュリティ面の問題があった。また、インターネットを介してアクセスできるサーバは、医療関係者が使用することを想定して病院ごとに構築されている。したがって、受診者は、それぞれの病院が構築したサーバにアクセスしなければならなかった。複数の医療機関の診療記録情報を1つのサーバに集約することで、受診者は、1つのサーバにアクセスすれば、複数の医療機関で診療を受けた時の診療記録情報を参照できる。しかし、診療記録情報は機密性が高いので、複数の医療機関の診療記録情報を混在させて1つのサーバに保存することは困難であった。

0006

そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、受診者の診療記録受信装置(例えばモバイル機器)において、受診者が自身の診療記録情報を手軽に参照できるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の第1の態様の診療記録管理システムは、診療記録情報を格納したサーバと通信する診療記録送信装置と、受診者の前記診療記録情報を前記診療記録送信装置から受信する診療記録受信装置とを備える診療記録管理システムであって、前記診療記録送信装置は、前記受診者を特定する受診者情報と、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する要求情報とを前記診療記録受信装置から受信する受信装置側受信部と、前記受診者情報を保存して管理する受診者情報管理部と、前記要求情報に応じて、前記サーバに対して、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する診療記録要求情報を送信するサーバ側送信部と、前記診療記録要求情報に応じて前記サーバから送信される前記診療記録情報を受信するサーバ側受信部と、前記サーバから受信した前記診療記録情報を前記診療記録受信装置に送信する受信装置側送信部と、前記診療記録受信装置に送信した前記診療記録情報を管理する診療記録管理部と、を備え、前記診療記録受信装置は、前記診療記録送信装置に、前記受診者情報及び前記要求情報を送信する送信部と、前記診療記録送信装置から前記受診者に対応する前記診療記録情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記診療記録情報をデータベースで管理する受信診療記録管理部と、前記受信診療記録管理部で管理されている前記診療記録情報を表示する表示部と、を備える。

0008

前記診療記録送信装置は、例えば、前記診療記録受信装置からの要求に応じて、前記受信診療記録管理部が前記診療記録情報を管理するためのソフトウェアを前記診療記録受信装置に送信する。前記サーバ側受信部は、前記受診者の身体の画像を含む画像情報と、前記受診者の電子カルテの少なくとも一部を含むテキスト情報とを、前記診療記録情報として前記サーバから受信し、前記受信装置側送信部は、前記画像情報と、前記テキスト情報のうちの前記画像情報に対応する部分のテキスト情報とを関連付けて、前記診療記録情報として前記診療記録受信装置に送信してもよい。

0009

前記診療記録送信装置は、前記サーバ側受信部が前記サーバから受信した前記診療記録情報の種別識別する識別部をさらに備え、前記受信装置側送信部は、前記診療記録情報に関連付けて、前記識別部が識別した前記診療記録情報の種別を示す種別情報を前記診療記録受信装置に送信し、前記診療記録受信装置においては、前記表示部が、前記診療記録送信装置から受信した前記種別情報ごとに分類して前記診療記録情報を表示してもよい。

0010

前記受信装置側受信部は、前記診療記録受信装置が記憶している前記診療記録情報の少なくとも一つである第1診療記録情報を受信し、前記サーバ側受信部は、前記第1診療記録情報と同一の種別で、当該第1診療記録情報と異なる日時に前記サーバに格納された第2診療記録情報を前記サーバから受信し、前記診療記録送信装置は、前記第2診療記録情報に含まれる画像情報を前記第1診療記録情報に含まれる画像情報に基づいて補正する補正部をさらに備え、前記受信装置側送信部は、前記補正部により補正された前記第2診療記録情報を前記診療記録受信装置に送信してもよい。

0011

前記サーバ側受信部は、距離情報を含む第1の画像情報と、前記第1の画像情報と同一の画像を含み、かつ、距離情報を含まない第2の画像情報とを、前記診療記録情報として前記サーバから受信し、前記受信装置側送信部は、前記第1の画像情報及び前記第2の画像情報を関連付けて、前記診療記録情報として前記診療記録受信装置に送信してもよい。

0012

本発明の第2の態様の診療記録送信装置は、受診者の診療記録情報を表示する診療記録受信装置に、サーバから受信した診療記録情報を送信する診療記録送信装置であって、前記受診者を特定する受診者情報と、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する要求情報とを前記診療記録受信装置から受信する受信装置側受信部と、前記受診者情報を保存して管理する受診者情報管理部と、前記要求情報に応じて、前記サーバに対して、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する診療記録要求情報を送信するサーバ側送信部と、前記診療記録要求情報に応じて前記サーバから送信される前記診療記録情報を受信するサーバ側受信部と、前記サーバから受信した前記診療記録情報を前記診療記録受信装置に送信する受信装置側送信部と、前記診療記録受信装置に送信した前記診療記録情報を管理する診療記録管理部と、を備える。

0013

本発明の第3の態様の診療記録受信装置は、受診者の診療記録情報を送信する診療記録送信装置から前記診療記録情報を受信する診療記録受信装置であって、前記診療記録送信装置に、前記受診者を特定する受診者情報と、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する要求情報とを送信する送信部と、前記診療記録送信装置から前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記診療記録情報をデータベースで管理する受信診療記録管理部と、前記受信診療記録管理部で管理されている前記診療記録情報を表示する表示部と、を備える。

0014

本発明の第4の態様の診療記録送信用プログラムは、コンピュータに、受診者の診療記録情報を表示する診療記録受信装置に対して、サーバから受信した診療記録情報を送信させる診療記録送信用プログラムであって、前記コンピュータに、前記受診者を特定する受診者情報と、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する要求情報とを前記診療記録受信装置から受信する段階と、前記受信者登録情報を保存して管理する段階と、前記要求情報に応じて、前記サーバに対して、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する診療記録要求情報を送信する段階と、前記診療記録要求情報に応じて前記サーバから送信される前記診療記録情報を受信する段階と、前記サーバから受信した前記診療記録情報を前記診療記録受信装置に送信する段階と、前記診療記録受信装置に送信した前記診療記録情報を管理する段階と、を実行させる。

0015

本発明の第5の態様の診療記録受信用プログラムは、コンピュータに、受診者の診療記録情報を送信する診療記録送信装置から前記診療記録情報を受信させる診療記録受信用プログラムであって、前記コンピュータに、前記診療記録送信装置に対して、前記受診者を特定する受診者情報と、前記受診者情報に対応する前記診療記録情報を要求する要求情報とを送信する段階と、前記診療記録送信装置から前記受診者に対応する前記診療記録情報を受信する段階と、前記受信する段階において受信した前記診療記録情報をデータベースで管理する段階と、前記データベースで管理されている前記診療記録情報を表示する段階と、を実行させる。

発明の効果

0016

本発明によれば、受診者の診療記録受信装置(例えばモバイル機器)において、受診者が自身の診療記録情報を手軽に参照できるようになるという効果を奏する。さらに、医療機関側では、インターネットを介して接続されたクラウドサーバに診療記録情報を保存することなく受診者が診療記録情報を参照できるようになるので、サーバ導入及び運営コスト、専用線コスト、セキュリティ管理コストが不要になるという効果も奏する。また、受診者側では、受診者側の診療記録受信装置にさまざまな医療機関の診療記録情報を生涯にわたって保存及び管理することができ、診療記録情報を簡便に照会することができるので、診療サービスの質的向上を図ることができる。

図面の簡単な説明

0017

第1の実施形態に係る診療記録管理システムの概略的なブロック図である。
第1の実施形態に係る診療記録送信装置の概略的なブロック図である。
第1の実施形態に係る診療記録受信装置の概略的なブロック図である。
第1の実施形態に係る診療記録管理システムの動作を説明するための概略的なブロック図である。
受診者情報を診療記録送信装置に登録するための、診療記録受信装置における操作画面の一例を示す。
受診者情報を管理するための診療記録送信装置における操作画面の一例を示す。
診療記録送信装置における表示画面の一例を示す。
本実施形態の受診者の診療記録受信装置で診療記録情報を照会するための表示画面の一例を示す。
本発明の診療記録受信装置を用いた診療記録管理方法の手順を説明するためのフローチャートである。

実施例

0018

<第1の実施形態>
図1Aは、本実施形態に係る診療記録管理システム1の概略的なブロック図である。診療記録管理システム1は、病院及びクリニックなどの医療機関に設置され、診療記録情報を格納したサーバ2と通信する診療記録送信装置10と、受診者の診療記録情報を診療記録送信装置10から受信する診療記録受信装置20とを備える。診療記録送信装置10は、例えばコンピュータであり、医療機関内のローカルエリアネットワークを介して、医療機関内に設置されたサーバ2とデータを送受信することができる。診療記録受信装置20は、例えば、タブレット端末スマートフォン及び携帯端末であり、受診者が自由に持ち運ぶことができる。また、診療記録受信装置20はWi−Fiのような無線通信手段を通じて診療記録送信装置10とデータを送受信することができる。

0019

診療記録情報は、医療機関で受診者が診療した内容を記録したテキストデータ、画像、動画及び音声等のデータである。テキストデータには、医療機関で使用する電子カルテの内容が含まれ、受診者の情報や検査内容、診療時の医師の所見レポート)等が含まれる。
画像及び動画は、例えば各種レントゲン画像CT画像MRI画像超音波画像、及び内視鏡検査画像等の静止画及び動画を指す。診療記録情報は、例えば、医療機関で使用される各種画像保存通信システム(PACS、Picture Archiving and Communication System)において保存、閲覧及び管理されるテキストデータ、画像及び動画等のデジタルデータである。画像及び動画のファイル形式は、例えばDICOM(digital image communication in medicine)、PDF、JPEG、TIFFMPEG(moving picture expert group)等のファイル形式である。

0020

診療記録送信装置10には、診療記録ライタソフトウェア・プログラム(以下、ライタソフトウェア)がインストールされており、診療記録受信装置20には、診療記録リーダソフトウェア・プログラム(以下、リーダソフトウェア)がインストールされている。ライタソフトウェアは、受診者の診療記録情報の管理のために、診療記録情報に含まれている文字、画像及び動画などのメディアデータをサーバ2から収集し、各種データに変換したり、診療記録送信装置10に転送したり、受診者が検索して照会できる状態で管理したりするためのソフトウェアである。リーダソフトウェアは、診療記録受信装置20が診療記録送信装置10から受信した診療記録情報を開くためのソフトウェアである。リーダソフトウェアは、診療記録送信装置10から受信した診療記録情報をデータベースに保存及び管理し、診療記録受信装置20のユーザの操作に応じて診療記録情報を検索及び照会する役割を担う。

0021

図1Bは、本実施形態に係る診療記録送信装置10の概略的なブロック図である。診療記録送信装置10は、制御部11、記憶部101、受信装置側受信部102、サーバ側送信部103、サーバ側受信部104及び受信装置側送信部105を備える。

0022

制御部11は、診療記録送信装置10のデータ送受信にかかる制御を行う。制御部11は、例えばマイクロプロセッサから構成され、記憶部101に記憶されたプログラムを実行することにより、リーダソフトウェアインストール部12(以下、リーダSWインストール部12)、受診者情報管理部14、診療記録管理部16として機能する。
記憶部101は、メモリ又はハードディスクのような記憶媒体である。記憶部101は、診療記録送信装置10を動作させるためのプログラム、受診者情報、診療記録情報、診療記録受信装置20が用いるリーダソフトウェアなどを記憶する。受診者情報とは、氏名、識別番号等の受診者を特定するための情報である。

0023

受信装置側受信部102は、受診者情報と、受診者情報に対応する診療記録情報を要求する要求情報とを診療記録受信装置20から受信する。サーバ側送信部103は、サーバ2に対して、診療記録受信装置20から受信した受診者情報に対応する診療記録情報を要求する診療記録要求情報を送信する。サーバ側受信部104は、診療記録要求情報に応じてサーバ2から送信される受診者情報に対応する診療記録情報を受信する。受信装置側送信部105は、サーバ2から受信した診療記録情報を診療記録受信装置20に送信する。

0024

リーダSWインストール部12は、リーダソフトウェアを診療記録受信装置20にインストールする機能を有する。具体的には、リーダSWインストール部12は、診療記録受信装置20からの要求に応じて、記憶部101に記憶されたリーダソフトウェアを診療記録受信装置20に送信する。

0025

受診者情報管理部14は、診療記録受信装置20から受信した受診者を特定する受診者情報を管理する。具体的には、受診者情報管理部14は、受診者名に関連付けて、受診者を特定する識別コード又は認証パスワードを記憶部101に記憶させる。

0026

診療記録管理部16は、サーバ2から受信した診療記録情報を管理する。例えば、診療記録管理部16は、サーバ2から受信した診療記録情報を記憶部101に一時的に記憶させるとともに、診療記録受信装置20への送信が完了した診療記録情報に、送信が完了したことを示す情報を付与する。診療記録管理部16は、例えば、診療記録情報を暗号化してから記憶部101に記憶させる。診療記録管理部16は、診療記録情報を診療記録受信装置20に送信してから、診療記録受信装置20からの指示に基づいて定められた期間が経過した後に、送信が完了したことを示す情報が付与された診療記録情報を削除してもよい。

0027

図1Cは、本実施形態に係る診療記録受信装置20の概略的なブロック図である。診療記録受信装置20は、制御部21、入出力部22、ストレージ部24、送信部26及び受信部27を備える。

0028

制御部21は、診療記録受信装置20のデータ送受信に係る制御を行う。制御部11は、例えばマイクロプロセッサであり、ストレージ部24に記憶されたプログラムを実行することにより、ソフトウェアダウンロード部211及び受信診療記録管理部212として機能する。

0029

入出力部22は、診療記録受信装置20のユーザである受診者の操作を受けるタッチパネルのような入力部と、受診者に情報を表示する液晶ディスプレイのような表示部とを備える。
ストレージ部24は、診療記録送信装置10から受信した診療記録情報を保存するメモリ又はハードディスクのような記憶媒体である。ストレージ部24は、さらに、病院名と、それぞれの病院に設置されている診療記録送信装置10を特定するための情報(例えば、装置番号情報、IPアドレス又はURL)とを関連付けて記憶している。送信部26は、診療記録送信装置10に受診者情報及び要求情報を送信する。受信部27は、診療記録送信装置10から受診者情報に対応する診療記録情報を受信する。

0030

ソフトウェアダウンロード部211は、診療記録受信装置20にリーダソフトウェアがインストールされていない場合に、リーダSWインストール部12に対してリーダソフトウェアのダウンロードを要求し、診療記録送信装置10から受信したリーダソフトウェアをダウンロードする機能を有する。

0031

受信診療記録管理部212は、診療記録送信装置10から受信した診療記録情報を管理する。具体的には、受信診療記録管理部212は、診療記録送信装置10から受信した診療記録情報をストレージ部24に記憶させ、入出力部22を介して取得した診療記録受信装置20のユーザである受診者の操作に応じて、ストレージ部24から診療記録情報を読み出して入出力部22に表示する。

0032

図1Dは、本実施形態に係る診療記録管理システム1の動作を説明するための概略的なブロック図である。診療記録送信装置10には、ライタソフトウェアがインストールされている。受診者の診療記録受信装置20には、リーダソフトウェアがインストールされている。受診者は、診療記録受信装置20にインストールされたリーダソフトウェアを介して、受診者自身が診療記録情報を管理できる。受診者は、入出力部22に表示されるリーダソフトウェアのダウンロード画面23を用いて、診療記録送信装置10からリーダソフトウェアをダウンロードすることができる。

0033

診療記録受信装置20のストレージ部24には、受信診療記録管理部212によって管理される受信診療記録データベース25が記憶されている。受診者は、受信診療記録データベース25に保存された診療記録情報を検索及び照会し、入出力部22に診療記録情報を表示させることができる。

0034

以下、診療記録受信装置20と診療記録送信装置10との間の通信手順について説明する。診療記録受信装置20にリーダソフトウェアがインストールされていない場合、入出力部22を介して取得したユーザによる操作に応じて、リーダソフトウェアを要求する情報を、無線通信により診療記録送信装置10に送信する(S1)。

0035

診療記録送信装置10のリーダSWインストール部12は、診療記録受信装置20に対してリーダソフトウェアを無線で送信する(S2)。診療記録受信装置20は、受信したリーダソフトウェアをストレージ部24に記憶させて、インストールする。診療記録受信装置20は、初回だけリーダソフトウェアをインストールすればよく、その後、リーダソフトウェアは、無線通信で自動的に又は手動アップデートされる。

0036

続いて、受診者の診療記録受信装置20で、診療記録送信装置10から受診者の診療記録情報をダウンロードできるようにするために、診療記録受信装置20は、受診者情報と受診者の診療記録受信装置20を特定するための装置情報とを診療記録送信装置10に送信する(S3)。装置情報は、例えば、診療記録受信装置20のIPアドレス又はメールアドレスである。診療記録送信装置10の受診者情報管理部14は、受信した受診者情報と装置情報とを関連付けて記憶部101に記憶されている受診者情報データベース15に登録する。受診者情報管理部14は、受診者情報データベース15への登録が完了したことを診療記録送信装置10に送信する(S4)。

0037

受診者情報及び装置情報が受診者情報データベース15に登録されると、診療記録受信装置20は、診療記録送信装置10を介して診療記録情報を取得できる状態になる。この状態において、診療記録送信装置10は、入出力部22を介して受診者から診療記録情報を取得する旨の操作を受けると、診療記録送信装置10に対して、診療記録情報を要求する要求情報を送信する(S5)。要求情報には、例えば、受診者情報と、受診者が取得を希望する診療記録情報の種別を特定するための診療記録種別特定情報とが含まれている。

0038

診療記録送信装置10の診療記録管理部16は、要求情報に含まれている受診者情報が、受診者情報データベース15に登録されているかどうかを認証し、受診者情報が受診者情報データベース15に登録されている場合に、サーバ2に対して、受診者情報に対応する診療記録情報を要求する。診療記録管理部16は、サーバ2から診療記録情報を取得すると、記憶部101に記憶された診療記録データベース17に取得した診療記録情報を記憶させるとともに、当該診療記録情報を診療記録受信装置20に送信する(S6)。診療記録送信装置10は、受信した診療記録情報をストレージ部24に記憶された受信診療記録データベース25に保存するとともに、入出力部22に表示する。

0039

なお、診療記録送信装置10がサーバ2から診療記録情報を受信する場合に、診療記録送信装置10とサーバ2との間では、例えばDICOMの規格に基づく手順で診療記録情報を送受信する。診療記録送信装置10は、サーバ2から受信した診療記録情報に、診療記録受信装置20から要求された診療記録情報と異なる種別の診療記録情報が含まれている場合に、診療記録受信装置20から要求された診療記録情報を抽出して診療記録受信装置20に送信するとともに、その他の診療記録情報を消去してもよい。

0040

以上のとおり、診療記録送信装置10にインストールされたライタソフトウェアは、リーダソフトウェアを診療記録受信装置20にインストールさせるための制御、受診者情報データベース15を管理するための制御及び診療記録データベース17を管理するための制御を行う。

0041

図1Dを参照して、診療記録送信装置10において実行される、診療記録情報を受診者の診療記録受信装置20に送信する診療記録管理方法について総括すれば、次の通りである。診療記録管理方法は、診療記録送信装置10と受診者の診療記録受信装置20との通信によって、診療記録受信装置20の装置情報を含んだ受診者情報を診療記録送信装置10に登録し、受診者情報データベース15に保存及び管理する段階と、診療記録送信装置10が受診者の診療記録情報を収集又は変換し、受診者の診療記録受信装置20に送信する段階と、診療記録受信装置20に送信した診療記録情報を診療記録データベース17に保存及び管理する段階と、を含む。

0042

診療記録送信装置10における上記の診療記録管理方法は、リーダソフトウェアが、受診者の診療記録受信装置20にインストールされていない場合には、受診者の要求によって、診療記録送信装置10から診療記録受信装置20にリーダソフトウェアを送信し、診療記録受信装置20にインストールさせる段階をさらに含む。

0043

また、診療記録受信装置20において実行される診療記録管理方法は、診療記録送信装置10と受診者の診療記録受信装置20との通信によって、診療記録送信装置10に、診療記録受信装置20の受診者登録要求を行い、医療機関の診療記録送信装置10に、診療記録受信装置を特定する情報を含んだ受診者情報を登録可能にする段階と、医療機関に設置された診療記録送信装置10から診療記録受信装置20に送信された受診者の診療記録情報を受信し、受信診療記録データベース25に保存及び管理する段階と、診療記録受信装置20の受信診療記録データベース25に保存された診療記録情報を検索及び照会し、受診者の診療記録受信装置20にインストールされたリーダソフトウェアを介して、診療記録情報を管理する段階と、を含む。このような手順を実行することにより、診療記録受信装置20にインストールされたリーダソフトウェアを介して、受診者自身が診療記録情報を管理できる。

0044

診療記録受信装置20における上記の診療記録管理方法は、リーダソフトウェアが、受診者の診療記録受信装置20にインストールされていない場合には、診療記録送信装置10にリーダソフトウェアを要求し、リーダソフトウェアを受信すると、診療記録受信装置20にインストールする段階をさらに含む。

0045

図6は、診療記録送信装置10と診療記録受信装置20とによって実行される診療記録管理方法の手順について説明するためのフローチャートである。
まず、診療記録受信装置20は、リーダソフトウェアがインストールされているか否かを判断する(S100)。診療記録受信装置20は、リーダソフトウェアがインストールされていない場合は、診療記録送信装置10からリーダソフトウェアをダウンロードしてインストールする(S110)。具体的には、診療記録受信装置20は、受診者の操作に応じて、又は、読み取ったバーコード又はQ/Rコードに応じて、診療記録送信装置10又は指定されたアプリケーションサーバにインターネットなどのネットワークを介して接続することにより、リーダソフトウェアが自動的に又は手動でダウンロードされる。

0046

続いて、診療記録受信装置20は、診療記録送信装置10に受診者情報の登録を要求する(S120)。図2は、受診者情報を診療記録送信装置10に登録するための、診療記録受信装置20における操作画面の一例を示す。図2を参照して、登録要求処理について説明する。

0047

受診者が、診療記録受信装置20において、受診者情報と装置情報との登録を依頼する操作をすると、診療記録受信装置20の入出力部22に、病院リスト80が表示される。病院リスト80は、病院名82、登録日84及びサーバ情報86を含んでいる。受診者が病院名82を選択してから選択ボタン88を押すと、病院名82が装置登録画面90に転記される。受診者が、装置登録画面90で病院名82を確認するとともに、受診者の診療記録受信装置20の電話番号44、装置番号42、受診者ID46、受診者氏名48及び電子メール49を入力した後に、登録依頼ボタン92を押すと、診療記録受信装置20は、受診者情報及び装置情報の登録を要求する登録要求情報を、病院名82に対応する診療記録送信装置10に送信する。

0048

図6を再び参照すると、S120において登録が要求されると、受診者情報及び装置情報が、受信者によって選択された病院に設置されている診療記録送信装置10の受診者情報データベース15に登録される(S130)。受診者情報及び受診者の診療記録受信装置20の装置情報は、受診者情報データベース15において保存及び管理される(S140)。

0049

図3は、受診者情報を管理するための診療記録送信装置10における操作画面の一例を示す。図3に図示されているように、診療記録送信装置10は、ライタソフトウェアを動作させ、受診者情報データベース15から、診療記録受信装置20において入力された受診者情報及び装置情報を含んだ受診者リストを、受診者リスト画面40に呼び出すことができる。受診者リスト画面40は、受診者の装置番号42、電話番号44、受診者ID46、受診者氏名48及び登録状態50を含んでいる。

0050

装置番号42の欄には、例えば「Ffff−ffff−ffff0X」のように表示されるが、それに限定されるものではない。電話番号44の欄には、「010−xxxx−xxxx」のように表示される。受診者ID46の欄には、受診者が診療記録受信装置20において入力した受診者ID46に対応する情報「00002222」が表示される。受診者氏名48の欄には、受診者の実名が「山田太郎」のように表示される。状態50の欄には、受診者情報登録が完了した状態であるか、登録を依頼中の状態であるか、登録が解除された状態であるか、といった現在の登録/解除状態51が表示される。

0051

受診者リスト画面40で、受診者を選択した状態で編集ボタン52が押されると、選択された受診者に関する情報が、受診者情報編集画面60に転記される。受診者情報編集画面60において、診療記録送信装置10のユーザは、装置番号42の欄で「Ffff−ffff−ffff02」を確認し、電話番号44の欄で、電話番号である「010−2222−2222」を確認することができる。また、当該ユーザは、入力ボタン62を押して、受診者ID46の欄に受診者IDを入力したり、照会ボタン64を押して受診者IDを照会したりすることができる。

0052

また、当該ユーザは、受診者氏名48の欄に受診者氏名を入力し、状態50の欄で登録/解除状態51を確認した後に、保存ボタン66を押して保存したり、削除ボタン68を押して削除したりすることができる。診療記録送信装置10は、入力された受診者情報、受診者ID又は受診者氏名が、正しく入力されているか否かを判定する。例えば、受診者IDが、病院で使用する受診者IDの形式と異なっていたり、サーバ2に登録されている受診者IDと一致していなかったりする場合には、エラー表示をする。

0053

続いて、S130で、受診者情報及び装置情報が登録されると、受診者の診療記録情報を要求する要求情報に応じて、診療記録送信装置10から診療記録受信装置20に、該当する受診者の診療記録情報を送信する(S150)。診療記録送信装置10では、前述のように、受診者の診療記録情報である文字、画像及び動画などのデータをサーバ2から取得する。取得したデータが、診療記録受信装置20に送信できるファイル形式の条件に適していない場合は、DICOM、PDF、JPG、TIFF、MPEGなどのグラフィックデータに変換した後に、診療記録受信装置20に送信する。

0054

図4は、診療記録送信装置10における表示画面の一例を示す。受診者は、診療記録送信装置10における操作によって、診療記録受信装置20に診療記録情報を送信することもできる。受診者が入力欄74に受診者のID又は氏名を入力してから検索ボタン72を押すと、入力されたID又は氏名に対応する情報が検索される。検索後に受診者が送信ボタン76を押すと、検索された受診者の診療記録受信装置20の装置情報が受診者情報データベース15に登録されている場合には、検索された受診者の診療記録情報が受診者の診療記録受信装置20に送信される。検索された受診者の診療記録受信装置20の装置情報が受診者情報データベース15に登録されていない場合には、登録されていない受診者を表示する画面77が表示され、登録手続を行うように誘導する。

0055

続いて、S150で受診者の診療記録情報が送信された後、診療記録管理部16は、診療記録データベース17に記憶されている診療記録情報に、当該診療記録情報を送信したことを示す情報を付して、診療記録データベース17を更新する(S160)。このようにすることで、診療記録送信装置10は、同一の診療情報を複数回送信することを防止できる。

0056

続いて、受診者の診療記録受信装置20は、診療記録送信装置10が送信した診療記録情報を受信し(S170)、受信診療記録管理部212は、受信した診療記録情報を、受信診療記録データベース25に保存して管理する(S180)。その後、診療記録受信装置20において、受診者は、診療記録送信装置10から受信した診療記録情報を検索及び照会することができる(S190)。

0057

図5は、本実施形態の受診者の診療記録受信装置20で診療記録情報を照会するための表示画面の一例を示す。診療記録リスト画面100には、病院名/検査名、検査日モダリティ名(医療画像機器名)及び画像数が表示され、診療記録リスト画面100に表示された項目110及び項目120のうちの1つが選択されると、当該診療記録情報が表示される。

0058

以上のとおり、診療記録管理システム1においては、診療記録送信装置10が、診療記録受信装置20のユーザである受診者の診療記録情報を診療記録受信装置20に送信する。そして、診療記録受信装置20は、受診した診療記録情報を受信診療記録データベース25に保存する。したがって、受診者は、自分自身の診療記録情報をいつでも参照することができるという効果を奏する。

0059

[画像と電子カルテのテキストとを関連付けて送受信する]
診療記録送信装置10において、サーバ側受信部104は、単一の種類の診療画像を診療記録情報としてサーバ2から受信するだけでなく、受診者の身体の画像を含む画像情報と、受診者の電子カルテの少なくとも一部を含むテキスト情報とを、診療記録情報としてサーバ2から受信してもよい。さらに、受信装置側送信部105は、画像情報と、テキスト情報のうちの画像情報に対応する部分のテキスト情報とを関連付けて、診療記録情報として診療記録受信装置20に送信してもよい。

0060

例えば、受診者が脳外科で頭部のMRI画像診断検査及び医師の診察を受けたとき、サーバ側受信部104は、受診者の診療記録受信装置20から受信した要求情報に応じて、要求情報に含まれている検査日時及び検査種別に対応する診療記録画像情報と、当該検査日時に医師が記載した電子カルテのテキスト情報とを受信する。制御部11は、受診した電子カルテのテキスト情報から、受診した診療記録画像情報に関連するテキスト情報を抽出してもよい。例えば、制御部11が、電子カルテのテキスト情報から所定の長さのテキストを抽出する抽出部を備え、抽出部は、診療記録画像情報がMRI画像である場合、電子カルテのテキスト情報から「MRI」という単語を検索し、「MRI」という単語の周辺の所定の長さのテキストデータを抽出する。

0061

受信装置側送信部105は、診療記録画像情報と、電子カルテのテキスト情報とを関連付けて、診療記録受信装置20に送信する。受信装置側送信部105は、診療記録画像情報と、制御部11により抽出された電子カルテのテキスト情報の一部とを送信してもよい。

0062

診療記録受信装置20においては、診療記録画像情報と、電子カルテのテキスト情報とを受信すると、診療記録画像情報とテキスト情報とを関連付けて入出力部22に表示する。例えば、入出力部22は、診療記録画像情報とテキスト情報とを結合し、画像の一部の領域にテキスト情報を重ねて表示する。

0063

以上のとおり、診療記録管理システム1においては、診療記録送信装置10が診療記録画像情報と、医師の所見(レポート)等必要なテキスト情報とを関連付けて診療記録受信装置20に送信し、診療記録受信装置20において、診療記録画像とテキストとを同時に表示することで、受診者は、診療記録画像と医師の診断内容とを同時に確認することができる。このように、診療記録受信装置20において診療記録画像と医師の診断内容とを同時に確認できることにより、転医をしたりセカンドオピニオンを求めたりする場合に、病状経過を説明することが容易になるという効果を奏する。

0064

カテゴリごとに表示させる]
診療記録送信装置10は、サーバ側受信部104がサーバ2から受信した診療記録情報の種別を識別する識別部をさらに備えてもよい。具体的には、サーバ2から受信する診療記録情報は、「内科」や「耳鼻咽喉科」といった診療科目、又は、「超音波画像」、「MRI画像」、「マンモグラフィ画像」、「内視鏡検査画像」といった、検査方法の種類等を種別情報として含んでおり、識別部は、受信した診療記録情報が含む情報に基づいて種別情報を識別する。診療記録情報がDICOM画像である場合には、DICOM画像のヘッダ部に含まれているメタ情報に基づいて、診療記録情報の種別を識別する。

0065

診療記録情報がDICOM画像でない場合、識別部は、予め診療記録情報の種別に関連づけて記憶部101に記憶された標準画像と診療記録画像との相関度を算出し、相関度に基づいて種別を識別してもよい。例えば、識別部は、診療記録画像の中央にMRI画像における脳の形状と同様な形状の画像が含まれている場合に、診療記録画像が「脳外科」に分類される診療記録情報であると識別する。

0066

受信装置側送信部105は、診療記録情報に関連付けて、識別部が識別した診療記録情報の種別を示す種別情報を診療記録受信装置20に送信する。診療記録受信装置20においては、入出力部22が、診療記録送信装置10から受信した種別情報ごとに分類して診療記録情報を表示する。例えば、入出力部22は、種別情報が「脳外科」に分類される診療記録情報を抽出し、時系列に並べて表示する。

0067

以上のように、診療記録送信装置10が診療記録情報の種別を識別し、診療記録受信装置20が、診療記録情報の種別ごとに表示させることによって、同時に複数の診療科目を受診している受診者であっても、特定の病状に関する経過検討に必要な情報だけをわかりやすく表示させることができる。

0068

[基準となる画像と同一サイズに画像を補正する]
受診者が病変部分の比較検討をしたい場合に、診療記録情報の画像データの縮尺ファイルサイズが異なると、正確な病変部分の比較検討が難しい。そこで、診療記録送信装置10は、診療記録送信装置10において受診者が複数の診療記録情報を比較しやすいように診療記録情報を加工してから診療記録受信装置20に送信してもよい。

0069

具体的には、診療記録受信装置20は、受診者の操作に応じて、受診者が選択した診療記録情報を診療記録送信装置10に送信する。診療記録送信装置10の受信装置側受信部102は、診療記録受信装置20が記憶している診療記録情報のうち少なくとも一つである第1診療記録情報を受信する。ここで、第1診療記録情報は、過去に診療記録受信装置20が取得してストレージ部24に記憶されている診療記録情報である。

0070

次に、診療記録送信装置10は、サーバ側送信部103を介して、第1診療記録情報と同一の種別で、当該第1診療記録情報と異なる日時にサーバに格納された第2診療記録情報をサーバ2に要求する。続いて、サーバ側受信部104は、第1診療記録情報と同一の種別で、当該第1診療記録情報と異なる日時にサーバ2に格納された第2診療記録情報をサーバ2から受信する。

0071

例えば、受信装置側受信部102は、受診者からの診療記録情報を要求する要求情報とともに、第1診療記録情報の画像情報を受信する。サーバ側受信部104は、第1診療記録情報に付帯した情報に基づいて、第1診療記録情報と同一の種別で、当該第1診療記録情報とは別の日時にサーバ上のデータベースに登録された第2診療記録情報をサーバ2に要求して、サーバ2から第2診療記録情報を受信する。

0072

診療記録送信装置10は、第2診療記録情報に含まれる画像情報を第1診療記録情報に含まれる画像情報に基づいて補正する補正部をさらに備える。補正部は、サーバ側受信部104が受信した第2診療記録情報に含まれる画像情報を、第1診療記録情報に含まれる画像のサイズやファイル形式を基準として補正する。例えば、補正部は、第1診療記録情報に含まれる特徴部分(例えば、脳の部分)のサイズを抽出し、第2診療記録情報に含まれる特徴部分のサイズが、第1診療記録情報に含まれる特徴部分のサイズと同一のサイズになるように、第2診療記録情報の画像を拡大又は縮小する。補正部は、第1診療記録情報がJPEG形式で、第2診療記録情報がビットマップ形式である場合に、第2診療記録情報をJPEG形式に補正してもよい。受信装置側送信部105は、補正部により補正された第2診療記録情報を診療記録受信装置20に送信する。

0073

以上のとおり、診療記録管理システム1においては、補正部が、サーバ2から受信した診療記録情報に含まれる画像を補正することができるので、過去に別の病院で撮影された診療画像と、新たに撮影された診療画像との形式やサイズを同一にすることができる。したがって、診療記録受信装置20において、過去の診療画像における病変部位と現在の診療画像における病変部位を比較検討することが容易になるという効果を奏する。

0074

[DICOM画像とそれ以外の画像との関連付け]
診療記録情報に含まれる画像情報がDICOM画像等の距離情報を含む画像情報である場合、診療記録受信装置20において、病変部位のサイズを容易に測定できる。しかし、画像情報がDICOM画像のように距離情報を含む画像情報でない場合、病変部位のサイズを容易に測定することができない。

0075

例えば、診療記録情報として、JPEG形式のDICOM画像とMPEG形式の動画が含まれている場合、サーバ側受信部104は、距離情報を含む第1画像情報としてのJPEG画像と、第1画像情報と同一の画像を含み、かつ、距離情報を含まない第2画像情報としてのMPEG画像とを、診療記録情報としてサーバ2から受信する。

0076

受信装置側送信部105は、第1画像情報と、長さを示す情報を付した第2画像情報とを関連付けて、診療記録情報として診療記録受信装置20に送信する。このようにすることで、診療記録受信装置20は、例えばDICOM形式の画像情報と、関連するMPEG形式の映像情報とを同時に表示することができるので、受診者は、静止画と動画とを同時に見ることができる。

0077

制御部11は、第1画像情報に含まれている距離情報に基づいて、第2画像情報に距離情報を付してもよい。例えば、制御部11は、第1画像情報であるDICOM形式の画像において、病変部分等の特徴的な部分の長さを示す2地点を選択して2地点間の距離を計測する。続いて、制御部11は、第1画像情報で計測した距離情報を第2画像情報に付加して、病変部分等の特徴的な部分のサイズ情報を含む第2画像情報を作成する。診療記録受信装置20は、第2画像情報に付されたサイズ情報を画像に重ねて表示する。このようにすることによって、距離情報を含まない第2画像情報であっても、診療記録受信装置20には第2画像情報の画像に表示される特徴的な部分のサイズが表され、病変部分のサイズの計測を行うことができる。なお、診療記録送信装置10又は診療記録受信装置20は、特徴的な部分のサイズに基づいて別の部位のサイズを算出し、入出力部22は、算出したサイズを表示してもよい。

0078

[本実施形態における効果]
以上説明したように、本実施形態による診療記録管理システム1によれば、受診者が、自分自身の診療記録情報を自身のモバイル機器に手軽に収めることができる。個人が自身の診療記録情報を管理するので、セキュリティ上の問題も生じない。さらに、医療機関の負担になるクラウドサーバの運営にかかる莫大なコストの問題、病院内のサーバとクラウドサーバとの高速通信に要するコストの問題及びセキュリティ問題などを解消することができる。

0079

また、病院ごとに受診者の診療記録情報をCDで提供するためのコスト、診療記録情報を長期間保存して管理するために必要なコストも大幅に節減することができる。また、従来は、医療機関ごとに画像フォーマット、メディア方式、通信方式が異なっていたので、診療記録情報を照会できない場合があったが、本実施形態による診療記録管理システム1においては、診療記録受信装置20において個人の診療記録情報が一元管理されるので容易に診療記録情報を照会することができ、他の医療機関で過去の診療記録情報を参照して診療を行うことも可能になり、診療の質的向上を図ることができる。

0080

以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。

0081

例えば、診療記録受信装置20をTVやPCモニタと接続することにより、大型画面で診療記録情報を照会してもよい。また、必要に応じて診療記録受信装置20に保存された診療記録情報を診療記録送信装置10に送信してもよい。

0082

1診療記録管理システム
2サーバ
10 診療記録送信装置
11 制御部
14受診者情報管理部
15受診者情報データベース
16 診療記録管理部
17診療記録データベース
20 診療記録受信装置
21 制御部
22入出力部
24ストレージ部
25 受信診療記録データベース
26 送信部
27 受信部

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