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技術 スイッチ装置、及びこのスイッチ装置を備える電動作業機

出願人 リョービ株式会社
発明者 小池範法井上裕康
出願日 2012年12月4日 (7年4ヶ月経過) 出願番号 2012-265547
公開日 2014年6月12日 (5年10ヶ月経過) 公開番号 2014-110223
状態 特許登録済
技術分野 自動車の製造ライン・無限軌道車両・トレーラ ロータリスイッチ,ピアノキースイッチ ロータリ,ピアノ,レバースイッチ
主要キーワード スパイラル刃 スイッチケーシング 二点接触 田んぼ 湾曲形 グリップ形状 操作グリップ 左右両手
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

駆動力切り替え操作が容易であり、安定した操作が可能な電動作業機に用いられるスイッチ装置を得る。

解決手段

このスイッチ装置20は、作業者からの把持を受ける操作グリップ22と、操作グリップに連接して設けられるスイッチケーシング23と、操作グリップのグリップ方向に沿う方向でスイッチケーシングから突出して設けられる第一操作レバー24と、操作グリップのグリップ方向に沿う方向でスイッチケーシングから突出して設けられるとともに、第一操作レバーと並んで設けられる第二操作レバー25と、スイッチケーシング内に設けられ、第一操作レバー又は第二操作レバーのオンオフ操作に応じて駆動源駆動状態を制御するスイッチ制御機構26,26´とを備え、第二操作レバー25は、第一操作レバー24がオン操作されたときに、もしくは第一操作レバー24のオン操作と同時に、オン操作可能である。

概要

背景

従来から、駆動源であるモータオンオフ操作を行うためのスイッチ装置を備える電動作業機が知られている。この種の電動作業機としては、例えば、下記特許文献1にて示されるような電動耕運機が公知であり、特許文献1では、操作グリップハンドルグリップ)の近傍に設置されるスイッチ装置として、操作レバーとマイクロスイッチとで構成されているものが例示されている。このようなスイッチ装置を備える従来の一般的な電動耕運機では、操作者は、操作グリップを把持しながら操作グリップの側に操作レバーを握り締めることで、駆動源が駆動力稼働させ、耕運作業が実施可能となっていた。

しかし、特許文献1に係る従来の電動作業機は、一定の駆動力を稼働させることしかできないものであるため、作業状況によって駆動力を選択・変更することができず、作業性が低いという課題を有していた。例えば、電動耕運機の場合、田んぼを耕す際には、直線的な耕運作業を行うとともに敷地境界部分でターン移動を行わなければならないが、直線移動時に比べてターン移動時に低速運転できれば、スムーズな耕運作業が実施できることが知られている。また、耕運作業を行う地面の固さの程度に応じて駆動力を選択・変更することができれば、作業性の向上効果がさらに得られることとなる。

そこで、従来の電動作業機の中には、駆動力の選択・変更を可能としたものがいくつか提案されている。例えば、下記特許文献2では、操作レバーの引き量によって調速を行うことのできるものが、下記特許文献3及び4では、操作グリップの近傍に調速ダイヤルを設けたものが開示されている。

概要

駆動力の切り替え操作が容易であり、安定した操作が可能な電動作業機に用いられるスイッチ装置を得る。このスイッチ装置20は、作業者からの把持を受ける操作グリップ22と、操作グリップに連接して設けられるスイッチケーシング23と、操作グリップのグリップ方向に沿う方向でスイッチケーシングから突出して設けられる第一操作レバー24と、操作グリップのグリップ方向に沿う方向でスイッチケーシングから突出して設けられるとともに、第一操作レバーと並んで設けられる第二操作レバー25と、スイッチケーシング内に設けられ、第一操作レバー又は第二操作レバーのオン・オフ操作に応じて駆動源の駆動状態を制御するスイッチ制御機構26,26´とを備え、第二操作レバー25は、第一操作レバー24がオン操作されたときに、もしくは第一操作レバー24のオン操作と同時に、オン操作可能である。

目的

本発明は、上述した従来技術に存在する種々の課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、駆動力の選択・変更が可能でありながらも、その駆動力の切り替え操作が容易であり、かつ、運転時の振動等の影響を受けたとしても安定した操作が可能な電動作業機に用いられるスイッチ装置と、このスイッチ装置を備える電動作業機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

駆動源を持つ電動作業機に用いられるスイッチ装置であって、作業者からの把持を受ける操作グリップと、前記操作グリップに連接して設けられるスイッチケーシングと、前記操作グリップのグリップ方向に沿う方向で前記スイッチケーシングから突出して設けられる第一操作レバーと、前記操作グリップのグリップ方向に沿う方向で前記スイッチケーシングから突出して設けられるとともに、前記第一操作レバーと並んで設けられる第二操作レバーと、前記スイッチケーシング内に設けられ、前記第一操作レバー又は前記第二操作レバーのオンオフ操作に応じて前記駆動源の駆動状態を制御するスイッチ制御機構と、を備え、前記第二操作レバーは、前記第一操作レバーがオン操作されたときに、もしくは前記第一操作レバーのオン操作と同時に、オン操作可能であることを特徴とするスイッチ装置。

請求項2

請求項1に記載のスイッチ装置において、前記スイッチ制御機構は、前記第一操作レバーがオン操作されたときには、前記駆動源を所定の駆動力稼働させ、前記第一操作レバー及び前記第二操作レバーのいずれもがオン操作されたときには、前記駆動源を前記所定の駆動力よりも小さい駆動力で稼働させ、さらに、前記第一操作レバー及び前記第二操作レバーのいずれもがオン操作された後、前記第二操作レバーのみがオフ操作されたときには、前記駆動源を再び前記所定の駆動力で稼働させることを特徴とするスイッチ装置。

請求項3

請求項1又は2に記載のスイッチ装置において、前記第二操作レバーは、前記操作グリップに対して前記第一操作レバーの外側に配置されており、かつ、前記第一操作レバーよりも短い長さで構成されていることを特徴とするスイッチ装置。

請求項4

請求項1〜3のいずれか1項に記載のスイッチ装置において、前記第一操作レバーは、可撓性材料にて構成されていることを特徴とするスイッチ装置。

請求項5

請求項1〜4のいずれか1項に記載のスイッチ装置において、前記第一操作レバー及び前記第二操作レバーの少なくとも一方が、断面コ字形にて構成されていることを特徴とするスイッチ装置。

請求項6

請求項1〜5のいずれか1項に記載のスイッチ装置を備える電動作業機。

技術分野

0001

本発明は、駆動源を持つ電動作業機に用いられるスイッチ装置、及びこのスイッチ装置を備える電動作業機に関するものである。

背景技術

0002

従来から、駆動源であるモータオンオフ操作を行うためのスイッチ装置を備える電動作業機が知られている。この種の電動作業機としては、例えば、下記特許文献1にて示されるような電動耕運機が公知であり、特許文献1では、操作グリップハンドルグリップ)の近傍に設置されるスイッチ装置として、操作レバーとマイクロスイッチとで構成されているものが例示されている。このようなスイッチ装置を備える従来の一般的な電動耕運機では、操作者は、操作グリップを把持しながら操作グリップの側に操作レバーを握り締めることで、駆動源が駆動力稼働させ、耕運作業が実施可能となっていた。

0003

しかし、特許文献1に係る従来の電動作業機は、一定の駆動力を稼働させることしかできないものであるため、作業状況によって駆動力を選択・変更することができず、作業性が低いという課題を有していた。例えば、電動耕運機の場合、田んぼを耕す際には、直線的な耕運作業を行うとともに敷地境界部分でターン移動を行わなければならないが、直線移動時に比べてターン移動時に低速運転できれば、スムーズな耕運作業が実施できることが知られている。また、耕運作業を行う地面の固さの程度に応じて駆動力を選択・変更することができれば、作業性の向上効果がさらに得られることとなる。

0004

そこで、従来の電動作業機の中には、駆動力の選択・変更を可能としたものがいくつか提案されている。例えば、下記特許文献2では、操作レバーの引き量によって調速を行うことのできるものが、下記特許文献3及び4では、操作グリップの近傍に調速ダイヤルを設けたものが開示されている。

先行技術

0005

特開平6−98601号公報
特開平5−336801号公報
特開2006−115777号公報
特開2009−34000号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上掲した特許文献2〜4に開示された機構については、それぞれに解決すべき課題が存在していた。すなわち、特許文献2に記載の機構は、操作レバーの引き量によって調速を行うものであるため、運転時の振動によって操作レバーの引き量が安定せず、所望の速度での運転が困難であった。また、特許文献3の機構は、調速ダイヤルを操作する際に作業者が操作グリップを手放さなければならない必要性のある構成であるため、かえって作業性が低くなるという課題が存在していた。さらに、特許文献4の機構は、特許文献3の場合とは異なり、操作グリップを握ったまま指で調速ダイヤルを操作できるものであるが、運転時の振動の影響によって操作がし辛いという課題を抱えるものであった。

0007

本発明は、上述した従来技術に存在する種々の課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、駆動力の選択・変更が可能でありながらも、その駆動力の切り替え操作が容易であり、かつ、運転時の振動等の影響を受けたとしても安定した操作が可能な電動作業機に用いられるスイッチ装置と、このスイッチ装置を備える電動作業機を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。

0009

本発明に係るスイッチ装置(20)は、駆動源を持つ電動作業機(10)に用いられるスイッチ装置(20)であって、作業者からの把持を受ける操作グリップ(22)と、前記操作グリップ(22)に連接して設けられるスイッチケーシング(23)と、前記操作グリップ(22)のグリップ方向に沿う方向で前記スイッチケーシング(23)から突出して設けられる第一操作レバー(24)と、前記操作グリップ(22)のグリップ方向に沿う方向で前記スイッチケーシング(23)から突出して設けられるとともに、前記第一操作レバー(24)と並んで設けられる第二操作レバー(25)と、前記スイッチケーシング(23)内に設けられ、前記第一操作レバー(24)又は前記第二操作レバー(25)のオン・オフ操作に応じて前記駆動源の駆動状態を制御するスイッチ制御機構(26,26´)と、を備え、前記第二操作レバー(25)は、前記第一操作レバー(24)がオン操作されたときに、もしくは前記第一操作レバー(24)のオン操作と同時に、オン操作可能であることを特徴とするものである。

0010

本発明に係るスイッチ装置(20)において、前記スイッチ制御機構(26,26´)は、前記第一操作レバー(24)がオン操作されたときには、前記駆動源を所定の駆動力で稼働させ、前記第一操作レバー(24)及び前記第二操作レバー(25)のいずれもがオン操作されたときには、前記駆動源を前記所定の駆動力よりも小さい駆動力で稼働させ、さらに、前記第一操作レバー(24)及び前記第二操作レバー(25)のいずれもがオン操作された後、前記第二操作レバー(25)のみがオフ操作されたときには、前記駆動源を再び前記所定の駆動力で稼働させることができる。

0011

また、本発明に係るスイッチ装置(20)において、前記第二操作レバー(25)は、前記操作グリップ(22)に対して前記第一操作レバー(24)の外側に配置されており、かつ、前記第一操作レバー(24)よりも短い長さで構成されていることとすることができる。

0012

さらに、本発明に係るスイッチ装置(20)において、前記第一操作レバー(24)は、可撓性材料にて構成されていることとすることができる。

0013

またさらに、本発明に係るスイッチ装置(20)では、前記第一操作レバー(24)及び前記第二操作レバー(25)の少なくとも一方が、断面コ字形にて構成されていることが好適である。

0014

なお、本発明は、上述したスイッチ装置(20)を備える電動作業機(10)を含むものである。

発明の効果

0015

本発明によれば、駆動力の選択・変更が可能でありながらも、その駆動力の切り替え操作が容易であり、かつ、運転時の振動等の影響を受けたとしても安定した操作が可能な電動作業機に用いられるスイッチ装置と、このスイッチ装置を備える電動作業機を提供することができる。

図面の簡単な説明

0016

本実施形態に係る電動耕運機の全体構成を示す外観斜視図である。
本実施形態に係るハンドル部の要部を示す図である。
図2中のIII−III断面を示す図である。
図2中のIV−IV断面を示す図である。
本実施形態に係る第一操作レバーを詳細に示す図である。
本実施形態に係る第二操作レバーを詳細に示す図である。
本実施形態に係るスイッチ装置の動作説明を行うための図である。
本実施形態に係るスイッチ装置の動作説明を行うための図である。
本実施形態に係るスイッチ装置の動作説明を行うための図である。

実施例

0017

以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、本実施形態では、本発明の電動作業機が電動耕運機として構成される場合を例示して説明することとする。

0018

図1は、本実施形態に係る電動耕運機10の全体構成を示す外観斜視図である。この電動耕運機10には、駆動源であるモータが収納された本体部11と、この本体部11の下方にモータからの駆動力を受けて高速回転運動可能な複数のなた状の爪12が設置されている。また、本体部11及び爪12の後方には、二つの補助車輪13が設置されており、さらに、本体部11の後方には、後方側斜め上方に延びるようにハンドル部14が形成されている。本実施形態のハンドル部14は、作業者が左右両手で把持できるように、後方に向けて二股に分かれた構成を有しており、その二股の端部には、それぞれ操作グリップ22が設置されている。

0019

したがって、本実施形態に係る電動耕運機10を操作する作業者は、左右の手それぞれで二つの操作グリップ22を把持しながら、所望の方向(例えば、前方)に向けて電動耕運機10に対して押圧力を加えることで、電動耕運機10を移動させることが可能となっている。なお、耕運作業を実施するときには、二つの補助車輪13は地面に接触しないように、例えば上面側に補助車輪13が向くように配置され、複数のなた状の爪12が作用を発揮することで、地面を耕すことができるようになっている。一方、耕運作業を終えて移動等するときには、二つの補助車輪13が地面に接触するように、例えば図1に示されるように補助車輪13が配置され、電動耕運機10のスムーズな移動が実現されることとなる。

0020

さて、上述した本実施形態に係る電動耕運機10には、ハンドル部14の作業者から見て右側の操作グリップ22の形成された側に、スイッチ装置20が設置されている。そこで、図2図4を用いて、本実施形態に係るスイッチ装置20の詳細な構成について説明することとする。ここで、図2は、本実施形態に係るハンドル部14の要部を示す図であり、図3は、図2中のIII−III断面を示す図であり、図4は、図2中のIV−IV断面を示す図である。

0021

本実施形態に係るスイッチ装置20は、操作グリップ22、スイッチケーシング23、第一操作レバー24、第二操作レバー25、及びスイッチ制御機構(26,26´)を有して構成されている。

0022

操作グリップ22は、作業者からの把持を受ける部位であり、人のの大きさを考慮した長さや大きさ形状が設計されている。また、特に本実施形態では、樹脂からなるグリップ本体の周りに厚めの弾性体を巻き回して操作グリップ22が形成されており、厚めに巻き回された弾性体の作用によって、作業者に好適な握り感を与えることができるようになっている。

0023

スイッチケーシング23は、操作グリップ22に連接して設けられる部材である。このスイッチケーシング23には、第一操作レバー24、第二操作レバー25、及びスイッチ制御機構(26,26´)が収納設置されており、さらに、操作グリップ22のグリップ端部に設置される電源コード21からの電力を本体部11に収納されたモータに供給するためのコード類が収納されている。

0024

なお、本実施形態では、特に図4で詳細に示されるように、操作グリップ22とスイッチケーシング23とが一体の樹脂部材により形成されるとともに、スイッチケーシング23の反操作グリップ側がハンドル部14の端部と接続される構成が採用されている。ただし、ハンドル部14、スイッチケーシング23、及び操作グリップ22の接続関係は、図示のものには限られない。例えば、ハンドル部14が操作グリップ22の箇所まで延びて形成され、ハンドル部14の外方に対して操作グリップ22とスイッチケーシング23とがそれぞれ取り付けられる構成としてもよい。

0025

第一操作レバー24は、操作グリップ22のグリップ方向に沿う方向でスイッチケーシング23から突出して設けられる部材である。ここで、第一操作レバー24を詳細に示す図として、図5参照図面に加える。図5にて示されるように、本実施形態に係る第一操作レバー24は、作業者からの握り操作を受ける操作部24aと、スイッチケーシング23内に設けられた回転軸に設置されて回転中心となる軸受部24bと、後述するスイッチ制御機構(26,26´)を構成するマイクロスイッチ26の有するスイッチ接点26bを押圧してマイクロスイッチ26をオン・オフするための押圧片24cと、第一操作レバー24の傾動動作規制する安全装置27との当接状態を実現する規制片24dとを備えて構成されている。

0026

本実施形態に係る第一操作レバー24の操作部24aは、操作グリップ22のグリップ形状に沿うように比較的長い形状を有して構成されている。また、第一操作レバー24の軸受部24bの箇所には、じりコイルバネが設置されており、この捻じりコイルバネの弾性力によって、第一操作レバー24は常には図5中の分図(a)で示すようなオフ操作状態にあることとなる。そして、捻じりコイルバネの弾性力に抗した力を加えることにより、第一操作レバー24の操作グリップ22に向けた回動動作、すなわち、第一操作レバー24のオン操作を行うことが可能となっている。

0027

したがって、作業者は、手における親指人差し指の間の股の部分を操作グリップ22の上方から添え、第一操作レバー24の下方側に人差し指、中指薬指、及び小指掛けて操作グリップ22側に向けて押し上げることで、図5中の分図(b)で示すような第一操作レバー24のオン操作を行うことができる。このとき、第一操作レバー24は、軸受部24bの箇所を回転中心として回動するので、押圧片24cがマイクロスイッチ26の有するスイッチ接点26bを押圧し、マイクロスイッチ26をオンすることとなる。

0028

なお、第一操作レバー24を構成する操作部24aの先端には、膨らみ形状24eが形成されている。この膨らみ形状24eについては、作業者の小指を引っ掛ける機能を有しているので、作業者は操作部24aから手を滑らすことなく、安定したオン・オフ操作を実施することが可能となっている。

0029

また、第一操作レバー24の上方側近傍には、安全装置27が設置されている。この安全装置27は、スイッチケーシング23から左右方向に突出して設けられる部材であり、図5における紙面垂直方向移動操作できるようになっている。安全装置27が機能しているときには、安全装置27の一部が第一操作レバー24の規制片24dと接触しているので、第一操作レバー24は、図5中の分図(a)から(b)への回動動作が規制されることとなる。一方、安全装置27を移動操作して規制片24dとの接触状態解除されると、第一操作レバー24は回動可能となり、図5中の分図(a)から(b)への回動動作が実現されることとなる。

0030

ちなみに、安全装置27が機能した状態で第一操作レバー24を無理やりオン操作すると、第一操作レバー24が折れてしまうなどの不具合が発生する虞がある。そこで、本実施形態では、第一操作レバー24を可撓性材料にて構成することとした。第一操作レバー24を可撓性材料で構成することで、仮に、安全装置27が機能した状態で第一操作レバー24を操作したとしても、マイクロスイッチ26はオフの状態のまま第一操作レバー24のみが撓むことになるので、安全性を維持しながらも装置の不具合発生を防止できるので、大変好ましい。

0031

一方、第二操作レバー25は、操作グリップ22のグリップ方向に沿う方向でスイッチケーシング23から突出して設けられるとともに、第一操作レバー24と並んで設けられる部材である。ここで、第二操作レバー25を詳細に示す図として、図6を参照図面に加える。図6にて示されるように、本実施形態に係る第二操作レバー25は、作業者からの握り操作を受ける操作部25aと、スイッチケーシング23内に設けられた回転軸に設置されて回転中心となる軸受部25bと、後述するスイッチ制御機構(26,26´)を構成するマイクロスイッチ26´の有するスイッチ接片26a´を押圧してスイッチ接点26b´と接触させ、マイクロスイッチ26´をオン・オフするための押圧片25cとを備えて構成されている。また、本実施形態に係る第二操作レバー25は、操作グリップ22に対して第一操作レバー24の外側に配置されており、かつ、第一操作レバー24よりも短い長さで構成されている。

0032

そして、本実施形態に係る第二操作レバー25の操作部25aは、その先端部が曲線を描くように湾曲した形状を有して構成されている。この湾曲形状は、作業者が、人差し指を引っ掛けることで好適に第二操作レバー25を操作できるようにするための形状である。また、第二操作レバー25の軸受部25bの箇所には、捻じりコイルバネが設置されており、この捻じりコイルバネの弾性力によって、第二操作レバー25は常には図6中の分図(a)で示すようなオフ操作状態にあることとなる。そして、捻じりコイルバネの弾性力に抗した力を加えることにより、第二操作レバー25の操作グリップ22及び第一操作レバー24側に向けた回動動作、すなわち、第二操作レバー25のオン操作を行うことが可能となっている。

0033

したがって、作業者は、操作グリップ22と第一操作レバー24の両方を手で握り締めた状態から、人差し指のみを伸ばして第二操作レバー25の操作部25aが有する湾曲形状に引っ掛けて操作グリップ22側に向けて押し上げることで、図6中の分図(b)で示すような第二操作レバー25のオン操作を行うことができる。このとき、第二操作レバー25は、軸受部25bの箇所を回転中心として回動するので、押圧片25cがマイクロスイッチ26´の有するスイッチ接片26a´を押圧してスイッチ接点26b´と接触させ、マイクロスイッチ26´をオンすることとなる。

0034

なお、第二操作レバー25は、操作グリップ22に対して第一操作レバー24の外側に配置されているので、第一操作レバー24を操作グリップ22の側に回動させなければ、第二操作レバー25についても回動動作できないようになっている。したがって、第二操作レバー25については、第一操作レバー24をオン操作したとき、もしくは、第一操作レバー24と同時でなければ、オン操作できない。また、第一操作レバー24の上方側近傍に設置された安全装置27が機能して第一操作レバー24の回動動作が規制されているときには、第二操作レバー25の回動動作も規制されることとなる。

0035

さらに、上述した第一操作レバー24及び第二操作レバー25については、いずれもその断面形状が断面コ字形にて構成されている。第一操作レバー24及び第二操作レバー25を断面コ字形としたのは、第一操作レバー24についてはコ字形凹部側が操作グリップ22の下面側に当接することで、二点接触による安定したオン操作状態の維持が可能であり、また、第二操作レバー25についてはコ字形の凹部側が第一操作レバー24の下面側に当接することで、これまた二点接触による安定したオン操作状態の維持が可能となるからである。また、コ字形の凹部側が当接することで、第一操作レバー24が操作グリップ22の下面側に、第二操作レバー25が第一操作レバー24の下面側に、それぞれわずかに嵌り込むことになる。したがって、作業者が把持したときに、断面コ字形を採用しなかった場合に比べて全体の厚みが小さくなるので、握り感の向上と疲労度低下効果を得ることが可能となる。

0036

さて、上述したように、スイッチケーシング内には、第一操作レバー24又は第二操作レバー25のオン・オフ操作に応じてモータの駆動状態を制御するスイッチ制御機構(26,26´)が設置されており、本実施形態では、第一操作レバー24を回動させたときに機能する第一操作レバー用のマイクロスイッチ26と、第二操作レバー25を回動させたときに機能する第二操作レバー用のマイクロスイッチ26´とを有して、本実施形態のスイッチ制御機構(26,26´)が構成されている。

0037

本実施形態に係るスイッチ制御機構(26,26´)を構成する第一操作レバー用のマイクロスイッチ26は、全波整流回路と接続されており、第一操作レバー24がオン操作されたときには、駆動源であるモータを通常の高速回転からなる駆動力で稼働させることができるようになっている。

0038

一方、第一操作レバー24及び第二操作レバー25のいずれもがオン操作されたとき、すなわち、第一操作レバー用のマイクロスイッチ26と、第二操作レバー用のマイクロスイッチ26´のいずれもがオン操作されたときには、半波整流回路切り替わり、モータを通常の高速回転からなる駆動力よりも小さい低速回転からなる駆動力で稼働させることができるようになっている。

0039

さらに、この低速回転の状態の後、すなわち、第一操作レバー24及び第二操作レバー25のいずれもがオン操作された後、第二操作レバー25のみがオフ操作されたときには、モータを再び通常の高速回転で稼働させるように構成されている。

0040

したがって、作業者が、図7で示す初期状態から、図8で示すように、第一操作レバー24を操作グリップ22の側に向けて回動動作させると、スイッチ制御機構(26,26´)を構成する第一操作レバー用のマイクロスイッチ26がオンすることで全波整流回路が機能し、駆動源であるモータは高速回転で稼働することとなる。

0041

かかる状態から、例えば作業者が電動耕運機10のターン移動を行いたいときには、図9で示すように、第二操作レバー25を操作グリップ22及び第一操作レバー24の側に向けて回動動作させればよい。すると、スイッチ制御機構(26,26´)を構成する二つのマイクロスイッチ26,26´のいずれもがオンすることで半波整流回路が機能し、駆動源であるモータは低速回転で稼働することとなる。したがって、ターン移動などの好適な電動耕運機10の操作が可能となる。

0042

さらに、作業者が電動耕運機10をターン移動から直線移動移行させたいときには、図8で示すように、第二操作レバー25を元の位置に戻し、第一操作レバー用のマイクロスイッチ26のみがオン状態となるようにすることで、再度モータの高速回転での稼働が行われることとなる。

0043

最後に、作業者が第一操作レバー24を元の位置に戻し、図7で示す初期状態とすることで、すべてのマイクロスイッチ26,26´がオフ状態となれば、モータの稼働は停止することとなる。

0044

上述した実施形態に係るスイッチ装置20と、このスイッチ装置20を備える電動作業機10によれば、駆動力の選択・変更が可能でありながらも、その駆動力の切り替え操作が容易であり、かつ、運転時の振動等の影響を受けたとしても安定した操作が可能となる。したがって、本発明によれば、従来にはない全く新しい電動作業機に用いられるスイッチ装置と、このスイッチ装置を備える電動作業機を提供することができる。

0045

以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。

0046

例えば、上述した実施形態では、本発明のスイッチ装置を電動耕運機10に用いた場合を例示したが、本発明に係る電動作業機が取り得る構成の範囲は上述したものには限られない。例えば、複数のなた状の爪12を用いる電動耕運機に替えて、スパイラル刃を用いる草刈機としての電動作業機に対して、本発明のスイッチ装置を用いることができる。また、立ての機械に対して本発明を適用することも可能である。

0047

また、上述した実施形態では、スイッチ制御機構(26,26´)としてマイクロスイッチ26,26´を用いた場合を例示した。しかしながら、本発明に係るスイッチ制御機構の構成については、上述した本実施形態と同様の作用効果を得られる範囲内において、あらゆる公知の構成を採用することができる。

0048

その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。

0049

10電動耕運機、11 本体部、12 爪、13補助車輪、14ハンドル部、20スイッチ装置、21電源コード、22操作グリップ、23スイッチケーシング、24 第一操作レバー、24a 操作部、24b軸受部、24c押圧片、24d規制片、24e 膨らみ形状、25 第二操作レバー、25a 操作部、25b 軸受部、26,26´マイクロスイッチ、26a´スイッチ接片、26b,26b´スイッチ接点、27安全装置。

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    【課題】搬送物の搬送に際する移動面における凹凸、傾斜等に対応して搬送物を傾斜させることなく円滑に移動でき、搬送時の高さを高低の上下2段に変更できるようにする。【解決手段】ローラ2を回転自在に支承した台... 詳細

  • 長野トヨタ自動車株式会社の「 と体処理車両」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】道幅が狭いような獣類の捕殺場所もしくはその近傍の場所であっても、自走して進入することが可能であり、その場所において車体に捕殺された獣類のと体を受け入れて、食肉処理の前処理および搬送を行うことが... 詳細

  • 井関農機株式会社の「 移植機」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】 前後幅がコンパクトな構成のクローラ式の走行装置を用いた移植機を提供すること。【解決手段】 走行輪2と、走行装置500と、走行装置500に駆動力を伝動する伝動ケース60と、苗22を圃場に植... 詳細

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