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図面 (11)

課題

部装置から供給されたテキストデータに基づいて画像生成する際に、当該外部装置の対応するシステムフォントと同じ文字セットの画像を、より少ない処理量で生成する。

解決手段

本発明は画像処理装置に関する。そして、本発明の画像処理装置は、外部装置から、テキストデータを含む画像形成データが供給されると、外部装置に搭載されたOSの種類を判別する手段と、判別された外部装置のOSの種類に応じて、画像形成データを構成する要素のうち、テキストデータの画像生成に用いる文字セットを選択する手段と、文字セットごとに対応するフォントデータを保持する手段と、画像形成データを構成するテキストデータについて、選択した文字セットのフォントデータを用いた画像生成を行う手段とを備えることを特徴とする。

概要

背景

従来、PC等のOS(オペレーティングシステム)で標準搭載される文字表示用フォント(以下、「システムフォント」と呼ぶ)の内容は、OSの種類やバージョンによって異なる場合がある。

例えば、マイクロソフトWindows(登録商標)OSでは、リリースされた時期によって、搭載されるシステムフォントの文字セットが異なる場合がある。

例えば、WndowsXPのバージョンまでは、JISX0208:1990(JIS90)準拠のシステムフォントが標準搭載されている。そして、WindowsXPの次のWindowsVista以後のバージョンでは、JISX0213:2004(JIS2004)準拠のシステムフォントが標準搭載されている。

そして、第一水準文字及び第二水準文字の範囲において、JIS90とJIS2004との間で、168文字の例示字形(JISが提示している文字の形)が変更されている。

例えば、図10に示すように、「辻」という文字では、「しんにょう」の部分について、JIS90では1点の「しんにょう」となっているが、JIS2004では2点の「しんにょう」となっている。そして、仮に、WindowsXP(JIS90準拠)をインストールしたPCの画面上で、テキストデータ(文字コードの列)に基づきシステムフォントで描かれ文字画像について、JIS90準拠のフォントに対応したプリンタ印刷した場合を想定する。この場合、PCの画面上で表示される字体(文字の形)と、プリンタで印刷した字体が一致し、WYSIWYG(What You See Is What YouGet)の状態となる。

しかしながら、WindowsVista(JIS2004準拠)をインストールしたPCの画面上で、テキストデータに基づきシステムフォントで描かれ文字画像について、JIS90準拠のフォントに対応したプリンタで印刷した場合には、文字によっては、PCの画面上で表示される字体と、プリンタで印刷した字体が不一致となり、WYSIWYGではない状態となる。特に、文書公文書や私文書)を作成する際に、人名や地名等の字体の違いが原因で、不備が生じる場合もあり得るため、WYSIWYGを実現することは非常に重要となる。

上述のような問題に対して、従来では、上位装置(外部装置)としてのPC側でのプリンタドライバ等の設定(ユーザによる手動設定)により、テキストデータについてもPC側で画像データに変換してからプリンタに供給することにより、回避することができた。

また、上述のような問題を解決するための従来技術として、特許文献1の記載技術もある。特許文献1に記載されたプリンタでは、JIS90準拠の文字セットに対応しており、印刷ジョブ供給元のPC(上位装置)がJIS2004準拠である場合には、当該PCからJIS2004のフォントデータをダウンロードして印刷に用いている。

概要

外部装置から供給されたテキストデータに基づいて画像生成する際に、当該外部装置の対応するシステムフォントと同じ文字セットの画像を、より少ない処理量で生成する。 本発明は画像処理装置に関する。そして、本発明の画像処理装置は、外部装置から、テキストデータを含む画像形成データが供給されると、外部装置に搭載されたOSの種類を判別する手段と、判別された外部装置のOSの種類に応じて、画像形成データを構成する要素のうち、テキストデータの画像生成に用いる文字セットを選択する手段と、文字セットごとに対応するフォントデータを保持する手段と、画像形成データを構成するテキストデータについて、選択した文字セットのフォントデータを用いた画像生成を行う手段とを備えることを特徴とする。

目的

そのため、外部装置から供給されたテキストデータに基づいて画像生成する際に、当該外部装置の対応するシステムフォントと同じ文字セットの画像を、より少ない処理量で生成することができる画像処理装置及びプログラム、並びに画像形成装置が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

部装置から、テキストデータを含む画像形成データが供給されると、前記外部装置に搭載されたOSの種類を判別するOS判別手段と、前記OS判別手段により判別された前記外部装置のOSの種類に応じて、前記画像形成データを構成する要素のうち、テキストデータの画像生成に用いる文字セットを選択する文字セット選択手段と、文字セットごとに対応するフォントデータを保持するフォントデータ保持手段と、前記画像形成データを構成するテキストデータについて、前記文字セット選択手段が選択した文字セットのフォントデータを用いた画像生成を行う画像生成手段とを備えることを特徴とする画像処理装置

請求項2

前記フォントデータ保持手段が保持するフォントデータには、当該画像処理装置が対応する文字セット間で字体が共通する字体共通文字文字フォントデータと、当該画像処理装置が対応する文字セット間で字体が異なる場合がある字体変更文字の文字フォントデータとが含まれており、当該画像処理装置が対応する文字セットごとに、前記画像形成データを構成するテキストデータの文字コードを、前記フォントデータ保持手段が保持するフォントデータに係る内部文字コードに変換する文字コード変換テーブルを保持する文字コード変換テーブル保持手段と、前記文字セット選択手段で選択された文字セットに対応する文字コード変換テーブルを用いて、前記画像形成データを構成するテキストデータの文字コードを内部文字コードに変換する文字コード変換手段とをさらに備え、前記画像生成手段は、前記画像形成データを構成するテキストデータについて画像データを生成する場合、前記文字コード変換手段により変換されたテキストデータを用いて、画像生成を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。

請求項3

前記文字セット選択手段は、前記OS判別手段が、前記外部装置に搭載されたOSの種類を判別できなかった場合には、所定のデフォルトの文字セットを選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。

請求項4

前記文字セット選択手段を、所定のデフォルトの文字セットを選択する固定モード、又は、前記OS判別手段により判別された前記外部装置のOSの種類に応じた文字セットを選択する自動選択モードのいずれかの決定モードで動作するように制御するモード制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。

請求項5

前記モード制御手段は、ユーザの操作に応じた決定モードで、前記文字セット選択手段が動作するように制御することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。

請求項6

ユーザからの操作に応じて、前記所定のデフォルトの文字セットを設定する文字セット設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置。

請求項7

コンピュータを、外部装置から、テキストデータを含む画像形成データが供給されると、前記外部装置に搭載されたOSの種類を判別するOS判別手段と、前記OS判別手段により判別された前記外部装置のOSの種類に応じて、前記画像形成データを構成する要素のうち、テキストデータの画像生成に用いる文字セットを選択する文字セット選択手段と、文字セットごとに対応するフォントデータを保持するフォントデータ保持手段と、前記画像形成データを構成するテキストデータについて、前記文字セット選択手段が選択した文字セットのフォントデータを用いた画像生成を行う画像生成手段ととして機能させることを特徴とする画像処理プログラム

請求項8

外部装置から供給され画像形成データを処理して画像データを生成する画像処理装置と、前記画像処理装置により生成された画像データに基づいて媒体画像形成する画像形成手段とを備える画像形成装置において、前記画像処理装置は、前記外部装置から、テキストデータを含む画像形成データが供給されると、前記外部装置に搭載されたOSの種類を判別するOS判別手段と、前記OS判別手段により判別された前記外部装置のOSの種類に応じて、前記画像形成データを構成する要素のうち、テキストデータの画像生成に用いる文字セットを選択する文字セット選択手段と、文字セットごとに対応するフォントデータを保持するフォントデータ保持手段と、前記画像形成データを構成するテキストデータについて、前記文字セット選択手段が選択した文字セットのフォントデータを用いた画像生成を行う画像生成手段とを有することを特徴とする画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、画像処理装置及びプログラム、並びに画像形成装置に関し、テキストデータについて、印刷用フォントを用いて文字画像を形成するプリンタに適用することができる。

背景技術

0002

従来、PC等のOS(オペレーティングシステム)で標準搭載される文字表示用フォント(以下、「システムフォント」と呼ぶ)の内容は、OSの種類やバージョンによって異なる場合がある。

0003

例えば、マイクロソフトWindows(登録商標)OSでは、リリースされた時期によって、搭載されるシステムフォントの文字セットが異なる場合がある。

0004

例えば、WndowsXPのバージョンまでは、JISX0208:1990(JIS90)準拠のシステムフォントが標準搭載されている。そして、WindowsXPの次のWindowsVista以後のバージョンでは、JISX0213:2004(JIS2004)準拠のシステムフォントが標準搭載されている。

0005

そして、第一水準文字及び第二水準文字の範囲において、JIS90とJIS2004との間で、168文字の例示字形(JISが提示している文字の形)が変更されている。

0006

例えば、図10に示すように、「辻」という文字では、「しんにょう」の部分について、JIS90では1点の「しんにょう」となっているが、JIS2004では2点の「しんにょう」となっている。そして、仮に、WindowsXP(JIS90準拠)をインストールしたPCの画面上で、テキストデータ(文字コードの列)に基づきシステムフォントで描かれ文字画像について、JIS90準拠のフォントに対応したプリンタで印刷した場合を想定する。この場合、PCの画面上で表示される字体(文字の形)と、プリンタで印刷した字体が一致し、WYSIWYG(What You See Is What YouGet)の状態となる。

0007

しかしながら、WindowsVista(JIS2004準拠)をインストールしたPCの画面上で、テキストデータに基づきシステムフォントで描かれ文字画像について、JIS90準拠のフォントに対応したプリンタで印刷した場合には、文字によっては、PCの画面上で表示される字体と、プリンタで印刷した字体が不一致となり、WYSIWYGではない状態となる。特に、文書公文書や私文書)を作成する際に、人名や地名等の字体の違いが原因で、不備が生じる場合もあり得るため、WYSIWYGを実現することは非常に重要となる。

0008

上述のような問題に対して、従来では、上位装置(外部装置)としてのPC側でのプリンタドライバ等の設定(ユーザによる手動設定)により、テキストデータについてもPC側で画像データに変換してからプリンタに供給することにより、回避することができた。

0009

また、上述のような問題を解決するための従来技術として、特許文献1の記載技術もある。特許文献1に記載されたプリンタでは、JIS90準拠の文字セットに対応しており、印刷ジョブ供給元のPC(上位装置)がJIS2004準拠である場合には、当該PCからJIS2004のフォントデータをダウンロードして印刷に用いている。

先行技術

0010

特開2011−237866号公報

発明が解決しようとする課題

0011

しかしながら、従来の技術を用いた場合、プリンタ側でフォントデータ(グラフィックデータ)をダウンロードして印刷データとして展開する処理を行う必要があり、印刷完了までの時間がかかったり、各リソース(PC、プリンタ、ネットワーク等)への負荷が大きくなる等の問題は残ったままであった。

0012

そのため、外部装置から供給されたテキストデータに基づいて画像生成する際に、当該外部装置の対応するシステムフォントと同じ文字セットの画像を、より少ない処理量で生成することができる画像処理装置及びプログラム、並びに画像形成装置が望まれている。

課題を解決するための手段

0013

第1の本発明は、(1)外部装置から、テキストデータを含む画像形成データが供給されると、前記外部装置に搭載されたOSの種類を判別するOS判別手段と、(2)前記OS判別手段により判別された前記外部装置のOSの種類に応じて、前記画像形成データを構成する要素のうち、テキストデータの画像生成に用いる文字セットを選択する文字セット選択手段と、(3)文字セットごとに対応するフォントデータを保持するフォントデータ保持手段と、(4)前記画像形成データを構成するテキストデータについて、前記文字セット選択手段が選択した文字セットのフォントデータを用いた画像生成を行う画像生成手段とを備えることを特徴とする。

0014

第2の本発明の画像処理プログラムは、コンピュータを、(1)外部装置から、テキストデータを含む画像形成データが供給されると、前記外部装置に搭載されたOSの種類を判別するOS判別手段と、(2)前記OS判別手段により判別された前記外部装置のOSの種類に応じて、前記画像形成データを構成する要素のうち、テキストデータの画像生成に用いる文字セットを選択する文字セット選択手段と、(3)文字セットごとに対応するフォントデータを保持するフォントデータ保持手段と、(4)前記画像形成データを構成するテキストデータについて、前記文字セット選択手段が選択した文字セットのフォントデータを用いた画像生成を行う画像生成手段として機能させることを特徴とする。

0015

第3の本発明は、外部装置から供給され画像形成データを処理して画像データを生成する画像処理装置と、前記画像処理装置により処理された画像データに基づいて媒体画像形成する画像形成手段とを備える画像形成装置において、(1)前記画像処理装置は、(1−1)前記外部装置から、テキストデータを含む画像形成データが供給されると、前記外部装置に搭載されたOSの種類を判別するOS判別手段と、(1−2)前記OS判別手段により判別された前記外部装置のOSの種類に応じて、前記画像形成データを構成する要素のうち、テキストデータの画像生成に用いる文字セットを選択する文字セット選択手段と、(1−3)文字セットごとに対応するフォントデータを保持するフォントデータ保持手段と、(1−4)前記画像形成データを構成するテキストデータについて、前記文字セット選択手段が選択した文字セットのフォントデータを用いた画像生成を行う画像生成手段とを有することを特徴とする。

発明の効果

0016

本発明によれば、外部装置から供給されたテキストデータに基づいて画像生成する際に、当該外部装置の対応するシステムフォントと同じ文字セットの画像を、より少ない処理量で生成することができる画像処理装置及び画像形成装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0017

第1の実施形態に係るプリンタのハードウェア構成について示したブロック図である。
第1の実施形態に係るプリンタのプログラム記憶部に記憶されるプログラムの機能的構成について示したブロック図である。
第1の実施形態に係るプリンタのデータ記憶部に記憶されるデータの概念的構成について示したブロック図である。
第1の実施形態に係るプリンタの印刷処理の動作について示したフローチャートである。
第2の実施形態に係るプリンタのプログラム記憶部に記憶されるプログラムの機能的構成について示したブロック図である。
第2の実施形態に係るプリンタのデータ記憶部に記憶されるデータの概念的構成について示したブロック図である。
第2の実施形態に係るプリンタで、ユーザから文字セットの決定モードに係る入力を受付ける際の動作について示したフローチャートである。
第2の実施形態に係るプリンタの印刷処理の動作について示したフローチャートである。
第2の実施形態に係るプリンタで用いられる文字セット決定モードメニューの操作画面の構成例について示した説明図である。
従来のJIS90準拠の文字セットと、JIS2004準拠の文字セットで字体が異なる文字の例を示した説明図である。

実施例

0018

(A)第1の実施形態
以下、本発明による画像処理装置及びプログラム、並びに画像形成装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。この実施形態では、本発明の画像形成装置をプリンタに適用した場合について説明する。

0019

(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態に係るプリンタ1のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、図1における括弧内の符号は、後述する第2の実施形態でのみ用いられる符号である。

0020

図1に示すように、プリンタ1は、WindowsOSがインストールされたPCである上位装置T(外部装置)から供給される印刷データ(画像形成データ)に基づいて、画像処理して印刷用画像データ(画像データ)を生成し、印刷用紙(媒体)に印刷(画像形成)する装置である。なお、この実施形態では、上位装置Tとしては、WindowsXP、WindowsVista、Windows7のいずれか(サーバであるかクライアントであるかは問わない)であるものとして説明する。

0021

また、この実施形態では、上位装置Tから供給される印刷データはPDL(Page description Language)により記述されており、少なくともテキストデータの要素が含まれるものとして説明する。なお、この実施形態では、上位装置Tから供給される印刷データには、最大でテキストデータ、イメージデータ、及びグラフィックスデータの3種類の要素が含まれる場合があるものとして説明する。テキストデータとは、文字コード列により記述されたデータであり、プリンタ1では、予め用意している文字セットのプリンタフォント(詳細については後述)に基づいて印刷用紙に印刷するものとする。イメージデータとは、線、四角、丸等の図形のベクトル情報のデータであり、プリンタ1では、そのベクトル情報に基づいて印刷用紙に印刷するイメージを生成する。グラフィックスデータは、画素単位ドット単位)の画素値により示される画像データであり、プリンタ1では、各画素の画素値に基づいて印刷用紙に印刷するイメージを生成する。なお、プリンタ1が対応する具体的なPDLの形式については限定されないものである。

0022

プリンタ1は、ハードウェア的には、CPU2、プログラム記憶部3、データ記憶部4、通信部5、操作表示部6、印刷制御部7、及び印刷部8を有している。

0023

CPU2は、プリンタ1全体の制御処理を行う機能を担っている。CPU2は、例えば、マイクロプロセッサ等を用いて、プログラム記憶部3に格納された実施形態のプログラム(ファームウェア;実施形態の画像処理プログラムを含む)を実行することでプリンタ1の全体の制御を行う。

0024

プログラム記憶部3は、CPU2が利用するプログラムを記憶するための記憶手段である。プログラム記憶部3は、例えば、EEPROMFLASHメモリ等の不揮発メモリを用いて構成されているものとする。

0025

データ記憶部4は、CPU2がプログラム(実施形態の画像処理プログラムを含む)の実行に必要な情報を格納するための記憶手段である。データ記憶部4としては、例えば、EEPROMやFLASHメモリ等の不揮発メモリを用いて構成されているものとする。なお、プログラム記憶部3とデータ記憶部4とは物理的には1つの記憶装置メモリ)を用いて構築するようにしてもよい。

0026

データ記憶部4は、プログラムの実行に必要な情報を一時的に格納すると共に、プリンタ1内部の各種設定情報(例えば、各種デフォルト情報)も格納しているものとする。また、データ記憶部4には、プリンタ1で用いるプリンタフォントのデータも格納されているものとする。データ記憶部4に記憶されるデータ構成の詳細については後述する。

0027

通信部5は、プリンタ1のネットワークインタフェースとして機能するものである。通信部5は、例えば、印刷ジョブの供給元である上位装置Tと通信して上位装置Tから送られてくるデータ(印刷ジョブのデータ等)の受信や、プリンタ1の各種情報(各種ステータス情報や、印刷ジョブの進行状況等)などを上位装置Tに送信する処理等を行う。通信部5としては、例えば、各種イーサネット(登録商標)のネットワークインタフェースや、USB等のインタフェースを適用することができる。

0028

操作表示部6は、プリンタ1を直接操作するユーザに対する情報出力操作受付等を行う機能を担っている。操作表示部6としては、例えば、LEDランプやLCD等を用いて、プリンタ1の各種情報等を表示出力するための表示手段61と、タッチパネルボタンディスプレイ上をタッチすることで操作受付可能なデバイス)やハードボタン等を用いてユーザからの操作入力を受付けるための操作入力手段62とを有している。

0029

印刷装置制御部7は、印刷装置部8へ印刷の指示制御を行う機能を担っている。印刷制御部7の機能は、CPU2(プログラム記憶部3のプログラム)で担う構成としてもよいが、この実施形態では、印刷装置制御部7は、プリンタ1内の独立した構成要素であるものとして説明する。

0030

印刷部8は、印刷装置制御部7の制御に従って、印刷用紙(媒体)に、画像を印刷(画像形成)する機能を担っている。印刷部8として用いる印刷方式画像形成方式)は限定されないものであるが、例えば、現像剤(トナー)を用いた種々の電子写真式印刷ユニット等を適用することができる。

0031

次に、プログラム記憶部3に記憶されるプログラムの機能的構成、及び、データ記憶部4に記憶されるデータの概念的構成について図2図3を用いて説明する。

0032

プログラム記憶部3には、図2に示すような機能的構成を有するプログラムが格納されている。具体的には、プログラム記憶部3には、印刷データ受信部31、上位装置OSバージョン情報取得部32、文字セット判断部33、内部文字コード変換テーブル設定部34、印刷データ種別判断部35、内部文字コード変換部36、印刷用画像データ生成部37、及び印刷実行部38が格納されている。なお、この実施形態の画像処理プログラムは、プログラム記憶部3に記憶されるもののうち、印刷実行部38を除く要素により構成することができる。すなわち、プリンタ1では、CPU2に、上述の画像処理プログラムを実行させることにより、本発明の画像処理装置を実現している。

0033

また、データ記憶部4には、図3に示すように、上位装置OSバージョン判断可否情報41、上位装置OSバージョン情報42、デフォルト文字規格情報43、変換テーブル設定情報44、内部文字コード変換テーブルデータ45、及びプリンタフォントデータ46が記憶されているものとする。

0034

印刷データ受信部31は、通信部5を利用して上位装置Tと通信して印刷ジョブのデータを受信する機能を担っている。

0035

上位装置OSバージョン情報取得部32は、印刷ジョブのデータを受信したときに、当該印刷ジョブの送信元となる上位装置Tに搭載されるOSの種類(OSのバージョン及び又はOSの種類)を判別する機能を担っている。上位装置OSバージョン情報取得部32は、判別したOSの識別情報を、データ記憶部4の上位装置OSバージョン情報42として記憶する。

0036

以下では、上位装置OSバージョン情報42は、WindowsXP(登録商標)を示す「XP」、WindowsVistaを示す「Vista」、又はWindows7を示す「7」のいずれかで表されるものとして説明する。なお、上位装置OSバージョン情報42の形式については限定されないものであり、連続する番号等(例えば、1、2、3、…)による識別子で表すようにしてもよい。すなわち、この実施形態において、上位装置OSバージョン情報42は、上位装置TのOSのバージョン(版数)を判断するものとする。

0037

また、上位装置OSバージョン情報取得部32は、上位装置TのOSの種類の判断を試みた結果(OK、又はNG)について、上位装置OSバージョン判断可否情報41に記憶する。上位装置OSバージョン情報取得部32は、上位装置TのOSの種類の判断が成功した場合には、上位装置OSバージョン判断可否情報41に「OK」を設定し、失敗した場合には上位装置OSバージョン判断可否情報41に「NG」を設定する。

0038

上位装置OSバージョン情報取得部32が、印刷ジョブの送信元の上位装置TについてOSのバージョン(種類)を判別する方法については限定されないものであるが、例えば、受信した印刷ジョブの印刷データに基づいて判別するようにしてもよいし、当該上位装置Tに問い合わせて確認するようにしてもよい。

0039

この実施形態では、上位装置OSバージョン情報取得部32は、受信した印刷データのヘッダ情報に基づいて、上位装置TのOSのバージョンを確認するものとする。上位装置OSバージョン情報取得部32は、例えば、PDL形式の印刷データのヘッダのうち、「@PJL COMMENTOS Version」の項目を参照することにより、上位装置TのOSのバージョンを確認することができる。例えば、PDL形式の印刷データのヘッダのうち、「@PJL COMMENT OS Version」の項目について「WindowsNT5.1 Build 2006 Service Pack3」と「WindowsNT5.1」という情報が含まれている場合には、当該印刷データを生成したPCのOSは、WindowsXPであることがわかる。また、同様に、PDL形式の印刷データのヘッダのうち、「@PJL COMMENT OS Version」の項目について「WindowsNT6.0」という情報が含まれている場合には、当該印刷データを生成したPCのOSは、WindowsVistaであることがわかる。さらに、同様に、PDL形式の印刷データのヘッダのうち、「@PJL COMMENT OS Version」の項目について「WindowsNT7.0」という情報が含まれている場合には、当該印刷データを生成したPCのOSは、Windows7であることがわかる。また、上位装置OSバージョン情報取得部32は、「@PJL COMMENT OS Version」の項目について「WindowsNT」に続く数値が「5.1」未満の場合には、WindowsXP以前のバージョンと判別し、「6.0」以上の場合には、WindowsVista以後のバージョンと判別するようにしてもよい。

0040

また、上位装置OSバージョン情報取得部32は、SNMP(Simple Network Management Protocol)等の通信プロトコルを用いて、上位装置Tにアクセス(印刷データの送信元のIPアドレスへアクセス)し、ネットワーク経由で上位装置OSバージョン情報取得部32の情報を取得するようにしてもよい。

0041

文字セット判断部33は、上位装置OSバージョン情報取得部32から供給された上位装置OSバージョン情報に基づいて、上位装置Tが対応するシステムフォントの文字セット規格を判別・決定する。

0042

文字セット判断部33は、判別した文字セット規格の識別情報(以下、「上位側文字規格情報」と呼ぶ)を、内部文字コード変換テーブル設定部34に供給する。なお、以下では、上位側文字規格情報は、「JIS90」、又は「JIS2004」のいずれかで表されるものとして説明する。また、上位側文字規格情報の形式についても上位装置OSバージョン情報42と同様に限定されないものである。

0043

上述の通り、この実施形態において、上位装置Tは、WindowsXP、WindowsVista、Windows7のいずれかであるため、上位装置Tが対応するシステムフォントの文字セット規格は、JIS90準拠またはJIS2004準拠の文字セット規格のどちらとなる。そして、文字セット判断部33は、上位装置OSバージョン情報42が「XP」の場合には、上位側文字規格情報を「JIS90」と決定する。一方、上位装置OSバージョン情報42が「Vista」、又は「7」の場合には、文字セット判断部33は、上位側文字規格情報を「JIS2004」と決定する。なお、上位装置Tに搭載されるWindowsOSが、Windows7以後のバージョンである場合でも、上位側文字規格情報を「JIS2004」と決定するようにしてもよい。

0044

なお、上位装置OSバージョン判断可否情報41にNGが設定されている場合(上位装置OSバージョン情報42の内容が空の場合)には、文字セット判断部33は、デフォルト文字規格情報43の内容を、上位側文字規格情報と決定するものとする。

0045

デフォルト文字規格情報43には、プリンタ1においてデフォルトで用いられるプリンタフォントの文字セット規格(「JIS90」、又は「JIS2004」のいずれか)が設定されているものとする。デフォルト文字規格情報43の内容は、例えば、ユーザの操作表示部6に対する操作や、上位装置Tからの制御信号(ユーザによるプリンタドライバに対する操作)に応じて設定可能な構成としてもよい。

0046

内部文字コード変換テーブル設定部34は、供給された上位側文字規格情報の内容に従って、上位装置Tから供給された印刷データの印刷に用いる印刷フォントの文字コードに係る変換テーブル(以下、「内部文字コード変換テーブル」と呼ぶ)のデータを、内部文字コード変換テーブルデータ45から取得して、データ記憶部4に、変換テーブル設定情報44として記憶させる。

0047

内部文字コード変換テーブルデータ45には、当該プリンタ1が印刷可能なプリンタフォントの文字セットごとに、Unicode形式の文字コードと、当該文字セットに係る内部文字コードとを対応付けるテーブル(内部文字コード変換テーブル451)が格納されている。

0048

この実施形態では、プリンタ1が印刷可能なプリンタフォントの文字セットは、JIS90準拠の文字セットと、JIS2004準拠の文字セットであるので、内部文字コード変換テーブルデータ45には、JIS90準拠の文字セットに対応する内部文字コード変換テーブル451aと、JIS2004準拠の文字セットに対応する内部文字コード変換テーブル451bが記憶されているものとする。

0049

したがって、内部文字コード変換テーブル設定部34は、供給された上位側文字規格情報が「JIS90」の場合には、内部文字コード変換テーブルデータ45から、内部文字コード変換テーブル451aを取得して、データ記憶部4に、変換テーブル設定情報44として記憶させる。また、内部文字コード変換テーブル設定部34は、供給された上位側文字規格情報が「JIS2004」の場合には、内部文字コード変換テーブルデータ45から、内部文字コード変換テーブル451bを取得して、データ記憶部4に、変換テーブル設定情報44として記憶させる。

0050

内部文字コード変換テーブルデータ45に記憶される内部文字コード変換テーブル451(451a、451b)は、それぞれUnicodeの文字コードごとに、内部文字コードが設定されているものとする。図3に示すように、内部文字コード変換テーブル451では、すべての文字セット(JIS90準拠の文字セット、JIS2004準拠の文字セットの間)で字体(字の形)が共通の文字(以下、「字体共通文字」と呼ぶ)に係る文字コードに対応する内部文字コードには、Unicodeがそのまま内部文字コードとして設定されている。そして、内部文字コード変換テーブル451では、各文字セット間で字体が異なる場合のある文字(以下、「字体変更文字」と呼ぶ)に係る文字コードに対応する内部文字コードには、文字セットごとにユニークな内部文字コードが割り振られているものとする。具体的には、字体変更文字の内部文字コードとしては、Unicode、及び、内部文字コード変換テーブルデータ45全体の内部文字コード(全ての内部文字コード変換テーブル451で管理される内部文字コード)の中でもユニークな値が、内部文字コード変換テーブル451ごとに割り振られるものとする。なお、図3において、内部文字コード変換テーブル451の各文字コードは4桁の16進数で表されている。字体変更文字とは、例えば、上述の図10に示す文字が挙げられる。

0051

例えば、図3では、Unicode「0000H」は、字体共通文字の文字コードとして図示しており、内部文字コード変換テーブル451a及び内部文字コード変換テーブル451bのいずれにおいても内部文字コードが、Unicodeと同じ値(0000H)となっている。

0052

また、例えば、図3では、Unicode「8080H」は、字体変更文字として図示しており、内部文字コード変換テーブル451aでは、Unicode「8080H」に対応する内部文字コードは「0100H」となっている。また、内部文字コード変換テーブル451bでは、Unicode「8080H」に対応する内部文字コードは「05F0H」となっている。

0053

このように、内部文字コード変換テーブルデータ45では、字体変更文字についてだけ、内部文字コード変換テーブル451ごと(文字セットごと)に、ユニークな文字コードを付与している。

0054

そして、プリンタフォントデータ46では、内部文字コード変換テーブルデータ45で管理される内部文字コードごとの文字フォントデータが管理されている。なお、プリンタフォントデータ46では、図3に示すように、字体共通文字と、文字セットごとの字体変更文字について文字フォントデータを管理している。

0055

この実施形態では、プリンタフォントデータ46は、少なくとも、共通フォントデータ461a、JIS90準拠専用フォントデータ461b、及びJIS2004準拠専用フォントデータ461cの3種類のフォントデータを有しているものとする。プリンタフォントデータ46では、内部文字コードごとに対応する文字フォントデータが管理されている。言い換えると、プリンタフォントデータ46は、内部文字コードに基づいて、対応する文字フォントデータが取得可能な形式となっている。

0056

共通フォントデータ461aは、字体共通文字の文字フォントデータの集合体である。また、JIS90準拠専用フォントデータ461bは、JIS90に準拠した文字フォントデータ(字体変更文字に関する文字フォントデータのみ)の集合体である。さらに、JIS2004準拠専用フォントデータ461cは、JIS2004に準拠した文字フォントデータ(字体変更文字に関する文字フォントデータのみ)の集合体である。

0057

図3では、プリンタフォントデータ46は3つのフォントデータに区分して図示しているが、上述の通り、内部文字コードに対応する文字フォントデータが取得可能な形式となっていれば、具体的なデータ構造は限定されないものである。すなわち、プリンタフォントデータ46では、内部文字コードに対応する文字フォントデータが得られる構造であれば、1つのテーブルやデータベース表現したデータであってもよい。

0058

印刷データ種別判断部35は、上位装置Tから供給された印刷データを解析して、印刷対象となる要素ごとに、その種類(テキストデータ、イメージデータ、グラフィックデータのいずれか)を判断する。印刷データ種別判断部35は、テキストデータの要素については、内部文字コード変換部36に供給する。また、印刷データ種別判断部35は、テキストデータ以外の要素については、そのまま印刷用画像データ生成部37に供給する。
内部文字コード変換部36は、印刷データのうちテキストデータ(印刷データの要素のうち、印刷データ種別判断部35でテキストデータと判別されたもの)について、変換テーブル設定情報44に設定された内部文字コード変換テーブル451を用いて、内部文字コードへの変換を行うものである。内部文字コード変換部36は、内部文字コードに変換後のテキストデータについて、印刷用画像データ生成部37に供給する。

0059

印刷用画像データ生成部37は、供給された各要素について、印刷用画像データを生成して合成し、1ページ分の印刷用画像データ(印刷用紙一枚分の画像データ)を生成して、印刷実行部38に供給する。このとき、印刷用画像データ生成部37は、内部文字コード変換部36から供給されたテキストデータの要素について印刷用画像データを生成する際には、当該テキストデータを構成する内部文字コードごとに、当該内部文字コードに該当する文字フォントデータをプリンタフォントデータ46から取得して、当該文字コードに対応する印刷用画像データを得ることになる。

0060

以上のように第1の実施形態では、上位装置OSバージョン情報取得部32がOS判別手段として機能する。また、第1の実施形態では、文字セット判断部33が、文字セット選択手段として機能する。さらに、第1の実施形態では、印刷データ種別判断部35、及び印刷用画像データ生成部37が、画像生成手段として機能する。さらにまた、第1の実施形態では、内部文字コード変換部36が、文字セット選択手段として機能する。また、第1の実施形態では、内部文字コード変換テーブルデータ45が、文字コード変換テーブル保持手段として機能する。

0061

(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態のプリンタ1の動作を説明する。

0062

図4は、プリンタ1の動作について示したフローチャートである。

0063

図4のフローチャートの初期状態として、プリンタ1は起動し、CPU2により図3に示す各構成要素(プログラム)が実行可能な状態になっているものとして説明する。言い換えると、図4のフローチャートは、CPU2により実行される処理について示したフローチャートとも言える。

0064

そして、まず、プリンタ1において、CPU2(印刷データ受信部31)により、上位装置Tから1つの印刷データ(印刷ジョブ)の受信が開始され、当該印刷データの受信が完了したものとする(S101、S102)。

0065

そして、CPU2(印刷データ受信部31)は、受信完了した1件の印刷データについて、印刷処理を開始したものとする。ここで、プリンタ1において、当該印刷データ(印刷ジョブ)をスプーリングしてジョブ管理する構成としてもよいが、この実施形態においては、ジョブ管理の構成については説明を省略する。すなわち、図4ではステップS103以後の処理で、1つの印刷ジョブに係る印刷データの印刷処理について示している。

0066

そして、CPU2(上位装置OSバージョン情報取得部32)は、受信完了した1件の印刷データについて、解析し、上位装置TのOSのバージョンに関する情報の取得を試み、取得した場合には上位装置OSバージョン情報42にその情報をセットする(S103)。

0067

そして、CPU2は、ステップS103で、上位装置TのOSのバージョンが取得できた場合には後述するステップS105の処理から動作し、上位装置TのOSのバージョンが取得できなかった場合には後述するステップS108の処理から動作する。

0068

上述のステップS103で、上位装置TのOSのバージョンが取得できた場合には、CPU2(上位装置OSバージョン情報取得部32)は、上位装置OSバージョン判断可否情報41に「OK」をセットし、上位装置OSバージョン情報42にセットしたOSのバージョンを確認する(S105)。

0069

そして、CPU2は、上位装置OSバージョン情報42にセットしたOSのバージョンがVista以降のバージョンだった場合には、後述するステップS106から動作し、上位装置OSバージョン情報42にセットしたOSのバージョンがVistaより前のバージョン(XP以前のバージョン)だった場合には、後述するステップS107から動作する。

0070

上位装置OSバージョン情報42にセットしたOSのバージョンがVista以降のバージョンだった場合には、CPU2(内部文字コード変換テーブル設定部34)は、内部文字コード変換テーブルデータ45から、JIS2004に対応する内部文字コード変換テーブル451bを取得して、変換テーブル設定情報44にセットする(S106)。

0071

一方、上位装置OSバージョン情報42にセットしたOSのバージョンがVistaより前のバージョンだった場合には、CPU2(内部文字コード変換テーブル設定部34)は、内部文字コード変換テーブルデータ45から、JIS90に対応する内部文字コード変換テーブル451aを取得して、変換テーブル設定情報44にセットする(S107)。

0072

一方、上述のステップS104で、上位装置TのOSのバージョンが取得できなかった場合には、CPU2(内部文字コード変換テーブル設定部34)は、デフォルト文字規格情報43の内容(「JIS90」、又は「JIS2004」のいずれか)に従って、内部文字コード変換テーブルデータ45から、いずれかの内部文字コード変換テーブル451を取得して、変換テーブル設定情報44にセットする(S108)。

0073

そして、上述のステップS106〜S108のいずれかの処理により、変換テーブル設定情報44に、いずれかの内部文字コード変換テーブル451がセットされると、CPU2(印刷データ種別判断部35)は、上位装置Tから受信した印刷データから1つの要素を取得して、その要素の種類(テキストデータ、イメージデータ、グラフィックデータのいずれか)を判別する(S109)。そして、CPU2は、今回取得した要素がテキストデータだった場合には、後述するステップS110から動作し、そうでない場合(イメージデータ又はグラフィックデータの場合)には、後述するステップS112から動作する。

0074

上述のステップS109で、今回取得した要素がテキストデータだった場合、CPU2(内部文字コード変換部36)は、当該テキストデータの各文字コード(Unicode)について、変換テーブル設定情報44に基づき、内部文字コードのテキストデータに変換する処理を行う(S110)。そして、CPU2(印刷用画像データ生成部37)は、内部文字コードに変換したテキストデータに基づき、当該テキストデータを構成する各文字の文字フォントデータを、プリンタフォントデータ46から取得する。そして、CPU2(印刷用画像データ生成部37)は、取得した文字フォントデータに基づいて、当該テキストデータの印刷用画像データを生成する(S111)。

0075

一方、上述のステップS109で、今回取得した要素がイメージデータ又はグラフィックデータだった場合には、CPU2(印刷データ種別判断部35)は、今回取得した要素が、イメージデータであったか、グラフィックデータであったかを判別する(S112)。

0076

上述のステップS112で、今回取得した要素がイメージデータと判別された場合には、CPU2(印刷用画像データ生成部37)は、当該イメージデータに基づく印刷用画像データを生成する(S113)。

0077

一方、上述のステップS112で、今回取得した要素がグラフィックデータと判別された場合には、CPU2(印刷用画像データ生成部37)は、当該グラフィックデータに基づく印刷用画像データを生成する(S114)。

0078

そして、上述のステップS111、S113、S114のいずれかの処理により、今回取得した要素の印刷用画像データを生成すると、CPU2(印刷データ種別判断部35)は、当該印刷データの全ての要素について印刷用画像データの生成が完了したか否かを確認する(S115)。

0079

CPU2(印刷データ種別判断部35)は、すべての要素について印刷用画像データの生成が完了していない場合上述のステップS109に戻って動作する。

0080

一方、すべての要素について印刷用画像データの生成が完了した場合、CPU2(印刷実行部38)は、生成したすべての要素の印刷用画像データに基づいて、印刷用紙に、当該印刷データに基づく画像の印刷を行う(S116)。

0081

(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。

0082

プリンタ1では、上位装置Tに搭載されたOSのバージョンに応じて、複数の文字セット(JIS90準拠、又は、JIS2004準拠)のいずれかを選択してテキストデータの印刷用画像の生成を行っている。これにより、プリンタ1では、テキストデータについて、上位装置Tで表示される文字の字体と同じ字体の印刷用画像を生成することができる。これにより、プリンタ1では、上位装置Tからテキストデータに係るグラフィックデータを取得することなく、プリンタ1が搭載するプリンタフォントだけで、WYSIWYGが実現できる。すなわち、プリンタ1では、データ処理時間の低減と印刷処理の高速化を実現することができる。

0083

(B)第2の実施形態
以下、本発明による画像処理装置及びプログラム、並びに画像形成装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。この実施形態では、本発明の画像形成装置をプリンタに適用した場合について説明する。

0084

(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態のプリンタ1Aのハードウェア構成については、第1の実施形態と同様に上述の図1を用いて示すことができる。なお、図1における括弧内の符号は、第2の実施形態でのみ用いられる符号である。

0085

以下では、第2の実施形態のプリンタ1Aについて、第1の実施形態との差異を説明する。

0086

第1の実施形態では、上述のように、上位装置TのOSのバージョン(種類)に応じて、テキストデータについて適用する文字セットを自動選択していた。これに対して、第2の実施形態のプリンタ1Aでは、テキストデータについて適用する文字セットの決定方式(決定モード)について2つのモードを備えているものとする。具体的には、第2の実施形態のプリンタ1Aでは、ユーザの操作に応じて、文字セットの決定方法(決定モード)について、固定とするモード(以下、「固定モード」と呼ぶ)又は、第1の実施形態と同様に自動的に選択・決定するモード(以下、「自動選択モード」と呼ぶ)のいずれかを切替えることが可能な構成となっているものとする。

0087

図1に示すように、第2の実施形態のプリンタ1Aでは、プログラム記憶部3及びデータ記憶部4が、プログラム記憶部3A及びデータ記憶部4Aに置き換わっている点で第1の実施形態と異なっている。

0088

そして、図5は、プリンタ1Aのプログラム記憶部3Aに記憶されるプログラムの機能的構成について示したブロック図であり、上述の図2と同一又は対応する部分には、同一又は対応する符号を付している。また、図6は、プリンタ1Aのデータ記憶部4Aに記憶されるデータの概念的構成について示したブロック図である。

0089

図5に示すように、プログラム記憶部3Aでは、文字セット切り替え選択設定部39a、文字セット切り替え実行部39b、及び文字セット決定モード制御部39cが追加されている点で第1の実施形態と異なっている。また、図6に示すように、データ記憶部4Aでは、文字セット切り替え情報47が追加されている点で第1の実施形態と異なっている。

0090

文字セット切り替え選択設定部39aは、ユーザの操作(例えば、操作表示部6に対するメニュー操作)により、当該プリンタ1Aに設定する文字セットの決定モード(自動選択モード、又は、固定モードのいずれか)の入力を受付ける機能を担っている。そして、文字セット切り替え選択設定部39aは、入力された文字セット決定モードの情報を、データ記憶部4Aの文字セット切り替え情報47としてセットする。文字セット切り替え情報47としては、「自動選択モード」又は「固定モード」のいずれかを示す識別子(形式は限定されない)が設定される。なお、文字セット切り替え情報47には、初期状態として、いずれかの文字セット決定モードが設定されているものとする。

0091

文字セット切り替え実行部39bは、ユーザから固定モードに係る文字セットの種類(この実施形態では、JIS90又はJIS2004のいずれか)の入力を受付ける機能を担っている。そして、文字セット切り替え実行部39bは、ユーザから入力された文字セットの種類の情報を、デフォルト文字規格情報43にセットする。

0092

文字セット決定モード制御部39cは、文字セット切り替え情報47にセットされた、文字セットの決定モードに従って、各構成要素(上位装置OSバージョン情報取得部32、文字セット判断部33、及び内部文字コード変換テーブル設定部34等)を制御するものである。

0093

文字セット切り替え情報47に、「自動選択モード」がセットされている場合には、文字セット決定モード制御部39cは、上位装置OSバージョン情報取得部32、文字セット判断部33、及び内部文字コード変換テーブル設定部34に対して、第1の実施形態と同様の動作を行うように制御する。

0094

一方、文字セット切り替え情報47に、「固定モード」がセットされている場合には、文字セット決定モード制御部39cは、上位装置OSバージョン情報取得部32に対して、上位装置TのOSのバージョンの読取を行わないように制御する。また、この場合、文字セット決定モード制御部39cは、文字セット判断部33及び内部文字コード変換テーブル設定部34で適用する文字セットを、デフォルト文字規格情報43に従った文字セットとするように制御する。

0095

以上のように、第2の実施形態では、文字セット切り替え選択設定部39a、文字セット切り替え実行部39b、及び文字セット決定モード制御部39cが、モード制御手段として機能する。また、第2の実施形態では、文字セット切り替え選択設定部39aが文字セット設定手段としても機能する。

0096

(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態のプリンタ1Aの動作を説明する。

0097

まず、プリンタ1Aにおいて、ユーザから文字セットの決定モードに係る入力を受付ける際の動作について、図7を用いて説明する。

0098

図7は、CPU2(文字セット切り替え選択設定部39a及び文字セット切り替え実行部39b)が、ユーザから文字セットの決定モードに係る入力を受付ける際の動作について示したフローチャートである。

0099

図7では、ユーザにより、操作表示部6に対するメニュー操作により、文字セット切り替えに係るメニュー(以下、「文字セット決定モードメニュー」と呼ぶ)が選択され、文字セットの決定モードに係る入力受付が開始された状態から開始するものとして図示している。そして、文字セット決定モードメニューでは、図9に示すような操作画面が操作表示部6のディスプレイに表示され、ユーザからの操作を受付けることが可能であるものとする。

0100

文字セット決定モードメニューが開始すると、まず、CPU2(文字セット切り替え選択設定部39a)は、操作表示部6にユーザから文字セットの決定モード(自動選択モード又は固定モードのいずれか)を選択させる操作画面を表示させて、ユーザからの入力を受付ける(S201)。

0101

文字セット決定モードメニューで、ユーザから文字セットの決定モードを選択させる際に、操作表示部6に表示する画面構成は限定されないものであるが、例えば、図9(a)のような操作画面を適用するようにしてもよい。図9(a)に示す操作画面では、「1、自動選択モード」、「2、固定モード」と表示して、操作キー(例えば、タッチパネル上のソフトキーや、ハードボタン)によりユーザから文字セットの決定モードの選択を受付けることが可能な構成となっている。

0102

そして、上述のステップS201で、ユーザから入力された文字セットの決定モードが、「自動選択モード」である場合には、CPU2(文字セット切り替え選択設定部39a)は、文字セット切り替え情報47に、「自動選択モード」を示す識別子をセットして(S202)、文字セット決定モードメニューの処理を終了する。

0103

一方、上述のステップS201で、ユーザから入力された文字セットの決定モードが、「固定モード」である場合には、CPU2(文字セット切り替え選択設定部39a)は、文字セット切り替え情報47に、「固定モード」を示す識別子をセットする。

0104

次に、CPU2(内部文字コード変換テーブル451b)は、操作表示部6にユーザから、固定モードで用いる文字セット(JIS90又はJIS2004のいずれか)を選択させる操作画面を表示させて、ユーザからの入力を受付ける(S204)。

0105

文字セット決定モードメニューで、ユーザから固定モードに適用する文字セットを選択させる際に、操作表示部6に表示する画面構成は限定されないものであるが、例えば、図9(b)のような操作画面を適用するようにしてもよい。図9(b)に示す操作画面では、「1、JIS2004」、「2、JIS90」と表示して、操作キー(例えば、タッチパネル上のソフトキーや、ハードボタン)によりユーザから文字セットの選択を受付けることが可能な構成となっている。

0106

そして、上述のステップS204で、ユーザから入力された文字セットが、「JIS2004」である場合には、CPU2(文字セット切り替え実行部39b)は、デフォルト文字規格情報43に、「JIS2004」をセットして(S205)、文字セット決定モードメニューの処理を終了する。

0107

一方、上述のステップS204で、ユーザから入力された文字セットが、「JIS90」である場合には、CPU2(文字セット切り替え実行部39b)は、デフォルト文字規格情報43に、「JIS90」をセットして(S206)、文字セット決定モードメニューの処理を終了する。

0108

次に、プリンタ1Aに、印刷ジョブの印刷データが供給された場合の動作について図8を用いて説明する。なお、図8のフローチャートでは、第1の実施形態における上述の図4のフローチャートと同様の処理については、同一のステップ番号を付している。

0109

第2の実施形態では、ステップS102の後に、ステップS301が挿入されている点で、第1の実施形態と異なっている。

0110

第2の実施形態では、ステップS102の後、CPU2(印刷データ受信部31)は、受信完了した1件の印刷データについて、印刷処理を開始すると、ステップS301が実行される。

0111

ステップS301では、CPU2(文字セット決定モード制御部39c)により、文字セット切り替え情報47にセットされた文字セットの決定モード(固定モード、又は、自動選択モード)が確認される。

0112

そして、ステップS301で、文字セット切り替え情報47にセットされた文字セットの決定モードが、固定モードと確認された場合には、文字セット決定モード制御部39cに係るプログラムに従って、CPU2は、上述のステップS108から動作する。この場合、CPU2(内部文字コード変換テーブル設定部34)により、変換テーブル設定情報44に、デフォルト文字規格情報43の文字セットに係る内部文字コード変換テーブル451がセットされることになる。

0113

一方、ステップS301で、文字セット切り替え情報47にセットされた文字セットの決定モードが、自動選択モードと確認された場合には、文字セット決定モード制御部39cに係るプログラムに従って、CPU2は、上述のステップS103から動作する。この場合、CPU2は、第1の実施形態と同様の動作を実行することになる。

0114

(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、以下のような効果を奏することができる。

0115

プリンタ1Aでは、ユーザの操作に応じて、文字セットの適用方法について「固定」又は「自動決定」の2つのモードの切り替えを行うことができる。これにより、第2の実施形態のプリンタ1Aでは、第1の実施形態よりもユーザの利便性をより向上させることができる。例えば、ユーザが固定的に1つの文字セットを利用したい場合には、印刷用画像形成に用いる文字セットを、ユーザの希望するものに固定する方が、利便性が高くなる。

0116

(C)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。

0117

(C−1)上記の各実施形態では、本発明の画像処理装置を含む画像形成装置を、プリンタに適用する例について示したが、本発明の画像形成装置を、プリンタとしても機能する復号機等、他の画像形成装置として構築するようにしてもよい。

0118

また、上記の各実施形態では、本発明の画像処理装置をプリンタに適用する例について説明したが、画像処理装置が生成した画像(上記の各実施形態の印刷用画像データに相当)を出力する形式は限定されないものであり、画像データ(例えば、PDF形式ビットマップ形式等の画像データ)としてデータ記録媒体(HDDやDVD等)に記録したり、他の通信装置に送信するようにしてもよい。その他にも、本発明の画像処理装置が生成した画像をディスプレイ等の表示装置により表示出力するようにしてもよい。

0119

(C−2)上記の各実施形態のプリンタでは、JIS90準拠と、JIS2004準拠との2つ文字セットに対応したプリンタフォント(デバイスフォント)を搭載する例について説明したが、対応する文字セットの数や種類は限定されないものである。

0120

例えば、上記の各実施形態のプリンタにおいて、対応する文字セットが追加された場合、当該文字セットに対応する内部文字コード変換テーブルや、専用フォントデータを追加する必要がある。また、追加した文字セットでのみ発生する字体変更文字がある場合(差分の字体変更文字が発生する場合)には、JIS90準拠及びJIS2004準拠の文字セットに係るデータ(内部文字コード変換テーブルや、専用フォントデータを追加)について、その差分の字体変更文字についてのデータを登録しなおす必要がある。

0121

すなわち、上記の各実施形態のプリンタにおいて、3つ以上の文字セットに対応する場合には、1つ以上の文字セットで字体が他の文字セットと異なる文字について、すべて字体変更文字として取り扱う必要がある。

0122

1…プリンタ、2…CPU、3…プログラム記憶部、31…印刷データ受信部、32…上位装置OSバージョン情報取得部、33…文字セット判断部、34…内部文字コード変換テーブル設定部、35…印刷データ種別判断部、36…内部文字コード変換部、37…印刷用画像データ生成部、38…印刷実行部、4…データ記憶部、41…上位装置OSバージョン判断可否情報、42…上位装置OSバージョン情報、43…デフォルト文字規格情報、44…変換テーブル設定情報、45…内部文字コード変換テーブルデータ、451a…内部文字コード変換テーブル、451b…内部文字コード変換テーブル、46…プリンタフォントデータ、461a…共通フォントデータ、461b…JIS90準拠専用フォントデータ、461c…JIS2004準拠専用フォントデータ、5…通信部、6…操作表示部、62…操作入力手段、61…表示手段、7…印刷制御部、8…印刷部、T…上位装置。

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