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技術 車両のリヤシート構造

出願人 ダイハツ工業株式会社
発明者 大森康宏
出願日 2012年11月30日 (8年1ヶ月経過) 出願番号 2012-263638
公開日 2014年6月12日 (6年6ヶ月経過) 公開番号 2014-108707
状態 特許登録済
技術分野 車両用車体構造
主要キーワード 車体構成要素 着座点 取り付け対象 荷物スペース ロア部材 インタロック シート荷重 車体構造部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年6月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

足溜まりスペースを広くとることができ、しかも必要な強度を適切に確保しつつ、軽量化や低コスト化を図ることが可能な車両のリヤシート構造を提供する。

解決手段

下部に回転支点20をもつリンクアーム2の上部が、シートクッション1Aの前側下部に連結され、シートクッション1Aは、リンクアーム2の車両前方側への回転動作を伴わせることにより、シートクッション支持面F1の上側領域から車室フロアF2上にダイブダウン可能とされている、車両のリヤシート構造であって、シートクッション支持面F1の前部と車室フロアF2の後部との間に形成された段差部6には、クロスメンバ5を用いることによって車幅方向に延びるように形成された閉断面構造部7が設けられ、リンクアーム2の下部の回転支点用のブラケット21は、閉断面構造部7に取り付けられ、かつ段差部6の上部に配置されている。

概要

背景

この種のリヤシート構造の一例として、特許文献1に記載のものがある。
同文献に記載の構造では、シートクッションダイブダウンさせるための手段として、リンクアームを用いた機構が採用されている。リンクアームは、下部に回転支点をもち、その上部はシートクッションの前側下部に連結されている。シートクッションのロックを外した状態において、シートクッションを車両前方押圧すれば、リンクアームによってシートクッションを支持させながら、このシートクッションをシートクッション支持面よりも高さが低くされた車室フロア上にダイブダウンさせることが可能である。

しかしながら、前記従来技術においては、リンクアームの下部の回転支点(支持部)が車室フロアと略同等高さにあり、着座者足元に存在する構成となっている。したがって、足溜まりスペースが狭くなる不具合がある。また、リンクアームが長いため、軽量化や低コスト化を図る上でも改善の余地がある。車両の前突時には、シート荷重がリンクアームに入力するため、これに対応すべくリンクアームの強度やその取り付け部分の強度を確保する必要があるが、リンクアームが長くされていた従来技術においては、軽量化や低コストを図りつつ、そのようなことに適切に対応することはより難しい。

概要

足溜まりスペースを広くとることができ、しかも必要な強度を適切に確保しつつ、軽量化や低コスト化をることが可能な車両のリヤシート構造を提供する。下部に回転支点20をもつリンクアーム2の上部が、シートクッション1Aの前側下部に連結され、シートクッション1Aは、リンクアーム2の車両前方側への回転動作を伴わせることにより、シートクッション支持面F1の上側領域から車室フロアF2上にダイブダウン可能とされている、車両のリヤシート構造であって、シートクッション支持面F1の前部と車室フロアF2の後部との間に形成された段差部6には、クロスメンバ5を用いることによって車幅方向に延びるように形成された閉断面構造部7が設けられ、リンクアーム2の下部の回転支点用のブラケット21は、閉断面構造部7に取り付けられ、かつ段差部6の上部に配置されている。

目的

本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、足溜まりスペースを広くとることができ、しかも必要な強度を適切に確保しつつ、軽量化や低コスト化を図ることが可能な車両のリヤシート構造を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

下部に回転支点をもつリンクアームの上部が、シートクッションの前側下部に連結されており、前記シートクッションは、前記リンクアームの車両前方側への回転動作を伴わせることにより、シートクッション支持面の上側領域から前記シートクッション支持面よりも高さが低い車室フロア上にダイブダウン可能とされている、車両のリヤシート構造であって、前記シートクッション支持面の前部と前記車室フロアの後部との間に形成された段差部には、クロスメンバを用いることによって車幅方向に延びるように形成された閉断面構造部が設けられており、前記リンクアームの下部の回転支点用のブラケットは、前記閉断面構造部に取り付けられ、かつ前記段差部の上部に配置されていることを特徴とする、車両のリヤシート構造。

技術分野

0001

本発明は、自動車などの車両内荷物スペース確保などを目的として、シートクッションを本来の設置位置からその前方の車室フロア上にダイブダウン(沈み込ませ)させることが可能とされた車両のリヤシート構造に関する。

背景技術

0002

この種のリヤシート構造の一例として、特許文献1に記載のものがある。
同文献に記載の構造では、シートクッションをダイブダウンさせるための手段として、リンクアームを用いた機構が採用されている。リンクアームは、下部に回転支点をもち、その上部はシートクッションの前側下部に連結されている。シートクッションのロックを外した状態において、シートクッションを車両前方押圧すれば、リンクアームによってシートクッションを支持させながら、このシートクッションをシートクッション支持面よりも高さが低くされた車室フロア上にダイブダウンさせることが可能である。

0003

しかしながら、前記従来技術においては、リンクアームの下部の回転支点(支持部)が車室フロアと略同等高さにあり、着座者足元に存在する構成となっている。したがって、足溜まりスペースが狭くなる不具合がある。また、リンクアームが長いため、軽量化や低コスト化を図る上でも改善の余地がある。車両の前突時には、シート荷重がリンクアームに入力するため、これに対応すべくリンクアームの強度やその取り付け部分の強度を確保する必要があるが、リンクアームが長くされていた従来技術においては、軽量化や低コストを図りつつ、そのようなことに適切に対応することはより難しい。

先行技術

0004

特許第3635292号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、足溜まりスペースを広くとることができ、しかも必要な強度を適切に確保しつつ、軽量化や低コスト化を図ることが可能な車両のリヤシート構造を提供することを、その課題としている。

課題を解決するための手段

0006

上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。

0007

本発明により提供される車両のリヤシート構造は、下部に回転支点をもつリンクアームの上部が、シートクッションの前側下部に連結されており、前記シートクッションは、前記リンクアームの車両前方側への回転動作を伴わせることにより、シートクッション支持面の上側領域から前記シートクッション支持面よりも高さが低い車室フロア上にダイブダウン可能とされている、車両のリヤシート構造であって、前記シートクッション支持面の前部と前記車室フロアの後部との間に形成された段差部には、クロスメンバを用いることによって車幅方向に延びるように形成された閉断面構造部が設けられており、前記リンクアームの下部の回転支点用のブラケットは、前記閉断面構造部に取り付けられ、かつ前記段差部の上部に配置されていることを特徴としている。

0008

このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、リンクアームの下部の回転支点用のブラケットは、シートクッション支持面と
車室フロアとの段差部の上部に配置されているために、着座者の足元に前記ブラケットはなく、車室フロアの足溜まりスペースが広くなる。
第2に、リンクアームの長さを、従来よりも短くすることができる。このため、軽量化やコスト低減を好適に図ることができる。また、車両の前突時において、シートクッションからリンクアームに荷重が入力した際には、その入力を短い距離で車体側に伝達することができる。本発明においては、そのような入力を受ける部分は、クロスメンバを用いて形成された閉断面構造部であるため、軽量化を図りつつ、十分な強度を確保することが可能となる。
第3に、本発明によれば、リンクアームとシートクッションとの間に段差部が存在せず、またリンクアームの下部を従来よりも後方寄りに配置させることができる。したがって、シートクッションのレイアウトなどの自由度が高まり、着座点を従来よりも後方に配置させるといったことも可能となる。

0009

本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。

図面の簡単な説明

0010

本発明に係る車両のリヤシート構造の一例を示す要部断面図である。
図1に示す車両のリヤシート構造の要部斜視図である。

実施例

0011

以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。

0012

図1および図2に示す車両のリヤシート構造は、シートクッション1Aならびにシートバック1Bを有するリヤシート本体部1、リンクアーム2、およびロック機構部3を備えている。リヤシート本体部1の周辺車体構造部材としては、第1および第2のフロアパネル4A,4B、ならびにクロスメンバ5がある。

0013

第1のフロアパネル4Aは、リヤフロアパネルであり、その上面側がリヤシート支持面F1である。第2のフロアパネル4Bは、第1のフロアパネル4Aよりも車両前方側にあり、この第2のフロアパネル4Bの上方に車室フロアF2が設置されている。この車室フロアF2は、リヤシート支持面F1よりも高さが低く、これらの間には、段差部6がある。第2のフロアパネル4Bの後部側は、第1のフロアパネル4Aの前部側に向けて斜めに起立した起立部40を有しており、この起立部40は、段差部6に位置する車体構成要素の1つとなっている。

0014

クロスメンバ5も、段差部6に位置する車体構成要素の1つであり、このクロスメンバ5が第2のフロアパネル4Bに接合されていることにより、車幅方向に延びる2つの閉断面構造部7,7Aが上下に設けられている。上側の閉断面構造部7は、段差部6の上部に位置している。この部分には、リンクアーム2の下部を回転可能に支持するブラケット21が取り付けられている。ブラケット21が保持する軸20は、リンクアーム2の回転支点である。クロスメンバ5のうち、2つの閉断面構造部7,7Aの相互間に位置する部分には、上下高さ方向に延びる複数のビード50(図2に模式的に示し、図1では省略)が設けられ、この部分の補強も図られている。

0015

リンクアーム2の上部は、シートクッション1Aの前側下部(具体的には、シートスライドレールロア部材12)に軸22を用いて連結されている。リンクアーム2は、シートクッション1Aの後述するロック解除状態において、シートクッション1Aが前方に押された際には、このシートクッション1Aを支持しつつ、下部の軸20を回転支点として車両前後方向に回転可能である。このことにより、図1仮想線で示すように、シート
ション1Aを前倒し状のシートバック1Bとともに、車室フロアF2上にダイブダウンさせることが可能である。ロック機構部3は、シートクッション1Aをダイブダウンさせていない通常使用時において、その固定を図るためのものであり、シートクッション1Aの下部に設けられたストライカ13を、ラッチ部材を用いてロック(インタロック)させることが可能である。なお、シートクッション1Aをダイブダウンさせた際に、ストライカ13とリンクアーム2とが互いに干渉しないように、これらは車幅方向において互いにオフセットした位置関係にある。

0016

次に、前記した車両のリヤシート構造の作用について説明する。

0017

まず、リンクアーム2の下部を支持するブラケット21は、シートクッション支持面F1と車室フロアF2との段差部6の上部に位置している。このため、車室フロアF2の足溜まりスペースが広くなる。また、リンクアーム2の寸法を短くすることができる。したがって、軽量化やコスト低減を好適に図ることが可能である。

0018

車両の前突時においては、シートクッション1Aからリンクアーム2に対して大きな荷重が入力するが、その入力は短い距離で車体構成部材に伝達することができる。本実施形態では、前記の荷重は、閉断面構造部7によって受けられる。したがって、前記の荷重に対して、十分な強度をもたせることが可能である。また、前記荷重は、段差部6の他の部分にも作用するが、段差部6の他の部分もクロスメンバ5を利用して効率よく補強されているために、これらの部分にも十分な強度をもたせることが可能である。その他、本実施形態によれば、シートクッション1Aの着座点を段差部6からかなり車両後方側に位置させるといったことも可能となり、リヤシート本体部1の設計の自由度も高いものとなる。

0019

本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る車両のリヤシート構造の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。

0020

上述した実施形態では、リンクアームを支持するブラケット21の取り付け対象となる閉断面構造部7が、段差部6の上部に部分的に形成されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、段差部6の全体または略全体を閉断面構造部として構成してもよい。

0021

F1リヤシート支持面
F2車室フロア
1Aシートクッション
2リンクアーム
5クロスメンバ
6段差部
7閉断面構造部
20 軸(リンクアームの回転支点)
21 ブラケット

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