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技術 遊技機

出願人 株式会社三洋物産
発明者 浅井佑樹朝日太郎岡村鉉
出願日 2012年11月29日 (7年2ヶ月経過) 出願番号 2012-260829
公開日 2014年6月9日 (5年8ヶ月経過) 公開番号 2014-104250
状態 特許登録済
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等) 弾玉遊技機の表示装置
主要キーワード 時間データ群 両スライド部材 回転初期位置 制御情報群 切り換えパターン 継続時間データ 切り換え対象 軸付き
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年6月9日)のものです。
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図面 (20)

課題

斬新な遊技機を提供すること。

解決手段

主側MPU92は作動口への入賞に基づいて当否判定処理を実行し、当否判定処理にて当選となった場合には特電入賞装置開閉させる。また、主側MPU92にて当否判定処理が実行された場合には音光側MPU112及び表示側MPU122において遊技回用演出実行制御が行われる。当該遊技回用の演出として、演出操作装置48の操作に基づき演出内容が変更される操作演出が存在している。操作演出では、操作有効期間中に演出操作装置48が操作されて対応実行条件成立したことに基づき対応演出が実行される。この場合に、操作有効期間中に対応実行条件が成立しなかったとしても、その後に対応演出が実行される機会が与えられる。

概要

背景

遊技機一種として、パチンコ機スロットマシン等が知られている。これらの遊技機では、所定の抽選条件成立したことに基づいて内部抽選が行われ、当該内部抽選の結果に応じて遊技者特典が付与される構成が知られている。また、当該内部抽選の結果を遊技者に予測させたり、認識させたりするための演出が行われる構成が一般的である。

パチンコ機について具体的には、遊技領域に設けられた入球部遊技球が入球したことに基づいて抽選が行われ、表示装置の表示面にて絵柄変動表示が行われ、抽選にて当選結果となった場合には表示面にて特定絵柄の組み合わせ等が最終停止表示され、遊技者にとって有利な特別遊技状態移行する構成が知られている。そして、特別遊技状態に移行した場合には、例えば遊技領域に設けられた入球装置開閉が開始され、当該入球装置への入球に基づき遊技球が払い出されるようになっている。

上記のような遊技機として、遊技者により操作される演出操作装置を備え、当該演出操作装置の操作に応じて演出の内容が変更される構成が知られている。例えば、パチンコ遊技機では、遊技機前面に演出操作装置を設け、特別遊技状態の発生を遊技者に期待させるために、遊技者による演出操作装置の操作に応じた演出を画面表示などにて行う構成が知られている(例えば特許文献1参照)。これにより、遊技者は、特別遊技状態の発生を期待しながら演出操作装置を操作することとなり、遊技の興趣向上が図られる。

概要

斬新な遊技機を提供すること。主側MPU92は作動口への入賞に基づいて当否判定処理を実行し、当否判定処理にて当選となった場合には特電入賞装置を開閉させる。また、主側MPU92にて当否判定処理が実行された場合には音光側MPU112及び表示側MPU122において遊技回用の演出の実行制御が行われる。当該遊技回用の演出として、演出操作装置48の操作に基づき演出内容が変更される操作演出が存在している。操作演出では、操作有効期間中に演出操作装置48が操作されて対応実行条件が成立したことに基づき対応演出が実行される。この場合に、操作有効期間中に対応実行条件が成立しなかったとしても、その後に対応演出が実行される機会が与えられる。

目的

本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、斬新な遊技機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

演出を実行する演出実行手段と、遊技者の動作を検知可能な動作検知手段と、所定期間内に前記動作検知手段にて遊技者の動作が検知されたことに基づき対応実行条件成立した場合に、特定演出が実行されるように前記演出実行手段を制御する特定制御手段と、前記所定期間内に前記対応実行条件が成立しなかったことを少なくとも一の条件として、その後に前記特定演出が実行される機会又は実行され得る機会を付与する機会付与手段と、を備えていることを特徴とする遊技機

請求項2

前記機会付与手段は、前記所定期間内に前記対応実行条件が成立しなかったことを少なくとも一の条件として、その後に前記所定期間を再度発生させるものであり、前記特定制御手段は、その再度発生した所定期間内に前記動作検知手段にて遊技者の動作が検知されたことに基づき対応実行条件が成立した場合に、前記特定演出が実行されるように前記演出実行手段を制御するものであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。

請求項3

前記所定期間内に前記対応実行条件が成立しなかった場合に、非特定演出が実行されるように前記演出実行手段を制御する非特定制御手段を備え、前記機会付与手段は、前記所定期間内に前記対応実行条件が成立しなかったことを少なくとも一の条件として、前記非特定演出が実行された後に、前記対応実行条件が成立しているか否かに関係なく前記特定演出が実行されるようにするものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。

請求項4

前記所定期間内に前記対応実行条件が成立することで前記機会付与手段による前記機会が付与されることなく実行される前記特定演出の内容と、前記機会付与手段による前記機会が付与されることで実行される前記特定演出の内容とが同一であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の遊技機。

請求項5

所定の開始契機が成立した場合に単位演出が実行されるように前記演出実行手段を制御する単位演出制御手段を備え、前記特定制御手段は、前記単位演出の範囲内で前記所定期間が発生するようにし、当該所定期間内に前記対応実行条件が成立した場合に当該単位演出の範囲内で前記特定演出が実行されるようにするものであり、前記機会付与手段は、前記所定期間内に前記対応実行条件が成立しなかったことを少なくとも一の条件としてその後に前記特定演出が実行される機会又は実行され得る機会を付与する場合、当該所定期間が発生した前記単位演出の範囲内で当該機会を付与するものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の遊技機。

請求項6

前記単位演出の継続実行期間を決定する期間決定手段を備え、前記単位演出制御手段は、前記単位演出を開始してから前記継続実行期間が経過した場合に当該単位演出を終了させるものであり、前記機会付与手段は、前記所定期間内に前記対応実行条件が成立しなかったことを少なくとも一の条件としてその後に前記特定演出が実行される機会又は実行され得る機会を付与する場合、当該所定期間が発生した前記単位演出の継続実行期間の範囲内で当該単位演出が終了するように当該機会を付与するものであることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。

請求項7

前記機会付与手段は、前記所定期間内に前記動作検知手段にて遊技者の動作が検知されたものの前記対応実行条件が成立しなかった場合に、その後に前記特定演出が実行される機会又は前記特定演出が実行され得る機会を付与するものであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の遊技機。

技術分野

0001

本発明は、遊技機に関するものである。

背景技術

0002

遊技機の一種として、パチンコ機スロットマシン等が知られている。これらの遊技機では、所定の抽選条件成立したことに基づいて内部抽選が行われ、当該内部抽選の結果に応じて遊技者特典が付与される構成が知られている。また、当該内部抽選の結果を遊技者に予測させたり、認識させたりするための演出が行われる構成が一般的である。

0003

パチンコ機について具体的には、遊技領域に設けられた入球部遊技球が入球したことに基づいて抽選が行われ、表示装置の表示面にて絵柄変動表示が行われ、抽選にて当選結果となった場合には表示面にて特定絵柄の組み合わせ等が最終停止表示され、遊技者にとって有利な特別遊技状態移行する構成が知られている。そして、特別遊技状態に移行した場合には、例えば遊技領域に設けられた入球装置開閉が開始され、当該入球装置への入球に基づき遊技球が払い出されるようになっている。

0004

上記のような遊技機として、遊技者により操作される演出操作装置を備え、当該演出操作装置の操作に応じて演出の内容が変更される構成が知られている。例えば、パチンコ遊技機では、遊技機前面に演出操作装置を設け、特別遊技状態の発生を遊技者に期待させるために、遊技者による演出操作装置の操作に応じた演出を画面表示などにて行う構成が知られている(例えば特許文献1参照)。これにより、遊技者は、特別遊技状態の発生を期待しながら演出操作装置を操作することとなり、遊技の興趣向上が図られる。

先行技術

0005

特開2008−029764号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ここで、上記例示等のような遊技機においては斬新な遊技機が求められており、この点について未だ改良の余地がある。

0007

本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、斬新な遊技機を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決すべく請求項1記載の発明は、演出を実行する演出実行手段と、
遊技者の動作を検知可能な動作検知手段と、
所定期間内に前記動作検知手段にて遊技者の動作が検知されたことに基づき対応実行条件が成立した場合に、特定演出が実行されるように前記演出実行手段を制御する特定制御手段と、
前記所定期間内に前記対応実行条件が成立しなかったことを少なくとも一の条件として、その後に前記特定演出が実行される機会又は実行され得る機会を付与する機会付与手段と、
を備えていることを特徴とする。

発明の効果

0009

本発明によれば、斬新な遊技機を提供することが可能となる。

図面の簡単な説明

0010

第1の実施形態におけるパチンコ機を示す正面図である。
遊技盤の構成を示す正面図である。
(a)〜(j)図柄表示装置の表示面における表示内容を説明するための説明図である。
(a),(b)図柄表示装置の表示面における表示内容を説明するための説明図である。
幕板可動ユニット及び円盤可動ユニットを説明するための遊技盤の模式図である。
(a)〜(e)幕板可動物の動作を説明するための模式図である。
(a)〜(e)円盤可動物の動作を説明するための模式図である。
パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。
当否抽選などに用いられる各種カウンタの内容を説明するための説明図である。
主側MPUにて実行されるメイン処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるタイマ割込み処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される特図特電制御処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される特図変動開始処理を示すフローチャートである。
音光側MPUにて実行されるタイマ割込み処理を示すフローチャートである。
音光側MPUにて実行される主側コマンド対応処理を示すフローチャートである。
表示側MPUにて実行されるV割込み処理を示すフローチャートである。
表示側MPUにて実行されるコマンド対応処理を示すフローチャートである。
確大当たり結果となる場合に選択され得るパターン用データテーブルの一例を説明するための説明図である。
表示側MPUにて実行される別対応処理を示すフローチャートである。
表示側MPUにて実行されるタスク処理を示すフローチャートである。
表示側MPUにて実行されるコマンド設定処理を示すフローチャートである。
音光側MPUにて実行される表示側コマンド対応処理を示すフローチャートである。
(a)発光用データ群を説明するための説明図であり、(b)発光データエリアを説明するための説明図である。
(a)パレットデータ群を説明するための説明図であり、(b)開始位置データ群を説明するための説明図であり、(c)リストデータ群を説明するための説明図であり、(d)グループデータ群を説明するための説明図である。
データ選択テーブルを説明するための説明図である。
音光側MPUにて実行される発光データの読み出し処理を示すフローチャートである。
音光側MPUにて実行されるデータ展開処理を示すフローチャートである。
発光データの一例を説明するための説明図である。
音光側MPUにて実行される発光制御処理を示すフローチャートである。
発光制御が行われる様子を説明するためのタイムチャートである。
(a)音出力データ群を説明するための説明図であり、(b)音出力データエリアを説明するための説明図である。
音光側MPUにて実行される音出力データの読み出し処理を示すフローチャートである。
音光側MPUにて実行される音出力制御処理を示すフローチャートである。
ベースデータテーブルを説明するための説明図である。
第1分岐側データテーブルを説明するための説明図である。
2分岐側データテーブルを説明するための説明図である。
表示側MPUにて実行される操作演出用のタスク処理を示すフローチャートである。
表示側MPUにて実行される操作系対応処理を示すフローチャートである。
表示側MPUにて実行される操作系設定処理を示すフローチャートである。
音光側MPUにて実行される操作演出対応処理を示すフローチャートである。
(a)〜(i)操作演出の内容を説明するための説明図である。
操作演出が進行していく様子を説明するためのタイムチャートである。
第2の実施形態における音光側MPUにて実行される主側コマンド対応処理を示すフローチャートである。
音光側MPUにて実行される表示側コマンド対応処理を示すフローチャートである。
第3の実施形態における表示側MPUにて実行される操作演出用のタスク処理を示すフローチャートである。

実施例

0011

<第1の実施形態>
以下、遊技機の一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という)の第1の実施形態を、図面に基づいて説明する。図1はパチンコ機10の正面図である。

0012

パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11に対して前方に回動可能に取り付けられた遊技機本体12とを有する。なお、図示による詳細な説明は省略するが、遊技機本体12は、外枠11に回動可能に支持された内枠と、当該内枠の前方に配置され当該内枠に回動可能に支持された前扉枠と、内枠の後方に配置され当該内枠に回動可能に支持された裏パックユニットとを備えている。また、遊技機本体12には、その回動先端部に図示しない施錠装置が設けられており、遊技機本体12を外枠11に対して開放不能に施錠状態とする機能を有しているとともに、前扉枠を内枠に対して開放不能に施錠状態とする機能を有している。これらの各施錠状態は、パチンコ機10前面にて露出させて設けられたシリンダ錠17に対して解錠キーを用いて解錠操作を行うことにより、それぞれ解除される。

0013

遊技機本体12には、図2に示す遊技盤20が搭載されている。以下、図2を参照しながら遊技盤20の構成を説明する。図2は遊技盤20の正面図である。

0014

遊技盤20には前後方向に貫通する大小複数の開口部が形成されている。各開口部には一般入賞口21、特電入賞装置22、上作動口23、下作動口24、スルーゲート25、可変表示ユニット26、特図表示部33及び普図表示部34等がそれぞれ設けられている。一般入賞口21、特電入賞装置22、上作動口23及び下作動口24への入球が発生すると、それが遊技盤20の背面側に配設された検知センサ(図示略)により検知され、その検知結果に基づいて所定数賞球の払い出しが実行される。その他に、遊技盤20の最下部にはアウト口27が設けられており、各種入賞口等に入らなかった遊技球はアウト口27を通って遊技領域から排出される。また、遊技盤20には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の28が植設されているとともに、風車等の各種部材が配設されている。

0015

ここで、入球とは、所定の開口部を遊技球が通過することを意味し、開口部を通過した場合に遊技盤20の背面側に排出される態様だけでなく、開口部を通過した後に遊技領域から排出されずに当該遊技領域の流下を継続する態様も含まれる。但し、以下の説明では、アウト口27への遊技球の入球と明確に区別するために、一般入賞口21、特電入賞装置22、上作動口23、下作動口24又はスルーゲート25への遊技球の入球を、入賞とも表現する。

0016

上作動口23及び下作動口24は、作動口装置としてユニット化されて遊技盤20に設置されている。上作動口23及び下作動口24は共に上向きに開放されている。また、上作動口23が上方となるようにして両作動口23,24は鉛直方向に並んでいる。下作動口24には、左右一対可動片よりなるガイド片としての普電役物24aが設けられている。普電役物24aの閉鎖状態では遊技球が下作動口24に入賞できず、普電役物24aが開放状態となることで下作動口24への入賞が可能となる。

0017

特電入賞装置22は、遊技盤20の背面側へと通じる図示しない大入賞口を備えているとともに、当該大入賞口を開閉する開閉扉22aを備えている。開閉扉22aは、閉鎖状態及び開放状態のいずれかに配置される。具体的には、開閉扉22aは、通常は遊技球が入賞できない閉鎖状態になっており、内部抽選において開閉実行モードへの移行に当選した場合に遊技球が入賞可能な開放状態に切り換えられるようになっている。ちなみに、開閉実行モードとは、大当たり結果となった場合に移行することとなるモードである。なお、閉鎖状態では入賞が不可ではないが開放状態よりも入賞が発生しづらい状態となる構成としてもよい。

0018

特図表示部33及び普図表示部34は、遊技領域の下部側に設けられている。特図表示部33では、上作動口23又は下作動口24への入賞をトリガとして絵柄の変動表示が行われ、その変動表示の停止結果として、上作動口23又は下作動口24への入賞に基づいて行われた内部抽選の結果が表示によって明示される。つまり、本パチンコ機10では、上作動口23への入賞と下作動口24への入賞とが内部抽選において区別されておらず、上作動口23又は下作動口24への入賞に基づいて行われた内部抽選の結果が共通の表示領域である特図表示部33にて明示される。そして、上作動口23又は下作動口24への入賞に基づく内部抽選の結果が開閉実行モードへの移行に対応した当選結果であった場合には、特図表示部33にて所定の停止結果が表示されて変動表示が停止された後に、開閉実行モードへ移行する。

0019

なお、特図表示部33は、複数のセグメント発光部が所定の態様で配列されてなるセグメント表示器により構成されているが、これに限定されることはなく、液晶表示装置有機EL表示装置、CRTドットマトリックス等その他のタイプの表示装置によって構成されていてもよい。また、特図表示部33にて変動表示される絵柄としては、複数種文字が変動表示される構成、複数種の記号が変動表示される構成、複数種のキャラクタが変動表示される構成又は複数種の色が切り換え表示される構成などが考えられる。

0020

普図表示部34では、スルーゲート25への入賞をトリガとして絵柄の変動表示が行われ、その変動表示の停止結果として、スルーゲート25への入賞に基づいて行われた内部抽選の結果が表示によって明示される。スルーゲート25への入賞に基づく内部抽選の結果が普電開放状態への移行に対応した当選結果であった場合には、普図表示部34にて所定の停止結果が表示されて変動表示が停止された後に、普電開放状態へ移行する。普電開放状態では、下作動口24に設けられた普電役物24aが所定の態様で開放状態となる。

0021

可変表示ユニット26には、絵柄の一種である図柄を変動表示する図柄表示装置31が設けられている。また、可変表示ユニット26には、図柄表示装置31を囲むようにしてセンターフレーム32が配設されている。このセンターフレーム32は、その上部がパチンコ機10前方に延出している。これにより、図柄表示装置31の表示面Gの前方を遊技球が落下していくのが防止されており、遊技球の落下により表示面Gの視認性が低下するといった不都合が生じない構成となっている。また、センターフレーム32には、その下部に遊技球が横方向に転動可能なステージ部32aが設けられている。ステージ部32aには、センターフレーム32の左側部に形成された入口部に入球した遊技球が、当該左側部に形成された導出通路を通過することで供給される。そして、ステージ部32aにおいて中央寄りの位置から下方に落下する遊技球は、上作動口23に入賞し易くなっている。

0022

図柄表示装置31は、液晶ディスプレイを備えた液晶表示装置として構成されており、後述する表示制御装置により表示内容が制御される。なお、図柄表示装置31は、液晶表示装置であることに限定されることはなく、プラズマディスプレイ装置、有機EL表示装置又はCRTといった他の表示装置であってもよい。

0023

図柄表示装置31では、上作動口23又は下作動口24への入賞に基づいて図柄の変動表示が開始される。すなわち、特図表示部33において変動表示が行われる場合には、それに合わせて図柄表示装置31において変動表示が行われる。そして、例えば、遊技結果が大当たり結果となる遊技回では、図柄表示装置31では予め設定されている有効ライン上に所定の組合せの図柄が停止表示される。

0024

図柄表示装置31の表示内容について、図3及び図4を参照して詳細に説明する。図3は図柄表示装置31にて変動表示される図柄を個々に示す図であり、図4は図柄表示装置31の表示面Gを示す図である。

0025

図3(a)〜(j)に示すように、絵柄の一種である図柄は、「1」〜「9」の数字が各々付された9種類の主図柄と、形状の絵図柄からなる副図柄とにより構成されている。より詳しくは、タコ等の9種類のキャラクタ図柄に「1」〜「9」の数字がそれぞれ付されて主図柄が構成されている。

0026

図4(a)に示すように、図柄表示装置31の表示面Gには、複数の表示領域として、上段中段下段の3つの図柄列Z1,Z2,Z3が設定されている。各図柄列Z1〜Z3は、主図柄と副図柄が所定の順序で配列されて構成されている。詳細には、上図柄列Z1には、「1」〜「9」の9種類の主図柄が数字の降順に配列されるとともに、各主図柄の間に副図柄が1つずつ配されている。下図柄列Z3には、「1」〜「9」の9種類の主図柄が数字の昇順に配列されるとともに各主図柄の間に副図柄が1つずつ配されている。

0027

つまり、上図柄列Z1と下図柄列Z3は18個の図柄により構成されている。これに対し、中図柄列Z2には、数字の昇順に「1」〜「9」の9種類の主図柄が配列された上で「9」の主図柄と「1」の主図柄との間に「4」の主図柄が付加的に配列され、これら各主図柄の間に副図柄が1つずつ配されている。つまり、中図柄列Z2に限っては、10個の主図柄が配されて20個の図柄により構成されている。そして、表示面Gでは、これら各図柄列Z1〜Z3の図柄が周期性をもって所定の向きにスクロールするように変動表示される。

0028

図4(b)に示すように、表示面Gは、図柄列毎に3個の図柄が停止表示されるようになっており、結果として3×3の計9個の図柄が停止表示されるようになっている。また、表示面Gには、図4(a)に示すように、5つの有効ライン、すなわち左ラインL1、中ラインL2、右ラインL3、右下がりラインL4、右上がりラインL5が設定されている。そして、上図柄列Z1→下図柄列Z3→中図柄列Z2の順に変動表示が停止し、いずれかの有効ラインに同一の数字が付された図柄の組合せが形成された状態で全図柄列Z1〜Z3の変動表示が終了すれば、大当たり結果の発生として大当たり動画が表示されるようになっている。

0029

なお、図柄表示装置31における図柄の変動表示の態様は上記のものに限定されることはなく任意であり、図柄列の数、図柄列における図柄の変動表示の方向、各図柄列の図柄数などは適宜変更可能である。また、図柄表示装置31にて変動表示される絵柄は上記のような図柄に限定されることはなく、例えば絵柄として数字のみが変動表示される構成としてもよい。

0030

また、いずれかの作動口23,24への入賞に基づいて、特図表示部33及び図柄表示装置31にて変動表示が開始され、所定の停止結果を表示し上記変動表示が停止されるまでが遊技回の1回に相当する。

0031

図2の説明に戻り、特図表示部33に隣接した位置には、特図表示部33及び図柄表示装置31に対応した特図保留発光部35が設けられている。遊技球が上作動口23又は下作動口24に入賞した個数は最大4個まで保留され、特図保留発光部35の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。また、普図表示部34に隣接した位置には、普図表示部34に対応した普図保留発光部36が設けられている。遊技球がスルーゲート25を通過した回数は最大4回まで保留され、普図保留発光部36の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。なお、各保留発光部35,36の機能が図柄表示装置31の一部の領域における表示により果たされる構成としてもよい。

0032

ここで、可変表示ユニット26には、上記図柄表示装置31の他に、演出や報知などを実行するために利用される複数の出力装置として、幕板可動ユニット51と、左右一対の円盤可動ユニット61a,61bと、第1発光部群71と、第2発光部群72と、第3発光部群73と、が設けられている。幕板可動ユニット51及び円盤可動ユニット61a,61bについて、図5を参照しながら説明する。図5は、幕板可動ユニット51及び円盤可動ユニット61a,61bを説明するための遊技盤20の模式図である。

0033

幕板可動ユニット51は、図柄表示装置31の表示面Gよりも前方に配置され当該表示面Gの一部を前方から覆うとともにその覆う領域が可変となるように設けられた幕板可動物52と、当該幕板可動物52を変位させるための複数の幕板用駆動ユニット53a,53bと、を備えている。幕板可動物52は、正面視で長方形状をなし、その長手方向が横方向となるように配置されている。

0034

幕板可動物52において長手方向の中央位置よりも左側端寄りの位置には、複数の幕板用駆動ユニット53a,53bの一部として、左側の幕板用駆動ユニット53aが設けられているとともに、幕板可動物52において長手方向の中央位置よりも右側端部寄りの位置には、複数の幕板用駆動ユニット53a,53bの残りとして、右側の幕板用駆動ユニット53bが設けられている。つまり、複数の幕板用駆動ユニット53a,53bとして、左右一対の幕板用駆動ユニット53a,53bが設けられている。

0035

左側の幕板用駆動ユニット53a及び右側の幕板用駆動ユニット53bは、同一の構成となっている。具体的には、各幕板用駆動ユニット53a,53bは、縦方向に延びる幕板用レール54a,54bを備えている。幕板用レール54a,54bは、当該センターフレーム32において図柄表示装置31の表示面Gを露出させる露出開口部32bの上縁部よりも上方の位置に設けられている。幕板用レール54a,54bは、その縦方向の寸法が幕板可動物52の縦方向の寸法よりも大きく設定されており、その全体がセンターフレーム32の背面に存在している。つまり、幕板用レール54a,54bは、露出開口部32b側に突出しないようにして設けられている。

0036

各幕板用レール54a,54bに1対1で対応させてスライド部材55a,55bが設けられている。各スライド部材55a,55bは、対応する幕板用レール54a,54bに沿って縦方向にスライド移動可能となっている。各スライド部材55a,55bはそれぞれ、図示しない連結部を介して幕板可動物52と一体化されている。この場合、左側のスライド部材55aは、幕板可動物52における長手方向の中央位置よりも左側端部寄りの領域に対して一体化されており、右側のスライド部材55bは、幕板可動物52における長手方向の中央位置よりも右側端部寄りの領域に対して一体化されている。各スライド部材55a,55bは、幕板可動物52の上端部から上方に突出させて固定されている。各スライド部材55a,55bが対応する幕板用レール54a,54b上をスライド移動することで、これらスライド部材55a,55bに一体化された幕板可動物52が縦方向に変位する。

0037

幕板可動物52と各スライド部材55a,55bとの連結部には所定の遊びが存在しており、前後方向を回転軸とした幕板可動物52の時計回り方向及び半時計回り方向への変位が許容されている。これにより、幕板可動物52の傾斜角度所定角度となるまでの範囲内において各スライド部材55a,55bのうち一方を他方に対して高さ位置を異ならせることが可能となる。

0038

各スライド部材55a,55bには図示しないピニオンギアが設けられており、各幕板用レール54a,54bには図示しないラックが設けられている。また、各スライド部材55a,55bのそれぞれには、ピニオンギアを回転駆動する幕板用駆動部56a,56bが設けられている。左側の幕板用駆動部56aが駆動状態となることで左側のスライド部材55aが縦方向に変位し、幕板可動物52の左側領域右側領域に対して縦方向に変位可能となり、右側の幕板用駆動部56bが駆動状態となることで右側のスライド部材55bが縦方向に変位し、幕板可動物52の右側領域が左側領域に対して縦方向に変位可能となる。また、左側の幕板用駆動部56a及び右側の幕板用駆動部56bの両方が駆動状態となることで左右のスライド部材55a,55bがともに縦方向に変位し、幕板可動物52の全体が縦方向に変位する。

0039

各スライド部材55a,55bが幕板用レール54a,54b上において露出開口部32bから最も離間された側に存在している場合、すなわち幕板用レール54a,54bの上端部に存在している場合、幕板可動物52の大部分がセンターフレーム32の背面に隠れ、僅かな領域のみが露出開口部32b内に存在した位置となる。この位置が、幕板可動物52の初期位置であり、幕板可動物52を利用した演出が行われない状況では、当該幕板可動物52は初期位置に配置される。

0040

幕板可動物52が初期位置に配置されている状況において各幕板用駆動部56a,56bが駆動状態となることで、幕板可動物52が露出開口部32bの中央側に向けて移動する。そして、この変位は、各スライド部材55a,55bが幕板用レール54a,54bにおいて露出開口部32b寄りの端部、すなわち幕板用レール54a,54bの下端部に到達する位置を限界位置として行われる。幕板可動物52が下降することで、当該幕板可動物52において露出開口部32bから露出している領域が広くなる。

0041

幕板可動物52が初期位置と限界位置との間を変位可能な構成において、幕板可動物52が初期位置に配置されていることを検知するための幕板初期位置センサ57a,57bが設けられている。当該幕板初期位置センサ57a,57bは、スライド部材55a,55bに1対1で対応させて設けられている。なお、幕板初期位置センサ57a,57bとしては、光学式センサが用いられているが、スイッチ式のセンサや電磁式のセンサなどセンサの種類は任意である。

0042

幕板可動物52の位置を検知するためのセンサとして、幕板初期位置センサ57a,57b以外にも、調整位置センサ58a,58bが設けられている。当該調整位置センサ58a,58bは、スライド部材55a,55bに1対1で対応させて設けられている。これら調整位置センサ58a,58bは、初期位置よりも限界位置側である所定の位置にスライド部材55a,55bが存在していることを検知するように、より具体的には初期位置と限界位置との中間位置にスライド部材55a,55bが存在していることを検知するように設けられている。なお、調整位置センサ58a,58bとしては、光学式のセンサが用いられているが、スイッチ式のセンサや電磁式のセンサなどセンサの種類は任意である。

0043

図6(a)〜(e)を参照しながら、幕板可動物52の動作について説明する。図6(a)に示すように幕板可動物52が初期位置に配置されている状況において、両スライド部材55a,55bが一緒に下降するように各幕板用駆動部56a,56bが駆動状態となることで幕板可動物52の全体が下方に変位し(例えば図6(d)に示す状態)、その後に各スライド部材55a,55bの縦方向位置が相対的に変化するように各幕板用駆動部56a,56bが駆動状態となることで、図6(b)及び図6(c)に示すように、幕板可動物52は大部分が露出開口部32bを通じて露出した状態で左に下り傾斜となった状態と右に下り傾斜となった状態とを交互に繰り返す。これにより、幕板可動物52の動作態様として、単に下降する態様だけでなく、左右に傾斜する態様が存在することとなり、動作態様の多様化が図られる。

0044

その後、図6(d)に示すように、両スライド部材55a,55bがそれぞれ対応する調整位置センサ58a,58bにより検知される位置となるまで各幕板用駆動部56a,56bが駆動状態となる。これにより、幕板可動物52は、若干初期位置側に戻った位置において、水平状態となる。その後に、両スライド部材55a,55bが一緒に下降するように各幕板用駆動部56a,56bが駆動状態となることで、図6(e)に示すように、幕板可動物52は水平状態を維持しながら全体が下方に変位する。

0045

このように、幕板可動物52を交互に傾斜状態とする動作態様の後に、水平下降させる動作態様に切り換える場合には、両スライド部材55a,55bが対応する調整位置センサ58a,58bにて検知された後に下降させる構成であることにより、水平状態で幕板可動物52を下降させることが可能となる。

0046

また、幕板初期位置センサ57a,57bよりも限界位置側に調整位置センサ58a,58bを敢えて設け、当該調整位置センサ58a,58bの検知結果を利用して幕板可動物52が水平状態であるか否かを判定するようにしたことにより、交互に傾斜状態とする動作態様の後に水平下降させる動作態様に切り換える場合において幕板可動物52を初期位置まで復帰させる必要が生じない。これにより、当該動作態様の切り換えを早期に行うことが可能となる。

0047

なお、幕板可動物52を利用した演出が終了した場合には、各幕板用駆動部56a,56bが逆方向への駆動状態となることで、幕板可動物52が水平状態を維持しながら上昇し、最終的に初期位置に復帰することとなる。また、上記幕板可動物52を利用した演出は、大当たり結果の期待度が中程度以上であることを示す演出として利用され、例えば期待度が中程度の場合には、交互に傾斜状態となる動作態様による演出は行われるもののその後に水平下降させる動作態様による演出は行われずに、期待度が高い場合には、交互に傾斜状態となる動作態様による演出が行われた後に水平下降させる動作態様による演出が行われる。

0048

次に、図5を再度参照しながら、円盤可動ユニット61a,61bについて説明する。

0049

円盤可動ユニット61a,61bは、図柄表示装置31の表示面Gよりも前方に配置され当該表示面Gの一部を前方から覆うとともにその覆う領域が可変となるように設けられた一対の円盤可動物62a,62bと、各円盤可動物62a,62bを変位させるための一対の円盤用駆動ユニット63a,63bと、を備えている。各円盤可動物62a,62bは同一の構成となっており、正面視で円形状となっている。また、各円盤可動物62a,62bの正面には同一の装飾が施されている。当該装飾は、円盤可動物62a,62bが所定の回転位置に配置されている場合と、それとは異なる特定の回転位置に配置されている場合とで重なり合わない異方性を持つ形状とされている。より詳細には、当該装飾は、円盤可動物62a,62bのいずれの回転位置間においても重なり合わない異方性を持つ形状とされている。なお、円盤可動物62a,62bの外縁形状が、所定の回転位置間で重なり合わない異方性を持つ形状とされていてもよく、いずれの回転位置間においても重なり合わない異方性を持つ形状とされていもよい。

0050

各円盤可動物62a,62bは、対応する円盤用駆動ユニット63a,63bにより駆動されることで、回転するとともにスライド移動する。一対の円盤用駆動ユニット63a,63bは、同一の構成となっている。具体的には、各円盤用駆動ユニット63a,63bは、露出開口部32bの下側の各隅角部外側から当該露出開口部32bの中央側に向けて斜め方向に延びる円盤用レール64a,64bを備えている。円盤用レール64a,64bは、露出開口部32bの周縁部を基準として当該露出開口部32bの内外に延在するように設けられている。円盤用レール64a,64bは、その長さ寸法が円盤可動物62a,62bの直径よりも大きく設定されており、その一部がセンターフレーム32の背面に存在している。

0051

各円盤用レール64a,64bに1対1で対応させて軸付きガイド部材65a,65bが設けられている。各軸付きガイド部材65a,65bは、対応する円盤用レール64a,64bに沿って斜め方向にスライド移動可能となっているとともに、その一部の部材である回転土台が任意のスライド位置において前後方向を回転軸として回転可能となっている。各軸付きガイド部材65a,65bはそれぞれ、対応する円盤可動物62a,62bに上記回転軸が挿入されていることを通じて、各円盤可動物62a,62bと一体化されている。各軸付きガイド部材65a,65bは、円盤可動物62a,62bの背面に設けられており、その全体が当該円盤可動物62a,62bにより前方から覆われた状態となっている。軸付きガイド部材65a,65bが対応する円盤用レール64a,64b上をスライド移動することで、その軸付きガイド部材65a,65bに一体化された円盤可動物62a,62bが斜め方向に変位し、軸付きガイド部材65a,65bの回転土台が回転することで、その軸付きガイド部材65a,65bに一体化された円盤可動物62a,62bが回転する。

0052

各円盤用レール64a,64bには、図示しない駆動ローラ従動ローラ及びそれらローラにより周回駆動される搬送ベルトが設けられており、各軸付きガイド部材65a,65bには搬送ベルトと噛み合う図示しない連結部が設けられている。また、各円盤用レール64a,64bのそれぞれには、駆動ローラを回転駆動する円盤スライド用駆動部66a,66bが設けられている。円盤スライド用駆動部66a,66bが駆動状態となることで、それに対応する円盤可動物62a,62bが斜め方向に変位する。また、各軸付きガイド部材65a,65bには、回転土台を回転駆動する図示しない円盤回転用駆動部67a,67bが設けられている。円盤回転用駆動部67a,67bが駆動状態となることで、それぞれ対応する円盤可動物62a,62bが回転する。

0053

各軸付きガイド部材65a,65bが円盤用レール64a,64b上において長手方向の中央付近に存在している場合、対応する円盤可動物62a,62bの一部がセンターフレーム32の背面に隠れ、一部の領域のみが露出開口部32b内に存在した位置となる。この位置が、円盤可動物62a,62bのスライド方向の初期位置である。また、円盤可動物62a,62bを利用した演出が行われない状況では、円盤可動物62a,62bの表面に付された装飾の所定の部位が所定の回転位置となるように、円盤可動物62a,62bの回転位置が定められる。この位置が、円盤可動物62a,62bの回転方向の初期位置である。そして、スライド方向の初期位置であって回転方向の初期位置に配置されている位置が、円盤可動物62a,62bの初期位置である。

0054

円盤可動物62a,62bが初期位置に配置されている状況において対応する円盤スライド用駆動部66a,66bが駆動状態となることで、円盤可動物62a,62bが露出開口部32bの中央側に向けて移動する。そして、この変位は、各軸付きガイド部材65a,65bが円盤用レール64a,64bにおいて露出開口部32b中央寄りの端部、すなわち円盤用レール64a,64bの上端部に到達する位置を限界位置として行われる。この限界位置に配置された状態では、円盤可動物62a,62bの全体が露出開口部32bを通じて露出した状態となる。また、スライド方向の任意の位置で円盤回転用駆動部67a,67bが駆動状態となることで、円盤可動物62a,62bが回転する。当該回転動作は、円盤可動物62a,62bがスライド移動している途中であっても可能である。

0055

円盤可動物62a,62bがスライド方向の初期位置と限界位置との間をスライド移動可能な構成において、円盤可動物62a,62bがスライド方向の初期位置に配置されていることを検知するためのスライド初期位置センサ68a,68bが円盤可動物62a,62bに1対1で対応させて設けられている。当該スライド初期位置センサ68a,68bは、センターフレーム32の背面に設けられている。なお、スライド初期位置センサ68a,68bとしては、光学式のセンサが用いられているが、スイッチ式のセンサや電磁式のセンサなどセンサの種類は任意である。

0056

円盤可動物62a,62bが回転可能であって、円盤可動物62a,62bの回転位置として回転方向の初期位置が存在している構成において、円盤可動物62a,62bが回転方向の初期位置に配置されていることを検知するための回転初期位置センサ69a,69bが円盤可動物62a,62bに1対1で対応させて設けられている。当該回転初期位置センサ69a,69bは、対応する軸付きガイド部材65a,65bに設けられているとともに、上記回転土台及び円盤可動物62a,62bの回転に追従しないように設けられている。なお、回転初期位置センサ69a,69bとしては、光学式のセンサが用いられているが、スイッチ式のセンサや電磁式のセンサなどセンサの種類は任意である。

0057

図7(a)〜(e)を参照しながら、円盤可動物62a,62bの動作について説明する。図7(a)に示すように円盤可動物62a,62bが初期位置に配置されている状況において、各円盤スライド用駆動部66a,66bが駆動状態となることで各円盤可動物62a,62bが斜め方向にスライド移動し、図7(b)に示すように限界位置に到達することで各円盤可動物62a,62bのスライド移動が停止される。この場合、各円盤可動物62a,62bのスライド移動が同期するように、各円盤スライド用駆動部66a,66bによる駆動が行われる。また、このスライド移動が行われている間は、円盤回転用駆動部67a,67bでは非駆動状態が維持されるため、円盤可動物62a,62bの回転は行われない。

0058

その後、各円盤回転用駆動部67a,67bが駆動状態となることで、図7(c)に示すように、円盤可動物62a,62bは所定方向に向けて回転を開始する。この場合、各円盤可動物62a,62bの回転方向の初期位置は、各円盤可動物62a,62bの正面に付されている装飾が同一の態様となるように設定されているため、回転開始タイミングにおける各円盤可動物62a,62bの装飾の態様は同一となっている。また、各円盤可動物62a,62bは同一の開始タイミングで回転を開始するとともに、同一の方向に同一の回転速度で回転する。したがって、各円盤可動物62a,62bは相互に同期した状態で回転動作をすることになる。

0059

その後、各円盤スライド用駆動部66a,66bが逆方向への駆動状態となることで、各円盤可動物62a,62bがスライド方向の初期位置に向けたスライド移動を開始し、図7(d)に示すように、最終的にスライド方向の初期位置に復帰することとなる。この場合、当該初期位置に向けたスライド移動が行われている間も、円盤回転用駆動部67a,67bの駆動状態は維持されるため、各円盤可動物62a,62bは回転しながらスライド移動することとなる。また、これらスライド移動及び回転も、各円盤可動物62a,62b間で相互に同期した状態で行われる。その後、図7(e)に示すように、円盤可動物62a,62bの回転位置が回転方向の初期位置となることで、円盤可動物62a,62bの回転動作も停止される。

0060

なお、円盤可動物62a,62bを利用した演出は、大当たり結果の期待度が中程度以上であることを示す演出として利用される。例えば期待度が中程度の場合には、一対の円盤可動物62a,62bのうちいずれか一方のみにおいて図7(a)〜(e)に示したようなスライド動作及び回転動作が行われ、期待度が高い場合には、一対の円盤可動物62a,62bの両方が同期しながら図7(a)〜図7(e)に示したようなスライド動作及び回転動作が行われる。

0061

次に、図2を参照しながら、第1発光部群71、第2発光部群72及び第3発光部群73について説明する。

0062

第1発光部群71、第2発光部群72及び第3発光部群73はいずれも、センターフレーム32に設けられている。各発光部群71〜73は、それぞれ複数の発光体として、複数のLED71a,72a,73aを備えている。これらLED71a〜73aは、複数色発光タイプのものであり、少なくとも白色、青色、赤色、緑色、黄色の光を照射することが可能である。各発光部群71〜73は、複数のLED71a〜73aが複数列及び複数行となるように配列されている。この場合、各発光部群71〜73において異なる列間や異なる行間で異なる色の光が照射された場合には、その色の相違を遊技者が認識可能となるように、各LED71a〜73aの位置や光の強度が設定されている。なお、各発光部群71〜73間で、LEDの数が異なっており、さらに配列の態様も異なっているが、一部の発光部群71〜73間でLEDの数又は配列の態様が同一である構成としてもよく、全ての発光部群71〜73間でLEDの数又は配列の態様が同一である構成としてもよい。

0063

各発光部群71〜73の各LED71a〜73aはいずれも、センターフレーム32において白色半透明に形成された光透過部74,75,76により前方から覆われるようにして設けられている。各発光部群71〜73のうち第1発光部群71は露出開口部32bの上方であって左寄りの位置に設けられており、第2発光部群72は露出開口部32bの上方であって中央寄りの位置に設けられており、第3発光部群73は露出開口部32bの右方の位置に設けられている。

0064

各発光部群71〜73における光の点灯は、演出として利用されるとともに、パチンコ機10の状態報知としても利用される。これらの内容は後に詳細に説明する。

0065

遊技盤20の説明に戻り、当該遊技盤20には、レール部37が取り付けられており、当該レール部37により誘導レールが構成され、内枠において遊技盤20の下方に搭載された遊技球発射機構(図示略)から発射された遊技球が遊技領域の上部に案内されるようになっている。遊技球発射機構においては、遊技機本体12の前面部に設けられた発射ハンドル41が操作されることにより遊技球の発射動作が行われる。

0066

遊技機本体12の前面部には、図1に示すように、遊技領域のほぼ全域を前方から視認することができるようにした窓部42が形成されている。窓部42は略楕円形状をなし、図示しない窓パネル43が嵌め込まれている。窓パネル43は、ガラスによって無色透明に形成されているが、これに限定されることはなく合成樹脂によって無色透明に形成されていてもよい。

0067

窓部42の周囲には、発光手段が設けられている。当該発光手段の一部として表示発光部44が窓部42の上方に設けられている。また、表示発光部44の左右両側には、遊技状態に応じた効果音などが出力されるスピーカ部45が設けられている。

0068

遊技機本体12の前面部における窓部42の下方には、手前側膨出した上側膨出部46と下側膨出部47とが上下に並設されている。上側膨出部46内側には上方に開口した上皿46aが設けられており、下側膨出部47内側には同じく上方に開口した下皿47aが設けられている。上皿46aは、後述する払出装置より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら遊技球発射機構側へ導くための機能を有する。また、下皿47aは、上皿46a内にて余剰となった遊技球を貯留する機能を有する。上皿46a及び下皿47aには、遊技機本体12の背面側に搭載された払出装置から払い出された遊技球が排出される。

0069

上側膨出部46においてパチンコ機10前方を向く領域には、遊技者により手動操作される操作部を具備する演出操作装置48が設けられている。演出操作装置48の操作部は、図柄表示装置31の表示面Gなどにおける演出内容を所定の演出内容とするために遊技者により手動操作される。

0070

遊技機本体12の背面側には、主制御装置と、音声発光制御装置と、表示制御装置と、払出装置を含む払出機構部と、払出制御装置と、電源発射制御装置とが搭載されている。以下、パチンコ機10の電気的な構成について説明する。

0071

<パチンコ機10の電気的構成>
図8は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。

0072

主制御装置90は、遊技の主たる制御を司る主制御基板91と、電源を監視する停電監視基板95と、を具備している。なお、主制御装置90において主制御基板91などを収容する基板ボックスに対して、その開放の痕跡を残すための痕跡手段を付与する又はその開放の痕跡を残すための痕跡構造を設けてもよい。当該痕跡手段としては、基板ボックスを構成する複数のケース体を分離不能に結合するとともにその分離に際して所定部位破壊を要する結合部の構成や、引き剥がしに際して粘着層接着対象に残ることで剥がされたことの痕跡を残す封印シールを複数のケース体間の境界を跨ぐようにして貼り付ける構成が考えられる。また、痕跡構造としては、基板ボックスを構成する複数のケース体間の境界に対して接着剤を塗布する構成が考えられる。

0073

主制御基板91には、MPU92が搭載されている。MPU92には、当該MPU92により実行される各種の制御プログラム固定値データを記憶したROM93と、そのROM93内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM94と、割込回路タイマ回路データ入出力回路乱数発生器としての各種カウンタ回路などが内蔵されている。なお、MPU92に対してROM93及びRAM94が1チップ化されていることは必須の構成ではなく、それぞれが個別にチップ化された構成としてもよい。これは主制御装置90以外の制御装置のMPUについても同様である。

0074

MPU92には、入力ポート及び出力ポートがそれぞれ設けられている。MPU92の入力側には主制御装置90に設けられた停電監視基板95及び払出制御装置101が接続されている。停電監視基板95には動作電力を供給する機能を有する電源・発射制御装置102が接続されており、MPU92には停電監視基板95を介して電力が供給される。

0075

また、MPU92の入力側には、各種入賞検知センサ96a〜96eといった各種センサが接続されている。各種入賞検知センサ96a〜96eには、一般入賞口21、特電入賞装置22、上作動口23、下作動口24及びスルーゲート25といった入賞対応入球部に対して1対1で設けられた検知センサが含まれており、MPU92において各入球部への入賞判定が行われる。また、MPU92では上作動口23及び下作動口24への入賞に基づいて各種抽選が実行される。

0076

MPU92の出力側には、停電監視基板95、払出制御装置101及び音声発光制御装置103が接続されている。払出制御装置101には、例えば、上記入賞対応入球部への入賞判定結果に基づいて賞球コマンドが出力される。音声発光制御装置103には、変動用コマンド種別コマンド及びオープニングコマンドなどの各種コマンドが出力される。これら各種コマンドの詳細については後に説明する。

0077

また、MPU92の出力側には、特電入賞装置22の開閉扉22aを開閉動作させる特電用の駆動部22b、下作動口24の普電役物24aを開閉動作させる普電用の駆動部24b、特図表示部33及び普図表示部34が接続されている。なお、図8では図示を省略するが、MPU92の出力側には特図保留発光部35及び普図保留発光部36が接続されている。主制御基板91には各種ドライバ回路が設けられており、当該ドライバ回路を通じてMPU92は各種駆動部の駆動制御を実行する。

0078

つまり、開閉実行モードにおいては特電入賞装置22が開閉されるように、MPU92において特電用の駆動部22bの駆動制御が実行される。また、普電役物24aの開放状態当選となった場合には、普電役物24aが開閉されるように、MPU92において普電用の駆動部24bの駆動制御が実行される。また、各遊技回に際しては、MPU92において特図表示部33の表示制御が実行される。また、普電役物24aを開放状態とするか否かの抽選結果を明示する場合に、MPU92において普図表示部34の表示制御が実行される。また、上作動口23若しくは下作動口24への入賞が発生した場合、又は特図表示部33において変動表示が開始される場合に、MPU92において特図保留発光部35の表示制御が実行され、スルーゲート25への入賞が発生した場合、又は普図表示部34において変動表示が開始される場合に、MPU92において普図保留発光部36の表示制御が実行される。

0079

停電監視基板95は、主制御基板91と電源・発射制御装置102とを中継し、また電源・発射制御装置102から出力される最大電圧である直流安定24ボルト電圧を監視する。払出制御装置101は、主制御装置90から入力した賞球コマンドに基づいて、払出装置104により賞球や貸し球払出制御を行うものである。

0080

電源・発射制御装置102は、例えば、遊技ホール等における商用電源外部電源)に接続されている。そして、その商用電源から供給される外部電力に基づいて主制御基板91や払出制御装置101等に対して各々に必要な動作電力を生成するとともに、その生成した動作電力を供給する。ちなみに、電源・発射制御装置102にはバックアップ用コンデンサなどの電断時用電源部が設けられており、パチンコ機10の電源がOFF状態の場合であっても当該電断時用電源部から主制御装置90のRAM94に記憶保持用の電力が供給される。また、電源・発射制御装置102は遊技球発射機構105の発射制御を担うものであり、遊技球発射機構105は所定の発射条件が整っている場合に駆動される。

0081

音声発光制御装置103は、MPU112が搭載された音声発光制御基板111を備えている。MPU112には、当該MPU112により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM113と、そのROM113内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM114と、割込回路、タイマ回路、データ入出力回路などが内蔵されている。

0082

MPU112では、主制御装置90から受信したコマンドに基づき、遊技回や開閉実行モードなどにおいて実行する演出の内容を決定する。そして、その決定した内容に対応した動作が行われるように、遊技盤20に設けられた第1発光部群71、第2発光部群72及び第3発光部群73の発光制御を行うとともに、遊技機本体12の前面に設けられたスピーカ部45の音出力制御を行う。また、図8では図示を省略するが、MPU112では、遊技盤20に設けられた幕板可動ユニット51及び円盤可動ユニット61a,61bの駆動制御を行うとともに、遊技機本体12の前面に設けられた表示発光部44の発光制御を行う。また、MPU112の入力側には、演出操作装置48が電気的に接続されており、当該MPU112では演出操作装置48の操作有無の監視を行い、当該演出操作装置48が操作された場合にはその操作を演出の進行内容に反映させるための処理を実行する。さらにまた、MPU112では、主制御装置90から受信したコマンドに基づき、報知を行う必要があるか否かを特定し、各種発光部群71〜73の発光制御及びスピーカ部45の音出力制御を行うことで報知を行う。

0083

MPU112は、表示制御装置120と電気的に接続されている。MPU112は、主制御装置90から受信したコマンドに基づき決定した演出の内容を含むコマンド、及び主制御装置90から受信したコマンドに対応した報知の内容を含むコマンドを表示制御装置120に送信する。なお、表示制御装置120は、音声発光制御装置103を介することなく主制御装置90からコマンド受信を行う構成とはなっておらず、主制御装置90との関係では音声発光制御装置103よりも通信方向の下流側に存在していると言える。

0084

表示制御装置120は、プログラムROM123及びワークRAM124が複合的にチップ化された素子であるMPU122と、ビデオディスプレイプロセッサ(VDP)125と、キャラクタROM126と、ビデオRAM127とがそれぞれ搭載された表示制御基板121を備えている。

0085

MPU122は、音声発光制御装置103から受信した各種コマンドを解析し又は受信した各種コマンドに基づき所定の演算処理を行ってVDP125の制御(具体的にはVDP125に対する内部コマンドの生成)を実施する。

0086

プログラムROM123は、MPU122により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶するためのメモリであり、記憶している情報の保持に際して外部からの電力供給を要さない不揮発性記憶手段である。ワークRAM124は、MPU122による各種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラグ等を一時的に記憶するためのメモリであり、記憶している情報の保持に際して外部からの電力供給を要する揮発性記憶手段である。

0087

VDP125は、図柄表示装置31に組み込まれた液晶表示ドライバとしての画像処理デバイス直接操作する一種の描画回路である。VDP125はICチップ化されているため「描画チップ」とも呼ばれ、その実体は、描画処理専用のファームウェアを内蔵したマイコンチップとでも言うべきものである。VDP125は、MPU122、ビデオRAM127等のそれぞれのタイミングを調整してデータの読み書きに介在するとともに、ビデオRAM127に記憶させる画像データを、キャラクタROM126から所定のタイミングで読み出して図柄表示装置31に表示させる。

0088

キャラクタROM126は、図柄表示装置31に表示される図柄などのキャラクタデータを記憶するための画像データライブラリとしての役割を担うものである。このキャラクタROM126には、各種の表示図柄のビットマップ形式画像データ、ビットマップ画像の各ドットでの表現色を決定する際に参照する色パレットテーブル等が保持されている。

0089

ビデオRAM127は、図柄表示装置31に表示させる表示データを記憶するためのメモリであり、ビデオRAM127の内容を書き替えることに基づき図柄表示装置31の表示内容が変更される。

0090

なお、以下の説明では説明の便宜上、音声発光制御装置103のMPU112、ROM113及びRAM114をそれぞれ音光側MPU112、音光側ROM113及び音光側RAM114といい、表示制御装置120のMPU122、プログラムROM123及びワークRAM124をそれぞれ表示側MPU122、表示側ROM123及び表示側RAM124という。

0091

ここで、本パチンコ機10では、音光側MPU112と表示側MPU122との間でコマンドが双方向通信でやり取りされる。

0092

つまり、音声発光制御装置103と表示制御装置120とは第1の信号線群131を用いて電気的に接続されており、当該第1の信号線群131を利用して音光側MPU112から表示側MPU122に向けてコマンドが送信される。このコマンド送信はシリアル通信で行われるため、第1の信号線群131には、シリアルでのコマンドデータ送信用信号線132と、コマンドデータに含まれる各単位データ(例えば1ビット分のデータ)を識別するためのクロック信号用の信号線133と、一のコマンドの送信開始及び送信終了のうち少なくとも一方を認識させるためのラッチ信号用の信号線134とが少なくとも含まれている。なお、コマンドの送信開始を認識させるためのイネーブル信号用の信号線が別途設けられている構成としてもよい。

0093

また、音声発光制御装置103と表示制御装置120とは第2の信号線群141を用いて電気的に接続されており、当該第2の信号線群141を利用して表示側MPU122から音光側MPU112に向けてコマンドが送信される。このコマンド送信はシリアル通信で行われるため、第2の信号線群141には、シリアルでのコマンドデータ送信用の信号線142と、コマンドデータに含まれる各単位データ(例えば1ビット分のデータ)を識別するためのクロック信号用の信号線143と、一のコマンドの送信開始及び送信終了のうち少なくとも一方を認識させるためのラッチ信号用の信号線144とが少なくとも含まれている。なお、コマンドの送信開始を認識させるためのイネーブル信号用の信号線が別途設けられている構成としてもよい。

0094

第1の信号線群131及び第2の信号線群141は、一の接続ユニットとして設けられている。当該接続ユニットは、上記第1の信号線群131及び上記第2の信号線群141の一端が集約されるコネクタと、他端が集約されるコネクタとを備えており、一方のコネクタが音声発光制御装置103のコネクタに対して着脱自在に装着され、他方のコネクタが表示制御装置120のコネクタに対して着脱自在に装着される。

0095

なお、音光側MPU112と表示側MPU122との間の通信方式はシリアル通信に限定されることはなくパラレル通信であってもよい。また、第1の信号線群131と第2の信号線群141とが別々の接続ユニットとして設けられている構成としてもよい。

0096

<主制御装置90のMPU92にて各種抽選を行うための電気的構成>
次に、主制御装置90のMPU92にて各種抽選を行うための電気的な構成について図9を用いて説明する。

0097

MPU92は遊技に際し各種カウンタ情報を用いて、大当たり発生抽選、特図表示部33の表示の設定、図柄表示装置31の図柄表示の設定、普図表示部34の表示の設定などを行うこととしており、具体的には、図9に示すように、当たり発生の抽選に使用する当たり乱数カウンタC1と、大当たり種別を判定する際に使用する大当たり種別カウンタC2と、図柄表示装置31が外れ変動する際のリーチ発生抽選に使用するリーチ乱数カウンタC3と、当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する乱数初期値カウンタCINIと、特図表示部33及び図柄表示装置31における表示継続時間を決定する変動種別カウンタCSと、を用いることとしている。さらに、下作動口24の普電役物24aを普電開放状態とするか否かの抽選に使用する普電役物開放カウンタC4を用いることとしている。なお、上記各カウンタC1〜C3,CINI,CS,C4は、RAM94の各種カウンタエリア94bに設けられている。

0098

各カウンタC1〜C3,CINI,CS,C4は、その更新の都度前回値に1が加算され、最大値に達した後0に戻るループカウンタとなっている。各カウンタは短時間間隔で更新される。当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2及びリーチ乱数カウンタC3に対応した情報は、上作動口23又は下作動口24への入賞が発生した場合に、RAM94に取得情報記憶手段として設けられた保留格納エリア94aに格納される。

0099

保留格納エリア94aは、保留用エリアREと、実行エリアAEとを備えている。保留用エリアREは、第1保留エリアRE1、第2保留エリアRE2、第3保留エリアRE3及び第4保留エリアRE4を備えており、上作動口23又は下作動口24への入賞履歴に合わせて、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2及びリーチ乱数カウンタC3の各数値情報の組合せが保留情報として、いずれかの保留エリアRE1〜RE4に格納される。

0100

この場合、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4には、上作動口23又は下作動口24への入賞が複数回連続して発生した場合に、第1保留エリアRE1→第2保留エリアRE2→第3保留エリアRE3→第4保留エリアRE4の順に各数値情報が時系列的に格納されていく。このように4つの保留エリアRE1〜RE4が設けられていることにより、上作動口23又は下作動口24への遊技球の入賞履歴が最大4個まで保留記憶されるようになっている。

0101

なお、保留記憶可能な数は、4個に限定されることはなく任意であり、2個、3個又は5個以上といったように他の複数であってもよく、単数であってもよい。

0102

実行エリアAEは、特図表示部33の変動表示を開始する際に、保留用エリアREの第1保留エリアRE1に格納された各数値情報を移動させるためのエリアであり、1遊技回の開始に際しては実行エリアAEに記憶されている各種数値情報に基づいて、当否判定などが行われる。

0103

上記各カウンタについて詳細に説明する。

0104

まず、普電役物開放カウンタC4について説明する。普電役物開放カウンタC4は、例えば、0〜250の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻る構成となっている。普電役物開放カウンタC4は定期的に更新され、スルーゲート25に遊技球が入賞したタイミングでRAM94の普電保留エリア94cに格納される。そして、所定のタイミングにおいて、その格納された普電役物開放カウンタC4の値によって普電役物24aを開放状態に制御するか否かの抽選が行われる。

0105

本パチンコ機10では、普電役物24aによるサポートの態様が相互に異なるように複数種類サポートモードが設定されている。詳細には、サポートモードには、遊技領域に対して同様の態様で遊技球の発射が継続されている状況で比較した場合に、下作動口24の普電役物24aが単位時間当たりに開放状態となる頻度が相対的に高低となるように、高頻度サポートモード低頻度サポートモードとが設定されている。

0106

高頻度サポートモードと低頻度サポートモードとでは、普電役物開放カウンタC4を用いた普電役物開放抽選における普電開放状態当選となる確率は同一(例えば、共に4/5)となっているが、高頻度サポートモードでは低頻度サポートモードよりも、普電開放状態当選となった際に普電役物24aが開放状態となる回数が多く設定されており、さらに1回の開放時間が長く設定されている。この場合、高頻度サポートモードにおいて普電開放状態当選となり普電役物24aの開放状態が複数回発生する場合において、1回の開放状態が終了してから次の開放状態が開始されるまでの閉鎖時間は、1回の開放時間よりも短く設定されている。さらにまた、高頻度サポートモードでは低頻度サポートモードよりも、1回の普電役物開放抽選が行われてから次の普電役物開放抽選が行われる上で最低限確保される確保時間(すなわち、普図表示部34における1回の表示継続時間)が短く設定されている。

0107

上記のとおり、高頻度サポートモードでは、低頻度サポートモードよりも下作動口24への入賞が発生する確率が高くなる。換言すれば、低頻度サポートモードでは、下作動口24よりも上作動口23への入賞が発生する確率が高くなるが、高頻度サポートモードでは、上作動口23よりも下作動口24への入賞が発生する確率が高くなる。そして、下作動口24への入賞が発生した場合には、所定個数の遊技球の払出が実行されるため、高頻度サポートモードでは、遊技者は持ち球をあまり減らさないようにしながら遊技を行うことができる。

0108

なお、高頻度サポートモードを低頻度サポートモードよりも単位時間当たりに普電開放状態となる頻度を高くする上での構成は、上記のものに限定されることはなく、例えば普電役物開放抽選における普電開放状態当選となる確率を高くする構成としてもよい。また、1回の普電役物開放抽選が行われてから次の普電役物開放抽選が行われる上で確保される確保時間(例えば、スルーゲート25への入賞に基づき普図表示部34にて実行される変動表示の時間)が複数種類用意されている構成においては、高頻度サポートモードでは低頻度サポートモードよりも、短い確保時間が選択され易い又は平均の確保時間が短くなるように設定されていてもよい。さらには、開放回数を多くする、開放時間を長くする、1回の普電役物開放抽選が行われてから次の普電役物開放抽選が行われる上で確保される確保時間を短くする、係る確保時間の平均時間を短くする及び当選確率を高くするのうち、いずれか1条件又は任意の組合せの条件を適用することで、低頻度サポートモードに対する高頻度サポートモードの有利性を高めてもよい。

0109

当たり乱数カウンタC1は、例えば0〜599の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻る構成となっている。特に当たり乱数カウンタC1が1周した場合、その時点の乱数初期値カウンタCINIの値が当該当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれる。なお、乱数初期値カウンタCINIは、当たり乱数カウンタC1と同様のループカウンタである(値=0〜599)。当たり乱数カウンタC1は定期的に更新され、遊技球が上作動口23又は下作動口24に入賞したタイミングで保留格納エリア94aに格納される。

0110

大当たり当選となる乱数の値は、ROM93に当否テーブルとして記憶されている。当否テーブルとしては、低確率モード用の当否テーブルと、高確率モード用の当否テーブルとが設定されている。つまり、本パチンコ機10は、当否抽選手段における抽選モードとして低確率モードと高確率モードとが設定されている。

0111

上記抽選に際して低確率モード用の当否テーブルが参照されることとなる遊技状態下では、大当たり当選となる乱数の数は2個である。一方、上記抽選に際して高確率モード用の当否テーブルが参照されることとなる遊技状態下では、大当たり当選となる乱数の数は20個である。なお、低確率モードよりも高確率モードの当選確率が高くなるのであれば、上記当選となる乱数の数は任意である。

0112

大当たり種別カウンタC2は、0〜29の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻る構成となっている。大当たり種別カウンタC2は定期的に更新され、遊技球が上作動口23又は下作動口24に入賞したタイミングで保留格納エリア94aに格納される。

0113

大当たり種別カウンタC2に対する遊技結果の振分先はROM93に振分テーブルとして記憶されている。当該振分テーブルでは、「0〜29」の大当たり種別カウンタC2の値のうち、「0〜9」が低確大当たり結果に対応しており、「10〜29」が高確大当たり結果に対応している。

0114

低確大当たり結果は、開閉実行モードの終了後に、当否抽選モードが低確率モードとなるとともにサポートモードが高頻度サポートモードとなる大当たり結果である。但し、この高頻度サポートモードは、移行後において遊技回数終了基準回数(具体的には100回)に達した場合に終了し、低頻度サポートモードに移行する。また、高確大当たり結果は、開閉実行モードの終了後に、当否抽選モードが高確率モードとなるとともにサポートモードが高頻度サポートモードとなる大当たり結果である。

0115

開閉実行モードとは、ラウンド遊技が15回行われるモードである。ラウンド遊技とは、予め定められた上限継続時間が経過すること、及び予め定められた上限個数の遊技球が特電入賞装置22に入賞することのいずれか一方の条件が満たされるまで継続する遊技のことである。当該上限継続時間は29secに設定されており、当該上限個数は9個に設定されている。なお、各ラウンド遊技では、特電入賞装置22の開放が1回のみ行われるが、当該開放が複数回行われる構成としてもよい。

0116

本パチンコ機10では、発射ハンドル41が遊技者により操作されている状況では、0.6secに1個の遊技球が遊技領域に向けて発射されるように遊技球発射機構105が駆動制御される。そうすると、各ラウンド遊技では、遊技球の発射周期と1回のラウンド遊技の上限個数との積よりも長い時間の上限継続時間が設定されていることとなる。したがって、各ラウンド遊技では、特電入賞装置22に、1回のラウンド遊技における上限個数分の入賞が発生することが期待できる。

0117

次に、リーチ乱数カウンタC3について説明する。リーチ乱数カウンタC3は、例えば0〜238の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻る構成となっている。ここで、本パチンコ機10には、図柄表示装置31における表示演出の一種として期待演出が設定されている。期待演出とは、図柄の変動表示を行うことが可能な図柄表示装置31を備え、所定の大当たり結果となる遊技回では最終的な停止結果が付与対応結果となる遊技機において、図柄表示装置31における図柄の変動表示が開始されてから停止結果が導出表示される前段階で、前記付与対応結果となり易い変動表示状態であると遊技者に思わせるための表示状態をいう。なお、付与対応結果について具体的には、いずれかの有効ライン上に同一の数字が付された図柄の組合せが停止表示される。

0118

期待演出には、リーチ表示と、リーチ表示が発生する前段階などにおいてリーチ表示の発生や付与対応結果の発生を期待させるための予告表示との2種類が設定されている。

0119

リーチ表示には、図柄表示装置31の表示面Gに表示される複数の図柄列のうち一部の図柄列について図柄を停止表示させることで、リーチ図柄の組合せを表示し、その状態で残りの図柄列において図柄の変動表示を行う表示状態が含まれる。また、上記のようにリーチ図柄の組合せを表示した状態で、残りの図柄列において図柄の変動表示を行うとともに、その背景画面において所定のキャラクタなどを動画として表示することによりリーチ演出を行うものや、リーチ図柄の組合せを縮小表示させる又は非表示とした上で、表示面Gの略全体において所定のキャラクタなどを動画として表示することによりリーチ演出を行うものが含まれる。

0120

予告表示には、図柄表示装置31の表示面Gにおいて図柄の変動表示が開始されてから、全ての図柄列Z1〜Z3にて図柄が変動表示されている状況において、又は一部の図柄列であって複数の図柄列にて図柄が変動表示されている状況において、図柄列Z1〜Z3上の図柄とは別にキャラクタを表示させる態様が含まれる。また、背景画面をそれまでの態様とは異なる所定の態様とするものや、図柄列Z1〜Z3上の図柄をそれまでの態様とは異なる所定の態様とするものも含まれる。かかる予告表示は、リーチ表示が行われる場合及びリーチ表示が行われない場合のいずれの遊技回においても発生し得るが、リーチ表示の行われる場合の方がリーチ表示の行われない場合よりも高確率で発生するように設定されている。

0121

リーチ表示は、最終的に同一の図柄の組合せが停止表示される遊技回では、リーチ乱数カウンタC3の値に関係なく実行される。また、外れ結果に対応した遊技回では、ROM93のリーチ用テーブル記憶エリアに記憶されたリーチ用テーブルを参照して所定のタイミングで取得したリーチ乱数カウンタC3がリーチ表示の発生に対応している場合に実行される。

0122

一方、予告表示を行うか否かの決定は、主制御装置90において行うのではなく、音声発光制御装置103において行われる。この場合、音声発光制御装置103では、いずれかの大当たり結果に対応した遊技回の方が、外れ結果に対応した遊技回に比べ、予告表示が発生し易いこと、及び出現率の低い予告表示が発生し易いことの少なくとも一方の条件を満たすように、予告表示用の抽選処理を実行する。ちなみに、この抽選結果は、図柄表示装置31にて遊技回用の演出が実行される場合に反映される。

0123

次に、変動種別カウンタCSについて説明する。変動種別カウンタCSは、例えば0〜198の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻る構成となっている。変動種別カウンタCSは、特図表示部33における表示継続時間と、図柄表示装置31における図柄の表示継続時間とをMPU92において決定する上で用いられる。変動種別カウンタCSの値は、特図表示部33における変動表示の開始時及び図柄表示装置31による図柄の変動開始時における変動パターン決定に際して取得される。

0124

<主制御装置90のMPU92にて実行される各種処理について>
次に、主制御装置90のMPU92にて遊技を進行させるために実行される各処理を説明する。かかるMPU92の処理としては大別して、電源投入に伴い起動されるメイン処理と、定期的に(本実施の形態では4msec周期で)起動されるタイマ割込み処理とがある。

0125

<メイン処理>
まず、図10のフローチャートを参照しながらメイン処理を説明する。

0126

テップS101では、電源投入ウェイト処理を実行する。当該電源投入ウェイト処理では、例えばメイン処理が起動されてから1secが経過するまで次の処理に進行することなく待機する。続くステップS102ではRAM94のアクセス許可するとともに、ステップS103にてMPU92の内部機能レジスタの設定を行う。

0127

その後、ステップS104では、電源・発射制御装置102に設けられたRAM消去スイッチが手動操作されているか否かを判定し、続くステップS105では、RAM94の停電フラグに「1」がセットされているか否かを判定する。また、ステップS106ではチェックサムを算出するチェックサム算出処理を実行し、続くステップS107ではそのチェックサムが電源遮断時に保存したチェックサムと一致するか否か、すなわち記憶保持されたデータの有効性を判定する。

0128

本パチンコ機10では、例えば遊技ホールの営業開始時など、電源投入時にRAMデータを初期化する場合にはRAM消去スイッチを押しながら電源が投入される。したがって、RAM消去スイッチが押されていれば、ステップS108の処理に移行する。また、電源遮断の発生情報が設定されていない場合や、チェックサムにより記憶保持されたデータの異常が確認された場合も同様にステップS108の処理に移行する。ステップS108では、RAM94の初期化として当該RAM94をクリアする。その後、ステップS109に進む。

0129

一方、RAM消去スイッチが押されていない場合には、停電フラグに「1」がセットされていること、及びチェックサムが正常であることを条件に、ステップS108の処理を実行することなくステップS109に進む。ステップS109では電源投入設定処理を実行する。電源投入設定処理では、停電フラグの初期化といったRAM94の所定のエリアを初期値に設定するとともに、現状の遊技状態を認識させるために現状の遊技状態に対応したコマンドを音声発光制御装置103に送信する。また、払出制御装置101のRAMの初期化を実行すべきことを示す払出初期化コマンドを払出制御装置101に送信する。

0130

その後、ステップS110〜ステップS113の残余処理に進む。つまり、MPU92はタイマ割込み処理を定期的に実行する構成であるが、1のタイマ割込み処理と次のタイマ割込み処理との間に残余時間が生じることとなる。この残余時間は各タイマ割込み処理の処理完了時間に応じて変動することとなるが、かかる不規則な時間を利用してステップS110〜ステップS113の残余処理を繰り返し実行する。この点、当該ステップS110〜ステップS113の残余処理は非定期的に実行される非定期処理であると言える。

0131

残余処理では、まずステップS110にて、タイマ割込み処理の発生を禁止するために割込み禁止の設定を行う。続くステップS111では、乱数初期値カウンタCINIの更新を行う乱数初期値更新処理を実行するとともに、ステップS112にて変動種別カウンタCSの更新を行う変動用カウンタ更新処理を実行する。これらの更新処理では、RAM94の対応するカウンタから現状の数値情報を読み出し、その読み出した数値情報を1加算する処理を実行した後に、読み出し元のカウンタに上書きする処理を実行する。この場合、カウンタ値が最大値に達した際それぞれ「0」にクリアする。その後、ステップS113にて、タイマ割込み処理の発生を禁止している状態から許可する状態へ切り換える割込み許可の設定を行う。ステップS113の処理を実行したら、ステップS110に戻り、ステップS110〜ステップS113の処理を繰り返す。

0132

<タイマ割込み処理>
次に、図11のフローチャートを参照しながらタイマ割込み処理を説明する。

0133

ここで、MPU92にてタイマ割込み処理を定期的に実行するためのハード構成について説明する。主制御基板91には所定周期パルス信号を出力するパルス信号出力手段としてクロック回路が設けられており、さらに当該クロック回路とMPU92との間の信号経路の途中位置に存在するように分周回路が設けられている。

0134

分周回路は、クロック回路からのパルス信号の周期を変更する周波数変更手段として機能し、タイマ割込み処理の起動タイミングをMPU92にて特定するためのパルス信号を出力するように構成されている。つまり、分周回路からMPU92に対して特定周期である4msec周期の間隔でパルス信号が供給されるようになっている。MPU92では、かかるパルス信号の立ち上がり又は立下りといった特定の信号形態の発生を確認する処理を実行し、特定の信号形態の発生を確認したことを少なくとも一の条件としてタイマ割込み処理を起動して実行する。

0135

この場合、タイマ割込み処理の起動が禁止されている状況において上記特定の信号形態の発生を確認した場合には、その割込みが禁止されている状態から割込みが許可された状態となった場合にタイマ割込み処理が起動される。つまり、MPU92における処理の実行状況によっては前回のタイマ割込み処理が開始されてから4.1msec経過後に次のタイマ割込み処理が開始される場合が生じ、このような事象が発生した場合には次のタイマ割込み処理は直前のタイマ割込み処理が開始されてから3.9msec経過後に開始されることとなる。

0136

但し、上記分周回路からのパルス信号の出力はMPU92における処理の経過内容に関係なく4msecといった特定周期で行われるため、基本的にはタイマ割込み処理は特定周期で起動される。さらにまた、MPU92の処理構成は、所定のタイミングにおけるタイマ割込み処理が前回のタイマ割込み処理が起動されてから特定周期を超える期間が経過した後に起動されたとしても、当該所定のタイミングの次のタイミングにおけるタイマ割込み処理にてその特定周期を超えた分が吸収されて、さらに次のタイミングにおけるタイマ割込み処理ではパルス信号の入力を確認したタイミングで起動されるように設定されている。

0137

さて、タイマ割込み処理では、まずステップS201にて停電情報記憶処理を実行する。停電情報記憶処理では、停電監視基板から電源遮断の発生に対応した停電信号を受信しているか否かを監視し、停電の発生を特定した場合には停電時処理を実行する。

0138

続くステップS202では抽選用乱数更新処理を実行する。抽選用乱数更新処理では、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3及び普電役物開放カウンタC4の更新を実行する。具体的には、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3及び普電役物開放カウンタC4から現状の数値情報を順次読み出し、それら読み出した数値情報をそれぞれ1加算する処理を実行した後に、読み出し元のカウンタに上書きする処理を実行する。この場合、カウンタ値が最大値に達した際それぞれ「0」にクリアする。

0139

その後、ステップS203ではステップS111と同様に乱数初期値更新処理を実行するとともに、ステップS204にてステップS112と同様に変動用カウンタ更新処理を実行する。続くステップS205では、遊技停止判定処理を実行する。遊技停止判定処理では、遊技の進行を停止すべき状況であるか否かを監視し、遊技の進行を停止すべき状況であれば遊技を進行させるための処理の実行を停止する。

0140

具体的には、遊技機本体12の前面側には電波検知センサ磁石検知センサ及び振動検知センサが設けられている。MPU92では、電波検知センサの検知結果に基づいて不正な電波がパチンコ機10に向けて出力されていないか否かを判定し、磁石検知センサの検知結果に基づいて遊技盤20に対して磁石を近づける行為が行われていないか否かを判定し、振動検知センサの検知結果に基づいてパチンコ機10に対して不正な振動が加えられていないか否かを判定する。これらの判定のいずれかにて肯定判定をした場合には、パチンコ機10への不正行為に該当する特定事象が発生しているとして、遊技を進行させるための処理の実行を停止する。

0141

その後、ステップS206では、遊技の進行を停止している状態であるか否かを判定する。遊技の進行を停止している状態であれば、ステップS207にて、報知コマンド出力用処理を実行した後に、本タイマ割込み処理を終了する。報知コマンドの出力用処理では、いずれかの特定事象が発生している場合であってその特定事象の発生に対して未だ報知コマンドを出力していない状況において、報知コマンドを音声発光制御装置103に出力する。当該報知コマンドには、その出力の契機となった特定事象の内容が含まれるため、音声発光制御装置103ではその特定事象の内容に対応した報知の実行設定を行う。

0142

一方、ステップS206にて、遊技の進行を停止している状態ではないと判定した場合には、ステップS208以降の処理を実行する。ステップS208では、解除コマンドの出力用処理を実行する。解除コマンドの出力用処理では、既に報知コマンドの出力契機となった特定事象が発生している状態が解除された場合であってその解除に対して未だ解除コマンドを出力していない状況において、解除コマンドを音声発光制御装置103に出力する。当該解除コマンドは、その出力の契機となった解除対象の特定事象の内容が含まれるため、音声発光制御装置103ではその特定事象に対応した報知の解除設定を行う。

0143

続くステップS209では、ポート出力処理を実行する。ポート出力処理では、前回のタイマ割込み処理において出力情報の設定が行われている場合に、その出力情報に対応した出力を各種駆動部22b,24bに行うための処理を実行する。例えば、特電入賞装置22を開放状態に切り換えるべき情報が設定されている場合には特電用の駆動部22bへの駆動信号の出力を開始させ、閉鎖状態に切り換えるべき情報が設定されている場合には当該駆動信号の出力を停止させる。また、下作動口24の普電役物24aを開放状態に切り換えるべき情報が設定されている場合には普電用の駆動部24bへの駆動信号の出力を開始させ、閉鎖状態に切り換えるべき情報が設定されている場合には当該駆動信号の出力を停止させる。

0144

続くステップS210では、読み込み処理を実行する。読み込み処理では、停電信号及び入賞信号以外の信号の読み込みを実行し、その読み込んだ情報を今後の処理にて利用するために記憶する。

0145

続くステップS211では入賞検知処理を実行する。当該入賞検知処理では、各入賞検知センサ96a〜96eから受信している信号を読み込むとともに、一般入賞口21、特電入賞装置22、上作動口23、下作動口24及びスルーゲート25への入球の有無を特定する処理を実行する。

0146

続くステップS212では、RAM94に設けられている複数種類のタイマカウンタの数値情報をまとめて更新するためのタイマ更新処理を実行する。この場合、記憶されている数値情報が減算されて更新されるタイマカウンタを集約して扱う構成であるが、減算式のタイマカウンタの更新及び加算式のタイマカウンタの更新の両方を集約して行う構成としてもよい。

0147

続くステップS213では、遊技球の発射制御を行うための発射制御処理を実行する。発射ハンドル41に対して発射操作が継続されている状況では、所定の発射周期である0.6secに1個の遊技球が発射される。

0148

続くステップS214では、入力状態監視処理として、ステップS210の読み込み処理にて読み込んだ情報に基づいて、各入賞検知センサ96a〜96eの断線確認や、遊技機本体12の開放確認を行う。この場合、当該入力状態監視処理では、遊技機本体12の開放を確認した場合にはステップS207と同様に報知コマンドの出力用処理を実行する。当該報知コマンドの出力用処理では、遊技機本体12が開放状態であることを示す報知コマンドや、各入賞検知センサ96a〜96eに断線が発生していることを示す報知コマンドを送信する。また、入力状態監視処理では、払出制御装置101から受信している信号に基づいて、下皿47aが満タン状態となっているか否かといった判定や、払出装置104に異常が発生しているか否かといった判定を行い、これらの判定において肯定判定をした場合にはそれに対応した報知コマンドを送信する。

0149

続くステップS215では、遊技回の実行制御、及び開閉実行モードの実行制御を行うための特図特電制御処理を実行する。当該特図特電制御処理の処理内容については後に詳細に説明する。

0150

続くステップS216では、普図普電制御処理を実行する。普図普電制御処理では、スルーゲート25への入賞が発生している場合に普電役物開放カウンタC4の数値情報を取得するための処理を実行するとともに、当該数値情報が記憶されている場合にその数値情報について開放判定を行い、さらにその開放判定を契機として普図用の演出を行うための処理を実行する。また、開放判定の結果に基づいて、下作動口24の普電役物24aを開閉させる処理を実行する。

0151

続くステップS217では、直前のステップS215及びステップS216の処理結果に基づいて、特図表示部33の表示内容を更新させるための出力情報の設定を行うとともに、普図表示部34の表示内容を更新させるための出力情報の設定を行う。

0152

続くステップS218では、払出制御装置101から受信したコマンド及び信号の内容を確認し、その確認結果に対応した処理を行うための払出状態受信処理を実行する。また、ステップS219では、賞球コマンドを出力対象として設定するための払出出力処理を実行する。続くステップS220では、今回のタイマ割込み処理にて実行された各種処理の処理結果に応じた外部信号の出力の開始及び終了を制御するための外部情報設定処理を実行する。その後、本タイマ割込み処理を終了する。

0153

図12は、特図特電制御処理(ステップS215)を示すフローチャートである。

0154

特図特電制御処理では、まずステップS301にて保留情報の取得処理を実行する。保留情報の取得処理では、上作動口23又は下作動口24への入賞が発生しているか否かを判定し、入賞が発生している場合には保留格納エリア94aにおける保留数が上限値(本実施の形態では「4」)未満であるか否かを判定する。保留数が上限値未満である場合には、保留数を1加算するとともに、前回のステップS202にて更新した当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2及びリーチ乱数カウンタC3の各数値情報を、保留用エリアREの空き保留エリアRE1〜RE4のうち最初の保留エリアに格納する。

0155

なお、上作動口23及び下作動口24への入賞が同時に発生している場合には、保留情報の取得処理を1回実行する範囲内において、上記保留情報を取得するための処理を複数回実行する。

0156

ステップS301にて保留情報の取得処理を実行した後は、ステップS302に進む。ステップS302では、RAM94に設けられた特図特電カウンタの情報を読み出す処理を実行し、ステップS303にてROM93から特図特電アドレステーブルを読み出す処理を実行する。そして、ステップS304にて、特図特電アドレステーブルから特図特電カウンタの情報に対応した開始アドレスを取得する処理を実行する。

0157

ここで、ステップS302〜ステップS304の処理内容について説明する。

0158

既に説明したとおり特図特電制御処理には、遊技回用の演出に関する処理と、開閉実行モードに関する処理と、が含まれている。この場合に、遊技回用の演出に関する処理として、遊技回用の演出を開始させるための処理である特図変動開始処理(ステップS306)と、遊技回用の演出を進行させるための処理である特図変動中処理(ステップS307)と、遊技回用の演出を終了させるための処理である特図確定中処理(ステップS308)と、が設定されている。

0159

また、開閉実行モードに関する処理として、開閉実行モードのオープニングを制御するための処理である特電開始処理(ステップS309)と、特電入賞装置22の開放中の状態を制御するための処理である特電開放中処理(ステップ310)と、特電入賞装置22の閉鎖中の状態を制御するための処理である特電閉鎖中処理(ステップS311)と、開閉実行モードのエンディング及び開閉実行モード終了時の遊技状態の移行を制御するための処理である特電終了処理(ステップS312)と、が設定されている。

0160

このような処理構成において、特図特電カウンタは、上記複数種類の処理のうちいずれを実行すべきであるかをMPU92にて把握するためのカウンタであり、特図特電アドレステーブルには、特図特電カウンタの数値情報に対応させて、上記複数種類の処理を実行するためのプログラムの開始アドレスが設定されている。

0161

この場合、開始アドレスSA0は、特図変動開始処理(ステップS306)を実行するためのプログラムの開始アドレスであり、開始アドレスSA1は、特図変動中処理(ステップS307)を実行するためのプログラムの開始アドレスであり、開始アドレスSA2は、特図確定中処理(ステップS308)を実行するためのプログラムの開始アドレスであり、開始アドレスSA3は、特電開始処理(ステップS309)を実行するためのプログラムの開始アドレスであり、開始アドレスSA4は、特電開放中処理(ステップS310)を実行するためのプログラムの開始アドレスであり、開始アドレスSA5は、特電閉鎖中処理(ステップS311)を実行するためのプログラムの開始アドレスであり、開始アドレスSA6は、特電終了処理(ステップS312)を実行するためのプログラムの開始アドレスである。

0162

特図特電カウンタは、現状格納されている数値情報に対応した処理を終了した場合に当該数値情報を更新すべき条件が成立していることを契機として、その次の処理回における特図特電制御処理にて実行される処理に対応させて、1加算、1減算又は「0」クリア(初期化)される。したがって、各処理回における特図特電制御処理では、特図特電カウンタにセットされている数値情報に応じた処理を実行すればよいこととなる。

0163

ステップS304の処理を実行した後は、ステップS305にて、ステップS304において取得した開始アドレスの示す処理にジャンプする処理を実行する。具体的には、取得した開始アドレスがSA0である場合にはステップS306の特図変動開始処理にジャンプする。特図変動開始処理では、保留情報が保留記憶されていることを条件に、各種判定処理を実行し、図柄表示装置31及び特図表示部33において変動表示が行われる遊技回を開始するための処理を実行する。その詳細については後に説明する。

0164

取得した開始アドレスがSA1である場合にはステップS307の特図変動中処理にジャンプする。特図変動中処理では、遊技回の表示継続時間中であって、最終停止表示前のタイミングであるか否かを判定する処理を実行し、最終停止表示前であれば特図表示部33における絵柄の表示態様規則的に変化させるための処理を実行する。

0165

ちなみに、最終停止表示させるタイミングとなるまで特図変動中処理にて待機するのではなく、最終停止表示させるタイミングではない場合には上記規則的に変化させるための処理を実行した後に、本特図変動中処理を終了する。したがって、遊技回用の演出が開始された後は、最終停止表示させるタイミングとなるまで、特図特電制御処理が起動される度に特図変動中処理が起動される。また、最終停止表示させるタイミングとなった場合には、特図特電カウンタの数値情報を1加算することで、当該カウンタの数値情報を特図変動中処理に対応したものから特図確定中処理に対応したものに更新する。

0166

取得した開始アドレスがSA2である場合にはステップS308の特図確定中処理にジャンプする。特図確定中処理では、図柄表示装置31にて今回の遊技回の停止結果を最終停止表示させるために、最終停止コマンドを音声発光制御装置103に送信するとともに、特図表示部33における絵柄の表示態様を今回の遊技回の抽選結果に対応した表示態様とする。また、特図確定中処理では、最終停止表示中の期間が経過したか否かを判定し、当該期間が経過している場合には開閉実行モードへの移行が発生するか否かの判定を行い、開閉実行モードへの移行が発生する場合には当該モード移行用の処理を実行する。

0167

ちなみに、最終停止表示中の期間が経過するまで特図確定中処理にて待機するのではなく、当該期間が経過していない場合には本特図確定中処理を終了する。したがって、最終停止表示が開始された後は、最終停止表示中の期間が経過するまで、特図特電制御処理が起動される度に特図確定中処理が起動される。また、最終停止表示中の期間が経過した場合には、開閉実行モードへの移行が発生しない状況では特図特電カウンタの数値情報を初期化(すなわち「0」クリア)し、開閉実行モードへの移行が発生する状況では特図特電カウンタの数値情報を1加算することで、当該カウンタの数値情報を特図確定中処理に対応したものから特電開始処理に対応したものに更新する。

0168

取得した開始アドレスがSA3である場合にはステップS309の特電開始処理にジャンプする。特電開始処理では、開閉実行モードが開始されることを示すオープニングコマンドを音声発光制御装置103に送信する。また、特電開始処理では、開閉実行モードのオープニング期間が経過したか否かを判定する。オープニング期間が経過していない場合には特電開始処理にて待機するのではなく本特電開始処理を終了する。したがって、開閉実行モードのオープニング演出が開始された後は、オープニング期間が経過するまで、特図特電制御処理が起動される度に特電開始処理が起動される。また、オープニング期間が経過した場合には、特図特電カウンタの数値情報を1加算することで、当該カウンタの数値情報を特電開始処理に対応したものから特電開放中処理に対応したものに更新する。

0169

取得した開始アドレスがSA4である場合にはステップS310の特電開放中処理にジャンプする。特電開放中処理では、1のラウンド遊技を開始させるとともに、当該ラウンド遊技の終了条件が成立したか否かを判定する。なお、1のラウンド遊技の開始に際しては、特電入賞装置22を開放状態とするとともに、開放コマンドを音声発光制御装置103に送信する。ラウンド遊技の終了条件が成立していない場合には特電開放中処理にて待機するのではなく、上記終了条件の成立を監視するための処理を実行した後に本特電開放中処理を終了する。上記終了条件が成立している場合には、特図特電カウンタの数値情報を1加算することで、当該カウンタの数値情報を特電開放中処理に対応したものから特電閉鎖中処理に対応したものに更新する。

0170

取得した開始アドレスがSA5である場合にはステップS311の特電閉鎖中処理にジャンプする。特電閉鎖中処理では、1のラウンド遊技を終了させる処理を実行する。この場合、特電入賞装置22を閉鎖状態とするとともに、閉鎖コマンドを音声発光制御装置103に送信する。また、ラウンド遊技間のインターバル期間においては、インターバル期間が経過したか否かを判定する。インターバル期間が経過していない場合には特電閉鎖中処理にて待機するのではなく本特電閉鎖中処理を終了する。したがって、インターバル期間が開始された場合には当該期間が経過するまで、特図特電制御処理が起動される度に特電閉鎖中処理が起動される。また、インターバル期間が経過した場合には、特図特電カウンタの数値情報を1減算することで、当該カウンタの数値情報を特電閉鎖中処理に対応したものから特電開放中処理に対応したものに更新する。

0171

一方、最後のラウンド遊技に対する特電閉鎖中処理では1のラウンド遊技を終了させる処理を実行した後に、特図特電カウンタの数値情報を1加算することで、当該カウンタの数値情報を特電閉鎖中処理に対応したものから特電終了処理に対応したものに更新する。

0172

取得した開始アドレスがSA6である場合にはステップS312の特電終了処理にジャンプする。特電終了処理では、開閉実行モードが終了されることを示すエンディングコマンドを音声発光制御装置103に送信する。また、特電終了処理では、開閉実行モードのエンディング期間が経過したか否かを判定する。エンディング期間が経過していない場合には特電終了処理にて待機するのではなく本特電終了処理を終了する。したがって、開閉実行モードのエンディング演出が開始された後は、エンディング期間が経過するまで、特図特電制御処理が起動される度に特電終了処理が起動される。また、エンディング期間が経過した場合には、開閉実行モード後の遊技状態(当否抽選モード及びサポートモード)を設定するための処理を実行した後に、特図特電カウンタの数値情報を初期化することで、当該カウンタの数値情報を特電終了処理に対応したものから特図変動開始処理に対応したものに更新する。

0173

図13は、特図変動開始処理(ステップS306)を示すフローチャートである。

0174

特図変動開始処理では、まずステップS401にて、保留数Nが1以上であるか否かを判定する。保留数Nが「0」である場合にはそのまま本特図変動開始処理を終了する。保留数Nが1以上である場合には、ステップS402にてデータ設定処理を実行する。

0175

データ設定処理では、まず保留数Nを1減算するとともに、保留用エリアREの第1保留エリアRE1に格納されたデータを実行エリアAEに移動する。その後、保留用エリアREの各保留エリアRE1〜RE4に格納されたデータをシフトさせる処理を実行する。このデータシフト処理は、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4に格納されているデータを下位エリア側に順にシフトさせる処理であって、第1保留エリアRE1のデータをクリアするとともに、第2保留エリアRE2→第1保留エリアRE1、第3保留エリアRE3→第2保留エリアRE2、第4保留エリアRE4→第3保留エリアRE3といった具合に各エリア内のデータがシフトされる。この際、保留エリアのデータのシフトが行われたことを音声発光制御装置103に認識させるためのシフト時コマンドを出力対象として設定して送信する構成としてもよい。

0176

続くステップS403では、当否判定処理を実行する。当否判定処理では、まず当否抽選モードが高確率モードであるか否かを判定する。高確率モードである場合にはROM93に設けられた高確率モード用の当否テーブルを参照して、実行エリアAEに格納された情報のうち当否判定用の情報、すなわち当たり乱数カウンタC1から取得した数値情報が高確率用大当たり数値情報と一致しているか否かを判定する。また、低確率モードである場合にはROM93に設けられた低確率モード用の当否テーブルを参照して、実行エリアAEに格納されている当たり乱数カウンタC1から取得した数値情報が低確率用の大当たり数値情報と一致しているか否かを判定する。

0177

続くステップS404では、ステップS403における当否判定処理の結果が大当たり当選結果であるか否かを判定する。大当たり当選結果である場合には、ステップS405にて振分判定処理を実行する。振分判定処理では、実行エリアAEに格納された情報のうち振分判定用の情報、すなわち大当たり種別カウンタC2から取得した数値情報を把握する。そして、ROM93に設けられた振分テーブルを参照して、上記把握した大当たり種別カウンタC2の数値情報がいずれの大当たり結果に対応しているのかを特定する。具体的には、低確大当たり結果及び高確大当たり結果のうちいずれの大当たり結果に対応しているのかを特定する。

0178

続くステップS406では、大当たり結果用の停止結果設定処理を実行する。具体的には、今回の変動開始に係る遊技回において特図表示部33に最終的に停止表示させる絵柄の態様の情報を、ROM93に予め記憶されている大当たり結果用の停止結果テーブルから特定し、その特定した情報をRAM94に記憶する。この大当たり結果用の停止結果テーブルには、特図表示部33に停止表示される絵柄の態様の情報が、大当たり結果の種類毎に相違させて設定されている。

0179

続くステップS407では、振分判定結果に対応したフラグセット処理を実行する。具体的には、RAM94には各大当たり結果の種類に対応したフラグが設けられており、ステップS407では、それら各大当たり結果の種類に対応したフラグのうち、ステップS405の振分判定結果に対応したフラグに対して「1」をセットする。

0180

一方、ステップS404にて、大当たり当選結果ではないと判定した場合には、ステップS408にて、外れ結果用の停止結果設定処理を実行する。具体的には、今回の変動開始に対応する遊技回において特図表示部33に最終的に停止表示させる絵柄の態様の情報を、ROM93に予め記憶されている外れ結果用の停止結果テーブルから特定し、その特定した情報をRAM94に記憶する。この場合に選択される絵柄の態様の情報は、大当たり結果の場合に選択される絵柄の態様の情報とは異なっている。

0181

ステップS407及びステップS408のいずれかの処理を実行した後は、ステップS409にて、表示継続時間の把握処理を実行する。かかる処理では、変動種別カウンタCSの数値情報を取得する。また、今回の遊技回において図柄表示装置31にてリーチ表示が発生するか否かを判定する。具体的には、今回の変動開始に対応した遊技回が高確大当たり結果又は低確大当たり結果である場合には、リーチ表示が発生すると判定する。また、いずれの大当たり結果でもなく、さらに実行エリアAEに格納されているリーチ乱数カウンタC3から取得した数値情報がリーチ発生に対応した数値情報である場合には、リーチ表示が発生すると判定する。

0182

リーチ表示が発生すると判定した場合には、ROM93に記憶されているリーチ発生用表示継続時間テーブルを参照して、今回の変動種別カウンタCSの数値情報に対応した表示継続時間情報を取得する。一方、リーチ表示が発生しないと判定した場合には、ROM93に記憶されているリーチ非発生用表示継続時間テーブルを参照して、今回の変動種別カウンタCSの数値情報に対応した表示継続時間情報を取得する。ちなみに、リーチ非発生用表示継続時間テーブルを参照して取得され得る表示継続時間は、リーチ発生用表示継続時間テーブルを参照して取得され得る表示継続時間と異なっている。

0183

なお、リーチ非発生時における表示継続時間情報は、保留数Nが多いほど、表示継続時間が短くなるように設定されている。また、サポートモードが高頻度サポートモードである状況においては低頻度サポートモードである状況よりも、保留情報の数が同一である場合で比較して、短い表示継続時間が選択されるようにリーチ非発生用表示継続時間テーブルが設定されている。但し、これに限定されることはなく、保留数Nやサポートモードに応じて表示継続時間が変動しない構成としてもよく、上記の関係とは逆であってもよい。さらには、リーチ発生時における表示継続時間に対して、上記構成を適用してもよい。また、各種大当たり結果の場合、外れリーチ時の場合及びリーチ非発生の外れ結果の場合のそれぞれに対して個別に表示継続時間テーブルが設定されていてもよい。この場合、各遊技結果に応じた表示継続時間の振分が行われることとなる。

0184

続くステップS410では、ステップS409にて取得した表示継続時間の情報を、特図特電タイマカウンタにセットする。当該タイマカウンタにセットされた数値情報の更新は、既に説明したタイマ更新処理(図11)にて実行される。ちなみに、遊技回用の演出として、特図表示部33における絵柄の変動表示と図柄表示装置31における図柄の変動表示とが行われるが、これらの各変動表示が終了される場合にはその遊技回の停止結果が表示された状態(図柄表示装置31では有効ライン上に所定の図柄の組合せが待機された状態)で最終停止時間に亘って最終停止表示される。この場合に、ステップS409にて取得される表示継続時間は1遊技回分のトータル時間に対して最終停止時間を差し引いた時間となっている。この点、表示継続時間を最終停止の前時間と換言することもできる。

0185

続くステップS411では、変動用コマンド及び種別コマンドを出力対象に設定する。変動用コマンドには、表示継続時間の情報が含まれる。ここで、上記のとおりリーチ非発生用表示継続時間テーブルを参照して取得される表示継続時間は、リーチ発生用表示継続時間テーブルを参照して取得される表示継続時間と異なっているため、変動用コマンドにリーチ発生の有無の情報が含まれていなかったとしても、サブ側の制御装置である音声発光制御装置103では表示継続時間の情報からリーチ発生の有無を特定することは可能である。この点、変動用コマンドには、リーチ発生の有無を示す情報が含まれているとも言える。なお、変動用コマンドにリーチ発生の有無を直接示す情報が含まれていてもよい。

0186

また、種別コマンドには、遊技結果の情報が含まれる。ステップS411にて出力対象として設定された変動用コマンド及び種別コマンドは、サブ側の制御装置である音声発光制御装置103に送信される。

0187

ステップS411の処理を実行した後は、ステップS412にて特図表示部33における絵柄の変動表示を開始させる。続くステップS413では、特図特電カウンタを1加算する。この場合、特図変動開始処理が実行される場合における特図特電カウンタの数値情報は「0」であるため、ステップS413の処理が実行された場合には特図特電カウンタの数値情報は「1」となる。その後、本特図変動開始処理を終了する。

0188

<演出及び報知の実行制御>
次に、音光側MPU112及び表示側MPU122にて実行される各種出力装置を利用した演出及び報知の実行制御について説明する。

0189

既に説明したとおり、本パチンコ機10では、音光側MPU112と表示側MPU122との間でコマンドが双方向通信でやり取りされる。そして、双方向通信でコマンドがやり取りされることで、音光側MPU112においては、第1発光部群71、第2発光部群72及び第3発光部群73を含む各種発光部の発光制御、スピーカ部45の音出力制御、並びに幕板可動ユニット51及び円盤可動ユニット61a,61bを含む各種可動物の駆動制御が実行され、表示側MPU122においては、図柄表示装置31の表示制御が実行される。以下、これら各種制御を実行するための具体的な処理内容について説明する。

0190

<音光側MPU112のタイマ割込み処理>
図14は、音光側MPU112にて比較的短い周期(例えば4msec)で繰り返し実行されるタイマ割込み処理を示すフローチャートである。

0191

当該タイマ割込み処理では、まずステップS501にて、主側コマンド格納処理を実行する。主側コマンド格納処理は、主制御装置90のMPU92(以下、主側MPU92という)からコマンドを受信した場合に、そのコマンドを音光側RAM114に格納するための処理である。音光側RAM114には主側MPU92から受信したコマンドの格納及び読み出しを可能とするための主側リングバッファが設けられており、主側MPU92から受信したコマンドは当該主側リングバッファに順次格納されていくとともに格納された順序に従って順次読み出されていく。

0192

続くステップS502では、表示側コマンド格納処理を実行する。表示側コマンド格納処理は、表示側MPU122からコマンドを受信した場合に、そのコマンドを音光側RAM114に格納するための処理である。音光側RAM114には表示側MPU122から受信したコマンドの格納及び読み出しを可能とするための表示側リングバッファが設けられており、表示側MPU122から受信したコマンドは当該表示側リングバッファに順次格納されていくとともに格納された順序に従って順次読み出されていく。

0193

その後、ステップS503にて、主側MPU92から受信したコマンドに対応した処理を行うための主側コマンド対応処理を実行し、ステップS504にて、表示側MPU122から受信したコマンドに対応した処理を行うための表示側コマンド対応処理を実行し、ステップS505にて、第1発光部群71、第2発光部群72及び第3発光部群73を含む各種発光部の発光制御を行うための発光制御処理を実行し、ステップS506にて、スピーカ部45の音出力制御を行うための音出力制御処理を実行し、ステップS507にて、幕板可動ユニット51及び円盤可動ユニット61a,61bを含む各種可動物の駆動制御を行うための可動物制御処理を実行する。詳細な説明は省略するがステップS507の可動物制御処理では、主側MPU92及び表示側MPU122から受信したコマンドの内容に従って、図5図7を参照して説明したような動作を各種可動物において行わせるための処理を実行する。ステップS503〜ステップS506の処理内容については後に詳細に説明する。

0194

その後、ステップS508にて、演出操作装置48が操作されたか否かを判定する。本パチンコ機10では、遊技回用演出といった所定の開始契機による一単位の演出が実行されている状況において、演出操作装置48が操作された場合に演出の進行内容をそれに応じた内容とする期間が生じ得る。

0195

ここで、当該演出操作装置48には操作部が押圧されて操作位置に配置されたことを検知する操作検知センサ(図示略)が設けられており、当該操作検知センサは操作部が操作されていない状況ではLOWレベルの操作信号を出力し、操作部が操作されている状況においてHIレベルの操作信号を出力する。音光側MPU112では、当該演出操作装置48から受信している信号のレベルに対応したデータが書き込まれるポート部を定期的(例えば4msec周期)に監視し、LOWレベル信号を受信している状態を確認した監視処理回の次にHIレベル信号を受信している状態を確認した監視処理回が複数回(例えば2回)連続した場合に、ステップS508にて、演出操作装置48が操作されたと判定する。なお、操作信号のHI・LOWの関係が逆であってもよく、演出操作装置48の操作が開始された側で操作の有無を判断するのではなく、演出操作装置48の操作が終了された側で操作の有無を判断する構成としてもよい。

0196

ステップS508にて否定判定をした場合にはそのまま本タイマ割込み処理を終了し、ステップS508にて肯定判定をした場合には、ステップS509にて、操作発生コマンドを表示側MPU122に送信した後に、本タイマ割込み処理を終了する。操作発生コマンドは、演出操作装置48が操作されたことを表示側MPU122に認識させるためのコマンドである。当該コマンドが送信されることによる作用については、後に説明する。

0197

<音光側MPU112の主側コマンド対応処理>
次に、タイマ割込み処理(図14)のステップS503にて実行される主側コマンド対応処理について、図15のフローチャートを参照しながら説明する。

0198

まずステップS601では、主側MPU92から変動用コマンド及び種別コマンドを受信しているか否かを判定する。これらコマンドを受信している場合には、ステップS602にて、遊技結果の記憶処理を実行する。具体的には、種別コマンドに含まれている情報から、今回の遊技回の開始に際して主側MPU92にて決定された当否抽選及び振分抽選の結果がいずれであるかの情報、すなわち今回の遊技回の遊技結果が高確大当たり結果、低確大当たり結果及び外れ結果のいずれであるかの情報を特定し、その特定した情報を音光側RAM114に設けられた保持データエリア161に書き込む処理を実行する。保持データエリア161は、遊技回中及び開閉実行モード中の演出、並びに報知を実行するために一時的に利用されるデータであって、これら演出や報知が開始された後においても音光側MPU112にて独自に利用可能とするためのデータを記憶保持しておくためのエリアである。

0199

続くステップS603では、予告抽選処理を実行する。予告抽選処理では、今回の遊技回において図柄表示装置31にて予告表示を行わせるか否かを抽選により決定する。かかる予告表示としては、既に説明したとおり、図柄表示装置31にて図柄の変動表示が開始されてから、全ての図柄列Z1〜Z3にて図柄が変動表示されている状況において、又は一部の図柄列であって複数の図柄列にて図柄が変動表示されている状況において、図柄列Z1〜Z3上の図柄とは別にキャラクタを表示させる態様とするものや、背景画面をそれまでの態様とは異なる所定の態様とするものや、図柄列Z1〜Z3上の図柄をそれまでの態様とは異なる所定の態様とするものも含まれる。当該予告表示は、リーチ表示が行われる場合及びリーチ表示が行われない場合のいずれの遊技回においても発生し得るが、リーチ表示の行われる場合の方がリーチ表示の行われない場合よりも高確率で発生するように設定されている。また、予告抽選処理では、いずれかの大当たり結果に対応した遊技回の方が、外れ結果に対応した遊技回に比べ、予告表示が発生し易く、さらに出現率の低い予告表示が発生し易くなるように予告抽選を行う。

0200

続くステップS604では、停止図柄決定処理を実行する。停止図柄決定処理では、今回の遊技回の遊技結果が高確大当たり結果であれば、一の有効ラインL1〜L5上に同一図柄の組合せが成立する停止結果に対応した情報を、今回の停止結果の情報として決定する。この場合、同一図柄の種類や有効ラインL1〜L5は抽選などによってランダムに決定される。但し、同一図柄の組合せを形成する図柄として奇数図柄が選択され易い。また、停止図柄決定処理では、今回の遊技回の遊技結果が低確大当たり結果であれば、一の有効ラインL1〜L5上に同一の偶数図柄の組合せが成立する停止結果に対応した情報を、今回の停止結果の情報として決定する。この場合、同一図柄の種類や有効ラインL1〜L5は抽選などによってランダムに決定される。また、停止図柄決定処理では、今回の遊技回の遊技結果が外れ結果であれば、変動用コマンドの内容からリーチ表示の有無を特定する。そして、リーチ表示が発生する場合には、全ての有効ラインL1〜L5上に同一図柄の組合せが成立しない停止結果であって、一又は二の有効ラインL1〜L5上にリーチ図柄の組合せが成立する停止結果に対応した情報を、今回の停止結果の情報として決定する。一方、リーチ表示が発生しない場合には、全ての有効ラインL1〜L5上に同一図柄の組合せが成立しない停止結果であって、全ての有効ラインL1〜L5上にリーチ図柄の組合せが成立しない停止結果に対応した情報を、今回の停止結果の情報として決定する。

0201

続くステップS605では、今回の遊技回の演出パターンを決定するための処理を実行する。当該処理では、今回受信している変動用コマンド及び種別コマンドの内容から遊技回の表示継続時間の情報を特定するとともに、当該表示継続時間の情報、上記ステップS602にて特定した遊技結果の情報、及び上記ステップS603における予告抽選処理の抽選結果の情報の組合せに対応した演出パターンを選択する。

0202

続くステップS606では、上記ステップS605にて選択した演出パターンの種類、及び上記ステップS604にて決定した停止図柄の種類の各情報を、音光側RAM114の保持データエリア161に書き込む処理を実行する。なお、演出パターンには今回の遊技回の表示継続時間の情報が含まれているため、演出パターンの情報を保持データエリア161に書き込むことで、演出パターンの情報だけでなく表示継続時間の情報についても音光側MPU112は再度読み出すことが可能となる。但し、音光側MPU112では、表示継続時間の計測については行わない。

0203

続くステップS607では、上記ステップS604の処理結果に対応した停止結果コマンドと、上記ステップS605の処理結果に対応したパターンコマンドとを、表示側MPU122に送信する。これらコマンドを受信したことによる表示側MPU122の処理内容については後に説明する。

0204

続くステップS608では、遊技回数の更新処理を実行する。当該更新処理では、音光側RAM114の保持データエリア161に設けられた遊技回数カウンタにおいて計測している消化遊技回数が1加算されるように当該遊技回数カウンタを更新するための処理を実行する。消化遊技回数は、開閉実行モードの終了後において当該開閉実行モードに再度移行することなく消化された遊技回の回数のことである。音光側MPU112では、当該消化遊技回数の情報を演出の内容の決定に際して利用することが可能であり、例えば消化遊技回数が所定回数以上であれば予告抽選処理にて所定の予告表示が選択され易くなるような処理を実行する。

0205

ステップS601にて否定判定をした場合、又はステップS608の処理を実行した後は、ステップS609にて、最終停止コマンドを受信しているか否かを判定する。最終停止コマンドを受信している場合には、ステップS610にて、図柄停止コマンドを表示側MPU122に送信する。図柄停止コマンドは、今回の遊技回に対応した停止図柄を有効ラインL1〜L5上に待機させてその状態を最終停止時間に亘って維持させることを表示側MPU122に指示するためのコマンドである。

0206

ステップS609にて否定判定をした場合、又はステップS610の処理を実行した後は、ステップS611にて、オープニングコマンドを受信しているか否かを判定する。オープニングコマンドを受信している場合には、ステップS612にて、開閉実行モード回数の更新処理を実行する。当該更新処理では、音光側RAM114の保持データエリア161に設けられた開閉実行モード回数カウンタにおいて計測している開閉実行モード回数が1加算されるように当該開閉実行モード回数カウンタを更新するための処理を実行する。開閉実行モード回数は、高頻度サポートモードから低頻度サポートモードへの移行が生じない状況で発生した開閉実行モードの回数のことである。音光側MPU112では、当該開閉実行モード回数の情報を演出の内容の決定に際して利用することが可能であり、例えば開閉実行モード回数が所定回数以上であれば開閉実行モード中において所定の実写画像といったそれに対応した演出が実行されるようにする。

0207

続くステップS613では、オープニング対応処理を実行する。オープニング対応処理では、今回受信したオープニングコマンドに含まれている開閉実行モードの移行契機となった大当たり結果の種類を特定し、その大当たり結果の種類に対応した開閉実行モード中の演出内容を決定するための処理を実行する。この場合、今回の開閉実行モードの移行契機となった大当たり結果が高確大当たり結果であり、さらにその直前の遊技回において図柄表示装置31にて同一の奇数図柄の組合せではなく、同一の偶数図柄の組合せを最終停止表示させている場合には、当否抽選モードが低確率モードから高確率モードに昇格したと遊技者に認識させるための内容が含まれる演出を、今回の開閉実行モード中の演出として決定する。

0208

ここで既に説明したとおり、音光側RAM114の保持データエリア161には遊技回用の演出に関して、遊技結果の情報と、図柄表示装置31における遊技回の停止図柄の種類の情報とが記憶されており、遊技回の実行に続けて開閉実行モードとなる場合には保持データエリア161に記憶されている上記遊技結果の情報と停止図柄の種類の情報とは開閉実行モードが終了する場合にクリアされる。したがって、オープニングコマンドに直前の遊技回における図柄表示装置31の表示内容の情報が含まれていなかったとしても、上記のように開閉実行モード中において昇格内容を含む演出を実行することが可能となる。

0209

また、ステップS613のオープニング対応処理では、ステップS612にて更新した後の開閉実行モード回数を特定し、その特定した開閉実行モード回数に応じた演出を今回の開閉実行モード中の演出として設定する。

0210

続くステップS614では、上記ステップS613の処理結果に対応したオープニングコマンドを表示側MPU122に送信する。当該コマンドを受信したことによる表示側MPU122の処理内容については後に説明する。

0211

ステップS611にて否定判定をした場合、又はステップS614の処理を実行した後は、ステップS615にて、開放コマンドを受信しているか否かを判定する。開放コマンドを受信している場合には、ステップS616にて、特電入賞装置22の開放が新たに開始されたこと、すなわち1のラウンド遊技が新たに開始されたことを表示側MPU122に認識させるために当該表示側MPU122に開放コマンドを送信する。当該コマンドを受信したことによる表示側MPU122の処理内容については後に説明する。

0212

ステップS615にて否定判定をした場合、又はステップS616の処理を実行した後は、ステップS617にて、閉鎖コマンドを受信しているか否かを判定する。閉鎖コマンドを受信している場合には、ステップS618にて、特電入賞装置22が閉鎖されたこと、すなわち1のラウンド遊技が終了されたことを表示側MPU122に認識させるために当該表示側MPU122に閉鎖コマンドを送信する。当該コマンドを受信したことによる表示側MPU122の処理内容については後に説明する。

0213

ステップS617にて否定判定をした場合、又はステップS618の処理を実行した後は、ステップS619にて、エンディングコマンドを受信しているか否かを判定する。エンディングコマンドを受信している場合には、ステップS620にて、エンディング対応処理を実行する。エンディング対応処理では、今回受信したエンディングコマンドに含まれている開閉実行モード後における当否抽選モードの内容を特定し、その当否抽選モードの種類に対応したエンディング演出の内容を決定するための処理を実行する。この場合、開閉実行モード後に高確率モードとなる場合には、当該高確率モードとなることを遊技者に認識させるための内容が含まれる演出を、今回のエンディング演出として決定し、開閉実行モード後に低確率モードとなる場合には、当該低確率モードとなることを遊技者に認識させるための内容が含まれる演出を、今回のエンディング演出として決定する。

0214

続くステップS621では、上記ステップS620の処理結果に対応したエンディングコマンドを表示側MPU122に送信する。当該コマンドを受信したことによる表示側MPU122の処理内容については後に説明する。

0215

ステップS619にて否定判定をした場合、又はステップS621の処理を実行した後は、ステップS622にて、報知コマンドを受信しているか否かを判定する。報知コマンドを受信している場合には、何らかの異常やパチンコ機10の状態変化といった報知を実行すべき事象がパチンコ機10において発生していることを意味するため、その報知を行うために、ステップS623にて、発光データの読み出し処理を実行するとともに、ステップS624にて、音出力データの読み出し処理を実行する。これら各読み出し処理の内容については後に説明する。その後、ステップS625にて、今回受信した報知コマンドの内容に対応した報知コマンドを表示側MPU122に送信する。当該コマンドを受信したことによる表示側MPU122の処理内容については後に説明する。

0216

ステップS622にて否定判定をした場合、又はステップS625の処理を実行した後は、ステップS626にて、解除コマンドを受信しているか否かを判定する。解除コマンドを受信している場合には、パチンコ機10において発生していた異常などの報知対象の事象が解除されたことを意味するため、既に行っている報知を解除するために、ステップS627にて、解除設定処理を実行する。当該解除設定処理の具体的な内容については、後に説明する。その後、ステップS628にて、今回受信した解除コマンドの内容に対応した解除コマンドを表示側MPU122に送信する。当該コマンドを受信したことによる表示側MPU122の処理内容については後に説明する。

0217

ステップS626にて否定判定をした場合、又はステップS628の処理を実行した後は、ステップS629にてその他対応処理を実行した後に、本対応処理を終了する。その他対応処理では、例えばデモ開始コマンドを受信しているか否かを判定し、デモ開始コマンドを受信している場合には、デモ開始コマンドを表示側MPU122に送信する。

0218

デモ表示とは、開閉実行モード中ではない状況で遊技回の終了後において新たな遊技回が開始されることなく予め定められたデモ開始用開始待ち期間(例えば、0.1sec)が経過した場合、又は主側MPU92への電力供給が開始されてから若しくはパチンコ機10がリセットされてから、新たに遊技回が開始されることなく予め定められたデモ開始用の開始待ち期間(例えば、3sec)が経過した場合に、図柄表示装置31において開始されるものである。デモ表示では、図柄列Z1〜Z3上に停止表示されている図柄が所定の動作を行っている画像が表示されるが、これに限定されることはなく、例えば、図柄が所定の動作を行っている画像の表示の後に又はそれに代えてメーカ名、機種名若しくは所定のキャラクタによる動画が表示される構成としてもよい。また、図柄列Z1〜Z3上において変動表示される図柄のアニメーションによりデモ表示を行う構成においては、当該図柄として、直前の遊技回で最終停止表示された図柄を用いる構成としてもよい。この場合、デモ表示の多様化が図られる。

0219

<表示側MPU122のV割込み処理>
次に、表示側MPU122にて実行されるV割込み処理について、図16のフローチャートを参照しながら説明する。V割込み処理は、予め定められた周期、具体的には20msec周期で繰り返し起動される。

0220

なお、VDP125は図柄表示装置31に1フレーム分の画像信号を出力する場合、表示面Gの左上の隅角部分にあるドットから画像信号の出力を始めて、当該ドットを一端に含む横ライン上に並ぶドットに対して順次画像信号を出力するとともに、各横ラインに対して上から順に左から右のドットへと画像信号を出力する。そして、表示面Gの右下の隅角部分にあるドットに対して最後に画像信号を出力する。この場合に、VDP125は当該最後のドットに対して画像信号を出力したタイミングで、表示側MPU122へV割込み信号を出力して1フレームの画像の更新が完了したことを表示側MPU122に認識させる。このV割込み信号の出力周期は20msecとなっている。この点、V割込み処理は、V割込み信号の受信に同期して起動されると見なすこともできる。但し、V割込み信号を受信していなくても、前回のV割込み処理が起動されてから20msecが経過している場合には、新たにV割込み処理が起動される。

0221

V割込み処理では、まずステップS701にて、コマンド解析処理を実行する。具体的には、表示側RAM124のコマンドバッファに格納されているコマンドの内容を解析する。続くステップS702では、ステップS701の解析結果に基づいて、新規コマンドを受信しているか否かを判定する。新規コマンドを受信している場合には、ステップS703にて、コマンド対応処理を実行する。

0222

コマンド対応処理では、図17のフローチャートに示すように、まずステップS801にて、停止結果コマンド及びパターンコマンドを受信しているか否かを判定する。ステップS801にて肯定判定をした場合には、ステップS802にて、停止結果コマンド及びパターンコマンドの組合せに対応したパターン用データテーブルを表示側ROM123から読み出して表示側RAM124に書き込んだ後に、本コマンド対応処理を終了する。

0223

パターン用データテーブルとは、今回の遊技回用の演出に対応した動画を図柄表示装置31の表示面Gに表示させる場合において、画像の各更新タイミングにおける1フレーム分の画像を表示させるのに必要な処理が定められた情報群である。つまり、パターン用データテーブルには、今回の遊技回用の演出における開始タイミングから終了タイミングまでの各フレーム(フレームの更新周期は20msec)に対応した情報群が定められている。

0224

図18を参照しながらパターン用データテーブルについて、より具体的に説明する。なお、図18は高確大当たり結果となる場合に選択され得るパターン用データテーブルの一例である。

0225

図18に示すように、パターン用データテーブルには、対象となる遊技回の表示継続時間に対応したフレーム数分のポインタ情報が設定されており、各ポインタ情報に対応させて、タスクの内容の情報と、コマンド出力の有無の情報と、追加データの情報とが設定されている。

0226

タスクの内容の情報は、今回の遊技回に対応した動画表示を行うために設定されている情報であり、当該タスクの内容の情報を一切反映させないような情報が追加データとして設定されない限り、各フレームにおいてタスクの内容の情報に応じた画像が表示される。当該タスクの内容の情報には、対応する更新タイミングにおける1フレーム分の画像を表示させるためにVDP125に描画指示を行う上で必要なパラメータの情報などが設定されている。

0227

図18に示すパターン用データテーブルについて具体的には、「0」のポインタ情報に変動開始時のデータが設定されており、「200」のポインタ情報に予告演出開始時のデータが設定されており、「300」のポインタ情報に予告演出終了時のデータが設定されており、「400」のポインタ情報にノーマルリーチ開始時のデータが設定されており、「700」のポインタ情報に、スーパーリーチ開始時のデータが設定されており、「1000」のポインタ情報に、確定演出開始時のデータが設定されており、「1400」のポインタ情報に、変動終了時のデータが設定されている。これら各ポインタ情報は、演出の開始、演出の切り換わり、及び演出の終了といった区切りタイミングに対応している。また、これら以外のポインタ情報には、区切りタイミング間の動画表示を可能とするためのデータが設定されている。

0228

コマンド出力の有無の情報は、表示側MPU122から音光側MPU112へのコマンドの出力の有無、及びそのコマンドの種類を示す情報である。表示側MPU122は、動画の内容に応じて所定のタイミングで音光側MPU112にコマンドを出力することで、第1発光部群71、第2発光部群72及び第3発光部群73などの発光部にて画像の内容に応じた光の演出の実行を可能とし、スピーカ部45にて画像の内容に応じた音出力の演出の実行を可能とし、さらに幕板可動ユニット51及び円盤可動ユニット61a,61bなどの可動物にて画像の内容に応じた演出の実行を可能とさせる。

0229

図18に示すパターン用データテーブルについて具体的には、タスクの内容において変動開始時のデータが設定されている「0」のポインタ情報に対して、コマンドデータが設定されている。したがって、遊技回の変動開始時には、表示側MPU122から音光側MPU112へのコマンド送信に基づき、音光側MPU112において発光制御及び音出力制御などが開始される。また、タスクの内容において、予告演出開始時のデータ、ノーマルリーチ開始時のデータ、スーパーリーチ開始時のデータ、確定演出開始時のデータ及び変動終了時のデータのそれぞれが設定されている各ポインタ情報よりも事前送信用のフレーム数(ポインタ数)分前のタイミングのポインタ情報、具体的には、「198」、「398」、「698」、「998」、「1398」の各ポインタ情報に対して、コマンドデータが設定されている。したがって、遊技回の変動開始時以外の区切りタイミングについては、表示側MPU122から音光側MPU112へのコマンド送信が事前に行われており、これら区切りタイミングにおいて図柄表示装置31の表示内容と、発光制御、音出力制御及び可動物の駆動制御の内容とを完全に同期させることが可能となる。

0230

追加データの情報は、パターン用データテーブルの初期設定としてはブランクとして設定されており、報知の実行指示があった場合などに追加データへの書き込み処理が実行される。追加データへの書き込みが行われた場合には、当該追加データに書き込まれている情報がタスクの内容に元々設定されていた情報よりも優先される。例えば、報知として所定の文字を画像として表示することに対応した追加データが設定されている場合には、当該文字画像が、タスクの内容に対応した画像上に追加されているように画像表示がなされる。

0231

ステップS801にて否定判定をした場合には、ステップS803にて、最終停止コマンドを受信しているか否かを判定する。最終停止コマンドを受信している場合には、ステップS804にて、最終停止用の設定処理を実行した後に、本コマンド対応処理を終了する。最終停止用の設定処理では、今回の遊技回に対応した停止図柄を、最終停止表示中の期間が経過するまで静止表示するためのデータテーブルを表示側ROM123から読み出して表示側RAM124に書き込む処理を実行する。

0232

ステップS803にて否定判定をした場合には、ステップS805にて、オープニングコマンドを受信しているか否かを判定する。オープニングコマンドを受信している場合には、ステップS806にて、オープニングコマンドに対応したオープニング用のデータテーブルを表示側ROM123から読み出して表示側RAM124に書き込んだ後に、本コマンド対応処理を終了する。

0233

オープニング用のデータテーブルとは、今回の開閉実行モード用の演出に対応した動画を図柄表示装置31の表示面Gに表示させる場合において、画像の各更新タイミングにおける1フレーム分の画像を表示させるのに必要な処理が定められた情報群である。オープニング用のデータテーブルのデータ構成は、パターン用データテーブルと基本的に同一である。つまり、当該オープニング用のデータテーブルには、画像の各更新タイミングにおける1フレーム分の画像を表示させるのに必要な処理が定められた情報群だけでなく、演出の区切りタイミングに対応させて、音光側MPU112にコマンド送信を行うためのデータが設定されている。

0234

但し、オープニング用のデータテーブルでは、オープニング演出の開始時から、各ラウンド遊技中、及びラウンド遊技間のインターバル期間中の演出の内容が定められている。この場合、ラウンド遊技中のデータは対応するラウンド遊技が終了するまでループ又は最終の更新タイミングの画像が保持されるように設定されており、同様に、インターバル中のデータは対応するインターバルが終了するまでループ又は最終の更新タイミングの画像が保持されるように設定されている。そして、開放コマンド又は閉鎖コマンドの受信に伴って、オープニング用のデータテーブルにおいて参照すべきポインタ情報の範囲が切り換えられる構成となっている。

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