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技術 毛髪処理剤

出願人 山栄化学株式会社
発明者 佐藤光沙子
出願日 2012年11月9日 (8年1ヶ月経過) 出願番号 2012-260312
公開日 2014年5月22日 (6年7ヶ月経過) 公開番号 2014-094927
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード 被膜感 II剤 パサツキ感 ヘアドライヤー 含有重量比 コーミング ヘアダイ 混合重量比
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年5月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

シリコーン類を配合しなくともシリコーン類を配合したと同等以上に、コンディショニング効果(健康毛様の滑らかさ及び弾力、被膜感、しなやかさ、油分等)を毛髪(特に、痛んだ毛髪)に付与することができるヘアトリートメント等、を提供する。

解決手段

C12〜22脂肪族アルコール類を2.0〜13.0重量%、エステル交換油脂上昇融点が10℃以下である植物性油脂とを少なくとも含有する油脂組成物を0.005〜5.0重量%、脂肪酸アミドアミン類を0.5〜6重量%、酸類をpH2.5〜5.5となる量、及びエステル油を0.1〜7.0重量%を含有する毛髪処理剤

概要

背景

従来、傷んだ毛髪修復し、毛髪にコンディショニング効果を付与するため、ヘアトリートメントシリコーン類が配合されることがある(特許文献1等)。

しかし、シリコーン類は、毛髪に一旦、付着すると、シャンプー処理しても、なかなか落ちにくい、という特性がある。そのため、シリコーン類配合のヘアトリートメントを使い続けると、毛髪表面にシリコーン類が次第に蓄積され、その結果、毛髪にザラツキ感パサツキ感が生じ、或いは各種毛髪処理剤コンディショニングパーマ剤ヘアダイ等)の薬効成分が毛髪内部に迄、浸透しにくい、という問題があった。

概要

シリコーン類を配合しなくともシリコーン類を配合したと同等以上に、コンディショニング効果(健康毛様の滑らかさ及び弾力、被膜感、しなやかさ、油分等)を毛髪(特に、痛んだ毛髪)に付与することができるヘアトリートメント等、を提供する。 C12〜22脂肪族アルコール類を2.0〜13.0重量%、エステル交換油脂上昇融点が10℃以下である植物性油脂とを少なくとも含有する油脂組成物を0.005〜5.0重量%、脂肪酸アミドアミン類を0.5〜6重量%、酸類をpH2.5〜5.5となる量、及びエステル油を0.1〜7.0重量%を含有する毛髪処理剤。なし

目的

記事情に鑑み、本願発明は、シリコーン類を配合しなくともシリコーン類を配合したと同等以上に、コンディショニング効果(健康毛様の滑らかさ及び弾力、被膜感、しなやかさ、油分等)を毛髪(特に、痛んだ毛髪)に付与することができるヘアトリートメント等、を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

C12〜22脂肪族アルコール類を2.0〜13.0重量%、エステル交換油脂上昇融点が10℃以下である植物性油脂とを少なくとも含有する油脂組成物を0.005〜5.0重量%、脂肪酸アミドアミン類を0.5〜6重量%、酸類をpH2.5〜5.5となる量、及びエステル油を0.1〜7.0重量%を含有する毛髪処理剤

技術分野

0001

本願発明は、毛髪処理剤(特に、ヘアトリートメントヘアリンス等)に関する。

背景技術

0002

従来、傷んだ毛髪修復し、毛髪にコンディショニング効果を付与するため、ヘアトリートメントにシリコーン類が配合されることがある(特許文献1等)。

0003

しかし、シリコーン類は、毛髪に一旦、付着すると、シャンプー処理しても、なかなか落ちにくい、という特性がある。そのため、シリコーン類配合のヘアトリートメントを使い続けると、毛髪表面にシリコーン類が次第に蓄積され、その結果、毛髪にザラツキ感パサツキ感が生じ、或いは各種毛髪処理剤(コンディショニングパーマ剤ヘアダイ等)の薬効成分が毛髪内部に迄、浸透しにくい、という問題があった。

先行技術

0004

特開2010−150218号公報。

発明が解決しようとする課題

0005

記事情に鑑み、本願発明は、シリコーン類を配合しなくともシリコーン類を配合したと同等以上に、コンディショニング効果(健康毛様の滑らかさ及び弾力、被膜感、しなやかさ、油分等)を毛髪(特に、痛んだ毛髪)に付与することができるヘアトリートメント等、を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するため、本願発明者が鋭意、検討した結果、下記本願発明を成すに到った。

0007

即ち、本願発明は、C12〜22脂肪族アルコール類を2.0〜13.0重量%、エステル交換油脂上昇融点が10℃以下である植物性油脂とを少なくとも含有する油脂組成物(単に「油脂組成物」とも言う。)を0.005〜5.0重量%、脂肪酸アミドアミン類を0.5〜6重量%、酸類をpH2.5〜5.5となる量、及びエステル油を0.1〜7.0重量%含有する毛髪処理剤、を提供する。

発明の効果

0008

本願発明により、シリコーン類を配合しなくともシリコーン類を配合したと同等以上に、コンディショニング効果(健康毛様の滑らかさ及び弾力、被膜感、しなやかさ、油分等)を毛髪(特に、痛んだ毛髪)に付与することができるヘアトリートメント等、を提供することができる。

0009

以下、本願発明を、最良の実施形態に基づき、詳述する。

0010

本願発明に係る毛髪処理剤においては、C12〜22脂肪族アルコール類を含有する。具体的には、C12〜22脂肪族アルコール類としては、ベヘニルアルコールミリスチルアルコールセタノールオレイルアルコールステアリルアルコール等が挙げられる。

0011

本願発明に係る毛髪処理剤においては、エステル交換油脂と上昇融点が10℃以下である植物性油脂(「植物性油脂A」とも言う。)とを少なくとも含有する油脂組成物、を含有する。

0012

油脂組成物において、エステル交換油脂は、植物性油脂(「植物性油脂B」とも言う。)と水添植物性油脂とのエステル交換反応により調製される。

0013

植物性油脂Bとしては、例えば構成脂肪酸中、C18脂肪酸を70〜90重量%含有し、植物性油脂B中、トランス脂肪酸含有率3重量%以下のものが好ましい。具体的には、コメ油、コメヌカ油サフラワー油トウモロコシ油大豆油胡麻油、菜種油オリーブ油落花生油等の1種以上が挙げられ、コメ油又はコメヌカ油が好ましい。

0014

水添植物性油脂は、例えば植物性油脂Bを水添したものであり、水添植物性油脂中、トランス脂肪酸含有率1重量%以下のものが好ましい。具体的には、水添コメ油、水添コメヌカ油、水添サフラワー油、水添トウモロコシ油、水添大豆油、水添胡麻油、水添菜種油、水添オリーブ油、水添落花生油等の1種以上が挙げられ、水添コメ油又は水添コメヌカ油が好ましい。

0015

水添は、例えば、圧力1〜20kg/cm2、100〜250℃にて、触媒(Ni等)存在下、水素を吹き込みながら、不飽和脂肪酸が殆ど無くなる迄[具体的には、ヨウ素価が5以下(特に、3以下)になる迄]、行うのが好ましい。

0016

エステル交換反応は、以下のようにして行うことができる。即ち、先ず、植物性油脂Bと水添植物性油脂とを、混合する。植物性油脂Bと水添植物性油脂との混合重量比(植物性油脂B:水添植物性油脂)は、80:20〜50:50(特に75:25〜55:45)が好ましい。次いで、65〜85℃にて、金属触媒(Naメチラート等)又は酵素触媒リパーゼ等)の触媒存在下、常法に従い、非位置選択性ランダムエステル交換反応を行う。その後、必要に応じ、活性白土等にて脱色、更に脱臭を行う。

0017

上記のようにして調製されるエステル交換油脂は、一般に構成脂肪酸中、C18脂肪酸を70〜90重量%及び飽和脂肪酸を40〜60重量%含有するが、通常C12以下の飽和脂肪酸は実質的に含まれない。更に、エステル交換油脂は、上昇融点40〜50(典型的には、42〜50)℃である。

0018

油脂組成物において、植物性油脂Aとしては、前記植物性油脂Bとして例示したものが挙げられ、コメ油が好ましい。

0019

油脂組成物の組成において、エステル交換油脂と植物性油脂Aとの含有重量比(エステル交換油脂:植物性油脂A)は、1:1〜1:1.5が好ましい。油脂組成物は通常、トランス酸含有率が3重量%以下である。そのような油脂組成物は、「CM−コメOE1」(ボーソー油脂社製)として市販されている。

0020

本願発明に係る毛髪処理剤においては、脂肪酸アミドアミン類を含有する。具体的には、脂肪酸アミドアミン類としては、ステアラミドプロピルジメチルアミン(=ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド)、ベヘナミドプロピルジメチルアミン(=ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド)、ヤシ脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド等が挙げられる。

0021

本願発明に係る毛髪処理剤においては、酸類を含有する。酸類は、脂肪酸アミドアミン類に乳化能を付与し、また毛髪処理剤のpHを調整する目的で加えられる。酸は無機酸および有機酸が使用できるが、より良い感触を付与するために有機酸の使用が好ましい。無機酸としては、塩酸硫酸硝酸リン酸等が挙げられ、有機酸類としては、水溶性のもの、具体的にはヒドロキシカルボン酸グリコール酸乳酸リンゴ酸等)等が挙げられる。

0022

本願発明に係る毛髪処理剤においては、エステル油(但し、後述のグリセリン脂肪酸エステル類を除く。)を含有する。エステル油としては、例えば1塩基性脂肪酸エステル及び/又は多塩基性脂肪酸(2塩基性脂肪酸等)エステルが挙げられる。エステルを構成するアルコール類としては、C1〜5脂肪族アルコール類、C10〜22脂肪族アルコール類等が挙げられる。具体的には、エステル油としては、エチルヘキサン酸セチルミリスチン酸オクチルドデシルパルミチン酸イソプロピルミリスチン酸ミリスチルミリスチン酸イソプロピルイソノナン酸イソノニルセバシン酸ジテルヘキシル等が挙げられる。

0023

本願発明に係る毛髪処理剤においては、その他、添加成分としてグリセリン脂肪酸エステル類(ステアリン酸グリセリル等)、炭化水素類スクワラン等)、動・植物油類エーテル油類、脂肪酸類多価アルコール類グリセリン等)、アルコール類、蝋類高分子類カチオン性両性非イオン性界面活性剤、シリコーン類等を加えてよい。

0024

本願発明に係る毛髪処理剤の配合組成において、C12〜22脂肪族アルコール類を2.0〜13.0(好ましくは、3.0〜10.0)重量%、油脂組成物を0.005〜5.0(好ましくは、0.01〜3.0)重量%、脂肪酸アミドアミン類を0.5〜6(好ましくは、1〜4)重量%、酸類を毛髪処理剤のpHが2.5〜5.5となる量、及びエステル油を0.1〜7.0(好ましくは、0.5〜5.0)重量%、それぞれ含有する。

0025

本願発明に係る毛髪処理剤の種類としては、ヘアトリートメント、ヘアリンス、コンディショニング等が挙げられる。

0026

以下、本願発明を、実施例にて具体的に説明する。
<ヘアトリートメントの調製>
表1に示す配合組成に従って、各配合成分を均一に混合して、ヘアトリートメントを調製した(実施例1及び2、比較例1、2及び5、並びに対照)。
尚、比較例3及び4は何れも、乳化せず、ヘアトリートメントを調製することができなかった。

0027

<ヘアトリートメントの効能・効果評価試験
先ず、健康毛束(3g、長さ30cm)に、ブリーチI剤過硫酸塩パウダーブリーチ)3gとII剤(6%過酸化水素水)9gとの混合物を塗布した後、10分間、室温にて放置し、次いでお湯で濯ぎ、乾燥させた。その後、以上のブリーチ処理操作を再度、繰り返し、最後にシャンプー処理した。こうして、試験用損傷毛束を作製した。

0028

ヘアトリートメント(1g)を試験用損傷毛束全体にコーミングにて塗布した後、温水で濯いだ。このとき、濯ぎ時の毛髪の滑らかさについて、下記評価基準に従って官能評価した。

0029

その後、タオルドライ、そしてヘアドライヤーにて乾燥した。こうして仕上がった毛髪(毛束)の、滑らかさ、被膜感、弾力、しなやかさについて、下記評価基準に従って官能評価した。

0030

評価基準:「◎」は「対照より優れる」、「○」は「対照と同程度」、「△」は「対照よりやや劣る」、「×」は「対照より大きく劣る」。

0031

実施例

0032

1):「CM−コメOE1」、ボーソー油脂社製。

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