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技術 搬送装置及び記録装置

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 石川晃宮崎謙一
出願日 2012年11月12日 (8年1ヶ月経過) 出願番号 2012-248364
公開日 2014年5月22日 (6年7ヶ月経過) 公開番号 2014-094539
状態 特許登録済
技術分野 連続用紙の取扱い ベルト、ローラ以外の手段による供給
主要キーワード 仮想曲線 搬送用モーター テンション付与機構 液体収容容器 ドットインパクトプリンター 物理ゲル 流体噴射装置 テンションローラー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年5月22日)のものです。
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図面 (4)

課題

静電気の発生を抑制しつつ、搬送される媒体に適度な張力を付与することができる搬送装置及び記録装置を提供する。

解決手段

搬送装置27は、媒体を搬送方向Fに延びる搬送経路に沿って搬送する搬送ローラー対29と、搬送ローラー対29よりも搬送方向Fの下流側において用紙Sを支持する媒体支持部38と、媒体支持部38よりも搬送方向Fの下流側において、媒体支持部38に搬送方向Fの上流側となる部位が支持された用紙Sを支持する支持突部40と、媒体支持部38よりも搬送方向Fの下流側であり、支持突部40よりも搬送方向Fの上流側となる位置に配置され、搬送経路において媒体支持部38及び支持突部40に対する凹部を形成する案内部39と、を備える。

概要

背景

記録装置の一例として、ロール紙などの媒体に対してインク噴射することで印刷を行うインクジェット式プリンターがある。こうしたプリンターのうちには、印刷を行う記録部から、印刷後の用紙(ロール紙)を巻き取るまでの搬送経路の間に、用紙に張力を付与するように湾曲した支持面を有する支持部材と、用紙の印刷面を加熱して乾燥させるためのヒーターとを配置したものがある。そして、支持部材は、ヒーターの熱を用紙に伝達するとともに、巻き取られる用紙のしわをのばすことにも寄与している(例えば、特許文献1)。

概要

静電気の発生を抑制しつつ、搬送される媒体に適度な張力を付与することができる搬送装置及び記録装置を提供する。搬送装置27は、媒体を搬送方向Fに延びる搬送経路に沿って搬送する搬送ローラー対29と、搬送ローラー対29よりも搬送方向Fの下流側において用紙Sを支持する媒体支持部38と、媒体支持部38よりも搬送方向Fの下流側において、媒体支持部38に搬送方向Fの上流側となる部位が支持された用紙Sを支持する支持突部40と、媒体支持部38よりも搬送方向Fの下流側であり、支持突部40よりも搬送方向Fの上流側となる位置に配置され、搬送経路において媒体支持部38及び支持突部40に対する凹部を形成する案内部39と、を備える。

目的

本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、静電気の発生を抑制しつつ、搬送される媒体に適度な張力を付与することができる搬送装置及び記録装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

媒体を搬送方向に延びる搬送経路に沿って搬送する搬送部と、該搬送部よりも前記搬送方向の下流側において前記媒体を支持する媒体支持部と、該媒体支持部よりも前記搬送方向の下流側において、前記媒体支持部に前記搬送方向の上流側となる部位が支持された前記媒体を支持する支持突部と、前記媒体支持部よりも前記搬送方向の下流側であり、前記支持突部よりも前記搬送方向の上流側となる位置に配置され、前記搬送経路において前記媒体支持部及び前記支持突部に対する凹部を形成する案内部と、を備える搬送装置

請求項2

前記案内部は前記搬送方向と交差する幅方向に延びる凹部からなることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。

請求項3

前記案内部は前記搬送方向に連続して並ぶ2つ以上の案内面によって形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の搬送装置。

請求項4

前記支持突部は前記媒体支持部よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の搬送装置。

請求項5

前記搬送方向において前記搬送部と前記案内部との間には、前記媒体に記録を行う記録部が配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の搬送装置。

請求項6

前記媒体支持部の前記搬送方向における下流側の端部及び前記支持突部は、前記媒体支持部よりも下方に曲率中心を有する仮想曲線に沿って配置されている一方、前記案内部は前記仮想曲線よりも前記曲率中心側に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の搬送装置。

請求項7

前記支持突部よりも下方に配置され、前記媒体支持部及び前記支持突部に支持された前記媒体を巻き取る巻取部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載の搬送装置。

請求項8

請求項1〜請求項7のうち何れか一項に記載の搬送装置と、該搬送装置によって搬送される前記媒体に記録を行う記録部と、を備える記録装置

技術分野

0001

本発明は、媒体を搬送する搬送装置及びこのような搬送装置を備えた記録装置に関する。

背景技術

0002

記録装置の一例として、ロール紙などの媒体に対してインク噴射することで印刷を行うインクジェット式プリンターがある。こうしたプリンターのうちには、印刷を行う記録部から、印刷後の用紙(ロール紙)を巻き取るまでの搬送経路の間に、用紙に張力を付与するように湾曲した支持面を有する支持部材と、用紙の印刷面を加熱して乾燥させるためのヒーターとを配置したものがある。そして、支持部材は、ヒーターの熱を用紙に伝達するとともに、巻き取られる用紙のしわをのばすことにも寄与している(例えば、特許文献1)。

先行技術

0003

特開2012−139822号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、ヒーターで加熱する場合や巻き取りを行う場合に限らず、用紙はしわにならないように適度な張力を付与した状態で搬送するのが好ましい。しかし、用紙を湾曲した支持面で案内すると、用紙が支持面に摺接することで静電気を帯び、支持面に貼り付いて搬送が滞ってしまうことがある。そして、搬送が滞った用紙を搬送し続けると、用紙が撓んで支持面から浮き上がり、搬送経路沿いに配置された部材などに接触することで印刷面が傷付いてしまう虞がある。

0005

なお、こうした問題は、ロール紙にインクを噴射することで印刷を行うプリンターに限らず、媒体を搬送する搬送装置及びこのような搬送装置を備える記録装置においては、概ね共通したものとなっている。

0006

本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、静電気の発生を抑制しつつ、搬送される媒体に適度な張力を付与することができる搬送装置及び記録装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する搬送装置は、媒体を搬送方向に延びる搬送経路に沿って搬送する搬送部と、該搬送部よりも前記搬送方向の下流側において前記媒体を支持する媒体支持部と、該媒体支持部よりも前記搬送方向の下流側において、前記媒体支持部に前記搬送方向の上流側となる部位が支持された前記媒体を支持する支持突部と、前記媒体支持部よりも前記搬送方向の下流側であり、前記支持突部よりも前記搬送方向の上流側となる位置に配置され、前記搬送経路において前記媒体支持部及び前記支持突部に対する凹部を形成する案内部と、を備える。

0008

この構成によれば、案内部は、搬送部によって搬送される媒体の搬送方向における先端部を媒体支持部側から支持突部側に向けて案内したり、搬送経路より下方に撓んだ媒体を補助的に支持したりすることができる。ただし、案内部は媒体支持部及び支持突部に対する凹部を形成するので、媒体が媒体支持部と支持突部とによって支持されると、媒体との接触が抑制される。そして、媒体支持部に搬送方向の上流側となる部位が支持された媒体は、支持突部よりも搬送方向上流側または搬送方向下流側が自重によって垂れ下がることで、適度な張力が付与される。したがって、静電気の発生を抑制しつつ、搬送される媒体に適度な張力を付与することができる。

0009

上記搬送装置において、前記案内部は前記搬送方向と交差する幅方向に延びる凹部からなる。
この構成によれば、媒体支持部及び支持突部に支持されつつ搬送経路に沿って搬送される媒体は、凹部上に位置する部分が案内部から離間する。したがって、媒体と媒体を支持する部材との接触が連続することに起因する静電気の発生を抑制することができる。

0010

上記搬送装置において、前記案内部は前記搬送方向に連続して並ぶ2つ以上の案内面によって形成されている。
この構成によれば、媒体の先端部は、媒体支持部から支持突部に向けて搬送されるときに、搬送方向に連続して並ぶ2つ以上の案内面によって案内されるので、媒体が案内部に引っかかりにくい。また、搬送方向に連続して並ぶ案内面によって案内部を形成することで、構成を簡素化することができる。

0011

上記搬送装置において、前記支持突部は前記媒体支持部よりも下方に配置されている。
この構成によれば、支持突部によって搬送方向下流側に向けて低くなるように搬送経路が形成されるので、支持突部に支持された媒体は、その搬送方向下流側の部位が自重によって垂れ下がることで、適度な張力が付与される。

0012

上記搬送装置において、前記搬送方向において前記搬送部と前記案内部との間には、前記媒体に記録を行う記録部が配置されている。
この構成によれば、記録部よりも搬送方向下流側に配置された支持突部で媒体を支持することで、記録が行われた媒体のしわをのばすことができる。

0013

上記搬送装置において、前記媒体支持部の前記搬送方向における下流側の端部及び前記支持突部は、前記媒体支持部よりも下方に曲率中心を有する仮想曲線に沿って配置されている一方、前記案内部は前記仮想曲線よりも前記曲率中心側に配置されている。

0014

この構成によれば、媒体支持部及び支持突部によって、搬送方向下流側に向けて低くなる仮想曲線に沿うような搬送経路を形成することができる。したがって、支持突部に支持された媒体は、その搬送方向下流側の部位が自重によって垂れ下がることで、適度な張力が付与される。また、案内部を仮想曲線よりも仮想曲線の曲率中心側に配置することで、搬送経路から適度に離間させることができる。これにより、媒体支持部と支持突部との間で媒体が垂れ下がるように撓んだ場合には、案内部によって媒体を補助的に支持しつつ、搬送方向下流側に向けて案内することができる。

0015

上記搬送装置は、前記支持突部よりも下方に配置され、前記媒体支持部及び前記支持突部に支持された前記媒体を巻き取る巻取部をさらに備える。
この構成によれば、支持突部に支持された媒体は、その搬送方向下流側の部位が自重によって垂れ下がることで、適度な張力が付与される。したがって、巻取部はしわがのばされた状態の媒体を巻き取ることができる。

0016

上記課題を解決する記録装置は、上記搬送装置と、該搬送装置によって搬送される前記媒体に記録を行う記録部と、を備える。
この構成によれば、上記搬送装置と同様の作用効果を得ることができる。

図面の簡単な説明

0017

実施形態の記録装置の斜視図。
記録装置の概略構成を示す断面図。
搬送経路形成部の構成を示す断面図。

実施例

0018

以下、搬送装置及び記録装置の実施形態について、図を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の記録装置11は、媒体の一例である長尺の用紙(ロール紙)Sを扱うラージフォーマットプリンター(LFP)である。

0019

記録装置11は、車輪12が下端に取り付けられた一対の脚部13と、脚部13上に組み付けられる筐体部14とを備えている。なお、本実施形態においては、重力方向に沿う上下方向Zと交差(本実施形態では直交)する筐体部14の長手方向を幅方向Xとする。また、上下方向Z及び幅方向Xの双方と交差(本実施形態では直交)する方向を前後方向Yとする。

0020

筐体部14の後側下方には、筐体部14側に向けて用紙Sを給送する給送部15が配置されている。また、筐体部14の前側下方には、脚部13に支持された巻取部16が配置されている。さらに、給送部15と巻取部16との間には、搬送経路形成部17が配置されている。

0021

搬送経路形成部17は、後端側が筐体部14内に収容されるとともに、前端側が筐体部14から前方に向けて突出している。また、筐体部14の前面側には、搬送経路形成部17の上側となる位置に、筐体部14内から用紙Sを排出するための排出口14aが形成されている。

0022

巻取部16の近傍位置には、搬送経路形成部17と巻取部16との間に位置する用紙Sにテンション(張力)を与えるテンション付与機構18が設けられている。テンション付与機構18は、脚部13の下部に回動可能に支持された一対のアーム部材19と、一対のアーム部材19の先端部に回転可能に支持されたテンションローラー20とを備えている。

0023

巻取部16は、印刷後の用紙Sを円筒状に巻き取る不図示の芯材(例えば紙管)を軸方向両側から挟持する一対のホルダー21を備えている。そして、一方(図1では右側)のホルダー21が回転されることで、一対のホルダー21間に装着された芯材に用紙Sが巻き取られる。なお、本実施形態の巻取部16はスピンドルを使用しないスピンドルレス方式であるが、スピンドルを使用する方式でもよい。

0024

筐体部14内には、記録装置11の動作を制御する制御部22が設けられている。また、筐体部14の上部には、幅方向Xにおける一端側(図1では右端側)に、設定操作入力操作を行うための操作パネル23が設けられている。なお、操作パネル23は制御部22と電気的に接続されている。

0025

筐体部14の下部には、幅方向Xにおいて用紙Sの搬送経路の外側となる一端側(図1では右端側)に、液体の一例であるインクを収容可能な液体収容容器24が設けられている。液体収容容器24は、インクの種類や色に対応して、複数(本実施形態では4つ)設けられている。

0026

図2に示すように、給送部15には、未使用の用紙Sが円筒状に巻き重ねられたロール体R1が保持されている。また、給送部15は、ロール体R1をその軸方向に挟む一対のホルダー(図示せず)の一方に回転動力を出力する給送用モーター25を備える。そして、給送用モーター25が駆動されてロール体R1が図2における時計方向に回転することで、用紙Sは筐体部14内へ送り出される。

0027

巻取部16は、ロール体R2を軸方向に挟む一対のホルダー21の一方に回転動力を出力する巻取用モーター26を備える。そして、巻取用モーター26が駆動されてロール体R2が図2における時計方向に回転することで、用紙Sはロール体R2に巻き取られる。

0028

筐体部14内には、用紙Sを搬送する搬送装置27の構成要素の一部と、搬送装置27によって搬送方向Fに搬送される用紙Sに記録(印刷)を行う記録部28とが設けられている。搬送装置27は、搬送部の一例としての搬送ローラー対29と、搬送用モーター30とを備える。なお、給送部15、巻取部16及び搬送経路形成部17は搬送装置27を構成する。

0029

給送用モーター25、巻取用モーター26及び搬送用モーター30は、制御部22と電気的に接続されている。また、搬送ローラー対29は、搬送用モーター30の駆動力によって回転する駆動ローラー29aと、駆動ローラー29aとの間に用紙Sを挟持する従動ローラー29bとによって構成される。

0030

記録部28は、用紙Sの搬送方向Fと直交する主走査方向(本実施形態では幅方向X)に往復移動するキャリッジ31と、キャリッジ31の下部に保持された液体噴射部32とを備えている。そして、搬送装置27によって搬送方向Fに延びる搬送経路に沿って搬送される用紙Sに対して、液体噴射部32が液体収容容器24から供給されるインクを噴射することで、記録(印刷)が行われる。

0031

なお、巻取部16は搬送経路形成部17よりも搬送方向下流側であって、搬送経路形成部17よりも下方となる位置に配置されている。また、搬送経路形成部17に支持された印刷後の用紙Sは、搬送経路形成部17に沿って斜め下方へ案内された後に巻取部16によって巻き取られ、ロール体R2を形成する。このとき、搬送経路形成部17から自重によって垂れ下がる用紙Sの裏面側をテンションローラー20が押圧することで、巻取部16に巻き取られる用紙Sに張力を付与する。

0032

次に、搬送経路形成部17の構成について詳述する。
搬送経路形成部17は、搬送ローラー対29よりも搬送方向Fの上流側に配置された第1支持部材34と、搬送ローラー対29よりも搬送方向Fの下流側に配置された第2支持部材35と、第2支持部材35よりも搬送方向Fの下流側に配置された第3支持部材36とを備えている。なお、第3支持部材36は曲げ加工された板金などの板状部材からなる。

0033

第1支持部材34は、給送部15よりも搬送方向下流側であって、給送部15よりも上方となる位置に配置されている。また、第1支持部材34は給送部15と搬送ローラー対29との間で、搬送方向下流側が高くなるとともに用紙Sに張力を付与するように湾曲した支持面37を有している。

0034

図3に示すように、第2支持部材35は、キャリッジ31の下方であって、液体噴射部32と対向する位置に配置されている。また、第2支持部材35は、搬送ローラー対29よりも搬送方向Fの下流側において、記録部28によって記録が行われる用紙Sを支持する媒体支持部38を有している。なお、本実施形態において、媒体支持部38は第2支持部材35の上面側に形成されている。

0035

第3支持部材36は、搬送方向Fの上流側から下流側に向けて並ぶ案内部39、支持突部40、案内部41及び支持突部42を形成する案内面43,44,45,46,47を有している。すなわち、案内部39は搬送方向Fに連続して並ぶ2つの案内面43,44によって形成されているとともに、案内部41は搬送方向Fに連続して並ぶ2つの案内面45,46によって形成されている。また、支持突部40は搬送方向Fに連続して並ぶ2つの案内面44,45によって形成されているとともに、支持突部42は搬送方向Fに連続して並ぶ2つの案内面46,47によって形成されている。

0036

なお、本実施形態において、媒体支持部38及び案内面44は略水平方向に延びるように形成されている一方で、案内面47は略垂直方向に延びるように形成されている。また、案内面43,45,46は、搬送方向下流側が低くなるように傾斜した平面からなる傾斜面である。

0037

媒体支持部38の搬送方向Fにおける下流側の端部及び支持突部40,42の頂部は、媒体支持部38及び支持突部40,42よりも下方に曲率中心(図示略)を有する仮想曲線(図3に一点鎖線で示す)に沿って配置されている。そして、支持突部40は媒体支持部38よりも下方に配置されているとともに、支持突部42は支持突部40よりも下方に配置されている。また、支持突部40は筐体部14の排出口14aよりもやや内側となる位置に配置されている。

0038

第3支持部材36において、案内部39,41は搬送方向Fと交差(本実施形態では直交)する幅方向Xに延びる凹部からなる。すなわち、媒体支持部38よりも搬送方向Fの下流側であり、支持突部40よりも搬送方向Fの上流側となる位置に配置された案内部39は、媒体支持部38及び支持突部40に対する凹部を形成する。また、支持突部40よりも搬送方向Fの下流側であり、支持突部42よりも搬送方向Fの上流側となる位置に配置された案内部41は、支持突部40及び支持突部42に対する凹部を形成する。

0039

なお、本実施形態では、第3支持部材36の幅方向Xと直交する断面の形状は、幅方向Xで変化しない。また、案内部39,41は図3に一点鎖線で示す仮想曲線よりも、仮想曲線の曲率中心側に配置されている。

0040

次に、以上のように構成された搬送装置27及び記録装置11の作用について説明する。
搬送経路形成部17は、媒体支持部38よりも搬送方向Fの下流側に配置された案内部39と、支持突部40よりも搬送方向Fの下流側に配置された案内部41とを有している。そのため、搬送ローラー対29が用紙Sを搬送方向Fに搬送するときには、用紙Sの先端部が案内部39,41によって案内される。

0041

このとき、案内部39,41及び支持突部40,42は搬送方向Fに連続する案内面43,44,45,46によって形成されているので、用紙Sの先端が案内部39,41や支持突部40,42に引っかかることなく、案内面43,44,45,46に沿って搬送方向Fの下流側に向けて進む。

0042

また、搬送経路形成部17は、案内部39よりも搬送方向Fの下流側に配置された支持突部40と、案内部41よりも搬送方向Fの下流側に配置された支持突部42とを有している。そして、案内部39,41は用紙Sの搬送経路よりも下方となる位置に配置されているので、用紙Sの先端が支持突部40を通過すると、用紙Sはそのコシの強さによって案内部39から離間する。

0043

続いて、用紙Sの先端が支持突部42を通過すると、用紙Sはそのコシの強さによって案内部41から離間する。すなわち、案内部39,41の搬送方向Fにおける長さ(媒体支持部38と支持突部40、支持突部40と支持突部42の搬送方向Fにおける離間距離)は、用紙Sのコシの強さ(撓みにくさ)に応じて設定される。

0044

これにより、用紙Sは、搬送方向Fの上流側となる部位が媒体支持部38に支持され、搬送方向Fの下流側となる部位が支持突部40に支持される。また、用紙Sは、支持突部40に対して搬送方向Fの下流側となる部位が支持突部42に支持される。

0045

そして、搬送方向Fにおいて搬送ローラー対29と案内部39との間には、記録部28が配置されている。そのため、支持突部40,42は印刷が行われた用紙Sを支持しつつ案内することになる。このとき、用紙Sがインクで濡れてコシが弱くなるなどして媒体支持部38と支持突部40との間や支持突部40と支持突部42との間などで下方に撓んだ場合には、案内部39,41によって用紙Sが補助的に支持される。また、案内部39,41を構成する案内面43,45,46は搬送方向下流側が低くなるように傾斜しているので、支持した用紙Sを搬送方向下流側に向けて案内することが可能である。

0046

さらに、第3支持部材36は搬送方向Fの下流側に向かうにつれて低くなる搬送経路を形成しているので、媒体支持部38及び支持突部40,42に支持された印刷済みの用紙Sは、その自重によって支持突部42の下方に垂れ下がる。これによって、用紙Sは自重によって適度に張力が付与された状態となり、印刷面が乾くまでの間にしわが寄らないように用紙Sを搬送することが可能になる。

0047

支持突部40,42に支持された印刷済みの用紙Sは、支持突部40,42よりも下方に配置された巻取部16によって巻き取られる。また、搬送経路形成部17から自重によって垂れ下がる用紙Sの裏面側をテンションローラー20が押圧する。

0048

なお、テンションローラー20の押圧力は、支持突部42の頂部とロール体R2との間に位置する用紙Sの長さに基づいて設定される。すなわち、支持突部42は、ロール体R2との間に位置する用紙Sに自重及びテンションローラー20によって張力が付与されるように配置される。ただし、テンションローラー20は用紙Sが案内面46,47に沿って折れ曲がらないように用紙Sを前方に向けて押すので、用紙Sは案内面47と接触することなく、巻取部16によって巻き取られる。

0049

ここで、搬送経路形成部17の案内面が図3に一点鎖線で示す仮想曲線に沿うように湾曲した搬送経路を形成している場合には、用紙Sは案内面と継続して摺接しながら搬送されることになる。その結果、用紙Sが案内面に摺接することで静電気を帯び、搬送経路形成部17に張り付いてしまう。

0050

この状態で搬送ローラー対29によって用紙Sの搬送が継続されると、図3二点鎖線で示すように用紙Sの案内面に張り付いた部位の搬送方向上流側で用紙Sが浮き上がるとともに、その浮き上がる範囲が搬送方向上流側に波及していく。すると、浮き上がった用紙Sが筐体部14の排出口14aやキャリッジ31、液体噴射部32などに接触して、印刷面が傷付いてしまう虞がある。

0051

その点、本実施形態では、用紙Sは、搬送方向Fにおいて互いに離間した支持突部40,42に支持されているので、搬送経路形成部17との接触面積が小さく、静電気が発生しにくい。

0052

上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)案内部39,41は、搬送ローラー対29によって搬送される用紙Sの搬送方向Fにおける先端部を媒体支持部38側から支持突部40,42側に向けて案内したり、搬送経路より下方に撓んだ用紙Sを補助的に支持したりすることができる。ただし、案内部39,41は媒体支持部38及び支持突部40,42に対する凹部を形成するので、用紙Sが媒体支持部38と支持突部40,42とによって支持されると、用紙Sとの接触が抑制される。そして、媒体支持部38に搬送方向Fの上流側となる部位が支持された用紙Sは、支持突部40,42よりも搬送方向F上流側または搬送方向F下流側が自重によって垂れ下がることで、適度な張力が付与される。したがって、静電気の発生を抑制しつつ、搬送される用紙Sに適度な張力を付与することができる。

0053

(2)媒体支持部38及び支持突部40,42に支持されつつ搬送経路に沿って搬送される用紙Sは、凹部(案内部39,41)上に位置する部分が案内部39,41から離間する。したがって、用紙Sと用紙Sを支持する部材との接触が連続することに起因する静電気の発生を抑制することができる。

0054

(3)用紙Sの先端部は、媒体支持部38から支持突部40,42に向けて搬送されるときに、搬送方向Fに連続して並ぶ案内面43,44,45,46によって案内されるので、用紙Sが案内部39,41に引っかかりにくい。また、搬送方向Fに連続して並ぶ案内面43,44,45,46によって案内部39,41及び支持突部40,42を形成することで、構成を簡素化することができる。

0055

(4)支持突部40,42によって搬送方向Fの下流側に向けて低くなるように搬送経路が形成されるので、支持突部40,42に支持された用紙Sは、支持突部42よりも搬送方向下流側の部位が自重によって垂れ下がることで、適度な張力が付与される。

0056

(5)記録部28よりも搬送方向下流側に配置された支持突部40,42で用紙Sを支持することで、記録が行われた用紙Sのしわをのばすことができる。
(6)媒体支持部38及び支持突部40,42によって、搬送方向下流側に向けて低くなる仮想曲線に沿うような搬送経路を形成することができる。したがって、支持突部40,42に支持された用紙Sは、その搬送方向下流側の部位が自重によって垂れ下がることで、適度な張力が付与される。また、案内部39,41を仮想曲線よりも仮想曲線の曲率中心側に配置することで、搬送経路から適度に離間させることができる。これにより、媒体支持部38と支持突部40、あるいは支持突部40と支持突部42との間で用紙Sが垂れ下がるように撓んだ場合には、案内部39,41によって用紙Sを補助的に支持しつつ、搬送方向下流側に向けて案内することができる。

0057

(7)支持突部40,42に支持された用紙Sは、支持突部42よりも搬送方向下流側の部位が自重によって垂れ下がることで、適度な張力が付与される。したがって、巻取部16はしわがのばされた状態の用紙Sを巻き取ることができる。

0058

なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・案内部は凹部でなくてもよい。例えば、案内部を形成する平面または曲面の上に、搬送方向Fに所定の間隔を有して並ぶローラー(またはコロ)を支持突部として配置することで、搬送経路よりも下方に配置される案内部を構成してもよい。すなわち、案内部は、搬送経路から外れた位置に配置されることで常時は用紙Sを支持しないが、搬送経路から垂れ下がった用紙Sを補助的に支持することができればよい。

0059

・案内部及び支持突部は必ずしも幅方向Xに連続するように形成されなくてもよい。例えば、幅方向Xに所定の間隔を有して並ぶ複数の凹部を案内部としてもよいし、幅方向Xに所定の間隔を有して並ぶ複数の突部を支持突部としてもよい。

0060

・媒体支持部38が傾斜面であってもよい。
・案内面44が傾斜面であってもよいし、案内面46が水平面であってもよい。
・案内部39,41は、搬送方向Fに連続して並ぶ3つ以上の案内面によって形成される凹部であってもよい。

0061

・案内部と支持突部とを異なる部材によって形成してもよい。
・媒体支持部、案内部及び支持突部を単一の部材によって形成してもよい。
・搬送装置27は、搬送方向Fにおいて互いに離間しつつ並ぶ3つ以上の支持突部を備えるようにしてもよい。あるいは、搬送装置27が1つの案内部及びその搬送方向下流側に配置される1つの支持突部を備えるようにしてもよい。

0062

・搬送方向Fの下流側が高くなるように形成された搬送経路に沿って媒体支持部及び支持突部を配置してもよい。例えば、第1支持部材34に媒体支持部、支持突部及び案内部を形成してもよい。

0063

・水平方向に延びる搬送経路に沿って媒体支持部及び支持突部を配置してもよい。この場合にも、媒体支持部よりも搬送方向上流側または支持突部よりも搬送方向下流側において用紙Sが垂れ下がるようにすることで、用紙Sに適度な張力を付与することができる。

0064

・媒体支持部38の搬送方向Fにおける下流側の端部及び支持突部40,42の頂部が所定の仮想直線に沿って配置されてもよい。
・テンション付与機構18を備えず、搬送経路形成部17から自重によって垂れ下がった用紙Sを巻取部16で巻き取ってもよい。

0065

・巻取部16を備えず、用紙Sを巻き取ることなく排出するようにしてもよい。
・搬送装置27は、記録装置に限らず、媒体に加工を施す装置や媒体を巻き出したり巻き取ったりする装置など、媒体を搬送する任意の装置に備えることができる。

0066

・記録装置は、主走査方向に移動するキャリッジ31を備えるシリアルプリンターに限らず、幅方向Xの全幅にわたって液体噴射部32が設けられたフルラインヘッド型のラインプリンターでもよい。

0067

・記録装置は、液体を噴射する液体噴射装置に限らず、トナーなどの微粒子静電気力を利用して媒体に付着させる電子写真方式レーザープリンター熱転写プリンター昇華型プリンターを含む)、ドットインパクトプリンターなどの印刷装置でもよい。

0068

・上記実施形態において、記録装置は、インク以外の他の流体(液体や、機能材料粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体ゲルのような流状体、流体として流して噴射できる固体を含む)を噴射したり吐出したりして記録を行う流体噴射装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンスディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材色材画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射して記録を行う液状体噴射装置であってもよい。また、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体粉粒体)を例とする固体を噴射する粉粒体噴射装置(例えばトナージェット式記録装置)であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「流体」とは、気体のみからなる流体を含まない概念であり、流体には、例えば液体(無機溶剤有機溶剤溶液液状樹脂液状金属金属融液)等を含む)、液状体、流状体、粉粒体(粒体、粉体を含む)などが含まれる。

0069

11…記録装置、16…巻取部、27…搬送装置、28…記録部、29…搬送部の一例としての搬送ローラー対、38…媒体支持部、39,41…案内部、40,42…支持突部、43,44,45,46…案内面、F…搬送方向、X…幅方向。

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