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技術 車両用灯火類点検装置

出願人 鈴木學
発明者 鈴木學
出願日 2012年10月23日 (8年2ヶ月経過) 出願番号 2012-233551
公開日 2014年5月12日 (6年7ヶ月経過) 公開番号 2014-084616
状態 拒絶査定
技術分野 錠;そのための付属具 車両用電気・流体回路
主要キーワード ACCライン リレーオフ信号 リレー駆動用 構成簡易 点検順序 運転者一人 点検時間 アンサーバック信号
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

キーレスエントリー装備した車両のハザード機能を有効活用することにより、灯火類点検運転者車外において一人でも簡単かつ確実に行うことができて、運転者による走行前点検を可能とした構成簡易にして安価な車両用灯火類点検装置を提供する。

解決手段

車両の運転席に設けたスイッチに接続されたリレー及びトランジスタと、トランジスタをオンオフさせると共にリモコンキーの操作で車両のドアロックもしくはアンロックさせるドアロックコントローラからアンサーバック信号入力可能な制御部と、を備え、制御部は、リモコンキーのアンロックボタン及び又はロックボタンが予め設定した態様で操作されてアンサーバック信号が入力された場合に、車両に装備されトランジスタ及びリレーを介して制御部に接続されている灯火類が正常に点灯するか否かの点検モードを実行可能であることを特徴とする。

概要

背景

一般的に、四輪自動車等の車両には、ブレーキランプテールポジションランプヘッドランプ等の各種外装灯火装置灯火類という)が装備されている。これらの灯火類の多くは発光体としてタングステンフィラメントを使用していることから、長期間の使用によるフィラメント自体の経年劣化ランプ自体が車両の振動を受けること等により、フィラメントの断線は避けられず、定期的に点検する必要がある。従来、このような灯火類を点検する場合、運転席に一人が座りブレーキペダル等のスイッチを操作することにより、車外にいる他の一人がブレーキランプ等の点灯状態を確認、すなわち点検作業を少なくとも二人で行うようにしている。なお、灯火類の点検時に使用する装置としては、例えば特許文献1がある。

概要

キーレスエントリーを装備した車両のハザード機能を有効活用することにより、灯火類の点検を運転者が車外において一人でも簡単かつ確実に行うことができて、運転者による走行前点検を可能とした構成簡易にして安価な車両用灯火類点検装置を提供する。車両の運転席に設けたスイッチに接続されたリレー及びトランジスタと、トランジスタをオンオフさせると共にリモコンキーの操作で車両のドアロックもしくはアンロックさせるドアロックコントローラからアンサーバック信号入力可能な制御部と、を備え、制御部は、リモコンキーのアンロックボタン及び又はロックボタンが予め設定した態様で操作されてアンサーバック信号が入力された場合に、車両に装備されトランジスタ及びリレーを介して制御部に接続されている灯火類が正常に点灯するか否かの点検モードを実行可能であることを特徴とする。

目的

また、ブレーキランプにLEDを使用する車両の場合には、フィラメントのように断線を検出することができないため、ブレーキランプの異常警告を行うことも困難であり、これらのことから、灯火類を運転者一人で簡単かつ確実に点検することが難しく、その改善が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車両の運転席に設けたスイッチに接続されたリレー及びトランジスタと、該トランジスタをオンオフさせると共にリモコンキーの操作で前記車両のドアロックもしくはアンロックさせるドアロックコントローラから所定の信号が入力可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記リモコンキーのアンロックボタン及び又はロックボタンが予め設定した態様で操作されて前記所定の信号が入力された場合に、前記車両に装備され前記トランジスタ及びリレーを介して制御部に接続されている灯火類が正常に点灯するか否かの点検モードを実行可能であることを特徴とする車両用灯火類点検装置

請求項2

前記所定の信号は、前記ドアロックコントローラから出力されるアンサーバック信号であることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯火類点検装置。

請求項3

前記点検モードは、前記リモコンキーのアンロックボタンもしくはロックボタンが連続して2回操作された場合に所定の第1灯火類を点灯させる第1点検モードと、前記アンロックボタンもしくはロックボタンが連続して3回操作された場合に所定の第2灯火類を点灯させる第2点検モードと、前記アンロックボタンもしくはロックボタンが連続して4回操作された場合に所定の第3灯火類を点灯させる第3点検モードと、であることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯火類点検装置。

請求項4

前記各点検モードは、前記リモコンキーのロックボタンもしくはアンロックボタンが操作された場合に、当該点検モードがキャンセルされることを特徴とする請求項3に記載の車両用灯火類点検装置。

請求項5

前記制御部は、当該制御部内に設けたリレーを介してミラー格納モータ及びミラー格納スイッチが接続され、前記リモコンキーのロックボタンが操作された場合に、前記ミラー格納モータを作動させて車両に設けたリモート格納ドアミラーを格納させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両用灯火類点検装置。

技術分野

0001

本発明は、四輪自動車等の車両のブレーキランプヘッドランプ等の各種の灯火類運転者車外において一人でも点検可能な車両用灯火類点検装置に関する。

背景技術

0002

一般的に、四輪自動車等の車両には、ブレーキランプやテールポジションランプ、ヘッドランプ等の各種外装灯火装置(灯火類という)が装備されている。これらの灯火類の多くは発光体としてタングステンフィラメントを使用していることから、長期間の使用によるフィラメント自体の経年劣化ランプ自体が車両の振動を受けること等により、フィラメントの断線は避けられず、定期的に点検する必要がある。従来、このような灯火類を点検する場合、運転席に一人が座りブレーキペダル等のスイッチを操作することにより、車外にいる他の一人がブレーキランプ等の点灯状態を確認、すなわち点検作業を少なくとも二人で行うようにしている。なお、灯火類の点検時に使用する装置としては、例えば特許文献1がある。

先行技術

0003

特開2005−186659号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、従来の二人による点検作業においては、テール・ポジションランプやヘッドランプの場合、車内の一人がライティングスイッチを一々操作する必要があり、また、ブレーキランプの場合、車内の一人がブレーキペダルを押圧する必要がある等、点検のための操作が面倒である。また、一人での点検ができないため、走行前の点検作業を運転者一人で行うことも現実的に困難である。

0005

さらに、給油所給油する場合には、給油所の店員によって各種灯火類の点灯状態を点検して貰うことができるものの、近年急増しているセルフサービス形式の給油所の場合にはこれも期待できず、灯火類の運転者一人での点検が困難である。また、ブレーキランプにLEDを使用する車両の場合には、フィラメントのように断線を検出することができないため、ブレーキランプの異常警告を行うことも困難であり、これらのことから、灯火類を運転者一人で簡単かつ確実に点検することが難しく、その改善が望まれているのが実情である。

0006

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、灯火類の点検を運転者が車外において一人でも簡単かつ確実に行うことができて、運転者による走行前点検等を可能にした車両用灯火類点検装置を提供することにある。また、他の目的は、前記目的に加え、キーレスエントリーを装備した車両のハザード機能を有効活用することにより、構成簡易にして安価な車両用灯火類点検装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、車両の運転席に設けたスイッチに接続されたリレー及びトランジスタと、該トランジスタをオンオフさせると共にリモコンキーの操作で前記車両のドアロックもしくはアンロックさせるドアロックコントローラから所定の信号が入力可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記リモコンキーのアンロックボタン及び又はロックボタンが予め設定した態様で操作されて前記所定の信号が入力された場合に、前記車両に装備され前記トランジスタ及びリレーを介して制御部に接続されている灯火類が正常に点灯するか否かの点検モードを実行可能であることを特徴とする。

0008

また、請求項2に記載の発明は、前記所定の信号が、前記ドアロックコントローラから出力されるアンサーバック信号であることを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、前記点検モードが、前記リモコンキーのアンロックボタンもしくはロックボタンが連続して2回操作された場合に所定の第1灯火類を点灯させる第1点検モードと、前記アンロックボタンもしくはロックボタンが連続して3回操作された場合に所定の第2灯火類を点灯させる第2点検モードと、前記アンロックボタンもしくはロックボタンが連続して4回操作された場合に所定の第3灯火類を点灯させる第3点検モードと、であることを特徴とする。さらに、請求項4に記載の発明は、前記各点検モードが、前記リモコンキーのロックボタンもしくはアンロックボタンが操作された場合に、当該点検モードがキャンセルされることを特徴とする。

0009

さらにまた、請求項5に記載の発明は、前記制御部に、リレーを介してミラー格納モータ及びミラー格納スイッチが接続され、前記リモコンキーのロックボタンが操作された場合に、前記ミラー格納モータを作動させて車両に設けたリモート格納ドアミラーを格納させることを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、ドアロックコントローラから所定の信号が入力可能な制御部が、リモコンキーのアンロックボタン及び又はロックボタンが予め設定した態様で操作された場合に、トランジスタ及びリレーを介して接続されている灯火類の点検モードが実行可能であるため、リモコンキーの車外での操作により灯火類の点検を運転者一人でも簡単かつ確実に行うことができて、運転者による走行前点検等が可能になる。

0011

また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、制御部に入力される所定の信号がドアロックコントローラから出力されるアンサーバック信号であるため、キーレスエントリーを装備した車両のハザード機能を有効活用することができて、例えば点検装置をリモコン格納ミラーに内蔵できる等、新たな部品の追加等を極力抑えて構成簡易にし、安価で使い勝手に優れた点検装置を得ることができる。

0012

また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、点検モードが、リモコンキーの例えばアンロックボタンの略連続した2回の操作によりブレーキランプを点検可能な第1点検モードと、同ボタンの略連続した3回の操作により例えばテール・ポジションランプを点検可能な第2点検モードと、同ボタンの略連続した4回の操作により例えばヘッドランプを点検可能な第3点検モードとであるため、リモコンキーの所定ボタンの略連続した複数回の操作により、車両に装備されている各種灯火類を一層簡単かつ確実に点検できると共に、点検装置の操作性と使い勝手を向上させることができる。

0013

さらに、請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果に加え、第1〜第3点検モードが、リモコンキーの例えばロックボタンが操作された場合に、当該点検モードがキャンセルされて初期状態に戻るため、必要とする灯火類のみの点検が可能となり、点検装置の操作性と使い勝手を一層向上させることができる。

0014

さらにまた、請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4に記載の発明の効果に加え、制御部にリレーを介してミラー格納モータ及びミラー格納スイッチが接続され、リモコンキーのロックボタンが操作された場合に、ミラー格納モータを作動させて車両に設けたリモート格納ドアミラーを格納されるため、リモコンキーの操作で、ドアのロックやアンロック動作と灯火類の点検動作及びドアミラー格納動作を略連続して行うことができて、点検装置の使い勝手のより一層の向上が図れると共に、回路の一部供用化や制御の簡略化が図れて安価な点検装置を得ることができる。

図面の簡単な説明

0015

本発明に係わる車両用灯火類点検装置を使用したシステムブロック構成
同その回路構成
同その点検時の手順を示す工程図
同その制御系の動作を示すフローチャート
本発明に係わる車両用点検装置の他の実施形態を示す図2と同様の回路構成図
同その制御系の動作を示すフローチャート

実施例

0016

以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1図4は、本発明に係わる灯火類点検装置の一実施形態を示している。図1のブロック構成図に示すように、本発明に係わる灯火類点検装置1(点検装置1という)は、例えばキーレスエントリーの装着車のリモート格納ミラーに内蔵されること等で付設され、その入力側にドアロックコントローラ2(キーレスエントリー)が接続され、その出力側に、ブレーキランプ6が接続されたブレーキスイッチ3と、テール・ポジションランプ7が接続されたライティングスイッチ4と、ヘッドランプ8(ヘッドライト)が接続されたライティングスイッチ5がそれぞれ接続されている。

0017

そして、前記点検装置1は、図2の回路構成図に示すように、制御部としてのCPU10と、このCPU10の所定の出力端子にそのベースがそれぞれ接続された3つのリレー駆動用のトランジスタ11〜13と、この各トランジスタ11〜13にそれぞれ接続された3つのランプ点灯用のリレー14〜16等を有している。各リレー14〜16は、そのコイルが各トランジスタ11〜13のコレクタバッテリー17の+端子間にそれぞれ接続され、a接点からなる各リレー接点が前記ブレーキスイッチ3、ライティングスイッチ4、5の端子にそれぞれ並列接続されている。

0018

また、ブレーキスイッチ3、ライティングスイッチ4(TAIL接点)は、その一方の端子がバッテリー17の+端子にそれぞれ接続されると共に、他方の端子が前記ブレーキランプ6及びテール・ポジションランプ7の一端に接続され、各ランプ6、7の他端はアース(バッテリー17の−端子に接続)されている。また、ライティングスイッチ5(HEAD接点)は、その一方の端子にヘッドランプ8を介してバッテリー17の+端子が接続され、他方の端子はアースされている。

0019

さらに、前記CPU10の所定の入力端子には、OFFACC、IGON端子を有するイグニッションスイッチ18のIGON端子が接続されると共に、ハザードスイッチ19の一方の端子が接続され、このハザードスイッチ19の他方の端子はアースされている。またさらに、CPU10の所定の入力端子には、前記ドアロックコントローラ2が接続されてアンサーバック信号Sが入力可能であると共に、ハザードランプ20の一端が接続され、このハザードランプ20の他端はアースされている。

0020

前記ドアロックコントローラ2は、図示しない受信回路とCPUからなる制御回路等を有し、そのロック(LOCK)端子とアンロック(UNLOCK)端子には、車両に設けられたロック/アンロックスイッチ21が接続されると共に、所定の端子には車両のドア内に設けられたドアロックモータ22が接続されている。また、ドアロックコントローラ2の受信回路には、リモコンキー23が無線で接続され、このリモコンキー23は、ロック(LOCK)ボタン23aとアンロック(UNLOCK)ボタン23b及び図示しない発信器電池等を有している。

0021

このリモコンキー23の各ボタン23a、23bの操作状態の検出は、前記イグニッションスイッチ18がOFFで、かつハザードスイッチ19がOFFの時で、アンサーバック信号Sによるハザードランプ20の点滅が1回の場合に、「ドアロック」のリモコン操作がされた(ロックボタン23aが押圧された)ものとみなし、アンサーバック信号Sによるハザードランプ20の点滅が2回の場合に、「ドアアンロック」のリモコン操作がされた(アンロックボタン23bが押圧された)ものとみなすようになっている。

0022

そして、リモコンキー23のロックボタン23aが押圧されると、リモコンキー23の発信器からドアロック信号がドアロックコントローラ2に送信され、該ドアロックコントローラ2からの制御信号により、前記ドアロックモータ22がロック方向に回転してドアをロックすると共に、リモコンキー23のアンロックボタン23bが押圧されると、リモコンキー23の発信器からドアアンロック信号がドアロックコントローラ2に送信され、該ドアロックコントローラ2からの制御信号により、前記ドアロックモータ22がアンロック方向に回転してドアをアンロックするようになっている。なお、本発明に係わる点検装置1は、キーレスエントリーの装着車に使用されることから、前述したようにリモコンキー23のアンロックボタン23bが1回押圧操作されると、ドアロックコントローラ2から出力されるアンサーバック信号Sによりハザードランプ20が2回点滅するようになっている。

0023

次に、このように構成された点検装置1の動作の一例を、図3の工程図及び図4のフローチャートに基づいて説明する。先ず、図3に示すように、前記点検装置1による灯火類の点検は、4つの工程K01〜K04を順に行うことで実行される。すなわち、先ず点検者としての例えば運転者は、車外の後側でリモコンキー23のアンロックボタン23bを1回押圧(K01)する。このとき、運転者によるアンロックボタン23bの操作により、「アンロック」のアンサーバック信号Sでハザードランプ20が2回点滅し、この点滅状態を運転者が確認することで工程K01が実行される。この工程K01は、通常のドアアンロックのための動作(工程)である。

0024

工程K01が終了したら、次にリモコンキー23のアンロックボタン23bをさらに1回(合計2回)押圧(K02)する。この操作により、工程K01と同様に、「アンロック」のアンサーバック信号Sでハザードランプ20が2回点滅し、その後にブレーキランプ6が点灯し、この点灯を車両の後側にいる運転者が確認することで、ブレーキランプ6の点検、すなわち本発明の第1点検モードが実行される。

0025

次に、工程K02でブレーキランプ6を点検したら、リモコンキー23のアンロックボタン23bをさらにもう1回(合計3回)押圧(K03)する。この操作により、工程K01、K02と同様に、「アンロック」のアンサーバック信号Sでハザードランプ20が2回点滅し、その後にテール・ポジションランプ7が点灯する。この点灯を運転者が確認することでテール・ポジションランプ7の点検、すなわち本発明の第2点検モードが実行される。

0026

工程K03でテール・ポジションランプ7を点検したら、運転者は車両の前側に移動し、リモコンキー23のアンロックボタン23bをさらにもう1回(合計4回)押圧(K04)する。この操作により、工程K01〜K03と同様に、「アンロック」のアンサーバック信号Sでハザードランプ20が2回点滅し、その後にヘッドランプ8(Loビーム)が点灯する。この点灯を運転者が確認することでヘッドランプ8の点検、すなわち本発明の第3点検モードが実行される。この工程K04の終了により、車両に装備されているブレーキランプ6、テール・ポジションランプ7、ヘッドランプ8等の例えば運転前点検を、運転者が車両の後側と前側に順に位置してリモコンキー23を操作することで一人で行うことが可能になる。

0027

この工程K01〜K04における、CPU10の動作を具体的に示したのが図4のフローチャートである。次に、このフローチャートについて説明する。図4に示すように、点検装置1は、車両に装着されてイグニッションスイッチ18のACCライン等が接続されると、プログラムスタート(S100)し、先ず、リモコンキー23の2つのボタン23a、23bの押圧状態が「アンロック」か「ロック」かを判断する判断1(S101)が行われる。この判断S101におけるリモコンキー23による最初(1回目)のアンロック操作は、通常のドアアンロックのための操作とみなされて、各ランプ6〜8の点灯は行わない。

0028

そして、判断S101で「アンロック」の場合、すなわちリモコンキー23のアンロックボタン23bが押圧されると、再びリモコンキー23の押圧状態が「アンロック」か「ロック」の判断1(S102)が行われる。この判断S102で「アンロック」の場合、すなわちリモコンキー23のアンロックボタン23bが略連続して2回押圧された場合は、ブレーキランプ6を所定時間T(例えば2〜5秒)点灯(S103)させる。このブレーキランプ6の点灯で、該ランプ6の点検(第1点検モード)が実行される。

0029

次に、ブレーキランプ6の点検が終了したら、再びリモコンキー23の押圧状態が「アンロック」か「ロック」かの判断1(S104)が行われ、この判断S104で「アンロック」の場合、すなわちリモコンキー23のアンロックボタン23bが略連続して3回押圧された場合は、テール・ポジションランプ7を所定時間T点灯(S105)させる。このテール・ポジションランプ7の点灯で、該ランプ7の点検(第2点検モード)が実行される。

0030

そして、テール・ポジションランプ7の点検が終了したら、再びリモコンキー23の押圧状態が「アンロック」か「ロック」かの判断1(S106)が行われ、この判断S106で「アンロック」の場合、すなわちリモコンキー23のアンロックボタン23bが略連続して4回押圧された場合は、ヘッドランプ8を所定時間T点灯(S107)させる。このヘッドランプ8の点灯で、該ランプ8の点検(第3点検モード)が実行され、車両に装備されているブレーキランプ6、テール・ポジションランプ7及びヘッドランプ8が運転者一人により点検されたことになる。

0031

なお、図4のフローチャートにおいて、判断S101、S102、S104、S106で、リモコンキー23のボタン23a、23bの押圧状態が「ロック」の場合、すなわちリモコンキー23のロックボタン23aが押圧された場合は、以後の点検モードをキャンセルして初期状態である判断S101に戻ることになる。また、車両に図示しないフォグランプが装備されている場合には、フォグランプスイッチをオンにしておけば、ポジションランプ7と連動することから、このポジションランプ7と同時に点灯して点検することが可能になる。

0032

つまり、前記点検装置1の場合、リモコンキー23のアンロックボタン23bを4回押圧することで、各押圧回数に応じて、ブレーキランプ6、テール・ポジションランプ7及びヘッドランプ8が順に点灯し、この点灯を運転者が車両の後側や前側で確認することで、各ランプ6〜8の例えば運転前点検を運転者一人で行うことができる。なお、図3及び図4の説明では、各ランプの点検(点灯)時にリモコンキー23のアンロックボタン23bを押圧するようにしたが、例えばリモコンキー23のロックボタン23aを押圧することで各ランプ6〜8の点検(点灯)を行うようにしても良い。また、工程K02〜K04における各ランプ6〜8の点検順序や点検するランプの種類等も、前記例に限定されず、適宜の順序に変更できるし、その順序や点検するランプの種類等を運転者や車種に応じて予め設定可能に構成することもできる。

0033

このように、前記点検装置1によれば、ドアロックコントローラ2からアンサーバック信号Sが入力可能な制御部としてのCPU10が、リモコンキー23のアンロックボタン23bが押圧された場合に、トランジスタ11〜13及びリレー14〜16を介して接続されている各ランプ6〜8の点灯を確認する第1〜第3点検モードを実行可能であるため、リモコンキー23の車外における操作で各ランプ6〜8の点灯状態(点検)を運転者一人でも簡単かつ確実に行うことができて、運転者による走行前点検等が可能になる。

0034

特に、各点検モードを実行するためのCPU10に入力される信号が、ドアロックコントローラ2から出力されるアンサーバック信号Sであるため、キーレスエントリーを装備した車両のハザード機能を有効活用することができて、例えば点検装置1をリモート格納ミラーに内蔵することで付設でき、専用のリモコンキーを別途付設したり、点検用信号を新たに設定する必要がなくなる等、新たな部品の追加等を極力抑えて構成簡易にして、安価な点検装置1を提供することができる。

0035

また、各点検モードが、リモコンキー23のアンロックボタン23bの2回目の操作でブレーキランプ6を点検可能な第1点検モードと、同ボタン23bの3回目の操作でテール・ポジションランプ7を点検可能な第2点検モードと、同ボタン23bの4回目の操作でヘッドランプ8を点検可能な第3点検モードとを有するため、リモコンキー23のアンロックボタン23bの合計4回の操作により、車両に装備されている各ランプ6〜8を効率良く点検できると共に、点検装置1の操作性と使い勝手を向上させることができる。

0036

また、第1〜第3点検モードの実行前に、リモコンキー23のアンロックボタン23bが1回操作されてアンロック状態に設定されるため、運転者が運転前にドアをアンロック状態とした上で各ランプ6〜8の点検を行うことができ、例えば点検中にドアを開けて各スイッチ3〜5の状態を確認することができる等、運転者による運転前点検を一層確実かつ簡単に行うことができる。

0037

さらに、第1〜第3点検モードが、リモコンキー23のロックボタン23aが押圧された場合に、各点検モードがキャンセルされて初期状態に戻るため、点検するランプ6〜8の点検順序を所定に設定することで、必要とするランプ6〜8のみの点検が可能となり、点検時間の効率化が図れる等、点検装置1の操作性と使い勝手を一層向上させることができる。

0038

図5及び図6は、本発明に係わる点検装置の他の実施形態を示している。以下、前記実施形態と同一部位には、同一符号を付して説明する。この実施形態の特徴は、前記実施形態におけるドアのアンロックもしくはロック動作及び灯火類の点検動作と、車両のドア部分に設けられるリモート格納ドアミラーの格納動作を連動させるようにした点にある。

0039

すなわち、点検装置1は、図5に示すように、前記CPU10、トランジスタ11〜13及びリレー14〜16の他に、リレー25とリレー26及びトランジスタ27を有している。前記リレー25は、そのコイルの一端がCPU10の所定の出力端子に接続され他端がアースされると共に、リレー25の接点間にミラー格納モータ28が接続されている。また、リレー26は、そのコイルの一端がCPU10の所定の出力端子に接続され他端がアースされると共に、リレー26の接点の一端がイグニッションスイッチ18のACC端子に接続され他端がミラー格納スイッチ29に接続されている。また、ミラー格納スイッチ29にはリレー30が接続され、このリレー30のコイルの一端が前記トランジスタ27のエミッタに接続され他端がアースされている。なお、トランジスタ27は、そのベースがCPU10の所定の出力端子に接続されている。

0040

そして、この点検装置1の場合、車両が停止した状態で、運転者がドアを開けて車外に出てリモコンキー23のロックボタン23aを押圧すると、ドラロックコントローラ2からCPU10に入力される信号(アンサーバック信号S)でCPU10からリレー25のコイルにリレー駆動信号が出力され、該リレー25の接点が閉じてミラー格納モータ28が格納方向に作動して図示しないリモート格納ドアミラーが格納される。また、運車者が車外においてリモコンキー23のアンロックボタン23bを押圧すると、CPU10からリレー25のコイルにリレーオフ信号が出力されてリレー25がオフとなり、ミラー格納モータ28が展開方向に作動してリモート格納ドアミラーが使用状態に設定されるようになっている。

0041

このときのリモート格納ドアミラーの格納動作が、ドアのロック動作及び前述した灯火類の点検動作に連動して行われることになる。このときの動作を図6のフローチャートで示す。この図6のステップS100〜S107は、図4に示すフローチャートと同様に動作し、図4と異なる点は、判断S101、S102、S104、S106において、「ロック」の場合に、リモート格納ドアミラーを格納(S108)して判断S101に戻る点にある。つまり、前記各点検モードにおいて、リモコンキー23のロックボタン23aが押圧されると、前述した各ランプ6〜8の各点検モードのキャンセルと略同時に(略連続して)、リモート格納ドアミラーが格納されることになる。

0042

この実施形態の点検装置1においても、前記実施形態と同様に、各ランプ6〜8の運転者一人での点検が可能になる等、前記実施形態と同様の作用効果が得られる他に、次のような作用効果を得ることができる。すなわち、CPU10がリレー25、26やトランジスタ27を介してミラー格納モータ28やミラー格納スイッチ29、リレー30が接続され、リモコンキー23のロックボタン23aが操作されて所定の信号が入力された場合に、ミラー格納モータ28を作動させて車両に設けたリモート格納ドアミラーを格納させるため、リモコンキー23の操作で、ドアのアンロック動作と各ランプ6〜8の点検動作及びドアミラーの格納動作を略同時にもしくは連続して行うことができる。

0043

その結果、リモコンキー23の用途を拡大できて点検装置1の使い勝手のより一層の向上が図れると共に、点検装置1内の回路の一部供用化が図れる等、一層安価な点検装置1を提供することができる。また、リモート格納ドアミラーがリモコンキー23のロックボタン23aが押圧された場合に自動的に格納されるため、使い勝手の一層の向上と、CPU10による制御(ソフト)の簡略化を図ることができて、点検装置1を一層安価に形成することができる。

0044

なお、前記各実施形態においては、点検装置1をキーレスエントリーが装着されている車両に適用したが、本発明はこの構成に限定されず、例えばキーレスエントリーを装着していない車両であっても、専用あるいは汎用のリモコンキーを使用しつつ、車両に付設した制御部を介して各灯火類を点灯させる構成とすることも可能である。また、前記実施形態における、各灯火類の構成、リモコンキーの形態、点検装置の具体的回路、図4及び図6のフローチャート等は一例であって、同等の機能が得られる他の適宜の構成等を採用できることはいうまでもない。

0045

本発明は、リモコンキーを使用して各種の操作が可能な全ての車両に利用できる。

0046

1・・・・・・・・・・灯火類点検装置
2・・・・・・・・・・ドアロックコントローラ
3・・・・・・・・・・ブレーキスイッチ
4、5・・・・・・・・ライティングスイッチ
6・・・・・・・・・・ブレーキランプ
7・・・・・・・・・・テール・ポジションランプ
8・・・・・・・・・・ヘッドランプ
10・・・・・・・・・CPU
11〜13・・・・・・トランジスタ
14〜16・・・・・・リレー
17・・・・・・・・・バッテリー
18・・・・・・・・・イグニッションスイッチ
19・・・・・・・・・ハザードスイッチ
20・・・・・・・・・ハザードランプ
21・・・・・・・・・ロック/アンロックスイッチ
22・・・・・・・・・ドアロックモータ
23・・・・・・・・・リモコンキー
23a・・・・・・・・ロックボタン
23b・・・・・・・・アンロックボタン
25、26、30・・・リレー
27・・・・・・・・・トランジスタ
28・・・・・・・・・ミラー格納モータ
29・・・・・・・・・ミラー格納スイッチ
S・・・・・・・・・・アンサーバック信号

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