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技術 芯材を有する押出し成形品

出願人 トキワケミカル工業株式会社株式会社システムテクニカル
発明者 宮川直久加藤勝久
出願日 2012年10月22日 (7年9ヶ月経過) 出願番号 2012-245805
公開日 2014年5月12日 (6年3ヶ月経過) 公開番号 2014-084087
状態 未査定
技術分野 車両用シール装置 プラスチック等の押出成形
主要キーワード 内面両側 混合合成樹脂 イソプレン化合物 金型ダイス 切除機 モデュラス 結晶性エチレン系重合体 押出し成形品
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年5月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

芯材の周囲の被覆体および保持部が熱可塑性エラストマーからなる押出し成形品フランジに装着し、保持部の保持力が大きくなる芯材を有する押出し成形品を提供する。

解決手段

成形品本体1は長手方向に断面略字形合成樹脂または金属からなる芯材3と熱可塑性エラストマーからなる被覆体2によって形成され、該被覆体2には保持部4、4が該芯材3の側部7、7の内側に形成され、該フランジ5と当接する一方の側の該保持部4の一部に粘着性を有する熱可塑性エラストマー組成物からなる接触部6が該保持部4の先端側の一部に形成される。

概要

背景

自動車ドアトランクバックドア等の車体開口部周縁フランジに装着する芯材を有する押出し成形品において、軽量化やリサイクルを目的として押出し成形品の芯材(3)の周囲に形成する被覆体(2)の材質ゴムから熱可塑性エラストマーに変更し、該被覆体(2)と保持部(4)(4)が同じ熱可塑性エラストマーによって形成され、成形品本体(1)をフランジ(5)に装着して、該保持部(4)が該フランジ(5)と当接し、保持している。

概要

芯材の周囲の被覆体および保持部が熱可塑性エラストマーからなる押出し成形品をフランジに装着し、保持部の保持力が大きくなる芯材を有する押出し成形品を提供する。成形品本体1は長手方向に断面略字形合成樹脂または金属からなる芯材3と熱可塑性エラストマーからなる被覆体2によって形成され、該被覆体2には保持部4、4が該芯材3の側部7、7の内側に形成され、該フランジ5と当接する一方の側の該保持部4の一部に粘着性を有する熱可塑性エラストマー組成物からなる接触部6が該保持部4の先端側の一部に形成される。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

自動車車体開口部周縁フランジ(5)に装着する芯材を有する押出し成形品において、成形品本体(1)は長手方向に断面略字形の芯材(3)と該芯材(3)の外周に熱可塑性エラストマー被覆体(2)を形成し、該被覆体(2)には、保持部(4)(4)を該芯材(3)の側部(7)(7)の内側に形成し、該フランジ(5)と当接する該保持部(4)の一部に粘着性を有する熱可塑性エラストマー組成物からなる接触部(6)を一体に形成したことを特徴とする芯材を有する押出し成形品。

請求項2

請求項1の該接触部(6)の熱可塑性エラストマー組成物は、成分(a)シングルサイト触媒にて重合されたポリエチレン、またはそれを主体とする共重合体30〜70重量部、成分(b)ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックAの少なくとも2個と、共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBの少なくとも1個とからなるブロック共重合体、及び/またはこれを水素添加して得られる水添ブロック共重合体5〜25重量部、成分(c)結晶性エチレンもしくはプロピレン単独重合体またはこのエチレンもしくはプロピレンを主体とする結晶性の共重合体10〜30重量部、成分(d)ゴム用軟化剤5〜25重量部からなる熱可塑性樹脂組成物(A)100重量部に対して、成分(e)石油樹脂及び/または水素添加して得られる水素添加石油樹脂を2〜8重量部配合したことを特徴とした請求項1に記載する芯材を有する押出し成形品。

請求項3

前記請求項2に記載の該接触部(6)の熱可塑性エラストマー樹脂組成物に、熱可塑性樹脂組成物(A)100重量部に対して、さらに成分(f)無機充填材を1〜20重量部を配合したことを特徴とした請求項2に記載する芯材を有する押出し成形品。

請求項4

該保持部(4)の一部に該保持部(4)の上部側(S)より下部側(L)が長片となる接触部(6)を形成したことを特徴とする請求項1から3に記載する芯材を有する押出し成形品。

請求項5

該保持部(4)の全体に接触部(6)を形成したことを特徴とする請求項1から3に記載する芯材を有する押出し成形品。

請求項6

該接触部(6)は、一方の該保持部(4)のみに形成されたことを特徴とする請求項1から4に記載する芯材を有する押出し成形品。

請求項7

該接触部(6)が一方および他方の両側の該保持部(4)(4)に形成されたことを特徴とする請求項1から4に記載する芯材を有する押出し成形品。

請求項8

該接触部(6)がタイプAデュロメータ硬さ50〜90の熱可塑性エラストマーによって形成されたことを特徴とする請求項1から6に記載する芯材を有する押出し成形品。

請求項9

該芯材(3)は、硬質合成樹脂または金属によって形成されたことを特徴とする請求項1から7に記載する芯材を有する押出し成形品。

技術分野

0001

本発明は、自動車ドアトランクバックドア等の車体の開口部周縁フランジに装着するウェザーストリップトリム等の芯材を有する押出し成形品に関するものである。

背景技術

0002

自動車のドア、トランク、バックドア等の車体開口部周縁のフランジに装着する芯材を有する押出し成形品において、軽量化やリサイクルを目的として押出し成形品の芯材(3)の周囲に形成する被覆体(2)の材質ゴムから熱可塑性エラストマーに変更し、該被覆体(2)と保持部(4)(4)が同じ熱可塑性エラストマーによって形成され、成形品本体(1)をフランジ(5)に装着して、該保持部(4)が該フランジ(5)と当接し、保持している。

先行技術

0003

特開平2006−44341 特開平2011−25906

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1に開示された例による保持部(4)の材料を硬さショアA20〜50(タイプAデュロメータ硬さ20〜50)までの軟質の熱可塑性エラストマーによって形成すると、保持部が軟質の材料で柔らかくフランジの保持力が小さくなるため、成形品本体(1)がフランジ(5)から脱落する問題点がある。
特許文献2に開示された本出願人が先に出願した例によると、保持部(4)の熱可塑性エラストマーに含まれる粉末(フェーノール系酸化防止剤等の成分)が経時変化によって接触部(6)に移行して接触部(6)の表面に粉末が抽出されることで、接触部(6)の粘着性が著しく損なわれ、成形品本体(1)がフランジ(5)から脱落すると云う問題点がある。

課題を解決するための手段

0005

本発明のものは、上記の問題点を解決するもので、芯材を有する押出し成形品において、成形品本体(1)は長手方向に断面略字形の芯材(3)と熱可塑性エラストマーの被覆体(2)によって形成され、該被覆体(2)には該芯材(3)の側部(7)(7)の内側には各々突出した保持部(4)(4)が形成され、該フランジ(5)と当接する該保持部(4)の先端側の少なくとも一部または全部に粘着性を有する熱可塑性エラストマー組成物からなる接触部(6)が形成され、該成形品本体(1)がフランジから脱落する問題点を解決するものである。

0006

そして、該接触部(6)の熱可塑性エラストマー組成物が、
成分(a)シングルサイト触媒にて重合されたポリエチレン、またはそれを主体とする共重合体30〜70重量部、
成分(b)ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックAの少なくとも2個と、共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBの少なくとも1個とからなるブロック共重合体、及び/またはこれを水素添加して得られる水添ブロック共重合体5〜25重量部、
成分(c)結晶性エチレンもしくはプロピレン単独重合体またはこのエチレンもしくはプロピレンを主体とする結晶性の共重合体 10〜30重量部、
成分(d)ゴム用軟化剤5〜25重量部からなる熱可塑性樹脂組成物(A)100重量部に対して、
成分(e)石油樹脂及び/または水素添加して得られる水素添加石油樹脂を2〜8重量部配合したことを特徴とする熱可塑性エラストマー組成物である。

0007

さらに、前記に記載の該接触部(6)の熱可塑性エラストマー樹脂組成物に、熱可塑性樹脂組成物(A)100重量部に対して、さらに
成分(f)無機充填材を1〜20重量部を配合したことを特徴とする熱可塑性エラストマー組成物である。

0008

該保持部(4)の一部に該保持部(4)の上部側(S)より下部側(L)が長くなる接触部(6)を形成したことを特徴としている。

0009

該保持部(4)の全体に接触部(6)を形成したことを特徴としている。

0010

該接触部(6)が一方の該保持部(4)に形成されたことを特徴としている。

0011

該接触部(6)が一方および他方の両側の該保持部(4)(4)に形成されたことを特徴としている。

0012

該接触部(6)が材料をタイプAデュロメータ硬さ50〜90の熱可塑性エラストマーによって形成されたことを特徴としている。

0013

該芯材(3)が硬質合成樹脂または金属によって形成されたことを特徴としている。

発明の効果

0014

本発明は、以上のように構成されているので、成形品本体(1)は長手方向に断面略U字形の芯材(3)と該芯材(3)の外周に熱可塑性エラストマーの被覆体(2)を形成し、該被覆体(2)には、相対する保持部(4)(4)を該芯材(3)の側部(7)(7)の内側に形成し、該フランジ(5)と当接する該保持部(4)の一部に粘着性を有する熱可塑性エラストマー組成物からなる接触部(6)を形成したことで、該接触部(6)が該フランジ(5)の表面に粘着することで、成形品本体(1)が該フランジ(5)から滑りにくくなり、保持力を大きくして、成形品本体(1)が脱落する問題点を解決するものであり、また、接触部(6)がタイプAデュロメータ硬さ50〜90の熱可塑性エラストマーによって形成することで、確実にフランジ(5)を保持することができる。
該保持部(4)の一部の先端に上部側(S)より下部側(L)が長くなる接触部(6)を形成したことでフランジ(5)との接触面を増やし保持力が著しく向上すると云う効果がある。
さらに、保持部(4)の熱可塑性エラストマーに含まれる粉末(フェーノール系酸化防止剤等の成分)が経時変化によって移行して接触部(6)の表面に粉末が抽出されることはなく、接触部(6)の粘着性が損なわれないと云う効果がある。

図面の簡単な説明

0015

本発明の芯材を有する成形品本体の縦断側面図である。 本発明の成形品本体の保持部の上部側(S)より下部側(L)が長くなる接触部を形成した縦断側面図である。 本発明の成形品本体の保持部の全体に接触部を形成した縦断側面図である。 本発明の成形品本体の一方および他方の相対する内面両側の保持部に接触部が形成した縦断側面図である。 本発明の成形品本体には、一方の側面の内側に空間部を形成した縦断側面図である。 本発明の芯材に切除部を形成した斜面図である。 本発明の芯材を連続して製造する芯材を有する押出し成形品の製造方法である。 本発明の成形品本体を車体開口部周縁のフランジに装着した状態を示す縦断側面図である。

0016

本発明の実施の形態として図面について説明すると、図1に示すものは、自動車のドア、トランク、バックドア等の車体開口部周縁のフランジ(5)に装着するウェザーストリップ、トリム等の芯材を有する押出し成形品の請求項1で述べている断面を示すもので、成形品本体(1)は長手方向に断面略U字形の合成樹脂または金属からなる芯材(3)と熱可塑性エラストマーからなる被覆体(2)によって形成され、該被覆体(2)には保持部(4)(4)が該芯材(3)の側部(7)(7)の内側に形成され、該フランジ(5)と当接する一方の側の該保持部(4)の一部に粘着性を有する熱可塑性エラストマー組成物からなる接触部(6)が該保持部(4)の先端側の一部に形成される。
そして、該接触部(6)がタイプAデュロメータ硬さ50〜90の熱可塑性エラストマーによって形成され、さらに、該被覆体(2)は必要に応じて芯材(3)の周囲の一部または全体に形成するものである。

0017

図2に示すものは、該保持部(4)の一部に該保持部(4)の上部側(S)より下部側(L)が長くなる接触部(6)が形成されている。

0018

図3に示すものは、該保持部(4)の全体に接触部(6)が形成されている。

0019

図4に示すものは、該芯材(3)の側部(7)(7)の内側には各々突出した保持部(4)(4)が形成され、該フランジ(5)と当接する部分の対向する両側の該保持部(4)(4)の先端のみに接触部(6)(6)が形成されている。
また、芯材(3)と被覆体(2)は熱融着されているが、図5の如く部分的に一部熱融着せず空間部(17)を形成することもあり、そして、被覆体(2)の一部に接触部(6)が形成されることもある。
さらに、外周に設けた中空シール部(9)の形状は必要に応じて角形円形楕円形等のさまざまな各種の形状によって形成され、該芯材(3)の連結部(8)または側部(7)の外側の所望する位置に形成されている。

0020

図6に示すものは、本発明に使用する断面略U字形の芯材(3)に切除部(16)(16)を形成したもので、該切除部(16)(16)は所望する各種形状に切除されている。

0021

図7に示すものは、合成樹脂の芯材(3)と熱可塑性エラストマーの被覆体(2)を連続生産する製造方法を示し、第1押出し成形機(21)に硬質合成樹脂を注入し、第1金型ダイス(22)によって断面略U字形の芯材(3)を形成し、その後、第1冷却水槽(23)を通過後に引取ローラー(24)を経て、切除機(25)によって断面略U字形の芯材(3)の側部(7)(7)および連結部(8)に図6に示す如く切除部(18)(18)を所望する各種形状に切除される。
その後、第2金型ダイス(27)の内部に進入し、第2押出し成形機(26)に注入した被覆体(2)および保持部(4)を形成する溶融状態の熱可塑性エラストマーと、第3押出し成形機(28)に注入した接触部(6)を形成する溶融状態の熱可塑性エラストマー組成物とが注入管(30)(30)を通り、第2金型ダイス(27)の内部で該芯材(3)の周囲に熱融着し、その後、第2冷却槽(29)を通過する。
中空シール部(9)を形成する場合は、さらに第4押出し成形機を追加して、第2金型ダイス(27)の内部で該芯材(3)および被覆体(2)の周囲に熱融着する。

0022

図8の成形品本体(1)は、車体開口部周縁のフランジ(5)に装着した状態を示すものである。

0023

該接触部(6)を形成する熱可塑性エラストマー組成物について、
成分(a):必須成分
シングルサイト触媒にて重合されたポリエチレン、またはそれを主体とする共重合体として、好ましくはシングルサイト触媒にて重合されたポリエチレン、好ましくはシングルサイト触媒(メタロセン触媒)にて重合された、高密度ポリエチレン低圧法ポリエチレン)、低密度ポリエチレン高圧法ポリエチレン)、線状低密度ポリエチレン(エチレンと少量の好ましくは1〜10モル%のブテン−1ヘキセン−1、オクテン−1などのα−オレフィンとのコポリマー)などのポリエチレン、エチレン−プロピレンコポリマーと、エチレン・酢酸ビニル共重合体などの中から選ばれた1種または2種以上が好ましく用いられる。

0024

好ましくは、比重0.92以下、融点95℃以下を有し、メタロセン触媒(シングルサイト触媒)を用いて製造されたエチレン・オクテン・コポリマーである。これらは、一般に温度190℃、荷重2.16kgにおけるメルトフローレイトMFR)が0.5g/10分以上のものが良い。これらは、1種類以上を組み合せても良い。

0025

成分(b):必須成分
ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックAの少なくとも2個と、共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBの少なくとも1個とからなるブロック共重合体またはこれを水素添加して得られるもの、あるいはこれらの混合物であり、例えば、A−B−A、B−A−B−A、A−B−A−B−Aなどの構造を有するビニル芳香族化合物−共役ジエン化合物ブロック共重合体および/または、これらの水素添加されたもの等を挙げることができる。

0026

上記(水添)ブロック共重合体(ここで(水添)ブロック共重合体とは、ブロック共重合体および/または水添ブロック共重合体を意味する)は、ビニル芳香族化合物を5〜60重量%、好ましくは、20〜50重量%含む。

0027

ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックAは、好ましくはビニル芳香族化合物のみから成るか、またはビニル芳香族化合物50重量%以上、好ましくは70重量%以上と共役ジエン化合物との共重合体ブロック、もしくはその水添物である。

0028

共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBは好ましくは、共役ジエン化合物のみから成るか、または共役ジエン化合物50重量%以上、好ましくは70重量%以上とビニル芳香族化合物との共重合体ブロック、もしくはその水添物である。

0029

これらのビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックA、共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBのそれぞれにおいて、分子鎖中のビニル化合物または共役ジエン化合物の分布ランダムテーパード(分子鎖に沿ってモノマー成分が増加または減少するもの)、一部ブロック状またはこれらの任意の組合せでなっていてもよい。

0030

ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックAあるいは共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBが2個以上ある場合には、それぞれが同一構造であっても異なる構造であってもよい。

0031

(水添)ブロック共重合体を構成するビニル芳香族化合物としては、例えば、スチレンα−メチルスチレンビニルトルエン、p−第3ブチルスチレンなどのうちから1種または2種以上が選択でき、中でもスチレンが好ましい。また共役ジエン化合物としては、例えば、ブタジエンイソプレン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンなどのうちから1種または2種以上が選ばれ、中でもブタジエン、イソプレンおよびこれらの組合せが好ましい。

0032

共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBにおけるミクロ結合は任意に選ぶことができる。

0033

ブタジエンブロックにおいては、1,2−ミクロ結合が20〜50%、特に25〜45%が好ましい。

0034

また、ポリイソプレンブロックにおいては、該イソプレン化合物の70〜100重量%が、1,4−ミクロ結合を有し、かつ該イソプレン化合物に基づく脂肪族二重結合の少なくとも90%以上が水素添加されたものが好ましい。

0035

上記した構造を有する本発明に供する(水添)ブロック共重合体の重量平均分子量は、下限値は5,000以上、好ましくは10,000以上、より好ましくは80,000以上であり、上限値は、400,000以下、好ましくは300,000以下、より好ましくは150,000以下の範囲である。分子量分布(重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn))は好ましくは10以下、さらに好ましくは5以下、より好ましくは2以下である。(水添)ブロック共重合体の分子構造は、直鎖状分岐状、放射状あるいはこれらの任意の組合せのいずれであってもよい。

0036

成分(c):必須成分
本発明で用いられる成分(c)は、結晶性のエチレンもしくはプロピレンの単独重合体またはこのエチレンもしくはプロピレンを主体とする結晶性の共重合体が挙げられる。例えば、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレン・ブテン−1共重合体等の結晶性エチレン系重合体アイソタクチックポリプロピレン、プロピレン・エチレン共重合体、プロピレン・ブテン−1共重合体、プロピレン・エチレン・ブテン−1三元共重合体等の結晶性プロピレン系重合体が挙げられる。その中でも、ポリプロピレン系樹脂が好ましい。

0037

成分(d):必須成分
本発明で用いられるゴム用軟化剤成分(d)は、非芳香族系ゴム用軟化剤成分でも芳香族系ゴム用軟化剤成分でもかまわず、また、エステル系可塑剤も使用できるが、特に、非芳香族系鉱物油、エステル系可塑剤が好ましい。非芳香族系の鉱物油軟化剤としては、パラフィン鎖炭素数全炭素数の50%以上を占めるパラフィン系の軟化剤が挙げられる。

0038

成分(e):必須成分
本発明で用いられる石油樹脂成分(e)としては、石油精製工業石油化学工業の各種工業、特にナフサの分解工程で得られる不飽和炭化水素原料として共重合して得られる樹脂であって、C5留分を原料とした脂肪族系石油樹脂、C9留分を原料とした芳香族系石油樹脂ジシクロペンタジエンを原料とした脂環族系石油樹脂、並びにテルペン系樹脂およびこれら2種以上が共重合した共重合系石油樹脂、さらにこれらを水素化した水素化石油樹脂などが例示できる。上記した樹脂の水素添石油樹脂は、上記の樹脂を当業者に公知の方法により水素添加して得られる。具体的には、出光石油化学(株)製のアイマーブ(水素化石油樹脂)、荒川化学工業(株)製のアルコン(水素化石油樹脂)、ヤスハラケミカル(株)製のクリアロン水素化テルペン樹脂)、トーネックス(株)製のエスコレッツ(脂肪族系炭化水素樹脂)、などの市販品を用いることができる。

0039

熱可塑性樹脂組成物(A)は成分(a)、(b)、(c)、(d)より構成され、それぞれの配合量は、(a)は30〜70重量部、(b)は5〜25重量部、(c)は10〜30重量部、(d)は5〜25重量部である。好ましくは、(a)は40〜60重量部、(b)は10〜20重量部、(c)は15〜25重量部、(d)は10〜20重量部である。

0040

成分(e)の配合量は、熱可塑性樹脂組成物(A)100重量部に対して2〜8重量部が好ましい。

0041

(f)無機充填剤
本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、必要に応じて、無機充填剤(f)成分を配合することができる。成分(f)は、熱可塑性エラストマー組成物から得られる成形品の圧縮永久歪みなど一部の物性を改良する効果のほかに、増量による経済上の利点を有する。成分(f)としては、ウォラストナイト緑泥石炭酸カルシウムタルクシリカ珪藻土硫酸バリウム炭酸マグネシウム水酸化マグネシウムマイカクレー酸化チタンカーボンブラックガラス繊維中空ガラスバルーン炭素繊維チタン酸カルシウム繊維、天然けい酸、合成けい酸(ホワイトカーボン)等が挙げられる。これらのうち、炭酸カルシウム、ウォラストナイト、緑泥石、タルクが特に好ましい。
成分(f)の配合量は、配合する場合は、熱可塑性樹脂組成物(A)100重量部に対して1〜20重量部が好ましい。

0042

また、本発明に使用する成形品本体(1)の材料の硬さの使用例を説明するが、これに限定するものではない。断面略U字形の芯材(3)は金属または硬質合成樹脂からなり、硬質合成樹脂としてはタイプAデュロメータ硬さ(JIS K6253、15秒後値)90以上のオレフィン系樹脂またはオレフィン系樹脂にタルク等の粉体を20〜50重量%混合した混合合成樹脂を使用し、剛性を高め、線膨張係数を小さくする。

0043

さらに、被覆体(2)及び保持部(4)を形成する熱可塑性エラストマーとしては、タイプAデュロメータ硬さ(JIS K6253、15秒後値)50〜80のオレフィン系熱可塑性エラストマーまたはスチレン系熱可塑性エラストマーが使用される。

0044

また、接触部(6)を形成する熱可塑性エラストマー組成物の材料としては、タイプAデュロメータ硬さ(JIS K6253、15秒後値)50〜90の熱可塑性エラストマー組成物が使用される。
さらに、中空シール部(9)を形成する熱可塑性エラストマーとしては、タイプAデュロメータ硬さ(JIS K6253、15秒後値)20〜50が使用される。

0045

本発明の接触部(6)を形成する熱可塑性エラストマー組成物(以下、単に材料Aとする)の実施例を説明するが、本発明はこれに限定するものではない。実施例で使用した材料および試験方法は以下の通りである。

0046

材料A
(a)成分として、
商品名:KS240、日本ポリエチレン(株)製、メタロセン触媒系エチレン・1−ヘキセン共重合体、密度0.88g/cm3、MFR(190℃、21.18N)2.2g/10分を50重量部
(b)成分として、
商品名:セプトン4055、クラレ(株)製、スチレン−イソプレンブロック共重合体スチレン含有量30重量%、イソプレン含有量70重量%、重量平均分子量260,000、分子量分布1.3、水素添加率=90%以上を15重量部
(c)成分として、
商品名:FW4BT、日本ポリプロ(株)製、ポリプロピレンランダム共重合体、MFR(230℃、21.18N)7g/10分を20重量部
(d)成分として、
商品名:ダイアプロセスオイルPW−90、出光興産(株)製、非芳香族炭化水素系ゴム用軟化剤(Oil)(パラフィン系オイル)、重量平均分子量540を15重量部
((a)+(b)+(c)+(d)=100重量部)
(e)成分として、
商品名:アイマープP−140、出光石油化学(株)製、石油樹脂、軟化点140℃、平均分子量910、密度1.03を5重量部
(f)成分として、
炭酸カルシウム(CaCO3):NS400(三共精粉(株)製)を10重量部
を配合、溶融混練して得られるペレット状の材料を用いた。

0047

下記の試験方法を行い、表1の物性値が得られた。
1、硬度
JIS K6253に準拠し、試験片として6.3mm厚プレスシートを用い、タイプAデュロメータ硬さにて測定し、15秒値を求めた。測定温度は23℃であった。
2、引張強さ、100%モデュラス伸び
引張強さ、100%モデュラス、伸びの測定は、JIS K6251に準拠し、試験片は2mm厚プレスシートを、3号ダンベル型に打抜いて使用した。引張速度は500mm/分とした。測定温度は23℃であった。
3、圧縮永久ひずみ
JIS K6262に準拠し、プレス成形によって得られた直径:13mm、厚さ:6.3mmの円柱状の試験片を使用した。試験条件は、圧縮率26%、70℃×22時間とした。

実施例

0048

0049

1成形品本体
2被覆体
3芯材
4 保持部
5フランジ
6 接触部
7 側部
8 連結部
9中空シール部
16切除部
17 空間部
21 第1押出し成形機
22 第1金型ダイス
23 第1冷却水槽
24 引取ローラー
25切除機
26 第2押出し成形機
27 第2金型ダイス
28 第3押出し成形機
29 第2冷却槽
30注入管
S 上部側
L 下部側

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