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技術 ランバーサポート装置、及びそれを備える椅子

出願人 株式会社オカムラ
発明者 ハーフォードアレキザンダー
出願日 2012年10月19日 (8年2ヶ月経過) 出願番号 2012-232398
公開日 2014年5月12日 (6年7ヶ月経過) 公開番号 2014-083130
状態 特許登録済
技術分野 椅子の脚、座部、背もたれ及び付属物
主要キーワード 支持軸孔 正面側方向 略方形枠状 幅広面 側断面視 屈曲率 縦長孔 部品単体
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年5月12日)のものです。
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図面 (5)

課題

背凭れ面方向への弾性変形許容度を大きくとれるばかりか、背凭れの斜め上方側から作用する力に対しても適度な変形が可能となり、部品単体としての強度にも優れるランバーサポート装置、及びそれを備える椅子を提供する。

解決手段

ランバーサポート装置42の可撓部46が、正面視で左右広幅をなすとともに、側面視において全体が緩やかに前方に凸状に屈曲する板状体52であり、該板状体52の上部には、左右方向に延びるスリット部47が形成されている。

概要

背景

椅子におけるランバーサポート装置の可撓部は、一般的に合成樹脂によって成型された板状をなし、椅子の背凭れに配置され、着座者の背中や腰部に対し、点接触ではなく面接触をすることによって、着座者に異物感を与えることなく背中や腰部を快適に支持できるようになっている。また、特に可撓部に背凭れ面方向の弾性変形機能を持たせ、着座者の背中の動き追従するようになっているランバーサポート装置もある。このような着座者の背中や腰部を支持し快適性を向上させるためのランバーサポート装置は、例えば、下記文献に開示される椅子が挙げられる。

概要

背凭れ面方向への弾性変形許容度を大きくとれるばかりか、背凭れの斜め上方側から作用する力に対しても適度な変形が可能となり、部品単体としての強度にも優れるランバーサポート装置、及びそれを備える椅子を提供する。ランバーサポート装置42の可撓部46が、正面視で左右広幅をなすとともに、側面視において全体が緩やかに前方に凸状に屈曲する板状体52であり、該板状体52の上部には、左右方向に延びるスリット部47が形成されている。

目的

本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、背凭れ面方向への弾性変形許容度を大きくとれるばかりか、背凭れの斜め上方側から作用する力に対しても適度な変形が可能となり、部品単体としての強度にも優れるランバーサポート装置、及びそれを備える椅子を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

椅子備え付けられるランバーサポート装置であって、前記ランバーサポート装置の可撓部が、正面視で左右広幅をなすとともに、側面視において全体が緩やかに前方に凸状に屈曲する板状体であり、該板状体の上部には、左右方向に延びるスリット部が形成されていることを特徴とするランバーサポート装置。

請求項2

前記スリット部は、前記板状体の中央よりも上方部分に、水平に連続して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のランバーサポート装置。

請求項3

前記板状体は、前記スリット部より下方部分に複数の細孔が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のランバーサポート装置。

請求項4

前記スリット部は、前記板状体の上下幅の略4分の1を上方に残して、水平に連続して形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のランバーサポート装置。

請求項5

前記板状体の上縁部が、該板状体自体の前記凸状の屈曲率よりも大きな屈曲率で後方へ屈曲していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のランバーサポート装置。

請求項6

ランバーサポート装置を備える椅子であって、前記ランバーサポート装置の可撓部が、正面視で左右広幅をなすとともに、側面視において全体が緩やかに前方凸状に屈曲する板状体であり、前記板状体の上部には、左右方向に延びるスリット部が形成されていることを特徴とするランバーサポート装置を備える椅子。

技術分野

0001

本発明は、背凭れに配置され、着座者の背中や腰部を支持し快適性を向上させるためのランバーサポート装置、及びランバーサポート装置を備える椅子に関する。

背景技術

0002

椅子におけるランバーサポート装置の可撓部は、一般的に合成樹脂によって成型された板状をなし、椅子の背凭れに配置され、着座者の背中や腰部に対し、点接触ではなく面接触をすることによって、着座者に異物感を与えることなく背中や腰部を快適に支持できるようになっている。また、特に可撓部に背凭れ面方向の弾性変形機能を持たせ、着座者の背中の動き追従するようになっているランバーサポート装置もある。このような着座者の背中や腰部を支持し快適性を向上させるためのランバーサポート装置は、例えば、下記文献に開示される椅子が挙げられる。

先行技術

0003

特許第4518602号公報
特許第4198014号公報
特開2008−237392号公報

発明が解決しようとする課題

0004

これらの椅子におけるランバーサポート装置は、いずれも合成樹脂によって成型された板状をなしており、着座者の背中から腰部にかけて移動可能な構造になっており、着座者に異物感を与えることなく背中側を快適に支持することを目的としている。

0005

そして、上記特許文献1、2、3に開示される椅子のランバーサポート装置においては、可撓部は、いずれも背中の形状にフィットするように側断面視において緩やかな弧状をなし、この緩やかな弧状と素材弾性係数とが相俟って、着座者の背中の動きと追従する弾性変形許容度をランバーサポート装置に持たせている。

0006

このように、弾性変形許容度については、背凭れ面方向への弾性変形許容度を大きくとられる。しかし、着座者が後ろ側に反った姿勢をとるような場合、ランバーサポート装置の可撓部には斜め上方からの荷重が加わることとなるが、可撓部の上側部も側断面視弧状をなしているため上方からの力に対して変形し難く、可撓部の上側部分だけは着座者の背中への追従性が劣ることになる。この可撓部の上側部分だけ合成樹脂製の板厚を薄くすることも考えられるが、可撓部の耐久性が問題になるばかりか、可撓部全体の3次元的な弾性変形の調整が極めて煩雑なものとなる。

0007

本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、背凭れ面方向への弾性変形許容度を大きくとれるばかりか、背凭れの斜め上方側から作用する力に対しても適度な変形が可能となり、部品単体としての強度にも優れるランバーサポート装置、及びそれを備える椅子を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

前記課題を解決するために、本発明のランバーサポート装置は、
椅子に備え付けられるランバーサポート装置であって、
前記ランバーサポート装置の可撓部が、正面視で左右広幅をなすとともに、側面視において全体が緩やかに前方に凸状に屈曲する板状体であり、該板状体の上部には、左右方向に延びるスリット部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ランバーサポート装置の板状体の上部に左右方向に延びるスリット部が形成されているため、側面視において全体が緩やかに前方に凸状に屈曲する可撓部としての板状体は、その上部が一部前記板状体と区分けされ、該板状体の下部よりも利用者の背中に柔軟に追従できる幅狭帯状の可撓部として機能することになる。したがって、可撓部における背凭れ面方向への弾性変形許容度を大きく確保できるばかりか、斜め上方側からの力に対しても適度な変形が可能となる。

0009

本発明のランバーサポート装置は、
前記スリット部は、前記板状体の中央よりも上方部分に、水平に連続して形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、板状体の上部に斜め上方側から加えられる力に対しても適度な変形が可能となる幅狭帯状の可撓部を確保できるとともに、その下側に可撓部面方向への弾性変形許容度を大きく確保できる幅広面状の可撓部を設けられることになる。

0010

本発明のランバーサポート装置は、
前記板状体は、前記スリット部より下方部分に複数の細孔が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、板状体のスリット部より下方部分に複数の細孔が形成されているので、板状体の下方部分における幅広面状の可撓部の弾性変形許容度が大きくなるように調整でき、その上側の幅狭帯状の可撓部の弾性変形許容度に合わせることができることとなる。

0011

本発明のランバーサポート装置は、
前記スリット部は、前記板状体の上下幅の略4分の1を上方に残して、水平に連続して形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、板状体の上部に斜め上方側から加えられる力に対しても適度な変形が可能となる幅狭帯状の可撓部が板状体の上下幅の略4分の1の場所に形成されるため、その下側の幅広面状の可撓部において可撓部面方向への弾性変形許容度を十分確保できることになる。

0012

本発明のランバーサポート装置は、
前記板状体の上縁部が、該板状体自体の前記凸状の屈曲率よりも大きな屈曲率で後方へ屈曲していることを特徴としている。
この特徴によれば、板状体の上縁がその他の部位と比較して大きく屈曲しているので、上縁を有する幅狭帯状の可撓部の弾性変形許容度を小さく調整でき、その下側の幅広面状の可撓部と弾性変形許容度を合わせることができるばかりか、利用者が後ろ側に反った姿勢をとるような場合、屈曲により形成されるラウンド部により利用者の背中を保護できることとなる。

0013

前記課題を解決するために、本発明のランバーサポート装置を備える椅子は、
ランバーサポート装置を備える椅子であって、
前記ランバーサポート装置の可撓部が、正面視で左右広幅をなすとともに、側面視において全体が緩やかに前方凸状に屈曲する板状体であり、前記板状体の上部には、左右方向に延びるスリット部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ランバーサポート装置の板状体の上部に左右方向に延びるスリット部が形成されているため、側面視において全体が緩やかに前方に凸状に屈曲する可撓部としての板状体であっても、板状体の上部が一部前記板状体と区分けされ、板状体の下部よりも利用者の背中に柔軟に追従できる幅狭帯状の可撓部として機能することになる。したがって、可撓部における可撓部面方向への弾性変形許容度を大きく確保できるばかりか、斜め上方側からの力に対しても適度な変形が可能となる。

図面の簡単な説明

0014

実施例1におけるランバーサポート装置、及びそれを備える椅子を示す正面図である。
ランバーサポート装置を備える椅子を示す側面図である。
(a)は、ランバーサポート装置を示す正面図であり、(b)は、同じく(a)におけるA−A断面を示す側断面図である。
ランバーサポート装置、及びそれを備える椅子を示す拡大斜視図である。

0015

本発明に係る椅子を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。

0016

実施例に係る椅子につき、図1から図4を参照して説明する。先ず図1の符号1は、本発明の適用された椅子である。

0017

椅子1は、先端部にキャスタ2を備える放射状をなす5本の脚杆3を有する脚体4と、脚体4の中央に立設され、内部にガススプリング(図示略)が収容された伸縮式の脚柱5と、脚柱5の上端後端部が固着された正面上方を向く支基6と、支基6の上方に支持された座7と、左右方向に延び前後方向に回動可能な軸8をもって支基6の左右両側にそれぞれ枢着され後方に延びる背凭れ支持杆9と、背凭れ支持杆9の後端上部に支持された背凭れ10とを備えている。

0018

図1および図2に示すように、支基6は、前後方向に延びた箱状をなし、その内部には、座7を正面側方向に向かって常時付勢する公知の付勢手段、例えば特開2005−211244号公報に記載れているような圧縮コイルバネと、この圧縮コイルバネの付勢力を調節する調節手段(いずれも図示略)とが収容されている。なお、これらの付勢手段や調節手段は、本発明に直接関係しないので、具体的な構成および詳細な説明は省略する。

0019

また、座7は、上面視で枠状をなす座フレーム15と、この座フレーム15に取り付けられた合成樹脂製の座板(図示略)と、座板の上面および外周面を覆うように取り付けられたクッション材16とからなる。

0020

そして、座フレーム15の前部および後部には、上向きに傾斜されるとともに座フレーム15の下方に離間されて前後に延びる両側部を有する角環状の支持環17の前部と後部とがそれぞれ固着されている。また、支持環17の前方の中間部は、支基6に設けられた圧縮コイルバネによって、正面側方向に付勢されている。また、支持環17の両側部の後部は、背凭れ支持杆9の軸8よりやや後方に設けられた座支持部30に回動可能に連結されており、背凭れ10が背凭れ支持杆9とともに背面側方向に傾斜されると、座7の後部が背面側下方へ移動されるようになっている。

0021

この座7の後部の移動に伴って、支持環17が圧縮コイルバネによる付勢力に抗して、背面側下方に摺動され、座7の前部も背面側下方に移動される。このようにすることで、圧縮コイルバネの付勢力よる背凭れ10の正面側方向への復帰回動力と、座7の正面側上方への復帰力とが得られて、着座者にとっての座り心地が向上する。

0022

また、背凭れ支持杆9は、図2に示すように、前後方向に延設されるとともに後方側が上方に湾曲されている。この背凭れ支持杆9の前端部には、軸8が固着される軸孔8’が形成されている。そして、軸孔8’を介して背凭れ支持杆9と支基6とが枢着されることで、背凭れ支持杆9が軸8を中心として上下方向に回動可能になっている。

0023

また、背凭れ支持杆9の軸孔8’よりも若干後方の外側面には、座支持部30が上方に向けて突出され略三角形状をなすように形成されている。そして、座支持部30の上端部には、上述の支持環17が枢着される支持軸孔31が形成されている。なお、座支持部30よりも後方の背凭れ支持杆9の外側面には側面視で略方形をなし内方側に延設された凹状のオプション支持部32が設けられており、このオプション支持部32には、椅子1のオプションとして肘掛メモ台等を支持するオプション支持杆(いずれも図示略)を取り付けることができるようになっている。

0024

さらに、背凭れ支持杆9の後端部には、後述の下側支持フレーム22の下部に設けられた係合凹部(図示略)と係合可能な凸状の係合凸部(図示略)と、上下方向に貫通する貫通孔(図示略)形成されている。

0025

図1に示すように、背凭れ10は、前後方向に連通する開口面が下方に向けて漸次若干狭幅となる略方形枠状をなす硬質合成樹脂製の背凭れフレーム18と、この背凭れフレーム18の開口面の正面側に張設された張材19とからなる。また、張材19は、メッシュ材が方形に加工されて、上下左右緊張された状態で開口面に張設されている。なお、張材19は、メッシュ材以外の材質、例えば、織布、帆布等からなってもよい。また、張材19に替えて、板状の板部材で背面側が支持されたクッション材を背凭れフレーム18の開口部分に配置してもよい。

0026

また、背凭れフレーム18は、上下方向の中央よりやや下方の部分が正面側に突出するように緩やかに屈曲する左右一対の横側支持フレーム20、20と、背面側に緩やかに突出するように湾曲する形状をなし横側支持フレーム20、20の上端部同士を連結する上側支持フレーム21と、背面側下方に突出するように湾曲する形状をなし横側支持フレーム20、20の下端部同士を連結する下側支持フレーム22とからなる。

0027

さらに、下側支持フレーム22の下部には、上述の背凭れ支持杆9の係合凸部(図示略)と係合可能な凹状の係合凹部(図示略)と、上述の背凭れ支持杆9の貫通孔に対応する位置に下側支持フレーム22の内方に向けて延設された挿通孔(図示略)が設けられている。そして、この挿通孔と前述の貫通孔に締結具(図示略)が挿入されることで、背凭れフレーム18と背凭れ支持杆9とが強固に固定されている。

0028

また、図4に示すように、横側支持フレーム20、20の下部のそれぞれの対向面には、ランバーサポート装置42が取り付けられて保持される取付部43がそれぞれ設けられている。この取付部43には、利用者がランバーサポート装置42を上下方向に移動操作させるための操作杆45が取り付けられている。そして、横側支持フレーム20、20の内面には、取付部43が上下方向に摺動移動可能なガイドレール(図示略)が形成されているとともに、横側支持フレーム20、20には、その内側から外側に連通する縦長の縦長孔44が設けられている。さらに、取付部43がガイドレールに係合されるとともに、取付部43から縦長孔44を介して横側支持フレーム20、20の外側に操作杆45が突出されている。

0029

このように設けられた取付部43に、ランバーサポート装置42を、一時的に弾性変形させて、嵌入させることで取り付ける。これにより、利用者が操作杆45を横側支持フレーム20、20の内方向に押圧させると、取付部43を介してランバーサポート装置42が左右方向に押圧されて撓み、取付部43とガイドレールとの接触抵抗下がり、取付部43を上下方向に移動可能となる。この状態で操作杆45を上下に移動させて、ランバーサポート装置42を利用者の所望の位置に設定した後に、操作杆45の押圧を解除する。そして、ランバーサポート装置42が元の形状に復元されると、取付部43が横側支持フレーム20、20の外方向に押圧され、取付部43とガイドレールとの接触抵抗が高まり、取付部43がガイドレールに対して固定される。このようにして、ランバーサポート装置42が背凭れフレーム18に固定されるとともに、上下方向に移動調整可能になっている。尚、ランバーサポート装置は、例えばガイドレールの上下方向に所定間隔で形成された係合凹部の一つに係合されており、当該ランバーサポート装置の側部に設けられた操作杆を上下に移動させるのみで、前記係合凹部から外れてガイドレールを摺動し所望の別の係合凹部に係合することで、高さ調整できるようにしても構わない。

0030

次に、本発明に係るランバーサポート装置42について図1および図3図4に基づいて説明する。図1に示すように、背凭れフレーム18の開口面には、椅子1の着座者の背中や腰部を支持するランバーサポート装置42が取り付けられている。

0031

このランバーサポート装置42は、図3(a)および図4に示すように、正面視で左右広幅をなすとともに、図3(b)に示すように、側面視において全体が緩やかに前方に凸状に屈曲する板状体52からなる。そして、この板状体52は、合成樹脂製であり、板状体52全体が可撓変形可能な可撓部46となっている。

0032

また、ランバーサポート装置42をなす板状体52の中央よりも上部には、板状体52の上下幅の略4分の1を上方に残して左右方向に水平に連続して形成され、板状体52の前後方向に連通するスリット部47が設けられており、可撓部が、上部側の幅狭帯状の可撓部46’と下部側の幅広面状の可撓部46’’とに区分けされている。そして、上部側の幅狭帯状の可撓部46’は、板状体52の下部よりも利用者の背中に柔軟に追従できる幅狭帯状の可撓部として機能することになる。

0033

そして、ランバーサポート装置42に斜め上方側から力が加えられると、スリット部47の両端部周辺の板状体52が捩れて変形されて、図3(b)の一点鎖線に示すように、幅狭帯状の可撓部46’全体が後方へ下がるようになっている。したがって、可撓部46における可撓部面方向(背凭れ面方向)への弾性変形許容度を大きく確保できるばかりか、着座の際や着座時の斜め上方からの力に対しても適度な変形が可能となるため、着座者に不快感を与える虞がない。

0034

一方で、スリット部47の下側の幅広面状の可撓部46’’には、複数の略円形の細孔48が形成されている。この細孔48の形成数により、板状体52の下方部分における幅広面状の可撓部46’の弾性変形許容度が大きくなるように調整されて、上側の幅狭帯状の可撓部46’’の弾性変形許容度に合わせられている。

0035

さらに、スリット部47の側端には、スリットの上下幅よりも大きく開口された略円形をなし、板状体52の前後方向に連通する連通孔49がスリット部47に連続して形成されている。この連通孔49は応力逃がし部として機能し、スリット部47に加えられた応力が、連通孔49の外周に沿って上下左右に分散されるので、幅狭帯状の可撓部46’の前後方向の変形が繰り返しなされても、 スリット部47の両端に応力が集中して破損ことを防止できる。

0036

また、図3(b)に示すように、板状体52の上縁部は、板状体自体の凸状の屈曲率よりも大きな屈曲率で後方へ屈曲されている。これにより、幅狭帯状の可撓部46’の弾性変形許容度を小さく調整して、幅広面状の可撓部46’’の弾性変形許容度に合わせされている。

0037

さらに、板状体52の両端部には、横側支持フレーム20、20の取付部43にランバーサポート装置42を取り付けるための係合片50が設けられている。この係合片50は、離間されて上下方向に並んで左右にそれぞれ2片設けられている。

0038

このように、ランバーサポート装置の可撓部46が、正面視で左右広幅をなすとともに、側面視において全体が緩やかに前方に凸状に屈曲する板状体52であり、該板状体の上部に左右方向に延びるスリット部47が形成されているため、側面視において全体が緩やかに前方に凸状に屈曲する可撓部46としての板状体は、その上部が一部前記板状体と区分けされ、板状体の下部よりも利用者の背中に柔軟に追従できる幅狭帯状の可撓部として機能することになる。したがって、可撓部における背凭れ面方向への弾性変形許容度を大きく確保できるばかりか、斜め上方からの力に対しても適度な変形が可能となる。

0039

また、スリット部47は、板状体の中央よりも上方部分に、水平に連続して形成されているので、板状体52の上部に斜め上方側から加えられる力に対しても適度な変形が可能となる幅狭帯状の可撓部46’を確保できるとともに、その下側に可撓部面方向への弾性変形許容度を大きく確保できる幅広面状の可撓部46’’を設けられることになる。

0040

また、板状体52は、スリット部47より下方部分に複数の細孔48が形成されているので、板状体52の下方部分における幅広面状の可撓部46’の弾性変形許容度が大きくなるように調整でき、その上側の幅狭帯状の可撓部46’’の弾性変形許容度に合わせることができることとなる。

0041

また、スリット部47は、板状体52の上下幅の略4分の1を上方に残して、水平に連続して形成されているので、板状体52の上部に斜め上方側から加えられる力に対しても適度な変形が可能となる幅狭帯状の可撓部46’が板状体52の上下幅の略4分の1の場所に形成されるため、その下側の幅広面状の可撓部46’’において可撓部面方向への弾性変形許容度を十分確保できることになる。

0042

また、板状体52の上縁部が、該板状体自体の凸状の屈曲率よりも大きな屈曲率で後方へ屈曲していることで、板状体52の上縁がその他の部位と比較して大きく屈曲しているので、上縁を有する幅狭帯状の可撓部46’の弾性変形許容度を小さく調整でき、その下側の幅広面状の可撓部46’’と弾性変形許容度を合わせることができるばかりか、利用者が後ろ側に反った姿勢をとるような場合、屈曲により形成されるラウンド部51により利用者着の背中を保護できることとなる。

0043

また、本発明のランバーサポート装置42を備える椅子1においては、ランバーサポート装置42の可撓部が、正面視で左右広幅をなすとともに、側面視において全体が緩やかに前方凸状に屈曲する板状体52であり、該板状体52の上部には、左右方向に延びるスリット部47が形成されているため、側面視において全体が緩やかに前方に凸状に屈曲する可撓部46としての板状体52は、該板状体52の上部が一部前記板状体と区分けされ、該板状体の下部よりも利用者の背中に柔軟に追従できる幅狭帯状の可撓部46’として機能することになる。したがって、可撓部46における可撓部面方向への弾性変形許容度を大きく確保できるばかりか、斜め上方側からの力に対しても適度な変形が可能となる。

0044

また、板状体52に左右方向に延びるスリット部47を設けることで、板状体52の上側は幅狭帯状の可撓部46’となり、斜め上方から力が加えられると、図3(b)の一点鎖線に示すように、幅狭帯状の可撓部46’全体が後方へ下がるように、スリット部47の両端部周辺の板状体52が捩れて変形する。 すなわち、ランバーサポート装置42の上部が大きく後方へ屈曲することとなるので、ランバーサポート装置42を単なる板状としたり、上下方向に延びるスリットを設けたりした場合と比較して、ランバーサポート装置42全体としての前後方向への弾性変形許容度を大きくすることができる。

0045

また、スリット部47の側端にスリットの上下幅よりも大きく開口された略円形の応力逃がし部が形成されているので、幅狭帯状の可撓部46’の前後方向の変形が繰り返しなされても、 スリット部47の両端に応力が集中して破損ことを防止できる。

0046

また、板状体52の上縁が他の部位よりも大きな屈曲率をもって屈曲されているので、 上緑における前後方向の弾性変形許容度は幅狭帯状の可撓部46’の他の部位に比較して小さくなり、 幅狭帯状の可撓部46’全体が均一に前後方向へ弾性変形するようになるので、利用者の背中が面で支えられてフィット感が向上される。

0047

また、ランバーサポート装置42が、左右両端に形成された複数の係合片50により取付部43に取り付けられることで、着座者がランバーサポート装置42により大きな力を加えても、ランバーサポート装置42が取付部43から外れたり、斜めに傾いたりすることが防止され、板状体52が利用者の背中等に追従して十分に変形されるので、着座者のフィット感が向上される。

0048

また、上述のようなランバーサポート装置42を椅子1に取り付けることで、背凭れの斜め上方側から作用する力に対しても適度に変形して、着座者の背中や腰部をしっかりと支えて、着座者に快適な使用感を与えることができる。

0049

以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。

0050

例えば、前記実施例では、スリット部47を左右方向に延びる1本のスリット状の開口として形成したが、スリット状の開口を左右方向に複数本形成するようにしてもよい。

実施例

0051

また、前記実施例では、ランバーサポート装置42の下側に複数の略円形の細孔48を形成して、幅広面状の可撓部46’の弾性変形許容度が大きくなるように調整しているが、細孔48の形状は略円形に限られず、略楕円形や略方形等であってもかまわない。

0052

1椅子
4脚体
5脚柱
6支基
7 座
10背凭れ
18 背凭れフレーム
20 横側支持フレーム
42ランバーサポート装置
43取付部
44縦長孔
45操作杆
46 可撓部
47スリット部
48 細孔
49連通孔
50係合片
51ラウンド部
52 板状体

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    【課題】伸縮機能付オットマンの下腿部支持体が互いに相対移動する支持体本体と延長体とから成り、支持体本体と延長体の重なり面積が収縮位置では大きく、延伸位置では小さくなる伸縮機能付オットマン用ヒータのワイ... 詳細

  • テイ・エステック株式会社の「 乗物用シート」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】乗員を良好に支持することができる乗物用シートを提供する。【解決手段】乗物用シートは、シートバックの左右のフレームを構成する左右のサイドフレーム20と、左右のサイドフレーム20の間に配置され、乗... 詳細

  • 杭州悦山科技有限公司の「 自動車マッサージクッション」が 公開されました。( 2020/10/22)

    【課題】本発明は自動車マッサージクッションを開示した。【解決手段】使用する時、ハンドルを振り、それにより回転盤の回転によって貫通軸と、第一ウォームを回転連動させ、それにより第一ウォームホイールとねじを... 詳細

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