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技術 移動体通信端末試験装置及び移動体通信端末試験方法

出願人 アンリツ株式会社
発明者 星野真司
出願日 2012年10月16日 (7年5ヶ月経過) 出願番号 2012-228960
公開日 2014年5月8日 (5年10ヶ月経過) 公開番号 2014-082625
状態 特許登録済
技術分野 伝送一般の監視、試験 移動無線通信システム 電話機の機能
主要キーワード 試験開始時刻 最下層レイヤ 通常階 解析条件設定 スペクトラム解析 測定表示 試験シナリオ データ解析結果
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重要な関連分野

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図面 (8)

課題

容易にログデータに対応する波形データを特定し、そして特定された波形データを解析する。

解決手段

レイヤ処理部11の各レイヤで交わされる通信データを受け、該通信データに基づいてログデータを生成するログデータ生成部130と、ログデータ生成部130によるログデータを時系列的に記憶するログデータ記憶部14と、送受信部12が受信した信号に基づく波形データを時系列的に記憶する波形データ記憶部15と、操作部19と、操作部19により指定されたログデータに対応する波形データを波形データ記憶部15から読み出し解析する波形データ解析部17と、指定されたログデータ及び波形データ解析部17による解析結果をともに表示部18に表示させる表示処理部16とを有する。

概要

背景

移動体通信端末試験装置は、移動体通信端末に信号を送信し移動体通信端末からの信号を受信する送受信部を有し、疑似基地局として移動体通信端末との通信を行うことによって移動体通信端末を試験する装置である。

移動体通信端末試験装置は、試験シナリオを予め記憶し、この試験シナリオに基づく試験を行う。試験シナリオには、メッセージの送受信の手順を表すシーケンスや移動体通信端末との通信条件が含まれる。

一般的に、このメッセージの送受信は規定の通信プロトコルに従った処理が行われる。通信プロトコルは、通信規格によって規定され、通常階層化された通信手順としてその規約が定められている。例えば、PHY層(Physical Layer:物理層)、MAC層(Media Access Control Layer:媒体アクセス制御層)、RLC層(Radio Link Control Layer:無線リンク制御層)、PDCP層(Packet Data Convergence Protocol Layer:パケット・データ収斂プロトコル層)、RRC層(Radio Resource Control Layer:無線リソース制御層)として階層化されている。

移動体通信端末におけるシーケンス動作を移動体通信端末試験装置により試験することがある。このとき、上記各階層でのログデータを取得しておく。試験者は、移動体通信端末試験装置が取得していたログデータを表示させる。そして、試験者は表示されたログデータを確認して異常の有無を確認する。

一方で、移動体通信端末からの信号を受信して得られた波形データを基に例えばスペクトラム解析EVM(Error Vector Magnitude)測定等を行う解析装置がある。試験者は各種の解析をさせ、その解析結果を確認してその異常の有無を確認する。

そして、移動体通信端末のシーケンス動作と波形データの特性との関係を調べるには、上述した二つの装置(試験)を個別に用いて、試験者は、ログデータから異常の有無を確認し、異常有りと思われるログデータに対応する波形データを自ら探し、当該ログデータに対応する波形データを解析させ、異常の有無を確認していた。

概要

容易にログデータに対応する波形データを特定し、そして特定された波形データを解析する。レイヤ処理部11の各レイヤで交わされる通信データを受け、該通信データに基づいてログデータを生成するログデータ生成部130と、ログデータ生成部130によるログデータを時系列的に記憶するログデータ記憶部14と、送受信部12が受信した信号に基づく波形データを時系列的に記憶する波形データ記憶部15と、操作部19と、操作部19により指定されたログデータに対応する波形データを波形データ記憶部15から読み出し解析する波形データ解析部17と、指定されたログデータ及び波形データ解析部17による解析結果をともに表示部18に表示させる表示処理部16とを有する。

目的

本発明は、移動体通信端末試験において、容易にログデータに対応する波形データを特定し、そして特定された波形データを解析する移動体通信端末試験装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

移動体通信端末に信号を送信し前記移動体通信端末からの信号を受信する送受信部(12)を有し、前記移動体通信端末との通信条件及びメッセージの送受信の手順がシーケンスとして記述された試験シナリオに基づいて、前記移動体通信端末との通信試験を行う移動体通信端末試験装置であって、前記試験シナリオに基づいて、前記移動体通信端末に送るための第1のメッセージを生成し、また、前記移動体通信端末からの第2のメッセージを処理して前記シーケンスを実行するシーケンス実行部(10)と、前記第1のメッセージを含む通信データに通信規格に対応した複数レイヤ通信プロトコル処理を施し、前記送受信部に送るとともに、前記第2のメッセージを含む前記通信データに複数レイヤの通信プロトコル処理を施して、前記シーケンス実行部に送るレイヤ処理部(11)と、前記レイヤ処理部の各レイヤで交わされる前記通信データを受け、該通信データに基づいてログデータを生成するログデータ生成部(130)を有するログデータ処理部(13)と、前記ログデータ生成部による前記ログデータを時系列的に記憶するログデータ記憶部(14)と、前記送受信部が受信した信号に基づく波形データを時系列的に記憶する波形データ記憶部(15)と、操作部(19)と、前記操作部により指定されたログデータに対応する波形データを前記波形データ記憶部から読み出し解析する波形データ解析部(17)と、前記指定されたログデータ及び前記波形データ解析部による解析結果をともに表示部(18)に表示させる表示処理部(16)とを有することを特徴とする移動体通信端末試験装置。

請求項2

前記表示処理部は、指定されたログデータに対応する最下層レイヤのログデータを前記ログデータ記憶部に記憶されたログデータのうちから特定する最下層レイヤログデータ特定部(1600)を有し、前記波形データ解析部は、前記最下層レイヤログデータ特定部により特定された前記最下層レイヤのログデータに対応する波形データを前記波形データ記憶部から読み出し解析することを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末試験装置。

請求項3

前記ログデータ処理部は、時刻情報を生成する時刻生成部(131)を有し、前記ログデータ生成部は、前記時刻生成部による前記時刻情報を含む前記ログデータを生成し、前記波形データ記憶部は、前記時刻生成部から前記時刻情報を受け該時刻情報を前記波形データに付加して前記波形データを記憶し、前記表示処理部は、指定されたログデータに対応する最下層レイヤのログデータを前記ログデータ記憶部に記憶されたログデータのうちから特定する最下層レイヤログデータ特定部(1600)を有し、前記波形データ解析部は、前記最下層レイヤログデータ特定部により特定された前記最下層レイヤのログデータの前記時刻情報を取得し、該時刻情報に対応する波形データを前記波形データ記憶部から読み出す波形データ読出処理部(170)を有し、前記波形データ読出処理部が読み出した前記波形データを解析することを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末試験装置。

請求項4

前記時刻生成部は、前記通信試験の開始時からの経過時刻を前記時刻情報として生成し、前記波形データ記憶部は、一定の時間間隔毎にサンプリングされた前記波形データをアドレス順に記憶し、前記波形データ読出処理部は、前記最下層のログデータの前記時刻情報と前記時間間隔とに基づいて、前記最下層のログデータに対応する前記波形データが前記波形データ記憶部に記憶されたアドレスを決定し、該アドレスの波形データを読み出すことを特徴とする請求項3に記載の移動体通信端末試験装置。

請求項5

前記表示処理部は、前記ログデータ記憶部に記憶された前記ログデータに含まれる前記通信条件のうち少なくとも一部を参照して前記波形データ解析部による解析の解析条件を設定する解析条件設定部(162)を有し、前記波形データ解析部は、前記解析条件設定部による前記解析条件を受け、該解析条件に対応する解析を行うことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末試験装置。

請求項6

前記解析条件設定部は、前記通信条件のうち使用帯域情報に基づいて前記解析条件を設定し、前記波形データ解析部は、前記使用帯域情報に基づいて設定された前記解析条件を受け、前記波形データをスペクトラム解析し、前記表示部は、前記スペクトラム解析の解析結果とともに前記使用帯域情報を表示することを特徴とする請求項5に記載の移動体通信端末試験装置。

請求項7

前記解析条件設定部は、さらに前記通信条件のうち信号レベルに基づいて前記解析条件としての許容範囲を設定し、前記波形データ解析部は、前記信号レベルに基づいて設定された前記解析条件を受け、前記波形データをスペクトラム解析し、前記表示部は、前記スペクトラム解析の解析結果とともに前記許容範囲を表示することを特徴とする請求項6に記載の移動体通信端末試験装置。

請求項8

前記解析条件設定部は、前記通信条件のうち変調方式情報に基づいて前記解析条件を設定し、前記波形データ解析部は、前記変調方式情報に基づいて設定された前記解析条件を受け、前記波形データからEVMを求め、前記表示部は、求めた前記EVMを表示することを特徴とする請求項5に記載の移動体通信端末試験装置。

請求項9

移動体通信端末との通信条件及びメッセージの送受信の手順がシーケンスとして記述された試験シナリオと通信規格に対応した複数レイヤの通信プロトコルとに基づいて、前記移動体通信端末との通信試験を行う移動体通信端末試験方法であって、前記移動体通信端末から受信した信号に基づく波形データを時系列的に記憶するステップと、前記複数レイヤの各レイヤで交わされ前記通信条件及び前記メッセージを含む通信データに基づいて生成されたログデータを時系列的に記憶するステップと、記憶された前記ログデータのうちいずれかのログデータを指定するステップと、指定された前記ログデータに対応する前記波形データを読み出し解析するステップと、指定された前記ログデータ及び前記解析による解析結果をともに表示するステップとを有することを特徴とする移動体通信端末試験方法。

技術分野

0001

本発明は、移動体通信端末性能評価試験を行うため、移動体通信端末との通信を行う移動体通信端末試験装置に関する。

背景技術

0002

移動体通信端末試験装置は、移動体通信端末に信号を送信し移動体通信端末からの信号を受信する送受信部を有し、疑似基地局として移動体通信端末との通信を行うことによって移動体通信端末を試験する装置である。

0003

移動体通信端末試験装置は、試験シナリオを予め記憶し、この試験シナリオに基づく試験を行う。試験シナリオには、メッセージの送受信の手順を表すシーケンスや移動体通信端末との通信条件が含まれる。

0004

一般的に、このメッセージの送受信は規定の通信プロトコルに従った処理が行われる。通信プロトコルは、通信規格によって規定され、通常階層化された通信手順としてその規約が定められている。例えば、PHY層(Physical Layer:物理層)、MAC層(Media Access Control Layer:媒体アクセス制御層)、RLC層(Radio Link Control Layer:無線リンク制御層)、PDCP層(Packet Data Convergence Protocol Layer:パケット・データ収斂プロトコル層)、RRC層(Radio Resource Control Layer:無線リソース制御層)として階層化されている。

0005

移動体通信端末におけるシーケンス動作を移動体通信端末試験装置により試験することがある。このとき、上記各階層でのログデータを取得しておく。試験者は、移動体通信端末試験装置が取得していたログデータを表示させる。そして、試験者は表示されたログデータを確認して異常の有無を確認する。

0006

一方で、移動体通信端末からの信号を受信して得られた波形データを基に例えばスペクトラム解析EVM(Error Vector Magnitude)測定等を行う解析装置がある。試験者は各種の解析をさせ、その解析結果を確認してその異常の有無を確認する。

0007

そして、移動体通信端末のシーケンス動作と波形データの特性との関係を調べるには、上述した二つの装置(試験)を個別に用いて、試験者は、ログデータから異常の有無を確認し、異常有りと思われるログデータに対応する波形データを自ら探し、当該ログデータに対応する波形データを解析させ、異常の有無を確認していた。

先行技術

0008

特開2009−147640号公報
特開2006−060477号公報

発明が解決しようとする課題

0009

従来、上述したログデータ及び波形データはそれぞれ個別に取得され解析される構成なので、ログデータと波形データとの相互関係を調べることが容易でなかった。さらに、移動体通信端末試験はその試験項目多岐に亘るので、ログデータ及び波形データは膨大な数となる。従って、異常有りと思われるログデータが見つかったとき、当該ログデータに対応する波形データを探し、解析するには多くの労力を必要とした。

0010

本発明は、移動体通信端末試験において、容易にログデータに対応する波形データを特定し、そして特定された波形データを解析する移動体通信端末試験装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、移動体通信端末に信号を送信し前記移動体通信端末からの信号を受信する送受信部(12)を有し、前記移動体通信端末との通信条件及びメッセージの送受信の手順がシーケンスとして記述された試験シナリオに基づいて、前記移動体通信端末との通信試験を行う移動体通信端末試験装置であって、前記試験シナリオに基づいて、前記移動体通信端末に送るための第1のメッセージを生成し、また、前記移動体通信端末からの第2のメッセージを処理して前記シーケンスを実行するシーケンス実行部(10)と、前記第1のメッセージを含む通信データに通信規格に対応した複数レイヤ通信プロトコル処理を施し、前記送受信部に送るとともに、前記第2のメッセージを含む前記通信データに複数レイヤの通信プロトコル処理を施して、前記シーケンス実行部に送るレイヤ処理部(11)と、前記レイヤ処理部の各レイヤで交わされる前記通信データを受け、該通信データに基づいてログデータを生成するログデータ生成部(130)を有するログデータ処理部(13)と、前記ログデータ生成部による前記ログデータを時系列的に記憶するログデータ記憶部(14)と、前記送受信部が受信した信号に基づく波形データを時系列的に記憶する波形データ記憶部(15)と、操作部(19)と、前記操作部により指定されたログデータに対応する波形データを前記波形データ記憶部から読み出し解析する波形データ解析部(17)と、前記指定されたログデータ及び前記波形データ解析部による解析結果をともに表示部(18)に表示させる表示処理部(16)とを有することを特徴とする移動体通信端末試験装置である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の移動体通信端末試験装置であって、前記表示処理部は、指定されたログデータに対応する最下層レイヤのログデータを前記ログデータ記憶部に記憶されたログデータのうちから特定する最下層レイヤログデータ特定部(1600)を有し、前記波形データ解析部は、前記最下層レイヤログデータ特定部により特定された前記最下層のログデータに対応する波形データを前記波形データ記憶部から読み出し解析することを特徴する。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の移動体通信端末試験装置であって、前記ログデータ処理部は、時刻情報を生成する時刻生成部(131)を有し、前記ログデータ生成部は、前記時刻生成部による前記時刻情報を含む前記ログデータを生成し、前記波形データ記憶部は、前記時刻生成部から前記時刻情報を受け該時刻情報を前記波形データに付加して前記波形データを記憶し、前記表示処理部は、指定されたログデータに対応する最下層レイヤのログデータを前記ログデータ記憶部に記憶されたログデータのうちから特定する最下層レイヤログデータ特定部(1600)を有し、前記波形データ解析部は、前記最下層レイヤログデータ特定部により特定された前記最下層のログデータの前記時刻情報を取得し、該時刻情報に対応する波形データを前記波形データ記憶部から読み出す波形データ読出処理部(170)を有し、前記波形データ読出処理部が読み出した前記波形データを解析することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の移動体通信端末試験装置であって、前記時刻生成部は、前記通信試験の開始時からの経過時刻を前記時刻情報として生成し、前記波形データ記憶部は、一定の時間間隔毎にサンプリングされた前記波形データをアドレス順に記憶し、前記波形データ読出処理部は、前記最下層のログデータの前記時刻情報と前記時間間隔とに基づいて、前記最下層のログデータに対応する前記波形データが前記波形データ記憶部に記憶されたアドレスを決定し、該アドレスの波形データを読み出すことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の移動体通信端末試験装置であって、前記表示処理部は、前記ログデータ記憶部に記憶された前記ログデータに含まれる前記通信条件のうち少なくとも一部を参照して前記波形データ解析部による解析の解析条件を設定する解析条件設定部(162)を有し、前記波形データ解析部は、前記解析条件設定部による前記解析条件を受け、該解析条件に対応する解析を行うことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の移動体通信端末試験装置であって、前記解析条件設定部は、前記通信条件のうち使用帯域情報に基づいて前記解析条件を設定し、前記波形データ解析部は、前記使用帯域情報に基づいて設定された前記解析条件を受け、前記波形データをスペクトラム解析し、前記表示部は、前記スペクトラム解析の解析結果とともに前記使用帯域情報を表示することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の移動体通信端末試験装置であって、前記解析条件設定部は、さらに前記通信条件のうち信号レベルに基づいて前記解析条件としての許容範囲を設定し、前記波形データ解析部は、前記信号レベルに基づいて設定された前記解析条件を受け、前記波形データをスペクトラム解析し、前記表示部は、前記スペクトラム解析の解析結果とともに前記許容範囲を表示することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の移動体通信端末試験装置であって、前記解析条件設定部は、前記通信条件のうち変調方式情報に基づいて前記解析条件を設定し、前記波形データ解析部は、前記変調方式情報に基づいて設定された前記解析条件を受け、前記波形データからEVMを求め、前記表示部は、求めた前記EVMを表示することを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、移動体通信端末との通信条件及びメッセージの送受信の手順がシーケンスとして記述された試験シナリオと通信規格に対応した複数レイヤの通信プロトコルとに基づいて、前記移動体通信端末との通信試験を行う移動体通信端末試験方法であって、前記移動体通信端末から受信した信号に基づく波形データを時系列的に記憶するステップと、前記複数レイヤの各レイヤで交わされ前記通信条件及び前記メッセージを含む通信データに基づいて生成されたログデータを時系列的に記憶するステップと、記憶された前記ログデータのうちいずれかのログデータを指定するステップと、指定された前記ログデータに対応する前記波形データを読み出し解析するステップと、指定された前記ログデータ及び前記解析による解析結果をともに表示するステップとを有することを特徴とする移動体通信端末試験方法である。

発明の効果

0012

本発明によれば、移動体通信端末試験装置は、ログデータ及び波形データを時系列的に記憶し、ログデータの指定を受け、指定されたログデータに対応する波形データを特定及び解析し、指定されたログデータ及び指定されたログデータに対応する波形データの解析結果をともに表示する。それにより、容易にログデータに対応する波形データを特定し、そして特定された波形データを解析する移動体通信端末試験装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の実施形態に係る移動体通信端末試験装置の構成を表すブロック図。
本発明の実施形態に係る移動体通信端末試験装置の概略を表す模式図。
本発明の実施形態に係る移動体通信端末試験装置の概略を表す模式図。
本発明の実施形態に係る移動体通信端末試験装置の概略を表す模式図。
本発明の実施形態に係る移動体通信端末試験装置の動作を表すフローチャート
本発明の実施形態に係る移動体通信端末試験装置の動作を表すフローチャート。
本発明の実施形態に係る移動体通信端末試験装置の動作を表すフローチャート。

実施例

0014

[構成]
図1を参照して、本発明の実施形態に係る移動体通信端末試験装置1の構成を説明する。移動体通信端末試験装置1は、疑似基地局の機能を有して移動体通信端末2を試験する。移動体通信端末試験装置1は、試験シナリオ(移動体通信端末2との通信条件及びメッセージの送受信の手順がシーケンスとして記述されたもの)を記憶する。移動体通信端末試験装置1は、この試験シナリオに従って動作することによって、移動体通信端末2とRF(Radio Frequensy)信号をやりとりして通信を行う。移動体通信端末試験装置1は、シーケンス実行部10と、レイヤ処理部11と、送受信部12と、ログデータ処理部13と、ログデータ記憶部14と、波形データ記憶部15と、表示処理部16と、波形データ解析部17と、表示部18と、操作部19とを有する。

0015

シーケンス実行部10は、試験シナリオに基づいて、移動体通信端末2に送るための第1のメッセージを生成する。また、シーケンス実行部10は、移動体通信端末2からの第2のメッセージを処理して試験シナリオのシーケンスを実行する。シーケンス実行部10は、シナリオ処理部100と、第1のメッセージ処理部101と、第2のメッセージ処理部102とを有する。

0016

シナリオ処理部100は、移動体通信端末2との通信条件及びメッセージの送受信の手順がシーケンスとして記述された試験シナリオを予め記憶する。シナリオ処理部100は、試験シナリオに従って、第1のメッセージ処理部101を制御して移動体通信端末2に送るための第1のメッセージを生成させる。一方、シナリオ処理部100は、第2のメッセージ処理部102から、先に送った第1のメッセージに対する移動体通信端末2からの応答である第2のメッセージを取得する。そして、さらに、移動体通信端末2からの応答のメッセージの次のステップのシーケンスのメッセージを第1のメッセージ処理部101に生成させる。このようにして、シナリオ処理部100は、各シーケンスを実行させる。但し、以下の各構成要素の説明に当たっては、各シーケンスのうち上記の第1のメッセージと第2のメッセージとについてのシーケンス動作を中心に説明する。

0017

第1のメッセージ処理部101は、シナリオ処理部100の試験シナリオに従って、移動体通信端末2に送信すべき第1のメッセージを生成する。第1のメッセージ処理部101は、生成した第1のメッセージをレイヤ処理部11に出力する。

0018

レイヤ処理部11は、第1のメッセージ処理部101からの第1のメッセージに規定の通信規格に対応した各レイヤの通信プロトコル処理を施し、当該処理が施された第1のメッセージを送受信部12に送るとともに、送受信部12からの第2のメッセージに規定の通信規格に対応した各レイヤの通信プロトコル処理を施し、当該処理が施された第2のメッセージを第2のメッセージ処理部102に送る。レイヤ処理部11は、各レイヤで通信プロトコル処理を行う毎に、移動体通信端末2との通信条件及びメッセージ(第1のメッセージ又は第2のメッセージ)を含む通信データをログデータ処理部13のログデータ生成部130に出力する。

0019

送受信部12は、移動体通信端末2に信号を送信し移動体通信端末2からの信号を受信する。送受信部12は、レイヤ処理部11からの入力に符号化処理変調処理及び周波数変換処理を施してRF信号を生成し、移動体通信端末2に送信する。また、移動体通信端末2から受信したRF信号に周波数変換処理、復調処理及び復号処理を施してレイヤ処理部11に出力する。また、この受信したRF信号に施す処理の過程で、送受信部12は、RF信号に周波数変換処理をした後にアナログデジタル変換を施したベースバンド信号を波形データとして波形データ記憶部15に出力する。このとき、送受信部12は、レイヤ処理部11(その物理層)への出力と波形データ記憶部15への出力とを同期させる。

0020

第2のメッセージ処理部102は、レイヤ処理部11から第2のメッセージを取得する。第2のメッセージ処理部102は、取得した第2のメッセージをシナリオ処理部100に送る。シナリオ処理部100は、試験シナリオに沿って次のステップのシーケンスに係る指示を出す。なお、図1では、第1のメッセージ処理部101と第2のメッセージ処理部102とを分けて記載しているが、これらを一つの構成要素としてもよい。

0021

ここで、第1のメッセージ処理部101と、レイヤ処理部11と、送受信部12と、第2のメッセージ処理部102とからなる一つのセットは、一つの疑似基地局として動作する。このセットは複数セット設けられてもよい。例えば二つのセットが設けられることによって、移動体通信端末試験装置1はハンドオーバ試験を行うことができる構成となる。

0022

ログデータ処理部13は、レイヤ処理部11からの入力に後述の処理を施し、ログデータをログデータ記憶部14に出力する。ログデータ処理部13は、ログデータ生成部130と時刻生成部131とを有する。

0023

ログデータ生成部130は、ログデータを生成する。図2は、ログデータ生成部130が生成するログデータのフォーマットの概略を表す模式図である。ログヘッダに含まれる情報のうち、送信元レイヤ、宛先レイヤ、チャネル情報BTS番号、プリミティブ名及びログデータ長は、ログデータ生成部130が通信データ(通信内容を含み、レイヤ処理部11が扱うデータ)の送出元識別する、又はログデータ生成部130が受けた通信データを解析する、あるいはレイヤ処理部11から通信データとともにこれらの情報を送出してもらう、のいずれかの方式又はそれらの組み合わせにより、ログデータ生成部130がこれらの情報を取得する。ログデータ生成部130は、そのように取得された情報に、ID及び時刻情報をさらに付加してログヘッダを生成する。なお、IDとは、個々のログデータを識別するための情報であり、例えば試験開始時からの追番である。チャネル情報とは、どの通信チャネルを用いた通信かを表す情報である。BTS番号とは、試験装置が複数の疑似基地局を備える場合の識別を行うための情報である。プリミティブ名とは、各レイヤ間設定命令を表す情報である。ログデータ生成部130は、生成したログヘッダを通信データ(ログ情報)に付加することによってログデータを生成する。ここでの時刻情報は、レイヤ処理部11において、レイヤ毎に通信プロトコル処理が行われた時刻を表す情報である。

0024

時刻生成部131は、時刻情報を生成する。時刻生成部131は、試験開始時からの経過時刻を時刻情報として生成する。また、時刻生成部131は、日常生活に用いられている時刻を時刻情報として生成してもよい。

0025

ログデータ記憶部14は、ログデータ生成部130によるログデータを時系列的に記憶する。このとき、ログデータ記憶部14は、ログデータ生成部130からログデータを順次受け記憶する。

0026

波形データ記憶部15は、送受信部12からの波形データを時系列的に記憶する。このとき、波形データ記憶部15は、時刻生成部131から時刻情報を受けその時刻情報を波形データに付加して波形データを記憶する。また、波形データ記憶部15は、一定の時間間隔(送受信部12に含まれるA/D変換器サンプリング周期)でサンプリングされた波形データを取得する毎にアドレスをインクリメントして波形データを順次記憶してもよい。なお、時刻情報として日常生活に用いられている時刻が採用されている場合、波形データ記憶部15は、例えば先頭アドレス試験開始時刻を記憶する。

0027

表示処理部16は、ログデータ表示画面及び波形データ解析結果表示画面を生成する。図3は、ログデータ表示画面の概略を表す模式図である。図4は、ログデータ表示画面及び波形データ解析結果表示画面の概略を表す模式図である。表示処理部16は、生成したログデータ表示画面及び波形データ解析結果表示画面を表示部18に表示させる。また、表示処理部16は、ログデータをマーカ等で指定可能にログデータ表示画面を表示部18に表示させる。なお、表示処理部16は、ログデータ表示画面及び波形データ解析結果表示画面を表示部18に同時表示させてもよく、また、切り替え表示させてもよい。表示処理部16は、ログデータ表示処理部160と、波形データ解析結果表示処理部161と、解析条件設定部162とを有する。図3の▲印は、表示処理部16により生成されたマーカであって、操作部19によりID101のログデータが指定されたことを示す。

0028

ログデータ表示処理部160は、例えば、図3に示すようなログデータ表示画面を生成する。図3においてログデータ表示画面は、ログヘッダ表示エリアA1と、通信データ表示エリアA2とを含む。ログヘッダ表示エリアA1は、ログヘッダに含まれる情報が時系列的に並べて表示されるエリアである。ログヘッダ表示エリアA1は、IDエリアA10と、レイヤエリアA11と、プリミティブ名エリアA12と、BTS番号エリアA13と、チャネル情報エリアA14と、時刻情報エリアA15とを有する。ログデータ表示処理部160は、ログデータ記憶部14によるログデータのログヘッダから、ID、送信元レイヤ、宛先レイヤ、チャネル情報、BTS番号、プリミティブ名及び時刻情報を読み出す。ログデータ表示処理部160は、IDエリアA10に読み出したIDを、プリミティブ名エリアA12に読み出したプリミティブ名を、BTS番号エリアA13に読み出したBTS番号を、チャネル情報エリアA14に読み出したチャネル情報を、時刻情報エリアA15に読み出した時刻情報を表示するようにログヘッダ表示エリアA1内の各情報を生成する。また、ログデータ表示処理部160は、読み出した送信元レイヤ及び宛先レイヤに基づいて、どのレイヤ間におけるどちらの方向(ダウンリンク又はアップリンク)かを表す矢印をレイヤエリアA11に表示させる。

0029

通信データ表示エリアA2は、通信データに含まれる情報が表示されるエリアである。通信データ表示エリアA2は、メッセージ名エリアA20と、テキストエリアA21と、バイナリエリアA22とを有する。ログデータ表示処理部160は、ログデータの通信データ(図2参照)から、メッセージ(第1のメッセージ又は第2のメッセージ)の名称を読み出し、メッセージ名エリアA20に表示させる。また、ログデータ表示処理部160は、ログヘッダ表示エリアA1表示されているログデータのうち、マーカで指定されたログデータの通信データを読み出す。ログデータ表示処理部160は、読み出した通信データをテキストエリアA21にテキスト表示させる。また、ログデータ表示処理部160は、読み出した通信データをバイナリエリアA22にバイナリ表示させる。

0030

また、ログデータ表示処理部160は、最下層レイヤログデータ特定部1600を有する。ログデータ表示処理部160は、操作部19によるログデータの指定を受け、指定されたログデータを最下層レイヤログデータ特定部1600に出力する。そして、ログデータ表示処理部160は、指定されたログデータに対応する最下層レイヤのログデータを最下層レイヤログデータ特定部1600から受け、受けた最下層レイヤのログデータの時刻情報を波形データ解析部17に出力する。

0031

最下層レイヤログデータ特定部1600は、操作部19により指定されたログデータのログヘッダを読んで、指定されたログデータが最下層レイヤのログデータか否かを判断する。最下層レイヤログデータ特定部1600は、指定されたログデータが最下層レイヤのログデータでない場合に、指定されたログデータに対応する最下層レイヤのログデータをログデータ記憶部14に記憶されたログデータのうちから特定する。最下層レイヤログデータ特定部1600は、指定されたログデータの通信データを解析し、その通信データに含まれるメッセージが同一のログデータを最下層レイヤ(PHY層)まで検索する。最下層レイヤログデータ特定部1600は、検索された最下層レイヤのログデータを指定されたログデータに対応する最下層レイヤのログデータとして特定する。例えば、図4のID306に係るログデータが指定(図4の▲印)されたとき、このログデータのメッセージ名エリアA20のメッセージ「hijklmn」を参照する。最下層レイヤログデータ特定部1600は、アップリンクのログデータを検索し、メッセージ「hijklmn」を含むPHY−MAC間のログデータ(ID301)を最下層のログデータとする。通常、通信データには各レイヤで施された処理内容がメッセージに追加されて記述されている。従って、指定されたログデータの通信データと、指定されたログデータに対応する最下層レイヤのログデータの通信データとは、同一のメッセージを含む。それにより、最下層レイヤログデータ特定部1600は、指定されたログデータの通信データに含まれるメッセージと同一のメッセージを含む最下層レイヤのログデータを検索することによって、指定されたログデータに対応する最下層レイヤのログデータを特定することができる。なお、最下層レイヤログデータ特定部1600は、指定されたログデータが最下層レイヤのログデータである場合(PHY−MAC間のログデータである場合)、指定されたログデータを指定されたログデータに対応する最下層レイヤのログデータとして特定する。最下層レイヤログデータ特定部1600は、特定した最下層レイヤのログデータをログデータ表示処理部160及び解析条件設定部162に出力する。

0032

解析条件設定部162は、波形データを解析するための解析条件を設定する。例えば解析条件設定部162は、最下層レイヤログデータ特定部1600により特定された最下層レイヤのログデータの通信データから移動体通信端末2との通信条件を読み出して、読み出した通信条件に含まれる使用帯域情報、信号レベル情報及び変調方式情報の少なくとも一つを参照して解析条件を設定する。また、解析条件設定部162は、操作部19を介する試験者による入力を受けて解析条件を設定してもよい。ここでは、解析条件設定部162は、例えば、通信条件として、使用周波数F0、使用帯域ΔF、信号レベルL及び変調方式情報QPSKを読み出し、解析範囲をF1(<F0−ΔF/2)からF2(>F0+ΔF/2)まで設定し、許容値Δhを設定し、設定した解析条件と特定された最下層レイヤのログデータ(例えばID301)のログデータの時刻情報とを波形データ解析部17に送る。なお、解析範囲である周波数F1〜F2は、使用帯域ΔF外でのノイズ調査できるようにΔFに対して予め決めた値を設定できるようにしておく(手動設定でもよい)。

0033

波形データ読出処理部170は、最下層レイヤログデータ特定部1600で特定された最下層のログデータ(例えばID301)の時刻情報を取得する。波形データ読出処理部170は、取得した時刻情報に対応する波形データ記憶部15のアドレスを決定する。波形データ読出処理部170は、決定したアドレスの波形データを波形データ記憶部15から読み出す。なお、波形データ読出処理部170は、送受信部12からPHY層に信号が到達するまでの時間と波形データ記憶部15が波形データを送受信部12から受けて記憶するまでの時間とに時間ずれタイムラグ)が生じる場合、このタイムラグを予め記憶し、最下層のログデータの時刻情報からこのタイムラグを差し引いた時刻情報に対応する波形データ記憶部15のアドレスを決定してもよい。また、波形データ読出処理部170は、決定したアドレスの波形データとともに当該アドレスの前後の所定範囲のアドレスの波形データを波形データ記憶部15から読み出してもよい。

0034

波形データ解析部17は、波形データ読出処理部170が読み出した波形データを解析(スペクトラム解析、EVM測定等)し、解析結果を解析条件設定部162で設定された条件で波形データ解析結果表示処理部161に出力する。波形データ解析部17は、解析条件設定部162により設定された解析条件を受け、受けた解析条件に対応する解析を行う。例えば、波形データ解析部17は、解析条件として使用周波数F0及び使用帯域ΔFを受けたとき、波形データ読出処理部170が読み出した波形データにFFT(Fast Fourier Transform)処理を施してスペクトラム解析する。波形データ解析部17は、この解析結果をF1(<F0−ΔF/2)からF2(>F0+ΔF/2)までを横軸、その信号レベルLを縦軸として表示させるとともに、使用帯域ΔFの範囲を表示させるように波形データ解析結果表示処理部161に出力する。解析範囲である周波数F1〜F2は、使用帯域ΔF外でのノイズを調査できるように使用帯域ΔFに対して予め決めた値を設定できるようにしておく(手動設定でもよい)。また、波形データ解析部17は、解析条件として変調方式情報を受けたとき、波形データ読出処理部170が読み出した波形データと変調方式とに基づく位相及び振幅を求め、求めた位相及び振幅をI軸(横軸)及びQ軸(縦軸)からなるコンスタレーションダイヤグラムに、位相を偏角として、振幅を原点からの距離として表示させるとともに、求めた位相及び振幅と理想的な位相及び振幅との差異を表す誤差ベクトルの絶対値を、理想的な振幅の絶対値で割ることによってEVMを求め、求めたEVMを表示させるようにする。すなわち、波形データ解析部17は、求めた位相及び振幅とEVMとを波形データ解析結果表示処理部161に出力する。ここで、理想的な位相及び振幅は、変調方式によって定められるものであり、波形データ解析部17がログデータ表示処理部160から受ける変調方式情報から求められる。

0035

波形データ解析結果表示処理部161は、波形データ解析部17による解析結果を受けて波形データ解析結果表示画面を生成する。波形データ解析結果表示画面は、波形データ解析部17による解析結果を表示するための画面である。波形データ解析結果表示画面の表示例を図4下段に示す。波形データ解析結果表示画面は、スペクトラム解析表示エリアA3と、EVM測定表示エリアA4とを有する。スペクトラム解析表示エリアA3は、波形データ解析部17によるスペクトラム解析の結果を表示するためのエリアである。スペクトラム解析表示エリアA3において、縦の破線の範囲は使用帯域ΔFである。波形データ解析結果表示処理部161は、ログデータの通信データに含まれる移動体通信端末2との通信条件から使用帯域情報(例えば、通信規格が、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)ならばどのバンドか、LTE(Long Term Evolution)ならばどの割当帯域かを表す情報)を読み出す。波形データ解析結果表示処理部161は、読み出した使用帯域情報を使用帯域ΔFとしてスペクトラム解析表示エリアA3に表示させる。また、スペクトラム解析表示エリアA3において、横の破線の範囲は、信号レベルLの許容範囲である。波形データ解析結果表示処理部161は、ログデータの通信データに含まれる移動体通信端末2との通信条件から信号レベル情報を読み出す。波形データ解析結果表示処理部161は、読み出した信号レベル情報に信号レベルLそのもののみが記述されているとき、操作部19から入力された、あるいは予め記憶しておいた許容値Δhを基に、L−Δh/2〜L+Δh/2として信号レベルLの許容範囲を求める。波形データ解析結果表示処理部161は、読み出した信号レベル情報に信号レベルLの許容範囲が記述されているとき、記述された許容範囲を用いる。

0036

EVM測定表示エリアA4は、波形データ解析部17によるEVM測定の結果を表示するためのエリアである。波形データ解析結果表示処理部161は、ログデータの通信データに含まれる移動体通信端末2との通信条件から変調方式情報(例えば、64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、16QAM、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)等)を読み出す。波形データ解析結果表示処理部161は、読み出した変調方式情報を用いてEVM測定の結果をEVM測定表示エリアA4に表示させる。図4では、変調方式情報に表される変調方式がQPSKである場合の例を示す。

0037

ここで、最下層レイヤログデータ特定部1600が指定されたログデータに対応する最下層レイヤのログデータを特定し、波形データ読出処理部170が特定された最下層レイヤのログデータの時刻情報を受ける理由について説明する。最下層のログデータと波形データとは時刻情報によって対応付けすることができる。しかしながら、上位レイヤ(最下層レイヤ以外のレイヤ)のログデータの時刻情報は、各レイヤ処理でのタイムラグによって最下層レイヤのログデータよりも遅い時刻情報となることがある。さらに、各レイヤ処理でのタイムラグは不定である(受信内容種別によってタイムラグが異なる)。従って、上位レイヤのログデータが指定されたとき、波形データ読出処理部170が指定されたログデータの時刻情報に対応する波形データを波形データ記憶部15から読み出しても、指定されたログデータに対応する波形データを読み出したことにならない(波形データ解析部17が指定されたログデータに対応する波形データを解析することにならない)。このことから、最下層レイヤログデータ特定部1600が指定されたログデータに対応する最下層レイヤのログデータを特定し、波形データ読出処理部170が特定された最下層レイヤのログデータの時刻情報を受ける必要がある。それにより、波形データ解析部17が指定されたログデータに対応する波形データを解析することができる。

0038

表示部18は、表示処理部16からの入力を受け、ログデータ表示画面及び波形データ解析結果表示画面を表示する。表示部18は、例えば液晶ディスプレイで構成される。

0039

操作部19は、シナリオ処理部100への試験開始指示を行う。また、操作部19は、波形データ解析部17が波形データを解析するためのログデータを指定する。操作部19は、試験者によって操作される。操作部19は、例えばマウスキーボードタッチパネル、ボタン等によって構成される。

0040

[動作]
図5図7は、この実施形態の移動体通信端末試験装置1の動作を表すフローチャートである。

0041

(S01)
移動体通信端末試験装置1は、シナリオ処理部100による試験シナリオに従って、移動体通信端末2との通信を行う。時刻生成部131は、通信の開始を受けて、試験開始時刻をとして、又は、日常生活に用いられている時刻を試験開始時刻として波形データ記憶部15に出力する。時刻生成部131は、以後の時刻を計数する。

0042

(S02)
波形データ記憶部15は、送受信部12からの波形データを時刻に沿って記憶する。波形データ記憶部15の動作を図6のフローチャートに示す。

0043

(S021、S022)
時刻生成部131から受けた試験開始時刻が零でないとき、波形データ記憶部15は、試験開始時刻を記憶する。試験開始時刻が零であるとき、ステップS023に進む。

0044

(S023)
波形データ記憶部15は、一定の時間間隔(サンプリングレート)毎にアドレスをインクリメントして送受信部12からの波形データを順次記憶する。以上で図6に示す動作を終了し、図5のステップS03に進む。

0045

(S03)
ログデータ記憶部14は、ログデータ生成部130から各レイヤ処理のログデータを受けて時刻に沿って記憶する。

0046

(S04)
ログデータ表示処理部160は、ログデータ記憶部14からログデータを受け、そのログデータのログヘッダ及び通信データを読んで、ログデータ表示画面を表示部18に表示させる。

0047

(S05)
ログデータ表示処理部160は、操作部19によるログデータの指定を受け、指定されたログデータを最下層レイヤログデータ特定部1600に出力する。

0048

(S06)
最下層レイヤログデータ特定部1600は、ログデータ表示処理部160から指定されたログデータを受ける。最下層レイヤログデータ特定部1600は、指定されたログデータのログヘッダを読んで、指定されたログデータが最下層レイヤのログデータか否かを判断する。指定されたログデータが最下層レイヤのログデータでないとき、ステップS07に進む。指定されたログデータが最下層レイヤのログデータであるとき、ステップS08に進む。

0049

(S07)
最下層レイヤログデータ特定部1600は、指定されたログデータに対応する最下層レイヤのログデータをログデータ記憶部14に記憶されたログデータのうちから特定する。ことのき、最下層レイヤログデータ特定部1600は、指定されたログデータの通信データを解析し、その通信データに含まれるメッセージが同一のログデータを最下層レイヤ(PHY層)まで検索する。最下層レイヤログデータ特定部1600は、検索された最下層レイヤのログデータを指定されたログデータに対応する最下層レイヤのログデータとして特定する。

0050

(S08)
波形データ読出処理部170は、特定された最下層レイヤのログデータに対応する波形データを波形データ記憶部15から読み出す。波形データ読出処理部170の動作を図7のフローチャートに示す。

0051

(S081)
波形データ読出処理部170は、特定された最下層レイヤのログデータの時刻情報をログデータ表示処理部160から取得する。また、波形データ読出処理部170は、試験開始時刻を波形データ記憶部15から受ける。

0052

(S082、S083)
試験開始時刻が零でないとき、波形データ読出処理部170は、試験開始時刻を波形データ記憶部15から取得する。試験開始時刻が零のとき、ステップS084に進む。

0053

(S084)
波形データ読出処理部170は、特定された最下層レイヤのログデータの時刻情報に対応する波形データ記憶部15のアドレスを決定する。このとき、波形データ読出処理部170は、(特定された最下層レイヤのログデータの時刻情報−試験開始時刻)×サンプリングレート=サンプル数として、アドレスを決定する。

0054

(S085)
波形データ読出処理部170は、決定したアドレスの波形データを波形データ記憶部15から読み出す。なお、波形データ読出処理部170は、決定したアドレスの波形データとともに当該アドレスの前後の所定範囲のアドレスの波形データを波形データ記憶部15から読み出してもよい。以上で図7に示す動作を終了し、図5のステップS09に進む。

0055

(S09)
波形データ解析部17は、波形データ読出処理部170が読み出した波形データを解析し、解析結果を波形データ解析結果表示処理部161に出力する。

0056

(S10)
波形データ解析結果表示処理部161は、波形データ解析部17から解析結果を受けて波形データ解析結果表示画面を表示部18に表示させる。以上で図7に示す動作を終了する。

0057

[効果]
このように、移動体通信端末試験装置1は、ログデータ及び波形データを時系列的に記憶し、ログデータの指定を受け、指定されたログデータに対応する波形データを特定及び解析し、指定されたログデータ及び指定されたログデータに対応する波形データの解析結果をともに表示する。それにより、容易にログデータに対応する波形データを特定し、そして特定された波形データを解析する移動体通信端末試験装置を提供することができる。

0058

1移動体通信端末試験装置
2移動体通信端末
10シーケンス実行部
11レイヤ処理部
12送受信部
13ログデータ処理部
14 ログデータ記憶部
15波形データ記憶部
16表示処理部
17 波形データ解析部
18 表示部
19 操作部
100シナリオ処理部
101 第1のメッセージ処理部
102 第2のメッセージ処理部
130 ログデータ生成部
131時刻生成部
160ログデータ表示処理部
161 波形データ解析結果表示処理部
162解析条件設定部
170 波形データ読出処理部
1600最下層レイヤログデータ特定部
A1ログヘッダ表示エリア
A2通信データ表示エリア
A3スペクトラム解析表示エリア
A4EVM測定表示エリア
A10 IDエリア
A11レイヤエリア
A12プリミティブ名エリア
A13BTS番号エリア
A14チャネル情報エリア
A15時刻情報エリア
A20 メッセージ名エリア
A21テキストエリア
A22バイナリエリア
F0使用周波数
L信号レベル
ΔF使用帯域
Δh 許容値

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