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技術 案内装置、案内プログラム及び記憶媒体

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 島田裕平植田学上野裕一
出願日 2012年10月18日 (8年2ヶ月経過) 出願番号 2012-230964
公開日 2014年5月8日 (6年7ヶ月経過) 公開番号 2014-081574
状態 特許登録済
技術分野 教示用装置 航行(Navigation)
主要キーワード 予想地点 移動速度ベクトル 出発場所 要件情報 観光目的 場所欄 車速度情報 単調増加関数
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年5月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (17)

課題

利用者移動状況及び案内対象性質等に応じて案内対象を案内する案内装置案内プログラム及び記憶媒体を提供する。

解決手段

案内装置1は、コンテンツ再生時間及びコンテンツを提供する領域に関する情報を少なくとも有するコンテンツ情報112を記憶する記憶部11と、利用者2の現在位置及び移動速度を算出する移動状況算出手段101と、移動状況算出手段101が算出した利用者2の現在位置及び移動速度に基づいて、コンテンツの再生時間経過時に利用者2がいると推定される位置がコンテンツを提供する領域内であるコンテンツをコンテンツ情報112から選択するコンテンツ選択手段102と、コンテンツ選択手段102が選択したコンテンツを再生するコンテンツ再生手段103とを有する。

概要

背景

従来の技術として、自動車等の移動する速度に応じて案内を開始するタイミングを変更する案内装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

特許文献1に開示された案内装置は、自動車等に取り付けられるものであって、自動車の位置情報を検出する位置検出部と、案内画像を表示する表示部と、案内音声を出力する音声出力部とを有し、自動車が予め定められた通信開始地点を通過すると、位置検出部が検出した複数の位置情報から車速度情報を生成して外部の情報センタに送信する。情報センタは、車速度情報に応じて案内報知開始地点を調整し、案内報知開始地点の位置情報と案内情報とを案内装置に送信する。次に、案内装置は、当該案内報知開始地点の位置情報及び案内情報を受信して、自動車が案内報知開始地点を通過したタイミングで表示部及び音声出力部から案内情報を出力する。

概要

利用者移動状況及び案内対象性質等に応じて案内対象を案内する案内装置、案内プログラム及び記憶媒体を提供する。案内装置1は、コンテンツ再生時間及びコンテンツを提供する領域に関する情報を少なくとも有するコンテンツ情報112を記憶する記憶部11と、利用者2の現在位置及び移動速度を算出する移動状況算出手段101と、移動状況算出手段101が算出した利用者2の現在位置及び移動速度に基づいて、コンテンツの再生時間経過時に利用者2がいると推定される位置がコンテンツを提供する領域内であるコンテンツをコンテンツ情報112から選択するコンテンツ選択手段102と、コンテンツ選択手段102が選択したコンテンツを再生するコンテンツ再生手段103とを有する。

目的

本発明の目的は、利用者の移動状況及び案内対象の性質等に応じて案内対象を案内する案内装置、案内プログラム及び記憶媒体を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

コンテンツ、前記コンテンツの再生時間及び前記コンテンツの提供範囲に関する情報を記憶する記憶手段と、利用者の現在位置を取得し、移動状況を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された前記利用者の移動状況に基づいて、前記コンテンツの再生時間経過時における前記利用者の位置を推定し、当該推定された位置が前記コンテンツの提供範囲内であるコンテンツを前記記憶手段から選択する選択手段と、前記選択手段が選択した前記コンテンツを再生する再生手段とを有する案内装置

請求項2

前記選択手段は、前記推定された位置が前記コンテンツの提供範囲内であるコンテンツが前記記憶手段にない場合、前記利用者が前記コンテンツを提供する領域から出るまでの時間と、前記コンテンツの再生時間との差が予め定めた値以下となるコンテンツを選択する請求項1に記載の案内装置。

請求項3

前記選択手段は、前記選択したコンテンツの再生時間経過時における前記利用者の位置が前記コンテンツの提供範囲内となるように前記選択したコンテンツの再生時間を変更する請求項2に記載の案内装置。

請求項4

前記再生手段は、前記選択手段が変更した再生速度で前記選択した前記コンテンツを再生する請求項3に記載の案内装置。

請求項5

前記記憶手段は、前記コンテンツを提供しない領域に関する情報をさらに有し、前記選択手段は、前記推定された位置が前記コンテンツを提供しない領域内でないコンテンツを前記記憶手段から選択する請求項1−4のいずれかに記載の案内装置。

請求項6

前記記憶手段は、利用者の目的及び/又は利用者の属性に関する情報をさらに有し、前記選択手段は、前記推定された位置が前記コンテンツを提供する領域内であるコンテンツが前記記憶手段から複数選択された場合、前記記憶手段の利用者の目的及び/又は利用者の属性に関する情報と前記利用者の目的及び/又は利用者の属性とが適合するコンテンツを選択する請求項1−4のいずれかに記載の案内装置。

請求項7

コンピュータを、利用者の位置情報を取得し、当該利用者の移動速度を算出する算出手段が算出した前記利用者の現在位置及び移動速度に基づいて、再生時間及び提供範囲が予め定められたコンテンツの当該再生時間経過時における前記利用者の位置を推定し、当該推定された位置が前記コンテンツを提供する領域内であるコンテンツを選択して取得し、再生先へ出力する選択手段として機能させるための案内プログラム

請求項8

コンピュータを、利用者の位置情報を取得し、当該利用者の移動速度を算出する算出手段が算出した前記利用者の現在位置及び移動速度に基づいて、再生時間及び提供範囲が予め定められたコンテンツの当該再生時間経過時における前記利用者の位置を推定し、当該推定された位置が前記コンテンツを提供する領域内であるコンテンツを選択して取得し、再生先へ出力する選択手段として機能させるための案内プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

技術分野

0001

本発明は、案内装置案内プログラム及び記憶媒体に関する。

背景技術

0002

従来の技術として、自動車等の移動する速度に応じて案内を開始するタイミングを変更する案内装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

0003

特許文献1に開示された案内装置は、自動車等に取り付けられるものであって、自動車の位置情報を検出する位置検出部と、案内画像を表示する表示部と、案内音声を出力する音声出力部とを有し、自動車が予め定められた通信開始地点を通過すると、位置検出部が検出した複数の位置情報から車速度情報を生成して外部の情報センタに送信する。情報センタは、車速度情報に応じて案内報知開始地点を調整し、案内報知開始地点の位置情報と案内情報とを案内装置に送信する。次に、案内装置は、当該案内報知開始地点の位置情報及び案内情報を受信して、自動車が案内報知開始地点を通過したタイミングで表示部及び音声出力部から案内情報を出力する。

先行技術

0004

特開2011−237175号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明の目的は、利用者移動状況及び案内対象性質等に応じて案内対象を案内する案内装置、案内プログラム及び記憶媒体を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の案内装置、案内プログラム及び記憶媒体を提供する。

0007

[1]コンテンツ、前記コンテンツの再生時間及び前記コンテンツの提供範囲に関する情報を記憶する記憶手段と、
利用者の現在位置を取得し、移動状況を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された前記利用者の移動状況に基づいて、前記コンテンツの再生時間経過時における前記利用者の位置を推定し、当該推定された位置が前記コンテンツの提供範囲内であるコンテンツを前記記憶手段から選択する選択手段と、
前記選択手段が選択した前記コンテンツを再生する再生手段とを有する案内装置。

0008

[2]前記選択手段は、前記推定された位置が前記コンテンツの提供範囲内であるコンテンツが前記記憶手段にない場合、前記利用者が前記コンテンツを提供する領域から出るまでの時間と、前記コンテンツの再生時間との差が予め定めた値以下となるコンテンツを選択する前記[1]に記載の案内装置。

0009

[3]前記選択手段は、前記選択したコンテンツの再生時間経過時における前記利用者の位置が前記コンテンツの提供範囲内となるように前記選択したコンテンツの再生時間を変更する前記[2]に記載の案内装置。

0010

[4]前記再生手段は、前記選択手段が変更した再生速度で前記選択した前記コンテンツを再生する前記[3]に記載の案内装置。

0011

[5]前記記憶手段は、前記コンテンツを提供しない領域に関する情報をさらに有し、
前記選択手段は、前記推定された位置が前記コンテンツを提供しない領域内でないコンテンツを前記記憶手段から選択する前記[1]−[4]のいずれかに記載の案内装置。

0012

[6]前記記憶手段は、利用者の目的及び/又は利用者の属性に関する情報をさらに有し、
前記選択手段は、前記推定された位置が前記コンテンツを提供する領域内であるコンテンツが前記記憶手段から複数選択された場合、前記記憶手段の利用者の目的及び/又は利用者の属性に関する情報と前記利用者の目的及び/又は利用者の属性とが適合するコンテンツを選択する前記[1]−[4]のいずれかに記載の案内装置。

0013

[7]コンピュータを、
利用者の位置情報を取得し、当該利用者の移動速度を算出する算出手段が算出した前記利用者の現在位置及び移動速度に基づいて、再生時間及び提供範囲が予め定められたコンテンツの当該再生時間経過時における前記利用者の位置を推定し、当該推定された位置が前記コンテンツを提供する領域内であるコンテンツを選択して取得し、再生先へ出力する選択手段として機能させるための案内プログラム。

0014

[8]コンピュータを、
利用者の位置情報を取得し、当該利用者の移動速度を算出する算出手段が算出した前記利用者の現在位置及び移動速度に基づいて、再生時間及び提供範囲が予め定められたコンテンツの当該再生時間経過時における前記利用者の位置を推定し、当該推定された位置が前記コンテンツを提供する領域内であるコンテンツを選択して取得し、再生先へ出力する選択手段として機能させるための案内プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

発明の効果

0015

請求項1、7又は8に係る発明によれば、利用者の移動状況及び案内対象の性質等に応じて案内対象を案内することができる。

0016

請求項2に係る発明によれば、利用者の移動状況に合わせて予め定めた再生時間の範囲内のコンテンツを選択することができる。

0017

請求項3に係る発明によれば、利用者の移動状況に合わせてコンテンツの再生速度を変更することができる。

0018

請求項4に係る発明によれば、利用者の移動状況に合わせてコンテンツの生成速度を変更して再生することができる。

0019

請求項5に係る発明によれば、案内対象の性質等に応じて案内対象を案内しないようにすることができる。

0020

請求項6に係る発明によれば、利用者の目的及び/又は利用者の属性に応じて案内対象を案内することができる。

図面の簡単な説明

0021

図1は、案内装置の使用態様の一例を示す概略図である。
図2は、案内装置の構成の一例を示すブロック図である。
図3は、コンテンツ情報の構成の一例を示す概略図である。
図4は、利用者属性情報の構成の一例を示す概略図である。
図5は、観光要件情報の構成の一例を示す概略図である。
図6は、案内装置の基本動作の一例を示すフローチャートである。
図7は、案内装置の移動状況算出動作の一例を示すフローチャートである。
図8は、案内装置のコンテンツ選択動作の一例を示すフローチャートである。
図9は、移動状況の算出動作を説明するための概略図である。
図10は、コンテンツ検索範囲の算出動作を説明するための概略図である。
図11は、再生可能時間の算出動作を説明するための概略図である。
図12は、第2の実施の形態に係る案内装置のコンテンツ選択動作の一例を示すフローチャートである。
図13は、第2の実施の形態に係る案内装置の再生コンテンツリスト作成動作の一例を示すフローチャートである。
図14は、利用者の移動手段に応じてコンテンツ提供範囲を変更する変形例を示す概略図である。
図15は、利用者の移動速度に応じてコンテンツを選択する際の優先度を変更する変形例を示す概略図である。
図16は、遮蔽物を考慮してコンテンツ提供範囲を変更する変形例を示す概略図である。

実施例

0022

[第1の実施の形態]
(使用態様)
図1は、案内装置の使用態様の一例を示す概略図である。

0023

案内装置1は、利用者2によって携帯されるものであり、予め登録された案内対象3a−3cの案内用のコンテンツを再生する。案内用のコンテンツは、音声映像静止画等で再生され、案内装置1の音声出力部、表示部に出力される。なお、利用者2は、徒歩自転車、自動車、電車船舶飛行機ロケット等の移動手段により移動する。

0024

(案内装置の構成)
図2は、案内装置1の構成の一例を示すブロック図である。

0025

案内装置1は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され各部を制御するとともに各種のプログラムを実行する制御部10と、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記録媒体から構成され情報を記憶する記憶装置の一例としての記憶部11と、自己の装置の位置情報としてGPS(Global Positioning System)情報を受信するGPS情報受信部12と、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部13と、スピーカ及びアンプ等より構成されて音声を出力する音声出力部14と、タッチパッド又は複数の操作キーからなる操作部15と、ネットワークを介して外部と通信する通信部16とを備える。

0026

制御部10は、記憶部11の案内プログラム110を実行することで、GPS情報受信手段100、移動状況算出手段101、コンテンツ選択手段102及びコンテンツ再生手段103等として機能する。

0027

GPS情報受信手段100は、GPS情報受信部12が受信したGPS情報を受信してGPS情報111として記憶部11に記憶する。

0028

移動状況算出手段101は、GPS情報111に基づいて利用者の現在位置、移動速度(速さ及び方向)を算出する。

0029

コンテンツ選択手段102は、主として移動状況算出手段101が算出した現在位置、移動速度等に基づいてコンテンツ情報112から再生するべきコンテンツを選択する。また、コンテンツ選択手段102は、利用者属性情報113及び観光要件情報114に基づいてコンテンツ情報112から再生するべきコンテンツを選択する。

0030

コンテンツ再生手段103は、コンテンツ選択手段102が選択したコンテンツを再生し、表示部13や音声出力部14に出力する。

0031

記憶部11は、制御部10を上記した手段100−103として機能させるための案内プログラム110、GPS情報受信手段100が受信したGPS情報111、案内対象毎に用意された案内用のコンテンツであるコンテンツ情報112、案内装置1の利用者2の属性を示す利用者属性情報113及び案内装置1の利用者2の観光の要件を示す観光要件情報114等を格納する。

0032

なお、利用者が携帯する案内装置に制御部10(GPS情報受信手段100及びコンテンツ再生手段103のみ)、GPS情報受信部12、音声出力部14及び通信部16を設け、他の構成を外部のサーバ等に設けて、当該サーバ等において移動状況算出手段101、コンテンツ選択手段102を機能させるクラウドコンピューティングの構成としてもよい。また、案内装置に設ける構成と外部サーバに設ける構成とは適宜入れ替えて構成してもよい。

0033

図3は、コンテンツ情報112の構成の一例を示す概略図である。

0034

コンテンツ情報112は、案内対象の識別子を示す案内対象ID欄と、コンテンツの識別子を示すコンテンツID欄と、案内対象の所在の位置情報を示す案内対象所在位置欄と、案内対象の所在位置を中心としてコンテンツを提供する範囲を示すコンテンツ提供範囲と、コンテンツの再生時間を示す再生時間欄と、コンテンツに適した観光目的を示す観光目的欄と、コンテンツを再生するための条件となる案内装置の移動速度を示す移動速度欄と、案内対象に対して再生する音声コンテンツの識別子を示す音声コンテンツID欄とを有する。

0035

なお、コンテンツ情報112は、一例として案内装置1の管理者によって予め登録されるものである。

0036

図4は、利用者属性情報113の構成の一例を示す概略図である。

0037

利用者属性情報113は、利用者の識別子を示す利用者ID欄と、利用者の性別を示す性別欄と、利用者の年代を示す年代欄とを有する。

0038

なお、利用者属性情報113は、一例として利用者2又は案内装置1の管理者によって予め登録されるものである。

0039

図5は、観光要件情報114の構成の一例を示す概略図である。

0040

観光要件情報114は、観光に出発する時刻を示す出発時刻欄と、観光に出発する場所を示す出発場所欄と、観光を終了する時刻を示す終了時刻欄と、観光を終了する場所を示す終了場所欄と、観光に要する時間を示す所要時間欄と、旅の目的を示す旅の目的欄とを有する。

0041

なお、観光要件情報114は、一例として利用者2によって予め設定されるものである。

0042

(案内装置の動作)
次に、本実施の形態の作用を、(1)基本動作、(2)移動状況算出動作、(3)コンテンツ選択動作、(4)コンテンツ再生動作に分けて説明する。

0043

まず、案内装置1の動作の概要を説明する。

0044

(1)基本動作
図6は、案内装置1の基本動作の一例を示すフローチャートである。

0045

移動状況算出手段101は、GPS情報111に基づいて利用者の現在位置、移動速度(速さ及び方向)を算出する(S1)。

0046

次に、コンテンツ選択手段102は、主として移動状況算出手段101が算出した現在位置、移動速度等に基づいてコンテンツ情報112から再生するべきコンテンツを選択する(S2)。

0047

テップS2において再生コンテンツが選択された場合(S3;Yes)、コンテンツ再生手段103は、コンテンツ選択手段102が選択したコンテンツを再生し、表示部13や音声出力部14に出力する(S4)。

0048

次に、以下に示す「(2)移動状況算出動作」において、図6のステップS1を詳細に説明する。

0049

(2)移動状況算出動作
図7は、案内装置1の移動状況算出動作の一例を示すフローチャートである。

0050

まず、GPS情報受信手段100は、GPS情報受信部12が受信したGPS情報を受信してGPS情報111として記憶部11に記憶する(S10)。

0051

次に、移動状況算出手段101は、GPS情報111として少なくとも2つの位置情報がある場合に移動状況を算出可能として(S11;Yes)、以下の方法により現在位置及び移動速度を算出する(S12)。

0052

図9は、移動状況の算出動作を説明するための概略図である。

0053

移動状況算出手段101は、現在時刻をt2としたとき利用者2の現在の所在位置p(xu(t2),yu(t2))と、現在時刻t2より1つ前にGPS情報受信手段100がGPS情報を受信した時刻t1における利用者2の所在位置p(xu(t1),yu(t1))と、現在時刻t2より2つ前にGPS情報受信手段100がGPS情報を受信した時刻t0における利用者2の所在位置p(xu(t0),yu(t0))とをGPS情報111から取得する。

0054

次に、1つ前と現在位置とを結ぶベクトルd2と、2つ前と1つ前とを結ぶベクトルd1とを求め、d1及びd2の平均から移動速度vを算出する。なお、現在位置はp(xu(t2),yu(t2))である。また、d1のみから移動速度vを算出してもよいし、より多くの位置情報の平均から移動速度vを算出してもよい。なお、移動状況算出手段101は、時刻及び位置情報から利用者2の「移動経路」、「移動速度」及び「移動方向」の少なくとも1つを含む移動状況を算出するものであってもよい。

0055

次に、以下に示す「(3)コンテンツ選択動作」において、図6のステップS2を詳細に説明する。

0056

(3)コンテンツ選択動作
図8は、案内装置1のコンテンツ選択動作の一例を示すフローチャートである。

0057

まず、コンテンツ選択手段102は、コンテンツ検索範囲を算出する(S20)。ここで、コンテンツ検索範囲とは、利用者2を中心としてコンテンツ情報112からコンテンツを取得する領域の範囲をいう。

0058

図10は、コンテンツ検索範囲の算出動作を説明するための概略図である。

0059

コンテンツ検索範囲Asは、一例として、利用者の現在の位置pを中心として半径rの円の内側の領域で表される。ここで、r=f(|v|)であり、f(x)はx≧0において定義される単調増加関数である。つまり、利用者2の移動の速さが大きくなるに従い、コンテンツ検索範囲Asが大きくなることを示す。なお、コンテンツ検索範囲Asの外形は円に限らず、扇形多角形でもよい。

0060

次に、コンテンツ選択手段102は、コンテンツ情報112から案内対象所在位置欄の値がコンテンツ検索範囲Asに含まれるコンテンツを取得する(S21)。

0061

ステップS21でコンテンツが取得された場合(S22;Yes)はステップS23へと進み、取得されなかった場合(S22;No)は動作を終了する。

0062

次に、コンテンツ選択手段102は、再生可能時間を算出する。ここで、再生可能時間とは、コンテンツ情報112の案内対象所在位置欄の値とコンテンツ提供範囲欄の値とで定まるコンテンツ提供範囲内に利用者が滞在すると推定される時間のことをいう。

0063

図11は、再生可能時間の算出動作を説明するための概略図である。

0064

まず、コンテンツ提供範囲Apは、案内対象所在位置欄の値をc(x0,y0)、コンテンツ提供範囲欄の値をrcとすると、c(x0,y0)を中心として半径rcの円の内側の領域となる。

0065

現在時刻をt1、利用者の現在位置を(xu(t1),yu(t1))、移動方向をθ、利用者2がコンテンツ提供範囲を出る予想地点を(x,y)とすると、以下の関係式が成り立つ。

0066

上記の数式(1)、(2)を解くことにより再生可能時間tαは以下の数式(3)のように求まる。

0067

なお、解が2つ求まるが、移動方向から1つに特定するものとする。また、案内対象が人気のあるものである場合等であって、利用者2の移動速度が遅くなることが予想される場合には、再生可能時間tαが長くなるように補正してもよい。

0068

また、過去に他の利用者がコンテンツ提供範囲内に滞在した時間に関する情報を蓄積した観光履歴情報をさらに用意して、コンテンツ選択手段102は、利用者の移動状況(現在位置、移動速度)及び観光履歴情報に基づいて再生可能時間を算出してもよい。

0069

次に、コンテンツ選択手段102は、コンテンツ情報112の再生時間欄を確認し、再生時間が再生可能時間tαより短いコンテンツがある場合(S24;Yes)はステップS25へと進み、コンテンツがない場合(S24;No)は再生速度を変更して再生可能時間tα内に収まるようにし(S28)、変更後の再生速度が予め定めた基準の再生速度以下である場合(S29;Yes)はステップS25へと進む。これは、再生速度を速め過ぎると利用者がコンテンツを聴き取りづらくなるため、再生速度が予め定めた基準以下のコンテンツを再生するようにしたものである。なお、再生時間が再生可能時間tαより短いコンテンツがない場合(S24;No)であっても、再生可能時間tαより予め定めた時間以内(例えば、数秒程度)のコンテンツがある場合は、再生速度を変更せずにコンテンツを選択するようにしてもよい。

0070

次に、再生可能時間tα以内のコンテンツが複数ある場合(S25;Yes)、最適なコンテンツを選択する(S26)。ここで、最適なコンテンツとは、再生速度に関しては再生速度を変更していないコンテンツであり、再生時間の長短に関しては再生時間が長いコンテンツである。

0071

(4)コンテンツ再生動作
次に、コンテンツ再生手段103は、コンテンツ情報112からコンテンツ選択手段102により選択されたコンテンツを再生する(S27)。ここで、コンテンツの再生速度が変更されていた場合は、変更後の再生速度でコンテンツを再生する。

0072

(第1の実施の形態の効果)
上記した実施の形態によると、利用者2の移動状況に適合するコンテンツ提供範囲と再生時間とを有するコンテンツを選択して再生したため、利用者2の移動状況及び案内対象の性質等に応じて案内対象を案内することができる。つまり、例えば、利用者2が遠くから視認できる案内対象であればコンテンツ提供範囲を大きく、近くでないと視認できない案内対象であればコンテンツ提供範囲を小さくするとともに、当該コンテンツ提供範囲を通過する利用者2の移動速度に応じてコンテンツを選択し、再生速度を変更した。

0073

なお、コンテンツ情報112は利用者属性情報113及び観光要件情報114に設けられた項目をさらに設けて、コンテンツ選択手段102はコンテンツ情報112の条件に応じて利用者2の利用者属性情報113及び観光要件情報114に適合したコンテンツを選択するようにしてもよい。これは図8のステップS26の最適コンテンツの選択の際に用いられる。

0074

[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、第1の実施の形態と比べて「(3)コンテンツ選択動作」の内容が異なる。そのため、第1の実施の形態と共通する構成及び動作については説明を省略するものとする。

0075

図12は、第2の実施の形態に係る案内装置のコンテンツ選択動作の一例を示すフローチャートである。なお、ステップS55−S58以外のステップは、図8の動作と共通するものである。

0076

ステップS55において、コンテンツ選択手段102は、複数のコンテンツを再生順リスト化した再生コンテンツリストを作成する(S55)。具体的には、再生可能時間内のコンテンツがある場合に、さらにコンテンツ検索範囲内で続けて再生できるコンテンツを検索して再生コンテンツリストに追加する。なお、再生コンテンツリストの作成方法は、図13において詳細に説明する。

0077

次に、コンテンツ選択手段102は、作成した再生コンテンツリストが複数ある場合(S56;Yes)、複数の再生コンテンツリスト(以下、「再生コンテンツリスト群」という。)から所定の条件に基づいて最適な再生コンテンツリストを選択する(S57)。ここで、所定の条件として、できるだけ多くのコンテンツを再生できる再生コンテンツリストを優先するといった条件や、優先度の高いコンテンツを含む再生コンテンツリストを優先するといった条件等を設定することができる。

0078

次に、コンテンツ再生手段103は、コンテンツ情報112からコンテンツ選択手段102により作成された再生コンテンツリストのコンテンツを再生する(S58)。ここで、コンテンツの再生速度が変更されていた場合は、変更後の再生速度でコンテンツを再生する。

0079

図13は、第2の実施の形態に係る案内装置の再生コンテンツリストの作成動作の一例を示すフローチャートである。

0080

まず、コンテンツ選択手段102は、現在作成中の再生コンテンツリストを受け取り、利用者2の移動速度ベクトル及び再生コンテンツリストに含まれるコンテンツの再生時間から最後のコンテンツが再生を終了する時点での利用者2の位置である再生終了地点を算出する(S550)。

0081

次に、再生終了地点がコンテンツ検索範囲内である場合(S551;Yes)、再生終了地点をコンテンツ提供範囲に含むコンテンツをコンテンツ情報112から検索する(S552)。

0082

コンテンツ情報112からコンテンツが検索された場合(S553;Yes)、当該コンテンツの再生可能時間を算出する(S554)。

0083

再生可能時間内で当該コンテンツを再生できる場合(S555;Yes)、再生コンテンツリストに当該コンテンツを追加する(S556)。

0084

また、再生可能時間内で当該コンテンツを再生できない場合(S555;No)、再生速度を変更して再生可能時間内に収まるようにし(S558)、再生速度が予め定めた基準の再生速度以下である場合(S559;Yes)はステップS556へと進む。

0085

上記したステップS550−S556、S558及びS559をすべてのコンテンツについて実行する(S557)。

0086

また、ステップS551、S553、S559において「No」であった場合、現在作成中の再生コンテンツリストを複数の再生コンテンツリストからなる再生コンテンツリスト群に追加する(S560)。

0087

(第2の実施の形態の効果)
上記した第2の実施の形態によると、第1の実施の形態の効果に加え、複数のコンテンツをリスト化した再生コンテンツリスト群を作成したため、連続して複数のコンテンツを再生することができる。

0088

なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々な変形が可能である。例えば、案内装置1は、案内対象を避難場所又は避難場所への通過地点等として、避難誘導システム等に応用してもよい。

0089

また、以下の図14図16に示すように変形してもよい。なお、以下の例においてお地蔵さんに対するコンテンツ1(再生時間10秒)、コンテンツ2(再生時間30秒)、コンテンツ3(再生時間60秒)、××山に対するコンテンツ4(再生時間20秒)、コンテンツ5(再生時間40秒)が用意されているものとする。

0090

図14は、利用者の移動手段に応じてコンテンツ提供範囲を変更する変形例を示す概略図である。

0091

移動手段を徒歩とする利用者2aと、移動手段を電車とする利用者2bとが存在する場合であって、va<vbである場合について説明する。

0092

コンテンツ選択手段102は、コンテンツ情報112の移動速度欄に基づいてコンテンツ提供範囲を変更する。例えば、利用者2aに対してコンテンツ提供範囲Apaを10mとし、利用者2bに対してコンテンツ提供範囲Apbを100mとする。また、コンテンツ提供範囲に応じて利用者2a及び2bの再生可能時間が算出され、当該再生可能時間に収まるコンテンツが選択される。例えば、利用者2aの再生可能時間が70秒と算出された場合は、再生時間が60秒のコンテンツ3を選択し、利用者2bの再生可能時間が13秒と算出された場合は、再生時間が10秒のコンテンツ1を選択する。

0093

図15は、利用者の移動速度に応じてコンテンツを選択する際の優先度を変更する変形例を示す概略図である。

0094

移動手段を電車とする利用者2cが存在する場合であって、××山のように大きな案内対象3cのコンテンツ提供範囲Apcと、お地蔵さんのように小さな案内対象3dのコンテンツ提供範囲Apdとの両方に利用者2cの現在位置が含まれる場合について説明する。

0095

例えば、利用者2cのお地蔵さん3dに対する再生可能時間が8秒、××山3eに対する再生可能時間が30秒と算出された場合は、お地蔵さんに対するコンテンツには再生時間が8秒以内のコンテンツが存在しないため、コンテンツ1−3は選択されない。また、××山のコンテンツには再生時間が30秒以内のコンテンツが存在するためコンテンツ2が選択される。

0096

なお、××山のコンテンツに再生時間が30秒以内のコンテンツが存在しない場合には、お地蔵さんに対するコンテンツ1の再生速度を変更して8秒として選択してもよい。

0097

図16は、遮蔽物を考慮してコンテンツ提供範囲を変更する変形例を示す概略図である。

0098

お地蔵さん3gのコンテンツ提供範囲Apg内に利用者2dが存在する場合であっても、当該コンテンツ提供範囲Apg内に遮蔽物4aが存在する場合は、範囲Abにおいてお地蔵さん3gが見えないものとしてコンテンツ提供範囲Apgから範囲Abを除外する。当該範囲Abの情報はコンテンツ情報112等に遮蔽物による範囲の欄を用意して指定するものとする。

0099

上記実施の形態では制御部10の各手段100〜103の機能をプログラムで実現したが、各手段の全て又は一部をASIC等のハードウエアによって実現してもよい。また、上記実施の形態で用いたプログラムをCD−ROM等の記録媒体に記憶して提供することもできる。また、上記実施の形態で説明した上記ステップの入れ替え、削除、追加等は本発明の要旨を変更しない範囲内で可能である。

0100

1案内装置
2、2a−2d利用者
3a−3e案内対象
4a遮蔽物
10 制御部
11 記憶部
12GPS情報受信部
13 表示部
14音声出力部
15 操作部
16通信部
100 GPS情報受信手段
101移動状況算出手段
102コンテンツ選択手段
103コンテンツ再生手段
110案内プログラム
111 GPS情報
112コンテンツ情報
113利用者属性情報
114観光要件情報

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