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技術 表示システム、表示装置、画像形成装置、および表示制御プログラム

出願人 コニカミノルタ株式会社
発明者 冨田篤
出願日 2012年10月3日 (8年2ヶ月経過) 出願番号 2012-221155
公開日 2014年4月24日 (6年8ヶ月経過) 公開番号 2014-074980
状態 特許登録済
技術分野 デジタル計算機のユーザインターフェイス デジタル計算機のユーザインターフェイス
主要キーワード 最大変形率 最大変形量 変形動作 上下向き 操作効率 ユーザー指示 適用せず タッチ状態
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年4月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

ユーザーの利便性を向上させることができる表示システムを提供する。

解決手段

表示システムに含まれる表示制御装置のCPU101は、タッチパネルである操作パネル130の表示に対するスクロール操作を検出するための検出部202と、記憶されている表示画面のうちの表示されている表示範囲スクロールすることで該表示画面の端部に到達しない場合に、表示範囲をスクロール方向に移動させて操作パネルに表示させるためのスクロール処理部208と、スクロールすることで表示画面の端部に到達し、かつ操作量がしきい値以上と第2判断部212で判断された場合に、スクロール方向における次の所定量を読み出してその表示画面を一時的に記憶し、その表示画面に操作パネルの表示を更新するための読出部213とを備える。

概要

背景

携帯電話機などの携帯端末MFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像形成装置では、消費電力装置サイズ製造コストなどの観点から、RAM(Random Access Memory)などの、搭載されている一時記憶装置の容量に制約がある場合がある。

そのため、これら装置を表示装置として用い、内蔵する、または他の装置に内蔵されるハードディスク装置などの固定記憶装置を第1の記憶装置とし、上記一時記憶装置を第2の記憶装置として、第1の記憶装置に記憶されている電子情報読み出して第2の記憶装置に一時的に記憶させて表示する際に、当該表示装置では、第1の記憶装置に記憶されているすべての電子情報を第2の記憶装置に記憶させられない場合がある。

このような場合、このような表示装置では、電子情報のうちの所定量を第2の記憶装置に記憶させて表示する。そして、当該表示装置は、表示がスクロールされて該所定量の情報から生成される表示画面の端部(先端または後端)に表示が到達すると、自動的に、スクロール方向に次の情報を第1の記憶装置から所定量、読み出す。これによって、表示がスクロール方向に更新される。

概要

ユーザーの利便性を向上させることができる表示システムを提供する。表示システムに含まれる表示制御装置のCPU101は、タッチパネルである操作パネル130の表示に対するスクロール操作を検出するための検出部202と、記憶されている表示画面のうちの表示されている表示範囲がスクロールすることで該表示画面の端部に到達しない場合に、表示範囲をスクロール方向に移動させて操作パネルに表示させるためのスクロール処理部208と、スクロールすることで表示画面の端部に到達し、かつ操作量がしきい値以上と第2判断部212で判断された場合に、スクロール方向における次の所定量を読み出してその表示画面を一時的に記憶し、その表示画面に操作パネルの表示を更新するための読出部213とを備える。

目的

本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、第1の記憶装置に記憶されている電子情報を読み出して第2の記憶装置に記憶させ、第2の記憶装置に記憶された情報に基づいてタッチパネルに表示する表示システムにおいて、ユーザーの利便性を向上させることができる表示システム、表示装置、画像形成装置、および表示制御プログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

電子情報を記憶するための第1の記憶装置を含んだ情報処理装置と、第2の記憶装置を有し、タッチパネルを有する表示装置とを備え、前記情報処理装置と前記表示装置とがネットワーク接続可能な表示システムであって、前記表示装置は、前記情報処理装置にアクセスして前記第1の記憶装置に記憶される電子情報から所定量の電子情報を読み出して、前記第2の記憶装置に一時的に記憶するための一時記憶手段と、一時的に記憶された前記所定量の電子情報から生成される表示画面を記憶するための記憶手段と、前記タッチパネルに対して、前記タッチパネルの表示に対するスクロール操作がなされたことを検出するための検出手段と、前記表示画面のうちの前記タッチパネルに表示されている表示範囲が、前記スクロール操作で指示されるスクロール方向に移動させても前記表示画面の端部に到達しない場合に、前記表示範囲を前記スクロール方向に移動させて前記タッチパネルに表示させるためのスクロール処理手段と、前記表示範囲を前記スクロール方向に移動させることで前記表示画面の端部に到達する場合であり、かつ、前記スクロール操作の操作量がしきい値以上である場合に、前記情報処理装置にアクセスして前記スクロール方向における次の所定量の電子情報を前記第1の記憶装置から読み出して前記第2の記憶装置に記憶し、前記次の所定量の電子情報から生成される表示画面に、前記タッチパネルの表示を更新するための更新処理手段とを含む、表示システム。

請求項2

タッチパネルを有する表示装置の表示を制御する表示装置であって、第1の記憶装置に記憶される電子情報から所定量の電子情報を読み出して、第2の記憶装置に一時的に記憶するための一時記憶手段と、前記所定量の電子情報から生成される表示画面を記憶するための記憶手段と、前記タッチパネルに対して、前記タッチパネルの表示に対するスクロール操作がなされたことを検出するための検出手段と、前記表示画面のうちの前記タッチパネルに表示されている表示範囲が、前記スクロール操作で指示されるスクロール方向に移動させても前記表示画面の端部に到達しない場合に、前記表示範囲を前記スクロール方向に移動させて前記タッチパネルに表示させるためのスクロール処理手段と、前記表示範囲を前記スクロール方向に移動させることで前記表示画面の端部に到達する場合であり、かつ、前記スクロール操作の操作量がしきい値以上である場合に、前記スクロール方向における次の所定量の電子情報を前記第1の記憶装置から読み出して前記第2の記憶装置に記憶し、前記次の所定量の電子情報から生成される表示画面に、前記タッチパネルの表示を更新するための更新処理手段とを備える、表示装置。

請求項3

前記表示範囲を前記スクロール方向に前記所定量移動させることで前記表示画面の端部に到達する場合であり、かつ、前記スクロール操作の操作量が前記しきい値を超えない場合には、前記タッチパネルの表示の更新を行なうことなく、前記タッチパネルの表示内容を維持したまま、表示を変形させるための変形処理手段をさらに備える、請求項2に記載の表示装置。

請求項4

前記更新処理手段は、前記表示範囲を前記表示画面の端部を前記スクロール方向の先端とする範囲とし、その範囲の画像を前記スクロール方向に前記操作量に応じた量変形させた後、前記タッチパネルの表示を更新する、請求項2または3に記載の表示装置。

請求項5

前記更新処理手段は、同一の電子情報について前記第1の記憶装置から読み出した回数に応じて前記しきい値を更新する、請求項2〜4のいずれかに記載の表示装置。

請求項6

前記更新処理手段は、同一の電子情報について前記第1の記憶装置から読み出した回数が多いほど、前記しきい値を小さくする、請求項5に記載の表示装置。

請求項7

前記更新処理手段は、前記第1の記憶装置から前記所定量の電子情報を読み出すために必要な時間に応じて前記しきい値を更新する、請求項2〜4のいずれかに記載の表示装置。

請求項8

前記更新処理手段は、前記第1の記憶装置から前記所定量の電子情報を読み出すために必要な時間が短いほど、前記しきい値を小さくする、請求項7に記載の表示装置。

請求項9

請求項2〜8のいずれかに記載の表示装置を備える、画像形成装置

請求項10

タッチパネルでの、電子情報に基づいて生成される表示画面の表示を制御する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、第1の記憶装置に記憶される電子情報から所定量の電子情報を読み出して、第2の記憶装置に一時的に記憶するステップと、前記所定量の電子情報から生成される表示画面を記憶するステップと、前記表示画面のうちの前記タッチパネルに応じた表示範囲を特定し、前記タッチパネルに表示するステップと、前記タッチパネルに対して、前記タッチパネルの表示に対するスクロール操作がなされたことを検出するステップと、前記表示画面のうちの前記タッチパネルに表示されている表示範囲が、前記スクロール操作で指示されるスクロール方向に移動させると、前記表示画面の端部に到達するか否かを判断するステップと、前記表示範囲を前記スクロール方向に移動させても前記表示画面の端部に到達しない場合に、前記表示範囲を前記スクロール方向に移動させて前記タッチパネルに表示するステップと、前記表示範囲を前記スクロール方向に移動させることで前記表示画面の端部に到達する場合であり、かつ、前記スクロール操作の操作量がしきい値以上である場合に、前記スクロール方向における次の所定量の電子情報を前記第1の記憶装置から読み出して前記第2の記憶装置に一時的に記憶し、前記タッチパネルの表示を前記次の所定量の電子情報から生成される表示画面に更新するステップとを前記コンピュータに実行させる、表示制御プログラム

技術分野

0001

この発明は表示システム表示装置画像形成装置、および表示制御プログラムに関し、特に、タッチパネルの表示を制御する表示システム、表示装置、該表示装置を搭載した画像形成装置、および表示制御プログラムに関する。

背景技術

0002

携帯電話機などの携帯端末MFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像形成装置では、消費電力装置サイズ製造コストなどの観点から、RAM(Random Access Memory)などの、搭載されている一時記憶装置の容量に制約がある場合がある。

0003

そのため、これら装置を表示装置として用い、内蔵する、または他の装置に内蔵されるハードディスク装置などの固定記憶装置を第1の記憶装置とし、上記一時記憶装置を第2の記憶装置として、第1の記憶装置に記憶されている電子情報読み出して第2の記憶装置に一時的に記憶させて表示する際に、当該表示装置では、第1の記憶装置に記憶されているすべての電子情報を第2の記憶装置に記憶させられない場合がある。

0004

このような場合、このような表示装置では、電子情報のうちの所定量を第2の記憶装置に記憶させて表示する。そして、当該表示装置は、表示がスクロールされて該所定量の情報から生成される表示画面の端部(先端または後端)に表示が到達すると、自動的に、スクロール方向に次の情報を第1の記憶装置から所定量、読み出す。これによって、表示がスクロール方向に更新される。

先行技術

0005

特開2011−23005号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、表示装置においてこのようにして電子情報を第1の記憶装置から所定量ずつ読み出して第2の記憶装置に記憶させて表示を更新させると、表示の更新に時間がかかる、という問題があった。特に、表示装置が他の装置に内蔵される固定記憶装置である第1の記憶装置から電子情報を読み出す場合には、通信処理通信回線負荷状況によりさらに時間がかかる場合がある、という問題があった。

0007

一方で、これら表示装置にはタッチパネルが搭載され、該タッチパネルに対して指を払ったり滑らせたりする、フリックパンなどと呼ばれるジェスチャーにて操作することが可能になってきている。このような操作は直感的で、操作性を向上させることができるため、より素早い表示の更新が求められる。たとえば、特開2011−23005号公報(特許文献1)は、ジェスチャー操作によりディスプレイ上に表示した電子情報をスクロールする技術を開示している。

0008

ジェスチャー操作可能な表示装置では、フリック等のジェスチャー操作により電子情報をスクロールし、電子情報の表示画面の終端に到達すると、さらに追加の電子情報を表示するためのキーが表示され、当該キーが操作されることで、次の電子情報を取得して表示する技術が知られている。

0009

しかしながら、上記技術では、表示画面を更新する際にはフリック等のジェスチャー操作とは操作方法の異なるタップ操作切り替える必要がある。そのため、ジェスチャー操作でのスクロールから、次の表示に切り替える際に、操作の連続性が損なわれてしまう、という問題があった。また、表示の更新を指示するキーを表示させるためのスクロールの分、スクロール量が増加する、という問題もあった。

0010

さらに、ジェスチャー操作によってユーザーが意図せず表示画面の端部よりも先を表示させることを指示してしまっていた場合、当該表示装置では、自動的にスクロール方向に次の情報を第1の記憶装置から読み出すため、ユーザーの意図に反して表示が更新されてしまう場合がある、という問題がある。そのため、ユーザーが表示画面の端部の情報を確認できなかったり、更新された表示画面の表示に時間がかかったりしてしまう、という問題があった。

0011

本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、第1の記憶装置に記憶されている電子情報を読み出して第2の記憶装置に記憶させ、第2の記憶装置に記憶された情報に基づいてタッチパネルに表示する表示システムにおいて、ユーザーの利便性を向上させることができる表示システム、表示装置、画像形成装置、および表示制御プログラムを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0012

上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、表示システムは、電子情報を記憶するための第1の記憶装置を含んだ情報処理装置と、第2の記憶装置を有し、タッチパネルを有する表示装置とを備える。表示装置は、情報処理装置にアクセスして第1の記憶装置に記憶される電子情報から所定量の電子情報を読み出して、第2の記憶装置に一時的に記憶するための一時記憶手段と、一時的に記憶された所定量の電子情報から生成される表示画面を記憶するための記憶手段と、タッチパネルに対して、タッチパネルの表示に対するスクロール操作がなされたことを検出するための検出手段と、表示画面のうちのタッチパネルに表示されている表示範囲が、スクロール操作で指示されるスクロール方向に移動させても表示画面の端部に到達しない場合に、表示範囲をスクロール方向に移動させてタッチパネルに表示させるためのスクロール処理手段と、表示範囲をスクロール方向に所定量移動させることで表示画面の端部に到達する場合であり、かつ、スクロール操作の操作量がしきい値以上である場合に、情報処理装置にアクセスしてスクロール方向における次の所定量の電子情報を第1の記憶装置から読み出して第2の記憶装置に記憶し、次の所定量の電子情報から生成される表示画面に、タッチパネルの表示を更新するための更新処理手段とを含む。

0013

本発明の他の局面に従うと、表示装置はタッチパネルを有する表示装置であって、第1の記憶装置に記憶される電子情報から所定量の電子情報を読み出して、第2の記憶装置に一時的に記憶するための一時記憶手段と、所定量の電子情報から生成される表示画面を記憶するための記憶手段と、タッチパネルに対して、タッチパネルの表示に対するスクロール操作がなされたことを検出するための検出手段と、表示画面のうちのタッチパネルに表示されている表示範囲が、スクロール操作で指示されるスクロール方向に移動させても表示画面の端部に到達しない場合に、表示範囲をスクロール方向に移動させてタッチパネルに表示させるためのスクロール処理手段と、表示範囲をスクロール方向に移動させることで表示画面の端部に到達する場合であり、かつ、スクロール操作の操作量がしきい値以上である場合に、スクロール方向における次の所定量の電子情報を第1の記憶装置から読み出して第2の記憶装置に記憶し、次の所定量の電子情報から生成される表示画面に、タッチパネルの表示を更新するための更新処理手段とを備える。

0014

好ましくは、表示装置は、表示範囲をスクロール方向に所定量移動させることで表示画面の端部に到達する場合であり、かつ、スクロール操作の操作量がしきい値を超えない場合には、タッチパネルの表示の更新を行なうことなく、タッチパネルの表示内容を維持したまま、表示を変形させるための変形処理手段をさらに備える。

0015

好ましくは、更新処理手段は、表示範囲を表示画面の端部をスクロール方向の先端とする範囲とし、その範囲の画像をスクロール方向に操作量に応じた量変形させた後、タッチパネルの表示を更新する。

0016

好ましくは、更新処理手段は、同一の電子情報について第1の記憶装置から読み出した回数に応じてしきい値を更新する。

0017

より好ましくは、更新処理手段は、同一の電子情報について第1の記憶装置から読み出した回数が多いほど、しきい値を小さくする。

0018

好ましくは、更新処理手段は、第1の記憶装置から所定量の電子情報を読み出すために必要な時間に応じてしきい値を更新する。

0019

より好ましくは、更新処理手段は、第1の記憶装置から所定量の電子情報を読み出すために必要な時間が短いほど、しきい値を小さくする。

0020

本発明のさらに他の局面に従うと、画像形成装置は、上述の表示装置を備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、表示制御プログラムは、タッチパネルでの、電子情報に基づいて生成される表示画面の表示を制御する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、第1の記憶装置に記憶される電子情報から所定量の電子情報を読み出して、第2の記憶装置に一時的に記憶するステップと、所定量の電子情報から生成される表示画面を記憶するステップと、表示画面のうちのタッチパネルに応じた表示範囲を特定し、タッチパネルに表示するステップと、タッチパネルに対して、タッチパネルの表示に対するスクロール操作がなされたことを検出するステップと、表示画面のうちのタッチパネルに表示されている表示範囲が、スクロール操作で指示されるスクロール方向に移動させると、表示画面の端部に到達するか否かを判断するステップと、表示範囲をスクロール方向に移動させても表示画面の端部に到達しない場合に、表示範囲をスクロール方向に移動させてタッチパネルに表示するステップと、表示範囲をスクロール方向に移動させることで表示画面の端部に到達する場合であり、かつ、スクロール操作の操作量がしきい値以上である場合に、スクロール方向における次の所定量の電子情報を第1の記憶装置から読み出して第2の記憶装置に一時的に記憶し、タッチパネルの表示を次の所定量の電子情報から生成される表示画面に更新するステップとをコンピュータに実行させる。

発明の効果

0021

この発明によると、第1の記憶装置に記憶されている電子情報を読み出して第2の記憶装置に記憶させ、第2の記憶装置に記憶された情報に基づいてタッチパネルに表示する表示システムにおいて、ユーザーの利便性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0022

実施の形態にかかる画像形成システムの構成の具体例を示す図である。
画像形成システムに含まれる画像形成装置の概略のハードウェア構成を示す模式図である。
画像形成装置での全体処理の流れを表わすフローチャートである。
電子情報に基づく画面の表示例を表わした図である。
電子情報に基づく画面の表示例を表わした図である。
電子情報に基づく画面の表示例を表わした図である。
電子情報に基づく画面の表示例を表わした図である。
スクロールジェスチャーを表わした図である。
ジェスチャー操作速度に対するスクロール速度の関係の具体例を表わした図である。
スクロールジェスチャーに従う表示の変化の具体例を表わした図である。
スクロールジェスチャーに従う表示の変化の具体例を表わした図である。
スクロールジェスチャーに従う表示の変化の具体例を表わした図である。
1回のスクロール動作でのスクロール速度の推移の具体例を表わした図である。
スクロール速度に対する変形量の関係の具体例を表わした図である。
1回の変形動作での変形量の変化の推移の具体例を表わした図である。
画像形成装置の機能構成の具体例を示すブロック図である。
図3のステップS7の操作パネルの処理の流れを表わすフローチャートである。
図17のステップS115での変形処理の流れを表わすフローチャートである。
図17のステップS117での更新処理の流れを表わすフローチャートである。
タッチパネルでの表示範囲が表示画面の端部に到達する前後での、表示画面と表示範囲との関係を説明するための図である。

実施例

0023

以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。

0024

なお、以下の例では、表示装置に含まれるタッチパネルを制御するための制御装置が画像形成装置に含まれるものとしているが、該制御装置は画像形成装置に接続された別体の装置であり、該画像形成装置のタッチパネルである操作パネルの表示を制御するものであってもよい。すなわち、表示装置に含まれるタッチパネルとその表示を制御するための制御装置とは異なる装置に含まれて、相互に通信することで該タッチパネルでの表示が制御されてもよい。

0025

また、タッチパネルを有する表示装置を含む装置は画像形成装置に限定されず、いかなる装置に含まれてもよい。

0026

システム構成
図1は、本実施の形態にかかる画像形成システムの構成の具体例を示す図である。図1を参照して、画像形成システムは、それぞれ表示制御装置を搭載した、複数の画像形成装置1−1A,…1−1Nと複数の情報処理装置3−1A,…3−1Mとがネットワーク4−1で接続された第1のシステムと、複数の画像形成装置1−2A,…1−2Nと複数の情報処理装置3−2A,…3−2Mとがネットワーク4−2で接続された第2のシステムとが、外部ネットワーク5を介して接続してなる。

0027

画像形成装置1−1A,…1−1N、1−2A,…1−2Nを代表させて画像形成装置1、情報処理装置3−1A,…3−1M、3−2A,…3−2Mを代表させて情報処理装置3と称する。

0028

ネットワーク4は、LAN(Local Area Network)などの専用回線を用いたネットワーク、インターネット等の一般回線を用いたネットワーク、無線通信によるネットワーク等のいずれであっても構わない。また、外部ネットワーク5も、LANなどの専用回線を用いたネットワーク、インターネット等の一般回線を用いたネットワーク、無線通信によるネットワーク等のいずれであっても構わない。さらに、本画像システムは、外部ネットワーク5を介して他のシステムと接続されていてもよい。

0029

本実施の形態において、画像形成装置1は、スキャナーコピー、およびプリンター機能を備えるデジタル複合槻としての機能を有するいわゆるMFP(Multi Function Peripherals)であるものとする。しかしながら、画像形成装置1は、操作部および表示部としてのタッチパネルを有する装置であればMFPに限定されず、スキャナー、コピーなどの他の装置であってもよい。

0030

画像形成装置1は、スキャンして得られた原稿画像および情報処理装置3から送信されたプリントデータから生成した画像の複写画像を用紙上に形成する装置である。ここで、プリントデータとは、情報処理装置3のオペレーティングシステムアプリケーションプログラム発行する描画命令を、プリンタードライバーによって画像形成装置1が処理可能なページ記述言語に変換したページ記述言語による描画命令、またはPDF(Portable Document Format)、TIFF(Tagged Image File Format)、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、XPS(XML Paper Specification)等のファイルフォーマット記述された文書データである。

0031

また、スキャンして得られた原稿画像は、画像形成装置において各種設定(ファイル形式レイアウト設定解像度設定等)がなされ、ネットワーク4を介して、情報処理装置3等に送信されてもよい。

0032

情報処理装置3は、一般的なパーソナルコンピューター等であってよい。情報処理装置3は、ユーザーの指示によりプリントデータを生成し、生成したプリントデータを画像形成装置1に送信する。

0033

装置構成
図2は、画像形成装置1の概略のハードウェア構成を示す模式図である。

0034

図2を参照して、画像形成装置1は制御部100を含み、制御部100には、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)101、制御プログラムを格納するためのROM(Read Only Memory)102、作業用の記憶領域となるS−RAM(Static Random Access Memory)103、画像形成に関わる各種の設定を記憶するためのバッテリバックアップされたNV−RAM(不揮発性メモリ)104、および時計IC(IntegratedCircuit:集積回路)105が含まれる。

0035

制御部100には、バスを介して、画像読取装置120、各種の入力を行なうためのキーや表示部を備えた、タッチパネルである表示部と数字キープリントキーログアウトキーなどのキースイッチ群と、操作制御部とを有する操作パネル130、ネットワーク4−1,4−2,5を介して接続された情報処理装置3等の外部の装置との間で各種の情報を送受信するためのネットワークI/F(インターフェース)160、該ネットワークI/F160により受信したプリントデータから複写画像を生成するためのプリンターコントローラー150、および、複写画像を用紙上に形成するための画像出力装置140が接続されている。

0036

また、制御部100には、固定記憶装置110がバスを介して接続されている。固定記憶装置110にはたとえばハードディスク装置などが該当する。

0037

<動作概要
図3は、画像形成装置1での全体処理の流れを表わすフローチャートである。図3のフローチャートに表わされた処理は、制御部100に含まれるCPU101がROM102に記憶されているプログラムを読み出してS−RAM103上に展開して実行することによって実現される。図3に示される処理は、電源投入等により開始される。

0038

図3を参照して、処理が開始すると、CPU101において、まず、メモリクリア標準モードの設定等の初期化処理が行なわれる(ステップS1)。

0039

初期化処理が終了すると、CPU101は、画像形成装置1の操作パネル130上のキースイッチ群、およびタッチパネルである表示部上での操作により、ユーザーからタッチパネルである表示部での表示の制御を必要とする何らかの処理要求コピー処理、各種の設定処理表示操作など)がなされたかどうかを確認する(ステップS3)。要求されていなければ(ステップS3でNO)、CPU101はステップS5に進む。

0040

ユーザーから上記の処理要求がなされた場合(ステップS3でYES)、CPU101は、操作パネル130のタッチパネルである表示部での表示処理を行なう(ステップS7)。タッチパネルの処理については、後に詳しく説明する。

0041

ユーザーから上記の処理が要求されていなければ(ステップS3でNO)、CPU101は、ネットワーク4−1,4−2を介して情報処理装置3などの外部の装置から何らかの処理要求(文書プリント処理、各種の設定処理、など)がされたかどうか確認する(ステップS5)。要求されていなければ(ステップS5でNO)、CPU101はステップS3に戻って前述の処理を繰り返し実行する。

0042

外部の装置から何らかの処理要求がなされた場合(ステップS5でYES)、CPU101はその要求された処理を実行する(ステップS9)。ここで、その他の処理とは、情報処理装置3から送信されたプリントジョブの処理や、NV−RAM104に記憶されている各種設定の変更処理、などが該当する。外部の装置から要求された処理がすべて終了したら、CPU101はステップS3に戻って前述の処理を繰り返し実行する。

0043

画像形成装置1は、操作パネル130のタッチパネルである表示部での表示処理として、ユーザー指示に応じて電子情報に基づく画面を表示する。

0044

図4図7は、電子情報に基づく画面の表示例を表わした図である。
ここで、電子情報とは、文書、項目の一覧、画像などから表示画面を生成させるためのデータを指す。電子情報の表示画面は、図4に表わされたように、テキストのみで構成されてもよいし、図5に表わされたように、テキストの他、画像や表示やグラフなどが含まれていてもよい。または、項目の一覧情報の表示画面は、図6に表わされたように、リスト形式の一覧画面であってもよいし、図7に表わされたように、項目に対応したキーが配列されたものであってもよい。

0045

電子情報は、画像形成装置1の固定記憶装置110、または情報処理装置3等の外部の装置の固定記憶装置に記憶されている。画像形成装置は、電子情報を表示する際に、固定記憶装置110または外部の装置の固定装置から、該電子情報を所定量読み出して、読み出した電子情報をNV−RAM104などの一時記憶装置に一時的に記憶させて表示画面を生成する。そして、画像形成装置1は、該表示画面のうちの、操作パネル130のサイズに応じた範囲を表示範囲として特定して、その範囲の表示画面を操作パネル130に表示する。

0046

画像形成装置1は、操作パネル130に表示画面の一部を表示した状態において、上記ステップS3で表示範囲を移動させるジェスチャー操作であるスクロールジェスチャーを受け付けると、上記ステップS7の操作パネル130の処理として、その操作に従って表示画面のうち操作パネル130に表示させる範囲を変更する処理、つまりスクロール動作を行なう。さらに、表示範囲が表示画面の端部に達した状態でさらにスクロールジェスチャーを受け付けると、固定記憶装置110または外部の装置の固定装置から、上記電子情報の、現在読み出している位置からスクロール方向に次に位置する情報を所定量読み出して一時記憶装置に一時的に記憶させて表示画面を生成する。

0047

図8は、スクロールジェスチャーを表わした図である。
図8を参照して、スクロールジェスチャーは、フリックなどと呼ばれるジェスチャー操作であって、タッチパネルである操作パネル130上の1点(始点)を指等でタッチし、タッチ状態を維持したまま距離L、スライドさせて、異なる1点(終点)で指等を操作パネル130から離してタッチ状態を解除するジェスチャー操作である。

0048

画像形成装置1は、移動距離Lをタッチされてから指等が離れるまでの時間である操作時間Tで除することで、ジェスチャー操作速度v(v=L/T)を得る。そして、画像形成装置1は、予めジェスチャー操作速度vに対して規定したスクロール速度Vで、表示範囲をスクロールする。

0049

図9は、ジェスチャー操作速度に対するスクロール速度の関係の具体例を表わした図である。たとえば、図9に示されたように、スクロール速度Vはジェスチャー操作速度vに比例するもの(V=k×v)として規定されていてもよい。

0050

図10図11および図12は、スクロールジェスチャーに従う表示の変化の具体例を表わした図であり、具体例として、項目の一覧が表示されているときの表示の変化の具体例を表わしている。このとき、好ましくは、項目の一覧の表示に併せて、表示画面における現在の表示範囲の位置を表わすスクロールバーも表示される。これにより、視覚的に表示範囲の位置を知ることができる。

0051

また、図10図11図12の例では、スクロールジェスチャーとして、上向きにフリックがなされた例が示されている。このとき、表示画面における表示範囲は下方向に移動、つまり、操作パネル130の表示は下方向にスクロールされる。

0052

図10を参照して、項目の一覧が表示されているとき上向きにフリックJ1がなされると(図10(A))、画像形成装置1は、フリックJ1の距離Lと時間Tとからジェスチャー操作速度vを算出して、さらに、ジェスチャー操作速度vを用いてスクロール速度Vを算出する。図9の例では、ジェスチャー操作速度vに予め記憶している係数を乗じることでスクロール速度が算出される(V=k×v)。

0053

このとき、画像形成装置1は、1回のスクロール動作での移動距離として予め規定された所定距離だけ表示範囲をスクロールすると、表示範囲が電子情報から生成された表示画面の端部に達するか否かを確認する。所定距離としては、たとえば表示画面がテキストの場合には1行分、項目の一覧である場合には1項目分、画像の場合には10pixlなどが挙げられる。

0054

たとえば、下方向にスクロールさせるジェスチャー操作を受け付けた場合には、画像形成装置1は、上記所定距離だけ表示範囲を下方向にスクロールすると表示画面の下端に達するか否かを確認し、上方向にスクロールさせるジェスチャー操作を受け付けた場合には、同様に表示画面の上端に達するか否かを確認する。そして、端部に到達しない場合には、画像形成装置1は、ジェスチャー操作に従って表示をスクロールする。

0055

図10(A)の例では、表示範囲が表示画面のかなり上方であるため、画像形成装置1は、下方向にスクロールしても表示画面の下端には達しないと判断する。そのため、算出されたスクロール速度で、所定距離、下方向にスクロールする(図10(B))。図10(B)の画面において上向きにフリックJ2がなされると、同様にして、下方向のスクロールが行なわれる。

0056

このとき、好ましくは、画像形成装置1は1回の操作パネル130の処理であるスクロール動作中で、スクロール速度を変化させる。詳しくは、画像形成装置1は、スクロールを開始してから最大スクロール速度となるまでスクロール速度を加速し、最大スクロール速度に到達した後は、スクロール速度が0となる(停止する)まで徐々に減速する。

0057

図13は、1回のスクロール動作でのスクロール速度の推移の具体例を表わした図である。図13に示されるように、画像形成装置1は、たとえば図9の関係を用いてジェスチャー操作速度vから算出したスクロール速度を最大スクロール速度として、スクロール動作の開始から最大スクロール速度まで加速して、その後、0となるまでスクロール速度を減速する。

0058

下方向へのスクロールを繰り返した結果、表示範囲が画面下端に到達すると、または、表示範囲が画面下端にある状態でさらに下向きのフリックを受け付けると、画像形成装置1は、図11(A)のように、いったん、表示画面の下端を表示範囲として表示する。

0059

その後、画像形成装置1は、表示画面の下端を上記のスクロール速度に沿って上昇させると共に、下端の上昇に伴って表示画面の外側の領域を表わす余白領域を表示の下端から上方向に増加させていく。このとき、画像形成装置1は、表示画面における表示範囲を図11(A)に表わされた表示画面下端が表示の下端となるときの表示範囲のまま固定し、表示範囲の上端の表示位置を表示の上端に固定して、表示画面の下端の上昇に伴ってスクロール方向(上下方向)に表示画面の表示を圧縮する(縮小)(図11(B))。図11(B),図11(C)の例では、表示範囲の上端の表示位置が表示の上端に固定され、項目の一覧として5項目の表示が維持されている。

0060

変形開始の後、画像形成装置1は、予め規定した時間内で、表示画面の表示のスクロール方向(上下方向)への変形量を、予め規定した最大の変形量(圧縮率)となるまで増加させる(図11(C))。これにより、表示画面は最大の変形量(圧縮率)となるまで圧縮され、それに伴って余白領域が徐々に増加する。

0061

上記下向きのフリックのジェスチャー操作速度vが、予め規定された速度よりも小さい場合、そのフリックは、現在表示されている表示画面の端部までのスクロールを指示するものであって、当該電子情報のその先の所定量の情報を読み出して表示画面を更新することを指示するものではないと判断される。この場合、画像形成装置1は、図11(C)の最大となった表示画面の変形量を、徐々に減少させて図11(B)の状態を経て変形量0の図11(A)の画面まで変化させる。これに伴い、余白領域が0となるまで徐々に減少する。

0062

なお、このとき、好ましくは、CPU101は、表示範囲にある文字記号等のオブジェクトに対しては上記変形量を適用せずに、変形させない。これにより、表示が圧縮、拡大して変形された場合であっても、ユーザーの読みやすさを確保することができる。なお、この変形方法は、後述する変形例でも行なわれてよい。

0063

上記変形量(圧縮率)は、スクロール速度から算出される。スクロール速度Vはジェスチャー操作速度vから算出されるため、変形量もまた、ジェスチャー操作速度vから算出されると言うこともできる。すなわち、変形量Mはジェスチャー操作速度vの関数で表わすことができる(M=f(v))。

0064

図14は、スクロール速度に対する変形量の関係の具体例を表わした図である。たとえば、図14に示されたように、変形量Mはスクロール速度Vに比例するものとして規定されていてもよい(M=a×V)。この場合、画像形成装置1は、ジェスチャー操作速度から算出されたスクロール速度から、さらに変形量を算出する。

0065

1回の変形動作での変形量の変化は、時間経過によって推移する。すなわち、変形量の変化率yは、変形開始からの経過時間tの関数で表わすことができる(y=G(t))。

0066

図15は、1回の変形動作での変形量の変化の推移の具体例を表わした図である。図15に示されるように、画像形成装置1は、たとえば図14の関係を用いてスクロール速度から算出した変形量を最大変形量として、変形開始から最大変形量まで変形量を増加して、その後、変形量が0、すなわち元の状態となるまで変形量を減少する。

0067

画像形成装置1は、表示を変形させる際には、表示画面の下端を表示の下端として表示するときの表示範囲の画像データを、図15に表わされたような変化率yでスクロール方向に変形量0から最大変形量Mを経て変形量0となるように所定の時間間隔で変化させ続ける。そして、変形のたびに、表示範囲の上端を表の上端に固定して、操作パネル130に逐次、表示させる。さらに、表示画面より下の表示領域には余白領域を表示させる。

0068

これにより、下向きのフリックによって表示範囲が表示画面の下端に達する場合であって、そのジェスチャー操作速度vが予め規定された速度よりも小さい、表示画面の更新までを指示するものでない場合、表示が、図11(A)→図11(B)→図11(C)→図11(B)→図11(A)と変化する。

0069

このとき、好ましくは、画像形成装置1は、項目の一覧と共に表示されているスクロールバーの、現在の表示範囲の表示画面における位置や、表示範囲の表示画面全体に占める割合などを表現するマークノブ)を、図11(B)、図11(C)に表わされたように、変形量と対応させて変形させる。これにより、ユーザーは、視覚的に、どのように変形しているかを知ることができる。

0070

一方、この時のスクロール操作(ジェスチャー操作)の操作量に対応する、上記下向きのフリックのジェスチャー操作速度vが、予め規定された速度(しきい値)よりも大きい場合、そのフリックは、現在表示されている表示画面の端部までスクロールした後に、さらにその先の所定量の情報を読み出して表示画面を更新することを指示するものであると判断される。

0071

この場合、図12を参照して、画像形成装置1は、表示画面の変形量が最大となる、図11(C)と同じ図12(A)の状態まで表示画面の現在の表示範囲を変形させた後、当該電子情報のスクロール方向に先の所定量の情報を読み出して一時記憶装置に一時的に記憶させて表示画面を生成する。そして、画像形成装置1は、新たに生成した表示画面の端部から操作パネル130のサイズに応じた範囲を次の表示範囲と特定して、図12(B)に表わされたように、その範囲を操作パネル130に表示する。これにより、表示画面は、表示画面は最大の変形量(圧縮率)となるまで圧縮された後、次の範囲の表示画面に切り替わる。

0072

なお、上述した図10図11を用いた例では、上下向きにフリックがなされて上下方向にスクロールがなされる例が示されているが、左右方向も同様である。

0073

図20は、タッチパネルでの表示範囲が表示画面の端部に到達する前後での、表示画面と表示範囲との関係を説明するための図であって、図20(A)は表示画面の端部到達前、図20(B)は端部到達後を表わしている。

0074

なお、これらにも表わされているように、「表示画面」とは電子情報に基づいて生成される表示用データ全体の画像を表わし、「表示範囲」は、該表示用データ上での、タッチパネルに表示される範囲を表わす。図20の例では、スクロール方向に辺Aおよび辺Bをそれぞれ上端および下端とする矩形が、電子情報から生成される表示用データ全体の画像である表示画面を表わしており、そのうちの、辺aおよび辺bをそれぞれ上端および下端とする矩形がタッチパネルでの表示範囲を表わしている。

0075

図20(A)の端部到達前においては、辺aおよび辺bで挟まれるタッチパネルでの表示範囲は、辺Aおよび辺Bで挟まれる表示用データ全体の画像中の、いずれの端部にも達していない。

0076

図20(A)の状態から下方向のスクロールが指示されることでタッチパネルでの表示範囲が表示画面の下方向に移動していき、図20(B)に表わされたように、表示範囲の下端である辺bが表示画面の下端である辺Bに一致する位置まで達する。この状態が、タッチパネルでの表示範囲が表示画面の下端に達した状態を表わしている。上端に達した状態では、表示範囲の上端である辺aが表示画面の上端である辺Aに一致することになる。

0077

画像形成装置1では、表示範囲が表示画面の端部に達すると、図11(A)→図11(B)→図11(C)→図11(B)→図11(A)のように表示される画像が変形する。このとき、表示画面の下端までスクロールが達した図20(B)の例では、図示されたように、表示範囲の上端である辺aは、表示画面の下端である辺Bに辺bが一致した状態における辺aの位置で固定される。表示範囲の下端である辺bも、表示画面の下端である辺Bに一致した状態で固定される。従って、全体の画像である表示画面上での表示範囲は、図20(B)のように固定される。

0078

一方、タッチパネルの表示領域における表示内容は、タッチパネルに表示される画像の変形に伴って、図20(B)に表わされたように変化する。ここでの「表示領域」とは、タッチパネルの物理概念に相当する。すなわち、表示領域における表示内容は、表示範囲の下辺bが徐々に下端側に移動するように増加して、また、元の状態に戻る。表示領域における表示内容が表示画面を超えた部分は余白領域になる。

0079

なお、図示されていないものの、スクロールの結果、表示範囲が表示画面の上端に達した場合には、この例とは逆になる。

0080

<機能構成>
図16は、上記動作を行なうための画像形成装置1の機能構成の具体例を示すブロック図である。図16の各機能は、CPU101がROM102に記憶されている表示制御プログラムを読み出してS−RAM103上に展開して実行することによって主にCPU101上に形成される機能である。しかしながら、少なくとも一部が、電気回路等のハードウェア構成によって実現されてもよい。

0081

図16を参照して、NV−RAM104等の一時記憶装置に、電子情報に基づく表示画面を記憶するための記憶領域である表示画面記憶部301が設けられる。また、固定記憶装置110に、電子情報を記憶するための記憶領域である電子情報記憶部302が設けられる。

0082

さらに図16を参照して、CPU101は、タッチパネルである操作パネル130がタッチされることによる指示入力を受け付けるための入力部201と、操作パネル130に対するジェスチャー操作がフリックなどのスクロールジェスチャーであることを検出するための検出部202と、スクロールジェスチャーに基づいてスクロール方向を特定し、表示画面のうち、スクロール後の表示範囲を特定するための表示範囲特定部203と、表示範囲を記憶するための表示範囲記憶部204と、表示範囲が表示画面の端部に達しているか否かを判断するための第1判断部205と、スクロールジェスチャーであるジェスチャー操作からジェスチャー操作速度v(v=L/T)を算出するための操作速度算出部206と、ジェスチャー操作速度vからスクロール速度を算出するためのスクロール速度算出部207と、操作パネル130の処理としてスクロール処理を実行するためのスクロール処理部208と、スクロール速度から変形量Mを算出するための変形量算出部209と、変形量Mを最大変形量として所定時間での変形量の変化率yを算出するための変化率算出部210と、スクロール後の表示範囲が表示画面の端部に達している場合に、変形量Mを最大変形量として変化率yで変形量を変化させつつ表示を変形させる変形処理を行なうための変形処理部211と、予めジェスチャー操作速度のしきい値を記憶しておき、スクロール後の表示範囲が表示画面の端部に達している場合に、ジェスチャー操作速度vが上記しきい値より大きいか小さいか、つまり、当該操作が表示画面を更新させる操作であるか現表示画面内でのスクロールを指示する操作かを判断するための第2判断部212と、固定記憶装置110から所定量、電子情報を読み出して、その表示画面を表示画面記憶部301に記憶するための読出部213とを含む。

0083

動作フロー
図17は、上記ステップS7の操作パネル130のタッチパネルである表示部での表示処理の流れを表わすフローチャートである。図16のフローチャートに表わされる動作は、CPU101がROM102に記憶されている表示制御プログラムを読み出してS−RAM103上に展開して実行し、図16の各機能を発揮させることによって実現される。

0084

図17を参照して、ユーザーからの処理要求を表わすジェスチャー操作がスクロールジェスチャーであった場合(ステップS101でYES)、CPU101は、移動距離Lをタッチされてから指等が離れるまでの時間である操作時間Tで除することで、ジェスチャー操作速度v(v=L/T)を算出する(ステップS103)。なお、スクロールジェスチャーでなかった場合には、処理要求に応じた他の処理を行なう(ステップS105)。

0085

CPU101は、さらに、予め記憶している図9のような関係式を用いて、上記ステップS103で算出したジェスチャー操作速度からスクロール速度を算出し、そのスクロール速度を最大スクロール速度に設定する(ステップS107)。

0086

次に、CPU101は、予め規定されているスクロール量、現在の表示をスクロールすると、表示画面の端部に到達するか否かを判断する(ステップS109)。ここでは、CPU101は、予め、表示画面がテキストの場合には1行分、項目の一覧である場合には1項目分、画像の場合には10pixlなどを1回のスクロール量として記憶しておき、表示画面に応じて、そのスクロール量、スクロールしたときに、表示範囲が表示画面の端部に到達するか否かを判断する。

0087

スクロールの結果、表示範囲が表示画面の端部には到達しない場合には(ステップS109でNO)、CPU101は、スクロール処理を行なう(ステップS111)。ここでのスクロール処理は通常のスクロール処理である。一例として、スクロールを開始すると、予め規定された時間内で、上記ステップS107で設定された最大スクロール速度を経てスクロール速度が0となるまで、図12のような推移でスクロール速度を変化させて、規定されたスクロール量分、表示範囲を移動させて表示を更新する。

0088

一方、スクロールの結果、表示範囲が表示画面の端部に到達すると判断された場合(ステップS109でYES)、CPU101は、上記ステップS107で算出されたスクロール速度(または上記ステップS103で算出されたジェスチャー速度)から変形量を算出し、その変形量を最大変形量に設定する(ステップS113)。

0089

CPU101は、予めジェスチャー操作速度のしきい値を記憶しておき、上記スクロールジェスチャーのジェスチャー操作速度vが上記しきい値より大きいか小さいかを判断することで、当該操作が表示画面を更新させる操作であるか現表示画面内でのスクロールを指示する操作かを判断する。その結果、ジェスチャー操作速度vが上記しきい値より小さく、表示画面を更新させる指示ではなく現表示画面内でのスクロールを指示する操作であった場合(ステップS114でNO)、CPU101は、上記ステップS113で設定した変形量を用いて変形処理を行なう(ステップS115)。一方、ジェスチャー操作速度vが上記しきい値より大きく、該ジェスチャー操作が現表示画面内でのスクロールを指示するものではなく表示画面を更新させる指示であった場合(ステップS114でYES)、CPU101は、更新処理を実行する(ステップS117)。

0090

図18は、上記ステップS115での変形処理の流れを表わすフローチャートである。
図18を参照して、CPU101は、上記スクロールの結果到達する表示画面の端部を表示範囲に設定し(ステップS201)、変形処理開始時には変形率を0とする(ステップS203)。そして、CPU101は、その変形率(=0)を適用して表示範囲の画像を変形させる(ステップS205)。CPU101は、変形後の画像から表示範囲を設定し(ステップS207)、その表示範囲を表示する(ステップS209)。

0091

変形処理開始時には変形率が0であるため、この段階では、図11(A)に表わされたような、表示画面の端部が操作パネル130に表示されることになる。

0092

その後、CPU101は、変形率を図14のように時間経過に従って増加させ(ステップS211)、変形率が上記ステップS113で設定した最大変形率に到達するまで(ステップS213でNO)、上記ステップS205〜S211を繰り返す。

0093

これにより、変形処理開始から図11(A)→図11(B)→図11(C)と、最大変形率に達するまでスクロール方向に表示が圧縮される。

0094

最大変形率に達すると(ステップS213でYES)、CPU101は、変形率が0に戻るまで(ステップS223でNO)、変形率を図14のように時間経過に従って減少させる(ステップS215)。そして、CPU101は、上記ステップS205〜S211と同様の処理を繰り返す(ステップS217〜S221)。

0095

これにより、最大変形率に達するまで圧縮された後、→図11(C)→図11(B)→図11(A)と、変形率が元の0に戻るまで圧縮された表示がスクロール方向に拡大する。

0096

変形率が0に達すると(ステップS223でYES)、CPU101は、一連の処理を終了する。

0097

図19は、上記ステップS117での更新処理の流れを表わすフローチャートである。
図19を参照して、CPU101は、ステップS301〜S303で、図18のステップS201〜S213と同様にして、スクロールによって到達した表示画面の端部を表示範囲に固定して、表示を最大変形率に到達するまで圧縮する。

0098

これにより、更新処理開始から図11(A)→図11(B)→図11(C)と、最大変形率に達するまでスクロール方向に表示が圧縮される。

0099

最大変形率に到達すると(ステップS313でYES)、CPU101は、現在の表示画面の、スクロール方向に次の電子情報を固定記憶装置110から読出(ステップS315)、その表示画面の中から表示範囲を特定する(ステップS317)。そして、CPU101は、特定した表示範囲を操作パネル130に表示する(ステップS321)。

0100

これにより、図13に表わされたように、図11(C)と同様の最も圧縮された状態である図13(A)の状態から、次の画面である図13(B)に画面が一気に更新される。

0101

<実施の形態の効果>
本システムにおいて上記動作が行なわれることで、画像形成装置1や外部装置である情報処理装置3の固定記憶装置に記憶されている電子情報を所定量ずつ画像形成装置1で読み出して一時記憶装置に一時的に記憶させて表示画面を生成し、表示サイズごとに表示させる処理において、ジェスチャー操作で画面のスクロールを指示する際に、表示画面の端部に到達して意図せずに次の電子情報を読み出して画面更新される、という事態を防止できる。

0102

<変形例1>
画像形成装置1のCPU101は、ジェスチャー操作が表示画面を更新させる指示であるか、現表示画面内でのスクロールの指示であるか、を判断するために用いるジェスチャー操作速度vのしきい値を、電子情報を読み出して画面を更新した回数に応じて変化させてもよい。

0103

この動作を行なうために、CPU101は、画面更新の回数、すなわち、同一の電子情報について次の電子情報を読み出した回数をカウントしておく。CPU101は、予め、読み出した回数と上記しきい値との対応を記憶しておき、カウントした回数に応じたしきい値を設定するようにすればよい。

0104

たとえば、CPU101は、同一の電子情報について、画面を更新する回数が多くなるに連れて上記しきい値を小さくするようにしてもよい。これにより、画面更新を多く行なう表示方法の場合には、ジェスチャー操作の操作速度が小さくても画面更新がなされるようになり、操作性を向上させることができる。

0105

またたとえば、CPU101は、同一の電子情報について、画面を更新する回数が多くなるに連れて上記しきい値を大きくするようにしてもよい。これにより、画面更新を多く行なう表示方法の場合に、より、意図しない画面表示を防ぐことができる。

0106

<変形例2>
画像形成装置1のCPU101は、ジェスチャー操作が表示画面を更新させる指示であるか、現表示画面内でのスクロールの指示であるか、を判断するために用いるジェスチャー操作速度vのしきい値を、電子情報を読み出すために要する時間に応じて変化させてもよい。

0107

この動作を行なうために、CPU101は、自身に内蔵される固定記憶装置から電子情報を読み出す場合には、読み出しに要する時間を予め測定して記憶しておく。または、情報処理装置3のような外部装置の固定記憶装置から読み出す場合には、読み出しに用する時間を測定し、記憶しておく。この測定は、読み出すたびに行なわれて、その平均値等が用いられてもよいし、最初の読み出しから規定回数行なわれて、その平均値等が用いられてもよい。そして、CPU101は、予め、読み出しに要する時間と上記しきい値との対応を記憶しておき、読み出しに要する時間に応じたしきい値を設定するようにすればよい。

0108

たとえば、CPU101は、電子情報を読み出すために要する時間が短くなるに連れて上記しきい値を小さくするようにしてもよい。これにより、操作効率を高めることができる。

0109

<変形例3>
なお、以上の例では、CPU101は、しきい値としてジェスチャー操作の操作量である操作速度vを用いているが、その他の操作量(パラメータ)を用いてもよい。その他のパラメータとしては、たとえば、ジェスチャー操作による移動距離Lであってもよいし、加速度であってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。このようにすることでも、同様に、操作性を高めることができる。

0110

さらに、上述の動作を画像形成装置1のCPU101に実行させて、タッチパネルの表示を制御するための制御装置として機能させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスクCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。

0111

なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。

0112

また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。

0113

提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。

0114

今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

0115

1,1−1A,…1−1N,1−2A,…1−2N画像形成装置、3,3−1A,…3−1M,3−2A,…3−2M情報処理装置、4,4−1,4−2ネットワーク、5外部ネットワーク、100 制御部、102 ROM、103 S−RAM,104 NV−RAM、105時計IC、110固定記憶装置、120画像読取装置、130操作パネル、140画像出力装置、150プリンターコントローラー、160 ネットワークI/F、201 入力部、202 検出部、203表示範囲特定部、204 表示範囲記憶部、205 第1判断部、206操作速度算出部、207スクロール速度算出部、208スクロール処理部、209 変形量算出部、210変化率算出部、211変形処理部、212 第2判断部、213読出部、301表示画面記憶部、302電子情報記憶部。

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