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技術 付け替え容器及びこれを組み込むことのできる外装容器

出願人 ハウス食品グループ本社株式会社
発明者 土屋裕義
出願日 2012年9月28日 (8年2ヶ月経過) 出願番号 2012-216567
公開日 2014年4月21日 (6年7ヶ月経過) 公開番号 2014-069833
状態 特許登録済
技術分野 包装体 粉状材料分配用容器・包装体 内容物取出用特殊手段をもつ容器・包装体
主要キーワード 外装筒体 有底チューブ じか付け 一体成形ヒンジ 上端開口端 抽出ポンプ 下端外側 断面楕円
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年4月21日)のものです。
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図面 (10)

課題

内容物を収容した付け替え容器交換作業容易性及び外装容器外形形状の設計の自由度を確保する。

解決手段

内容物が空になったら、キャップ300を取り外した筒状本体202の底部開口210から指Fを挿入してカット済み付け替え容器110を持ち上げ、次いで付け替え容器110の上端を摘んで筒状本体202から抜き取る。開封した新しい付け替え容器110を筒状本体220の中に挿入し、次いで、キャップ300を装着することで、キャップ300の内側スカート314と筒状本体202の上端部とで付け替え容器110の上端開口部を挟持する。

概要

背景

環境負荷を低減するため、シャンプースパイスインスタントコーヒー洗剤などでは内容物を廃棄可能な袋に入れて消費者に提供する詰め替え方式が普及している。従来の詰め替え方式は、消費者は、詰め替え用の包装袋に入れた内容物を購入し、容器の中に内容物を補充することで容器を長期に亘って使用することができる。

具体的には、詰め替え用の内容物を収容した袋(典型的には詰め替え用包装袋)を容器とは別に販売し、ユーザは既に手元にある容器が空になったら詰め替え用包装袋を入手して、この詰め替え用包装袋の内容物を容器に移し替えることで、ガラス瓶プラスチック容器など日の使用に適した機能や意匠を備えた容器を何回でも且つ長期に亘って使用することができる。容器の中に内容物を移し替えた詰め替え用の包装袋は廃棄される。

しかしながら、容器に内容物を移し替えるのに、手間が掛かるだけでなく、内容物を容器に移し替えている最中に内容物の一部が飛散したりこぼれ落ちたりする等の問題がある。また、容器を長期に亘って使用するため、これを不衛生に感じているユーザも存在する。

この詰め替え方式の問題点を具体的に説明すると、例えばスパイス(一味唐辛子や七味唐辛子などの香辛料)は、これを密封包装袋に収容した詰め替え用のスパイスとして販売されている。空になったスパイス容器に、詰め替え用包装袋からスパイスを移し替えるとき、詰め替え用包装袋の一部を切り欠いて取り出し口を作り、次いで、スパイス容器の開口(口部)に詰め替え用包装袋の取り出し口をあてがって少しずつスパイス容器にスパイスを充填する。この詰め替えの過程で、詰め替え用包装袋からスパイス容器の開口(口部)にスパイスを移し替えるのに時間を要したり、スパイスがこぼれた落ちることがあり、こぼれ落ちたスパイスで周囲を汚すことがある。

上述した詰め替え方式の問題点を改善する方式として付け替え方式が提案されている。特許文献1は、洗剤などの液体を収容した袋(「パウチ」と呼ばれる柔らかい袋)であって液体取り出し部材(キャップ付き抽出口)を備えた付け替え用包装袋を受け入れる容器本体を開示している。具体的には、容器本体は、上方に向けて開放した筒状の形状を有し、また、この筒状の容器本体の上端部には、液体収容袋の液体取り出し部材を受け入れることのできる切り欠きが形成されている。そして、内容物である液体を入れた付け替え用包装袋を容器本体内に挿入すると共に上記の切り欠き部分に前記液体取り出し部材を嵌合させることで、付け替え用包装袋が容器の一部となる。

特許文献2は、液体石けんなどの液体を収容し且つヒートシールした液体注出口にポンプシリンダ止水した状態で着脱可能に取り付けることのできる付け替え用パウチを開示している。

特許文献3は、抽出ポンプを装着可能な外装筒体の中に液体石けんのような液体を収容するため壜体ブロー成形した内容物収容容器)を組み込むことを提案している。具体的には、壜体は、外装筒体に嵌合する正八角形口筒部を備え、この口筒部を外装筒体に相対回動不能に嵌合することで壜体が外装筒体と一体化される(段落[0036])。壜体の胴部は萎み変形が自在なように薄肉に形成されている(段落[0037])。

特許文献4は、芳香剤消臭剤を収容した包装袋を開封した後に起立した状態で収容する付け替え容器を開示している。具体的には、筒状の外装容器内面に互いに対向して上下方向に延びる一対の縦溝を用意し、この一対の縦溝に付け替え用包装袋の左右のサイドシール部分を挿入することで、開封した包装袋が起立した状態で付け替え容器(外装容器)に収容される。

特許文献5は、上述した特許文献4と同様に、消臭剤を収容した付け替え用包装袋を開封した後に起立した状態で収容する付け替え容器を開示している。具体的には、筒状の外装容器の側壁に、互いに対抗した位置に一対の上下方向に延びる切れ込み(縦スリット)を用意し、この一対の縦スリットに包装袋の左右のサイドシール部分を挿入することで、開封した付け替え用包装袋が起立した状態で付け替え容器(外装容器)に収容される。

概要

内容物を収容した付け替え容器の交換作業容易性及び外装容器の外形形状の設計の自由度を確保する。内容物が空になったら、キャップ300を取り外した筒状本体202の底部開口210から指Fを挿入してカット済み付け替え容器110を持ち上げ、次いで付け替え容器110の上端を摘んで筒状本体202から抜き取る。開封した新しい付け替え容器110を筒状本体220の中に挿入し、次いで、キャップ300を装着することで、キャップ300の内側スカート314と筒状本体202の上端部とで付け替え容器110の上端開口部を挟持する。7

目的

環境負荷を低減するため、シャンプー、スパイス、インスタントコーヒー、洗剤などでは内容物を廃棄可能な袋に入れて消費者に提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

内容物を収容した付け替え容器を組み込むことのできる外装容器であって、前記付け替え容器が上下の力に対してを有する自立性を有し、前記外装容器が、上端開口を有し且つ開封した前記付け替え容器を収容する本体と、該本体の上端開口に装着されるキャップとを有し、前記本体の上端開口の内面が、前記付け替え容器を開封したときに復元する開口部の断面形状と相補的な断面形状を有し、前記本体が前記開封した付け替え容器の高さ寸法とほぼ同じ高さ寸法の内部高さを有すると共に指を挿入できる開口を下端に有し、前記キャップが前記本体の上端開口の内面に隣接して位置する内側スカートを有し、前記キャップを前記本体の上端開口に装着したときに、前記キャップの内側スカートの外面と前記本体の上端開口の内面とで、前記開封した付け替え容器の開口部を挟持し、前記付け替え容器を交換するときに、前記キャップを前記本体から外し、前記本体の下端開口から指を挿入して前記付け替え容器を押し上げることができる外装容器。

請求項2

内容物を収容した付け替え容器を組み込むことのできる外装容器であって、前記付け替え容器が横力に対して剛性を有し、前記外装容器が、上端開口を有し且つ開封した前記付け替え容器を収容する本体と、該本体の上端開口に装着されるキャップとを有し、前記本体の上端開口の内面が、前記付け替え容器を開封したときに復元する開口部の断面形状と相補的な断面形状を有し、前記本体が前記開封した付け替え容器の高さ寸法とほぼ同じ高さ寸法の内部高さを有し、また、その周囲壁に指を挿入できる開口を有し、前記キャップが前記本体の上端開口の内面に隣接して位置する内側スカートを有し、前記キャップを前記本体の上端開口に装着したときに、前記キャップの内側スカートの外面と前記本体の上端開口の内面とで、前記開封した付け替え容器の開口部を挟持し、前記付け替え容器を交換するときに、前記キャップを前記本体から外し、前記本体の開口から指を挿入して前記付け替え容器を押し上げることができる外装容器。

請求項3

前記付け替え容器がブロー成型品である、請求項2に記載の外装容器。

請求項4

前記付け替え容器が、断面円形チューブと、該チューブの上端部を密封した上方シール部分とで構成されている、請求項3に記載の外装容器。

請求項5

前記付け替え容器が上端開口を有し、該上端開口が薄膜部材封止されている、請求項3に記載の外装容器。

請求項6

前記キャップの内側スカートの外面の上端と、前記本体の上端開口の内面の上端との間の離間距離が、前記付け替え容器の肉厚よりも小さい、請求項1〜5のいずれか一項に記載の外装容器。

請求項7

請求項1〜6のいずれか一項に記載の外装容器に組み込まれる前記付け替え容器。

技術分野

0001

本発明は付け替え方式の容器に関し、より詳しくは、付け替え容器及びこれを組み込むことのできる外装容器に関する。

背景技術

0002

環境負荷を低減するため、シャンプースパイスインスタントコーヒー洗剤などでは内容物を廃棄可能な袋に入れて消費者に提供する詰め替え方式が普及している。従来の詰め替え方式は、消費者は、詰め替え用の包装袋に入れた内容物を購入し、容器の中に内容物を補充することで容器を長期に亘って使用することができる。

0003

具体的には、詰め替え用の内容物を収容した袋(典型的には詰め替え用包装袋)を容器とは別に販売し、ユーザは既に手元にある容器が空になったら詰め替え用包装袋を入手して、この詰め替え用包装袋の内容物を容器に移し替えることで、ガラス瓶プラスチック容器など日の使用に適した機能や意匠を備えた容器を何回でも且つ長期に亘って使用することができる。容器の中に内容物を移し替えた詰め替え用の包装袋は廃棄される。

0004

しかしながら、容器に内容物を移し替えるのに、手間が掛かるだけでなく、内容物を容器に移し替えている最中に内容物の一部が飛散したりこぼれ落ちたりする等の問題がある。また、容器を長期に亘って使用するため、これを不衛生に感じているユーザも存在する。

0005

この詰め替え方式の問題点を具体的に説明すると、例えばスパイス(一味唐辛子や七味唐辛子などの香辛料)は、これを密封包装袋に収容した詰め替え用のスパイスとして販売されている。空になったスパイス容器に、詰め替え用包装袋からスパイスを移し替えるとき、詰め替え用包装袋の一部を切り欠いて取り出し口を作り、次いで、スパイス容器の開口(口部)に詰め替え用包装袋の取り出し口をあてがって少しずつスパイス容器にスパイスを充填する。この詰め替えの過程で、詰め替え用包装袋からスパイス容器の開口(口部)にスパイスを移し替えるのに時間を要したり、スパイスがこぼれた落ちることがあり、こぼれ落ちたスパイスで周囲を汚すことがある。

0006

上述した詰め替え方式の問題点を改善する方式として付け替え方式が提案されている。特許文献1は、洗剤などの液体を収容した袋(「パウチ」と呼ばれる柔らかい袋)であって液体取り出し部材(キャップ付き抽出口)を備えた付け替え用包装袋を受け入れる容器本体を開示している。具体的には、容器本体は、上方に向けて開放した筒状の形状を有し、また、この筒状の容器本体の上端部には、液体収容袋の液体取り出し部材を受け入れることのできる切り欠きが形成されている。そして、内容物である液体を入れた付け替え用包装袋を容器本体内に挿入すると共に上記の切り欠き部分に前記液体取り出し部材を嵌合させることで、付け替え用包装袋が容器の一部となる。

0007

特許文献2は、液体石けんなどの液体を収容し且つヒートシールした液体注出口にポンプシリンダ止水した状態で着脱可能に取り付けることのできる付け替え用パウチを開示している。

0008

特許文献3は、抽出ポンプを装着可能な外装筒体の中に液体石けんのような液体を収容するため壜体ブロー成形した内容物収容容器)を組み込むことを提案している。具体的には、壜体は、外装筒体に嵌合する正八角形口筒部を備え、この口筒部を外装筒体に相対回動不能に嵌合することで壜体が外装筒体と一体化される(段落[0036])。壜体の胴部は萎み変形が自在なように薄肉に形成されている(段落[0037])。

0009

特許文献4は、芳香剤消臭剤を収容した包装袋を開封した後に起立した状態で収容する付け替え容器を開示している。具体的には、筒状の外装容器の内面に互いに対向して上下方向に延びる一対の縦溝を用意し、この一対の縦溝に付け替え用包装袋の左右のサイドシール部分を挿入することで、開封した包装袋が起立した状態で付け替え容器(外装容器)に収容される。

0010

特許文献5は、上述した特許文献4と同様に、消臭剤を収容した付け替え用包装袋を開封した後に起立した状態で収容する付け替え容器を開示している。具体的には、筒状の外装容器の側壁に、互いに対抗した位置に一対の上下方向に延びる切れ込み(縦スリット)を用意し、この一対の縦スリットに包装袋の左右のサイドシール部分を挿入することで、開封した付け替え用包装袋が起立した状態で付け替え容器(外装容器)に収容される。

先行技術

0011

特開平6−48465号公報
特開2000−185768号公報
特開2004−352349号公報
特開2009−249010号公報
特開2009−249011号公報

発明が解決しようとする課題

0012

上述した特許文献1〜5で例示した付け替え容器は、詰め替え方式で問題視されているこぼれ落ちや不衛生に感じているユーザの声に対して適切に応えることのできる容器であると言うことができる。

0013

しかし、特許文献1〜5に開示の付け替え容器は、これを組み込む外装容器の外形形状に一定の制約を与え、このことが商品性や使い勝手に影響を与えている。例えば特許文献3の付け替え容器と、これを組み込むことのできる外装容器は、付け替え容器(壜体)の正八角形の口部及びこれと嵌合する外装容器の上端部の形状に制約を受けるだけでなく、付け替え容器を外装容器に取り付け又は取り外す際に必要とされる幾つかの作業をユーザに強いる構成が採用されている。

0014

本発明の目的は、付け替え方式を前提として、内容物を収容した付け替え容器の交換作業容易性及び外装容器の外形形状の設計の自由度を確保することのできる付け替え容器及びこれを組み込むことのできる外装容器を提供することにある。

課題を解決するための手段

0015

上記の技術的課題は、本発明の一つの観点によれば、
内容物を収容した付け替え容器を組み込むことのできる外装容器であって、
前記付け替え容器が上下の力に対してを有する自立性を有し、
前記外装容器が、上端開口を有し且つ開封した前記付け替え容器を収容する本体と、該本体の上端開口に装着されるキャップとを有し、
前記本体の上端開口の内面が、前記付け替え容器を開封したときに復元する開口部の断面形状と相補的な断面形状を有し、
前記本体が前記開封した付け替え容器の高さ寸法とほぼ同じ高さ寸法の内部高さを有すると共に指を挿入できる開口を下端に有し、
前記キャップが前記本体の上端開口の内面に隣接して位置する内側スカートを有し、
前記キャップを前記本体の上端開口に装着したときに、前記キャップの内側スカートの外面と前記本体の上端開口の内面とで、前記開封した付け替え容器の開口部を挟持し、
前記付け替え容器を交換するときに、前記キャップを前記本体から外し、前記本体の下端開口から指を挿入して前記付け替え容器を押し上げることができる外装容器及び前記付け替え容器を提供することにより達成される。

0016

本発明に従う付け替え方式の外装容器によれば、付け替え容器を交換するときに、開封した付け替え容器を本体の上端開口に挿入し、次いで、本体にキャップを装着するだけで、本体内に収容された付け替え容器は、その上端開口部が、前記キャップの内側スカートの外面と前記本体の上端開口の内面とで挟持され、付け替え容器は外装容器と一体化される。

0017

他方、空の付け替え容器を本体から取り外すときには、キャップを本体から外し、次いで、本体の下端開口から指を挿入して付け替え容器を持ち上げることで、当該付け替え容器の上部を本体の上端開口から上に露出させることができる。消費者は、本体の上端開口から上昇して露出した付け替え容器の上端部を摘んで引き出す操作を行うことで本体から付け替え容器を取り外すことができる。上述した交換作業は特別の操作を要求するものではなく実にスマートである。

0018

上記の技術的課題は、本発明の他の観点によれば、
内容物を収容した付け替え容器を組み込むことのできる外装容器であって、
前記付け替え容器が横力に対して剛性を有し、
前記外装容器が、上端開口を有し且つ開封した前記付け替え容器を収容する本体と、該本体の上端開口に装着されるキャップとを有し、
前記本体の上端開口の内面が、前記付け替え容器を開封したときに復元する開口部の断面形状と相補的な断面形状を有し、
前記本体が前記開封した付け替え容器の高さ寸法とほぼ同じ高さ寸法の内部高さを有し、また、その周囲壁に指を挿入できる開口を有し、
前記キャップが前記本体の上端開口の内面に隣接して位置する内側スカートを有し、
前記キャップを前記本体の上端開口に装着したときに、前記キャップの内側スカートの外面と前記本体の上端開口の内面とで、前記開封した付け替え容器の開口部を挟持し、
前記付け替え容器を交換するときに、前記キャップを前記本体から外し、前記本体の開口から指を挿入して前記付け替え容器を押し上げることができる外装容器を提供することにより達成される。

0019

本発明に従う外装容器は、その外形形状は任意であり、意匠性に優れた外形輪郭を与えることができる。また、外装容器の本体を半透明又は透明の材料で作った場合には、本体を通じて付け替え容器を見ることができるため、内容物の残量や付け替え容器に付した商標賞味期限を外部から確認することができる。

0020

本発明の他の目的、作用効果は下記の本発明の好ましい実施形態の詳しい説明から明らかになろう。

図面の簡単な説明

0021

実施例の付け替え容器の斜視図である。
図1のII−II線に沿って切断した付け替え容器の断面図である。
実施例の外装容器とカット済み付け替え容器との分解斜視図である。
図3に図示の外装容器の一部を構成するキャップの斜視図である。
カット済み付け替え容器を組み込んだ外装容器の縦断面図である。
図5に図示の外装容器の上部を抽出した拡大縦断面図である。
実施例に含まれる筒状本体から空になったカット済み付け替え容器を取り出すときの操作の説明図である。
本発明の外装容器に適用可能なキャップの変形例の斜視図である。
本発明の外装容器に適用可能なキャップの他の変形例であるミル付きキャップを組み込んだ外装容器の斜視図である。

0022

以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。

0023

図1は付け替え容器の斜視図である。付け替え容器100は、ブロー成形により賦形された断面円形有底チューブの上端開口部を押し潰しながらシール加工することにより作製されている。上方シール部分4は扁平な正面視矩形の形状を有し、その幅方向及び上下方向の中央部分に円形貫通孔6が形成されている。この貫通孔6は、従来から周知のように販売店での商品陳列に用いられる。

0024

付け替え容器100はポリエチレン(PE)をブロー成形することにより作られているが、材料の変形例として、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニルポリエチレンテレフタレート(PET)などの熱可塑性樹脂であってもよい。勿論、付け替え容器100は、複数の層を備えた積層材料で作られてもよく、例えばハイバリアー性非吸着性が要求されるときには中間層や最内層エチレンビニルアルコール共重合体アクリルニトリル共重合体からなる層を有していてもよい。

0025

付け替え容器100は上下方向の力に対して一定の抵抗力を有する、いわゆる腰を備えた自立性を備えているのが好ましい。また、付け替え容器100は横力に対して一定の抵抗力を有する剛性を備えているのがよい。ちなみに、この実施例では、本体2は100μm乃至500μmの肉厚を有している。

0026

図1のII−II線に沿った断面図である図2を参照して、実施例の付け替え容器100は、上述したように底8を備えた有底チューブからなる本体2を有し、底8は一体成形されている。変形例として、別途作製した底8を接着させることにより有底チューブからなる本体2を作るようにしてもよい。底8を別途作製する場合、底8はフィルムであってもよいし、一定の厚みを備えた成形品であってもよい。底8をフィルムで構成する場合には、フィルムの材料は任意に選択すればよいが、例えばシリカ蒸着アルミ蒸着のフィルムを採用することで、付け替え容器100のバリア性を高めることができる。付け替え容器100の底8は底面視したときに円形であるのが好ましい。

0027

底8は、図2から最も良く分かるように、若干上方に向けて窪んだ形状を有し、また、直径方向に延びるパーティングライン10を有している。この底8の形状は任意である。

0028

付け替え容器100は、この実施例では、胡椒、一味唐辛子、七味唐辛子、シナモンなどの粉状の香辛料、食塩砂糖、ふりかけなどの粉末を収容し且つ商標や賞味期限を付して市場に供給される。商標や賞味期限は、付け替え容器100の外周面に直接的に付しても良いが、商標や賞味期限を印刷したシュリンクフィルムを付け替え容器100の周囲に巻回するようにしてもよい。

0029

付け替え容器100の上方シール部分4は、有底チューブ2の上端開口部分をヒートシール法、超音波シール法高周波シール法などの手法によって封止することにより形成される。付け替えの際には、上方シール部分4の直ぐ下を横方向にハサミなどを使って切断する。図1に示す一点鎖線切断ライン12を示す。この切断ライン12の目印を付け替え容器100に付してもよいし、付け替え容器100に説明文を印刷してもよい。変形例として、有底チューブ2の上端開口端多層フィルム単層フィルムアルミシールなどの薄膜部材を貼り付けて封止してもよい。

0030

図3は、付け替え容器100と、これを受け入れる外装容器200とを示す。外装容器200に装着する前段階で、付け替え容器100は、上述したように切断ライン12に従って切断することにより開封され、上方シール部分4は廃棄される。上方シール部分4を除去することで開封したカット済み付け替え容器を参照符号110で示す。開封したカット済み付け替え容器110は、図3に示すように、樹脂材料弾性復帰力によって上端開口112は略円形となる。

0031

外装容器200は、樹脂成形品である筒状の本体202を有し、この筒状本体202の上端部には、後に説明するキャップ300が螺合されるねじ山204が形成されている。

0032

キャップ300は樹脂成型品であり、キャップ300を取り出したのが図4である。キャップ300は、図示の例では、筒状本体202の上部ねじ山204に螺合されるキャップ本体302を有し、このキャップ本体302の天井壁304(図4)には5つの透孔306が形成され、この透孔306を通じて内容物を振り出すことができる。キャップ300は、一体成形ヒンジ308を介して連結された蓋体310を有し、この蓋体310には、5つの透孔306に受け入れられる5つの突起312が形成されている。蓋体310を閉じると、各突起312が対応する透孔306の中に入り込む(後に説明する図5)。

0033

カット済み付け替え容器110を装着した外装容器200の縦断面を図5に示し、その上部を抽出した拡大断面を図6に示す。図5図6を参照して、筒状本体202の上部は平面視円形の外周面206と、外周面206と同心円の平面視円形の内周面208とを有し、上述した上部ねじ山204は外周面206に形成されている。

0034

図5図6を引き続き参照して、キャップ300は、キャップ本体302の天井壁304の外周部分から下方に向けて垂下する内側スカート314を有している。この内側スカート314は周方向に連続して延びている。内側スカート314は厚みを有し、この厚みによって一定の剛性が内側スカート314に付与されている。変形例として、内側スカート314は、周方向に間隔を隔てたスリットによって複数に分割された形態であってもよい。この複数に分割した周方向に非連続の内側スカート片の形態を採用した場合には、各内側スカート片に半径方向外方へのバネ性を付与することで、後に説明するキャップ300(内側スカート314)と筒状本体202とでカット済み付け替え容器110を挟持する挟持力を高める設計が容易となる。

0035

筒状本体202の上端部内周面208はその上下方向に同じ直径を備えた円筒形状を有しているのが好ましい。これに対して、筒状本体202の上端部内周面208の内周側に位置する上記内側スカート314は、その外周面314aが上方に向かうに従って徐々に直径が大きくなる輪郭を有するのが好ましい。

0036

すなわち、キャップ300の内側スカート314は、その下端から上方つまり天井壁304に接近するに従って直径が大きくなる傾斜面で構成されるのが好ましい。図6のD1は内側スカート314の外周面314aの下端の直径を示し、D2は内側スカート314の外周面314aの上端つまり天井壁304に連続する部分の直径を示す。図面から分かるように、内側スカート314の外周面314aの上端の直径D2は下端の直径D1よりも大きい(D2>D1)。

0037

図6を引き続き参照して、内側スカート314の外周面314aと筒状本体202の上端部内周面208との関係を説明すると、内側スカート314の外周面314aと、筒状本体202の上端部の内周面208とは離間している。そして、好ましい形態として、内側スカート314の外周面314aの下端と筒状本体202の上端部の内周面208との離間距離d1は、付け替え容器100の肉厚とほぼ同じか付け替え容器100の肉厚よりも若干大きいのが好ましい。更に好ましい形態として、内側スカート314の外周面314aの下端縁を切り欠くことにより当該部分の直径D3を小さくするのが良い。参照符号316は切欠きを示し、この切欠き316は、内側スカート314の下端外側角部に形成されている。この切欠き316はガイド機能を有し、切欠き316によって内側スカート314がカット済み付け替え容器110の上端開口の中に進入するのを容易にすることができる。

0038

他方、内側スカート314の外周面314aの上端と筒状本体202の上端部の内周面208との離間距離d2(図6)は付け替え容器100の肉厚よりも小さい。

0039

付け替え容器100は、上述した切断ライン12に従ってハサミで切断して上方シール部分4を取り去った状態で外装容器200に装着される。カット済み付け替え容器110は、上述したように樹脂材料の弾性復元力によって上方に開放した断面円形の有底筒体になる。

0040

カット済み付け替え容器110を外装容器200に組み付ける作業を説明する。先ず、外装容器200の筒状本体202を例えばテーブルの上に立てた状態にする。次いで、筒状本体202の上端開口からカット済み付け替え容器110を挿入する。

0041

筒状本体202の上端部内周面208の直径は、開封したカット済み付け替え容器110の外周面の直径と等しい値に設計されている。これにより、カット済み付け替え容器110を筒状本体202の上端開口から筒状本体202の中に挿入する際に、カット済み付け替え容器110を筒状本体202の上端部内周面208で案内することができる。カット済み付け替え容器110の挿入作業が終わったら、キャップ300を筒状本体202に螺着する。

0042

このキャップ300の装着作業に伴って、キャップ300の内側スカート314が付け替え容器100の上端開口の中に入り込む。そして、キャップ300を筒状本体202に螺着することで、付け替え容器100の上端部は内側スカート314と筒状本体202の上端部とで挟持された状態となり、また、内側スカート314の上端部(天井壁304に隣接する部分)は、付け替え容器100の上端部を筒状本体202に押し付けた状態となる。これにより、カット済み付け替え容器110は筒状本体202と一体化した状態となる。そして、キャップ300を備えた外装容器200とカット済み付け替え容器110とは、カット済み付け替え容器110が内容物A(図5)を収容する役割を担い、キャップ300を備えた外装容器200は外装材の役割を担う。

0043

上記の説明から当業者であれば、付け替え容器100に付与された基本的な断面形状つまり上記の例で言えば開封したときに断面が円形に復元する、その円形形状及びその直径を基準にして、筒状本体202の上端部内周面208の断面形状及びその直径が規定され、また、キャップ300の内側スカート314の断面形状及びその直径が規定されている。これを概念的に特定すれば、付け替え容器100に付与された基本的な断面形状が楕円であれば、この断面楕円の形状及びその大きさを基準に、筒状本体202の上端部内周面208の断面形状を楕円に設計し及びその大きさを規定し、また、キャップ300の内側スカート314の断面形状を楕円に設計し及びその大きさを規定すれば、上記の実施例と実質的に同じ作用効果を得ることができる。つまり、付け替え容器100に与えた断面形状を基準として、筒状本体202の上端部内周面208の断面形状及びキャップ300の内側スカート314の断面形状を相補的な形状に設定することで、上記の実施例と実質的に同じ作用効果を得ることができる。

0044

内容物が空又は少なくなったら、図7に示すように、キャップ300を取り外した筒状本体202の底部開口210から指Fを挿入してカット済み付け替え容器110を持ち上げる。これにより、カット済み付け替え容器110はその上端部が筒状本体202から上方に突出した状態となる。カット済み付け替え容器110の上端を摘んで、このカット済み付け替え容器110を筒状本体202から抜き取ることができる。例えば、図7から分かるように、片手で筒状本体202を把持して、小指Fを筒状本体202の底部開口210から挿入することでカット済み付け替え容器110を持ち上げる作業を片手で行うことができる。この過程でカット済み付け替え容器110内の内容物が外部に飛散することもない。勿論、筒状本体202は下方に向けて開放した筒状形状であってもよい。

0045

筒状本体202は透明又は半透明の材料で作られるのが好ましく、これによりカット済み付け替え容器110に付してある商標や賞味期限を筒状本体202を通じて外部から読み取ることができる。このことは、カット済み付け替え容器110の賞味期限を外装容器200に装着した後も常に確認することができることを意味しており、消費者にとって好都合である。

0046

筒状本体202が外から内側が見えない材料で作る場合には、変形例として、筒状本体202の周面に覗き窓を形成し、この覗き窓を通じて、カット済み付け替え容器110の賞味期限や商標などを見ることができるようにしてもよい。覗き窓は透明又は半透明の材料で構成してもよいし、開放した覗き窓であってもよい。

0047

図示の例では、外装容器200の筒状本体202は有底の円筒状の形状を有し、その底面に小指Fを挿入することのできる底部開口210が形成されている。更に、筒状本体202の内周面はカット済み付け替え容器110の直径とほぼ同じ直径を備えた円筒形状を有している。更に、カット済み付け替え容器110の高さが筒状本体202の内部の高さと同じになるように設計されている。しかしながら本発明はこれに限定されず、下方に向けて開放した形状を有していてもよい。

0048

また、筒状本体202の外形形状は任意であり、意匠性に富んだ外形形状を設定することが可能である。また、筒状本体202の材料も実施例では合成樹脂であるが、これに限定されず、透明又は色ガラスステンレスなどの金属、陶器、木など任意の材料で作ってもよい。

0049

また、筒状本体202とキャップ300との関係は実施例では上述したようにねじ係合が採用されているが、筒状本体202とキャップ300とを摩擦係合圧入などにより連結するようにしてもよいし、凹凸係合によって連結するようにしてもよい。また、筒状本体202とキャップ300とをヒンジ連結してもよい。

0050

上述した実施例は、キャップ300の内側スカート314の外周面314aを傾斜面で構成することにより、カット済み付け替え容器110の上端開口部を、上下方向に一定の長さ部分に亘って筒状本体202と協働して挟持する構成を採用したことから、例えば多少大きめに上方シール部分4を切り取った(切断ライン12よりも下方を切断)結果、カット済み付け替え容器110の高さ寸法が所定の値よりも小さい場合であっても、キャップ300(内側スカート314)と筒状本体202とでカット済み付け替え容器110を挟持することができる。

0051

したがって、筒状本体202の内側つまりカット済み付け替え容器110を収容する部分の高さ寸法は、カット済み付け替え容器110の高さ寸法よりも若干大きく設計してもよい。

0052

付け替え容器100の底8は、上記の実施例では、上述したように、下から見たときに円形であり且つ上方に向けて窪んだ形状を有している。この形状は、小指Fを立ててカット済み付け替え容器110を取り出すときに、小指Fの位置決めに好都合である。しかしながら底8の形状は任意であり、例えば下方に向けて先細りの形状であってもよいし、下方に向けて突出したの形状の底8であってもよい。

0053

図8図9はキャップ300の変形例を示す。図8は単一の比較的大きな透孔306を備えたキャップ400を示す。このキャップ400は、コリアンダークミンなどに好都合に適用される。

0054

図9は、ミル付きのキャップ500を筒状本体202に組み付けた外装容器502を示す。粒状のブラックペッパーホワイトペッパー岩塩などの内容物をその場で粉末化するのにミル付きキャップ500は従来から知られているが、この従来から知られているミル付きキャップ500を採用してもよい。

実施例

0055

以上、本発明の好ましい実施例を説明した。上記の実施例では、カット済み付け替え容器110を筒状本体202から取り出すときに小指Fを挿入して筒状本体202の下端を持ち上げるようにしたが、筒状本体202の周囲壁に開口を設け、この開口に挿入した指でカット済み付け替え容器110の周面に擦り上げ、その摩擦係合によりカット済み付け替え容器110を持ち上げるようにしてもよい。

0056

100付け替え容器
2 本体
4 上方シール部分
8 本体の底
12切断ライン
110 上方シール部分を切り取ったカット済み付け替え容器
112 カット済み付け替え容器の上端開口
200外装容器
202 筒状本体
206 筒状本体の上端部外周面
208 筒状本体の上端部内周面
210底部開口(指挿入用の開口)
300キャップ
306透孔
314内側スカート
316切欠き
D1 内側スカートの外周面の下端の直径
D2 内側スカートの外周面の上端の直径
d1 内側スカートの外周面の下端と筒状本体の上端部の内周面との間の離間距離
d2 内側スカートの外周面の上端と筒状本体の上端部の内周面との間の離間距離

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