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技術 グラフ表示制御装置及びグラフ表示制御プログラム

出願人 カシオ計算機株式会社
発明者 鈴木健太郎
出願日 2012年9月18日 (7年9ヶ月経過) 出願番号 2012-203818
公開日 2014年4月3日 (6年3ヶ月経過) 公開番号 2014-059420
状態 特許登録済
技術分野 電卓等 表示装置の制御、回路
主要キーワード 座標データテーブル デグリー 関数グラフ 座標数値 表示維持 トレース対象 トレースポインタ グラフ表示装置
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

グラフ上の点の座標真値で表示する

解決手段

グラフ表示装置1は、表示画面内にxy座標系を設定して関数グラフを表示する制御を行ない、この関数グラフ上の任意の点をユーザ操作に基づき指定点として指定し、当該指定点の各座標値を所定桁以内の数値として表示する制御を行ない、前記指定点の座標のx,yの各座標値について、真値の状態で表示され得るか否かを判定し、真値の状態で表示され得ると判定した座標値を、真値の状態で表示する制御を行うCPU25を備える。

概要

背景

従来、グラフ関数電卓などのグラフ表示装置には、グラフトレース機能具備されており、グラフ上でカーソルを移動させて、当該カーソルの座標を表示させることができるようになっている(例えば特許文献1参照)。また、この特許文献1に記載のグラフ表示装置では、複数のグラフを同時に表示させ、トレース対象のグラフを切り替えることができるようになっている。

ところで、関数のグラフには、「√」や「π」、分数などの使用によって座標が真値として表現され得る点(以下、特徴点とする)が存在する場合があり、このような特徴点の理解を深めることが関数の学習では非常に重要である。

概要

グラフ上の点の座標を真値で表示するグラフ表示装置1は、表示画面内にxy座標系を設定して関数グラフを表示する制御を行ない、この関数グラフ上の任意の点をユーザ操作に基づき指定点として指定し、当該指定点の各座標値を所定桁以内の数値として表示する制御を行ない、前記指定点の座標のx,yの各座標値について、真値の状態で表示され得るか否かを判定し、真値の状態で表示され得ると判定した座標値を、真値の状態で表示する制御を行うCPU25を備える。

目的

本発明の課題は、グラフ上の点の座標を真値で表示することのできるグラフ表示制御装置及びグラフ表示制御プログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

表示手段と、前記表示手段の表示画面内に複数の変数座標軸について座標系を設定して当該複数の変数についての関数グラフを表示する制御を行う関数グラフ表示制御手段と、この関数グラフ上の任意の点をユーザ操作に基づき指定点として指定する点指定手段と、前記指定点の座標の前記各座標軸座標値を所定桁以内の数値として表示する制御を行なう座標数値表示制御手段と、前記指定点の座標の前記各座標軸の座標値について、真値の状態で表示され得るか否かを判定する真値判別手段と、前記真値判別手段により何れかの座標軸の座標値が真値の状態で表示され得ると判定された場合に、当該座標軸の座標値を真値の状態で表示する制御を行う座標真値表示制御手段と、を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置

請求項2

前記真値判別手段は、判定対象の座標値が、冪乗根、π及び分数のいずれか1つ又は複数を含む数式を用いて真値の状態で表示され得るか否かを判定し、前記座標真値表示制御手段は、前記真値判別手段により何れかの座標軸の座標値が真値の状態で表示され得ると判定された場合に、当該座標軸の座標値を、冪乗根、π及び分数のいずれか1つ又は複数を含む数式を用いて真値の状態で表示真値の状態で表示する制御を行う、ことを特徴とする請求項1に記載のグラフ表示制御装置。

請求項3

請求項1又は2に記載のグラフ表示制御装置において、前記関数グラフ上にトレースポインタを表示する制御を行うトレースポインタ表示制御手段を備え、前記点指定手段は、ユーザ操作に基づいて、前記関数グラフ上でトレースポインタを前記何れかの座標軸方向を所定の座標軸方向として、当該方向に移動させるトレースポインタ移動手段と、前記所定の座標軸方向でのトレースポインタの座標が真値の状態で表示され得る場合に、この座標の点を前記指定点として指定するトレースポインタ点指定手段と、を有し、前記トレースポインタ点指定手段は、トレースポインタが前記トレースポインタ移動手段により前記所定の座標軸方向に移動した場合に、移動後のトレースポインタの前記所定の座標軸方向での座標が真値の状態で表示できず、かつ、移動前後のトレースポインタ位置の間に、前記所定の座標軸方向での座標が真値の状態で表示され得る点が存在する場合に、この点を前記指定点として指定することを特徴とするグラフ表示制御装置。

請求項4

請求項1〜3の何れか一項に記載のグラフ表示制御装置において、前記指定点座標表示制御手段によって各座標軸方向での座標が共に真値の状態で表示された座標位置プロットを表示する制御を行うとともに、当該プロットの各座標軸方向での座標を真値の状態で表示させて維持する真値座標表示維持手段を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置。

請求項5

表示手段と、ユーザ操作手段とを備えるコンピュータに、前記表示手段の表示画面内に複数の変数の座標軸について座標系を設定して当該複数の変数についての関数グラフを表示する制御を行う関数グラフ表示制御機能と、この関数グラフ上の任意の点をユーザ操作に基づき指定点として指定する点指定機能と、前記指定点の座標の前記各座標軸の座標値を所定桁以内の数値として表示する制御を行なう座標数値表示制御機能と、前記指定点の座標の前記各座標軸の座標値について、真値の状態で表示され得るか否かを判定する真値判別機能と、前記真値判別手段により何れかの座標軸の座標値が真値の状態で表示され得ると判定された場合に、当該座標軸の座標値を真値の状態で表示する制御を行う座標真値表示制御機能と、を実現させることを特徴とするグラフ表示制御プログラム

技術分野

0001

本発明は、グラフ表示制御装置及びグラフ表示制御プログラムに関する。

背景技術

0002

従来、グラフ関数電卓などのグラフ表示装置には、グラフトレース機能具備されており、グラフ上でカーソルを移動させて、当該カーソルの座標を表示させることができるようになっている(例えば特許文献1参照)。また、この特許文献1に記載のグラフ表示装置では、複数のグラフを同時に表示させ、トレース対象のグラフを切り替えることができるようになっている。

0003

ところで、関数のグラフには、「√」や「π」、分数などの使用によって座標が真値として表現され得る点(以下、特徴点とする)が存在する場合があり、このような特徴点の理解を深めることが関数の学習では非常に重要である。

先行技術

0004

特開平8−179750号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、従来のグラフ表示装置では、グラフ上のカーソル位置のxy座標を表示するにあたり、カーソル位置のx座標からy座標を数値計算して、x座標及びy座標の近似値(例えば有効数字10桁の値)を表示するようになっており、「√」や「π」、分数などを使用すれば真値として表現可能な特徴点の座標であっても、真値としては表現されず、学習効率が低い、という問題がある。

0006

本発明の課題は、グラフ上の点の座標を真値で表示することのできるグラフ表示制御装置及びグラフ表示制御プログラムを提供することである。

課題を解決するための手段

0007

以上の課題を解決するため、本発明は、グラフ表示制御装置において、
表示手段と、
前記表示手段の表示画面内に複数の変数座標軸について座標系を設定して当該複数の変数についての関数グラフを表示する制御を行う関数グラフ表示制御手段と、
この関数グラフ上の任意の点をユーザ操作に基づき指定点として指定する点指定手段と、
前記指定点の座標の前記各座標軸座標値を所定桁以内の数値として表示する制御を行なう座標数値表示制御手段と、
前記指定点の座標の前記各座標軸の座標値について、真値の状態で表示され得るか否かを判定する真値判別手段と、
前記真値判別手段により何れかの座標軸の座標値が真値の状態で表示され得ると判定された場合に、当該座標軸の座標値を真値の状態で表示する制御を行う座標真値表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。

発明の効果

0008

本発明によれば、グラフ上の点の座標を真値で表示することができる。

図面の簡単な説明

0009

グラフ表示装置の機能構成を示すブロック図である。
グラフ表示制御処理の流れを示すフローチャートである。
ディスプレイ表示内容を示す図である。
ディスプレイの表示内容を示す図である。
ディスプレイの表示内容を示す図である。
ディスプレイの表示内容を示す図である。

実施例

0010

以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態の一例を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。

0011

[構成]
図1は、本実施の形態におけるグラフ表示装置1の概略構成を示すブロック図である。
この図に示すように、本実施の形態におけるグラフ表示装置1は、表示部21と、入力部22と、記憶部24と、CPU25等とを備えて構成されている。

0012

表示部21は、ディスプレイ210を備えており、CPU25から入力される表示信号に基づいて各種情報をディスプレイ210に表示するようになっている。なお、本実施の形態におけるディスプレイ210は、いわゆるタッチパネル221と一体的に形成されており、ユーザによるタッチ操作受け付け可能となっている。

0013

入力部22は、キー群220や上述のタッチパネル221を備えており、押下されたキーの種類やタッチパネル221の位置に対応する信号をCPU25に出力するようになっている。

0014

記憶部24は、グラフ表示装置1の各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶するとともに、CPU25の作業領域として機能するメモリである。本実施の形態においては、記憶部24は、本発明に係るグラフ表示制御プログラム240と、関数式データ群241と、真値座標データテーブル243等とを記憶している。

0015

グラフ表示制御プログラム240は、後述のグラフ表示制御処理(図2参照)をCPU25に実行させるためのプログラムである。

0016

関数式データ群241は、複数の関数式のデータを有している。
真値座標データテーブル243は、後述のグラフ表示制御処理(図2参照)において、グラフ上の座標のうち、真値の状態で表示し得る座標が蓄積記憶されるようになっている。ここで、本実施の形態において、「座標」とは、x軸方向での座標の数値(以下、x座標とする)と、y軸方向での座標の数値(以下、y座標とする)との組をいう。

0017

CPU25は、グラフ表示装置1の各部を中央制御する。具体的には、CPU25は、記憶部24に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを展開し、展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。

0018

[グラフ表示制御処理]
続いて、グラフ表示装置1によって実行されるグラフ表示制御処理について、図2を参照しつつ説明する。

0019

図2は、グラフ表示制御処理の動作を説明するためのフローチャートである。なお、このグラフ表示制御処理は、ユーザにより入力部22を介してグラフ表示制御処理の実行指示が入力されると、記憶部24からグラフ表示制御プログラム240が読み出されて適宜展開される結果、当該グラフ表示制御プログラム240とCPU25との協働によって実行される。

0020

この図に示すように、グラフ表示制御処理においては、まずCPU25は、ユーザ操作に基づいて変数x、yについての関数式を入力した後(ステップS1)、ユーザ操作に応じてディスプレイ210の表示画面内に座標系を設定し、当該関数式のグラフをディスプレイ210に描画させる(ステップS2)。なお、ステップS1においてユーザは、記憶部24の関数式データ群241内から関数式を選択して入力することとしても良い。

0021

次に、CPU25は、ユーザ操作に応じてグラフ上にトレースポインタT(図3(b)参照)を表示させる(ステップS3)。

0022

次に、CPU25は、関数式内の各パラメータ係数整数または整数分の1であるか否かを判定し(ステップS4)、何れでもないと判定した場合(ステップS4;No)、つまり、より複雑な係数である場合には、通常のトレース処理移行する。

0023

また、ステップS4において関数式内の各パラメータの係数が整数または整数分の1であると判定した場合(ステップS4;Yes)には、CPU25は、トレースポインタTのx座標を初期値(例えばx=0)にセットする(ステップS5)。

0024

次に、CPU25は、冪乗根や分数、「π」の使用によりx座標が真値の状態で表示し得るか否かを判定する(ステップS10)。

0025

このステップS10においてx座標が真値の状態で表示し得ると判定した場合(ステップS10;Yes)には、CPU25は、トレースポインタTの位置する点を指定点として指定して、当該トレースポインタTのx座標を関数式に代入することにより、トレースポインタTのy座標を計算し、計算結果のy座標が冪乗根や分数、「π」の使用により真値の状態で表示し得るか否かを判定し(ステップS11)、表示し得ると判定した場合(ステップS11;Yes)には後述のステップS16に移行する。

0026

また、ステップS10においてx座標が真値の状態で表示し得ないと判定した場合(ステップS10;No)、及び、ステップS11において計算結果のy座標が真値の状態で表示し得ないと判定した場合(ステップS11;No)には、CPU25は、トレースポインタTの移動前の位置のx座標と、移動後の位置のx座標との間に、冪乗根や分数、「π」の使用によりx座標を真値の状態で表示し得る点が存在するか否かを判定する(ステップS12)。

0027

このステップS12においてx座標を真値の状態で表示し得る点が存在しないと判定した場合(ステップS12;No)には、CPU25は、現時点のトレースポインタTの位置する点を指定点として指定し、そのx座標を関数式に代入することにより、当該トレースポインタTのy座標を計算した後、トレースポインタTの座標をディスプレイ210に表示させた後(ステップS14)、後述のステップS21に移行する。なお、このステップS14においてCPU25は、トレースポインタTの座標(x座標,y座標)のうち、真値の状態で表示し得ない座標軸方向の座標を、近似値の状態で表示させるようになっている。

0028

また、ステップS12においてx座標を真値の状態で表示し得る点が存在すると判定した場合(ステップS12;Yes)には、CPU25は、この点を指定点として指定し、そのx座標を関数式に代入することにより、当該トレースポインタTのy座標を計算し、計算結果のy座標が冪乗根や分数、「π」の使用により真値の状態で表示し得るか否かを判定する(ステップS13)。

0029

このステップS13において計算結果のy座標が真値の状態で表示し得ないと判定した場合(ステップS13;No)には、CPU25は、上述のステップS14に移行する。

0030

また、ステップS13において計算結果のy座標が真値の状態で表示し得ると判定した場合(ステップS13;Yes)には、CPU25は、冪乗根や分数、「π」の使用により現時点のトレースポインタTの座標(x座標,y座標)を真値の状態でディスプレイ210に表示させるとともに、現時点のトレースポインタTの位置に十字形状の黄色のプロットP(図3(b),図4(a)など参照)を表示させる(ステップS16)。なお、このプロットPと、当該プロットPの座標とは、トレースポインタTが移動した後にも表示状態が維持される。また、このステップS16においてCPU25は、座標を太字や赤字、下線付きで表示させることにより、当該座標を、上述のステップS14で表示された座標に対して識別表示するようになっている。なお、本実施形態では、x座標とy座標が共に真値で表示可能な場合に、それぞれの座標値を真値で表示するようにしているが、x座標とy座標のいずれか一方が真値として表示可能な場合に、その座標のみを真値で表示し他方を、所定桁以内の概数の数値のまま表示するようにしてもよい。

0031

次に、CPU25は、現時点のトレースポインタTの座標を真値の座標として真値座標データテーブル243に記憶させる(ステップS17)。

0032

次に、CPU25は、トレースポインタTを移動させる旨の操作が行われるか否かを判定し(ステップS21)、行われたと判定した場合(ステップS21;Yes)には、トレースポインタTのx座標を所定量だけ増減してセットし直すことにより、トレースポインタTをグラフ上で移動させ(ステップS22)、上述のステップS10に移行する。

0033

また、ステップS21においてトレースポインタTを移動させる旨の操作が行われないと判定した場合(ステップS21;No)には、CPU25は、他の操作が行われるか否かを判定する(ステップS23)。

0034

そして、このステップS23において他の操作が行われないと判定した場合(ステップS23;No)には、CPU25は、上述のステップS21に移行し、他の操作が行われたと判定した場合(ステップS23;Yes)には、当該操作に応じた他の処理へ移行する。

0035

[動作例]
続いて、図面を参照しつつ、上述したグラフ表示装置1の動作を具体的に説明する。

0036

(動作例1)
まず、三角関数における角度の表示モード(デグリー(degree)モードまたはラジアン(radian)モード)をデグリーモードに設定した状態で、図3(a)に示すように、ユーザがグラフ表示装置1に関数式「Y1=3sinx」を入力した後(ステップS1)、所定の操作を行うと、図3(b)に示すように、関数式のグラフがディスプレイ210に描画され(ステップS2)、グラフ上にトレースポインタTが表示される(ステップS3)。なお、本動作例において、関数式「Y1=3sinx」は「y=3sinx」と同義であり、左辺の「Y1」における添え字「1」は関数式の番号を表している。

0037

次に、関数式「Y1=3sinx」(y=3sinx)内の各パラメータ「y」,「x」の係数が整数「1」であると判定され(ステップS4;Yes)、トレースポインタTのx座標が初期値「0」にセットされる(ステップS5)。

0038

次に、x座標が真値の状態で表示し得ると判定され(ステップS10;Yes)、トレースポインタTのx座標「0」が関数式「Y1=3sinx」(y=3sinx)に代入されることにより、当該トレースポインタTのy座標が計算され、計算結果のy座標「0」が真値の状態で表示し得ると判定されて(ステップS11;Yes)、現時点のトレースポインタTの座標が真値の状態(0,0)で下線付きでディスプレイ210に識別表示されるとともに、現時点のトレースポインタTの位置に十字形状の黄色のプロットPが表示される(ステップS16)。なお、このプロットPと、当該プロットPの座標(0,0)とは、トレースポインタTが移動した後にも表示状態が維持されることとなる。また、この座標(0,0)が真値の座標として真値座標データテーブル243に記憶される(ステップS17)。

0039

次に、ユーザがトレースポインタTを右方向に移動させる旨の操作を行うと(ステップS21;Yes)、図3(c)に示すように、トレースポインタTのx座標が所定量だけ増やされてセットし直されることにより、トレースポインタTがグラフ上で右方向に移動する(ステップS22)。

0040

次に、移動後のx座標「5」が真値の状態で表示し得ると判定され(ステップS10;Yes)、トレースポインタTのx座標「5」が関数式「Y1=3sinx」(y=3sinx)に代入されることにより、当該トレースポインタTのy座標が計算され、計算結果のy座標「0.26…」が真値の状態で表示し得ないと判定される(ステップS11;No)。次に、トレースポインタTの移動前の位置のx座標と、移動後の位置のx座標との間に、x座標を真値の状態で表示し得る点が存在するか否かが判定され(ステップS12)、本動作例においては、存在しないと判定された後(ステップS12;No)、現時点のトレースポインタTの座標(5,0.26…)がディスプレイ210に表示される(ステップS14)。

0041

次に、上記と同様にして、ユーザがトレースポインタTを右方向に移動させる旨の操作を行うと(ステップS21;Yes)、図3(d)に示すように、トレースポインタTのx座標が所定量だけ増やされてセットし直されることにより、トレースポインタTがグラフ上で右方向に移動する(ステップS22)。

0042

次に、移動後のx座標「25」が真値の状態で表示し得ると判定され(ステップS10;Yes)、トレースポインタTのx座標「25」が関数式「Y1=3sinx」(y=3sinx)に代入されることにより、当該トレースポインタTのy座標が計算され、計算結果のy座標「1.26…」が真値の状態で表示し得ないと判定される(ステップS11;No)。次に、トレースポインタTの移動前の位置のx座標と、移動後の位置のx座標との間に、x座標を真値の状態で表示し得る点が存在するか否かが判定され(ステップS12)、本動作例においては、存在しないと判定された後(ステップS12;No)、現時点のトレースポインタTの座標(5,1.26…)がディスプレイ210に表示される(ステップS14)。

0043

次に、上記と同様にして、ユーザがトレースポインタTを右方向に移動させる旨の操作を行うと(ステップS21;Yes)、図4(a)に示すように、トレースポインタTのx座標が所定量だけ増やされてセットし直されることにより、トレースポインタTがグラフ上で右方向に移動する(ステップS22)。

0044

次に、移動後のx座標「30」が真値の状態で表示し得ると判定され(ステップS10;Yes)、トレースポインタTのx座標「30」が関数式「Y1=3sinx」(y=3sinx)に代入されることにより、当該トレースポインタTのy座標が計算され、計算結果のy座標「1.5」が真値の状態「3/2」で表示し得ると判定されて(ステップS11;Yes)、現時点のトレースポインタTの座標が真値の状態(30,3/2)で下線付きでディスプレイ210に識別表示されるとともに、現時点のトレースポインタTの位置に十字形状の黄色のプロットPが表示される(ステップS16)。なお、このプロットPと、当該プロットPの座標(30,3/2)とは、トレースポインタTが移動した後にも表示状態が維持されることとなる。また、この座標(30,3/2)が真値の座標として真値座標データテーブル243に記憶される(ステップS17)。

0045

以降、上記と同様にしてユーザがトレースポインタTを右方向に移動させる旨の操作を行うと(ステップS21;Yes)、図4(b)に示すように、座標(45,3√2/2)、(60,3√3/2)、(90,3)の位置にプロットPと、当該プロットPの座標とが表示され(ステップS16)、これらの座標が真値の座標として真値座標データテーブル243に記憶される(ステップS17)。なお、このとき真値座標データテーブル243の内容を表示させる旨の操作をユーザが行うと、図4(c)に示すように、真値の座標として当該真値座標データテーブル243に記憶された各座標が表示される。

0046

(動作例2)
まず、三角関数における角度の表示モードをラジアンモードに設定した状態で、図5(a)に示すように、ユーザがグラフ表示装置1に関数式「Y1=3sinx」(y=3sinx)を入力した後(ステップS1)、所定の操作を行うと、図5(b)に示すように、関数式のグラフがディスプレイ210に描画され(ステップS2)、グラフ上にトレースポインタTが表示される(ステップS3)。

0047

次に、関数式「Y1=3sinx」(y=3sinx)内の各パラメータ「y」,「x」の係数が整数「1」であると判定され(ステップS4;Yes)、トレースポインタTのx座標が初期値「0」にセットされる(ステップS5)。

0048

次に、x座標が真値の状態で表示し得ると判定され(ステップS10;Yes)、トレースポインタTのx座標「0」が関数式「Y1=3sinx」(y=3sinx)に代入されることにより、当該トレースポインタTのy座標が計算され、計算結果のy座標「0」が真値の状態で表示し得ると判定されて(ステップS11;Yes)、現時点のトレースポインタTの座標が真値の状態(0,0)で下線付きでディスプレイ210に識別表示されるとともに、現時点のトレースポインタTの位置に十字形状の黄色のプロットPが表示される(ステップS16)。なお、このプロットPと、当該プロットPの座標(0,0)とは、トレースポインタTが移動した後にも表示状態が維持されることとなる。また、この座標(0,0)が真値の座標として真値座標データテーブル243に記憶される(ステップS17)。

0049

次に、ユーザがトレースポインタTを右方向に移動させる旨の操作を行うと(ステップS21;Yes)、図5(c)に示すように、トレースポインタTのx座標が所定量だけ増やされてセットし直されることにより、トレースポインタTがグラフ上で右方向に移動する(ステップS22)。

0050

次に、移動後のx座標「0.087…」が真値の状態で表示し得ないと判定された後(ステップS10;No)、トレースポインタTの移動前の位置のx座標と、移動後の位置のx座標との間に、x座標を真値の状態で表示し得る点が存在しないと判定され(ステップS12;No)、現時点のトレースポインタTのx座標「0.087…」が関数式「Y1=3sinx」(y=3sinx)に代入されることにより、当該トレースポインタTのy座標「0.26…」が計算された後、当該トレースポインタTの座標(0.087…,0.26…)がディスプレイ210に表示される(ステップS14)。

0051

次に、上記と同様にして、ユーザがトレースポインタTを右方向に移動させる旨の操作を行うと(ステップS21;Yes)、図5(d)に示すように、トレースポインタTのx座標が所定量だけ増やされてセットし直されることにより、トレースポインタTがグラフ上で右方向に移動する(ステップS22)。

0052

次に、移動後のx座標「0.43…」が真値の状態で表示し得ないと判定された後(ステップS10;No)、トレースポインタTの移動前の位置のx座標と、移動後の位置のx座標との間に、x座標を真値の状態で表示し得る点が存在しないと判定され(ステップS12;No)、現時点のトレースポインタTのx座標「0.43…」が関数式「Y1=3sinx」(y=3sinx)に代入されることにより、当該トレースポインタTのy座標「1.26…」が計算された後、当該トレースポインタTの座標(0.43…,1.26…)がディスプレイ210に表示される(ステップS14)。

0053

次に、上記と同様にして、ユーザがトレースポインタTを右方向に移動させる旨の操作を行うと(ステップS21;Yes)、図6(a)に示すように、トレースポインタTのx座標が所定量だけ増やされてセットし直されることにより、トレースポインタTがグラフ上で右方向に移動する(ステップS22)。

0054

次に、移動後のx座標が真値の状態「π/6」で表示し得ると判定され(ステップS10;Yes)、トレースポインタTのx座標「π/6」が関数式「Y1=3sinx」(y=3sinx)に代入されることにより、当該トレースポインタTのy座標が計算され、計算結果のy座標「1.5」が真値の状態「3/2」で表示し得ると判定されて(ステップS11;Yes)、現時点のトレースポインタTの座標が真値の状態(π/6,3/2)で下線付きでディスプレイ210に識別表示されるとともに、現時点のトレースポインタTの位置に十字形状の黄色のプロットPが表示される(ステップS16)。なお、このプロットPと、当該プロットPの座標(π/6,3/2)とは、トレースポインタTが移動した後にも表示状態が維持されることとなる。また、この座標(π/6,3/2)が真値の座標として真値座標データテーブル243に記憶される(ステップS17)。

0055

以降、上記と同様にしてユーザがトレースポインタTを右方向に移動させる旨の操作を行うと(ステップS21;Yes)、図6(b)に示すように、座標(π/4,3√2/2)、(π/3,3√3/2)の位置にプロットPと、当該プロットPの座標とが表示され(ステップS16)、これらの座標が真値の座標として真値座標データテーブル243に記憶される(ステップS17)。なお、このとき真値座標データテーブル243の内容を表示させる旨の操作をユーザが行うと、図6(c)に示すように、真値の座標として当該真値座標データテーブル243に記憶された各座標が表示される。

0056

以上、本実施の形態によれば、図2のステップS10,S11,S16や図3図6等に示したように、関数グラフ上の点であって、x軸方向での座標がトレースポインタTにより指定点として指定されると、x座標とy座標それぞれについて、冪乗根、π及び分数のいずれか1つ又は複数を含む数式を用いて真値の状態で表示され得るか否かが判定され、真値で表示され得ると判断された座標について、元の概数の数値表示に替えて、冪乗根、π及び分数のいずれか1つ又は複数を含む数式で真値の状態で表示されるので、グラフ上の点の座標を真値で表示することができる。

0057

また、図2のステップS10,S12等に示したように、ユーザ操作に基づいて関数グラフ上でトレースポインタTがx軸方向に移動されると、トレースポインタTのx座標が真値の状態で表示され得る場合に当該点が指定点として指定され、移動後のトレースポインタTのx座標が真値の状態で表示できず、かつ、移動前後のトレースポインタTの位置の間に、x座標が真値の状態で表示され得る点が存在する場合に、この点が指定点として指定されるので、x座標を確実に真値で表示することができる。

0058

また、図2のステップS14や図3図6等に示したように、近似値の状態のx座標,y座標を含んで表示される座標に対し、真値の状態で表示される座標が下線付き等で識別表示されるので、グラフ上の点のうち、真値の状態で表示される座標を容易に確認することができる。

0059

また、図2のステップS16や図3図6等に示したように、各座標軸方向での座標が真値の状態で表示された座標位置にプロットPが表示されるとともに、当該プロットPの各座標軸方向での座標が真値の状態で表示されて維持されるので、グラフ上の点のうち、真値の状態で表示される座標を容易に確認することができる。

0060

なお、上記の実施の形態におけるグラフ表示装置1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。

0061

例えば、本発明に係るグラフ表示制御装置をグラフ表示装置1として説明したが、本発明が適用可能なものは、このような製品に限定されず、関数電卓電子辞書携帯電話パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機などの電子機器全般に適用可能である。また、本発明に係るグラフ表示制御プログラム240は、グラフ表示装置1に対して着脱可能なメモリカード、CD等に記憶されることとしてもよい。

0062

また、座標系の縦軸をY軸、横軸をX軸として説明したが、他の座標軸名としても良い。また、座標系を直交座標系として説明したが、斜交座標系極座標系など、他の種類の座標系としても良い。更に、座標系における座標軸の数を2として説明したが、3以上としても良い。

0063

以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。

0064

以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
表示手段と、
前記表示手段の表示画面内に複数の変数の座標軸について座標系を設定して当該複数の変数についての関数グラフを表示する制御を行う関数グラフ表示制御手段と、
この関数グラフ上の任意の点をユーザ操作に基づき指定点として指定する点指定手段と、
前記指定点の座標の前記各座標軸の座標値を所定桁以内の数値として表示する制御を行なう座標数値表示制御手段と、
前記指定点の座標の前記各座標軸の座標値について、真値の状態で表示され得るか否かを判定する真値判別手段と、
前記真値判別手段により何れかの座標軸の座標値が真値の状態で表示され得ると判定された場合に、当該座標軸の座標値を真値の状態で表示する制御を行う座標真値表示制御手段と、
を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置。
<請求項2>
前記真値判別手段は、判定対象の座標値が、冪乗根、π及び分数のいずれか1つ又は複数を含む数式を用いて真値の状態で表示され得るか否かを判定し、
前記座標真値表示制御手段は、前記真値判別手段により何れかの座標軸の座標値が真値の状態で表示され得ると判定された場合に、当該座標軸の座標値を、冪乗根、π及び分数のいずれか1つ又は複数を含む数式を用いて真値の状態で表示真値の状態で表示する制御を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載のグラフ表示制御装置。
<請求項3>
請求項1又は2に記載のグラフ表示制御装置において、
前記関数グラフ上にトレースポインタを表示する制御を行うトレースポインタ表示制御手段を備え、
前記点指定手段は、
ユーザ操作に基づいて、前記関数グラフ上でトレースポインタを前記何れかの座標軸方向を所定の座標軸方向として、当該方向に移動させるトレースポインタ移動手段と、
前記所定の座標軸方向でのトレースポインタの座標が真値の状態で表示され得る場合に、この座標の点を前記指定点として指定するトレースポインタ点指定手段と、
を有し、
前記トレースポインタ点指定手段は、
トレースポインタが前記トレースポインタ移動手段により前記所定の座標軸方向に移動した場合に、移動後のトレースポインタの前記所定の座標軸方向での座標が真値の状態で表示できず、かつ、移動前後のトレースポインタ位置の間に、前記所定の座標軸方向での座標が真値の状態で表示され得る点が存在する場合に、この点を前記指定点として指定することを特徴とするグラフ表示制御装置。
<請求項4>
請求項1〜3の何れか一項に記載のグラフ表示制御装置において、
前記指定点座標表示制御手段によって各座標軸方向での座標が共に真値の状態で表示された座標位置にプロットを表示する制御を行うとともに、当該プロットの各座標軸方向での座標を真値の状態で表示させて維持する真値座標表示維持手段を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置。
<請求項5>
表示手段と、ユーザ操作手段とを備えるコンピュータに、
前記表示手段の表示画面内に複数の変数の座標軸について座標系を設定して当該複数の変数についての関数グラフを表示する制御を行う関数グラフ表示制御機能と、
この関数グラフ上の任意の点をユーザ操作に基づき指定点として指定する点指定機能と、
前記指定点の座標の前記各座標軸の座標値を所定桁以内の数値として表示する制御を行なう座標数値表示制御機能と、
前記指定点の座標の前記各座標軸の座標値について、真値の状態で表示され得るか否かを判定する真値判別機能と、
前記真値判別手段により何れかの座標軸の座標値が真値の状態で表示され得ると判定された場合に、当該座標軸の座標値を真値の状態で表示する制御を行う座標真値表示制御機能と、
を実現させることを特徴とするグラフ表示制御プログラム。

0065

1グラフ表示装置
25 CPU
210ディスプレイ
240グラフ表示制御表示プログラム

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