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技術 化学防護服用布片の接合方法

出願人 株式会社重松製作所
発明者 小野研一
出願日 2012年9月14日 (7年2ヶ月経過) 出願番号 2012-202679
公開日 2014年4月3日 (5年8ヶ月経過) 公開番号 2014-057621
状態 特許登録済
技術分野 呼吸装置;防護 職業用、工業用またはスポーツ用保護衣 衣服の細部 多層布帛の製造
主要キーワード 化学防護服 ゴム引き布 折り返し線 フィルム表面層 高周波誘電加熱 溶着接合 ポリウレタン樹脂フィルム ポリ塩化ビニル樹脂フィルム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年4月3日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

接合部と接合部以外の布片部分との間の段差が従来方法に比べて少ない化学防護服用布片接合方法を提供する。

解決手段

熱可塑性樹脂フィルム表面層と熱可塑性樹脂フィルム裏面層と、少なくとも耐薬品透過性樹脂フィルム中間層とを有する多層構造の2枚の化学防護服用布片を、一方の布片の表面層と他方の布片の表面層とを対峙させ且つ一方の布片の一辺と他方の布片の一辺とを互いに対峙させて重畳させ、前記対峙して重畳した一辺をかがり縫いして縫合し、重畳した前記2枚の布片の一方を前記一辺を回転中心にして他方に対して相対回転させて開き、互いに面一となった前記2枚の布片の線状縫合部を覆って且つ線状縫合部に沿って共布テープを前記2枚の布片の表面層と裏面層とに貼着して縫合部をシールする。

概要

背景

図1に示すように、合成ゴムフィルム表面層と合成ゴムフィルム裏面層と、少なくとも耐薬品透過性樹脂フィルム中間層とを有する多層構造の2枚の布片12、13を、一辺12aと一辺13aを互いに対峙させて重畳させ、一辺12a、13aに沿って且つ一辺12a、13a近傍の布片重畳部を縫合し(縫合線14の生成)、縫合線14を間に挟んで一辺12aに対峙する所定幅の部位を残して布片12を縫合線14方向へ折返し(折り返し線12bの生成)、折り返し線12b近傍の三重重畳部を縫合し(縫合線15の生成)、折り返し線12bを間に挟む布片12、13の所定幅の部位と折り返し線12bとを覆って合成ゴムテープ16を布片12、13に貼着し、外部熱源を用いて合成ゴムテープ16と布片12、13との重畳部を溶着接合し、一辺12a、13aを間に挟む布片12、13の所定幅の部位と一辺12a、13aとを覆ってゴム引き布17を接着することを特徴とする化学防護服用布片接合方法が、化学防護服製造工程において従来から実施されている。化学防護服が形成された時、合成ゴムテープ16は外気暴露され、ゴム引き布17は内気に暴露される。
上記方法では、布片12、13の重畳部の外気側と折り返し線12bとに合成ゴムテープ16を溶着し、布片12、13の重畳部の内気側と一辺12a、13aとにゴム引き布17を接着して、布片12、13の重畳部の布間隙間を外気及び内気から遮断することにより、布12、13の接合部の気密性耐薬品性を確保している。

概要

接合部と接合部以外の布片部分との間の段差が従来方法に比べて少ない化学防護服用布片の接合方法を提供する。熱可塑性樹脂フィルム表面層と熱可塑性樹脂フィルム裏面層と、少なくとも耐薬品透過性樹脂フィルム中間層とを有する多層構造の2枚の化学防護服用布片を、一方の布片の表面層と他方の布片の表面層とを対峙させ且つ一方の布片の一辺と他方の布片の一辺とを互いに対峙させて重畳させ、前記対峙して重畳した一辺をかがり縫いして縫合し、重畳した前記2枚の布片の一方を前記一辺を回転中心にして他方に対して相対回転させて開き、互いに面一となった前記2枚の布片の線状縫合部を覆って且つ線状縫合部に沿って共布テープを前記2枚の布片の表面層と裏面層とに貼着して縫合部をシールする。

目的

本発明は、接合部と接合部以外の布片部分との間の段差が従来方法に比べて少ない化学防護服用布片の接合方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

熱可塑性樹脂フィルム表面層と熱可塑性樹脂フィルム裏面層と、少なくとも耐薬品透過性樹脂フィルム中間層とを有する多層構造の2枚の化学防護服用布片を、一方の布片の表面層と他方の布片の表面層とを対峙させ且つ一方の布片の一辺と他方の布片の一辺とを互いに対峙させて重畳させ、前記対峙して重畳した一辺をかがり縫いして縫合し、重畳した前記2枚の布片の一方を前記一辺を回転中心にして他方に対して相対回転させて開き、互いに面一となった前記2枚の布片の線状縫合部を覆って且つ線状縫合部に沿って共布テープを前記2枚の布片の表面層と裏面層とに貼着して縫合部をシールすることを特徴とする化学防護服用布片の接合方法

請求項2

共布のテープを、前記2枚の布片の表面層と裏面層とに溶着することを特徴とする請求項1に記載の化学防護服用布片の接合方法。

請求項3

化学防護服に形成した時に外気側に位置する表面層には共布のテープを溶着し、化学防護服に形成した時に内気側に位置する裏面層には共布のテープを接着することを特徴とする請求項1に記載の化学防護服用布片の接合方法。

請求項4

表面層と裏面層とを形成する熱可塑性樹脂フィルムはポリウレタン樹脂フィルム又はポリ塩化ビニル樹脂フィルムであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の化学防護服用布片の接合方法。

請求項5

化学防護服用布格子織布中間層を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の化学防護服用布片の接合方法。

技術分野

0001

本発明は、化学防護服用布片接合方法に関するものである。

背景技術

0002

図1に示すように、合成ゴムフィルム表面層と合成ゴムフィルム裏面層と、少なくとも耐薬品透過性樹脂フィルム中間層とを有する多層構造の2枚の布片12、13を、一辺12aと一辺13aを互いに対峙させて重畳させ、一辺12a、13aに沿って且つ一辺12a、13a近傍の布片重畳部を縫合し(縫合線14の生成)、縫合線14を間に挟んで一辺12aに対峙する所定幅の部位を残して布片12を縫合線14方向へ折返し(折り返し線12bの生成)、折り返し線12b近傍の三重重畳部を縫合し(縫合線15の生成)、折り返し線12bを間に挟む布片12、13の所定幅の部位と折り返し線12bとを覆って合成ゴムテープ16を布片12、13に貼着し、外部熱源を用いて合成ゴムテープ16と布片12、13との重畳部を溶着接合し、一辺12a、13aを間に挟む布片12、13の所定幅の部位と一辺12a、13aとを覆ってゴム引き布17を接着することを特徴とする化学防護服用布片の接合方法が、化学防護服製造工程において従来から実施されている。化学防護服が形成された時、合成ゴムテープ16は外気暴露され、ゴム引き布17は内気に暴露される。
上記方法では、布片12、13の重畳部の外気側と折り返し線12bとに合成ゴムテープ16を溶着し、布片12、13の重畳部の内気側と一辺12a、13aとにゴム引き布17を接着して、布片12、13の重畳部の布間隙間を外気及び内気から遮断することにより、布12、13の接合部の気密性耐薬品性を確保している。

発明が解決しようとする課題

0003

従来の接合方法には、接合部が5層の積層体となり、接合部と接合部以外の布片部分との間で大きな段差が形成され、化学防護服の見栄えと着心地とを悪化させるという問題がある。
本発明は、接合部と接合部以外の布片部分との間の段差が従来方法に比べて少ない化学防護服用布片の接合方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0004

上記課題を解決するために、本発明においては、熱可塑性樹脂フィルム表面層と熱可塑性樹脂フィルム裏面層と、少なくとも耐薬品透過性樹脂フィルム中間層とを有する多層構造の2枚の化学防護服用布片を、一方の布片の表面層と他方の布片の表面層とを対峙させ且つ一方の布片の一辺と他方の布片の一辺とを互いに対峙させて重畳させ、前記対峙して重畳した一辺をかがり縫いして縫合し、重畳した前記2枚の布片の一方を前記一辺を回転中心にして他方に対して相対回転させて開き、互いに面一となった前記2枚の布片の線状縫合部を覆って且つ線状縫合部に沿って共布テープを前記2枚の布片の表面層と裏面層とに貼着して縫合部をシールすることを特徴とする化学防護服用布片の接合方法を提供する。
本発明に係る化学防護服用布片の接合方法においては、接合部が3層の積層体となり、従来の接合方法に比べて接合部と接合部以外の布片部分との間の段差が減少する。
接合対象の布片と共布のテープを使用することにより、材料の在庫管理が容易になる。
共布のテープは、シール性能向上の観点から2枚の布片の表面層と裏面層とに溶着するのが最も望ましいが、化学防護服に縫製した時に外気に触れる2枚の布片の表面層には共布のテープを溶着し、内気に触れる2枚の布片の裏面層には共布のテープを接着しても良い。
表面層と裏面層とを形成する熱可塑性樹脂フィルムは誘電体であり、溶着は高周波誘電加熱で行うのが好ましいが、他の方法で溶着しても良い。尚、ポリウレタン樹脂フィルム又はポリ塩化ビニル樹脂フィルムは高周波誘電加熱による溶着に好適な素材である。
耐薬品透過性樹脂フィルム中間層の保護のために、化学防護服用布格子織布中間層を有することが望ましい。

図面の簡単な説明

0005

従来技術によって接合された化学防護服用布片の接合部の断面図である。
本発明の実施例に係る接合方法で使用される化学防護服用布の断面図である。
本発明の実施例に係る接合方法の手順を示す図である。(a)は上面図であり、(b)は(a)のb−b矢視図である。
本発明の実施例に係る接合方法の手順を示す図である。(a)は上面図であり、(b)は(a)のb−b矢視図である。

実施例

0006

本発明の実施例に係る化学防護服用布片の接合方法を説明する。
図2に示すように、化学防護服用布1は、防護服に形成された時に外気側に位置するポリウレタン樹脂フィルム表面層1aと、防護服に形成された時に内気側に位置するポリウレタン樹脂フィルム裏面層1dと、表面層1aと裏面層1dとの間に挟まれると共に表面層1a寄りに位置する格子織布中間層1bと、表面層1aと裏面層1dとの間に挟まれると共に裏面層1d寄りに位置する耐薬品透過性樹脂フィルムであるEVOH(エチレンビニルアルコール共重合樹脂)フィルム中間層1cと、各層間に配設されて各層を接着する接着剤とで構成された多層構造物である。
布1を所定の形に裁断して形成した複数の布片を接合して、化学防護服を製造する。

0007

図3に示すように、本実施例に係る化学防護服用布片の接合方法においては、表面層1aを図中下方へ差し向けた布片2の一辺2aと、表面層1aを図中上方へ差し向けた布片3の一辺3aとを、互いに対峙させて、布片2、3を重畳させ、対峙して重畳した一辺2a、3aをかがり縫いして縫合し、次いで図4に示すように、布片2を一辺2aを回転中心にして布片3に対して相対回転させて開き、互いに面一となった布片2、3の線状縫合部4を覆って且つ線状縫合部4に沿って、布片2、3の表面層と裏面層とに高周波誘電加熱による溶着によって共布のテープ5を貼着して、線状縫合部4をシールする。
本実施例に係る化学防護服用布片の接合方法においては、布片2、3の接合部が3層の積層体となり、従来の接合方法に比べて接合部と接合部以外の布片部分との間の段差が減少する。
布1が、熱可塑性のポリウレタン樹脂フィルム表面層とポリウレタン樹脂フィルム裏面層とを有しているので、高周波誘電加熱によって、共布のテープ5を布片2、3に容易に溶着させることができる。
格子織布中間層1bがEVOHフィルム中間層1cよりも外気側に存在することにより、EVOHフィルム中間層1cが外力による損傷から保護される。
布片2、3と共布のテープ5を使用することにより、材料の在庫管理が容易になる。
共布のテープ5は、シール性能向上の観点から2枚の布片2、3の表面層と裏面層とに溶着するのが最も望ましいが、化学防護服に縫製した時に外気に触れる2枚の布片の表面層には共布のテープ5を溶着し、内気に触れる2枚の布片の裏面層には共布のテープ5を接着しても良い。

0008

上記実施例では、布の表面層と裏面層とにポリウレタン樹脂フィルムを使用したが、ポリウレタン樹脂フィルム以外の高周波誘電加熱で溶着可能な熱可塑性樹脂フィルムを使用しても良い。ポリ塩化ビニル樹脂フィルムは布の表面層と裏面層とに好適に使用することができる。
テープ5の幅は、使用する樹脂フィルム毎に適宜値に決定される。
誘電体である樹脂フィルムの溶着は、高周波誘電加熱によって行うのが好ましいが、他の加熱方法を用いて樹脂フィルムを溶着しても良い。

0009

本発明は、化学防護服の製造に広く利用可能である。

0010

1化学防護服用布
2、3布片
4 線状縫合部
5共布のテープ

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