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技術 硝子体手術用プローブ及びその製造方法

出願人 マニー株式会社
発明者 村上悦男
出願日 2012年8月28日 (7年2ヶ月経過) 出願番号 2012-187207
公開日 2014年3月13日 (5年8ヶ月経過) 公開番号 2014-042703
状態 特許登録済
技術分野 眼耳の治療、感覚置換
主要キーワード 形成治具 主軸回り 成形管 球状突起 粒状組織 網膜付近 押さえ治具 端面形成
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年3月13日)のものです。
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図面 (9)

課題

プローブ本体の先端部の内側面及び外側面を平面にし、かつ、先端部の孔を残さないような硝子体手術用プローブを提供する。

解決手段

プローブ本体11を有し、そのプローブ本体の先端部14の外側面14b及び内側面14aが平面であって、かつ、前記先端部14の少なくとも一部分がエネルギービーム照射により溶解され、その後固化されて粒状組織18となっている硝子体手術用プローブである。また、先端部14が、プローブ本体11の軸方向に対して所望の角度をなす傾斜面を有していることにしてもよい。

概要

背景

眼科手術に用いられる硝子体手術プローブは、眼球内ゼリー状硝子体や硝子体が変性して形成された網膜上の増殖膜を切断・除去するために用いられる。図5に硝子体手術用プローブの断面図を示す。

硝子体手術用プローブ10は、管の一端を先端部14で封止した形状のプローブ本体11と、そのプローブ本体11の内面に接しながら軸方向に沿って摺動可能な切断部材20とを有している。プローブ本体11の先端付近の側面には開口12が設けられ、そこから硝子体等50を吸引する。このとき、切断部材20が摺動して切断部材20の先端が開口12を通過するときに硝子体等50を切断し、小さく切断された硝子体等50は、プローブ10の奥側(図5の左方向)に吸引され、回収される構成である。

硝子体手術用プローブ10においては、先端部14から開口12までの距離Dは、短い方が望ましい。それは、硝子体等50が、網膜近くまであったり、若しくは網膜付近を浮遊しているため、できるだけ開口12を網膜に近づける必要があるからである。また、プローブ本体11が網膜に当たって傷つけることがないように、先端外側面14bは突起等のない平面であることが望ましい。

また、先端内側面14aも平面であることが望ましい。それは先端内側面14aが平面でなければ、切断部材20を摺動させたときに切断部材20の先端をプローブ本体11の先端部14に近づけることが難しくなるからであり、それによって、開口12の先端部14からの距離Dを長くしなければならないからである。

このようなプローブ本体11の先端部14の形成方法として、特許文献1においては、プローブ本体11になる管の先端部を絞って加工する塑性加工方法が開示されている。図6にそのような先端面の塑性加工方法を説明する図を示す。なお、以降、先端部に塑性加工が施される管を塑性加工成形管とする。

特許文献1では、塑性加工成形管11aを主軸回りに回転させ、その管先端部13に球状突起60を押圧しながら塑性加工成形管11aの径方向に球状突起60を移動させる方法が開示されている。これにより、塑性加工成形管11aの先端部分は徐々に内側に塑性変形し、最終的に先端部を形成する。このような絞りによる塑性加工方法は、加工が容易であり先端外側面はほぼ平面になるが、先端内側面にはバリができやすい。

図7は、図6の塑性加工により先端面を形成したプローブ本体の端部を表す図であって、(a)は断面図、(b)はB−B線断面図である。先端外側面14bはほぼ平面に形成されるが、先端内側面14aにはバリ16が発生した状態を例示している。また、塑性加工を施した先端部14の組織は、塑性加工の流れを示す組織部17になっている。

この塑性加工方法では、塑性加工成形管11aの外側から絞りながら加工するので、先端部14の中心には孔15が残るおそれがある。このような孔15があると、使用時にそこから網膜を吸引してしまうなどの不具合を生じるおそれがある。なお、塑性加工によっては孔15が残らないが、孔15が残らないで閉じたとしても中心位置は完全に接着しているわけではない。

また、切断部材20は、プローブ本体11の内面に接しながら軸方向に摺動するのだが、切断部材20の先端がプローブ本体11の先端内側面14aに衝突すると、切断部材20の先端が欠けたりして不具合を生じることがある。つまり、切断部材20は、プローブ本体11の先端内側面14aに衝突しない範囲で摺動させなければならない。そうすると先端内側面14aにバリ16が形成されているときは、切断部材20の可動範囲がプローブ本体11の先端部14付近には及ばなくなる。そしてそれによって、先端部14から開口12までの距離Dを長くしなければならないことになる。

また、プローブ本体の先端部の他の加工方法として、レーザー等のエネルギービーム照射により先端部を形成するものがある。図8にエネルギービーム照射のみで先端部を形成したときのプローブ本体の端部断面図を示す。

エネルギービーム照射のみで先端部14を形成するためには、管の先端部の広い範囲をエネルギービーム照射により溶解しなければならないため、プローブ本体11の先端内側面14aは丸く膨らんでしまう。そうするとバリができたときと同じように切断部材の可動範囲がプローブ本体11の先端部14付近には及ばず、開口の位置が先端部14から遠くなる。また、同様に先端外側面14bにも膨らんでしまうので、開口を網膜に近づけることが難しくなるという不具合もある。

概要

プローブ本体の先端部の内側面及び外側面を平面にし、かつ、先端部の孔を残さないような硝子体手術用プローブを提供する。 プローブ本体11を有し、そのプローブ本体の先端部14の外側面14b及び内側面14aが平面であって、かつ、前記先端部14の少なくとも一部分がエネルギービーム照射により溶解され、その後固化されて粒状組織18となっている硝子体手術用プローブである。また、先端部14が、プローブ本体11の軸方向に対して所望の角度をなす傾斜面を有していることにしてもよい。

目的

本発明は、プローブ先端部の内側面及び外側面を平面にし、かつ、先端部に孔が残らないような硝子体手術用プローブ及びその製造方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

プローブ本体を有する硝子体手術用プローブであって、前記プローブ本体の先端部の外側面及び内側面が平面であって、かつ、前記先端部の少なくとも一部分がエネルギービーム照射により溶解され、その後固化されて粒状組織となっていることを特徴とする硝子体手術用プローブ。

請求項2

前記先端部が、前記プローブ本体の軸方向に対して所望の角度をなす傾斜面を有していることを特徴とする請求項1に記載の硝子体手術用プローブ。

請求項3

硝子体手術用プローブにおいて、プローブ本体になる塑性加工成形管の一端に塑性加工を施して前記塑性加工成形管を塞ぐ先端部を形成した後に、前記先端部にエネルギービーム照射して前記先端部を封止したことで、プローブ本体に、塑性加工の流れを示す組織部と、エネルギービーム照射により溶解固化して形成された粒状組織部と、が存在することを特徴とする硝子体手術用プローブ。

請求項4

硝子体手術用プローブの製造方法において、プローブ本体になる塑性加工成形管の一端に塑性加工を施して前記塑性加工成形管を塞ぐ先端部を形成した後に、前記先端部にエネルギービームを照射して前記先端部を封止することを特徴とする硝子体手術用プローブの製造方法。

技術分野

0001

本発明は、眼科手術に用いられる硝子体手術プローブ及びその製造方法に関する。

背景技術

0002

眼科手術に用いられる硝子体手術用プローブは、眼球内ゼリー状硝子体や硝子体が変性して形成された網膜上の増殖膜を切断・除去するために用いられる。図5に硝子体手術用プローブの断面図を示す。

0003

硝子体手術用プローブ10は、管の一端を先端部14で封止した形状のプローブ本体11と、そのプローブ本体11の内面に接しながら軸方向に沿って摺動可能な切断部材20とを有している。プローブ本体11の先端付近の側面には開口12が設けられ、そこから硝子体等50を吸引する。このとき、切断部材20が摺動して切断部材20の先端が開口12を通過するときに硝子体等50を切断し、小さく切断された硝子体等50は、プローブ10の奥側(図5の左方向)に吸引され、回収される構成である。

0004

硝子体手術用プローブ10においては、先端部14から開口12までの距離Dは、短い方が望ましい。それは、硝子体等50が、網膜近くまであったり、若しくは網膜付近を浮遊しているため、できるだけ開口12を網膜に近づける必要があるからである。また、プローブ本体11が網膜に当たって傷つけることがないように、先端外側面14bは突起等のない平面であることが望ましい。

0005

また、先端内側面14aも平面であることが望ましい。それは先端内側面14aが平面でなければ、切断部材20を摺動させたときに切断部材20の先端をプローブ本体11の先端部14に近づけることが難しくなるからであり、それによって、開口12の先端部14からの距離Dを長くしなければならないからである。

0006

このようなプローブ本体11の先端部14の形成方法として、特許文献1においては、プローブ本体11になる管の先端部を絞って加工する塑性加工方法が開示されている。図6にそのような先端面の塑性加工方法を説明する図を示す。なお、以降、先端部に塑性加工が施される管を塑性加工成形管とする。

0007

特許文献1では、塑性加工成形管11aを主軸回りに回転させ、その管先端部13に球状突起60を押圧しながら塑性加工成形管11aの径方向に球状突起60を移動させる方法が開示されている。これにより、塑性加工成形管11aの先端部分は徐々に内側に塑性変形し、最終的に先端部を形成する。このような絞りによる塑性加工方法は、加工が容易であり先端外側面はほぼ平面になるが、先端内側面にはバリができやすい。

0008

図7は、図6の塑性加工により先端面を形成したプローブ本体の端部を表す図であって、(a)は断面図、(b)はB−B線断面図である。先端外側面14bはほぼ平面に形成されるが、先端内側面14aにはバリ16が発生した状態を例示している。また、塑性加工を施した先端部14の組織は、塑性加工の流れを示す組織部17になっている。

0009

この塑性加工方法では、塑性加工成形管11aの外側から絞りながら加工するので、先端部14の中心には孔15が残るおそれがある。このような孔15があると、使用時にそこから網膜を吸引してしまうなどの不具合を生じるおそれがある。なお、塑性加工によっては孔15が残らないが、孔15が残らないで閉じたとしても中心位置は完全に接着しているわけではない。

0010

また、切断部材20は、プローブ本体11の内面に接しながら軸方向に摺動するのだが、切断部材20の先端がプローブ本体11の先端内側面14aに衝突すると、切断部材20の先端が欠けたりして不具合を生じることがある。つまり、切断部材20は、プローブ本体11の先端内側面14aに衝突しない範囲で摺動させなければならない。そうすると先端内側面14aにバリ16が形成されているときは、切断部材20の可動範囲がプローブ本体11の先端部14付近には及ばなくなる。そしてそれによって、先端部14から開口12までの距離Dを長くしなければならないことになる。

0011

また、プローブ本体の先端部の他の加工方法として、レーザー等のエネルギービーム照射により先端部を形成するものがある。図8にエネルギービーム照射のみで先端部を形成したときのプローブ本体の端部断面図を示す。

0012

エネルギービーム照射のみで先端部14を形成するためには、管の先端部の広い範囲をエネルギービーム照射により溶解しなければならないため、プローブ本体11の先端内側面14aは丸く膨らんでしまう。そうするとバリができたときと同じように切断部材の可動範囲がプローブ本体11の先端部14付近には及ばず、開口の位置が先端部14から遠くなる。また、同様に先端外側面14bにも膨らんでしまうので、開口を網膜に近づけることが難しくなるという不具合もある。

先行技術

0013

特表2009−511169号公報

発明が解決しようとする課題

0014

以上から、プローブ本体の先端部の形成方法が、従来の絞りによる塑性加工のみの場合は、先端内側面にバリができ、かつ、先端部に孔が残ることがある。また、エネルギービーム照射のみの場合は、先端部が内側及び外側に膨らんでしまうことになる。そして、これらの加工方法によって製造された硝子体手術用プローブでは、網膜付近の硝子体等を適切に除去することが難しい。

0015

そこでこれらの実情に鑑み、本発明は、プローブ先端部の内側面及び外側面を平面にし、かつ、先端部に孔が残らないような硝子体手術用プローブ及びその製造方法を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0016

上記の目的を達成するために、本発明の硝子体手術用プローブは、プローブ本体を有する硝子体手術用プローブであって、前記プローブ本体の先端部の外側面及び内側面が平面であって、かつ、前記先端部の少なくとも一部分がエネルギービーム照射により溶解され、その後固化されて粒状組織となっているものである。また、前記先端部が、前記プローブ本体の軸方向に対して所望の角度をなす傾斜面を有していることにしてもよい。

0017

また、硝子体手術用プローブにおいて、プローブ本体になる塑性加工成形管の一端に塑性加工を施して前記塑性加工成形管を塞ぐ先端部を形成した後に、前記先端部にエネルギービーム照射して前記先端部を封止したことで、プローブ本体に、塑性加工の流れを示す組織部と、エネルギービーム照射により溶解固化して形成された粒状組織部と、が存在することにしてもよい。

0018

さらに、硝子体手術用プローブの製造方法としては、プローブ本体になる塑性加工成形管の一端に塑性加工を施して前記塑性加工成形管を塞ぐ先端部を形成した後に、前記先端部にエネルギービームを照射して前記先端部を封止することにするとよい。

発明の効果

0019

本発明によれば、プローブ本体の先端部の外側面及び内側面が平面であって、さらに、エネルギービーム照射により先端部を完全に封止した硝子体手術用プローブを提供することができる。

図面の簡単な説明

0020

塑性加工後にエネルギービーム照射を施したプローブ本体の先端部を表す図であって、(a)は断面図、(b)はA−A線断面図である。
先端部を傾斜面にしたプローブ本体の先端部を表す図である。
塑性加工工程の一例を説明する図であって、(a)は斜面による加工工程、(b)は半球面による加工工程、(c)は垂直面による加工工程を示す。
一つにまとめた塑性加工に用いる先端面形成治具である。
硝子体手術用プローブの断面図である。
従来の先端面の塑性加工方法を説明する図である。
図4の塑性加工により先端面を形成したプローブ本体の先端部を表す図であって、(a)は断面図、(b)はB−B線断面図である。
エネルギービーム照射のみで先端部を形成したときのプローブ本体の端部断面図である。

実施例

0021

以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。

0022

図1は、塑性加工後にエネルギービーム照射を施したプローブ本体の先端部を表す図であって、(a)は断面図、(b)はA−A線断面図である。

0023

本発明の硝子体手術用プローブは、プローブ本体になる塑性加工成形管の一端に塑性加工を施して塑性加工成形管を塞ぐ先端部を形成した後に、エネルギービームを照射して先端部を封止することで製造される。ここで、前述した図6に示す塑性加工方法では、先端部はほとんど平面になるのだが、バリ16や孔15が発生することがある。そこで、塑性加工により例えば図7(a)の状態になった後に、先端部14にエネルギービーム照射を行うことで、先端部14の一部を溶解し、孔15を封止することとした。

0024

塑性加工後に行うエネルギービーム照射は、金属を溶解させる程度の温度で、スポット的な照射が好ましい。それは、先端部に形成された孔を塞ぐのが主目的だからである。つまり、エネルギービームの温度を必要以上に高くしたり、照射時間を長時間にしたりすると、先端部14が大量に溶解し、図8に示したように先端部14が内外方向に膨らむことになるので、それを回避するためである。

0025

また、先端外側面14bからエネルギービーム照射を行うことで、先端内側面14aのバリ16を溶解してA−A線断面図に示したように、先端内側面14aをより平面にすることができる。つまり、エネルギービーム照射を施せば、先端外側面14bと内側面14aの両方を平面にすることが担保され、かつ、先端部に形成されていた孔15を封止することが可能になる。

0026

このような塑性加工とエネルギービーム照射の両方を行う場合は、まず、塑性加工を行ったとき、先端部14の金属組織は、全体的に塑性加工の流れを示す組織部17が形成された状態になる。そして、その後、エネルギービーム照射を行うので、照射により溶解された部分は固化すると粒状組織18になる。つまり、先端部14の金属組織は、塑性加工の流れを示す組織部17と、粒状組織18とを有することになる。このとき、塑性加工により先端部14に形成された組織部17の全体をエネルギービーム照射により溶解・固化し、粒状組織18とすることも可能である。この場合、先端部14の金属組織は、ほとんど粒状組織18となってしまうが、この場合でも、プローブ本体11には、塑性加工により形成された組織部17と、溶解・固化して形成された粒状組織18とが存在することになる。

0027

図2は、先端部を傾斜面にしたプローブ本体の先端部を表す図である。塑性加工成形管を回転させずに一方向から塑性加工させると、図2のように先端部14を傾斜面にすることが可能である。このように先端部14を傾斜面にすることで、よりプローブ本体11を網膜に近づけることができる場合があり、それによって開口12から硝子体等を吸引し易くなる。また傾斜面の角度は、塑性加工によって決まり、用途に応じて所望の角度を決定すれば良いので、特に限定されない。

0028

先端部14に傾斜面を形成する場合、塑性加工が終了した段階では、塑性加工部分が塑性加工の流れを示す組織部17になり、傾斜面の先端には孔が残る。そこで、傾斜面の先端にエネルギービーム照射を行い、粒状組織18を形成して孔を塞ぐとよい。

0029

次に、先端面を形成する塑性加工の一例を説明する。この実施例は、3種類の治具を用いて3段階に分けて塑性加工を行うものである。この方法を用いると、先端外側面をより平面にすることと、先端面に残る孔を小さくしたり又は閉じたりすることが可能になる。

0030

図3は、塑性加工工程の一例を説明する図であって、(a)は斜面による加工工程、(b)は半球面による加工工程、(c)は垂直面による加工工程を示す。まず、プローブ本体になる塑性加工成形管11aの側面に押さえ治具40を当接させることにより、管11aの側方への移動を制限しつつ、管11aの先端部13のみが押さえ治具40から突出するように設置する。なお、押さえ治具40は、塑性加工成形管11aを挿入する孔が穿孔された治具であってもよい。そして管11aを主軸回りに回転させる。管11aの回転は、ボール盤を使用してもよい。

0031

図3(a)では、塑性加工成形管11aの主軸方向に対し傾斜した斜面31aを有する第1の先端面形成治具31を用いて、管11aの先端部13に斜面31aを側方から押圧している。ただし、この場合は、管11aの先端部13を曲げ過ぎないように注意する必要がある。あまり曲げ過ぎると、先端部13が折れたり、バリが生じ易くなるので、先端部13を管11aの内側に少しだけ曲げることができればよい。なお、斜面31aの角度は、主軸方向に対し、45゜から80゜程度である。

0032

次に図3(b)では、凹曲面32aを有する第2の先端面形成治具32を用いて、凹曲面32aに塑性加工成形管11aの先端部13を押圧する。図3(a)に示した工程により、管11aの先端部13が少し内側に曲げられている状態になっているので、更に先端部13を内側に曲げ、先端部13を丸い形状に加工する。凹曲面32aの形状は、先端部13を更に内側に円滑に曲げられるものであればよく、例えば半球面など、球面の一部にするとよい。

0033

次に図3(c)では、塑性加工成形管11aの主軸方向に対する垂直面33aを有する第3の先端面形成治具33を用いて、垂直面33aに管11aの先端部13を押圧する。図3(b)に示した工程の後、管11aを一旦引き上げて、第2の先端面形成治具32から第3の先端面形成治具33に取り換え、管11aを回転させながら、先端部13を押圧する。これにより、先端外側面が平面に形成される。

0034

以上のような塑性加工方法は、従来の塑性加工に比べると段階を追って先端部を変形させているため、塑性加工時に先端部が座屈等で壊れることが少なく、先端部を平面にできる。また、この塑性加工方法であれば、管の先端から徐々に変形させ、一旦丸く加工するので、先端面の中央に孔が残らないように変形量を制御することが容易である。

0035

しかし、このような場合であっても、先端面に残る孔は閉じているが、接着しているわけではない。そこで、この塑性加工を施した後に、更にエネルギービーム照射をすれば、先端面に残った孔を塞ぎ、完全に封止することが可能となる。

0036

前述したようにエネルギービーム照射の前に施す塑性加工は、従来のような絞りによるものであってもよいのだが、このような3段階の塑性加工を行えば、確実に先端部を平面に形成することが可能となり、常に優れた製品を提供することができる。

0037

なお、3段階の塑性加工に用いられるそれぞれの治具を、一つの治具にまとめることも可能である。図4は、塑性加工に用いられるそれぞれの治具を一つにまとめた先端面形成治具である。

0038

この先端面形成治具30は、傾斜面31aの反対面に凹曲面32aを有している。また、垂直面33aは適当な場所を用いればよいので、この先端面形成治具30が一つあれば、それぞれの工程に合わせて必要な面を使えばよいので、治具を三つ用意する必要はなく、作業性がよくなる。

0039

10 (硝子体手術用)プローブ
11 プローブ本体
11a (塑性加工成形)管
12 開口
13管先端部
14 先端部
14a 先端内側面
14b 先端外側面
15 孔
16バリ
17 塑性加工の流れを示す組織部
18粒状組織
20切断部材
30 端部形成治具
31 第1の端部形成治具
31a 斜面
32 第2の端部形成治具
32a 凹曲面
33 第3の端部形成治具
33a 水平面
40押さえ治具
50 硝子体

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